JP2009070370A - 仮想マウス装置、及び遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】仮想マウスが意図せずに初期位置に戻ることを抑制でき、かつ、仮想マウスの応答を更に高速にできるようにした仮想マウス装置を提供する。
【解決手段】仮想マウス装置は好ましくは遊技機に搭載されて、入力装置として機能する。イメージセンサ部は表示部の画面の特定領域の上に積層され、その特定領域の上を移動する遊技者の指又は掌を検出する。仮想マウス制御部はその指又は掌を監視し、特定領域の中で仮想マウスをその指又は掌に追従させる。その指又は掌が特定領域から外れれば、仮想マウス制御部は仮想マウスを初期位置に戻す。入力部は仮想マウスの動きを監視し、仮想マウスの移動の量及び方向に応じて、表示部にマウスポインタを画面の上で移動させる。
【選択図】図2
【解決手段】仮想マウス装置は好ましくは遊技機に搭載されて、入力装置として機能する。イメージセンサ部は表示部の画面の特定領域の上に積層され、その特定領域の上を移動する遊技者の指又は掌を検出する。仮想マウス制御部はその指又は掌を監視し、特定領域の中で仮想マウスをその指又は掌に追従させる。その指又は掌が特定領域から外れれば、仮想マウス制御部は仮想マウスを初期位置に戻す。入力部は仮想マウスの動きを監視し、仮想マウスの移動の量及び方向に応じて、表示部にマウスポインタを画面の上で移動させる。
【選択図】図2
Description
本発明は遊技機に関し、特に仮想マウスを利用する入力装置を有する遊技機に関する。
ゲームセンターやカジノに設置された遊技機は一般に、多くの遊技者を魅了し続けるために、機種変更が頻繁に行われる。遊技機の機種変更はしばしば、機械的リールや、入力装置として機能する押しボタン等、その機械全体の交換を必要とする。従って、頻繁な機種変更やメンテナンスの便宜を図るべく、機械的な遊技機は、機械部分をほとんど持たないビデオゲーム機に置き換えられつつある。例えば、機械的リールは、ディスプレイ装置の画面にグラフィック表示されるビデオリールに置き換えられている。賭け金やペイラインの種類別に割り当てられた押しボタン、スピンボタンやスピンレバー等は、タッチパネルに表示された仮想ボタンに置き換えられている。仮想ボタンは、ソフトウェアによって、遊技機の様々な機能に割り当てられている。そのような遊技機の機種変更は一般に、画面やタッチパネルの表示に利用される画像データ、タッチパネルに表示された仮想ボタンと遊技機の機能との間の関係に関するデータ等を更新するだけでよい。
近年、ビデオゲーム機はその多様性を更に増大させている。それにより、ビデオゲーム機は、内容の限られたビデオゲームの実行に特化した装置から、パーソナルコンピュータのように、ゲームに限らず、様々なサービスを提供可能な多機能の装置へと変わりつつある。その多様性の増大は、押しボタンやタッチパネル等の既存の入力装置よりも操作しやすく、機能が高い、マウスやキーボード等の入力装置を必要とする。
特にカジノやゲームセンターでは、遊技機は多数の遊技者に利用されるので、更に高い耐久性が求められている。しかし、マウスやキーボード等、遊技機本体から分離された入力装置の耐久性を十分に高めることは困難である。実際、そのような入力装置は、ゲームに夢中な遊技者の手荒な取扱い、及び、こぼれた飲み物やこびり付いた汚れ、手垢等、厳しい環境条件に耐えねばならない。また、そのような入力装置を盗難から守る、高いセキュリティも必要である。その結果、そのような入力装置の採用は、頻繁なメンテナンスの必要性を増大させるので、遊技機の維持費の更なる削減を阻む。
「仮想マウス」は、遊技機での入力装置の利用における上記の困難を解消し得るものとして期待されている。仮想マウス装置は、グラフィカルユーザーインターフェースの一種であり、タッチパネルの上に仮想マウス、すなわち、マウスのグラフィック画像を再現する(例えば、特許文献1参照)。タッチパネルは、仮想マウスが再現された画面の領域に触れるユーザの指又は掌を検出する。ユーザが、あたかも本物のマウスを操作するかのように、指及び掌を画面上で滑らせるとき、その装置は、画面内で仮想マウスにその指又は掌を追跡させる。仮想マウスは実体を持たないので、その装置は手荒な取扱いや汚れによるダメージに強い。また、仮想マウスは決して盗まれない。
米国特許出願公開第2006−0034042号明細書
従来の仮想マウス装置で使用されるタッチパネルは、典型的には、画面に触れるユーザの指又は掌の圧力に伴う構造又は応力の変化を検出する。指及び掌が画面に触れている限り、その装置は、仮想マウスの位置を決定できる。全ての指及び掌が画面から持ち上げられれば、その装置は仮想マウスを所定時間、元の位置に保持する。その所定時間、仮想マウスが再現された領域にいずれの指も掌も再び検出されなければ、その装置は仮想マウスを初期位置に戻す。タッチパネルが指及び掌を検出し損ねるごとに仮想マウスが意図せず初期位置に戻ることを防ぐには、その所定時間は適度に長くなければならない。一方、その装置は、仮想マウスの操作で本物のマウスの操作を真似できるようにしなければならず、特に、マウスポインタを画面内で長距離移動させるためにユーザが本物のマウスに対して順に行う、ある位置から滑らせて持ち上げ、その位置に戻すという動作の周期的な繰り返しを真似できるようにしなければならない。その周期的な動作を扱いやすく真似るには、指及び掌が画面から持ち上げられたら直ちに、仮想マウスを初期位置に戻さなければならない。従って、その装置では、意図せずに初期位置に戻ることの抑制と、周期的な動作を扱いやすく真似ることとがトレードオフの関係にある。それにより、仮想マウスの操作性を更に向上させることが困難である。
上記の問題点を考慮すれば、仮想マウスが意図せずに初期位置に戻ることを抑制でき、かつ、仮想マウスの応答を更に高速にできるように改良された仮想マウス装置が求められていることは、この開示内容から当業者には明らかであろう。本発明は、当該技術分野におけるこの要求に、この開示内容から当業者には明らかになるであろう他の要求と共に応える。
本発明による仮想マウス装置は、表示部、イメージセンサ部、仮想マウス制御部、及び入力部を有する。表示部は、1以上の画像を画面に表示する。それらの画像は、好ましくは、ユーザに情報を与える画像、装飾/演出用の画像、及び、仮想マウス装置を入力装置として利用するホスト機に入力されるべき命令又はデータにリンクするアイコンを含む。イメージセンサ部は、画面の特定領域の上を移動するユーザの指又は掌を検出する。イメージセンサ部は、好ましくは、その特定領域に配置された画素マトリクスを含む。各画素は、好ましくは、フォトダイオード、キャパシタ、及びスイッチングトランジスタを含む。この場合、イメージセンサ部は、フォトダイオードを利用して、特定領域の上を移動するユーザの指又は掌で反射された光を捉え、その光を電気信号に変換する。更に好ましくは、表示部とイメージセンサ部とは、一枚のパネルに一体化されている。この場合、イメージセンサ部と表示部とは、好ましくは、同じ基板に実装されたキャパシタとトランジスタとのアレイを含む。仮想マウス制御部は、イメージセンサ部を利用して、特定領域の上を移動するユーザの指又は掌を監視し、表示部を利用して、特定領域の中で仮想マウスにその指又は掌を追跡させる。その指又は掌が特定領域から外れれば、仮想マウス制御部は、仮想マウスを特定領域の中の初期位置に戻す。入力部は、仮想マウスの動きを監視し、仮想マウスの移動の量及び方向に応じて、表示部にポインタ又はカーソルの画像、すなわちマウスポインタ又はマウスカーソルを画面の上で移動させる。入力部は、好ましくは、画面上での画像とマウスポインタ又はマウスカーソルとの間の位置関係から、命令又はデータを解読する。
イメージセンサ部は、ユーザの指又は掌が画面の表面から離れていても、その指又は掌の位置を検出できる。従って、全ての指及び掌が一時的に又は偶然に画面から持ち上げられたときにも、仮想マウス制御部は、仮想マウスの位置を高い信頼性で決定できる。それにより、ユーザの指又は掌の検出にタッチパネルを利用する従来の仮想マウスよりも高い安定性で、仮想マウスを指及び掌の動きに応答させることができる。
指又は掌が特定領域から外れれば、仮想マウス制御部は仮想マウスを初期位置に戻す。ここで、入力部は、マウスポインタ又はマウスカーソルを元の位置に留める。それにより、ユーザは、マウスポインタ又はマウスカーソルを画面内で長距離移動させる目的で、仮想マウスを次のように操作できる。ユーザはまず、指又は掌を、仮想マウスの初期位置から所望の方向に向かって、特定領域の外側に移動させる。仮想マウスはそのとき、初期位置からその指又は掌を追いかけ、その指又は掌が特定領域から外れたときに初期位置に戻る。ユーザは、指又は掌を、初期位置から特定領域の外側に向けて繰り返し動かす。こうして、ユーザが本物のマウスに対して順に行う、ある位置から滑らせて持ち上げ、その位置に戻すという周期的な動作を、ユーザが仮想マウスで容易に真似できる。特に、仮想マウスは従来のものより速く、初期位置に戻ることができる。それ故、仮想マウス制御部は、仮想マウスの操作性を向上できる。
表示部は、好ましくは、2以上の異なる画面を有し、特定領域は、好ましくは、それらの画面の一つに設置される。この場合、入力部は、好ましくは、表示部にマウスポインタ又はマウスカーソルをそれらの画面の1以上で移動させる。
仮想マウスは、好ましくは、仮想ボタン又は仮想ホイールを含む。この場合、仮想マウス制御部は、好ましくは、イメージセンサ部によって検出された1以上の指の特定の動きを検出し、入力部は、好ましくは、その指の特定の動きから、仮想ボタンのクリック、又は、仮想ホイールの回転を解読する。更に、仮想マウス制御部は、好ましくは表示部に、特定領域の上を移動するユーザの人差し指の下に仮想ボタンを配置させる。イメージセンサ部はユーザの手全体の形を検出できるので、ユーザが仮想マウスを左右いずれの手で使用するかにかかわらず、仮想マウス制御部は人差し指を他の指から容易に区別できる。
仮想マウス制御部は、好ましくは、イメージセンサ部によって検出されたユーザの指又は掌から手の大きさ又は形を決定し、決定された手の大きさ又は形に応じて、仮想マウスの大きさ又は形を調節する。特に仮想マウス制御部は、好ましくは、仮想マウスを使用するユーザの右手と左手とを区別して、仮想マウスを右手用と左手用とのいずれかに選択する。仮想マウス制御部は、好ましくは、決定された手の大きさ又は形に応じて、画面上での特定領域の大きさ、形、又は位置を調節する。
イメージセンサ部は、好ましくは、画面の1以上の選択領域の上を移動するユーザの指又は掌を検出する。この場合、仮想マウス制御部は、好ましくは、表示部によって画面に、初期状態では選択領域を表示させる。選択領域の一つでイメージセンサ部がユーザの指又は掌を検出したとき、仮想マウス制御部は、好ましくは、イメージセンサ部がユーザの指又は掌を検出した選択領域に、特定領域を割り当てる。それにより、ユーザは、所望の選択領域を特定領域として選択できる。更に、仮想マウス制御部は、好ましくは、特定領域が割り当てられた選択領域の位置に応じて、仮想マウスの形を調節する。例えば、画面の左右の部分に選択領域がある場合、右利きのユーザの多くは右側部分を選び、左利きのユーザの多くは左側部分を選ぶ。従って、仮想マウス制御部は、右側部分が特定領域に割り当てられたときは右手用の仮想マウスを選択し、左側部分が特定領域に割り当てられたときは左手用の仮想マウスを選択してもよい。
その他に、仮想マウス制御部は、表示部によって画面に、初期状態では1以上の仮想マウスの候補を表示させてもよい。それらの候補の一つが表示された領域でイメージセンサ部がユーザの指又は掌を検出したとき、仮想マウス制御部は、好ましくは、イメージセンサ部がユーザの指又は掌を検出した領域に表示された候補を、実際に使用されるべき仮想マウスとして割り当てる。更に、仮想マウス制御部は、好ましくは、実際に使用されるべき仮想マウスとして割り当てられた候補の初期位置、大きさ、又は形に応じて、特定領域の位置、大きさ、又は形を調節する。
本発明のこれらの目的、特徴、観点、及び利点は、他のものと併せて、以下の詳細な説明から当業者には明らかになるであろう。その詳細な説明は、添付の図面と共に、本発明の好ましい実施形態を開示する。
以下、本発明の選ばれた実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明のその実施形態についての以下の記載が例示のみを目的とするものであり、添付の特許請求の範囲によって定義される発明及びその均等の範囲の限定を目的としないことは、当業者にはこの開示から明らかであろう。
本発明の一つの実施形態による仮想マウス装置は、好ましくは、火事の又はゲームセンターに設置された遊技機に搭載されている。図1、2を参照すると、その遊技機10は、主表示部1と副表示部2とを含む。両表示部1、2は、好ましくは平面型表示装置であり、更に好ましくは液晶ディスプレイ(LCD)である。その他に、プラズマディスプレイ又は有機EL(OLED)ディスプレイであってもよい。各表示部1、2は、好ましくは画面を一つずつ含む。その他に、2以上の異なる画面を含んでいてもよい。
図2を参照すると、主表示部1は遊技画面1A、すなわち、様々な画像が遊技内容を表す画面を表示する。遊技機10はスロットゲームを行う。例えば、3本以上のビデオリール1Bが遊技画面1Aに表示される。各ビデオリール1Bにはシンボルが一列ずつ配置され、シンボルの種類及び順序がランダムに変化する。この変化は通常、ビデオリール1Bのスピンと呼ばれる。尚、遊技画面1Aは機械的な可動部分を含んでいてもよい。例えば、ビデオリール1Bが機械的なリールに置き換えられ、そのリールの上にシンボルが印刷され、又は、フレキシブルLCD、OLED、電子ペーパー等のフレキシブルディスプレイ装置を使って表示されてもよい。遊技画面1Aは別の画像、例えば、ゲーム開発業者のロゴ等の装飾/宣伝用の画像、ゲームの演出用の画像、並びに、配当表、操作案内、賭け金の量、使用可能なクレジット数、及びジャックポット計等の情報の画像を含んでもよい。主表示部1は、好ましくは図1に示されているように、遊技者と対面する位置に大画面を含む。遊技画面1Aは好ましくは、その大画面に表示される。
図2を参照すると、副表示部2は、好ましくは遊技者の位置に設けられ、操作パネルとして機能する一種のグラフィカルユーザーインターフェースを、その遊技者に提供する。副表示部2は特に、入力画面2Aを表示する。すなわち、その画面には、ウィンドウ2B、アイコン2C、メニュー2D、ボタン2E等のグラフィック要素が表示され、遊技機10の特定の機能又は特定のデータに関連付けられている。グラフィック要素を選択することで、遊技者は遊技機10に、ビデオリール1Bのスピン開始の合図等、特定の機能の実行を指示でき、又は、選択対象のペイラインや賭け金の量等のデータを入力できる。その選択は、好ましくは、マウスポインタ(又はマウスカーソル)2Fと仮想マウス2Gとを用いて実行される。その他に、入力画面2Aに重ねられたタッチパネル、又は、副表示部2に搭載された機械的キーやボタンが使用されてもよい。入力画面2Aは別の画像、例えば、ゲーム開発業者のロゴ等の装飾/宣伝用の画像、ゲームの演出用の画像、並びに、配当表、操作案内、賭け金の量、使用可能なクレジット数、及びジャックポット計等の情報の画像を含んでもよい。
マウスポインタ2Fと仮想マウス2Gとは、入力画面2Aに再現される。マウスポインタ2Fは仮想マウス2Gの動きに応じて、入力画面2Aを移動できる。より具体的には、マウスポインタ2Fの移動の量及び方向は、仮想マウス2Gの移動の量及び方向によって決まる。マウスポインタ2Fを各グラフィック要素に置くことにより、遊技者はそのグラフィック要素を選択できる。ここで、図2に示されているように、いくつかのグラフィック要素1Cが遊技画面1Aに配置され、マウスポインタ2Fが遊技画面1Aに飛び込んでもよい。仮想マウス2Gは、入力画面2Aの特定領域2Hに再現されたマウスのグラフィック画像である。以下、その特定領域2Aをマウスパッド領域という。イメージセンサはそのマウスパッド領域2Hの上に重ねられている。遊技者が仮想マウス2Gの上に手を、図3Aに示されているように置くとき、イメージセンサは、好ましくは、図3Bに示されているように、マウスパッド領域2Hに置かれた手の指及び掌を光学的に検出する。遊技者がマウスパッド領域2Hで、あたかも本物のマウスを操作するようにその指及び掌を滑らせるとき、イメージセンサはその指及び掌の動きを検出する。検出されたその動きに基づいて、仮想マウス2Gはその位置を変化させて、その指及び掌を追跡する。好ましくは、仮想マウス2Gは仮想ボタンを含む。遊技者が人差し指でその仮想ボタンを叩くとき、その人差し指の動きがイメージセンサによって検出されて、クリックとして解釈される。
遊技機10がスロットゲームを行うとき、例えば、遊技者は、まず、いずれのペイラインにシンボルの役が現れるのかを推測し、次に、仮想マウス2Gを使って、所望のペイラインと所望の賭け金の量とにリンクしたボタンにマウスポインタ2Fを合わせて、そのボタンをクリックする。その後、遊技者は再び仮想マウス2Gを使って、ビデオリール1Bをスピンさせる機能にリンクしたボタンにマウスポインタ2Fを合わせて、そのボタンをクリックする。そのとき、ビデオリール1Bはスピンを開始し、所定時間後に停止する。遊技者が賭けたペイラインに役が現れれば、遊技者は、賭け金の量とその役の種類とに応じた量の賞金を得る。
図4、5は、本発明の別の好ましい実施形態を示す。それは、ビデオゲーム機20に搭載された仮想マウス装置である。そのビデオゲーム機20は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ(PC)でエミュレートされ、その他に、ラップトップ型PCでエミュレートされてもよい。尚、仮想マウス装置は、通常のPC用入力装置として利用可能である。最初の実施形態による遊技機と同様に、遊技機20は主表示部21と副表示部22とを含む。両表示部21、22は、好ましくは平面型表示装置であり、更に好ましくはLCDである。その他に、プラズマディスプレイ又はOLEDディスプレイであってもよい。各表示部21、22は、好ましくは画面を一つずつ含む。その他に、2以上の異なる画面を含んでいてもよい。
図4を参照すると、主表示部21は、好ましくは、遊技者と対面する位置に設けられ、遊技画面21Aを表示する。一方、副表示部22は、好ましくは、遊技者の位置に設けられ、操作パネルとして機能する入力画面22Aを表示する。図5を参照すると、入力画面22Aは、ウィンドウ22B、アイコン22C、メニュー22D、ボタン22E、マウスポインタ22F、仮想マウス22G等のグラフィック要素に加え、タッチパネル又はイメージセンサの上に再現されたキーボード画像22Kを含む。そのタッチパネル又はイメージセンサは、入力画面22Aに触れる遊技者の指の位置を検出する。検出された位置とキーボード画像22K上のキー配列との間の関係から、遊技機20は、遊技者によって入力された文字及び数字を解釈する。図2に示されている入力画面2Aとは異なり、入力画面22Aにはマウスパッド領域22Hが明確に区切られている。好ましくは、マウスポインタ22Fは、図4、5に示されているように、入力画面22Aと遊技画面21Aとの両方を移動できる。その他に、マウスポインタ22Fは、遊技画面21Aのみを移動してもよい。
主表示部1は、遊技制御部3又は仮想マウス装置4から受信した画像データに基づいて、図2に示されている遊技画面1Aを再現する。同様に、副表示部2は、遊技制御部3又は仮想マウス装置4から受信した画像データに基づいて、図2に示されている入力画面2Aを再現する。
遊技制御部3は、好ましくは、CPU、ROM、及びRAMを含むマイクロコンピュータから構成される。遊技制御部3は、好ましくは、図1、2に示されている主表示部1又は副表示部2の本体に搭載されている。その他に、遊技制御部3は、両表示部1、2から分離され、ケーブル接続又は無線接続によってそれらにリンクしてもよい。遊技制御部3は、好ましくは、遊技プログラムを1種類以上記憶する。その他に、遊技制御部3は、ケーブル接続又は無線接続を通して、サーバから遊技プログラムをダウンロードしてもよい。遊技制御部3は遊技プログラムを実行する。ここで、遊技制御部3は、遊技者に、入力画面2Aと仮想マウス2Gとを利用して、所望の遊技プログラムを予め選択させてもよい。遊技制御部3は次に、実行された遊技プログラムに従ってゲームを行うことにより、ゲーム機能を制御し、両表示部1、2に適切な画像データを提供する。ゲームラウンド中、遊技制御部3は、仮想マウス装置4が遊技者から受け取った命令及びデータを受信し、その命令又はデータに応じてゲームの状態を変化させる。
例えば、遊技制御部3はスロットゲームを以下のように行う。遊技者は、まず、遊技機10に現金又は金銭情報を周知の方法で入力して、遊技機10にクレジットを貯める。遊技制御部3は、主表示部1には遊技画面1Aにビデオリール1Bを表示させ、副表示部2には入力画面2Aにグラフィック要素2B〜2Eを表示させる。遊技者は、マウスポインタ2Fと仮想マウス2Gとを用いて、1以上のペイラインを選択し、かつ、選択されたペイラインごとに賭け金の量を選択する。例えば、賭け金の量はウィンドウ2Bに表示され、アイコン2Cをクリックするごとに増減する。各ボタン2Eはペイラインに一本ずつ割り当てられている。一つのボタン2Eがクリックされるとき、対応するペイラインが選択される。仮想マウス装置4は、グラフィック要素2B〜2Eとマウスポインタ2Fとの間の位置関係を監視し、遊技者によって選択されたペイラインと賭け金の量との各組み合わせを受け入れる。遊技制御部3は、選択されたペイラインと賭け金の量との組み合わせを仮想マウス装置4から受け取り、その賭け金の量だけクレジットを減らす。その上で、遊技制御部3は、賭け金の量、使用可能なクレジット、及び選択されたペイラインを、表示部1、2に表示してもよい。遊技者が、図2に示されているようにボタン1Cをクリックして、ビデオリール1Bのスピン開始を合図するとき、遊技制御部3は、ビデオリール1Bのスピンを開始する。一方、遊技制御部3は、ビデオリール1Bが停止したときにその上に表示されるべきシンボルを、ランダムに決定する。更に、遊技制御部3は、停止したビデオリール1Bの上に配置されるべきシンボルの中で役を確認して、遊技者に賞を与えるべきか否かを決定する。スピン開始から所定時間が経過した後、遊技制御部3はビデオリール1Bを所定の位置に停止させる。もし、賞金を表す役が検出されれば、遊技制御部3はその賞金だけクレジットを増やす。更に、遊技制御部3は表示部1、2を制御して、賞金の当選を知らせる演出を行う。
仮想マウス装置4は、マウスポインタ2Fと仮想マウス2Gとの利用により、グラフィカルユーザーインターフェースとして機能する。図6を参照すると、仮想マウス装置4は、イメージセンサ部41、仮想マウス制御部42、及び入力部43を含む。
イメージセンサ部41は、好ましくは、マウスパッド領域2Hの上に重ねられた透明なフィルムに配置されたCMOSセンサアレイを含む。図7を参照すると、イメージセンサ部41の各CMOSセンサは、好ましくは、3つのFETT1、T2、T3、及び光検出器PDを含む。それらのFETは好ましくは薄膜トランジスタ(TFT)である。光検出器PDは好ましくはフォトダイオードである。外部光は光検出器PDに吸収され、第1FETT1のゲートに電圧を誘起する。その電圧のレベルはその外部光の強度に依存する。CMOSセンサの各列に並ぶ第1FETT1のソースは、列方向の同じ配線COLに接続されている。その列方向の配線COLはCMOSセンサアレイの中を列方向に延びている。列方向の各配線COLは、第4FETT4を通して出力線OUTに接続されている。第1FETT1のドレインは、第2FETT2を通して電源線VDDに接続されている。第2FETT2と第4FETT4とがターンオンするとき、電流が電源線VDDから、第2FETT2、第1FETT1、列方向の配線COL、第4FETT4、及び出力線OUTの経路を流れる。ここで、第1FETT1はソースフォロア増幅器として機能する。その電流の量は第1FETT1のゲート電圧に依存し、すなわち、光検出器PDに吸収された外部光の強度を示す。CMOSセンサの各行に並ぶ第2FETT2のゲートは、行方向の同じ配線ROWに接続されている。その行方向の配線ROWはCMOSセンサアレイの中を行方向に延びている。従って、各光検出器PDは、行方向の配線ROWと第4FETT4との対を選択してアクティブにすることにより、個別に指定可能である。こうして、各光検出器PDに吸収された光は、出力線OUTを流れる電流信号に変換される。第3FETT3は、好ましくは光検出器PDを電源線VDDに接続する。CMOSセンサの各行に並ぶ第3FETT3のゲートは、同じリセット線RSTに接続されている。そのリセット線RSTはCMOSセンサアレイの中を行方向に延びている。リセット線RSTがアクティブにされるとき、そのリセット線RSTに接続された第3FETT3がターンオンするので、電源線VDDの定電圧が光検出器PDに対して印加される。そのとき、第1FETT1のゲート電圧が初期レベルに戻る。
入力画面2Aのマウスパッド領域2Hでは、図2に示されているように、イメージセンサ部41、すなわち、CMOSセンサアレイが、好ましくはLCDパネルの上に重ねられている。そのLCDパネルは画素のアレイを含む。ここで、一つの画素のサイズ及び形は、CMOSセンサのサイズ及び形と一致していなくてもよい。図8を参照すると、各画素は典型的には、液晶(LC)キャパシタClcとTFTQとを含む。LCDパネルでは液晶層が2枚の透明なパネル(一般にはガラス製のパネル)の間に挟まれている。それら2枚のパネルの各内面は電極で覆われている。従って、各画素は、2つの電極の間に挟まれた液晶層の部分を含み、それがLCキャパシタClcと等価である。各LCキャパシタClcはTFTQを一つずつ通して、データ線DLに一本ずつ接続されている。各画素行に並ぶTFTQのゲートは、同じゲート線GLに接続されている。そのゲート線GLは画素アレイの中を行方向に延びている。各画素列に並ぶTFTQのソースは、同じデータ線DLに接続されている。そのデータ線DLは画素アレイの中を列方向に延びている。一本のゲート線がアクティブにされるとき、そのゲート線GLに接続されたTFTQがターンオンする。そのとき、各LCキャパシタClcが各データ線DLから、ターンオンしたTFTQを通して電圧パルスを個別に受ける。そのとき、そのLCキャパシタClcに含まれる液晶層の光透過率が、その電圧パルスのレベルと共に変化する。尚、各LCキャパシタClcに対して印加される電圧パルスのレベルは、ゲート線GLとデータ線DLとの対を選択してアクティブにすることにより、個別に調節可能である。こうして、各画素の光透過率は個別に調節可能であるので、画素アレイ、すなわち、LCDパネルの画面には、所望の画像が再現可能である。
好ましくは、図7に示されているFETT1〜T4と光検出器PDとは、図8に示されているTFTQが実装されている基板と同じ基板に実装される。それにより、図8に示されているバス配線GL、DLは、バス配線ROW、COL、又はRSTとして利用可能である。その結果、イメージセンサ部41は、各画素の開口率を十分に高く維持したまま、入力画面2Aに一体化可能である。
イメージセンサ部41は、マウスパッド領域2Hの表面に触れる遊技者の手の有無を検出するだけでなく、マウスパッド領域2Hの表面からその手の部分までの距離の変化をも検出する。図9Aを参照すると、イメージセンサ部41は、手の指及び掌から反射された光の強度分布を検出する。図9Aの左側に示されている手の上の等高線は、イメージセンサ部41によって検出された、その手から反射された光の強度が等しい点を結んだものである。手の各部分から反射された光の強度は、マウスパッド領域2Hの表面からその部分までの距離に応じて変化する。従って、検出された反射光の強度分布は、手の位置はもとより、その手の大きさ及び形を示す。検出された反射光の強度分布からは、手の指紋又は静脈のパターンも検出可能である。イメージセンサ部41は、検出された分布を仮想マウス制御部42に送る。
仮想マウス制御部42は、好ましくは、CPU、ROM、及びRAMを含むマイクロコンピュータから構成される。仮想マウス制御部42は、好ましくは、遊技制御部3から分離されている。その他に、遊技制御部3と統合されていてもよい。仮想マウス制御部42は、好ましくは、図1、2に示されている副表示部2の本体に搭載されている。その他に、仮想マウス制御部42は、両表示部1、2から分離され、ケーブル接続又は無線接続によってそれらにリンクしてもよい。
仮想マウス制御部42は、以下に述べるように、イメージセンサ部41を利用して、マウスパッド領域2Hの上を移動する遊技者の指又は掌を監視し、副表示部2を利用してマウスパッド領域2Hの中で仮想マウス2Gにその指又は掌を追跡させる。仮想マウス制御部42は、まず、イメージセンサ部41から手から反射された光の強度分布を受信し、その受信された分布からその手の位置、大きさ、及び形を解読する。ここで、仮想マウス制御部42は、好ましくは予め、平均的な手のモデルを1以上記憶し、光強度分布から解読された画像がいずれかのモデルに一致するか否かを決定する。もしあるモデルに一致すれば、仮想マウス制御部42は、その画像を手として認識する。仮想マウス制御部42は次に、副表示部2によって仮想マウス2Gを、解読された手の位置に表示させる。特に、仮想マウス制御部42は、解読された手の位置、大きさ、及び形に基づいて、仮想マウス2Gの向き、大きさ、及び形を、例えば拡大縮小及び変形によって調節する。その結果、仮想マウス2Gは、図9Bに示されているように、手の中に収まる。仮想マウス2Gが仮想ボタン2I及び仮想ホイール2Jを含むとき、好ましくは、仮想ボタン2Iはその手の人差し指の下に配置され、仮想ホイール2Jはその手の中指の下に配置される。好ましくは、仮想マウス制御部42は、仮想マウス2Gの向き、大きさ、及び形を自動的に調節する。その他に、仮想マウス制御部42は、仮想マウス2G及び入力画面2Aを利用することにより、遊技者にそれらを手動で調節させてもよい。検出された手の位置が変化するごとに、仮想マウス制御部42は、上記の動作を繰り返す。その結果、仮想マウス2Gは、マウスパッド領域2H内で手を追跡する。更に、仮想マウス制御部42は、仮想マウス2Gの各動きに関する情報を入力部43に送信する。
イメージセンサ部41は、マウスパッド領域2Hの表面から離れた指及び掌を検出できる。従って、全ての指及び掌が一時的に、又は偶然にマウスパッド領域2Hから持ち上げられたときでも、仮想マウス制御部42は仮想マウス2Gの位置を高い信頼性で決定できる。それにより、タッチパネルを利用したユーザの指又は掌の検出に依存する従来の仮想マウスよりも高い安定性で、仮想マウス2Gは指及び掌の動きに反応できる。
仮想マウス制御部42は、好ましくは、仮想マウスの画像を1種類以上記憶し、そのうちの一つを仮想マウス2Gとして実際に使用する。好ましくは、仮想マウスの画像の種類ごとに、大きさ、形、又はデザインが異なる。仮想マウス制御部42は、解読された手の位置、大きさ、及び形に基づいて、適切な種類の仮想マウスの画像を仮想マウス2Gとして選択する。図10Aに示されているように、仮想マウス2Gの初期の大きさが、解読された手の大きさより大きいときは、より小さい仮想マウス2G1が選択される。図10Bに示されているように、仮想マウス2Gの初期の大きさが、解読された手の大きさより小さいときは、より大きい仮想マウス2G2が選択される。図10Cに示されているように、解読された手の形が左手の形であるときは、左手用の仮想マウス2G3が選択される。尚、仮想マウス制御部42は、仮想マウス2G及び入力画面2Aを利用して、遊技者に好みの種類の仮想マウスの画像を自由に選択させてもよい。
仮想マウス制御部42は、イメージセンサ部41を利用して、遊技者の手の指又は掌の特定の動き、すなわち、マウスパッド領域2H上でその指又は掌の姿勢又は形の特定の変化を検出できる。図11A及び図11Bを参照すると、遊技者は、仮想マウス2Gの仮想ボタン2Iをクリックする目的で、その仮想ボタン2Iの上を人差し指FFで叩く。マウスパッド領域2Hでは、その叩く動作によって生じた人差し指FFの姿勢の特定の変化を仮想マウス制御部42がイメージセンサ部41を通して検出する。図11C及び図11Dを参照すると、遊技者は、仮想マウス2Gの仮想ホイール2Jの上で中指MFを、あたかも本物のマウスホイールを回転させるように滑らせる。マウスパッド領域2Hでは、その摺動によって生じた中指MFの姿勢の特定の変化を仮想マウス制御部42がイメージセンサ部41を通して検出する。仮想マウス制御部42は、それらの特定の動きを検出するごとに、入力部43にイベントの発生として通知する。同時に、仮想マウス制御部42は、仮想マウス2Gの形、色、又は明るさを、遊技者が仮想ボタン2Iのクリックや仮想ホイール2Jの回転を容易に認識できるようなパターンで変化させてもよい。
更に、仮想マウス制御部42は、イメージセンサ部41によって検出された、遊技者の手から反射された光の強度分布から、その手の指紋又は静脈のパターンを解読してもよい。検出された遊技者の指紋又は静脈のパターンは、仮想マウス制御部42、又はそれにリンクした他の同様な演算部によって、遊技者の認証に利用される。
入力部43は、好ましくは、CPU、ROM、及びRAMを含むマイクロコンピュータから構成される。入力部43は、好ましくは、仮想マウス制御部42と統合されている。その他に、遊技制御部3と統合されていてもよく、両制御部42、3のいずれからも分離されていてもよい。入力部43は、好ましくは、図1、2に示されている副表示部2の本体に搭載されている。その他に、入力部43は、両表示部1、2から分離され、ケーブル接続又は無線接続によってそれらにリンクしてもよい。
入力部43は、好ましくは副表示部2を制御して、図2に示されているグラフィック要素2B〜2Eを含む、所望のデザインの入力画面42を表示させる。入力部43は更に、仮想マウス制御部42から受け取った情報に従って仮想マウス2Gの動きを監視する。好ましくは、入力部43は、仮想マウス2Gの一部を基準点として同定し、その基準点が移動するごとに、その移動の量及び方向を検出する。入力部43は続いて、その基準点の各移動の量及び方向に応じて、マウスポインタ2Fを、主表示部1には遊技画面1Aの上で移動させ、副表示部2には入力画面2Aの上で移動させる。
一方、入力部43は、好ましくは、遊技制御部41から、図2に示されているボタン1C等、遊技画面1A上のグラフィック要素についての情報を受け取る。入力部43はまた、図2に示されている入力画面42上のグラフィック要素2B〜2Eについての情報も記憶する。その情報は特に、それらのグラフィック要素と、遊技制御部3又は仮想マウス制御部42に入力されるべき命令又はデータとの間の関係を表す。特に入力部43が、仮想マウス制御部42から受信されたイベントから、図11A及び図11Bに示されている仮想ボタン2Iのクリックを解読したとき、入力部43は、遊技画面1A又は入力画面2A上でのグラフィック要素とマウスポインタ2Fとの間の位置関係から、命令又はデータを解読する。入力部43は続いて、その解読された命令又はデータを、遊技制御部3又は仮想マウス制御部42に通知する。それにより、その解読された命令又はデータが遊技制御部3又は仮想マウス制御部42に入力される。特に入力部43が、仮想マウス制御部42から受信されたイベントから、図11C及び図11Dに示されている仮想ホイール2Jの回転を解読したとき、入力部43は、マウスポインタ2Fの位置に応じて、入力画面2Aの一部を自分でスクロールし、又は遊技制御部3に遊技画面1Aの一部をスクロールさせる。
仮想マウス制御部42は、好ましくはマウスパッド領域2Hを入力画面2Aの一部に制限し、マウスパッド領域2Hに重なる仮想マウス2Gのみを表示する。ここで、マウスパッド領域の境界は、図2に示されているマウスパッド領域2Hのように表示されなくても、図4、5に示されている別のマウスパッド領域22Hのように表示されてもよい。図4、5ではマウスパッド領域の境界が明確に表示されているので、以下の説明では、それらの図に示されている要素を参照する。但し、同様な説明は、図1、2に示されている要素についても当てはまる。
図12Aに示されているように、遊技者の指又は掌が、マウスパッド領域22Hの境界を越えてその外側まで移動すれば、仮想マウス制御部42は仮想マウス22Gを、図12Bに示されているように、マウスパッド領域22H内の初期位置(好ましくは、その中心)に戻す。更に好ましくは、仮想マウス制御部42は、図13に示されている以下のステップS21〜S24の順に仮想マウス2Gの動きを制御する。
ステップS21:仮想マウス制御部42は、イメージセンサ部41を利用して、マウスパッド領域22Hの上を移動する遊技者の指又は掌を検出する。
ステップS22:仮想マウス制御部42は、その指又は掌がマウスパッド領域22Hの中に位置するか否かを決定する。ここで、仮想マウス制御部42は、好ましくは、次のいずれかの場合に、指又は掌がマウスパッド領域22Hの中に配置しないと決める:仮想マウス22Gの半分以上がマウスパッド領域22Hの外側に位置する場合;仮想マウス22Gの所定の基準点がマウスパッド領域22Hの外側に位置する場合;イメージセンサ41が指及び掌の検出に失敗した場合。指又は掌がマウスパッド領域22Hの中に位置した場合、処理はステップS23に進み、それ以外の場合、処理はステップS24に進む。
ステップS23:仮想マウス制御部42は副表示部21により、検出された指又は掌の位置に仮想マウス22Gを表示させる。
ステップS24:仮想マウス制御部42は仮想マウス22Gを、マウスパッド領域22H内の初期位置に戻す。この場合、仮想マウス制御部42は、好ましくは、仮想マウス22Gを戻したことを入力部43に通知する。
仮想マウス制御部42はステップS21〜S24を繰り返す。マウスパッド領域を制限して、仮想マウスをマウスパッド領域の外側から内側に自動的に戻すことにより、入力画面2Aに含まれる他のグラフィック要素に仮想マウスが重なることが阻まれるので、仮想マウスの制御が容易になる(図2、4、5参照)。尚、マウスパッド領域の境界の周りに緩衝帯画は位置されてもよい。緩衝帯では、仮想マウス制御部42は仮想マウス2G又は22Gの表示を禁止し、入力部43は他のグラフィック要素2B〜2E及びマウスポインタ2Fの表示を禁止する。
仮想マウス制御部42は、好ましくは、検出された遊技者の手の位置、大きさ、及び形に基づいて、マウスパッド領域2H又は22Hの大きさ、形、及び位置を調節する。例えば、マウスパッド領域の上に比較的大きい手が検出された場合、仮想マウス制御部42はマウスパッド領域を拡大する。その逆の場合も同様である。更に、右手が検出された場合、仮想マウス制御部42は入力画面の右側にマウスパッド領域を配置し、左手が検出された場合、仮想マウス制御部42は入力画面の左側にマウスパッド領域を配置する。その他に、仮想マウス制御部42は、仮想マウス及び入力画面を利用して、遊技者にマウスパッド領域の大きさ、形、及び位置を手動で調節させてもよい。
図12Aに示されているように、仮想マウス22Gがマウスパッド領域22H内を移動する限り、入力部43は、その仮想マウス22Gの各移動の量及び方向に応じて、両表示部21、22にマウスポインタ22Fを遊技画面21A及び入力画面22A上で移動させる。遊技者の指又は掌がマウスパッド領域22Hの境界を越えてその外側に移動すれば、入力部43は、図12Bに示されているように、仮想マウス22Gを初期位置に戻すのにかかわらず、マウスポインタ22Fを最新の位置に留める。更に好ましくは、入力部43はマウスポインタ22Fの移動を、図14に示されている以下のステップS31〜S36の順に制御する。
ステップS31:入力部43は、仮想マウス制御部42から受信された情報から、仮想マウス22Gの基準点の各移動の量及び方向を検出する。
ステップS32:入力部43は、仮想マウス制御部42から受信された情報に従い、仮想マウス22Gが初期位置に戻っているか、確認する。仮想マウス22Gが初期位置に戻っていた場合、処理はステップS33に進み、それ以外の場合、処理はステップS34に進む。
ステップS33:入力部43は、仮想マウス22Gの基準点の各移動の量及び方向に応じて、両表示部21、22にマウスポインタ22Fを遊技画面21A及び入力画面22A上で移動させる。
ステップS34:入力部43はマウスポインタ22Fを最新の位置に留める。
ステップS35:入力部43は、仮想マウス制御部42から、マウスボタンのクリックやマウスホイールの回転等、イベントを受信したか、確認する。イベントが発生していた場合、処理はステップS36に進み、それ以外の場合、処理はステップS31に戻る。
ステップS36:入力部43は、遊技画面21A又は入力画面22A上でのグラフィック要素とマウスポインタ22Fとの間の位置関係から、命令又はデータを解読する。入力部43は更に、解読された命令又はデータを遊技制御部3又は仮想マウス制御部42に通知する。それにより、解読された命令又はデータが各制御部3又は42に入力される。
遊技者がその指又は掌を、仮想マウス22Gの初期位置からマウスパッド領域22Hへと繰り返し移動させるとき、ステップS31〜S35が繰り返される。それにより、遊技者は、マウスポインタ22Fを遊技画面21Aと入力画面22Aとのいずれか又は両方を長距離移動させる目的で、仮想マウス22Gを操作できる。こうして、仮想マウス装置4は遊技者に、ある位置から滑らせ、持ち上げてその位置に戻すという本物のマウスに対する周期的な動作を容易に真似させることができる。特に、従来の仮想マウスよりも素早く、仮想マウス22Gは初期位置に戻ることができる。それ故、仮想マウス装置4は、仮想マウス22Gの操作性を向上させることができる。
イメージセンサ部41が所定時間、マウスパッド領域の上を移動する遊技者の指又は掌を検出できなかったとき、仮想マウス制御部42は、好ましくは、仮想マウスを消去する。この場合、マウスパッド領域の上に置かれた遊技者の手をイメージセンサ部41が検出すれば、仮想マウス制御部42は再び、上記のように、その手の下のマウスパッド領域に仮想マウスを、適切な大きさ・形で再現する。
電力投入時、又は、イメージセンサ部41が所定時間、マウスパッド領域の上に遊技者の指又は掌を検出できなかったとき、仮想マウス装置4は、好ましくは次のいずれかの場合に初期化を実行する:仮想マウス装置4が遊技停止命令又は全クレジットの換金命令を受け、遊技制御部3が全てのクレジットを現金又は金銭データに変換し終えた場合;遊技機に貯められているクレジットがゼロまで減った時点から、現金も金銭データも新たに追加されることなく、所定時間が経過した場合。尚、イメージセンサ部41がマウスパッド領域の上に遊技者の指又は掌を検出できる間は、仮想マウス装置4は初期化を実行しない。たとえ遊技機にクレジットが貯められていなくても、遊技者がその遊技機に滞在している間は、その遊技者が現金又は金銭データをその遊技機に新たに投入する可能性がある。
遊技開始時、好ましくは、遊技制御部3は遊技画面1Aに導入画面を表示し、仮想マウス装置4は入力画面2Aに導入画面を表示する。特に、仮想マウス装置4は図15、16のいずれかに示されている導入画面を表示する。
図15を参照すると、仮想マウス制御部42は、好ましくは副表示部2により、まず、入力画面2Aに選択領域を2以上表示させる。それらのうちの一つがマウスパッド領域2Hとして選択される。選択領域は好ましくは、入力画面2Aの左右の両側に位置する領域2L、2Rを含む。イメージセンサ部41は選択領域2L、2Rごとに、図7に示されているCMOSセンサアレイを含む。遊技制御部3又は仮想マウス制御部42は更に、メッセージ2M等を表示して、遊技者に選択領域2L、2Rの一つを選択するように促す。遊技者が好みの選択領域の上に手を置くとき、イメージセンサ部41がその選択領域内でその手を検出する。図15では、イメージセンサ部41が右側の選択領域2Rの中で遊技者の右手を検出する。そのとき、仮想マウス制御部42はマウスパッド領域2Hを右側の選択領域2Rに割り当て、仮想マウス2Gを適切な大きさ・形でその手の下に再現する。それにより、遊技者は好みの選択領域をマウスパッド領域として選択できる。この場合、仮想マウス制御部42は、好ましくは、選択された選択領域の位置に応じて、仮想マウス2Gの形を調節する。例えば図15の場合、右利きの遊技者の多くは右側の選択領域2Rを選択し、左利きの遊技者の多くはその反対である。従って、右側の選択領域2Rがマウスパッド領域2Hに割り当てられたときは、仮想マウス制御部42はその右側の選択領域2Rに右手用の仮想マウス2Gを再現し、左側の選択領域2Lがマウスパッド領域2Hに割り当てられたときは、仮想マウス制御部42はその左側の選択領域2Lに左手用の仮想マウス2Gを再現する。
図16を参照すると、仮想マウス制御部42は、好ましくは副表示部2により、まず、入力画面2Aに仮想マウスの候補を1以上表示させる。それらのうちの一つが仮想マウス2Gとして選択される。それらの候補は好ましくは、対2G1、2G2及び別の対2G3、2G4等、大きさが異なる。それらの候補は好ましくは形が異なり、特に、対2G1、2G3及び対2G2、2G4等、左手用と右手用との鏡像の対を含む。その他に、それらの候補は、例えば2G1、22Gのように、デザインが異なってもよい。イメージセンサ部41は、各候補2G1〜2G4、22Gが再現された入力画面2Aの各部及びその周辺にCMOSセンサアレイを含む。遊技制御部3又は仮想マウス制御部42は更に、メッセージ2M等を表示して、遊技者に候補2G1〜2G4、22Gの一つを選択するように促す。遊技者が好みの候補の上に手を置くとき、イメージセンサ部41がその候補の上でその手を検出する。図16では、イメージセンサ部41が、右手用の大型候補2G2に重ねられた遊技者の右手を検出する。そのとき、仮想マウス制御部42は、実際に使用されるべき仮想マウス2Gをその候補2G2に割り当て、マウスパッド領域2Hに仮想マウス2Gを、検出された手に適した大きさ・形で再現する。更に、遊技者がマウスパッド領域2Hの上で、検出された手を動かすとき、仮想マウス制御部42は仮想マウス2Gをその手の下に配置する。それにより、遊技者は好みの仮想マウスを選択できる。この場合、仮想マウス制御部42は、好ましくは、選択された候補の初期の位置、大きさ、又は形に応じて、マウスパッド領域2Hの位置、大きさ、又は形を調節する。例えば図16では、右手用の大型候補2G2が仮想マウス2Gに割り当てられたので、比較的大きいマウスパッド領域2Hが入力画面2Aの右側に配置される。
遊技開始時、好ましくは、仮想マウス装置4は、イメージセンサ部41によって捉えられた画像から仮想マウス制御部42が解読した遊技者の手の指紋又は静脈のパターンを利用して、その遊技者の認証を行ってもよい。。
仮想マウス装置4は仮想マウス2G、22Gに、遊技者の手の代わりに、カードや携帯電話等の物体の表面に印刷され、又は表示されたバーコードやマトリックスコード(すなわち、2次元バーコード)を追跡させてもよい。
用語の一般的な解釈
本発明の範囲を理解するに当たり、この明細書で装置の構成要素、区画、又は部分の説明に用いられている「構成された」という用語は、所望の機能を実現するために構成され、及び/又はプログラムされた、ハードウェア、ソフトウェア、又はその両方を含む。本発明の範囲を理解するに当たり、この明細書で用いられている「有する」という用語及びその派生語は非制限的な用語であり、記載された特徴、要素、成分、グループ、数、及び/又は、ステップの存在を特定する一方、記載されていない他の特徴、要素、成分、グループ、数、及び/又はステップの存在を排除しないことを意図している。上述のことは、「含む」、「持つ」、及びそれらの派生語など、同様な意味を持つ語句にも当てはまる。また、「部」、「区画」、「部分」、「部材」、又は「要素」という用語は、単数形で使用されていても、単一の部分又は複数の部分という二重の意味を持ち得る。最後に、この明細書で用いられている、「実質的に」、「約」、及び「およそ」などの程度を示す用語は、それらで修飾された用語について、最終的な結果が重大には変化しない程度の誤差を意味する。例えば、もしそれらの用語で修飾された語句の意味が否定されなければ、それらの用語がその修飾された用語の少なくとも±5%の誤差を含むものとして解釈されてもよい。
本発明の例示を目的として、限られた実施形態のみを選択したが、添付の請求の範囲で定義された本発明の範囲を逸脱することなく、この明細書の内容に様々な変更及び修正を加えられることは、当業者にはこの開示内容から明白であろう。更に、本発明による実施形態に関する上記の説明は例示のみを目的とするものであり、添付の請求の範囲、及びそれに均等な範囲によって定められた本発明の限定を目的とするものではない。
この出願の元の開示内容の一部を形成する添付の図面は以下のとおりである、
本発明の一つの実施形態による遊技機の側面図
図1に示されている遊技機の正面図
図2に示されている遊技機の画面内のマウスパッド領域に置かれた手の平面図
図3Aに示されているマウスパッド領域に置かれた手の側面図
本発明の別の実施形態による遊技機の斜視図
図4に示されている遊技機の副表示部に再現された入力画面の平面図
図2に示されている遊技機のブロック図
図2に示されている遊技機のイメージセンサ部の回路図
図2に示されている遊技機の副表示部の回路図
図7に示されているイメージセンサ部によって検出された手の模式図
図2に示されている遊技機のマウスパッド領域に再現された仮想マウスの平面図
図6に示されている仮想マウス制御部によって大きさ及び形が調節された仮想マウスの模式図
図6に示されている仮想マウス制御部によって大きさ及び形が調節された仮想マウスの模式図
図6に示されている仮想マウス制御部によって大きさ及び形が調節された仮想マウスの模式図
図7に示されているイメージセンサ部によって検出された指の特定の動きの模式図
図7に示されているイメージセンサ部によって検出された指の特定の動きの模式図
図7に示されているイメージセンサ部によって検出された指の特定の動きの模式図
図7に示されているイメージセンサ部によって検出された指の特定の動きの模式図
図6に示されている仮想マウス制御部による仮想マウスの制御を示す、マウスパッド領域の平面図
図6に示されている仮想マウス制御部による仮想マウスの制御を示す、マウスパッド領域の平面図
図6に示されている仮想マウス制御部による仮想マウスの制御のフローチャート
図6に示されている入力部の機能のフローチャート
図2に示されている副表示部に再現された照会画面の模式図
図2に示されている副表示部に再現された別の照会画面の模式図
Claims (13)
- 1以上の画像を画面に表示する表示部、
前記画面の特定領域の上を移動するユーザの指又は掌を検出するイメージセンサ部、
前記イメージセンサ部を利用して、前記特定領域の上を移動するユーザの指又は掌を監視し、前記表示部を利用して、前記特定領域の中で仮想マウスを前記指又は前記掌に追従させ、前記指又は前記掌が前記特定領域から外れれば、前記仮想マウスを前記特定領域の中の初期位置に戻す仮想マウス制御部、並びに、
前記仮想マウスの動きを監視し、前記仮想マウスの移動の量及び方向に応じて、前記表示部にポインタ又はカーソルの画像を前記画面の上で移動させる入力部、
を有する装置。 - 前記入力部は、前記画像と前記ポインタ又は前記カーソルとの、前記画面の上での位置関係から、命令又はデータを解読する、請求項1に記載の装置。
- 前記表示部と前記イメージセンサ部とは、一枚のパネルに一体化されている、請求項1に記載の装置。
- 前記表示部は、2以上の異なる画面を有し、前記特定領域は、それらの画面の一つに設置され、前記入力部は、前記表示部に前記ポインタ又は前記カーソルを、それらの画面の1以上で移動させる、請求項1に記載の装置。
- 前記仮想マウスは、仮想ボタン又は仮想ホイールを含み、
前記仮想マウス制御部は、前記イメージセンサ部を利用して、前記ユーザの指の特定の動きを検出し、
前記入力部は、前記指の特定の動きから、前記仮想ボタンのクリック、又は、前記仮想ホイールの回転を解読する、
請求項1に記載の装置。 - 前記仮想マウスは、仮想ボタンを含み、
前記仮想マウス制御部は、前記表示部に、前記特定領域の上を移動する前記ユーザの人差し指の下に前記仮想ボタンを配置させる、
請求項1に記載の装置。 - 前記仮想マウス制御部は、前記イメージセンサ部によって検出された前記ユーザの指又は掌から手の大きさ又は形を決定し、前記手の大きさ又は形に応じて、前記仮想マウスの大きさ又は形を調節する、請求項1に記載の装置。
- 前記仮想マウス制御部は、前記手の大きさ又は形に応じて、前記画面の上で前記特定領域の大きさ、形、又は位置を調節する、請求項7に記載の装置。
- 前記イメージセンサ部は、前記画面の1以上の選択領域の上を移動するユーザの指又は掌を検出し、
前記仮想マウス制御部は、前記表示部によって前記画面に、初期状態では前記選択領域を表示させ、前記選択領域の一つで前記イメージセンサ部がユーザの指又は掌を検出したとき、前記仮想マウス制御部は、前記イメージセンサ部が前記ユーザの指又は掌を検出した選択領域に、前記特定領域を割り当てる、
請求項1に記載の装置。 - 前記仮想マウス制御部は、前記特定領域が割り当てられた選択領域の位置に応じて、前記仮想マウスの形を調節する、請求項1に記載の装置。
- 前記仮想マウス制御部は、前記表示部によって前記画面に、初期状態では1以上の仮想マウスの候補を表示させ、前記候補の一つが表示された領域で前記イメージセンサ部がユーザの指又は掌を検出したとき、前記仮想マウス制御部は、前記イメージセンサ部が前記ユーザの指又は掌を検出した領域に表示された候補を、実際に使用されるべき仮想マウスとして割り当てる、請求項1に記載の装置。
- 前記仮想マウス制御部は、実際に使用されるべき仮想マウスとして割り当てられた候補の初期位置、大きさ、又は形に応じて、前記特定領域の位置、大きさ、又は形を調節する、請求項11に記載の装置。
- 遊技画面を表示する第1表示部、
入力画面を表示する第2表示部、
前記入力画面の特定領域の上を移動するユーザの指又は掌を検出するイメージセンサ部、
前記イメージセンサ部を利用して、前記特定領域の上を移動するユーザの指又は掌を監視し、前記第2表示部を利用して、前記特定領域の中で仮想マウスを前記指又は前記掌に追従させ、前記指又は前記掌が前記特定領域から外れれば、前記仮想マウスを前記特定領域の中の初期位置に戻す仮想マウス制御部、
前記仮想マウスの動きを監視し、前記仮想マウスの移動の量及び方向に応じて、前記第1表示部と前記第2表示部とのいずれか又は両方にポインタ又はカーソルの画像を、前記遊技画面と前記入力画面とのいずれか又は両方の上で移動させ、画像と前記ポインタ又は前記カーソルとの、前記遊技画面又は前記入力画面の上での位置関係から、命令又はデータを解読する入力部、及び、
遊技プログラムを実行して、前記入力部が解読した命令又はデータに応じて、遊技機能を制御する遊技制御部、
を有する遊技機。
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