JP2009087914A - 押しボタンスイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボタンの大きさおよびスイッチの配置に関わらず、操作感が高く、確実なスイッチ操作が図られる押しボタンスイッチ装置を提供する。
【解決手段】ボタン21は、外側へ突出するリブ25を有している。リブ25は、カバーパネル11の基板12側の面に接する。これにより、ボタン21の長手方向においてスイッチ15から遠い側に力を加え、ボタン21が片押し状態となっても、ボタン21はリブ25とカバーパネル11との接触部分を支点とする「てこ」を形成する。そのため、ボタン21の力が加わる部分を力点とし、リブ25とカバーパネル11との接触部分を支点とする「てこ」は、ボタン21とスイッチ15との接触部分が作用点となる。その結果、ボタン21は、スイッチ15および力が加えられる力点の位置に関わらず、スイッチ15に力を加える。
【選択図】図1
【解決手段】ボタン21は、外側へ突出するリブ25を有している。リブ25は、カバーパネル11の基板12側の面に接する。これにより、ボタン21の長手方向においてスイッチ15から遠い側に力を加え、ボタン21が片押し状態となっても、ボタン21はリブ25とカバーパネル11との接触部分を支点とする「てこ」を形成する。そのため、ボタン21の力が加わる部分を力点とし、リブ25とカバーパネル11との接触部分を支点とする「てこ」は、ボタン21とスイッチ15との接触部分が作用点となる。その結果、ボタン21は、スイッチ15および力が加えられる力点の位置に関わらず、スイッチ15に力を加える。
【選択図】図1
Description
本発明は、押しボタンスイッチ装置に関する。
ヒンジ部でスイッチを支持するパネルスイッチが公知である(特許文献1参照)。このパネルスイッチの場合、キートップはヒンジ部によって弾性的に支持されている。また、スイッチの上方にスイッチとは別部材のボタンを設け、ボタンを押すことによりスイッチの入力を行う押しボタンスイッチ装置が広く利用されている。近年では、ボタンを大型化することにより、操作性の向上が図られている。このようにボタンを大型化した場合、スイッチを複数配置することにより、ボタンの操作感を均一にし、確実なスイッチ操作を図っている。
実開平4−10934号公報
しかしながら、内部構造や基板の配線パターンなどの制約により、ボタンの下方に複数のスイッチを配置できない場合がある。この場合、ボタンの操作感が悪化したり、スイッチ操作の確実性が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボタンの大きさおよびスイッチの配置に関わらず、操作感が高く、確実なスイッチ操作が図られる押しボタンスイッチ装置を提供することにある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボタンの大きさおよびスイッチの配置に関わらず、操作感が高く、確実なスイッチ操作が図られる押しボタンスイッチ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明では、ボタンは長辺部および短辺部を有しており、短辺部にはリブを有している。リブは、短辺部からボタンの外側へ突出し、カバーパネルの基板側の面に接触可能である。例えばボタンの長辺部の端部のようにボタンの中心部以外に力を加えると、ボタンには傾きが生じる。このとき、ボタンから外側へ突出するリブは、カバーパネルの基板側の面に接する。そのため、ボタンは、カバーパネルに接するリブを支点とする「てこ」を形成する。その結果、例えばボタンの端部を押した場合でも、「てこ」を形成するリブを支点としてボタンからスイッチへ力が加わる。すなわち、ボタンの端部を力点とすると、リブとカバーパネルとの接触部分が支点となり、ボタンとスイッチとの接触部分が力点となる。したがって、ボタンの大きさおよびスイッチの配置に関わらず、操作感を高めることができ、確実にスイッチ操作を行うことができる。
請求項2記載の発明では、スイッチがボタンの長手方向の中心部に設けられているとき、リブはボタンの長手方向の両端部に設けられている。ボタンの大型化にともない長手方向の全長が大きくなると、ボタンの長手方向の端部を押したとき、長手方向の中心部に位置するスイッチの操作は不完全になるおそれがある。請求項2記載の発明の場合、ボタンにリブを設けることにより、ボタンの端部を押したときでも、カバーパネルに接するリブを支点としてボタンからスイッチへ力が加わる。したがって、ボタンの操作感を高めることができ、確実にスイッチ操作を行うことができる。
請求項3記載の発明では、スイッチがボタンの長手方向の中心部から偏心しているとき、リブはボタンの長手方向の少なくともスイッチ側の端部に設けられている。ボタンの大型化にともない長手方向の全長が大きくなると、ボタンのスイッチから遠い端部を押したとき、長手方向の中心部から偏心して配置されているスイッチの操作は不完全になるおそれがある。請求項3記載の発明の場合、ボタンにリブを設けることにより、ボタンの端部を押したときでも、カバーパネルに接するリブを支点としてボタンからスイッチへ力が加わる。したがって、ボタンの操作感を高めることができ、確実にスイッチ操作を行うことができる。
請求項4記載の発明では、フレームによってボタンと基板に設けられているスイッチとの位置が決められている。ボタンとスイッチとの位置のずれは、ボタンの操作感および操作性の悪化を招く。そこで、フレームによってボタンとスイッチとの位置を決定することにより、ボタンの移動はスイッチへ確実に伝達される。したがって、ボタンの操作感を高めることができ、確実にスイッチ操作を行うことができる。
請求項5記載の発明では、ボタンとスイッチとの位置は、フレームから突出する軸部と基板の穴部とによって決定される。したがって、簡単な構成でボタンとスイッチとの位置を決定することができ、ボタンの操作感および操作性を高めることができる。
請求項5記載の発明では、ボタンとスイッチとの位置は、フレームから突出する軸部と基板の穴部とによって決定される。したがって、簡単な構成でボタンとスイッチとの位置を決定することができ、ボタンの操作感および操作性を高めることができる。
請求項6記載の発明では、ボタンは長辺部においてリブとは反対側の端部にボスを有している。ボスは、スイッチ側へ突出している。そのため、ボタンがスイッチ側へ押されると、ボスはボタンのスイッチ側に位置する構造物に接する。ボタンは、温度の変化な周囲の環境の変化によって反りが生じる場合がある。ボタンに反りが生じると、ボタンとスイッチとの間の距離が増大し、スイッチとの接触が不十分になるおそれがある。請求項6記載の発明では、ボタンのリブとは反対側の端部にボスを設けることにより、ボスと構造物の接触によってボタンはリブとは反対側の端部における移動が制限される。そのため、ボタンに反りが生じた場合でも、ボタンはボスと構造物との接触部分を支点として移動する。これにより、ボタンは、スイッチの近傍におけるストロークが増大する。したがって、温度の変化などによってボタンに変形が生じても、確実にスイッチ操作を行うことができる。
以下、本発明の複数の実施形態による押しボタンスイッチ装置を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1および図2に示すように、第1実施形態による押しボタンスイッチ装置10は、カバーパネル11、ボタンユニット20および基板12を備えている。カバーパネル11は、中心部にボタンユニット20を収容する開口部13を有している。カバーパネル11は、ボタンユニット20と隣接して機能部14が配置される。カバーパネル11は、図示しないベースとの間に、基板12を収容する収容空間を形成する。ベースは、押しボタンスイッチ装置10が部品として備えていてもよく、押しボタンスイッチ装置10を建造物の壁面に取り付ける場合、その壁面がベースを構成してもよい。基板12は、カバーパネル11とベースとの間の収容空間に収容される。これにより、ボタンユニット20が取り付けられているカバーパネル11の後方に基板12が配置される。機能部14には、例えば画像を表示するディスプレイ、情報を入力するための入力ボタン、あるいは音声を発するスピーカなどが設けられる。
(第1実施形態)
図1および図2に示すように、第1実施形態による押しボタンスイッチ装置10は、カバーパネル11、ボタンユニット20および基板12を備えている。カバーパネル11は、中心部にボタンユニット20を収容する開口部13を有している。カバーパネル11は、ボタンユニット20と隣接して機能部14が配置される。カバーパネル11は、図示しないベースとの間に、基板12を収容する収容空間を形成する。ベースは、押しボタンスイッチ装置10が部品として備えていてもよく、押しボタンスイッチ装置10を建造物の壁面に取り付ける場合、その壁面がベースを構成してもよい。基板12は、カバーパネル11とベースとの間の収容空間に収容される。これにより、ボタンユニット20が取り付けられているカバーパネル11の後方に基板12が配置される。機能部14には、例えば画像を表示するディスプレイ、情報を入力するための入力ボタン、あるいは音声を発するスピーカなどが設けられる。
ボタンユニット20は、図3および図4に示すようにボタン21およびフレーム22から構成されている。ボタン21は、略長方形に形成されている。すなわち、ボタン21は、図3(B)および図4(B)に示すように長手方向に延びる長辺部211および短手方向に延びる短辺部212を有している。ボタン21の形状は、短手方向よりも長手方向の全長が長い形状であれば図1から図4に例示する長方形に限らない。ボタン21は、例えば長円形状、四隅が円弧状の長方形状、多角形状あるいは楕円形状など、任意の形状に形成することができる。
ボタン21は、フレーム22と一体に組み付けられている。フレーム22は、図3(B)に示すように内側に突出するヒンジ部23を有している。ヒンジ部23は、弾性変形可能である。ボタン21を支持するフレーム22は、カバーパネル11の基板12側に取り付けられる。フレーム22はカバーパネル11に固定されるため、ボタン21はフレーム22のヒンジ部23を介してカバーパネル11に回転可能に支持される。これにより、ボタン21をフレーム22に取り付けたとき、ボタン21はヒンジ部23を支点として基板12側および基板12とは反対側へ回転する。この場合、ヒンジ部23を支点とするボタン21の回転角度は数度程度の微少な角度である。フレーム22は、ボタン21の周囲を囲みつつ、カバーパネル11から基板12側へ所定の高さを有している。これにより、カバーパネル11にボタンユニット20を取り付けることにより、カバーパネル11と基板12との間にはフレーム22によって所定の距離が確保される。
基板12は、図1に示すようにカバーパネル11側にスイッチ15が設けられている。スイッチ15は、例えば基板12側へ押し込まれることにより接点同士が接するプッシュタイプのスイッチが適用される。また、基板12には、機能部14に対応するディスプレーユニットや複数のスイッチなどが設けられている。さらに、基板12は、スイッチ15、機能部14などの各部間を接続する配線および電子素子が設けられている。
基板12は、図1に示すようにカバーパネル11側にスイッチ15が設けられている。スイッチ15は、例えば基板12側へ押し込まれることにより接点同士が接するプッシュタイプのスイッチが適用される。また、基板12には、機能部14に対応するディスプレーユニットや複数のスイッチなどが設けられている。さらに、基板12は、スイッチ15、機能部14などの各部間を接続する配線および電子素子が設けられている。
ボタン21は、スイッチ15を挟んで基板12とは反対側に配置されている。ボタン21を支持するフレーム22のヒンジ部23には、図4に示すようにスイッチ15側の端面に突起24が設けられている。ボタン21を基板12側へ押し込むことにより、ヒンジ部23の突起24はスイッチ15を押し込む。これにより、ボタン21を押し込むことにより、スイッチ15への入力が行われる。突起24とスイッチ15との間の距離を変更することにより、ボタン21の押し込み量、すなわちボタン21のストロークを変更することができる。本実施形態の場合、スイッチ15は、ボタン21の長手方向の中心よりも一方の端部側へずれて配置されている。すなわち、スイッチ15は、図5に示す模式図のようにボタン21の中心から偏心して配置されている。
フレーム22は、図1、図3および図4に示すように基板12側の端部から突出する軸部としてのピン30を有している。一方、基板12は、図1に示すようにピン30を挿入可能な穴部31を有している。フレーム22のピン30を基板12の穴部31に差し込むことにより、フレーム22と基板12との位置が決められる。スイッチ15は、ボタン21によって操作される。そのため、ボタン21とスイッチ15との位置関係は精密に設定する必要がある。ボタン21と一体に構成されたフレーム22に、基板12との位置をあわせるためのピン30を設けることにより、ボタン21とスイッチ15との位置は容易に決定される。
図5は、本実施形態による押しボタンスイッチ装置10の構成を簡略化して示す模式図である。ボタン21は、長辺部211においてヒンジ部23が接続している。なお、図5では、ボタン21と一体に組み付けられるフレーム22は記載を省略している。そのため、本来ならばボタン21はフレーム22に設けられたヒンジ部23を介してカバーパネル11に支持されるのに対し、図5ではボタン21がヒンジ部23を介してカバーパネル11に直接支持されている構成を示している。ヒンジ部23は、ボタン21からカバーパネル11側へ突出していてもよい。
本実施形態の場合、ヒンジ部23はボタン21の長辺部211に二カ所設けられている。ボタン21は、短辺部212にリブ25を有している。リブ25は、短辺部212からボタン21の外側へ突出している。リブ25は、長辺部211の両端部に位置する短辺部212に設けられている。リブ25は、カバーパネル11の基板12側の端面111に接触可能である。なお、本実施形態のようにボタン21の長手方向の中心とスイッチ15とがずれている、すなわちボタン21に対しスイッチ15が偏心して配置されているとき、リブ25は二つの短辺部212のうち少なくともスイッチ15に近い短辺部212に設けることが望ましい。なお、リブ25は、図5に示すように二つの短辺部212にそれぞれ設けてもよい。
次に、上記の構成による押しボタンスイッチ装置10の作動について説明する。
ボタン21に力を加えることにより、ボタン21を支持するヒンジ部23は弾性変形する。ボタン21をスイッチ15側に押すことにより、ボタン21はヒンジ部23を支点としてスイッチ15側へ回転する。そして、スイッチ15側へ突出する突起24がスイッチ15に接することにより、スイッチ15への入力が行われる。
一方、本実施形態のように、ボタン21に対しスイッチ15が偏心して配置されているとき、ボタン21のスイッチ15から遠い端部を押したとき、いわゆる片押し状態となったとき、ボタン21に傾きが生じる。すなわち、ボタン21は、スイッチ15に近い側に対し、スイッチ15から遠い側で移動量が大きくなる。そのため、ボタン21の長手方向においてスイッチ15から遠い端部に力を加えると、ボタン21は力を受ける部分ほど移動量が大きくなり、ボタン21には傾きが生じる。ボタン21に傾きが生じると、ボタン21を基板12側へ押し込んでも、ボタン21のスイッチ15に近い側ではボタン21がスイッチ15側へほとんど移動しないおそれがある。
ボタン21に力を加えることにより、ボタン21を支持するヒンジ部23は弾性変形する。ボタン21をスイッチ15側に押すことにより、ボタン21はヒンジ部23を支点としてスイッチ15側へ回転する。そして、スイッチ15側へ突出する突起24がスイッチ15に接することにより、スイッチ15への入力が行われる。
一方、本実施形態のように、ボタン21に対しスイッチ15が偏心して配置されているとき、ボタン21のスイッチ15から遠い端部を押したとき、いわゆる片押し状態となったとき、ボタン21に傾きが生じる。すなわち、ボタン21は、スイッチ15に近い側に対し、スイッチ15から遠い側で移動量が大きくなる。そのため、ボタン21の長手方向においてスイッチ15から遠い端部に力を加えると、ボタン21は力を受ける部分ほど移動量が大きくなり、ボタン21には傾きが生じる。ボタン21に傾きが生じると、ボタン21を基板12側へ押し込んでも、ボタン21のスイッチ15に近い側ではボタン21がスイッチ15側へほとんど移動しないおそれがある。
本実施形態の場合、ボタン21はスイッチ15に近い短辺部212からリブ25が突出している。そのため、片押しによりボタン21に傾きが生じると、リブ25はカバーパネル11の基板12側の端面111に接する。これにより、ボタン21は、リブ25とカバーパネル11の端面111との接触部分を支点とする「てこ」を形成する。その結果、ボタン21は、カバーパネル11側への移動が制限されるとともに、「てこ」の作用により突起24がスイッチ15を押し付ける。すなわち、ボタン21の端部を力点としたとき、リブ25と端面111との接触部分が支点となり、力点である突起24とスイッチ15との接触部分に力が加わる。したがって、ボタン21のスイッチ15から遠い側に力を加えても、ボタン21はリブ25を支点とする「てこ」を形成し、スイッチ15に力を加える。
本発明の第1実施形態では、ボタン21は外側へ突出するリブ25を有している。そのため、ボタン21のスイッチ15から遠い側に力を加え、ボタン21が片押し状態となっても、ボタン21はリブ25を支点とする「てこ」を形成し、スイッチ15はボタン21から力を受ける。すなわち、ボタン21は、スイッチ15および力が加えられる力点の位置に関わらず、スイッチ15に力を加える。したがって、ボタン21の大きさおよびスイッチ15の配置に関わらず、操作感を高めることができ、確実にスイッチ15の操作を行うことができる。
また、本発明の第1実施形態では、ボタン21を囲みつつボタン21と一体に構成されるフレーム22は、基板12と位置を合わせるためのピン30を有している。ピン30は、基板12の穴部31に差し込まれる。これにより、フレーム22と基板12との位置が決められるとともに、フレーム22に取り付けられているボタン21の位置と基板12に設けられているスイッチ15の位置とが決められる。したがって、ボタン21とスイッチ15とを常に適正な位置関係で配置することができ、ボタン21およびスイッチ15の操作の確実性を高めることができる。
本発明の第1実施形態では、「てこ」の支点を形成するカバーパネル11の端面111とリブ25との間の距離を調整することにより、ボタン21に加える力とスイッチ15を押し込む感触との関係が調整される。すなわち、端面111とリブ25との間の距離が変化すると、ボタン21の押し込み力、およびこの力によるスイッチ15の操作感が変化する。そこで、本発明の一実施形態では、端面111とリブ25との間の距離を調整することにより、ボタン21の操作感覚を任意に変更することができる。
(その他の実施形態)
以上説明した本発明の一実施形態では、ボタン21とスイッチ15とを偏心して配置する例について説明した。しかし、スイッチ15は、図6に示すようにボタン21の中心部に一致させて設けてもよい。長手方向の全長の増大など、ボタン21が大型化されるにしたがって、スイッチ15からボタン21の短辺部212までの距離は増大する。このように、ボタン21の長手方向の全長が増大すると、ボタン21の中心部にスイッチ15を配置しても、ボタン21の長手方向の両端付近に力を加えると、ボタン21が片押し状態となり、ボタン21による確実なスイッチ15の操作が妨げられるおそれがある。
以上説明した本発明の一実施形態では、ボタン21とスイッチ15とを偏心して配置する例について説明した。しかし、スイッチ15は、図6に示すようにボタン21の中心部に一致させて設けてもよい。長手方向の全長の増大など、ボタン21が大型化されるにしたがって、スイッチ15からボタン21の短辺部212までの距離は増大する。このように、ボタン21の長手方向の全長が増大すると、ボタン21の中心部にスイッチ15を配置しても、ボタン21の長手方向の両端付近に力を加えると、ボタン21が片押し状態となり、ボタン21による確実なスイッチ15の操作が妨げられるおそれがある。
そこで、本発明のその他の実施形態として、スイッチ15をボタン21の中心部に配置するとき、ボタン21の二つの短辺部212にそれぞれリブ25を設けることが望ましい。ボタン21の二つの短辺部212にそれぞれリブ25を設けることにより、ボタン21のいずれかの端部に力が加わりスイッチ15が傾くと、二つの短辺部212のうち押し込まれる量が小さな短辺部212に設けられているリブ25がカバーパネル11の端面111に接する。その結果、ボタン21は、リブ25とカバーパネル11の端面111との接触部分を支点とする「てこ」を形成する。これにより、ボタン21は、上述の一実施形態と同様にスイッチ15および力点の位置に関わらずスイッチ15に確実に力が加わる。したがって、ボタン21の大型化、スイッチ15の取り付け位置の制約がある場合でも、ボタン21によるスイッチ15の確実な操作を確保することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による押しボタンスイッチの要部を図7に示す。
図7に示す第2実施形態の場合、ボタン21はボス41を有している。ボス41は、ボタン21の長辺部211においてリブ25とは反対側の端部に設けられている。ボス41は、略円柱状に形成され、ボタン21からフレーム22側へ突出している。また、ボス41は、ボタン21の短辺部212においてリブ25と同一側の端部に設けられている。ボス41は、ボタン21をフレーム22側へ押し込んだとき、フレーム22と接する。なお、ボス41の形状は、突起であれば円柱状に限らず、角柱状あるいは半球状など任意の形状とすることができる。
本発明の第2実施形態による押しボタンスイッチの要部を図7に示す。
図7に示す第2実施形態の場合、ボタン21はボス41を有している。ボス41は、ボタン21の長辺部211においてリブ25とは反対側の端部に設けられている。ボス41は、略円柱状に形成され、ボタン21からフレーム22側へ突出している。また、ボス41は、ボタン21の短辺部212においてリブ25と同一側の端部に設けられている。ボス41は、ボタン21をフレーム22側へ押し込んだとき、フレーム22と接する。なお、ボス41の形状は、突起であれば円柱状に限らず、角柱状あるいは半球状など任意の形状とすることができる。
例えば環境の変化などによって繰り返し温度変化が生じると、ボタン21は反りを生じるおそれがある。ボタン21に反りが生じると、ボタン21はスイッチ15の近傍におけるストロークが小さくなり、ボタン21を押し込んでもスイッチ15が十分に押し込まれないおそれがある。特に、ボタン21がフレーム22とは反対側へ凸となる反りを生じた場合、ボタン21を押し込んでもボタン21とスイッチ15との接触が確保されないおそれがある。そこで、第2実施形態ではボス14を設けることにより、図8に示すようにボタン21をフレーム22側へ押し込むと、ボス14とフレーム22とが接する。これにより、ボタン21は、ボス14を支点として図8(C)の時計方向すなわち矢印r方向へ回転する。その結果、ボタン21は、スイッチ15側への移動が確保され、スイッチ15との接触が可能となる。
以上のように、第2実施形態では、ボタン21のリブ25と反対側の端部にボス14を設けることにより、ボタン21はリブ25だけでなくボス14も支点として回転する。これにより、ボタン21に反りが生じたときでも、ボタン21はスイッチ15の近傍におけるストロークが確保される。したがって、ボタン21とスイッチ15との確実な接触を確保することができる。
図面中、10は押しボタンスイッチ装置、11はカバーパネル、12は基板、13は開口部、15はスイッチ、21はボタン、22はフレーム、23はヒンジ部、25はリブ、30はピン(軸部)、31は穴部、41はボス、211は長辺部、212は短辺部を示す。
Claims (6)
- スイッチと、
長辺部および短辺部を有し、前記スイッチ側へ移動することにより前記スイッチを押し付けるボタンと、
前記ボタンを収容する開口部を有し、前記長辺部側に設けられているヒンジ部を支点に前記ボタンを回転可能に支持するカバーパネルと、
前記短辺部から前記ボタンの外側に突出し、前記カバーパネルの前記ボタン側の面に接触可能なリブと、
を備えることを特徴とする押しボタンスイッチ装置。 - 前記スイッチは、前記ボタンの長手方向において中心部に設けられ、
前記リブは、前記ボタンの長手方向の両端部に位置する前記短辺部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の押しボタンスイッチ装置。 - 前記スイッチは、前記ボタンの長手方向において中心部よりもいずれか一方の端部側に偏心して設けられ、
前記リブは、前記ボタンの長手方向の両端部に位置する前記短辺部のうち、少なくとも前記スイッチに近い側の短辺部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の押しボタンスイッチ装置。 - 前記ボタン側の端面に前記スイッチが設けられている基板と、
前記ボタンの周囲を囲み、かつ前記カバーパネルと前記基板との間に設けられ、前記ボタンと前記スイッチとの位置を決めるフレームと、
をさらに備えることを特徴とする請求項1、2または3記載の押しボタンスイッチ装置。 - 前記フレームは、前記基板側へ突出して前記基板に形成されている穴部に挿入される軸部を有することを特徴とする請求項4記載の押しボタンスイッチ装置。
- 前記ボタンは、前記長辺部において前記リブと反対側の端部に前記スイッチ側へ突出するボスを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の押しボタンスイッチ装置。
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11176289A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-07-02 | Hosiden Corp | キーボード |
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JPH11176289A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-07-02 | Hosiden Corp | キーボード |
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Legal Events
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Effective date: 20110412 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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