JP2009057136A - 高圧洗浄車および高圧洗浄装置のホース自動巻き取り装置、並びにホース自動巻き取り方法 - Google Patents

高圧洗浄車および高圧洗浄装置のホース自動巻き取り装置、並びにホース自動巻き取り方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熟練者が前方のマンホールで監視することなく、ホースを被洗浄管内の所定位置まで自動的に前進させて洗浄可能とする。
【解決手段】被洗浄管内に挿入されたホースの先端から高圧水を噴出することにより被洗浄管内を洗浄する高圧洗浄車であって、ホースが巻き付けられ、回転自在に支持されたホースリールと、ホースリールをホースの巻き取り方向に回転駆動させるホースリール回転装置と、ホースの繰り出し長さを設定するホース長設定手段91と、ホースの繰り出し長さを検出するホース長検出手段93と、ホース長検出手段93により検出したホースの繰り出し長さがホース長設定手段91により設定されたホースの繰り出し長さに到達した場合に、ホースリールの回転を停止するホース回転制御手段95とを備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、下水管や排水管等の被洗浄管内の洗浄を行う高圧洗浄車および高圧洗浄装置のホース自動巻き取り装置、並びにホース自動巻き取り方法に関する。
従来、下水管や排水管等の被洗浄管内の洗浄を行う高圧洗浄車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この種の高圧洗浄車は、先端に洗浄ノズルが設けられたホースと、このホースが巻き付けられるホースリールと、ホースの先端から高圧水を噴出させるための水ポンプとを備える。そして、図11に示すように、この高圧洗浄車200による洗浄作業時には、ホース201の先端部をマンホールAから被洗浄管B内に挿入しておき、水ポンプを駆動させて、ホース201の先端の洗浄ノズル202から高圧水を噴出させる。
洗浄ノズル202は、高圧水をホース201の先端から斜め後方に向かって噴出するように構成されているので、これによって得られる推進力により、ホースリールからホース201が繰り出されつつ、被洗浄管B内を前進する。そして、ホース201の先端部が所定位置まで前進したら、今度はホース201を推進力に抗して強制的にホースリールに巻き取り、洗浄ノズル201を元の位置まで後退させる。これにより、被洗浄管B内の汚泥等をマンホールA近傍に集めて被洗浄管B内を洗浄する。
実用新案登録第2510670号公報
ところで、下水管や排水管等の被洗浄管Bは、一般的に地下に埋設されているため、前述のように高圧水の推進力によりホース201を前進させる際、ホース201が被洗浄管B内のどこまで前進しているのか目視して確認することができない。そこで、従来、ホース201の先端部を所定位置まで前進させるために、マンホールAが所定間隔ごとに設けられていることを利用している。
すなわち、ホース201を前進させる際に、作業者の一人がこのホース201の進行方向の先のマンホールAの中を覗きながら、ホース201の先端部が近付いてきたことを察知し、高圧洗浄車200の近くにいる作業者にホース201の巻き取りを指示するようにしている。ところが、このホース201の先端部が近付いてきたことを察知するには熟練を要し、また、巻き取りの開始をタイミング良く行う必要がある。仮にホース201の先端が前進しすぎた場合、前方のマンホールAから高圧水が噴出してしまうことになる。
そこで、本発明においては、熟練者が前方のマンホールで監視することなく、ホースを被洗浄管内の所定位置まで自動的に前進させて洗浄することが可能な高圧洗浄車および高圧洗浄装置のホース自動巻き取り装置、並びにホース自動巻き取り方法を提供することを目的とする。
本発明の高圧洗浄車は、被洗浄管内に挿入されたホースの先端から高圧水を噴出することにより前記被洗浄管内を洗浄する高圧洗浄車であって、ホースが巻き付けられ、回転自在に支持されたホースリールと、ホースリールをホースの巻き取り方向に回転駆動させるホースリール回転装置と、ホースの繰り出し長さを設定するホース長設定手段と、ホースの繰り出し長さを検出するホース長検出手段と、ホース長検出手段により検出したホースの繰り出し長さがホース長設定手段により設定されたホースの繰り出し長さに到達した場合に、ホースリールの回転を停止するホース回転制御手段とを備えるものである。
また、本発明の高圧洗浄装置のホース自動巻き取り装置は、ホースが巻き付けられ、回転自在に支持されたホースリールと、ホースリールをホースの巻き取り方向に回転駆動させるホースリール回転装置とを備える高圧洗浄装置のホース自動巻き取り装置であって、ホースの繰り出し長さを設定するホース長設定手段と、ホースの繰り出し長さを検出するホース長検出手段と、ホース長検出手段により検出したホースの繰り出し長さがホース長設定手段により設定されたホースの繰り出し長さに到達した場合に、ホースリールの回転を停止するホースリール回転制御手段とを備えるものである。
また、本発明の高圧洗浄装置のホース自動巻き取り方法は、ホースが巻き付けられ、回転自在に支持されたホースリールと、ホースリールをホースの巻き取り方向に回転駆動させるホースリール回転装置とを備える高圧洗浄装置のホース自動巻き取り方法であって、ホースの繰り出し長さを設定するホース長設定ステップと、ホースの繰り出し動作中にホースの繰り出し長さを検出するホース長検出ステップと、検出したホースの繰り出し長さが設定されたホースの繰り出し長さに到達した場合に、ホースリールの回転を停止するホース回転制御ステップとを含む。
上記本発明の高圧洗浄車、高圧洗浄装置のホース自動巻き取り装置またはホース自動巻き取り方法では、予めホースの繰り出し長さを設定しておき、被洗浄管内にホースを挿入してその先端から高圧水を噴出させ、ホースリールから繰り出していく。そして、ホースの繰り出し長さが予め設定されたホースの繰り出し長さに到達したとき、ホースリールの回転が停止する。その後、ホースリール回転装置をホースの巻き取り方向に回転し、ホースをホースリールに巻き取っていく。これにより、ホースを予め設定された繰り出し長さまで被洗浄管内を進行させた後、自動的に停止し、巻き取って被洗浄管内を後退させながら高圧水により洗浄することができる。
ここで、ホースリール回転制御手段は、ホースリールの回転停止後、自動的にホースリール回転装置をホースの巻き取り方向に回転開始するものであることが望ましい。これにより、ホースを予め設定された繰り出し長さまで自動的に被洗浄管内を進行させた後、自動的に停止させ、その後、自動的に後退させながら被洗浄管内を高圧水により洗浄することができる。
また、ホースリール回転制御手段は、ホースリールのホースの巻き取り方向への回転中、ホース長検出手段により検出したホースの繰り出し長さが繰り出し前の初期長さとなった場合に、ホースリール回転装置の回転動作を停止するものであることが望ましい。これにより、ホースが予め設定された繰り出し長さまで自動的に繰り出された後、自動的に後退する際、ホースの繰り出し長さが繰り出し前の初期長さとなったときにホースリールの回転を停止することで、ホースが必要以上に巻き取られるのを防止することができる。
また、ホース長検出手段は、ホースの進退動作に連動するガイドローラの軸に設けられたエンコーダであることが望ましい。ホースリールの回転軸では、ホースリールに巻き付けられたホースの層数によってホースの繰り出し長さとホースリールの回転数が変化するため、正確にホースの繰り出し長さを検出するのが困難であるが、ホースの進退動作に連動するガイドローラの軸は、ホースの進退量に応じて回転するので、簡単な構造で、かつ正確にホースの繰り出し長さを検出することができる。
(1)ホースの繰り出し長さを設定するホース長設定手段と、ホースの繰り出し長さを検出するホース長検出手段と、ホース長検出手段により検出したホースの繰り出し長さがホース長設定手段により設定されたホースの繰り出し長さに到達した場合に、ホースリールの回転を停止するホースリール回転制御手段とを備えることにより、予めホースの繰り出し長さを設定すれば、ホースはこの設定された繰り出し長さまで自動的に被洗浄管内を進行し、自動的に停止するので、その後、ホースリール回転装置をホースの巻き取り方向に回転させることで、ホースが被洗浄管内を後退しながら高圧水により洗浄するので、ホースの先端が前進しすぎることがなく、洗浄作業の作業性が向上し、熟練者が前方のマンホールで監視する必要がなくなる。
(2)ホースリール回転制御手段が、ホースリールの回転停止後、自動的にホースリール回転装置をホースの巻き取り方向に回転開始するものであることにより、ホースが予め設定された繰り出し長さまで自動的に被洗浄管内を進行した後、自動的に停止し、その後、さらに自動的に後退しながら被洗浄管内を高圧水により洗浄するので、被洗浄管内でのホースの進退動作が完全に自動化され、洗浄作業の作業性が飛躍的に向上する。
(3)ホースリール回転制御手段が、ホースリールのホースの巻き取り方向への回転中、ホース長検出手段により検出したホースの繰り出し長さが繰り出し前の初期長さとなった場合に、ホースリール回転装置の回転動作を停止するものであることにより、ホースが必要以上に巻き取られるのを防止することができるので、ホースの先端に洗浄ノズルなどが設けられていてもこれをホースリールに巻き込んでしまうのを防止することができる。
(4)ホース長検出手段が、ホースの進退動作に連動するガイドローラの軸に設けられたエンコーダであることにより、簡単な構造で、かつ正確にホースの繰り出し長さを検出することができるので、低廉かつ高性能なホース自動巻き取り装置を提供できる。
図1は本発明の実施の形態における高圧洗浄車の側面図、図2は平面図、図3は背面図である。図1から図3に示すように、本実施形態における高圧洗浄車1は、車台10上に、水を貯留するタンク11と、水ポンプ81(図6参照。)を収容するポンプ室12と、第1ホース20(図6参照。)が巻き付けられる第1ホースリール2と、第2ホース30(図6参照。)が巻き付けられる第2ホースリール3と、第1ホースリール2の回転駆動や第1および第2ホース20,30からの高圧水の噴出の操作を行うための操作盤4等とから構成される高圧洗浄装置を備える。第1および第2ホースリール2,3および操作盤4は、垂直軸Z1回りに旋回自在なターンテーブル5を介して車台10上に搭載されている。
図4は第1ホースリール2の構造を示す正面図、図5は図4のA−A断面図である。第1ホースリール2は、水平軸X1回りに回転可能となるように、第1ホースリール2用の支持体21に支持されている。また、第1ホースリール2には、第1ホース20の整列巻き取りおよび繰り出しを行えるようにするためのホースガイド装置6が設けられている。ホースガイド装置6は、第1ホース20の巻き取りおよび繰り出し時に、第1ホースリール2と連動して回転するクロスねじ軸60上を往復動するようになっている。クロスねじ軸60の一方の軸端にはスプロケット61が設けられており、チェーンやベルト等の動力伝達手段62によって、第1ホースリール2のリール軸22の一方の軸端に設けられたスプロケット23と連結されることで、第1ホースリール2と連動して回転する。
ホースガイド装置6は、リール軸22と平行な軸回りに回転自在な2個のガイドローラ63a,63bと、このガイドローラ63a,63bと直角かつ水平な軸回りに回転自在な2個のガイドローラ64a,64bとを備える。第1ホース20は、ガイドローラ63a,63bおよびガイドローラ64a,64b間に挿通されている。また、ガイドローラ63a,63bのいずれか一方の軸端には、ガイドローラ63aまたは63bの回転量を検出するためのエンコーダ65が設けられている。また、ガイドローラ63a,63bには、第1ホース20の進退動作に連動するように滑り止め加工が施されている。
ここで、上記高圧洗浄車における駆動構成および配管構成について、図6を参照して説明する。同図において、71は油圧ポンプ、72はドライブシャフト、73はPTO(Power Take off)、74はエンジンであって、油圧ポンプ71はドライブシャフト72およびPTO73を介して連結されたエンジン74により駆動される。油圧ポンプ71の吐出側は、コントロールバルブ75および切換バルブ76を介して第1ホースリール2を回転駆動させる油圧モータ77aおよび第2ホースリール3を回転駆動させる油圧モータ77bに連結されている。
切換バルブ76は、コントロールバルブ75により制御する油圧モータ77a,77bを、後述する切換スイッチ42により選択された側に切り換えるものである。コントロールバルブ75は、この切換バルブ76により切り換えられた側の油圧モータ77a,77bの回転方向(すなわち、第1ホースリール2および第2ホースリール3の巻き取りまたは繰り出しの回転方向)とその回転駆動速度を制御するものである。78はオイルリザーバである。なお、油圧ポンプ71、ドライブシャフト72、PTO73、エンジン74、コントロールバルブ75、切換バルブ76、油圧モータ77a,77bおよびオイルリザーバ78は、後述するホースリール回転装置70(図9参照。)を構成する。
また、81は水ポンプ、82はプーリ・Vベルトであり、水ポンプ81はプーリ・Vベルト82、ドライブシャフト72およびPTO73を介して連結されたエンジン74により駆動される。水ポンプ81は、その吸込側がタンク11の底部に連通され、その吐出側が第1および第2ホースリール2,3を経て、各ホース20,30に連通されている。
なお、第1ホースリール2に巻き付けられた第1ホース20の先端には、洗浄ノズル20aが取り付けられ、第2ホースリール3に巻き付けられた第2ホース30の先端には、洗浄ガン30aが取り付けられている。洗浄ノズル20aは、高圧水を第1ホース20の先端から斜め後方に向かって噴出するように構成されており、これによって、第1ホース20に推進力が与えられるようになっている。
図7は操作盤4の正面図である。図7に示すように、操作盤4には、第1または第2ホース20,30からの高圧水の噴出量を操作するアクセルレバー40と、第1または第2ホースリール2,3の巻き取り、繰り出しおよび停止の操作を行うホース操作レバー41と、アクセルレバー40およびホース操作レバー41により操作する第1または第2ホース20,30を切り換える切換スイッチ42と、第1ホース20の繰り出し長さの表示および設定を行う電子カウンタ43と、第1または第2ホース20,30から噴出される高圧水の圧力を表示する水圧計44と、エンジン74の回転数を表示する回転計45と、第1ホース20の自動巻き取りをオン(ON)またはオフ(OFF)にするホースリール自動巻取スイッチ(SW)46とが設けられている。
アクセルレバー40は、エンジン74の回転数を上昇または下降させることにより、切換スイッチ42により指示された第1または第2ホース20,30から高圧水の噴出を操作するものである。図示例では右方向へ傾動させるにつれてエンジン74の出力が上がるようになっており、エンジン74の回転数が所定の回転数以上となったときに第1または第2ホース20,30から高圧水が噴出開始し、傾動角度に合わせて噴出される高圧水の圧力が上昇する。このとき、第1または第2ホース20,30から噴出される高圧水の圧力は水圧計44に表示され、エンジン74の回転数は回転計45に表示される。
ホース操作レバー41は、切換スイッチ42により指示された第1または第2ホース20,30の巻き取りまたは繰り出しを操作するものであり、図示例では“巻取”と表示された側(上側)へ傾動させると、その傾動角度に応じた速度で、すなわち上側へ傾動させるにしたがって巻き取り速度が増して、第1または第2ホース20,30が第1または第2ホースリール2,3へ巻き取られるようにホースリール回転装置70が制御される。一方、“繰出”と表示された側(下側)へ傾動させると、その傾動角度に応じた速度で、すなわち下側へ傾動させるにしたがって繰り出し速度が増して、第1または第2ホース20,30が第1または第2ホースリール2,3から繰り出されるようにホースリール回転装置70が制御される。また、ホース操作レバー41が“停止”位置にあるとき(中立状態)、ホースリール回転装置70はその動作を停止する。
図8は電子カウンタ43の正面図である。電子カウンタ43は、第1ホース20の繰り出し長さを表示する計数値表示部43aと、第1ホース20の繰り出し長さを設定するための設定キー群43bと、設定キー群43bにより設定された第1ホース20の繰り出し長さを表示する設定値表示部43cとを備える。なお、設定キー群43bのうち、“1”〜“6”のキーは第1ホース20の繰り出し長さの各桁の数値を入力するものであり、“RST”のキーは計数値表示部43aの表示のリセットや各種設定項目の選択を行うものである。
また、本実施形態における高圧洗浄車は、操作盤4内に、図9に示すホース自動巻き取り装置90を備える。図9はホース自動巻き取り装置のブロック図である。
図9に示すように、ホース自動巻き取り装置90は、第1ホース20の繰り出し長さを設定するホース長設定手段91と、ホース長設定手段91により設定された設定値を記憶する設定値記憶手段92と、第1ホース20の繰り出し長さを検出するホース長検出手段93と、ホース長検出手段93により検出した第1ホース20の繰り出し長さとホース長設定手段91により設定された設定値とを比較演算する演算手段94と、ホースリール回転制御手段95とを備える。
上述の電子カウンタ43は、このホース自動巻き取り装置90の一部であるホース長設定手段91、設定値記憶手段92、ホース長検出手段93および演算手段94を構成している。電子カウンタ43の設定キー群43bは、ホース長設定手段91を構成する。設定キー群43bにより入力された値は、設定値表示部43cに表示されるとともに、設定値記憶手段92に記憶される。また、電子カウンタ43には、エンコーダ65が接続されており、ホース長検出手段93は、このエンコーダ65の回転量をカウントすることにより、第1ホース20の繰り出し長さを検出する。
演算手段94は、ホース長検出手段93により検出したホースの繰り出し長さとホース長設定手段91により設定された設定値とを比較演算し、結果に応じてホースリール回転制御手段95に制御信号を出力する。ホースリール回転制御手段95は、ホースリール回転制御手段95の指示に基づいてホースリール回転装置70の回転を制御するものである。
次に、上記構成の高圧洗浄車1による被洗浄管内の洗浄作業手順について説明する。図10は高圧洗浄車1のホース自動巻き取り装置90によるホース自動巻き取りのフロー図である。
図10に示すように、作業者は、まず、操作盤4のホースリール自動巻取SW46をONにし(ステップS101)、電子カウンタ43(ホース長設定手段91)により第1ホース20のホース繰り出し長さを設定(設定値N)する(ステップS102)。次に、ホース操作レバー41を“繰出”側へ操作し、第1ホース20を被洗浄管内へ繰り出す(ステップS103)。また、このとき、アクセルレバー40を操作して第1ホース20の先端の洗浄ノズル20aから高圧水を噴出させることで、前述のように高圧水が第1ホース20の先端から斜め後方に向かって噴出し、第1ホース20に推進力が与えられる。
そして、第1ホース20が被洗浄管内を走行中、電子カウンタ43(ホース長検出手段93)により第1ホース20の繰り出し長さが検出(測定値N’)される(ステップS104)。ここで、演算手段94は、設定されたホース繰り出し長さNと検出されたホース繰り出し長さN’とを比較演算し、設定されたホース繰り出し長さNが検出されたホース繰り出し長さN’以下となるまでステップS103〜S104の処理を繰り返す(ステップS105)。
そして、ホース長検出手段93により検出した第1ホース20の繰り出し長さN’がホース長設定手段91により設定された第1ホース20の繰り出し長さNに到達し、設定されたホース繰り出し長さNが検出されたホース繰り出し長さN’以下となると、電子カウンタ43(演算手段94)からホースリール回転制御手段95へ第1ホースリール2の停止信号が出力され、ホースリール回転制御手段95は、ホールリール回転装置70を制御して第1ホースリール2の回転を停止する(ステップS106)。
次に、作業者が、ホース操作レバー41を“巻取”側へ操作すると(ステップS107)、第1ホースリール2が第1ホース20の巻き取り方向へ回転し、第1ホース20の推進力に抗して第1ホース20の巻き取りを開始する。そして、第1ホース20が被洗浄管内を走行中、電子カウンタ43(ホース長検出手段93)により第1ホース20の繰り出し長さが検出(測定値N”)される(ステップS108)。ここで、演算手段94は、ホース繰り出し長さN”が0以下となるまでステップS107〜S108の処理を繰り返す(ステップS109)。
そして、ホース長検出手段93により検出した第1ホース20の繰り出し長さが0、すなわち第1ホース20の繰り出し前の初期長さとなると、電子カウンタ43(演算手段94)からホースリール回転制御手段95へ第1ホースリール2の停止信号が出力され、ホースリール回転制御手段95は、ホースリール回転装置70を制御して第1ホースリール2の回転を停止し(ステップS110)、ホースリール自動巻取SW46をOFFにする(ステップS111)。
以上のように、本実施形態における高圧洗浄車1では、予め第1ホース20の繰り出し長さを設定すれば、第1ホース20はこの設定された繰り出し長さまで自動的に被洗浄管内を進行し、自動的に停止する。また、その後、ホースリール回転装置70を第1ホース20の巻き取り方向に回転させることで、第1ホース20が被洗浄管内を後退しながら高圧水により洗浄するので、第1ホース20の先端は前進しすぎることがない。したがって、この高圧洗浄車1では、被洗浄管内に挿入された第1ホース20の先端から高圧水を噴出することにより被洗浄管内を洗浄する際の作業性が向上し、熟練者が前方のマンホールで監視する必要がない。
また、上記ステップS107では、第1ホースリール2が一旦停止した後、ホース操作レバー41を“巻取”側へ操作して第1ホース20の巻き取りを開始しているが、この巻き取り開始は、第1ホースリール2の回転停止後、自動的に開始する構成とすることが可能である。これにより、第1ホース20が予め設定された繰り出し長さまで自動的に被洗浄管内を進行した後、自動的に停止し、その後、さらに自動的に後退しながら被洗浄管内を高圧水により洗浄するようになり、被洗浄管内での第1ホース20の進退動作が完全に自動化され、洗浄作業の作業性が飛躍的に向上する。
また、上の説明では、ステップS103およびステップS107においてホース操作レバー41の操作を行っているが、これらの操作を省略し、ステップS101においてホースリール自動巻取SWのON動作を行い、ステップS102のホース繰り出し長さ設定を行えば、自動的に第1ホース20の繰り出し、停止および巻き取りまでを行うように構成しても良い。
また、本実施形態における高圧洗浄車1では、ステップS109において、ホース繰り出し長さN”が繰り出し前の初期長さ、すなわち0以下となったときに第1ホースリール2の回転を停止しているが、この第1ホースリール2の回転を停止する初期長さを任意に設定する構成としても良い。これにより、第1ホース20の任意の巻き取り位置で第1ホースリール2の回転を停止することが可能となり、第1ホース20が必要以上に巻き取られるのを防止することができる。したがって、第1ホース20の先端に洗浄ノズル20aなどが設けられていてもこれを第1ホースリール2に巻き込んでしまうのを防止することができる。
また、本実施形態における高圧洗浄車1では、ホース長検出手段93を、第1ホース20の進退動作に連動するガイドローラ63a,63bの軸に設けられたエンコーダ65により構成することで、簡単な構造で、かつ正確に第1ホース20の繰り出し長さを検出することが可能となっている。これにより、低廉かつ高性能なホース自動巻き取り装置90、ひいては高圧洗浄車1を提供できる。
なお、本実施形態における高圧洗浄車は、車台10上にタンク11、ポンプ室12、第1ホースリール2、第2ホースリール3および操作盤4等から構成される高圧洗浄装置を固定したものであるが、この高圧洗浄装置をコンテナ化し、車台10に対して脱着可能な構成とすることも可能である。この場合、作業現場において車台10から高圧洗浄装置を降ろして作業することができ、車台10は別の作業現場へと回送して他の用途に使用することが可能となる。
本発明の高圧洗浄車および高圧洗浄装置のホース自動巻き取り装置、並びにホース自動巻き取り方法は、下水管や排水管等の被洗浄管内に挿入されたホースの先端から高圧水を噴出することにより被洗浄管内を洗浄する装置および方法として有用である。
本発明の実施の形態における高圧洗浄車の側面図である。 図1の平面図である。 図1の背面図である。 第1ホースリールの構造を示す正面図である。 図4のA−A断面図である。 高圧洗浄車における駆動構成および配管構成を示す図である。 操作盤の正面図である。 電子カウンタの正面図である。 ホース自動巻き取り装置のブロック図である。 高圧洗浄車のホース自動巻き取り装置によるホース自動巻き取りのフロー図である。 従来の高圧洗浄車による被洗浄管内の洗浄の様子を示す断面図である。
符号の説明
1 高圧洗浄車
10 車台
11 タンク
12 ポンプ室
2 第1ホースリール
20 第1ホース
20a 洗浄ノズル
21 支持体
22 リール軸
23 スプロケット
3 第2ホースリール
30 第2ホース
30a 洗浄ガン
4 操作盤
40 アクセルレバー
41 ホース操作レバー
42 切換スイッチ
43 電子カウンタ
43a 計数値表示部
43b 設定キー群
43c 設定値表示部
44 水圧計
45 回転計
46 ホースリール自動巻取スイッチ
5 ターンテーブル
6 ホースガイド装置
60 クロスねじ軸
61 スプロケット
62 動力伝達手段
63a,63b,64a,64b ガイドローラ
65 エンコーダ
70 ホースリール回転装置
71 油圧ポンプ
72 ドライブシャフト
73 PTO
74 エンジン
75 コントロールバルブ
76 切換バルブ
77a,77b 油圧モータ
78 オイルリザーバ
81 水ポンプ
82 プーリ・Vベルト
90 ホース自動巻き取り装置
91 ホース長設定手段
92 設定値記憶手段
93 ホース長検出手段
94 演算手段
95 ホースリール回転制御手段

Claims (6)

  1. 被洗浄管内に挿入されたホースの先端から高圧水を噴出することにより前記被洗浄管内を洗浄する高圧洗浄車であって、
    前記ホースが巻き付けられ、回転自在に支持されたホースリールと、
    前記ホースリールを前記ホースの巻き取り方向に回転駆動させるホースリール回転装置と、
    前記ホースの繰り出し長さを設定するホース長設定手段と、
    前記ホースの繰り出し長さを検出するホース長検出手段と、
    前記ホース長検出手段により検出したホースの繰り出し長さが前記ホース長設定手段により設定されたホースの繰り出し長さに到達した場合に、前記ホースリールの回転を停止するホースリール回転制御手段と
    を備える高圧洗浄車。
  2. 前記ホースリール回転制御手段は、前記ホースリールの回転停止後、自動的に前記ホースリール回転装置を前記ホースの巻き取り方向に回転開始するものである請求項1記載の高圧洗浄車。
  3. 前記ホースリール回転制御手段は、前記ホースリールの前記ホースの巻き取り方向への回転中、前記ホース長検出手段により検出したホースの繰り出し長さが繰り出し前の初期長さとなった場合に、前記ホースリール回転装置の回転動作を停止するものである請求項2記載の高圧洗浄車。
  4. 前記ホース長検出手段は、前記ホースの進退動作に連動するガイドローラの軸に設けられたエンコーダである請求項1から3のいずれかに記載の高圧洗浄車。
  5. ホースが巻き付けられ、回転自在に支持されたホースリールと、前記ホースリールを前記ホースの巻き取り方向に回転駆動させるホースリール回転装置とを備える高圧洗浄装置のホース自動巻き取り装置であって、
    前記ホースの繰り出し長さを設定するホース長設定手段と、
    前記ホースの繰り出し長さを検出するホース長検出手段と、
    前記ホース長検出手段により検出したホースの繰り出し長さが前記ホース長設定手段により設定されたホースの繰り出し長さに到達した場合に、前記ホースリールの回転を停止するホースリール回転制御手段と
    を備える高圧洗浄装置のホース自動巻き取り装置。
  6. ホースが巻き付けられ、回転自在に支持されたホースリールと、前記ホースリールを前記ホースの巻き取り方向に回転駆動させるホースリール回転装置とを備える高圧洗浄装置のホース自動巻き取り方法であって、
    前記ホースの繰り出し長さを設定するホース長設定ステップと、
    前記ホースの繰り出し動作中に前記ホースの繰り出し長さを検出するホース長検出ステップと、
    前記検出したホースの繰り出し長さが前記設定されたホースの繰り出し長さに到達した場合に、前記ホースリールの回転を停止するホース回転制御ステップと
    を含む高圧洗浄装置のホース自動巻き取り方法。
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