JP2009065530A - 移動体通信システム、基地局及び移動通信端末 - Google Patents

移動体通信システム、基地局及び移動通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局リソースの有効利用を図り、高速なデータ通信を行なう。
【解決手段】各基地局3は、基地局自身の識別情報、通信回線4上のフレームに多重化される複数のチャネルのうちの空きチャネルの情報、及び無線接続に用いられる複数のタイムスロットのうちの空きタイムスロットの情報を移動通信端末2へ報知する報知手段を有し、移動通信端末2は、各基地局3との間で無線信号を送受信する無線送受信手段と、受信電界強度が所定値以上である無線信号を送信した所定数の基地局3の識別情報を記憶する記憶手段と、各基地局3からの報知情報に含まれる空きチャネルの情報と空きタイムスロットの情報とに基づき、記憶した識別情報を持つ所定数の基地局3の中から移動通信端末2と同時接続可能な基地局3を選択し、選択した同時接続可能な局数分の基地局3との間で接続するよう無線送受信手段に対して指令を行なう制御手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体通信システム、基地局及び移動通信端末に関する。
PHS(登録商標[Personal Handyphone System])端末が高速の通信速度でデータ通信を行なう場合、PHS端末は周辺の基地局が発信している制御チャネル情報をサーチし、このサーチにより認識できた複数の基地局のうちの受信電界強度が強い電波を発信した基地局を選択し、この基地局に対して接続手順を実行する。
複数のPHS端末が1つの基地局へ接続する場合、PHS端末は、エリア内の複数の基地局のうち、受信電界強度が強い電波を送信した基地局を優先的に選択するため、この基地局に対して接続を試みるPHS端末の数が多い場合、基地局にアクセスが集中する傾向がある。基地局へ接続しようとするPHS端末の数がこの基地局の周辺に少ない場合、この基地局へのアクセス数は少なくなる傾向がある。
また、PHS端末が複数の基地局と同時接続するPHS方式も知られている。この同時接続の処理を、移動通信局と基地局との間を中継接続するレピータ装置が行なう方法に関しては、各基地局の識別情報、受信レベル及び空きチャネル情報を取得して、これらの受信レベル及び空きチャネル情報に基づいて接続対象の基地局を選択するレピータ装置が知られている(特許文献1参照)。レピータ装置は周辺の基地局についてのサーチを行ない、各基地局からの無線信号の受信電界強度の検出値を各基地局のCS−IDに対応させて記憶し、これらの検出値に基づいて接続候補となる基地局を選択する。この場合、レピータ装置は、受信電界強度が高い順に候補となる基地局を選択し、選択した基地局に対して接続設定を行なう。
移動体通信では、PHS端末を持つユーザがエリア内を移動することによって、電波環境を変える方法も考えられる。高速無線通信を行なう場合、場所によるデータ通信速度の変化が顕著であるため、即時的に極めて正確なデータ通信速度を利用者に対して通知する必要がある。従来、複数種類のデータ通信速度に対応し、場所に応じて顕著に変化する受信状態を利用者に通知することによって、利用者が良好な受信状態でデータ通信を行なう携帯通信端末が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2002-271256号公報 特開2002-300644号公報
しかしながら、PHS端末が受信電界強度に基づき、有線回線に接続された1つの基地局を選択する方法では、PHS端末が、無線接続に用いられるタイムスロットに空きがない基地局や、有線回線上を伝送するフレーム内のチャネルに空きがない基地局に接続することがある。例えばPHS端末の周辺に、空きタイムスロットや空きチャネルといった利用可能な空きリソースを有する基地局があるにも関わらず、このPHS端末は通信の混雑度合いの大きい別の基地局へアクセスする。すなわち、エリア内の複数の基地局の間で基地局リソースが平均的に使用されないことがある。
1つのPHS端末が複数の基地局と同時接続する場合、PHS端末は受信電界強度が高い順に基地局を選択し、選択した基地局に対して優先的にアクセスするため、PHS端末が選択した複数の基地局の中に、このPHS端末に割り当て可能な空きタイムスロットを有し、かつ有線回線側に空きチャネルを有する基地局があっても、PHS端末はこの空きリソースを有する基地局とは必ずしも接続されない。タイムスロットやチャネルに空きがない基地局へアクセスが集中すること、及び空きタイムスロットや空きチャネルを有する基地局へのアクセスが適正に行なわれないことが生じる。すなわち、エリア内における基地局リソースが有効に使用されない。
上述した特許文献2に記載の発明は、ユーザに対して良好な通信環境へ移動することを促し、これによって、通信速度の向上を図るものであるが、ユーザが移動したとしても、電波環境が良くなる保証は無く、通信速度が向上するとも限らない。
そこで本発明は、上記の課題に鑑み、基地局リソースの有効利用を図り、高速なデータ通信を行なえる移動体通信システム、基地局及び移動通信端末を提供することを目的とする。
このため、本発明の一態様によれば、移動通信端末と、それぞれ通信回線を介して回線交換網に接続されて、この回線交換網に接続されたネットワークを介してこのネットワークに接続された情報配信装置との間でデータ通信を行なうとともに、この移動通信端末との間で時分割多元接続方式により無線通信を行なう複数の基地局と、を備え、各基地局は、基地局自身の識別情報、前記通信回線上のフレームに多重化される複数のチャネルのうちの空きチャネルの情報、及び無線接続に用いられる複数のタイムスロットのうちの空きタイムスロットの情報を前記移動通信端末へ報知する報知手段を有し、前記移動通信端末は、前記各基地局との間で無線信号を送受信する無線送受信手段と、この無線送受信手段により受信された複数の無線信号のうちの受信電界強度が所定値以上である無線信号を送信した所定数の基地局の識別情報を記憶する記憶手段と、前記無線送受信手段により受信された各基地局からの報知情報に含まれる空きチャネルの情報と空きタイムスロットの情報とに基づき、この記憶手段に記憶された識別情報を持つ所定数の基地局の中から当該移動通信端末と同時接続可能な基地局を選択し、選択した同時接続可能な局数分の基地局との間で接続するよう前記無線送受信手段に対して指令を行なう制御手段とを備えたことを特徴とする移動体通信システムが提供される。
また、本発明の別の一態様によれば、移動通信端末と、それぞれパケット転送網に接続されて、このパケット転送網に接続されたネットワークを介してこのネットワークに接続された情報配信装置との間でデータ通信を行なうとともに、この移動通信端末との間で時分割多元接続方式により無線通信を行なう複数の基地局と、を備え、各基地局は、基地局自身の識別情報、前記パケット転送網におけるパケットのトラフィックの情報、及び無線接続に用いられる複数のタイムスロットのうちの空きタイムスロットの情報を前記移動通信端末へ報知する報知手段を有し、前記移動通信端末は、前記各基地局との間で無線信号を送受信する無線送受信手段と、この無線送受信手段により受信された複数の無線信号のうちの受信電界強度が所定値以上である無線信号を送信した所定数の基地局の識別情報を記憶する記憶手段と、前記無線送受信手段により受信された各基地局からの報知情報に含まれるパケットのトラフィックの情報と空きタイムスロットの情報とに基づき、この記憶手段に記憶された識別情報を持つ所定数の基地局の中から当該移動通信端末と同時接続可能な基地局を選択し、選択した同時接続可能な局数分の基地局との間で接続するよう前記無線送受信手段に対して指令を行なう制御手段とを備えたことを特徴とする移動体通信システムが提供される。
また、本発明の別の一態様によれば、通信回線を介して回線交換網に接続されて、この回線交換網に接続されたネットワークを介してこのネットワークに接続された情報配信装置との間でデータ通信を行なう網インターフェース手段と、この通信回線上のフレームに多重化される複数のチャネルのうちの空きチャネルの情報を記憶する空きチャネル情報記憶手段と、移動通信端末との間で時分割多元接続方式により無線通信を行なう無線通信手段と、無線接続に用いられる複数のタイムスロットのうちの空きタイムスロットの情報を記憶する空きタイムスロット情報記憶手段と、前記空きチャネルの情報及び前記空きタイムスロットの情報と、当該基地局自身の識別情報とを、前記移動通信端末に報知される情報として前記無線通信手段に入力する制御手段と、を備えたことを特徴とする基地局が提供される。
また、本発明の別の一態様によれば、それぞれ通信回線を介して回線交換網に接続されて、この回線交換網に接続されたネットワークを介してこのネットワークに接続された情報配信装置との間でデータ通信を行なう複数の基地局との間で無線信号を送受信する無線送受信手段と、この無線送受信手段により受信された複数の無線信号のうちの受信電界強度が所定値以上である無線信号を送信した所定数の基地局の識別情報を記憶する記憶手段と、前記無線送受信手段により受信された各基地局からの報知情報に含まれる前記通信回線上のフレームに多重化される複数のチャネルのうちの空きチャネルの情報と、各基地局との間における時分割多元接続方式の無線接続に用いられる複数のタイムスロットのうちの空きタイムスロットの情報とに基づき、この記憶手段に記憶された識別情報を持つ所定数の基地局の中から当該移動通信端末と同時接続可能な基地局を選択し、選択した同時接続可能な局数分の基地局との間で接続するよう前記無線送受信手段に対して指令を行なう制御手段とを備えたことを特徴とする移動通信端末が提供される。
本発明によれば、データ通信を開始する時点において通信速度が最も速くなる複数の基地局を移動通信端末が選択できるようになるため、移動通信端末は、受信電界強度が高く、且つ、空きチャネル及び空きタイムスロットを有する基地局にアクセスできるようになる。
以下、本発明の実施の形態に係る移動体通信システム、基地局及び移動通信端末について、図1乃至図8を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る移動体通信システムはパーソナルハンディフォンシステムであり、例えばコンテンツサーバからPHS端末に対して情報を提供するサービスシステムに用いられている。この移動体通信システムは4チャネル多重のTDMA/TDD(時分割多元接続/時分割複信)方式を採用しており、前半の下りタイムスロットと、この下りタイムスロットに対応する後半の上りタイムスロットとによって無線区間の1無線チャネルが構成されている。本実施形態に係る移動体通信システムは、有線回線に接続された複数のPHS対応の基地局と、これらの基地局との間で無線通信を行なうPHS端末とを備えている。このPHS端末は、これらの基地局のうちの2〜4つの基地局と同時に接続してデータ通信を行なえるようにされており、また、これらの基地局のうちの単一の基地局との間で複数の無線チャネルを同時に使用してデータ通信を行なえるようにもされている。PHS端末が2〜4つの基地局との間でデータ通信を行なう場合、あるいはPHS端末が1つの基地局との間でデータ通信を行なう場合、PHS端末はこのデータ通信を複数の無線チャネルを束ねて使用することによって行なう。
図1は本実施形態に係る移動体通信システムを含む情報提供サービスシステムの構成図である。情報提供サービスシステム1は、移動通信端末であるPHS端末2と、それぞれサービスエリア内に配置された複数の基地局3と、これらの基地局3と通信回線4を介して接続された公衆網5と、この公衆網5に接続されたインターネット6と、このインターネット6に接続されたコンテンツサーバ7とを備えている。通信回線4にはI′回線が用いられる。公衆網5は回線交換網であり、通信回線4に接続された交換機を有するISDN(登録商標[Integrated Service Digital Network])や公衆電話網を有する。公衆網5は、ゲートウェイといったインターワーク装置を介してインターネット6と接続されている。インターワーク装置は、公衆網5側の回線上のフレームの終端と、インターネット側のパケットの終端と、これらのフレーム及びパケットの間のデータの載せ換え処理とを行なう。コンテンツサーバ7はコンテンツを蓄積した情報提供装置である。
各基地局3は、通信回線4を介してISDNに接続され、このISDNに接続されたインターネット6を介して情報配信装置であるコンテンツサーバ7との間でデータ通信を行なうとともに、PHS端末2との間で時分割多元接続方式による無線通信を行なう。各基地局3は、通信回線4側のインターフェース手段、及びPHS端末2と無線通信を行なう無線通信手段を有する。更に各基地局3は、有線区間における空きチャネル数及び無線区間における空きタイムスロット数といった空きリソース情報を記憶する記憶手段と、この空きリソース情報及び基地局3自身の識別情報であるCS−IDをPHS端末2に報知される情報として無線通信手段に入力する制御手段とを有する。これにより、各基地局3がPHS端末2に対し、複数の無線チャネルを使用して行なうデータ通信の際に使用可能な空きリソース情報を報知し、PHS端末2がこの報知される情報を元に最も速い通信速度でデータ通信を行なうようになっている。
図2はPHS端末2のブロック図である。PHS端末2は、送信すべきデータをディジタル変調して無線信号を送信するとともに、基地局3からの無線信号を受信し復調データを出力する無線部8と、この無線部8にて受信された無線信号から送受信のタイミングを検出し、検出したタイミングに基づいて無線部8の無線通信制御を行なう制御部9と、各基地局3からの報知情報に含まれる空きリソース情報を記憶するメモリ部(空きリソース等記憶用メモリ部)10とを備えている。
無線部8は無線送受信手段である。この無線部8は、符号化されたデータの無線変調や変調信号の増幅などを行なって無線信号をアンテナ11から送信するとともに、アンテナ11にて受信された無線信号の検波、受信電界強度の検出、及び検波された信号の復調を行なうRF(Radio Frequency)部12を有する。無線部8において得られた受信電界強度の検出値のデータは、記憶手段としてのメモリ部10に書き込まれる。更に無線部8は、制御部9の指示により1タイムスロットを構成するビットデータを生成するとともに、制御部9の指示によりRF部12から出力された復調データからタイムスロットごとにビットデータを分解して出力するベースバンド(Baseband)部13を有する。無線部8の機能は、これらのRF部12及びベースバンド部13が一体化された無線ユニットにより実現される。PHS端末2は、例えば4つの無線ユニットを有する。
制御手段としての制御部9は、主にCPU(Central Processing Unit)14、FROM(フラッシュROM)15及びRAM16により構成されており、無線部8にて受信されたデータから送受信のタイミングを検出し、検出したタイミングに基づいて無線部8を制御する。制御部9は、各基地局3から送信される制御チャネルに含まれるCS−IDと空きリソース情報とをメモリ部10に書き込む。空きリソース情報とは、通信回線4上のフレームに多重化される複数のチャネルのうちの空きチャネルと、無線区間における4つのタイムスロットのうちの空きタイムスロットとを指す。
制御部9は、メモリ部10に記憶されている空きチャネル数及び空きタイムスロット数から、これらの空きチャネル数及び空きタイムスロット数が多い基地局3を通信速度が速い基地局3と予測する。制御部9は、空きチャネル数が多ければ複数のタイムスロット分のデータを有線区間上を伝送するフレームに多重することができると予測する。制御部9は、空きタイムスロット数が多ければ無線チャネルを束ねることができると予測する。制御部9は複数の基地局3の中から、有線区間の空きチャネル数と無線区間の空きタイムスロット数とが多い1又は複数の基地局3を、通信速度が速い基地局3として選択する。
メモリ部10は、無線部8により受信された複数の無線信号のうちの受信電界強度が予め決められた閾値以上である無線信号を送信した所定数の基地局3の識別情報を記憶する記憶手段である。更にPHS端末2は、情報を表示する表示部17と、番号やデータの入力用の入力部18と、着信報知用のサウンダ19と、必要に応じて音声通話する際に用いられるマイク及びスピーカ等の音声入出力部20とを備えている。
これにより、制御部9は、無線部8により受信された各基地局3からの報知情報に含まれる空きチャネル数及び空きタイムスロット数に基づき、メモリ部10に記憶された識別情報を持つ所定数の基地局3の中からPHS端末2と同時接続可能な基地局3を選択し、選択した同時接続可能な局数分の基地局3との間で接続するよう無線部8に対して指令を行なう。
図3はPHS端末2のメモリ部10に記憶される情報のフォーマットの一例を示す図である。dB値で表される受信電界強度の検出値、空きチャネル数、及び空きタイムスロット数が、各基地局3のCS−IDに対応付けられてメモリ部10に記憶されている。通信回線4には、Iインターフェース規格を拡張したI′インターフェース規格が用いられている。通信回線4は、ISDN回線としての機能と、PHS端末2の位置登録を行なうための機能とを有する。図3の例では、通信回線4は2本の基本インターフェース回線を使用しており、各基地局3と、公衆網5の交換機との間は、制御用として2チャネル分のDチャネルが使用されており、情報通信用として4チャネル分のBチャネルが使用されている。
図4は本実施形態に係る基地局3のブロック図である。基地局3は、アンテナ21を介してPHS端末2と無線通信を行なう無線部22と、通信回線4との回線接続を行なう公衆網インターフェース部23と、これらの無線部22による無線通信処理の制御、及び公衆網インターフェース部23によるデータ交換処理の制御を行なう制御部24と、通信回線4上のフレームに多重化される複数のチャネルのうちの空きチャネルの数、及び無線区間における4つのタイムスロットのうちの空きタイムスロットの数を記憶する記憶部25とを備えている。
この無線部22は例えば4つの無線ユニットを有する。これらの無線ユニットはいずれもPHS端末2のRF部12が有する機能と同様の機能を有するRF部と、PHS端末2のベースバンド部13が有する機能と同様の機能を有するベースバンド部とを有する。公衆網インターフェース部23は、通信回線4からのフレームに含まれる複数のチャネルを分離して無線区間の下りタイムスロットに挿入されるデータを制御部24に入力するとともに、制御部24より出力される最大4チャネル分の上りタイムスロットに含まれるデータを多重して複数のチャネルが多重されたフレームを通信回線4側へ出力する。
制御部24は、CPU、ROM及びRAM等によって構成されている。制御部24は、記憶部25に記憶された空きチャネル数及び空きタイムスロット数と、予め保持する基地局3のCS−IDとを、PHS端末2に報知される情報として無線部22に入力する。制御部24は、報知チャネル(BCCH)、一斉呼び出しチャネル(PCH)及び個別セル用チャネル(SCCH)等の制御チャネルを所定の順序で周期的に繰り返し送信するよう無線部22に対して指令を行なう。これらの制御部24と無線部22とによって、基地局3自身の識別情報、通信回線4上の空きチャネル数、及び空きタイムスロット数をPHS端末2へ報知する報知手段としての機能が発揮される。
このような構成の本実施形態に係るPHS端末2は、周辺の基地局3からの制御チャネルに含まれる制御チャネルをサーチし、このサーチによって認識できた複数の基地局3について、空きチャネル数及び空きタイムスロット数を各基地局3のCS−IDごとにメモリ部10に記憶する。PHS端末2がデータ量の大きいデータ通信を行なう場合、制御部9はデータ量に応じて接続先基地局3の局数を決定し、メモリ部10に記憶した空きチャネル数及び空きタイムスロット数に基づいて所定数の接続先基地局3を選択する。この場合、制御部9は、最大4局の基地局3との間で同時に通信接続するように4つの無線ユニットを制御する。
また、PHS端末2がさほどデータ量の大きくないデータ通信を行なう場合、制御部9は単一の基地局3との間で無線チャネルの空きタイムスロットを束ねる処理を行なって、メモリ部10に記憶したチャネル数及び空きタイムスロット数に基づき1つの接続先基地局3を選択する。この場合、制御部9は選択した基地局3との間に最大4チャネルを同時に割り当てるように1つの無線ユニットを制御する。以下、基地局3と、子機であるPHS端末2との各通信制御処理について説明する。
(1)基地局3側の動作
図5は本実施形態に係る基地局3が報知情報を送信する際の動作を説明するためのフローチャートである。ステップA1において、制御部24は無線部22から報知情報を送信するタイミングであるかどうかを判断する。ステップA1において、このタイミングではないと制御部24が判断している間、Noルートを通り、制御部24は送信タイミングになるまで待機する。ステップA1において、制御部24が送信タイミングであると判断した場合、Yesルートを通り、制御部24は、自基地局3における、データ通信についての空きチャネル数及び空きタイムスロット数といった空きリソース情報の収集を行なう(ステップA2)。これによって、基地局3は制御部24の制御によって一定の時間間隔で報知情報を送信する。
ステップA3において、制御部24は、ステップA2にて収集した空きリソース情報を、報知情報として報知される際のデータフォーマットに変換し、この空きリソース情報を、下りの制御チャネル内に設定する。ステップA4において、制御部24は、ステップA3にて生成した報知情報を送信する。これ以降、制御部24は報知情報を報知するタイミングが到来する度に、上記ステップA1からステップA4の処理を行なう。
このようにして、各基地局3から、空きチャネル数及び空きタイムスロット数が、データ通信に使用可能な空きリソース情報として報知される。
(2)PHS端末2側の動作
PHS端末2の制御部9は、周辺の基地局3からの制御チャネルをサーチすること、サーチした制御チャネルに基づいて1つの基地局3又は同時接続する複数の基地局3を各無線ユニットに割り当てること、及び各無線ユニットに割り当てた基地局3に無線部8を接続させることのそれぞれを行なう。
PHS端末2側の動作は、待ち受け時とデータ通信を開始する時とに応じて異なる。これらの待ち受け時及びデータ通信の開始時のそれぞれの場合の動作について、図6及び図7を参照して説明する。
(2−1)待ち受け時の動作
図6はPHS端末2の待ち受け時における動作を説明するためのフローチャートである。PHS端末2は、位置登録時、あるいは、待ち受け中に、いずれかの基地局3の受信レベルが予め定められたレベル以下になるかどうかを監視し続けている。PHS端末2はこの判定の際、周辺の基地局サーチを行ない、通信可能な基地局3のリストをメモリ部10に記憶する。PHS端末2は、このリストをメモリ部10に記憶する際、それぞれの基地局3の報知情報の送信タイミングについても記憶しておく。
図6のステップB1において、PHS端末2は、通信可能な基地局3について、報知情報の受信タイミングであるかどうかの判断を行なう。ステップB1において、受信タイミングではないと制御部9が判断している間、Noルートを通り、制御部9は送信タイミングになるまで待機する。ステップB1において、制御部9が、通信可能な基地局3の報知情報の受信タイミングであると判断すると、Yesルートを通り、ステップB2において制御部9は報知情報の受信処理を行なう。ステップB3において、PHS端末2は、受信した報知情報の中から空きリソース情報を抽出し、この空きリソース情報をメモリ部10に記憶する。
(2−2)データ通信開始時の動作
図7はPHS端末2のデータ通信開始時における動作を説明するためのフローチャートである。ステップC1において、PHS端末2の制御部9は、データ通信の開始時においてどの基地局3に対して発呼を行なうかを決めるため、待ち受け時の動作時に記憶した基地局3のリストを検索する。ステップC2において、PHS端末2はこのリストから、空きチャネル数や空きタイムスロット数が多い基地局3を通信速度の速い基地局3と予測する。これにより、受信可能な複数の基地局3のうち、最も通信速度が速くなる基地局3が選択される。このステップC2において、複数の基地局3に対してPHS端末2が同時に通信設定を行なう場合、最も通信速度が速くなる2〜4つの基地局3の組み合わせが決定する。
ステップC3において、PHS端末2は、候補となる基地局3を複数選択する必要があるかどうかを判定する。ステップC3において、PHS端末2は、候補となる基地局3が複数であると判定した場合、Yesルートを通り、ステップC4において、それらの基地局3の中から、受信レベルが高い1つの基地局3を選択する。これにより、最も通信速度が速い基地局3が選択される。このステップC4において、PHS端末2は複数の基地局3を組み合わせて選択してもよい。ステップC5において、PHS端末2は選択した当該1又は複数の基地局3に対してデータ通信を開始するための手順を実行する。
ステップC6において、PHS端末2は、選択した1又は複数の基地局3について、データ通信を開始する手順が成功したかどうかを判定する。一例として、PHS端末2が基地局3に対してリンクチャネル確立要求を送信した後、この基地局3からリンクチャネル割当て応答を受信したか否かをPHS端末2が監視することによって、この手順の成否が判定される。このステップC6において、PHS端末2が、ステップC5にて実行した手順の結果が成功であると判定した場合、Yesルートを通り、ステップC7において、PHS端末2は選択した基地局3との間でデータ通信を開始する。データ通信が成功した場合、ステップC8において、PHS端末2は通信が終了するまでこの通信の処理を継続する。PHS端末2は、各基地局3からの報知情報を元に、通信速度が最速であると予測した基地局3との間で最も速い通信速度でデータ通信を行なえるように、タイムスロットの多重を行なう。
ステップC6における判定処理の際に、PHS端末2がステップC5において実行したデータ通信を開始するための手順が何らかの理由で失敗したと判断した場合、Noルートを通り、ステップC9において、PHS端末2はメモリ部10に記憶している各基地局3についての空きリソース数及び空きチャネル数から、通信速度が二番目に速い基地局3があるかどうかを判定する。PHS端末2が複数の基地局3を選択してこれらの基地局3と同時接続する場合、ステップC9において、このPHS端末2が、二番目に通信速度が速い次候補としての基地局3が複数存在すると判定すると、Yesルートを通り、ステップC10において、複数の基地局3の中から更に次候補としての基地局3を選択する。ステップC9及びステップC10において、一部の基地局3についてデータ通信開始手順が失敗した場合、PHS端末2は失敗した基地局3についてのみ、次候補となる基地局3の選択を行なう。
次候補となる基地局3が選択された後、ステップC5の処理に戻り、PHS端末2は、ステップC10にて選択した2〜4つの基地局3に対して、データ通信を開始するための手順の実行を開始する。この次候補として選択した基地局3についてステップC5で実行した手順の結果の成否をPHS端末2は判定する(ステップC6)。ステップC6においてPHS端末2が、選択した各基地局3との間の手順の結果が成功であると判定した場合、Yesルートを通り、これらの基地局3との間でデータ通信を開始する(ステップC7)。従って、PHS端末2は、各基地局3からの報知情報を元に、最速の通信速度で通信可能であると選択した基地局3との間で最も速い通信速度でデータ通信を行なえるようになる。
一方、ステップC6において、PHS端末2はデータ通信を開始するための手順の結果が失敗したと判定した場合、Noルートを通り、再度、PHS端末2は二番目に通信速度が速い基地局3を選択し、データ通信を開始するための手順を開始する(ステップC5、C6、C9、C10)。以降、PHS端末2は、通信可能な基地局3の候補がなくなるまでこの処理動作を繰り返す。
ステップC9において、PHS端末2が記憶している全ての基地局3の候補に対し、データ通信の開始手順を成功裏に終了することが出来なかった場合、Noルートを通り、ステップC11において、制御部9は、通信が失敗である旨をPHS端末2の表示部18に表示する。あるいは制御部9は、この旨をPHS端末2が接続されているパーソナルコンピュータ等を使ってユーザに通知する。
ステップC2及びステップC10の処理が行なわれるため、受信電界強度が高く、かつ通信速度の最も速い基地局3が選択されるようになる。各基地局3は、空きチャネル数及び空きタイムスロット数を更新して報知するため、PHS端末2はメモリ部10の内容から、通信速度が速い複数の基地局3を予測することができ、この予測によって選択した基地局3に対して接続設定を行なえるようになる。
このように、本実施形態に係る移動体通信システム1によれば、予め、最大通信速度での通信が期待できる基地局3に対して優先的にPHS端末2が通信手順を実行することによって、基地局リソースの有効活用を図ることができる。また、ユーザに対しても高速度でのデータ通信を利用可能とする環境を提供することができる。
従来の移動体通信システムでは、PHS端末が複数の基地局のうち受信電界強度が最も大きい基地局に接続設定している。この基地局のタイムスロットがすべて使用されている場合であっても、PHS端末は、受信電界強度に基づいて接続先の基地局を選択するため、複数のPHS端末が空きリソースのない基地局に対して接続手順を続けて、この基地局にのみ負荷がかかることがある。1つの基地局に対して複数のPHS端末が接続を試みる場合、接続先の基地局の負担は更に大きくなる。
本実施形態に係る移動体通信システムは、PHS端末2が複数の基地局3のうちの受信電界強度の一番大きい基地局3を認識する機能を持ち、この機能に、基地局3が空きタイムスロット数といった無線リソースの情報、及び有線回線側の空いている回線リソースの情報をPHS端末2に対して通知する機能が追加されている。PHS端末2は、受信可能な複数の基地局3の中から、タイムスロットやチャネルに空きを有する基地局3に対して接続設定を行なう。これにより、PHS端末2が複数の基地局3に同時接続する場合、受信電界強度が強くない電波を発信した基地局3のうち、チャネル容量に余裕のあるいくつかの基地局3を接続候補として選択でき、これらの選択した基地局3に対して同時接続設定を行なえるようになる。
従って、本実施形態に係る移動体通信システム、基地局3及び移動通信端末によれば、複数の基地局3の間で通信負荷が分散されて、基地局リソースが有効に使用されるようになる。また、PHS端末2側が最も通信速度が速くなる基地局3を選択して通信を行なうため、PHS端末2を使うユーザが受信環境の良好な場所を探して移動するといった手間が不要となる。一定の通信速度も保証されるようになる。
上記の実施形態では、PHS端末2の通信開始時の動作について述べたが、PHS端末2が場所を移動する場合、又は何らかの理由で無線状況が悪化し、接続先の基地局3を切り替える必要がある場合、PHS端末2は上述した動作と同様の動作によって、最も通信速度が速い基地局3を選択して通信することが可能となる。
上記の実施形態の変形例として、PHS端末2がデータ通信を行なっている最中にこのPHS端末2が基地局3からの報知情報を受信し、現状の通信速度よりも速い通信速度でデータ通信が可能な基地局3を選択可能と判定した場合、上述した動作と同様の動作を行ない、PHS端末2は接続先の基地局3を切り替えることによって、常に速い通信速度の通信チャネルを確保することも可能である。
別の変形例として、本実施形態に係る移動体通信システムを運営する者が、接続先の複数の基地局3のうちの特定の基地局3における通信処理を音声通信の処理に特化させたいと考える場合、基地局3が最大通信速度に相当する空きタイムスロット及び空きチャネルを故意に低い値に設定して報知することによって、データ通信によって生じる通信負荷を他の基地局3へ分散させることができるようになる。
(第2の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る移動体通信システムでは、基地局3はコンテンツサーバ7からのデータを、ISDNといった回線交換網を介して受信していたが、本発明の第2の実施形態に係る移動体通信システムでは、基地局3がコンテンツサーバ7からのデータを、パケット転送網を介して受信するように構成されている。
図8は本実施形態に係る移動体通信システムを含む情報提供サービスシステムの構成図である。図8に示す符号のうち上述した符号と同じ符号を有する要素はそれらと同じものを表す。情報提供サービスシステム26も、コンテンツサーバ7からPHS端末2に対して情報を提供するサービスシステムに用いられる。この情報提供サービスシステム26に含まれる移動体通信システムはパーソナルハンディフォンシステムであり、PHS端末2と、それぞれパケット転送網27に接続されて、このパケット転送網27に接続されたインターネット6を介してコンテンツサーバ7との間でデータ通信を行なうとともに、PHS端末2との間で時分割多元接続方式により無線通信を行なう複数の基地局28とを備えている。これらの基地局28とパケット転送網27との間は専用回線29によって接続されている。パケット転送網27は例えば事業者独自のバックボーンネットワークといったIP網である。
基地局28は、専用回線29との間で回線接続を行なうための図示しない専用回線インターフェース手段と、この専用回線インターフェース手段によるデータ交換処理の制御及び無線部22による無線通信処理の制御を行なう制御手段とを有する。この制御手段には、パケット転送網27におけるパケットのトラフィックの情報と、無線区間における4つのタイムスロットのうちの空きタイムスロット数とを記憶する記憶手段が接続されている。専用回線インターフェース手段は、専用回線29を伝送するパケットからパケットデータを抽出して無線区間の下りタイムスロットに挿入されるデータを制御手段に入力し、また、この制御手段より出力される4チャネル分の上りタイムスロットに含まれるデータをパケット化し、生成したパケットを専用回線29側へ出力する。各基地局28は、それぞれのCS−ID、専用回線29におけるパケットの伝送速度といったトラフィック量、及び空きタイムスロット数を、空きリソース情報としてPHS端末2へ報知する報知手段を有する。この報知手段の機能は無線部22及び本実施形態の制御手段によって実現される。
PHS端末2では、制御部9が、各基地局28からの報知情報に含まれるトラフィック量及び空きタイムスロット数に基づき、メモリ部10に記憶したCS−IDを持つ基地局28の中からこのPHS端末2と同時接続可能な基地局28を選択し、選択した同時接続可能な局数分の基地局28との間で接続するよう無線部8に対して指令を行なう。
このような構成の本実施形態に係る移動体通信システム27の基地局28及びPHS端末2は、第1の実施形態の例と同様の通信制御処理を行なう。これらのPHS端末2及び基地局28が、音声信号をパケット化して伝送するVoIP(Voice over Internet Protocol)通信のように、通信時に一定の帯域を要する場合、PHS端末2は基地局28からの報知情報を元に、電波の存在を認識できる複数の基地局3のうち、所望の通信速度を確保できない基地局3に対するアクセス処理を行なわないようにする。
第1の実施形態の例では、基地局3と公衆網5との間の通信回線4はI′回線であり、情報提供サービスシステム1を運営する者は、通信回線4の所有者に対して回線使用料を支払う必要があるが、本実施形態に係る移動体通信システムでは、情報提供サービスシステム26を運営する者がこの回線使用料に相当する分の費用の発生を抑えることができる。
このように、本実施形態に係る移動体通信システム、基地局3及び移動通信端末によれば、PHSを利用するユーザにとって常に最大の通信速度でのデータ通信を行なうことができるようになる。また、PHSの通信キャリアは、基地局リソースの有効活用を図ることができるようになる。
また、本実施形態に係る移動体通信システム、基地局3及び移動通信端末によれば、本発明の第1の実施形態の例と同様に、データ通信を開始する時点において通信速度が最も速くなる複数の基地局3の組み合わせをPHS端末2が選択できるようになるため、PHS端末2は、受信電界強度が高く、且つ、空きチャネル及び空きタイムスロットを有する基地局3にアクセスできるようになる。PHS端末2は良好な受信レベルを得るために移動する必要が無くなり、一定の通信速度が保証される利点がある。
(その他)
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。本発明は、マイクロセルの無線カバーエリアをサービスエリアとするマイクロセル方式の移動体通信システムに利用可能である。上記の実施形態及び変形例では、移動通信端末2と基地局3又は基地局28との間の無線通信に用いられる複信方式には時分割複信が用いられていたが、この複信方式は周波数分割複信方式が用いられても良い。
上記の実施形態では、移動通信端末はPHS端末であったが、移動通信端末は、PHS通信手段と、PHS方式と異なる他の無線通信方式の無線通信手段とを備えてなるデュアルモード対応の端末であってもよい。上記の実施形態においては、ディジタル変調方式の変調多値数を高めることによって、データ通信のスループットを向上させることができる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る移動体通信システムを含む情報提供サービスシステムの構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末の記憶手段に記憶される情報のフォーマットの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る基地局のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る基地局が報知情報を送信する際の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末の待ち受け時における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末のデータ通信開始時における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る移動体通信システムを含む情報提供サービスシステムの構成図である。
符号の説明
1,26…情報提供サービスシステム、2…PHS端末(移動通信端末)、3,28…基地局、4,29…通信回線、5…公衆網、6…インターネット、7…コンテンツサーバ(情報配信装置)、8…無線部(無線送受信手段)、9…制御部(制御手段)、10…メモリ部(記憶手段)、11,21…アンテナ、12…RF部、13…ベースバンド部、14…CPU、15…FROM、16…RAM、17…表示部、18…入力部、19…サウンダ、20…音声入出力部、22…無線部(無線通信手段)、23…公衆網インターフェース部(網インターフェース手段)、24…制御部(制御手段)、25…記憶部(空きチャネル情報記憶手段、空きタイムスロット情報記憶手段)、27…パケット転送網。

Claims (4)

  1. 移動通信端末と、
    それぞれ通信回線を介して回線交換網に接続されて、この回線交換網に接続されたネットワークを介してこのネットワークに接続された情報配信装置との間でデータ通信を行なうとともに、この移動通信端末との間で時分割多元接続方式により無線通信を行なう複数の基地局と、を備え、
    各基地局は、
    基地局自身の識別情報、前記通信回線上のフレームに多重化される複数のチャネルのうちの空きチャネルの情報、及び無線接続に用いられる複数のタイムスロットのうちの空きタイムスロットの情報を前記移動通信端末へ報知する報知手段を有し、
    前記移動通信端末は、
    前記各基地局との間で無線信号を送受信する無線送受信手段と、
    この無線送受信手段により受信された複数の無線信号のうちの受信電界強度が所定値以上である無線信号を送信した所定数の基地局の識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記無線送受信手段により受信された各基地局からの報知情報に含まれる空きチャネルの情報と空きタイムスロットの情報とに基づき、この記憶手段に記憶された識別情報を持つ所定数の基地局の中から当該移動通信端末と同時接続可能な基地局を選択し、選択した同時接続可能な局数分の基地局との間で接続するよう前記無線送受信手段に対して指令を行なう制御手段とを備えたことを特徴とする移動体通信システム。
  2. 移動通信端末と、
    それぞれパケット転送網に接続されて、このパケット転送網に接続されたネットワークを介してこのネットワークに接続された情報配信装置との間でデータ通信を行なうとともに、この移動通信端末との間で時分割多元接続方式により無線通信を行なう複数の基地局と、を備え、
    各基地局は、
    基地局自身の識別情報、前記パケット転送網におけるパケットのトラフィックの情報、及び無線接続に用いられる複数のタイムスロットのうちの空きタイムスロットの情報を前記移動通信端末へ報知する報知手段を有し、
    前記移動通信端末は、
    前記各基地局との間で無線信号を送受信する無線送受信手段と、
    この無線送受信手段により受信された複数の無線信号のうちの受信電界強度が所定値以上である無線信号を送信した所定数の基地局の識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記無線送受信手段により受信された各基地局からの報知情報に含まれるパケットのトラフィックの情報と空きタイムスロットの情報とに基づき、この記憶手段に記憶された識別情報を持つ所定数の基地局の中から当該移動通信端末と同時接続可能な基地局を選択し、選択した同時接続可能な局数分の基地局との間で接続するよう前記無線送受信手段に対して指令を行なう制御手段とを備えたことを特徴とする移動体通信システム。
  3. 通信回線を介して回線交換網に接続されて、この回線交換網に接続されたネットワークを介してこのネットワークに接続された情報配信装置との間でデータ通信を行なう網インターフェース手段と、
    この通信回線上のフレームに多重化される複数のチャネルのうちの空きチャネルの情報を記憶する空きチャネル情報記憶手段と、
    移動通信端末との間で時分割多元接続方式により無線通信を行なう無線通信手段と、
    無線接続に用いられる複数のタイムスロットのうちの空きタイムスロットの情報を記憶する空きタイムスロット情報記憶手段と、
    前記空きチャネルの情報及び前記空きタイムスロットの情報と、当該基地局自身の識別情報とを、前記移動通信端末に報知される情報として前記無線通信手段に入力する制御手段と、を備えたことを特徴とする基地局。
  4. それぞれ通信回線を介して回線交換網に接続されて、この回線交換網に接続されたネットワークを介してこのネットワークに接続された情報配信装置との間でデータ通信を行なう複数の基地局との間で無線信号を送受信する無線送受信手段と、
    この無線送受信手段により受信された複数の無線信号のうちの受信電界強度が所定値以上である無線信号を送信した所定数の基地局の識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記無線送受信手段により受信された各基地局からの報知情報に含まれる前記通信回線上のフレームに多重化される複数のチャネルのうちの空きチャネルの情報と、各基地局との間における時分割多元接続方式の無線接続に用いられる複数のタイムスロットのうちの空きタイムスロットの情報とに基づき、この記憶手段に記憶された識別情報を持つ所定数の基地局の中から当該移動通信端末と同時接続可能な基地局を選択し、選択した同時接続可能な局数分の基地局との間で接続するよう前記無線送受信手段に対して指令を行なう制御手段とを備えたことを特徴とする移動通信端末。
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