JP2009051245A - 駆動装置及び自動車 - Google Patents

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祐紀 桑本
Akiyuki Suzuki
章之 鈴木
Yusuke Nemoto
祐介 根本
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和也 藤田
Akira Nakata
明 中田
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Abstract

【課題】回転電機のロータによるオイルの攪拌を抑制しつつ、より車体上下方向の寸法が小さく低重心化された駆動装置及び自動車を提供する。
【解決手段】自動車1に搭載されている駆動装置20は、回転電機MG1,MG2を収容する機構収容室24の底にオイルが溜められた状態で作動して、回転電機MG1,MG2からの機械的動力を駆動軸90に伝達する。駆動装置20の外装をなすハウジング22のうち、回転電機MG1,MG2の車体下方には、回転電機MG1,MG2に電力を供給可能な、インバータ61,62等の電力供給装置60が設けられている。回転電機MG1,MG2のロータ51,52がオイルを攪拌することを抑制しつつ、駆動装置20の車体上下方向の寸法をなるべく小さくすると共に、低重心化を図ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機からの機械的動力を駆動軸に伝達可能な駆動装置と、当該回転電機に電力を供給可能な電力供給装置とを備えた自動車に関し、特に、回転電機を収容する収容室の底に油が溜められた状態で作動する駆動装置と、これを備えた自動車に関する。
近年、自動車においては、原動機として、燃料のエネルギを機械的動力に変換して出力する内燃機関に加えて、電気エネルギを機械的動力に変換して出力する電動機や、駆動軸からの機械的動力を電気エネルギに変換して回収する発電機等のいわゆる回転電機を備えたものが知られている。
このような自動車において、内燃機関からの機械的動力を受けて駆動軸に出力する駆動装置には、一般的に、内燃機関からの機械的動力を駆動軸に伝達させる動力伝達機構に加えて、電動機や発電機等の回転電機が、動力伝達機構と共に設けられている。なお、動力伝達機構には、原動機からの機械的動力を変速する変速機、回転速度を減速させトルクを増大させて機械的動力を伝達する減速機構、機械的動力を左右の駆動軸に分配する差動装置(ディファレンシャル機構)等がある。
駆動装置には、例えば、内燃機関及び回転電機からの機械的動力を、遊星歯車機構などにより分割・統合し、減速機構及び差動装置を介して左右の駆動軸に伝達するもの、いわゆるハイブリッド車用トランスアクスル等が知られている。このような駆動装置は、一般的に、電動機や発電機等の回転電機と差動装置が同一のハウジング内に収容されており、回転電機と差動装置を収容する収容室の底にオイルが溜められた状態で作動する。
また、このような駆動装置を備えた自動車には、通常、回転電機との間で電力を供給可能であり、且つ回転電機から電力を回収可能な電力供給装置が設けられている。電力供給装置には、例えば、二次電池からの直流電力を交流電力に変換して回転電機に供給するインバータ等がある。
下記の特許文献1には、回転電機を収容する駆動装置のケース(ハウジング)の頂壁に、インバータが固定されている構造が開示されている。また、特許文献1の駆動装置においては、ケース内に、主に電動機として機能する回転電機である駆動モータと、主に発電機として機能する回転電機である発電機モータと、差動装置が同一のケース内に収容されており、駆動装置から駆動モータの回転軸(SH2)及び発電機モータの回転軸(SH1)は、差動装置の回転中心(SH4)に比べて車体上方に高く設定されている。
特開2001−119898号公報
ところで、このような駆動装置は、内燃機関と結合されて、自動車の車体前方のボンネットフードの車体下方に配設されることが多い。自動車には、歩行者保護の観点からボンネットフード下に、所定寸法の空隙を設けることが必要となっており、駆動装置には、車両搭載状態において上下方向の寸法をなるべく小さくすることが求められており、また、自動車の走行安定性の観点から、低重心化を図ることが求められている。しかし、特許文献1に記載の駆動装置では、駆動装置ケースの頂壁にインバータ等の電力供給装置を固定しているため、インバータを含む駆動装置の車体上下方向の寸法が大きく、インバータが頂壁に設けられているため、インバータを含めた駆動装置としての重心が高くなってしまうという問題がある。
また、特許文献1の駆動装置では、差動装置が駆動モータや発電機モータ等の回転電機に比べて車体下方に突出して配設されている。駆動装置において、差動装置の回転中心を車体下方に設定して、ケース内の底にあるオイルをリングギアが掻き揚げることで、差動装置内の潤滑必要部位にオイルを供給すると共に、駆動モータのロータがケースの底にあるオイルに浸からないようにしている。
しかし、特許文献1の駆動装置のように、差動装置と、回転電機(駆動モータ)を配置すると、回転電機のロータがオイルの攪拌抵抗を受けることを抑制することができるものの、駆動装置の車体上下方向の寸法が大きくなるという問題がある。また、駆動モータ等の回転電機は、一般的に、他の構成部品に比べて重量があるため、駆動装置の重心が高くなってしまうという問題がある。
これを対策するため、駆動装置において、駆動モータや発電機モータ等の回転電機の回転軸を、差動装置の回転中心と車体上下方向において同等の高さに設定すると、回転電機のロータが、駆動装置のケース内の底に溜められているオイルに浸かってしまい、回転電機の作動時において、ロータが受けるオイルの攪拌抵抗が大きくなり、自動車の燃費が悪化するという問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回転電機のロータによるオイルの攪拌を抑制しつつ、より車体上下方向の寸法が小さく低重心化された駆動装置及びこれを備えた自動車を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る自動車は、回転電機を収容する機構収容室の底にオイルが溜められた状態で作動して、回転電機からの機械的動力を駆動軸に伝達可能な駆動装置と、当該回転電機に電力を供給可能な電力供給装置とを備えた自動車であって、電力供給装置は、駆動装置の外装をなすハウジング内に設けられおり、且つ当該ハウジング内のうち回転電機の車体下方に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る自動車において、駆動装置は、機構収容室内に、回転電機からの機械的動力を左右の駆動軸に分配可能な差動装置を備えるものとすることができ、差動装置の回転中心は、回転電機のロータの回転軸に比べて車体下方に設定されており、機構収容室に溜められているオイルに差動装置の一部を浸漬させているものとすることができる。
本発明に係る自動車において、駆動装置のうち、回転電機と電力供給装置との間には、ラジエータからの冷却液が流通可能な冷却液通路が設けられているものとすることができる。
本発明に係る自動車において、駆動装置のハウジング内には、回転電機を収容する機構収容室と、電力供給装置を収容する電力装置収容室に仕切る隔壁が設けられているものとすることができ、前記冷却液通路は、当該隔壁内に形成されているものとすることができる。
本発明に係る自動車において、回転電機は、電動機としての機能と発電機としての機能とを兼ね備えたモータジェネレータであるものとすることができ、電力供給装置は、二次電池からの直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータに供給可能であり、且つモータジェネレータからの交流電力を直流電力に変換して二次電池に回収可能な、インバータであるものとすることができる。
本発明に係る駆動装置は、回転電機を収容する機構収容室の底にオイルが溜められた状態で作動して、回転電機からの機械的動力を駆動軸に伝達可能な駆動装置であって、車両搭載状態において、駆動装置の外装をなすハウジング内のうち、回転電機の車体下方には、回転電機に電力を供給可能な電力供給装置が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、インバータ等の電力供給装置をハウジングの頂壁に設ける場合に比べて、駆動装置の車体上下方向の寸法をなるべく小さくすることができると共に低重心化を図ることができる。ハウジング内において、回転電機が電力供給装置に比べて車体上方に配設されることとなるため、回転電機を収容する機構収容室の底に溜められたオイルを、回転電機のロータが攪拌してしまうことを抑制することができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
まず、本実施例に係る駆動装置を備えた自動車の概略構成について、図1を用いて説明する。図1は、自動車の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、自動車1は、これを推進するために、内燃機関10と、発電可能な電動機である回転電機MG1,MG2が設けられており、内燃機関10と回転電機MG1,MG2を原動機として併用又は選択使用する、いわゆるハイブリッド自動車である。これら原動機は、自動車1全体を制御するハイブリッド車用電子制御装置100(以下、HVECUと記す)により、協調して作動するよう制御される。回転電機MG1,MG2は、後述する動力分割統合機構30、減速機構70、及び差動装置80と共に、駆動装置20を構成している。駆動装置20は、内燃機関10と結合されて自動車1に搭載される。
内燃機関10は、図示しない燃料噴射装置、スロットル弁装置、及び各種センサを有しており、これら装置は、HVECU100により制御される。HVECU100は、内燃機関10が出力する機械的動力を調整することが可能となっている。内燃機関10は、クランク軸12から駆動装置20に機械的動力を出力する。
駆動装置20には、原動機として、回転電機MG1,MG2が設けられている。回転電機MG1及びMG2は、供給された電力を機械的動力に変換する電動機としての機能と、入力された機械的動力を電力に変換する発電機としての機能とを兼ね備えた、いわゆるモータジェネレータである。回転電機MG1は、主に発電機として用いられ、一方、回転電機MG2は、主に電動機として用いられる。回転電機MG1,MG2は、永久磁石式交流同期モータ(ブラシレスDCモータ)等で構成されており、後述するインバータ61,62から交流電力の供給を受けて回転磁界を形成するステータ53,54と、回転磁界に引き付けられて回転するロータ51,52とを有している。ロータ51,52は、後述する動力分割統合機構30に結合されている。
また、駆動装置20には、回転電機MG1,MG2に電力を供給する電力供給装置として、それぞれインバータ61,62が設けられている。インバータ61,62は、それぞれ、回転電機MG1,MG2に対応して設けられており、ステータ53,54に接続されている。インバータ61,62は、二次電池108から供給される直流電力を交流電力に変換して、それぞれ対応する回転電機MG1,MG2に供給することが可能に構成されている。また、回転電機MG1,MG2からの交流電力を直流電力に変換して二次電池108に回収することも可能に構成されている。インバータ61,62の電力供給及び電力回収は、後述するモータECU66により制御される。
また、駆動装置20には、回転電機MG1,MG2を制御するための電子制御装置66(以下、モータECUと記す)が設けられている。モータECU66は、HVECU100から要求トルクに係る信号を受け、インバータ61,62を制御することで、回転電機MG1,MG2が出力するトルクを調整することが可能となっている。モータECU66は、回転電機MG1,MG2の電動機/発電機としての機能の切換えと、回転電機MG1及びMG2が発生する機械的動力、又は回収する電力を制御する。
また、駆動装置20には、内燃機関10及び回転電機MG1,MG2が出力した機械的動力を駆動軸90に伝達する動力伝達機構として、内燃機関10が出力した機械的動力を分割する動力分割統合機構30と、動力分割統合機構30から伝達された回転を減速しトルクを増大させる減速機構70と、減速機構70から伝達された機械的動力を左右の駆動軸90に分配して出力する差動装置80が設けられている。
動力分割統合機構30は、2つのシングルピニオン式遊星歯車30a,30cで構成されている。詳細には、内燃機関10が出力した機械的動力を、回転電機MG1を駆動する機械的動力と減速機構70を駆動する機械的動力に分割可能な動力分割遊星歯車30aと、回転電機MG2が出力した機械的動力を、回転速度を減速しトルクを増大させて減速機構70に伝達可能な減速遊星歯車30cとを有している。動力分割統合機構30において、動力分割遊星歯車30aと減速遊星歯車30cは、同心配置されており、動力分割遊星歯車30aのリングギア36aと減速遊星歯車30cのリングギア36cが一体に結合されている。リングギア36a,36cの外周側には、減速機構70のカウンタシャフト76を駆動するカウンタドライブギア44が設けられている。
動力分割遊星歯車30aにおいて、プラネタリキャリア34は、内燃機関10のクランク軸12に結合されており、サンギア32は、回転電機MG1のロータ51に結合されている。動力分割遊星歯車30aは、内燃機関10がクランク軸12から出力した機械的動力を、プラネタリキャリア34が支持するプラネタリピニオン33から、サンギア32に伝達する機械的動力と、リングギア36aに伝達する機械的動力に分割する。内燃機関10からサンギア32に伝達された機械的動力は、回転電機MG1に伝達されて、ここで発電に供される。
一方、減速遊星歯車30cにおいて、プラネタリキャリア41は、駆動装置20のハウジングに固定されており、サンギア38は、回転電機MG2のロータ52に結合されている。減速遊星歯車30cは、回転電機MG2がロータ52から出力した機械的動力を、プラネタリキャリア41が支持するプラネタリピニオン43を介して、回転速度を減速しトルクを増大させてリングギア36cに伝達する。動力分割統合機構30は、回転電機MG2からリングギア36cに伝達された機械的動力と、内燃機関10からリングギア36aに伝達された機械的動力を統合して、ドライブギア44から減速機構70に伝達する。
減速機構70は、動力分割統合機構30のカウンタドライブギア44に噛み合うカウンタドリブンギア74と、カウンタドリブンギア74と結合されているカウンタシャフト76と、カウンタシャフト76に結合されており、差動装置80のリングギア82に噛み合うファイナルドライブギア78とを有している。減速機構70は、動力分割統合機構30のリングギア(36a,36c)からの機械的動力を、回転速度を減速しトルクを増大させて差動装置80のリングギア82に伝達する。
差動装置80は、ファイナルドライブギア78と噛み合うリングギア82と、リングギア82に固定されており、一体に回転する差動ケース84とを有している。差動ケース84内には、左右の駆動軸90とそれぞれ結合されている左右一対のサイドギア88と、これら2つのサイドギア88と直交して噛み合う2つの差動ピニオン86と、差動ピニオン86を差動ケース84に対して回転可能に支持するピニオンシャフト85が設けられている。なお、左右の駆動軸90は、左右の駆動輪94にそれぞれ結合されている。
なお、以下の説明において、ピニオンシャフト85を中心とする差動ピニオン86の回転運動を自転と記す。これに対して、駆動軸90の軸心すなわちサイドギア88の回転軸を中心とする、差動ケース84、ピニオンシャフト85、差動ピニオン86の旋回運動を公転と記す。差動装置80の回転中心とは、この公転の中心軸を意味しており、図2に点Dで示す。
差動装置80は、減速機構70から差動ケース84に伝達された回転を、差動ケース84と共に公転するピニオンシャフト85及び差動ピニオン86を介して、サイドギア88に伝達し、駆動軸90を駆動する。これにより、差動装置80及び駆動装置20は、原動機からの機械的動力により、左右の駆動輪94を駆動することができる。
ここで、自動車1が旋回する場合など、左右の駆動輪94、すなわち左右のサイドギア88に回転速度差が生じる場合、差動ピニオン86がピニオンシャフト85を中心に自転することで、左右のサイドギア88に回転速度差を付けることができる。すなわち左右の駆動輪94の回転速度差を差動ピニオン86の自転で吸収することができる。このようにして、差動装置80は、減速機構70からの機械的動力を、左右の駆動軸90に分配して伝達することが可能となっている。
このような差動装置80において、ピニオンシャフト85と差動ピニオン86は、部品同士が摺動可能に接している。また、差動ケース84と駆動軸90も摺動可能に接している。これらの摺接部位は、左右の駆動軸90に回転速度差があるとき、特に潤滑が必要となる部位であり、潤滑のため駆動装置20内のオイルが供給される必要がある部位である。
また、自動車1には、回転電機MG1,MG2に供給する電力を貯蔵する二次電池108が設けられている。二次電池108は、回転電機MG1,MG2に対応して設けられたインバータ61,62に電気的に接続されており、このインバータ61,62を介して、それぞれ回転電機MG1,MG2との間で電気エネルギの充放電が可能となっている。また、自動車1には、二次電池108を監視するための電池監視用電子制御装置104(以下、電池ECUと記す)が設けられている。電池ECU104は、二次電池108の温度や電圧、二次電池108の充放電電流などを監視しており、これら情報から二次電池108の蓄電状態(以下、SOCと記す)を算出している。電池ECU104は、二次電池108のSOCに係る信号を、HVECU100に送出している。
以上のように構成された自動車1は、車両推進時に、内燃機関10及び回転電機MG2を原動機として併用又は選択使用し、これら原動機からの機械的動力を、駆動装置20内の動力伝達機構(30,70,80)により駆動軸90に伝達することで、駆動輪94を駆動して推進することが可能となっている。また、自動車1は、車両減速時において、駆動輪94から駆動装置20に伝達された機械的動力を、回転電機MG2で電力に変換して、二次電池108に回収することも可能となっている。
次に、本実施例に係る自動車に搭載された状態の駆動装置内の部品配置と冷却液通路について、図1及び図2を用いて説明する。図2は、駆動装置の縦断面図であり、自動車に搭載された状態を示す図である。
なお、図2において、矢印Yは、車体の前後方向の前方(以下、車体前方と記す)を示しており、矢印Zは、車体の上下方向の下方(以下、車体下方と記す)を示している。これに対し、車体前方の逆向きを「車体後方」と記し、車体下方の逆向きを「車体上方」と記す。図2は、車両搭載状態における駆動装置を、車体上下方向と車体前後方向で規定される平面で分割した断面となっている。
なお、図2において、回転電機MG1,MG2については、ステータ53,54と、ロータ51,52を示しており、ロータ51,52の軸心を点Mで示している。また、動力分割統合機構30については、カウンタドライブギア44のピッチ円のみを一点鎖線で示している。また、減速機構70については、カウンタドリブンギア74のピッチ円と、ファイナルドライブギア78のピッチ円とを一点鎖線で示しており、カウンタシャフト76の軸心を図に点Cで示している。また、差動装置80については、リングギア82のピッチ円を一点鎖線で示しており、駆動軸90の軸心すなわち差動ケース84の回転中心を図に点Dで示している。
図2に示すように、駆動装置20には、回転電機MG1,MG2と、動力分割統合機構30と、減速機構70に加えて、回転電機MG1,MG2に電力を供給する電力供給装置60を収容するハウジング22が設けられている。ハウジング22は、断面が略矩形をなしており、駆動装置20の外装形状をなしている。
ハウジング22は、自動車1に駆動装置20が搭載された状態(以下、車両搭載状態と記す)において、車体前方に面する前部22fと、車体後方に面する後部22rと、車体上方に面する頂部22tと、車体下方に面する底部22bが一体となって構成されている。車両搭載状態において、前部22f及び後部22rは、車体上方に向かうに従って車体前方に位置するよう延びており、頂部22t及び底部22rは、車体前方に向かうに従って車体下方に位置するよう延びている。つまり、駆動装置20は、ハウジング22の断面の長さ方向(図に矢印Aで示す)が、車体前方に向かうに従って車体下方に位置するよう車体前後方向に対して傾斜を付けて、自動車1に搭載される。
ハウジング22内には、原動機と、原動機からの機械的動力を駆動軸に伝達する動力伝達機構を収容する機構収容室24が設けられている。機構収容室24は、頂部22t、後部22r、底部22bの車両後側、前部22fの車両前側、及び後述する隔壁26,28により囲まれて断面形状が規定されている。機構収容室24は、原動機としての回転電機MG1,MG2と、動力伝達機構としての動力分割統合機構30、減速機構70、及び差動装置80とを収容している。
機構収容室24の底には、動力伝達機構(30,70,80)を潤滑すると共に、回転電機MG1,MG2のステータ53,54を冷却するためのオイルが、所定の油面レベル(図に二点鎖線Lで示す)となるよう貯留されている。つまり、駆動装置20は、回転電機MG1,MG2及び動力伝達機構(30,70,80)を収容する機構収容室24の底にオイルが溜められた状態で作動する。
機構収容室24の溜められているオイルの油面レベルLは、少なくとも差動装置80のリングギア82がオイルに浸かるような位置に設定されている。駆動装置20が作動して、差動装置80のリングギア82が回転すると、リングギア82がオイルを掻き揚げて、差動装置80の潤滑必要部位、例えば、ピニオンシャフト85と差動ピニオン86との間の摺接部位や、差動ケース84と駆動軸90との間の摺接部位に、オイルを供給して潤滑することが可能となっている。
また、油面レベルLは、回転電機MG1,MG2のロータ51,52が、オイルに浸からないような位置に設定されている。これにより、回転電機MG1,MG2のロータ51,52がオイルを攪拌して攪拌抵抗を受けてしまうことを抑制することができる。なお、油面レベルLは、回転電機MG1,MG2のロータ51,52によるオイル攪拌抵抗の抑制と、差動装置80の潤滑必要部位へのオイル供給との双方の観点から、最適な位置が設定される。
また、ハウジング22内において、回転電機MG1,MG2の車体下方には、回転電機MG1,MG2に電力を供給する電力供給装置60(図1参照)を収容する電力装置収容室60aが設けられている。本実施例において、電力装置収容室60aには、インバータ61,62と、モータECU66が収容されている。
機構収容室24と、電力装置収容室60aは、一体に結合された2つの方向に延びる隔壁26,28により仕切られている。隔壁26は、回転電機MG1,MG2の車体下方に設けられており、ハウジング22の前部22fから車体後方に延設されている。詳細には、隔壁26は、ハウジング22の底部22bに対して略平行に延びており、車体前方に向かうに従って車体下方に位置するよう、車体前後方向に対して傾斜を付けて延びている。
一方、隔壁28は、差動装置80の車体前方に設けられており、ハウジング22の底部22bから車体上方に延設されている。詳細には、隔壁28は、ハウジング22の前部22fに対して略平行に延びており、車体上方に向かうに従って車体前方に位置するよう、車体上下方向に対して傾斜を付けて延びている。
隔壁28の車体上方の端と、隔壁26の車体後方の端は、略直交して接続されており、隔壁26と隔壁28は、一体に結合されている。電力装置収容室60aは、隔壁26、隔壁28、底部22bの車両前側、及び前部22fの車両下側により囲まれて、その断面形状が規定されている。
このようにして、電力装置収容室60aは、隔壁26、28により、機構収容室24とは隔離された空間として構成されており、機構収容室24の底にあるオイルが流入しないように構成されている。このようにして、電力装置収容室60aは、インバータ61,62及びモータECU66を、ハウジング22内のうち回転電機MG1,MG2の車体下方においてオイルに曝すことなく収容している。インバータ61,62と、これに対応する回転電機MG1,MG2のステータ53,54は、隔壁28を貫通して設けられた図示しないバスバーにより電気的に接続されており、インバータ61,62は、二次電池108からの直流電力を交流電力に変換して、バスバーを通じてステータ53,54に供給することが可能となっている。
以上のように、駆動装置20のハウジング22内において、回転電機MG1,MG2に電力を供給可能な電力供給装置60すなわちインバータ61,62及びモータECU66は、駆動装置20の外装をなすハウジング22内に設けられており、電力供給装置60は、回転電機MG1,MG2に対して、車体下方に配設されている。すなわち、ハウジング22内において、回転電機MG1,MG2が電力供給装置60の車体上方に設けられている。
また、ハウジング22内において、差動装置80は、回転電機MG1,MG2及び電力供給装置60に対して車体後方に配設されており、且つ、差動ケース84の回転中心Dが回転電機MG1,MG2のロータ51,52の回転軸Mに比べて車体下方に位置するよう配設して、機構収容室24の底に溜められているオイルに少なくともリングギア82を浸漬させている。つまり、回転電機MG1,MG2は、これを収容する機構収容室24において、回転軸Mが駆動軸90の軸心すなわち差動装置80の回転中心Dに比べて、車体上方に位置するよう配設されてので、ロータ51,52が、機構収容室24の底に溜められているオイルに浸かることがない。このような構造にすることで、駆動装置20は、回転電機MG1,MG2のロータ51,52が機構収容室24の底に溜められているオイルを攪拌してしまうことを抑制している。
また、自動車1には、駆動装置20を冷却するための冷却系部品として、内部を流通する冷却液の熱を大気に放散させて冷却するラジエータ120と、ラジエータ120で冷却された冷却液を駆動装置20に送るフィード管路122と、駆動装置20からの熱を受けて高温となった冷却液をラジエータ120に戻すリターン管路126が設けられている。なお、フィード管路122及びリターン管路126は、複数の金属配管やホース等を接続して構成することができる。
一方、駆動装置20において、ハウジング22の前部22f内には、ラジエータ120からの冷却液が流通する冷却液通路23f(図中、冷却液の流動経路をFで示す)が、前部22fに沿って形成されている。加えて、隔壁26内には、ラジエータ120からの冷却液が流通する冷却液通路23b(図中、冷却液の流動経路をBで示す)が、隔壁26に沿って形成されている。なお、冷却液通路23f,23bの側壁には、図示しないフィンが設けられており、ハウジング22の前部22f及び隔壁26と冷却液と間における熱交換を促進している。
ラジエータ120からの冷却液は、フィード管路122を通って、ハウジング22の前部22f内に形成された冷却液通路23fに流入する。冷却液通路23fに流入した冷却液は、さらに、隔壁26内に形成された冷却液通路23bに流入する。隔壁26内の冷却液通路23bを流れる冷却液は、隔壁26の両側に近接して設けられたインバータ61,62及び回転電機MG1,MG2のステータ53,54から熱をうけて、前部22fの冷却液通路23fに戻る。冷却液通路23fに戻った冷却液は、前部22f内を車体上方に流れて、前部22fに近接する回転電機MG1,MG2のステータ53,54から熱を受けて、リターン管路126に流出する。リターン管路126からラジエータ120に流入した冷却液は、ここで熱を放散する。
このように、駆動装置20のうち、回転電機MG1,MG2のステータ53,54と、電力供給装置60(インバータ61,62及びモータECU66)との間を仕切る隔壁26は、これら発熱部品を冷却するため、ラジエータ120からの冷却液が流通可能な冷却液通路23bが設けられている。これにより、回転電機MG1,MG2と、車体下方に設けられた電力供給装置60との双方を効率よく冷却して、外装をなすハウジング22内において回転電機MG1,MG2の車体下方に電力供給装置60が設けられた駆動装置20を実現することができる。
以上に説明したように本実施例において、自動車1は、回転電機MG1,MG2を収容する機構収容室24の底にオイルが溜められた状態で作動して、回転電機MG1,MG2からの機械的動力を駆動軸90に伝達可能な駆動装置20と、当該回転電機MG1,MG2に電力を供給可能な電力供給装置60(61,62,66)とを備えており、電力供給装置60は、駆動装置20の外装をなすハウジング22内に設けられおり、且つハウジング22内のうち回転電機MG1,MG2より車体下方に設けられているものとした。
これにより、インバータ61,62等の電力供給装置60をハウジング22の頂壁22tに設ける場合に比べて、駆動装置20の車体上下方向の寸法をなるべく小さくすることができると共に、駆動装置20の低重心化を図ることができる。ハウジング22内において、回転電機MG1,MG2が電力供給装置60に比べて車体上方に配設されることとなるため、回転電機MG1,MG2を収容する機構収容室24の底に溜められたオイルを、回転電機MG1,MG2のロータ51,52が攪拌してしまうことを抑制することができる。また、電力供給装置60と回転電機MG1,MG2との間に設けられる電力供給用のケーブルやバスバー等を極力短いものにすることができる。
また、本実施例において、駆動装置20は、回転電機MG1,MG2からの機械的動力を左右の駆動軸90に分配して伝達可能な差動装置80を、機構収容室24内に備えるものであり、差動装置80の回転中心Dは、回転電機MG1,MG2のロータ51,52の回転軸Mに比べて車体下方に設定されており、機構収容室24に溜められているオイルに差動装置80の一部(例えば、リングギア82)を浸漬させているものとした。
これにより、回転電機MG1,MG2のロータ51,52がオイルを攪拌してしまうことを抑制しつつ、差動装置80のリングギア82等が機構収容室24の底にあるオイルを掻き揚げて、差動装置80の潤滑必要部位(例えば、ピニオンシャフト85と差動ピニオン86との間の摺接部位や、差動ケース84と駆動軸90との間の摺接部位)にオイルを供給して良好に潤滑することができる。差動装置80の潤滑を良好なものとしつつ、回転電機MG1,MG2のロータ51,52が受けるオイルの攪拌抵抗を抑制することができる。
また、本実施例では、駆動装置20のうち回転電機MG1,MG2と電力供給装置60との間には、ラジエータ120からの冷却液が流通可能な冷却液通路23bが設けられているものとしたので、回転電機MG1,MG2のステータ53,54や、電力供給装置60を構成するインバータ61,62等の発熱部品を効率良く冷却することができる。駆動装置20に熱的な問題を生じさせることなく、回転電機MG1,MG2の車体下方に電力供給装置60が配設された構造を実現することができる。
また、本実施例では、駆動装置20のハウジング22内には、回転電機MG1,MG2を収容する機構収容室24と、電力供給装置60を収容する電力装置収容室60aとを仕切る隔壁(26,28)が設けられており、前記冷却液通路23bは、当該隔壁26内に形成されているものとした。隔壁(26,28)により、ハウジング22内を、オイルが底に溜められる機構収容室24と、オイルが流入しないよう隔離された電力装置収容室60aに仕切りつつ、電力装置収容室60aに収容された電力供給装置60と、隔壁26を隔てて電力供給装置60の車体上方に設けられた回転電機MG1,MG2を、隔壁26内の冷却液通路23bを流れる冷却液により冷却することができる。
なお、上述した本実施例において、駆動装置20のハウジング22内に形成された電力装置収容室60aには、電力供給装置60として、インバータ61,62と、モータECU66を収容するものとしたが、電力装置収容室60aに収容される電力供給装置60の態様は、これに限定されるものではない。電力供給装置60としてインバータ61,62のみを収容しても良い。また、電力供給装置60として、インバータ61,62、モータECU66に加えて、二次電池108からの直流電流を昇圧してインバータ61,62に供給する昇圧コンバータ(図示せず)を含むものとしても良い。
また、本実施例において、駆動装置20のハウジング22の前部22fに沿って延びる冷却液通路23fと、隔壁26に沿って延びる冷却液通路23bを設けるものとしたが、ラジエータ120からの冷却液を流通させる冷却液通路の態様は、これに限定されるものではない。駆動装置20内に設けられた回転電機MG1,MG2と、これに電力を供給する電力供給装置60との双方を冷却できれば良く、例えば、隔壁26に沿って延びる冷却液通路23bのみを設けるものとしても良いし、ハウジング22の前部22fに沿って延びる冷却液通路23fのみを設けるものとしても良い。
また、本実施例において、駆動装置20は、原動機として回転電機MG1,MG2を有し、回転電機MG1,MG2からの機械的動力を駆動軸90に伝達する動力伝達機構として、動力分割統合機構30と、減速機構70と、差動装置80とを有するものとしたが、本発明が適用可能な駆動装置の態様は、これに限定されるものではない。回転電機からの機械的動力を駆動軸に伝達可能な駆動装置であれば良く、例えば、1つの回転電機からの機械的動力を、減速機構により減速して、差動装置により左右の駆動軸に分配して出力するような駆動装置や、回転電機からの機械的動力をそのまま駆動軸に出力するような駆動装置にも本発明を適用することができる。
また、本実施例において、回転電機MG1,MG2は、供給された電力を機械的動力に変換する電動機としての機能と、入力された機械的動力を電力に変換する発電機としての機能とを兼ね備えた、いわゆるモータジェネレータであるものとしたが、回転電機の機能は、これに限定されるものではない。駆動装置に設けられる回転電機は、電動機としての機能のみを有するものとしても良い。
以上のように、本発明は、回転電機からの機械的動力を駆動軸に伝達可能な駆動装置と、当該回転電機に電力を供給可能な電力供給装置とを備えた自動車に有用であり、特に、回転電機からの機械的動力を左右の駆動軸に分配可能な差動装置を含む駆動装置を備えた自動車に有用である。
本実施例に係る自動車の概略構成を示す模式図である。 本実施例に係る駆動装置の縦断面図であり、自動車に搭載された状態を示す図である。
符号の説明
1 自動車
10 内燃機関(原動機)
20 駆動装置
22 ハウジング
22f ハウジングの前部
22b ハウジングの底部
23f,23b 冷却液通路
26,28 隔壁
30 動力分割統合機構(動力伝達機構)
30a 動力分割遊星歯車
30c 減速遊星歯車
34 プラネタリキャリア
36a,36c リングギア
44 カウンタドライブギア
51,52 回転電機のロータ
53,54 回転電機のステータ
60 電力供給装置
61,62 インバータ
66 回転電機用電子制御装置(モータECU)
70 減速機構(動力伝達機構)
78 ファイナルドライブギア
80 差動装置
82 リングギア
84 差動ケース
90 駆動軸
94 駆動輪
100 ハイブリッド車用電子制御装置(HVECU)
108 二次電池
120 ラジエータ
MG1,MG2 モータジェネレータ(回転電機)
L 油面レベル
Y 車体前後方向の車体前方
Z 車体上下方向の車体下方

Claims (6)

  1. 回転電機を収容する機構収容室の底にオイルが溜められた状態で作動して、回転電機からの機械的動力を駆動軸に伝達可能な駆動装置と、当該回転電機に電力を供給可能な電力供給装置とを備えた自動車であって、
    電力供給装置は、
    駆動装置の外装をなすハウジング内に設けられおり、且つ当該ハウジング内のうち回転電機の車体下方に設けられている
    ことを特徴とする自動車。
  2. 請求項1に記載の自動車において、
    駆動装置は、機構収容室内に、回転電機からの機械的動力を左右の駆動軸に分配可能な差動装置を備えるものであり、
    差動装置の回転中心は、回転電機のロータの回転軸に比べて車体下方に設定されており、機構収容室に溜められているオイルに差動装置の一部を浸漬させている
    ことを特徴とする自動車。
  3. 請求項1又は2に記載の自動車において、
    駆動装置のうち、回転電機と電力供給装置との間には、ラジエータからの冷却液が流通可能な冷却液通路が設けられている
    ことを特徴とする自動車。
  4. 請求項3に記載の自動車において、
    駆動装置のハウジング内には、回転電機を収容する機構収容室と、電力供給装置を収容する電力装置収容室に仕切る隔壁が設けられており、
    前記冷却液通路は、当該隔壁内に形成されている
    ことを特徴とする自動車。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動車において、
    回転電機は、電動機としての機能と発電機としての機能とを兼ね備えたモータジェネレータであり、
    電力供給装置は、二次電池からの直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータに供給可能であり、且つモータジェネレータからの交流電力を直流電力に変換して二次電池に回収可能なインバータである
    ことを特徴とする自動車。
  6. 回転電機を収容する機構収容室の底にオイルが溜められた状態で作動して、回転電機からの機械的動力を駆動軸に伝達可能な駆動装置であって、
    車両搭載状態において、駆動装置の外装をなすハウジング内のうち、回転電機の車体下方には、回転電機に電力を供給可能な電力供給装置が設けられていることを特徴とする駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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