JP2009052362A - Device for closing door - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建物の扉を下部等で支持して、開かれた扉を自動的に閉鎖する為の扉閉鎖装置に関するものである。 The present invention relates to a door closing device for automatically closing an opened door by supporting a door of a building at a lower part or the like.
従来から、建物の扉の下部を支持すべく床面に埋め込まれるようにして用いる扉閉鎖装置の一例として、フロアヒンジがある。 Conventionally, there is a floor hinge as an example of a door closing device that is used so as to be embedded in a floor surface to support the lower part of a building door.
このフロアヒンジの構造を図16の断面図に示す。図16において、床面に埋め込まれるフロアヒンジ本体50の一方に、上部がフロアヒンジ本体50から突出して扉の下部を支持するための主軸51が回転自在に取付けられ、この主軸51の回転に伴って従動ギヤ軸52回りに回動する従動ギヤ53が設けられている。
The structure of this floor hinge is shown in the sectional view of FIG. In FIG. 16, a
フロアヒンジ本体50の他方に、隔壁50eで区画されることにより一対で並設したシリンダ室50c,50dを有するシリンダ装置が配置され、このシリンダ装置の一方のシリンダ室50cに、ピストン57を取付けたピストンロッド55が仕切り壁50bに摺動自在に挿通され、このピストンロッド55の仕切り壁50bからの突出部は、連結片54を介して、前記従動ギヤ53の一側に連結され、仕切り壁50bに、他方のシリンダ室50dに出退自在に挿通するバネロッド61がピストンロッド55に並べて配置され、このバネロッド61の仕切り壁50bからの突出部は、従動ギヤ53における押圧ローラ58を介し、更に操作レバー59における操作ローラ60を介して従動ギヤ53の他側に連結され、一方のシリンダ室50cには、ピストン57を、扉が閉鎖する方向に付勢する第一ばね56が内装され、他方のシリンダ室50dには、バネロッド61を扉が閉鎖する方向に付勢する第二ばね62が内装されている。
A cylinder device having
そして、ピストン57の中央部には、作動油Wが通過する油孔57aが形成され、この油孔57aには、球状の弁体64が内装され、前記隔壁50eには、両シリンダ室50c,50d同士を連通するための調節孔65が形成され、この調節孔65には、作動油Wの通過量を調節するためのバルブ66が内装されている。
An
この構成によれば、扉を開けると、主軸51が図16の時計方向Aに回転するとともにこれに伴い従動ギヤ53が図16の反時計方向Bに回動し、このように従動ギヤ53がB方向に回動することにより、ピストン57が第一ばね56の弾性に抗して図16の矢印方向Cに引かれるとともに、従動ギヤ53の回動によって操作レバー59を介して、バネロッド61が、第二ばね62の弾性に抗して図16の矢印方向Dに押される。
According to this configuration, when the door is opened, the
このとき、シリンダ室50c内の作動油Wは、弁体64が油孔57aを開放することにより、ピストンロッド55側から油孔57aを通過してフィルタ63側へ流れる。
At this time, the hydraulic oil W in the
また、扉が閉鎖する際は、ピストン57が第一ばね56の弾性力により図の矢印方向Cと逆方向に戻されるとともに、バネロッド61が第二ばね62の弾性力により、図の矢印方向Dと逆方向に戻され、作動油Wは、一方のシリンダ室50cのピストン57側から、バルブ66により流量を調節されながら作動油通路50fを通過して、シリンダ室50c、50dに流れる。
When the door is closed, the
そして、バルブ66によって作動油Wの流量が調節されることにより、扉が閉鎖する速度が調節されるよう構成されている。
Then, the flow rate of the hydraulic oil W is adjusted by the
一方で、気密性や遮音性を確保するために、扉の縁にゴムパッキン等を施すことが行われている。しかし、従来品の構成ではゴムパッキン等との摩擦力に対して、扉が完全に閉じることができない場合がある。 On the other hand, in order to ensure airtightness and sound insulation, rubber packing or the like is performed on the edge of the door. However, in the configuration of the conventional product, the door may not be completely closed against the frictional force with the rubber packing or the like.
そこで、出願人はこのような事案にも沿うように、従来品を改良した特許文献1に示すような発明を行い、特許を取得している。特許文献1に示す発明によると、扉が開口に対して閉鎖しようとするときに、増力作動室に設けた増力ばねの弾性力が作動油の油圧に変換されて、この作用油が増力通過孔から通過孔を通過して作動室に至ってばね部材の弾性力に付加され、扉が確実に閉鎖されるようになるものである(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来品及び特許文献1における、主軸51及び従動ギヤ53部の主たる構成においては、扉の開閉時における主軸51を介しての従動ギヤ53の回転を、従動ギヤ53における押圧ローラ58及び、操作レバー59における操作ローラ60の機構を介して、回転運動を直線運動へ変換させて、バネロッド61へとその力を伝達させている。その為、部品点数も多くなり、全体構造も大きくなっていた。
これにより、各部における機械抵抗が大きくなり、結果として開閉力の効率は悪く、また、扉の開扉角度を大きくするに従って、開扉時の作用力も大きくなる傾向があった。
また、特許文献1においては、従来品に閉鎖力増大手段を設けて、操作性を向上させるものであったが、主たる構成を改良させるという抜本的なものではなかった。
However, in the main configuration of the
As a result, the mechanical resistance at each part increases, and as a result, the efficiency of the opening / closing force is poor, and as the door opening angle increases, the acting force at the time of opening tends to increase.
Moreover, in
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、建物の扉を下部等で支持して、開かれた扉を自動的に閉鎖する為の扉閉鎖装置において、部品点数の削減による省スペース化を図るとともに、扉の開閉角度を問題とせず、開閉時の作用力を安定させ、扉の開閉効率を向上させる扉閉鎖装置を提供することを課題とする。 Therefore, the present invention solves such problems, and in the door closing device for automatically closing the opened door by supporting the door of the building at the lower part or the like, the number of parts is reduced. It is an object of the present invention to provide a door closing device that saves space and improves the opening and closing efficiency of the door without stabilizing the opening and closing angle of the door, stabilizing the force during opening and closing.
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明の扉閉鎖装置は、建物に設けた開口に対して開閉する扉の回転中心となる主軸と、扉の開閉による主軸の回動に伴って作動室を移動するピストンと、前記ピストンを扉の閉扉方向に付勢するバネとを備え、扉が開閉する際に作用油が通過する通過孔が前記ピストン及び前記作動室の所定の位置に形成され、扉が閉じる際に通過孔を通過する作動油の量を調節することにより、扉の閉鎖途中の速度を調節するようにした扉閉鎖装置において、バネの弾性力により直線運動するバネロッドの一端部に設けられる当接円弧部材と、主軸の回動に伴って回動する従動ギヤを有して、当接部をカム形状とした前記従動ギヤと前記当接円弧部材が当接してなることを特徴とするものである。
In order to solve the above problems, a door closing device according to
また、本発明の請求項2に記載の発明の扉閉鎖装置は、請求項1記載の扉閉鎖装置において、前記バネロッドは扉閉鎖装置内にて摺動可能に設置され、前記従動ギヤにおける前記当接部と前記当接円弧部材の当接箇所を前記バネの弾性方向における軸線に対して、斜設してなることを特徴とするものである。
The door closing device according to
また、本発明の請求項3に記載の発明の扉閉鎖装置は、請求項1及び請求項2に記載の扉閉鎖装置において、前記従動ギヤにおける前記当接部に、扉の開閉保持を可能とする窪み部を設けたことを特徴とするものである。
(作用)
According to a third aspect of the present invention, in the door closing device according to the first and second aspects, the door can be opened and closed at the contact portion of the driven gear. The present invention is characterized in that a hollow portion is provided.
(Function)
請求項1記載の扉閉鎖装置に係る発明では、建物に設けた開口に対して開閉する扉の回転中心となる主軸と、扉の開閉による主軸の回動に伴って作動室を移動するピストンと、前記ピストンを扉の閉扉方向に付勢するバネとを備え、扉が開閉する際に作用油が通過する通過孔が前記ピストン及び前記作動室の所定の位置に形成され、扉が閉じる際に通過孔を通過する作動油の量を調節することにより、扉の閉鎖途中の速度を調節するようにした扉閉鎖装置において、バネの弾性力により直線運動するバネロッドの一端部に設けられる当接円弧部材と、主軸の回動に伴って回動する従動ギヤを有して、当接部をカム形状とした前記従動ギヤと前記当接円弧部材が当接させたので、主軸の回動に伴って回動する従動ギヤのみによって、扉の開閉力を当接円弧部材及びバネロッドを介してバネへと伝達することができるようになる。
In the invention which concerns on the door closing apparatus of
請求項2記載の扉閉鎖装置に係る発明では、請求項1記載の扉閉鎖装置において、前記バネロッドは扉閉鎖装置内にて摺動可能に設置され、前記従動ギヤにおける前記当接部と前記当接円弧部材の当接箇所を前記バネの弾性方向における軸線に対して、斜設してなるので、摺動可能とされている前記バネロッドは、前記バネロッドの幅方向の両側に有するクリアランスに対して、前記バネロッドの傾動方向を、常に一定とすることができるようになる。
In the door closing device according to
請求項3記載の扉閉鎖装置に係る発明では、請求項1及び請求項2に記載の扉閉鎖装置において、前記従動ギヤにおける前記当接部に、扉の開閉保持を可能とする窪み部を設けたので、扉を開扉していき、所定の開扉角度に達すると、前記当接円弧部材が前記従動ギヤにおける前記当接部の前記窪み部に嵌合するようになる。
In the door closing device according to
請求項1記載の扉閉鎖装置に係る発明では、建物に設けた開口に対して開閉する扉の回転中心となる主軸と、扉の開閉による主軸の回動に伴って作動室を移動するピストンと、前記ピストンを扉の閉扉方向に付勢するバネとを備え、扉が開閉する際に作用油が通過する通過孔が前記ピストン及び前記作動室の所定の位置に形成され、扉が閉じる際に通過孔を通過する作動油の量を調節することにより、扉の閉鎖途中の速度を調節するようにした扉閉鎖装置において、バネの弾性力により直線運動するバネロッドの一端部に設けられる当接円弧部材と、主軸の回動に伴って回動する従動ギヤを有して、当接部をカム形状とした前記従動ギヤと前記当接円弧部材が当接させたので、主軸の回動に伴って回動する従動ギヤのみによって、扉の開閉力を当接円弧部材及びバネロッドを介してバネへと伝達することができるようになる。
よって、従来品における同様の箇所に使用していた部品を大幅に削除することができる。これによって、前記フロアヒンジ本体自体の省スペース化、部品削減によるコストダウンも同時に図ることができる。また、従来品よりも前記フロアヒンジ本体の内部構造が簡素化するため、部品点数の多かった従来品よりも壊れにくくなるとともに、組立における生産効率も向上させることができる。
更に、部品削減により前記フロアヒンジ本体に内部構造を簡素化して、前記従動ギヤと前記当接円弧部材を当接させることにより、従来のように各部における機械抵抗を大きくさせることもないので、扉の開閉効率を向上させることができる。
In the invention which concerns on the door closing apparatus of
Therefore, the parts used in the same place in the conventional product can be largely deleted. As a result, the space of the floor hinge body itself can be saved and the cost can be reduced by reducing the number of parts. Further, since the internal structure of the floor hinge main body is simplified as compared with the conventional product, it is less likely to break than the conventional product having a large number of parts, and the production efficiency in assembly can be improved.
Further, by simplifying the internal structure of the floor hinge body by reducing parts and bringing the driven gear and the contact arc member into contact with each other, the mechanical resistance in each part is not increased as in the conventional case. The opening and closing efficiency of the can be improved.
請求項2記載の扉閉鎖装置に係る発明では、請求項1記載の扉閉鎖装置において、前記バネロッドは扉閉鎖装置内にて摺動可能に設置され、前記従動ギヤにおける前記当接部と前記当接円弧部材の当接箇所を前記バネの弾性方向における軸線に対して、斜設してなるので、摺動可能とされている前記バネロッドは、前記バネロッドの幅方向の両側に有するクリアランスに対して、前記バネロッドの傾動方向を、常に一定とすることができるようになる。
よって、扉の開扉時又は閉扉時における、前記バネロッドが幅方向の両側に有するクリアランスに対して、前記バネロッドの傾動方向が変動することによる振動によって、摺動面との間に発生する衝撃音の発生を防止することができる。
In the door closing device according to
Therefore, when the door is opened or closed, the impact noise generated between the sliding surface due to vibration caused by fluctuation of the tilting direction of the spring rod with respect to the clearance that the spring rod has on both sides in the width direction. Can be prevented.
請求項3記載の扉閉鎖装置に係る発明では、請求項1及び請求項2に記載の扉閉鎖装置において、前記従動ギヤにおける前記当接部に、扉の開閉保持を可能とする窪み部を設けたので、扉を開扉していき、所定の開扉角度に達すると、前記当接円弧部材が前記従動ギヤにおける前記当接部の前記窪み部に嵌合するようになる。
よって、前記当接部における前記窪み部は、前記当接円弧部材における円弧の一部を覆設することで、前記当接円弧部材は前記従動ギヤに保持される。これによって、前記従動ギヤ及び前記主軸に対するバネによる回動力はなくなるので、扉の自閉力がなくなり、扉の開閉が保持される。
In the door closing device according to
Therefore, the said recessed part in the said contact part covers a part of circular arc in the said contact arc member, and the said contact arc member is hold | maintained at the said driven gear. As a result, the rotational force of the driven gear and the main shaft by the spring is eliminated, so that the self-closing force of the door is eliminated and the opening and closing of the door is maintained.
以下、本発明の実施の形態における扉閉鎖装置を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, a door closing device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
本発明の扉閉鎖装置の実施例1について、180度開閉可能なフロアヒンジを例にとり図1乃至図13に基づいて説明する。 A first embodiment of the door closing device according to the present invention will be described with reference to FIGS.
本願発明の実施の形態に係るフロアヒンジ本体1は、建物に設けた開閉する扉の下部を支持すべく、床面に埋め込まれるようにして用いるもので、図1に示すように、フロアヒンジ本体1内が収納部1aと作動室33に分かれており、いずれにも作動油Wが充填されている。
A
図1に示すように、前記収納部1aには、扉の回転中心となる鉛直軸方向の主軸3が支持され、前記主軸3の外周には歯車3aが形成され、前記主軸3に隣接して、前記歯車3aに歯合する歯車5aを有する従動ギヤ5が、従動ギヤ軸4を介して回動自在に支持されている。
また、前記収納部1aの側壁には、前記従動ギヤ5における前記歯車5aの回り止めとなるよう、開扉方向側には回転止め1cが、閉扉方向には回転止め1bが夫々設けられている。
As shown in FIG. 1, a vertical axis
Further, on the side wall of the storage portion 1a, a
前記主軸3は、図2及び図3に示すように、前記フロアヒンジ本体1に取り付けられた鋼球受皿29に円状に配列された鋼球28の上に載置されることで、回動自在とされる。また、前記主軸3の回動を良好にするために、前記主軸3の軸部にはベアリング31が、作動油Wの漏洩防止のために、Oリング32が設けられている。前記ベアリング31及び前記Oリング32を覆うようにして、上蓋2はボルト34によって、前記フロアヒンジ本体1に取り付けられる。また、前記フロアヒンジ本体1と前記上蓋2との間には、封入される作動油Wの漏洩防止のために、上蓋用パッキン2aが設けられている。また、前記主軸3における前記歯車3a及び前記ベアリング31との隙間に、クリアランスをなくすためのスペーサー30が設けられている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
図1に示すように、前記従動ギヤ5の一端部には、ジョイントピン7を介して、前記フロアヒンジ本体1の他端部における隔壁1gで隔てられた一方へ向けて棒状のピストンロッド6が連結されている。
前記従動ギヤ5の他端部は、カム形状として、バネロッド11にピン13及びブッシュ13aを介して設けられた当接円弧部材12と当接するよう形成されている。
前記当接円弧部材12は、少なくとも前記バネロッド11と当接する箇所が、円弧形状を有していればよく、前記従動ギヤ5における前記当接部5bとの摩擦力が極力小さいものであればよい。従って、ローラ状として回転するものでもよく、また、その他の形状として前記従動ギヤ5が摺接可能となるようなものであればよい。
図4に示すように、前記従動ギヤ5における前記当接円弧部材12と当接部5bの当接箇所は、前記当接円弧部材12の進行方向に対する軸線Xから、カム形状である前記当接部5bにおける曲率半径の中心に向かって当接角度αを有して当接される。
扉の作動については後述するが、図5に示すように、前記従動ギヤ5における前記当接円弧部材12と当接部5bの形状は、扉が180度開扉した状態においても、前記従動ギヤ5と前記当接円弧部材12が当接角度αを有して当接される。
つまり、前記従動ギヤ5における当接部5bは、扉が180度開扉するまで、前記当接円弧部材12に対して、常に当接角度αを有して当接されるよう形成されている。
As shown in FIG. 1, a rod-shaped
The other end portion of the driven
The
As shown in FIG. 4, the contact location of the
Although the operation of the door will be described later, as shown in FIG. 5, the shape of the
That is, the
前記バネロッド11は、図1に示すように回り止めピン15にて固定される前記フロアヒンジ本体1の長手方向に角状の貫通孔(図示しない)を有する円柱形状のバネロッドソケット14を介して摺動可能に取り付けられる。また、前記バネロッド11は、外周方向の回転を防ぐ為、及び前記バネロッドソケット14との摩擦において、面圧を均一に分散させる等のために、断面を角形状としている。
また、前記バネロッド11は、角形状に限られず、円柱形状、その他の形状とすることもできる。前記バネロッド11が外周方向に回転を伴う形状においては、回り止めのキー或いは、前記回り止めピン15等を用いて回転を防止すればよい。
As shown in FIG. 1, the
Further, the
更に、前記バネロッドソケット14においても、円柱形状に限られず、四角柱、その他の形状とすることもでき、前記回り止めピン15においては、前記バネロッドソケット14の外周方向における回転を防止する為に設けられており、外周方向の回転を伴わない前記バネロッドソケット14の形状においては、有しなくてもよいものである。
また、前記バネロッドソケット14を用いずに、直接、前記フロアヒンジ本体1の長手方向に当該角状の貫通孔を設けて前記バネロッド11を摺動可能に取り付けることもできる。
Further, the
Alternatively, the
理論上においては、伝達力の効率を考慮すると、前記当接円弧部材12の進行方向に対する軸線X上にて、前記従動ギヤ5と前記バネロッド11を当接させることが望ましい。しかし、当該構造では、前記バネロッド11は、摺動可能に取り付けられる前記バネロッドソケット14との関係において、前記バネロッド11は幅方向の両側に前記バネロッドソケット14とのクリアランスを有している。この場合、扉が開閉されて、前記従動ギヤ5が回動されると、前記バネロッド11は前記バネロッドソケット14とのクリアランスに対して、両側のどちらの方向にも傾動して摺動することが可能な状態にある。従って、扉の開扉時又は閉扉時での、前記バネロッド11と前記バネロッドソケット14との間において、前記バネロッド11の傾動方向が変動することによる振動によって、前記バネロッドソケット14との間に衝撃音が発生してしまう。
よって、このような状態が継続して行われると、衝撃音が発生するだけではなく、前記バネロッド11及び前記バネロッドソケット14の耐久性にも影響を及ぼすことなる。
Theoretically, considering the efficiency of the transmission force, it is desirable that the driven
Therefore, if such a state is continuously performed, not only an impact sound is generated, but also the durability of the
一方、前記当接円弧部材12の進行方向に対する軸線Xから、カム形状である前記当接部5bにおける曲率半径の中心に向かって当接角度αを有して当接させると、前記バネロッドソケット14に対する前記バネロッド11の傾動方向は、常に一定となり、衝撃音の発生を防止することができる。
On the other hand, when the abutting
本実施例においては、前記フロアヒンジ本体1における前記バネロッド11と前記バネロッドソケット14との開閉時の振動による衝撃音の発生を防止し、開閉効率を良好にするために、当接角度αは任意に設定できるものである。
また、前記従動ギヤ5における前記歯車5aは、扉が完全に開閉できる程度に設けてあればよい。
In the present embodiment, in order to prevent the generation of impact sound due to vibration at the time of opening and closing of the
Further, the
前記バネロッド11における前記当接円弧部材12を有さない他端部には、バネ受け座16がボルト17によって固定されている。
A
前記バネ受け座16から前記フロアヒンジ本体1の他端部における隔壁1gで隔てられた前記ピストンロッド6を有さない他方へは、芯バネ19が設けられており、その外側には主バネ18が設けられている。前記主バネ18及び前記芯バネ19は、前記フロアヒンジ本体1の他端部へ取り付けられる横蓋22との間に、扉の閉扉方向に付勢するよう介装されている。前記横蓋22は、前記フロアヒンジ本体1内へ封入される作動油Wが漏洩しないようにOリング23を介して、前記フロアヒンジ本体1へ取り付けられている。
前記主バネ18及び前記芯バネ19は、1本のバネ使用時よりも強い閉じ力を有して、大きな扉に使用するために2本用いられている。一方、小さな扉に前記フロアヒンジ本体1を使用する際には、閉じ力に応じてバネを1本とすることもできる。
A
The
前記従動ギヤ5を有さない前記ピストンロッド6の端部には、隔壁1gで隔てられた作動室33を摺動自在に移動できるように、ピストンピン8を介して樹脂蓋35を取り付けたピストン9が設けられている。また、前記ピストン9における内部の中央には、長手方向に沿って前記作動油Wを後述のフィルタ10側へ通過させるための油孔9aが形成されている。また、前記油孔9a近傍にはバネピン36が設けられ、前記油孔9aと前記バネピン36の間には、前記油孔9aを塞ぐことのできる球状の弁体21が離着自在に設けられている。また、前記ピストンピン8側には、前記作動油W中の各部品の摩耗によって生じる鉄粉を濾すことができるピストン用フィルタ26が取り付けられており、長手方向における中央部の外周にはシール27が設けられている。
A piston having a
前記フロアヒンジ本体1における前記ピストン9よりも更に他端側にも、同様にして前記作動油W中の各部品の摩耗によって生じる鉄粉を濾すことができるフィルタ10が取り付けられており、前記フロアヒンジ本体1の端部は、上記と同様に前記Oリング23を介して前記横蓋22が取り付けられている。また、前記フィルタ10を有する側の前記横蓋22には、前記フィルタ10で除去できなかった微粒の鉄粉を吸着して除去できるように、マグネット20が設置されている。
A
また、前記フロアヒンジ本体1における前記隔壁1gの鉛直下方部には、前記作動室33と連通するよう、前記作動油Wが通過できるための作動油通路1fが、前記主バネ18等が付勢する方向と同方向に、前記隔壁1gとほぼ等しい長さに亘って形成されている。また、前記フロアヒンジ本体1における前記作動油通路1fの端部は、前記作動油Wの漏洩防止のため、栓24が取り付けられている。
また、前記隔壁1gにおける前記従動ギヤ軸4と同方向の鉛直方向には、調節バルブ25を取り付けるための2つの貫通孔が前記作動油通路1fと連通可能に設けられている。
更に、前記隔壁1gにおける前記作動油通路1fと垂直方向の前記フィルタ10を有する側へは、前記2つの貫通孔から、それぞれ第1調節孔1d及び第2調節孔1eが連通されている。
前記第1調節孔1dは、前記隔壁1gにおける前記フィルタ10と前記横蓋22の間に位置する箇所に設けられ、一方、前記第2調節孔1eは、扉が閉鎖された状態において、前記ピストン9によって少なくとも閉塞される箇所に設けられている。
Further, a hydraulic oil passage 1f through which the hydraulic oil W can pass is communicated with the
Further, in the vertical direction of the
Further, a
The
図3に示すように、前記作動油通路1fと連通する前記貫通孔には、頭部に、前記作動油Wの漏洩を防止するOリング25a、腹部に、前記作動油Wの流量を前記フロアヒンジ本体1の外部から調節可能となるようネジ部を有した前記調節バルブ25が取り付けられている。前記調節バルブ25は、前記フロアヒンジ本体1の外部から、前記作動油Wの流量を調節することによって、扉の開閉速度を調節するために設けられるもので、前記調節バルブ25の下方端部には切込み部が設けられている。
As shown in FIG. 3, the through hole communicating with the hydraulic oil passage 1 f has an O-
次に本発明の実施例に係るフロアヒンジの作動について説明する。
図6は、扉が閉扉した状態を示している。この扉が完全に閉じた状態では、前記主軸3は、反時計方向Bに回動して、これに伴って前記従動ギヤ5は時計方向Aに回動して歯合しており、また、前記ピストンロッド6及び前記ピストン9は方向Dに押され、前記ピストン9は最も右方向にある状態を保持している。
Next, the operation of the floor hinge according to the embodiment of the present invention will be described.
FIG. 6 shows a state where the door is closed. When the door is completely closed, the
図7は、扉が閉扉した状態から少し開かれた後の状態を示している。図6の状態から、前記主軸3が時計方向Aに回動し、この前記主軸3の回動に伴って、前記従動ギヤ5は反時計方向Bに回動する。これによって、前記従動ギヤ5の一端部に取り付けられた前記第1ロッド6及び前記ピストン9が方向Cへ引かれる。
また、前記従動ギヤ5における反時計方向Bの回動に伴って、前記従動ギヤ5の前記当接部5bと当接角度αを有しながら当接する前記当接円弧部材12を介して、前記第2ロッド11及び前記バネ受け座16が押圧されて方向Dに移動し、前記主バネ18及び前記芯バネ19が圧縮される。
FIG. 7 shows a state after the door is slightly opened from the closed state. From the state shown in FIG. 6, the
Further, with the rotation of the driven
このとき、前記ピストン9が方向Cへ引かれると、前記弁体21が前記油孔9aを開き、前記作動油Wは、前記油孔9aを通過して前記ピストンロッド6側から前記フィルタ10側へ移動する。
At this time, when the
図8は、図7の状態から扉が90度まで開いた状態を示すものである。
前記主軸3が更に時計方向Aに回動し、前記従動ギヤ5は更に反時計方向Bに回動する。これによって、前記ピストン9は更に方向Cへ移動することになる。
また、前記従動ギヤ5における反時計方向Bの回動に伴って、前記従動ギヤ5の前記当接部5bと当接角度αを有しながら当接する前記当接円弧部材12を介して、前記バネロッド11及び前記バネ受け座16が押圧されて方向Dに移動し、更に前記主バネ18及び前記芯バネ19が圧縮される。
FIG. 8 shows a state where the door is opened to 90 degrees from the state of FIG.
The
Further, with the rotation of the driven
図9は、図8の状態から扉が180度まで開いた状態を示すものである。
この状態より大きく扉を開くことも可能であり、さらに開いていくと、前記従動ギヤ5における前記歯車部5aが、前記フロアヒンジ本体1の側壁における前記回転止め1cと干渉するので、前記主軸3及び前記従動ギヤ5は回動することはなくなる。
また、この状態においても、前記従動ギヤ5の前記当接部5bと前記当接円弧部材12は、当接角度αを有する。
FIG. 9 shows a state where the door is opened up to 180 degrees from the state of FIG.
It is possible to open the door larger than this state, and when the door is further opened, the
Also in this state, the
図10は、開かれた扉が閉じ始める状態を示している。扉に対して開く方向の力が解除されると、前記主バネ18及び前記芯バネ19の弾性によって、扉は閉じられていく。
すなわち、前記主バネ18及び前記芯バネ19の弾性力によって、前記主バネ18及び前記芯バネ19が方向C、前記ピストン9が方向Dへ戻され始めると、これらに伴って、前記従動ギヤ5が時計方向Aに回動し、前記主軸3が反時計方向Bに回動することで、扉は閉じ始める。
FIG. 10 shows a state in which the opened door starts to close. When the force in the opening direction with respect to the door is released, the door is closed by the elasticity of the
That is, when the
扉が閉じ始められると、前記ピストン9内の前記弁体21は前記油孔9aを塞ぎ、前記ピストン9側の前記作動油Wは、前記第1調節孔1d及び前記第2調節孔1eから、前記作動油通路1fを通り前記作動室33へ流れ込む。
When the door is started to close, the
図11は、扉が180度開いた状態から90度扉を閉めたときの状態を示すものである。
このときの前記作動油Wの流れ方は、上記図10に示した場合と同様である。
FIG. 11 shows a state when the door is closed 90 degrees from a state where the door is opened 180 degrees.
The way of flowing the hydraulic oil W at this time is the same as that shown in FIG.
図12に示すように、扉を90度から更に閉じられると、前記主バネ18及び前記芯バネ19の弾性力によって方向Cに付勢し、前記バネロッド11における前記当接円弧部材12によって、前記従動ギヤ5は時計方向Aに回動することにより、前記ピストンロッド6及び前記ピストン9は更に方向Dへ移動する。これによって、前記ピストン9は、前記フロアヒンジ本体1における前記隔壁1の前記第2調節孔1eを塞ぐようになる。従って、この状態では、前記作動油Wは前記第2調節孔1eから流れなくなり、前記第1調節孔1dからのみ前記作動室33へ流れるようになる。
As shown in FIG. 12, when the door is further closed from 90 degrees, it is urged in the direction C by the elastic force of the
図13は、扉が閉扉した状態を示すものである。
上述のようにして、前記フロアヒンジ本体1内の前記作動油W及び前記主バネ18及び前記芯バネ19が作用することにより、扉は開閉される。
FIG. 13 shows a state where the door is closed.
As described above, the door is opened and closed by the action of the hydraulic oil W, the
本願発明のフロアヒンジを取り付けた扉において、JIS A 1510−3に基づき、以下のような開閉力試験を行い、開き力及び閉じ力の測定を行った。
(試験方法)
開き力の測定は、試験体の速度調整弁を全開にして扉の閉じ速度(閉じ速度は、“速い”は、70度から全閉までの時間が約3秒、“遅い”は約20秒、“中間”は5〜8秒程度をいう。)を“速い”にした後、試験体の閉扉状態から、プッシュプルゲージの指示値が読み取れる程度の緩やかな速さで、手動によって開きながら、開き角度0〜5度間を通過するときの力の最大値を測定し、力のモーメントを求める。
閉じ力の測定は、試験体の速度調整弁を全開にして、扉の閉じ速度を“速い”にした後、試験扉を開き角度約20度の位置から、試験体の閉じ力によって試験扉を閉じながら、開き角度5〜0度間を通過するときの力の最大値を測定して力のモーメントを求める。このとき試験扉は、プッシュプルゲージの指示値が読み取れる程度の緩やかな速さ(試験扉が緩やかに閉じるように、試験扉に取り付けたプッシュプルゲージの取っ手部に、閉じ力と反対向きの人力を適度に加える。)で閉じる。
また、JISの開閉力測定に規定の扉開き角度0〜5度における最大値のみの測定ではなく、全体の開閉力の推移をみるために、15度刻みで同様の測定方法により測定を行った。
(試験結果)
表1に、閉鎖力増大手段を有していない従来品と本願発明品における開き力と閉じ力の試験結果を示す。また、表2に、閉鎖力増大手段を有していない従来品と本願発明品における開き力と閉じ力の試験結果に基づく開閉効率を示す。
また、閉じ力においても、開閉トルクの数値を大きく下げることができ、また、扉の開き角度によることなく、その数値を均一化することができた。
これによって、表2に示すように、本願発明品は、扉の開閉効率を向上させることができた。
In the door to which the floor hinge of the present invention was attached, the following opening / closing force test was performed based on JIS A 1510-3, and the opening force and the closing force were measured.
(Test method)
The opening force is measured by fully opening the speed adjustment valve of the test piece and closing speed of the door (the closing speed is “fast” is about 3 seconds from 70 degrees to fully closed, and “slow” is about 20 seconds) , “Intermediate” means about 5 to 8 seconds.) After “fast” is set, the test specimen is closed at a moderate speed so that the indication value of the push-pull gauge can be read from the closed state. The maximum value of force when passing through an opening angle of 0 to 5 degrees is measured, and the moment of force is obtained.
To measure the closing force, open the speed adjustment valve of the test piece to make the door closing speed “fast”, then open the test door and open the test door from the position of about 20 degrees by the closing force of the test piece. While closing, the maximum value of force when passing through an opening angle of 5 to 0 degrees is measured to determine the moment of force. At this time, the test door has a gentle speed that can read the indication value of the push-pull gauge (the push-pull gauge handle attached to the test door has a human force opposite to the closing force so that the test door closes gently. Add moderately.)
Moreover, in order to see the transition of the entire opening and closing force, instead of measuring only the maximum value at the
(Test results)
Table 1 shows the test results of the opening force and the closing force in the conventional product that does not have the closing force increasing means and the product of the present invention. Table 2 shows the opening and closing efficiency based on the test results of the opening force and the closing force in the conventional product not having the closing force increasing means and the product of the present invention.
Moreover, the numerical value of the opening / closing torque can be greatly reduced in the closing force, and the numerical value can be made uniform regardless of the door opening angle.
Thereby, as shown in Table 2, the present invention product was able to improve the opening and closing efficiency of the door.
以上、説明した本発明の実施例1に係る扉閉鎖装置によれば、建物の扉を下部等で支持して、開かれた扉を自動的に閉鎖する為の扉閉鎖装置において、前記従動ギヤ5の一部をカム形状として、その回動により前記当接円弧部材12及び前記バネロッド11を介して前記主バネ18等に作用させることで、図16の前記従来品における前記操作レバー59、前記操作ローラ60、前記連結片54及び前記第1バネ56の部品を削除することができる。これによって、前記フロアヒンジ本体1自体の省スペース化、部品削減によるコストダウンも同時に図ることができる。また、従来品よりも前記フロアヒンジ本体1に内部構造が簡素化するため、部品点数の多かった従来品よりも壊れにくくなるとともに、組立における生産効率も向上する。これらは、所謂部品点数の削減による効果であり、本願発明の主たる効果は以下のものである。
すなわち、扉の開閉時において、常に、前記従動ギヤ5における前記当接円弧部材12と当接部5bの当接箇所を、前記当接円弧部材12の進行方向に対する軸線Xから、カム形状である前記当接部5bにおける曲率半径の中心に向かって当接角度αを有して当接させることで、表1に示すように、扉の開閉時における作動力をほぼ一定で安定させることができることにある。
これによって、扉の開扉時及び閉扉時において、表2に示すように、扉の開閉効率を向上させることができる。従って、扉の開扉と閉扉を略同様の作用力で行うことができ、開扉時に大きい力を有する等という問題もなくなる。
As described above, according to the door closing device according to the first embodiment of the present invention, in the door closing device for automatically closing the opened door by supporting the door of the building at the lower part or the like, the driven gear is provided. 16 is made to have a cam shape and is caused to act on the
That is, when the door is opened and closed, the contact portion between the
As a result, as shown in Table 2, the door opening and closing efficiency can be improved when the door is opened and closed. Therefore, the door can be opened and closed with substantially the same acting force, and there is no problem of having a large force when the door is opened.
本発明の扉閉鎖装置の実施例1と略同一構造であるが、90度開閉可能且つ扉の開閉保持機構付きフロアヒンジを図14乃至図15に基づいて説明する。
全体の構成は略同一であるが、図14に示すように、前記従動ギヤ5における前記当接円弧部材12との当接部5bにおける形状が異なるものである。以下、相違点についてのみ説明する。
A door hinge having substantially the same structure as that of the first embodiment of the door closing device of the present invention but capable of opening and closing by 90 degrees and having a door opening / closing holding mechanism will be described with reference to FIGS.
Although the overall configuration is substantially the same, as shown in FIG. 14, the shape of the
図14に示すように、前記従動ギヤ5と略同一形状であるが、前記当接部5bに窪み部5c及び保持部5dが設けられている点で異なる。
前記窪み部5c及び前記保持部5dは、扉の開閉保持のために設けられており、前記窪み部5cは、前記当接円弧部材12を覆設するよう、前記当接円弧部材12と略同一直径から形成されている。一方、前記保持部5dは、前記窪み部5cの両端部に所定の寸法によって丸められ、前記当接円弧部材12との耐久性の向上のために設けられている。
また、前記実施例1と同様にして、前記従動ギヤ5における前記当接円弧部材12と当接部5bの当接箇所は、前記当接円弧部材12の進行方向に対する軸線Xから、カム形状である前記当接部5bにおける曲率半径の中心に向かって当接角度βを有して当接される。
また、前記当接部5bにおける前記窪み部5c及び前記保持部5dは、扉が90度開扉した状態で開閉保持されるよう、前記従動ギヤ5における前記当接部に設けられている。
As shown in FIG. 14, the shape is substantially the same as that of the driven
The
Similarly to the first embodiment, the contact location of the
Moreover, the said recessed
作動時においては、扉が開扉され、開閉保持されるまでは、前記従動ギヤ5における前記当接部5bは前記当接円弧部材12と当接角度βを常に有して回動される。
後に、扉が90度開扉すると、図15に示すように、前記当接部5bにおける前記窪み部5cは、前記当接円弧部材12における円弧の一部を覆設し、前記窪み部5cの両端部に位置する前記保持部5dによって、前記当接円弧部材12は保持される。これによって、扉の開閉が保持される。
In operation, the
When the door is opened 90 degrees later, as shown in FIG. 15, the recessed
前記従動ギヤ5における前記当接部5bの前記窪み部5cは、前記当接円弧部材12の円弧に覆設する部分が多ければ、扉の保持力は増加する。一方で、扉の開閉保持状態を解除するときは、扉を保持する力が強い為、前記当接円弧部材12に対する拗れが大きくなるので、耐久性が悪くなる。
また、前記保持部5dは、大きくなだらかな方が前記当接円弧部材12に対する耐久性は良くなるが、扉を保持する力が弱くなる。一方、前記保持部5dを小さくしすぎると、前記当接円弧部材12及び前記保持部5dが削られ、摩耗することにより、扉の保持力が低下することになる。
If the recessed
In addition, the larger and gentler the holding
本実施例においては、前記実施例1と同様、前記フロアヒンジ本体1における前記バネロッド11と前記バネロッドソケット14との開閉時の振動による衝撃音の発生を防止し、開閉効率を良好にするために、当接角度βは任意に設定できるものである。
In the present embodiment, as in the first embodiment, in order to prevent the generation of impact sound due to vibrations when the
また、前記実施例1及び前記実施例2においては、本願発明の実施の形態に係る前記フロアヒンジ本体1は、建物に設けた開閉する扉の下部を支持すべく、床面に埋め込まれるものとしているが、前記フロアヒンジ本体1を扉の上方に設置して、建物に設けた開閉する扉の上部を支持するようにすることもできる。
Moreover, in the said Example 1 and the said Example 2, the said floor hinge
また、前記実施例1及び前記実施例2において、当接角度α及び当接角度βは、フロアヒンジの仕様により任意に変更ができるものである。すなわち、前記実施例1及び前記実施例2のいずれの前記従動ギヤ5の前記当接部5bにおいても、前記実施例1及び前記実施例2に係る形状に限られるものではない。
Moreover, in the said Example 1 and the said Example 2, contact angle (alpha) and contact angle (beta) can be changed arbitrarily by the specification of a floor hinge. That is, the
1 フロアヒンジ本体
1a 収納部
1b 回転止め
1c 回転止め
1d 第1調節孔
1e 第2調節孔
1f 作動油通路
1g 隔壁
2 上蓋
2a 上蓋用パッキン
3 主軸
3a 歯車
4 従動ギヤ軸
5 従動ギヤ
5a 歯車
5b 当接部
5c 窪み部
5d 保持部
6 ピストンロッド
7 ジョイントピン
8 ピストンピン
9 ピストン
9a 油孔
10 フィルタ
11 バネロッド
12 当接円弧部材
13 ピン
13a ブッシュ
14 バネロッドソケット
15 回り止めピン
16 バネ受け座
17 ボルト
18 主バネ
19 芯バネ
20 マグネット
21 弁体
22 横蓋
23 Oリング
24 栓
25 調節バルブ
25a Oリング
26 ピストン用フィルタ
27 シール
28 鋼球
29 鋼球受け皿
30 スペーサー
31 ベアリング
32 Oリング
33 作動室
34 ボルト
35 樹脂蓋
36 バネピン
50 フロアヒンジ本体
50a 収納部
50b 仕切り壁
50c シリンダ室
50d シリンダ室
50e 隔壁
50f 作動油通路
51 主軸
52 従動ギヤ軸
53 従動ギヤ
54 連結片
55 ピストンロッド
56 第1バネ
57 ピストン
57a 油孔
58 押圧ローラ
59 操作レバー
60 操作ローラ
61 バネロッド
62 第2バネ
63 フィルタ
64 弁体
65 調節孔
66 バルブ
W 作動油
DESCRIPTION OF
Claims (3)
扉が開閉する際に作用油が通過する通過孔が前記ピストン及び前記作動室の所定の位置に形成され、扉が閉じる際に通過孔を通過する作動油の量を調節することにより、扉の閉鎖途中の速度を調節するようにした扉閉鎖装置において、
バネの弾性力により直線運動するバネロッドの一端部に設けられる当接円弧部材と、
主軸の回動に伴って回動する従動ギヤを有して、
当接部をカム形状とした前記従動ギヤと前記当接円弧部材が当接してなることを特徴とする扉閉鎖装置。 A main shaft that is the center of rotation of the door that opens and closes with respect to the opening provided in the building, a piston that moves in the working chamber as the main shaft rotates by opening and closing the door, and a spring that biases the piston toward the door closing direction And
A passage hole through which the working oil passes when the door opens and closes is formed at a predetermined position of the piston and the working chamber, and by adjusting the amount of hydraulic oil that passes through the passage hole when the door closes, In the door closing device that adjusts the speed during closing,
A contact arc member provided at one end of a spring rod that linearly moves by the elastic force of the spring;
It has a driven gear that rotates as the main shaft rotates,
A door closing device characterized in that the driven gear having a contact portion cam-shaped and the contact arc member are in contact.
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