JP2009065557A - 基地局装置、移動局装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基地局装置が送信する信号の移動局装置における検出特性を向上させることができる基地局装置、移動局装置、通信システムを提供する。
【解決手段】マルチキャリア方式を使用して移動局装置と通信する基地局装置であって、移動局装置に送信する第1の信号と第2の信号とを取得する送信信号取得部と、送信信号取得部が取得した第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、送信信号取得部が取得した第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置する信号配置部と、信号配置部が出力する信号を移動局装置に送信する送信部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】マルチキャリア方式を使用して移動局装置と通信する基地局装置であって、移動局装置に送信する第1の信号と第2の信号とを取得する送信信号取得部と、送信信号取得部が取得した第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、送信信号取得部が取得した第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置する信号配置部と、信号配置部が出力する信号を移動局装置に送信する送信部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、基地局装置、移動局装置、通信システム及び通信方法、特に、マルチキャリア方式を使用して通信を行う基地局装置、移動局装置、通信システムに関する。
現在、第3世代の周波数帯に第4世代向けに検討されていた技術の一部を導入することによって、通信速度の高速化を目的としたEUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)が標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)にて検討されている(非特許文献1)。
EUTRAでは、通信方式として、マルチパス干渉に強く、高速伝送に適したOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access:直交周波数分割多元接続)方式を採用することが決まっている。また、EUTRAに関するデータ転送制御やリソース管理制御といった上位層の動作に関する詳細仕様は、低遅延、低オーバーヘッド化を実現し、更に可能な限り簡易な技術の採用が進められている。
EUTRAでは、通信方式として、マルチパス干渉に強く、高速伝送に適したOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access:直交周波数分割多元接続)方式を採用することが決まっている。また、EUTRAに関するデータ転送制御やリソース管理制御といった上位層の動作に関する詳細仕様は、低遅延、低オーバーヘッド化を実現し、更に可能な限り簡易な技術の採用が進められている。
セルラ移動通信方式では、移動局装置が基地局装置の通信エリアであるセルまたはセクタ内において、事前に基地局装置と無線同期している必要があることから、基地局装置では規定の構成からなる同期チャネルSCH(Synchronization Channel)の信号を送信し、移動局装置にて同期チャネルSCHを検出することで基地局装置と同期を取る。
なお、第3世代の通信方式の一つであるW−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access:広帯域時分割多元接続)方式では、同期チャネルSCHの信号として、同期チャネルP−SCH(Primary SCH)の信号と、同期チャネルS−SCH(Secondary SCH)の信号とが同じタイミングで移動局装置に送信される。
なお、第3世代の通信方式の一つであるW−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access:広帯域時分割多元接続)方式では、同期チャネルSCHの信号として、同期チャネルP−SCH(Primary SCH)の信号と、同期チャネルS−SCH(Secondary SCH)の信号とが同じタイミングで移動局装置に送信される。
図14は、従来から知られているセルサーチ手順の処理を示すフローチャートである。
移動局装置は、同期チャネルP−SCHのレプリカ信号と受信信号との相関を取ることによってスロットタイミングを取得する(ステップS1)。
そして、同期チャネルS−SCHのレプリカ信号と受信信号とで相関を取り、得られた同期チャネルS−SCHの信号の送信パターンによってフレーム同期を取得すると共に、基地局装置を区別するセルIDのグループを特定する(ステップS2)。
そして、セルIDグループから基地局装置のセルIDを特定するために、共通パイロットチャネルCPICH(Common Pilot Channel)の品質を測定し、最も品質が高い共通パイロットチャネルCPICHから、対応するセルIDを検出する(ステップS3)。図14の技術については、例えば、非特許文献1の35頁〜45頁“2−2−2.セルサーチ”に記載されている。
上記の一連の制御、すなわち、移動局装置が基地局装置と無線同期を取り、更にその基地局装置のセルIDを特定するまでの3段階の処理S1〜S3をセルサーチ手順と呼ぶ。
移動局装置は、同期チャネルP−SCHのレプリカ信号と受信信号との相関を取ることによってスロットタイミングを取得する(ステップS1)。
そして、同期チャネルS−SCHのレプリカ信号と受信信号とで相関を取り、得られた同期チャネルS−SCHの信号の送信パターンによってフレーム同期を取得すると共に、基地局装置を区別するセルIDのグループを特定する(ステップS2)。
そして、セルIDグループから基地局装置のセルIDを特定するために、共通パイロットチャネルCPICH(Common Pilot Channel)の品質を測定し、最も品質が高い共通パイロットチャネルCPICHから、対応するセルIDを検出する(ステップS3)。図14の技術については、例えば、非特許文献1の35頁〜45頁“2−2−2.セルサーチ”に記載されている。
上記の一連の制御、すなわち、移動局装置が基地局装置と無線同期を取り、更にその基地局装置のセルIDを特定するまでの3段階の処理S1〜S3をセルサーチ手順と呼ぶ。
セルサーチは、初期セルサーチと周辺セルサーチとに分類される。初期セルサーチとは、移動局装置の電源投入後に最も近いセルを検索し、そのセルに在圏するために行うセルサーチである。周辺セルサーチとは初期セルサーチ後に、移動局装置がハンドオーバー先の候補セルを検索するために行うセルサーチのことである。
EUTRAは、OFDMA方式を用いたマルチキャリア通信であるため、同期チャネルSCHを使用するものの、前述したW−CDMA方式のセルサーチとは異なるチャネルマッピングと、セルサーチ制御が必要である。例えば、セルサーチ手順はW−CDMAと異なり、2ステップで完了することが可能である。
EUTRAは、OFDMA方式を用いたマルチキャリア通信であるため、同期チャネルSCHを使用するものの、前述したW−CDMA方式のセルサーチとは異なるチャネルマッピングと、セルサーチ制御が必要である。例えば、セルサーチ手順はW−CDMAと異なり、2ステップで完了することが可能である。
図15は、EUTRAにおける無線フレームの構成の一例を示す図である。図15では、横軸に時間軸をとっており、縦軸に周波数軸をとっている。無線フレームは、周波数軸を複数のサブキャリアの集合で構成される一定の周波数領域(BR)と、一定の送信時間間隔(スロット)で構成される領域を一単位として構成されている(非特許文献2)。
また、1スロットの整数倍から構成される送信時間間隔をサブフレームと呼ぶ。更に、複数のサブフレームをまとめたものをフレームと呼ぶ。
また、1スロットの整数倍から構成される送信時間間隔をサブフレームと呼ぶ。更に、複数のサブフレームをまとめたものをフレームと呼ぶ。
図15では、1つのサブフレームが2つのスロットから構成される場合を示している。この一定の周波数領域(BR)と1スロット長で区切られた領域を、基地局装置から移動局装置に対する下りの信号ではリソースブロックと呼び、移動局装置から基地局装置に対する上りの信号ではリソースユニットと呼ぶ。
図15中のBWはシステム帯域幅を示しており、BRはリソースブロック(またはリソースユニット)の帯域幅を示している。
図15中のBWはシステム帯域幅を示しており、BRはリソースブロック(またはリソースユニット)の帯域幅を示している。
図16は、EUTRAにおける同期チャネルSCH(P−SCH、S−SCH)について説明する図である。図16では、横軸に時間軸をとっており、縦軸に周波数軸をとっている。同期チャネルP−SCHは、システム帯域幅の中心の6つのリソースブロックにおいて、サブフレーム番号#0及び#5の先頭スロットの最終シンボルに配置される。
同期チャネルS−SCHは、同期チャネルP−SCHの直前のシンボルに配置される(非特許文献2)。
同期チャネルS−SCHは、同期チャネルP−SCHの直前のシンボルに配置される(非特許文献2)。
図17は、従来から知られているセルの構成を説明する図である。セルC−1はセクタS−11〜S−13から構成されており、セルC−2はセクタS−21〜S−23から構成されており、セルC−3はセクタS−31〜S−33から構成されている。
各セルの中心にある基地局装置B−1、B−2、B−3から各セルC−1〜C−3の各セクタに対して図15のフレーム構造の信号が送信される。
ここでは、同期チャネルS−SCHに割り当てられる符号SSC(Secondly Synchronization Code)はセル毎に固有の信号である。すなわち、同一セル内の各セクタの同期チャネルS−SCHに対しては同じ符号SSCが送信される。
各セルの中心にある基地局装置B−1、B−2、B−3から各セルC−1〜C−3の各セクタに対して図15のフレーム構造の信号が送信される。
ここでは、同期チャネルS−SCHに割り当てられる符号SSC(Secondly Synchronization Code)はセル毎に固有の信号である。すなわち、同一セル内の各セクタの同期チャネルS−SCHに対しては同じ符号SSCが送信される。
図18は、従来から知られている同期チャネルS−SCHの構成を説明する図である。図18に示す同期チャネルS−SCHの構成は、非特許文献3に記載されている。例えば、同期チャネルS−SCHに用いるサブキャリア数を64(図18において、N=64)とし、32符号長の32種類のバイナリ符号(たとえばアダマール符号やM系列符号)を2種類(符号SSC1および符号SSC2)組み合わせることにより、最大で32種類×32種類=1024の情報を同期チャネルS−SCHに乗せることができる。
このときの符号SSC1および符号SSC2の周波数軸へのマッピングについては、図18(a)に示すような符号SSC1と符号SSC2を交互に複素平面における実軸上に配置するインターリーブ型配置や、図18(b)に示すような符号SSC1と符号SSC2をそれぞれ周波数軸の中心を境に両側の実軸上に配置する配置が挙げられる。
このときの符号SSC1および符号SSC2の周波数軸へのマッピングについては、図18(a)に示すような符号SSC1と符号SSC2を交互に複素平面における実軸上に配置するインターリーブ型配置や、図18(b)に示すような符号SSC1と符号SSC2をそれぞれ周波数軸の中心を境に両側の実軸上に配置する配置が挙げられる。
さらに、非特許文献3では周波数ずれによる隣接するサブキャリア信号同士の干渉の影響を除くために、図18(c)や図18(d)に示すように、隣接するサブキャリアの信号を実軸上、虚軸上にわけて配置させる方法が提案されている。
図17において、前述のように同一セル内のセクタ間で前記3つのそれぞれ直交する符号PSC(Primary Synchronisation Code)を使い分ける場合について説明する。異なるセル間において、同一セクタ番号の符号PSCは同じものを用いる。
初期セルサーチを行う移動局装置M−1は基地局装置B−1のセクタS−12から送信された信号を受信し、移動局装置M−2はセクタS−13から送信された信号を受信する。3種類の同期チャネルP−SCHのうち自局内で保持しているレプリカと受信した信号との相関を一定期間観測し、相関ピークが最大となる時刻と符号PSCの種類から、自局が同期する対象となるセクタ番号(ここではセクタS−13)とスロットのタイミングを取得する(図14におけるステップS1)。
初期セルサーチを行う移動局装置M−1は基地局装置B−1のセクタS−12から送信された信号を受信し、移動局装置M−2はセクタS−13から送信された信号を受信する。3種類の同期チャネルP−SCHのうち自局内で保持しているレプリカと受信した信号との相関を一定期間観測し、相関ピークが最大となる時刻と符号PSCの種類から、自局が同期する対象となるセクタ番号(ここではセクタS−13)とスロットのタイミングを取得する(図14におけるステップS1)。
次に、移動局装置M−1は、セクタS−13の符号PSCのレプリカと受信した同期チャネルP−SCHの信号との差から伝播路推定を行う。さらに取得したフレームタイミングから同期チャネルS−SCHの位置を同定し、前述の同期チャネルP−SCHの伝播路推定結果を用いて伝播路補償を行う。
伝播路補償された同期チャネルS−SCHから符号SSC1、符号SSC2を同定し、その組み合わせから、セル番号、フレームタイミング情報、送信アンテナ数などの情報を取得する(図14におけるステップS2)。
上述の処理を行うことにより2段階の処理S1、S2だけでセルサーチを行うことができる。
立川 敬二,"W−CDMA移動通信方式",ISBN4−621−04894−5,平成13年6月25日初版発行、丸善株式会社 3GPP TR(Technical Report)36.211、Physical Channels and Modulaltion.V1.1.0,[平成19年5月25日検索],インターネット(URL: http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html−info/36211.htm) 3GPP寄書 R1−072328 , "Secondary−Synchronization Channel Design",[平成19年5月25日検索],インターネット(URL: ftp://ftp.3gpp.org/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR1_49/Docs/R1−072328.zip)
伝播路補償された同期チャネルS−SCHから符号SSC1、符号SSC2を同定し、その組み合わせから、セル番号、フレームタイミング情報、送信アンテナ数などの情報を取得する(図14におけるステップS2)。
上述の処理を行うことにより2段階の処理S1、S2だけでセルサーチを行うことができる。
立川 敬二,"W−CDMA移動通信方式",ISBN4−621−04894−5,平成13年6月25日初版発行、丸善株式会社 3GPP TR(Technical Report)36.211、Physical Channels and Modulaltion.V1.1.0,[平成19年5月25日検索],インターネット(URL: http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html−info/36211.htm) 3GPP寄書 R1−072328 , "Secondary−Synchronization Channel Design",[平成19年5月25日検索],インターネット(URL: ftp://ftp.3gpp.org/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR1_49/Docs/R1−072328.zip)
しかしながら、従来の技術では、基地局装置から移動局装置に送信する信号を、実軸上又は虚軸上に重複しないように配置しているため、通信時に周波数の特性が悪い場合には、その周波数の信号を、移動局装置で受信することができず、基地局装置が送信する信号の移動局装置における検出特性が低下するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、基地局装置が送信する信号の移動局装置における検出特性を向上させることができる基地局装置、移動局装置、通信システムを提供することにある。
(1) 本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による基地局装置は、マルチキャリア方式を使用して移動局装置と通信する基地局装置であって、前記移動局装置に送信する第1の信号と第2の信号とを取得する送信信号取得部と、前記送信信号取得部が取得した第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、前記送信信号取得部が取得した第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける前記第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置する信号配置部と、前記信号配置部が出力する信号を前記移動局装置に送信する送信部とを備える。
本発明では、第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置するようにしたので、第1の信号又は第2の信号を移動局装置で受信することができない場合であっても、その信号に隣接する2つ以上のサブキャリアに配置されている信号を受信することができる。よって、基地局装置が送信する信号の移動局装置における検出特性を向上させることができる。
本発明では、第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置するようにしたので、第1の信号又は第2の信号を移動局装置で受信することができない場合であっても、その信号に隣接する2つ以上のサブキャリアに配置されている信号を受信することができる。よって、基地局装置が送信する信号の移動局装置における検出特性を向上させることができる。
(2) また、本発明の一態様による基地局装置の前記信号配置部は、前記送信信号取得部が取得した第1の信号を第1のサブキャリアの実軸上と当該第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリアの実軸上に配置し、前記送信信号取得部が取得した第2の信号を第1のサブキャリアの虚軸上と当該第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリアの虚軸上に符号を反転して配置する。
(3) また、本発明の一態様による基地局装置の前記信号配置部は、前記送信信号取得部が取得した第1の信号を第1のサブキャリアの実軸上と当該第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリアの虚軸上に配置し、前記送信信号取得部が取得した第2の信号を第1のサブキャリアの虚軸上と当該第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリアの実軸上に配置する。
(4) また、本発明の一態様による基地局装置の前記信号配置部は、前記送信信号取得部が取得した第1の信号を第1のサブキャリアの実軸上に配置し、前記送信信号取得部が取得した第2の信号を第1のサブキャリアの虚軸上に配置し、第2のサブキャリアには第1のサブキャリアの信号に既知の符号を乗算する。
(5) また、本発明の一態様による基地局装置の前記既知の符号は、自基地局装置に属するセル又はセクタごとに異なる符号である。
(6) また、本発明の一態様による基地局装置は、前記既知の符号は、自基地局装置のセル種別ごとに異なる符号である。
(7) また、本発明の一態様による移動局装置は、マルチキャリア方式を使用して基地局装置と通信する移動局装置であって、前記基地局装置が送信する信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した信号から第1の信号及び第2の信号を取得する受信信号取得部と、前記受信信号取得部が取得した信号に自移動局装置が位置するセクタ又はセルに固有な符号を乗算する符号乗算部とを備える。
(8) また、本発明の一態様による移動局装置は、マルチキャリア方式を使用して基地局装置と通信する移動局装置であって、前記基地局装置が送信する信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した信号から第1の信号及び第2の信号を取得する受信信号取得部と、前記受信信号取得部が取得した信号に自移動局装置が同期するセル種別に固有な符号を乗算する符号乗算部とを備える。
(9) また、本発明の一態様による通信システムは、マルチキャリア方式を使用して通信を行う基地局装置と移動局装置とを備える通信システムであって、前記基地局装置は、前記移動局装置に送信する第1の信号と第2の信号とを取得する送信信号取得部と、前記送信信号取得部が取得した第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、前記送信信号取得部が取得した第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける前記第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置する信号配置部と、前記信号配置部が出力する信号を前記移動局装置に送信する送信部とを備え、前記移動局装置は、前記送信部が送信する信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した信号から第1の信号及び第2の信号を取得する受信信号取得部とを備える。
(10) また、本発明の一態様による通信方法は、マルチキャリア方式を使用して通信を行う基地局装置と移動局装置とを用いた通信方法であって、前記基地局装置は、前記移動局装置に送信する第1の信号と第2の信号とを取得する送信信号取得過程と、前記送信信号取得過程で取得した第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、前記送信信号取得過程で取得した第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける前記第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置する信号配置過程と、前記信号配置過程で出力される信号を前記移動局装置に送信する送信過程とを実行し、前記移動局装置は、前記送信過程で送信された信号を受信する受信過程と、前記受信過程で受信した信号から第1の信号及び第2の信号を取得する受信信号取得過程とを実行する。
本発明の基地局装置、移動局装置、通信システムでは、基地局装置が送信する信号の移動局装置における検出特性を向上させることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。始めに、本発明の第1の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による基地局装置100の構成を示す概略ブロック図である。図1の基地局装置100は、制御部11、受信アンテナ12a〜12c、受信部13a〜13c、送信アンテナ14a〜14c、送信部15a〜15cを備えている。
受信部13a〜12cは、それぞれ受信処理部131、A/D(Analog/Digital)変換部132、復調処理部133を備えている。なお、受信部13aは、基地局装置100が管理する1つ目のセクタに在圏する移動局装置から信号を受信する。受信部13bは、基地局装置100が管理する2つ目のセクタに在圏する移動局装置から信号を受信する。受信部13cは、基地局装置100が管理する3つ目のセクタに在圏する移動局装置から信号を受信する。
図1は、本発明の第1の実施形態による基地局装置100の構成を示す概略ブロック図である。図1の基地局装置100は、制御部11、受信アンテナ12a〜12c、受信部13a〜13c、送信アンテナ14a〜14c、送信部15a〜15cを備えている。
受信部13a〜12cは、それぞれ受信処理部131、A/D(Analog/Digital)変換部132、復調処理部133を備えている。なお、受信部13aは、基地局装置100が管理する1つ目のセクタに在圏する移動局装置から信号を受信する。受信部13bは、基地局装置100が管理する2つ目のセクタに在圏する移動局装置から信号を受信する。受信部13cは、基地局装置100が管理する3つ目のセクタに在圏する移動局装置から信号を受信する。
送信部15a〜15cは、それぞれデータ変調部151(送信信号取得部とも称する)、制御信号変調部152、同期信号生成部153a、多重・変調処理部154(信号配置部とも称する)、D/A(Digital/Analog)変換部155、送信処理部156(送信部とも称する)を備えている。なお、送信部15aは、基地局装置100が管理する1つ目のセクタに在圏する移動局装置に信号を送信する。送信部15bは、基地局装置100が管理する2つ目のセクタに在圏する移動局装置に信号を送信する。送信部15cは、基地局装置100が管理する3つ目のセクタに在圏する移動局装置に信号を送信する。
以上では、受信部13aの動作をもって他の受信部13b、13cの動作を代表して説明した。また、送信部15aの動作をもって他の送信部15b、15cの動作を代表して説明した。
以上では、受信部13aの動作をもって他の受信部13b、13cの動作を代表して説明した。また、送信部15aの動作をもって他の送信部15b、15cの動作を代表して説明した。
制御部11は、送信部15a〜15cや受信部13a〜13cに制御信号を出力することにより、基地局装置100の各部を制御する。
受信アンテナ12a〜12cは、各移動局装置200(図4)からの信号を受信し、その信号を受信部13a〜13cに出力する。
受信処理部131は、受信アンテナ12a〜12cから出力される信号を、復調可能な周波数に変換し、その信号をA/D変換部132に出力する。
受信アンテナ12a〜12cは、各移動局装置200(図4)からの信号を受信し、その信号を受信部13a〜13cに出力する。
受信処理部131は、受信アンテナ12a〜12cから出力される信号を、復調可能な周波数に変換し、その信号をA/D変換部132に出力する。
A/D変換部132は、受信処理部131から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、その信号を復調処理部133に出力する。
復調処理部133は、制御部11の制御に基づいて、A/D変換部132から出力されるデジタル信号を復調処理し、その信号を基地局装置100の上位層に、各移動局装置からのデータとして出力する。
復調処理部133は、制御部11の制御に基づいて、A/D変換部132から出力されるデジタル信号を復調処理し、その信号を基地局装置100の上位層に、各移動局装置からのデータとして出力する。
データ変調部151は、制御部11の制御に基づいて、移動局装置200に送信する送信データ(第1の信号と第2の信号)を、基地局装置100の上位層から取得し、その送信データを変調して多重・変調処理部154に出力する。
制御信号変調部152は、制御部11の制御に基づいて、移動局装置200への制御信号を変調し、その信号を多重・変調処理部154に出力する。
同期信号生成部153aは、制御部11の制御に基づいて、同期チャネルSCH(P―SCH,S―SCH)の信号を生成し、その信号を多重・変調処理部154に出力する。
制御信号変調部152は、制御部11の制御に基づいて、移動局装置200への制御信号を変調し、その信号を多重・変調処理部154に出力する。
同期信号生成部153aは、制御部11の制御に基づいて、同期チャネルSCH(P―SCH,S―SCH)の信号を生成し、その信号を多重・変調処理部154に出力する。
多重・変調処理部154は、データ変調部151、制御信号変調部152、同期信号生成部153aからそれぞれ出力される信号に対して、送信フレームとして多重・変調処理を行い、その信号をD/A変換部155に出力する。例えば、多重・変調処理部154は、データ変調部151が取得した第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、データ変調部151が取得した第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置する。
D/A変換部155は、多重・変調処理部154から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換し、その信号を送信処理部156に出力する。
送信処理部156は、D/A変換部155から出力されるアナログ信号の周波数を、送信に必要な周波数に変換し、その信号を送信アンテナ14a〜14cにそれぞれ出力する。
送信アンテナ14a〜14cは、送信部15a〜15cの送信処理部156から出力される信号を、各移動局装置へ送信する。
D/A変換部155は、多重・変調処理部154から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換し、その信号を送信処理部156に出力する。
送信処理部156は、D/A変換部155から出力されるアナログ信号の周波数を、送信に必要な周波数に変換し、その信号を送信アンテナ14a〜14cにそれぞれ出力する。
送信アンテナ14a〜14cは、送信部15a〜15cの送信処理部156から出力される信号を、各移動局装置へ送信する。
図2は、本発明の第1の実施形態による基地局装置100の同期信号生成部153a(図1)の構成を示す概略ブロック図である。同期信号生成部153aは、記憶部21a〜21c、セレクタ22、SSC_Short保持部23、SSC選択部24a、24b、乗算部25a〜25d、記憶部26a〜26d、加算部27a、27b、記憶部28a、28b、演算部29aを備えている。
記憶部21aは符号PSC(1)を記憶しており、記憶部21bは符号PSC(2)を記憶しており、記憶部21cは符号PSC(3)を記憶している。
セレクタ22は、制御部11(図1)から指定されるPSC番号に従い、記憶部21a、21b、21cが記憶している符号PSC(1)、符号PSC(2)、符号PSC(3)のいずれかを選択し、符号PSCとして出力する。
セレクタ22は、制御部11(図1)から指定されるPSC番号に従い、記憶部21a、21b、21cが記憶している符号PSC(1)、符号PSC(2)、符号PSC(3)のいずれかを選択し、符号PSCとして出力する。
また、制御部11(図1)から指定されるSSC1番号(n1)、SSC2番号(n2)に従い、以下の処理が行われる。
SSC_Short保持部23は、符号SSC1、符号SSC2に用いられるバイナリ符号である符号SSC_Short(n、k)を記憶している。ここで、n=1、2、3、・・・、N−1、Nであり、k=0、1、2、・・・、K−2、K−1であり、符号SSC_ShortはN種類の長さKの符号で構成される。
符号SSC1、符号SSC2は上記符号SSC_Short、k、n1、n2(n1、n2はN以下の自然数)を用いて、以下の式(1)、式(2)のように表すことができる。
SSC_Short保持部23は、符号SSC1、符号SSC2に用いられるバイナリ符号である符号SSC_Short(n、k)を記憶している。ここで、n=1、2、3、・・・、N−1、Nであり、k=0、1、2、・・・、K−2、K−1であり、符号SSC_ShortはN種類の長さKの符号で構成される。
符号SSC1、符号SSC2は上記符号SSC_Short、k、n1、n2(n1、n2はN以下の自然数)を用いて、以下の式(1)、式(2)のように表すことができる。
上記符号SSC1(k)、符号SSC2(k)がそれぞれSSC選択部24a、24bによって選択される。
SSC選択部24a、24bで選択された符号SSC1、符号SSC2を用いて、系列1(S1)、系列2(S2)、系列3(S3)が、乗算部25a、25bで生成される。つまり、乗算部25a、25bは、以下の式(3)を用いて系列1(S1)を算出し、記憶部26a、26bに記録する。
また、乗算部25cは、以下の式(4)を用いて系列2(S2)を算出し、記憶部26cに記録する。
また、乗算部25dは、以下の式(5)を用いて系列3(S3)を算出し、記憶部26dに記録する。
SSC選択部24a、24bで選択された符号SSC1、符号SSC2を用いて、系列1(S1)、系列2(S2)、系列3(S3)が、乗算部25a、25bで生成される。つまり、乗算部25a、25bは、以下の式(3)を用いて系列1(S1)を算出し、記憶部26a、26bに記録する。
また、乗算部25cは、以下の式(4)を用いて系列2(S2)を算出し、記憶部26cに記録する。
また、乗算部25dは、以下の式(5)を用いて系列3(S3)を算出し、記憶部26dに記録する。
ただし、上記の式(4)、式(5)において、jは虚数単位である。
次に、実数の系列S1(k)と虚数の系列S2(k)を加算部27aが以下の式(6)に基づいて複素数の系列S4(k)を生成し、記憶部28aに記録する。
また、実数の系列S1(k)と虚数の系列S3(k)を加算部27bが以下の式(7)に基づいて複素数の系列S5(k)を生成し、記憶部28bに記録する。
次に、実数の系列S1(k)と虚数の系列S2(k)を加算部27aが以下の式(6)に基づいて複素数の系列S4(k)を生成し、記憶部28aに記録する。
また、実数の系列S1(k)と虚数の系列S3(k)を加算部27bが以下の式(7)に基づいて複素数の系列S5(k)を生成し、記憶部28bに記録する。
演算部29aは、記憶部28aが記憶しているS4(k)と、記憶部28bが記憶しているS5(k)とを交互に並べることによって系列S6(k’)を、以下の式(8)、式(9)により生成する。
ただし、式(8)、式(9)において、k’=0、1、2、・・・、2K−2、2K−1である。演算部29aで生成された系列6(S6(k’))が符号SSCとして出力される。
このように同期信号生成部153aで生成された符号PSC、符号SSCが上述のフレーム構造(図16)に従い、サブキャリア上にマッピングされ送信される。
このように同期信号生成部153aで生成された符号PSC、符号SSCが上述のフレーム構造(図16)に従い、サブキャリア上にマッピングされ送信される。
図3(a)〜図3(d)は、本発明の第1の実施形態によるマッピング方法を説明する図である。図3(a)〜図3(d)では、横軸に周波数軸をとっている。
マッピング方法としては、図3(a)に示すように中心のサブキャリアScを挟んで配置する方法や、図3(b)に示すように中心のサブキャリアScも用いてマッピングを行い、中心のサブキャリアScに位置する信号に0を乗算(ヌル信号とする)処理を行う方法や、図3(c)や図3(d)に示すようにマッピングの開始位置が図3(a)や図3(b)と異なるようにする方法などを使用することができる。
基地局装置と移動局装置との間でマッピング方法を既知としておくことにより、上記の図3(a)〜図3(d)で説明した方法以外のマッピング方法を使用することもできる。
マッピング方法としては、図3(a)に示すように中心のサブキャリアScを挟んで配置する方法や、図3(b)に示すように中心のサブキャリアScも用いてマッピングを行い、中心のサブキャリアScに位置する信号に0を乗算(ヌル信号とする)処理を行う方法や、図3(c)や図3(d)に示すようにマッピングの開始位置が図3(a)や図3(b)と異なるようにする方法などを使用することができる。
基地局装置と移動局装置との間でマッピング方法を既知としておくことにより、上記の図3(a)〜図3(d)で説明した方法以外のマッピング方法を使用することもできる。
図4は、本発明の第1の実施形態による移動局装置200の構成を示す概略ブロック図である。移動局装置200は、受信アンテナ31、受信処理部32(受信部とも称する)、A/D変換部33、同期部34、GI(Guard Interval:ガードインターバル)除去部35、S/P(Serial/Parallel)変換部36、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部37、伝搬路推定・補償部38、復調・復号部39(受信信号取得部とも称する)、変調部40、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部41、P/S(Parallel/Serial)変換部42、GI付加部43、D/A変換部44、送信処理部45、送信アンテナ46、制御部47を備えている。
受信アンテナ31は、基地局装置100から送信される信号を受信し、受信処理部32に出力する。
受信処理部32は、基地局装置100の送信処理部156(図1)が送信する信号を受信アンテナ31によって受信し、その信号の周波数を、復調処理が可能な周波数の信号へ変換し、その信号をA/D変換部33に出力する。
A/D変換部33は、受信処理部32から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、その信号を同期部34、GI除去部35にそれぞれ出力する。
同期部34は、A/D変換部33から出力されるデジタル信号に基づいて、基地局装置100との時間同期を行うことによりタイミング情報を生成し、GI除去部35に出力する。
受信処理部32は、基地局装置100の送信処理部156(図1)が送信する信号を受信アンテナ31によって受信し、その信号の周波数を、復調処理が可能な周波数の信号へ変換し、その信号をA/D変換部33に出力する。
A/D変換部33は、受信処理部32から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、その信号を同期部34、GI除去部35にそれぞれ出力する。
同期部34は、A/D変換部33から出力されるデジタル信号に基づいて、基地局装置100との時間同期を行うことによりタイミング情報を生成し、GI除去部35に出力する。
また、同期部34は、A/D変換部33から出力されるデジタル信号に基づいて、セクタの同定を行うことによりセクタ情報を生成し、伝搬路推定・補償部38、復調・復号部39、制御部47にそれぞれ出力する。
GI除去部35は、同期部34から出力されるタイミング情報に基づいて、A/D変換部33から出力される信号からガードインターバルGIを除去し、S/P変換部36に出力する。
S/P変換部36は、GI除去部35から出力されるシリアル信号をパラレル信号に変換してFFT部37に出力する。
FFT部37は、S/P変換部36から出力される時間領域の信号を、高速フーリエ変換の処理を行うことにより周波数領域の信号に変換し、伝搬路推定・補償部38に出力する。
GI除去部35は、同期部34から出力されるタイミング情報に基づいて、A/D変換部33から出力される信号からガードインターバルGIを除去し、S/P変換部36に出力する。
S/P変換部36は、GI除去部35から出力されるシリアル信号をパラレル信号に変換してFFT部37に出力する。
FFT部37は、S/P変換部36から出力される時間領域の信号を、高速フーリエ変換の処理を行うことにより周波数領域の信号に変換し、伝搬路推定・補償部38に出力する。
伝搬路推定・補償部38は、同期部34が出力するセクタ情報に基づいて、FFT部37から出力される信号から、伝搬路推定に用いる信号を選択して伝搬路推定と伝搬路補償の処理を行い、復調・復号部39に出力する。
復調・復号部39は、受信処理部32が受信した信号を、A/D変換部33、GI除去部35、S/P変換部36、FFT部37、伝搬路推定・補償部38を介して受信し、その信号から送信データ(第1の信号及び第2の信号)を取得し、制御部47に出力する。具体的には、復調・復号部39は、同期部34が出力するセクタ情報に基づいて、伝搬路推定・補償部38が出力する信号に含まれる制御信号、データ信号、同期チャネルS−SCHの信号などの復調および復号を行い、制御部47に出力する。
復調・復号部39は、受信処理部32が受信した信号を、A/D変換部33、GI除去部35、S/P変換部36、FFT部37、伝搬路推定・補償部38を介して受信し、その信号から送信データ(第1の信号及び第2の信号)を取得し、制御部47に出力する。具体的には、復調・復号部39は、同期部34が出力するセクタ情報に基づいて、伝搬路推定・補償部38が出力する信号に含まれる制御信号、データ信号、同期チャネルS−SCHの信号などの復調および復号を行い、制御部47に出力する。
変調部40は、制御部47が出力する送信データを変調し、IFFT部41に出力する。
IFFT部41は、変調部40が出力する周波数領域の信号を、時間領域の信号に変換して、P/S変換部42に出力する。
P/S変換部42は、IFFT部41から出力されるパラレル信号を、シリアル信号に変換して、GI付加部43に出力する。
GI付加部43は、P/S変換部42から出力される信号に、ガードインターバルGIを付加して、D/A変換部44に出力する。
D/A変換部44は、GI付加部43から出力されるデジタル信号を、アナログ信号に変換して、送信処理部45に出力する。
送信処理部45は、D/A変換部44から出力される信号の周波数を、送信に必要な周波数に変換して、送信アンテナ46に出力する。
送信アンテナ46は、送信処理部45から出力される信号を、基地局装置100に送信する。
IFFT部41は、変調部40が出力する周波数領域の信号を、時間領域の信号に変換して、P/S変換部42に出力する。
P/S変換部42は、IFFT部41から出力されるパラレル信号を、シリアル信号に変換して、GI付加部43に出力する。
GI付加部43は、P/S変換部42から出力される信号に、ガードインターバルGIを付加して、D/A変換部44に出力する。
D/A変換部44は、GI付加部43から出力されるデジタル信号を、アナログ信号に変換して、送信処理部45に出力する。
送信処理部45は、D/A変換部44から出力される信号の周波数を、送信に必要な周波数に変換して、送信アンテナ46に出力する。
送信アンテナ46は、送信処理部45から出力される信号を、基地局装置100に送信する。
制御部47は、移動局装置200の各部を制御する。また、制御部47は、同期部34から出力されるセクタ情報や、復調・復号部39から出力される信号を、移動局装置200の上位層に出力する。また、制御部47は、移動局装置200から基地局装置100に送信する送信データを上位層から取得し、変調部40に出力する。
図5は、本発明の第1の実施形態による同期部34(図4)の構成を示す概略ブロック図である。同期部34は、相関器50a〜50c、バッファ51a〜51c、セクタ・タイミング検出器52を備えている。
相関器50a〜50cは、符号PSC(1)〜符号PSC(3)を予め記憶しており、それらの符号PSC(1)〜符号PSC(3)と受信信号との各々の相関をとり、その相関値をバッファ51a〜51cに出力する。
バッファ51a〜51cは、各相関器50a〜50cの相関値を、一定期間保持する。
セクタ・タイミング検出器52は、バッファ51a〜51cが保持している相関値から、同期を行う符号PSCの種類を検出して、セクタ情報として出力する。
また、セクタ・タイミング検出器52は、バッファ51a〜51cが保持している相関値から、相関値が最大のものを抽出することでセクタの同定を行い、かつ、同期を行うタイミングを検出して、タイミング情報として出力する。
バッファ51a〜51cは、各相関器50a〜50cの相関値を、一定期間保持する。
セクタ・タイミング検出器52は、バッファ51a〜51cが保持している相関値から、同期を行う符号PSCの種類を検出して、セクタ情報として出力する。
また、セクタ・タイミング検出器52は、バッファ51a〜51cが保持している相関値から、相関値が最大のものを抽出することでセクタの同定を行い、かつ、同期を行うタイミングを検出して、タイミング情報として出力する。
図6は、本発明の第1の実施形態による復調・復号部39(図4)の構成を示す概略ブロック図である。復調・復号部39は、入力セレクタ60、制御信号復調・復号部61、データ信号復調・復号部62、S−SCH復調・復号部63a、出力セレクタ64を備えている。
入力セレクタ60は、受信信号の種類に応じて制御信号に対する復調処理や復号処理を行い、制御信号復調・復号部61、データ信号復調・復号部62、S−SCH復調・復号部63aにそれぞれ出力する。
制御信号復調・復号部61は、入力セレクタ60から出力される信号に含まれる制御信号に対して復調処理や復号処理を行い出力セレクタ64に出力する。
データ信号復調・復号部62は、入力セレクタ60から出力される信号に含まれるデータ信号に対して復調処理や復号処理を行い出力セレクタ64に出力する。
制御信号復調・復号部61は、入力セレクタ60から出力される信号に含まれる制御信号に対して復調処理や復号処理を行い出力セレクタ64に出力する。
データ信号復調・復号部62は、入力セレクタ60から出力される信号に含まれるデータ信号に対して復調処理や復号処理を行い出力セレクタ64に出力する。
S−SCH復調・復号部63aは、入力セレクタ60から出力される信号に含まれる同期チャネルS−SCHの信号に対して復調処理や復号処理を行い出力セレクタ64に出力する。
出力セレクタ64は、制御信号復調・復号部61から出力される信号、データ信号復調・復号部62から出力される信号、S−SCH復調・復号部63aから出力される信号のいずれかの信号を選択して出力する。
出力セレクタ64は、制御信号復調・復号部61から出力される信号、データ信号復調・復号部62から出力される信号、S−SCH復調・復号部63aから出力される信号のいずれかの信号を選択して出力する。
次に、基地局装置100(図1)と移動局装置200(図4)を用いたセルサーチ手順を説明する。基地局装置100から送信された同期チャネルP−SCHの信号と、同期チャネルS−SCHの信号を受信した移動局装置200は、A/D変換部33でのA/D変換の処理後の受信信号を用いて、同期部34で同期チャネルP−SCHの信号を検出し、タイミング情報と、セクタ情報を取得する。
そして、タイミング情報に基づいて、GI除去部35でガードインターバルGIが除去され、S/P変換部36でのS/P変換の処理を経て、同期チャネルP−SCHの信号がFFT部37によって高速フーリエ変換の処理が行われ時間領域信号が周波数領域信号に変換される。
そして、タイミング情報に基づいて、GI除去部35でガードインターバルGIが除去され、S/P変換部36でのS/P変換の処理を経て、同期チャネルP−SCHの信号がFFT部37によって高速フーリエ変換の処理が行われ時間領域信号が周波数領域信号に変換される。
伝搬路推定・補償部38では、周波数領域に変換された同期チャネルP−SCHの信号と、既知の同期チャネルP−SCHの信号のレプリカとの位相・振幅差を測定することで伝搬路推定を行う。
そして、FFT部37により高速フーリエ変換された同期チャネルS−SCHの信号に対して、伝搬路推定値を用いて伝搬路補償を行う。
伝搬路推定・補償部38によって伝搬路補償された周波数領域の同期チャネルS−SCHの信号は、復調・復号部39のS−SCH復調・復号部63aに入力される。
そして、FFT部37により高速フーリエ変換された同期チャネルS−SCHの信号に対して、伝搬路推定値を用いて伝搬路補償を行う。
伝搬路推定・補償部38によって伝搬路補償された周波数領域の同期チャネルS−SCHの信号は、復調・復号部39のS−SCH復調・復号部63aに入力される。
図7は、本発明の第1の実施形態によるS−SCH復調・復号部63a(図6)の構成を示す概略ブロック図である。S−SCH復調・復号部63aは、加算部70_1、70_2、〜、70_N−1、70_N、減算部71_1、71_2、〜、71_N−1、71_N、系列生成部72a、72b、SSC同定部73、SSC同定部74、SSC_Short候補保持部75、情報取得部76を備えている。
S−SCH復調・復号部63aは、隣接するサブキャリア間の信号を加減算することにより2つの系列を導出する。ここでは、S−SCH復調・復号部63aに入力される伝搬路補償後の信号Sinを、以下の式(10)のように表す。
なお、式(10)において、Snoiseは、ノイズを表わしている。
隣接するサブキャリアの信号を加算した値Sin(0)+Sin(1)は、以下の式(11)のように表わされる。
隣接するサブキャリアの信号を加算した値Sin(0)+Sin(1)は、以下の式(11)のように表わされる。
上述した式(10)、式(11)を用いることにより、ノイズ成分を含む符号SSC1(0)を取得することができる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とSnoise(1)が、互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にSin(2)+Sin(3)、Sin(4)+Sin(5)、・・・、Sin(2K−2)+Sin(2K−1)と加算していくことによりノイズ成分を含む符号SSC1(1)、符号SSC1(2)、・・・、符号SSC1(K−1)を取得できる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とSnoise(1)が、互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にSin(2)+Sin(3)、Sin(4)+Sin(5)、・・・、Sin(2K−2)+Sin(2K−1)と加算していくことによりノイズ成分を含む符号SSC1(1)、符号SSC1(2)、・・・、符号SSC1(K−1)を取得できる。
次に、隣接するサブキャリアの信号を減算した値Sin(0)−Sin(1)は、以下の式(12)のように表わされる。
上述した式(12)を用いることにより、ノイズ成分を含む虚軸上の符号SSC2(0)を取得することができる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とSnoise(1)が、互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にSin(2)−Sin(3)、Sin(4)−Sin(5)、・・・、Sin(2K−2)−Sin(2K−1)と減算していくことによりノイズ成分を含む虚軸上の符号SSC2(1)、符号SSC2(2)、・・・、符号SSC2(K−1)を取得できる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とSnoise(1)が、互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にSin(2)−Sin(3)、Sin(4)−Sin(5)、・・・、Sin(2K−2)−Sin(2K−1)と減算していくことによりノイズ成分を含む虚軸上の符号SSC2(1)、符号SSC2(2)、・・・、符号SSC2(K−1)を取得できる。
S−SCH復調・復号部63aでは、加算部70_1〜70_N、減算部71_1〜71_Nによる加減算で取得した2つの系列と、移動局装置200で保持する符号SSC_Shortのレプリカとの相関をとることにより、符号SSC1、符号SSC2の種類(番号)を同定し、その組み合わせから得られる情報(例えば、セルIDの一部、フレームタイミング、アンテナ数など)を出力する。
ここでは、レプリカとの相関をとることで、符号SSC1、符号SSC2の種類(番号)を同定しているが、符号SSC1、符号SSC2がアダマール符号である場合、高速アダマール変換を用いることにより少ない回路規模で高速に同定することも可能である。
また、相関をとる際に、符号SSC1は実軸上の信号となり、符号SSC2は虚軸上の信号となるため、複素数での相関演算を行わず、符号SSC2における虚軸を実軸であるとして、実数での演算を行うことにより、ノイズを低減し、簡易な相関器で演算することも可能である。
ここでは、レプリカとの相関をとることで、符号SSC1、符号SSC2の種類(番号)を同定しているが、符号SSC1、符号SSC2がアダマール符号である場合、高速アダマール変換を用いることにより少ない回路規模で高速に同定することも可能である。
また、相関をとる際に、符号SSC1は実軸上の信号となり、符号SSC2は虚軸上の信号となるため、複素数での相関演算を行わず、符号SSC2における虚軸を実軸であるとして、実数での演算を行うことにより、ノイズを低減し、簡易な相関器で演算することも可能である。
図8は、本発明の第1の実施形態の効果を説明する図である。基地局装置100のデータ変調部151は、移動局装置200に送信する第1の信号(a1、a2、a3、・・・)と第2の信号(b1、b2、b3、・・・)とを取得する。
また、多重・変調処理部154は、データ変調部151が取得した第1の信号(例えば、a1)を、第1のサブキャリア(例えば、Sc1)の実軸上とその第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリア(例えば、Sc2)の実軸上とに配置する。
また、多重・変調処理部154は、データ変調部151が取得した第2の信号(例えば、b1)を、前記第1のサブキャリア(Sc1)の虚軸上とその第1のサブキャリアに隣接する前記第2のサブキャリア(Sc2)の虚軸上に符号を反転して配置する。
また、多重・変調処理部154は、データ変調部151が取得した第1の信号(例えば、a1)を、第1のサブキャリア(例えば、Sc1)の実軸上とその第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリア(例えば、Sc2)の実軸上とに配置する。
また、多重・変調処理部154は、データ変調部151が取得した第2の信号(例えば、b1)を、前記第1のサブキャリア(Sc1)の虚軸上とその第1のサブキャリアに隣接する前記第2のサブキャリア(Sc2)の虚軸上に符号を反転して配置する。
本実施形態によれば、第1の信号および第2の信号を隣接する2つのサブキャリア(例えば、Sc1とSc2)に、Sc2の信号がSc1の信号の複素共役となるように配置するようにしたので、あるサブキャリアにおいて第1の信号又は第2の信号を移動局装置200で受信することができない場合であっても、その信号に隣接するサブキャリアに配置されている信号を受信することによって、第1の信号又は第2の信号を受信することができる。よって、基地局装置100が送信する信号の移動局装置200における検出特性を向上させることができる。また、隣接する2つのサブキャリア信号を加算、および減算することにより、容易に第1の信号および第2の信号を導出することが可能となる。
また、本実施形態により、同期チャネルS−SCHによって通知される情報を、サブキャリア間のノイズ成分に相関が無い場合に、ノイズ成分を緩和して送受信することが可能となり、セルサーチ性能が向上する。
また、サブキャリア間隔の半分を超えるような周波数ずれがある場合においても、2サブキャリアに亘り情報が乗っているため、同期チャネルS−SCHの復調誤りを低減することができ、セルサーチ性能を向上することが可能である。
また、サブキャリア間隔の半分を超えるような周波数ずれがある場合においても、2サブキャリアに亘り情報が乗っているため、同期チャネルS−SCHの復調誤りを低減することができ、セルサーチ性能を向上することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、基地局装置100の同期信号生成部153a(図1)、移動局装置200のS−SCH復調・復号部63a(図6)の処理が、第1の実施形態と異なる。その他については、第1の実施形態と同様であるため、それらの説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、基地局装置100の同期信号生成部153a(図1)、移動局装置200のS−SCH復調・復号部63a(図6)の処理が、第1の実施形態と異なる。その他については、第1の実施形態と同様であるため、それらの説明を省略する。
図9は、本発明の第2の実施形態による基地局装置の同期信号生成部153bの構成を示す概略ブロック図である。同期信号生成部153bは、記憶部21a〜21c、セレクタ22、SSC_Short保持部23、SSC選択部24a、25b、乗算部25e〜25h、記憶部26a〜26d、加算部27a、27b、記憶部28c、28d、演算部29bを備えている。
なお、本実施形態の同期信号生成部153bが、第1の実施形態による同期信号生成部153aと同様の部分については、それらの説明を省略する。
なお、本実施形態の同期信号生成部153bが、第1の実施形態による同期信号生成部153aと同様の部分については、それらの説明を省略する。
制御部11(図1)から指定されたPSC番号に従い、セレクタ22により符号PSC(1)、符号PSC(2)、符号PSC(3)が選択され出力される。
また、制御部11から指定されたSSC1番号(n1)、SSC2番号(n2)に従い、以下の処理が行われる。
符号SSC1、符号SSC2に用いられるバイナリ符号を符号SSC_Short(n、k)とする。ここで、n=1、2、3、・・・、N−1、Nであり、k=0、1、2、・・・、K−2、K−1であり、符号SSC_ShortはN種類の長さKの符号で構成される。
また、制御部11から指定されたSSC1番号(n1)、SSC2番号(n2)に従い、以下の処理が行われる。
符号SSC1、符号SSC2に用いられるバイナリ符号を符号SSC_Short(n、k)とする。ここで、n=1、2、3、・・・、N−1、Nであり、k=0、1、2、・・・、K−2、K−1であり、符号SSC_ShortはN種類の長さKの符号で構成される。
符号SSC1、符号SSC2は上記符号SSC_Short、k、n1、n2(n1、n2はN以下の自然数)を用いて、以下の式(13)、式(14)のように表すことができる。
上記符号SSC1(k)、符号SSC2(k)がそれぞれSSC選択部24a、SSC選択部24bによって選択される。SSC選択部24a、SSC選択部24bによって選択された符号SSC1、符号SSC2を用いて、以下の系列1(S1)、系列2(S2)、系列3(S3)、系列4(S4)を生成する。つまり、乗算部25eは、以下の式(15)によりS1(k)を算出し、記憶部26aに記録する。また、乗算部25fは、以下の式(16)によりS2(k)を算出し、記憶部26bに記録する。
また、乗算部25gは、以下の式(17)によりS3(k)を算出し、記憶部26cに記録する。また、乗算部25gは、以下の式(18)によりS4(k)を算出し、記憶部26dに記録する。
また、乗算部25gは、以下の式(17)によりS3(k)を算出し、記憶部26cに記録する。また、乗算部25gは、以下の式(18)によりS4(k)を算出し、記憶部26dに記録する。
次に、実数の系列S1(k)、S3(k)と虚数の系列S4(k)、S2(k)を加算することにより複素数の系列S5(k)、S6(k)を生成する。つまり、加算部27aは、以下の式(19)によりS5(k)を算出し、記憶部28cに記録する。また、加算部27bは、以下の式(20)によりS6(k)を算出し、記憶部28dに記録する。
そして、演算部29bは、記憶部28cが記憶しているS5(k)と、記憶部28dが記憶しているS6(k)とを交互に並べることにより系列S7(k’)を生成する。具体的には、演算部29bは、以下の式(21)によりS7(k’)を生成する。
ただし、式(8)、式(9)において、k’=0、1、2、・・・、2K−2、2K−1である。演算部29bで生成された系列7(S7(k’))が符号SSCとして出力される。
図10は、本発明の第2の実施形態によるS−SCH復調・復号部63bの構成を示す概略ブロック図である。S−SCH復調・復号部63bは、加算部70_1〜70_N系列生成部72a、72b、SSC同定部73、SSC同定部74、SSC_Short候補保持部75、情報取得部76、回転部77_1〜77_N、を備えている。本実施形態のS−SCH復調・復号部63bが、第1の実施形態のS−SCH復調・復号部63a(図7)と同様の部分については、それらの説明を省略する。
S−SCH復調・復号部63bは、隣接するサブキャリア間の信号に対して実軸成分と虚軸成分の入れ替え、および加減算を行うことにより2つの系列を導出する。
回転部77_1〜77_Nは、入力される複素数の信号を以下の式(23)で表わされるSiとした場合に、以下の式(24)で表わされる信号Soを出力する。
回転部77_1〜77_Nは、入力される複素数の信号を以下の式(23)で表わされるSiとした場合に、以下の式(24)で表わされる信号Soを出力する。
すなわち、回転部77_1〜77_Nは、実軸と虚軸の信号を入れ替え、新たに虚軸となる信号の符号を反転する処理を行う。例えば、1+j2を回転部77_1〜77_Nに入力すると、以下の式(25)で表わされる信号Rot(1+j2)が出力される。
ここでは、S−SCH復調・復号部63bに入力された信号Sinを、以下の式(26)で表す。
ただし、式(26)において、Snoiseは、ノイズを表わしている。
S−SCH復調・復号部63bに入力された信号Sin(0)は、それぞれ隣接するサブキャリアの回転部による処理後の信号Rot(Sin(1))と、以下の式(27)により加算される。
S−SCH復調・復号部63bに入力された信号Sin(0)は、それぞれ隣接するサブキャリアの回転部による処理後の信号Rot(Sin(1))と、以下の式(27)により加算される。
式(27)により、ノイズ成分を含む符号SSC1(0)を取得することができる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とSnoise(1)が、互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にSin(2)+Rot(Sin(3))、Sin(4)+Rot(Sin(5))、・・・、Sin(2K−2)+Rot(Sin(2K−1))を演算していくことによりノイズ成分を含む符号SSC1(1)、符号SSC1(2)、・・・、符号SSC1(K−1)を取得できる。
さらに、符号SSC2に関しては、以下の式(28)により算出することができる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とSnoise(1)が、互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にSin(2)+Rot(Sin(3))、Sin(4)+Rot(Sin(5))、・・・、Sin(2K−2)+Rot(Sin(2K−1))を演算していくことによりノイズ成分を含む符号SSC1(1)、符号SSC1(2)、・・・、符号SSC1(K−1)を取得できる。
さらに、符号SSC2に関しては、以下の式(28)により算出することができる。
式(28)により、ノイズ成分を含む符号SSC2(0)を取得することができる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とSnoise(1)が互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にRot(Sin(2))+Sin(3)、Rot(Sin(4))+Sin(5)、・・・、Rot(Sin(2K−2))+Sin(2K−1)を演算していくことによりノイズ成分を含む符号SSC2(1)、符号SSC2(2)、・・・、符号SSC2(K−1)を取得できる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とSnoise(1)が互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にRot(Sin(2))+Sin(3)、Rot(Sin(4))+Sin(5)、・・・、Rot(Sin(2K−2))+Sin(2K−1)を演算していくことによりノイズ成分を含む符号SSC2(1)、符号SSC2(2)、・・・、符号SSC2(K−1)を取得できる。
図11は、本発明の第2の実施形態の効果を説明する図である。基地局装置100のデータ変調部151は、移動局装置200に送信する第1の信号(a1、a2、a3、・・・)と第2の信号(b1、b2、b3、・・・)とを取得する。
多重・変調処理部154は、データ変調部151が取得した第1の信号(例えば、a1)を、第1のサブキャリア(例えば、Sc1)の実軸上とその第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリア(例えば、Sc2)の虚軸上とに配置する。
また、多重・変調処理部154は、データ変調部151が取得した第2の信号(例えば、b1)を、前記第1のサブキャリア(Sc1)の虚軸上とその第1のサブキャリアに隣接する前記第2のサブキャリア(Sc2)の実軸上とに配置する。
多重・変調処理部154は、データ変調部151が取得した第1の信号(例えば、a1)を、第1のサブキャリア(例えば、Sc1)の実軸上とその第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリア(例えば、Sc2)の虚軸上とに配置する。
また、多重・変調処理部154は、データ変調部151が取得した第2の信号(例えば、b1)を、前記第1のサブキャリア(Sc1)の虚軸上とその第1のサブキャリアに隣接する前記第2のサブキャリア(Sc2)の実軸上とに配置する。
本実施形態によれば、隣接するサブキャリア(例えば、Sc1とSc2)の実軸上と虚軸上に第1の信号(例えば、a1)を配置するとともに、前記隣接するサブキャリア(Sc1とSc2)の虚軸上と実軸上に第2の信号(例えば、b1)を配置するようにしたので、第1の信号又は第2の信号を移動局装置200で受信することができない場合であっても、その信号に隣接するサブキャリアに配置されている信号を受信することができる。よって、基地局装置100が送信する信号の移動局装置200における検出特性を向上させることができる。また、第2のサブキャリアの信号に対して90度位相を回転させる処理を施し、第1および第2のサブキャリア信号を加算、および減算することにより、容易に第1の信号および第2の信号を導出することが可能となる。
S−SCH復調・復号部63bでは、加算部70_1〜70_Nの演算結果により算出された2つの系列と、移動局装置で保持する符号SSC_Shortのレプリカとの相関をとることにより、符号SSC1、符号SSC2の種類(番号)を同定し、その組み合わせから得られる情報(例えばセルIDの一部、フレームタイミング、アンテナ数など)を出力する。
ここではレプリカとの相関をとることで、符号SSC1、符号SSC2の種類(番号)を同定しているが、符号SSC1、符号SSC2がアダマール符号である場合、高速アダマール変換を用いることにより少ない回路規模で高速に同定することも可能である。
また、相関をとる際に、符号SSC1、符号SSC2は実軸上の信号となり、実数での相関演算を行うことにより、ノイズを低減し、簡易な相関器で演算することも可能である。
ここではレプリカとの相関をとることで、符号SSC1、符号SSC2の種類(番号)を同定しているが、符号SSC1、符号SSC2がアダマール符号である場合、高速アダマール変換を用いることにより少ない回路規模で高速に同定することも可能である。
また、相関をとる際に、符号SSC1、符号SSC2は実軸上の信号となり、実数での相関演算を行うことにより、ノイズを低減し、簡易な相関器で演算することも可能である。
本実施形態により、同期チャネルS−SCHによって通知される情報を、サブキャリア間のノイズ成分に相関が無い場合に、ノイズ成分を緩和して送受信することが可能となり、セルサーチ性能が向上する。
また、サブキャリア間隔の半分を超えるような周波数ずれがある場合においても、2サブキャリアに亘り情報が乗っているため、同期チャネルS−SCHの復調誤りを低減することができ、セルサーチ性能を向上することが可能である。
また、サブキャリア間隔の半分を超えるような周波数ずれがある場合においても、2サブキャリアに亘り情報が乗っているため、同期チャネルS−SCHの復調誤りを低減することができ、セルサーチ性能を向上することが可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、基地局装置100の同期信号生成部153a(図1)、移動局装置200のS−SCH復調・復号部63a(図6)の処理が、第1の実施形態と異なる。その他については、第1の実施形態と同様であるため、それらの説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、基地局装置100の同期信号生成部153a(図1)、移動局装置200のS−SCH復調・復号部63a(図6)の処理が、第1の実施形態と異なる。その他については、第1の実施形態と同様であるため、それらの説明を省略する。
図12は、本発明の第3の実施形態による基地局装置の同期信号生成部153cの構成を示す概略ブロック図である。同期信号生成部153cは、記憶部21a〜21c、セレクタ22、SSC_Short保持部23、SSC選択部24a、25b、乗算部25a〜25d、記憶部26a〜26d、加算部27a、27b、記憶部28a、28e、演算部29c、演算部20を備えている。演算部20は、乗算部20a、Sscr生成部20bを備えている。
なお、本実施形態の同期信号生成部153cが、第1の実施形態による同期信号生成部153aと同様の部分については、それらの説明を省略する。
なお、本実施形態の同期信号生成部153cが、第1の実施形態による同期信号生成部153aと同様の部分については、それらの説明を省略する。
乗算部20aは、乗算部27bが生成するS5(k)と、Sscr生成部20bで保持・または生成される所定の振幅(例えば、振幅1)の既定の符号(スクランブリングコード)Sscrとを、以下の式(29)により乗算してS6(k)を算出する。
ここで用いる符号は無線システムで共通のもの、あるいはセルサーチの処理で同期チャネルP−SCHから得られるセクタ番号などの情報から一意に選択されるもの、またはセルの種別(広域セル、マイクロセル、ピコセル、ホットスポット、プライベートセルなどの違い)によって予め定義されるものが用いられる。
乗算部20aが出力するS6(k)は、記憶部28eに記録される。
乗算部20aが出力するS6(k)は、記憶部28eに記録される。
演算部29cは、記憶部28aが記憶しているS4(k)と、記憶部28eが記憶しているS6(k)とを交互に並べることにより、以下の式(30)、式(31)によって系列S7(k’)を生成する。
ただし、式(8)、式(9)において、k’=0、1、2、・・・、2K−2、2K−1である。演算部29cで生成された系列7(S7(k’))が符号SSCとして出力される。
図13は、本発明の第3の実施形態によるS−SCH復調・復号部63cの構成を示す概略ブロック図である。S−SCH復調・復号部63cは、加算部70_1〜70_N、減算部71_1〜71_N、系列生成部72a、72b、SSC同定部73、SSC同定部74、SSC_Short候補保持部75、情報取得部76を備えている。
S−SCH復調・復号部63cは、隣接するサブキャリア間の信号の片方へ既知の符号Sscrの複素共役信号であるSscr*を乗算部77_1〜77_Nで乗算した後に、加算部70_1〜70_N、減算部71_1〜71_Nで加減算することにより2つの系列を導出する。
ここでSscrは、基地局装置および移動局装置で既知の符号、基地局装置におけるセクタから一意に決まる符号、基地局装置のセル種別(広域セル、マイクロセル、ピコセル、ホットスポット、プライベートセルなど)によって一意に決まる符号などである。
すなわち、移動局装置では上記Sscrに対応した、既知であるSscr*、図4の同期部で同定したセクタ情報から一意に決まるSscr*、自移動局装置が同期を行いたいセル種別に対応したSscr*などを用いることになる。
ここではS−SCH復調・復号部63cに入力された伝搬路補償後の信号Sinを、式(32)で表す。
ここでSscrは、基地局装置および移動局装置で既知の符号、基地局装置におけるセクタから一意に決まる符号、基地局装置のセル種別(広域セル、マイクロセル、ピコセル、ホットスポット、プライベートセルなど)によって一意に決まる符号などである。
すなわち、移動局装置では上記Sscrに対応した、既知であるSscr*、図4の同期部で同定したセクタ情報から一意に決まるSscr*、自移動局装置が同期を行いたいセル種別に対応したSscr*などを用いることになる。
ここではS−SCH復調・復号部63cに入力された伝搬路補償後の信号Sinを、式(32)で表す。
式(32)において、Snoiseはノイズを表わしている。
乗算部77_1〜77_Nは、Sinの奇数番目の信号にSscr*を乗算する。b=1、3、5、・・・、2K−1とすると、乗算部77_1〜77_Nが出力する信号は、以下の式(33)のように表すことができる。
乗算部77_1〜77_Nは、Sinの奇数番目の信号にSscr*を乗算する。b=1、3、5、・・・、2K−1とすると、乗算部77_1〜77_Nが出力する信号は、以下の式(33)のように表すことができる。
式(33)において、S’noiseは、SnoiseにSscr*が乗算されたものである。上記の演算を行った信号と、隣接するサブキャリア間の信号のもう一方の信号とを加算部70_1〜70_Nで加算した場合、その加算結果は、以下の式(34)で表すことができる。
式(34)により、ノイズ成分を含む符号SSC1(0)を取得することができる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とS’noise(0)が互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にSin(2)+Sin(3)×Sscr*(1)、Sin(4)+Sin(5)×Sscr*(2)、・・・、Sin(2K−2)+Sin(2K−1)×Sscr*(K−1)と演算していくことによりノイズ成分を含む符号SSC1(1)、符号SSC1(2)、・・・、符号SSC1(K−1)を取得できる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とS’noise(0)が互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にSin(2)+Sin(3)×Sscr*(1)、Sin(4)+Sin(5)×Sscr*(2)、・・・、Sin(2K−2)+Sin(2K−1)×Sscr*(K−1)と演算していくことによりノイズ成分を含む符号SSC1(1)、符号SSC1(2)、・・・、符号SSC1(K−1)を取得できる。
一方、減算部71_1〜71_Nにより減算した減算結果は、以下の式(35)により表すことができる。
式(35)により、ノイズ成分を含む虚軸上の符号SSC2(0)を取得することができる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とS’noise(0)が互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にSin(2)−Sin(3)×Sscr*(1)、Sin(4)−Sin(5)×Sscr*(2)、・・・、Sin(2K−2)−Sin(2K−1)×Sscr*(K−1)と演算していくことによりノイズ成分を含む虚軸上の符号SSC2(1)、符号SSC2(2)、・・・、符号SSC2(K−1)を取得できる。
ノイズ成分であるSnoise(0)とS’noise(0)が互いに相関のない値をとる場合、ノイズ成分を緩和することができる。
同様にSin(2)−Sin(3)×Sscr*(1)、Sin(4)−Sin(5)×Sscr*(2)、・・・、Sin(2K−2)−Sin(2K−1)×Sscr*(K−1)と演算していくことによりノイズ成分を含む虚軸上の符号SSC2(1)、符号SSC2(2)、・・・、符号SSC2(K−1)を取得できる。
S−SCH復調・復号部63cでは、上記加減算で取得した2つの系列と、移動局装置で保持する符号SSC_Shortのレプリカとの相関をとることにより、符号SSC1、符号SSC2の種類(番号)を同定し、その組み合わせから得られる情報(例えばセルIDの一部、フレームタイミング、アンテナ数など)を出力する。
ここではレプリカとの相関をとることで、符号SSC1、符号SSC2の種類(番号)を同定しているが、符号SSC1、符号SSC2がアダマール符号である場合、高速アダマール変換を用いることにより少ない回路規模で高速に同定することも可能である。
また、相関をとる際に、符号SSC1は実軸上の信号となり、符号SSC2は虚軸上の信号となるため、複素数での相関演算を行わず、符号SSC2における虚軸を実軸であるとして、実数での演算を行うことにより、ノイズを低減し、簡易な相関器で演算することも可能である。
ここではレプリカとの相関をとることで、符号SSC1、符号SSC2の種類(番号)を同定しているが、符号SSC1、符号SSC2がアダマール符号である場合、高速アダマール変換を用いることにより少ない回路規模で高速に同定することも可能である。
また、相関をとる際に、符号SSC1は実軸上の信号となり、符号SSC2は虚軸上の信号となるため、複素数での相関演算を行わず、符号SSC2における虚軸を実軸であるとして、実数での演算を行うことにより、ノイズを低減し、簡易な相関器で演算することも可能である。
本実施形態により、同期チャネルS−SCHによって通知される情報を、サブキャリア間のノイズ成分に相関が無い場合に、ノイズ成分を緩和して送受信することが可能となり、セルサーチ性能が向上する。
また、サブキャリア間隔の半分を超えるような周波数ずれがある場合においても、2サブキャリアに亘り情報が乗っているため、同期チャネルS−SCHの復調誤りを低減することができ、セルサーチ性能が向上する。
また、Sscrをセクタごとに異なる符号にすることにより他セルとのセクタ間干渉を緩和することができる。
また、Sscrをセルの種別ごとに異なる符号にすることにより自移動局装置が希望する種類のセルに同期することができる。
また、サブキャリア間隔の半分を超えるような周波数ずれがある場合においても、2サブキャリアに亘り情報が乗っているため、同期チャネルS−SCHの復調誤りを低減することができ、セルサーチ性能が向上する。
また、Sscrをセクタごとに異なる符号にすることにより他セルとのセクタ間干渉を緩和することができる。
また、Sscrをセルの種別ごとに異なる符号にすることにより自移動局装置が希望する種類のセルに同期することができる。
上述した第1から第3の実施形態では、符号SSC1、符号SSC2を2種類のバイナリ符号として実軸、虚軸に配置して組み合わせることにより複素符号として演算を行っているが、1種類の複素符号に対しても上記演算を適用することにより復調誤りを低減することが可能である。
また、符号SSC1、符号SSC2を2種類のバイナリ符号として記述しているが、符号SSC1、符号SSC2がさらに短いバイナリ符号の組み合わせであっても良い。
また、符号SSC1、符号SSC2を2種類のバイナリ符号として記述しているが、符号SSC1、符号SSC2がさらに短いバイナリ符号の組み合わせであっても良い。
なお、以上説明した実施形態において、第1から第3の実施形態による基地局装置(図1)や移動局装置(図4)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより基地局装置や移動局装置の制御を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
11・・・制御部、12a〜12c・・・受信アンテナ、13a〜13c・・・受信部、14a〜14c・・・送信アンテナ、15a〜15c・・・送信部、31・・・受信アンテナ、32・・・受信処理部、33・・・A/D変換部、34・・・同期部、35・・・GI除去部、36・・・S/P変換部、37・・・FFT部、38・・・伝搬路推定・補償部、39・・・復調・復号部、40・・・変調部、41・・・IFFT部、42・・・P/S変換部、43・・・GI付加部、44・・・D/A変換部、45・・・送信処理部、46・・・送信アンテナ、47・・・制御部、100・・・基地局装置、131・・・受信処理部、132・・・A/D変換部、133・・・復調処理部、200・・・移動局装置
Claims (10)
- マルチキャリア方式を使用して移動局装置と通信する基地局装置であって、
前記移動局装置に送信する第1の信号と第2の信号とを取得する送信信号取得部と、
前記送信信号取得部が取得した第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、前記送信信号取得部が取得した第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける前記第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置する信号配置部と、
前記信号配置部が出力する信号を前記移動局装置に送信する送信部と、
を備えることを特徴とする基地局装置。 - 前記信号配置部は、前記送信信号取得部が取得した第1の信号を第1のサブキャリアの実軸上と当該第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリアの実軸上に配置し、前記送信信号取得部が取得した第2の信号を第1のサブキャリアの虚軸上と当該第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリアの虚軸上に符号を反転して配置することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
- 前記信号配置部は、前記送信信号取得部が取得した第1の信号を第1のサブキャリアの実軸上と当該第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリアの虚軸上に配置し、前記送信信号取得部が取得した第2の信号を第1のサブキャリアの虚軸上と当該第1のサブキャリアに隣接する第2のサブキャリアの実軸上に配置することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
- 前記信号配置部は、前記送信信号取得部が取得した第1の信号を第1のサブキャリアの実軸上に配置し、前記送信信号取得部が取得した第2の信号を第1のサブキャリアの虚軸上に配置し、第2のサブキャリアには第1のサブキャリアの信号に既知の符号を乗算することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
- 前記既知の符号は、自基地局装置に属するセル又はセクタごとに異なる符号であることを特徴とする請求項4に記載の基地局装置。
- 前記既知の符号は、自基地局装置のセル種別ごとに異なる符号であることを特徴とする請求項4に記載の基地局装置。
- マルチキャリア方式を使用して基地局装置と通信する移動局装置であって、
前記基地局装置が送信する信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した信号から第1の信号及び第2の信号を取得する受信信号取得部と、
前記受信信号取得部が取得した信号に自移動局装置が位置するセクタ又はセルに固有な符号を乗算する符号乗算部と、
を備えることを特徴とする移動局装置。 - マルチキャリア方式を使用して基地局装置と通信する移動局装置であって、
前記基地局装置が送信する信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した信号から第1の信号及び第2の信号を取得する受信信号取得部と、
前記受信信号取得部が取得した信号に自移動局装置が同期するセル種別に固有な符号を乗算する符号乗算部と、
を備えることを特徴とする移動局装置。 - マルチキャリア方式を使用して通信を行う基地局装置と移動局装置とを備える通信システムであって、
前記基地局装置は、
前記移動局装置に送信する第1の信号と第2の信号とを取得する送信信号取得部と、
前記送信信号取得部が取得した第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、前記送信信号取得部が取得した第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける前記第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置する信号配置部と、
前記信号配置部が出力する信号を前記移動局装置に送信する送信部とを備え、
前記移動局装置は、
前記送信部が送信する信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した信号から第1の信号及び第2の信号を取得する受信信号取得部とを備えることを特徴とする通信システム。 - マルチキャリア方式を使用して通信を行う基地局装置と移動局装置とを用いた通信方法であって、
前記基地局装置は、
前記移動局装置に送信する第1の信号と第2の信号とを取得する送信信号取得過程と、
前記送信信号取得過程で取得した第1の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける実軸上又は虚軸上に配置し、前記送信信号取得過程で取得した第2の信号を隣接する2つ以上のサブキャリアにおける前記第1の信号配置と直交する実軸上又は虚軸上に配置する信号配置過程と、
前記信号配置過程で出力される信号を前記移動局装置に送信する送信過程とを実行し、
前記移動局装置は、
前記送信過程で送信された信号を受信する受信過程と、
前記受信過程で受信した信号から第1の信号及び第2の信号を取得する受信信号取得過程とを実行することを特徴とする通信方法。
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JP2007233260A Pending JP2009065557A (ja) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | 基地局装置、移動局装置、通信システム及び通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009065557A (ja) |
-
2007
- 2007-09-07 JP JP2007233260A patent/JP2009065557A/ja active Pending
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