JP2009087136A - 障害修復システムおよび障害修復方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】障害の修復にかかる時間が増加するという問題を解決する障害修復システムを提供することである。
【解決手段】障害情報データベース11は、修復モジュールを障害情報ごとに格納する。障害情報検索部12は、保守対象マシン2で発生した障害に関する障害情報を受信した場合、その障害情報を障害情報データベース11から検索する。障害情報適用部24は、障害情報検索部12が検索した障害情報に対応する修復モジュールを、保守対象マシン2に適用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、障害を修復するための障害修復システムおよび障害修復方法に関する。
コンピュータシステムにおいて、ソフトウェア障害(例えば、デバイスドライバの障害など)が発生すると、メモリダンプファイルが格納される。
障害の発生原因を特定するためには、保守員は、そのメモリダンプファイルをテープなどの記録媒体に記録し、その記録媒体をそのソフトウェアの開発部に送付する。そして、その開発部員または保守員などが、その記録媒体内のメモリダンプファイルを解析して、その障害の発生原因を特定し、その障害を修復するための修復モジュールを用意するなどの対処を行う必要があった。
従って、既知のソフトウェア障害であっても、その障害の発生原因の特定に時間がかかり、障害の解決に多大な時間を要するという問題があった。
特許文献1には、この問題を解決することが可能な修理受付システムが記載されている。
この修理受付システムは、キヨスク端末と、ユーザサポート端末とを含む。キヨスク端末は、修理依頼を受ける店舗内に設置される。障害が発生したコンピュータ装置(以下、故障品と称する)のユーザは、その故障品をその店舗に持ち込み、その故障品をその店舗内のキヨスク端末と接続する。キヨスク端末は、その故障品に動作テストを行い、そのテスト結果をユーザサポート端末に送信する。ユーザサポート端末は、そのテスト結果に基づいて、その障害の発生原因を特定する。
特開2006−209194号公報
特許文献1に記載の修理受付システムでは、ユーザサポート端末が、コンピュータ装置を動作テストし、そのテスト結果を解析しなければならない。したがって、障害の解決にかかる時間が増加するという問題が生じる。
本発明の目的は、上記の課題である、障害の修復にかかる時間が増加するという問題を解決する障害修復システムおよび障害修復方法を提供することである。
本発明の障害修復システムは、障害を修復する修復モジュールを該障害に関する障害情報ごとに格納する格納手段と、情報処理装置で発生した障害に関する障害情報を受信した場合、該障害情報を前記格納手段から検索する検索手段と、前記検索手段が検索した障害情報に対応する修復モジュールを前記情報処理装置に適用する適用手段と、を含む。
また、本発明の障害修復方法は、障害を修復する修復モジュールを該障害に関する障害情報ごとに格納する格納手段を含む障害修復システムが行う障害修復方法であって、情報処理装置で発生した障害に関する障害情報を前記格納手段から検索する検索ステップと、前記検索された障害情報に対応した修復モジュールを前記情報処理装置に適用する適用ステップと、を含む。
本発明によれば、障害の修復にかかる時間を軽減することが可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同じ機能を有する構成には同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の一実施形態の障害修復システムの概要を説明するための説明図である。
保守対象マシン2は、自装置(保守対象マシン2)で発生した障害に関する障害情報を管理サーバ1に送信する。なお、障害は、ソフトウェア障害(例えば、デバイスドライバの障害など)である。
管理サーバ1は、既知の障害を修復するための修復モジュールを、その障害を示す障害情報ごとに対応付けて格納する障害情報データベース11を含む。
管理サーバ1は、保守対象マシン2から障害情報を受信した場合、その障害情報をデータベース11から検索する。管理サーバ1は、その障害情報が検索された場合、その障害に対応付けられた修復モジュールを保守対象マシン2に適用する。なお、保守対象マシン2がその修復モジュールを自装置に適用してもよい。
また、管理サーバ1は、その障害情報が検索されなかった場合、その障害情報を保守センター3に出力する。保守センター3は、その障害情報を受信した場合、その障害情報を保守センター3のユーザ(以下、保守員と称する)に出力する。
保守員は、その障害情報を解析し、その障害を修復する修復モジュールを作成し、その修復モジュールを保守センター3に入力する。保守センター3は、その入力された修復モジュールを管理サーバ1に送付する。管理サーバ1は、その修復モジュールを受け付けると、その修復モジュールを保守対象マシン2に適用する。
以下、障害修復システムの構成を詳細に説明する。
図2は、本実施形態の障害修復システムを示したブロック図である。図2では、障害修復システムは、管理サーバ1と、保守対象マシン2と、保守センター3とを含む。ここで、管理サーバ1は、保守対象マシン2および保守センター3とネットワークを介して相互に接続可能である。なお、保守対象マシンの数は、図2では、1だけだが、実際には、複数でもよい。
管理サーバ1は、障害修復装置の一例である。また、管理サーバ1は、障害情報データベース11と、障害情報検索部12と、管理用格納部13と、障害情報管理部14とを含む。
障害情報データベース(以下、データベースと称する)11は、格納手段の一例である。データベース11は、既知の障害を修復するための修復モジュールを、その障害を示す障害情報ごとに対応付けて格納する。障害情報は、その障害が発生したソフトウェアのモジュール名、そのソフトウェアおよびOSのバージョン情報、OSのエラーコード、障害発生時のレジスタ情報およびスタック情報などである。
なお、データベース11は、その障害情報を正規表現で格納しているとする。また、データベース11は、管理サーバ1に含まれていたが、データベース11を有する格納装置が、管理サーバ1と別体になっていてもよい。
障害情報検索部(以下、検索部と称する)12は、保守対象マシン2から、障害情報と保守対象マシンを特定する識別情報とを受信した場合、その障害情報をデータベース11から検索する。このとき、検索部12は、その障害情報の正規表現を用いて検索する。
その障害情報が検索されなかった場合、その識別情報および障害情報を対応付けて管理用格納部13に格納する。また、検索部12は、その障害情報を、新規の障害が発生した旨の新規障害通知として保守センター3に出力する。
障害情報管理部(以下、管理部と称する)14は、保守センター3から、障害情報データベース11内の情報を更新するための更新情報を受け付ける。更新情報は、検索部12が出力した新規障害通知である障害情報と、その障害情報が示す障害を修復する修復モジュールとを含む。
管理部14は、更新情報内の障害情報および修復モジュールを互いに対応付けてデータベース11に格納する。なお、更新情報内の障害情報は、検索部12が出力した障害情報と同じなので、管理部14は、受け付けた修復モジュールを、検索部12が出力した障害情報に対応付けて格納することになる。
保守対象マシン2は、情報処理装置の一例である。保守対象マシン2は、障害情報生成部21と、障害情報記憶部22と、障害情報抽出部23と、障害情報適用部24とを含む。
障害情報生成部(以下、生成部と称する)21は、自装置(保守対象マシン2)に障害が発生すると、自装置が停止する前にメモリダンプファイルを生成し、そのメモリダンプファイルを障害情報記憶部(以下、記憶部と称する)22に格納する。メモリダンプファイルは、その発生した障害に関する障害情報を含む。
記憶部22は、自装置を特定する識別情報を格納する。
障害情報抽出部(以下、抽出部と称する)23は、生成部21が生成した障害情報を管理サーバ1に送信する。具体的には、抽出部23は、保守対象マシン2が停止後に再起動すると、記憶部22内のメモリダンプファイルから障害情報を抽出する。また、抽出部23は、その抽出した障害情報と、記憶部22内の識別情報とを管理サーバ1に送信する。
障害情報適用部(以下、適用部と称する)24は、管理サーバ1の検索部12が検索した障害情報に対応する修復モジュール、または、管理サーバ1の管理部14が保守センターから受け付けた修復モジュールを、自装置に適用する。
このとき、適用部24は、その修復モジュールが自装置に適用可能か否かを判定し、その修復モジュールが自装置に適用可能な場合、その修復モジュールを自装置に適用する。
例えば、その修復モジュールが、自己の適用可能条件(OSやドライバの種類またはバージョンなど)を含み、適用部24は、保守対象マシン2がその条件を満たすか否かを判定して、その修復モジュールが自装置に適用可能か否かを判定する。
保守センター3は、保守員に新規の障害が発生したことを通知するための装置である。
保守センター3は、管理サーバ1から新規障害通知を受信すると、その新規障害通知を出力する。保守員は、その出力された新規障害通知である障害情報を解析し、障害の発生原因を特定する。また、保守員は、その障害を修復する修復モジュールを作成し、その修復モジュールを保守センター3に入力する。保守センター3は、その修復モジュールを受け付けると、その修復モジュールと、その新規障害通知内の障害情報と、を含む更新情報を管理サーバ1に送信する。
次に、図3および図4を参照して動作を説明する。
図3は、障害修復システムの動作を説明するための説明図である。また、図4は、障害修復システムの動作を説明するためのフローチャートである。
保守対象マシン2に障害が発生した場合、生成部21がステップA1を実行する。
ステップA1では、生成部21は、メモリダンプファイルを生成し、そのメモリダンプファイルを記憶部22に格納する。その後、保守対象マシン2が停止する。そして、保守対象マシン2が再起動すると、抽出部23がステップA2を実行する。
ステップA2では、抽出部23は、記憶部22内のメモリダンプファイルから障害情報を抽出する。抽出部23は、記憶部22から識別情報を取得し、その障害情報および識別情報を管理サーバ1の検索部12に送信する。検索部12は、その障害情報および識別情報を受信すると、ステップA3を実行する。
ステップA3では、検索部12は、その障害情報をデータベース11から検索する。その後、検索部12は、ステップA4を実行する。
ステップA4では、検索部12は、その障害情報が検索された場合、その障害情報が既知の障害を示すと判定し、その障害情報が検索されなかった場合、その障害情報が新規の障害を示すと判定する。検索部12は、その障害情報が既知の障害を示すと、ステップA5を実行し、その障害情報が新規の障害を示すと、ステップA6を実行する。
ステップA5では、検索部12は、その障害情報に対応した修復モジュールをデータベース11から取得し、その修復モジュールを保守対象マシン2の適用部24に送信する。適用部24は、その修復モジュールを受信すると、ステップA8を実行する。
一方、ステップA6では、検索部12は、その障害情報および識別情報を管理用格納部13に格納する。また、検索部12は、その障害情報を新規障害通知として保守センター3に通知する。保守センター3は、その新規障害通知を受信すると、その新規障害通知を出力する。
保守センター3の保守員は、その出力された新規障害通知である障害情報を解析し、障害の発生原因を特定する。また、保守員は、その障害を修復する修復モジュールを生成し、その修復モジュールを保守センター3に入力する。保守センター3は、その修復モジュールを受け付けると、ステップA7を実行する。
ステップA7では、保守センター3は、その修復モジュールとその新規障害通知である障害情報とを含む更新情報を生成する。保守センター3は、その更新情報を、管理サーバ1の管理部14に送信する。
管理部14は、その更新情報を受け付けると、その更新情報内の修復モジュールおよび障害情報を互いに対応付けてデータベース11に格納する。そして、管理部14は、その障害情報に対応した識別情報を管理用格納部13から取得する。管理部14は、その識別情報にて特定される保守対象マシン2の適用部24に、その修復モジュールを送信する。適用部24は、その修復モジュールを受信すると、ステップA8を実行する。
ステップA8では、適用部24は、その修復モジュールが自装置に適用可能か否かを判定する。適用部24は、その修復モジュールが自装置に適用可能の場合、自装置がその修復モジュールの対応機種であると判定し、その修復モジュールが自装置に適用可能でない場合、自装置がその修復モジュールの対応機種でないと判定する。
適用部24は、自装置が対応機種でないと、ステップA9を実行し、自装置が対応機種であると、ステップA10を実行する。
ステップA9では、適用部24は、その修復モジュールを自装置に適用せずに、動作を終了する。
ステップA10では、適用部24は、その修復モジュールを自装置に適用して、動作を終了する。
次に効果を説明する。
本実施形態によれば、データベース11は、修復モジュールを障害情報ごとに格納する。検索部12は、保守対象マシン2で発生した障害に関する障害情報を受信した場合、その障害情報をデータベース11から検索する。適用部24は、検索部12が検索した障害情報に対応する修復モジュールを、保守対象マシン2に適用する。
これにより、保守対象マシン2で発生した障害に関する障害情報に対応する修復モジュールが保守対象マシン2に適用される。
したがって、保守対象マシンを動作テストしたり、そのテスト結果を解析しなくても、障害を修復することが可能になる。したがって、障害の修復にかかる時間を軽減することが可能になる。
また、本実施形態では、検索部12は、その障害情報が検索されなかった場合、その障害情報を出力する。管理部14は、検索部12が出力した障害情報が示す障害を修復する修復モジュールを受け付ける。適用部24は、管理部14が受け付けた修復モジュールを保守対象マシン2に適用する。
これにより、障害情報が検索されなかった場合、その障害情報が出力される。また、管、その出力された障害情報が示す障害を修復する修復モジュールが受け付けられると、その修復モジュールが適用される。
このため、新規の障害が発生した場合に、その障害情報を速やかに保守員に知らせることが可能になる。また、保守員が作成した修復モジュールを速やかに保守対象マシン2に適用することが可能になる。したがって、新規の障害が発生した場合に、その障害の修復にかかる時間を軽減することが可能になる。
また、本実施形態では、管理部14は、その受け付けた修復モジュールと、検索部12が出力した障害情報とを対応付けてデータベース11に格納する。このため、次にその障害と同じ障害が発生した場合に、その障害の修復にかかる時間を軽減することが可能になる。
また、本実施形態では、適用部24は、修復モジュールが保守対象マシン2に適用可能か否かを判定する。適用部24は、修復モジュールが保守対象マシン2に適用可能な場合、その修復モジュールを保守対象マシン2に適用する。
これにより、自装置が修復モジュールに対応している場合、その修復モジュールが自装置に適用される。なお、自装置が修復モジュールに対応していない場合、その修復モジュールは、自装置に適用されない。
このため、修復モジュールを正しく適用することが可能になる。したがって、例えば、適用可能でない保守対象装置2に修復モジュールが適用されることで不具合が生じる可能性を軽減することが可能になる。
次に第二の実施形態について説明する。
図5は、本実施形態の障害修復システムを示したブロック図である。なお、図5において、図1と同じものには同じ符号が付し、その説明を省略することがある。
図5において、障害修復システムは、保守対象マシン2と、保守センター3と、管理サーバ群4と、格納装置5とを含む。管理サーバ群4は、管理サーバ1aないし1cと、ロードバランサ6とを含む。
保守対象マシン2の構成は、図2で示した保守対象マシン2の構成と同じである。
格納装置5は、データベース11を含む。
図6は、管理サーバ1aないし1cの構成例を示したブロック図である。図6において、管理サーバ1aないし1cのそれぞれは、検索部12と、管理用格納部13と、管理部14と、負荷情報作成部15とを含む。
管理用格納部13は、自管理サーバを特定する特定情報を格納する。
負荷情報作成部(以下、作成部と称する)15は、自管理サーバの負荷を測定し、その負荷を示す負荷情報を生成する。作成部15は、その負荷情報と、管理用格納部13内の特定情報とロードバランサ6に渡す。
なお、作成部15は、ロードバランサ6から負荷情報を取得する旨の取得要求を受信した場合、負荷情報を生成し、その負荷情報をロードバランサ6に渡してもよいし、定期的に、負荷情報を生成し、その負荷情報をロードバランサ6に渡してもよい。
図7は、ロードバランサ6の構成例を示したブロック図である。図7において、ロードバランサ6は、負荷情報取得部61と、負荷情報格納部62と、送信先決定部63とを含む。
負荷情報取得部(以下、取得部と称する)61は、管理サーバ1aないし1cのそれぞれの作成部15から、その管理サーバを特定する特定情報と、その管理サーバの負荷を示す負荷情報とを取得する。例えば、取得部61は、定期的に取得要求を管理サーバ1aないし1cのそれぞれに送信し、その後、管理サーバ1aないし1cのそれぞれから渡された負荷情報を取得する。
取得部61は、その特定情報および識別情報を互いに対応付けて負荷情報格納部62に格納する。
送信先決定部(以下、決定部と称する)63は、保守対象マシン2から、障害情報および識別情報を受信した場合、取得部61が取得した各負荷情報に基づいて、その障害情報を送信する管理サーバを決定する。
例えば、決定部63は、先ず、負荷情報格納部62内の各負荷情報から、最も低い負荷を示す負荷情報を選択し、その負荷情報に対応した特定情報を選択する。続いて、決定部63は、その選択した特定情報が特定する管理サーバを、その障害情報を送信する管理サーバとして決定する。
決定部63は、その決定した管理サーバにその障害情報および識別情報を送信する。
次に動作を説明する。
図8および図9を参照して動作を説明する。
図8は、本実施形態の障害修復システムの動作を説明するための説明図である。また、図9は、本実施形態の障害修復システムの動作を説明するためのフローチャートである。なお、図9において、図4と同じ処理には同じ符号が付してある。
ステップA1で保守対象マシン2が再起動すると、抽出部23がステップB1を実行する。
ステップB1では、抽出部23は、記憶部22内のメモリダンプファイルから障害情報を抽出する。抽出部23は、記憶部22から識別情報を取得し、その障害情報および識別情報をロードバランサ6の決定部63に送信する。決定部63は、その障害情報および識別情報を受信すると、ステップB2を実行する。
ステップB2では、決定部63は、負荷情報格納部62内の各負荷情報に基づいて、その障害情報を送信する管理サーバとして決定する。例えば、決定部63は、負荷情報格納部62から最も低い負荷を示す負荷情報に対応した特定情報を選択する。決定部63は、その選択した特定情報が特定する管理サーバを、その障害情報を送信する管理サーバとして決定する。
決定部63は、その決定した管理サーバの検索部12に送信する。検索部12は、その障害情報および識別情報を受信すると、ステップB3を実行する。
ステップB3では、検索部12は、格納装置5内のデータベース11にアクセスし、そのデータベース11からその障害情報を検索する。その後、検索部12は、ステップA4を実行する。そして、ステップA4ないしA10が実行される。
なお、ステップA5およびA7において、管理サーバ1は、修復モジュールを送信する際、修復モジュールを、ロードバランサ6を介して保守対象マシン2に送信してもよいし、ロードバランサ6を介さずに直接保守対象マシン2に送信してもよい。
次に効果を説明する。
本実施形態では、取得部61は、管理サーバ1aないし1cのそれぞれから、その管理サーバの負荷を示す負荷情報を取得する。決定部63は、保守対象マシン2から障害情報を受信した場合、取得部61が取得した各負荷情報に基づいて、その障害情報の送信先の管理サーバを決定する。決定部63は、その決定した管理サーバにその障害情報を送信する。
この場合、障害情報の送信先の管理サーバが、管理サーバ1aないし1cのそれぞれの負荷を示す負荷情報に基づいて決定される。このため、管理サーバにかかる負荷を分散することが可能になり、障害修復システムの性能を向上させることが可能になる。
また、複数の管理サーバを有しているので、その複数の内のいくつかの管理サーバが故障しても、保守対象マシン2の障害を修復させることが可能になる。
次に第三の実施形態について説明する。本実施形態では、障害修復システムの最も簡単な構成例を示す。
図10は、本実施形態の障害修復システムを示したブロック図である。図10において、障害修復システムは、管理サーバ1と、保守対象マシン2とを含む。管理サーバ1は、データベース11と、検索部12とを含む。保守対象マシン2は、適用部24を含む。
データベース11は、既知の障害を修復するための修復モジュールを、その障害を示す障害情報ごとに対応付けて格納する。
検索部12は、保守対象マシン2から、障害情報を受信した場合、その障害情報をデータベース11から検索する。
適用部24は、管理サーバ1の検索部12が検索した障害情報に対応する修復モジュールを保守対象マシン2に適用する。なお、適用部24は、管理サーバ1が含んでもよい。
次に動作を説明する。
先ず、検索部12は、保守対象マシン2から障害情報を受信した場合、その障害情報をデータベース11から検索する。続いて、検索部12は、その検索した障害情報を適用部24に送信する。そして、適用部24は、その障害情報を受信すると、その障害情報を保守対象マシン2に適用する。
次に効果を説明する。
本実施形態によれば、データベース11は、修復モジュールを障害情報ごとに格納する。検索部12は、保守対象マシン2で発生した障害に関する障害情報を受信した場合、その障害情報をデータベースから検索する。適用部24は、検索部12が検索した障害情報に対応する修復モジュールを、保守対象マシン2に適用する。
したがって、本実施形態でも、保守対象マシンを動作テストしたり、そのテスト結果を解析しなくても、障害を修復することが可能になる。したがって、障害の修復にかかる時間を軽減することが可能になる。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
例えば、管理サーバ1および保守センター3は、兼用されてもよい。この場合、管理サーバ1の検索部12は、障害情報が既知の障害を示すと、新規障害通知を、直接保守員に出力する。
障害修復システムの概要を説明するための説明図である。 第一の実施形態の障害修復システムを示したブロック図である。 第一の実施形態の障害修復システムの動作を説明するための説明図である。 第一の実施形態の障害修復システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第二の本実施形態の障害修復システムを示したブロック図である。 管理サーバの構成例を示したブロック図である。 ロードバランサの構成例を示したブロック図である。 第二の実施形態の障害修復システムの動作を説明するための説明図である。 第二の実施形態の障害修復システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第三の実施形態の障害修復システムを示したブロック図である。
符号の説明
1 保守対象マシン
11 障害情報データベース
12 障害情報検索部
13 管理用格納部
14 障害情報管理部
15 負荷情報作成部
2 管理サーバ
21 障害情報生成部
22 障害情報記憶部
23 障害情報抽出部
24 障害情報適用部
3 保守センター
5 格納装置
6 ロードバランサ
61 負荷情報取得部
62 負荷情報格納部
63 送信先決定部

Claims (10)

  1. 障害を修復する修復モジュールを該障害に関する障害情報ごとに格納する格納手段と、
    情報処理装置で発生した障害に関する障害情報を受信した場合、該障害情報を前記格納手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段が検索した障害情報に対応する修復モジュールを前記情報処理装置に適用する適用手段と、を含む障害修復システム。
  2. 請求項1に記載の障害修復システムにおいて、
    前記検索手段は、前記障害情報が検索されなかった場合、該障害情報を出力し、
    前記検索手段が出力した障害情報が示す障害を修復する修復モジュールを受け付ける管理手段を含み、
    前記適用手段は、前記管理手段が受け付けた修復モジュールを前記情報処理装置に適用する、障害修復システム。
  3. 請求項2に記載の障害修復システムにおいて、
    前記管理手段は、前記受け付けた修復モジュールを、前記検索手段が出力した障害情報に対応付けて前記格納手段に格納する、障害修復システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の障害修復システムにおいて、
    前記適用手段は、前記修復モジュールが前記情報処理装置に適用可能か否かを判定し、前記修復モジュールが前記情報処理装置に適用可能な場合、該修復モジュールを前記情報処理装置に適用する、障害修復システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の障害修復システムにおいて、
    前記検索手段を含む障害修復装置を含み、前記障害修復装置は複数あり、
    前記複数の障害修復装置のそれぞれから、該障害修復装置の負荷を示す負荷情報を取得する取得手段と、
    前記情報処理装置で発生した障害に関する障害情報を受信した場合、前記取得手段が取得した各負荷情報に基づいて、該障害情報の送信先の障害修復装置を決定し、該障害修復装置に該障害情報を送信する決定手段と、を含む障害修復システム。
  6. 障害を修復する修復モジュールを該障害に関する障害情報ごとに格納する格納手段を含む障害修復システムが行う障害修復方法であって、
    情報処理装置で発生した障害に関する障害情報を前記格納手段から検索する検索ステップと、
    前記検索された障害情報に対応した修復モジュールを前記情報処理装置に適用する適用ステップと、を含む障害修復方法。
  7. 請求項6に記載の障害修復方法において、
    前記障害情報が検索されなかった場合、該障害情報を出力する出力ステップと、
    前記出力された障害情報が示す障害を修復する修復モジュールを受け付けた場合、該修復モジュールを前記情報処理装置に適用する新規適用ステップと、を含む障害修復方法。
  8. 請求項7に記載の障害修復方法において、
    前記受け付けられた修復モジュールを、前記出力された障害情報に対応付けて前記格納手段に格納する格納ステップ、を含む障害修復方法。
  9. 請求項6ないし8のいずれか1項に記載の障害修復方法において、
    前記修復モジュールが前記情報処理装置に適用可能か否かを判定する判定ステップと、
    前記修復モジュールが前記情報処理装置に適用可能な場合、該修復モジュールを前記情報処理装置に適用する判定後適用ステップと、を含む障害修復方法。
  10. 請求項6ないし9のいずれか1項に記載の障害修復方法において、
    障害修復システムは、複数の障害修復装置を含み、
    前記複数の障害修復装置のそれぞれから、該障害修復装置の負荷を示す負荷情報を取得する取得ステップと、
    前記取得された各負荷情報に基づいて、前記障害情報の送信先の障害修復装置を決定する決定ステップと、
    前記決定された障害修復装置に該障害情報を送信する配信ステップと、を含み、
    前記検索ステップでは、前記障害修復装置が、前記障害情報を受信した場合、該障害情報を前記格納手段から検索する、障害修復方法。
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