JP2009046442A - 腋臭原因菌用抗菌剤、並びに該抗菌剤を含有する腋臭防止剤 - Google Patents

腋臭原因菌用抗菌剤、並びに該抗菌剤を含有する腋臭防止剤 Download PDF

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【課題】従来の制汗剤、殺菌剤、消臭剤等の体臭防止用薬剤を用いなくとも、腋臭原因菌に対する抗菌力が相乗的に増強された腋臭原因菌用抗菌剤、該抗菌剤を含有する腋臭防止剤の提供。
【解決手段】炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールと、α−ビサボロールとを含有してなる腋臭原因菌用抗菌剤、並びに該腋臭原因菌用抗菌剤を配合した腋臭防止剤とする。1,2−アルカンジオールは、1,2−ヘキサンジオール又は1,2−オクタンジオールを用いるのが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は腋臭原因菌用抗菌剤、並びに該抗菌剤を含有する腋臭防止剤に関する。
人に不快感を与える腋臭は、汗が皮脂と混ざり、それがコリネバクテリウム(Corynebacterium)属菌などの皮膚常在菌により分解され悪臭物質を産生することにより発生する。そこで、従来から、この腋臭を含む体臭の発生を抑制するために、体臭防止用薬剤として、塩化アルミニウム等の制汗剤、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、酸化亜鉛等の消臭剤などが用いられている。しかし、従来の体臭防止用薬剤には、以下のような問題点があった。
アルミニウム塩からなる制汗剤は、蛋白変性作用を有するため、皮膚刺激性が強いという問題があった。トリクロサン等の殺菌剤は、皮脂分泌が多い状態の肌では抗菌力が抑制されるという問題があり、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤は、皮膚刺激性が強いという問題があった。そして、酸化亜鉛等の消臭剤は、臭いを発する物質を吸着等することにより消臭しようとするものであって、悪臭の原因自体を排除できるものではなかった。そこで、従来の体臭防止薬剤を配合しなくとも、十分に腋臭等の悪臭を防止できる腋臭防止剤が望まれている。
一方、本発明に関連する技術として、特許文献1には、1,2−アルカンジオールと体臭防止用薬剤を含有する防臭化粧料が報告されている。しかし、従来の体臭防止用薬剤を必須とするものであって、前記問題点を解決するに至っていない。
特許文献2には、1,2−オクタンジオールが、特にニキビや頭皮のふけを生じさせる細菌、及び乳牛に乳腺炎を生じさせる細菌に対して有効であることが報告されている。しかし、腋臭原因菌に対する抗菌活性については報告されていない。
特許文献3〜5には、1,2−アルカンジオールと特定の香料とを併用することで、大腸菌、緑膿菌などの細菌に対し、抗菌力が相乗的に高められることが報告されているが、腋臭原因菌に対する抗菌活性については報告されていない。また、1,2−アルカンジオールとα−ビサボロールとを併用しても、大腸菌や緑膿菌などの細菌に対して抗菌力は相乗的に高められない。
特許文献6には、ビサボロールと1,2−ペンタンジオールとを配合した、皮膚に対する刺激性が低く、保湿感の良好な化粧料が報告されている。しかし、腋臭防止効果については開示されていない。
特許文献7には、α−ビサボロールが精油中の成分として含まれるカミツレを1,2−ペンタンジオールで抽出し、該植物抽出物を含有する皮膚外用剤が開示されている。しかし、この皮膚外用剤は、抗菌活性、使用感、安全性を良好にすることは報告されているが、ビサボロール自体を含有させようとするものだけではなく、腋臭防止効果についても開示されていない。
特開2003−81801号公報 特表2000−504740号公報 国際公開第2004/28519号パンフレット 国際公開第2004/28520号パンフレット 特開2005−232125号公報 特開平11−60463号公報 特開2000−44419号公報
本発明は前記従来技術に鑑みてなされたものであって、炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールと、α−ビサボロールとを共に用いることにより、従来の体臭防止用薬剤を用いなくとも、腋臭原因菌に対する抗菌力が相乗的に増強させることのできる腋臭原因菌用抗菌剤、該抗菌剤を含有する腋臭防止剤を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールと、α−ビサボロールとを含有してなる腋臭原因菌用抗菌剤、並びに該腋臭原因菌用抗菌剤を含有してなる腋臭防止剤に関する。
本発明の腋臭原因菌用抗菌剤は、選択的に腋臭原因菌に対して抗菌活性を相乗的に増強させるという効果を奏する。また、本発明に係る腋臭原因菌用抗菌剤を含有した腋臭防止剤は、該抗菌剤が腋臭原因菌に対して優れた抗菌活性を発揮することから、従来の体臭防止用薬剤を含有させずとも優れた腋臭防止効果を奏する。
本発明に係る腋臭原因菌用抗菌剤は、腋臭原因菌、特に、コリネバクテリウム(Corynebacterium)属菌に対して、優れた抗菌活性を有することを特徴とするものであって、1,2−アルカンジオールと、α−ビサボロールとを有効成分として含有する。
ここで、腋臭原因菌とは、皮膚常在菌であって汗や皮脂等を分解して悪臭物質を産生する菌を意味し、コリネバクテリウム属菌やブドウ球菌などが挙げられる。本発明の抗菌剤は、少なくとも、コリネバクテリウム属菌に対して、抗菌活性を発揮するものが望ましい。
このような腋臭の原因となるコリネバクテリウム属菌としては、例えば、Corynebacterium minutissimum、Corynebacterium xerosis、Corynebacterium tenuis等が挙げられる。少なくとも、Corynebacterium minutissimumに抗菌活性を有することが望ましい。
本発明に係る第1の成分は、1,2−アルカンジオールである。用いられる1,2−アルカンジオールとしては、下記式(1):

R−CH(OH)−CH−OH (1)
(式中、Rは炭素数3〜8のアルキル基を表す。)

で表される炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールが用いられる。具体的には、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−ノナンジオール、1,2−デカンジオールが挙げられ、これらのうち、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールを用いるのが好ましく、1,2−オクタンジオールを用いるのがより好ましい。尚、本発明においては、これらの1種を単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
本発明に係る第2の成分は、α−ビサボロールである。α−ビサボロールは、カミツレなどの精油にも含まれている成分であり、カミツレなどの植物抽出物を含有させることもできる。
本発明に係る腋臭原因菌用抗菌剤においては、上記した第1の成分と上記した第2の成分の含有量は特に限定されないが、十分な相乗的な抗菌力の増強効果を得る観点から、重量比で0.1:1〜10:1、好ましくは0.2:1〜5:1、さらに好ましくは0.33:1〜3:1となるように配合すると良い。
本発明に係る腋臭原因菌用抗菌剤は、第1の成分である1,2−アルカンジオールと、第2の成分であるα−ビサボロールとを含有するから、後述する実施例に示されるように、第1の成分と第2の成分との相乗効果によって、腋臭原因菌に対して優れた抗菌力の増強作用が発揮される。したがって、塩化アルミニウム等の制汗剤、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、酸化亜鉛等の消臭剤などの従来の体臭防止薬剤を低配合又は配合する必要がなく、極めて安全性及び抗菌活性の高い腋臭原因菌用抗菌剤を得ることができる。
本発明の腋臭原因菌用抗菌剤は、化粧品、医薬品部外品、医薬品などに配合して、デオドラント剤などの腋臭防止剤として使用することができる。具体的には、ローション、エアゾール、スティック、パウダー、ロールオン、クリーム、乳液などの種々の形態に用いることができ、製剤化については、一般に知られている製造方法により製造すれば良い。
腋臭防止剤として使用する場合、本発明の腋臭原因菌用抗菌剤を化粧品等の組成物に配合すれば良く、その配合量は腋臭防止効果が発揮されれば特に限定されないが、組成物中0.01〜20重量%、好ましくは0.05〜5重量%である。配合量が0.01重量%未満の場合、抗菌効果に劣るために、また、20重量%を超えて配合したとしてもそれ以上の効果が望めないからである。
本発明の腋臭原因菌用抗菌剤を用いて腋臭防止剤を調製する場合、例えば、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、クロロヒドロキシアルミニウム、アラントインクロロヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛等の制汗剤;塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ハロカルバン、トリクロロカルバニリド、塩酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、グルコン酸クロルヘキシジン等の殺菌剤;酸化亜鉛などの金属酸化物、アルキルジエタノールアミド、ヒドロキシアパタイト、茶抽出物、香料、酸化防止剤等の消臭剤などの従来の体臭防止用薬剤を配合しても良い。
尚、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他、化粧品、医薬品部外品又は医薬品に通常用いられる成分を適宜任意に配合することができる。例えば、シリコーン類、低級アルコール類、高級アルコール類、増粘剤、保湿剤、界面活性剤、防腐剤、粉体、ビタミン類、動植物エキス、pH調整剤、着色剤、水、噴射剤等を適宜配合することができる。
また、本発明の腋臭原因菌用抗菌剤を配合した腋臭防止剤を使用する場合、悪臭の発生する身体の部位、例えば、腋、足裏、等に、エアゾール、ロールオン等の剤型の形態により塗布するだけで良い。
実施例1
(供試菌)
供試菌として、腋臭原因菌であるCorynebacterium minutissimum ATCC23348を用いた。また、他の細菌に対する抗菌力の相乗的な増強作用を確認するために、グラム陽性菌としてStaphylococcus aureus NBRC13276(黄色ブドウ状球菌)を、グラム陰性菌としてEscherichia coli NBRC3972(大腸菌)、Pseudomonas aeruginosa NBRC13275(緑膿菌)を、酵母としてCandida albicans NBRC1594(口腔カンジダ症菌)を、カビとしてAspergillus niger NBRC9455(クロカビ)を用いた。
(接種用菌液の調製)
酵母及びカビ以外の細菌については、接種用菌液としては、寒天培地で35℃で培養後、更にブイヨン培地に移植して35℃で培養した。得られた培養液をブイヨン培地で約10個/mlに希釈したものを接種用菌液とした。
酵母の場合、30℃で同様に培養して約10個/mlに希釈したものを、カビの場合は、25℃で培養後にTween 80(ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート)2%加生理食塩水に胞子を懸濁させ約10個/mlに調製したものを接種用菌液とした。
(被験物質の希釈系列の調製)
20w/w%エチルセルソルブを希釈溶媒とし、5、4、3、2.5、2.25、2、1.75、1.5、1.25、1w/v%の1,2−オクタンジオール液を調製した。また、α−ビサボロール及び1,2−オクタンジオールとα−ビサボロールの等量混合物については、5w/v%の液を倍倍希釈して希釈系列を調製した。
(最小発育阻止濃度(MIC)の測定)
上記被験物質を含む希釈系列1mLに対して各寒天培地9mLをシャーレに入れ、それぞれについて、上記接種用菌液を約1cmの長さに画線した。培養は、35℃で行い、2日後の菌の生育の有無を判定した。このとき、生育が認められなかった最小の濃度をMICとして求めた。結果を表1〜2に示す。
Figure 2009046442
Figure 2009046442
尚、MICによって、抗菌力を評価することができる。被験物質の濃度が薄いときには微生物への影響はないが、濃度を増していくと発育抑制が起こる。この程度は、濃度に依存して発育抑制が進み、ついには発育が停止する。このときの濃度がMICとして表される。したがって、MIC以上の濃度になると、微生物は死滅していくことになる。
(二元最小発育阻止濃度)
得られた1,2−オクタンジオール、α−ビサボロール、及び1,2−オクタンジオールとα−ビサボロールの混合物の各MICを、1,2−オクタンジオール及びα−ビサボロールの配合量に対してプロットし、二元最小発育阻止濃度図を求めた。
尚、二元最小発育阻止濃度により、抗菌性を有する二種類の物質を配合した場合の作用効果を判定することができる。具体的には、抗菌性を有する二種類の物質を配合した場合、それにより生ずる作用は、相乗作用、相加作用、拮抗作用に大別される。相乗作用とは、二薬剤が相乗的に作用し、本来有する抗菌力が更に増強される作用である。相加作用とは、各薬剤の抗菌力が合わさった作用である。拮抗作用とは、一薬剤が他剤の抗菌力を打ち消す場合の作用である。そして、二元最小発育阻止濃度図による方法は、例えば、図1に示すように、A物質とB物質について、それぞれの割合を変えてMICを測定し、グラフから判定する方法である。これによると、A物質のみにおけるMIC(点A)とB物質のみにおけるMIC(点B)とをプロットした点を結び、両物質を併用したときのMICが、この線上より内側にある場合(点C)は、併用により抗菌力が増強された相乗作用であると、線上(点D)にある場合は相加作用であると、線上より外側にある場合(点E)は、一方又は双方の抗菌力を打ち消し抗菌力を減少させる拮抗作用であると判定することができる。
表1〜2の結果から、1,2−オクタンジオールとα−ビサボロールとの各種細菌に関する二元最小発育阻止濃度を求めた。結果を図2〜図5に示す。
図2〜5の二元最小発育阻止濃度図より、1,2−オクタンジオールとα−ビサボロールとの併用による各種細菌に関する抗菌作用を下記評価基準により判定した。結果を表3に示す。
<評価基準>
○:抗菌効果に相乗作用が認められる。
△:抗菌効果に相加作用が認められる。
×:抗菌効果に拮抗作用が認められる。
Figure 2009046442
(抗菌効果の評価)
表3の結果から、1,2−アルカンジオールと、α−ビサボロールとの組合せにより、腋臭原因菌に対して1,2−アルカンジオール又はα−ビサボロールが本来有する抗菌活性が相乗的に増強されることが認められた。しかし、試験した他の細菌については、1,2−アルカンジオールとの抗菌活性の相乗効果を発揮せず、何れも、抗菌力を打ち消して抗菌力を減少させる拮抗作用を示した。
よって、1,2−アルカンジオールと、α−ビサボロールとを併用すると、腋臭原因菌に対して選択的に抗菌活性が相乗的に増強されることが分かる。
実施例2
(腋臭防止効果の評価)
表4に記した組成に従い、実験例1及び比較実験例1〜2の各試料を常法により調製し、下記評価に供した。尚、配合量は、重量%を表す。
腋臭が強いと判定された男子被験者10名に対して下記の試験を行った。即ち、実験例及び比較実験例の各組成物を被験者の一方の腋下に塗布し、もう一方の腋下は対照として塗布しなかった。塗布前と、塗布直後、4時間後の腋臭について、下記評価基準に従って判定し、その平均値を採用した。結果を表5に示す。
Figure 2009046442
(評価基準)
腋臭が全く臭わない・・・・・・0点
腋臭がかすかに臭う・・・・・・1点
腋臭がやや臭うが弱い・・・・・2点
腋臭がはっきりと臭う・・・・・3点
腋臭が非常に強く臭う・・・・・4点
Figure 2009046442
表5の結果から、本発明の腋臭原因菌用抗菌剤を配合した組成物は、優れた腋臭防止効果を発揮することが分かる。
以下、本発明の腋臭原因菌用抗菌剤を配合した組成物の配合例を示す。尚、配合量は重量%である。
(処方例1:液体防臭剤)
エタノール 60.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
トリクロサン 0.1
ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 0.5
1,2−ヘキサンジオール 1.5
α−ビサボロール 1.2
香料 適 量
精製水 残 分
合 計 100.0
(処方例2:消臭スプレー)
エタノール 50.0
1,2−オクタンジオール 1.0
α−ビサボロール 1.0
LPG 残 分
合 計 100.0
(処方例3:デオドラントスティック)
イソプロピルミリスチン酸エステル 10.0
ステアリン酸ナトリウム 10.0
セタノール 25.0
1,2−オクタンジオール 1.2
α−ビサボロール 0.7
精製水 1.0
香料 適 量
エタノール 残 分
合 計 100.0
本発明の腋臭原因菌用抗菌剤は、腋臭原因菌に対して、選択的に相乗的に増強された抗菌活性を示すことから、化粧品や医薬部外品等の組成物中に含有させることにより、デオドラント剤などの腋臭防止剤として好適に用いることができる。
二元最小発育阻止濃度から、抗菌性を有する二種類の物質を配合した場合により生じる作用効果を判定する方法の一例を示す図である。 腋臭原因菌であるコリネバクテリウム・ミヌティシマム(C.minutissium)に関する二元最小発育阻止濃度図である。 (a)図は黄色ブドウ状球菌(S.aureus)に関する二元最小発育阻止濃度図であり、(b)図は大腸菌(E.coli)に関する二元最小発育阻止濃度図である。 (a)図は緑膿菌(P.aeruginosa)に関する二元最小発育阻止濃度図であり、(b)図は口腔カンジダ症菌(C.albicans)に関する二元最小発育阻止濃度図である。 クロカビ(A.niger)に関する二元最小発育阻止濃度図である。

Claims (4)

  1. 炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールと、α−ビサボロールとを含有してなる腋臭原因菌用抗菌剤。
  2. 1,2−アルカンジオールが、1,2−ヘキサンジオール及び/又は1,2−オクタンジオールであることを特徴とする請求項1に記載の腋臭原因菌用抗菌剤。
  3. 腋臭原因菌が、コリネバクテリウム(Corynebacterium)属菌であることを特徴とする請求項1又は2に記載の腋臭原因菌用抗菌剤。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の腋臭原因菌用抗菌剤を含有してなる腋臭防止剤。
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