JP2009055119A - 基地局装置およびそのチャネルカード追い出し方法 - Google Patents
基地局装置およびそのチャネルカード追い出し方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】メンテナンスなどで基地局装置の運用チャネルカードを予備チャネルカードへ切替える際に、運用チャネルカードのデータバッファ内に溜まっているデータを予備チャネルカードに転送する追い出し動作において、追い出し完了までの時間を短縮し、端末に対しての送信停止時間の短縮を図る。
【解決手段】基地局装置に設けられた複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードへ追い出しを行う際に、追い出し動作中に、追い出し元チャネルカードにおいて端末側へのデータの送信と、追い出し先チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行う。
【選択図】図1
【解決手段】基地局装置に設けられた複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードへ追い出しを行う際に、追い出し動作中に、追い出し元チャネルカードにおいて端末側へのデータの送信と、追い出し先チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、基地局装置およびそのチャネルカード追い出し方法に関し、特に、基地局と端末とを無線で通信するシステムにおける運用チャネルカードn枚に対してたとえば1枚の予備チャネルカードを設けたn+1冗長構成による運用チャネルカードと予備チャネルカード間の切り替え(データの追い出し)方法に関する。メンテナンスなどで運用チャネルカードを予備チャネルカードへ切替える際に、運用チャネルカードのデータバッファ内に溜まっているデータを予備チャネルカードに転送する追出し動作において、追出し完了までの時間の短縮を可能とし、端末に対しての送信停止時間の短縮を可能とする基地局装置およびそのチャネルカード追い出し方法として用いると好適である。
移動通信事業者が設置する無線基地局は、電波を送受信して端末(移動機)との通信回線を確保する。通常、基地局装置は、データバッファと再送バッファの2段構成を有しており、基地局装置と端末間の通信のやり取りは、以下の通りである。
(1)新規送信時にデータバッファから再送バッファにデータを転送する。
(2)送信されたデータが端末にて誤りが無いときには、端末からのACK情報にて再送バッファ内データを破棄する。
(3)送信されたデータが端末にて誤りが有るときには、端末からのNACK情報にて再送バッファ内のデータを再送する。
(1)新規送信時にデータバッファから再送バッファにデータを転送する。
(2)送信されたデータが端末にて誤りが無いときには、端末からのACK情報にて再送バッファ内データを破棄する。
(3)送信されたデータが端末にて誤りが有るときには、端末からのNACK情報にて再送バッファ内のデータを再送する。
図7は、従来技術による基地局装置のブロック図である。同図において、基地局装置2は、端末1およびネットワーク回線と接続されており、運用チャネルカード21、予備チャネルカード22、装置制御部23およびSWカード24で構成される。なお、運用チャネルカード21は、複数枚から成るチャネルカードであり、n枚の運用チャネルカード21に対して、予備チャネルカード22は、1枚から成る冗長構成を示す。装置制御部23は、運用チャネルカード21を予備チャネルカード22に変更するときに、各チャネルカードを終端し、SWカード24は、運用チャネルカード21を予備チャネルカード22に変更する際の接続切替スイッチである。各運用チャネルカード21は、再送バッファ211とデータバッファ212の2段構成のバッファを有し、スケジューリング制御部213は、端末から受信される無線情報の内容に応じて再送バッファ211とデータバッファ212のバッファ制御を行う。
図8は、従来技術によるチャネルカード間切換え手順の動作シーケンス図である。以下、図8の切換え手順の動作を図7と図8を用いて説明する。
(1)メンテナンスなどで運用チャネルカード21を変更するときは、コマンドまたはスイッチなどにより、該当する運用チャネルカード21と予備チャネルカード22を装置制御部23で終端するとともに、SWカード24、運用チャネルカード21(追い出し元カード)、予備チャネルカード22(追い出し先カード)に追い出し開始要求を行う。
(2)追い出し処理開始とともに、運用チャネルカード21(追い出し元カード)から端末1へのデータ送信を停止する。
(3)送信中のデータについては、端末側受信応答の可否及び応答の種別によらずACK応答(正常)として再送バッファ211内のデータは削除する。
(4)運用チャネルカード21(追い出し元カード)のデータバッファ212内に溜まっているデータを予備チャネルカード22(追い出し先カード) に転送する。
(5)データバッファ212が空になったとき、端末1との通信状態およびネットワーク回線状態を運用カード21(追い出し元カード)で収集し、この収集情報を予備チャネルカード22(追い出し先カード)へ転送する。
(6)チャネルカード状態転送が終了すると、運用チャネルカード21(追い出し元カード)から装置制御部23へ追い出し応答を返す。
(7)装置制御部23から予備チャネルカード22(追い出し先カード) へ送信開始指示を行い、運用チャネルカード21(追い出し元カード)から引き継いだチャネルカード情報及びデータバッファ内データを用いて、予備チャネルカード22(追い出し先カード) から端末1に向け送信を始める。(例えば、特許文献1参照)
但し、特許文献1では、レイヤ2制御部の動作系から予備系へ呼の引継ぎを行う通信手順制御方法および装置に関する記載であり、動作系と予備系の構成は、n+1の冗長構成でなく、完全二重化構成を採用するとともに、動作系から予備系へ呼を引き継ぐための引き継ぎメモリを有する内容である。
(1)メンテナンスなどで運用チャネルカード21を変更するときは、コマンドまたはスイッチなどにより、該当する運用チャネルカード21と予備チャネルカード22を装置制御部23で終端するとともに、SWカード24、運用チャネルカード21(追い出し元カード)、予備チャネルカード22(追い出し先カード)に追い出し開始要求を行う。
(2)追い出し処理開始とともに、運用チャネルカード21(追い出し元カード)から端末1へのデータ送信を停止する。
(3)送信中のデータについては、端末側受信応答の可否及び応答の種別によらずACK応答(正常)として再送バッファ211内のデータは削除する。
(4)運用チャネルカード21(追い出し元カード)のデータバッファ212内に溜まっているデータを予備チャネルカード22(追い出し先カード) に転送する。
(5)データバッファ212が空になったとき、端末1との通信状態およびネットワーク回線状態を運用カード21(追い出し元カード)で収集し、この収集情報を予備チャネルカード22(追い出し先カード)へ転送する。
(6)チャネルカード状態転送が終了すると、運用チャネルカード21(追い出し元カード)から装置制御部23へ追い出し応答を返す。
(7)装置制御部23から予備チャネルカード22(追い出し先カード) へ送信開始指示を行い、運用チャネルカード21(追い出し元カード)から引き継いだチャネルカード情報及びデータバッファ内データを用いて、予備チャネルカード22(追い出し先カード) から端末1に向け送信を始める。(例えば、特許文献1参照)
但し、特許文献1では、レイヤ2制御部の動作系から予備系へ呼の引継ぎを行う通信手順制御方法および装置に関する記載であり、動作系と予備系の構成は、n+1の冗長構成でなく、完全二重化構成を採用するとともに、動作系から予備系へ呼を引き継ぐための引き継ぎメモリを有する内容である。
これらの従来装置および方法においては、追い出し処理開始と共に端末へのデータ送信を停止する。このことから、全てのデータを予備チャネルカードに引き継ぐためには、引継ぎ処理開始時に蓄積されているデータバッファ内のデータを全て転送する必要がある。このため、データの転送が終わるまで予備チャネルカード(追い出し先カード)を運用状態にすることができず、追い出し完了までの時間が掛かる。また、追い出し開始から追い出しが完了まで、基地局と端末間の通信が不通状態となってしまう。
更に、追い出し送信中のデータについては、ACK応答(正常)として再送バッファ内のデータは削除する。すなわち、追い出し処理中には端末側受信応答がNACK応答(異常)であっても、再送バッファは、再送の役目を果たすことはしていなかった。
このため、送信中のデータに関して端末側で受信異常となっても再送されないのでデータ抜けとなってしまう。
特開平05−336198号公報
特開平03−211951号公報
このため、送信中のデータに関して端末側で受信異常となっても再送されないのでデータ抜けとなってしまう。
これらの従来装置および方法においては、追い出し処理開始と共に端末へのデータ送信を停止する。このことから、全てのデータを予備チャネルカードに引き継ぐためには、引継ぎ処理開始時に蓄積されているデータバッファ内のデータを全て転送する必要がある。このため、データの転送が終わるまで予備チャネルカード(追い出し先カード)を運用状態にすることができず、追い出し完了までの時間が掛かる。また、追い出し開始から追い出しが完了まで、基地局と端末間の通信が不通状態となってしまう。
更に、追い出し送信中のデータについては、ACK応答(正常)として再送バッファ内のデータは削除する。すなわち、追い出し処理中には端末側受信応答がNACK応答(異常)であっても、再送バッファは、再送の役目を果たすことはしていなかった。
このため、送信中のデータに関して端末側で受信異常となっても再送されないのでデータ抜けとなってしまう。
このため、送信中のデータに関して端末側で受信異常となっても再送されないのでデータ抜けとなってしまう。
本発明は、基地局と端末とを無線で通信するシステムにおけるチャネルカードにて、メンテナンスなどで運用チャネルカードを予備チャネルカードへ切替える際に、運用チャネルカードのデータバッファ内に溜まっているデータを予備チャネルカードに転送する追い出し動作において、追い出し完了までの時間を短縮し、端末に対しての送信停止時間の短縮を図るとともに、端末受信にて異常となったデータを追い出し先チャネルカードから再送することにより、データ抜けの防止を図る基地局装置およびそのチャネルカード追い出し方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の発明は、複数の運用チャネルカードに対してn+1の予備チャネルカードを有する冗長構成の基地局装置において、複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを移動させるための追い出し開始指示手段を有する装置制御部と、ネットワーク回線を前記運用チャネルカードまたは前記予備チャネルカードに切替手段を有するSWカードとを有し、前記運用チャネルカードは、前記追い出し開始指示の受信により前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に端末へのデータの送信を行うとともに、追い出し先の前記予備チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行う手段を有している。
第1の発明によれば、端末側への送信、追い出し先カードのデータバッファ内データ転送の動作を同時に行うことによりデータバッファが空になる時間が短縮され、追い出し完了までの時間を短縮することができる。また、追い出し中に端末側に送信し続けることから端末に対しての送信停止時間が短縮され、切り替え動作におけるよりリアルタイムな通信が可能となる。
第2の発明は、第1の発明に記載の基地局装置において、更に、前記運用チャネルカードは、前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に送信中データの端末側受信応答が正常のときに、通常動作である再送バッファ内対応データを削除し、端末側受信応答が異常のときに、再送バッファ内対応データを追い出し先カードに転送する再送バッファを有している。
第2の発明によれば、送信中のデータの応答を待つことにより端末受信にて異常となったデータを追い出し先カードから再送することにより、データ抜けを防止することができる。
第3の発明は、基地局装置に設けられた複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを移動させるための追い出し方法であって、複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを移動させるための追い出し開始を指示する追い出し開始ステップと、ネットワーク回線を前記運用チャネルカードまたは前記予備チャネルカードに切替える切替ステップと、前記運用チャネルカードから前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に端末へのデータの送信を行うとともに、追い出し先の前記予備チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行う送信ステップ手段と、を含んでいる。
第3の発明によれば、端末側への送信、追い出し先カードのデータバッファ内データ転送の動作を同時に行うことによりデータバッファが空になる時間が短縮され、追い出し完了までの時間を短縮することができる。また、追い出し中に端末側に送信し続けることから端末に対しての送信停止時間が短縮され、切り替え動作におけるよりリアルタイムな通信が可能となる。
第4の発明は、第3の発明に記載の追い出し方法において、更に、前記運用チャネルカードから前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に送信中データの端末側受信応答が正常のときに、通常動作である再送バッファ内対応データを削除するステップと、前記端末側受信応答が異常のときに、再送バッファ内対応データを追い出し先カードに転送するステップと、を含んでいる。
第4の発明によれば、送信中のデータの応答を待つことにより端末受信にて異常となったデータを追い出し先カードから再送することにより、データ抜けを防止することができる。
以上、本発明の基地局装置およびそのチャネルカード追い出し方法によれば、端末側への送信の動作と、追い出し先カードのデータバッファ内データ転送の動作を同時に行うことにより、データバッファが空になる時間が短縮され、追い出し完了までの時間を短縮することができる。また、追い出し中に端末側に送信し続けることから端末に対しての送信停止時間が短縮され、切り替え動作におけるよりリアルタイムな通信が可能となる。さらに、送信中のデータの応答を待つことにより端末受信にて異常となったデータを追い出し先カードから再送することにより、データ抜けを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態における基地局装置のブロック図である。前述した従来技術による基地局装置のブロック図である図7との違いは、運用チャネルカード21を予備チャネルカード22へ切り替え中(追い出し中)に、運用チャネルカード(追い出し元カード)21において端末側へのデータの送信と予備チャネルカード(追い出し先カード)22へのデータバッファ212内データの転送を同時に行う点と、従来のチャネルカードで用いていた再送バッファ211では、端末側受信応答の可否・応答の種別によらずACK応答として再送バッファ211内のデータを削除していたことに対して、異常(NACK)ならば再送バッファ211内の対応したデータを予備チャネルカード(追い出し先カード)22の再送バッファ221に転送し、カード切替後に再送バッファ221内のデータを再送として送信する点である。
基地局装置2は、端末1およびネットワーク回線と接続されており、運用チャネルカード21、予備チャネルカード22、装置制御部23およびSWカード24で構成される。なお、運用チャネルカード21は、複数枚から成るチャネルカードであり、n枚の運用チャネルカード21に対して、予備チャネルカード22は、1枚から成る冗長構成を示す。装置制御部23は、運用チャネルカード21を予備チャネルカード22に変更するときに、各チャネルカードを終端し、SWカード24は、運用チャネルカード21を予備チャネルカード22に変更する際の接続切替スイッチである。各運用チャネルカード21は、再送バッファ211とデータバッファ212の2段構成のバッファを有し、スケジューリング制御部213は、端末から受信される無線情報の内容に応じて再送バッファ211とデータバッファ212のバッファ制御を行う。
図2は、本発明の一実施例形態におけるカード間切替え手順の動作シーケンス図であり、追い出し前、追い出し中および追い出し後の全てに渡る動作シーケンスである。
図3は、本発明の一実施形態における追い出し前動作の説明図である。以下、図2のカード間切替手順の動作のうち、追い出し前の動作手順について、図2と図3を用いて説明する。
(0)通常時、基地局装置2と端末1間の通信において新規送信時データバッファ212から再送バッファ211にデータを転送する。送信されたデータが端末1にて誤りがないときには、端末1からのACK情報にて再送バッファ211内データを破棄し、送信されたデータが端末にて誤りがあるときには、端末1からのNACK情報にて再送バッファ211内のデータを再送する。図3においては、2番目の送信データに誤りがある場合を示す。
(1)メンテナンスなどで運用チャネルカード21を変更するときはコマンド・SWなどにより装置制御部23で終端し、SWカード24、運用チャネルカード(追い出し元カード)21、予備チャネルカード(追い出し先カード)22に追い出し開始指示を行う。
(0)通常時、基地局装置2と端末1間の通信において新規送信時データバッファ212から再送バッファ211にデータを転送する。送信されたデータが端末1にて誤りがないときには、端末1からのACK情報にて再送バッファ211内データを破棄し、送信されたデータが端末にて誤りがあるときには、端末1からのNACK情報にて再送バッファ211内のデータを再送する。図3においては、2番目の送信データに誤りがある場合を示す。
(1)メンテナンスなどで運用チャネルカード21を変更するときはコマンド・SWなどにより装置制御部23で終端し、SWカード24、運用チャネルカード(追い出し元カード)21、予備チャネルカード(追い出し先カード)22に追い出し開始指示を行う。
図4は、本発明の一実施形態における追い出し中動作の説明図(その1)であり、データバッファ212内にデータが格納されている時の追い出し中動作である。以下、図2のカード間切替手順の動作のうち、追い出し中(その1)の動作手順について、図2と図4を用いて説明する。
(2)ネットワーク側データをSWカード24にて運用チャネルカード(追い出し元カード)21から予備チャネルカード(追い出し先カード)22へ切り替え、データバッファ222に格納する。追出し処理開始とともに、運用チャネルカード(追出し元カード)21から端末1へのデータ送信を停止する。
(3)追い出し開始後、運用チャネルカード(追い出し元カード)21は、端末1に対して送信を行い続ける。同時に、予備チャネルカード(追い出し先カード)22に対しデータバッファ212内データを転送する。バッファ転送に関しては、データバッファ内に蓄積時間の短いデータ(入力と逆の順)よりバッファの転送を行い、ネットワーク側から入力されるデータより先に端末に出力されるように予備チャネルカード(追い出し先カード)22では、データバッファ222に格納する。
(2)ネットワーク側データをSWカード24にて運用チャネルカード(追い出し元カード)21から予備チャネルカード(追い出し先カード)22へ切り替え、データバッファ222に格納する。追出し処理開始とともに、運用チャネルカード(追出し元カード)21から端末1へのデータ送信を停止する。
(3)追い出し開始後、運用チャネルカード(追い出し元カード)21は、端末1に対して送信を行い続ける。同時に、予備チャネルカード(追い出し先カード)22に対しデータバッファ212内データを転送する。バッファ転送に関しては、データバッファ内に蓄積時間の短いデータ(入力と逆の順)よりバッファの転送を行い、ネットワーク側から入力されるデータより先に端末に出力されるように予備チャネルカード(追い出し先カード)22では、データバッファ222に格納する。
図5は、本発明の一実施形態における追い出し中動作の説明図(その2)であり、データバッファ212内にデータが格納されていない時の追い出し中動作である。以下、図2のカード間切替手順の動作のうち、追い出し中(その2)の動作手順について、図2と図5を用いて説明する。
(4)データバッファ212が空になったとき、送信中データの応答時間を待ち、応答が正常ならば再送バッファ211内の対応データを削除する。再送バッファ211内には応答が受信異常のデータのみ溜まっており、再送バッファ211内のデータを予備チャネルカード(追い出し先カード)22へ転送する。
(5)全ての応答を受信または受信予定時間を経過したら、無線状態・ネットワーク状態を運用チャネルカード(追い出し元カード)21で収集し、予備チャネルカード(追い出し先カード)22へ再送バッファ211内データと同時に転送する。
(6)データバッファ212が空になったとき、運用チャネルカード(追い出し元カード)21から装置制御部23へ追い出し応答を返す。
(4)データバッファ212が空になったとき、送信中データの応答時間を待ち、応答が正常ならば再送バッファ211内の対応データを削除する。再送バッファ211内には応答が受信異常のデータのみ溜まっており、再送バッファ211内のデータを予備チャネルカード(追い出し先カード)22へ転送する。
(5)全ての応答を受信または受信予定時間を経過したら、無線状態・ネットワーク状態を運用チャネルカード(追い出し元カード)21で収集し、予備チャネルカード(追い出し先カード)22へ再送バッファ211内データと同時に転送する。
(6)データバッファ212が空になったとき、運用チャネルカード(追い出し元カード)21から装置制御部23へ追い出し応答を返す。
図6は、本発明の一実施形態における追い出し後動作の説明図である。以下、図2のカード間切替手順の動作のうち、追い出し後の動作手順について、図2と図6を用いて説明する。
(7)装置制御部23から予備チャネルカード(追い出し先カード)22へ送信開始指示を行い、引き継いだカード情報・再送バッファ221内データ・データバッファ222内データを用いて予備チャネルカード(追い出し先カード)22から端末1に向け送信を始める。
(7)装置制御部23から予備チャネルカード(追い出し先カード)22へ送信開始指示を行い、引き継いだカード情報・再送バッファ221内データ・データバッファ222内データを用いて予備チャネルカード(追い出し先カード)22から端末1に向け送信を始める。
(付記1) 複数の運用チャネルカードに対して予備チャネルカードを有する冗長構成の基地局装置において、
複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを転送させるための追い出し開始指示を行う装置制御部を有し、
前記運用チャネルカードは、前記追い出し開始指示の受信により前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に端末へのデータの送信を行うとともに、追い出し先の前記予備チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行うことを特徴とする基地局装置。
複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを転送させるための追い出し開始指示を行う装置制御部を有し、
前記運用チャネルカードは、前記追い出し開始指示の受信により前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に端末へのデータの送信を行うとともに、追い出し先の前記予備チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行うことを特徴とする基地局装置。
(付記2) 付記1記載の基地局装置において、
前記運用チャネルカードは、前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に送信中データの端末側受信応答が正常のときに、再送バッファ内対応データを削除し、端末側受信応答が異常のときに、再送バッファ内対応データを追い出し先カードに転送することを特徴とする基地局装置。
前記運用チャネルカードは、前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に送信中データの端末側受信応答が正常のときに、再送バッファ内対応データを削除し、端末側受信応答が異常のときに、再送バッファ内対応データを追い出し先カードに転送することを特徴とする基地局装置。
(付記3) 基地局装置に設けられた複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを転送させるための追い出し方法であって、
前記任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを転送させるための追い出し開始を指示するステップと、
前記運用チャネルカードから前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に端末へのデータの送信を行うとともに、前記予備チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行うステップと、
を含むことを特徴とする追い出し方法。
前記任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを転送させるための追い出し開始を指示するステップと、
前記運用チャネルカードから前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に端末へのデータの送信を行うとともに、前記予備チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行うステップと、
を含むことを特徴とする追い出し方法。
(付記4) 付記3記載の追い出し方法において、
前記運用チャネルカードから前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に送信中データの端末側受信応答が正常のときに、再送バッファ内対応データを削除するステップと、
前記端末側受信応答が異常のときに、再送バッファ内対応データを追い出し先カードに転送するステップと、
を含むことを特徴とする追い出し方法。
前記運用チャネルカードから前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に送信中データの端末側受信応答が正常のときに、再送バッファ内対応データを削除するステップと、
前記端末側受信応答が異常のときに、再送バッファ内対応データを追い出し先カードに転送するステップと、
を含むことを特徴とする追い出し方法。
(付記5) 基地局装置に設けられた複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを移動させるための追い出し手順をコンピュータに実行させるための追い出しプログラムであって、 複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを転送させるための追い出し開始を指示し、ネットワーク回線を前記運用チャネルカードまたは前記予備チャネルカードに切替え、前記運用チャネルカードから前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に端末へのデータの送信を行うとともに、追い出し先の前記予備チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行う追い出し手順をコンピュータに実行させるための追い出しプログラム。
(付記6) 付記5記載の追い出しプログラムにおいて、
更に、送信中データの端末側受信応答が正常のときに、再送バッファ内対応データを削除し、前記端末側受信応答が異常のときに、再送バッファ内対応データを追い出し先カードに転送する追い出し手順をコンピュータに実行させるための追い出しプログラム。
更に、送信中データの端末側受信応答が正常のときに、再送バッファ内対応データを削除し、前記端末側受信応答が異常のときに、再送バッファ内対応データを追い出し先カードに転送する追い出し手順をコンピュータに実行させるための追い出しプログラム。
本発明は、基地局と端末とを無線で通信するシステムにおけるn+1予備構成によるメンテナンス用カードにて、メンテナンスなどで運用チャネルカードを予備チャネルカードへ切替える際に、運用チャネルカードのデータバッファ内に溜まっているデータを予備チャネルカードに転送する追い出し完了までの時間を短縮できることから、従来の端末に対しての送信停止時間よりも短い送信停止時間を確保する必要のある基地局装置において、利用できる。
1 端末
2 基地局装置
21 運用チャネルカード(追い出し元カード)
22 予備チャネルカード(追い出し先カード)
23 装置制御部
24 SWカード
211 再送バッファ
212 データバッファ
213 スケジューリング制御部
221 再送バッファ
222 データバッファ
223 スケジューリング制御部
2 基地局装置
21 運用チャネルカード(追い出し元カード)
22 予備チャネルカード(追い出し先カード)
23 装置制御部
24 SWカード
211 再送バッファ
212 データバッファ
213 スケジューリング制御部
221 再送バッファ
222 データバッファ
223 スケジューリング制御部
Claims (4)
- 複数の運用チャネルカードに対して予備チャネルカードを有する冗長構成の基地局装置において、
複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを転送させるための追い出し開始指示を行う装置制御部を有し、
前記運用チャネルカードは、前記追い出し開始指示の受信により前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に端末へのデータの送信を行うとともに、追い出し先の前記予備チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行うことを特徴とする基地局装置。 - 請求項1項記載の基地局装置において、
前記運用チャネルカードは、前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に送信中データの端末側受信応答が正常のときに、再送バッファ内対応データを削除し、端末側受信応答が異常のときに、再送バッファ内対応データを追い出し先カードに転送することを特徴とする基地局装置。 - 基地局装置に設けられた複数の運用チャネルカードのうちの任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを転送させるための追い出し方法であって、
前記任意の運用チャネルカードから予備チャネルカードヘカード情報とデータバッファ内データを転送させるための追い出し開始を指示するステップと、
前記運用チャネルカードから前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に端末へのデータの送信を行うとともに、前記予備チャネルカードへのデータバッファ内データの転送を同時に行うステップと、
を含むことを特徴とする追い出し方法。 - 請求項3項記載の追い出し方法において、
前記運用チャネルカードから前記予備チャネルカードへの追い出し動作中に送信中データの端末側受信応答が正常のときに、再送バッファ内対応データを削除するステップと、 前記端末側受信応答が異常のときに、再送バッファ内対応データを追い出し先カードに転送するステップと、
を含むことを特徴とする追い出し方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007217438A JP2009055119A (ja) | 2007-08-23 | 2007-08-23 | 基地局装置およびそのチャネルカード追い出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007217438A JP2009055119A (ja) | 2007-08-23 | 2007-08-23 | 基地局装置およびそのチャネルカード追い出し方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009055119A true JP2009055119A (ja) | 2009-03-12 |
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ID=40505821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007217438A Withdrawn JP2009055119A (ja) | 2007-08-23 | 2007-08-23 | 基地局装置およびそのチャネルカード追い出し方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009055119A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012253610A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Oki Electric Ind Co Ltd | 系切替システム、系切替方法、通信装置及び通信プログラム |
-
2007
- 2007-08-23 JP JP2007217438A patent/JP2009055119A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012253610A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Oki Electric Ind Co Ltd | 系切替システム、系切替方法、通信装置及び通信プログラム |
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