JP2009077400A - 光信号の光分散補償方法及びシステム - Google Patents

光信号の光分散補償方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークにおける信号性能を向上することである。
【解決手段】低色分散補償ファイバの複数のスパンを有する光ネットワークにおいて通信される光信号の分散補償方法である。該方法は、複数のチャネルを含む光信号を受信する段階を含み、前記チャネルのうちの第1の組みで通信される情報は第1の変調方法を用いて変調され、前記チャネルのうちの第2の組みで通信される情報は第2の変調方法を用いて変調される。該方法は、前記光信号の光分散を、前記光信号が伝送されるスパンごとに前記光信号中の累積分散が大きくなるように、前記光信号の前記チャネルのすべてにわたって一律に過小補償する段階をさらに含む。実施形態によっては、前記光信号の前記チャネルのすべてを各スパンで約60%乃至85%の範囲で一律に過小補償する。
【選択図】図2

Description

本発明は光ネットワークに関し、特に光信号の光分散補償方法及びシステムに関する。
通信システム、ケーブルテレビジョンシステム、及びデータ通信ネットワークは、光ネットワークを用いて離れた地点間で大量の情報をすばやく伝達する。光ネットワークでは、情報は光信号として光ファイバを通して伝達される。光ファイバはガラスの細い糸(strands)であり、信号を長距離伝送しても損失は非常に小さい。光ネットワークでは送信キャパシティを大きくするため、WDM(wavelength division multiplexing)やDWDM(dense wavelength division multiplexing)を利用することが多い。WDMやDWDMネットワークでは、多数の光チャネルを異なる波長で各ファイバで搬送し、ネットワークの容量を大きくしている。
波長が異なる光信号では、光分散が異なるので、周波数が異なるスペクトル成分に光波が分離するという好ましくない現象が起こり得る。光分散は、波長が異なると伝搬速度が異なるために生じる。光分散により光波がそれぞれのチャネルに分離するので、光信号の光分散補償が必要となる。
(発明の開示)
本発明の一実施形態によると、低色分散補償ファイバの複数のスパンを有する光ネットワークにおいて通信される光信号の分散補償方法が提供される。該方法は、複数のチャネルを含む光信号を受信する段階を含み、前記チャネルのうちの第1の組みで通信される情報は第1の変調方法を用いて変調され、前記チャネルのうちの第2の組みで通信される情報は第2の変調方法を用いて変調される。該方法は、前記光信号の光分散を、前記光信号が伝送されるスパンごとに前記光信号中の累積分散が大きくなるように、前記光信号の前記チャネルのすべてにわたって一律に過小補償する段階をさらに含む。実施形態によっては、前記光信号の前記チャネルのすべてを各スパンで約60%乃至85%の範囲で一律に過小補償する。
本発明の実施形態の技術的優位性には、低色分散ファイバを通して通信される信号中の、変調方法が異なるすべてのチャネルに一律に過小な光分散補償を行うことにより、ネットワークにわたる信号性能が向上することがある。すべてのチャネルにわたり過小補償を行うことにより、信号のチャネル間効果を最適または準最適(near-optimally)に低減できる。チャネル間効果の低減により信号の性能がよくなる。
本発明の実施形態により、異なる変調フォーマットのチャネルよりなる光信号に光分散補償を行う、経済効率の高いシステム及び方法が得られる。本発明の実施形態では、光ネットワークで現在使われているシステムコンポーネントを含んでもよいし、現在使われているコンポーネントを経済効率の高いアップグレードや付加を行うこともできる。
言うまでもなく、本発明の様々な実施形態には、列記した技術的有利性の一部または全部が含まれても、全く含まれなくてもよい。また、本発明の他の技術的有利性は、図面、詳細な説明、及び特許請求の範囲に基づき、当業者には容易に明らかとなるであろう。
本発明とその特徴及び優位性をよりよく理解してもらうため、添付した図面を参照しつつ以下に説明する。
図1は一例としての光ネットワーク10を示す図である。光ネットワーク10は、少なくとも一本の光ファイバ28を含み、光ネットワーク10のコンポーネント間で通信する少なくとも一つの光信号を伝送できる。光ネットワーク10のコンポーネントは、光ファイバ28により結合されており、ターミナルノード12a、12bと、光アッド/ドロップマルチプレクサ(OADM)31(例えば、OADM31aと31b)とを含む。光ネットワーク10は、ターミナルノードを有するポイント・ツー・ポイントの光ネットワークとして示したが、リング光ネットワーク、メッシュ光ネットワーク、またはその他の適当な光ネットワーク、または光ネットワークの組み合わせであってもよい。光ネットワーク10は短距離の大都市ネットワーク、長距離の都市間ネットワーク、またはその他の適当なネットワークやその組み合わせとして利用できる。
ターミナルノード12aはトランスミッタ14、16と、マルチプレクサ18と、アンプ26とを含む。トランスミッタ14、16は、光信号を送信する任意のトランスミッタその他の装置である。各トランスミッタ14、16は、情報を受け取り少なくとも一つの波長の光を変調してその波長の光に情報をエンコードする。光ネットワーク通信では光の波長はチャネルとも呼ぶ。各トランスミッタ14または16は、波長に光学的にエンコードされた情報を送信する。マルチプレクサ18は、任意のマルチプレクサ、またはその組み合わせ、または複数の異なるチャネルを1つの信号に結合するその他の装置を含む。マルチプレクサ18は、トランスミッタ14と16が送信した異なるチャネルを受信して、1つの光信号に結合し、ファイバ28を通して通信する。
アンプ26を利用して複数チャネルの信号を増幅する。アンプ26は、ある長さのファイバ28の前後に配置される。アンプ26は光信号を増幅する光リピータを含んでいてもよい。この増幅は、光−電気変換や電気−光変換なしに行ってもよい。実施形態では、アンプ26は希土類元素をトープした光ファイバを含み得る。信号がファイバを通るとき、外部からエネルギーを与えて光ファイバのドープした部分の原子を励起させて、光信号の強度を高くする。例として、アンプ26はエルビウム・ドープ・光ファイバ・アンプ(EDFA)を含む。しかし、その他の適当なアンプ26を利用することもできる。
単一の光信号の複数のチャネルで情報を通信する方法は、波長分割多重(WDM)と呼ばれる。DWDM(dense wavelength division multiplexing)は、一本のファイバに多くの波長(通常は40波長以上)を多重化するものである。WDM、DWDM、またはその他の複数波長伝送技術を利用して、光ネットワークにおける一本の光ファイバあたりの帯域を大きくする。WDMやDWDMを利用しなければ、ネットワークの帯域幅は1波長のビットレートに限定されてしまうだろう。帯域幅が大きければ、光ネットワークはより多くの情報を伝送することができる。図1に戻り、光ネットワーク10のターミナルノード12aは、WDM、DWDM、またはその他の適当なマルチチャネル多重化技術を用いて相異なるチャネルを送信し、多重化し、そのマルチチャネル信号を増幅する。
上記の通り、光ネットワークで送信できる情報量は、情報でコード化され1つの信号に多重化された光チャネルの数により変化する。それゆえ、WDMを利用した光信号が担う情報量は、1チャネルで情報を搬送する光信号が担う情報量よりも大きい。DWDMを利用した光信号が担う情報量はもっと大きい。担われるチャネル数の他に、光ネットワークで送信できる情報量に影響するもう一つの要因は送信ビットレートである。ビットレートが大きければ大きいほど、送信される情報量は大きい。
一般的に光ネットワークの改良や機能向上では、一つの光信号に多重化する波長数を増やすか、各波長で送られる情報のビットレートを増やす。いずれの場合にも、光システム全体を交換するよりは既存のネットワークコンポーネントを使用し、修正し、追加する方がコスト効率が高い。光システムの機能向上は、コスト的な理由により、段階的に行われることがある。その場合、ネットワークは、大きい帯域幅を提供する新しい技術と、小さい帯域幅を提供する古い技術との両方をサポートしなければならない。
今日、多くの既存ネットワークは、10Gb/sで情報を送信し、例えばNRZ(non-return-to-zero)変調方式を用いて光信号を変調する。信号の送信方式の機能向上としては、例えば、光信号の変調にDPSK(differential phase shift keying)やDQPSK(differential quadrature phase shift keying)を用いて40Gb/sで情報を送信できる。ほとんどの光ネットワーク運用者にとっては光ネットワークのトランスミッタをすべてアップグレードするのはコスト的に難しいので、かかる運用者の多くは、既存の10Gb/sのNRZトランスミッタを40Gb/sのDPSKまたはDQPSKトランスミッタで徐々に置き換えることにより、ネットワークをアップグレードすることを欲している(ここに記載するトランスミッタのタイプは単なる例である)。
アップグレードしたトランスミッタを既存のトランスミッタと組み合わせるコスト効率のよいストラテジを実施したい運用者が直面する問題の一つは、光分散補償の問題である。既存のWDMネットワークやDWDMネットワークにおいても異なる波長よりなる光信号には光分散(optical dispersion)が生じる。光分散は光信号が振動数ごとのスペクトル成分に分かれることである。光分散は、波長が異なると伝搬速度が異なるために生じる。光信号は既存の光ネットワークを通り光分散を起こすので、少なくとも適正な性能が得られるように、適当な光分散補償を受ける。同一の変調方式を用いて変調されたチャネルよりなる光信号における分散を補償するため、特別に設計された分散補償ファイバが開発されている。
アップグレードされたトランスミッタと既存のトランスミッタとの両方を利用するシステムでは、異なる変調方法を利用するチャネルに対して光分散補償を行う必要がある。ここで問題となるのは、異なる変調方法を用いたチャネルに対する最適な光分散補償は異なることである。例えば、問題となるのは、図2Aと図2Bに示したように、NRZ変調を用いて変調したチャネルと、DPSK、DQPSK、またはその他の適当な位相シフトキーイング変調方法を用いて変調したチャネルとの場合である。
上記の通り、図2Aと図2Bに示したグラフは、異なる2つのWDM光信号、すなわち10Gb/sのNRZ信号と40Gb/sのnPSK信号に対する最適な光分散補償の差を示す。グラフの縦軸は累積光分散(accumulated optical dispersion)を示す。グラフの横軸は光信号が進んだ距離(信号が進んだ光ファイバのスパン数)を示す。ΔDは、最適な性能を得るために信号が各スパンの後に有しているべき残余光分散である。
図2Aは、信号の性能を最適化する、一組の10Gb/sのNRZチャネルの光分散マップを示す。図2Aに示したように、10Gb/sのNRZチャネルは、過小補償(undercompensated)のときに最適な性能を示す。換言すると、各スパンの後で光信号が正のΔDを有するように光信号の光分散補償を行うと、10Gb/sのNRZチャネルの場合の最適な性能が得られる。
図2Bに示したように、一組の40Gb/sのnPSKチャネルよりなる信号は、チャネルを100%補償したときに最適な性能を示す。換言すると、各スパンの後で光信号のΔDがゼロであるように光信号の光分散補償を行うと、40Gb/sのnPSKチャネルの場合の最適な性能が得られる。
図2A及び図2Bに示したように、NRZ変調フォーマットを用いるチャネルの理論的に最適または準最適な光分散補償は、nPSK変調フォーマットを用いるチャネルの理論的に最適または準最適な光分散補償と異なる。既存のネットワークでは、光分散補償デバイスは、NRZフォーマット等の一つの変調フォーマットを用いて信号に光分散補償を行う。既存のNRZトランスミッタとともに、nPSKフォーマット等の別の変調フォーマットを用いてアップグレードされたトランスミッタがネットワークに組み込まれている場合、アップグレードされた光信号に対しては既存の光分散補償デバイスは適切な光分散補償を行わない。以下に説明するように、本発明の実施形態では、異なる変調フォーマットを用いる信号搬送チャネルにおいて、十分な光分散補償を提供する問題を解決する。
図1の実施形態に戻り、ノード12aが発生するWDM信号には異なる変調フォーマットを用いた複数組のチャネル(sets of channels)が含まれている。特に、このWDM信号には、NRZ変調を用いて10Gb/sで伝送される一組のチャネルと、nPSK変調を用いて40Gb/sで伝送される一組のチャネルとが含まれる。しかし、そのチャネルにおいて如何なるビットレートで、また如何なる変調方法で情報を伝送してもよい。例えば、チャネルで情報を通信するビットレートは10Gb/s、20Gb/s、40Gb/sであってもよいし、80Gb/s以上であってもよいし、これ以外であってもよい。チャネルで情報を通信する変調方法は、例えばRZ(return-to-zero)、CS−RZ(carrier suppressed return-to-zero)、NRZ、DPSK、DQPSKであってもよし、その他の変調方法であってもよい。ここで、「一組(a set)」のチャネルには、少なくとも1つのチャネルが含まれるが、チャネル間に空間的関係等があることを意味するものではない(例えば、その一組のうちのチャネルは連続している必要はない)。また、ここで「情報」にはネットワーク中で通信され、記憶され、ソートされる任意の情報が含まれうる。この情報はこの情報には、オーディオ、ビデオ、テキスト、リアルタイム、非リアルタイムその他のデータをエンコード(encode)するために変調する少なくとも1つの特性(characteristic)がある。また、光ネットワーク10で通信される情報は、例えば、フレーム、パケット等の適当な構造を有していてもよいし、構造を有していないビットストリームであってもよい。
マルチチャネル信号は、ターミナルノード12aから送信されると、光ファイバ28を通ってOADM31に進む。光ファイバ28は必要に応じて単一の一方向ファイバか、単一の双方向ファイバか、複数の一方向または双方向ファイバを含みうる。説明を簡単にするため、ここでは一方向トラフィックをサポートする光ネットワーク10の実施形態に焦点を絞る。しかし、本発明は、光ネットワーク10で反対方向への情報の送信をサポートするように下記のコンポーネントを適当に修正した実施形態を含む双方向システムにも適用できる。さらに、後で詳しく説明するように、ファイバ28は、高色分散ファイバ(例えば、標準的な単一モードファイバ(SSMF)や非分散シフトファイバ(NDSF))でも、低色分散ファイバ(例えば、E−LEAFファイバなどの非ゼロ分散シフトファイバ(NZ−DSF))でも、その他のファイバでもよい。実施形態によっては、ファイバ28のタイプによって信号に適用する分散補償方法を変える必要があるが、これについては後で詳しく説明する。
OADM31は、アンプ26と、それに付随する光分散補償モジュール(DCM)30と、アッド/ドロップモジュール(ADM)32とを含む。上記の通り、アンプ26を用いて、光ネットワーク10を通って進むWDM信号を増幅する。ADM32は、本技術分野で周知なように、ファイバ28との間で光信号をアッド及び/またはドロップするデバイスまたはその組み合わせを含む。DCM30は、少なくとも1つの変調方法を用いて信号または信号を含む一組のチャネルに光分散補償を行う分散補償ファイバ(DCF)、調整可能分散補償器(TDC)、可変分散補償器(VDC)その他の分散補償デバイスを含む。光ネットワーク10は、DCM30がそれぞれのアンプ26に付随しているように示したが、DCM30をアンプ26とは別に配置してもよい。
米国特許出願第11/311,717号において、出願人が開示した方法(scheme)では、1つの信号中の変調方法が異なる複数組のチャネルに、それぞれ異なる補償をして、変調が異なる信号に対して異なる分散補償方法を行った。しかし、図1のネットワーク10では、どの変調方法を利用したかにかかわらず、光信号中のすべてのチャネルに同じ分散補償を適用する。
ネットワーク10では、1つの信号中のすべてのチャネルはその信号がネットワークを進む間に同じ分散補償を受け、各チャネルに適用される分散補償の量は、信号中の位相間変調(XPM、cross-phase modulation)等のチャネル間効果を低減するように選択される。ネットワーク10では、チャネル間効果を低減するために必要な補償は、信号が担う変調方法が異なる複数組みの信号に依存し、使用するファイバのタイプにも依存する。
限定ではなく一例として、高色分散ファイバによる10Gb/sNRZと40Gb/snPSKの二組のチャネルを担う信号において、実験によると、これらの信号に一律に過小補償を行うか、すべてのチャネルで分散がゼロになるように補償を行っても、チャネル間効果を最適または準最適(near-optimally)に低減することはできない。一方、すべてのチャネルに一律に過大補償(overcompensation)(場合によっては110%乃至115%の過大補償)を適用するとチャネル間効果が効果的に低減できた。しかし、変調方法が異なる複数組みのチャネルは、最適または準最適にチャネル間効果を低減するためには、異なる分散補償が必要であることに留意すべきである。
これらの発見を考慮して、SSMFファイバやNDSFファイバ等の高色分散ファイバを実装するネットワーク10の実施形態では、10Gb/sNRZチャネルと40Gb/snPSKチャネルを含む信号には、それがネットワークを進む間に、一律な過多分散補償(uniform dispersion overcompensation)を行う。実施形態によっては、10Gb/sのNRZチャネルと40Gb/sのnPSKチャネルを含む信号に、DCM30において例えば約110%乃至115%の過大補償をしてもよい。図3は、後でより詳しく説明するが、かかる補償方法を示している。後で説明するように、これらの信号中の一部のチャネルは、そのチャネルのデータレート及び/または変調フォーマットに対して最適または準最適な分散補償を行うために、OADM31でドロップされたとき、またはターミナルノード12bが受信したときにさらに補償を受ける。
信号は、OADM31を通ると、ファイバ28を通ってターミナルノード12bに直接進むか、ターミナルノード12bに到達するまでに別の(additional)少なくとも1つのOADM31(例えば、OADM31b)を通る(リングネットワーク等の場合、ターミナルノードはOADMであってもよい)。ターミナルノード12bは光ネットワーク10を通して伝送される信号を受信できる。ターミナルノード12bは、アンプ26と、それに付随するDCM30と、デマルチプレクサ20と、レシーバ22及び24とを含む。上記の通り、アンプ26を用いて、光ネットワーク10を進む間にWDM信号を増幅し、DCM30がその信号に光分散補償を行う。ここでも、光ネットワーク10は、DCM30がそれぞれのアンプ26に付随しているように示したが、DCM30をアンプ26とは別に配置してもよい。
デマルチプレクサ20は、WDM、DWDM、またはその他の適当なマルチチャネル多重化方法を用いて多重化された異なるチャネルを分離するデマルチプレクサその他のデバイスを含む。デマルチプレクサ20は、多重化された複数のチャネルを担う光信号を受信し、その光信号中のチャネルを逆多重化(demultiplex)し、その複数のチャネルをそれぞれのレシーバ22、24に送る。
レシーバ22、24は、光信号を受信する任意のレシーバその他の装置を含む。各レシーバ22または24は、エンコードされた情報を担う光信号のチャネルを受信し、その情報を電気信号に復調する。レシーバ22または24が受信したこれらのチャネルには、トランスミッタ14、16が送信したチャネル、及び/またはADM32がアッドしたチャネルが含まれ得る。また、40Gb/s nPSK信号(及び/またはその他の適切なチャネル)は、例えば、レシーバ24に付随した調節可能分散補償器42を用いて、ターミナルノード12bにおいてさらに補償される。
動作中、ターミナルノード12aのトランスミッタ14及び16は、異なるチャネルを通して、異なるビットレートで、及び/または異なる変調方法を用いて情報を送信する。マルチプレクサ18は、これらの異なるチャネルを1つの光信号に結合し、光ファイバ28を通してその信号を伝送する。この例では、光ファイバ28は高色分散ファイバである。アンプ26は光信号を受信し、それを増幅して光ファイバ28に送る。光ファイバ28はその信号をOADM31aに送る。OADM31aのアンプ26は、信号を受信して、受信した信号を増幅し、増幅した信号をOADM31aのDCM30に送る。ここでまた、OADM31aのアンプ26は、前でも後でもDCM30のとは離れていてもよい。
OADM31aのDCM30は、信号を受信し、受信した信号に光分散補償を行う。信号はその性能を上げるため、適当な量だけ過大補償されてもよい。この量には、限定ではなく一例として、各DCM30における約110%乃至115%の過大補償が含まれる。信号は、DCM30により光分散補償され転送されると、OADM31のADM32により受信される。ADM32は、光信号を受信すると、光信号からチャネルをドロップし、及び/または光信号にチャネルをアッドする。
信号は、少なくとも1つのOADM31a(例えば、OADM31aと31b)を通って進み、ターミナルノード12bのDCM30により受信され、光分散補償をされる。ターミナルノード12bのデマルチプレクサ20は、信号を受信すると、受信した信号をそれを構成する複数のチャネルに逆多重して出力する。各チャネルは、ターミナルノード12bのレシーバ22または24により受信され、転送される。実施形態によっては、上記のように、ターミナルノード12bにおいては、TDC42その他の分散補償デバイスを用いて、40Gb/s nPSK信号に完全な光分散補償(約100%の補償)を行う。
上記の通り、光ネットワーク10は、ターミナルノードを有するポイント・ツー・ポイントの光ネットワークとして示したが、リング光ネットワーク、メッシュ光ネットワーク、またはその他の適当な光ネットワーク、または光ネットワークの組み合わせであってもよい。
具体的なコンポーネントを示したが、本発明の範囲から逸脱することなく、光ネットワーク10に修正、付加、省略をすることができることに留意すべきである。光ネットワーク10のコンポーネントは、必要に応じて一体化されても、分離されてもよい。さらに、光ネットワーク10の動作は、実行するコンポーネントの数が多くても少なくてもよいし、他のコンポーネントで実行してもよい。
図3は、図1の光ネットワークの信号の光分散の過大補償を示すグラフである。具体的には、このグラフは、光ネットワーク10のDCM30が行う光分散の過大補償(overcompensation)を示している。かかるスキーム(scheme)が適しているのは、ネットワークのファイバ28が高色分散ファイバの場合である。縦軸は累積光分散を表す。横軸は光信号が進んだ距離(信号が進んだ光ファイバのスパン数)を表す。ΔDは、最適(または準最適)な性能を得るために実施形態の信号が各スパンの後に有しているべき残余光分散である。
図示した実施形態では、各DCM30は、ファイバ28のスパンで累積された分散よりΔDだけ大きい量だけ、分散を過大補償する。よって、信号が最初のスパンを進むと、DCM30は累積補償がΔDになるように信号を補償する。Nスパンだと累積分散はN(ΔD)となる。実施形態によっては、上記のように、40Gb/s nPSK信号は、ターミナルノード12aのレシーバ24が受信する前に、別の分散補償デバイス(例えば、別のTDC)により補償される。図3は、実施形態によって、これらのデバイスがいかに、40Gb/s nPSK信号に、累積光分散がゼロになるように、追加の(additional)分散補償を適用するかを示す。10Gb/sのNRZ信号は、レシーバ22が受信するまえに追加の補償をする必要がないかも知れない。
図1に示したネットワーク10における高色分散ファイバの使用に関して上で説明した過大補償スキームは、かかるファイバを使用する場合に好適であるが、ネットワーク10のファイバ28が低色分散ファイバ(例えば、E−LEAFファイバ)である場合には最適ではない。例えば、XPMは、高色分散ファイバの場合よりも、低色分散ファイバの場合により大きくなる。それゆえ、上記の通り、かかる低色分散ファイバの場合には異なる補償スキームが必要となる。
図4は、表1に示したシミュレーションパラメータの場合に、10Gb/sのNRZ信号と40Gb/sRZ−DQPSK光信号に適用されたインライン補償(β)の量の関数として、17dBの光信号対雑音比におけるQペナルティ(アイペナルティ(eye penalty))を示すグラフである。
Figure 2009077400
点線と実線はそれぞれ10Gb/sNRZ信号と40Gb/sRZ−DQPSK信号とに対応する。図から分かるように、40Gb/sRZ−DQPSK信号のQペナルティは、XPMによる位相ノイズ(XPM-induced phase noise)を緩和するビットウォークオフ(bit-walk off)のため、βが小さくなるとともに減少する。一方、10Gb/sNRZ信号のQペナルティは、自己位相変調(SPM、Self Phase Modulation)と群速度分散(GVD、Group Velocity Dispersion)のために、βが大きくなると徐々に大きくなる。さらに、レシーバにおける分散補償の必要範囲(40Gb/sRZ−DQPSK信号に対してターミナルノードのDCM30が適用する補償の後に必要な、残余分散に対する追加の(additional)補償は、βが小さくなれば増加することが分かる。残余分散(RD)は、このシミュレーションパラメータの場合、βが約72%の分散補償より小さいとき、+1000ps/nmを越えた(これは好ましくないかも知れない)。このシナリオに基づき、例えば80%をβの目標値とする。この場合、40Gb/s信号ではQペナルティがまだ低いし、10Gb/s信号の場合にはペナルティはない。しかし、図4に示したように、10Gb/s信号と40Gb/s信号をともに送信するために低色分散ファイバを使用する場合、βの値が約60%から85%の間にあれば望ましい効果が得られる。
上記の発見を例えば図1のネットワークに適用して、各DCM30において10Gb/s信号と40Gb/s信号の両方に80%分散補償(または約60%から約85%の範囲の分散補償)を行う。かかる分散補償スキームは、ファイバ28が低色分散ファイバの場合に適当である(高色分散ファイバを用いる場合に適当な、図3を参照して説明した過大補償スキームとは逆である)。
図5は、図1の光ネットワークの信号における光分散の過小補償を示すグラフである。具体的には、このグラフは、光ネットワーク10のDCM30が行う光分散の過大補償(overcompensation)を示している。ここでまた、かかるスキーム(scheme)が適しているのは、ネットワークのファイバ28が低色分散ファイバの場合である。縦軸は累積光分散を表す。横軸は光信号が進んだ距離(信号が進んだ光ファイバのスパン数)を表す。ΔDは、最適(または準最適)な性能を得るために実施形態の信号が各スパンの後に有しているべき残余光分散である。
図示した実施形態では、各DCM30は、ファイバ28のスパンで累積された分散よりΔDだけ小さい量だけ、分散を過小補償する。よって、信号が最初のスパンを進むと、DCM30は累積補償がΔDになるように信号を補償する。Nスパンだと累積分散はN(ΔD)となる。実施形態によっては、上記のように、40Gb/s nPSK信号は、ターミナルノード12aのレシーバ24が受信する前に、別の分散補償デバイス(例えば、別のTDC)により補償される。図5は、実施形態によって、これらのデバイスがいかに、40Gb/s nPSK信号に、累積光分散がゼロになるように、追加の(additional)分散補償を適用するかを示す。10Gb/sのNRZ信号は、レシーバ22が受信するまえに追加の補償をする必要がないかも知れない。
複数の実施形態を参照して本発明を説明したが、当業者にはいろいろな変更や修正ができることが明らかであろう。本発明はかかる変更や修正であって添付した付記の範囲に入るものを含む。
なお、上記の実施形態に加え、以下の付記を記す。
(付記1) 複数のスパンを有する光ネットワークにおいて通信される光信号の分散補償する方法であって、
複数のチャネルを含む光信号を受信する段階であって、前記チャネルのうちの第1の組みで通信される情報は第1の変調方法を用いて変調され、前記チャネルのうちの第2の組みで通信される情報は第2の変調方法を用いて変調される段階と、
前記光信号の光分散を、前記光信号が伝送されるスパンごとに前記光信号中の累積分散が大きくなるように、前記光信号の前記チャネルのすべてにわたって一律に過小補償する段階とを含む方法。
(付記2) 前記チャネルの第1の組みで伝送される前記情報は10Gb/sで伝送され、
前記チャネルの第2の組みで伝送される前記情報は40Gb/sで伝送される、付記1に記載の方法。
(付記3) 前記チャネルの第1の組みではNRZ変調が使用され、
前記チャネルの第2の組みでは位相シフトキーイング変調が使用される、付記1に記載の方法。
(付記4) 前記光信号の前記チャネルのすべてを各スパンで約60%乃至85%の範囲で一律に過小補償する、付記1に記載の方法。
(付記5) 前記光信号の前記チャネルのすべてを各スパンで約80%の分散補償で一律に過小補償する、付記1に記載の方法。
(付記6) 前記光ネットワークの各スパンは低色分散ファイバを含む、付記1に記載の方法。
(付記7) レシーバにおける前記光信号の受信に備えて、前記第2の組みのチャネルの累積分散が略ゼロとなるように、前記第2の組みのチャネルに追加の補償を行う段階をさらに含む、付記1に記載の方法。
(付記8) 複数のスパンを有する光ネットワークにおいて通信される光信号の分散補償するシステムであって、
複数のチャネルを含む光信号を通信する少なくとも1つのトランスミッタであって、前記チャネルのうちの第1の組みで通信される情報は第1の変調方法を用いて変調され、前記チャネルのうちの第2の組みで通信される情報は第2の変調方法を用いて変調されるトランスミッタと、
複数の分散補償デバイスであって、各スパンに少なくとも1つの分散補償デバイスが含まれ、各分散補償デバイスは、前記光信号を受信して、前記光信号の累積分散が前記光信号がスパンを進むごとに増えるように、前記光信号のすべてのチャネルにわたって前記光信号の光分散を一律に過小補償する分散補償デバイスとを有するシステム。
(付記9) 前記チャネルの第1の組みで伝送される前記情報は10Gb/sで伝送され、
前記チャネルの第2の組みで伝送される前記情報は40Gb/sで伝送される、
付記8に記載のシステム。
(付記10) 前記チャネルの第1の組みではNRZ変調が使用され、
前記チャネルの第2の組みでは位相シフトキーイング変調が使用される、付記8に記載のシステム。
(付記11) 各分散補償デバイスは、前記光信号の前記チャネルのすべてを約60%乃至85%の範囲で一律に過小補償する、付記8に記載のシステム。
(付記12) 各分散補償デバイスは、前記光信号の前記チャネルのすべてを約80%の分散補償で一律に過小補償する、付記8に記載のシステム。
(付記13) 前記光ネットワークの各スパンは低色分散ファイバを含む、付記8に記載のシステム。
(付記14) レシーバに付随する追加の分散補償デバイスであって、前記レシーバにおける前記光信号の受信に備えて、前記第2の組みのチャネルの累積分散が略ゼロとなるように、前記第2の組みのチャネルに追加の補償を行う分散補償デバイスをさらに有する、付記8に記載のシステム。
(付記15) 各々が低色分散ファイバを含む複数のスパンを有する光ネットワークにおいて通信される光信号の分散補償の方法であって、
複数のチャネルを含む光信号を受信する段階であって、前記チャネルのうちの第1の組みで通信される情報は、第1のビットレートでNRZ変調方法を用いて変調され、前記チャネルのうちの第2の組みで通信される情報は、前記第1のビットレートとは異なる第2のビットレートで位相シフトキーイング変調方法を用いて変調される段階と、
前記光信号の光分散を、前記光信号が伝送されるスパンごとに前記光信号中の累積分散が大きくなるように、各スパンについて約60%乃至約85%の分散補償の範囲で、前記光信号の前記チャネルのすべてにわたって一律に過小補償する段階と、
レシーバにおける前記光信号の受信に備えて、前記第2の組みのチャネルの累積分散が略ゼロとなるように、前記第2の組みのチャネルに追加の補償を行い、前記第1の組みのチャネルには追加の補償を行わない段階をさらに含む方法。
少なくとも2つの異なる変調フォーマットを用いて複数組のチャネルを含む信号を搬送する光ネットワークの一実施形態を示すブロック図である。 (A)は、図1の複数組のチャネルの最適光分散補償の違いを示すグラフである。(B)は、図1の複数組のチャネルの最適光分散補償の違いを示す他のグラフである。 図1の光ネットワークにおける信号の光分散の過大補償を示すグラフである。 低分散ファイバ中を同時に伝搬する信号に適用されるインライン補償量の関数としてQペナルティを示すグラフである。 図1の光ネットワークの信号における光分散の過小補償を示すグラフである。
符号の説明
10 光ネットワーク
12 ターミナルノード
14、16 トランスミッタ
18 マルチプレクサ
26 アンプ
28 光ファイバ
31 光アッド/ドロップマルチプレクサ
32 アッド/ドロップモジュール

Claims (5)

  1. 複数のスパンを有する光ネットワークにおいて通信される光信号の分散補償する方法であって、
    複数のチャネルを含む光信号を受信する段階であって、前記チャネルのうちの第1の組みで通信される情報は第1の変調方法を用いて変調され、前記チャネルのうちの第2の組みで通信される情報は第2の変調方法を用いて変調される段階と、
    前記光信号の光分散を、前記光信号が伝送されるスパンごとに前記光信号中の累積分散が大きくなるように、前記光信号の前記チャネルのすべてにわたって一律に過小補償する段階と、を含む方法。
  2. 前記チャネルの第1の組みではNRZ変調が使用され、
    前記チャネルの第2の組みでは位相シフトキーイング変調が使用される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記光信号の前記チャネルのすべてを各スパンで約60%乃至85%の範囲で一律に過小補償する、請求項1に記載の方法。
  4. 複数のスパンを有する光ネットワークにおいて通信される光信号の分散補償するシステムであって、
    複数のチャネルを含む光信号を通信する少なくとも1つのトランスミッタであって、前記チャネルのうちの第1の組みで通信される情報は第1の変調方法を用いて変調され、前記チャネルのうちの第2の組みで通信される情報は第2の変調方法を用いて変調されるトランスミッタと、
    複数の分散補償デバイスであって、各スパンに少なくとも1つの分散補償デバイスが含まれ、各分散補償デバイスは、前記光信号を受信して、前記光信号の累積分散が前記光信号がスパンを進むごとに増えるように、前記光信号のすべてのチャネルにわたって前記光信号の光分散を一律に過小補償する分散補償デバイスとを有するシステム。
  5. 各々が低色分散ファイバを含む複数のスパンを有する光ネットワークにおいて通信される光信号の分散補償の方法であって、
    複数のチャネルを含む光信号を受信する段階であって、前記チャネルのうちの第1の組みで通信される情報は、第1のビットレートでNRZ変調方法を用いて変調され、前記チャネルのうちの第2の組みで通信される情報は、前記第1のビットレートとは異なる第2のビットレートで位相シフトキーイング変調方法を用いて変調される段階と、
    前記光信号の光分散を、前記光信号が伝送されるスパンごとに前記光信号中の累積分散が大きくなるように、各スパンについて約60%乃至約85%の分散補償の範囲で、前記光信号の前記チャネルのすべてにわたって一律に過小補償する段階と、
    レシーバにおける前記光信号の受信に備えて、前記第2の組みのチャネルの累積分散が略ゼロとなるように、前記第2の組みのチャネルに追加の補償を行い、前記第1の組みのチャネルには追加の補償を行わない段階をさらに含む方法。
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