JP2009057852A - フィルタユニット及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】シール部材等をあらかじめ作製することなく、エレメントをケース内に封止固定ことができるフィルタユニット及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ケース12と、そのケース12内に嵌め込まれたエレメント13とにより、フィルタユニット11を構成する。ケース12の内側面とエレメント13の外側面との間の間隙には、液状シール材を充填して硬化させることにより封止材16を形成する。この封止材16により、エレメント13をケース12内への嵌め込み状態に固定するとともに、それらの間の間隙を封止する。
【選択図】図1
【解決手段】ケース12と、そのケース12内に嵌め込まれたエレメント13とにより、フィルタユニット11を構成する。ケース12の内側面とエレメント13の外側面との間の間隙には、液状シール材を充填して硬化させることにより封止材16を形成する。この封止材16により、エレメント13をケース12内への嵌め込み状態に固定するとともに、それらの間の間隙を封止する。
【選択図】図1
Description
この発明は、例えば車両用エンジン等の内燃機関の吸気側に接続して使用されるエアクリーナ等のフィルタユニットに係り、特にケース内に筒状のエレメントを嵌め込んだ構成のフィルタユニット及びその製造方法に関するものである。
一般に、この種のフィルタユニットにおいては、ケースの内側面とエレメントの外側面との間にシール材を介装して、エレメントをケース内に気密状態で設置する必要があった。この場合、従来は、シール部材をあらかじめ作製しておき、そのシール部材をエレメントの外周に装着した状態で、エレメントをケース内に組み込むように構成されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
また、エレメント用筐体をあらかじめ作製しておき、そのエレメント用筐体内にエレメントを装着した状態で、エレメント用筐体をケース内に組み込むようにした構成も従来から提案されている。
実公平2−31131号公報
特表2005−524797号公報
ところが、これらの従来構成においては、シール部材またはエレメント用筐体をそれぞれ単独で作製する必要がある。このため、例えばシール部材等を成形する成形型が必要になり、製造コストが高くなってしまうという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、シール部材等をあらかじめ作製して使用することなく、エレメントをケース内に封止固定ことができるフィルタユニット及びその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、フィルタユニットに係る発明は、ケースと、そのケース内に嵌め込まれたエレメントとを備えたフィルタユニットにおいて、前記ケースの内側面とエレメントの外側面との間の間隙に液状シール材を充填して硬化させることにより封止材を形成し、その封止材により前記間隙を封止したことを特徴としている。
従って、この発明においては、成形型を用いてシール部材等をあらかじめ作製する必要がなく、ケース内にエレメントを嵌め込んだ状態で、ケースの内側面とエレメントの外側面との間に形成される間隙に液状シール材を充填して硬化させることにより、封止材を形成することができる。そして、この封止材によってエレメントをケース内に封止固定することができる。その結果、シール部材等をあらかじめ作製するための成形型を必要とせず、その成形型の製造やその維持管理に要するコストを削減することができる。
前記のフィルタユニットにおいて、前記ケースの内側面の一部をエレメントの外側面に当接させて前記間隙を区画するとよい。このように構成した場合には、ケースの内側面とエレメントの外側面との間に均一な間隙を形成することができて、その間隙内に封止材を片寄りなく形成することができる。
前記のフィルタユニットにおいて、前記ケースの内側面の一部に、前記エレメントの外側面に当接する堰部を形成し、その堰部によって前記間隙を区画するとよい。このように構成した場合には、間隙に液状シール材を充填する際に、液漏れが生じるのを抑制することができる。
前記のフィルタユニットにおいて、前記ケースの外壁に、前記間隙に開口する透孔を形成するとよい。このように構成した場合には、透孔から間隙内に液状シール材を円滑に注入充填することができる。
また、フィルタユニットの製造方法に係る発明は、ケースと、そのケース内に嵌め込まれたエレメントとを備えたフィルタユニットの製造方法において、前記ケースとエレメントとの間に間隙が形成されるように、エレメントをケース内に嵌め込んだ後に、前記間隙内に液状シール材を注入して硬化させることを特徴としている。
従って、この製造方法に係る発明においても、前記フィルタユニットに係る発明と同様な作用を得ることができる。
前記の製造方法において、前記ケースの内側面の一部をエレメントの外側面に当接させることにより前記間隙を区画するとよい。また、前記の製造方法において、前記ケースの内側面の一部に形成された堰部にエレメントを当接させることにより間隙を形成するとよい。さらに、前記の製造方法において、前記ケースの外壁に形成された透孔から前記間隙内に液状シール材を注入するとよい。
前記の製造方法において、前記ケースの内側面の一部をエレメントの外側面に当接させることにより前記間隙を区画するとよい。また、前記の製造方法において、前記ケースの内側面の一部に形成された堰部にエレメントを当接させることにより間隙を形成するとよい。さらに、前記の製造方法において、前記ケースの外壁に形成された透孔から前記間隙内に液状シール材を注入するとよい。
このようにした場合でも、前記フィルタユニットに係る発明と同様な作用を得ることができる。
以上のように、この発明によれば、シール部材等をあらかじめ作製して使用することなく、エレメントをケース内に直接封止固定することができ、製造コストを低減できるという効果を発揮する。
(第1実施形態)
以下に、この発明の第1実施形態を、図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、この実施形態のフィルタユニット11は、ケース12と、そのケース12内に嵌め込まれたエレメント13とから構成されている。
以下に、この発明の第1実施形態を、図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、この実施形態のフィルタユニット11は、ケース12と、そのケース12内に嵌め込まれたエレメント13とから構成されている。
ケース12は、端部にエア導入口14を有する円筒状の導入側ケース部材12Aと、端部にエア導出口15を有する導出側ケース部材12Bとから構成されている。導入側ケース部材12Aは合成ゴム等の弾性材料により形成され、導出側ケース部材12Bは合成樹脂等の硬質材料により形成されている。
図1に示すように、前記エレメント13は、導出側ケース部材12B内に嵌め込まれた状態で、その導出側ケース部材12Bの内側面とエレメント13の外側面との間の間隙Sに封止材16を充填することにより、嵌め込み状態に封止固定されている。そして、このエレメント13の固定状態で、導出側ケース部材12Bの開口端部の外側に導入側ケース部材12Aの開口端部を嵌め込むとともに、締め付けバンド17を装着することにより、エレメント13が両ケース部材12A,12B内に収納されている。
図1及び図2に示すように、前記エレメント13は、平板状濾材18aと波形状濾材18bとからなる積層材18を渦巻状に巻回して、全体として円筒状のハニカム構造をなすように形成されている。そして、渦巻状に配置された積層材18の平板状濾材18a間には、波形状濾材18bにより複数のエア通路19が区画形成されている。なお、図1は、平板状濾材18aと波形状濾材18bとが重なり合っていない部分における断面を示したものである。
図1及び図2に示すように、前記エア通路19のうちで、隣接方向において1つおきの第1エア通路19aについては、前記エア導入口14と対応する導入側端部が開口されるとともに、エア導出口15と対応する導出側端部が閉塞材20によりに閉塞されている。これに対して、残りの第2エア通路19bについては、導入側端部が閉塞材21により閉塞されるとともに、導出側端部が開口されている。以上の構成により、エレメント13の導入側端部には第1開口13aが形成されるとともに、導出側端部には第2開口13bが形成されている。
そして、図1に矢印で示すように、前記エア導入口14からケース12内に導入されたエアは、エレメント13の第1開口13aから各第1エア通路19aに導入されて、平板状濾材18a又は波形状濾材18bで濾過される。その後、エアは、各第2エア通路19bを介してエレメント13の第2開口13bから導出され、エア導出口15からケース12外に送出される。
次に、前記のような構成のフィルタユニット11を製造する方法について説明する。
さて、このフィルタユニット11の製造には、図3(a)に示すように、まずエレメント13を導出側ケース部材12B内に嵌め込む。このとき、導出側ケース部材12Bの内側面とエレメント13の外側面との間には、間隙Sが区画形成される。この場合、導出側ケース部材12Bの内部には、エア導出口15に向かって次第に縮径するテーパ面12aが形成されている。そのため、このテーパ面12aの一部がエレメント13の導出側端部の外周縁に当接することにより、導出側ケース部材12Bに対するエレメント13の嵌め込み位置が規制されるとともに、前記間隙Sの端部が閉塞される。
さて、このフィルタユニット11の製造には、図3(a)に示すように、まずエレメント13を導出側ケース部材12B内に嵌め込む。このとき、導出側ケース部材12Bの内側面とエレメント13の外側面との間には、間隙Sが区画形成される。この場合、導出側ケース部材12Bの内部には、エア導出口15に向かって次第に縮径するテーパ面12aが形成されている。そのため、このテーパ面12aの一部がエレメント13の導出側端部の外周縁に当接することにより、導出側ケース部材12Bに対するエレメント13の嵌め込み位置が規制されるとともに、前記間隙Sの端部が閉塞される。
続いて、図3(b)に示すように、注入用器具25を用いて、導出側ケース部材12Bの開口端部側から前記間隙Sに液状シール材16Aを注入して充填する。この液状シール材16Aとしては、例えばウレタン等の接着剤を使用する。そして、この液状シール材16Aを硬化(乾燥)させることにより、間隙S内に封止材16が形成されて、その封止材16によりエレメント13が導出側ケース部材12Bに対する嵌め込み状態に封止固定される。
その後、図3(c)に示すように、導出側ケース部材12Bの開口端部の外側に導入側ケース部材12Aの開口端部を嵌め込むとともに、その導入側ケース部材12Aの開口端部の外周に締め付けバンド17を装着する。このため、エレメント13が両ケース部材12A,12B内に収納されて、フィルタユニット11の製造が完了する。
以上のように、間隙Sに液状シール材16Aを充填して硬化させることにより、封止材16を形成することができ、この封止材16によってエレメント13を導出側ケース部材12B内に封止固定することができる。従って、シール部材等をあらかじめ作製するための成形型を必要とせず、その成形型の製作や維持管理に要するコストを削減することができる。
また、この実施形態においては、導出側ケース部材12Bの内部にテーパ面12aが形成され、エレメント13を導出側ケース部材12B内に嵌め込んだ場合に、エレメント13の導出側端部の外周縁がテーパ面12aの一部に当接するようになっている。よって、この導出側ケース部材12Bのテーパ面12aとエレメント13の外周縁との当接により、導出側ケース部材12Bに対するエレメント13の嵌め込み位置を規制することができるとともに、両者12B,13間に形成される間隙Sの端部を区画することができる。
よって、この第1実施形態においては、以下の効果がある。
(1) 封止材16を作製するための成形型を必要とせず、製造コストを削減することができる。
(1) 封止材16を作製するための成形型を必要とせず、製造コストを削減することができる。
(2) 封止材16が導出側ケース部材12Bに対して隙間なく一体化されるため、エレメント13とケース12との間のシールを確保でき、エレメント13内を通過しない、つまり濾過されないバイパス流を防止できる。
(3) 導出側ケース部材12Bのテーパ面12aとエレメント13の外周縁との当接により、エレメント13の嵌め込み位置を規制することができて、エレメント13と導出側ケース部材12Bとの位置関係を正確に保つことができる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を中心に説明する。なお、この第2実施形態以降の各実施形態及び変形例については、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
次に、この発明の第2実施形態を中心に説明する。なお、この第2実施形態以降の各実施形態及び変形例については、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第2実施形態においては、図4に示すように、導出側ケース部材12Bの内部に環状の段差部31が形成されるとともに、導出側ケース部材12Bの開口端部側の内面に環状の堰部32が形成されている。そして、エレメント13を導出側ケース部材12B内に嵌め込んだ場合に、エレメント13の導出側端部の外周縁が段差部31に当接されるとともに、エレメント13の外側面が堰部32に当接される。これらの当接により、段差部31と堰部32との間において、導出側ケース部材12Bの内側面とエレメント13の外側面との間に間隙Sが区画形成されるようになっている。
また、前記導出側ケース部材12Bの外壁には、前記間隙Sに開口する透孔33が形成されている。そして、図4に示すように、導出側ケース部材12B内にエレメント13を嵌め込んだ状態で、注入用器具25を使用して、この透孔33から間隙S内に液状シール材16Aを注入して硬化させることにより、封止材16が形成されるようになっている。
なお、図4の状態では、透孔33が側方に位置するように示されているが、実際の液状シール材16Aの注入時には、透孔33が上方に位置するように、導出側ケース部材12Bの姿勢を変更した状態で、液状シール材16Aの注入作業が行われるようにするのが好ましい。また、後述する第3〜第5実施形態においても、同様に液状シール材16Aの注入部分を上向きに姿勢変更した状態で、液状シール材16Aの注入作業が行われるようにするのが好ましい。
従って、この第2実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様な効果を得ることができる。
さらに、この第2実施形態においては、以下の効果がある。
さらに、この第2実施形態においては、以下の効果がある。
(4) 導出側ケース部材12Bの内側面にエレメント13の外側面と当接可能な堰部32が形成されている。よって、エレメント13を導出側ケース部材12B内に嵌め込んだ際に、エレメント13が堰部32により位置規制される。このため、導出側ケース部材12Bの内側面とエレメント13の外側面との間に均一な間隙Sを形成することができる。そして、この間隙S内に液状シール材16Aを充填することにより、均一厚さの封止材16を形成することができる。
(5) 導出側ケース部材12Bの外壁には、間隙Sに開口する透孔33が形成されているため、この透孔33から間隙S内に液状シール材16Aを簡単に注入充填することができる。
(6) 堰部32の位置を段差部31側に近接させれば、間隙Sの容積を小さくでき、その間隙Sに充填される液状シール材16Aの量を少なくすることができる。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を説明する。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を説明する。
さて、この第3実施形態においては、図5に示すように、導出側ケース部材12Bの外壁に第2実施形態と同様な透孔33が形成されている。そして、導出側ケース部材12B内にエレメント13を嵌め込むとともに、導出側ケース部材12Bの開口端部の外周に導入側ケース部材12Aの開口端部を嵌め込んだ状態で、注入用器具25を使用して、この透孔33から液状シール材16Aを注入するようになっている。この場合、エレメント13の外側面全体と両ケース部材12A,12Bの内側面との間に間隙Sが形成されており、液状シール材16Aが間隙Sの全体にわたって充填されて、その硬化により封止材16が形成される。
従って、この第3実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様な効果を得ることができる。
また、この実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
また、この実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
(7) 封止材16を介して導入側ケース部材12A及び導出側ケース部材12Bの双方とエレメント13とが固定されるため、前記第1実施形態とは異なり、導入側ケース部材12Aの開口端部の外周に締め付けバンド17を装着する必要がなくなる。
(第4実施形態)
次に、この発明の第4実施形態を説明する。
さて、この第4実施形態においては、図6に示すように、前記第1実施形態とは逆で、導入側ケース部材12Aが合成樹脂等の硬質材料により形成され、導出側ケース部材12Bが合成ゴム等の弾性材料により形成されている。そして、エレメント13を導入側ケース部材12A内に嵌め込んだ状態で、その導入側ケース部材12Aの外側面とエレメント13の内側面との間の間隙Sに液状シール材を充填して硬化させることにより、封止材16が形成されている。このため、エレメント13が導入側ケース部材12A内に固定されている。この固定状態で、導入側ケース部材12Aの開口端部の外周に導出側ケース部材12Bの開口端部が嵌め込まれて、締め付けバンド17により締め付け固定されている。
次に、この発明の第4実施形態を説明する。
さて、この第4実施形態においては、図6に示すように、前記第1実施形態とは逆で、導入側ケース部材12Aが合成樹脂等の硬質材料により形成され、導出側ケース部材12Bが合成ゴム等の弾性材料により形成されている。そして、エレメント13を導入側ケース部材12A内に嵌め込んだ状態で、その導入側ケース部材12Aの外側面とエレメント13の内側面との間の間隙Sに液状シール材を充填して硬化させることにより、封止材16が形成されている。このため、エレメント13が導入側ケース部材12A内に固定されている。この固定状態で、導入側ケース部材12Aの開口端部の外周に導出側ケース部材12Bの開口端部が嵌め込まれて、締め付けバンド17により締め付け固定されている。
従って、この第4実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様な効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、この発明の第5実施形態を説明する。
(第5実施形態)
次に、この発明の第5実施形態を説明する。
さて、この第5実施形態においては、図7及び図8に示すように、エレメント13が、パンチングメタルや金網等よりなる通気性を有する円筒状の芯材34と、その芯材34の外周に配設された断面菊花状をなす濾材35と、その濾材35の両端面に固定配置された一対の端板36,37とから構成されている。そして、このエレメント13が導出側ケース部材12B内に嵌め込まれるようになっている。
図7に示すように、前記導出側ケース部材12Bの内底部には段差状の位置決め凹部38が形成され、導出側ケース部材12B内にエレメント13が嵌め込まれたとき、そのエレメント13の導出端部側の端板37が位置決め凹部38に嵌合して位置決めされる。導出側ケース部材12Bの内底部には円環状の凹所39が形成され、エレメント13の端板37が位置決め凹部38に嵌合された状態で、この凹所39により、導出側ケース部材12Bの内底面とエレメント13の端板37の外面との間に間隙Sが形成される。
図7に示すように、前記導出側ケース部材12Bの図示下部には、間隙Sに開口する透孔40が形成されている。そして、導出側ケース部材12B内にエレメント13を嵌め込んで、そのエレメント13の端板37を導出側ケース部材12Bの位置決め凹部38に嵌合した状態で、この透孔40から間隙S内に液状シール材16Aを充填して硬化させることにより、封止材16が形成される。このため、エレメント13が導出側ケース部材12Bの内底部に対してシール状態で固定される。
そして、このフィルタエレメントの使用時には、図7に矢印で示すように、エア導入口14からケース12内に導入されたエアが、エレメント13の外周側から濾材35を透過して、濾材35と芯材34との間の空間内に導入され、その濾材35によって濾過される。その後、エアは、芯材34の小孔34aを介してエレメント13の導出側端部から導出され、エア導出口15からケース12外に送出される。
従って、この第5実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様な効果を得ることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記各実施形態において、ケース12の導入側ケース部材12A及び導出側ケース部材12Bを、エアダクトまたはエアホースと一体的に形成すること。
・前記図4,図5及び図7の実施形態において、透孔33,40をそれぞれ複数箇所に設けること。
・前記図4,図5及び図7の実施形態において、透孔33,40をそれぞれ複数箇所に設けること。
前記第1〜第4実施形態においてはフィルタエレメントを円筒状に形成したが、楕円筒状等、筒状をなす他の形状に形成すること。
11…フィルタユニット、12…ケース、12A…導入側ケース部材、12B…導出側ケース部材、12a…テーパ面、13…エレメント、16…封止材、16A…液状シール材、25…注入用器具、31…段差部、32…堰部、33…透孔、39…凹所、40…透孔、S…間隙。
Claims (8)
- ケースと、そのケース内に嵌め込まれたエレメントとを備えたフィルタユニットにおいて、
前記ケースの内側面とエレメントの外側面との間の間隙に液状シール材を充填して硬化させることにより封止材を形成し、その封止材により前記間隙を封止したことを特徴とするフィルタユニット。 - 前記ケースの内側面の一部をエレメントの外側面に当接させて前記間隙を区画したことを特徴とする請求項1に記載のフィルタユニット。
- 前記ケースの内側面の一部に、前記エレメントの外側面に当接する堰部を形成し、その堰部によって前記間隙を区画したことを特徴とする請求項2に記載のフィルタユニット。
- 前記ケースの外壁に、前記間隙に開口する透孔を形成したことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のフィルタユニット。
- ケースと、そのケース内に嵌め込まれたエレメントとを備えたフィルタユニットの製造方法において、
前記ケースとエレメントとの間に間隙が形成されるように、エレメントをケース内に嵌め込んだ後に、前記間隙内に液状シール材を注入して硬化させることを特徴とするフィルタユニットの製造方法。 - 前記ケースの内側面の一部をエレメントの外側面に当接させることにより前記間隙を区画することを特徴とする請求項5に記載のフィルタユニットの製造方法。
- 前記ケースの内側面の一部に形成された堰部にエレメントを当接させることにより間隙を形成することを特徴とする請求項6に記載のフィルタユニットの製造方法。
- 前記ケースの外壁に形成された透孔から前記間隙内に液状シール材を注入することを特徴とする請求項5〜7のうちのいずれか一項に記載のフィルタユニットの製造方法。
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