JP2009084821A - 排尿情報測定装置 - Google Patents

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洋式 山▲崎▼
Yuichi Furuta
祐一 古田
Kazuyuki Watanabe
一幸 渡邊
Tomoyuki Hashimoto
智幸 橋本
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Abstract

【課題】 溜水水位と溜水量の関係を製品毎に記憶させるのではなく、標準的な設定を施工後の確認によって修正することにより、施工の効率化を図るものである。
【解決手段】 被験者の排泄物を受けるボールを備えた便器と、前記ボールと前記ボール内の溜水を排出する下水配管の間に設けられたトラップと、前記ボールの溜水水位を計測する溜水水位計測手段と、前記ボールの溜水水位と溜水量との対応関係である検量関係を検量線として記憶した検量線記憶手段と、被験者の排泄物による溜水水位変化を前記検量線を利用することによって少なくとも排尿量を含む排尿情報値に換算する排尿情報算出手段と、を有する生体情報測定装置において、
前記検量線の検量関係を修正する検量線校正手段を備えたことを特徴とすることにより、施工作業に長時間要することなく、短時間で施工作業の完了を可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溜水水位と溜水量との対応関係を予め求めて記憶された検量線を用いて、計測された溜水水位変化から尿量/尿流率を演算する排尿情報測定装置において、
前記検量線に対して施工状態や装置個々のバラツキなどの影響要因を考慮した修正を行ない高精度な生体情報測定値を得ることに関わるものである。
従来の便器のボールを容器としてその水位変化から尿量/尿流率を測定する排尿情報測定装置においては、溜水水位と溜水量との関係が非線形であるため、溜水水位と溜水量との関係を求める検量線が必要となるが、その検量線を作成する方法として、溜水を排水配管に対して所定量ずつ複数回給水して、両者の対応関係から検量関係を示す検量線を記憶する検量線作成手段を備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この方式では、施工現場の状況によって便器の取り付け状態が変化する場合でも、施工終了後に検量関係を作成するため、それらの影響要因を考慮した形で作成・記憶できるという利点があるものの、高精度の検量線を得るためには施工作業者が所定の回数だけ所定量の給水作業を実施する必要があることから、設定作業のバラツキ(施工品質)が測定精度に影響を与えるため、安定した製品性能を実現することが難しいという問題があった。
また、所定量ずつ給水するのではなく、溜水を排水配管に対して所定量ずつ複数回排出して、両者の対応関係から検量線を記憶する検量線作成手段を備えたものがある(例えば、特許文献2参照。)。
この方式も、施工現場の状況によって便器の取り付け状態が変化する場合でも、施工終了後に検量関係を作成するため、それらの影響要因を考慮した形で作成・記憶できるという利点があるものの、高精度の検量線を得るためには数多くの検量関係設定点を設ける必要があり、その検量関係取得には時間がかかるため施工時間が長くかかるという問題があった。また検量関係を取得するためには高価な定量ポンプなどの排出手段が必要であるという問題もあった。
また、一般的には陶器製であることが多い便器のボール部を、表面硬度の高いクリア層とベースとなるコア層の組み合わせ構成としているものもある(例えば、特許文献3参照。)。
しかし、この場合も便器の個体差は無視できる程度の溜水水位と溜水量の検量関係を一義に得るような形状精度は得られるが、施工時の便器据付け誤差による検量関係の変化の発生は防止できないという問題があった。特にトイレは床にこぼれた水を所定方向に導くような傾斜を設けることがあり、それに起因する便器傾きのによる検量関係の変化については、溜水水位と溜水量との関係が無視できるほど小さな個体差であったとしても配慮することができなかった。
特開2005−264624号公報 特開2006−126165号公報 特開2007−224616号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、溜水水位と溜水量の関係を製品毎に記憶させるのではなく、標準的な検量線の設定を施工後の確認によって修正することにより検量線の校正を行い、測定精度の向上を図るものである。また、溜水水位と溜水量の関係が変動することの少ない機械的寸法精度が高い樹脂製便器を使用する場合においても、建物・床等の傾きなどの変動要因による検量関係のズレを修正可能とするものである。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、被験者の排泄物を受けるボールを備えた便器と、
前記ボールと前記ボール内の溜水を排出する下水配管の間に設けられたトラップと、
前記ボールの溜水水位を計測する溜水水位計測手段と、
前記ボールの溜水水位と溜水量との対応関係である検量関係を検量線として記憶した検量線記憶手段と、
被験者の排泄物による溜水水位変化を前記検量線を利用することによって少なくとも排尿量を含む排尿情報値に換算する排尿情報算出手段と、
を有する生体情報測定装置において、
前記検量線の検量関係を修正する検量線校正手段を備えたことを特徴とすることにより、
施工作業に長時間要することなく、短時間で施工作業の完了を可能とした。
また、請求項2記載の発明のよれば、前記検量線校正手段は、前記検量線の常数変更によって検量関係を修正することを特徴とすることにより、
検量線の創成手段が特別な選定を実施したものでなくても、現場微調整で精度を合わせ込むことを可能とした。
また、請求項3記載の発明のよれば、前記常数変更は、前記溜水に対して互いに異なる複数の既知の水量分を変化をさせた時の水量変化量と尿量計測値との関係を利用した回帰補正によって行なわれることを特徴とすることにより、
装置による測定値をそのまま検量線校正の基準値として利用することで、所定精度の実現のために必要な測定装置の検量線校正作業に要する時間短縮を可能とした。
また、請求項4記載の発明のよれば、前記常数変更は、設置状態の便器傾き情報を利用して行なわれることを特徴とすることにより、
仮に溜水水位と溜水量の機械的なバラツキが無視できるほど小さな個体差であったとしても、施工上のバラツキ原因の補正を可能とした。
また、請求項5記載の発明のよれば、樹脂材料で形成されていることを特徴とすることにより、
溜水水位と溜水量に機械的なバラツキが無視できるほど小さな個体差であったとしても必要と想定された現場毎の検量線設定作業を不要とし、施工・設定作業に要する時間短縮を可能とした。
本発明によれば、溜水水位と溜水量の検量関係取得手段を製品個別に設けることなく、施工現場バラツキによる測定精度低下発生を防止して、高精度の尿流量測定を実現できるという効果がある。
図1は本発明を実施した第1の実施例における排尿情報測定装置全体を示す斜視図である。図1を使用して、本実施例における排尿情報測定装置の全体構成について以下に述べる。
本実施例における排尿情報測定装置1は、便器洗浄機能などの通常の便器機能を備えた洋風大便器4と、洋風大便器4に一体的に組み込まれた衛生洗浄装置7と、洋風大便器4の背後に設置されたキャビネット18と、被験者がそれらの各種の動作を指示する操作を行なったり、得られた測定結果等を表示するために壁に設けられた操作・排泄される尿の一部を直接採取して含まれる操作・表示部70とで構成されている。
洋風大便器4は陶器製でありボールの上部には樹脂製の便座171が回動自在に取り付けられている。本実施例では一般的に採用される便ふたを省略した事例を示している。医療機関で使用される他場合、便ふたを回動させるために実施する動作が、身体に疾病を抱えている患者にとっては負担になるということに配慮したものであり、反対に患者の上半身を支えることを配慮した背もたれ172をキャビネット18に設置している。
キャビネット18の内部には、被験者が洋風大便器4に排泄する尿の量である尿量や単位時間当たりの排泄速度である尿流率等の尿量情報の測定を行うために溜水の水位変化を計測する機構部等を備えた尿量計測部50と、尿量計測部50の動作制御や情報処理等を行う尿量計測制御部60と、が収納されている。その他、必要に応じて尿中の特定成分濃度等を計測する尿成分測定部などを、キャビネット18の内部に収納しても良い。収納するものの占有体積により、キャビネット18の大きさ・形状は変更が可能である。
操作・表示部70は、排尿情報測定用のリモコン72と、衛生洗浄装置操作用のリモコン71とを備え、排尿情報測定結果等を出力するプリンター73はキャビネット18の上方に配置している。被験者の操作性・視認性を配慮した時に、操作・表示部70と排尿情報測定用のリモコン72は壁に取り付けることが推奨されるが、操作の動線を配慮し、プリンター73も壁取り付けとすることも可能である。
リモコン72は被験者がトレイに入室し、排尿情報を測定する時に操作するもので、測定開始を指示する測定開始スイッチと、排尿が終了したことを指示する排尿終了スイッチとが設置されている。さらに、リモコン72には被験者の測定履歴などの個人情報を取得するために必要な個人別スイッチやIDカードやIDタグの読み込み手段等の個人認証手段、及び、電子データの入出力装置等が設けられている。
測定結果はプリンター73を使用して被験者に開示されるようになっているが、リモコン72の表示部で被験者に開示しても良い。さらにまた、本排尿情報測定装置を医療機関に設置した場合は、複数の被験者データを看護師が所定の時刻にリモコン72を操作して、プリンター73からデータを取り出すことも考えられる。
施工時やメンテナンス実施時の操作は、リモコン71またはリモコン72のスイッチに所定手順の操作を実施することで切替設定されるようになっている。方法としては、普段使われないスイッチであることからカバーを開いて操作スイッチを露出させたり、所定のスイッチを長時間押したりすることで複数の用途に1つのスイッチを使用するものである。施工時やメンテナンス実施時のみに実施される行為としては、本発明の示す溜水水位と溜水量の検量関係を修正するために必要な所定値を校正値として入力する場合が該当する。この場合、尿流量計測値を入力したり、または排尿情報測定装置の設置された床の傾斜情報を入力したりする。
便器内の溜水は、排水ソケット15を介して下水排水口16に排出される。下水排水口16は建物の建築作業によって構成されるものであるが、その位置精度は一般的に考えられる機械工作品よりも大きな公差が必要である。便器4の位置は下水排水口16と一体になるため、下水排水口16の位置ばらつきによって移動することになる。キャビネット18は、前面の前板181と、左右に設けられた側板182と、天井部を覆う甲板183で構成されることになるが、便器位置がずれるということは、その位置に合わせて前板181と側板182と甲板183の大きさを変えなければならないことを示している。
本実施例では、特に全長が長く加工の難しい側板182の加工を省略する方法を示している。先ず、前板181の形状を固定寸法とし、便器4と一体化する。前板181は図示しないフレームと一体になっており、側板182と甲板183はフレームに取り付ける構成としている。側板182の奥行き方向寸法は、便器4に発生する前後方向の位置ズレに対して、その前方公差上限位置でも前板181が側板182の前方端よりはみ出さない寸法で形成されている。従って、側板182に対して、便器4と前板181が前後方向にずれるだけである。
側板182の前方端部(木口)には、R形状を有する軟質部材が設けられており、被験者の腕や肘が前方端部(木口)にあたってもけがをしないように配慮されている。医療機関で使用することを想定した場合、視覚に疾病を持っていたり、高齢になって視力の低下した被験者も想定される。そのような被験者の使用を想定した場合は、側板182の前方端部(木口)と面材を別の色、つまりコントラストのある黒と白を採用すると、便器4の位置を明確に判別することができるという利点も持っている。
図2は本発明を適用した排尿情報測定装置1の実施例の構成を示すブロック図である。
なお、ここで各構成要素を繋いでいる実線は水管路を示し、破線は水以外の情報等の接続経路を示す。
排尿情報測定装置1は大きくは便器部3と、排尿情報測定部5と、操作・表示部70と、に分かれている。便器部3と排尿情報測定部5とが分けられて構成されているのは、両者の製造拠点が異なることと、施工業者が異なることに配慮されている。即ち、複数の製造拠点で各々梱包されて輸送されてきた両者は施行現場において、一般的には、給排水を担当する設備業者が便器部3の設置及び上下水道との接続を行ない、医療機器の施工工事を担当する業者が排尿情報測定部5を設置して便器部3と排尿情報測定部5とを結ぶ給排水配管と信号経路の接続を行なって排尿情報測定装置1を完成させた後に、排尿情報測定装置1のシステムとしての動作確認を実施することができるようにしている。そのために、この便器部3の動作と排尿情報測定部5の動作との連携を図る連係動作制御手段80が、この両者にまたがって設けられている。
便器部3は、排泄物を受けてこれを下水配管に搬送する通常の便器としての機能を備えた洋風大便器4と、洋風大便器4に一体的に組み込まれ用便後の使用者の局部を洗浄するための衛生洗浄手段7aを備えた衛生洗浄装置7と、洋風大便器4と衛生洗浄装置7の動作を制御する便器制御部40とで構成されている。
洋風大便器4は、被験者が排泄を行うボール20と、下水配管との連通を水封する溜水23をボール20に貯留するためにボール20に連接されたトラップ14と、ボール20への給水を行う便器給水手段30とを備え、トラップ14は排水ソケット15を介してトイレ室内に設けられた下水配管に連通する下水配管口16に接続されている。
外部の給水源から排尿情報測定装置1への給水は、装置給水手段12を経て、分岐金具131によってさらに、衛生洗浄手段7aと、洋風大便器4のボール20に給水するリム給水手段31と、ゼット給水手段32と、補水手段33に分岐された給水路で供給される。
トラップ14は排水ソケット15に対して、溜水23を排出するようになっている。便器洗浄を行う場合、リム吐水手段32の給水によってボール20内面を洗浄した後、
ゼット吐水口22から大給水率でゼット給水手段32が給水することにより、トラップ14は満水水位Wとなってサイホン現象が誘引され、溜水23は排水ソケット15を経て下水排水口16に排出され、空水位X1になる。前述のサイホン現象によって溜水23が排出された後、通常の便器はリム給水手段31からの給水によって、後述の溢流水位Hに復帰するが、本発明の排尿情報測定便器は排泄された尿をそのまま排水配管に流出させることなく、一端ボール20内に溜める必要がある。そのため後述の破封水位X2を越えた位置までしかリム給水手段31からの給水は行わず、補水手段33の動作によって、溢流水位Hよりも所定量だけ水位が低い測定開始水位Yを得るようになっている。
また測定開始水位創成を行う場合、補水手段33からの給水は前述の便器洗浄時より少ない給水率で水を供給することで、測定開始水位Yの再現性を高めている。本実施例では溜水23の水面が波立つことを防止するために、ゼット吐水口22から給水を行う事例で示したが、リム吐水口21とボール20が形状的に波立ち難いのであれば、補水動作をリム吐水口21から実施しても良い。
便器制御部40には、衛生洗浄手段7aと便器給水手段30の給水動作とを制御する給水制御手段41と、排尿情報測定装置1全体の連携動作を制御するために設けられた後述する連係動作制御手段80を構成する状態表示手段82a及び状態受信手段82bと、が設けられている。
また、排尿情報測定部5は、尿量測定部6で構成されており、尿量測定部6はさらに、溜水23の水位変化を計測するために必要な機構を備えた尿量計測部50と、尿量計測部50の動作の制御や得られた計測情報を加工し尿量等の測定情報の算出等を行なう尿量計測制御部60と、を備えている。
尿量計測部50には、被験者の排泄による排尿量等を測定するために溜水23の水位変化を計測する溜水水位計測手段51と、下水配管内の圧力変動によって溜水23の水位が受ける影響量を計測する下水圧変動量計測手段52と、ボール20内の溜水23の水位と水量との関係(以下、この関係を「検量関係」と呼ぶ)を計測する検量関係計測手段53と、尿量計測部50と下水配管との連絡管路を水封することによって空気の流通を遮断するための配管縁切り手段55と、が設けられている。
溜水水位計測手段51は、後述する計測管路57で溜水23と接続されており、この管路を介して両者は連通している。なお、計測管路57には溜水水位計測手段51の破損防止等のために不要時に管路の閉止を行なう計測管路開閉手段57aが設けられている。
また、下水圧変動量計測手段52も、排水ソケット15の内部と連通する後述する下水配管連絡管路522で下水配管に接続されているが、こちらは空気の流通を遮断して下水配管からの汚臭逆流を防止する配管縁切り手段55を介して接続されている。
なお、本実施例では、溜水水位計測手段51には、溜水23の水位をその時に生じる水柱の圧力である水頭圧として計測する水頭圧計測手段51aと、実際の溜水23の水位測定に際して、予め基準となる水頭圧を創成して水頭圧計測手段51aの出力を校正する計測出力校正手段51bも合わせて内蔵されている。なお、この計測出力校正手段51bは溜水23の波立ちが溜水水位計測手段51の水位計測に与える影響を取り除く除振手段としても機能させている。
また、尿量計測制御部60には、溜水水位計測手段51によって計測される水位情報に基づいて被験者が溜水23に排泄した尿等の排泄物の量や排尿速度などの尿量情報を求める尿量情報算出手段61と、検量関係計測手段53が行なう検量関係等の計測に必要な情報や計測結果等の測定情報を記憶する測定情報記憶手段62と、前述した便器給水手段30を給水制御手段41を介して制御することによって溜水23の水位を測定開始水位に形成する測定開始水位形成制御手段63と、が設けられている。
計測管路開閉手段57aには溜水水位測定手段51と共に検量関係計測手段53が併設されており、検量関係計測手段53が所定量ずつ複数回に渡って溜水23を減じながら、溜水水位測定手段51が水位を測定し、得られる減水量と水位との複数対の関係から水位と水量との対応関係である検量関係を求め、これを測定情報記憶手段62に含まれる検量線記憶手段621が仮検量線として記憶する。検量線校正手段622は検量線記憶手段621に記憶されたこの仮検量線を、校正して真の検量線とするものである。検量線記憶手段621の考え方として、後述する図3の方式は定量性の低いラフな検量ポンプを使用して、かつ、それほど多くの検量ポイントを設定せずにラフな検量関係を求めて仮検量線を作り、その仮検量線を検量線校正手段で修正して真の検量線とする方式を示した。また図4で示す方式のように検量関係計測手段53を持たず、予め設定されて検量線記憶手段621に記憶された本検量線を、施工時の簡単な修正作業によって校正してその製品固有の検量線としてもよい。ボール20の機械的な寸法精度が高い場合は、このように検量関係計測手段53を必須のものとする必要はなく、例えばボール20が陶器製ではなくてアクリル樹脂などの樹脂材料で形成されている場合は、この方法がより安価に排尿情報測定装置を構成出来る。
測定情報記憶手段62には、検量線記憶手段621に記憶された溜水水位と溜水量の検量関係を修正するための検量線校正手段622が設けられている。前記補正値の入力方法としては、この操作が施工時や定期的な検定時にしか実施されないことを配慮し、操作・表示部70に設けられたメンテナンスカバーを開いて校正値入力手段74としてのスイッチを露出させてから操作したり、所定のスイッチを長時間押したりすることで1つのスイッチを校正値入力手段74としての別スイッチとして複数の用途に使用するものであってもよい。
さらに、排尿情報測定装置1の各機能の連係動作を制御する後述の連係動作制御手段80を構成している状態表示手段83aと状態受信手段83bと、が設けられている。
尿量情報算出手段61には、溜水水位計測手段51によって計測される溜水23の水位から、検量線記憶手段621に記憶されている水位と水量との検量関係を利用して溜水23の水量を演算によって求める溜水量算出手段61aと、下水圧変動量計測手段52の計測結果を用いて溜水水位計測手段51が計測した水位計測値を溜水水位測定開始時の下水圧の状態での値に修正する下水圧変動補正手段61bと、が備えられている。
尿量情報算出手段61は以上述べた構成で、溜水水位計測手段51が計測する溜水水位値を下水圧変動補正手段61bによって修正した補正後の溜水水位値に基づいて、溜水量算出手段61aがその時の溜水量を算出することによって、排尿量他の尿量情報を求めている。
本実施例の排尿情報測定装置1は前述したように、便器部3と排尿情報測定部5とを各々独立した構成とするために、動作指示を行なう操作部も各々別体の操作部としてリモコン71とリモコン72とを設ける構成とし、これらのリモコンはお互いの操作情報をやり取りしない独立のリモコンとしている。そして他方では、通常の便器のボール20を排尿情報測定時の排尿収集容器としても利用しているが、これらの装置の各動作間には、例えば通常の便器としての便器洗浄動作と尿量測定動作との間のように、一方の動作によって他方の動作が影響を受けて測定誤差を生じたり、器具が破損したりするものもある。
従って、使用者によって行なわれる任意のリモコン操作による動作指示に対して、便器部3と排尿情報測定部5との間で、その時の動作状況に応じて各々をどのように動作させるかを規定する連係動作制御を行なう手段が必要であり、そのために本実施例でも、前述したように連係動作制御手段80を設けている。なお、この連係動作制御を行うためには具体的な制御回路が必要となるが、この中継基板81を介して排尿情報測定部5と便器部3とを接続した構成としている。
なお、この中継基板81のように両者の制御回路基板とは別に回路基板を設ける代わりに、連係動作制御の対象となる便器部3の制御手段である便器制御部40、あるいは同じく対象となる排尿情報測定部5の制御手段である計測制御部40の、いずれかの制御回路基板にこの制御回路を一体的に組み込むことも、あるいは、さらに別な実施形態として、これら複数の制御回路を一つの回路基板として構成することも可能である。
本実施例での連係動作制御手段80は、便器部3と排尿情報測定部5との間に制御回路基板としてを設けられた中継基板81と、尿量計測制御部60に設けられた状態表示手段83aと状態受信手段83b、便器制御部40に設けられた状態表示手段82aと状態受信手段82bと、を備えている。以下にその制御動作について説明する。
状態表示手段82a・83aは、各々便器部3または排尿情報測定部5の動作情報を中継基板81に送信する。中継基板81は送られてきた便器部3または排尿情報測定部5の動作情報を基にして、その時点の動作状態に応じて予め定められた連係動作情報を生成して記憶する。即ち、中継基板81が常時、両者の動作状態を集約して記憶する構成としている。
そして、尿量計測制御部60または便器制御部40は各々の動作を開始するに際しては、各々に設けられている状態受信手段82b・83bによって中継基板81によって生成され記憶された前記の連係動作情報を参照し、便器部3または尿量測定部6の動作を各々予め定められた通りに制御する。前記の連係動作情報は、排尿情報測定装置1全体として干渉動作が予見される時には干渉防止動作に切替を行ったり、駆動信号を遅滞させて伝送する等の整合・調整を行なうことで相互の干渉動作が生じないように予め定められている。
図3は図2で示した本発明の第一の実施例であり、排尿情報測定装置1の便器部3と排尿情報測定部5の水管路関係の具体的な構成を示したものである。ただし、衛生洗浄装置7の詳細は省略している。
大便器4は排水ソケット15を介して下水配管口16に接続されている。トラップ14によって形成される溜水23には、下水配管との連通を遮断する封水の役割を持たせることで、下水配管内で発生した臭気や衛生害虫がトイレ内に侵入しないよう衛生面に配慮されている。
上水道などの外部給水源からの給水は、装置給水手段12を構成する止水栓121を設けている。給水管路分岐手段である分岐金具131と三方弁132によって、リム吐水口21に向けたリム給水管路311と、ゼット吐水口22に向けたゼット給水管路321と、補水管路331に分岐されて供給されている。
ゼット給水管路321は、ボール20内の下部のトラップ14に向けて開口したゼット吐水口22に供給されている。
便器洗浄を実施する場合は、ゼット吐水によって誘引したサイホン現象によって溜水23を全て排出した後、リム吐水によってトラップ14の破封水位X2を超え、次いでゼット吐水口22からの給水により測定開始水位Yが得られるようになっている。
測定開始水位を創成する測定開始水位形成動作時には、給水ポンプ324を作動させ、補水タンク322から所定の給水率で所定の時間給水して測定開始水位創成動作の制御を行う。給水動作時間および/または給水率に関する給水制御は、前述の測定開始水位形成制御手段63が行なっている。
補水タンク322への給水は開閉弁323によって実施されるが、所定量はフロートスイッチ325で検知され、万一の動作不良発生時はオーバーフロー管路326によって下水配管口16に向けて排出を行い、装置外への漏水等が発生しないよう配慮されている。
待機中の溜水水位は測定開始水位Yであり、下水配管内で発生した圧力変動によって溜水切れ(破封)が発生する恐れが無いよう、建築基準法施工令に示された50mm以上100mm以下に設定しなければならない。所定量の封水深を確保することにより、下水配管内の臭気がトイレ内にもれたり、衛生害虫がトイレ内に侵入するような、衛生性の問題に注意を計る必要がない。
尿量計測部50には、溜水23の水位を計測するためにボール20の略底部の内面に設けられた水位計測口から溜水水位計測手段50に連通する計測管路57と、下水配管と連通する下水配管連絡管路522と、が接続されている。計測管路57と大便器4との間には、管路を閉止するの止水栓541が設けられている。
尿量計測部50には、測定管路57に接続された測定管511と、溜水23の水位を圧力として計測する水頭圧計測圧力センサ512と、が溜水水位計測手段50として配設されている。
水位測定管511は、溜水23を含めてU字管管路系を形成するために大気に開放された大気開放端514と、トラップタンク551の中に延出され縁切りのための封水中に水没する水封端515と、を有している。そして、圧力センサ512は、溜水23の水位をこのU字管管路系の水頭圧として計測するために水位測定管511に設けられた構成となっている。
また、水頭圧計測圧力センサ512は、設置された環境の温度変化やセンサ自身の経時変化によって出力が変化するため、本実施例では圧力センサ512の出力を校正するための計測出力校正手段51bをも備えている。即ち、測定管路57の開閉弁571を閉めた状態で、給水貯留タンク322に貯留された水を、開閉弁582、開閉弁513を経て測定管511に導き、かつ、水封端515からトラップタンク551の中に溢れさせることで水位測定管511の中に一定高さの水柱を作り出す構成となっている。そして、その一定高さ水柱の水頭圧計測圧力センサ512の出力を計測することで、水頭圧計測圧力センサ512の出力と水位との関係を大気圧を基準とした水位に対応付ける出力校正を行なう。
なお、トラップタンク551は、この出力校正時の測定管511からのオーバーフロー水を下水配管に排出させるために、内部に封水を形成する位置から延出した下水配管連絡管路522で排水ソケット15に接続されて、下水配管との接続管路を水封して縁切りを行なう縁切り手段として機能している。
また本実施例の排尿情報測定装置1も、溜水23の水位と溜水量との対応関係であり本発明における検量関係を求める前述した検量関係計測手段53を備えている。従来の排尿情報測定装置にあっては、大便器4が物理的寸法のバラツキが比較的大きい陶器製である場合、多数のポイントで溜水水位と溜水水位の関係を測定して回帰直線を得ていた。個々の大便器4に固有の形状的バラツキや、施工現場の床傾きを含む施工バラツキを配慮して、真の検量関係を設置現場で計測して求めていたことになる。
そのために、検量ポンプ531は任意の量を吸引できる定量吸引タイプのポンプが使用され、この検量ポンプ531で溜水23を吸引し、測定管路57、止水栓541、開閉弁571、開閉弁532、検量ポンプ531、トラップタンク551、下水配管連絡管路522を経て、下水配管に向けて排出できる構成になっている。そして、据付現場において溜水23の水位を測定範囲の最高水位以上の水位にして開閉弁513及び開閉弁582を閉止した状態から、検量ポンプ531で所定量分ずつ溜水23をボール20から吸引して排出し、吸引の都度の溜水水位によって発生する水頭圧を水頭圧計測センサ511で測定することにより水位を計測することによって、溜水水位と溜水量の検量関係が取得されるようになっている。
本実施例において、後述の方法で検量関係が修正できることから、検量ポンプ531の定量性は過大なものを要求しないようになっており、かつ、繰り返し実施される溜水水位と溜水量の測定ポイントも減らせるようになっている。コスト的な低減が期待でき、かつ施工・設定にかかる時間も短縮可能である。
なお、溜水水位と溜水量の個体差が小さな場合は検量関係計測手段53全体を省略した構成とし、予め作成した検量線を検量関係記憶手段621に記憶させておき、この検量線を検量線校正手段622によって校正して装置個別の真の検量線としてもよい。素材の各成分配合量と焼成温度を調整した陶器製便器であったり、少なくともボール部だけを樹脂製とした便器であった場合にこの構成を適用することが可能である。
本発明における下水圧変動量計測手段52としての下水圧計測センサ521はトラップタンク551に取り付けられ、トラップタンク551とソケット15とを連通する下水配管連絡管路522を介して下水配管内で発生している圧力変動状態を、圧力値として計測している。水圧変動補正手段61bによって、この下水圧影響量測定手段52による計測値に基づいて下水圧変動が溜水水位に与える影響量が算出され、溜水水位計測手段51が計測する水位計測値は常に下水圧変動が無い状態の値に換算される補正処理が行われるようになっている。
図4は本発明の第二の実施例であり、測定開始水位Yの創成方法を別構成としたものである。送出先切替手段32cの別構成を示すものである。第一の実施例は測定開始水位創成のためにサイホン排出後に所定量給水する方法であるのに対して、第二の実施例は可動式の排水トラップ141によって、所定量だけ溜水を排出する構成を示している。本実施例においては、ボール20の機械的な寸法精度が高精度であると期待できるものとし、検量関係計測手段53を省略した構成で記載している。
測定開始水位を創成する場合、排水トラップ141を所定量だけ上昇させ、新たな溢流水位Hを創成する。その場合、元の溢流水位であった測定開始水位Yから溢流水位Hまでの溜水量差が、排尿量の測定範囲ということになる。測定開始水位Yの創成にあたっては、排水トラップ141を一端下げて溜水23を排出してから、再び排水トラップ141を上げる方法でも良い。その場合、前述の排尿量の測定範囲を大きくできるというメリットがある。測定開始水位Yの創成は、被験者の準備操作に起因して実施されるものだけでなく、連係動作している衛生洗浄装置7の被験者検知信号を利用したり、トイレのドアに被験者が手を掛けたことを検出するような、トイレ全体をシステムとして捉えるような方法であっても良い。
本発明の第一の実施例と同じく、溜水23の水位は水頭圧計測センサー512、また下水配管口16の圧力は下水圧計測センサー521で測定されるようになっている。
便器洗浄を実施する場合、排水トラップ141の開口を下向きに移動させることで、排泄物混じりの溜水は下水配管に向けて排出されるようになっている。便器洗浄に合わせて実施されるボール20内部への給水は、リム吐水口21によって実施される。
図5は、本発明の溜水水位と溜水量の検量関係を修正する方法を示す概念図である。測定情報記憶手段62には、検量線記憶手段621に記憶された溜水水位と溜水量の検量関係を修正するための検量線校正手段622が設けられている。修正の方法として、4種類の方法を詳説する
(1)検量ポンプ(前述の検量ポンプ531)の動作常数を変更する方法である。
検量線作成時に溜水量を変化させる手段として定量性の高い検量ポンプを採用した場合、溜水水位と溜水量の検量関係を計測した時に、その検量線の装置毎の個体差は所要値以下に抑えられている。対して、定量性を追求しない簡易な検量ポンプを採用した場合、溜水水位と溜水量の関係を計測すると検量ポンプの個体差によって溜水搬送性能が異なるため装置毎の個体差も大きくなる。
そのためこの構成の場合は、施工を実施した後に施工者が、所定尿量に相当する所定水量(例えば200mLと400mLと800mL)を溜水に追加して実際に装置を作動させて尿量測定し、その時得られる測定値が前記所定水量より小さいようであれば検量線の傾きを大きくするような係数を入力し、反対に測定値が大きいようであれば検量線の傾きを小さくするような係数を入力して検量関係を修正する校正作業を行なう。この校正作業を所定公差範囲に入るまで必要回数繰り返して行い、施工後の測定精度に関する検量線の校正作業を終了する。
(2)所定尿量を測定して偏差量を入力する方法である。
これは便器を設置した床が傾いている時に発生しがちな変動である。本発明の実施例で使用している便器はいずれの実施例も、向かって前方に体積の大きなボールがあり、後方にトラップが構成されている。水頭圧計測センサー512はボール側の水位を測定しているので、便器に向かって前側が下がっている場合、同一の水位でも溜水量は多くなってしまう。反対に便器に向かって前側が上がっている場合、同一の水位でも溜水量は少なくなってしまう。結果として検量線全体は上下にシフトすることになる。施工を実施した後に、所定尿量に相当する所定水量(例えば200mLと400mLと800mL)を溜水に投入して実際に測定し校正前の検量線で尿量値を算出する。その結果、全体的に測定値がシフトしている場合、上下にシフトするような係数を入力する。検量線の修正を実施した後に再び所定尿量(例えば200mLと400mLと800mL)を測定し、所定公差範囲に入ったところで施工後の測定精度に関する検量線の校正作業を終了する。
(3)複数の所定尿量に関する測定値を入力する方法である。
(1)と(2)の係数を各々入力する方法を組み合わせて修正しても良いが、施工を実施した後に、所定尿量に相当する所定水量(例えば200mLと400mLと800mL)に対する測定値をそのまま検量線の校正に利用する方法である。所定尿量に対する切片と傾きを演算させ、検量線の切片と傾きを同時に修正するものである。線形補間するだけでなく、高次の補間を実施するものであっても良い。このように、測定装置側に校正基準となる正確な水量を入力して、それに対応する測定装置の測定結果の値をそのまま補間演算に使用する方法を採用すれば、設定作業者が測定結果の入力を誤るような作業ミスの防止も図ることができる。
(4)便器の傾きを入力する方法である。
素材の各成分配合量と焼成温度を調整した陶器製便器であったり、少なくともボール部だけを樹脂製とした便器であった場合は、機械的な寸法精度が高いことから、溜水水位と溜水量の関係を示す検量線は一義と想定することができる。しかし実際には床面に傾斜が存在することがあるため、完全に一義と想定することはできない。便器に向かって左右の傾きは便器形状の対称性から影響が出ることは少ないが、前後の傾きは溜水量自体が変動するため検量線が変化する。そのため、傾斜計で床の傾斜度を測定し、その値を係数として入力することにより、検量線を校正することができる。
検量線の校正方法は、以上述べた各種の方法を各々を単独で実施しても、各々を組み合わせるものであっても良い。例えば、床傾きを入力した後に所定水量を測定し、シフト量や傾きを追加調整するような方法である。昨今、ボール形状の樹脂化や、陶器材質の均質化により、便器の機械的寸法精度は向上しつつあり、便器の個体差が大きいことを念頭に置いた検量線設定方法を簡略化し、コスト低減や施工効率化が計れることになる。
本発明を実施した第1の実施例における排尿情報測定装置全体を示す斜視図である。 本実施例の構成を示すブロック図である。 本発明の排尿情報測定装置の便器部3と排尿情報測定部5の構成を示した第一の実施例である。 本発明の排尿情報測定装置の第二の実施例である。 本発明の排尿情報測定装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…排尿情報測定装置
3…便器部
4…洋風大便器
5…排尿情報測定部
6…尿量測定部
7…衛生洗浄装置
7a…衛生洗浄手段
12…装置給水手段
121…止水栓
131…分岐金具
132…三方弁
14…トラップ
141…排水トラップ
15…排水ソケット
16…下水配管口
171…便座
172…背もたれ
18…キャビネット
181…前板
182…側板
183…甲板
20…ボール
21…リム吐水口
22…ゼット吐水口
23…溜水
30…便器給水手段
31…リム給水手段
311…リム給水管路
32…ゼット給水手段
321…ゼット給水管路
322…補水タンク
323…開閉弁
324…給水ポンプ
325…フロートスイッチ
33…補水手段
40…便器制御部
41…便器給水制御手段
50…尿量計測部
51…溜水水位計測手段
51a…水頭圧計測手段
51b…計測出力校正手段
511…水位測定管
512…水頭圧計測センサー
513…開閉弁
514…開放端(水位測定管)
515…水封端(水位測定管)
52…下水圧変動量計測手段
521…下水圧計測センサー
522…下水配管連絡管路
53…検量関係計測手段
531…検量ポンプ
532…開閉弁
541…止水栓(給水源側)
55…下水配管縁切り手段
551…トラップタンク
57…計測管路
57a…計測管路開閉手段
571…開閉弁
581…尿量計測部給水管路
582…開閉弁
60…尿量計測制御部
61…尿量情報算出手段
61a…溜水量算出手段
61b…下水圧変動補正手段
62…測定情報記憶手段
621…検量線記憶手段
622…検量線校正手段
63…測定開始水位形成制御手段
70…操作・表示部
71…リモコン(便器部用)
72…リモコン(排尿情報測定部用)
73…プリンター
74…校正値入力手段
80…連係動作制御手段
81…中継基板
82a…状態表示手段(便器部用)
82b…状態受信手段(便器部用)
83a…状態表示手段(尿量測定部用)
83b…状態受信手段(尿量測定部用)
H…溢流水位
W…満水水位(トラップ14用)
X1…空水位
X2…封水水位
Y…測定開始水位

Claims (5)

  1. 被験者の排泄物を受けるボールを備えた便器と、
    前記ボールと前記ボール内の溜水を排出する下水配管の間に設けられたトラップと、
    前記ボールの溜水水位を計測する溜水水位計測手段と、
    前記ボールの溜水水位と溜水量との対応関係である検量関係を検量線として記憶した検量線記憶手段と、
    被験者の排泄物による溜水水位変化を前記検量線を利用することによって少なくとも排尿量を含む排尿情報値に換算する排尿情報算出手段と、
    を有する生体情報測定装置において、
    前記検量線の検量関係を修正する検量線校正手段を備えたことを特徴とする排尿情報測定装置。
  2. 前記検量線校正手段は、前記検量線の常数変更によって検量関係を修正することを特徴とする請求項1に記載の排尿情報測定装置。
  3. 前記常数変更は、前記溜水に対して互いに異なる複数の既知の水量分を変化をさせた時の水量変化量と尿量計測値との関係を利用した回帰補正によって行なわれることを特徴とする請求項2に記載の排尿情報測定装置。
  4. 前記常数変更は、設置状態の便器傾き情報を利用して行なわれることを特徴とする請求項2に記載の生体情報測定装置。
  5. 少なくとも前記ボールは樹脂材料で形成されていることを特徴とする請求項1から4に記載の排尿情報測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104790487A (zh) * 2015-03-27 2015-07-22 深圳大学 一种自动化的尿液分析智能马桶、尿液分析方法及其系统
US10219733B2 (en) 2015-03-23 2019-03-05 Geo System Co., Ltd. Portable urine flow meter including a guide arranged in a nozzle part in a urine flow passage tube

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