JP2009077608A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般家庭や小規模事業所に設置された電気機器が全く使用できない状況を回避する電源装置を提供する。
【解決手段】商用電源(4)からの電力を電気機器(14)に供給する通常給電ユニット(18)と、通常給電ユニットに常時接続されており、商用電源からの電力が途絶えた場合に、商用電源に替えて所定の電力を電気機器に供給するバックアップ給電ユニット(30)とを具備し、バックアップ給電ユニットは、通常給電ユニットに対して並列に接続され、商用電源からの電力でそれぞれ充電される複数の二次電池(34,44)と、各二次電池を放電させる放電装置(40)と、各二次電池の放電動作を順次実施するリフレッシュ制御手段(52)とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として一般家庭や小規模事業所に設置され、常時給電を要する電気機器に電力を供給可能な電源装置に関するものである。
この種の電源装置は電気機器、例えば電話機に電力を供給している。この電話機による音声通話は、電気、ガスや水道と同様にライフラインとして位置付けられており、都市生活に不可欠な手段である。
一般に、電話機への電力は、基地局からメタルケーブルを介して供給されている。これにより、通常給電時には音声通話やデータ通信が可能であるし、仮に、停電等の想定外の事象によって商用電源からの電力が途絶え、データ通信が困難になったとしても、音声通話は可能である。
ここで、近年、このメタルケーブルに替えて光ケーブルを用いた高速通信が行われており、この場合の電話機への電力は、基地局からではなく、アダプタを用いて商用電源から供給されることになる。つまり、仮に、停電等によって商用電源からの電力が途絶えたときには、音声通話も困難になる。そこで、バックアップ給電が必要になり、当該給電を実施する電源装置の技術が開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平5−64380号公報 特開2004−364446号公報
ところで、この特許文献1に記載の技術によれば、二次電池によるバックアップ給電を実施でき、その給電時間を長く確保できるが、この技術は無停電給電装置(UPS)に関するものである。つまり、このUPSは、多くの電力を必要とする大規模事業所に設置される装置であって、一般家庭や小規模事業所には適さない装置である。
また、上述の特許文献2に記載の技術によれば、停電時には、通常給電時に各二次電池に蓄えられた電力によってバックアップ給電を実施できるものの、当該技術も上記特許文献1と同様に、二次電池については具体的に示されておらず、一般家庭や小規模事業所に適さない装置である。
すなわち、これら一般家庭や小規模事業所には、バックアップ給電を例えばNi-cd電池やNi-MH電池等の小型の乾電池を用いて実施する装置が適している。
しかしながら、この電池には、定期的に放電し、その後充電する動作(リフレッシュ動作)が必要である点に留意しなければならない。当該乾電池は、通常給電が長期間継続されると、不活性化し、その容量が低下してバックアップ給電が実施困難になるからである。
一方、このリフレッシュ動作中、特に放電動作の完了時点で商用電源からの電力が途絶えた場合には、上述した電話機による音声通話がやはり困難になり、これではライフラインを確保できないとの問題がある。
このように、上記従来の技術では、リフレッシュ動作については何等意図されておらず、この動作中に電力の供給が滞った場合については依然として課題が残されている。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、一般家庭や小規模事業所に設置された電気機器が全く使用できない状況を回避する電源装置を提供することである。
上記目的を達成するための第1の発明は、商用電源からの電力を電気機器に供給する通常給電ユニットと、この通常給電ユニットに常時接続されており、商用電源からの電力が途絶えた場合に、商用電源に替えて所定の電力を電気機器に供給するバックアップ給電ユニットとを具備し、このバックアップ給電ユニットは、通常給電ユニットに対して並列に接続されており、商用電源からの電力でそれぞれ充電される複数の二次電池と、各二次電池を放電させる放電装置と、各二次電池の放電動作を順次実施するリフレッシュ制御手段とを備える。
第1の発明によれば、通常給電ユニットと、バックアップ給電ユニットとを具備しており、この通常給電ユニットは、商用電源からの電力を電気機器に供給する。一方、バックアップ給電ユニットは、通常給電ユニットに常時接続されており、商用電源からの電力が途絶えた場合には、商用電源に替えて給電ユニットに対して並列に接続された二次電池による所定の電力を電気機器に供給する。
ここで、このバックアップ給電ユニットはリフレッシュ制御手段を備えている。この制御手段は各二次電池の放電動作を実施するが、これら各放電動作は順次実施、すなわち、別個に実施され、放電動作が行われていない二次電池による電力は常に確保可能になる。この結果、商用電源からの電力が途絶えた場合にもバックアップ給電が実施可能になり、電気機器を全く使用できない状況が回避される。
第2の発明は、第1の発明の構成において、リフレッシュ制御手段は、いずれかの二次電池の放電動作中に商用電源からの電力が途絶えた場合には、二次電池の放電動作を中止し、総ての二次電池による電力を電気機器に供給させることを特徴とする。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、いずれかの二次電池の放電動作中に商用電源からの電力が途絶えた場合には、リフレッシュ制御手段は、当該二次電池の放電動作を中止し、総ての二次電池、換言すれば、満充電状態の二次電池に蓄えられていた電力の他、放電動作が中止された二次電池に蓄えられている電力も併せて電気機器に供給させる。よって、電気機器は確実に使用可能になる。
第3の発明は、第1や第2の発明の構成において、リフレッシュ制御手段は、各二次電池の充電動作も制御可能に構成されており、二次電池の放電動作が完了した場合には、放電動作の完了した二次電池の充電動作を開始することを特徴とする。
第3の発明によれば、第1や第2の発明の作用に加えてさらに、リフレッシュ制御手段は、二次電池の放電動作が完了すると、別の二次電池の放電動作を開始するのではなく、この放電動作の完了した二次電池の充電動作を開始しているので、当該別の二次電池では満充電状態が維持され、バックアップ給電により一層対応可能になる。
第4の発明は、第1から第3の発明の構成において、各二次電池は、電気機器に常時接続されていることを特徴とする。
第4の発明によれば、第1から第3の発明の作用に加えてさらに、バックアップ給電ユニット内の総ての二次電池は、例えばスイッチング素子を介して電気機器に接離可能に接続されるのではなく、電気機器に常時接続されている。よって、総ての二次電池によるバックアップ給電を実施でき、電気機器の確実な使用に寄与する。
第5の発明は、第1から第4の発明の構成において、通常給電ユニットとバックアップ給電ユニットとは、一体に構成されていることを特徴とする。
第5の発明によれば、第1から第4の発明の作用に加えてさらに、通常給電ユニット及びバックアップ給電ユニットが一体に構成されていると、電源装置を容易に持ち運ぶことができる。
第6の発明は、第5の発明の構成において、通常給電ユニットは、バックアップ給電ユニットを経由して商用電源からの電力を電気機器に供給していることを特徴とする。
第6の発明によれば、第5の発明の作用に加えてさらに、通常給電ユニットがバックアップ給電ユニットを経由して商用電源からの電力を電気機器に供給しているので、商用電源からの電力が途絶えた時点から既に各二次電池によるバックアップ給電を実施できる。したがって、電気機器は一瞬たりとも途切れずに使用できる。
第7の発明は、第1から第4の発明の構成において、通常給電ユニットとバックアップ給電ユニットとは、別個に構成されていることを特徴とする。
第7の発明によれば、第1から第4の発明の作用に加えてさらに、通常給電ユニットやバックアップ給電ユニットが別個に構成されていると、各ユニットが小さくて済み、電源装置を容易に配置可能になる。
本発明によれば、電気機器を全く使用できない状況が回避され、ライフラインの確保に寄与する電源装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1には本実施例のACアダプタ(電源装置)1が示され、図2にはアダプタ1の内部構成図が示されている。このアダプタ1は、商用電源4である交流電力から直流電力を作り出しており、この直流電力は負荷である電話機(電気機器)14の駆動用或いは二次電池34,44の充電用に用いられる。
図1に示されるように、アダプタ1は略直方体に形成された装置本体2を有し、この装置本体2の適宜位置にはカバー3が設けられている。このカバー3を開放すると、二次電池34,44が視認され、ユーザがこれら二次電池34,44の交換も可能になる。
このアダプタ1はプラグ6やACケーブル8を有しており、このケーブル8は装置本体2から引き出されている。また、プラグ6はケーブル8の先端に設けられ、商用電源4に接続可能に構成されている。
一方、アダプタ1はDCケーブル10やコネクタ12を有している。このケーブル10も装置本体2から引き出されており、コネクタ12はケーブル10の先端に設けられ、電話機14に接続可能に構成されている。また、本実施例の電話機14は光ケーブルを用いた光モデムであり、この電話機14への電力はアダプタ1を用いて商用電源4から供給される。
ここで、上述したアダプタ1は、図2に示される如く、通常給電ユニット18と、バックアップ給電ユニット30とを備えており、本実施例における各ユニット18,30は、装置本体2内に一体に構成されている。
詳しくは、通常給電ユニット18は絶縁型変圧器20を有し、この変圧器20は商用電源4からの交流電力を所定電圧に変圧する。この変圧後の交流電力は図示しない電子部品で直流電力に変換される。
また、本実施例の通常給電ユニット18は、充電用電源部22や通常給電部24を有し、これら充電用電源部22や通常給電部24と変圧器20とはライン9aで接続されている。さらに、この通常給電部24と電話機14とは、図1のDCケーブル10に相当するライン9bで接続され、通常給電部24からの直流電力は整流ダイオード26を介して電話機14に供給される。
次に、バックアップ給電ユニット30は、例えば停電等の想定外の事象によって商用電源4からの電力が途絶え、給電ユニット18の電力が電話機14に供給されなくなった場合に機能する。つまり、このバックアップ給電ユニット30は、停電時には商用電源4に替えて電力を電話機14に供給し、音声通話を確保している。
また、本実施例のバックアップ給電ユニット30は、停電時に初めてユーザが電話機14に接続するのではなく、通常給電ユニット18に常時接続されており、停電時にはバックアップ給電ユニット30からの電力が自動的に電話機14に供給される。これにより、ユーザが当該給電ユニット30を電話機14に接続する手間は省略されるし、音声通話は停電時にも途切れない。
そして、この給電ユニット30は、例えばNi-cd電池やNi-MH電池等の小型の乾電池で構成された2つの二次電池34,44を有している。これら二次電池34,44は、通常給電ユニット18に対して並列に接続されており、充電用電源部22と二次電池34とはスイッチング素子32を介して接続され、充電用電源部22と二次電池44とはスイッチング素子42を介して接続されている。なお、バックアップ給電ユニット30に搭載される各スイッチング素子には、例えばP−MOSFET(PチャネルMOS電界効果トランジスタ)が用いられている。
さらに、二次電池34と電話機14とはライン9gで常時接続され、この二次電池34からの直流電力は整流ダイオード36を介して電話機14に供給可能に構成されている。さらに、二次電池44と電話機14とはライン9hで常時接続されており、この二次電池44からの直流電力も整流ダイオード46を介して電話機14に供給可能に構成されている。
一方、このバックアップ給電ユニット30は放電装置40や制御IC50を備えている。本実施例の放電装置40は抵抗器で構成され、二次電池34と放電装置40とはスイッチング素子38を介して接続されている。また、二次電池44と放電装置40とはスイッチング素子48を介して接続されている。そして、これら各スイッチング素子32,38,42,48は制御IC50からの駆動パルスによって開閉している。
詳しくは、制御IC50がライン9cを介してスイッチング素子32を閉動作すると、充電用電源部22からの電力が二次電池34に充電される。また、制御IC50がライン9dを介してスイッチング素子42を閉動作すると、充電用電源部22からの電力が二次電池44に充電される。
これに対し、制御IC50がライン9fを介してスイッチング素子38を閉動作すると、二次電池34の電力が放電装置40で放電される。さらに、制御IC50がライン9eを介してスイッチング素子48を閉動作すると、二次電池44の電力が放電装置40で放電される。
ところで、本実施例の制御IC50はリフレッシュ制御部(リフレッシュ制御手段)52を有している。
このリフレッシュ制御部52は、上述した二次電池34,44の不活性し易い性質を鑑み、各スイッチング素子32,38,42,48の開閉時期を制御しており、各二次電池34,44のリフレッシュ動作、つまり、放電装置40を用いて各二次電池34,44の電力を例えば週単位で定期的に放電し、この放電の完了後に、商用電源4からの電力を充電している。
具体的には、本実施例のリフレッシュ制御部52は、並列に接続された各二次電池34,44の放電動作を順次実施している。より詳しくは、図3には、二次電池34が二次電池44よりも先に放電する例が示されている。この例では、前提としてライン9aには商用電源4の電力が供給され、この商用電源4の電力はライン9bを介して電話機14に供給されている。
この状態において、リフレッシュ制御部52が制御IC50を介してライン9cにオフ信号を出力し、同時に、ライン9fにオン信号を出力すると、スイッチング素子32は開動作し、スイッチング素子38が閉動作するので、二次電池34の放電動作が開始する。
次いで、この放電動作が所定期間継続し、二次電池34が空充電状態になった場合には、リフレッシュ制御部52がライン9cにオン信号を出力し、同時に、ライン9fにオフ信号を出力する。これにより、スイッチング素子32は閉動作し、スイッチング素子38が開動作することから、二次電池34の放電動作が完了する。同時に、この二次電池34の充電動作が開始し、商用電源4からの電力が二次電池34に供給される。
続いて、この充電動作が所定期間継続し、二次電池34が満充電状態になった場合には、二次電池34の充電動作が完了し、二次電池44の放電に移行する。
すなわち、二次電池44の放電動作は、二次電池34のリフレッシュ動作の終了後、より具体的には、二次電池34の充電動作の完了後に開始されており、リフレッシュ制御部52がライン9dにオフ信号を出力し、同時に、ライン9eにオン信号を出力する。これにより、スイッチング素子42は開動作し、スイッチング素子48が閉動作するので、二次電池44の放電動作が開始する。
そして、二次電池44が空充電状態になると、リフレッシュ制御部52がライン9dにオン信号を出力し、同時に、ライン9eにオフ信号を出力すると、スイッチング素子42は閉動作し、スイッチング素子48が開動作する。これにより、二次電池44の放電動作が完了し、同時に、二次電池44の充電動作が開始し、商用電源4からの電力が二次電池44に供給される。
続いて、二次電池44が満充電状態になった場合には、二次電池44の充電動作が完了し、当該二次電池44のリフレッシュ動作が終了する。
その後、制御IC50に格納されているプログラムに沿い、所定期間(例えば数週間)の経過後に、上述の如く、二次電池34や二次電池44の各リフレッシュ動作が再び実施される。
なお、この図3の例では、二次電池34では1回のリフレッシュ動作(放電及び充電の各動作が1回ずつ)を実施した後、二次電池44のリフレッシュ動作に移行している。しかしながら、二次電池34の性能等によっては、二次電池44のリフレッシュ動作に移行する前に、二次電池34の複数回のリフレッシュ動作を実施しても良い。
このように、バックアップ給電ユニット30はリフレッシュ動作を実施しつつ、商用電源4からの電力が途絶えてしまった場合にバックアップ給電を実施する。
まず、図4には、バックアップ給電のタイミングチャートが示されている。この図は、二次電池34,44がいずれも満充電状態において、商用電源4からの電力が途絶えた場合を示している。つまり、商用電源4の電力がライン9aに供給されなくなり、制御IC50が、充電用電源部22や通常給電部24に電力の供給がない旨を検出した場合には、給電ユニット30によるバックアップ給電が実施される。
より具体的には、リフレッシュ制御部52がライン9c,9dに同時にオフ信号を出力する。これは、二次電池34,44の電力を電話機14に供給するにあたり、スイッチング素子32,42を開動作させた方がこれらを閉動作させるよりも好ましいからである。一方、ライン9e,9fにはオフ信号が出力されており、二次電池34,44の双方の電力はライン9g,9hを介して電話機14に供給され、これは商用電源4からの電力が再び供給されるまで継続される。
次に、仮に、上述したリフレッシュ動作中にバックアップ給電を実施しなければならない場合には、本実施例では当該リフレッシュ動作を中止し、二次電池34,44の双方の電力を電話機14に供給している。
詳しくは、図5には、二次電池34のリフレッシュ動作中、特に、放電動作中に商用電源4からの電力が途絶えた例が示されており、まず、リフレッシュ制御部52はライン9cにオフ信号を出力し、同時に、ライン9fにオン信号を出力し、二次電池34の放電動作が既に開始されている。
この二次電池34の放電動作が実施されている時点において、商用電源4の電力がライン9aに供給されなくなり、制御IC50が、充電用電源部22や通常給電部24に電力の供給がない旨を検出した場合にも、給電ユニット30によるバックアップ給電が実施される。つまり、リフレッシュ制御部52がライン9cへのオフ信号を維持する一方、ライン9fにはオフ信号を出力し、二次電池34の放電動作を中止する。
同時に、リフレッシュ制御部52はライン9dにもオフ信号を出力する。これにより、満充電状態の二次電池44の電力がライン9hを介して電話機14に供給されるし、満充電状態ではない二次電池34の電力もまたライン9gを介して電話機14に供給される。
より詳しくは、放電動作を中止した二次電池34の電力は、同図に示される如く、商用電源4からの電力が再び供給される前になくなり得るものの、満充電状態の二次電池44の電力と併せて電話機14に供給されており、電話機14への給電量ができる限り増やされている。
なお、万一、二次電池34の放電動作の末期やその完了直後に停電が生じたとしても、満充電状態の二次電池44によって少なくとも約50%程度の給電量は確保されることになる。
ところで、上述した通常給電ユニット18の通常給電部24やダイオード26は省略可能である。
具体的には、図6に示されたアダプタ1Aは、通常給電ユニット18Aと、バックアップ給電ユニット30Aとを備え、装置本体2内に一体に構成されているが、この通常給電ユニット18Aのライン9aは、充電用電源部22と変圧器20とのみを接続しており、商用電源4からの電力はバックアップ給電ユニット30Aに総て供給されている。
そして、この商用電源4からの電力は二次電池34,44に蓄えられるとともに、ライン9g,9hを介して電話機14に供給されており、これらライン9g,9hが通常給電時及びバックアップ給電時のラインとして兼用されている。
一方、上述した各実施例では、通常給電ユニット18(18A)とバックアップ給電ユニット30(30A)とが装置本体2内に一体に構成されているが、これら各給電ユニットは別個に構成されていても良い。
詳しくは、図7に示されたアダプタ1Bは、通常給電ユニット18Bがユニット本体19内に、バックアップ給電ユニット30Bがユニット本体31内にそれぞれ配置されている。そして、通常給電ユニット18Bには雌孔が形成されており、この雌孔に、バックアップ給電ユニット30Bから引き出され、多芯で構成された1本のケーブルを差し込むことにより、通常給電ユニット18Bからバックアップ給電ユニット30Bに電力が供給可能になる。
なお、これら図6や図7に示されたアダプタ1A,1Bの各構成につき、図2のアダプタ1と同一の符号が付された構成は、当該アダプタ1と同様の機能を有している。
以上のように、本実施例によれば、通常給電ユニット18(18A,18B)と、バックアップ給電ユニット30(30A,30B)とを具備しており、この通常給電ユニット18(18A,18B)は、商用電源4の交流電力から直流電力を作り出し、この直流電力を電話機14に供給する。一方、バックアップ給電ユニット30(30A,30B)は、通常給電ユニット18(18A,18B)に常時接続されており、商用電源4からの電力が途絶えた場合には、商用電源4に替えて通常給電ユニット18(18A,18B)に対して並列に接続された二次電池34,44による所定の電力を電話機14に供給している。
ここで、バックアップ給電ユニット30(30A,30B)はリフレッシュ制御部52を備えている。この制御部52は、二次電池34,44の不活性化による容量の低下を回避すべく、二次電池34,44の放電動作を実施するが、これら各放電動作は、総ての二次電池34,44について同時に実施するのではなく、順次実施、すなわち、二次電池34,44毎にそれぞれ別個に実施されており、放電動作が行われていない二次電池(上記例では二次電池44)による電力は常に確保可能になる。この結果、停電時の如く商用電源4からの電力が途絶えた場合にもバックアップ給電が実施可能になり、一般家庭や小規模事業所に設置された電話機14を全く使用できない状況が回避され、ライフラインの確保に寄与する。
また、いずれかの二次電池、例えば二次電池34の放電動作中に商用電源4からの電力が途絶えた場合には、リフレッシュ制御部52は、当該二次電池34の放電動作を中止し、総ての二次電池34,44、換言すれば、満充電状態の二次電池44に蓄えられていた電力の他、放電動作が中止された二次電池34に蓄えられている電力も併せて電話機14に供給させる。よって、この電話機14は確実に使用可能になる。
さらに、リフレッシュ制御部52は、例えば二次電池34の放電動作が完了すると、別の二次電池44の放電動作を開始するのではなく、この放電動作の完了した二次電池34の充電動作を開始しているので、当該別の二次電池44では満充電状態が維持され、バックアップ給電により一層対応することができる。
さらにまた、バックアップ給電ユニット30(30A,30B)の総ての二次電池34,44は、例えばスイッチング素子を介して電話機14に接離可能に接続されておらず、ライン9g,9hを介して電話機14に常時接続されている。よって、総ての二次電池34,44によるバックアップ給電を実施でき、電話機14の確実な使用に寄与する。
また、図2や図6に示されるように、通常給電ユニット18(18A)及びバックアップ給電ユニット30(30A)が装置本体2内に一体に構成されていると、アダプタ1(1A)を容易に持ち運ぶことができる。
さらに、この図6に示される如く、通常給電ユニット18Aがバックアップ給電ユニット30Aを経由して商用電源4からの電力を電話機14に供給しているので、商用電源4からの電力が途絶えた時点から直ちに各二次電池34,44によるバックアップ給電を実施できる。
この点につき詳述すると、図2のアダプタ1によるバックアップ給電によれば、ライン9aに電力が供給されなくなってから制御IC50で検出されるまでの間は、厳密に云えば、電話機14による音声通話がこの通話に支障はない程度で途切れ得ることになる。
しかしながら、図6のアダプタ1Aによれば、商用電源4からの総ての電力がバックアップ給電ユニット30Aを経由して電話機14に供給されていることから、この場合の電話機14による音声通話は一瞬たりとも途切れないのである。
さらにまた、図7に示されるように、通常給電ユニット18Bやバックアップ給電ユニット30Bが各ユニット本体19,31内にそれぞれ別個に構成されていると、各ユニット18B,30Bが小さくて済み、アダプタ1Bを容易に配置可能になる。
本発明は、上記各実施例に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
例えば、上記各実施例では、光ケーブルに接続された電話機14に具現化した例を示しているが、必ずしもこの形態に限定されるものではなく、常時給電を要する電気機器である限り、パーソナルコンピュータや、セキュリティに用いられる機器であっても良い。これらの場合にも上記と同様に、当該機器が全く使用できない状況を回避するとの効果を奏する。
また、上記各実施例は、2つの二次電池34,44で構成されている。しかしながら、本発明の電源装置は、並列に接続された3つ以上の二次電池で構成されていても良く、さらに、放電装置40は二次電池毎にそれぞれ備えられていても良い。
さらにまた、ライン9bに接続される整流ダイオード36,46の下流側には、各二次電池の電圧に応じて昇圧装置が備えられていても良い。
本実施例における電源装置の外観斜視図である。 図1の電源装置の内部構成図である。 図2の装置によるリフレッシュ動作のタイミングチャートである。 図2の装置によるバックアップ給電のタイミングチャートである。 図2の装置によるリフレッシュ動作中におけるバックアップ給電のタイミングチャートである。 他の実施例における電源装置の内部構成図である。 さらに他の実施例における電源装置の内部構成図である。
符号の説明
1,1A,1B ACアダプタ(電源装置)
2 装置本体
4 商用電源
9g,9h ライン
14 電話機(電気機器)
18,18A,18B 通常給電ユニット
30,30A,30B バックアップ給電ユニット
34 二次電池
40 放電装置
44 二次電池
52 リフレッシュ制御部(リフレッシュ制御手段)

Claims (7)

  1. 商用電源からの電力を電気機器に供給する通常給電ユニットと、
    該通常給電ユニットに常時接続されており、前記商用電源からの電力が途絶えた場合に、該商用電源に替えて所定の電力を前記電気機器に供給するバックアップ給電ユニットとを具備し、
    該バックアップ給電ユニットは、
    前記通常給電ユニットに対して並列に接続されており、前記商用電源からの電力でそれぞれ充電される複数の二次電池と、
    該各二次電池を放電させる放電装置と、
    前記各二次電池の放電動作を順次実施するリフレッシュ制御手段と
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置であって、
    前記リフレッシュ制御手段は、いずれかの二次電池の放電動作中に前記商用電源からの電力が途絶えた場合には、該二次電池の放電動作を中止し、総ての二次電池による電力を前記電気機器に供給させることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電源装置であって、
    前記リフレッシュ制御手段は、前記各二次電池の充電動作も制御可能に構成されており、前記二次電池の放電動作が完了した場合には、該放電動作の完了した二次電池の充電動作を開始することを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電源装置であって、
    前記各二次電池は、前記電気機器に常時接続されていることを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電源装置であって、
    前記通常給電ユニットと前記バックアップ給電ユニットとは、一体に構成されていることを特徴とする電源装置。
  6. 請求項5に記載の電源装置であって、
    前記通常給電ユニットは、前記バックアップ給電ユニットを経由して前記商用電源からの電力を前記電気機器に供給していることを特徴とする電源装置。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電源装置であって、
    前記通常給電ユニットと前記バックアップ給電ユニットとは、別個に構成されていることを特徴とする電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2998724A1 (fr) * 2012-11-26 2014-05-30 Finatech Entpr S Tableau electrique equipe d un eclairage
CN104348252A (zh) * 2013-08-05 2015-02-11 北京精密机电控制设备研究所 三电源冗余供电装置和便携设备
CN111463887A (zh) * 2020-03-31 2020-07-28 华为技术有限公司 一种供电系统和方法

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