JP2009058939A - 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御手段たる制御部は、現像剤搬送路内の現像剤量を検知する現像剤量検知手段たる現像剤検知センサ97,98の検知結果に基づいて、トナー補給制御装置および/またはトナー排出手段を制御する。これにより、現像剤検知センサ97,98で現像装置内の現像剤の量を検知し、上記制御部による現像剤排出動作および現像剤補給動作へフィードバックを行うことにより、現像装置内の現像剤の量を制御することができ、現像装置内の現像剤量を安定に保つことが可能となる。
【選択図】図9
Description
また、特許文献1の現像装置では、現像剤搬送路全体の現像剤量の増減に応じて現像剤の嵩が増減する位置の所定の高さに、現像剤を装置外に排出する現像剤排出口を備えている。この現像装置では、プレミックス現像剤が補給され、現像装置内の現像剤量が増加すると、供給搬送路内の現像剤の嵩が高くなる。このとき、現像剤排出口を設けた位置で、現像剤排出口の高さまで到達した現像剤は現像剤排出口から現像装置外部へ排出される。
また、特許文献2の現像装置では、トナー濃度に基づいて、シャッタによる現像剤排出口の開口面積を調整して、所定量の現像剤が排出されるよう制御している。
また、請求項2の発明は、現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体と、現像剤を搬送する現像剤搬送部材を有し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給領域では該現像剤担持体に現像剤を供給しながら現像剤を搬送する現像剤搬送路と、現像剤補給口から該現像剤搬送路へ現像剤を補給する現像剤補給手段と、該現像剤を装置外部へ排出する現像剤排出手段と、を備えた現像装置において、上記現像剤搬送路は、上記現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送路と、上記潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送路と同方向に搬送する現像剤回収搬送路と、現像に用いられずに該現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向の最下流側近傍まで搬送された余剰現像剤と、該現像剤担持体から回収され該現像剤回収搬送路の現像剤搬送方向の最下流側近傍まで搬送された回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該余剰現像剤と該回収現像剤とを攪拌しながら該現像剤供給搬送路とは逆方向に搬送し、攪拌後の攪拌現像剤を該現像剤供給搬送路に供給する現像剤攪拌搬送路とであり、上記供給搬送路の上記現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍の現像剤嵩高さの減少を検知する現像剤嵩高さ減少検知手段と該現像剤嵩高さ減少検知手段の検知結果に基づいて、上記現像剤補給手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の現像装置において、上記供給搬送路の上記現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍の現像剤嵩高さの減少を検知する現像剤嵩高さ減少検知手段と該現像剤嵩高さ減少検知手段を設け、上記制御手段は、上記現像剤嵩高さ減少検知手段の検知結果に基づいて、上記現像剤補給手段を制御するよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1または3の現像装置において、上記現像剤排出手段は、装置外部へ現像剤を搬送する排出スクリュウを有しており、上記制御手段は、少なくとも上記現像剤嵩高さ上昇検知手段の検知結果に基づいて、上記排出スクリュウの駆動のON/OFFの制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、3または4の現像装置において、上記現像剤排出手段は、上記排出スクリュウが配置された排出経路と上記現像剤搬送路との連通を開閉するシャッター手段を備えており、上記制御手段は、少なくとも現像剤嵩高さ上昇検知手段の検知結果に基づいて、上記シャッター手段の開閉を制御することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項2または3の現像装置において、上記制御手段は、少なくとも上記現像剤嵩高さ減少検知手段の検知結果に基づいて現像剤補給手段の現像剤補給開始を制御することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかの現像装置において、上記現像剤搬送路内の現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を備え、上記現像剤補給手段は、トナーとキャリアとを独立制御で該現像剤搬送路に補給可能であり、上記トナー濃度検知手段の検知結果に基づいてトナーとキャリアとの補給割合を設定することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、潜像を担持する像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、該現像手段として、請求項1乃至7いずれかのの現像装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、現像手段と、像担持体とを一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱可能であるプロセスカートリッジにおいて、上記現像手段として、請求項1乃至7いずれかの現像装置を用いることを特徴とするものである。
すなわち、攪拌搬送路の現像剤回収搬送路から回収現像剤の供給を受ける箇所は、現像剤の量が増加したときにいち早く現像剤の滞留が生じて現像剤の嵩高さが増加する場所である。その場所で生じた滞留が現像剤搬送方向上流側に広がっていき、現像剤回収搬送路の現像剤担持体対向領域にまで広がると、連れ廻り現象や、現像装置から現像剤が溢れる現象が生じる。よって、現像剤回収搬送路の現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部から攪拌搬送路の現像剤回収搬送路から回収現像剤の供給を受ける箇所までの間のいずれかの位置に現像剤嵩高さ上昇検知手段を配置することで、過剰の現像剤が入ると現像剤の滞留が発生して現像剤の嵩が上昇する場所であり、且つ、滞留が現像担持体とケースとの開口部より前で現像剤の嵩上昇を検知することができる。よって、その検知結果に基づいて現像剤排出手段を制御することで、連れ廻り現象や、現像装置から現像剤が溢れる現象を防止することができる。
すなわち、供給搬送路の現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍は、供給搬送路の現像剤が少なくなったときに現像剤が枯渇し始める位置である。よって、この場所の現像剤嵩高さに基づいて装置内の現像剤量を制御することで、装置内の現像剤量が少なくなりすぎて発生する画像濃度不足を抑制することができる。
図2は、本実施形態に係る複写機の概略構成図である。この複写機はプリンタ部100、これを載せる給紙装置200、プリンタ部100の上に固定されたスキャナ300などを備えている。また、このスキャナ300の上に固定された原稿自動搬送装置400なども備えている。
帯電手段たる帯電器によって、感光体1Yの表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体1Yの表面には、光書込ユニット21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。すると、照射部(露光部)の電位が減衰する。この減衰により、感光体1Y表面にY用の静電潜像が形成される。形成されたY用の静電潜像は現像手段たる現像装置4Yによって現像されてYトナー像となる。
Y用の感光体1Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写ベルト110に一次転写される。一次転写後の感光体1Yの表面は、ドラムクリーニング装置によって転写残トナーがクリーニングされる。
Y用のプロセスカートリッジ18Yにおいて、ドラムクリーニング装置によってクリーニングされた感光体1Yは、除電器によって除電される。そして、帯電器によって一様帯電せしめられて、初期状態に戻る。以上のような一連のプロセスは、他のプロセスカートリッジ18M,C,Kについても同様である。
中間転写ユニット17は、中間転写ベルト110やベルトクリーニング装置90などを有している。また、張架ローラ14、駆動ローラ15、二次転写バックアップローラ16、4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kなども有している。
中間転写ベルト110は、張架ローラ14を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、図示しないベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ15の回転によって図中時計回りに無端移動せしめられる。
4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kは、それぞれ中間転写ベルト110の内周面側に接触するように配設され、図示しない電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト110をその内周面側から感光体1Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体1と一次転写バイアスローラとの間に一次転写電界が形成される。
Y用の感光体1Y上に形成された上述のYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト110上に一次転写される。このYトナー像の上には、M,C,K用の感光体1M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト110上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで図示しない記録体たる転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト110の表面に残留する転写残トナーは、図中左側の駆動ローラ15との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置90によってクリーニングされる。
中間転写ユニット17の図中下方には、2本の張架ローラ23によって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、少なくとも何れか一方の張架ローラ23の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動せしめられる。2本の張架ローラ23のうち、図中右側に配設された一方のローラは、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ16との間に、中間転写ベルト110及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト110と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。そして、この一方の張架ローラ23には、トナーと逆極性の二次転写バイアスが図示しない電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト110上の4色トナー像をベルト側からこの一方の張架ローラ23側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。後述のレジストローラ対49によって中間転写ベルト110上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、この二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写せしめられる。なお、このように一方の張架ローラ23に二次転写バイアスを印加する二次転写方式に代えて、転写紙を非接触でチャージさせるチャージャを設けてもよい。
図3に示すように感光体1は図中矢印G方向に回転しながら、その表面を不図示の帯電装置により帯電される。帯電された感光体1の表面は不図示の露光装置より照射されたレーザ光により静電潜像を形成された潜像に現像装置4からトナーを供給され、トナー像を形成する。
現像ローラ5の供給スクリュ8との対向部から表面移動方向下流側には、現像ローラ5に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制部材としての現像ドクタ12を備えている。
現像ローラ5の感光体1との対向部である現像部から表面移動方向下流側には、現像部を通過した現像済みの現像剤を回収し、回収した回収現像剤を供給スクリュ8と同方向に搬送する回収搬送部材としての回収スクリュ6を備えている。供給スクリュ8を備えた供給搬送路9は現像ローラ5の横方向に、回収スクリュ6を備えた現像剤回収搬送路としての回収搬送路7は現像ローラ5の下方に並設されている。
供給搬送路9と攪拌搬送路10とは仕切り部材としての第一仕切り壁133によって仕切られている。第一仕切り壁133の供給搬送路9と攪拌搬送路10とを仕切る箇所は図中手前側と奥側との両端は開口部となっており、供給搬送路9と攪拌搬送路10とが連通している。
なお、供給搬送路9と回収搬送路7とも第一仕切り壁133によって仕切られているが、第一仕切り壁133の供給搬送路9と回収搬送路7とを仕切る箇所には開口部を設けていない。
また、攪拌搬送路10と回収搬送路7との2つの搬送路は仕切り部材としての第二仕切り壁134によって仕切られている。第二仕切り壁134は、図中手前側が開口部となっており、攪拌搬送路10と回収搬送路7とが連通している。
現像剤搬送部材である供給スクリュ8、回収スクリュ6及び攪拌スクリュ11は樹脂もしくは金属のスクリュからなっており各スクリュ径は全てφ22[mm]でスクリュピッチは供給スクリュ8が50[mm]の2条巻き、回収スクリュ6及び攪拌スクリュ11が25[mm]の1条巻き、回転数は供給スクリュ8を690[rpm]に、回収スクリュ6及び攪拌スクリュ11を730[rpm]に設定している。
現像後の現像剤は回収搬送路7にて回収を行い、図3中の断面手前側に搬送され、現像ローラ5上で現像剤が担持される領域の外側である非画像領域部に設けられた第二仕切り壁134の開口部で、攪拌搬送路10へ現像剤が移送される。なお、攪拌搬送路10における現像剤搬送方向上流側端部の第二仕切り壁134の開口部の付近で攪拌搬送路10の上側に設けられた現像剤補給口95から攪拌搬送路10に現像剤が補給される。
図4は現像剤搬送路内の現像剤の流れを説明する現像装置4の斜視断面図である。図中の各矢印は現像剤の移動方向を示している。
また、図5は、現像装置4内の現像剤の流れの模式図であり、図4と同様、図中の各矢印は現像剤の移動方向を示している。
現像ローラ5から回収搬送路7に送られ、回収スクリュ6によって回収搬送路7の現像剤搬送方向最下流近傍まで搬送された回収現像剤は第二仕切り壁134の回収開口部93より攪拌搬送路10に供給される(図5中矢印F)。なお、回収搬送路7の現像剤搬送方向最下流近傍とは、回収現像剤を攪拌搬送路10へと回収現像剤を受け渡す回収現像剤受渡し部となる箇所である。
そして、攪拌搬送路10は、供給された余剰現像剤と回収現像剤とを攪拌し、攪拌スクリュ11で攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍であり、供給搬送路9の現像剤搬送方向最上流側近傍に搬送し、第一仕切り壁133の供給開口部91より供給搬送路9に現像剤を供給する(図5中矢印D)。なお、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍および供給搬送路9の現像剤搬送方向最上流側近傍は、攪拌現像剤を攪拌搬送路10から供給搬送路9へ受け渡す攪拌現像剤受渡し部となる箇所である。
攪拌搬送路10では攪拌スクリュ11によって、回収現像剤、余剰現像剤及び現像剤補給口95から必要に応じて補給されるトナーを、回収搬送路7及び供給搬送路9の現像剤と逆方向に攪拌搬送する。そして、現像剤搬送方向最下流側近傍で連通している供給搬送路9の現像剤搬送方向最上流側近傍に攪拌された現像剤を移送する。なお、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍の供給開口部91真下付近には、トナー濃度センサ136が設けられ、センサ出力により後述する現像剤補給手段たる現像剤補給制御装置を作動し、不図示の収容部から現像剤補給を行っている。攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍の供給開口部91真下付近にトナー濃度センサ136を設ける理由は以下のとおりである。後述するように、攪拌搬送路10の現像剤は、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍で現像剤を盛り上がらせることで、攪拌搬送路10の上方に設けられた供給開口部91から供給搬送路9へ供給される。すなわち、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向最下流側近傍の供給開口部91真下付近は、現像剤が滞留する場所であり、その場所には常に現像剤が存在して、半ばパッキング状態となっている。その結果、この場所における現像剤は、無稼動での放置や温湿度差といった現像剤の透磁率に変動を及ぼすような外的影響が比較的少ない。その結果、攪拌搬送路10の現像剤最下流側近傍の供給開口部91真下付近にトナー濃度センサ136を設けることで、精度よく現像剤のトナー濃度を検知できるからである。
このような現像剤の移動は、現像剤に対してストレスを与えることになり、現像剤の寿命低下の一因となる。
このような、現像剤を下方から上方に持ち上げる際に現像剤にストレスがかかり現像剤中のキャリアの膜削れやトナーのスペント化がその個所で発生し、それに伴い画像品質の安定性が保たれなくなってしまう。
図3に示すように、供給搬送路9と攪拌搬送路10とを斜めの配置関係にしているので、供給搬送路9と攪拌搬送路10とを垂直に配置した場合よりも供給開口部の高さを低くすることができる。
供給搬送路9を攪拌搬送路10に対して垂直上方に持ち上げることは、重力に逆らって現像剤を攪拌スクリュ11の圧によって持ち上げるので現像剤にストレスがかかる。一方、供給搬送路9と攪拌搬送路10とを斜めの配置関係にして供給開口部の高さを低くしたことで、下方から上方へ持ち上げる際に、現像剤にかかるストレスを低減することができる。
なお、攪拌搬送路10の現像剤最下流側近傍の、攪拌搬送路10と供給搬送路9とが連通している部分の攪拌スクリュ11の軸にフィン部材を設けても良い。このフィン部材は攪拌スクリュ11の軸方向に平行な辺と、攪拌スクリュ11の軸方向に垂直な辺とから構成される板状の部材である。このフィン部材で現像剤を掻き上げることにより、攪拌搬送路10から供給搬送路9へ、より効率的な現像剤の受渡しを行うことができる。
また、攪拌スクリュ11は、図3中の手前側から見て時計回り方向(図中矢印C方向)に回転しており、現像剤は攪拌スクリュ11の形状に沿って現像剤を持ち上げて供給搬送路9に移送させている。これにより、現像剤を効率良く持ち上げることが可能となり現像剤にかかるストレスもより低減することができる。
図6に示すように、現像剤を補給する現像剤補給口95を攪拌スクリュ11を備える攪拌搬送路10の現像剤搬送方向上流端部の上方に設けている。
また、現像剤補給口95としては、攪拌搬送路10の現像剤搬送方向上流端部の上方に限らず、回収搬送路7の下流端部の上方に設けても良い。
さらに、回収搬送路7から攪拌搬送路10へ現像剤の受渡しを行う箇所である回収開口部93の真上に現像剤補給口95を設けるようにしても良い。
図16は、現像剤補給手段である現像剤補給制御装置160の概略構成図である。
同図において現像剤補給制御装置160は、トナー補給装置160aと、キャリア補給装置160bとで構成されている。トナー補給装置160aは、内部にトナー搬送スクリュウ(不図示)を備えたトナー用給送パイプ161aと、トナー搬送スクリュウを回転駆動するトナー搬送用モータ162aと、トナーを収容するトナーカートリッジ163aとで構成されている。トナー用給送パイプ161aの一端は、現像剤補給口95に連結されている。 トナー用給送パイプ161aの他端には、トナー搬送用モータ162aが設けられている。トナー用給送パイプ161aの途中には、トナーカートリッジ163aが連結されている。
キャリア補給装置160bは、内部にキャリア搬送スクリュウ(不図示)を備えたキャリア用給送パイプ161bと、キャリア搬送スクリュウを回転駆動する不図示のキャリア搬送用モータと、キャリアを収容するキャリアカートリッジ163bとで構成されている。なお、キャリアカートリッジ163bには、少量のトナーと混合されたキャリアからなる現像剤を収容してもよい。キャリア用給送パイプ161bの一端は、現像剤補給口95に連結され、他端には、不図示のキャリア搬送用モータが設けられている。キャリア用給送パイプ161bの途中には、キャリアカートリッジ163bが連結されている。
同様に、図示しない制御部によって不図示のキャリア搬送用モータが制御され、キャリアカートリッジ163bからキャリア用給送パイプ161bに供給されたキャリアを不図示のキャリア搬送スクリュの回転によって現像剤補給口95に搬送し、所定量の新規キャリアを現像装置4に供給する。
なお、キャリアカートリッジ163bを4つの各現像装置4Y,4M,4C,4Kで共通化してもよい。この場合は、キャリアカートリッジ163bが、Y色の現像装置の現像剤補給口95Yに連結するY色のキャリア用給送パイプ161bY、M色の現像装置の現像剤補給口95Mに連結するM色のキャリア用給送パイプ161bM、C色の現像装置の現像剤補給口95Cに連結するC色のキャリア用給送パイプ161C、K色の現像装置の現像剤補給口95Kに連結するK色のキャリア用給送パイプ161Kにそれぞれ連通する。
図17は、プレミックストナーを現像剤補給口95に補給するプレミックス現像剤補給制御装置160cの概略構成図である。プレミックス現像剤補給制御装置160cは、上述した搬送するものが異なるだけで、トナー補給装置160a、キャリア補給装置160bと構成は同じである。
図1は、図3と同じ方向から見た供給搬送路9の現像剤搬送方向最下流側近傍の現像装置4の断面説明図である。
なお、供給搬送路9の現像剤搬送方向最下流側近傍とは、例えば、供給搬送路9から攪拌搬送路10へと余剰現像剤が受け渡される余剰現像剤受渡し部と供給搬送路9の現像剤搬送方向で同位置となる箇所である。
特に本実施形態の現像装置4のように現像ローラ5に供給した現像剤を供給搬送路9へ戻さず、回収搬送路7へ回収するものでは、現像剤量は供給搬送路9の下流に行くにしたがって減少していく。このため、現像剤がたまっている下方からくみ上げて現像ローラ5に供給するもののほうが現像剤の供給性の面では優れている。
図18に示すように、シャッタ96は、横長に形成された長穴を有しており、この長穴には現像装置4の側壁から突出するガイドピン141が挿入されている。そして、ガイドピン141を長穴の図中左端に突き当てる位置と、図中右端に突き当てる位置との間で、スライド移動可能になっている。
領域Pに現像剤検知センサ97を配置したのは、以下の理由による。領域Pは回収搬送路7から攪拌搬送路10へ現像剤が反転して搬送される位置であり、現像剤量過多による詰まり現象が循環搬送路内で早くから現れる箇所である。そして、詰まり現象が進行するとP領域の上流である回収搬送路内にも嵩上昇が伝播し現像ローラ5の下部に接触してしまう。接触した現像剤の一部はそのまま現像ローラの磁力に引き寄せられてトナー濃度が薄いにもかかわらず、再度、現像ニップに搬送されて濃度ムラを発生させる所謂連れ廻り現象を生じさせるおそれがある。よって、現像剤量過多による詰まり現象によって生じる連れ廻り現象を未然に防ぐべく、いち早く詰まり現象が現れる領域Pに現像剤検知センサ97を配置するのである。
2 排出搬送路
2a 排出搬送スクリュ
4 現像装置
5 現像ローラ
6 回収スクリュ
7 回収搬送路
8 供給スクリュ
8a 回転軸
8b 羽部
9 供給搬送路
10 攪拌搬送路
11 攪拌スクリュ
12 現像ドクタ
14 張架ローラ
15 駆動ローラ
16 二次転写バックアップローラ
17 中間転写ユニット
18 プロセスカートリッジ
20 画像形成ユニット
21 光書込ユニット
22 二次転写装置
23 張架ローラ
24 紙搬送ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
90 ベルトクリーニング装置
91 供給開口部
92 余剰開口部
93 回収開口部
94 現像剤排出口
95 現像剤補給口
96 シャッタ
97 現像剤検知センサ
98 現像剤検知センサ
100 プリンタ部
110 中間転写ベルト
133 第一仕切り壁
134 第二仕切り壁
135 仕切り壁
Claims (9)
- 現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体と、
現像剤を搬送する現像剤搬送部材を有し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給領域では該現像剤担持体に現像剤を供給しながら現像剤を搬送する現像剤搬送路と、
現像剤補給口から該現像剤搬送路へ現像剤を補給する現像剤補給手段と、
該現像剤を装置外部へ排出する現像剤排出手段と、を備えた現像装置において、
上記現像剤搬送路は、上記現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送路と、上記潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送路と同方向に搬送する現像剤回収搬送路と、現像に用いられずに該現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向の最下流側近傍まで搬送された余剰現像剤と、該現像剤担持体から回収され該現像剤回収搬送路の現像剤搬送方向の最下流側近傍まで搬送された回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該余剰現像剤と該回収現像剤とを攪拌しながら該現像剤供給搬送路とは逆方向に搬送し、攪拌後の攪拌現像剤を該現像剤供給搬送路に供給する現像剤攪拌搬送路とであり、
上記現像剤回収搬送路の上記現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部から上記攪拌搬送路の上記現像剤回収搬送路から回収現像剤の供給を受ける箇所までの間のいずれかの位置における現像剤嵩高さの上昇を検知する現像剤嵩高さ上昇検知手段と、該現像剤嵩高さ上昇検知手段の検知結果に基づいて、上記現像剤排出手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする現像装置。 - 現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体と、
現像剤を搬送する現像剤搬送部材を有し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給領域では該現像剤担持体に現像剤を供給しながら現像剤を搬送する現像剤搬送路と、
現像剤補給口から該現像剤搬送路へ現像剤を補給する現像剤補給手段と、
該現像剤を装置外部へ排出する現像剤排出手段と、を備えた現像装置において、
上記現像剤搬送路は、上記現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送路と、上記潜像担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された現像剤を該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該現像剤供給搬送路と同方向に搬送する現像剤回収搬送路と、現像に用いられずに該現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向の最下流側近傍まで搬送された余剰現像剤と、該現像剤担持体から回収され該現像剤回収搬送路の現像剤搬送方向の最下流側近傍まで搬送された回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該余剰現像剤と該回収現像剤とを攪拌しながら該現像剤供給搬送路とは逆方向に搬送し、攪拌後の攪拌現像剤を該現像剤供給搬送路に供給する現像剤攪拌搬送路とであり、
上記供給搬送路の上記現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍の現像剤嵩高さの減少を検知する現像剤嵩高さ減少検知手段と該現像剤嵩高さ減少検知手段の検知結果に基づいて、上記現像剤補給手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1の現像装置において、
上記供給搬送路の上記現像剤担持体対向領域における現像剤搬送方向下流側端部近傍の現像剤嵩高さの減少を検知する現像剤嵩高さ減少検知手段と該現像剤嵩高さ減少検知手段を設け、
上記制御手段は、上記現像剤嵩高さ減少検知手段の検知結果に基づいて、上記現像剤補給手段を制御するよう構成したことを特徴とする現像装置。 - 請求項1または3の現像装置において、
上記現像剤排出手段は、装置外部へ現像剤を搬送する排出スクリュウを有しており、
上記制御手段は、少なくとも上記現像剤嵩高さ上昇検知手段の検知結果に基づいて、上記排出スクリュウの駆動のON/OFFの制御を行うことを特徴とする現像装置。 - 請求項1、3または4の現像装置において、
上記現像剤排出手段は、上記排出スクリュウが配置された排出経路と上記現像剤搬送路との連通を開閉するシャッター手段を備えており、
上記制御手段は、少なくとも現像剤嵩高さ上昇検知手段の検知結果に基づいて、上記シャッター手段の開閉を制御することを特徴とする現像装置。 - 請求項2または3の現像装置において、
上記制御手段は、少なくとも上記現像剤嵩高さ減少検知手段の検知結果に基づいて現像剤補給手段の現像剤補給開始を制御することを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至6いずれかの現像装置において、
上記現像剤搬送路内の現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を備え、
上記現像剤補給手段は、トナーとキャリアとを独立制御で該現像剤搬送路に補給可能であり、上記トナー濃度検知手段の検知結果に基づいてトナーとキャリアとの補給割合を設定することを特徴とする現像装置。 - 潜像を担持する像担持体と、
該像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、
該現像手段として、請求項1乃至7いずれかのの現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 現像手段と、像担持体とを一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱可能であるプロセスカートリッジにおいて、
上記現像手段として、請求項1乃至7いずれかの現像装置を用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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