JP2009044922A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータを良好に冷却することができると共に、インバータのコンパクト化が図られた駆動装置を提供することである。
【解決手段】駆動装置は、回転電機と、回転電機に電力を供給可能なインバータ10と、回転電機を収容すると共に、外表面に溝部306aが形成された収容ケース101と、溝部306aの一部を閉塞することで、冷媒が流通可能な流路306を規定な規定壁部112Aを有する収容ケース102とを含む筐体200と、インバータケース102内に着脱可能に設けられ、冷媒が流通して、インバータ10を冷却可能な冷却器250と、規定壁部112Aに形成された穴部304a,305aを経由して、冷却器250と流路306とを接続する接続管304,305と、穴部304a,305aを規定する規定壁部112Aの内表面と接続管304,305との隙間を閉塞可能なシール部材60,61とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、駆動装置に関し、特に、車両に搭載される車両用駆動装置に関する。
従来から、車両に搭載される駆動装置として各種提案されている。そして、近年、インバータと電動機とを一体化することで、駆動装置のコンパクト化が図られている。たとえば、特許文献1(特開2004−343845号公報)に記載された電動機内蔵駆動装置においては、駆動装置ケースは、リヤケースを含む3つの部分から構成されている。そして、リヤケースとインバータケースとの間には、流路が設けられている。
特許文献2(特開2005−20881号公報)に駆動装置は、電動機が収容された駆動装置ケースと、インバータと一体化され、インバータのハウジングを兼ねるヒートシンクとを備えている。そして、駆動装置ケースとヒートシンクとが対向する部分には、冷却空間が形成されており、この冷却空間は、分離壁によって、インバータ側冷却空間と、駆動装置側冷却空間とに分離し、各空間に供給する冷媒の流入割合を調整している。
なお、特許文献3(国際公開第04/025808号パンフレット)においても、インバータのハウジングを兼ねるヒートシンクと、駆動装置ケースとの間に冷却空間が形成されている。
特開2004−343845号公報 特開2005−20881号公報 国際公開第04/025808号パンフレット
しかし、上記従来の駆動装置においては、冷却効率の観点から、インバータがインバータケースの表面に形成されており、インバータとインバータケースとが一体となっている。このため、インバータを保管等する際に、インバータケースに半田付けされたインバータケースごと保管等する必要がある。
すなわち、インバータがインバータケースと一体となっているので、インバータ自体の大きさが大きくなっており、保管や組み立て作業に手間とスペースを要し、修理コストもかかるという問題があった。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、インバータを良好に冷却することができると共に、インバータのコンパクト化が図られた駆動装置を提供することである。
本発明に係る駆動装置は、回転電機と、回転電機に電力を供給可能なインバータと、回転電機を収容すると共に、外表面に溝部が形成された第1収容ケースと、溝部の一部を閉塞することで、冷媒が流通可能な流路を規定可能な規定壁部を有する第2収容ケースとを含む筐体とを備える。そして、回転電機は、第2収容ケース内に着脱可能に設けられ、冷媒が流通して、インバータを冷却可能な冷却器と、規定壁部に形成された穴部を経由して、冷却器と流路とを接続する接続管と、穴部を規定する規定壁部の内表面と接続管との隙間を閉塞可能なシール部材とを備える。
好ましくは、上記冷却器の表面に複数の半導体素子が直接接合されて、インバータが形成される。好ましくは、冷却器と流路とを含み、冷媒が流通するインバータ冷却冷媒循環回路を上記駆動装置はさらに備え、上記流路は、冷却器に対して、冷媒の流通方向下流側に位置する。好ましくは、上記規定壁部の内表面には、冷却器の装着部と、インバータと別の電気機器を受け入れ可能な開口部が規定される。好ましくは、上記流路は、回転電機と冷却器との間に位置する。
本発明に係る駆動装置によれば、インバータを良好に冷却することができると共に、インバータ自体のコンパクト化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る車両用駆動装置について、図1から図10を用いて説明する。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両50の概略構成を示す模式図である。この図1に示すように、車両50は、図示されない車輪を回転駆動させる駆動装置100と、駆動装置100やエンジン等を収容するボディ500とを備えている。なお、車両50は、回転電機からの動力によって駆動する電気自動車であってもよく、回転電機およびエンジン(内燃機関)からの動力によって駆動するハイブリッド車両であってもよい。
ボディ500内にはエンジンコンパートメントが規定されており、このボディ500は、たとえば、エンジンを冷却する冷媒が流通し、冷媒を冷却するためのエンジン用熱交換器402と、乗員搭乗室内の温度を調整する空調器の外部熱交換器401とを収容している。
ボディ500は、歩行者等と衝突した際に、衝突した歩行者を保護するために、容易に変形可能とされたフード501などを備えている。そして、ボディ500内のうち、このフード501の下方に位置する部分に、駆動装置100が位置している。
駆動装置100は、インバータ等を収容する収容ケースを備えており、この駆動装置100には、収容ケース内に収容されたインバータ等の電子機器を冷却する冷却回路300が接続されている。
この冷却回路300は、収容ケース200内に配設された冷却機構と、この冷却機構に冷媒Lを供給する図示されないポンプと、冷媒Lを外部の空気で冷却するためのラジエータ400と、ラジエータ400によって冷却された冷媒Lを冷却機構内に供給する供給管301と、冷却機構内で加熱された冷媒Lをラジエータ400に排出する排出管302とを備えている。
なお、ラジエータ400の上方には、エンジン用熱交換器402が配置されている。さらに、このラジエータ400およびエンジン用熱交換器402に対して、車両50の前方側には、外部熱交換器401が設けられている。
さらに、ラジエータ400およびエンジン用熱交換器402に対して車両50の後方側には、ファン403が配置されており、外部の空気が積極的に取り込まれている。このため、ラジエータ400は、冷媒Lを良好に冷却することができる。
図2は、駆動装置100内に収容された回転電機およびインバータ等の接続構造を示すブロック図である。
駆動装置100は、電動車両に搭載され、インバータ10A,10Bと、コンデンサ11とを備え、直流電源Bから電力が供給されると共に、制御装置140によって、駆動制御されている。
インバータ10A(10)は、U相アーム141、V相アーム142およびW相アーム143から成る。U相アーム141、V相アーム142およびW相アーム143は、ノードN1とノードN2との間に並列に接続される。
U相アーム141は、直列接続されたNPNトランジスタQ3,Q4を含み、V相アーム142は、直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6を含み、W相アーム143は、直列接続されたNPNトランジスタQ7,Q8を含む。また、各NPNトランジスタQ3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれぞれ接続されている。
インバータ10B(10)は、U相アーム121、V相アーム122およびW相アーム123から成る。U相アーム121、V相アーム122およびW相アーム123は、ノードN1とノードN2との間に並列に接続される。
U相アーム121は、直列接続されたNPNトランジスタQ9,Q10を含み、V相アーム122は、直列接続されたNPNトランジスタQ11,Q12を含み、W相アーム123は、直列接続されたNPNトランジスタQ13,Q14を含む。また、各NPNトランジスタQ9〜Q14のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD9〜D14がそれぞれ接続されている。
インバータ10A(10)の各相アームの中間点には、回転電機MG1の各相コイルの各相端に接続されたU相配線141A,V相配線142A,W相配線143Aが接続されている。インバータ10B(10)の各相アームの中間点には、回転電機MG2の各相コイルの各相端に接続されたU相配線121A,V相配線122A,W相配線123Aが接続されている。すなわち、回転電機MG1,MG2は、3相の永久磁石回転電機であり、U相,V相,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成される。
コンデンサ11は、ノードN1とノードN2との間にインバータ10A(10),10B(10)に並列に接続される。
直流電源Bは、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池から成る。インバータ10A(10)は、制御装置140からの駆動信号DRV1に基づいて、コンデンサ11からの直流電圧を交流電圧に変換して回転電機MG1を駆動する。インバータ10B(10)は、制御装置140からの駆動信号DRV2に基づいて、コンデンサ11からの直流電圧を交流電圧に変換して回転電機MG2を駆動する。
コンデンサ11は、直流電源Bからの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をインバータ10A(10),10B(10)へ供給する。
図3は、駆動装置100の斜視図である。そして、図4は、駆動装置100の断面図であり、図5は、駆動装置100の側断面図である。
これら、図3から図5に示されるように、駆動装置100は、車両の車輪を駆動する動力を発生可能な回転電機MG2と、図示されない内燃機関からの動力によって駆動され、電力を発生可能な回転電機MG1と、インバータ10と、コンデンサ11と、収容ケース200と、収容ケース200内に配設され、インバータ10を冷却する冷却機構30と、回転電機MG1,MG2を冷却する冷却回路150とを備えている。
収容ケース200は、回転電機MG2を収容可能な収容室110が規定された収容ケース101と、回転電機MG1を収容する収容室111が規定された収容ケース103と、インバータ10が収容されたインバータケース102とを備えている。
図5において、冷却回路150は、収容室111の下方に位置し、回転電機MG1の軸受の潤滑を確保したり、回転電機MG1を冷却したりする潤滑油151が貯留する貯留部43と、収容室110の下方に位置し、回転電機MG1の軸受の潤滑を確保したり、回転電機MG2を冷却する潤滑油151が溜まる貯留部41とを備えている。
ここで、図4および図5において、冷却機構30は、インバータ10を冷却する冷却器250と、冷却器250にと回転電機MG2との間に位置する冷却通路306と、コンデンサ11を冷却する冷却通路32と、貯留部41内の潤滑油を冷却するジャケット部33と、貯留部43内の潤滑油151を冷却するジャケット部34と、ジャケット部34とジャケット部33とを連通する連通路35とを備えている。
ジャケット部34は、筒状に規定された収容室111の周囲に沿って延び、このジャケット部34に、図1に示す排出管302が接続されている。
図6は、冷却器250およびその周囲の構成を示す断面図であり、図7は、インバータケース102および収容ケース101の側面を示す斜視図である。さらに、図8は、インバータケース102内を模式的に示す断面図であり、図9は、図8のIX−IX線における断面図である。
この図6および図7に示すように、収容ケース101の周面のうち、インバータケース102が装着される装着面101Aには、溝部306aと、図1に示す供給管301が接続された溝部302とが形成されている。
溝部306aは、装着面101Aのうち、インバータケース102内の冷却器250と対向する領域に形成されており、溝部302は、この溝部306aに対して下方に位置している。そして、この装着面101Aに、インバータケース102を装着することで、インバータケース102の壁面と、溝部306aとによって、冷却通路306が規定される。
インバータケース102は、装着面101Aに装着され、溝部306aの少なくとも一部を閉塞して、冷却通路306を規定する規定壁部112Aと、この規定壁部112Aの周縁部に形成された周壁部112Bと、この周壁部112Bの端部に連設された上面112Cとを備えている。
規定壁部112Aには、規定された冷却通路306上に位置する貫通孔305aと、溝部302上に位置する貫通孔304aとが形成されている。そして、この貫通孔305aの内周面を規定する規定壁部112Aの内表面には、Oリングなどの環状のシール部材61が装着されており、貫通孔304aを規定する規定壁部112Aの内表面にも、Oリング等の環状のシール部材60が装着されている。
インバータケース102内には、インバータ10を冷却する冷却器250が着脱可能に装着されている。
冷却器250は、規定壁部112Aの内表面側に装着され、冷媒Lが流通可能な流通路250Aと、この流通路250A内に設けられた放熱フィン131と、冷却器250の表面のうち、規定壁部112Aに装着される装着面250Bから突出し、流通路250Aと連通する連通路304,305と、インバータ10を冷却する冷却面250Cとを備えている。
冷却面250Cの表面上には、NPNトランジスタQ(Q3〜Q14)およびダイオードD(D3〜D14)が直接半田付けされている(接合されている)。
具体的には、冷却面250Cには、冷却面250C上に形成された半田9と、この半田9の上面上に形成され、アルミなどから形成された金属板8と、この金属板8の上面上に形成された絶縁膜7と、この絶縁膜7上に形成された配線パターン5、6と、この配線パターン5、6上に導電層3,4を介して形成されたNPNトランジスタQ(Q3〜Q14)およびダイオードD(D3〜D14)と設けられている。
配線パターン5、6は、アルミなどから形成されており、NPNトランジスタQ(Q3〜Q14)およびダイオードD(D3〜D14)に電力を供給可能とされている。絶縁膜7は、たとえば、セラミックから構成されており、配線パターン5,6と、半田9および金属板8との間を絶縁している。
そして、貫通孔305a内に連通路305が挿入され、貫通孔304a内に連通路304が形成されている。冷却器250内の流通路250Aと、供給管301とが溝部302を介して接続され、さらに、流通路350Aと冷却通路306とが接続される。
このように、供給管301から駆動装置100内に供給された冷媒Lは、まず、冷却器250の流通路250A内に供給される。
この流通路250A内には、複数の放熱フィン131が設けられており、NPNトランジスタQ(Q3〜Q14)およびダイオードD(D3〜D14)からの熱を冷媒L内に放熱し、NPNトランジスタQ(Q3〜Q14)およびダイオードD(D3〜D14)が冷却される。
図7に示すように、インバータケース102は、収容ケース101内に収容されたコンデンサ11の一部を受け入れており、さらに、インバータケース102内には、収容ケース101から突出し、図2に示す直流電源Bに接続された端子71と、回転電機MG1に接続された端子72と、回転電機に接MG2続された端子73とが挿入されている。そして、規定壁部112Aには、コンデンサ11を受け入れる貫通孔102dと、端子71,72,73を受け入れる貫通孔102a,102b,102cとが形成されている。各端子71,72,73は、インバータ10に接続されている。
ここで、駆動装置100の製造工程のうち、インバータ10の製造過程においては、図6に示す冷却器250の冷却面250Cの表面上に、各NPNトランジスタQ(Q3〜Q14)およびダイオードD(D3〜D14)を実装することで、インバータ10が製造される。この際、冷却器250は、インバータケース102から独立しており、たとえば、インバータケース102の内表面に直接NPNトランジスタQ(Q3〜Q14)およびダイオードD(D3〜D14)等を実装する場合と比較して、被実装対象物が小さく、製造過程上における管理を容易なものとすることができる。
さらに、インバータ10を冷却面250Cの表面上に形成した後に、この冷却器250を保管する際においても、インバータケース102に直接インバータ10を実装した場合よりも、保管対象をコンパクトにすることができ、保管上の管理を容易なものとすることができる。
冷却器250をインバータケース102に装着する際には、インバータケース102の上面112Cに形成された図示されない蓋部を開けて、冷却器250をインバータケース102内に挿入する。
そして、冷却器250に形成された各連通路304,305を各貫通孔304a,305a内に挿入する。この際、シール部材60,61によって、各連通路304,305と規定壁部112Aとの間の隙間が閉塞され、冷媒Lがインバータケース102内に染み出すことを抑制することができる。このように、冷却器250とインバータケース102との間のシールを容易に確保することができる。なお、本実施の形態においては、連通路304,305が冷却器250から突出しているが、これに限られない。たとえば、連通路304,305を、インバータケース102の規定壁部112Aから突出するように形成し、冷却器250にこれら連通路304,305を受け入れ可能な貫通孔を形成するようにしてもよい。この場合には、シール部材は、冷却器250に形成された貫通孔の内表面にそれぞれ設けられる。そして、冷却器250をインバータケース102に固定する図示されないボルトやナットなどの着脱可能な固定手段によって固定する。
このように、冷却器250が装着されたインバータケース102を収容ケース101の装着面101Aに装着して、冷却通路306などを規定する。
流通路250A内を通った冷媒Lは、その後、冷却通路306内に入り込む。この冷却通路306は、回転電機MG2と冷却器250との間に位置しており、回転電機MG2からの熱が流通路250A内の冷媒Lに伝達することを抑制する。さらに、冷却通路306は、装着面101Aのうち、冷却器250と対向する領域に形成されているため、回転電機MG2からの熱が流通路250A内に達することを良好に抑制することができる。
図4において、冷却通路306は、冷却通路32に接続されている。冷却通路32は、コンデンサケース11Aの上面から側面を通って、コンデンサケース11Aの底面に達するように延びている。
このように、冷却通路32は、コンデンサケース11Aの周面を取り囲むように延びているため、コンデンサ11を良好に冷却することができる。冷却通路32は、回転電機MG2とコンデンサ11との間に設けられているので、回転電機MG2からの熱がコンデンサ11に伝達されることを抑制することができる。
コンデンサ11は、潤滑油が貯留されている貯留部41の側方に配置されているが、冷却通路32は、コンデンサ11と貯留部41との間にも位置しているので、貯留部41からの熱がコンデンサ11に伝達されることを抑制することができる。
なお、この冷却通路32の内表面のうち、コンデンサケース11Aに近接する部分に、冷却通路32の延在方向に延びる複数のフィン(コンデンサ用放熱部)132を設けて、冷却効率の向上を図ってもよい。
さらに、冷却機構30は、冷却通路32に接続されたジャケット部33を備えている。このジャケット部33は、貯留部41の下方に設けられており、図4に示すように、回転電機MG2の回転シャフトの軸方向に向けて延びている。このジャケット部33においては、ジャケット部33内の冷媒Lと、貯留部41内の潤滑油151との熱交換が行なわれ、潤滑油151を冷却することができる。
特に、ジャケット部33の内表面のうち、貯留部41側の部分には、ジャケット部33の延在方向に向けて延びる複数のフィン(潤滑油用放熱部)40が設けられており、潤滑油151を良好に冷却することができる。
ここで、図5に示すように、貯留部41は、回転電機MG2の下方であって、回転電機MG2の回転シャフトの軸方向に向けて延びており、ジャケット部33の延在方向と一致している。
このため、ジャケット部33と貯留部41との対向面積が大きく、潤滑油151と冷媒Lとが熱交換することができる面積が確保されており、潤滑油151を良好に冷却することができる。
さらに、冷却機構30は、このジャケット部33に対して冷媒の流通方向下流側に設けられ、ジャケット部33に接続されたジャケット部34を備えている。
ジャケット部34は、回転電機MG1を収容する収容部111の下方に設けられている。ここで、収容部111は略円筒状に形成されており、ジャケット部34は、この収容部111を規定する収容ケース103の内周面に沿って延びている。
ここで、収容部111の底面側には、回転電機MG1に吹き付けられたり、回転電機MG1の軸受けに供給された潤滑油が溜まっている。そして、収容部111の底面側にジャケット部34が設けられているので、収容部111内の潤滑油を冷却することができる。
また、ジャケット部34の内表面のうち、収容部111側の部分には、ジャケット部34の延在方向に延びるフィン42が設けられている。このため、潤滑油を良好に冷却することができる。そして、冷媒Lは、排出口から排出管302を介して、ラジエータ400に戻される。
このように、本発明の実施の形態に係る駆動装置100においては、コンデンサ11よりも耐熱温度が低いインバータ10をまず冷却して、その後に、コンデンサ11および回転電機MG1,MG2を冷却している。これにより、回転電機MG1,MG2よりも耐熱温度の低いインバータ10の劣化を抑制することができる。なお、図10は、本発明の実施の形態に係る駆動装置の変形例を示す断面図である。この図10に示す例においては、供給管301から供給された冷媒Lは、供給管301から冷却通路306および流通路250Aとに並列的に供給している。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
本発明は、駆動装置に適用でき、特に、車両に搭載される車両用の駆動装置に好適である。
本発明の実施の形態に係る車両の概略構成を示す模式図である。 駆動装置内に収容された回転電機およびインバータ等の接続構造を示すブロック図である。 駆動装置の斜視図である。 駆動装置の断面図である。 駆動装置の側断面図である。 冷却器およびその周囲の構成を示す断面図である。 インバータケースおよび収容ケースの側面を示す斜視図である。 インバータケース内を模式的に示す断面図である。 図8のIX−IX線における断面図である。 本発明の実施の形態に係る駆動装置の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10A,10B,10 インバータ、11 コンデンサ、30 冷却機構、50 車両、60,61 シール部材、71,72,73 端子、100 駆動装置、101 収容ケース、101A 装着面、102 インバータケース、112A 規定壁部、140 制御装置、150 冷却回路、300 冷却回路、L 冷媒、MG1,MG2 回転電機。

Claims (5)

  1. 回転電機と、
    前記回転電機に電力を供給可能なインバータと、
    前記回転電機を収容すると共に、外表面に溝部が形成された第1収容ケースと、前記溝部の一部を閉塞することで、冷媒が流通可能な流路を規定可能な規定壁部を有する第2収容ケースとを含む筐体と、
    前記第2収容ケース内に着脱可能に設けられ、前記冷媒が流通して、前記インバータを冷却可能な冷却器と、
    前記規定壁部に形成された穴部を経由して、前記冷却器と前記流路とを接続する接続管と、
    前記穴部を規定する前記規定壁部の内表面と前記接続管との隙間を閉塞可能なシール部材と、
    を備える、駆動装置。
  2. 前記冷却器の表面に複数の半導体素子が直接接合されて、前記インバータが形成された、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記冷却器と前記流路とを含み、前記冷媒が流通するインバータ冷却冷媒循環回路をさらに備え、
    前記流路は、前記冷却器に対して、前記冷媒の流通方向下流側に位置する、請求項1または請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記規定壁部の内表面には、前記冷却器の装着部と、前記インバータと別の電気機器を受け入れ可能な開口部が規定された、請求項1から請求項3のいずれかに記載の駆動装置。
  5. 前記流路は、前記回転電機と前記冷却器との間に位置する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の駆動装置。
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