JP2009071802A - 動画像符号化方法および装置、並びに撮像システム - Google Patents
動画像符号化方法および装置、並びに撮像システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】動画像符号化装置の消費電力や回路規模を増大させることなく、より多くの動画像信号に対応する符号化ストリームを生成することを目的とする。
【解決手段】動画像信号を符号化して、符号化ピクチャD0(1),D1(1),D2(1),D3(1),・・・・を生成し、4VGA/30fpsの動画像信号に対応する符号化ストリームSTR1aとして出力する。また、生成された符号化ピクチャD0(1),D1(1),D2(1),D3(1),・・・・から符号化ストリームD1(1),D3(1)を間引きして、4VG/15fpsの動画像信号に対応する符号化ストリームSTR1bを生成する。
【選択図】図5
【解決手段】動画像信号を符号化して、符号化ピクチャD0(1),D1(1),D2(1),D3(1),・・・・を生成し、4VGA/30fpsの動画像信号に対応する符号化ストリームSTR1aとして出力する。また、生成された符号化ピクチャD0(1),D1(1),D2(1),D3(1),・・・・から符号化ストリームD1(1),D3(1)を間引きして、4VG/15fpsの動画像信号に対応する符号化ストリームSTR1bを生成する。
【選択図】図5
Description
この発明は、動画像信号を符号化して符号化ストリームを生成する技術に関する。
近年、MPEG−2をはじめ、MPEG−4、H.264(MPEG−4AVC)といった動画像の高能率符号化技術が盛んに研究され、コンピュータ、通信、民生用AV機器および放送などのさまざまな分野で応用されている。特に、ムービーやデジタルスチルカメラ等の民生用カメラを低価格で提供するためには、膨大な処理量の動画像符号化技術を小型かつ省電力で実現することが非常に重要であり、本技術の小型化、省電力化に関する研究も盛んに行われている。また、符号化ストリーム(動画像の圧縮データ)をインターネット等の通信回線を介して伝送するネットワークカメラのような伝送系カメラ機器においては、解像度やフレームレートがそれぞれ異なる複数の動画像信号を符号化して伝送する必要があり、本技術の小型化・省電力化に加えて高速化も同時に強く要求される。
このような要望に応えるために、従来、複数の動画像信号を時分割で符号化することができる動画像符号化装置が用いられている。この動画像符号化装置は、複数のチャネルを有しており、符号化対象となる複数の動画像信号を複数のチャネルに割り当て、これらの複数の動画像信号をチャネル毎に符号化し、符号化によって得られた複数の符号化ストリームをチャネル毎に制御する。
ここで、図11を参照しつつ、従来の動画像符号化方法について説明する。図11では、解像度がそれぞれ「4VGA(1280×960)」,「VGA(640×480)」,「QVGA(320×240)」である3つの動画像信号が、3つのチャネル(チャネル0,チャネル1,チャネル2)にそれぞれ割り当てられ、時分割で符号化される。
ピクチャI0(0),P1(0),・・・・,P3(0)は、解像度「4VGA」の動画像信号のピクチャであり、ピクチャI0(1),P1(1),・・・・,P3(1)は、解像度「VGA」の動画像信号のピクチャであり、ピクチャI0(2),P1(2),・・・・,P3(2)は、解像度「QVGA」の動画像信号のピクチャである。
まず、3つの動画像信号の各々の第1番目のピクチャI0(0),I0(1),I0(2)が、所定時間内(ここでは、1/30[s])で順番にフレーム内予測符号化(イントラ符号化)され、符号化ピクチャD0(0),D0(1),D0(2)が生成される。次に、符号化ピクチャD0(0),D0(1),D0(2)は、チャネル0の符号化ストリームSTR0,チャネル1のストリームSTR1,チャネル2のストリームSTR2としてそれぞれ出力される。また、符号化ピクチャD0(0),D0(1),D0(2)からピクチャI0(0),I0(1),I0(2)が再構築され、再構築されたピクチャI0(0),I0(1),I0(2)が参照ピクチャとして動画像符号化装置の参照メモリに格納される。すなわち、参照メモリには、3つの動画像信号に対応する3つの参照ピクチャが格納される。
次に、3つの動画像信号の各々の第2番目のピクチャP1(0),P1(1),P1(2)は、それぞれに対応する参照ピクチャ(ピクチャI0(0),I0(1),I0(2))を用いて時分割でフレーム間予測符号化(インター符号化)され、符号化ピクチャD1(0),D1(1),D1(2)が生成され、チャネル0の符号化ストリームSTR0,チャネル1のストリームSTR1,チャネル2のストリームSTR2としてそれぞれ出力される。また、符号化ピクチャD1(0),D1(1),D1(2)および参照ピクチャI0(0),I0(1),I0(2)からピクチャP1(0),P1(1),P1(2)がそれぞれ再構築され、参照メモリに格納された参照ピクチャ(ピクチャI0(0),I0(1),I0(2))は、再構築されたピクチャP1(0),P1(1),P1(2)に書き換えられる。
このようにして、3つの動画像信号が時分割で符号化され、3つの動画像信号に対応する3つの符号化ストリームが出力される。また、2番目以降のピクチャが直前のピクチャを参照ピクチャとして用いてインター符号化できるように、ピクチャが符号化される毎にそのピクチャに対応する参照ピクチャが書き換えられる。
ISO/IEC 14496-10『Coding of audiovisual objects - Part10:Advanced Video Coding』
ISO/IEC 14496-10『Coding of audiovisual objects - Part10:Advanced Video Coding』
しかしながら、上述のような動画像符号化装置の処理性能には限界がある。そのため、動画像符号化装置の最大処理性能(例えば、最大チャネル数(処理可能な動画像信号の数)や最大処理速度(単位時間当たりに符号化できるデータ量)など)を超える符号化を実行するためには、その動画像符号化装置よりも高性能な動画像符号化装置を用いたり、複数の動画像符号化装置を並設する必要があった。また、符号化対象となる動画像信号の数(チャネル数)が増えれば増える程、参照ピクチャの数が多くなるので、参照ピクチャを格納するための参照メモリの容量を大きくする必要があった。このように、従来では、多くの動画像信号を符号化できるように最大チャネル数を増加したり、解像度やフレームレートの高い複数の動画像信号を符号化できるように最大処理速度を増加したりする必要があるため、動画像符号化装置の高機能化・高性能化により、動画像符号化装置の消費電力や回路規模が増大してしまうので、動画像符号化装置の小型化および省電力化を実現することが困難であった。
そこで、この発明は、動画像符号化装置の消費電力や回路規模を増大させることなく、より多くの動画像信号に対応する符号化ストリームを生成することを目的とする。
この発明の1つの局面に従うと、動画像符号化方法は、時系列順に並んだ複数のピクチャを含む動画像信号を符号化する方法であって、上記動画像信号をピクチャ単位で符号化し、符号化ストリームを生成するステップ(a)と、上記ステップ(a)によって符号化された動画像信号から符号化ピクチャを周期的に間引きし、上記動画像信号とはフレームレートが異なる別の動画像信号に対応する別の符号化ストリームを生成するステップ(b)とを備える。
上記動画像符号化方法では、複数の動画像信号を個別に符号化することなく、1つの動画像信号から複数の動画像信号に対応する複数の符号化ストリームを生成することができる。これにより、動画像符号化装置の消費電力や回路規模を増大させることなく、従来よりも多くの動画像信号に対応する符号化ストリームを生成することができる。
好ましくは、上記ステップ(a)では、解像度が同一でありフレームレートがそれぞれ異なるm個(mは2以上の整数)の動画像信号のうち最大のフレームレートを有する第1の動画像信号を符号化し、その第1の動画像信号に対応する第1の符号化ストリームを生成し、上記ステップ(b)では、上記m個の動画像信号のうち上記第1の動画像信号を除く(m−1)個の第2の動画像信号の各々のフレームレートに基づいて、上記ステップ(a)によって符号化された第1の動画像信号から符号化ピクチャを間引きし、その(m−1)個の第2の動画像信号に対応する(m−1)個の第2の符号化ストリームを生成する。
上記動画像符号化方法では、最大のフレームレートを有する動画像信号を符号化するだけで、m個の符号化ストリームを生成することができる。
好ましくは、上記動画像符号化方法は、符号化対象となる動画像信号数mが予め定められた動画像信号数の最大値を超えているか否か判断するステップ(c1)と、上記ステップ(c1)によって上記動画像信号数mが上記最大値を超えていないと判断されると、上記m個の動画像信号を時分割で符号化し、符号化されたm個の動画像信号をm個の符号化ストリームとして出力するステップ(d)とをさらに備える。上記ステップ(a)および上記ステップ(b)の各々は、上記ステップ(c1)において上記動画像信号数mが上記最大値を超えていると判断されると、実行される。
上記動画像符号化方法では、例えば、符号化対象の動画像信号の数が動画像符号化装置が時分割で処理できる動画像信号の最大数を超えている場合には、1つの動画像信号を元に複数の符号化ストリームを生成する。これにより、従来よりも多くの動画像信号を処理することができる。
また、上記動画像符号化方法は、上記m個の動画像信号を時分割で符号化するために必要な処理速度である必要処理速度が予め定められた最大処理速度を超えているか否か判断するステップ(c2)と、上記ステップ(c2)によって上記必要処理速度が上記最大処理速度を超えていないと判断されると、上記m個の動画像信号を時分割で符号化し、符号化されたm個の動画像信号をm個の符号化ストリームとして出力するステップ(d)とをさらに備える。上記ステップ(a)および上記ステップ(b)の各々は、上記ステップ(c2)において上記必要処理速度が上記最大処理速度を超えていると判断されると、実行される。
上記動画像符号化方法では、例えば、符号化対象の動画像信号を時分割で処理するために必要な処理速度が動画像符号化装置の最大処理速度を超えている場合には、1つの動画像信号を元に複数の符号化ストリームを生成する。これにより、従来よりも多くの動画像信号を処理することができる。
この発明の別の局面に従うと、動画像符号化装置は、時系列順に並んだ複数のピクチャを含む動画像信号を符号化する装置であって、上記動画像信号を符号化し、符号化ストリームを生成する符号化部と、上記符号化部によって符号化された動画像信号から符号化ピクチャを周期的に間引きし、上記動画像信号とはフレームレートが異なる別の動画像信号に対応する別の符号化ストリームを生成するストリーム生成部とを備える。
上記動画像符号化装置では、複数の動画像信号を個別に符号化することなく、1つの動画像信号から複数の動画像信号に対応する複数の符号化ストリームを生成することができる。これにより、動画像符号化装置の消費電力や回路規模を増大させることなく、従来よりも多くの動画像信号に対応する符号化ストリームを生成することができ、動画像符号化装置の小型化および省電力化を実現することが可能となる。
以上のように、動画像符号化装置の消費電力や回路規模を増大させることなく、従来よりも多くの動画像信号に対応する符号化ストリームを生成することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、この発明の実施形態1による動画像符号化装置の構成を示す。この動画像符号化装置1は、複数の動画像信号(ここでは、5つの動画像信号SS0〜SS2b)のそれぞれにチャネルを割り当て、ピクチャ単位で時分割で符号化処理し、複数の動画像信号にそれぞれ対応する複数の符号化ストリーム(ここでは、5つの符号化ストリームSTR0〜STR2b)を生成する。動画像符号化装置1は、制御部101と、入力部102と、符号化部103と、ストリーム生成部104と、再構築部105と、記憶部106とを備える。
図1は、この発明の実施形態1による動画像符号化装置の構成を示す。この動画像符号化装置1は、複数の動画像信号(ここでは、5つの動画像信号SS0〜SS2b)のそれぞれにチャネルを割り当て、ピクチャ単位で時分割で符号化処理し、複数の動画像信号にそれぞれ対応する複数の符号化ストリーム(ここでは、5つの符号化ストリームSTR0〜STR2b)を生成する。動画像符号化装置1は、制御部101と、入力部102と、符号化部103と、ストリーム生成部104と、再構築部105と、記憶部106とを備える。
制御部101は、入力部102,符号化部103,ストリーム生成部104,再構築部105,および記憶部106の各々を制御する。また、制御部101は、符号化設定の判断,符号化対象となる動画像信号SS0〜SS2bに対するチャネルの割り当て,チャネルの指定(符号化すべき動画像信号の指定),ストリーム生成部104および再構築部105のモード設定等を実行する。
入力部102は、符号化対象となる動画像信号SS0〜SS2bを受け、制御部101によって指定されたチャネルに対応する動画像信号(符号化すべき動画像信号)のピクチャを符号化部103に供給する。
符号化部103は、入力部102から供給されたピクチャを符号化する。入力部102からのピクチャが「Iピクチャ」である場合には、符号化部103は、そのピクチャをフレーム内予測符号化(イントラ符号化)する。一方、入力部102からのピクチャが「Pピクチャ」である場合には、符号化部103は、記憶部106の中からそのピクチャに対応する参照ピクチャを読み出し、読み出した参照ピクチャを用いて入力部102からのピクチャをフレーム間予測符号化(インター符号化)する。
ストリーム生成部104は、通常モードと多ストリーム生成モードとを有する。通常モードに設定されると、ストリーム生成部104は、符号化部103によって符号化されたピクチャをそのピクチャに対応する符号化ストリームとして出力する。また、多ストリーム生成モードに設定されると、ストリーム生成部104は、別の符号化ストリームを生成するために符号化ピクチャの間引きを実行する。
再構築部105は、通常モードと多ストリーム生成モードとを有する。通常モードに設定されると、再構築部105は、符号化部103によって符号化されたピクチャから元のピクチャ(符号化前のピクチャ)を再構築し、再構築したピクチャを参照ピクチャとして記憶部106に書き込む。また、多ストリーム生成モードに設定されると、再構築部105は、ストリーム生成部104によって間引きされない符号化ピクチャのみから参照ピクチャを再構築する。
記憶部106は、動画像信号に対応する参照ピクチャを格納する。
次に、図2を参照しつつ、図1に示した動画像符号化装置1による動作について説明する。なお、ここでは、動画像符号化装置1の最大チャネル数(処理可能な動画像信号の数)は「5」であり,動画像符号化装置1の最大処理速度(単位時間当たりに符号化できるデータ量)は「49,152,000(=1,280×1,280×30)[画素/s]」であるものとする。すなわち、動画像符号化装置1は、5つの動画像信号を処理可能であり、1秒間に水平1,280[画素]×垂直1,280[画素]のピクチャを30フレーム分符号化できるものとする。
〔ステップST101〕
まず、符号化対象となる動画像信号SS0〜SS2bの各々について解像度およびフレームレートが設定される。例えば、次のように設定される。
《符号化設定例》
動画像信号SS0・・・解像度:4VGA(1,280×960[画素])
フレームレート:30[f/s]
動画像信号SS1a・・・解像度:VGA(640×480[画素])
フレームレート:30[f/s]
動画像信号SS1b・・・解像度:VGA(640×480[画素])
フレームレート:15[f/s]
動画像信号SS2a・・・解像度:QVGA(320×240[画素])
フレームレート:30[f/s]
動画像信号SS2b・・・解像度:QVGA(320×240[画素])
フレームレート:15[f/s]
制御部101は、この符号化設定についての情報を受け取る。
まず、符号化対象となる動画像信号SS0〜SS2bの各々について解像度およびフレームレートが設定される。例えば、次のように設定される。
《符号化設定例》
動画像信号SS0・・・解像度:4VGA(1,280×960[画素])
フレームレート:30[f/s]
動画像信号SS1a・・・解像度:VGA(640×480[画素])
フレームレート:30[f/s]
動画像信号SS1b・・・解像度:VGA(640×480[画素])
フレームレート:15[f/s]
動画像信号SS2a・・・解像度:QVGA(320×240[画素])
フレームレート:30[f/s]
動画像信号SS2b・・・解像度:QVGA(320×240[画素])
フレームレート:15[f/s]
制御部101は、この符号化設定についての情報を受け取る。
〔ステップST102〕
次に、制御部101は、符号化設定が動画像符号化装置1の最大処理性能(例えば、最大チャネル数や最大処理速度など)を超えているか否かを判断する。符号化設定が最大処理性能を超えていない場合には、ステップST103へ進み、そうでない場合には、ステップST104へ進む。詳しくは、制御部101は、符号化設定に示された動画像信号の数が動画像符号化装置1の最大チャネル数を超えているか否かを判断する。また、制御部101は、符号化設定に示された動画像信号を時分割で符号化するために必要な処理速度が動画像符号化装置1の最大処理速度を超えているか否かを判断する。符号化設定が最大チャネル数および最大処理速度のうち少なくとも一方を超えている場合には、ステップST104へ進む。
次に、制御部101は、符号化設定が動画像符号化装置1の最大処理性能(例えば、最大チャネル数や最大処理速度など)を超えているか否かを判断する。符号化設定が最大処理性能を超えていない場合には、ステップST103へ進み、そうでない場合には、ステップST104へ進む。詳しくは、制御部101は、符号化設定に示された動画像信号の数が動画像符号化装置1の最大チャネル数を超えているか否かを判断する。また、制御部101は、符号化設定に示された動画像信号を時分割で符号化するために必要な処理速度が動画像符号化装置1の最大処理速度を超えているか否かを判断する。符号化設定が最大チャネル数および最大処理速度のうち少なくとも一方を超えている場合には、ステップST104へ進む。
例えば、5つの動画像信号SS0〜SS2bのすべての解像度が「VGA(640×480[画素])」でありフレームレートが「30[f/s]」である場合、動画像信号SS0〜SS2bの時分割符号化処理に必要な処理速度(単位時間当たりに符号化すべきデータ量)は、46,080,000(=640×480×30×5)[画素/s]であるので、最大処理速度(49,152,000[画素/s])を超えていないことになる。
一方、上記の符号化設定例の場合、動画像信号SS0〜SS2bの各々について必要となる処理速度は、
動画像信号SS0:36,864,000(1,280×960×30)[画素/s]
動画像信号SS1a: 9,216,000(640×480×30)[画素/s]
動画像信号SS1b: 4,608,000(640×480×15)[画素/s]
動画像信号SS2a: 2,304,000(320×240×30)[画素/s]
動画像信号SS2b: 1,152,000(320×240×15)[画素/s]
である。この場合、動画像信号SS0〜SS2bの時分割符号化処理に必要な処理速度は、36,864,000+9,216,000+4,608,000+2,304,000+1,152,000=54,144,000[画素/s]となるので、最大処理速度(49,152,000[画素/s])を超えることになる。
動画像信号SS0:36,864,000(1,280×960×30)[画素/s]
動画像信号SS1a: 9,216,000(640×480×30)[画素/s]
動画像信号SS1b: 4,608,000(640×480×15)[画素/s]
動画像信号SS2a: 2,304,000(320×240×30)[画素/s]
動画像信号SS2b: 1,152,000(320×240×15)[画素/s]
である。この場合、動画像信号SS0〜SS2bの時分割符号化処理に必要な処理速度は、36,864,000+9,216,000+4,608,000+2,304,000+1,152,000=54,144,000[画素/s]となるので、最大処理速度(49,152,000[画素/s])を超えることになる。
〔ステップST103〕
次に、通常符号化処理が実行される。この場合、動画像信号SS0〜SS2bは、ピクチャ単位で時分割で符号化され、動画像信号SS0〜SS2bに対応する符号化ストリームSTR0〜STR2bが生成される。詳しくは、制御部101は、動画像信号SS0〜SS2bの各々に対してチャネルを1つずつ割り当てるとともに、ストリーム生成部104および再構築部105を通常モードに設定する。次に、制御部101は、動画像信号SS0〜SS2bを1つずつ順番に指定する。入力部102は、制御部101によって指定された動画像信号のピクチャを符号化部103に供給する。符号化部103は、入力部102からのピクチャを符号化する。ストリーム生成部104は、符号化部103によって生成された符号化ピクチャを、制御部101によって指定された動画像信号に対応する符号化ストリームとして出力する。再構築部105は、符号化ピクチャから元のピクチャ(符号化前のピクチャ)を再構築し、再構築したピクチャを制御部101によって指定された動画像信号に対応する参照ピクチャとして記憶部106に書き込む。また、記憶部106には、5つの動画像信号SS0〜SS2bに対応する5つの参照ピクチャが格納される。
次に、通常符号化処理が実行される。この場合、動画像信号SS0〜SS2bは、ピクチャ単位で時分割で符号化され、動画像信号SS0〜SS2bに対応する符号化ストリームSTR0〜STR2bが生成される。詳しくは、制御部101は、動画像信号SS0〜SS2bの各々に対してチャネルを1つずつ割り当てるとともに、ストリーム生成部104および再構築部105を通常モードに設定する。次に、制御部101は、動画像信号SS0〜SS2bを1つずつ順番に指定する。入力部102は、制御部101によって指定された動画像信号のピクチャを符号化部103に供給する。符号化部103は、入力部102からのピクチャを符号化する。ストリーム生成部104は、符号化部103によって生成された符号化ピクチャを、制御部101によって指定された動画像信号に対応する符号化ストリームとして出力する。再構築部105は、符号化ピクチャから元のピクチャ(符号化前のピクチャ)を再構築し、再構築したピクチャを制御部101によって指定された動画像信号に対応する参照ピクチャとして記憶部106に書き込む。また、記憶部106には、5つの動画像信号SS0〜SS2bに対応する5つの参照ピクチャが格納される。
〔ステップST104〕
一方、ステップST103において符号化設定が最大処理性能を超えていると判断されると、制御部101は、符号化設定を参照して、ステップST101において解像度が同一でありフレームレートが互いに異なる複数の動画像信号が設定されたのかを判断する。そのような動画像信号が設定されている場合には、ステップST105へ進み、そのような動画像信号が設定されていない場合には、ステップST101へ進み、符号化設定が動画像符号化装置1の最大処理性能を超えないように符号化設定が見直される。
一方、ステップST103において符号化設定が最大処理性能を超えていると判断されると、制御部101は、符号化設定を参照して、ステップST101において解像度が同一でありフレームレートが互いに異なる複数の動画像信号が設定されたのかを判断する。そのような動画像信号が設定されている場合には、ステップST105へ進み、そのような動画像信号が設定されていない場合には、ステップST101へ進み、符号化設定が動画像符号化装置1の最大処理性能を超えないように符号化設定が見直される。
〔ステップST105〕
次に、制御部101は、符号化設定を参照して、ステップST101において設定された複数の動画像信号を解像度別にグループ分けする。次に、制御部101は、各グループの中から最大のフレームレートを有する動画像信号を選出する。例えば、上記の符号化設定例の場合、動画像信号SS0のみが属するグループ1と、動画像信号SS1a,SS1bが属するグループ2と、動画像信号SS2a,SS2bが属するグループ3とに分けられる。そして、グループ1から動画像信号SS0が選出され、グループ2から動画像信号SS1aが選出され、グループ3から動画像信号SS2aが選出される。
次に、制御部101は、符号化設定を参照して、ステップST101において設定された複数の動画像信号を解像度別にグループ分けする。次に、制御部101は、各グループの中から最大のフレームレートを有する動画像信号を選出する。例えば、上記の符号化設定例の場合、動画像信号SS0のみが属するグループ1と、動画像信号SS1a,SS1bが属するグループ2と、動画像信号SS2a,SS2bが属するグループ3とに分けられる。そして、グループ1から動画像信号SS0が選出され、グループ2から動画像信号SS1aが選出され、グループ3から動画像信号SS2aが選出される。
〔ステップST106〕
次に、制御部101は、各グループから選出された動画像信号の符号化が動画像符号化装置1の最大処理性能を超えているか否かを判断する。最大処理性能を超えていない場合には、ステップST107へ進み、そうでない場合にはステップST101へ進む。詳しくは、制御部101は、選出された動画像信号の数が動画像符号化装置1の最大チャネル数を超えているか否かを判断するとともに、選出された動画像信号を時分割で符号化するために必要な処理速度が動画像符号化装置1の最大処理速度を超えているか否かを判断する。選出された動画像信号の符号化が最大チャネル数および最大処理速度のうち少なくとも一方を超えている場合には、ステップST101へ進み、符号化設定が見直される。
次に、制御部101は、各グループから選出された動画像信号の符号化が動画像符号化装置1の最大処理性能を超えているか否かを判断する。最大処理性能を超えていない場合には、ステップST107へ進み、そうでない場合にはステップST101へ進む。詳しくは、制御部101は、選出された動画像信号の数が動画像符号化装置1の最大チャネル数を超えているか否かを判断するとともに、選出された動画像信号を時分割で符号化するために必要な処理速度が動画像符号化装置1の最大処理速度を超えているか否かを判断する。選出された動画像信号の符号化が最大チャネル数および最大処理速度のうち少なくとも一方を超えている場合には、ステップST101へ進み、符号化設定が見直される。
例えば、上記の符号化設定例の場合、選出された動画像信号の数が「3」であるので、最大チャネル数「5」を超えていないことになる。
一方、上記の符号化設定例の場合、選出された動画像信号SS0,SS1a,SS2aの各々について必要となる処理速度は、
動画像信号SS0:36,864,000(1,280×960×30)[画素/s]
動画像信号SS1a: 9,216,000(640×480×30)[画素/s]
動画像信号SS2a: 2,304,000(320×240×30)[画素/s]
である。この場合、動画像信号SS0,SS1a,SS2aの時分割符号化処理に必要な処理速度は、36,864,000+9,216,000+2,304,000=48,384,000[画素/s]となるので、最大処理速度(49,152,000[画素/s])を超えていないことになる。
動画像信号SS0:36,864,000(1,280×960×30)[画素/s]
動画像信号SS1a: 9,216,000(640×480×30)[画素/s]
動画像信号SS2a: 2,304,000(320×240×30)[画素/s]
である。この場合、動画像信号SS0,SS1a,SS2aの時分割符号化処理に必要な処理速度は、36,864,000+9,216,000+2,304,000=48,384,000[画素/s]となるので、最大処理速度(49,152,000[画素/s])を超えていないことになる。
〔ステップST107〕
次に、多ストリーム生成処理を実行する。この場合、動画像信号SS0〜SS2bのうちステップST105において選出された動画像信号のみ(上記の例では、動画像信号SS0,SS1a,SS1b)が時分割で符号化される。また、動画像信号SS0〜SS2bのうち符号化されない動画像信号(例えば、動画像信号SS1b)については、その動画像信号のフレームレートに基づいて、その動画像信号と同一の解像度を有する動画像信号(例えば、動画像信号SS1a)に対応する符号化ストリームから符号化ピクチャを間引きすることで、符号化されない動画像信号に対応する符号化ストリームを生成する。
次に、多ストリーム生成処理を実行する。この場合、動画像信号SS0〜SS2bのうちステップST105において選出された動画像信号のみ(上記の例では、動画像信号SS0,SS1a,SS1b)が時分割で符号化される。また、動画像信号SS0〜SS2bのうち符号化されない動画像信号(例えば、動画像信号SS1b)については、その動画像信号のフレームレートに基づいて、その動画像信号と同一の解像度を有する動画像信号(例えば、動画像信号SS1a)に対応する符号化ストリームから符号化ピクチャを間引きすることで、符号化されない動画像信号に対応する符号化ストリームを生成する。
ここで、図3を参照しつつ、図2に示した多ストリーム生成処理について説明する。なお、ここでは、上記の符号化設定例の場合を例に挙げて説明する。この場合、制御部101は、3つの動画像信号SS0,SS1a,SS2aの各々にチャネルを1つずつ割り当てており、記憶部106には、3つの動画像信号SS0,SS1a,SS2aに対応する3つの参照ピクチャが格納されている。
〔ステップST111〕
まず、制御部101は、ステップST105において選出された動画像信号SS0,SS1a,SS2aにそれぞれ割り当てられた3つのチャネルのうちいずれか1つを選択する。これにより、ステップST105において選出された動画像信号SS0,SS1a,SS2aのうちいずれか1つが、符号化すべき動画像信号として指定される。
まず、制御部101は、ステップST105において選出された動画像信号SS0,SS1a,SS2aにそれぞれ割り当てられた3つのチャネルのうちいずれか1つを選択する。これにより、ステップST105において選出された動画像信号SS0,SS1a,SS2aのうちいずれか1つが、符号化すべき動画像信号として指定される。
〔ステップST112〕
次に、制御部101は、符号化設定を参照し、符号化対象となる動画像信号SS0〜SS2bの中からステップST111において指定された動画像信号と解像度が同一でありフレームレートが異なる動画像信号を検索する。そのような動画像信号が検出された場合には、ステップST113へ進む。一方、そのような動画像信号が検出されなかった場合には、ステップST118へ進む。例えば、ステップST111において動画像信号SS1aが指定された場合、制御部101は、動画像信号SS1aと同一のグループに属する動画像信号SS1bを検出する。
次に、制御部101は、符号化設定を参照し、符号化対象となる動画像信号SS0〜SS2bの中からステップST111において指定された動画像信号と解像度が同一でありフレームレートが異なる動画像信号を検索する。そのような動画像信号が検出された場合には、ステップST113へ進む。一方、そのような動画像信号が検出されなかった場合には、ステップST118へ進む。例えば、ステップST111において動画像信号SS1aが指定された場合、制御部101は、動画像信号SS1aと同一のグループに属する動画像信号SS1bを検出する。
〔ステップST113〕
次に、制御部101は、ストリーム生成部104および再構築部105を多ストリーム生成モードに設定する。次に、入力部102は、ステップST111において指定された動画像信号のピクチャを符号化部103に供給する。符号化部103は、入力部102からのピクチャを符号化し、ストリーム生成部104は、符号化部103によって符号化されたピクチャを、ステップST111において指定された動画像信号に対応する符号化ストリームとして出力する。
次に、制御部101は、ストリーム生成部104および再構築部105を多ストリーム生成モードに設定する。次に、入力部102は、ステップST111において指定された動画像信号のピクチャを符号化部103に供給する。符号化部103は、入力部102からのピクチャを符号化し、ストリーム生成部104は、符号化部103によって符号化されたピクチャを、ステップST111において指定された動画像信号に対応する符号化ストリームとして出力する。
〔ステップST114〕
また、制御部101は、ステップST112において検出された動画像信号(例えば、動画像信号SS1b)のフレームレートに基づいて、その動画像信号に対応する符号化ストリーム(符号化ストリームSTR1b)を生成するために、ステップST111において指定された動画像信号に対応する符号化ストリーム(符号化ストリームSTR1a)から間引きすべき符号化ピクチャを特定する。そして、ステップST113において得られた符号化ピクチャが「制御部101によって特定された間引きすべき符号化ピクチャ」ではない場合(すなわち、「間引きされない符号化ピクチャ」である場合)には、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャをステップST112において検出された動画像信号に対応する符号化ストリーム(符号化ストリームSTR1b)として出力する。一方、ステップST113において得られた符号化ピクチャが「制御部101によって特定された間引きすべき符号化ピクチャ」である場合(すなわち、「間引きされる符号化ピクチャ」である場合)には、符号化ピクチャを出力しない。このように、ステップST112において検出された動画像信号のフレームレートに基づいて、符号化ピクチャの出力が制御される。また、ステップST112において複数の動画像信号が検出された場合には、検出された動画像信号の各々について、このような処理が実行される。
また、制御部101は、ステップST112において検出された動画像信号(例えば、動画像信号SS1b)のフレームレートに基づいて、その動画像信号に対応する符号化ストリーム(符号化ストリームSTR1b)を生成するために、ステップST111において指定された動画像信号に対応する符号化ストリーム(符号化ストリームSTR1a)から間引きすべき符号化ピクチャを特定する。そして、ステップST113において得られた符号化ピクチャが「制御部101によって特定された間引きすべき符号化ピクチャ」ではない場合(すなわち、「間引きされない符号化ピクチャ」である場合)には、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャをステップST112において検出された動画像信号に対応する符号化ストリーム(符号化ストリームSTR1b)として出力する。一方、ステップST113において得られた符号化ピクチャが「制御部101によって特定された間引きすべき符号化ピクチャ」である場合(すなわち、「間引きされる符号化ピクチャ」である場合)には、符号化ピクチャを出力しない。このように、ステップST112において検出された動画像信号のフレームレートに基づいて、符号化ピクチャの出力が制御される。また、ステップST112において複数の動画像信号が検出された場合には、検出された動画像信号の各々について、このような処理が実行される。
〔ステップST115〕
次に、再構築部105は、ステップST113において得られた符号化ピクチャが、ステップST114において符号化ストリームから間引きされない符号化ピクチャであるか否かを判断する。間引きされない符号化ピクチャである場合には、ステップST116へ進み、間引きされる符号化ピクチャである場合には、ステップST117へ進む。
次に、再構築部105は、ステップST113において得られた符号化ピクチャが、ステップST114において符号化ストリームから間引きされない符号化ピクチャであるか否かを判断する。間引きされない符号化ピクチャである場合には、ステップST116へ進み、間引きされる符号化ピクチャである場合には、ステップST117へ進む。
〔ステップST116〕
次に、再構築部105は、ステップST113において得られた符号化ピクチャから元のピクチャ(符号化前のピクチャ)を再構築し、ステップST111において指定された動画像信号に対応する参照ピクチャとして記憶部106に書き込む。
次に、再構築部105は、ステップST113において得られた符号化ピクチャから元のピクチャ(符号化前のピクチャ)を再構築し、ステップST111において指定された動画像信号に対応する参照ピクチャとして記憶部106に書き込む。
〔ステップST117〕
次に、符号化処理を継続する場合には、ステップST111へ進み、制御部101は、次のチャネルを選択する。
次に、符号化処理を継続する場合には、ステップST111へ進み、制御部101は、次のチャネルを選択する。
〔ステップST118〕
一方、ステップST112において他の動画像信号が検出されなかった場合(例えば、ステップST111において動画像信号SS0が指定された場合)、制御部101は、ストリーム生成部104および再構築部105を通常モードに設定する。次に、ステップST113と同様の処理が実行され、ステップST111において指定された動画像信号のピクチャが符号化され、符号化によって得られた符号化ピクチャがその動画像信号に対応する符号化ストリーム(STR0)として出力される。
一方、ステップST112において他の動画像信号が検出されなかった場合(例えば、ステップST111において動画像信号SS0が指定された場合)、制御部101は、ストリーム生成部104および再構築部105を通常モードに設定する。次に、ステップST113と同様の処理が実行され、ステップST111において指定された動画像信号のピクチャが符号化され、符号化によって得られた符号化ピクチャがその動画像信号に対応する符号化ストリーム(STR0)として出力される。
〔ステップST119〕
次に、ステップST114と同様の処理が実行され、再構築部105によって符号化ピクチャから元のピクチャが再構築され、ステップST111において指定された動画像信号に対応する参照ピクチャとして記憶部106に書き込まれる。次に、ステップST17へ進む。
次に、ステップST114と同様の処理が実行され、再構築部105によって符号化ピクチャから元のピクチャが再構築され、ステップST111において指定された動画像信号に対応する参照ピクチャとして記憶部106に書き込まれる。次に、ステップST17へ進む。
次に、図4,図5を参照しつつ、動画像符号化装置1における符号化処理について具体的に説明する。なお、ピクチャI0(0),P1(0),P2(0),P3(0),・・・・は、動画像信号SS0に含まれ、ピクチャI0(1),P1(1),P2(1),P3(1),・・・・は、動画像信号SS1aに含まれ、ピクチャI0(2),P1(2),P2(2),P3(2),・・・・は、動画像信号SS2aに含まれるものとする。
ここでは、動画像信号SS1bのフレームレートは、動画像信号SS1aのフレームレートの「1/2」である。換言すれば、動画像信号SS1bは、動画像信号SS1aから符号化ピクチャが1枚ずつ間引きされた動画像信号である。よって、ピクチャP1(1),P3(1)に対応する符号化ピクチャD1(1),D1(3)が、「間引きされる符号化ピクチャ」となる。同様に、動画像信号SS2bは、動画像信号SS2aから符号化ピクチャが1枚ずつ間引きされた動画像信号であるので、ピクチャP1(2),P3(2)に対応する符号化ピクチャD1(2),D3(2)が、「間引きされる符号化ピクチャ」となる。
〔ピクチャI0(0),I0(1),I0(2)〕
まず、符号化部103は、3つの動画像信号SS0,SS1a,SS2aの各々の第1番目のピクチャI0(0),I0(1),I0(2)を、所定時間内(ここでは、1/30[s])で順番にイントラ符号化し、符号化ピクチャD0(0),D0(1),D0(2)を生成する。また、再構築部105は、符号化ピクチャD0(0),D0(1),D0(2)からピクチャI0(0),I0(1),I0(2)をそれぞれ再構築し、動画像信号SS0,SS1a,SS2aに対応する参照ピクチャとしてそれぞれを記憶部106に格納する。
まず、符号化部103は、3つの動画像信号SS0,SS1a,SS2aの各々の第1番目のピクチャI0(0),I0(1),I0(2)を、所定時間内(ここでは、1/30[s])で順番にイントラ符号化し、符号化ピクチャD0(0),D0(1),D0(2)を生成する。また、再構築部105は、符号化ピクチャD0(0),D0(1),D0(2)からピクチャI0(0),I0(1),I0(2)をそれぞれ再構築し、動画像信号SS0,SS1a,SS2aに対応する参照ピクチャとしてそれぞれを記憶部106に格納する。
また、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャD0(0)を符号化ストリームSTR0として出力する。さらに、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャD0(1)を符号化ストリームSTR1aとして出力するとともに符号化ストリームSTR1bとしても出力する。同様に、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャD0(2)を符号化ストリームSTR2aとして出力するとともに符号化ストリームSTR2bとしても出力する。
〔ピクチャP1(0),P1(1),P1(2)〕
次に、符号化部103は、ピクチャP1(0),P1(1),P1(2)を時分割でインター符号化し、符号化ピクチャD1(0),D1(1),D1(2)を生成する。また、再構築部105は、符号化ピクチャD1(0)および参照ピクチャI0(0)からピクチャP1(0)を再構築し、動画像信号SS0に対応する参照ピクチャを「ピクチャP1(0)」に書き換える。一方、符号化ピクチャD1(1)は「間引きされる符号化ピクチャ」であるため、再構築部105は、ピクチャP1(1)を再構築しない。よって、動画像信号SS1aに対応する参照ピクチャは、「ピクチャI0(1)」のままである。同様に、符号化ピクチャD1(2)は「間引きされる符号化ピクチャ」であるため、再構築部105は、ピクチャP1(2)を再構築しないので、動画像信号SS2aに対応する参照ピクチャは、「ピクチャI0(2)」のままである。
次に、符号化部103は、ピクチャP1(0),P1(1),P1(2)を時分割でインター符号化し、符号化ピクチャD1(0),D1(1),D1(2)を生成する。また、再構築部105は、符号化ピクチャD1(0)および参照ピクチャI0(0)からピクチャP1(0)を再構築し、動画像信号SS0に対応する参照ピクチャを「ピクチャP1(0)」に書き換える。一方、符号化ピクチャD1(1)は「間引きされる符号化ピクチャ」であるため、再構築部105は、ピクチャP1(1)を再構築しない。よって、動画像信号SS1aに対応する参照ピクチャは、「ピクチャI0(1)」のままである。同様に、符号化ピクチャD1(2)は「間引きされる符号化ピクチャ」であるため、再構築部105は、ピクチャP1(2)を再構築しないので、動画像信号SS2aに対応する参照ピクチャは、「ピクチャI0(2)」のままである。
また、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャD1(0),D1(1),D1(2)を符号化ストリームSTR0,STR1a,STR2aとして出力する。一方、符号化ピクチャD1(1)は「間引きされる符号化ピクチャ」であるため、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャD1(1)を符号化ストリームSTR1bとして出力しない。同様に、符号化ピクチャD1(2)は「間引きされる符号化ピクチャ」であるため、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャD1(2)を符号化ストリームSTR2bとして出力しない。
〔ピクチャP2(0),P2(1),P2(2)〕
次に、ピクチャP2(0),P2(1),P2(2)が時分割でインター符号化され、符号化ピクチャD2(0),D2(1),D2(2)が生成される。ここで、ピクチャP2(0)は、1つ前のピクチャP1(0)を参照ピクチャとしてインター符号化されるが、ピクチャP2(1),P2(2)は、2つ前のピクチャI0(1),I0(2)を参照ピクチャとしてインター符号化される。また、符号化ピクチャD2(0),D2(1),D2(2)のいずれも「間引きされないピクチャ」であるので、符号化ピクチャD2(0),D2(1),D2(2)および参照ピクチャP1(0),I0(1),I0(2)からピクチャP2(0),P2(1),P2(2)がそれぞれ再構築される。
次に、ピクチャP2(0),P2(1),P2(2)が時分割でインター符号化され、符号化ピクチャD2(0),D2(1),D2(2)が生成される。ここで、ピクチャP2(0)は、1つ前のピクチャP1(0)を参照ピクチャとしてインター符号化されるが、ピクチャP2(1),P2(2)は、2つ前のピクチャI0(1),I0(2)を参照ピクチャとしてインター符号化される。また、符号化ピクチャD2(0),D2(1),D2(2)のいずれも「間引きされないピクチャ」であるので、符号化ピクチャD2(0),D2(1),D2(2)および参照ピクチャP1(0),I0(1),I0(2)からピクチャP2(0),P2(1),P2(2)がそれぞれ再構築される。
また、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャD2(0)を符号化ストリームSTR0として出力し、符号化ピクチャD2(1)を符号化ストリームSTR1a,STR1bとして出力し、符号化ピクチャD2(2)を符号化ストリームSTR2a,STR2bとして出力する。
以上のように、複数の動画像信号を個別に符号化することなく、1つの動画像信号から複数の動画像信号に対応する複数の符号化ストリームを生成することができる。これにより、動画像符号化装置の処理性能を向上させたり、複数の動画像符号化装置に並列処理させたりすることなく、符号化ストリームの数を増加させることができる。したがって、符号化対象となる動画像信号の数が増加しても、動画像符号化装置の小型化および省電力化を実現することが可能となる。
また、間引きされる符号化ピクチャについては参照ピクチャの再構築を実行しないので、その分、参照ピクチャを再構築する回数を少なくすることができる。これにより、例えば、参照ピクチャを格納する記憶部106への書き換えアクセス回数を少なくすることができるので、記憶部106のアクセス性能を向上させる必要がなく、システムレベルでの低コスト化および省電力化を実現することができる。
なお、符号化対象となる動画像信号の数や、動画像信号の解像度やフレームレートは上記の例に限定されないことは、云うまでもない。
(多ストリーム生成処理の変形例)
また、図6のように、1つの動画像信号から3つ以上の符号化ストリームを生成することも可能である。例えば、解像度が同一でありフレームレートがそれぞれ「30fps」,「15fps」,「7.5fps」である3つの動画像信号を符号化することができる。ここで、フレームレート「15fps」の動画像信号は、フレームレート「30fps」の動画像信号からピクチャを1枚ずつ間引きした信号に相当し、フレームレート「7.5fps」の動画像信号は、フレームレート「30fps」の動画像信号からピクチャを3枚ずつ間引きした信号に相当すると云える。
また、図6のように、1つの動画像信号から3つ以上の符号化ストリームを生成することも可能である。例えば、解像度が同一でありフレームレートがそれぞれ「30fps」,「15fps」,「7.5fps」である3つの動画像信号を符号化することができる。ここで、フレームレート「15fps」の動画像信号は、フレームレート「30fps」の動画像信号からピクチャを1枚ずつ間引きした信号に相当し、フレームレート「7.5fps」の動画像信号は、フレームレート「30fps」の動画像信号からピクチャを3枚ずつ間引きした信号に相当すると云える。
この場合、符号化部103は、フレームレートが「30fps」である動画像信号に含まれるピクチャI0,P1,P2,P3,・・・・,P6を符号化して、符号化ピクチャD0,D1,D2,D3,・・・・,D6を生成する。ストリーム生成部104は、符号化ピクチャD0,D1,D2,D3,・・・・,D6をフレームレート「30fps」の動画像信号に対応する符号化ストリームとして出力する。
また、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャD0,D2,D4,D6をフレームレート「15fps」の動画像信号に対応する符号化ストリームとして出力するが、符号化ピクチャD1,D3,D5については、「15fps」の動画像信号に対応する符号化ストリームを生成するために「間引きされるピクチャ」であるので、フレームレート「15fps」の動画像信号に対応する符号化ストリームとして出力しない。
さらに、ストリーム生成部104は、符号化ピクチャD0,D4をフレームレート「7.5fps」の動画像信号に対応する符号化ストリームとして出力するが、符号化ピクチャD1,D2,D3,D5,D6については、「7.5fps」の動画像信号に対応する符号化ストリームを生成するために「間引きされるピクチャ」であるので、フレームレート「7.5fps」の動画像信号に対応する符号化ストリームとして出力しない。
このように、フレームレート「30fps」の動画像信号を符号化するだけで、3つの符号化ストリームを生成することができる。
(実施形態1の変形例1)
符号化部103におけるインター符号化の際、符号化対象のピクチャと参照ピクチャとの時間差が大きくなる程、ピクチャ間の相関が低くなるため、符号化対象のピクチャと参照ピクチャとの差分が大きくなり易い。特に、符号化対象となるピクチャが示す動画像が動きの激しい動画像であるような場合には、ピクチャ間の相関が大幅に低下する。例えば、図4のピクチャP1(1)とピクチャP2(1)とを比較すると、ピクチャP1(1)のインター符号化よりもピクチャP2(1)のインター符号化の方が、符号化効率が低下する可能性が高い。
符号化部103におけるインター符号化の際、符号化対象のピクチャと参照ピクチャとの時間差が大きくなる程、ピクチャ間の相関が低くなるため、符号化対象のピクチャと参照ピクチャとの差分が大きくなり易い。特に、符号化対象となるピクチャが示す動画像が動きの激しい動画像であるような場合には、ピクチャ間の相関が大幅に低下する。例えば、図4のピクチャP1(1)とピクチャP2(1)とを比較すると、ピクチャP1(1)のインター符号化よりもピクチャP2(1)のインター符号化の方が、符号化効率が低下する可能性が高い。
そこで、図7Aのように、符号化対象となるピクチャと参照ピクチャとの時間差に基づいて、ピクチャの符号化の際に用いられる量子化パラメータの値を調整するように制御しても良い。詳しく述べると、制御部101は、入力部102から符号化部103へ供給されるピクチャとそのピクチャに対応する参照ピクチャとの時間差が所定値よりも大きいか否かを判断し(ステップST120)、所定値よりも大きいと判断すると、制御部101は、符号化部103に設定された量子化パラメータを低くする(ステップST121)。
このように制御することにより、画質の劣化を低減することができる。なお、量子化パラメータを低めに設定する手段としては、例えば、変更前の量子化パラメータに対して変数α(0<α<1)を乗算しても良いし、変更前の量子化パラメータから固定値β(βは自然数)を減算しても良い。
(実施形態1の変形例2)
また、図7Bのように、符号化対象となるピクチャと参照ピクチャとの時間差に基づいて、ピクチャのインター符号化の際に用いられる動き探索範囲を調整するように制御しても良い。詳しく述べると、制御部101は、入力部102から符号化部103へ供給されるピクチャとそのピクチャに対応する参照ピクチャとの時間差が所定値よりも大きいか否かを判断し(ステップST120)、所定値よりも大きいと判断すると、制御部101は、符号化部103に設定された動き探索範囲を広くする(ステップST122)。例えば、変更前の動き探索範囲が水平方向/垂直方向に−32〜+32である場合、水平方向/垂直方向に−64〜+64になるように動き探索範囲を広く設定する。
また、図7Bのように、符号化対象となるピクチャと参照ピクチャとの時間差に基づいて、ピクチャのインター符号化の際に用いられる動き探索範囲を調整するように制御しても良い。詳しく述べると、制御部101は、入力部102から符号化部103へ供給されるピクチャとそのピクチャに対応する参照ピクチャとの時間差が所定値よりも大きいか否かを判断し(ステップST120)、所定値よりも大きいと判断すると、制御部101は、符号化部103に設定された動き探索範囲を広くする(ステップST122)。例えば、変更前の動き探索範囲が水平方向/垂直方向に−32〜+32である場合、水平方向/垂直方向に−64〜+64になるように動き探索範囲を広く設定する。
このように制御することにより、符号化対象となるピクチャの中からピクチャ間の相関が高い位置を検出し易くなり、画質の劣化を低減することができる。
(実施形態2)
図8は、この発明の実施形態2による撮像システムの構成を示す。この撮像システム2は、動画像符号化処理を担う動画像符号化部202の他に、カメラ部21と、カメラI/F部22と、画像復号化部23と、メディア24と、メディアI/F部25と、表示部26と、表示制御部27と、伝送部28と、伝送制御部29と、これらの要素を制御する制御部201と、これらの要素に共有される外部記憶部203と、これらの要素と外部記憶部203とを接続するメモリバス200とを備える。
図8は、この発明の実施形態2による撮像システムの構成を示す。この撮像システム2は、動画像符号化処理を担う動画像符号化部202の他に、カメラ部21と、カメラI/F部22と、画像復号化部23と、メディア24と、メディアI/F部25と、表示部26と、表示制御部27と、伝送部28と、伝送制御部29と、これらの要素を制御する制御部201と、これらの要素に共有される外部記憶部203と、これらの要素と外部記憶部203とを接続するメモリバス200とを備える。
動画像符号化部202は、図1に示した入力部102,符号化部103,ストリーム生成部104,および再構築部105を含む。制御部201は、撮像システム2を構成する各ブロックの制御に加えて、図1に示した制御部101と同様の処理を実行する。また、外部記憶部203の一部には、動画像符号化処理に用いられる参照ピクチャを格納するための領域が割り当てられている。
外部記憶部203は、動画像符号化部202だけでなく、制御部201,カメラI/F部22,画像復号化部23,メディアI/F部25,表示制御部27,伝送制御部29の各々からもアクセスされる。特に、カメラI/F部22に接続されるカメラ部21には、CCDやCMOSセンサーなどの撮像デバイスが搭載され、この撮像デバイスが有する画素数は、撮像システムの種類(普及機、高級機など)によってさまざまである。そのため、カメラI/F部22から外部記憶部203へのアクセス量は、カメラ部21の仕様に応じて変動する。また、表示制御部27に接続される表示部26として、QVGA解像度の液晶モニタが用いられる場合もあれば、HDTV解像度のプラズマディスプレイなどが用いられる場合もある。そのため、表示制御部27から外部記憶手段203へのアクセス量は、表示部26の仕様によって変動する。このように、外部記憶部203へのアクセス量は、常に一定ではなく、撮像システムに備えられる各要素の仕様等に応じて変動する。
図8に示した動画像符号化部202では、メモリバス200のトラフィック量(所定時間内に外部記憶部203へ伝送されるデータおよび外部記憶部203から伝送されるデータの総量)に基づいて通常符号化処理および多ストリーム生成処理が切り替えられる。
次に、図9を参照しつつ、図8に示した撮像システムによる動画像符号化処理について説明する。
まず、ステップST101と同様に、符号化対象となる動画像信号の各々について解像度とフレームレートが設定され、符号化設定についての情報が制御部201に与えられる(ステップST201)。次に、制御部201は、ステップST105と同様に、符号化設定を参照して、ステップST201において設定された複数の動画像信号を解像度別にグループ分けし、各グループの中から最大のフレームレートを有する動画像信号を選出する(ステップST202)。次に、制御部201は、メモリバス200のトラフィック量が帯域内に収まっているか否かを判断し(ステップST203)、収まっている場合には、ステップST103と同様の処理(すなわち、通常符号化処理)が実行される(ステップST204)。一方、収まっていない場合には、ステップST107と同様の処理(すなわち、多ストリーム生成処理)が実行される(ステップST205)。次に、符号化を継続する場合には、上述の処理を再度実行する(ステップST206)。
以上のように、メモリバス200のトラフィック量が多い場合に、多ストリーム生成処理が実行され、動画像符号化部202(再構築部105)が外部記憶部203に参照ピクチャを書き込む回数が減少する。これにより、動画像符号化部202以外のブロックが外部記憶部203にアクセスすることを妨げにくくなるので、撮像システムにとって最適な動画像符号化処理を実現することができる。
なお、実施形態1の変形例1および変形例2の各々に示した処理を、実施形態2における処理に適用することは、当然、可能である。
(第3の実施形態)
図10のように、図1に示した動画像符号化装置1を、デジタルスチルカメラやネットワークカメラ等の撮像システムに搭載することも可能である。図10において、撮像システム3は、動画像符号化装置1を含む画像処理回路33と、レンズ(光学系)30と、アナログ・デジタル変換回路32と、記録回路34と、再生回路35と、タイミング制御回路36と、システム制御回路37とを備える。
図10のように、図1に示した動画像符号化装置1を、デジタルスチルカメラやネットワークカメラ等の撮像システムに搭載することも可能である。図10において、撮像システム3は、動画像符号化装置1を含む画像処理回路33と、レンズ(光学系)30と、アナログ・デジタル変換回路32と、記録回路34と、再生回路35と、タイミング制御回路36と、システム制御回路37とを備える。
この撮像システム3では、レンズ(光学系)30を通って入射した画像光がセンサ31上に結像され、光電変換される。光電変換によって得られた電気信号は、アナログ・デジタル変換回路32によってデジタル信号に変換された後、画像処理回路33に供給される。画像処理回路33は、Y/C処理,エッジ処理,画像の拡大縮小,JPEGやMPEG等の画像圧縮/伸張処理,画像圧縮されたストリームの制御等を実行する。画像処理回路33によって処理された信号は、記録回路34に記録される。記録回路34に記録された信号は、再生回路35により再生される。センサ31および画像処理回路33に含まれる動画像符号化装置1は、タイミング制御回路36により制御され、レンズ30,記録回路34,再生回路35,およびタイミング制御回路36は、それぞれ、システム制御回路37により制御される。
なお、記録回路34に代えて、画像処理回路33によって処理された信号をインターネット等を介して伝送する伝送回路が備えられていても良い。この場合、再生回路35は、伝送回路によって伝送された信号を再生する。
なお、図10に示した撮像システムでは、レンズ30からの画像光をセンサ31で光電変換してアナログ・デジタル変換回路32に入力するカメラ機器等について説明したが、本発明はこれに限定されず、その他、テレビ等のAV機器のアナログ映像入力を直接にアナログ・デジタル変換回路32に接続しても良い。
この発明は、低消費電力な符号化が要求されるデジタルスチルカメラをはじめ、監視カメラやネットワークカメラなどに有用である。
1 動画像符号化装置
101 制御部
102 入力部
103 符号化部
104 ストリーム生成部
105 再構築部
106 記憶部
200 メモリバス
201 制御部
202 動画像符号化部
203 外部記憶部
21 カメラ部
22 カメラI/F部
23 画像復号化部
24 メディア
25 メディアI/F部
26 表示部
27 表示制御部
28 伝送部
29 伝送制御部
30 レンズ
31 センサ
32 アナログ・デジタル変換回路
33 画像処理回路
34 記録回路
35 再生回路
36 タイミング制御部
37 システム制御回路
101 制御部
102 入力部
103 符号化部
104 ストリーム生成部
105 再構築部
106 記憶部
200 メモリバス
201 制御部
202 動画像符号化部
203 外部記憶部
21 カメラ部
22 カメラI/F部
23 画像復号化部
24 メディア
25 メディアI/F部
26 表示部
27 表示制御部
28 伝送部
29 伝送制御部
30 レンズ
31 センサ
32 アナログ・デジタル変換回路
33 画像処理回路
34 記録回路
35 再生回路
36 タイミング制御部
37 システム制御回路
Claims (14)
- 時系列順に並んだ複数のピクチャを含む動画像信号を符号化する方法であって、
前記動画像信号を符号化し、符号化ストリームを生成するステップ(a)と、
前記ステップ(a)によって符号化された動画像信号から符号化ピクチャを周期的に間引きし、前記動画像信号とはフレームレートが異なる別の動画像信号に対応する別の符号化ストリームを生成するステップ(b)とを備える
ことを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項1において、
前記ステップ(a)では、解像度が同一でありフレームレートがそれぞれ異なるm個(mは2以上の整数)の動画像信号のうち最大のフレームレートを有する第1の動画像信号を符号化し、当該第1の動画像信号に対応する第1の符号化ストリームを生成し、
前記ステップ(b)では、前記m個の動画像信号のうち前記第1の動画像信号を除く(m−1)個の第2の動画像信号の各々のフレームレートに基づいて、前記ステップ(a)によって符号化された第1の動画像信号から符号化ピクチャを間引きし、当該(m−1)個の第2の動画像信号に対応する(m−1)個の第2の符号化ストリームを生成する
ことを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項2において、
符号化対象となる動画像信号数mが予め定められた動画像信号数の最大値を超えているか否か判断するステップ(c1)と、
前記ステップ(c1)によって前記動画像信号数mが前記最大値を超えていないと判断されると、前記m個の動画像信号を時分割で符号化し、符号化されたm個の動画像信号をm個の符号化ストリームとして出力するステップ(d)とをさらに備え、
前記ステップ(a)および前記ステップ(b)の各々は、前記ステップ(c1)において前記動画像信号数mが前記最大値を超えていると判断されると、実行される
ことを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項2において、
前記m個の動画像信号を時分割で符号化するために必要な処理速度である必要処理速度が予め定められた最大処理速度を超えているか否か判断するステップ(c2)と、
前記ステップ(c2)によって前記必要処理速度が前記最大処理速度を超えていないと判断されると、前記m個の動画像信号を時分割で符号化し、符号化されたm個の動画像信号をm個の符号化ストリームとして出力するステップ(d)とをさらに備え、
前記ステップ(a)および前記ステップ(b)の各々は、前記ステップ(c2)において前記必要処理速度が前記最大処理速度を超えていると判断されると、実行される
ことを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項2において、
前記ステップ(a)によって符号化された第1の動画像信号に含まれる複数の符号化ピクチャのうち前記ステップ(b)において間引きされない符号化ピクチャのみから参照ピクチャを再構築するステップ(a1)をさらに備え、
前記ステップ(a)では、前記参照ピクチャを用いて前記第1の動画像信号のピクチャをインター符号化する
ことを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項5において、
前記ステップ(a)では、前記第1の動画像信号のピクチャと当該ピクチャに対応する参照ピクチャとの時間差に基づいて量子化パラメータを調整した後、当該ピクチャをインター符号化する
ことを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項5において、
前記ステップ(a)では、前記第1の動画像信号のピクチャと当該ピクチャに対応する参照ピクチャとの時間差に基づいて動き探索範囲を調整した後、当該ピクチャをインター符号化する
ことを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項5〜7のいずれか1項において、
所定時間内に記憶媒体へ伝送されるデータおよび当該記憶媒体から伝送されるデータの総量が所定帯域内に収まっているか否かを判断するステップ(e)と、
前記ステップ(e)によって前記データの総量が前記所定帯域内に収まっていると判断されると、前記m個の動画像信号を時分割で符号化し、符号化されたm個の動画像信号をm個のストリームとして出力するステップ(f)とをさらに備え、
前記記憶媒体には、前記参照ピクチャが格納されており、
前記ステップ(a),前記ステップ(b),前記ステップ(a1)の各々は、前記ステップ(e)において前記データの総量が前記所定帯域内に収まっていないと判断されると、実行される
ことを特徴とする動画像符号化方法。 - 時系列順に並んだ複数のピクチャを含む動画像信号を符号化する装置であって、
前記動画像信号を符号化し、符号化ストリームを生成する符号化部と、
前記符号化部によって符号化された動画像信号から符号化ピクチャを周期的に間引きし、前記動画像信号とはフレームレートが異なる別の動画像信号に対応する別の符号化ストリームを生成するストリーム生成部とを備える
ことを特徴とする動画像符号化装置。 - 請求項9において、
前記符号化部は、解像度が同一でありフレームレートがそれぞれ異なるm個(mは2以上の整数)の動画像信号のうち最大のフレームレートを有する第1の動画像信号を符号化し、当該第1の動画像信号に対応する第1の符号化ストリームを生成し、
前記ストリーム生成部は、前記m個の動画像信号のうち前記第1の動画像信号を除く(m−1)個の第2の動画像信号の各々のフレームレートに基づいて、前記符号化部によって符号化された第1の動画像信号から符号化ピクチャを間引きし、当該(m−1)個の第2の動画像信号に対応する(m−1)個の第2の符号化ストリームを生成する
ことを特徴とする動画像符号化装置。 - 請求項10において、
符号化対象となる動画像信号数mが予め定められた動画像信号数の最大値を超えているか否か判断する制御部をさらに備え、
前記符号化部は、前記制御部によって前記動画像信号数mが前記最大値を超えていないと判断されると、前記m個の動画像信号を時分割で符号化し、当該m個の動画像信号に対応するm個の符号化ストリームを生成する一方、前記制御部によって前記動画像信号数mが前記最大値を超えていると判断されると、前記m個の動画像信号のうち前記第1の動画像信号を符号化し前記第1の符号化ストリームを生成し、
前記ストリーム生成部は、前記制御部によって前記動画像信号数mが前記最大値を超えていると判断されると、前記符号化部によって符号化された第1の動画像信号から前記符号化ピクチャを間引きし、前記(m−1)個の第2の符号化ストリームを生成する
ことを特徴とする動画像符号化装置。 - 請求項10において、
前記m個の動画像信号を時分割で符号化するために必要な処理速度である必要処理速度が予め定められた最大処理速度を超えているか否か判断する制御部をさらに備え、
前記符号化部は、前記制御部によって前記必要処理速度が前記最大処理速度を超えていないと判断されると、前記m個の動画像信号を時分割で符号化し、当該m個の動画像信号に対応するm個の符号化ストリームを生成する一方、前記制御部によって前記必要処理速度が前記最大処理速度を超えていると判断されると、前記m個の動画像信号のうち前記第1の動画像信号を符号化し前記第1の符号化ストリームを生成し、
前記ストリーム生成部は、前記制御部によって前記必要処理速度が前記最大処理速度を超えていると判断されると、前記符号化部によって符号化された第1の動画像信号から前記符号化ピクチャを間引きし、前記(m−1)個の第2の符号化ストリームを生成する
ことを特徴とする動画像符号化装置。 - 請求項9〜12のいずれか1項に記載の動画像符号化装置を含む画像処理回路と、
外部からの電気信号をデジタル信号に変換し、前記動画像信号として前記画像処理回路に供給するアナログ・デジタル変換回路とを備える
ことを特徴とする撮像システム。 - 請求項13において、
被写体の映像を電気信号に変換する撮像回路をさらに備え、
前記アナログ・デジタル変換回路は、前記撮像回路によって得られた電気信号を前記デジタル信号に変換する
ことを特徴とする撮像システム。
Priority Applications (2)
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US12/193,334 US20090052551A1 (en) | 2007-08-23 | 2008-08-18 | Method and apparatus for coding moving image and imaging system |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014200038A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社メガチップス | 画像処理装置 |
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JPH0832972A (ja) * | 1994-07-19 | 1996-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 動画像符号化方法およびその装置 |
JPH1028269A (ja) * | 1995-08-02 | 1998-01-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像符号化装置およびそれを用いた画像伝送システムならびにそこで用いられる量子化制御方法および平均スループット算出方法 |
JP2000078582A (ja) * | 1998-09-02 | 2000-03-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 画像符号化データ送信装置,画像符号化データ送信方法およびそのプログラム記録媒体 |
JP2003092760A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Mega Chips Corp | 画像圧縮符号化方法、画像配信方法、およびそれらのプログラム |
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- 2008-03-19 JP JP2008072236A patent/JP2009071802A/ja active Pending
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