JP2009046195A - 花梱包箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】切り花を梱包する作業を容易に且つ迅速に行うことができると共に転倒時等に水がこぼれ出てしまうのを防止することができる花梱包箱を提供する。
【解決手段】内箱20の上面には切り花の茎を支持するための枠部24が形成されている。給水袋30はその下端が内箱20の底面に達するような大きさのものを用いる。給水袋30の口部には口部を切り花の茎に密接させるための輪状ゴムが取り付けられる。外箱10の側面上部において互いに対向する位置には、二つの挿入孔14が形成されている。切り花を梱包する場合、まず、棒状部材を二つの挿入孔14に挿入した状態で内箱20を外箱10の上面の開放部から挿入することにより、内箱20を外箱10の上部に支持する。次に、切り花の茎を給水袋30内に挿入する作業を行った後に、棒状部材を二つの挿入孔14から引き抜くことにより、内箱20を落下させて外箱10内の下部に設置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、切り花を輸送する際に用いられる花梱包箱に関するものである。
近年、例えば卸売業者が小売業者に対して切り花を納品する際、段ボール製の細長い花梱包箱を使用するケースが増えている。かかる花梱包箱は、複数の切り花を立てた状態で収容するものである。ここで、輸送中でも切り花に給水を行うことができるように、花梱包箱内には給水手段が備えられている。例えば、中央部付近に花茎挿入口を設けた支持板と、その支持板の対向する二つの部位を折り曲げて形成された脚部と、花茎挿入口に袋口が連通するようにして支持板に取り付けられた給水袋とを備える花立てスタンドを給水手段として用いた花梱包箱が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。かかる花梱包箱を使用して切り花を梱包するには、まず、作業者は花梱包箱の側面の扉部を開放し、そこから上記の花立てスタンドを花梱包箱の下部に取り付ける。次に、花立てスタンドに水を注ぎ、切り花の茎を花茎挿入口及び給水袋の袋口を介して給水袋内に挿入する。最後に扉部を閉じることにより、切り花の梱包作業が終了する。
特許第3646807号公報
しかしながら、従来の花梱包箱では、花立てスタンドが花梱包箱の下部に取り付けられるので、作業者は例えば屈んだ姿勢で注水したり切り花を給水袋内に挿入したりすることになる。このように、切り花を梱包する作業は作業者に無理な姿勢を強いるので、作業者はその作業を迅速に行うことができず、作業性が悪いという問題があった。また、花の梱包作業を長時間にわたって行うと、腰を痛めてしまうおそれがあった。
また、従来の花梱包箱を用いて切り花を輸送する場合、花梱包箱が転倒したときに、給水袋内の水がこぼれ出てしまうことがあった。このため、転倒時等に水がこぼれ出てしまうのを防止することができる花梱包箱の実現が望まれている。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、切り花を梱包する作業を容易に且つ迅速に行うことができると共に転倒時等に水がこぼれ出るのを防止することができる花梱包箱を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、少なくとも上面が開閉自在に形成された、複数の切り花を立てた状態で内部に収容する段ボール製の柱状の外箱と、外箱内の下部に設置される、当該切り花の茎の根側端部を支持するための段ボール製の内箱と、内箱の内部に収納された、当該切り花に供給する水を保持しておくための変形自在な給水部とを具備し、外箱を上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの外箱の内側面の断面形状と内箱を上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの内箱の外側面の断面形状とが略同じに形成された花梱包箱であって、内箱は、その上面の中央部に形成された、切り花の茎の根側端部を挿入するための開口部と、その上面であって開口部の周囲に形成された枠部とを有し、給水部は、その下端が内箱の底面に達するような大きさのものであり、内箱の開口部の中央部に配置される口部と、口部に設けられた、口部が伸縮自在となり且つ口部から挿入された切り花の茎に口部の端縁が密接するように付勢するための弾性部材とを有し、外箱の側面上部において互いに対向する位置には、棒状部材を挿入するための二つの挿入孔が形成されており、且つ、切り花を梱包する際には、外箱の上面を開放すると共に棒状部材を二つの挿入孔に挿入した後に内箱を外箱の上面の開放部から挿入することにより内箱を外箱の上部に支持し、内箱が外箱の上部に支持された状態で給水部内に水を入れる作業と開口部及び口部を介して給水部内に切り花の茎の根側端部を挿入する作業とを行った後に、棒状部材を二つの挿入孔から抜き取ることにより内箱を落下させて外箱内の下部に設置するものである。
このように、外箱の側面上部において互いに対向する位置に、棒状部材を挿入するための二つの挿入孔を形成したことにより、切り花を梱包する際には、棒状部材を二つの挿入孔に挿入した後に内箱を外箱の上面の開放部から挿入して、内箱を外箱の上部に支持しておくことができる。作業者は、内箱が外箱の上部に支持された状態で、給水部内に水を入れる作業、給水部内に切り花の茎の根側端部を挿入する作業を行うことができる。しかも、これらの作業が終了した後には、棒状部材を二つの挿入孔から抜き取るだけで、内箱を自然落下させて外箱内の下部に設置することができるので、切り花の梱包作業を容易に且つ迅速に行うことができる。また、内箱が外箱の上部に支持された状態では、内箱は作業者の腰部あたりに位置する。このため、作業者は、通常の立ち姿勢で作業を行うことができ、屈んだ姿勢を取る必要がないので、腰を痛める心配もない。
また、内箱の上面であって開口部の周囲に枠部を形成し、給水部の口部に弾性部材を設けたことにより、花梱包箱が転倒したときに、切り花の茎を枠部によって支持して茎が外箱の下側になった側面と当接するのを防止し、また弾性部材により茎に密接している給水部の口部を外箱の下側になった側面より高い位置に保つことができる。このため、花梱包箱の転倒時に、給水部内の水がこぼれ出るのを防止することができる。
更に、給水部の口部に弾性部材を設けたことにより、口部を弾性部材により切り花の茎に密接させているので、花梱包箱を輸送している際に、花梱包箱が大きな振動や大きな衝撃を受けたとしても、給水部内の水が外に飛び出るのを防止することができる。
また、本発明の花梱包箱において、外箱は、一枚の段ボールを用いて略四角柱形状に形成され、未使用時にはその上面及び底面を開放状態にして扁平状に畳んだ状態にすることができるように形成されており、内箱は、一枚の段ボールを用いて略四角柱形状に形成され、略四角形状の底面板部と、底面板部の各辺に連なる略四角形状の内箱用側面板部と、各内箱用側面板部において底面板部と相対する側の辺に連なる枠板部とを有し、各内箱用側面板部及び各枠板部を折り曲げた後、枠板部同士が重なる各部分において、一方の枠板部に形成された爪部を折り曲げて他方の枠板部に形成された係合孔部内に挿入して当該枠板部同士を連結することにより、略四角柱形状に組み立てられていることが望ましい。本発明の内箱の各内箱用側面板部及び各枠板部を折り曲げることにより段ボールを略四角柱状に組み立てた後、枠板部同士が重なる各部分において、一方の枠板部に形成された爪部を折り曲げて、他方の枠板部に形成された係合孔部内に挿入して枠板部同士を連結することにより、略四角柱形状の内箱が形成される。このように、本発明の花梱包箱では、外箱だけでなく、内箱も容易に組み立てることができるように構成されているので、外箱及び内箱をそれぞれ、扁平状に畳んだ状態のまま搬送又は保管することができる。このため、花梱包箱は未使用時に嵩張ることはないので、花梱包箱を納品する際にその搬送のコストを減らすことができ、しかも、花梱包箱を保管する際に大きな保管場所を必要としないという利点がある。
また、本発明の花梱包箱において、外箱は、長辺が連なるように形成された四つの略四角形状の外箱用側面板部と、展開した状態で両端に位置する二つの外箱用側面板部の内の一方の外箱用側面板部の長辺に連なる接合部とを備え、外箱が略四角柱形状に組み立てられるときには、各外箱用側面板部及び接合部が外箱用側面板部と外箱用側面板部との境界線及び接合部と外箱用側面板部との境界線で折り曲げられ、接合部と展開した状態で両端に位置する二つの外箱用側面板部の内の他方の外箱用側面板部とが接合されており、内箱は隣り合う内箱用側面板部に連なる連結板部を備え、且つ、各連結板部は、略直角二等辺三角形状に形成され、二つの等辺の各々が当該隣り合う内箱用側面板部における底面板部及び枠板部のいずれにも連なっていない辺に連なるように形成され、内箱が略四角柱形状に組み立てられるときには、各連結板部は内箱用側面板部との境界線で折り曲げられて内箱内に二つに折り畳まれた状態で収納されることが望ましい。本発明の外箱の側面には、開閉自在な扉部が形成されていないので、扉部を固定するための舌状の差込部やその差込部の受部は形成されていない。したがって、内側に扉部の差込部や受部が出っ張るように形成されている従来の外箱に比べて、本発明の外箱によれば、内箱はスムースに落下することができる。また、内箱の側面の外側には、段ボールの切断面が露出しないので、内箱の側面の外側に段ボールの切断面が露出した構成のものに比べて、内箱はスムースに外箱内を落下することができる。
また、本発明の花梱包箱において、給水部はポリエチレン製の袋であることが望ましい。給水部をポリエチレン製の袋とすることにより、容易に給水部を形成することができると共に、水を確実に保持することができる。
また、本発明の花梱包箱において、内箱は、その下部に形成された、給水部の下端部を差し込んで固定するための切込部を備えていてもよい。内箱の下部に切込部を設けたことにより、給水部の下端部を切込部に差し込んで、給水部を内箱にしっかりと固定することができる。この場合、特に、内箱は、その側面上部に形成された、その側面上部の周囲に弾性部材を引っ掛けて止めるための掛止部を更に備えていることが望ましい。弾性部材を掛止部に引っ掛けた状態で給水部の下端部を切込部に差し込むことにより、この差し込み作業の際に給水部の口部の位置が大きくずれてしまうのを防止することができる。
本発明に係る花梱包箱によれば、切り花を梱包する作業を容易に且つ迅速に行うことができると共に、転倒時等に水がこぼれ出るのを防止することができる。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態である花梱包箱の概略斜視図、図2はその花梱包箱における外箱の概略斜視図、図3はその花梱包箱における内箱の概略斜視図、図4はその花梱包箱における給水袋(給水部)の概略斜視図である。なお、図1では外箱の一部を切り欠いた状態を示し、図3では給水袋が取着された状態の内箱を示している。
本実施形態の花梱包箱は、切り花を輸送する際に用いられるものであり、図1乃至図4に示すように、外箱10と、内箱20と、給水袋30とを備える。外箱10は複数の切り花を立てた状態で内部に収容するものである。内箱20は切り花の茎の根側端部を支持するためのものであり、外箱10内の下部に設置される。また、給水袋30は、輸送中に切り花に供給する水を保持しておくためのものであり、内箱20の内部に取り付けられている。
外箱10は、図1及び図2に示すように、四角柱形状のものであり、柱状部11と、外箱10の下面である底部12と、外箱10の上面である天井部13とを有する。ここで、図2では天井部13を開放した状態を示している。本実施形態では、外箱10として、高さが約70cm、横幅及び奥行きがそれぞれ約25cmであるものを用いている。すなわち、外箱10を上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの外箱10(柱状部11)の断面形状は略正方形である。
尚、一般に、花梱包箱としてはさまざまなサイズのものがある。上述したサイズの花梱包箱の他に、例えば、高さが約70cmで横幅及び奥行きがそれぞれ約30cmであるものや、高さが約70cmで横幅及び奥行きがそれぞれ約35cmであるもの等がある。
また、柱状部11の側面上部において柱状部11の上端(天井部13)から内箱20の高さとほぼ同じ長さだけ低い位置であって互いに対向する位置には、二つの挿入孔14,14が形成されている。本実施形態では、挿入孔14,14を天井部13から約17cmだけ低い位置に形成している。二つの挿入孔14,14は、搬送時には把持部としての役割を果たす。すなわち、作業者は二つの挿入孔14,14に手を入れて柱状部11を把持することにより、花梱包箱を容易に持ち運ぶことができる。本実施形態では、挿入孔14,14が果たす役割はこれだけではない。詳しくは後述するが、挿入孔14,14には、切り花の梱包作業の際に、挿入される所定の棒状部材を保持するという重要な役割を担わせている。
尚、柱状部11の側面には扉等が設けられていない。このため、内箱20を外箱10内に設置する際には、天井部13を開放し、内箱20をその開放部から柱状部11内に挿入することになる。
内箱20は、図3に示すように、四角柱形状のものであり、柱状部21と、底部22と、開口部23と、枠部24とを有する。本実施形態では、内箱20として、高さが約12cm、横幅及び奥行きがそれぞれ約24.5cmであるものを用いている。すなわち、内箱20を上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの内箱20(柱状部21)の断面形状は略正方形である。実際、本実施形態では、内箱20を上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの内箱20の外側面の断面形状を、外箱10を上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの外箱10の内側面の断面形状と略同じとなるように形成している。これにより、内箱20を外箱10内に設置したときに、内箱20の外側面は外箱10の内側面と接触し、内箱20と外箱10との間には、隙間は殆どない。
開口部23は、内箱20の上面の中央部に形成されている。この開口部23は切り花の茎の根側端部を挿入するためのものである。ここでは、開口部23の形状を、一辺の長さが約14.5cmである正方形としている。また、枠部24は、内箱20の上面であって開口部23の周囲に形成されている。この枠部24は開口部23に挿入した切り花の茎を支持するという役割を果たす。
給水袋30としては、その下端が内箱20の底面に達するような大きさのものを用いている。ところで、切り花の茎の先端部は尖っていることがあり、切り花の茎を給水袋30内に挿入したときに、その茎の尖った先端部によって給水袋30が裂けてしまうおそれがある。このため、給水袋30としてはある程度強い強度を有するものを用いる必要がある。このことを考慮し、給水袋30にはポリエチレン製のものを用い、その厚さを少なくとも35μmとすることが望ましい。本実施形態では、費用対効果を考慮して約50μm厚のポリエチレン袋を使用している。
また、図1、図3及び図4に示すように、給水袋30の口部32には、その周囲に沿って弾性部材としての輪状ゴム31が取り付けられている。この輪状ゴム31は、口部32を伸縮自在にすると共に、口部32から給水袋30内に挿入された切り花の茎に口部32を密接させる役割を果たすものであり、これにより輸送中の振動等により給水袋30内の水が外に飛び出てしまうのを防ぐことができる。具体的に、輪状ゴム31は例えば次のような方法で給水袋30の口部32に取り付けられる。すなわち、まず、給水袋30の口部において所定箇所に切れ目を入れる。次に、その口部の周囲に沿って輪状ゴム31を配した後、その輪状ゴム31を巻き込むようにして口部を折り返す。そして、その折り返した部分を熱圧着することにより、輪状ゴム31が口部32に取り付けられる。
給水袋30は、図1及び図3に示すように、その口部32が内箱20の開口部23のほぼ中央部に位置するように、内箱20内に取着される。具体的には、両面テープを用いて給水袋30を内箱20の内面に貼り付けている。給水袋30の全面を貼り付ける必要はなく、少なくとも相対する二か所を貼り付けておけば、給水袋30を内箱20にしっかりと固定することができる。
本実施形態では、外箱10及び内箱20をそれぞれ、一枚の板状の段ボールを用いて形成している。図5は展開された状態の外箱10の概略平面図、図6は展開された状態の内箱20の概略平面図である。ここで、図5に示す段ボールや図6に示す段ボールはそれぞれ、専用の抜型を装着したプレス機等で打ち抜きすることによって、簡単に得られる。
最初に、外箱10について詳しく説明する。外箱10は、図5に示す一枚の段ボールの状態では、長辺が連なるように形成された四つの長方形状の側面板部(外箱用側面板部)111a,111b,111c,111dと、各側面板部111a,111b,111c,111dの下側の辺に連なる長方形状の下板部112a,112b,112c,112dと、各側面板部111a,111b,111c,111dの上側の辺に連なる長方形状の上板部113a,113b,113c,113dと、側面板部111dの右側の辺に連なる長方形状の接合部114とを有する。側面板部111aの右側の辺(長辺)には側面板部111bが連なり、その側面板部111bの右側の辺(長辺)には側面板部111cが連なり、そして、その側面板部111cの右側の辺(長辺)には側面板部111dが連なっている。ここで、図5において示した一点鎖線(境界線)は、段ボールを押圧することにより形成した折り目である。すなわち、かかる一点鎖線は、段ボールを谷折りに折り曲げる折り曲げ線であり、またこれらの一点鎖線により、上記の各部が区分される。
四つの側面板部111a,111b,111c,111dは柱状部11に対応する。これら側面板部111a,111b,111c,111dはすべて同じ外形を有する。具体的に、各側面板部111a,111b,111c,111dについては、横幅が約25cm、縦幅が約70cmである。また、四つの側面板部111a,111b,111c,111dのうち側面板部111a,111cにはそれぞれ、挿入孔14が形成されている。ここでは、挿入孔14を、当該側面板部の上端から約17cmだけ下側の位置に形成している。この挿入孔14は、手を入れることができるように、横幅は約8cm、縦幅は約3cmの大きさに形成している。
四つの下板部112a,112b,112c,112dは底部12に対応し、四つの上板部113a,113b,113c,113dは天井部13に対応する。これら下板部112a,112b,112c,112d、上板部113a,113b,113c,113dはすべて同じ大きさ及び形状を有する。具体的に、各下板部112a,112b,112c,112d、各上板部113a,113b,113c,113dについては、横幅が約25cm、縦幅が約12.5cmである。
図5に示す段ボールは、側面板部111bと側面板部111cとの間の折り曲げ線、側面板部111dと接合部114との間の折り曲げ線で折り曲げることにより、二枚に折り畳むことができる。このとき、図5において、接合部114の裏面には所定の接合用接着剤が塗布され、その接合部114の接着面は側面板部111aの左端部の表面に貼り付けられる。この二枚に折り畳まれた段ボール(外箱10)を図7に示す。すなわち、外箱10は、段ボールを用いて四角柱形状に形成されるが、未使用時にあっては、図7に示すように、その上面及び底面を開放状態にして扁平状に畳んだ状態にすることができるように構成されている。尚、接合部114の横幅は約3cm、縦幅は約70cmである。
外箱10の組立ては次のようにして行われる。まず、図7に示す扁平状に畳んだ状態の段ボールを、側面板部111aと側面板部111bとの間の折り曲げ線、側面板部111cと側面板部111dとの間の折り曲げ線で折り曲げることにより、中空の四角柱形状にする。次に、例えば、下板部112aと下板部112cとをそれらの先端が接するように折り曲げた後、下板部112bと下板部112dとをそれらの先端が接するように折り曲げることにより、下側の開放部を塞ぐ。そして、下板部112bの先端部及び下板部112dの先端部を、ガムテープ等を用いて固定する。こうして、図2に示すような天井部13が開放された状態の外箱10が容易に組み立てられる。また、切り花を外箱10内に収容する作業は、この状態の外箱10を用いて行われることになる。切り花の収容作業が終了すると、例えば、上板部113aと上板部113cとをそれらの先端が接するように折り曲げた後、上板部113bと上板部113dとをそれらの先端が接するように折り曲げることにより、上側の開放部を塞ぐ。そして、上板部113bの先端部及び上板部113dの先端部を、ガムテープ等を用いて固定する。
次に、内箱20について詳しく説明する。内箱20は、図6に示す一枚の段ボールの状態では、正方形状の底面板部221と、底面板部221の上下左右の各辺に連なる長方形状の側面板部(内箱用側面板部)222a,222b,222c,222dと、各側面板部222a,222b,222c,222dにおいて底面板部221と相対する側の辺に連なる長方形状の枠板部223a,223b,223c,223dと、隣り合う二つの側面板部を連結する略直角二等辺三角形状の連結板部224a,224b,224c,224dとを有する。各連結板部は、二つの等辺の各々が当該隣り合う二つの側面板部における底面板部及び枠板部のいずれにも連なっていない辺に連なるように形成されている。すなわち、連結板部224aは、側面板部222a,222bにおける隣り合う二つの辺に連なり、連結板部224bは、側面板部222b,222cにおける隣り合う二つの辺に連なり、連結板部224cは、側面板部222c,222dにおける隣り合う二つの辺に連なり、そして、連結板部224dは、側面板部222d,222aにおける隣り合う二つの辺に連なっている。ここで、図6において示した一点鎖線及び二点鎖線は、段ボールを押圧することにより形成した折り目である。すなわち、かかる一点鎖線及び二点鎖線は、段ボールを折り曲げる折り曲げ線である。但し、一点鎖線で示した折り曲げ線は谷折りに折り曲げられ、二点鎖線で示した折り曲げ線は山折りに折り曲げられる。また、上記の各部は、図6に示した一点鎖線(境界線)によって区分される。
底面板部221は、底部22に対応する。この底面板部221の一辺の長さは約24.5cmである。また、四つの側面板部222a,222b,222c,222dは柱状部21に対応する。これら側面板部222a,222b,222c,222dはすべて同じ大きさ及び形状を有する。具体的に、各側面板部222a,222b,222c,222dについては、底面板部221に連なる辺(長辺)の長さが約24.5cm、他方の辺(短辺)の長さが約12cmである。
四つの枠板部223a,223b,223c,223dは枠部24に対応する。これら枠板部223a,223b,223c,223dはすべて同じ外形を有する。具体的に、各枠板部223a,223b,223c,223dについては、当該側面板部に連なる辺(長辺)の長さが約24.5cm、他方の辺(短辺)の長さが約5cmである。また、四つの枠板部223a,223b,223c,223dのうち互いに対向する枠板部223a,223cにはそれぞれ、二つの略台形状の係合孔部(以下、単に孔部とも称する。)25,25が形成されている。ここでは、各孔部25を、当該枠板部における長手方向に沿っての端部に形成している。一方、互いに対向する他の枠板部223b,223dにはそれぞれ、二つの略台形状の爪部26,26が形成されている。ここでは、各爪部26を、当該枠板部における長手方向に沿っての端部に形成している。例えば、当該端部において所定の位置に切り込みを入れるだけで、孔部25及び爪部26を容易に形成することができる。かかる孔部25及び爪部26は、爪部26を折り曲げて孔部25の中に挿入することにより、当該二つの枠板部同士を係止するという役割を果たす。尚、爪部26及び孔部25を略台形状に形成しているのは、爪部26を孔部25内に挿入したときに、その爪部26が孔部25から簡単に抜けてしまうのを防ぐためである。また、爪部及び孔部は、略台形状に限られるものではなく、簡単に抜けない形状であれば、どのような形状、例えば円形などであってもよい。
また、図6において梨地状のハッチングを施した二つの部分には両面テープが貼り付けられる。かかる両面テープは、給水袋30を内箱20に取着するためのものである。具体的には、底面板部221と側面板部222bとの間の折り曲げ線、底面板部221と側面板部222dとの間の折り曲げ線を谷折りで少し折り曲げた後、給水袋30をその口部32が中央に位置するように配して、給水袋30の所定位置を両面テープに貼り付けることにより、給水袋30が内箱20に取着される。給水袋30が取着された状態の段ボールの斜視図を図8に示す。給水袋30が取り付けられた内箱用の段ボールは、底面板部221と側面板部222bとの間の折り曲げ線、底面板部221と側面板部222dとの間の折り曲げ線で折り曲げることにより、折り畳むことができる。この折り畳まれた段ボール(内箱20)を図9に示す。このように、内箱20も、外箱10と同様に、未使用時にあっては扁平状に畳んだ状態にすることができるように構成されている。
内箱20の組立ては次のようにして行われる。まず、図9に示す扁平状に畳んだ状態の段ボールにおいて、各側面板部222a,222b,222c,222dを底面板部221に対して垂直となるように折り曲げると共に、各連結板部224a,224b,224c,224dを二点鎖線で折り曲げることにより二つに折り畳んで、各側面板部222a,222b,222c,222dで作られる空間の内側に収納する。次に、各枠板部223a,223b,223c,223dを、上記空間の上方を塞ぐように折り曲げる。具体的には、枠板部223aと枠板部223cとを内側に折り曲げた後、枠板部223bと枠板部223dとを内側に折り曲げる。これにより、段ボールが略四角柱状に組み立てられる。このとき、各爪部26が形成された枠板部の端部と当該爪部26に隣り合う孔部25が形成された枠板部の端部とは重なり合うことになる。図10は、爪部26が形成された枠板部の端部と孔部25が形成された枠板部の端部とが重なり合った状態の内箱20を示す図である。この状態の内箱20は、手を離すと、四角柱形状の形を維持することができない。このため、本実施形態では、この状態で、更に、枠板部同士が重なる各部において、当該爪部26を折り曲げて、当該孔部25内に挿入することにより、各枠板部223a,223b,223c,223d同士をしっかりと固定する。これにより、内箱20は、図3に示すような状態になり、内箱の組立が完了する。なお、各連結板部224a,224b,224c,224dの形状を略直角二等辺三角形状として、二つに折り畳むようにして内箱20内に収納したことにより、爪部26と連結板部の上端との間には空間を確保することができる。したがって、連結板部が邪魔になって爪部26を孔部25内に挿入することができないという状況を回避することができる。こうして、図9に示す折り畳んだ状態の段ボールを用いて、図3に示すような略四角柱状の内箱20を容易に組み立てることができる。
このように、本実施形態の花梱包箱では、外箱10及び内箱20をそれぞれ、図7、図9に示すように扁平状に畳んだ状態のまま搬送又は保管することができる。このため、本実施形態の花梱包箱は未使用時に嵩張ることはないので、花梱包箱を納品する際にその搬送のコストを減らすことができ、しかも、本実施形態の花梱包箱は、保管する際に大きな保管場所を必要としないという利点を有する。
次に、本実施形態の花梱包箱を用いて切り花を梱包する作業手順について説明する。図11及び図12は、本実施形態の花梱包箱を用いて切り花を梱包するときの作業を説明するための概略斜視図である。
まず、作業者は、図7に示す扁平状に畳んだ状態の外箱用の段ボールを用いて、図2に示すような上面が開放された状態の外箱10を組み立てると共に、図9に示す扁平状に畳んだ状態の内箱用の段ボールを用いて、図3に示すような給水袋30が取り付けられた内箱20を組み立てる。次に、作業者は、外箱10の各上板部113a,113b,113c,113dを外側に折り返す。そして、外箱10の上面を開放したまま、棒状部材40を外箱10の二つの挿入孔14,14に挿入する。その後、内箱20を外箱10の上面の開放部から柱状部11内に挿入する。このとき、内箱20の底部22が棒状部材40によって支えられると共に内箱20の柱状部21の各外側面が外箱10の柱状部11の内側面と接するため、内箱20は、図11に示すように、外箱10の上部に安定して支持される。内箱20が外箱10の上部に支持された状態にある場合、内箱20は作業者の腰部あたりに位置することになるので、作業者は通常の立ち姿勢で作業を行うことが可能である。
次に、内箱10の開口部23のほぼ中央部に位置する給水袋30の口部32を手で引き上げた後、その口部32に取り付けた輪状ゴム31の径を広げながら、その輪状ゴム31を、図11に示すように、外側に折り返された各上板部113a,113b,113c,113dの上から各側面板部111a,111b,111c,111dの上部の周囲に引っ掛ける。これにより、給水袋30の口部32は同図に示すように、大きく開いた状態になる。次に、その広げられた口部32から給水袋30内に所定量の水(例えば900mlの水)を注ぎ入れると共に、その口部32から給水袋30内に複数の切り花の茎の根側端部を挿入する。ここで、給水袋30の口部32が大きく開いているため、作業者は、かかる給水作業及び切り花の挿入作業を容易に行うことができる。その後、外箱10の上板部の端部、例えば対向する二つの上板部の端部を両手で上方に持ち上げる。これにより、図12に示すように、上板部113a,113b,113c,113dに引っ掛かっていた輪状ゴム31を上板部113a,113b,113c,113dから簡単に外すことができ、輪状ゴム31はその弾性力により元の状態に戻り、口部32は給水袋30内に挿入された切り花の茎に密接する。こうして、図12に示すように、切り花の茎の根側端部を内箱20内に挿入する作業が完了する。
次に、棒状部材40を外箱10の柱状部11の二つの挿入孔14,14から引き抜く。すると、切り花の茎が挿入された内箱20は自重により、ゆっくりと落下し始め、しばらくして外箱10の底部12に達する。すなわち、本実施形態では、外箱10を上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの外箱10の内側面の断面形状と内箱20を上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの内箱20の外側面の断面形状とを略同じに形成しているため、内箱20が落下する際、内箱20の外側面は外箱10の内側面と接触することになるので、内箱20には、下向きの重力と、外箱10の内側面から受ける上向きの摩擦力とが働く。このため、内箱20には、それらの合力として下向きの小さな力が働くことになり、内箱20はあまり大きな加速度を持たず、外箱10の底部12に達するまでの間、小さな速度でゆっくりと落下する。直感的には内箱20が瞬時に落下するように思われるかもしれないが、実際にはそうではない。こうして、内箱20が外箱10の底部12に設置されると共に切り花も外箱10内に収容される。以下では、かかる内箱20の設置方法を「落とし込み方法」と称することにする。その後、外箱10の各上板部113a,113b,113c,113dを内側に折り返して、外箱10の上側の開放口を塞ぎ、外箱10の天井部13をガムテープ等で固定する。以上で、切り花の梱包作業が終了する。
本発明者等は、本実施形態の花梱包箱についてさまざまな実験を行った。次に、これらの実験のうちいくつかの実験の内容を説明する。
本発明者等は、内箱20の代わりに従来の花立てスタンドを用いた場合に、上述の落とし込み方法で花立てスタンドを外箱10の底部に設置することができるかどうかを調べる実験を行った。かかる花立てスタンドには、外箱10の内側面と接触する側面が形成されておらず、しかも、底面も形成されていない。まず、花立てスタンドを外箱10の上面の開放部から柱状部11内に挿入し、花立てスタンドの両脚部を棒状部材40によって支持しておく。そして、花立てスタンドに取り付けられた給水袋に切り花を挿入する。その後、棒状部材40を外箱10の柱状部11の二つの挿入孔14,14から引き抜いた。すると、花立てスタンドは落下し始めたが、すぐに傾いてしまい、外箱10の底部に達することなく柱状部11の途中の位置に引っ掛かって止まってしまった。花立てスタンドが傾くのは、切り花自身が片寄った状態で花立てスタンドにセットされていることから、切り花及び花立てスタンドの全体の重心が花立てスタンドの中心軸上から大きくずれてしまうためであると考えられる。そして、花立てスタンドと外箱10の内側面との接触面積が小さいので、花立てスタンドは少し傾いただけでも、外箱10の内側面にひっかかってしまうと考えられる。これに対し、本実施形態では、切り花の茎の根側端部を支持する容器として側面と底面を有する内箱20を用いると共に、給水袋30としてその下端が内箱20の底面に達するような大きさのものを用いたことにより、切り花自身が片寄った状態で内箱20にセットされたとしても、切り花の茎の下端が内箱20の底面と接触して、その切り花が内箱20を押す力が底面に略均等に伝わるため、内箱20が傾いてしまうのを緩和することができる。上記の実験の結果から、上述の落とし込み方法を適用する場合には、給水袋30としてその下端が内箱20の底面に達するような大きさのものを用いることが重要なポイントであることが分かった。
また、本発明者等は、本実施形態の花梱包箱が転倒したときに給水袋30内の水がこぼれ出すかどうかを確認する実験を行った。ここでは、内箱として、枠部24を有する内箱Aと、枠部24を有していない内箱Bとを用いて実験を行った。この実験では、給水袋30内に約900mlの水を入れ、そこに切り花の茎を挿入した。そして、花梱包箱を勢いよく転倒させた。この実験の結果、内箱Aを用いた花梱包箱については、給水袋30内の水はほとんどこぼれ出なかった。一方、内箱Bを用いた花梱包箱については、給水袋30内の水がこぼれ出てしまった。花梱包箱が転倒すると、切り花の自重によりその切り花が横倒しの状態になる。内箱Bを用いた花梱包箱の場合、内箱Bに枠部24が設けられていないため、輪状ゴム31によって切り花の茎に密接されている口部も外箱10の下側になった側面に接するようになる。すなわち、給水袋30の口部の位置は給水袋30内の水の水位よりも低くなってしまう。このため、給水袋30内の水がその口部からこぼれ出してしまう。これに対し、内箱Aを用いた花梱包箱の場合、輪状ゴム31によって切り花の茎に密接されている口部は、切り花の茎が枠部24によって支えられるので、外箱10の下側になった側面に接することはない。すなわち、花梱包箱が転倒しても、給水袋30の口部は外箱10の下側になった側面よりも枠部24の高さだけ高い位置に保たれる。このため、花梱包箱が転倒したときに、給水袋30内の水の水位がその口部の位置よりも低ければ、給水袋30内の水はこぼれ出ない。すなわち、内箱20に設けた枠部24は、花梱包箱の転倒時に給水袋30内の水がこぼれ出てしまうのを防止するという重要な役割を果たしている。
ここで、枠部24がかかる役割を十分に果たすことができるようにするためには、切り花を内箱20及び給水袋30に挿入したときに、給水袋30の口部の位置が開口部23から大きく落ち込むことがないように、給水袋30の口部が形成されている上部を内箱20にしっかりと固定しておく必要がある。切り花を給水袋30にセットしたときに、口部の位置が下に大きく落ち込んでしまうと、花梱包箱の横転時に給水袋30の口部の位置が枠部24よりも低くなってしまい、水がこぼれ出てしまう可能性があるからである。
尚、一般に、内箱20の枠部24の幅(短辺の長さ)は、梱包しようとする切り花の数や切り花が必要とする水の量を考慮して決定される。例えば、一つの花梱包箱にかなり多くの切り花を収容するのであれば、枠部24の幅は小さくしなければならない。また、輸送時間が長い等の事情により多量の水を給水袋30に入れておく必要がある場合には、花梱包箱の転倒時にその多量の水がこぼれ出ないようにするために、枠部24の幅は大きくしなければならない。実用的な観点からは、外箱10として、それを上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの断面形状が一辺約25cmの正方形状であるものを用いた場合、内箱20の枠部24の幅を、1cm(外箱の一辺の長さの4%)以上7.5cm(外箱の一辺の長さの30%)以下の範囲内で決定することが望ましい。枠部24の幅が7.5cmであれば、開口部23は一辺約10cmの正方形状となるので、切り花の種類によっては実用上十分な数の切り花を梱包することができるからである。一方、輸送中それ程多くの水を切り花に供給する必要がなければ、給水袋30には少量の水を入れておけばよいので、このような場合には、枠部24の幅が少なくとも1cmであれば、花梱包箱の転倒時に水がこぼれ出てしまうのを確実に回避することができるからである。
本実施形態の花梱包箱では、外箱の側面上部において外箱の上端から内箱の高さとほぼ同じ長さだけ低い位置であって互いに対向する位置に、棒状部材を挿入するための二つの挿入孔を形成したことにより、切り花を梱包する際には、棒状部材を二つの挿入孔に挿入した後に内箱を外箱の上面の開放部から挿入して、内箱を外箱の上部に支持しておくことができる。そして、内箱が外箱の上部に支持された状態のまま、給水袋内に水を入れる作業、給水袋内に切り花の茎の根側端部を挿入する作業を行うことができる。ここで、内箱が外箱の上部に支持された状態にある場合、内箱は作業者の腰部あたりに位置することになる。このため、作業者は、通常の立ち姿勢で、これらの作業を行うことができ、屈んだ姿勢を取る必要がないので、腰を痛める心配もない。しかも、これらの作業が終了した後には、棒状部材を二つの挿入孔から抜き取るだけで、内箱を外箱内の下部に設置することができる。したがって、本実施形態の花梱包箱を用いると、切り花の梱包作業を容易に且つ迅速に行うことができる。
また、本実施形態の花梱包箱によれば、内箱の上面であって開口部の周囲に枠部を形成したことにより、本実施形態の花梱包箱が転倒した場合に、切り花の茎を枠部によって支持し、輪状ゴムが設けられた口部を外箱の下側になった側面よりも枠部の高さだけ高い位置に保つことができるので、口部の位置を給水袋内の水の水位よりも高くしておくことができる。このため、花梱包箱の転倒時に給水袋内の水がこぼれ出てしまうのを防止することができる。更に、給水袋の口部に輪状ゴムを設けたことにより、切り花の茎をその輪状ゴムで束ねて保持することができるので、花梱包箱を輸送している際に、花梱包箱が大きな振動や大きな衝撃を受けたとしても、給水袋内の水が外に飛び出るのを防止することができる。
また、従来の花梱包箱の外箱には、側面に開閉自在な扉部が形成され、この扉部は舌状の差込部を受部に挿入することにより固定される。したがって、従来の花梱包箱は、外箱の内側に差込部と受部とが出っ張るように形成されているので、内箱を自然落下させると、内箱が差込部や受部に引っ掛かって、スムースに落下することができない。これに対して、本実施形態の花梱包箱によれば、外箱の内側に差込部や受部がないので、内箱は外箱内をスムースに落下することができる。
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、外箱の側面上部において外箱の上端から内箱の高さとほぼ同じ長さだけ低い位置であって互いに対向する位置に、棒状部材を挿入するための二つの挿入孔を形成した場合について説明したが、かかる二つの挿入孔は、外箱の側面上部において互いに対向する位置に形成されていれば、具体的な挿入孔の形成位置は、外箱の上端から内箱の高さより短い距離だけ低い位置でも、逆に外箱の上端から内箱の高さより長い距離だけ低い位置であってもよい。これらの場合でも、作業者は、通常の立ち姿勢のまま、給水袋内に水を入れる作業や給水袋内に切り花の茎を挿入する作業を行うことができる。
また、上記の実施形態では、内箱の開口部を略正方形状に形成した場合について説明したが、内箱の開口部を他の形状、例えば略円形状に形成してもよい。
また、上記の実施形態では、外箱と内箱は共に、断面形状が正方形状である場合について説明したが、外箱と内箱の断面形状は長方形状であってもよいし、円形状であってもよい。
また、上記の実施形態では、連結板部が略直角二等辺三角形状である場合について説明したが、連結板部は直角三角形状であっても、長方形状であってもよい。
また、上記の実施形態では、両面テープを用いて給水袋を内箱に貼り付けた場合について説明したが、両面テープの代わりに接着剤を用いて給水袋を内箱に貼り付けるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、内箱の枠板部を爪部と係合孔部(孔部)により連結する場合について説明したが、内箱の枠板部は既存の段ボールの連結方法により連結するようにしてもよい。また、上記の実施形態では、給水部がポリエチレン製の袋である場合について説明したが、給水部は、変形自在で水を保持することができれば、どのような材料を用いて形成してもよく、またどのような形状に形成してもよい。
また、上記の実施形態では、外箱に扉部が形成されていない場合について説明したが、外箱には扉部が形成されていてもよい。但し、このとき、扉部の固定具は外箱の外側に設けることが望ましい。また、内箱の連結板部は省略することも可能である。
ところで、給水袋を内箱内に取着する方法としては、上述した両面テープや接着剤により給水袋を内箱の内面に貼り付ける方法以外の方法を用いることができる。この方法では、内箱として、上記の実施形態のものと若干異なる構成のものを使用する。以下、この内箱について説明する。図13は本実施形態の変形例である内箱の概略斜視図、図14は展開された状態の図13に示す内箱の概略平面図である。なお、図13では給水袋が取着された状態の内箱を示している。
図13及び図14に示す内箱200が図3及び図6に示す内箱20と異なる点は、二つの切込部27,27と、四つの掛止部28,28,28,28とを備えている点、及び、枠板部223b,223dの内面に両面テープが貼り付けられていない点である。その他の点については、内箱200は内箱20と同じ構成を有する。尚、内箱200において内箱20のものと同一の構成を有するものについては、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
切込部27,27は、図13及び図14に示すように、内箱200の下部であって互いに対向する位置に形成されている。かかる切込部27,27は、給水袋30の下端部を差し込んで固定するためのものである。すなわち、この内箱200を用いた場合には、給水袋30の下端部の二つの部分をそれぞれ、切込部27,27に差し込むことにより、給水袋30を内箱200内に取着する。具体的に、二つの切込部27,27はそれぞれ、図14に示すように、底面板部221と側面板部222bとの境界線上の略中央部、底面板部221と側面板部222dとの境界線上の略中央部に形成される。各切込部27は、全体としてY字状に形成されており、V字状切込部27aと、そのV字の交点に繋がるI字状切込部27bとから構成される。V字状切込部27aは底面板部221に形成され、I字状切込部27bは当該側面板部に形成される。
また、四つの掛止部28,28,28,28はそれぞれ、図13に示すように、内箱200の側面上部の各辺に形成されている。かかる掛止部28,28,28,28は、内箱200の側面上部の周囲に輪状ゴム31を引っ掛けて止めるためのものである。具体的に、四つの掛止部28,28,28,28はそれぞれ、図14に示すように、各連結板部224a,224b,224c,224dに形成された二つの略二等辺三角形状の切欠部28a,28bから構成される。ここで、切欠部28aは当該連結板部の一方の等辺上に形成され、切欠部28bは当該連結板部の他方の等辺上に形成される。そして、各切欠部28a,28bは、その底辺が枠板部側に位置し、頂角が底面板部221側に位置するように形成されている。図14に示す一枚の段ボールを用いて四角柱状の内箱200が組み立てられると、各連結板部に形成された二つの切欠部28a,28bは互いに接して、一つの掛止部28となる。なお、V字状切込部27a、I字状切込部27b、切欠部28a,28bは、図14に示す段ボールをプレス機等で打ち抜いて作製する際に、同時に形成される。
給水袋30を内箱200内に取着する作業は次のようにして行われる。まず、図14に示す一枚の段ボールを用いて四角柱状の内箱200を組み立てる。次に、開口部23から給水袋30を内箱200内に入れる。その後、給水袋30の口部32を手で少し引き上げて、その口部32に取り付けた輪状ゴム31の径を広げながら、その輪状ゴム31を、内箱200の上面を覆うようにして四つの掛止部28,28,28,28に引っ掛ける。これにより、給水袋30の上部は内箱200に固定される。次に、開口部23及び口部32を介して給水袋30の中に手を入れて、給水袋30の下端部の一部分をV字状切込部27aが形成された底面板部221の箇所に当接させる。そして、その部分をそのまま下に押し込んで、底面板部221から外部に取り出す。その後、その外部に取り出された部分を手で掴んで上に引き上げることにより、当該部分をI字状切込部27bに差し込む。こうして、給水袋30の下端部の一部分は内箱200にしっかりと固定される。同様にして、給水袋30の下端部の別の部分をもう一つの切込部27に差し込んで、内箱200にしっかりと固定する。最後に、輪状ゴム31を掛止部28,28,28,28から外すと、給水袋30を内箱200内に取着する作業が終了する。このとき、図13に示すように、給水袋30の口部32は開口部23のほぼ中央部に位置する。
このように、内箱200の下部に切込部27,27を設けたことにより、給水袋30の下端部の二つの部分をそれぞれ切込部27,27に差し込んで、給水袋30を内箱200にしっかりと固定することができる。また、内箱200に掛止部28,28,28,28を設けたのは次の理由による。すなわち、もし輪状ゴム31を掛止部に引っ掛けない状態で給水袋30の下端部を切込部27,27に差し込む作業を行うと、例えば、給水袋30の下端部を下方に押し込むときに、その押し込む力で給水袋30全体が下に引っ張られ、給水袋30の口部32の位置が開口部23からかなり下方に位置してしまうことがある。このため、内箱200に掛止部28,28,28,28を設け、輪状ゴム31を掛止部28,28,28,28に引っ掛けた状態で給水袋30の下端部を切込部27,27に差し込むことにより、この差し込み作業の際に給水袋30の口部32の位置が大きくずれてしまうのを防止しているのである。
以上説明したように、本発明の花梱包箱によれば、外箱の側面上部において互いに対向する位置に、棒状部材を挿入するための二つの挿入孔を形成したことにより、切り花を梱包する際には、棒状部材を二つの挿入孔に挿入した後に内箱を外箱の上面の開放部から挿入して、内箱を外箱の上部に支持しておくことができる。作業者は、内箱が外箱の上部に支持された状態のまま、給水部内に水を入れる作業、給水部内に切り花の茎を挿入する作業を行うことができる。このため、作業者は、通常の立ち姿勢で作業を行うことができ、屈んだ姿勢を取る必要がないので、腰を痛める心配もない。しかも、これらの作業が終了した後には、棒状部材を二つの挿入孔から引き抜くだけで、内箱を外箱内の下部に設置することができるので、切り花の梱包作業を容易に且つ迅速に行うことができる。また、内箱の上面であって開口部の周囲に枠部を形成したことにより、花梱包箱が転倒した場合に、切り花の茎を枠部によって支持し、給水部の口部を外箱の下側になった側面よりも枠部の高さだけ高い位置に保つことができるので、花梱包箱の転倒時に給水部内の水がこぼれ出てしまうのを防止することができる。更に、給水部の口部に弾性部材を設けたことにより、口部を切り花の茎に密接させることができるので、花梱包箱を輸送している際に、花梱包箱が大きな振動や大きな衝撃を受けたとしても、給水部内の水が外に飛び出るのを防止することができる。したがって、本発明は、切り花を搬送する際に用いられる花梱包箱に適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態である花梱包箱の概略斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態である花梱包箱における外箱の概略斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態である花梱包箱における内箱の概略斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態である花梱包箱における給水袋の概略斜視図である。 図5は、展開された状態の外箱の概略平面図である。 図6は、展開された状態の内箱の概略平面図である。 図7は、扁平状に畳まれた状態の外箱用の段ボールの概略平面図である。 図8は、給水袋が取り付けられた状態の内箱用の段ボールの概略斜視図である。 図9は、扁平状に畳まれた状態の内箱用の段ボールの概略斜視図である。 図10は、爪部が形成された枠板部の端部と孔部が形成された枠板部の端部とが重なり合った状態の内箱を示す概略斜視図である。 図11は、本実施形態の花梱包箱を用いて切り花を梱包するときの作業を説明するための概略斜視図である。 図12は、本実施形態の花梱包箱を用いて切り花を梱包するときの作業を説明するための概略斜視図である。 図13は、本実施形態の変形例である内箱の概略斜視図である。 図14は、展開された状態の図13に示す内箱の概略平面図である。
符号の説明
10 外箱
11 柱状部
12 底部
13 天井部
14 挿入孔
111a,111b,111c,111d 側面板部(外箱用側面板部)
112a,112b,112c,112d 下板部
113a,113b,113c,113d 上板部
114 接合部
20,200 内箱
21 柱状部
22 底部
23 開口部
24 枠部
25 係合孔部(孔部)
26 爪部
27 切込部
27a V字状切込部
27b I字状切込部
28 掛止部
28a,28b 切欠部
221 底面板部
222a,222b,222c,222d 側面板部(内箱用側面板部)
223a,223b,223c,223d 枠板部
224a,224b,224c,224d 連結板部
30 給水袋(給水部)
31 輪状ゴム(弾性部材)
32 口部
40 棒状部材

Claims (6)

  1. 少なくとも上面が開閉自在に形成された、複数の切り花を立てた状態で内部に収容する段ボール製の柱状の外箱と、前記外箱内の下部に設置される、当該切り花の茎の根側端部を支持するための段ボール製の内箱と、前記内箱の内部に収納された、当該切り花に供給する水を保持しておくための変形自在な給水部とを具備し、前記外箱を上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの前記外箱の内側面の断面形状と前記内箱を上下方向に沿っての中心軸に垂直な平面で切ったときの前記内箱の外側面の断面形状とが略同じに形成された花梱包箱であって、
    前記内箱は、その上面の中央部に形成された、切り花の茎の根側端部を挿入するための開口部と、その上面であって前記開口部の周囲に形成された枠部とを有し、
    前記給水部は、その下端が前記内箱の底面に達するような大きさのものであり、前記内箱の開口部の中央部に配置される口部と、前記口部に設けられた、前記口部が伸縮自在となり且つ前記口部から挿入された切り花の茎に前記口部の端縁が密接するように付勢するための弾性部材とを有し、
    前記外箱の側面上部において互いに対向する位置には、棒状部材を挿入するための二つの挿入孔が形成されており、且つ、切り花を梱包する際には、前記外箱の上面を開放すると共に前記棒状部材を前記二つの挿入孔に挿入した後に前記内箱を前記外箱の上面の開放部から挿入することにより前記内箱を前記外箱の上部に支持し、前記内箱が前記外箱の上部に支持された状態で前記給水部内に水を入れる作業と前記開口部及び前記口部を介して前記給水部内に切り花の茎の根側端部を挿入する作業とを行った後に、前記棒状部材を前記二つの挿入孔から抜き取ることにより前記内箱を落下させて前記外箱内の下部に設置することを特徴とする花梱包箱。
  2. 前記外箱は、一枚の段ボールを用いて略四角柱形状に形成され、未使用時にはその上面及び底面を開放状態にして扁平状に畳んだ状態にすることができるように形成されており、
    前記内箱は、一枚の段ボールを用いて略四角柱形状に形成され、略四角形状の底面板部と、前記底面板部の各辺に連なる略四角形状の内箱用側面板部と、前記各内箱用側面板部において前記底面板部と相対する側の辺に連なる枠板部とを有し、前記各内箱用側面板部及び前記各枠板部を折り曲げた後、前記枠板部同士が重なる各部分において、一方の前記枠板部に形成された爪部を折り曲げて他方の前記枠板部に形成された係合孔部内に挿入して当該枠板部同士を連結することにより、略四角柱形状に組み立てられることを特徴とする請求項1記載の花梱包箱。
  3. 前記外箱は、長辺が連なるように形成された四つの略四角形状の外箱用側面板部と、展開した状態で両端に位置する二つの前記外箱用側面板部の内の一方の外箱用側面板部の長辺に連なる接合部とを備え、前記外箱が略四角柱形状に組み立てられるときには、前記各外箱用側面板部及び前記接合部が前記外箱用側面板部と前記外箱用側面板部との境界線及び前記接合部と前記外箱用側面板部との境界線で折り曲げられ、前記接合部と前記展開した状態で両端に位置する二つの前記外箱用側面板部の内の他方の外箱用側面板部とが接合されており、
    前記内箱は隣り合う前記内箱用側面板部に連なる連結板部を備え、且つ、前記各連結板部は、略直角二等辺三角形状に形成され、二つの等辺の各々が当該隣り合う前記内箱用側面板部における前記底面板部及び前記枠板部のいずれにも連なっていない辺に連なるように形成され、前記内箱が略四角柱形状に組み立てられるときには、前記各連結板部は前記内箱用側面板部との境界線で折り曲げられて前記内箱内に二つに折り畳まれた状態で収納されることを特徴とする請求項2記載の花梱包箱。
  4. 前記給水部は、ポリエチレン製の袋であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の花梱包箱。
  5. 前記内箱は、その下部に形成された、前記給水部の下端部を差し込んで固定するための切込部を備えていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の花梱包箱。
  6. 前記内箱は、その側面上部に形成された、その側面上部の周囲に前記弾性部材を引っ掛けて止めるための掛止部を更に備えていることを特徴とする請求項5記載の花梱包箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102001493A (zh) * 2010-12-02 2011-04-06 北京福劳尔花卉有限公司 鲜切花保鲜运输箱
JP2013056689A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Oji Nepia Co Ltd カートン
CN107031963A (zh) * 2017-06-16 2017-08-11 张荣法 一种鲜花包装装置

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