JP2009087179A - iSNSデータ相互変換通信装置,iSNSデータ相互変換通信方法 - Google Patents

iSNSデータ相互変換通信装置,iSNSデータ相互変換通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異なるネットワークに存在するiSCSIイニシエータ機能とiSCSIターゲット機能間で、iSNSサービスを利用し、iSCSI接続を行う。
【解決手段】手段13に設定されるiSCSIネームと同じ値を、データD34に設定する。次に、手段32が、プロファイルD34をiSNSサーバ21に登録する。次に、手段35が、iSNSサーバ21のディスカバリドメインに属する手段23に応じたプロファイルD33’をiSNSサーバ21から取得し、その取得したプロファイルD33’から抽出したiSCSIネームをプロファイルD33に設定する。次に、手段35が、NAPTレコードを設定し、テーブルT1に格納する。次に、手段31が、プロファイルD33をiSNSサーバ11に登録する。そして、手段35が、手段13から送信されたiSCSI接続要求を、テーブルT1を用いてNAPT変換を行い、手段23へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、iSCSI(Internet SCSI)技術に関するものである。
iSCSI(Internet SCSI;あるいはSCSI over TCPという)技術(即ち、IP(Internet Protocol)ストレージ技術の一つ)では、単体、もしくは複数のハードディスクドライブの集合体、あるいは専用の制御部で複数のハードディスクドライブを制御するディスクアレイ装置等から構成されるストレージ装置が実用化されている。
ストレージ装置とホスト装置(例えば、サーバ,PC(Personal Computer))間を接続するインターフェース技術としてはファイバチャネル(Fibre Channel;以下、FCと略す)、インフィニバンド(InfiniBand)、SCSI(Small Computer Systems Interface)などが知られている。
SCSIインターフェースは近距離間を経済的に接続する用途として優れ、既に広く普及している。当該SCSIインターフェースでは、クライアントに相当する機能をイニシエータ、サーバに相当する機能をターゲットと呼び、そのイニシエータとターゲット間で、SCSIコマンド(CDB:Command Descriptor Block)を置換する。iSCSI(internet SCSI)技術は、2004年にネットワークプロトコルであるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)の上位プロトコルとしてIETF(The Internet Engineering Task Force)で標準化された(例えば、非特許文献1参照)。
現在、iSCSI技術はギガビット以上の回線品質、特にデータセンタ内、データセンタ間や大規模LAN(Local Area Network)システム等の基幹回線で利用されている。しかし、当該iSCSI技術をコンシューマ向けアクセス回線(例えば、ブロードバンド回線)上サービスとして、端末−サーバ間、端末−端末間で適用している例は見られない。一方、国内ではFTTH(Fiber To The Home)回線の普及と高速化が進行中であり、既に100BASE−TXをユーザーインターフェースとするサービスが実用化済みであるが、近い将来には、都市部でのギガビット化も想定されている。
ここで、iSCSIのようなストレージネットワークに関するネットワーク接続管理技術を以下に説明する。
iSNS(Internet Storage Name Service:インターネットストレージネームサービス)技術(例えば、非特許文献2参照)は、TCP/IPネットワーク上で、上記iSCSI、iFCP(Internet Fibre channel Protocol)デバイスの検出、構成管理等の機能を提供するインターネット標準のストレージ専用のネームサービス(名前解決)規格であって、2005年9月にRFC(Request for Comments)4171として制定された。
iSNSサーバは管理デバイスに実装されたiSNSクライアント機能を通じて各デバイスのプロファイル情報(例えば、IPアドレスやRFC3721(例えば、非特許文献3参照)で定義されたiSCSIネーム)を管理する。また、他にも、iSNSサーバは、iSNSサーバとiSNSクライアント間の相互死活管理,デバイス間のアクセス関係を定義するディスカバリドメインの管理,同一ドメイン内でのプロファイル共有等を実現する。特に、ドメイン内のプロファイル共有によってドメイン所属デバイスのIPアドレスリストを取得できることから、これをアクセスコントロールリスト(ACL:Access Control List)に適用して各デバイスからのアクセスに対して動的L3(Layer 3)制御を行うことができる。
IP−SAN(Internet Protocol−Storage Area Network)ネットワークフィルタ定義作成方法及びフィルタ定義設定方法は、単一のiSNSサーバで管理される複数のネットワーク間に設置される通信装置に対して、iSCSIレイヤ属性(イニシエータかターゲットか)に基づいたIPレイヤのフィルタリングの定義と設定方法として知られるものである。
J.Satran,K.Meth,C.Sapuntzakis,M.Chadalapaka,E.Zeinder、Request for Comments:3720 "Internet Small Computer Systems Interface(iSCSI)"、[online]、Apr 2004(平成16年4月)、The Internet Society、[平成19年7月24日 検索]、インターネット<URL:http://ietfreport.isoc.org/rfc/PDF/rfc3720.pdf>. J.Tseng,K.Gibbons,F.Travosino,C.Du Laney,J.Souza、Request for Comments:4171 "Internet Storage Name Services(iSNS)"、[online]、Sep 2005(平成17年9月)、The Internet Society、[平成19年7月24日 検索]、インターネット<URL:http://ietfreport.isoc.org/rfc/PDF/rfc4171.pdf>. M.Bakke,J.Hafner,J.Hufferd,K.Voruganti,M.Krueger、Request for Comments:3721 "Internet Small Computer Systems Interface(iSCSI)Naming and Discovery"、[online]、Apr 2004(平成16年4月)、The Internet Society、[平成19年7月24日 検索]、インターネット<URL:http://ietfreport.isoc.org/rfc/PDF/rfc3721.pdf>.
複数のiSCSIストレージ装置(即ち、iSCSIターゲット装置)に対して、iSCSIイニシエータ機能を有するサーバ等から選択的にiSCSI接続を行うため、あるいは、iSCSIイニシエータとiSCSIターゲット装置間の接続許可関係を集中制御するためには、非特許文献2を利用する方法が一般的な運用方法である。
しかし、iSNSサーバは、LAN管理を前提とした設計のため、例えば、インターネット上でグローバルアドレス体系によって運用されるiSCSIストレージ装置に対して、ブロードバンドルータで隔てられたプライベートネットワーク上のiSCSIイニシエータからiSCSI接続する用途や、インターネット上のiSCSIイニシエータ機能を有するサーバからプライベートネットワーク上に設置されたiSCSIストレージへの接続用途には、利用できない。
本発明は、前記課題に基づいてなされたものであって、iSCSIイニシエータ機能を備えるiSCSI装置とiSCSIターゲット機能を備えるiSCSI装置が異なるネットワークに(例えば、iSCSIイニシエータ機能を備えるiSCSI装置がプライベートネットワークに、iSCSIターゲット機能を備えるiSCSI装置がグローバルネットワークに)存在し、そのiSCSIイニシエータ機能を備えるiSCSI装置とiSCSIターゲット機能を備えるiSCSI装置間で、iSNSサービスを利用して、iSCSI接続を行うiSNSデータ相互変換通信(iSNSゲートウェイ)装置,iSNSデータ相互変換通信方法を提供することにある。
前記課題の解決を図るために、請求項1記載の発明は、iSCSIイニシエータ手段及び第1iSNSサーバに対する通信を第1ネットワークを介して行うネットワークインタフェース装置を含む第1ネットワークインタフェース手段と、iSCSIターゲット手段及び第2iSNSサーバに対する通信を第2ネットワークを介して行うネットワークインタフェース装置を含む第2ネットワークインタフェース手段と、を具備する通信手段,記憶手段,入力手段を備え、該記憶手段に、NAPTテーブル,iSCSIターゲット手段を表すためのiSCSIターゲットプロファイルデータ,仮想的なiSCSIイニシエータ手段を表すためのiSCSIイニシエータプロファイルデータが格納され、iSCSIイニシエータ手段を備え第1ネットワークに存在する第1iSCSI装置とiSCSIターゲット手段を備え第2ネットワークに存在する第2iSCSI装置間の通信データを変換し通信するiSNSデータ相互変換通信装置であって、前記通信手段が、前記第1ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを入力手段を使って入力し、該第1ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを前記記憶手段に格納する手段,前記第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを入力手段を使って入力し、該第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを前記記憶手段に格納する手段,を具備し、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータを第2iSNSサーバに登録する手段を具備し、第2iSNSサーバと通信を行う第2iSNSクライアント手段と、前記iSCSIイニシエータ手段に設定されるiSCSIネームと同じ値のiSCSIネームを、前記入力手段を使って入力し、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータに設定する手段,前記第2iSNSクライアント手段を使って、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータに含まれるiSCSIネームを含む第2iSNSサーバのディスカバリドメインに属するiSCSIターゲット手段のiSCSIネームに応じたiSCSIターゲット手段のプロファイルを第2iSNSサーバから取得し、前記記憶手段に格納し、その取得したiSCSIターゲット手段のプロファイルから該iSCSIターゲット手段のiSCSIネームを抽出し、該iSCSIネームを記憶手段上のiSCSIターゲットプロファイルデータに設定する手段,前記取得したiSCSIターゲット手段のプロファイルに含まれるIPアドレス及びポート番号と、第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを送信元IPアドレスと、前記iSCSIターゲットプロファイルデータに含まれるポート番号と、に基づいて設定したNAPTテーブルレコードを、前記NAPTテーブルに格納する手段,前記iSCSIイニシエータ手段から送信されたiSCSI接続要求を受信し、該iSCSI接続要求に対し前記NAPTテーブルを用いてNAPT変換を行い、該変換されたiSCSI接続要求をiSCSIターゲット手段へ送信する手段,を具備するNAPT変換手段と、前記iSCSIターゲットプロファイルデータを第1iSNSサーバに登録する手段を具備し、第1iSNSサーバと通信を行う第1iSNSクライアント手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第2iSNSクライアント手段が、制御メッセージを受け、該制御メッセージをNAPT変換手段に通知する手段、を具備し、前記NAPT変換手段は、通知された制御メッセージに応じた処理を行う手段と、前記第1iSNSクライアント手段に前記制御メッセージを通知する手段と、を具備し、前記第1iSNSクライアント手段が、前記通知された制御メッセージを発行する手段、を具備することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1iSNSクライアント手段が、制御メッセージを受け、該制御メッセージをNAPT変換手段に通知する手段、を具備し、前記NAPT変換手段が、通知された制御メッセージに応じた処理を行う手段と、前記第2iSNSクライアント手段に前記制御メッセージを通知する手段と、を具備し、前記第2iSNSクライアント手段が、前記通知された制御メッセージを発行する手段、を具備する、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、iSCSIイニシエータ手段及び第1iSNSサーバに対する通信を第1ネットワークを介して行うネットワークインタフェース装置を含む第1ネットワークインタフェース手段と、iSCSIターゲット手段及び第2iSNSサーバに対する通信を第2ネットワークを介して行うネットワークインタフェース装置を含む第2ネットワークインタフェース手段と、を具備する通信手段,第1iSNSサーバと通信を行う第1iSNSクライアント手段,第2iSNSサーバと通信を行う第2iSNSクライアント手段,前記iSCSIイニシエータ手段とiSCSIターゲット手段間のプロトコルにおけるネットワークアドレスとポート番号を変換するNAPT変換手段,記憶手段,入力手段を備え、該記憶手段に、NAPTテーブル,iSCSIターゲット手段を表すためのiSCSIターゲットプロファイルデータ,仮想的なiSCSIイニシエータ手段を表すためのiSCSIイニシエータプロファイルデータを格納した装置が、iSCSIイニシエータ手段を備え第1ネットワークに存在する第1iSCSI装置とiSCSIターゲット手段を備え第2ネットワークに存在する第2iSCSI装置間の通信データを変換し通信するiSNSデータ相互変換通信方法であって、前記NAPT変換手段が、前記iSCSIイニシエータ手段に設定されるiSCSIネームと同じ値のiSCSIネームを、前記入力手段を使って入力し、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータに設定するステップと、前記通信手段が、前記第1ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを入力手段を使って入力し、該第1ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを前記記憶手段に格納するステップと、前記通信手段が、前記第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを入力手段を使って入力し、該第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを前記記憶手段に格納するステップと、前記第2iSNSクライアント手段が、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータを第2iSNSサーバに登録するステップと、前記NAPT変換手段が、第2iSNSクライアント手段を使って、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータに含まれるiSCSIネームを含む第2iSNSサーバのディスカバリドメインに属するiSCSIターゲット手段のiSCSIネームに応じたiSCSIターゲット手段のプロファイルを第2iSNSサーバから取得し、前記記憶手段に格納し、その取得したiSCSIターゲット手段のプロファイルから該iSCSIターゲット手段のiSCSIネームを抽出し、該iSCSIネームを記憶手段上のiSCSIターゲットプロファイルデータに設定するステップと、前記NAPT変換手段が、前記取得したiSCSIターゲット手段のプロファイルに含まれるIPアドレス及びポート番号と、第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを送信元IPアドレスと、前記iSCSIターゲットプロファイルデータに含まれるポート番号と、に基づいて設定したNAPTテーブルレコードを、前記NAPTテーブルに格納するステップと、前記第1iSNSクライアント手段が、iSCSIターゲットプロファイルデータを第1iSNSサーバに登録するステップと、前記NAPT変換手段が、前記iSCSIイニシエータ手段から送信されたiSCSI接続要求を受信し、該iSCSI接続要求に対し前記NAPTテーブルを用いてNAPT変換を行い、該変換されたiSCSI接続要求をiSCSIターゲット手段へ送信するステップと、を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記第2iSNSクライアント手段が、制御メッセージを受け、該制御メッセージをNAPT変換手段に通知するステップと、前記NAPT変換手段が、通知された制御メッセージに応じた処理を行うステップと、前記NAPT変換手段は、前記第1iSNSクライアント手段に前記制御メッセージを通知するステップと、前記第1iSNSクライアント手段が、前記通知された制御メッセージを発行するステップと、を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記第1iSNSクライアント手段が、制御メッセージを受け、該制御メッセージをNAPT変換手段に通知するステップと、前記NAPT変換手段が、通知された制御メッセージに応じた処理を行うステップと、前記NAPT変換手段が、前記第2iSNSクライアント手段に前記制御メッセージを通知するステップと、前記第2iSNSクライアント手段が、前記通知された制御メッセージを発行するステップと、を有することを特徴とする。
前記請求項1,4に記載の発明は、第1ネットワーク上のiSCSIイニシエータ機能から第2ネットワーク上のiSCSIターゲット機能に対し、iSNSサービスを使用して、iSCSI接続を行うことができる。
前記請求項2,5に記載の発明は、第2iSNSクライアント手段で受けた制御メッセージに応じた処理を行い、該制御メッセージを第1iSNSクライアント手段で中継できる。
前記請求項3,6に記載の発明は、第1iSNSクライアント手段で受けた制御メッセージに応じた処理を行い、該制御メッセージを第2iSNSクライアント手段で中継できる。
以上示したように請求項1,4の発明によれば、第1ネットワーク上のiSCSIイニシエータ機能から第2ネットワーク上のiSCSIターゲット機能を使って、第2iSCSI装置を利用できる。
請求項2,5の発明によれば、iSCSIイニシエータ機能及び第1iSNSサーバは、中継された制御メッセージに基づいた処理を行うことができる。
請求項3,6の発明によれば、iSCSIターゲット機能及び第2iSNSサーバは、中継された制御メッセージに基づいた処理を行うことができる。
これらを以ってストレージネットワーク技術分野に貢献できる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態におけるiSNSデータ相互変換通信装置(以下、iSNSゲートウェイ装置という)を図1に基づいて説明する。図1中のiSNSゲートウェイ装置3は、LAN 100(プライベートネットワーク;第1ネットワーク)に存在するiSCSIイニシエータ機能13を備えるローカルサーバ1(第1iSCSI装置)から外部(WAN 200;第2ネットワーク)に存在するiSCSIターゲット機能23を備えるiSCSIストレージ装置2(第2iSCSI装置)へのアクセスに関する名前解決を行い、iSCSI接続を中継する。即ち、iSCSIイニシエータ機能13がLAN 100に存在し、iSCSIターゲット機能23がWAN 200に存在し、iSCSIイニシエータ機能13がiSCSIターゲット機能23へiSCSI接続を行う形態である。なお、図1中では、LAN 100に対して外部に存在する1つのiSCSIストレージ装置2を想定する。また、以下の説明では、iSCSIネームにiqn形式を採用しているが、他の形式(例えば、eui(Enterprize/Extended Unique identifier)−64 format)を採用しても良い。
図1のネットワーク構成は、ローカルサーバ1,iSCSIイニシエータ機能側のiSNSサーバ(第1iSNSサーバ)11,iSNSゲートウェイ装置3に備えられたネットワークインタフェース機能36が、LAN(例えば、IPネットワーク(インターネットプロトコルネットワーク)のLAN) 100に接続されている。
さらに、iSCSIストレージ装置2,iSCSIターゲット機能側のiSNSサーバ(第2iSNSサーバ)21,iSNSゲートウェイ装置3に備えられたネットワークインタフェース機能37が、WAN(例えば、IPネットワークのWAN) 200に接続されている。
ローカルサーバ1は、iSNSクライアント機能12,iSCSIイニシエータ機能13,ネットワーク等で通信を行う通信機能(図示省略),各機能を制御する制御機能(図示省略;例えば、CPU(Central Processing Unit),OS(Operating System))、メモリやハードディスクドライブ装置などを含む記憶機能(図示省略),ユーザインタフェース装置(例えば、キーボード装置など)を含み、該ユーザインタフェース装置やネットワーク越しにデータを入力する入力機能(図示省略)を備える装置であって、例えば、コンピュータである。なお、iSCSIイニシエータ機能13に応じたプロファイルが、予めローカルサーバ1の記憶機能に設定されているものとする。
iSCSIストレージ装置2は、iSNSクライアント機能22,iSCSIターゲット機能23,ネットワーク等で通信を行う通信機能(図示省略),各機能を制御する制御機能(図示省略),記憶機能(図示省略),ユーザインタフェース装置(例えば、キーボード装置など)を含み、該ユーザインタフェース装置やネットワーク越しにデータを入力する入力機能(図示省略)を備える装置であって、例えば、コンピュータであっても良い。なお、iSCSIターゲット機能23に応じたプロファイルD33’が予めiSCSIストレージ装置2の記憶機能に設定されているものとする。
iSNSゲートウェイ装置3は、iSNSサーバ11と通信するiSNSクライアント(第1iSNSクライアント)機能31,iSNSサーバ21と通信するiSNSクライアント(第2iSNSクライアント)機能32,iSCSIプロトコルにおけるネットワークアドレス(IPアドレス)とポート番号を変換し、その変換処理に使用する変換テーブル(即ち、NAPT(ネットワークアドレスアンドポートトランスレーション;Network Address and port translation)テーブル)を管理するNAPT変換機能35,通信機能(図示省略),各機能を制御する制御機能(図示省略),記憶機能(図示省略),ユーザインタフェース装置(例えば、キーボード装置など)を含み、該ユーザインタフェース装置やネットワーク越しにデータを入力する入力機能(図示省略)を備える装置であって、例えば、コンピュータである。
iSNSゲートウェイ装置3に備えられた通信機能は、iSCSIイニシエータ機能13及びiSNSサーバ11に対する通信を、LAN 100を介して行うネットワークインタフェース装置を含むネットワークインタフェース(第1ネットワークインタフェース)機能36,iSCSIターゲット機能23及びiSNSサーバ21に対する通信を、WAN 200を介して行うネットワークインタフェース装置を含むネットワークインタフェース(第2ネットワークインタフェース)機能37を備える。
iSNSゲートウェイ装置3の記憶機能には、NAPTテーブルレコード(後述する)から構成されるNAPTテーブルT1,仮想的なiSCSIターゲット機能を表すためのiSCSIターゲットプロファイルデータ(以下、iSCSIターゲットプロファイルという)D33,仮想的なiSCSIイニシエータ機能を表すためのiSCSIイニシエータプロファイルデータ(以下、iSCSIイニシエータプロファイルという)D34などの本実施形態における必要な情報またはデータが格納される。なお、iSCSIターゲットプロファイルデータD33とiSCSIイニシエータプロファイルデータD34は、iSCSIネームを除くデータが設定されているものとする。
iSNSクライアント機能31は、ネットワークインタフェース機能36を使って通信を行う。
iSNSクライアント機能32は、ネットワークインタフェース機能37を使って通信を行う。
NAPT変換機能35は、ネットワークインタフェース機能36,37を使って通信を行う。
第1実施形態において名前解決を行い、iSCSI接続を中継する方法を図1に基づいて以下に説明する。
まず、LAN 100に設置するiSCSIイニシエータ機能13に設定する端末固有のiSCSIネーム(例えば、下表のようなiSCSIネームの一例)を、iSNSゲートウェイ装置3がWAN 200上に設置されるiSNSサーバ21に登録するiSCSIイニシエータプロファイルD34におけるiSCSIネームと同一の値になるように、管理者が手動で設定する(M101)。即ち、iSNSゲートウェイ装置3のNAPT変換機能35は、iSCSIイニシエータ機能13に設定されるiSCSIネームと同じ値のiSCSIネームを、前記入力機能を使って入力し、iSCSIイニシエータプロファイルデータD34に設定する。なお、管理者は、iSCSIゲートウェイ装置3とローカルサーバ1に予め備えられた入力機能を用いてiSCSIネームを設定しても良い。
Figure 2009087179
次に、iSNSゲートウェイ装置3のLAN 100側(即ち、iSCSIイニシエータ機能13側)のネットワークインタフェース機能36のIPアドレス(例えば、下表のようなIPアドレスの一例)を管理者が手動で設定し、該ネットワークインタフェース機能36のIPアドレスは、iSNSゲートウェイ装置3の記憶機能に格納される。(M102)。即ち、iSNSゲートウェイ装置3の通信機能は、予め備えられた入力機能やネットワーク越しに入力する入力機能などを用いてネットワークインタフェース機能36のIPアドレスを入力し設定する。
Figure 2009087179
次に、iSNSゲートウェイ装置3のWAN 200側(即ち、iSCSIターゲット機能23側)のネットワークインタフェース機能37のIPアドレス(例えば、下表のようなIPアドレスの一例)は、インターネットプロバイダ等のサーバからネットワーク越しにDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)に基づいた入力機能によって取得され(入力し)、通信機能よって設定される。該ネットワークインタフェース機能37のIPアドレスは、iSNSゲートウェイ装置3の記憶機能に格納される(M103)。
Figure 2009087179
次に、WAN 200上のiSCSIストレージ装置2に備えられたiSNSクライアント機能22が、iSCSIターゲット機能23のプロファイル(例えば、下表のようなプロファイルの一例)をiSNSサーバ21へ登録する(M104)。
Figure 2009087179
次に、iSNSゲートウェイ装置3のiSNSクライアント機能32が、予め設定されていたiSCSIイニシエータプロファイルD34(例えば、下表のようなプロファイルの一例)をiSNSサーバ21に登録する(M105)。
Figure 2009087179
次に、iSNSサーバ21上のオペレーションにおいて、iSCSIイニシエータプロファイルD34とiSCSIターゲット機能23のプロファイルに基づくディスカバリドメイン属性が同一に設定される(M106)。例えば、下表のように、ディスカバリドメイン識別子「DD1」で、iSCSIネームがグルーピングされる。即ち、ディスカバリドメイン「DD1」にiSCSIイニシエータプロファイルD34のiSCSIネームとiSCSIターゲット機能23のiSCSIネームが属することになる。
Figure 2009087179
次に、iSNSゲートウェイ装置3のNAPT変換機能35がiSNSプロトコルを使用して(iSNSクライアント機能32を使って)同一ディスカバリドメインに設定されたiSCSIターゲット機能23のプロファイル(例えば、下表のようなプロファイル)D33’をiSNSサーバ21から取得し、iSNSゲートウェイ装置3の記憶機能に格納する。さらに、その取得したiSCSIターゲット機能23のプロファイルD33’からiSCSIターゲット機能23のiSCSIネームを抽出し、該iSCSIネームを記憶機能上のiSCSIターゲットプロファイルD33に設定する(M107)。
Figure 2009087179
次に、iSNSゲートウェイ装置3のNAPT変換機能35が、メッセージングM107で取得したiSCSIターゲット機能23のプロファイルD33’に含まれるIPアドレスを送信先IPアドレス(IP_t)として、iSCSIターゲット機能23のプロファイルD33’に含まれるポート番号を送信先ポート番号として、NAPTテーブルレコードに設定する。さらに、メッセージングM103で設定したIPアドレスを送信元IPアドレス(IP_g)として前記NAPTテーブルレコードに設定する。そして、iSCSIターゲットプロファイルD33に含まれるポート番号を受付ポート番号として前記NAPTテーブルレコードに設定し、(最終的に、下表のようなNAPTテーブルレコードが作成され、)例えば、下表のようなNAPTテーブルレコードをNAPTテーブルT11に格納する(M108)。
Figure 2009087179
次に、iSNSゲートウェイ装置3のiSNSクライアント機能31が、iSCSIターゲットプロファイルD33(例えば、下表のようなプロファイル)をLAN 100側のiSNSサーバ11に登録する(M109)。
Figure 2009087179
次に、iSNSクライアント機能12が、LAN 100上のiSCSIイニシエータ機能13のプロファイル(例えば、下表のようなプロファイル)をiSNSサーバ11に登録する(M110)。
Figure 2009087179
次に、iSNSサーバ11上のオペレーションにより、iSCSIイニシエータ12のプロファイルとiSCSIターゲットプロファイルD33に基づくディスカバリドメイン属性が同一に設定される(M111)。例えば、下表のように、ディスカバリドメイン識別子「DD2」で、iSCSIネームがグルーピングされる。
Figure 2009087179
次に、iSCSIイニシエータ機能13が、iSNSプロトコル(iSNSクライアント機能12)を使用して同一ディスカバリドメインに設定されたiSCSIターゲットプロファイルD33を取得する(M112)。
Figure 2009087179
次に、メッセージングM112に関する処理で取得したiSCSIターゲットプロファイルD33(即ち、iSCSIターゲット機能23のiSCSIネームを含むプロファイル)を用いて、iSCSIイニシエータ機能13が下表のような仮想的なターゲットのプロファイル(即ち、iSCSIターゲットプロファイルD33)に含まれるIPアドレスとポート番号を使って、iSNSゲートウェイ装置3へのiSCSI接続要求(iSCSI接続要求電文)を送信する(M113)。
Figure 2009087179
そして、iSNSゲートウェイ装置3のNAPT変換機能35が、メッセージングM113の処理によって到達した(送信された)iSCSI接続要求を受信し(即ち、iSCSIイニシエータ機能13とNAPT変換機能35間のiSCSIセッション(iSCSI接続)が確立され)、メッセージングM108の処理で作成したNAPTテーブルT1を用いて(M114)、そのiSCSI接続要求に対しNAPT変換を行い、iSNSゲートウェイ装置3の外部に存在するiSCSIターゲット機能(iSCSIストレージ装置2に備えられたiSCSIターゲット機能)23のIPアドレスとポート番号(例えば、下表のIPアドレスとポート番号)に基づいて、その変換されたiSCSI接続要求をiSCSIターゲット機能23へ送信する(中継する)(M115)。そして、そのiSCSI接続要求をiSCSIターゲット機能23が受信し、NAPT変換機能35とiSCSIターゲット機能23間のiSCSIセッションが確立する。
Figure 2009087179
なお、NAPT変換機能35におけるパケットに対するNAPT変換処理の一例は、次の通り。また、変換前後のネットワークに基づいて、他のNAPT変換処理も想定できる。まず、受信したパケットの送信先IPアドレスにNAPTの送信先IPアドレス(IP_t)を設定する。さらに、受信したパケットの送信元IPアドレスにNAPTの送信元IPアドレス(IP_g)を設定する。
図2は、iSCSIイニシエータ機能13がWAN 200(図2における第1ネットワーク)に存在し、iSCSIターゲット機能23がLAN 100(図2における第2ネットワーク)に存在し、iSCSIイニシエータ機能13がiSCSIターゲット機能23へiSCSI接続を行う構成の一例である。図2は、図1と比べて、iSCSIターゲット機能23とiSCSIターゲット機能23のネットワーク上の存在位置が異なるだけで、図2中のメッセージングM201〜M215に関する処理は、図1中のメッセージングM101〜M115と同様の処理を行うため、説明を省略する。
[第2実施形態]
以下、本発明の第1実施形態におけるiSNSゲートウェイ装置を図3に基づいて説明する。図3中のiSNSゲートウェイ装置3は、iSCSIストレージ装置2が発行した制御メッセージもしくは制御信号(例えば、SCN Event信号)を中継し、iSNSサーバ11から取得する制御メッセージもしくは制御信号(例えば、SCN信号)によって、iSCSIストレージ装置2の停止(shutdown)を、ローカルサーバ1が検知するという流れの制御メッセージ中継(例えば、SCN信号中継(inbound))を行う。即ち、制御メッセージの中継方向は、制御メッセージの発行元であるiSCSIターゲット機能23から制御メッセージの最終的な受け取り先であるiSCSIイニシエータ機能13への方向になる。なお、図3中のネットワーク構成及び装置構成は、図1と同じものとする。以下の説明で、図1及び図2の符号と同じものの説明は省略する。
次に、第2実施形態において制御メッセージを中継する方法を図3に基づいて説明する。
まず、iSCSIターゲット機能23が、iSNSクライアント機能22を使って、SCN Event(iSCSI target shutdown)をiSNSサーバ21へ発行する(M301:SCN Event発行)。
次に、SCN Eventを受けたiSNSサーバ21は、iSNSゲートウェイ装置3に対してSCNを発行する(M302:SCN発行)。
次に、SCNを受けたiSNSゲートウェイ装置3のiSNSクライアント機能32は、SCN信号をNAPT変換機能35に通知する(M303:SCN信号通知)。
次に、SCN信号を通知されたNAPT変換機能35は、SCN信号に応じた処理を行う。例えば、SCN信号に含まれるiSCSIネームに応じたIPアドレスを有するNAPTテーブルレコードを対象とした処理(例えば、無効処理)を行う。なお、無効処理の方法は、当該NAPTテーブルレコードを削除しても良いし、無効を示すフラグを付与しても良い(M304:SCN(shutdown)信号処理)。
次に、NAPT変換機能35は、iSNSクライアント機能31にSCN信号を通知する(M305:SCN中継)。
次に、SCN信号を通知されたiSNSクライアント機能31は、SCN Event(iSCSI target shutdown)をiSNSサーバ11に対して発行する(M306:SCN Event発行)。
そして、SCN Eventを受けたiSNSサーバ11は、ローカルサーバ1に対してSCNを発行する(M307:SCN発行)。
なお、図4は、最初のSCN Event(iSCSI initiator shutdown)の発行元と最終的な受け取り先が、図3のものと逆となるだけ(中継方向が逆向き)で、図4中のメッセージングM401〜M407に関する処理は、図3中のメッセージングM301〜M307までの処理と同様であるため、説明を省略する。
なお、上述の本実施形態に関する説明において、機能と手段を同じものと考えているため、機能と記載しているものを手段と読み替えても良い。
また、本実施形態において、上述のiSNSゲートウェイ装置が行う名前解決を行い、iSCSI接続を中継する手順(例えば、メッセージングM101〜M115においてiSNSゲートウェイ装置が行う処理)及び制御メッセージを中継する手順(例えば、メッセージングM101〜M115においてiSNSゲートウェイ装置が行う処理)を、該iSNSゲートウェイ装置の手段(もしくは機能)として(例えば、iSNSゲートウェイ装置の手段(もしくは機能)をコンピュータプログラムとして)実装しても良い。また、前記メッセージングの連なりが、本実施形態の名前解決を行い、iSCSI接続を中継する方法(手順)及び制御メッセージを中継する方法(手順)と考えてよい。
以上のように、本実施形態は、異なる2つのネットワーク(例えば、インターネットとプライベートネットワーク)上のiSCSIデバイス(iSCSI装置)の管理を各々のネットワーク上で運用するiSNSサーバ(グローバル(インターネット)用,ローカル用)を設置する。
また、2つのネットワーク間に設置されるiSNSゲートウェイ装置が、iSCSIターゲット機能を管理するグローバルiSNSサーバに対する疑似iSCSIイニシエータとして動作する。
iSNSゲートウェイ装置は、当該iSNSサーバから取得するiSCSIターゲット機能へのプロファイル(即ち、IPアドレス、ポート番号、iSCSIネームを含むデータ)を用い、プライベートネットワークでiSCSIイニシエータ機能を管理するローカルiSNSサーバに対して、擬似的なiSCSIターゲット装置として動作するように設定する。
iSCSIイニシエータ機能は、iSNSゲートウェイ装置をiSCSIターゲット機能と見做してアクセスする。そして、iSNSゲートウェイ装置は、IPアドレスとポート番号変換を行った上でiSCSIターゲット装置にiSCSIセッション(iSCSI接続)を中継する。
また、本実施形態によれば、従来、閉じられたLAN環境で使われてきたiSCSI技術を、FTTHの普及に伴いWAN経由で利用できる。例えば、ネットワーク環境が整いつつある家庭内におけるブロードバンドルータ経由でインターネットに接続し、そのインターネット上のiSCSIターゲット機能に対し、iSNSサービスを使用したiSCSI接続を容易とできる。さらに、そのインターネット上のiSCSIターゲット機能を備えるストレージ資源(ストレージ装置)のユーティリティ利用に資することができる。
iSCSIイニシエータ機能とiSCSIターゲット機能を逆に配置する構成下では、例えば、コンテンツを蓄積したiSCSIターゲット機能を備えるiSCSIストレージ装置を、インターネット上のiSCSIイニシエータ機能を備えるサーバから直接マウントし、その蓄積されたコンテンツを経済的に公開する、などのサービスに資することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものでなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、本実施形態の変形例として、iSNSゲートウェイ装置のWAN側にIPv6(Internet Protocol Version 6)に対応したネットワークインタフェース機能を備えていれば、LAN側がIPv4(Internet Protocol Version 4)に基づくネットワーク、WAN側がIPv6に基づくネットワークであってもよい。この変形例は、NAPT変換機能及びNAPTテーブルにおいて、WAN側のIPアドレスに対してIPv6に基づくIPアドレスを適応することによって実現できる。
第1実施形態における装置構成及び名前解決を行いiSCSI接続を中継する方法を示す図。 第1実施形態における装置構成の変形例を示す図。 第2実施形態における装置構成及び制御メッセージを中継する方法を示す図。 第2実施形態における制御メッセージの中継方向を逆とする例を示す図。
符号の説明
1…ローカルサーバ
1’…インターネットサーバ
2…iSCSIストレージ装置
3…iSNSゲートウェイ装置
11,21…iSNSサーバ
12,22,31,32…iSNSクライアント機能
13…iSCSIイニシエータ機能
23…iSCSIターゲット機能
35…NAPT変換機能
36,37…ネットワークインタフェース機能
100…LAN
200…WAN
D33…iSCSIターゲットプロファイルデータ
D33’…iSCSIターゲット機能のプロファイル
D34…iSCSIイニシエータプロファイルデータ
T1…NAPTテーブル

Claims (6)

  1. iSCSIイニシエータ手段及び第1iSNSサーバに対する通信を第1ネットワークを介して行うネットワークインタフェース装置を含む第1ネットワークインタフェース手段と、iSCSIターゲット手段及び第2iSNSサーバに対する通信を第2ネットワークを介して行うネットワークインタフェース装置を含む第2ネットワークインタフェース手段と、を具備する通信手段,記憶手段,入力手段を備え、
    該記憶手段に、NAPTテーブル,iSCSIターゲット手段を表すためのiSCSIターゲットプロファイルデータ,仮想的なiSCSIイニシエータ手段を表すためのiSCSIイニシエータプロファイルデータが格納され、
    iSCSIイニシエータ手段を備え第1ネットワークに存在する第1iSCSI装置とiSCSIターゲット手段を備え第2ネットワークに存在する第2iSCSI装置間の通信データを変換し通信するiSNSデータ相互変換通信装置であって、
    前記通信手段が、
    前記第1ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを入力手段を使って入力し、該第1ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを前記記憶手段に格納する手段,
    前記第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを入力手段を使って入力し、該第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを前記記憶手段に格納する手段,
    を具備し、
    前記iSCSIイニシエータプロファイルデータを第2iSNSサーバに登録する手段を具備し、第2iSNSサーバと通信を行う第2iSNSクライアント手段と、
    前記iSCSIイニシエータ手段に設定されるiSCSIネームと同じ値のiSCSIネームを、前記入力手段を使って入力し、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータに設定する手段,
    前記第2iSNSクライアント手段を使って、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータに含まれるiSCSIネームを含む第2iSNSサーバのディスカバリドメインに属するiSCSIターゲット手段のiSCSIネームに応じたiSCSIターゲット手段のプロファイルを第2iSNSサーバから取得し、前記記憶手段に格納し、
    その取得したiSCSIターゲット手段のプロファイルから該iSCSIターゲット手段のiSCSIネームを抽出し、該iSCSIネームを記憶手段上のiSCSIターゲットプロファイルデータに設定する手段,
    前記取得したiSCSIターゲット手段のプロファイルに含まれるIPアドレス及びポート番号と、第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを送信元IPアドレスと、前記iSCSIターゲットプロファイルデータに含まれるポート番号と、に基づいて設定したNAPTテーブルレコードを、前記NAPTテーブルに格納する手段,
    前記iSCSIイニシエータ手段から送信されたiSCSI接続要求を受信し、該iSCSI接続要求に対し前記NAPTテーブルを用いてNAPT変換を行い、該変換されたiSCSI接続要求をiSCSIターゲット手段へ送信する手段,
    を具備するNAPT変換手段と、
    前記iSCSIターゲットプロファイルデータを第1iSNSサーバに登録する手段を具備し、第1iSNSサーバと通信を行う第1iSNSクライアント手段と、
    を備えることを特徴とするiSNSデータ相互変換通信装置。
  2. 請求項1に記載のiSNSデータ相互変換通信装置において、
    前記第2iSNSクライアント手段が、
    制御メッセージを受け、該制御メッセージをNAPT変換手段に通知する手段、
    を具備し、
    前記NAPT変換手段は、
    通知された制御メッセージに応じた処理を行う手段と、
    前記第1iSNSクライアント手段に前記制御メッセージを通知する手段と、
    を具備し、
    前記第1iSNSクライアント手段が、
    前記通知された制御メッセージを発行する手段、
    を具備する
    ことを特徴とするiSNSデータ相互変換通信装置。
  3. 請求項1に記載のiSNSデータ相互変換通信装置において、
    前記第1iSNSクライアント手段が、
    制御メッセージを受け、該制御メッセージをNAPT変換手段に通知する手段、
    を具備し、
    前記NAPT変換手段が、
    通知された制御メッセージに応じた処理を行う手段と、
    前記第2iSNSクライアント手段に前記制御メッセージを通知する手段と、
    を具備し、
    前記第2iSNSクライアント手段が、
    前記通知された制御メッセージを発行する手段、
    を具備する、
    ことを特徴とするiSNSデータ相互変換通信装置。
  4. iSCSIイニシエータ手段及び第1iSNSサーバに対する通信を第1ネットワークを介して行うネットワークインタフェース装置を含む第1ネットワークインタフェース手段と、iSCSIターゲット手段及び第2iSNSサーバに対する通信を第2ネットワークを介して行うネットワークインタフェース装置を含む第2ネットワークインタフェース手段と、を具備する通信手段,
    第1iSNSサーバと通信を行う第1iSNSクライアント手段,第2iSNSサーバと通信を行う第2iSNSクライアント手段,前記iSCSIイニシエータ手段とiSCSIターゲット手段間のプロトコルにおけるネットワークアドレスとポート番号を変換するNAPT変換手段,記憶手段,入力手段を備え、
    該記憶手段に、NAPTテーブル,iSCSIターゲット手段を表すためのiSCSIターゲットプロファイルデータ,仮想的なiSCSIイニシエータ手段を表すためのiSCSIイニシエータプロファイルデータを格納した装置が、
    iSCSIイニシエータ手段を備え第1ネットワークに存在する第1iSCSI装置とiSCSIターゲット手段を備え第2ネットワークに存在する第2iSCSI装置間の通信データを変換し通信する
    iSNSデータ相互変換通信方法であって、
    前記NAPT変換手段が、前記iSCSIイニシエータ手段に設定されるiSCSIネームと同じ値のiSCSIネームを、前記入力手段を使って入力し、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータに設定するステップと、
    前記通信手段が、前記第1ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを入力手段を使って入力し、該第1ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを前記記憶手段に格納するステップと、
    前記通信手段が、前記第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを入力手段を使って入力し、該第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを前記記憶手段に格納するステップと、
    前記第2iSNSクライアント手段が、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータを第2iSNSサーバに登録するステップと、
    前記NAPT変換手段が、第2iSNSクライアント手段を使って、前記iSCSIイニシエータプロファイルデータに含まれるiSCSIネームを含む第2iSNSサーバのディスカバリドメインに属するiSCSIターゲット手段のiSCSIネームに応じたiSCSIターゲット手段のプロファイルを第2iSNSサーバから取得し、前記記憶手段に格納し、
    その取得したiSCSIターゲット手段のプロファイルから該iSCSIターゲット手段のiSCSIネームを抽出し、該iSCSIネームを記憶手段上のiSCSIターゲットプロファイルデータに設定するステップと、
    前記NAPT変換手段が、前記取得したiSCSIターゲット手段のプロファイルに含まれるIPアドレス及びポート番号と、第2ネットワークインタフェース手段のIPアドレスを送信元IPアドレスと、前記iSCSIターゲットプロファイルデータに含まれるポート番号と、に基づいて設定したNAPTテーブルレコードを、前記NAPTテーブルに格納するステップと、
    前記第1iSNSクライアント手段が、iSCSIターゲットプロファイルデータを第1iSNSサーバに登録するステップと、
    前記NAPT変換手段が、前記iSCSIイニシエータ手段から送信されたiSCSI接続要求を受信し、該iSCSI接続要求に対し前記NAPTテーブルを用いてNAPT変換を行い、該変換されたiSCSI接続要求をiSCSIターゲット手段へ送信するステップと、
    を有することを特徴とするiSNSデータ相互変換通信方法。
  5. 請求項4に記載のiSNSデータ相互変換通信方法において、
    前記第2iSNSクライアント手段が、制御メッセージを受け、該制御メッセージをNAPT変換手段に通知するステップと、
    前記NAPT変換手段が、通知された制御メッセージに応じた処理を行うステップと、
    前記NAPT変換手段は、前記第1iSNSクライアント手段に前記制御メッセージを通知するステップと、
    前記第1iSNSクライアント手段が、前記通知された制御メッセージを発行するステップと、
    を有することを特徴とするiSNSデータ相互変換通信方法。
  6. 請求項4に記載のiSNSデータ相互変換通信方法において、
    前記第1iSNSクライアント手段が、制御メッセージを受け、該制御メッセージをNAPT変換手段に通知するステップと、
    前記NAPT変換手段が、通知された制御メッセージに応じた処理を行うステップと、
    前記NAPT変換手段が、前記第2iSNSクライアント手段に前記制御メッセージを通知するステップと、
    前記第2iSNSクライアント手段が、前記通知された制御メッセージを発行するステップと、
    を有することを特徴とするiSNSデータ相互変換通信方法。
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