JP2009064143A - クライアント装置、ネットワークシステム、印刷制御方法およびプログラム - Google Patents

クライアント装置、ネットワークシステム、印刷制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 異なった設定のまま印刷しようとしても、ユーザに知らせることなく、プリンタに対しては正常な印刷データを出力することを可能にするクライアント装置を提供する。
【解決手段】 クライアント装置10は、ハードウェアリソースを仮想化して複数の論理区画に分割するVMM12と、ユーザの使用により印刷データ20を生成する少なくとも1つのユーザシステム13と、印刷データ20の変更の有無を判断して、変更しない印刷データまたは変更した印刷データをプリンタへ出力するユーザ管理システム14とを含む。ユーザ管理システム14は、ユーザシステム13から出力された印刷データ20を監視する印刷データ監視手段23と、印刷データ20に含まれる設定情報が、ユーザ管理システム14が保持する設定データと異なる場合に、設定情報を設定データに変更する印刷データ変更手段24とを含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、印刷データを制御して印刷装置へ出力するクライアント装置、そのクライアント装置を含むネットワークシステム、印刷データを制御する印刷制御方法およびその方法を実現するための装置可読なプログラムに関する。
パーソナルコンピュータ(PC)上で作成したドキュメント等をプリンタへ出力させる場合、トレイ指定、用紙サイズ指定、印字位置指定等のプリンタの設定は、PCのプリンタ設定またはアプリケーション上で行われる。PCのプリンタ設定で設定を行う場合、一括して設定されるため、設定ミスはほとんど生じない。しかしながら、アプリケーション上でプリンタの設定を行う場合、その設定はアプリケーション毎に異なるため、設定ミスが生じ、用紙の無駄を生じる場合がある。
また、オフィス環境等でプリンタの管理者が異なる場合、プリンタの設定変更がユーザ全員に伝わらず、ユーザが望む設定で印刷を行うことができない場合がある。この場合もまた、用紙の無駄を生じることがある。
アプリケーションから印刷する場合に、サーバを介してプリンタから印刷することが行われている。例えば、サーバでは、印刷要求のあった文書と管理者より送信された印刷の承認条件とを照合し、その文書の印刷に承認が必要な場合、管理者に承認要求を発行し、これにより、セキュリティ管理を行っている(特許文献1参照)。
サーバで上記のような所定の処理を行うためには、サーバにアクセスして印刷を依頼する機能を個々のアプリケーション自体に組み込む必要がある。そうすると、印刷要求がある度に、アプリケーションがサーバにアクセスすることとなり、サーバが有するデータの漏洩等、セキュリティ上好ましくない不都合が生じる。そこで、プリント制御サーバを用いて、印刷データが有する情報により、印刷するデータの処理方法を抽出し、その処理方法に基づき、印刷処理を実行する技術が提案されている(特許文献2参照)。プリント制御サーバを用いることで、サーバに印刷を依頼する機能を個々のアプリケーションに組み込むことなくサーバによる印刷管理が可能となり、また、印刷要求がある度に、アプリケーションがサーバにアクセスすることがなくなり、サーバが有するデータの漏洩を防止することができる。
ここで、近年、一台のハードウェアプラットフォーム上に複数の独立した仮想マシンを構築し、複数のオペレーティングシステム(OS)を実行する仮想化技術が注目されている。この仮想化技術は、サーバ分野で広まっているが、最近ではこれをユーザが使用するクライアント装置でも実装されるようになってきており、クライアント装置の管理を行う方式も考えられている。例えば、Intel(登録商標)社におけるvProプラットフォームが挙げられる。これは、ユーザが使用するユーザシステムと管理用システムとを仮想化したプラットフォーム上に実装し、ユーザに知られることなく、ユーザシステムを管理する方式である。
特開2004−185325号公報 特開2007−42084号公報
従来の技術では、セキュリティ等の印刷管理はサーバで行われるため、印刷データは、サーバを介してプリンタへ送られ、印刷されている。このため、サーバといった外部装置が必要とされている。
本発明は、外部装置を利用することなく印刷管理を行うことができ、また、異なった設定のまま印刷しようとしても、ユーザに知らせることなく、プリンタに対しては正常な印刷データを出力することを可能にするクライアント装置およびそのクライアント装置における印刷制御方法を提供することを目的とする。
本発明では、上述した仮想化技術を利用して、ハードウェアリソースを仮想化して複数の論理区画に分割し、異なる論理区画にユーザが使用するユーザシステムとユーザ管理システムとを割り当てる。ユーザ管理システムは、その印刷データを監視し、必要に応じて印刷データを変更するように構成される。このように構成することで、ユーザが、異なった設定で印刷しようとしても、ユーザ管理システムが、ユーザが知らないうちに、印刷データに含まれる設定情報を正しい設定に変更して印刷装置へ送り、印刷装置では、その正しい設定に基づいて正常に印刷することができる。その結果、印刷ミスを減少させ、用紙の無駄を少なくすることができる。
ユーザシステムとユーザ管理システムは、互いに独立して動作させることが可能である。ユーザ管理システムは、正しい設定を行うために、正しい設定情報を保持する。このため、ユーザがユーザシステムを使用している間に、管理者等がネットワークを介して接続されるコンピュータを使用して、ユーザ管理システムに保持すべき設定情報を設定し、また、設定変更が必要な場合に、その設定を変更することができる。
本発明では、印刷データを制御して印刷装置へ出力するクライアント装置を提供することができる。このクライアント装置は、ハードウェアリソースを仮想化して複数の論理区画に分割するハイパーバイザと、複数の論理区画の少なくとも1つに割り当てられ、ユーザの使用により印刷データを生成する少なくとも1つのユーザシステムと、ユーザシステムが割り当てられた論理区画とは別の論理区画に割り当てられ、印刷データの変更の有無を判断して、変更しない印刷データまたは変更した印刷データを印刷データ印刷装置へ出力するユーザ管理システムとを含む。
ユーザ管理システムは、印刷装置が印刷時に使用する設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、ユーザシステムから出力された印刷データを監視する印刷データ監視手段と、印刷データに含まれる設定情報が設定情報記憶手段に記憶された設定情報と異なる場合に、印刷データに含まれる設定情報を、設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更する印刷データ変更手段とを含む。
印刷データは、印刷データの作成に使用されたアプリケーションのアプリケーション情報を含む。設定情報記憶手段は、設定情報をアプリケーション情報と対応付けて記憶する。この場合、印刷データ変更手段は、アプリケーション情報に基づき、印刷データに含まれる設定情報を、設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更する。これにより、印刷データの作成に使用されたアプリケーション毎に印刷装置への設定を変更し、正しい設定で印刷することができる。
印刷データ監視手段は、印刷データから所定の文字列情報を検索する検索手段を含むことができる。設定情報記憶手段は、設定情報を文字列情報と対応付けて記憶する。印刷データ変更手段は、印刷データに文字列情報を含む場合に、印刷データに含まれる設定情報を、設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更する。例えば、禁則文字が含まれる場合に、地紋印刷を行う設定や、マル秘等のスタンプを付ける設定に変更したり、印刷不可能とする設定に変更したりすることができる。これにより、取り扱いを注意しなければならないデータや、出力させたくないデータを、データの内容で判断し、ユーザに知らせることなく各種設定を施すことができるため、セキュリティを強化することができる。
ユーザ管理システムは、変更した印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と、変更した印刷データを管理サーバへ送信する送信手段とをさらに含むことができる。すなわち、ログを記録し、そのログを管理者等へ送信することで、悪意のあるユーザが重要なデータを持ち出そうとした場合に、いち早く発見することができ、セキュリティを強化することができる。
本発明では、クライアント装置とプリント制御サーバと印刷装置とがネットワークで互いに接続されたネットワークシステムとして構成し、このネットワークシステムを提供することもできる。プリント制御サーバは、制御すべき情報と処理内容とを対応付けた制御リストを保持する。また、プリント制御サーバは、ユーザ管理システムから印刷データを受け取り、印刷データに含まれる制御すべき情報を制御リストと比較し、制御すべき情報に対応付けられた処理内容をユーザ管理システムへ送信する。このように、プリント制御サーバを用いて制御することで、ユーザ管理システムで処理を行うよりも、柔軟な対応が可能となる。
ユーザ管理システムは、処理内容を受け取り、その処理内容に基づき、変更が必要な場合には印刷データを変更して、変更が必要ない場合には変更することなく印刷データを印刷装置へ出力する。
制御すべき情報としては、印刷者のユーザ名や、印刷データのファイル名を挙げることができる。
また、本発明では、ユーザ管理システムにおける印刷制御方法を提供することもできる。この方法は、ユーザシステムから出力された印刷データを取得するステップと、印刷データに含まれる印刷装置が印刷時に使用する設定情報が設定情報記憶手段に記憶された設定情報と同じか否かを判断し、異なる場合に、印刷データに含まれる設定情報を、設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更するステップとを含む。
さらに、上記の印刷制御方法をクライアント装置に実行させるための装置可読なプログラムや、そのプログラムが記録された記録媒体を提供することも可能である。
図1は、本実施形態のクライアント装置の構成図である。クライアント装置10は、各種機能を実現するために各種処理を実行するCPU、各種プログラムや各種データを格納するメモリ、通信回線といったハードウェアリソース11と、ハイパーバイザとしての仮想マシンモニタ(VMM)12とを備えている。
VMM12は、ハードウェアリソース11を複数の仮想マシンに割り当て仮想化するものであり、ハードウェアリソース11を複数の論理区画に分割する。また、VMM12は、OSと、OS上で動作するアプリケーションを1つのシステムとして処理し、ハードウェアリソース11を、各システムに対する仮想マシンとして認識させる機能を提供する。すなわち、VMM12は、ハードウェアリソース11を各論理区画で動作するそれぞれのOSへ適切に割り振ることにより、ハードウェアリソース11を複数のシステムが共有することを可能にしている。
複数の論理区画の各々には、複数のシステムの各々が割り当てられるが、図1では、ユーザが使用するOSとそのOS上で動作するアプリケーションとを含んで構成されるユーザシステム13と、ユーザシステム13から出力される情報を制御するためのユーザ管理システム14とが割り当てられている。ユーザシステム13とユーザ管理システム14は、互いに異なる論理区画に割り当てられている。
ユーザシステム13は、印刷データを作成するためのアプリケーションを含む。このアプリケーションとしては、CADソフトウェア、表計算ソフトウェア、文書作成ソフトウェア等を挙げることができる。ユーザは、このアプリケーションを使用して、文字や絵などの描画要素データと印刷装置が印刷時に使用する設定情報を含む印刷制御情報とを有する印刷データを作成する。この印刷データは、ユーザによる印刷実行ボタンの押下等により、ユーザ管理システム14を介して送られる。なお、ユーザ管理システム14については後述する。
クライアント装置10は、ハードウェアリソース11である通信回線を通じて、ネットワーク15に接続されている。このネットワーク15には、クライアント装置10のほか、管理サーバや、印刷装置として使用されるプリンタ16が接続されている。クライアント装置10が作成した印刷データは、クライアント装置10内で制御され、その後、ネットワーク15を介してプリンタ16へ送られ、プリンタ16から出力される。
図2を参照して、ユーザ管理システム14の構成および動作について説明する。ユーザシステム13から出力される印刷データ20には、印刷制御情報21と、ページ描画要素22とが含まれる。ページ描画要素22は、印刷するページの描画要素に関するデータや情報が含まれる。例えば、印刷する文字や画像のデータ、それらを配置する位置の情報とされる。
印刷制御情報21は、送信先のプリンタのIPアドレスなど、プリンタを特定することができる情報を含む。また、印刷制御情報21は、カラー/モノクロ印刷、給紙トレイ、排紙トレイ、両面印刷、ステープルなどのプリンタの各設定情報を含む。
ユーザ管理システム14は、ユーザシステム13から出力された印刷データを監視するための印刷データ監視手段23と、印刷データに含まれる設定情報が、ユーザ管理システム14が保持している設定情報と異なる場合に、ユーザ管理システム14が保持している設定情報に変更し、変更された印刷データをプリンタ16へ出力する印刷データ変更手段24とを備えている。ユーザ管理システム14は、図示しない設定情報記憶手段を備えていて、その設定情報記憶手段に設定情報を格納することができる。
図2では、ユーザ管理システム14は、プリンタ毎に設定情報を設定データとして保持しているのが示されている。この場合、プリンタ1については、文書作成途中の添削用に、白黒、集約、両面などの節約モードの設定を、プリンタ2については、清書用にカラーで通常出力する設定を、設定情報として保持することができる。これにより、ユーザは、どのアプリケーションから印刷する場合でも、使用するプリンタを設定するだけで、詳細な設定をすることなく、印刷することができる。また、出力先のプリンタ毎に設定を変更することができるため、トナーまたはインクや、用紙の消費を抑えることができる。
印刷データ変更手段24は、この設定データを参照し、変更が必要な場合にその設定データに変更する。ここで、変更が必要な場合とは、印刷データに含まれる設定情報が設定データとは異なる場合である。変更された印刷データは、プリンタ16へ出力される。プリンタ16は、その変更された印刷データを受け取り、印刷データに含まれる印刷制御情報に記述された設定情報に基づき印刷を行う。このように、ユーザ管理システム14が、必要な場合に設定情報を変更することで、ユーザが出力する印刷データを、サーバなどの外部装置を利用することなしに変更することができ、その変更処理をユーザに知らせることなく実現することができる。この変更処理により、ユーザが気にすることなく、正しいプリンタで、正確な設定情報に基づき印刷することができ、印刷ミスを減少させることができる。
クライアント装置10は、ネットワーク15を介して、例えば、プリンタ16の管理者のコンピュータとも接続されており、図2の「外部からの変更」と示されるように、ハードウェアリソース11、VMM12を介して、その管理者のコンピュータから、ユーザ管理システム14に保持された設定データを必要に応じて変更することができる。このようにユーザ管理システム14に設定データの変更を反映させることで、すべてのユーザに通知し、各ユーザがすべての設定を変更する必要なしに印刷することができる。
上記では、プリンタ毎に設定データを格納しているが、印刷データを作成するのに使用されるアプリケーション毎の適切な設定データを格納することができる。すなわち、設定情報記憶手段は、CADソフトウェア、表計算ソフトウェア、文書作成ソフトウェア毎に設定データを格納することができる。
印刷データには、アプリケーション名等のアプリケーション情報が含まれる。このアプリケーション情報を基に、設定データを参照し、印刷データに含まれる設定情報が設定データと異なる場合に、その設定情報を設定データに変更する。これにより、定型業務についているユーザは、プリンタ出力時に設定または確認を行うことなく、正常に印刷することができる。
図3は、ユーザ管理システム14の別の実施形態を示した図である。印刷データ監視手段23が、文字列情報として、禁則文字データ30を保持し、印刷データをテキスト検索するテキスト検索手段31を備えている。この構成では、印刷データ中に、特定の文字列がある場合に、プリンタへの設定を変更することができる。
印刷データには、プリンタ名、アプリケーション名、画像のほか、文字が含まれる。印刷データ監視手段23は、ユーザシステム13から出力された印刷データを取得し、テキスト検索手段31が、禁則文字データ30を参照し、印刷データに禁則文字が含まれているか否かをテキスト検索する。
例えば、ダイレクトPFD印刷では、プリンタへはPDFデータがそのまま送信され、プリンタで印刷データに変換されて出力される。このため、ユーザシステム13から出力されたPFDデータのデータ部を、テキスト検索し、予め登録している禁則文字(例えば、「極秘」、「内部資料」、「社外秘」など)が含まれるか否かを検索し、含まれる場合に、地紋印刷を行う設定や、マル秘等のスタンプを付ける設定に変更したり、印刷不可能とする設定に変更したりすることができる。
禁則文字が含まれる場合であっても、既に、地紋印刷を行う旨の設定や、マル秘等のスタンプを付ける旨の設定になっている場合には、印刷データに含まれる設定情報と設定情報記憶手段に格納されている設定データとが同じであるため、変更は不要であり、印刷データを変更することなく、プリンタへ出力することができる。この禁則文字データ30も、設定データと同様、管理者のコンピュータから変更したり、追加したり、削除したりすることができる。
図4は、本実施形態のクライアント装置を含むネットワークシステムの構成図である。図4に示すネットワークシステムは、図1に示すクライアント装置10と、ネットワーク15と、印刷装置としてのプリンタ16と、プリント制御サーバ40とを含んで構成されている。
プリント制御サーバ40は、制御すべき情報と処理内容とを対応付けた制御リストを保持している。また、プリント制御サーバ40は、ユーザ管理システム14から印刷データを受け取り、印刷データに含まれる制御すべき情報を制御リストと比較し、制御すべき情報に対応付けられた処理内容をユーザ管理システム14へ送信する。
ユーザ管理システム14は、受け取った処理内容に基づき、変更が必要である場合には印刷データを変更して、変更が必要ない場合には変更することなくプリンタ16へ印刷データを出力する。プリンタ16は、その出力された印刷データを受け取り、印刷データに含まれる印刷制御情報の各設定情報に従って印刷処理を実行する。
例えば、制御すべき情報は、印刷者のユーザ名とすることができる。プリント制御サーバ40は、印刷データ監視手段23から印刷データを受け取り、その印刷データからユーザ名を取得する。制御リストでは、ユーザ名と処理内容とが対応付けられており、例えば、特定のユーザに対しては、設定情報の変更なしで出力するという処理内容とし、それ以外のユーザに対しては、「取り扱い注意」等のスタンプを付ける設定に変更するという処理内容とすることができる。また、それ以外のユーザに対しては、印刷不可能という設定に変更することもできる。
また、制御すべき情報は、印刷データのファイル名とすることもできる。上記と同様に、プリント制御サーバ40は、印刷データ監視手段23から印刷データを受け取り、その印刷データからファイル名を取得する。制御リストでは、ファイル名と処理内容とが対応付けられており、例えば、特定のファイルに対しては、設定情報の変更なしで出力するという処理内容とし、それ以外のファイルに対しては、「取り扱い注意」等のスタンプを付ける設定に変更するという処理内容とすることができる。また、それ以外のファイルに対しては、印刷不可能という設定に変更することもできる。
このように、プリント制御サーバ40を用い、処理内容を指示してユーザ管理システム14に処理させることで、ユーザ管理システム14で処理を決定し、処理を実行する場合に比較して、柔軟な対応が可能となる。
さらに、管理用システム14において変更を行ったときのログを記録し、それを定期的にプリンタ16の管理者やIT管理者などへ、例えば、電子メールなどにより通知することができる。この機能を備えることで、極秘データが出力され、情報が漏洩される危険性が発生した場合に、いち早くそれを発見することができる。
これまで本発明を実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
したがって、ユーザ管理システムによって実行される印刷制御処理を、ユーザ管理システムにおける印刷制御方法として提供することもできる。この印刷制御方法は、ユーザシステムから出力された印刷データを取得するステップと、印刷データに含まれる設定情報が、設定情報記憶手段に記憶された設定情報と同じか否かを判断し、異なる場合に、印刷データに含まれる設定情報を、設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更するステップとを含む。
さらに、ログを記録するために、変更した印刷データを記憶するステップと、変更した印刷データを管理サーバへ送信するステップとをさらに含むことができる。また、プリント制御サーバを用いる場合には、ユーザシステムから出力された印刷データをプリント制御サーバに送信するステップと、印刷データに含まれる制御すべき情報を制御リストと比較し、制御すべき情報に対応付けられた処理内容をユーザ管理システムへ送信するステップとを含むことができる。
上記の方法は、クライアント装置に実行させるための装置可読なプログラムとしてハードディスクドライブ(HDD)等に格納し、それを読み出して実行することにより実現することができる。また、このプログラムを記録した記録媒体としても提供することができるものである。
本実施形態のクライアント装置の構成図。 ユーザ管理システムの構成例を示した図。 ユーザ管理システムの別の構成例を示した図。 本実施形態のクライアント装置を含むネットワークシステムの構成図。
符号の説明
10…クライアント装置、11…ハードウェアリソース、12…VMM、13…ユーザシステム、14…ユーザ管理システム、15…ネットワーク、16…プリンタ、20…印刷データ、21…印刷制御情報、22…ページ描画要素、23…印刷データ監視手段、24…印刷データ変更手段、30…禁則文字データ、31…テキスト検索手段、40…プリント制御サーバ

Claims (17)

  1. 印刷データを制御して印刷装置へ出力するクライアント装置であって、
    ハードウェアリソースを仮想化して複数の論理区画に分割するハイパーバイザと、
    前記複数の論理区画の少なくとも1つに割り当てられ、ユーザの使用により前記印刷データを生成する少なくとも1つのユーザシステムと、
    前記ユーザシステムが割り当てられた論理区画とは別の論理区画に割り当てられ、前記印刷データの変更の有無を判断して、変更しない前記印刷データまたは変更した前記印刷データを印刷装置へ出力するユーザ管理システムとを含み、
    前記ユーザ管理システムは、前記印刷装置が印刷時に使用する設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記ユーザシステムから出力された前記印刷データを監視する印刷データ監視手段と、前記印刷データに含まれる設定情報が前記設定情報記憶手段に記憶された前記設定情報と異なる場合に、前記印刷データに含まれる設定情報を、前記設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更する印刷データ変更手段とを含む、クライアント装置。
  2. 前記印刷データは、該印刷データの作成に使用されたアプリケーションのアプリケーション情報を含み、前記設定情報記憶手段は、前記設定情報を前記アプリケーション情報と対応付けて記憶しており、前記印刷データ変更手段は、前記アプリケーション情報に基づき、前記印刷データに含まれる設定情報を、前記設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更する、請求項1に記載のクライアント装置。
  3. 前記印刷データ監視手段は、前記印刷データから所定の文字列情報を検索する検索手段を含み、前記設定情報記憶手段は、前記設定情報を前記文字列情報と対応付けて記憶しており、前記印刷データ変更手段は、前記印刷データに前記文字列情報を含む場合に、前記印刷データに含まれる設定情報を、前記設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更する、請求項1に記載のクライアント装置。
  4. 前記ユーザ管理システムは、変更した前記印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と、前記変更した印刷データを管理サーバへ送信する送信手段とをさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のクライアント装置。
  5. ネットワークに接続される請求項1〜4のいずれか1項に記載のクライアント装置と、前記ネットワークに接続され、制御すべき情報と処理内容とを対応付けた制御リストを保持し、ユーザ管理システムから印刷データを受け取り、前記印刷データに含まれる制御すべき情報を制御リストと比較し、前記制御すべき情報に対応付けられた前記処理内容を前記ユーザ管理システムへ送信するプリント制御サーバと、前記ネットワークに接続される前記印刷データを出力する印刷装置とを含む、ネットワークシステム。
  6. 前記ユーザ管理システムは、前記処理内容に基づき、前記印刷データを変更して、または変更することなく出力する、請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 前記制御すべき情報は、印刷者のユーザ名である、請求項5に記載のネットワークシステム。
  8. 前記制御すべき情報は、前記印刷データのファイル名である、請求項5に記載のネットワークシステム。
  9. ハードウェアリソースを仮想化して複数の論理区画に分割するハイパーバイザと、前記複数の論理区画の少なくとも1つに割り当てられ、ユーザの使用により印刷データを生成する少なくとも1つのユーザシステムと、前記ユーザシステムが割り当てられた論理区画とは別の論理区画に割り当てられるユーザ管理システムとを含むクライアント装置の該ユーザ管理システムにおける印刷制御方法であって、
    前記ユーザシステムから出力された前記印刷データを取得するステップと、
    前記印刷データに含まれる印刷装置が印刷時に使用する設定情報が設定情報記憶手段に記憶された設定情報と同じか否かを判断し、異なる場合に、前記印刷データに含まれる設定情報を、前記設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更するステップとを含む、印刷制御方法。
  10. 前記印刷データは、該印刷データの作成に使用されたアプリケーションのアプリケーション情報を含み、前記設定情報記憶手段は、前記設定情報を前記アプリケーション情報と対応付けて記憶しており、
    前記変更するステップでは、前記アプリケーション情報に基づき、前記印刷データに含まれる設定情報を、前記設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更する、請求項9に記載の印刷制御方法。
  11. 前記設定情報記憶手段は、前記設定情報を所定の文字列情報と対応付けて記憶しており、前記印刷データから前記所定の文字列情報を検索するステップをさらに含み、
    前記変更するステップでは、前記印刷データに前記文字列情報を含む場合に、前記印刷データに含まれる設定情報を、前記設定情報記憶手段に記憶されている設定情報に変更する、請求項9に記載の印刷制御方法。
  12. 変更した前記印刷データを記憶するステップと、前記変更した印刷データを管理サーバへ送信するステップとをさらに含む、請求項9〜11のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
  13. 前記ユーザシステムから出力された前記印刷データを、制御すべき情報と処理内容とを対応付けた制御リストを保持するプリント制御サーバに送信するステップと、前記印刷データに含まれる制御すべき情報を前記制御リストと比較し、前記制御すべき情報に対応付けられた前記処理内容を前記ユーザ管理システムへ送信するステップとをさらに含む、請求項9〜12のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
  14. 前記設定データに変更するステップでは、前記処理内容に基づき、前記印刷データを変更して、または変更することなく出力する、請求項13に記載の印刷制御方法。
  15. 前記制御すべき情報は、印刷者のユーザ名である、請求項13に記載の印刷制御方法。
  16. 前記制御すべき情報は、前記印刷データのファイル名である、請求項13に記載の印刷制御方法。
  17. 請求項10〜請求項16のいずれか1項に記載の印刷制御方法をクライアント装置に実行させるための装置可読なプログラム。
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