JP2009045083A - 斜視型超音波内視鏡におけるライトガイドファイバの固定構造 - Google Patents

斜視型超音波内視鏡におけるライトガイドファイバの固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】挿入部を小径にしても、挿入部の先端部付近の構成要素である硬質部に形成したライトガイドファイバ挿通孔内においてライトガイドファイバを確実に固定できる斜視型超音波内視鏡におけるライトガイドファイバの固定構造を得る。
【解決手段】挿入部13の先端部近傍をなす硬質部25の内部に形成した、硬質部の後端面から前方に向かって挿入部の軸線と略平行に延びるライトガイドファイバLGFより大径の軸線平行部31、及び軸線平行部の前端から傾斜面26に向かって延びる傾斜部32を有するライトガイドファイバ挿通孔30と、軸線平行部の内周面とライトガイドファイバの周面に接触するように該軸線平行部に挿入する、軸線平行部と平行な方向に延びる固定棒40と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、斜視型超音波内視鏡に関し、特に斜視型超音波内視鏡の傾斜面に設けた照明レンズに光を供給するライトガイドファイバの固定構造に関する。
斜視型の超音波内視鏡の従来例としては、例えば図5及び図6に記載したものがある。
この超音波内視鏡01は、挿入部02の先端部にコンベックス型の超音波プローブ03を備えており、超音波プローブ03の直後は合成樹脂からなる樹脂部04となっている。樹脂部04の先端部には挿入部02(樹脂部04)の軸線に対して傾斜する傾斜面05が形成してあり、この傾斜面05に照明レンズ06や対物レンズ(図示略)などを設けている。
図示するように、樹脂部04の内部には樹脂部04を貫通するライトガイドファイバ挿通孔07が形成してある。このライトガイドファイバ挿通孔07は、挿入部02の軸線と平行な軸線平行部08と、軸線平行部08の先端から挿入部02の軸線に対して傾斜する方向に延びその先端が傾斜面05に達する傾斜部09と、を有している。
挿入部02内に設けたライトガイドファイバLGFは照明レンズ06に照明光を供給するものであり、図示するようにその前端部及び前端部近傍はライトガイドファイバ挿通孔07に嵌合しており、その先端面は照明用レンズ06に接続している。
図示するように、軸線平行部08は傾斜部09及びライトガイドファイバLGFより大径となるように設計してある。これは、ライトガイドファイバ挿通孔07の先端部が挿入部02の軸線に対して傾斜する傾斜部09となっているためである。
即ち、仮に軸線平行部08をライトガイドファイバLGFと同じ径にすると、ライトガイドファイバLGFを樹脂部04の後端からライトガイドファイバ挿通孔07に挿通するときにライトガイドファイバLGFの前端部を傾斜部09に嵌合できなくなる。しかし、図示するように軸線平行部08をライトガイドファイバLGFより大径となるように成形すると、軸線平行部08内においてライトガイドファイバLGFを軸線平行部08に対して傾斜させながら、ライトガイドファイバLGFの前端部を傾斜部09に嵌合可能となる。
しかし、このように軸線平行部08をライトガイドファイバLGFより大径にすると軸線平行部08とライトガイドファイバLGFの間に隙間が出来るので、このままではライトガイドファイバLGFが軸線平行部08内においてがたついてしまう。
そのため、樹脂部04にその外周面から軸線平行部08に向かって略径方向内向きに延びるねじ孔010を穿設し、このねじ孔010に固定ねじ011を螺合し、固定ねじ011の先端面をライトガイドファイバLGFの周面に圧接し、ライトガイドファイバLGFを軸線平行部08の内周面と固定ねじ011の先端で挟持している。
特開平8−248329号公報
近年、患者の負担を軽減するために内視鏡の挿入部02(及びその先端部)は従来より小径となるように設計されることが多い。このように挿入部02が小径化されると、これに伴って樹脂部04が小径化されるので、樹脂部04には短寸のねじ孔010しか穿設できなくなる。
しかし、ねじ孔010が短寸になると、ねじ孔010と固定ねじ011の螺合量が少なくなるので両者の螺合力が低下し、その結果、固定ねじ011によるライトガイドファイバLGFの固定力が低下してしまう。
その一方で、ねじ孔010を長寸にするためには樹脂部04を大径化すればよいが、樹脂部04を大径化すると挿入部02が大径になるので、患者の負担が増大してしまう。
本発明は、挿入部を小径にしても、挿入部の先端部付近の構成要素である硬質部に形成したライトガイドファイバ挿通孔内においてライトガイドファイバを確実に固定できる斜視型超音波内視鏡におけるライトガイドファイバの固定構造を提供することを目的とする。
本発明の斜視型超音波内視鏡におけるライトガイドファイバの固定構造は、挿入部の先端部に形成した超音波プローブの直後に位置し、その外周面に該挿入部の軸線に対して傾斜する傾斜面を有する硬質部と、上記傾斜面に設けた照明レンズと、上記硬質部内に設けた、その先端部が上記照明レンズに接続するライトガイドファイバと、を備える斜視型の超音波内視鏡において、上記硬質部の内部を貫通するように形成した、該硬質部の後端面から前方に向かって上記軸線と略平行に延びる上記ライトガイドファイバより大径の軸線平行部、及び該軸線平行部の前端から上記傾斜面に向かって上記軸線に対して傾斜しながら延びる傾斜部を有する、上記ライトガイドファイバが挿入するライトガイドファイバ挿通孔と、上記軸線平行部の内周面と上記ライトガイドファイバの周面に接触するように該軸線平行部に挿入する、該軸線平行部と平行な方向に延びる固定棒と、を備えることを特徴としている。
上記固定棒を上記軸線平行部に挿入したときに、該固定棒の後端部が上記硬質部の後端面から後方に突出するのが好ましい。
さらに、上記ライトガイドファイバの周面を、上記軸線平行部内に位置する部分と上記硬質部から後方に突出する部分とに跨る第1被覆部材と、該第1被覆部材の後方に位置しその前端部が該第1被覆部材の後端部と径方向に重なる第2被覆部材と、で被覆し、上記第1被覆部材の後端部と第2被覆部材の前端部を糸を巻き付た糸巻き部により互いに固定し、上記固定棒が、上記軸線平行部の内周面と上記ライトガイドファイバの周面に接触する押圧部と、上記硬質部の後端面から後方に突出する部分に上記糸巻き部を逃げるように凹設した凹部と、を有するのが好ましい。
本発明によると、ライトガイドファイバ挿通孔の軸線平行部の内周面とライトガイドファイバの間に成形された隙間に固定棒を挿入すると、この固定棒が軸線平行部の内周面とライトガイドファイバの外周面に接触するので、軸線平行部内においてライトガイドファイバが固定される。
また、本発明において固定棒によるライトガイドファイバの固定力を高くするためには、ライトガイドファイバを軸線平行部に挿入したときにライトガイドファイバの外周面が軸線平行部の内周面及びライトガイドファイバの外周面に圧接するように固定棒の断面形状を設定し、かつ、ライトガイドファイバ及び軸線平行部との接触面積を増やすために固定棒の長手寸法を大きくすればよい。そして、固定棒をこのように加工することは仮に硬質部(挿入部)が小径の場合であっても可能なので、本発明によれば硬質部(挿入部)の径寸法に拘わらずライトガイドファイバを強固に固定することができる。
請求項2のように構成すれば、固定棒を軸線平行部に挿入したときに固定棒の後端部が硬質部の後端面から後方に突出するので、固定棒の後端部を利用(把持)しながら固定棒の軸線平行部への挿入及び取り外しを行えるようになる。そのため、固定棒の軸線平行部への挿入及び取り外しが容易になる。
ライトガイドファイバの外周面を覆う第1被覆部材の後端部と第2被覆部材の前端部を糸巻き部により互いに固定すると、この糸巻き部は第1被覆部材の後端部と第2被覆部材に対して径方向外側に突出する。そのため、仮に固定棒の後端部をその他の部分と同じ太さにすると、固定部の後端部が糸巻き部と干渉し、固定棒を軸線平行部に挿入できなくなってしまう。
しかし請求項3のように構成すれば、ライトガイドファイバに糸巻き部を構成した場合であっても、固定棒に形成した凹部が糸巻き部を逃げるので固定棒と糸巻き部が干渉しなくなる。従って、固定棒の軸線平行部への挿入及び取り外しが可能になる。
以下、本発明の第1の実施形態を図1から図3を参照しながら説明する。なお、以下の説明中の前後方向は、超音波内視鏡10の挿入部13の先端部側を「前方」、挿入部13の基端部側を「後方」と定義している。
図1に示す斜視型の超音波内視鏡10は、操作部11と、操作部11から前方に延びるとともに周面の大部分を網状管12aと外皮材12bで覆った挿入部13と、共に操作部11から挿入部13と反対側に延びるユニバーサルチューブ14及び超音波画像伝送用チューブ15と、を備え、ユニバーサルチューブ14と超音波画像伝送用チューブ15の端部にはプロセッサ用コネクタ16と超音波画像用コネクタ17がそれぞれ設けてある。
挿入部13の先端部近傍をなす湾曲部19は、操作部11に設けた湾曲操作レバー20の回転操作に応じて上下及び左右方向に湾曲する部分である。
図1及び図2に示すように、挿入部13の先端部にはコンベックス型の超音波プローブ22が設けてある。さらに、超音波プローブ22の前後2箇所には超音波プローブ22に装着するバルーン(図示略)を超音波プローブ22に固定する弾性リング(図示略)を嵌合するための環状溝23、環状溝24が凹設してある。
超音波画像用コネクタ17に接続された超音波診断装置(図示略)に設けられた超音波スイッチ(図示略)を押すと、超音波プローブ22の表面から被検部に向けて超音波が発信され、被検部によって反射された超音波を超音波プローブ22が受信する。さらに、挿入部13(樹脂部25)、操作部11及び超音波画像伝送用チューブ15の内部には、前端が超音波プローブ22に接続し後端が超音波画像用コネクタ17に接続する超音波画像信号伝送用ケーブルUCが設けてある(図3参照)。従って、超音波画像用コネクタ17を超音波診断装置に接続した状態で超音波プローブ22から被検部に向けて超音波を発信すると、超音波プローブ22で得られた超音波画像信号が超音波診断装置により電気的に処理された上でCRTモニタに表示される。
挿入部13における超音波プローブ22の直後をなす部分は、合成樹脂によって形成された弾性変形不能な樹脂部(硬質部)25により構成されている。図示するように、樹脂部25の前端部近傍には樹脂部25(及び挿入部13)の軸線に対して傾斜する傾斜面26が形成してある。
傾斜面26には照明レンズL1(図2参照)と対物レンズ(図示略)及び処置具挿通管27(図3参照)の出口開口(図示略)が設けてある。照明レンズL1には、挿入部13(樹脂部25)、操作部11、ユニバーサルチューブ14及びプロセッサ用コネクタ16内に配設されたライトガイドファイバLGFの前端が接続しているので、プロセッサ用コネクタ16をプロセッサPに接続すると、プロセッサPに内蔵した光源(図示略)で発生した光がライトガイドファイバLGFを通って照明レンズL1から外部に照射される。
また、上記対物レンズの直後には樹脂部25に内蔵した撮像素子28(図3参照)が位置しており、挿入部13、操作部11、ユニバーサルチューブ14及びプロセッサ用コネクタ16内には撮像素子28から延びる画像信号伝送用ケーブル(図示略)が配設してある。従って、プロセッサ用コネクタ16をプロセッサPに接続すると、撮像素子28が撮像した対物レンズによる観察画像が電子画像信号としてプロセッサP内の画像処理装置に送られ、プロセッサPが接続する上記CRTモニタに表示される。
次に、樹脂部25におけるライトガイドファイバLGFの固定構造について詳しく説明する。
図2及び図3に示すように、樹脂部25内には樹脂部25を貫通するライトガイドファイバ挿通孔30が形成してある。図示するように、ライトガイドファイバ挿通孔30は、樹脂部25の後端面から前方に挿入部13(樹脂部25)の軸線と平行に延びる軸線平行部31と、軸線平行部31の前端から該軸線に対して傾斜する方向に延びその先端が傾斜面26において開口する傾斜部32とを具備している。
ライトガイドファイバLGFは多数の導光性繊維を束ねて、その先端部近傍を第1被覆部材35で被覆し、かつ第1被覆部材35より後方部分を第2被覆部材36で被覆したものである。さらに、第2被覆部材36の前端部は第1被覆部材35の後端部に外周側から重なっており、この重なった部分に糸を多数回巻き付けた上で接着剤で固めた糸巻き部37を構成し、この糸巻き部37によって第2被覆部材36の前端部と第1被覆部材35の後端部を互いに固定している。
図2及び図3に示すように、傾斜部32が軸線平行部31に対して傾斜しているのでライトガイドファイバLGFを樹脂部25の後方から軸線平行部31に真っ直ぐに挿入してもライトガイドファイバLGFの先端部を傾斜部32に導くことはできない。そのため、ライトガイドファイバLGFの先端部を軸線平行部31の前端部まで挿入したら、ライトガイドファイバLGFより断面径が大きい軸線平行部31の内部空間を利用してライトガイドファイバLGFの先端部の傾き角度を調整しながら、ライトガイドファイバLGFの先端部を傾斜部32に挿入する。図2に示すようにライトガイドファイバLGFの先端部を傾斜部32に挿入すると、糸巻き部37は樹脂部25の後端面より後方に位置する。
このようにライトガイドファイバLGFの先端部付近をライトガイドファイバ挿通孔30に挿入すると、図示するようにライトガイドファイバLGF(第1被覆部材35)の外周面と軸線平行部31の内周面の間に隙間が出来る。そこで、樹脂部25の後方から軸線平行部31における当該隙間に軸線平行部31と平行な方向に延び、その前端と後端の周面がそれぞれ前端テーパ面41と後端テーパ面42になっている(面取りされている)樹脂製の固定棒40を嵌合する。すると、固定棒40の周面が軸線平行部31の内周面とライトガイドファイバLGF(第1被覆部材35)の外周面に圧接し、さらにライトガイドファイバLGF(第1被覆部材35)の外周面の固定棒40と反対側の部分が軸線平行部31の内周面に圧接するので、軸線平行部31内においてライトガイドファイバLGFが強固に固定される。
しかも、本実施形態の固定棒40は樹脂部25(挿入部13)の径寸法に拘わらずライトガイドファイバLGFを強固に固定できるという利点がある。
即ち、固定棒40を利用する場合における軸線平行部31内におけるライトガイドファイバLGFの固定力を高くするための要件は、
(A)固定棒40を軸線平行部31に挿入したときに固定棒40の外周面が軸線平行部31の内周面とライトガイドファイバLGF(第1被覆部材35)の周面に圧接するように固定棒40の断面形状を設定し、
(B)ライトガイドファイバLGF(第1被覆部材35)及び軸線平行部31との接触面積を増やすために固定棒40の長手寸法を大きくする
ことである。
そして、この要件(A)及び(B)の要件を満たすように固定棒40を製造することは、仮に樹脂部25(挿入部13)が小径の場合であっても可能である。そのため、本実施形態では樹脂部25(挿入部13)の径寸法に拘わらずライトガイドファイバLGFを強固に固定することができる。
さらに、固定棒40の前端と後端には前端テーパ面41と後端テーパ面42を形成してある。そのため、前端テーパ面41と後端テーパ面42を設けない場合に比べて、固定棒40の軸線平行部31内への挿入、及び軸線平行部31からの取り出しは簡単である。
次に本発明の第2の実施形態について図4を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の固定棒50は樹脂製であり、その前半部をなす押圧部51は固定棒40と同じ断面形状である。一方、固定棒50の後半部には凹部52が形成してあり、そのため固定棒50の後半部は前半部より小径の小径部53となっている。さらに、押圧部51の前端の周面は前端テーパ面54となっている。
例えば小径部53をピンセット(図示略)で摘みながら固定棒50の前半部を軸線平行部31に挿入すると、押圧部51が軸線平行部31の内周面とライトガイドファイバLGF(第1被覆材35)の外周面に圧接するので、第1の実施形態と同様にライトガイドファイバLGFを強固に固定できる。
また、固定棒50の全長は軸線平行部31より長いので、固定棒50を軸線平行部31に挿入すると小径部53の後端部が樹脂部25の後端面から後方に突出し、小径部53が糸巻き部37と対向する。しかし、このとき固定棒50の凹部52が糸巻き部37を逃げるので、固定棒50を糸巻き部37と干渉することなく軸線平行部31に挿入できる。
さらに、小径部53の樹脂部25から後方に突出した部分を例えばピンセットで摘めば、軸線平行部31に挿入した固定棒50を軸線平行部31から容易に抜き出すことができる。
以上、本発明を第1及び第2の実施形態に基づいて説明したが、本発明は両実施形態に限定されるものではなく様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば、第1及び第2の実施形態では固定棒40及び固定棒50を樹脂製としたが、樹脂以外の材料(例えば金属)により成形してもよい。
また、挿入部13の先端部近傍を構成する硬質部を合成樹脂以外の硬質材料によって成形してもよい。
本発明の第1の実施形態の超音波内視鏡の全体図である。 超音波内視鏡の先端部の一部を破断して示す側面図である。 図2のIII-III矢線に沿う断面図である。 第2の実施形態の図2と同様の側面図である。 従来例の超音波内視鏡の先端部の一部を破断して示す側面図である。 図5のVI-VI矢線に沿う断面図である。
符号の説明
10 超音波内視鏡
11 操作部
12a 網状管
12b 外皮材
13 挿入部
14 ユニバーサルチューブ
15 超音波画像伝送用チューブ
16 プロセッサ用コネクタ
17 超音波画像用コネクタ
19 湾曲部
20 湾曲操作レバー
22 超音波プローブ
23 24 環状溝
25 樹脂部(硬質部)
26 傾斜面
27 処置具挿通管
28 撮像素子
30 ライトガイドファイバ挿通孔
31 軸線平行部
32 傾斜部
35 第1被覆部材
36 第2被覆部材
37 糸巻き部
40 固定棒
41 前端テーパ面
42 後端テーパ面
50 固定棒
51 押圧部
52 凹部
53 小径部
54 前端テーパ面
L1 照明レンズ
LGF ライトガイドファイバ
P プロセッサ
UC 超音波画像信号伝送用ケーブル

Claims (3)

  1. 挿入部の先端部に形成した超音波プローブの直後に位置し、その外周面に該挿入部の軸線に対して傾斜する傾斜面を有する硬質部と、
    上記傾斜面に設けた照明レンズと、
    上記硬質部内に設けた、その先端部が上記照明レンズに接続するライトガイドファイバと、を備える斜視型の超音波内視鏡において、
    上記硬質部の内部を貫通するように形成した、該硬質部の後端面から前方に向かって上記軸線と略平行に延びる上記ライトガイドファイバより大径の軸線平行部、及び該軸線平行部の前端から上記傾斜面に向かって上記軸線に対して傾斜しながら延びる傾斜部を有する、上記ライトガイドファイバが挿入するライトガイドファイバ挿通孔と、
    上記軸線平行部の内周面と上記ライトガイドファイバの周面に接触するように該軸線平行部に挿入する、該軸線平行部と平行な方向に延びる固定棒と、
    を備えることを特徴とする斜視型超音波内視鏡におけるライトガイドファイバの固定構造。
  2. 請求項1記載の斜視型超音波内視鏡におけるライトガイドファイバの固定構造において、
    上記固定棒を上記軸線平行部に挿入したときに、該固定棒の後端部が上記硬質部の後端面から後方に突出する斜視型超音波内視鏡におけるライトガイドファイバの固定構造。
  3. 請求項2記載の斜視型超音波内視鏡におけるライトガイドファイバの固定構造において、
    上記ライトガイドファイバの周面を、上記軸線平行部内に位置する部分と上記硬質部から後方に突出する部分とに跨る第1被覆部材と、該第1被覆部材の後方に位置しその前端部が該第1被覆部材の後端部と径方向に重なる第2被覆部材と、で被覆し、
    上記第1被覆部材の後端部と第2被覆部材の前端部を糸を巻き付た糸巻き部により互いに固定し、
    上記固定棒が、上記軸線平行部の内周面と上記ライトガイドファイバの周面に接触する押圧部と、上記硬質部の後端面から後方に突出する部分に上記糸巻き部を逃げるように凹設した凹部と、を有する斜視型超音波内視鏡におけるライトガイドファイバの固定構造。
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