JP2009060235A - 無線通信端末及び認証用送受信装置 - Google Patents

無線通信端末及び認証用送受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アドホックネットワークを構築する際に、正規運用者以外の第三者による移動を防止してセキュリティを確保することができる無線通信端末及び認証用送受信装置を提供する。
【解決手段】アドホック式の無線通信により他の無線通信端末と通信を行う無線通信端末1aであって、無線通信により情報の送受信を行う送受信部12と、自己の無線通信端末1aの移動を検出して検出信号を生成する加速度センサ16aと、加速度センサ16aにより生成された検出信号に基づき正規運用者による移動であるか否かを確認する確認信号を送受信部12を介して送信するとともに、確認信号を送信した時から所定時間以内に外部から送受信部12を介して正規運用者であることを証明する正規認証信号を受信した場合に、正規運用者による移動であると判断するCPU14aとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、中継装置の役割を担うことでアドホックネットワークを構成する無線通信端末及び当該無線通信端末を移動させる際のセキュリティを確保する認証用送受信装置に関する。
アドホックネットワークとは、交換機や基地局に依存しない、交換機能を有するモバイル端末で構成されるネットワークである。アドホックネットワークにおいて、端末装置は互いに対等に通信を実行する。アドホックネットワークでの経路は、一般的にルーティングプロトコルによって決定される。アドホックルーティングプロトコルは、無線環境において複数の端末間でネットワークを形成する通信プロトコルであり、探索パケットを送信・受信し合うことによりルートの構築を実現する。
アドホックネットワークは、特定された無線通信端末で構成される無線LANネットワークとは異なり,不特定の複数の無線通信端末のみで構成されるネットワークである。したがって、アドホックネットワークを用いた無線通信においては、多数の中継装置が介在することとなり、セキュリティを確保し、第三者によるネットワークへの無断介入を防止することが重要となる。
特許文献1には、利用先の組織の構成に準じて高いセキュリティで通信を行うことを可能にするアドホック通信システムが記載されている。このアドホック通信システムにおいて、ノード階級値を有しアドホックネットワークを構成する複数の移動ノードの各々は、他の移動ノードにパケットを転送可能な経路を判定する手段と、他の移動ノードを宛先ノードとするパケットを取得して送信元ノードとなる場合に宛先ノード及び宛先ノードへの経路を持つ通信可能な移動ノードを含む近隣ノードのうちからパケットの送信先とする送信先ノードを決定する決定手段と、送信先ノードへパケットを送信する手段とを具備する。
各移動ノードにおける決定手段は、送信元ノードと宛先ノードとのグループ識別子が異なる場合に、送信元ノードとグループ識別子が同じで、且つ送信元ノードに対しノード階級値が上位または同位である近隣ノードが存在するならば当該近隣ノードを送信先ノードに決定する。また、決定手段は、上記の条件に合致する近隣ノードが存在せず、送信元ノードとグループ識別子が違い、且つ宛先ノードに対しノード階級値が上位または同位である近隣ノードが存在するならば当該近隣ノードを送信先ノードに決定する。さらに、決定手段は、上記の各条件に合致する近隣ノードが存在せず、送信元ノードとグループ識別子が違い、且つ宛先ノードに対しノード階級値が下位である近隣ノードまたは送信元ノードとグループ識別子が同じで、送信元ノードに対しノード階級値が下位である近隣ノードが存在するならば当該近隣ノードを送信先ノードに決定する。
特許文献1記載のアドホック通信システムによれば、ノード階級値が下位の移動ノードを経由する経路が選定される確率が低減するので、信頼性の高い移動ノードが中継され、セキュリティの向上を図ることができる。
特開2005−142959号公報
しかしながら、アドホックネットワークを構成する中継装置となる無線通信端末は、正規の運用者であるか否かによらず、自由な移動が可能である。したがって、中継装置となる無線通信端末は、第三者により奪取され、盗聴や傍受に利用される可能性も考えられる。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するもので、アドホックネットワークを構築する際に、正規運用者以外の第三者による移動を防止してセキュリティを確保することができる無線通信端末及び認証用送受信装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る無線通信端末は、アドホック式の無線通信により他の無線通信端末と通信を行う無線通信端末であって、無線通信により情報の送受信を行う送受信部と、自己の無線通信端末の移動を検出して検出信号を生成する移動検出部と、前記移動検出部により生成された検出信号に基づき正規運用者による移動であるか否かを確認する確認信号を前記送受信部を介して送信するとともに、前記確認信号を送信した時から所定時間以内に外部から前記送受信部を介して正規運用者であることを証明する正規認証信号を受信した場合に、正規運用者による移動であると判断する制御部とを備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る認証用送受信装置は、アドホック式の無線通信により他の無線通信端末と通信を行う無線通信端末を移動させる際に正規運用者であることを証明する認証用送受信装置であって、自己の認証用送受信装置を使用する使用者が正規運用者であるか否かを判断する判断部と、無線通信により情報の送受信を行う送受信部と、前記判断部により自己の認証用送受信装置を使用する使用者が正規運用者であると判断され且つ外部から無線通信により前記送受信部を介して正規運用者による移動であるか否かを確認するための確認信号を受信した場合に、正規運用者であることを証明する正規認証信号を前記送受信部を介して送信する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、アドホックネットワークを構築する中継装置である無線通信端末を移動する際に、自動的に正規運用者による移動であるか否かを確認するため、正規運用者以外の第三者による移動を防止してセキュリティを確保することができる。
以下、本発明の無線通信端末及び認証用送受信装置の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1の無線通信端末の構成を示すブロック図である。この無線通信端末は、アドホック式の無線通信により他の無線通信端末と通信を行い、アドホックネットワークを構成する。また、図2は、本発明の実施例1の無線通信端末を用いたアドホック通信の1例を示す図である。
まず、本実施の形態の構成を説明する。本実施例の無線通信端末1aは、図1に示すように、アンテナ10a、送受信部12a、CPU14a、及び加速度センサ16aで構成されている。
アンテナ10aは、例えば携帯情報端末装置等に通常用いられるモノポールアンテナ等のアンテナであり、送受信部12aに接続されている。
送受信部12aは、無線通信により、アンテナ10aを介して探索パケットや通信データ等の情報の送受信を行う。本実施例において、送受信部12aは、自己の無線通信端末1aを移動させることについて許可された正規運用者が近距離に存在するか否かに関する情報の送受信も行う。
加速度センサ16aは、本発明の移動検出部に対応し、自己の無線通信端末1aの移動を検出して検出信号を生成する。具体的には、加速度センサ16aは、自己の無線通信端末1aの加速度を検出し、自己の無線通信端末1aの加速度が所定の値以上である場合に検出信号を生成する。
CPU14aは、本発明の制御部に対応し、加速度センサ16aにより生成された検出信号に基づき正規運用者による移動であるか否かを確認する確認信号を送受信部12aを介して送信するとともに、確認信号を送信した時から所定時間以内に外部から送受信部を介して正規運用者であることを証明する正規認証信号を受信した場合に、正規運用者による移動であると判断する。さらに、CPU14aは、加速度センサ16aにより自己の無線通信端末1aの移動が検出され且つ正規運用者による移動でないと判断した場合に、自己の無線通信端末1aの動作を停止させる。なお、加速度センサ16aは、単に自己の無線通信端末1aの加速度を検出してCPU14aに出力するとしてもよい。その場合、CPU14aは、加速度センサ16aにより検出された自己の無線通信端末1aの加速度が所定の値以上であるか否かに基づき、自己の移動を検出する。
また、CPU14aは、アドホックネットワークを構築して経路制御を行うために必要な様々な情報を収集し、他の通信端末に関する情報を収集するための探索パケットや通信データの送信を制御する。さらにCPU14aは、アドホックネットワークを構築するために、他の通信端末に関する情報を収集してネットワーク全体のトポロジ(接続形態)を把握し、アドホックネットワークの通信経路制御を行うアルゴリズムを有するとしてもよい。
図2において、情報端末20及び情報端末30は、例えばパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)であり、互いにデータのやり取りを行う。また、無線通信端末22,23,24,25,26は、上述した無線通信端末1aと同様の構成を有し、互いに通信を行うことによりアドホックネットワークを構成する。ここで、各無線通信端末の周囲にある破線は、無線通信可能範囲を示すものとし、お互いに無線通信可能範囲が重なり合う無線通信端末同士で無線通信が可能であるものとする。
情報端末20及び情報端末30は、無線通信機能を有しないが、それぞれ無線通信端末22と無線通信端末26とに有線によるLAN(Local Area Network)で接続されている。したがって、情報端末20と情報端末30とは、無線通信端末22,23,24,25,26により構成されたアドホックネットワークを介して、互いに情報のやり取りを行うことができる。
また、情報端末20及び情報端末30は、各通信端末の状態を監視する設定としてもよい。監視される各通信端末の情報は、例えばそれぞれの無線通信端末の電池残量に関する情報や、GPS(Global Positioning System)を利用した各通信端末の位置情報である。
図2において、通信端末1aは、無線通信端末22,23,24,25,26により構成されたアドホックネットワークの中に存在しないため、孤立した状態となっている。そこで、通信端末2aを所持した正規運用者40は、通信端末1aを適切な場所に移動させて、アドホックネットワークを構成する無線通信端末の1つにすることができる。
通信端末2aは、本発明の認証用送受信装置に対応し、アドホック式の無線通信により他の無線通信端末と通信を行う無線通信端末を移動させる際に正規運用者であることを証明する。この通信端末2aは、アドホックネットワークを構成する無線通信端末の1つになりうるが、通信端末1aと異なり加速度センサ16aを有しない。したがって、通信端末2aは、専ら他の無線通信端末に対して正規運用者であることを証明するために用いられる、送受信機能を有するカード等でもよい。
図3は、本発明の実施例1の認証用送受信装置である通信端末2aの構成を示すブロック図である。図3に示すように、通信端末2aは、アンテナ10b、送受信部12b、CPU14b、及び判断部18bで構成されている。アンテナ10及び送受信部12は、上述した通信端末1aに用いられている構成と同様であり、重複した説明を省略する。
判断部18bは、自己の認証用送受信装置(通信端末2a)を使用する使用者が正規運用者であるか否かを判断する。本実施例において、判断部18bは、外部から入力された指紋データと予め登録された指紋データとを照合することにより、正規運用者であるか否かを判断する。したがって、予め正規運用者の指紋データを登録しておくことにより、判断部18bは、外部から読み取り装置等を介して入力された指紋データに基づき、指紋データを入力した者が正規運用者であるか否かを判断することができる。
なお、判断部18bは、外部から入力された声紋データと予め登録された声紋データとを照合することにより、正規運用者であるか否かを判断する構成でもよい。この場合、正規運用者40は、マイク等の装置を介して自己の声紋データを通信端末2aに入力する。また、判断部18bは、外部からキーボード等を介して入力されたパスワード等に基づき、正規運用者であるか否かを判断する構成とすることも考えられる。
CPU14bは、本発明の制御部に対応し、判断部18bにより自己の認証用送受信装置(通信端末2a)を使用する使用者が正規運用者であると判断され且つ外部から無線通信により送受信部12bを介して正規運用者による移動であるか否かを確認するための確認信号を受信した場合に、正規運用者であることを証明する正規認証信号を送受信部12bを介して送信する。例えば、CPU14bは、プロトコル上に認証処理を構築し、正規運用者であることを示す特定のビットが立った認証用のデータを送信することが考えられる。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。まず、本実施例において、正規運用者40は、認証用送受信装置である通信端末2aを所持する。その際、正規運用者40は、外部から読み取り装置等を介して自己の指紋データを通信端末2aに入力する。
通信端末2aの有する判断部18bは、予め1人以上の正規運用者の指紋データを登録しており、外部から入力された指紋データと予め登録された指紋データとを照合して、自己の通信端末2aを使用する使用者が正規運用者であるか否かを判断する。本実施例において、判断部18bは、正規運用者40の指紋データに基づき、使用者が正規運用者であると判断する。
次に、正規運用者40は、通信端末2aを所持した状態で、通信端末1aをアドホックネットワークによる無線通信に適した場所に配置する目的で、通信端末1aの位置を移動させる。その際、通信端末1aの加速度センサ16aは、自己の通信端末1aの加速度を検出するとともに、自己の無線通信端末1aの加速度が所定の値以上である場合に自己の無線通信端末1aの移動を検出したとして検出信号を生成する。CPU14aは、加速度センサ16aにより生成された検出信号に基づき、正規運用者による移動であるか否かを確認する確認信号を送受信部12a及びアンテナ10aを介して隣接する通信端末に送信する。
一方、通信端末2aのCPU14bは、アンテナ10b及び送受信部12bを介して通信端末1aにより送信された確認信号を受信する。ここで、判断部18bにより既に使用者が正規運用者40であると判断されているため、CPU14bは、正規運用者であることを証明する正規認証信号を送受信部12b及びアンテナ10bを介して送信する。
通信端末1aのCPU14aは、アンテナ10a及び送受信部12aを介して通信端末2aにより送信された正規認証信号を受信する。その際、CPU14aは、確認信号を送信した時から正規認証信号を受信した時までの時間が所定時間以内である場合に、正規運用者による移動であると判断する。なお、CPU14aは、確認信号を送信した時から所定時間以内に外部から送受信部12aを介して正規認証信号を受信しない場合には、正規運用者による移動ではないと判断し、自己の無線通信端末1aの動作を停止させる。その場合には、通信端末1aは、以後動作を停止し、正規運用者により動作停止の解除を施された場合を除いて再動作することはない。
上述のとおり、本発明の実施例1の形態に係る無線通信端末及び認証用送受信装置によれば、アドホックネットワークを構築する中継装置である無線通信端末1aが移動された場合に、無線通信端末1aは、自動的に正規運用者による移動であるか否かを確認するため、正規運用者以外の第三者による移動を防止してセキュリティを確保することができる。仮に、正規運用者以外の第三者により移動された場合には、無線通信端末1aは、自動的に動作を停止するため、第三者により奪取されて盗聴や傍受に利用される心配がない。
また、正規運用者40は、認証用送受信装置である通信端末2aを所持しているのみでよく、無線通信端末1aを移動させる際に何らの操作も必要としない。
さらに、無線通信端末1aは、既存の技術である加速度センサ16aを利用して自己の無線通信端末1aの移動を検出するので、簡易な構成でコストの低減に資する。
また、通信端末2aは、外部から入力された指紋データと予め登録された指紋データとを照合することにより、正規運用者であるか否かを判断する判断部18bを有するとともに、使用者が正規運用者である場合にのみCPU14bは正規認証信号を生成するので、第三者に使用されることなく、正規運用者にのみ使用を許可し、セキュリティを確保することができる。
図4は、本発明の実施例2の無線通信端末2bの構成を示すブロック図である。実施例1の無線通信端末1aの構成と異なる点は、この無線通信端末2bは、さらに判断部18cを有する点である。
判断部18cは、自己の無線通信端末2bを使用する使用者が正規運用者であるか否かを判断する。本実施例において、判断部18cは、外部から入力された指紋データと予め登録された指紋データとを照合することにより、正規運用者であるか否かを判断する。したがって、予め正規運用者の指紋データを登録しておくことにより、判断部18cは、外部から読み取り装置等を介して入力された指紋データに基づき、指紋データを入力した者が正規運用者であるか否かを判断することができる。
なお、判断部18cは、外部から入力された声紋データと予め登録された声紋データとを照合することにより、正規運用者であるか否かを判断する構成でもよい。この場合、正規運用者は、マイク等の装置を介して自己の声紋データを無線通信端末2bに入力する。また、判断部18cは、外部からキーボード等を介して入力されたパスワード等に基づき、正規運用者であるか否かを判断する構成とすることも考えられる。
加速度センサ16cは、判断部18cにより自己の無線通信端末2bを使用する使用者が正規運用者でないと判断された場合にのみ検出信号を生成する。したがって、判断部18cにより自己の無線通信端末2bを使用する使用者が正規運用者であると判断された場合には、加速度センサ16cは、自己の無線通信端末2bの加速度あるいは移動を検出しないか、又は検出したとしても検出信号を生成しない。すなわち、正規運用者が無線通信端末2bを使用する際には、加速度センサ16cは、動作しないこととなる。
CPU14cは、判断部18cにより自己の無線通信端末2bを使用する使用者が正規運用者であると判断され且つ外部から送受信部12cを介して確認信号を受信した場合に、正規認証信号を送受信部12cを介して送信する。
その他の構成は、実施例1の無線通信端末1aと同様であり、重複した説明を省略する。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。図5は、本発明の実施例2の無線通信端末2bを用いたアドホック通信の1例を示す図である。図5において、情報端末20及び情報端末30は、例えばパソコンやPDAであり、互いにデータのやり取りを行う。また、無線通信端末21,22,23,24,25,26,27は、全て上述した無線通信端末2bと同様の構成を有し、互いに通信を行うことによりアドホックネットワークを構成する。すなわち、図5に示すアドホック通信の1例は、実施例1において説明した図2に示すアドホック通信の1例と同様の構成であり、異なる点は、中継装置として設置された通信端末21,22,23,24,25,26と、認証用送受信装置として正規運用者40が所持する通信端末27との間に構成の違いが無い点である。したがって、無線通信端末2bは、本発明の無線通信端末に対応するとともに、本発明の認証用送受信装置に対応する。
本実施例において、正規運用者40は、認証用送受信装置である通信端末27を所持する。その際、正規運用者40は、外部から読み取り装置等を介して自己の指紋データを通信端末27に入力する。
通信端末27の有する判断部18cは、予め1人以上の正規運用者の指紋データを登録しており、外部から入力された指紋データと予め登録された指紋データとを照合して、自己の通信端末27を使用する使用者が正規運用者であるか否かを判断する。本実施例において、判断部18cは、正規運用者40の指紋データに基づき、使用者が正規運用者であると判断する。その結果、加速度センサ16cは、正規運用者40が通信端末27を持ち歩いても、自己の通信端末27の移動に基づく検出信号を生成しない。すなわち、正規運用者40が通信端末27を使用する際には、加速度センサ16cは、動作しない。
次に、正規運用者40は、通信端末27を所持した状態で、通信端末21をアドホックネットワークによる無線通信に適した場所に配置する目的で、通信端末21の位置を移動させる。その際、通信端末21の加速度センサ16cは、自己の通信端末21の加速度を検出するとともに、自己の無線通信端末21の加速度が所定の値以上である場合に自己の無線通信端末21の移動を検出したとして検出信号を生成する。CPU14cは、加速度センサ16cにより生成された検出信号に基づき、正規運用者による移動であるか否かを確認する確認信号を送受信部12c及びアンテナ10cを介して隣接する通信端末に送信する。
一方、通信端末27のCPU14cは、アンテナ10c及び送受信部12cを介して通信端末21により送信された確認信号を受信する。ここで、判断部18cにより既に使用者が正規運用者40であると判断されているため、CPU14cは、正規運用者であることを証明する正規認証信号を送受信部12c及びアンテナ10cを介して送信する。
通信端末21のCPU14cは、アンテナ10c及び送受信部12cを介して通信端末27により送信された正規認証信号を受信する。その際、CPU14cは、確認信号を送信した時から正規認証信号を受信した時までの時間が所定時間以内である場合に、正規運用者による移動であると判断する。なお、CPU14cは、確認信号を送信した時から所定時間以内に外部から送受信部12cを介して正規認証信号を受信しない場合には、正規運用者による移動ではないと判断し、自己の無線通信端末21の動作を停止させる。その場合には、通信端末21は、以後動作を停止し、正規運用者により動作停止の解除を施された場合を除いて再動作することはない。
上述のとおり、本発明の実施例2の形態に係る無線通信端末によれば、実施例1の効果に加え、いずれの通信端末もアドホックネットワークの中継装置として用いることができるとともに、認証用送受信装置として用いることができる。したがって、正規運用者40は、最初に指紋認証等により正規運用者であることを証明すれば、証明した通信端末を所持することにより、いずれの通信端末の位置も移動させることができる。例えば、正規運用者40は、通信端末25に対して指紋認証等により正規運用者であることを証明すれば、通信端末25を所持することにより、通信端末23の位置を移動させることができる。
図6は、本発明の実施例3の無線通信端末1bの構成を示すブロック図である。実施例1の無線通信端末1aの構成と異なる点は、この無線通信端末1bは、加速度センサ16aの代わりにGPS19を有する点である。
GPS19は、本発明の移動検出部に対応し、GPSを利用して自己の無線通信端末1bの移動を検出し、検出信号を生成する。具体的には、GPS19は、自己の無線通信端末1bの位置情報を監視し、自己の無線通信端末1bの位置が移動した場合に検出信号を生成する。なお、GPS19は、単に自己の無線通信端末1bの位置情報を検出してCPU14dに出力するとしてもよい。その場合、CPU14dは、GPS19により検出された自己の無線通信端末1bの位置情報に基づき、自己の移動を検出する。
その他の構成は、実施例1の無線通信端末1aと同様であり、重複した説明を省略する。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。まず、認証用送受信装置である通信端末2aが、正規運用者40の指紋データに基づき、使用者が正規運用者であると判断するところまでは実施例1と同じである。
次に、正規運用者40は、通信端末2aを所持した状態で、通信端末1bをアドホックネットワークによる無線通信に適した場所に配置する目的で、通信端末1bの位置を移動させる。その際、通信端末1bのGPS19は、GPSを利用して自己の通信端末1bの位置情報に基づき移動を検出し、検出信号を生成する。CPU14dは、GPS19により生成された検出信号に基づき、正規運用者による移動であるか否かを確認する確認信号を送受信部12d及びアンテナ10dを介して隣接する通信端末に送信する。
その後の通信端末2a及び通信端末1bの動作は、実施例1と同様であり、重複した説明を省略する。
上述のとおり、本発明の実施例3の形態に係る無線通信端末及び認証用送受信装置によれば、実施例1の効果に加え、GPSを利用するので、簡易な構成で確実に自己の無線通信端末1bの設置場所が変更されたことを検出することができる。また、GPS自体は従来からアドホックネットワークを構成する無線通信端末に利用される場合が多いため、新たな構成を追加することなく、既存の構成を利用して自己の無線通信端末1bの移動を検出でき、コストの低減に資するという利点がある。
本発明に係る無線通信端末及び認証用送受信装置は、無線通信によるアドホックネットワークを構築する中継装置となる無線通信端末及びその無線通信端末の設置場所を変更する際に正規運用者であることを証明する認証用送受信装置に利用可能である。
本発明の実施例1の形態の無線通信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の形態の無線通信端末を用いたアドホック通信の1例を示す図である。 本発明の実施例1の形態の認証用送受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2の形態の無線通信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2の形態の無線通信端末を用いたアドホック通信の1例を示す図である。 本発明の実施例3の形態の無線通信端末の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1a,1b,2b 無線通信端末
2a 通信端末
10a,10b,10c,10d アンテナ
12a,12b,12c,12d 送受信部
14a,14b,14c,14d CPU
16a,16c 加速度センサ
18b,18c 判断部
19 GPS
20 情報端末
21,22,23,24,25,26,27 無線通信端末
30 情報端末
40 正規運用者

Claims (10)

  1. アドホック式の無線通信により他の無線通信端末と通信を行う無線通信端末であって、
    無線通信により情報の送受信を行う送受信部と、
    自己の無線通信端末の移動を検出して検出信号を生成する移動検出部と、
    前記移動検出部により生成された検出信号に基づき正規運用者による移動であるか否かを確認する確認信号を前記送受信部を介して送信するとともに、前記確認信号を送信した時から所定時間以内に外部から前記送受信部を介して正規運用者であることを証明する正規認証信号を受信した場合に、正規運用者による移動であると判断する制御部と、
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記移動検出部は、自己の無線通信端末の加速度を検出する加速度センサであり、自己の無線通信端末の加速度が所定の値以上である場合に検出信号を生成することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  3. 前記移動検出部は、GPS(Global Positioning System)を利用して自己の無線通信端末の移動を検出し、検出信号を生成することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  4. 前記制御部は、前記移動検出部により自己の無線通信端末の移動が検出され且つ正規運用者による移動でないと判断した場合に、自己の無線通信端末の動作を停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の無線通信端末。
  5. 自己の無線通信端末を使用する使用者が正規運用者であるか否かを判断する判断部を備え、
    前記移動検出部は、前記判断部により自己の無線通信端末を使用する使用者が正規運用者でないと判断された場合にのみ検出信号を生成し、
    前記制御部は、前記判断部により自己の無線通信端末を使用する使用者が正規運用者であると判断され且つ外部から前記送受信部を介して前記確認信号を受信した場合に、前記正規認証信号を前記送受信部を介して送信することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の無線通信端末。
  6. 前記判断部は、外部から入力された指紋データと予め登録された指紋データとを照合することにより、正規運用者であるか否かを判断することを特徴とする請求項5記載の無線通信端末。
  7. 前記判断部は、外部から入力された声紋データと予め登録された声紋データとを照合することにより、正規運用者であるか否かを判断することを特徴とする請求項5記載の無線通信端末。
  8. アドホック式の無線通信により他の無線通信端末と通信を行う無線通信端末を移動させる際に正規運用者であることを証明する認証用送受信装置であって、
    自己の認証用送受信装置を使用する使用者が正規運用者であるか否かを判断する判断部と、
    無線通信により情報の送受信を行う送受信部と、
    前記判断部により自己の認証用送受信装置を使用する使用者が正規運用者であると判断され且つ外部から無線通信により前記送受信部を介して正規運用者による移動であるか否かを確認するための確認信号を受信した場合に、正規運用者であることを証明する正規認証信号を前記送受信部を介して送信する制御部と、
    を備えることを特徴とする認証用送受信装置。
  9. 前記判断部は、外部から入力された指紋データと予め登録された指紋データとを照合することにより、正規運用者であるか否かを判断することを特徴とする請求項8記載の認証用送受信装置。
  10. 前記判断部は、外部から入力された声紋データと予め登録された声紋データとを照合することにより、正規運用者であるか否かを判断することを特徴とする請求項8記載の認証用送受信装置。
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