JP2009090013A - 心電図情報表示方法及び心電図測定装置 - Google Patents

心電図情報表示方法及び心電図測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】診断対象値と標準値とを多角形ベンチグラフによって表示することができる医師のための診断支援用の心電図情報表示方法を提供すること。
【解決手段】測定電極から得られる心電図波形の特徴値及び該特徴値を測定した測定電極が同一である、三組以上の標準値データ及び診断対象値データであって、表示画面11に正多角形グラフ12と非正多角形グラフ13とを表示し、標準値データを正多角形グラフ12の各頂点に位置させ、診断対象値データを非正多角形グラフ13の各頂点に位置させる。非正多角形グラフ13は、正多角形グラフ12の面積中心から非正多角形グラフ13の頂点及び正多角形グラフ12の頂点を通る全ての放射直線15,16,17,18,19,20を目盛ピッチが異なる数直線としたとき、各数直線上に位置する診断対象値データが、同じ数直線上に位置する標準値データに対応する位置にポイントを取り、隣接するポイント同士を直線で結んでなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、心電図検診において医師のための診断支援用の心電図測定装置の表示装置の心電図情報表示について診断対象値と標準値とをベンチグラフで表示する心電図情報表示方法及び心電図測定装置に関する。
心電図(ECG: Electrocardiogram)は、心臓の電気的な活動の様子をグラフの形に記録することで、心疾患の診断と治療に役立てるものである。12誘導心電図は、最も一般的な心電図で、四肢に取り付ける肢誘導4本と、胸部に取り付ける胸部誘導6本からなる。肢誘導から6種の波形を導出し、また肢誘導全体を接地として胸部誘導それぞれから1種ずつの波形を導出するため、12種の波形が記録される。
心電図の波形を見て心臓の電気生理学に対応させながら読み解くことで心臓の機能について多くの知見をもたらす。心電図の波形を観察して、R−R間隔が一定であるか否か、S波とT波の間に通常見られる0mVの水平区間に上下方向の変位があるか否か(ST変化)、T波の形に変化があるか否か、QT時間が標準よりも長いか否か、QRS波の立ち上がりにおいて、傾斜の緩い立ち上がりが先行するデルタ波があるか否か、QRS波形に異常があるか否か、U波がT波よりも高くなっているかなどを読み解くことにより異常が起きているかを判断すると言われる。しかしながら、心電図の波形を見てどういう異常が起きているかを判断することはなかなか容易ではない。そこで、基本的には、ミネソタコードを例としてあげ得るような標準資料との対応を示すための解析が行われ、あわせて所見が示されるようになっている。
しかし、ミネソタコードを例としてあげ得るような標準資料による解析ではなお判断が難しいので、例えば、以下のような発明が提案されている。
特許文献1によれば、心房遅延電位を得るために、心電図のP波検出が確実に行えるようにII誘導をリファレンス波形とし、QRST波形テンプレートを作成し、テンプレート波形の最小点が“0”となるようにオフセットし、対象となる心電図のR波を検出すると共に対象波形の最小値が“0”になるようにオフセットを重畳させ、テンプレート波形と対象となる心電図の最大値がほぼ同じとなるように規格化し、テンプレート波形と対象となる前記心電図波形で最小自乗法により差が最も小さい位置で心電図波形をテンプレート波形で差し引き、P波を検出し、被検者より収集した心電図の心房遅延電位を検出することが提案されている。
特許文献2によれば、急性冠動脈症候群を検出するために、ある患者から収集デバイスにより心電図を収集し、収集した複数の心電図のうち、先に収集した指標心電図と、検診時の心電図とをリアルタイムで比較することが提案されている。
特開2002−306437号公報 特開2003−159226号公報
しかしながら、心電図測定は広汎にかつ柔軟性を有して効果的に行われる必要があり、特許文献1や特許文献2に示すような特定の症状についての心電図特性を示せるだけでは十分ではない。
仮に、医師が心電図測定から得られる多様なデータを適宜に抽出することができて、正常な標準値と診断対象値とをベンチマーク方式で評価できれば、ミネソタコードによる解析と合わせて、診断に正確性、信頼性が出てくる。また、それによって何よりも医師が使いやすく判断が容易かつ正確に行える心電図測定を実施できることになる。
本発明は、上記の事情に鑑み案出したもので、心電図検診において医師のための診断支援用の心電図測定装置の表示装置の心電図情報表示について、診断対象値と標準値とをベンチグラフによって表示することにより異常の有無を判定できる心電図情報表示方法を提供することを目的とする。
課題を解決するために請求項1の発明は、測定電極から得られた心電図波形の特徴値と前記心電図波形を測定した測定電極との組み合わせが同一である、三組以上の標準値データ及び診断対象値データを用いて、表示出力装置の表示画面に、正多角形グラフと非正多角形グラフとを重畳表示し、前記標準値データを正多角形グラフの各頂点に位置させ、前記診断対象値データを非正多角形グラフの各頂点に位置させる心電図情報表示方法であり、前記非正多角形グラフは、前記正多角形グラフの面積中心から各頂点を通る全ての放射直線上に頂点を有し、前記非正多角形グラフの各頂点の位置は前記標準データに対する前記診断対象値データに基づき決定される、心電図情報表示方法ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記表示画面にキャラクタ表示部を備え、該キャラクタ表示部に、前記心電図測定において、前記測定電極を同一にしてミネソタコード等の標準心電図測定が並行して行なうことにより得られる該ミネソタコード等の標準資料を表示できるようになっていて、データベースに記憶されるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、表示する特徴値が同一であることを条件として、データベースに蓄積された同一のミネソタコード等の標準資料が表示されたときの以前の他人の診断対象値データに係る多角形グラフを識別可能に、前記診断対象値データの多角形グラフに重畳させて表示することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一に記載の構成に加え、前記標準値データは、データベースから読み出され、前記診断対象値データに係る被診断者と略同年代・同性の複数人について心電図測定して異常がなく得られたときの測定値を平均化したデータである、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一に記載の構成に加え、前記正多角形グラフの表示に用いられた前記標準値データは、前記診断対象値データに係る被診断者が、以前に1回心電図測定して異常がなく得られたときの測定値をデータであるか、又は以前に複数回心電図測定して異常がなく得られたときの測定値を平均化したデータである、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一に記載の構成に加え、前記標準値データと前記診断対象値データとの対比表示は、心電図測定の心拍信号から得られるP波の電位、R波の電位、ST間の水平部分の電位、T波の電位、U波の電位、PQ時間、QT時間、R波から次のR波の間隔時間、Q波からS波までの時間、P波・R波・T波の各面積、P波・R波・T波の各半値幅等の特徴値の中の一つを、心電図測定における測定電極の一種類と関連させて一つの特徴値として特定するものとして、同一の特徴値同士の対比表示である、ことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか一に記載の構成に加え、正比例する位置にポイントを取ろうとするとき、該ポイントがグラフ表示の限界を超えるときは、限界ポイントに位置を取ってグラフ表示する、ことを特徴とする。
請求項8の発明は、複数の測定電極から得られた心電図波形を解析して表示する心電図測定装置であって、前記測定電極から得られた心電図波形から複数の特徴値を抽出し診断対象値データとする特徴値抽出手段と、過去の心電図波形の特徴値を標準値データとして記憶する標準データ記憶手段と、前記診断対象値データと前記標準値データとを解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果を表示する表示出力装置とを有し、前記表示出力装置は、前記測定電極から得られた心電図波形の特徴値と前記心電図波形を測定した測定電極との組み合わせが同一である、三組以上の標準値データ及び診断対象値データを用いて、前記表示出力装置の表示画面に、正多角形グラフと非正多角形グラフとを重畳表示し、前記標準値データを正多角形グラフの各頂点に位置させ、前記診断対象値データを非正多角形グラフの各頂点に位置させて、表示し、前記非正多角形グラフは、前記正多角形グラフの面積中心から各頂点を通る全ての放射直線上に頂点を有し、前記非正多角形グラフの各頂点の位置は前記標準データに対する前記診断対象値データに基づき決定される、心電図測定装置としたことを特徴とする。
本発明によれば、心電図検診において医師のための診断支援用の心電図測定装置の表示装置の心電図情報表示について、心電図データの複数の特徴値の標準値を各頂点として正多角形グラフを表示したときに診断対象値の多角形グラフを重畳表示することができ、診断対象値の標準値に対する変位量がきわめて容易に視認可能となり、心電図測定において心臓に異常があるか否かの医師の判断のための支援として役立つ。
以下に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
〔基本的構成〕
図1には、実施の形態1の心電図情報表示方法に係る六角形ベンチグラフを示す。
11は、心電図測定を行うコンピュータシステムの液晶表示装置、プラズマ表示装置等の表示出力装置の表示画面である。さらに詳しくは、心電図検診において医師のための診断支援用の心電図測定装置の表示装置の心電図情報表示について診断対象値と標準値とのベンチグラフを表示する表示画面である。
この表示画面11には、同心配置の大小二つの正六角形12,14と、小さい正六角形12に対応している非正六角形13とを有する六角形ベンチグラフがこの例では一つ表示される。小さい正六角形12は、標準値データに係るグラフであり、六つの頂点に六種類の標準値データが対応している。正六角形12は、標準値データの大きさにかかわらず一定の大きさに表示される。非正六角形13は、診断対象値データに係るグラフであり、六種類の診断対象値データに応じて六つの頂点が決まる。大きい正六角形14は、表示画面における診断対象値データ13の表示限界を示す正六角形である。大きい正六角形14は、表示しなくても良い。六角形のグラフ線の表示を見やすくするために、三つの六角形12,13,14を、色及び線の太さが異なって表示されるようになっているものとする。
(一種類のデータについて)
一種類のデータとは、測定電極との関係付けた一つの特徴値の測定値をいう。特徴値とは、図2に示すように、心電図に特徴的に表れるP波の電位、R波の電位、ST間の水平部分の電位、T波の電位、U波の電位、PQ時間、QT時間、R波から次のR波の間隔時間、Q波からS波までの時間、P波・R波・T波の各面積、P波・R波・T波の各半値幅等の特徴値をいう。同一の特徴値とは、測定電極が同一であることを前提とする。
例えば、P波の電位であっても、胸部六誘導と四肢六誘導による心電図測定を行うと、測定電極が12種類あって、各測定電極からそれぞれ異なった測定値が得られる。例えば、同じP波の電位同士であっても、測定電極がV1とV2のように相違すれば、比較する意味が殆どない。従って、ここでは、1つの測定電極から得られる1つの特徴値の測定値を一種類のデータというものとする。
(放射直線について)
正六角形12の中心より該正六角形12の一つの頂点を通り正六角形14の頂点に至る放射直線15,16,17,18,19,20を引いたとき、一つの放射直線上に位置する正六角形12の一つの頂点の標準値データと非正六角形13の一つの頂点の診断対象値データとは同一種類の測定値である。一つの放射直線上に位置する標準値データと診断対象値データは、いずれも例えば、V1の測定電極のP波の電位である。
なお、放射直線は、診断対象値データをポイント取りするために必要な概念であり、表示してもしなくても良い。
(診断対象値データの意義)
非正六角形13の各頂点にポイント取りされる診断対象値データとは、心電図検診を行って得られた被診断者の診断対象値データである。例えば、一つの放射直線上の標準値データと診断対象値データとは、例えば、V1のR波の電位とV4のR波の電位とを示すことはなく、また、V1のP波の電位とV1のR波の電位とを示すことはなく、必ず、電極が同一及び特徴値が同一の条件で表示される。
(標準値データの意義)
小さい正六角形12の各頂点にポイント取りされる標準値データとは、他人(被診断者とは別人)について胸部六誘導や四肢六誘導、その他の心電図測定を行って測定電極の心拍信号から得られる各特徴値の異常が見られない測定値の平均値、または被診断者本人の診断時より前に行った心電図測定により得られる各特徴値の異常が見られない測定値もしくは平均値をいうものとする。
標準値データとしては、例えば、100人、500人、1000人、5000人、10000人、…といった複数人について心電図測定を行った測定値をデータベースに蓄積し、その中から、診断対象値データに係る被診断者と略同年代・同性の、かつ心電図測定が異常なく得られた測定値を平均化したデータを用いるのが好ましい。このような標準値データと診断対象値データとを比較すると、被診断者と略同年代・同性との比較になるので、診断対象値データの標準値データに対する偏り・振れは信頼性が高いものとして表示される。
診断において、例えば大人の標準値データと子供の診断対象値データとを比較して該子供の診断をしたり、成人男性の標準値データと成人女性の診断対象値データとを比較して該成人女性の診断をしたりすることはしない。
標準値データの蓄積には、心電図測定を多数行って測定データを蓄積し解析する標準値データを準備する長期間が必要になる。また、人によっては、他人とは異なった心電図を示す場合がある。
そこで、標準値データとして、診断対象値データに係る被診断者の、以前に1回心電図測定して異常がなく得られたときの測定値をデータであるか、又は以前に複数回心電図測定して異常がなく得られたときの測定値を平均化したデータを用いることができるようにする。これにより、被診断者、本人の正常時の心電図データがある場合には、現在(診断時)と比較して心電図の正常・異常を判断できる。
(正六角形12の表示の大きさ)
小さい正六角形12の表示の大きさは、年齢・性別に関係なく、常に一定の大きさに表示して差し支えない。小さい正六角形12を標準として診断対象値データに係る六つの頂点をポイント取りして非正六角形13を描画するために、この実施の形態では、正多角形グラフ12の中心から各頂点を通る放射直線を描画し(実際に表示しなくても良い)、この放射直線上に、正多角形グラフ12の中心またはその近傍に測定値ゼロのポイントを取り、正六角形12の各頂点に標準値データのポイントを取り、診断対象値データのポイントについては、標準値データとポイントと正比例の関係に原則表示するようになっている。大人のデータと子供のデータのいずれか一方を標準値データとし、他方を
(放射直線上の診断対象値データのポイント)
図1に示すように、小さい正六角形12の中心から各頂角までの距離をaとし、かつ各頂角の標準値データの大きさをD1、D2、D3、D4、D5、D6とし、並びに小さい正六角形12の中心から非正六角形13の各頂角までの距離をb1、b2、b3、b4、b5、b6とし、かつ各頂角にポイント取りする診断対象値データをd1、d2、d3、d4、d5、d6とすれば、標準値データと診断対象値データは、それぞれ一放射直線上の正比例する二位置にポイントを取るので、(1)の一般式が成り立つので、(2)〜(7)式が成り立ち、プログラムにより計算される。
b1、b2、b3、b4、b5、b6=診断対象値データ÷標準値データ×a ……(1)式
b1=d1÷D1×a ……(2)式
b2=d2÷D2×a ……(3)式
b3=d3÷D3×a ……(4)式
b4=d4÷D4×a ……(5)式
b5=d5÷D5×a ……(6)式
b6=d6÷D6×a ……(7)式
D1〜D6、d1〜d6が電圧であって、マイナスの領域で変化するときは、絶対値を取り扱うものとする。
標準値データの具体的な数値が示されるようになっていることが好ましいが、示されなくても良い。
(非正三角形のグラフ13の描画)
図1の非正三角形のグラフ13は、正多角形グラフ12の中心から各頂点を通る放射直線上に、標準値データと同一要素の複数の診断対象値データd1、d2、d3、d4、d5、d6を、(2)〜(7)式で求めたポイントが決まったら、隣接するポイント同士を直線で結んでされる(プログラムにより描画される)。
(ミネソタコードなどの標準資料の表示)
表示出力装置の表示画面11には、同心状態に表示する大小二つの正六角形12,14に、非正六角形13を表示するほかに、キャラクタ表示部21にミネソタコードなどを例とする標準資料を表示できるようになっている。すなわち、本発明の心電図測定・心電図表示を行う場合、併行して既存の心電図測定装置による心電図測定を行う。
既存の心電図測定装置では、判定結果としてミネソタコードなどを例とする標準資料及び該標準資料に対応したコメントを出力するようになっているので、この標準資料を読み取ってキーボードスイッチ(入力装置)から入力するか、又は、標準資料を出力する信号を入力して、キャラクタ表示部21にミネソタコードなどを例とする標準資料を表示できるようになっているものとする。表示画面11に標準資料を表示した後は、この標準資料とともに、このコンピュータシステムのデータベースに記憶されるようになっているものとする。
これによって、ミネソタコードなどの標準資料が同一の、かつ、年齢がほぼ同じで同性の心電図データを複数集めて、標準資料毎に基準化することが可能になり、標準資料に対応した非六角形のグラフ表示が可能になる。さらに、被診断者の心電図測定において、併行して行う既存の心電図測定装置の結果が異常を示す標準資料を表示したときに、データベースに保管された同一の標準資料が付けられた心電図データを選択的に読み出して、三つの六角形12,13,14を表示する表示画面11に第4の六角形グラフ(不図示)として重畳表示(参考表示)することが可能になり、診断に役立つ。なお、キャラクタ表示部21には、被診断者のID、氏名、年齢、性別、コメント(例えば診断時の状態)が入力装置を介して入力されるようになっている。
正多角形グラフ12の中心から各頂点を通る放射直線についてさらに説明する。
この実施の形態の放射直線は、前述したように、六つの放射直線を尺度が異なった数直線として考えて、六つの診断対象値データをポイント取りして表示するものと考えることができる。この構成によれば、小さい正六角形12の頂点にポイント取りした標準値データの値が小さいものほど、診断対象値データは標準値データと比較して僅かな差であっても大きな偏差で現れる。
例えば、四肢六誘導の六つのR波について、正多角形グラフ12と非正六角形13とを描画する場合、標準値データに対して診断対象値データが電圧値偏差が同一でも、第I誘導、第III誘導、aVL誘導の各R波は、第II誘導、aVR誘導、aVF誘導の各R波よりも大きい偏差で現れる。これによって、異常が何処に現れるかを見つけ易い。
また前述したように、放射直線上に、正多角形グラフ12の中心またはその近傍に測定値ゼロのポイントを取り、正六角形12の各頂点に標準値データのポイントを取り、診断対象値データのポイントについては、標準値データとポイントと正比例の関係に原則表示する場合、メモリ尺度が大きい放射直線上にポイント取りする特徴値の診断対象値データにあっては、心臓疾患、その他によりプラスの方向に大きく変化すると、グラフ表示のエリアを超えてしまう場合がありうる。そのようなときは、大きい正六角形14の頂点にポイントを取るものとして表示する。また、この特徴値がマイナスの方向に大きく変化するときは、小さい正六角形12の中心または中心近傍を限度としてポイントを取り表示する。なお、特徴値の絶対値を表示する場合には、測定値がマイナスの方向に変化する場合でもグラフではプラスの方向(頂点の外方)に変化する。
〔実施の形態1〕
図3〜図8に、本発明の心電図情報表示方法により表示される実施の形態1にかかる六角形ベンチグラフを示す。図3〜図8は、順次に切り替え表示されるように構成されている。表示画面22A〜22Fには、二つの六角形ベンチグラフが左右に表示され、各六角形ベンチグラフは、小さい正六角形23a又は23bと、大きい正六角形25a又は25bと、小さい正六角形23a又は23bに対応している非正六角形24a又は24bとを備え、及びミネソタコードなどを例とする標準資料を入力表示するキャラクタ表示部21を備えて表示する。実施の形態1と同様に、小さい正六角形23a、23bは、標準値データに係るグラフであり、非正六角形24a、24bは、診断対象値データに係るグラフであり、大きい正六角形25a、25bは、表示限界を示すものである。
右側の六角形ベンチグラフは、小さい正六角形23aの六つの頂点に、胸部誘導での心電図測定の六つの測定電極であるV1誘導、V2誘導、V3誘導、V4誘導、V5誘導、V6誘導の心拍信号から得られた1つの標準値データが示され、非正六角形24aの六つの頂点に、四股誘導での心電図測定の六つの測定電極であるaVR誘導,aVL誘導,aVF誘導、第I誘導,第II誘導,第III誘導の心拍信号から得られた1つの標準値データが示される。
図3〜図8に示すように、表示画面22A〜22Fの下側部分(例示)に、「P波」、「R波」、「T波」、「P波半値幅」、「R波半値幅」、「T波半値幅」の6個の選択ボタン23〜28があり、入力装置(キーボード)を操作して「P波」の選択ボタンから順に選択すると、図2〜図7が順次に切り替え表示されるように構成されている。
(図3、図4、図5の説明)
「P波」の選択ボタンを選択(クリック)すると、図2の表示画面22Aが表示される。右側の六角形ベンチグラフは、小さい正六角形23aの六つの頂点に、データベースから読み出されたV1誘導、V2誘導、V3誘導、V4誘導、V5誘導、V6誘導のP波の標準値データP1、P2、P3、P4、P5、P6が示され、非正六角形24aの六つの頂点には、被診断者のV1誘導、V2誘導、V3誘導、V4誘導、V5誘導、V6誘導のP波の診断対象値データp1、p2、p3、p4、p5、p6が示される。
左側の六角形ベンチグラフは、小さい正六角形23bの六つの頂点に、データベースから読み出されたaVR誘導,aVL誘導,aVF誘導、第I誘導,第II誘導,第III誘導のP波の標準値データP11、P12、P13、P14、P15、P16が示され、非正六角形24aの六つの頂点には、被診断者のaVR誘導,aVL誘導,aVF誘導、第I誘導,第II誘導,第III誘導のP波の診断対象値データp11、p12、p13、p14、p15、p16が示される。
同様に、「R波」の選択ボタンを選択(クリック)すると、図3の表示画面22Bが表示され、正六角形23a、23bの頂点に、R波の標準値データR1〜R6、R7〜R12が示され、また非正六角形24a、24bの頂点に、R波の診断対象値データr1〜r6、r11〜r16が示される。
また同様に、「T波」の選択ボタンを選択(クリック)すると、図4の表示画面22Cが表示され、正六角形23a、23bの頂点に、T波の標準値データT1〜T6、T7〜T12が示され、また非正六角形24a、24bの頂点に、T波の診断対象値データt1〜t6、t11〜t16が示される。
(図6、図7、図8の説明)
「P波半値幅」の選択ボタンを選択(クリック)すると、図5の表示画面22Dが表示される。右側の六角形ベンチグラフは、小さい正六角形23aの六つの頂点に、データベースから読み出されたV1誘導、V2誘導、V3誘導、V4誘導、V5誘導、V6誘導のP波半値幅の標準値データWP1、WP2、WP3、WP4、WP5、WP6が示され、非正六角形24aの六つの頂点には、被診断者のV1誘導、V2誘導、V3誘導、V4誘導、V5誘導、V6誘導のP波半値幅の診断対象値データwp1、wp2、wp3、wp4、wp5、wp6が示される。
左側の六角形ベンチグラフは、小さい正六角形23bの六つの頂点に、データベースから読み出されたaVR誘導,aVL誘導,aVF誘導、第I誘導,第II誘導,第III誘導のP波半値幅の標準値データWP11、WP12、WP13、WP14、WP15、WP16が示され、非正六角形24aの六つの頂点には、被診断者のaVR誘導,aVL誘導,aVF誘導、第I誘導,第II誘導,第III誘導のP波半値幅の診断対象値データwp11、wp12、wp13、wp14、wp15、wp16が示される。
同様に、「R波半値幅」の選択ボタンを選択(クリック)すると、図6の表示画面22Bが表示され、正六角形23a、23bの頂点に、R波半値幅の標準値データWR1〜WR6、WR7〜WR12が示され、また非正六角形24a、24bの頂点に、R波半値幅の診断対象値データwr1〜wr6、wr11〜wr16が示される。
また同様に、「T波半値幅」の選択ボタンを選択(クリック)すると、図7の表示画面22Cが表示され、正六角形23a、23bの頂点に、T波半値幅の標準値データWT1〜WT6、WT7〜WT12が示され、また非正六角形24a、24bの頂点に、T波半値幅の診断対象値データwt1〜wt6、t11〜wt16が示される。
六角形ベンチグラフは、基本的構成で説明したように、6本の放射直線が異なる目盛を持つ数直線であるので、心臓の症状に具合が悪い状態があれば、図2〜図7にいずれかに示す非正六角形24aは、正六角形23bに対して頂点が大幅に異なったいびつな形状になり、かつ、キャラクタ表示部21に記録されるミネソタコードなどを例とする標準資料に対応した特有の非正六角形になる。データベースにデータが蓄積されていくと、同じ標準資料の平均値のデータ(標準値データではない)を複数集めて平均化し、その平均値によって形成される非正六角形を参考として重畳表示できる。
〔実施の形態2〕
図9に、本発明の心電図情報表示方法により表示される実施の形態2にかかる八角形ベンチグラフを示す。表示画面22Gには、二つの八角形ベンチグラフが左右に表示され、各八角形ベンチグラフは、小さい正八角形23c又は23dと、大きい正八角形25c又は25dと、非正八角形24c又は24dとを備え、及びミネソタコードなどを例とする標準資料を入力表示するキャラクタ表示部21を備えて表示する。小さい正八角形23c、23dは、標準値データに係るグラフであり、非正八角形24c、24dは、診断対象値データに係るグラフであり、大きい正八角形25c、25dは、表示限界を示す。
右側の八角形ベンチグラフは、小さい正八角形23cの八つの頂点にポイントを取る標準値データとして、胸部誘導での心電図測定の六つの測定電極から得られ適宜に選ばれる八つの特徴値、例えば、(1)V1誘導のP波(ピーク値)、(2)V2誘導のR波(ピーク値の絶対値)、(3)V3誘導のT波(ピーク値)、(4)V3誘導のT波の半値幅、(5)V4誘導のR波(ピーク値)、(6)V5誘導のR波(ピーク値)、(7)V5誘導のT波(ピーク値)、(8)V6誘導のR波(ピーク値)が示され、非正八角形24dの八つの頂点には、標準値データの特徴値と同一の、被診断者の診断対象値データのポイントが示される。
同様に、左側の八角形ベンチグラフは、小さい正八角形23cの八つの頂点にポイントを取る標準値データとして、例えば、四股誘導での心電図測定の六つの測定電極から得られ適宜に選ばれる八つの特徴値、例えば、(1)aVR誘導のR波(ピーク値の絶対値)、(2)aVL誘導のR波(ピーク値の絶対値)、(3)aVF誘導のR波(ピーク値)、(4)aVF誘導のT波(ピーク値)、(5)第I誘導のR波(ピーク値の絶対値)、(6)第II誘導のR波(ピーク値)、(7)第II誘導のT波(ピーク値)、(8)第III誘導のR波(ピーク値)が示され、非正八角形24dの八つの頂点には、標準値データの特徴値と同一の、被診断者の診断対象値データのポイントが示される。
放射直線に対する診断対象値データのポイントの取り方、キャラクタ表示部21等は、上述した基本的構成及び実施の形態1と同様である。
〔心電図測定装置の構成〕
図10に本発明の心電図情報表示方法を実施するための心電図測定装置のブロック図を示す。この心電図測定装置30は、被検診者Mの測定部位に密着させ胸部誘導による心電図測定及び/又は四肢誘導による心電図測定に供用する六つの誘導(測定電極)31と、各誘導31に信号送信線で接続された信号検出装置32と、該信号検出装置32に接続されたインターフェース33と、該インターフェース33に接続された信号処理装置であるPC34と、該PC34に接続され過去の心電図波形の特徴値を標準値データとして記憶するデータベース(標準データ記憶手段)35と、前記PC34に接続されたプリンタ装置36と、前記信号検出装置32に接続され心拍信号を入力してミネソタコードなどを例とする標準資料による解析処理を行う既存の標準心電図測定装置37とを備えている。
信号検出装置32は、測定対象から周期に乱れがある準周期性の心拍信号を検出する手段を有する。ここでは、6個の誘導31の各一において被検診者Mより検出した微弱な電気信号から心拍信号(電圧信号)を検出し、この心拍信号をインターフェース33に送る。インターフェース33は、PC34が心拍信号を取り扱えるように、心拍信号のタイミング処理を行い、その信号をPC34へ出力する。
前記PC34は、測定電極から得られた心電図波形から複数の特徴値を抽出し診断対象値データとする特徴値抽出手段(ソフトウエア)と、診断対象値データと前記標準値データとを解析する解析手段(ソフトウエア)と、表示出力装置を有する。
PC34の表示出力装置は、解析手段で解析された心電図波形を表示し、そして、演算を終えた後に、心電図に表示された複数の波形からモデルとなる1つのPQRSTU信号の波形を自動生成し、さらに、解析手段による解析結果を表示出力装置に出力する。
PC34の表示出力装置は、前記測定電極から得られた心電図波形の特徴値と前記心電図波形を測定した測定電極との組み合わせが同一である、三組以上の標準値データ及び診断対象値データを用いて、前記表示出力装置の表示画面に、正多角形グラフと非正多角形グラフとを重畳表示する。そして、前記標準値データを正多角形グラフの各頂点に位置させ、前記診断対象値データを非正多角形グラフの各頂点に位置させて、表示する。そして、前記非正多角形グラフは、前記正多角形グラフの面積中心から各頂点を通る全ての放射直線上に頂点を有し、前記非正多角形グラフの各頂点の位置は前記標準データに対する前記診断対象値データに基づき決定され、表示される。
PC34の解析手段についてさらに詳述する。解析手段は、ピーク値検出手段と、ピーク値群生成手段と、ピーク値規格化手段と、ピーク値平均化手段と、面積比算出手段と、指数化手段とを有し、上述した基本的構成、実施の形態1、2で説明した、多角形ベンチグラフを表示するための解析を行う。
ピーク値検出手段は、準周期性の心拍信号を規格化するために、該心拍信号を時間分割し、時間分割して得られた該心拍信号の連続する信号を比較し、該比較した結果から該心拍信号のピーク値を検出する。ピーク値群生成手段は、一つ若しくは複数の該ピーク値を有する該心拍信号の心拍単位のピーク値群を生成する。ピーク値規格化手段は、該ピーク値群の最大の該ピーク値で該ピーク値群の該各ピーク値を除算することにより、該ピーク値群の該各ピーク値を規格化する。ピーク値平均化手段は、単発データの信号記録における誤算の介入を小さくするために、いずれかの前記ピーク値群の最大の前記ピーク値を有する信号に全ての該ピーク値群の最大の該ピーク値を有する信号を集め、全ての該ピーク値群の該各ピーク値を有する信号を積算し、平均化する。面積比算出手段は、「心房」と「心室」の活力を比較することでき、また、心室の活力の分布に関する「血流自体の断熱緩和」と「血流と心臓壁との間」の非断熱緩和の比率を推定することができるようにするために、前記平均化後の前記ピーク値と該ピーク値を有する前記心拍信号の半値幅とを乗じた結果を該ピーク値を有する前記心拍信号の面積とし、該各面積の比を算出する。指数化手段は、前記規格化後の結果を指数化する。
PC34には、心拍測定に先立って被検診者Mの氏名・住所、年齢、性別、コメント(測定日の体調などの情報、その他)、さらには測定日時を信号処理装置33へ情報入力し、さらに、測定後は、グラフ表示すべき特徴値を指定したり、データベースに対する記録・読み出しの指示の入力などを行う。
PC34は、信号処理装置33から受信した心拍信号(V1〜V6又は第I、第II、第III、aVR、aVL、aVF)に基づいて計12種の波形を形成し、表示装置に波形を表示し、生データをデータベース35に保存させる。
詳述すると、PC34は、測定心拍数分(例えば10〜200)について、各一の心拍信号において心拍一回毎に現れるP波の電位、Qの電位、R波の電位、S波の電位、ST間の電位、T波の電位、U波の電位、PQ時間、QT時間、P波とP波の間隔時間、QRS幅の時間等の特徴値を算出し、さらに、規格化、指数化、積算・平均化及び面積比の算出、多角形ベンチグラフを表示するための演算処理等を行い、各特徴値の標準値データをデータベース35に記録しておく。
PC34は、入力指示に従い、心電図の解析処理で得られたデータ(各種の特徴値の値)を保存する。この標準値データの記録は、被検診者Mの氏名、年齢及び性別と一緒にして記録するものとする。心電図測定装置37は、ミネソタコードなどを例とする標準資料と所見と六角形グラフ表示のための信号をPC34に送る。PC34は、ミネソタコードなどを例とする標準資料と所見と多角形ベンチグラフを表示装置に表示する。
該データベース35に記録されたデータは、収集され加工されて各特徴値の標準値データが生成される。データベース35に記録された各特徴値の標準値データは、後において、該被検診者Mと同性・略同年齢の他の被検診者Mに対する心電図測定を行い、その際に該他の被検診者Mに属する標準値データがデータベースに記録されていない場合において六角形グラフ表示を行うときにも利用される。これらの利用は、PC34へ性別・年齢等を入力して決定される。
〔その他の実施の形態〕
本発明は上記実施の形態にこれに限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態を技術的範囲に含むものである。
多角形ベンチグラフの表示は、六角形ベンチグラフや八角形ベンチグラフの表示に限定されない。例えば、三角形ベンチグラフの表示も含まれる。すなわち、PCへ年齢及び性別を入力して3つの測定電極と各一測定電極に関する特徴値を入力して、データベースから三つの標準値データを読み出して正三角形グラフを表示し、そして、被診断者の診断対象値データをPCの記憶部から読み出して非正三角形グラフを重畳表示する構成も含む。
グラフ表示される特徴値は、ディフォルトとして限定されても良いし、ディフォルトでなくても良い。PCにおいて、所望の測定電極と特徴値を関係づけて三つ以上選択できるようになっていて、選択数に応じて、多角形のグラフが決定されるように構成されている場合も含まれる。
上述した基本的構成においては、多角形ベンチグラフに示される放射直線は、中心又は中心付近がゼロで正比例目盛を持つ数直線として、被診断者の診断対象値データのポイント取りについて説明した。すなわち、正多角形グラフを表示し、該正多角形グラフの各頂点に心電図測定の心拍信号から得られた所望の複数の標準値データを位置させる場合に、前記標準値データと同一要素の複数の診断対象値データを、前記正多角形グラフの面積中心から各頂点を通る放射直線上に、原則として対応する前記各標準値データに対して正比例する位置にポイントを取り、隣接するポイント同士を直線で結んで診断対象値多角形グラフを重畳表示する、ことを説明した。しかし、本発明は、これに限定されない。放射直線は、メモリピッチが同じでゼロポイントがずれている目盛を持つ数直線である場合も含まれる。また、尺度が異なるメモリピッチの目盛を持つ数直線である場合も含まれる。
本発明の心電図情報表示方法の基本的構成を説明するための図である。 心電図波形を示す図である。 実施の形態1に係る心電図情報表示方法による一の表示状態を示す表示装置の表示画面図である。 実施の形態1に係る心電図情報表示方法による他の表示状態を示す表示装置の表示画面図である。 実施の形態1に係る心電図情報表示方法による他の表示状態を示す表示装置の表示画面図である。 実施の形態1に係る心電図情報表示方法による他の表示状態を示す表示装置の表示画面図である。 実施の形態1に係る心電図情報表示方法による他の表示状態を示す表示装置の表示画面図である。 実施の形態1に係る心電図情報表示方法による他の表示状態を示す表示装置の表示画面図である。 実施の形態2に係る心電図情報表示方法による他の表示状態を示す表示装置の表示画面図である。 本発明の心電図情報表示方法を実施するための心電図測定装置のブロック図である。
符号の説明
11 表示画面
12 正六角形
13 非正六角形
15,16,17,18,19,20 放射直線
21 キャラクタ表示部、
22A〜22G 表示画面
23a、23b、23c、23d 正六角形
24a、24b、24c、24d 非正六角形
30 心電図測定装置
31 誘導(測定電極)
32 信号検出装置
34 PC(信号処理装置)
35 データベース(標準データ記憶手段)
37 標準心電図測定装置

Claims (8)

  1. 測定電極から得られた心電図波形の特徴値と前記心電図波形を測定した測定電極との組み合わせが同一である、三組以上の標準値データ及び診断対象値データを用いて、表示出力装置の表示画面に、正多角形グラフと非正多角形グラフとを重畳表示し、前記標準値データを正多角形グラフの各頂点に位置させ、前記診断対象値データを非正多角形グラフの各頂点に位置させる心電図情報表示方法であり、
    前記非正多角形グラフは、前記正多角形グラフの面積中心から各頂点を通る全ての放射直線上に頂点を有し、前記非正多角形グラフの各頂点の位置は前記標準データに対する前記診断対象値データに基づき決定される、
    ことを特徴とする心電図情報表示方法。
  2. 前記表示画面にキャラクタ表示部を備え、該キャラクタ表示部に、前記心電図測定において、前記測定電極を同一にしてミネソタコード等の標準心電図測定が並行して行なうことにより得られる該ミネソタコード等の標準資料を表示できるようになっていて、データベースに記憶されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の心電図情報表示方法。
  3. 表示する特徴値が同一であることを条件として、データベースに蓄積された同一のミネソタコード等の標準資料が表示されたときの以前の他人の診断対象値データに係る多角形グラフを識別可能に、前記診断対象値データの多角形グラフに重畳させて表示する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の心電図情報表示方法。
  4. 前記標準値データは、データベースから読み出され、前記診断対象値データに係る被診断者と略同年代・同性の複数人について心電図測定して異常がなく得られたときの測定値を平均化したデータである、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の心電図情報表示方法。
  5. 前記正多角形グラフの表示に用いられた前記標準値データは、前記診断対象値データに係る被診断者が、以前に1回心電図測定して異常がなく得られたときの測定値をデータであるか、又は以前に複数回心電図測定して異常がなく得られたときの測定値を平均化したデータである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の心電図情報表示方法。
  6. 前記標準値データと前記診断対象値データとの対比表示は、
    心電図測定の心拍信号から得られるP波の電位、R波の電位、ST間の水平部分の電位、T波の電位、U波の電位、PQ時間、QT時間、R波から次のR波の間隔時間、Q波からS波までの時間、P波・R波・T波の各面積、P波・R波・T波の各半値幅等の特徴値の中の一つを、心電図測定における測定電極の一種類と関連させて一つの特徴値として特定するものとして、同一の特徴値同士の対比表示である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の心電図情報表示方法。
  7. 正比例する位置にポイントを取ろうとするとき、該ポイントがグラフ表示の限界を超えるときは、限界ポイントに位置を取ってグラフ表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の心電図情報表示方法。
  8. 複数の測定電極から得られた心電図波形を解析して表示する心電図測定装置であって、
    前記測定電極から得られた心電図波形から複数の特徴値を抽出し診断対象値データとする特徴値抽出手段と、
    過去の心電図波形の特徴値を標準値データとして記憶する標準データ記憶手段と、
    前記診断対象値データと前記標準値データとを解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析結果を表示する表示出力装置とを有し、
    前記表示出力装置は、前記測定電極から得られた心電図波形の特徴値と前記心電図波形を測定した測定電極との組み合わせが同一である、三組以上の標準値データ及び診断対象値データを用いて、前記表示出力装置の表示画面に、正多角形グラフと非正多角形グラフとを重畳表示し、前記標準値データを正多角形グラフの各頂点に位置させ、前記診断対象値データを非正多角形グラフの各頂点に位置させて、表示し、
    前記非正多角形グラフは、前記正多角形グラフの面積中心から各頂点を通る全ての放射直線上に頂点を有し、前記非正多角形グラフの各頂点の位置は前記標準データに対する前記診断対象値データに基づき決定される、
    ことを特徴とする心電図測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110051345A (zh) * 2018-01-18 2019-07-26 美商宇心生医股份有限公司 心电图诊断建议方法

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