JP2009064345A - 圧力調整器およびその圧力異常判定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】分解作業を必要とせずに中圧減圧室の異常圧力状態が確認でき、ダイヤフラムなどの劣化を未然に防ぐことを可能にする圧力調整器を提供する。
【解決手段】中圧ダイヤフラム11側に直接接して、ダイヤフラムの変位に追従して動作する検出用レバー40の他端42aを目視できる目視窓46をカバー45に設けた。中圧ダイヤフラム11の異常を、中圧ダイヤフラム11側に直接接している検出用レバー40の端部42aの変位を見ることで容易に検知できるようにした。
【選択図】図2
【解決手段】中圧ダイヤフラム11側に直接接して、ダイヤフラムの変位に追従して動作する検出用レバー40の他端42aを目視できる目視窓46をカバー45に設けた。中圧ダイヤフラム11の異常を、中圧ダイヤフラム11側に直接接している検出用レバー40の端部42aの変位を見ることで容易に検知できるようにした。
【選択図】図2
Description
本発明は、ガス供給側からガス使用側へ供給されるガスの圧力を調整する圧力調整器に関し、さらに詳しくは、中圧室内の異常圧力状態の確認が容易且つ的確に行える圧力調整器およびその圧力異常判定方法に関する。
例えば、LPガスボンベからガスレンジなどの燃焼器にLPガスを供給するガス供給路の途中に設けられる圧力調整器としては、図8に示す構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。図8に示すように、この圧力調整器100は、高圧のガスを減圧する中圧減圧部101と、それをさらに減圧する低圧減圧部102とを備えている。
中圧減圧部101は、ハウジング103と、カバー104との間に形成される中圧減圧室105と、大気圧室106とを備えている。そして、中圧減圧部101は、大気圧室106から中圧スプリング107にて中圧ダイヤフラム受板108を介して中圧減圧室105側へ向けて押圧される中圧ダイヤフラム109を備えている。中圧ダイヤフラム109は、周縁がハウジング103とカバー104との間に挟持固定され、大気圧室106と中圧減圧室105とを気密に区画している。
低圧減圧部102は、ハウジング103とカバー104との間に形成される低圧減圧室110と、大気圧室111とを備えている。また、低圧減圧部102は、大気圧室111側から低圧スプリング112により低圧ダイヤフラム受板113を介して低圧減圧室110側へ向けて押圧される低圧ダイヤフラム114を備えている。低圧減圧室110は、ガス出口通路115に連通している。低圧ダイヤフラム114は、周縁がハウジング103とカバー104との間に挟持固定され、大気圧室111と低圧減圧室110とを気密に区画している。
このような構造の圧力調整器100では、ガスが使用されることにより中圧減圧部101では中圧減圧室105内の圧力が低下し、中圧スプリング107により押圧されて中圧ダイヤフラム109が下方に変位すると、これに伴って図示しないガス入口通路の開閉を行う図示しない中圧弁が作動して中圧減圧室105へガスが流れるようになっている。中圧減圧室105の圧力が上昇し、この圧力が、中圧スプリング107の付勢力を上回ると中圧ダイヤフラム109が上方に変位し、それにより図示しない中圧弁が作動して中圧減圧室105側へのガスの流入を制限するようになっている。
このような圧力調整器100においては、減圧機構部のノズルと弁との間に異物の噛み込みが発生して気密性が確保できなくなると、中圧減圧室105は高圧となり、中圧ダイヤフラム109の損傷などの不具合が発生する。すなわち、ガスを使用していないときに、中圧減圧室105内が異常に高い圧力(正規圧力の数倍から十数倍の圧力)になると、中圧ダイヤフラム受板108の上部がカバー104側の内側面に当たるまで上昇する。このとき、中圧ダイヤフラム109には大きな負荷が加わり、中圧ダイヤフラム109の耐圧性劣化を促進することになる。このような不具合の発生は圧力調整器100の外部から伺い知ることはできず、定期的に検査することが必要となる。この検査としては、カバー104を取り外して検査員が中圧ダイヤフラム109の状態などを確認するという煩雑な作業を行っている。
このように圧力調整器を分解することなく、自動的に機器の異常を検出できる圧力調整器が開発されている(例えば、特許文献2参照)。この圧力調整器は、減圧室の圧力の変動を検出する圧力変動検出手段を備える。この圧力変動検出手段としては、大気圧室側に配置されて大気圧室内の圧力変動を検出ものや、圧力調整器の後段に設けられるガスメータの配管に内蔵されて配管内の圧力変動を検出ものや、高感度圧力センサや、ダイヤフラムの劣化に起因する特有の周波数を検出するものなどがある。
特開2004−227088号公報
特開2006−39626号公報
しかしながら、上述した圧力変動検出手段を備えた圧力調整器は、ダイヤフラムの劣化を、圧力変動や周波数などから間接的に検知するものであり、直接的にダイヤフラムの劣化を伺い知ることはできないものであった。このため、ダイヤフラムの状態を確実に検知し得ない場合もある。
そこで、本発明の目的は、分解作業を必要とせずに中圧減圧室の異常圧力状態が確認でき、ダイヤフラムなどの劣化を未然に防ぐことを可能にするとともに、安全性確保を図ることができる圧力調整器を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、再液化したガスが減圧室内に入り込むことが起因する圧力異常と異物のかみこみに起因する圧力異常とを識別して、的確な圧力異常判定を行える圧力異常判定方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、ハウジング内に、ガス入口流路と、ガス出口流路とを備え、大気室と減圧室との間を変位可能に区画するダイヤフラムを備えた圧力調整器であって、ダイヤフラムの変位に追従して減圧室の圧力異常を検出する圧力異常検出手段と、圧力異常検出手段の動作を認識するための異常認識手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の圧力調整器であって、圧力異常検出手段は、ハウジング側に中間部が回転可能に支持され、一端がダイヤフラム側にダイヤフラムの変位に追従可能に接し、他端が一端の変位に伴って変位する検出用レバーであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の圧力調整器であって、異常認識手段は、ハウジングに検出用レバーの他端の変位を視認可能な目視窓であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の圧力調整器であって、検出用レバーの他端にマグネットが設けられ、異常認識手段は、ダイヤフラムの異常動作に伴って前記他端が変位した位置の近傍に配置され、マグネットにより作動されて異常検出信号を発生させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の圧力調整器であって、検出用レバーは、中間部がハウジング側に軸支されるとともに、前記一端がダイヤフラムを減圧室側へ押圧するように付勢されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載の圧力調整器であって、検出用レバーは、軸支位置から前記一端までの距離よりも、軸支位置から前記他端までの距離のほうが長く設定されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の圧力調整器であって、異常認識手段は、圧力異常検出手段の動作に伴い異常検出信号を発生させ、異常認識手段からの異常検出信号と、ガス出口流路側の流量検知部からの流量信号と、に基づき減圧室の異常圧力を判定する判定手段を備えたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、圧力調整器の圧力異常判定方法であって、ハウジング内に、ガス入口流路と、ガス出口流路とを備え、大気室と減圧室との間を変位可能に区画するダイヤフラムを備え、ダイヤフラムの変位に追従して動作する、減圧室の圧力異常を検出する圧力異常検出手段と、圧力異常検出手段の動作に伴い異常検出信号を発生させる異常認識手段と、を備えた圧力調整器の圧力異常判定方法であって、ガス出口流路側でのガス消費が停止した状態において、複数のタイミングで、異常認識手段が異常検出信号を発生しているか否かを確認し、複数のタイミングで連続して異常検出信号を発生させている場合に、圧力異常警報を発生させるよう制御を行うことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の圧力調整器の圧力異常判定方法であって、異常検出信号を発生しているか否かの確認の複数のタイミングは、ガス出口流路側のガス消費が停止した時点から所定時間内にガス消費が再開されない場合であることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、圧力異常検出手段がダイヤフラムの変位に追従して動作するため、ダイヤフラムの異常動作を確実に認識することが可能となり、減圧室内の異常圧力状態を容易に確認することができる。このため、ダイヤフラムの劣化や損傷などの不具合の発生を未然に防止することが可能となる。また、異常認識手段により、圧力調整器を分解することなくダイヤフラムの異常動作を認識できる。したがって、本発明によれば、ダイヤフラムの状態を早期に認識することが可能となり、ダイヤフラムの保守・点検が容易になるとともに、圧力調整器の安全性を高める効果がある。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の圧力調整器の効果に加えて、検出用レバーの一端がダイヤフラムの変位に追従して変位するため中間部を支点として回動する検出用レバー自体の変位がダイヤフラムの状態を直接表すことになり、検出用レバーの位置を確認するだけでダイヤフラムの状態を把握することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、ダイヤフラムの直接の変位が伝わる検出用レバーの他端が圧力調整器の外側から目視できるため、容易に保守・点検が行える。
請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、ダイヤフラムの動作に追従して変位する検出用レバーの他端に設けられたマグネットが、異常検出信号を発生させる異常認識手段に磁気的に作用を与えて確実な作動を行わせることができる。また、本発明によれば、異常認識手段で発生した異常検出信号により、例えば監視センターなどの遠隔位置での異常検出を認識することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載された発明の効果に加えて、検出用レバーの一端がダイヤフラムを減圧室側へ押圧するように付勢されているため、常にダイヤフラムとの接触を保つことができ、ダイヤフラムの異常圧力に伴う変位を確実に検出することができる。
請求項6記載の発明によれば、検出用レバーの軸支位置から前記一端までの距離よりも、軸支位置から他端までの距離のほうが長く設定したことにより、一端側の変位よりも他端側の変位量を大きくすることができ、ダイヤフラムの僅かな変位を確実に検出できる。
請求項7記載の発明によれば、ガス出口流路側の流量検知部からの流量信号と、異常認識手段からの異常検出信号とに基づき、確実にダイヤフラムの異常状態を判定することができる。例えば、流量検知部からの流量信号によりガス出口流路側でガス消費が停止した状態が検出された場合に、異常認識手段から異常検出信号が出力された場合は、ダイヤフラムに異常圧力が掛かっていることを判定することができる。よって、本発明によれば、より的確に圧力異常状態を検出することが可能となる。
請求項8記載の発明によれば、ガス出口流路側でガス消費が無いにも拘わらず異常認識手段が複数のタイミングで連続して異常検出信号を発生している場合に、圧力調整器の減圧室に異物かみこみ等に起因する理由により継続的に異常圧力が発生している場合と、一時的な理由により異常圧力が発生しているか場合かどうかを的確に判別でき、この結果に基づき圧力異常警報を発生させることができる。
例えば圧力調整器のガス入口付近でガスが再液化を起こし霧状のガスが圧力調整器の減圧室内に入り込んだ場合、この状態でガス消費を停止すると減圧室内は霧状のガスが気化して、条件によっては規格圧力(例えば0.07〜0.15MPa)より高く(例えば0.3MPa程度)なることがある。このような現象が起きても、本発明によれば、複数のタイミングで連続して異常検出信号が発生しているかどうかを判定することにより、異物のかみこみに起因する圧力異常状態を検出できる。このため、本発明によれば、的確な保守・点検が可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る圧力調整器を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る圧力調整器を示している。なお、図1は圧力調整器1の平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る圧力調整器を示している。なお、図1は圧力調整器1の平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。
本実施の形態の圧力調整器1は、ガス容器(例えば、LPガスボンベ)からガスレンジなどの燃焼器にLPガスを供給するガス供給路の途中に設けられる。図1および図2に示すように、圧力調整器1は、それぞれ異なるガス容器に接続される2つのガス入口流路4a,4bと、このガス入口流路4a,4bに対して直交する方向に形成された1つのガス出口流路5とを有する下部ハウジング2と、この下部ハウジング2の上に装着された上部ハウジング3と、を備えている。なお、下部ハウジング2と上部ハウジング3とで、ハウジングを構成している。
この圧力調整器1は、ガス入口流路4a,4bのうちの一方に接続された図示しないガス容器(ガスボンベ)内のガスが消費された際に、他方のガス入口流路に接続された図示しないガス容器に切り替えるとともに、ガス容器内のガスを所定の圧力まで減圧して燃焼器に供給する。
特に、本実施の形態では、上部ハウジング2の中央部に異常認識手段としての目視窓46を備えたカバー45が設けられ、このカバー45で覆われる内部空間に上部ハウジング3側に軸支された圧力異常検出手段としての検出用レバー40を備えていることを特徴としている。この検出用レバー40は、後述する中圧ダイヤフラム11の変位に追従できるように中圧ダイヤフラム11側(中圧ダイヤフラム受板10を含む)に一端41aが直接接するようになっており、他端42aが目視窓46からその位置を視認できるようになっている。
以下、圧力調整器1の構成を詳細に説明する。
ガス入口流路4aもしくはガス入口流路4bとの間には、例えば0.07〜1.56MPaの圧力で導入されるガスを、0.06MPa程度に減圧する中圧減圧部6と、それをさらに2.55〜3.3KPa程度に減圧する低圧減圧部20とが設けられている。
〔中圧減圧部の構成〕
中圧減圧部6は、下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に形成される中圧減圧室7と、大気圧室8とを備えている。また、中圧減圧部6は、大気圧室8側から中圧スプリング9にて中圧ダイヤフラム受板10を介して中圧減圧室7側に押圧される中圧ダイヤフラム11を備えている。中圧ダイヤフラム11は、周縁が下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に挟持固定され、大気圧室8と中圧減圧室7とを気密に区画している。
中圧減圧部6は、下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に形成される中圧減圧室7と、大気圧室8とを備えている。また、中圧減圧部6は、大気圧室8側から中圧スプリング9にて中圧ダイヤフラム受板10を介して中圧減圧室7側に押圧される中圧ダイヤフラム11を備えている。中圧ダイヤフラム11は、周縁が下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に挟持固定され、大気圧室8と中圧減圧室7とを気密に区画している。
中圧ダイヤフラム11の軸心部に、軸受部材13が同軸的に固定されている。軸受部材13には、切換軸12が回転自在に挿入されている。切換軸12は、軸受部材13に対して軸方向に固定された状態になっており、中圧減圧室7内のガス圧力の変動に伴って、中圧ダイヤフラム11と共に軸方向に移動するようになっている。切換軸12下部には、切換軸12の回転に基づき作用して2つのガス入口流路4a,4bから中圧減圧室7へのガスの流入を調整する中圧弁が配置されている。
上部ハウジング3には、切換軸12の上部を囲むように形成され、この切換軸12の上部を回転自在に支持する上部軸受部材14が設けられている。上部軸受部材14は、筒部14aと、鍔部14bと、上部ハウジング3側に係止される爪部14cとを有し、鍔部14bの上方に延びるパイプ部14dが形成され、筒部14aとパイプ部14dには、大気圧室8からパイプ部14dの上方へ貫通する貫通孔14eが形成されている。
このような構成により、上部軸受部材14は、切換軸12を回転自在に支持するとともに、貫通孔14eによって大気圧室8を外部と連通させている。
また、上部ハウジング3の上部には、回転可能に切替レバー16が設けられている。切替レバー16には、上部中央に、表示機構15の上端面(表示面)を目視するための表示面目視窓17が透明材料により形成されている。
また、切換軸12の上端部は、上部ハウジング3の上側に突き出しており、この突き出した部分には、上部軸受部材14の鍔部14bに支えられて切換軸12に応じて移動することによりガス容器(ボンベ)の切替状態を示す表示機構15が設けられている。
〔低圧減圧部の構成〕
低圧減圧部20は、下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に形成される低圧減圧室21と、大気圧室22とを備えている。また、低圧減圧部20は、大気圧室22側から低圧スプリング23により低圧ダイヤフラム受板24を介して低圧減圧室21側に押圧される低圧ダイヤフラム25を備えている。低圧減圧室21は、ガス出口流路5に連通している。低圧ダイヤフラム25は、周縁が下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に挟持固定され、大気圧室22と低圧減圧室21とを気密に区画している。
低圧減圧部20は、下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に形成される低圧減圧室21と、大気圧室22とを備えている。また、低圧減圧部20は、大気圧室22側から低圧スプリング23により低圧ダイヤフラム受板24を介して低圧減圧室21側に押圧される低圧ダイヤフラム25を備えている。低圧減圧室21は、ガス出口流路5に連通している。低圧ダイヤフラム25は、周縁が下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に挟持固定され、大気圧室22と低圧減圧室21とを気密に区画している。
低圧ダイヤフラム25の中心には、作動桿26が軸方向に貫通して設けられている。この作動桿26の下部には、開閉用レバー29の一端が摺動可能に交叉係合している。開閉用レバー29は、ピン30を支点として下部ハウジング2に対して回動可能に軸支されている。この開閉用レバー29の他端は、低圧弁31に連結されている。低圧弁31は、中圧減圧室7とガス出口流路5の間に設けられたノズル部32を開閉し、これにより、中圧減圧室7とガス出口流路5との連通を遮断したり開放したりする。
作動桿26の大気圧室22に突出した先端には、スプリング受け座金27が設けられており、このスプリング受け座金27と低圧ダイヤフラム25の中心部との桿には、安全弁調整スプリング28が介装されている。安全弁調整スプリング28は、作動桿26の下端に一体に形成された安全弁の弁体26aを、低圧ダイヤフラム25の下部側に配置した弁体受け33に当接する方向に常時付勢している。
また、上部ハウジング3における作動桿26の上方部分には、キャップ34がが設けられている。このキャップ34は、大気圧室22と外部空間を連通させるとともに、水滴などの浸入を防止する防水構造を有している。
〔検出用レバーおよび目視窓の構成〕
次に、圧力異常検出手段としての検出用レバー40および異常認識手段としての目視窓46について説明する。図2に示すように、検出用レバー40は、上部ハウジング3における中圧減圧部6と低圧減圧部20との間の空間を利用して設けられている。検出用レバー40は、中圧ダイヤフラム11側と直接接する接触アーム41と、この接触アーム41の基部より接触アーム41と所定角度(本実施の形態では略直角)をなすように延びる検出アーム42と、接触アーム41および検出アーム42の基部(結合部)より検出アーム42と逆方向に延びる中間部43と、を有している。
次に、圧力異常検出手段としての検出用レバー40および異常認識手段としての目視窓46について説明する。図2に示すように、検出用レバー40は、上部ハウジング3における中圧減圧部6と低圧減圧部20との間の空間を利用して設けられている。検出用レバー40は、中圧ダイヤフラム11側と直接接する接触アーム41と、この接触アーム41の基部より接触アーム41と所定角度(本実施の形態では略直角)をなすように延びる検出アーム42と、接触アーム41および検出アーム42の基部(結合部)より検出アーム42と逆方向に延びる中間部43と、を有している。
中間部43は、その先端部が軸支軸44で回動自在に軸支されている。なお、検出用レバー40は、軸支軸44に巻き付けたコイルスプリング44aにより、接触アーム41の先端(一端)41aが中圧ダイヤフラム11側の中圧ダイヤフラム受板10と常時接触するように付勢力を与えている。なお、接触アーム41は、図2に示すように、先端41aに向けて軸支軸44からの距離が長くならないように湾曲した形状に形成されている。このように接触アーム41を湾曲させることにより、中圧ダイヤフラム11が大気圧室8側へ変位した場合にも先端41aが中圧ダイヤフラム受板10との適切な接触を維持することができる。
このような検出用レバー40が設けられた上部ハウジング3には、検出用レバー40が設けられた空間を覆うカバー45が装着されている。このカバー45の適所には透明性を有する材料で形成された目視窓46が設けられている。本実施の形態では、中圧ダイヤフラム11が大気圧室8側へ向けて所定変位距離以上に変位したときに、検出アーム42の先端(他端)42aが目視窓46の下方に位置するように設定されている。なお、本実施の形態においては、軸支軸44と接触アーム41の先端41aまでの距離よりも、軸支軸44と検出アーム42の先端42aまでの距離のほうが長く設定してある。
〔動作および作用〕
次に、上記構成の圧力調整器1の動作および作用について説明する。
次に、上記構成の圧力調整器1の動作および作用について説明する。
中圧減圧部6では、燃焼器側でガスが使用されることで、中圧減圧室7の圧力が低下し、中圧スプリング9に押圧されて中圧ダイヤフラム11が下方に変位する。この変位に伴い、一方のガス入口流路4a(4b)に連通している中圧弁が作用して、ガス容器側からガスが中圧減圧室7に流れる。中圧減圧室7の圧力が上昇し、この圧力が中圧スプリング9の付勢力に打ち勝つと、中圧ダイヤフラム11が上方に変位し、それにより中圧弁が作用して、中圧減圧室7側へのガスの流入を制限する。このようにして中圧弁は、中圧減圧室7へ流入するガスの圧力を制御する。
ここで、例えば、中圧弁とノズルとの間に異物の噛み込みが発生して気密性が確保できなくなると、中圧減圧室7は高圧となり、中圧ダイヤフラム11の損傷などの不具合が発生する。すなわち、ガスを使用していないときに、中圧減圧室7内が異常に高い圧力(正規圧力の数倍から十数倍の圧力)になると、中圧ダイヤフラム受板10の上部が上部ハウジング3側の内側面に当たるまで上昇する。このとき、中圧ダイヤフラム11には大きな負荷が加わり、中圧ダイヤフラム11の耐圧性劣化を促進することになる。
しかし、本実施の形態に係る圧力調整器1では、接触アーム41の先端41aが、コイルスプリング44aの付勢力により常時、中圧ダイヤフラム11側と直接接触しているため、検出用レバー40が中圧ダイヤフラム11の変位に追従して変位する。この場合、目視窓46からは検出アーム42の先端42aが直接目視できるため、検査員に限らずこのような不具合の発生を圧力調整器1の外部から容易に伺い知ることができる。このため、従来のように、上部ハウジング3を取り外して検査員が中圧ダイヤフラム11の状態などを確認するという煩雑な作業を行わなくてすむ。このため、目視窓46から検出アーム42の先端42aの位置状態を検出することにより、異常を検知でき故障を保守点検することができる。したがって、中圧減圧部6の異常を早期発見できるため、中圧ダイヤフラム11が異常変位した状態で長期間が経過することを避けることができる。
一方、低圧減圧部20においては、燃焼器側でガスが使用されることにより、低圧減圧室21の圧力が低下し、低圧スプリング23により押圧されて低圧ダイヤフラム25が下方に変位すると、これに伴って開閉用レバー29がピン30を支点として図中反時計方向に回動するとともに、低圧弁31が図中右方向に移動して、低圧ノズル32を開放する。それにより、中圧減圧室7側のガスが、ガス出口流路5側に流れる。低圧減圧室21の圧力が上昇し、この圧力が低圧スプリング23の付勢力に打ち勝つと、低圧ダイヤフラム25が上方へ変位し、低圧弁31が左方向へ移動して低圧ノズル32の流路を狭め、低圧減圧室21へのガスの流入を制御する。
なお、低圧減圧室21の圧力が所定の圧力を越えて異常に高くなった場合には、低圧ダイヤフラム25のそれ以上の移動が安全弁調整スプリング28によって阻止され、安全弁の弁体26aが開き、低圧減圧室21内のガスを大気圧室22、通気孔を介して外部に逃がす。
本実施の形態によれば、検出用レバー40の接触アーム41の先端41aが直接中圧ダイヤフラム11側に接しているため、ダイヤフラムの異常動作を確実に認識することが可能となり、中圧減圧室7内の異常圧力状態を容易に確認することができる。このため、ダイヤフラムの劣化や損傷などの不具合の発生を未然に防止することが可能となる。また、目視窓46から容易に検知が可能であるため、圧力調整器1を分解することなくダイヤフラムの異常動作を認識できる。したがって、本実施の形態によれば、圧力調整器の安全性を高める効果がある。
また、本実施の形態においては、軸支軸44と接触アーム41の先端41aまでの距離よりも、軸支軸44と検出アーム42の先端42aまでの距離のほうが長く設定してあるため、圧力異常が起きたときに、中圧ダイヤフラム11の変位を先端42aの動きを拡大して目視し易くする効果がある。
(第2の実施の形態)
次に、図4〜図8を用いて本発明の第2の実施の形態に係る圧力調整器1について説明する。なお、本実施の形態において上記第1の実施の形態と同一部分は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、図4〜図8を用いて本発明の第2の実施の形態に係る圧力調整器1について説明する。なお、本実施の形態において上記第1の実施の形態と同一部分は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る圧力調整器1おいて、上記第1の実施の形態に係る圧力調整器1と異なる構成は、圧力異常検出手段としての検出用レバー40の検出アーム42の先端42aに、マグネット42bが内蔵されるとともに、適所にマグネット42bの接近に伴う磁力線の変化により先端42aの変位を検出して異常検出信号を発生させる、異常認識手段としての異常検出部50を配置し、この異常検出部50から異常検出信号が入力される判定手段としての制御部60(図6参照)を備えた点である。なお、制御部60は、例えばネットワーク・コントロール・ユニット(NCU)などの警報発生手段80に接続されている。
検出用レバー40は、中圧減圧室7の圧力が異常に高くなり中圧ダイヤフラム11が上方へ変位したとき、接触アーム41の先端41aが中圧ダイヤフラム11側に追従することにより回動する。このとき、検出アーム42の先端42aが位置する場所の近傍に異常検出部50が配置されている。なお、異常検出部50は、例えば近接スイッチ、磁気センサなどで構成され、制御部60へ異常検出信号を伝達させるための配線51が上部ハウジング3から導出されている。この制御部60は、ガス出口流路5側の流量検知部(ガスメータ)70から流量信号が入力されるようになっている。なお、本実施の形態の圧力調整器1においては、検出用レバー40の上方を覆うカバー45には目視窓46が形成されていない。
なお、本実施の形態に係る圧力調整器1の他の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
このような構成の圧力調整器1では、圧力異常に伴って中圧ダイヤフラム11が変位したときに、異常検出部50が異常検出信号を出力して中圧減圧部6の異常を、例えば監視センターなどの遠隔位置へに通報することができる。このため、ガス事業者や検査員が現場に向かわなくとも故障情報を得ることができる。
(圧力調整器に適用する圧力異常判定方法)
先ず、中圧減圧室7に異常圧力が発生する場合について説明する。
先ず、中圧減圧室7に異常圧力が発生する場合について説明する。
中圧減圧室7に異常圧力が発生する場合としては、ガス入口側の弁とノズルとの間に異物がかみこまれた場合と、ガスが再液化を起こして中圧減圧室7内が一時的に高圧になる場合がある。
ガス入口側の弁とノズルとの間に異物がかみこまれた場合は、中圧減圧室7内は常時異常圧力となり、中圧ダイヤフラム11が上側に変位して検出用レバー40が回動して異常検出部50から異常検出信号が発生する。
圧力調整器1のガス入口流路4a(もしくは4b)付近でガスが再液化を起こし霧状のガスが圧力調整器の中圧減圧室7内に入り込んだ場合、この状態でガス出口流路5側のガス消費を停止すると中圧減圧室7内は霧状のガスが気化して、条件によっては規格圧力(例えば0.07〜0.15MPa)より高く(例えば0.3MPa程度)なることがある。この場合は、中圧ダイヤフラム11は上側に変位して検出用レバー40を回動させて、異常検出部50から異常検出信号が発生する。
次に、本実施の形態に係る圧力調整器1の制御部60で行う圧力異常判定方法について図7に示すフローチャートおよび図8に示すタイミングチャートを用いて説明する。
先ず、流量検知部70からの流量信号に基づいてガス出口流路5側の流量の有無、すなわちガス消費が行われているか否かの判定を行う(ステップS1)。
ステップS1において、ガス消費が行われて流量が有る場合(図8中符号Aの状態)は、再度流量が有るか否かの判定を行う(ステップS2)。
ステップS2において、流量が無くなった場合(図8中符号Bで示すタイミング)、すなわちガス消費が停止された場合、所定のT分間経過(ステップS3)の後に(図8中符号Dで示すタイミング)、このT分間中に流量検知部70からの流量信号により流量有りとなったか否かの判定を行う(ステップS4)。
このステップS4において、流量有りと判定された場合は再度ステップS1の工程に戻し、流量無しと判定されたタイミングで異常検出部(異常スイッチ)50から異常検出信号が発生しているかを判定する(ステップS5)。
このステップS5において、異常検出信号が無しと判定された場合は、制御部60内の圧力異常スイッチカウンタをリセットする(ステップS6)。
一方、ステップS5において、異常検出信号が有りと判定された場合(図8中符号Cのタイミング)は、異常制御部60内の圧力異常スイッチカウンタで1カウントをとる(ステップS7)。
このとき、中圧減圧室7内が異常圧力となっている場合は、中圧ダイヤフラム11が異常に上方へ変位している場合である。この場合は、上述したように、ガス入口側の弁とノズルとの間に異物がかみこまれて常時異常圧力になっている場合と、ガスが再液化を起こして中圧減圧室7内が一時的に高圧になっている場合とがある。なお、再液化に起因する中圧減圧室7内の圧力異常は、連続して起こる現象ではなく、異物のかみこみに起因する継続する圧力異常とは異なり一時的なものである。
ステップS7を経てステップS8において、圧力異常カウントが例えば10カウント未満と判定した場合は、ステップS1に戻り、n(例えば10)カウント以上と判定した場合は、中圧減圧室(中圧室)7が異常と判定して、制御部60から警報発生手段80へ警報制御信号を出力する(ステップS9)。
このようにステップS8においては、圧力異常スイッチカウンタが複数のタイミングで連続して例えば10回の異常をカウントしたときに、はじめて中圧減圧室7内の圧力異常と判定して警報制御信号を出力する。
上述したように、ガスが再液化を起こして中圧減圧室7内が一時的に高圧になっている場合は連続して起こる現象ではなく、ここで起きる圧力の上昇は最大でも0.3MPa程度であり、中圧ダイヤフラム11に与える影響は軽微である。
しかし、異物のかみこみに起因する圧力異常は、容器の蒸気圧まで上昇するので、雰囲気温度によって変わるがガスの消費を停止するたびに、0.3〜1MPa程度中圧減圧室7内は圧力が上昇することになり、中圧ダイヤフラム11に大きな負荷が生じることとなる。
このように、本実施の形態に係る圧力異常判定方法では、ガス出口流路5側のガスの消費の有無と経過時間および複数のタイミングで連続して圧力上昇が起こるという関係から中圧減圧室7の圧力異常を検出するため、ガスの再液化に起因する一時的な圧力異常により誤った圧力異常検出を行うことを回避できる。このため、中圧ダイヤフラム11の保守・点検を適切に行うことができる。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
上述した実施の形態の開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記第1および第2の実施の形態では、中圧減圧室7の中圧ダイヤフラム11の異常を直接的に検出可能としたが、ダイヤフラムを用いる各種の圧力調整器に本発明を適用できることは云うまでもない。
また、本発明は、圧力異常検出手段として各種のものを適用することができ、上記検出用レバー40の形状に限定されるものではなく、ダイヤフラム側に一端部が直接接してダイヤフラムの変位を直接的に他端部の移動として変位するものであればよく、軸支による回動機構ではなく、例えばクランク機構によって変位を目視もしくは電磁的に検出できるものであってもよい。
1 圧力調整器
2 下部ハウジング
3 上部ハウジング
4a,4b ガス入口流路
5 ガス出口流路
6 中圧減圧部
7 中圧減圧室
8 大気圧室
11 中圧ダイヤフラム
40 検出用レバー
41a 先端(一端)
42a 先端(他端)
43 中間部
44 軸支軸
45 カバー
46 目視窓
50 異常検出部
60 制御部
70 流量検知部(ガスメータ)
80 警報発生手段
2 下部ハウジング
3 上部ハウジング
4a,4b ガス入口流路
5 ガス出口流路
6 中圧減圧部
7 中圧減圧室
8 大気圧室
11 中圧ダイヤフラム
40 検出用レバー
41a 先端(一端)
42a 先端(他端)
43 中間部
44 軸支軸
45 カバー
46 目視窓
50 異常検出部
60 制御部
70 流量検知部(ガスメータ)
80 警報発生手段
Claims (9)
- ハウジング内に、ガス入口流路と、ガス出口流路とを備え、大気室と減圧室との間を変位可能に区画するダイヤフラムを備えた圧力調整器であって、
前記ダイヤフラムの変位に追従して前記減圧室の圧力異常を検出する圧力異常検出手段と、
前記圧力異常検出手段の動作を認識するための異常認識手段と、
を備えたことを特徴とする圧力調整器。 - 請求項1記載の圧力調整器であって、
前記圧力異常検出手段は、前記ハウジング側に中間部が回転可能に支持され、一端が前記ダイヤフラム側に当該ダイヤフラムの変位に追従可能に接し、他端が前記一端の変位に伴って変位する検出用レバーであることを特徴とする圧力調整器。 - 請求項2記載の圧力調整器であって、
前記異常認識手段は、前記ハウジングに前記検出用レバーの前記他端の変位を視認可能な目視窓であることを特徴とする圧力調整器。 - 請求項2記載の圧力調整器であって、
前記検出用レバーの前記他端にマグネットが設けられ、
前記異常認識手段は、前記ダイヤフラムの異常動作に伴って前記他端が変位した位置の近傍に配置され、前記マグネットにより作動されて異常検出信号を発生させることを特徴とする圧力調整器。 - 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の圧力調整器であって、
前記検出用レバーは、中間部が前記ハウジング側に軸支されるとともに、前記一端が前記ダイヤフラムを減圧室側へ押圧するように付勢されていることを特徴とする圧力調整器。 - 請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載の圧力調整器であって、
前記検出用レバーは、軸支位置から前記一端までの距離よりも、軸支位置から前記他端までの距離のほうが長く設定されていることを特徴とする圧力調整器。 - 請求項1記載の圧力調整器であって、
前記異常認識手段は、前記圧力異常検出手段の動作に伴い異常検出信号を発生させ、
前記異常認識手段からの異常検出信号と、前記ガス出口流路側の流量検知部からの流量信号と、に基づき前記減圧室の異常圧力を判定する判定手段を備えたことを特徴とする圧力調整器。 - ハウジング内に、ガス入口流路と、ガス出口流路とを備え、大気室と減圧室との間を変位可能に区画するダイヤフラムを備え、前記ダイヤフラムの変位に追従して動作する、前記減圧室の圧力異常を検出する圧力異常検出手段と、前記圧力異常検出手段の動作に伴い異常検出信号を発生させる異常認識手段と、を備えた圧力調整器の圧力異常判定方法であって、
前記ガス出口流路側でのガス消費が停止した状態において、複数のタイミングで、前記異常認識手段が異常検出信号を発生しているか否かを確認し、
複数のタイミングで連続して異常検出信号を発生させている場合に、圧力異常警報を発生させるよう制御を行うことを特徴とする圧力調整器の圧力異常判定方法。 - 請求項8記載の圧力調整器の圧力異常判定方法であって、
前記異常検出信号を発生しているか否かの確認の前記複数のタイミングは、前記ガス出口流路側のガス消費が停止した時点から所定時間内にガス消費が再開されない場合であることを特徴とする圧力調整器の圧力異常判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007233180A JP2009064345A (ja) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | 圧力調整器およびその圧力異常判定方法 |
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JP (1) | JP2009064345A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102777769A (zh) * | 2011-05-12 | 2012-11-14 | 富士工器株式会社 | 隔膜式压力调节器 |
CN106764004A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-05-31 | 宁波万照燃气设备有限公司 | 杠杆式压差安全调节阀 |
-
2007
- 2007-09-07 JP JP2007233180A patent/JP2009064345A/ja active Pending
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JP2012238196A (ja) * | 2011-05-12 | 2012-12-06 | Fuji Koki Kk | ダイヤフラム式圧力調整器 |
CN106764004A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-05-31 | 宁波万照燃气设备有限公司 | 杠杆式压差安全调节阀 |
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