JP2009067594A - 用紙積載装置および用紙積載方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 搬送されてくる用紙を積載する用紙積載装置において、用紙の後処理の遅延の影響を極力小さくするとともに、適切に用紙束を整合する。
【解決手段】 1枚ずつ搬送されてくる用紙を蓄積手段によって立位で支持し、蓄積手段へ用紙が蓄積される毎に、第1の回数ずつ、整合部材を往復させて、この所定の位置で用紙の幅方向における用紙の端縁を叩いて整合させ、蓄積手段へ搬送される用紙の最終シートの所定のシート数前からは、第1の回数よりも多い第2の回数ずつ整合部材を往復させる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、搬送されてくる用紙を積載する用紙積載装置、および用紙積載方法に関する。
綴じ、折りなどの処理を行なう用紙後処理装置が特許文献1に開示されている。
その装置は、シートを載置するトレイと、整合棒を有し、トレイにシートが載置される毎に整合棒を1往復動させて、シートの横整合を行なう。シート高さ検出センサが所定の高さを検出した場合、その検出結果に基づいて、検出時のみ整合棒の往復動を複数回としたり、検出以降の整合棒の往復動を2回としたりする等の整合回数を可変する。
特開平10−226458号公報
しかしながら、上記装置では、用紙束の総シート数が少ない場合には、最終シートが積載された後における整合回数は1回となる。すなわち、最終シートのみは整合が1回しか行なわれないため適切に整合されない。
また、用紙束の総シート数が多い場合には、検出センサによる高さ検出以降、無駄に整合回数を増やすことになり、整合の時間が増加するという問題がある。
従って、本発明は、用紙の後処理の遅延の影響を極力小さくするとともに、適切に用紙束を整合することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の用紙積載装置は、1枚ずつ搬送されてくる用紙を立位で支持する蓄積手段と、用紙の搬送方向に対して交差する用紙の幅方向に沿って待機位置と所定の位置との間を往復し、この所定の位置で用紙の幅方向における用紙の端縁に当接して整合する整合手段と、前記蓄積手段へ用紙が蓄積される毎に、第1の回数ずつ前記整合手段を往復させ、且つ、前記蓄積手段へ搬送される用紙の最終シートの所定のシート数前からは、前記第1の回数よりも多い第2の回数ずつ前記整合手段を往復させる制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、用紙の後処理の遅延の影響を極力小さくするとともに、適切に用紙束を整合する用紙積載装置および用紙積載方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、画像形成装置の概略構成図である。
画像形成装置1は、読み取り対象の画像を読み取る画像読取部2と画像を形成する画像形成部3を備える。また、画像形成装置1は、タッチパネル式の表示部6と各種の操作キー7とを有する操作パネル5を備える。
操作パネル5の操作キー7は、例えば、テンキー、リセットキー、ストップキー、スタートキー等を有する。また、表示部6では、例えば、用紙サイズやコピー枚数、印刷濃度設定、綴じ・折り等の各種指示が入力される。
画像読取部2は、原稿載置台8、キャリッジ9、露光ランプ10、反射ミラー11、反射光を収束する結像レンズ12、反射光を取り込んで電気信号へ換える光電変換素子であるCCD13(Charge Coupled Device)を備える。また、原稿載置台8の上方には、読取位置へ原稿を搬送する自動原稿送り装置30がある。
画像形成部3は、転写体としての中間転写ベルト14と、中間転写ベルト14に沿って並んで配置されるイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーに対応する4つのプロセスユニット16Y、16M、16C、16Kを備える。
プロセスユニット16Kは像担持体としての感光体18K、感光体18K上に静電潜像を形成するレーザーユニット20K、感光体18Kの周囲に順次に配役された帯電装置22K、現像装置24K、中間転写ベルト14を挟んで感光体ドラム8Kと対向する一次転写装置26K、クリーナ27K、除電ランプ28Kを備える。プロセスユニット16Y、16M、16Cも上記プロセスユニット16Kと同様の構成である。以下、ブラック(K)のプロセスユニット16Kを参照に説明する。
まず、原稿が原稿載置台8の読取位置に載置される、もしくは自動原稿送り装置30が原稿を読取位置へ搬送する。続いて、キャリッジ9が支持する露光ランプ10が原稿載置台8の下方から原稿へ光を当てる。原稿からの反射光を反射ミラー11が結像レンズ12へ誘導する。結像レンズ12が原稿からの反射光の像をCCD13へ投影する。CCD13は反射光を取り込み、原稿の画像情報をアナログ信号で出力する。CCD13が送信した電気信号は、デジタル信号に変換される。レーザーユニット20Kが画像処理画施されたデジタル信号を受信する。
画像形成部3において画像形成が始まると、帯電装置22Kは回転する感光体18Kの外周面を帯電する。帯電装置22Kによって軸方向に均一の電位に帯電された感光体18Kの外周面に、静電潜像を形成するために、画像処理が施されたデジタル信号に従ってレーザーユニット20Kがレーザービームを照射する。現像装置24Kが感光体18Kの外周面にブラックの現像剤(例えばトナー)を供給し、静電潜像をトナー(K)像に現像する。一次転写装置26Kは、トナー(K)像を静電的に中間転写ベルト14へ転写する。
転写されずに感光体18K上に残ったトナーを、一次転写装置26Kよりも感光体18Kの回転方向の下流に位置のクリーナ27Kが除去する。感光体18Kの外周面の残留電荷は、クリーナ27よりも感光体18Kの回転方向の下流で除電ランプ28Kが除去する。カラー画像形成では、以上の動作をプロセスユニット16Y、16M、16Cが同様に行なう。
中間転写ベルト14に転写されたトナー像は、搬送路34を通って給紙装置32より搬送される用紙へ、二次転写装置36が静電的に転写する。定着装置38は、トナー像を用紙に定着する。トナー像が定着された用紙は、搬送ローラ40へ搬送される。
両面印刷をするには、搬送ローラ40が逆回転し、用紙を搬送路42へ搬送する。搬送路42へ搬送された用紙の反対側の面に、二次転写装置36がトナー像を転写する。定着装置38がこのトナー像を用紙へ定着する。
トナー画像が定着された用紙を、搬送ローラ40が用紙後処理装置4へ排出する。なお、ここでいう用紙とは、例えば、普通紙、厚紙、薄紙、光沢紙またはOHPシートなどをいう。また、画像形成部3は、上記方式以外にもインクジェット方式でもよい。
次に、用紙後処理装置4について説明する。図2は、用紙後処理装置の概略図である。
用紙後処理装置4は、画像形成装置1から排出される用紙を、操作パネル5からの入力指示やPCからの指示に従って処理する。用紙後処理装置4は、例えば、用紙束をソートしたり用紙束の端部を綴じたりする端部綴じ処理部50と、用紙束を折ったり綴じたりする折処理部60を備える。なお、端部綴じ処理部50は、例えば、特開2007−76862号公報に記載された後処理装置でもよい。
折処理部60は、搬送ローラ63と、搬出ローラ64と、搬出ローラセンサ65と、補助部材70と、積載部80と、を備える。搬送ローラ63は、用紙を積載部へ向けて搬送する。搬出ローラセンサ65は、積載部80へ用紙を搬出する。搬出ローラセンサ65は、搬送されてきた用紙を検知する。補助部材70は、用紙の積載を補助する。積載部80は、用紙を一時的に立位で積載する。
積載部80は、スタックトレイ82と、スタック部90と、横整合部材100と、ステイプラ110と、折り機構120とを備える。スタックトレイ82は用紙の面を支持する。スタック部90は、用紙の搬送方向の後端を受け止める。横整合部材100は用紙束の横整合を行なう。ステイプラ110は、整合された用紙束を綴じる。折り機構120は綴じられた用紙束を折る。
折処理部60は、積載部80の用紙搬送方向下流に、後処理された用紙束を積載するための用紙束積載トレイ500を有する。
まず、用紙後処理の流れを簡単に説明する。
入口ローラ61は、画像形成装置1の搬送ローラ40から送られた用紙を用紙後処理装置4内へ搬入する。分岐部材62は、折りや綴じが指示されたら、入口ローラ61によって搬入された用紙を折処理部60へ案内する。この用紙を搬送ローラ63が搬送し、搬出ローラ64が積載部80へ搬出する。
積載部80では、スタック部90が搬出された用紙の搬送方向の先端を受け止め、スタックトレイ82が用紙の下面を支持する。スタック部90は、立位で積載される用紙の下端を支持するとともに、搬送方向の用紙の端部(下端)の位置を整合する。以下、積載部80においては用紙の搬送方向後端を用紙の下端、反対に用紙の搬送方向先端を用紙の上端とする。
用紙が積載部80へ排出されると、補助部材70は用紙から離間した姿勢から回動して用紙に当接する。補助部材70は、用紙の下端がスタック部90へ突き当たるよう促す。
積載部80に積載された用紙は、用紙の搬送方向に交差する方向である用紙の幅方向にも整合される。用紙の幅方向の整合を以下、横整合と呼ぶ。横整合を行なう構成については後述する。
スタック部90は、スタックトレイ82に沿って上下に移動して、ステイプラ110が綴じる用紙の位置や、折り機構120が折る用紙の位置を調整する。本実施の形態では、一例として、用紙を綴じる部分、あるいは折る部分を用紙の搬送方向の中央部分として説明する。
スタック部90が一連の用紙を受け止めて、用紙束ができると、スタック部90は、用紙の綴じられる位置が、ステイプラ110が綴じる位置にくるよう移動する。
ステイプラ110は、用紙の幅方向に複数(例えば、2つ)並んで配置される。ステイプラ110は、ステイプラヘッド112とアンビル114を有する。スタック部90が用紙の綴じられる位置をステイプラ110が綴じる位置で停止させると、ステイプラヘッド112とアンビル114とが用紙束を綴じる。なお、スタック部90は、用紙を受け止めるために用紙の中央部分がステイプラ110の綴じ位置にくる位置で待機するとしてもよい。
ステイプラ110が用紙束を綴じると、スタック部90は、用紙の綴じられた位置が、折り機構120が折る位置に来るように移動する。スタック部90が停止すると、折り機構120が折りを開始する。
折り機構120は、折プレート122と折ローラ対124を有する。折プレート122は、用紙の搬送の妨げとならない位置で待機する。折プレート122は、用紙を折るために、折ローラ対124に向かって移動する。折プレート122は、用紙を突いて折ローラ対124のニップ部へ向けて押す。折ローラ対124は、折プレート122に押された用紙を挟圧搬送して折る。
排出ローラ126は、折り機構120によって折られた用紙束を用紙束積載トレイ500へ排出する。
次に、画像形成装置および用紙後処理装置の制御系について簡単に説明する。図3は画像形成装置および用紙後処理装置の制御系の概略ブロック図である。
画像形成装置1は、主制御部300を有する。主制御部300は、画像読取部2、画像形成部3、操作パネル5、および用紙後処理装置4の制御部310を制御する。主制御部300はさらに、画像データを補正したり圧縮したり伸張する。主制御部300はさらに、圧縮された画像データや印刷データ等を記憶する。主制御部300はさらに、画像形成装置1の外部にあるPC(Personal Computer)320と通信する。
用紙後処理装置4の制御部310は、主制御部300からの指示に基づき、入口ローラ61や分岐部材62、搬送ローラ63、補助部材70やスタック部90、ステイプラ110、折り機構120、横整合部材100の動作を制御する。
図4は、スタック部90を説明するための概略図である。図5は、横整合部材100を説明するための概略図であり、図4の矢印A方向から見た図である。
図4に示すように、スタック部90は、スタッカ91と、スタックユニット92と、駆動部95とを有する。スタッカ91は用紙の下端を受け止める。スタックユニット92はスタッカ91を支持する。駆動部95はスタックユニット92を上下に動かす。駆動部95は、レール96、プーリ97、ベルト98およびモータM1を有する。レール96はスタックユニット92を用紙の搬送方向にそって上下に案内する。ベルト98はプーリ97に巻架される。ベルト98はスタックユニット92に繋がっている。モータM1はプーリ97を介してベルト98を回す。ベルト98はスタックユニット92を移動させる。モータM1はステッピングモータであってもよい。
第1の検知手段93は、スタッカ91の位置を検知する。第1の検知手段93は、例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータ等でもよい。本実施の形態では、第1の検知手段93は、スタックユニット92のホームポジション(以下、第1のHP)を検知する。スタッカ91の上下の移動は、第1のHPを基準に、駆動するためにモータM1に与えるパルス数によって制御される。一例として、本実施の形態では、スタッカ91は、受け止めた用紙の上下方向における中央部分が綴じ位置にくる位置(スタッカ91の待機位置)で、搬送される用紙を待つ。スタッカ91は、用紙の下端がスタッカ91に到達したことを検知する用紙下端検知手段99を有する。用紙下端検知手段99は、例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータでよい。
補助部材70は、シャフト71と、アーム72と、アシストローラ73とを有する。シャフト71はアーム72を支持する。アーム72は先端にアシストローラ73を回転可能に支持する。補助部材70は、シャフト71を支店に回動する。例えば、ソレノイドSがシャフト71を回動させる。本実施の形態では、ソレノイドSが補助部材70を回動させる。アシストローラ73は、積載部80へ排出される用紙へ当接する。アシストローラ73は、用紙の下端がスタック部90へ突き当たるよう回転する。
図5に示すように、積載部80は、スタック部90の上方に横整合部材100を有する。横整合部材100は、整合部材102aおよび102bと、横架部材104aおよび104bと、ピニオン歯車106と、モータM2とを有する。
整合部材102aおよび102bは、互いに平行に対向し、スタック部90に積載された用紙の幅方向の端部(横端)を整合する。
横架部材104aおよび104bはそれぞれ整合部材102aおよび102bに接続する。横架部材104aおよび104bは互いに平行に対向する。横架部材104aおよび104bは、対向面にそれぞれラックを有する。ピニオン歯車は、横架部材104aおよび104bそれぞれのラックと同時に噛合する。モータM2は、ギア107を介してピニオン歯車106を回す。ピニオン歯車106は、横架部材104aおよび104bを用紙の幅方向へ互いに逆向きにスライドさせるように回転する。モータM2は、例えばステッピングモータでもよい。整合部材102aおよび102bの用紙の幅方向の位置は、第2の検知手段108が検知する。第2の検知手段108は、例えばマイクロセンサやマイクロアクチュエータ等でよい。本実施の形態では、第2の検知手段108は、整合部材102a、102bの幅方向に開いた状態(ホームポジション、以下、第2のHP)にあることを検知する。整合部材102aおよび102bの位置は、第2のHPを基準に、駆動するためにモータM2に与えるパルス数によって制御される。積載部80では、操作パネル5あるいはPC320から綴処理の指示がされた場合、横整合部材100が用紙の幅方向の整合をすると、ステイプラ110の中綴ステイプラ112とアンビル114が用紙束を綴じる。操作パネル5あるいはPC320から綴じる指示が入力されたら、横整合部材100が横整合したあと、ステイプラ110のステイプラヘッド112とアンビル114が用紙束を綴じる。
次に、横整合部材100の動作を図6(a)〜(b)を用いて説明する。図6(a)は、整合部材102aおよび102bが第1の位置にある状態を示す。整合部材102aと102bとの間隔の中央と搬送される用紙P1の幅方向中央とが一致した状態で、用紙が搬送されるのが理想的な搬送姿勢である。整合部材102aおよび102bはそれぞれ、理想的な搬送姿勢で搬送される用紙P1の横端から第1の距離離れた第1の位置で待機する。第1の距離は、例えば15mmでもよい。第1の位置は、モータM2に所定数のパルスを与えて回転させることで整合部材102aと102bが第2のHPから移動した位置としてもよい。
整合部材102a、102bは、搬送される用紙P1の横端に近づくよう図6(b)の矢印Bが指す方向に移動し、用紙P1を横整合する。整合部材102aおよび102bは、例えば、用紙P1の下端が整合部材102aと整合部材102bとの間に到達してから用紙P1の横端に近づくよう移動する。整合部材102a、102bは、横整合のために、例えば、整合部材102aと102bとの間の距離が用紙の幅方向の長さ(第2の距離)と等しくなる第2の位置まで移動する。
横整合のあと、図6(c)の矢印Cのように、整合部材102a、102bは、用紙の横端から第3の距離離れた第3の位置へ移動する。整合部材102aおよび102bは、第3の位置で後続の用紙P2を待ち受ける。第3の距離は第1の距離よりも短くてもよい。第3の距離は、例えば3mmでもよい。
整合部材102a、102bは、搬送される用紙P2の横端に近づくよう図6(d)の矢印Dが指す方向に移動し、用紙P1と用紙P2とを含む用紙束を横整合する。整合部材102aおよび102bは、例えば、用紙P2の下端が整合部材102aと整合部材102bとの間に到達してから用紙P2の横端に近づくよう移動する。整合部材102aおよび102bは、横整合のために、例えば第2の位置まで移動する。横整合部材100は、用紙が搬送される毎に上記動作を繰り返し、用紙P1、P2およびその後続の用紙を含む用紙束を横整合する。
〔横整合動作の実施の形態〕
図7および図8を用いて横整合部材100の動作を説明する。図7は、横整合部材100の動作のフローチャート、図8は、図7のフローチャートに対応する各部材のタイミングチャートである。
操作キー7において用紙束の部数や綴じ・折り等の指示が入力されスタートキーが押されることによって、画像形成装置1の主制御部300が制御部310に、701において、モータM1、M2の駆動を開始させる。
702において、スタッカ91は、スタッカ91の待機位置へ移動する。整合部材102aおよび102bは、第1の位置へ移動する。もしスタッカ91が既にスタッカ91の待機位置にあるのであれば、701でモータM1は動かず、スタッカ91は移動せず用紙を待つ。もし既に整合部材102aおよび102bが第1の位置にあるのであれば、701でモータM2は動かず、整合部材102aおよび102bは移動せず用紙を待つ。
703において、搬出ローラセンサ65は、搬送ローラ63によって搬送される用紙の先端を検知すると、出力をローレベルからハイレベルに立ち上げる。続いて、搬出ローラセンサ65は、用紙の後端を検知すると、704において、出力をハイレベルからローレベルに立ち下げる。
705において、制御部310は搬出ローラセンサ65の出力が立ち下がってから所定時間経過した後に、706において補助部材70が用紙に当接する。この所定時間は、アシストローラ73が搬送された用紙へ当接するよう予め設定されてもよい。制御部310が、搬出ローラセンサ65の出力が立ち下がってからの搬送ローラ63の駆動モータに予め設定された数のパルスを与えた後に補助部材70を用紙に当接させるのでもよい。
707において、補助部材70が用紙に当接してから所定時間経過するのを待つ。この所定時間は、補助部材70が用紙に当接してから搬送ローラ63の駆動モータに所定数のパルスを与えるまでとしてもよい。
720において、制御部310は、値Mが用紙束に含まれる用紙の総枚数Nより小さいか否かを判断する。値Mは、所定の枚数として設定された基準値(閾値)であり、2以上の整数である。値Mが用紙束に含まれる用紙の総枚数Nより小さければ(720のYes)、725において変数mに値qを代入する。値qは、値M以下の整数である。値qは、例えば、値Mの半分や値Mの1/3などとして、値Mに基づいて計算してもよい。値Mが用紙束に含まれる用紙の総枚数Nより小さくなければ(720のNo)、730において変数mに値rを代入する。値rは、値qよりも小さい整数である。
708において、制御部310は、その用紙が、用紙束の最終枚目からm枚以上前のシートか否かを判断する。その用紙が用紙束の最終枚目からm枚以上前のシートであれば(708のYes)、709において変数iに値jを代入する。値jは、1以上の整数である。一方、その用紙が用紙束の最終枚目からm枚以上前のシートでなければ(708のNo)、710において変数iに値kを代入する。値kは、jより大きい2以上の整数である。値kは、予め設定されたものとしてもよい。値kは、ユーザーが設定してもよい。
値Mと値rと値qとは、それぞれ予め設定されたものとしてもよい。値Mと値rと値qとは、ユーザーが設定してもよい。
例えば、値Mが0ならば、制御部310は動作730を行なわない。値M以下であるので、値qは0である。708において制御部310は、その用紙が、用紙束の最終枚目から0枚以上前のシート(すなわち最終枚目のシート)か否かを判断する。
例えば、値Mが2、値qが2、値rが0であれば、用紙束に含まれる用紙の総枚数Nが2以下である(N=2,1)場合に、725において変数mに値rとしての値0を代入する。708において制御部310は、その用紙が、用紙束の最終枚目から0枚以上前のシート(すなわち最終枚目のシート)か否かを判断する。用紙束に含まれる用紙の総枚数Nが2以下でない(N=3,4,5,・・・)場合に、730において変数mに値qとしての値2を代入する。708において制御部310は、その用紙が、用紙束の最終枚目から2枚以上前のシートか否かを判断する。用紙束に含まれる用紙の総枚数Nが3であれば、3枚の用紙それぞれがスタッカ91に載る度にk回横整合する。用紙束に含まれる用紙の総枚数Nが4であれば、1枚目の用紙がスタッカ91に載ったときにj回横整合し、残りの3枚の用紙それぞれがスタッカ91に載る度にk回横整合する。
711において、整合部材102は用紙を横整合するために第1の位置から第2の位置へ移動し始める。すなわち、モータM2にパルスを与え始める。
712において、制御部310は、補助部材70を用紙に当接させているか否かを確認する。制御部310は、補助部材70を用紙に当接させているならば713において、711でモータM2にパルスを与え始めてから所定時間経過した後に補助部材70を用紙から離す。本実施の形態では、711において整合部材102が移動し始めてから第2の位置に到着するまでの間に補助部材70を用紙から離すのでもよい。補助部材70が用紙から離間しているうちに、整合部材102が横整合を行なう。つまり、この所定時間は整合部材102が移動し始めてから第2の位置に到着するまでの時間より短くてよい。なお、整合部材102の第2の位置への到着と補助部材70の用紙からの離間とが同時であってもよい。整合部材102の第2の位置への到着よりも、補助部材70の用紙からの離間が遅くともよい。
制御部310は、横整合のあと、714において、整合部材102を第2の位置から第3の位置へ移動させ始める。
715において、制御部310は変数iから1を引く。716において、変数iが0であるか否かを確認する。変数iが0でないならば(716のNo)、横整合を再び行なうために711へ戻る。
変数iが0であれば(716のYes)、制御部310は、717において、後続の用紙が、用紙束の最終枚目のシートであるか否かを判断する。717において、後続の用紙が用紙束の最終枚目のシートでなければ(717のNo)、703へ戻る。整合部材102は第3の位置で停止する。一方、717において、後続の用紙が用紙束の最終枚目のシートであれば(717のYes)、718において、ステイプラ110が用紙束を綴じ、折り機構120が用紙束を折る。この用紙束は用紙束積載トレイ500へ排出される。
綴じと折りのあと、719において、制御部310は、スタートキーが押される前に操作キー7において入力された部数の用紙束を折ったか否かを確認する。制御部310が入力された部数の用紙束を全て折ったと判断したら(719のNo)、702へ戻る。整合部材102は第3の位置で停止せず、702でさらに第1の位置へ移動する。
一方、制御部310が入力された部数の用紙束を全て折ったと判断したら(719のYes)、制御部310は、積載部80での動作を終了する。入力された部数の用紙束を折ったか否かの判断は、綴じと折りの後に限定されるものではなく、操作キー7においてスタートキーが押されてから、最終束への綴じ、折りが完了するまでの間に行なうこととしてもよい。
なお、各部の動作のトリガーは搬出ローラセンサ65の出力の立ち下がりに限らない。例えば、搬出ローラセンサ65の出力の立ち上がりがトリガーであってもよい。補助部材70を用紙に当接や離間がトリガーであってもよい。用紙下端検知手段99の出力がトリガーであってもよい。制御部310がトリガーを生成するために時間を計時するタイマーを有してもよい。各部の動作の開始とトリガーとの時間的関係は、用紙サイズ毎に、計算や実験等によって予め設定し、制御部310の記憶部へ保管しておけばよい。
スタッカ91の待機位置は、画像形成装置1より指定された用紙サイズ毎に異なる。したがって、706から713まで補助部材70を用紙に当接させてから離すまでの時間は、用紙サイズに合わせてそれぞれ設定されてもよい。
1枚目の用紙を積載部80へ搬出するならば、図7の704において搬出ローラセンサ65が用紙の後端を検知した後、搬送速度を減速してもよい。例えば、用紙束の1枚目の用紙は、用紙がまだ置かれていないスタックトレイ82へ搬出される。スタックトレイ82と用紙との摩擦は小さい。1枚目の用紙の搬送速度を減速すれば、搬出ローラ64から搬出された用紙がスタックトレイ82の上方へ飛びすぎるのを防ぐことができる。2枚目以降は、スタックトレイ82上に用紙が置かれていて、用紙と用紙の摩擦は大きいので、搬送速度を減速しなくてよい。
横整合の回数は、シート数が増えるにつれて増加してもよい。例えば、最終シートより2枚前のシートがスタッカ91に載ったときは2回横整合し、最終シートがスタッカ91に載ったときは3回横整合してもよい。
このように、最終枚目のシートが積載された状態で横整合を複数回することにより、全てのシートが必ず複数回、横整合される。最終枚目のシートの横整合が終了した後は、綴じと折りが行なわれる。たとえ、最終枚目のシートに複数回の横整合を行なったとしても、画像形成装置1に用紙の排出を待たせる必要がない。例えば、最終枚目のシートが積載された状態においてのみ横整合を2回行なうことにより、遅延の影響を極力小さくするとともに、適切に用紙束を整合することができる。
最終枚目のシート以外のシートがスタッカ91に載ったとき複数回横整合してもよい。スタッカ91に積載された最終シートへの横整合の回数(第2の回数)を、最終シートよりも前にスタッカ91に積載されたシートに行なう横整合の回数(第1の回数)よりも多くすればよい。
横整合の回数によって第2の位置を変化させてもよい。例えば、k=3として711から716を実行するならば、i=3のとき第2の位置で整合部材102aと整合部材102bとの間の距離を第2の距離とし、i=2のとき第2の位置で整合部材102aと整合部材102bとの間の距離を第2の距離より広く第3の距離より狭い第4の距離とし、i=1のとき第2の位置で整合部材102aと整合部材102bとの間の距離を第2の距離より狭い第5の距離としてもよい。
例えば、k=3として711から716を実行するならば、i=3のとき第2の位置で整合部材102aと整合部材102bとの間の距離を第4の距離とし、i=2のとき第2の位置で整合部材102aと整合部材102bとの間の距離を第5の距離とし、i=1のとき第2の位置で整合部材102aと整合部材102bとの間の距離を第2の距離としてもよい。
〔横整合動作の変形例〕
708において制御部310は、その用紙が、用紙束の最終枚目から数えてm枚目以下のシートか否かを判断するようにし、値Mと値qを1以上としてもよい。あるいは値Mを2以上としてもよい。
例えば、値Mが2、値qが2、値rが0であれば、用紙束に含まれる用紙の総枚数Nが2以下である(N=2,1)場合に、725において変数mに値rとしての値0を代入する。708において制御部310は、その用紙が、用紙束の最終枚目から数えて0枚目以下のシートか否かを判断する。用紙束の最終枚目から数えて0枚目以下のシートとはすなわち最終枚目より後のシートであるから、708において制御部310は何枚目であっても否と判断する。用紙束に含まれる用紙の総枚数Nが2以下でない(N=3,4,5,・・・)場合に、730において変数mに値qとしての値2を代入する。708において制御部310は、その用紙が、用紙束の最終枚目から数えて2枚目以下のシートか否かを判断する。用紙束に含まれる用紙の総枚数Nが3であれば、1枚目の用紙がスタッカ91に載ったときにj回横整合し、残りの2枚の用紙それぞれがスタッカ91に載る度にk回横整合する。用紙束に含まれる用紙の総枚数Nが4であれば、1枚目の用紙がスタッカ91に載ったときと2枚目の用紙がスタッカ91に載ったときとにそれぞれj回横整合し、残りの2枚の用紙それぞれがスタッカ91に載る度にk回横整合する。
用紙束が含むシートの数が少なくて用紙束が整いやすい場合に、値mが用紙束の総枚数より大きければ、横整合の時間の節約になる。
〔補助部材および押さえ部材の実施の形態1〕
補助部材70および押さえ部材130について説明する。図9は補助部材70および押さえ部材130の断面図である。図10は、補助部材70および押さえ部材130の斜視図である。
立位でスタッカ91へ積載された用紙束は、自重やアシストローラ73の回転によってたわむことがある。このたわみのせいで、用紙の本来の綴じ位置が積載部80の下方にずれてしまう用紙の搬送方向の整合を以下、縦整合と呼ぶ。
補助部材70は、用紙をたわまないように押さえる押さえ部材130を有する。
補助部材70は、シャフト71と、アーム72と、アシストローラ73と、を有する。シャフト71は、突起74を有する。
押さえ部材130は、パドル132と、取付部材134とを有する。パドル132は、スタッカ91に載った用紙の下端に当接する。パドル132は取付部材134に接続する。シャフト71は取付部材134を支持する。取付部材134はシャフト71まわりに回動する。取付部材134は、シャフト71が挿入されるスロットを有する。巻きばねやスプリングといったバネ(弾性部材)138がパドル132をスタックトレイ82へ付勢する。
取付部材134は、突起74と当接する第1の端面136aを、スロットの円弧の一端に有する。取付部材134は、第2の端面136bを、スロットの円弧の他端に有する。第1の端部136aと第2の端部136bの間の距離は、シャフト71の直径よりも短い。第1の端部136aと第2の端部136bは突起74に同時に当接しないよう十分離れている。突起74は、シャフト71に固定されている。突起74は第1の端面136aと第2の端面136bとの間を移動する。押さえ部材130をバネ138が付勢するので、パドル132が用紙に当接していないとき第1の端面136aが突起74に当接する。突起74は、第1の端部136aと第2の端部136bへ同時に当接しない。
補助部材70および押さえ部材130の動作を説明する。図11(a)〜図11(d)は補助部材70および押さえ部材130の断面図である。
図11(a)に示すように、補助部材70は、スタックトレイ82や用紙から離間した位置(補助部材70の待機位置)にある。押さえ部材130は、バネ138によってスタックトレイ82のほうへ付勢される。押さえ部材130は、第1の端部136aが突起74へ当接することにより停止位置にある。停止位置は、スタックトレイ82へ搬送されてきた1枚の用紙の下端をスタックトレイ82へ押し付ける位置であってもよい。停止位置は、シャフト71の軸方向を法線とする平面において、スタックトレイ82と押さえ部材72とが交差する位置であってもよい。
図11(b)に示すように、補助部材70は、スタックトレイ82へ搬送された用紙P1へアシストローラ73を当接するために待機位置から回動する。
補助部材70が回動することによって突起74が第1の端部136aを押す。押さえ部材130はシャフト71まわりにスタックトレイ82から離間する方向へ回動する。押さえ部材130は、スタックトレイ82へ積載される用紙P1に干渉しない位置へ補助部材70の回動に連動して移動する。
用紙P1がスタックトレイ82へ積載された後、図11(c)に示すように、補助部材70は、待機位置へ戻るためにスタックトレイ82や用紙P1から離間する方向へ回動する。
一方、バネ138によって付勢される押さえ部材130は、用紙P1のたわみを解消するために用紙P1の下端をスタックトレイ82へ押し付ける。
図11(d)に示すように、補助部材70は、スタックトレイ82へ搬送された用紙P2へアシストローラ73を当接するために待機位置から回動する。アシストローラ73は、用紙P2へ当接して回転する。
補助部材70が用紙P2へアシストローラ73を当接するために待機位置から回動するとき、用紙P2の下端は、アシストローラ73が用紙P2に当接する位置よりも下にあればよい。
補助部材70が回動することによって突起74が第1の端部136aを押す。押さえ部材130はシャフト71まわりにスタックトレイ82から離間する方向へ回動する。押さえ部材130は、スタックトレイ82へ積載される用紙P2に干渉しない位置へ補助部材70の回動に連動して移動する。補助部材70および押さえ部材130は、用紙束の全シートがスタック部90へ積載されるまで、図13(a)〜図13(d)の動作を繰り返す。
綴じおよび折りを行なう際の補助部材70および押さえ部材130を説明する。図12は用紙束を綴じる際の補助部材70および押さえ部材130の断面図である。図13(a)および図13(b)は用紙束を折る際の補助部材70および押さえ部材130の断面図である。
図12に示すように、補助部材70は、スタック部90へ積載された用紙束の全シートから離間するために待機位置へ回動する。押さえ部材130は、用紙束Pをスタックトレイ82へ押し付けるために用紙束Pの最も上のシートPNの下端と当接する。用紙束Pのたわみが解消された状態で、ステイプラ110が用紙束Pを綴じる。用紙束Pが厚いと、押さえ部材130は、停止位置まで回動せずに用紙束Pへ当接して停止する。一方、補助部材70は、待機位置まで回動するので、突起74と第1の端部136aとは離間した状態となる。押さえ部材70が停止位置まで回動せずに停止しても補助部材70が待機位置まで回動できる。
ステイプラヘッド112とアンビル114が用紙束Pを綴じた後、図13(a)に示すように、補助部材70は、スタックトレイ82へ搬送された用紙束Pへアシストローラ73を当接するために待機位置から回動する。スタック部90は、用紙束Pの綴じられた位置が、ステイプラ110よりも下方に位置する折り機構120が折る位置に来るように移動する。スタック部90は、矢印Eで示すようにスタックトレイ82に沿って下方へ移動する。用紙束Pは、スタック部90の移動に伴って下方へ移動する。アシストローラ73は、スタック部90の下降にともなう用紙束Pの下降を助けるために用紙束Pへ回転しながら当接する。
用紙束Pの綴じられた位置が折り機構120が折る位置に来ると、図13(b)に示すように、補助部材70は、待機位置へ戻るためにスタックトレイ82や用紙束Pから離間する方向へ回動する。一方、押さえ部材130は、用紙束Pをスタックトレイ82へ押し付けるために、用紙束Pをステイプラ110が綴じたときに用紙束Pの下端に当接した位置よりも、パドル132の先端に近い位置で用紙束Pの下端と当接する。折り機構120の折プレート122と折ローラ対124が、たわみが解消された用紙束Pを折る。
このように、立位で積載された用紙束が自重によって、あるいは、補助部材70のアシストローラ73の回転によって、下端側にたわみが生じた場合であっても、押さえ部材130により、たわみを解消することができる。したがって、用紙束がたわみの無い状態で綴じる、あるいは折るので、縦方向の整合性を保った状態で処理することができる。また、用紙が積載される毎に押さえ部材130で押さえるため、積載済みの用紙束全てがたわむおそれを減少させることができ、たわみの解消も容易にできる。
〔補助部材および押さえ部材の実施の形態2〕
図14は、ストッパ140と補助部材70と押さえ部材130の断面図である。図15は、図14を矢印F方向から見た図である。
ストッパ140は、搬送される用紙の幅方向に、第1のスタッカ91aと第2のスタッカ91bとに架け渡される。ストッパ140は、スタッカ91の底のスタックトレイ82に近い位置にある。ストッパ140は、用紙P1の下端をスタックトレイ82へ押し付ける押さえ部材130が回動しすぎることを防ぐ。もし押さえ部材130が回動しすぎると、パドル132が用紙P1を逆側にたわませてしまったり、用紙P1の下端にシワを生じさせてしまったりする。
ストッパ140が押さえ部材130の回動しすぎを防ぐので、補助部材70は、停止位置と釣り合う待機位置よりもスタックトレイ82から離れる方向へ回動できる。
ストッパ140は、第1のスタッカ91aと第2のスタッカ91bとの間において架け渡される構成に限定されるものではない。例えば、スタッカ91aまたはスタッカ91bのいずれかに取り付けられる突起であってもよい。または、ストッパ140の代わりに、押さえ部材130の必要以上の回動を防ぐのに十分にスタックトレイ82が長くてもよい。
〔補助部材および押さえ部材の実施の形態3〕
図16は、パドル132にとしての、ゴムやプラスチックといった可撓性部材を示す断面図である。スタックトレイ82が用紙束Pを指示する。補助部材70がスタックトレイ82から離間している。
本実施の形態では、スタックトレイ82へ用紙束Pが積載された状態で、補助部材70がスタックトレイ82から離間すると、バネ138によって付勢される押さえ部材130は、スタックトレイ82へ積載された用紙束Pの一番上の用紙PNの下端をスタックトレイ82へ押し付ける。
可撓性を有するパドル132は、用紙P1に当接して反り、用紙束Pの最上部に積載されるPNと広い面積で当接する。パドル132は用紙束Pへ接してから押さえ部材130の回動につれて変形する。パドル132から用紙束Pの下端へ加わる力の向きが、用紙束Pへ接してから押さえ部材130の回動につれて徐々にスタックトレイ82に対して垂直になる。パドル132が用紙束Pの下端を押し上げてしまう力が減る。
〔補助部材および押さえ部材の実施の形態4〕
図17に示されたパドル132は、可撓性を有する第1のパドル132aと、第1のパドル132aの先端に接続した第2のパドル132bとを有する。第2のパドル132bは、下側の一端を第1のパドル132aと固定される。第2のパドル132bの上側の他端は、第1のパドル132aに対して接離自在となる。この第2のパドル132bは、可撓性の部材であっても、可撓性の部材でなくてもよい。第2のパドル132bは、図18に示すように、第2のパドル132bの中央が第1のパドル132aの先端に固定されるのであってもよい。
図17や図18に示したパドル132は、スタックトレイ82に対して垂直方向に近い方向から用紙束を押さえることができる。したがって、図17や図18に示したパドル132は、用紙束Pを持ち上げることなく、たわみを解消することができる。
〔補助部材および押さえ部材の実施の形態5〕
本実施の形態では、補助部材70および押さえ部材130の別の例を説明する。図19は補助部材70および押さえ部材130の断面図である。図20は、補助部材70および押さえ部材130の斜視図である。
補助部材70は、シャフト71と、アーム72と、アシストローラ73と、を有する。シャフト71がストッパ75を支持する。押さえ部材130は、パドル132と、取付部材134とを有する。
押さえ部材130の取付部材134は、突起134aを有する。この突起134aがストッパ75へ当接することにより、バネ138の弾性力によって付勢される押さえ部材130の回動が停止する。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々、変形して実施することが可能である。
画像形成装置の概略図。 用紙後処理装置の概略図。 画像形成装置および用紙後処理装置の制御系の概略ブロック図。 スタック部を説明するための概略図。 横整合部材を説明するための図4の矢印A方向から見た概略図。 横整合部材の動作を説明するための概略図。 横整合部材の動作を説明するためのフローチャート。 図7のフローチャートに対応する各部材のタイミングチャート。 補助部材および押さえ部材を説明するための概略図。 図9の補助部材および押さえ部材を説明するための概略斜視図。 補助部材および押さえ部材の動作を説明するための概略図。 用紙束を綴じる際の補助部材および押さえ部材を説明するための概略図。 用紙束を折る際の補助部材および押さえ部材を説明するための概略図。 ストッパを説明するための概略図。 ストッパを説明するための図14の矢印F方向から見た概略図。 補助部材および押さえ部材の別の例を説明するための概略図。 補助部材および押さえ部材の別の例を説明するための概略図。 補助部材および押さえ部材の別の例を説明するための概略図。 補助部材および押さえ部材の別の例を説明するための概略図。 図19の補助部材および押さえ部材を説明するための概略斜視図。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像読取部
3 画像形成部
70 補助部材
80 積載部
82 スタックトレイ
100 横整合部材
102 整合部材
130 押さえ部材
310 制御部

Claims (9)

  1. 1枚ずつ搬送されてくる用紙を立位で支持する蓄積手段と;
    用紙の搬送方向に対して交差する用紙の幅方向に沿って待機位置と所定の位置との間を往復し、この所定の位置で用紙の幅方向における用紙の端縁に当接して整合する整合手段と;
    前記蓄積手段へ用紙が蓄積される毎に、第1の回数ずつ前記整合手段を往復させ、且つ、前記蓄積手段へ搬送される用紙の最終シートの所定のシート数前からは、前記第1の回数よりも多い第2の回数ずつ前記整合手段を往復させる制御手段と;
    を備える用紙積載装置。
  2. 前記制御手段は、前記用紙の最終シートのみ前記第2の回数で前記整合手段を往復させる請求項1に記載の用紙積載装置。
  3. 前記制御手段は、用紙束の総数が所定の閾値を超える場合には、前記蓄積手段へ搬送される用紙の最終シートの前記所定のシート数前から、前記第2の回数ずつ前記整合手段を往復させ、用紙束の総数が前記所定の閾値を超えない場合には、最終シートのみ前記第2の回数ずつ前記整合手段を往復させる請求項1に記載の用紙積載装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2の回数で前記整合手段を往復させる場合、前記所定の位置を変化させる請求項1に記載の用紙積載装置。
  5. 前記第1の回数は、1である請求項1に記載の用紙積載装置。
  6. 前記第1の回数は、1である請求項2に記載の用紙積載装置。
  7. 1枚ずつ搬送されてくる用紙を蓄積手段によって立位で支持し、
    前記蓄積手段へ用紙が蓄積される毎に、用紙の搬送方向に対して交差する用紙の幅方向に沿って待機位置と所定の位置との間を、第1の回数ずつ、前記整合手段に往復させるとともに、この所定の位置で用紙の幅方向における用紙の端縁に当接して整合させ、
    前記蓄積手段へ搬送される用紙の最終シートの所定のシート数前からは、前記第1の回数よりも多い第2の回数ずつ前記整合手段を往復させる用紙積載方法。
  8. 前記用紙の最終シートのみ前記第2の回数で前記整合手段を往復させる請求項7に記載の用紙積載方法。
  9. 用紙束の総数が所定の閾値を超える場合には、前記蓄積手段へ搬送される用紙の最終シートの前記所定のシート数前から、前記第2の回数ずつ前記整合手段を往復させ、用紙束の総数が前記所定の閾値を超えない場合には、最終シートのみ前記第2の回数ずつ前記整合手段を往復させる請求項7に記載の用紙積載方法。
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