JP2009048383A

JP2009048383A - Ｎ個の抵抗を内蔵した電線

Info

Publication number: JP2009048383A
Application number: JP2007213206A
Authority: JP
Inventors: Kiyoto Yui; 由井清人
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2007-08-18
Filing date: 2007-08-18
Publication date: 2009-03-05

Abstract

【課題】抵抗を内蔵することにより、断線センサとしての機能を与えた電線を提供する。
【解決手段】本電線は任意のところが断線した時に電線の電気抵抗を測定することによりどこが断線したかを検出するものである。これにより、従来、警備用の電線が断線した時、電線の全てを調べるという不合理を改善している。また、従来より存在するポーリング方式の高価な断線センサおよび監視装置によらず安価に等価の機能を提供するものである。
【選択図】図１

Description

本発明は断線識別機能を備えた電線に関するものである。

従来、最も普及している断線センサーは用途に応じて複数個カレントループに接続している。
断線センサーの一つが作動した時、カレントループは断線し電流の流れが遮断し警報がなるようになっている。
本発明はこの断線センサーの機能を電線に一体化させたものである。電線の実際の断線をもってして断線センサーの機能を持たせたものである。

特願2007-210578

従来のＮ個の断線センサーをカレントループに接続した警報装置は、カレントループ接続した電線に流れる電流もしくは電圧を測定しており断線の有無を警報
にて鳴らす物であった。

この結果、断線センサーが作動した時にどのセンサーが作動したかを識別するか難しいという問題があった。
これを解決したものが特許文献１における「
特願2007-210578６」により発明したものである。
本発明は、「
特願2007-210578６」が発明したカレントループ接続するＮ個の断線センサーを接続していた。
「
特願2007-210578６」のＮ個の断線センサーを牧場の柵に利用した場合、任意の間隔で断線センサーを設置する必要がある。
これは煩雑ある。

特願2007-210578において発明した断線センサーを電線に一体化させる。断線センサの検知は電線の実際の切断により行う。
この電線を牧場の外周の柵に電線をひくだけで簡単に設置できる断線警報装置を実現できる。

本発明の実施例について図面を用いて説明する。

これは請求項１、２、３を備えた実施例である。

図１に本実施例を示す。

Ｓ１００１は本請求項１の電線の芯の一つを示すものである。

Ｓ１００２は電線の芯の一つを示すものである。

Ｓ１００３は内蔵する抵抗Ｒである。この抵抗Ｒは任意の値である。ここでは抵抗値ＫＲ１を示すものである。

本図は請求項１，２，３を満たした電線の電気的な等価回路である。実物は絶縁皮膜を被せるものである。
また絶縁皮膜は任意の色とし、Ｓ１００３を配置した所は、外見から分かるようにそこだけ異なる色をつけるものとする。

本実施例の電線は
特願2007-210578のＳ３００１の警報装置に接続して使用するものである。
本実施例は、断線状態をＳ１００１，Ｓ１００２の間の電気抵抗の変化にて識別できるようにした電線である。従い、電気抵抗の変化を測定する機材に接続す
れば機能する。

警報装置から見たとき、いま本実施例がｎ個目とｎ＋１個目のＳ１００３の間で断線断線した時、Ｓ１００１とＳ１００２の間の電気抵抗は次のようなものであ
る。

電気抵抗＝ＫＲ／ｎ

これより、電気抵抗の測定により断線箇所を測定できるものである。

本実施例は請求項４、５を実現したものである。

実施例１に対してダイオードＳ１００４を追加したものである。

Ｓ１００４の接続によりＳ１００１に正の電圧を、Ｓ１００２に負の電圧をかけた時、Ｓ１００３は導通しない。逆電圧をかけたときだけ、電気抵抗を測定で
きるように改良したものである。
Ｓ１００４は、Ｓ１００３の前後どちらに接続しても良い。

本実施例は、この電線に電話などの信号を流せるようにしたものである。電話信号を実施例１に流したときはＳ１００３により信号が減衰して都合が悪い。

本実施例はこれを改善しＳ１００１に正の電圧をかけた時はＳ１００３に電気が流れて信号が減衰しないようにしたものである。
抵抗を測定したい時は、逆電圧をかけて行うものである。この時、Ｓ１００４は導通し実施例１と等価に動作する。

また、電線のＳ１００１側とＳ１００２側は絶縁皮膜の外側に色を違えて、どちらがどちらか判るようにするものとする。

抵抗を内蔵した電線を表す図である。

抵抗とダイオードを内蔵した電線を表す図である。

符号の説明

Ｓ１００１…電線の芯の一つである。

Ｓ１００２…電線の芯の一つである。

Ｓ１００３…電線に組み込む抵抗である。

Ｓ１００４…電線に組み込むダイオードである。

Claims

２芯以上の任意の導通線を備え、少なくともこのうち２芯の間に抵抗素子Ｒにて短絡接続した事を特徴とする電線。
任意の間隔において抵抗Ｒを配置したことを特徴とする請求項１の電線。
任意の間隔において色ないしタグをつけるか形状を変えた請求項２の電線。
請求項１，２，３、の抵抗Ｒに対して直列に前後のどちらかにダイオードＤを接続した事を特徴とする電線。
請求項４において配線したダイオードの極性が判るように電線の絶縁皮膜に色をつけてわかる様にした事を特徴とする電線。
請求項１，２，３，４，５の電線を任意の長さに折りたたむか巻くか丸めて収納できるようにし、必要な長さだけ使用できるようにした事を特徴とするケー
ブル。
請求項１、２，３、４、５，６の電線を接続する事を特徴とする警報システム。