JP2009059546A - 導光板及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 筐体の一部又は全体が湾曲又は屈曲した電子機器に搭載することで比較的簡便なかつ低コストな構成で画像表示パネルと操作キーとを両方照明でき、薄型化及び軽量化が可能な導光板及び電子機器を提供すること。
【解決手段】 液晶表示パネル1が設けられたパネル側筐体部2と操作キー3を設けたキー側筐体部4とが筐体連結部5を介して一体とされ、これらの少なくとも一部が湾曲若しくは屈曲している又は段差部を有する電子機器に用いる導光板6であって、導光した光を光路変換して主面から面状に出射し、液晶表示パネル1を照明するパネル用導光部6aと、導光した光を光路変換して主面から面状に出射し、操作キー3を照明するキー用導光部6bと、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとを連結して互いの間で光を導光可能で筐体連結部5に配される連結導光部6cと、を有し、全体がフィルム状とされている。
【選択図】 図1
【解決手段】 液晶表示パネル1が設けられたパネル側筐体部2と操作キー3を設けたキー側筐体部4とが筐体連結部5を介して一体とされ、これらの少なくとも一部が湾曲若しくは屈曲している又は段差部を有する電子機器に用いる導光板6であって、導光した光を光路変換して主面から面状に出射し、液晶表示パネル1を照明するパネル用導光部6aと、導光した光を光路変換して主面から面状に出射し、操作キー3を照明するキー用導光部6bと、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとを連結して互いの間で光を導光可能で筐体連結部5に配される連結導光部6cと、を有し、全体がフィルム状とされている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、湾曲した携帯電話機などの液晶表示パネル及び操作キーを照明する面状光源に用いられる導光板及びこれを備えた電子機器に関する。
携帯電話機、PDA、モバイルタイプPC(パーソナルコンピュータ)、ATM(現金自動預け払い機)等の電子機器に用いられるディスプレイには、画像表示のための液晶表示装置が広く採用されている。この液晶表示装置には、液晶表示パネルの裏面側から光を照射して表示画面の輝度を高めるバックライトユニットが用いられている。このバックライトユニットには、蛍光管やLED等の光源からの光を導光して主面全体から液晶表示パネルに向けて出射させる導光板が用いられている。また、これら携帯電話機等の電子機器には、操作キーが用いられており、暗所での操作をし易くするために、例えば操作キーを裏面側から光を照射して照明する操作キー用の光源が採用されている。
このように携帯電話機等では、液晶表示パネルの照明用と操作キーの照明用との両方に光源や照明ユニットを個別に搭載しなければならず、部品点数が多くなり、製造コストが増大したり、実装スペースの確保から小型化や薄型化を図り難い等の点がある。そこで、従来、例えば特許文献1には、液晶パネルを照明する第1の照明部分と操作キーを照明する第2の照明部分とからなる一つの薄板状の導光板を用いた電子機器の照明装置が提案されている。また、特許文献2には、液晶パネルに対する光源からの光の一部を液晶パネル用導光板の光放出部から外部に放出し、ヒンジ部に設けた受光部で光放出部からの光を受光すると共に、さらにキーボード側ケースに設けた導光板で受光した光を進行させる折り畳み型の情報端末が提案されている。
しかしながら、上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
上記特許文献1の技術では、筐体全体がストレートタイプの直方体形状であって、液晶表示パネル側の筐体部と操作キー側の筐体部とが直線的かつ平面的に連結されているため、略平板状の導光板を採用することができるが、一部又は全体が湾曲又は屈曲した筐体であって、同一平面状に液晶表示パネル及び操作キーが配置されていない場合には適用が困難であった。
また、上記特許文献2では、液晶パネル側の導光板とキーボード側の導光板とを別々に備え、液晶パネル側の光放出部からの光をヒンジ部の受光部で受光してキーボード側ケースの導光板へ再び入射させているが、液晶パネル側とキーボード側とで2つの導光板を搭載しなければならないと共に、連結するヒンジ部に受光部を設けなければならず、部品点数及び製造コストの増大を招いてしまう。特に、ヒンジ部が受光部により複雑化すると共に、構造設計の自由度、薄型化及び軽量化が大きく制限されてしまう問題がある。
上記特許文献1の技術では、筐体全体がストレートタイプの直方体形状であって、液晶表示パネル側の筐体部と操作キー側の筐体部とが直線的かつ平面的に連結されているため、略平板状の導光板を採用することができるが、一部又は全体が湾曲又は屈曲した筐体であって、同一平面状に液晶表示パネル及び操作キーが配置されていない場合には適用が困難であった。
また、上記特許文献2では、液晶パネル側の導光板とキーボード側の導光板とを別々に備え、液晶パネル側の光放出部からの光をヒンジ部の受光部で受光してキーボード側ケースの導光板へ再び入射させているが、液晶パネル側とキーボード側とで2つの導光板を搭載しなければならないと共に、連結するヒンジ部に受光部を設けなければならず、部品点数及び製造コストの増大を招いてしまう。特に、ヒンジ部が受光部により複雑化すると共に、構造設計の自由度、薄型化及び軽量化が大きく制限されてしまう問題がある。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、筐体の一部又は全体が湾曲又は屈曲した電子機器に搭載することで比較的簡便なかつ低コストな構成で画像表示パネルと操作キーとを両方照明でき、薄型化及び軽量化が可能な導光板及びこれを備えた電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の導光板は、画像表示パネルが設けられたパネル側筐体部と操作キーを設けたキー側筐体部とが筐体連結部を介して一体とされ、これらの少なくとも一部が湾曲若しくは屈曲している又は段差部を有する電子機器に用いる導光板であって、導光した光を光路変換して主面から面状に出射し、前記画像表示パネルを照明するパネル用導光部と、導光した光を光路変換して主面から面状に出射し、前記操作キーを照明するキー用導光部と、前記パネル用導光部と前記キー用導光部とを連結して互いの間で光を導光可能で前記筐体連結部に配される連結導光部と、を有し、全体がフィルム状とされていることを特徴とする。
この導光板では、パネル用導光部とキー用導光部と連結導光部とを有し、全体がフィルム状とされているので、例えばパネル用導光部内を導光された光の一部を連結導光部を介してキー用導光部へと導光することで、画像表示パネルと操作キーとの両方を同時照明することができる。また、全体がフィルム状であって可撓性を有して柔軟であるので、湾曲した部分若しくは屈曲した部分又は段差形状の多様な形状及び形態の部分に破損せずに形状に沿って内蔵可能で、パネル用導光部とキー用導光部との間で導光を行うことが可能である。さらに、一枚のフィルム状導光板を内蔵するだけでよく、比較的簡便な構成ですみ、構造設計の自由度が高くなると共に小型化及び薄型化を図ることができる。
本発明の電子機器は、画像表示パネルが設けられたパネル側筐体部と操作キーを設けたキー側筐体部とが筐体連結部を介して一体とされ、これらの少なくとも一部が湾曲若しくは屈曲している又は段差部を有する電子機器であって、光源と、該光源からの光を入射させて導光する請求項1に記載の導光板と、を備えていることを特徴とする。
この電子機器では、上記本発明の導光板を備えているので、屈曲部、湾曲部又は段差部を有していても画像表示パネル及び操作キーの両方を一つの導光板で照明可能であると共に、薄型化及び軽量化を図ることが可能である。
この電子機器では、上記本発明の導光板を備えているので、屈曲部、湾曲部又は段差部を有していても画像表示パネル及び操作キーの両方を一つの導光板で照明可能であると共に、薄型化及び軽量化を図ることが可能である。
また、本発明の電子機器は、前記連結導光部の両面のうち少なくとも一面に、連結部用反射シートが配設されていることを特徴とする。すなわち、この電子機器では、連結導光部の両面のうち少なくとも一面に連結部用反射シートが配設されているので、連結導光部から外部に漏れる一部の光を連結部用反射シートで反射して再び連結導光部へ戻すことで、さらに高い効率でパネル用導光部とキー用導光部との間で導光させることが可能になる。
また、本発明の電子機器は、前記光源が、前記パネル用導光部側に配置されていることを特徴とする。すなわち、この電子機器では、光源がパネル用導光部側に配置されているので、パネル用導光部側から光を入射して高い輝度が要求される画像表示パネルを最適に照明することができる。
また、本発明の電子機器は、前記画像表示パネルが、液晶表示パネルであることを特徴とする。すなわち、この電子機器では、液晶表示パネルを用いた液晶表示装置であるので、より薄型軽量化及び低コスト化を図ることができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る導光板によれば、パネル用導光部とキー用導光部と連結導光部とを有し、全体がフィルム状とされているので、湾曲した部分、屈曲した部分又は段差状の部分を有する筐体であっても破損せずに内蔵可能で、連結導光部を介してパネル用導光部とキー用導光部との間で導光を行って、画像表示パネルと操作キーとの両方を同時照明することができる。したがって、この導光板を備えた電子機器によれば、屈曲部、湾曲部又は段差部を有する様々な形態の筐体であっても照明ユニットが比較的簡便な構成ですみ、構造設計の自由度が高くなると共に小型化及び薄型化を図ることができる。特に、薄型化及び軽量化が強く要望されているストレート型携帯電話機などに好適である。
すなわち、本発明に係る導光板によれば、パネル用導光部とキー用導光部と連結導光部とを有し、全体がフィルム状とされているので、湾曲した部分、屈曲した部分又は段差状の部分を有する筐体であっても破損せずに内蔵可能で、連結導光部を介してパネル用導光部とキー用導光部との間で導光を行って、画像表示パネルと操作キーとの両方を同時照明することができる。したがって、この導光板を備えた電子機器によれば、屈曲部、湾曲部又は段差部を有する様々な形態の筐体であっても照明ユニットが比較的簡便な構成ですみ、構造設計の自由度が高くなると共に小型化及び薄型化を図ることができる。特に、薄型化及び軽量化が強く要望されているストレート型携帯電話機などに好適である。
以下、本発明に係る導光板及び電子機器の第1実施形態を、図1及び図2に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態の電子機器は、図1に示すように、液晶表示パネル(画像表示パネル)1が設けられたパネル側筐体部2と操作キー3を設けたキー側筐体部4とが筐体連結部5を介して一体とされ、これら筐体部の少なくとも一部が湾曲しているストレートタイプの携帯電話機であって、LED光源(光源)Lと、該LED光源Lからの光を入射させて導光する導光板6と、該導光板6を用い液晶表示パネル1の裏面側に配されてこれを照明する液晶バックライトユニット7と、キー側筐体部4に設けられ上記操作キー3を備えたスイッチモジュールであるキー部8と、を備えている。
この電子機器では、パネル側筐体部2が液晶表示パネル1側を凸面とした断面円弧状の湾曲形状を有し、屈曲した筐体連結部5で直線的かつ平面的な直方体形状のキー側筐体部4と一体に連結されている。
上記導光板6は、図1及び図2に示すように、液晶表示パネル1を照明するパネル用導光部6aと、操作キーを照明するキー用導光部6aと、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとを連結して互いの間で光を導光可能で筐体連結部5に配される連結導光部6cと、を有している。
上記導光板6は、図1及び図2に示すように、液晶表示パネル1を照明するパネル用導光部6aと、操作キーを照明するキー用導光部6aと、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとを連結して互いの間で光を導光可能で筐体連結部5に配される連結導光部6cと、を有している。
また、この導光板6は、透光性の材料で構成され、その側端部から入射されたLED光源Lからの光を導光すると共に光路変換し、その主面(本実施形態では上面)から照明対象物に対して面状の照明光を出射する可撓性を有した全体がフィルム状の導光板である。なお、この導光板6の厚さは、例えば125μm程度である。
さらに、導光板6は、パネル用導光部6aの表面に断面三角形状のプリズムや凸状ドット等の微細光学形状6dが形成されている。また、キー用導光部6bにも、白色印刷ドット等の微細光学形状6dが表面に形成されている。なお、及び連結導光部6cにも必要に応じて表面に微細光学形状6dを施しても構わない。
さらに、導光板6は、パネル用導光部6aの表面に断面三角形状のプリズムや凸状ドット等の微細光学形状6dが形成されている。また、キー用導光部6bにも、白色印刷ドット等の微細光学形状6dが表面に形成されている。なお、及び連結導光部6cにも必要に応じて表面に微細光学形状6dを施しても構わない。
また、導光板6は、例えば基材層(図示略)と、該基材層の上下面に成膜され光路変換を行う複数の微細光学形状6dが表面に形成された樹脂層(図示略)と、で構成されている。
上記基材層及び樹脂層は、例えば透明なポリカーボネイト樹脂やアクリル樹脂等で形成されている。基材層は、例えばロール成形方法などを用いて平坦なシート状にシート成形されている。また、樹脂層は、型を使い紫外光(UV光)で硬化する例えばアクリル系、ウレタン系、ウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系などの有機光反応効果樹脂の光硬化樹脂を用いて微細光学形状6dを賦形する紫外線(UV)硬化樹脂成形によって作製されている。
なお、上記成形で大判に作製されたものを、プレス切断やカッター切断することで、所定の形状の導光板6を得ている。
上記基材層及び樹脂層は、例えば透明なポリカーボネイト樹脂やアクリル樹脂等で形成されている。基材層は、例えばロール成形方法などを用いて平坦なシート状にシート成形されている。また、樹脂層は、型を使い紫外光(UV光)で硬化する例えばアクリル系、ウレタン系、ウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系などの有機光反応効果樹脂の光硬化樹脂を用いて微細光学形状6dを賦形する紫外線(UV)硬化樹脂成形によって作製されている。
なお、上記成形で大判に作製されたものを、プレス切断やカッター切断することで、所定の形状の導光板6を得ている。
上記液晶用バックライトユニット7は、LED光源(光源)Lと、該LED光源Lからの光を入射して導光する導光板6のパネル用導光部6aと、該パネル用導光部6aの上面に積層された拡散シート9、第1プリズムシート10A及び第2プリズムシート10Bと、パネル用導光部6aの下面に設置された反射シート11と、を備えている。
上記拡散シート9は、例えば、アクリル樹脂やポリカーボネイト樹脂などの透明樹脂にシリカ粒子などを分散させたシートである。
上記第1プリズムシート10Aは、拡散シート9上に配され、上記第2プリズムシート10Bは、第1プリズムシート10A上に配されている。第1プリズムシート10A及び第2プリズムシート10Bは、拡散シート9からの光を上面側に集光するための透明シート状の部材であり、平行な複数の稜線を有するプリズム部を上面側に有している。また、第1プリズムシート10Aは、LED光源Lの光軸に対して、プリズム部の稜線がねじれの位置に設定され、特に、上方への高い指向性が得られる方向として、LED光源Lの光軸に直交する方向と平行に設定される。また、第2プリズムシート10Bは、LED光源Lの光軸に対して、プリズム部の稜線が平行に設定されている。すなわち、第1プリズムシート10Aと第2プリズムシート10Bとは、互いのプリズム部の稜線がねじれの位置に配され、平面視で互いに稜線が直交している。なお、拡散シート9、プリズムシート10A,10Bは、必要に応じてキー用導光部6bに設けても構わない。この場合、別体でもパネル用導光部6aに設けられた拡散シート9、プリズムシート10A,10Bと一体化させても構わない。
上記LED光源Lは、導光板6のパネル用導光部6a側の端部に複数配置され、光源用の実装基板(図示略)に実装された白色LEDである。この白色LEDは、例えば基板上の半導体発光素子を樹脂材で封止したものであり、半導体発光素子として、例えば青色(波長λ:470〜490nm)LED素子又は紫外光(波長λ:470nm未満)LED素子であって、例えばサファイア基板などの絶縁性基板上に窒化ガリウム系化合物半導体(例えばInGaN系化合物半導体)の複数の半導体層が積層されて形成されたものである。
また、この半導体発光素子を封止する樹脂材は、シリコーン樹脂を主剤とし、例えばYAG蛍光体が添加されている。このYAG蛍光体は、半導体発光素子からの青色光又は紫外光を黄色光に変換させて混色効果により白色光を生じさせるものである。なお、白色LEDとしては、上記以外でも種々のものが採用可能である。
また、この半導体発光素子を封止する樹脂材は、シリコーン樹脂を主剤とし、例えばYAG蛍光体が添加されている。このYAG蛍光体は、半導体発光素子からの青色光又は紫外光を黄色光に変換させて混色効果により白色光を生じさせるものである。なお、白色LEDとしては、上記以外でも種々のものが採用可能である。
上記液晶表示パネル1は、透過型又は半透過型の液晶表示パネルが採用される。例えば、半透過型の液晶表示パネル1の場合、透明電極、配向膜及び偏光板をそれぞれ有する上基板と下基板との間隙にTN液晶やSTN液晶等の液晶をシール材で封止したパネル本体と、その下面側に光透過性と光反射性の両機能を持った半透過反射板と、を備えたものである。
また、この液晶表示パネル1は、パネル側筐体部2の形状に沿って湾曲している。
また、この液晶表示パネル1は、パネル側筐体部2の形状に沿って湾曲している。
上記連結導光部6cの液晶表示パネル1側の片面には、連結部用反射シート12が配設されている。また、連結導光部6cのもう一方の片面には、反射シート11が筐体連結部5まで延長された延長反射シート部11aが、連結部反射シートとして配されている。
上記反射シート11及び連結部用反射シート12は、光反射機能及び可撓性を有する金属薄板、フィルム、箔等であって、本実施形態では銀蒸着膜を設けたフィルムが採用されている。なお、上記銀蒸着膜の代わりに、アルミ金属蒸着膜などを採用しても構わない。
上記反射シート11及び連結部用反射シート12は、光反射機能及び可撓性を有する金属薄板、フィルム、箔等であって、本実施形態では銀蒸着膜を設けたフィルムが採用されている。なお、上記銀蒸着膜の代わりに、アルミ金属蒸着膜などを採用しても構わない。
上記キー部8は、少なくとも一部が透過又は半透明の複数の操作キー3と、これら操作キー3の下部に設置され操作キー3に対応した凸部を下面に有するキーシート13と、該キーシート13の下方かつキー用導光部6bの下面に設置されたスイッチング機構14と、を有している。
上記操作キー3は、透過又は半透明の樹脂で形成されたキーであって、電話番号等を入力するための番号、文字又は記号が表示され、複数でキートップ15を構成している。
上記スイッチング機構14は、例えば操作キー3及びキー用導光部6bの下方に配されたスイッチ基板16と、この上に設置されたタクトスイッチ17とで構成され、操作キー3が押圧された際にキーシート13の凸部及び可撓性のキー用導光部6bを介して対応するタクトスイッチ17が押されてスイッチ操作可能とされている。
上記スイッチング機構14は、例えば操作キー3及びキー用導光部6bの下方に配されたスイッチ基板16と、この上に設置されたタクトスイッチ17とで構成され、操作キー3が押圧された際にキーシート13の凸部及び可撓性のキー用導光部6bを介して対応するタクトスイッチ17が押されてスイッチ操作可能とされている。
このように本実施形態の導光板6では、パネル用導光部6aとキー用導光部6bと連結導光部6cとを有し、全体がフィルム状とされているので、例えばパネル用導光部6a内を導光された光の一部を連結導光部6cを介してキー用導光部6bへと導光することで、液晶表示パネル1と操作キー3との両方を同時照明することができる。また、全体がフィルム状であって可撓性を有して柔軟であるので、湾曲又は屈曲した部分に破損せずに形状に沿って内蔵可能で、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとの間で導光を行うことが可能である。
さらに、一枚のフィルム状導光板6を内蔵するだけでよく、比較的簡便な構成ですみ、構造設計の自由度が高くなると共に小型化及び薄型化を図ることができる。
また、連結導光部6cの両面に連結部用反射シート12及び延長反射シート部11aが配設されているので、連結導光部6cから外部に漏れる一部の光を連結部用反射シート12及び延長反射シート部11aで反射して再び連結導光部6cへ戻すことで、さらに高い効率でパネル用導光部6aとキー用導光部6bとの間で導光させることが可能になる。
また、この電子機器では、LED光源Lがパネル用導光部6a側に配置されているので、パネル用導光部6a側から光を入射して高い輝度が要求される液晶表示パネル1を最適に照明することができる。
また、連結導光部6cの両面に連結部用反射シート12及び延長反射シート部11aが配設されているので、連結導光部6cから外部に漏れる一部の光を連結部用反射シート12及び延長反射シート部11aで反射して再び連結導光部6cへ戻すことで、さらに高い効率でパネル用導光部6aとキー用導光部6bとの間で導光させることが可能になる。
また、この電子機器では、LED光源Lがパネル用導光部6a側に配置されているので、パネル用導光部6a側から光を入射して高い輝度が要求される液晶表示パネル1を最適に照明することができる。
したがって、この電子機器では、筐体が湾曲部又は屈曲部を有していても液晶表示パネル1及び操作キー3の両方を一つの導光板6で照明可能であると共に、薄型化及び軽量化を図ることが可能である。
次に、本発明に係る導光板及び電子機器の第2から第7実施形態について、図3から図8を参照して以下に説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、パネル側筐体部2が液晶表示パネル1側を凸面とした断面円弧状の湾曲形状を有しているのに対し、第2実施形態の電子機器では、図3に示すように、パネル側筐体部22が液晶表示パネル1側を凹面とした断面円弧状の湾曲形状を有している点である。したがって、液晶表示パネル1側を凹面とした湾曲形状のパネル側筐体部22でも、フィルム状の導光板6を容易に配設可能で、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとの間で良好に導光させて液晶表示パネル1と操作キー3とを同時に照明可能である。
第3実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、パネル側筐体部2が液晶表示パネル1側を凸面とした断面円弧状の湾曲形状を有しているのに対し、第3実施形態の電子機器では、図4に示すように、キー側筐体部34が操作キー3側を凸面とした断面円弧状の湾曲形状を有し、屈曲した筐体連結部35で直線的かつ平面的な直方体形状のパネル側筐体部32と一体に連結されている点である。
したがって、操作キー3側を凸面とした湾曲形状のキー側筐体部34でも、フィルム状の導光板6を容易に配設可能で、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとの間で良好に導光させて液晶表示パネル1と操作キー3とを同時に照明可能である。なお、他の例として、操作キー3側を凹面とした湾曲形状のキー側筐体部を有する電子機器に適用しても構わない。
第4実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、パネル側筐体部2が液晶表示パネル1側を凸面とした断面円弧状の湾曲形状を有しているのに対し、第4実施形態の電子機器では、図5に示すように、パネル側筐体部42及びキー側筐体部44が液晶表示パネル1側及び操作キー3側を凸面とした断面円弧状の連続した湾曲形状を有している点である。
したがって、全体が湾曲したパネル側筐体部42及びキー側筐体部44でも、フィルム状の導光板6を容易に配設可能で、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとの間で良好に導光させて液晶表示パネル1と操作キー3とを同時に照明可能である。なお、他の例として、液晶表示パネル1側及び操作キー3側を凹面とした連続した湾曲形状のパネル側筐体部及びキー側筐体部を有する電子機器に適用しても構わない。
第5実施形態と第4実施形態との異なる点は、第4実施形態では、キー側筐体部44及びパネル側筐体部42が液晶表示パネル1側及び操作キー3側を凸面とした断面円弧状の連続した湾曲形状を有しているのに対し、第5実施形態の電子機器では、図6に示すように、パネル側筐体部52が液晶表示パネル1側を凹面とした断面円弧状の湾曲形状を有し、キー側筐体部54が操作キー3側を凸面とした断面円弧状の湾曲形状を有している点である。
したがって、全体が断面S字状に湾曲した筐体でも、フィルム状の導光板6を容易に配設可能で、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとの間で良好に導光させて液晶表示パネル1と操作キー3とを同時に照明可能である。なお、他の例として、パネル側筐体部が液晶表示パネル1側を凸面とした断面円弧状の湾曲形状を有し、キー側筐体部が操作キー3側を凹面とした断面円弧状の湾曲形状を有した全体が断面S字状の電子機器に適用しても構わない。
第6実施形態と第4実施形態との異なる点は、第4実施形態では、キー側筐体部44及びパネル側筐体部42が液晶表示パネル1側及び操作キー3側を凸面とした断面円弧状の連続した湾曲形状を有しているのに対し、第6実施形態の電子機器では、図7に示すように、直線的かつ平面的な直方体形状であるパネル側筐体部62とキー側筐体部64とを筐体連結部65で操作キー3側に一定角度で屈曲させている点である。
したがって、全体が断面くの字状に屈曲した筐体でも、フィルム状の導光板6を容易に配設可能で、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとの間で良好に導光させて液晶表示パネル1と操作キー3とを同時に照明可能である。なお、他の例として、パネル側筐体部とキー側筐体部とを筐体連結部で操作キー3の反対側に一定角度で屈曲させ全体として断面くの字状とした電子機器に適用しても構わない。
第7実施形態と第6実施形態との異なる点は、第6実施形態では、パネル側筐体部62及びキー側筐体部64が全体として断面くの字に屈曲しているのに対し、第7実施形態の電子機器では、図8に示すように、全体として直方体形状であって、キー側筐体部74にキーカバー74aがカバーヒンジ部74bを介して開閉可能に取り付けられていると共に、パネル側筐体部72の液晶表面パネル1側表面とキー側筐体部74の操作キー3側表面とが筐体連結部75の段差を介して連結されて一体になっている点である。
すなわち、第7実施形態では、キー側筐体部74が、キーカバー74aを閉じた状態でキーカバー74a表面と液晶表示パネル1表面とが面一になるように、キーカバー74aの厚さだけパネル側筐体部72よりも薄くされて筐体連結部75が段差部となっている。このため、筐体連結部75内では、連結導光部6cが断面クランク状に屈曲されて収納されている。したがって、段差部状の筐体連結部75を介して一体となっているパネル側筐体部72及びキー側筐体部74でも、フィルム状の導光板6を筐体連結部75内で屈曲させて容易に配設可能で、パネル用導光部6aとキー用導光部6bとの間で良好に導光させて液晶表示パネル1と操作キー3とを同時に照明可能である。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、上記各実施形態では、筐体が長さ方向に湾曲若しくは屈曲している又は段差形状を有している電子機器であるが、他の方向に筐体が湾曲若しくは屈曲している又は段差形状を有しているものに適用しても構わない。例えば、他の例として、長さ方向に直交する横幅方向に断面円弧状に湾曲した筐体の場合、図9に示すように、導光板6を横幅方向に断面円弧状に湾曲させて実装させても構わない。
また、上述したように、LED光源Lがパネル用導光部6a側に配置されていることが好ましいが、操作キー3側の輝度を高めるためにキー用導光部6b側にLED光源Lを配置しても構わず、またパネル用導光部6a側及びキー用導光部6b側の両方に配置しても構わない。
また、上述したように、連結部用反射シート12及び延長反射シート部11aにより、連結導光部6cの両面に反射シートを設置することが好ましいが、いずれか一方の面に配置しても導光効率の向上効果を得ることができる。なお、十分な導光性が得られれば、連結部用反射シート12及び延長反射シート部11aの両方を設けなくてもよい。
また、上述したように、連結部用反射シート12及び延長反射シート部11aにより、連結導光部6cの両面に反射シートを設置することが好ましいが、いずれか一方の面に配置しても導光効率の向上効果を得ることができる。なお、十分な導光性が得られれば、連結部用反射シート12及び延長反射シート部11aの両方を設けなくてもよい。
また、上記各実施形態では、拡散シート9を用いているが、拡散シート9を省略したバックライトユニットとしても構わない。また、2枚のプリズムシートを用いているが、1枚のプリズムシートを採用したバックライトユニットとしても構わない。
また、上記各実施形態では、本発明を携帯電話機に適用したが、他の電子機器に採用しても構わない。例えば、PDA、モバイルタイプPC(パーソナルコンピュータ)等の各種電子機器に適用可能である。
また、上記各実施形態では、本発明を携帯電話機に適用したが、他の電子機器に採用しても構わない。例えば、PDA、モバイルタイプPC(パーソナルコンピュータ)等の各種電子機器に適用可能である。
また、上記各実施形態では、画像表示パネルとして液晶表示パネル1を採用しているが、他の画像表示パネルを用いても構わない。例えば、電子ペーパーなどの画像表示パネルを採用しても良い。この場合、電子ペーパー本体の表面側にフロントライトユニットの一部として本発明の導光板におけるパネル用導光部が設置される。
1…液晶表示パネル(画像表示パネル)、2,22,32,42,52,62,72…パネル側筐体部、3…操作キー、4,24,34,44,54,64,74…キー側筐体部、5,25,35,45,55,65,75…筐体連結部、6…導光板、6a…パネル用導光部、6b…キー用導光部、6c…連結導光部、7…液晶バックライトユニット、8…キー部、9…拡散シート、10A…第1プリズムシート、10B…第2プリズムシート、11…反射シート、11a…延長反射シート部、12…連結部用反射シート、14…スイッチング機構、17…タクトスイッチ、L…LED光源(光源)
Claims (5)
- 画像表示パネルが設けられたパネル側筐体部と操作キーを設けたキー側筐体部とが筐体連結部を介して一体とされ、これらの少なくとも一部が湾曲若しくは屈曲している又は段差部を有する電子機器に用いる導光板であって、
導光した光を光路変換して主面から面状に出射し、前記画像表示パネルを照明するパネル用導光部と、
導光した光を光路変換して主面から面状に出射し、前記操作キーを照明するキー用導光部と、
前記パネル用導光部と前記キー用導光部とを連結して互いの間で光を導光可能で前記筐体連結部に配される連結導光部と、を有し、
全体がフィルム状とされていることを特徴とする導光板。 - 画像表示パネルが設けられたパネル側筐体部と操作キーを設けたキー側筐体部とが筐体連結部を介して一体とされ、これらの少なくとも一部が湾曲若しくは屈曲している又は段差部を有する電子機器であって、
光源と、
該光源からの光を入射させて導光する請求項1に記載の導光板と、を備えていることを特徴とする電子機器。 - 請求項2に記載の電子機器において、
前記連結導光部の両面のうち少なくとも一面に、連結部用反射シートが配設されていることを特徴とする電子機器。 - 請求項2又は3に記載の電子機器において、
前記光源が、前記パネル用導光部側に配置されていることを特徴とする電子機器。 - 請求項2から4のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記画像表示パネルが、液晶表示パネルであることを特徴とする電子機器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007224932A JP2009059546A (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 導光板及び電子機器 |
US12/201,471 US7932890B2 (en) | 2007-08-30 | 2008-08-29 | Lightguide plate and electronic device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007224932A JP2009059546A (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 導光板及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010244730A (ja) * | 2009-04-01 | 2010-10-28 | Sony Corp | 導光板、面発光装置、液晶表示装置及び導光板の製造方法 |
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2007
- 2007-08-30 JP JP2007224932A patent/JP2009059546A/ja active Pending
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