JP2009042125A - 光学特性計測方法及び光学特性算出装置 - Google Patents

光学特性計測方法及び光学特性算出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 被検光学系の光学特性である偏光収差を高精度に計測することができる光学特性計測方法を提供する。
【解決手段】 被検光学系の光学特性を計測する光学特性計測方法において、前記被検光学系を構成する各光学部材の情報から前記被検光学系の光学特性を表現する第1行列を算出する算出工程(S11)と、前記算出工程(S11)により算出された前記第1行列を、第2行列に変換する第1変換工程(S12)と、前記第2行列を構成する複数のパラメータのうち、少なくとも1つの該パラメータを前記被検光学系の実計測値に入れ換える入換工程(S14)と、前記入換工程(S14)により前記実計測値に入れ換えられた前記第2行列を第3行列に変換する第2変換工程(S15)とを含む。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば半導体素子または液晶表示素子等のマイクロデバイスをリソグラフィ工程で製造するために用いられる結像光学系の光学特性を計測するための光学特性計測方法及び該光学特性を算出するための光学特性算出装置に関するものである。
例えば半導体素子または液晶表示素子等を製造する際に、マスク(レチクル、フォトマスク等)に形成されているパターンを投影光学系(結像光学系)を介してレジストが塗布された基板(ガラスプレートまたは半導体ウエハ等)上に露光する露光装置が使用されている。この露光装置に搭載されている投影光学系は、マスクに形成されているパターンを基板上に高解像度で投影するために諸収差が十分に補正された良好な光学特性を有する必要がある。
また近年、投影光学系の解像度を向上させるために投影光学系の開口数(NA)が大きくなっており、投影光学系のNAが大きくなるにしたがい、光の偏光状態が投影光学系の光学特性へ与える影響が大きくなっている。したがって、マスクに形成されているパターンを基板上に高解像度で投影するために、投影光学系の偏光変調作用(偏光収差)を補正する必要が生じている。そこで、投影光学系の偏光収差は、投影光学系を構成する個々の光学部材の設計値、複屈折値及び反射防止膜等の薄膜の偏光特性の設計値などから算出したジョーンズ行列により表現されていた(例えば、非特許文献1参照)。
HECHT,EUGENE.,OPTICS Second Edition,ADDISON−WESLEY PUBLISHING COMPANY,1990
しかしながら、計算により求められたジョーンズ行列の各成分の値は予測値であるため、実計測値と比較して精度が劣る。また、ジョーンズ行列の非対角項の成分を直接計測(実計測)しようとすると、測定光の光量が不足するために計測誤差が大きくなってしまう。したがって、投影光学系(被検光学系)の光学特性である偏光収差を高精度に求めることは困難であった。
この発明の課題は、被検光学系の光学特性である偏光収差を高精度に計測することができる光学特性計測方法、及び被検光学系の光学特性である偏光収差を高精度に算出することができる光学特性算出装置を提供することである。
この発明の光学特性計測方法は、被検光学系の光学特性を計測する光学特性計測方法において、前記被検光学系を構成する各光学部材の情報から前記被検光学系の光学特性を表現する第1行列を算出する算出工程(S11)と、前記算出工程(S11)により算出された前記第1行列を、第2行列に変換する第1変換工程(S12)と、前記第2行列を構成する複数のパラメータのうち、少なくとも1つの該パラメータを前記被検光学系の実計測値に入れ換える入換工程(S14)と、前記入換工程(S14)により前記実計測値に入れ換えられた前記第2行列を第3行列に変換する第2変換工程(S15)とを含むことを特徴とする。
また、この発明の光学特性算出装置は、被検光学系の光学特性を算出する光学特性算出装置(2)において、前記被検光学系を構成する各光学部材の情報から前記被検光学系の光学特性を表現する第1行列を算出する算出部(10)と、前記算出部(10)により算出された前記第1行列を、第2行列に変換する第1変換手段を有する変換部(12)と、前記第2行列を構成する複数のパラメータのうち、少なくとも1つの該パラメータを前記被検光学系の実計測値に入れ換える入換部(16)とを備え、前記変換部(12)は、前記入換部(16)により前記実計測値に入れ換えられた前記第2行列を第3行列に変換する第2変換手段をさらに有することを特徴とする。
この発明の光学特性計測方法によれば、被検光学系を構成する各光学部材の情報から被検光学系の光学特性を表現する第1行列を算出し、算出された第1行列を第2行列に変換し、第2行列を構成する少なくとも1つのパラメータを被検光学系の実計測値に入れ換え、実計測値に入れ換えられた第2行列を第3行列に変換する。第2行列に変換され、実計測値が反映された第3行列は、被検光学系を構成する各光学部材の情報から算出された第1行列より、被検光学系の光学特性を高精度に表現するものである。即ち、この発明の光学特性計測方法によれば、被検光学系の光学特性を高精度に算出することができる。
また、この発明の光学特性算出装置によれば、被検光学系を構成する各光学部材の情報から被検光学系の光学特性を表現する第1行列を算出し、算出された第1行列を第2行列に変換し、第2行列を構成する少なくとも1つのパラメータを被検光学系の実計測値に入れ換え、実計測値に入れ換えられた第2行列を第3行列に変換する。第2行列に変換され、実計測値が反映された第3行列は、被検光学系を構成する各光学部材の情報から算出された第1行列より、被検光学系の光学特性を高精度に表現するものである。即ち、この発明の光学特性算出装置によれば、被検光学系の光学特性を高精度に算出することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態にかかる光学特性算出装置について説明する。光学特性算出装置は、被検光学系の光学特性を算出する装置である。この実施の形態においては、被検光学系として、例えば半導体素子または液晶表示素子等のマイクロデバイスを製造するための露光装置に搭載され、物体面(第1面)に配置されるマスクのパターンの像を像面(第2面)に形成する結像光学系(投影光学系)を例に挙げて説明する。また、この実施の形態においては、被検光学系の光学特性とは、結像光学系に入射する光の偏光変調作用(偏光収差)を含むものである。
図1は、この実施の形態にかかる光学特性算出装置のブロック構成図である。図1に示すように、光学特性算出装置2は、光学特性算出装置2の動作を制御する制御部4を備えている。制御部4には、結像光学系を構成する各光学部材の情報、及び結像光学系の実計測値を入力するための例えばキーボード等からなる入力部6が接続されている。ここで、光学部材の情報には、光学部材の設計値(レンズデータ等)、光学部材の複屈折値、及び光学部材に形成されている薄膜(反射防止膜等)の偏光特性(非偏光特性を含む)の設計値あるいは実測値が含まれている。また、結像光学系の実計測値とは、後述するジョーンズN行列を構成する少なくとも1つのパラメータに対応する実計測値であって、例えば結像光学系の光学特性を計測するための図示しない光学特性計測装置により計測された値のことである。
また、制御部4には、入力部6から入力された各光学部材の情報及び結像光学系の実計測値を記憶するための記憶部8、及び記憶部8に記憶されている各光学部材の情報から結像光学系の偏光収差を表現するジョーンズ行列(第1行列)を算出する演算部(算出部)10、ジョーンズ行列(第1行列)からジョーンズN行列(第2行列)またはジョーンズN行列(第2行列)からジョーンズ行列(第3行列)への変換を行う変換部(第1変換手段、第2変換手段)12、変換部12により変換されたジョーンズ行列(第3行列)を出力する出力部14が接続されている。ジョーンズ行列及びジョーンズN行列については、詳細を後述する。
制御部4は、入力部6により入力された各光学部材の情報及び結像光学系の実計測値を記憶部8に記憶させる。そして、制御部4は演算部10に対して制御信号を出力し、演算部10は記憶部8に記憶されている各光学部材の情報からジョーンズ行列(第1行列)を算出する。制御部4は、演算部10により算出されたジョーンズ行列を取得する。そして、制御部4は変換部12に対して制御信号を出力し、変換部12はジョーンズ行列(第1行列)をジョーンズN行列(第2行列)に変換する。また、入換部16は、記憶部8に記憶されている結像光学系の実計測値を制御部4を介して取得し、ジョーンズN行列を構成する複数のパラメータのうち、少なくとも1つのパラメータを対応する実計測値に入れ換える。そして、変換部12は、実計測値を含むジョーンズN行列(第2行列)をジョーンズ行列(第3行列)に変換する。制御部4は、変換部12により変換されたジョーンズ行列を取得する。そして、制御部4は出力部14に対して制御信号を出力し、出力部14は変換されたジョーンズ行列(第3行列)を出力する。
次に、図2のフローチャートを参照して、この実施の形態にかかる結像光学系の偏光収差を計測するための偏光収差計測方法(光学特性計測方法)について説明する。
まず、制御部4は、入力部6により入力され、記憶部8に記憶されている結像光学系を構成する各光学部材の情報、例えば各光学部材の設計値、各光学部材の複屈折値、及び各光学部材に形成されている薄膜(反射防止膜等)の偏光特性(非偏光特性を含む)の設計値あるいは実測値、を取得する(ステップS10)。なお、入力部6により入力され、記憶部8に記憶される各光学部材の情報は、例えば各光学部材の設計値、各光学部材の複屈折値、及び各光学部材に形成されている薄膜(反射防止膜等)の偏光特性(非偏光特性を含む)の設計値あるいは実測値のうち、少なくとも1つあればよい。また、ステップS10において取得する各光学部材の情報は、例えば各光学部材の設計値、各光学部材の複屈折値、及び各光学部材に形成されている薄膜(反射防止膜等)の偏光特性(非偏光特性を含む)の設計値あるいは実測値のうち、少なくとも1つ取得すればよい。
次に、制御部4は、演算部10を用いて、ステップS10において取得した結像光学系を構成する各光学部材の情報から、結像光学系の偏光収差を表現するジョーンズ行列(第1行列)を算出する(ステップS11、算出工程)。
ジョーンズ行列は、被検光学系(例えば、結像光学系)の偏光収差を表現する2×2の複素行列であり、例えば、ジョーンズ行列をJ(p)、結像光学系に入射する入射光のベクトルを(Ex,Ey)、結像光学系から射出する射出光のベクトルを(Ex´,Ey´)としたとき、(1)式が成立する。
Figure 2009042125
Jxx,Jxy,Jyx,Jyyは、ジョーンズ行列J(p)を構成する成分であり、XYZ直交座標系としてX軸及びY軸が結像光学系の像面に対して平行となるように設定し、Z軸が結像光学系の像面に対して直交するように設定したとき、JxxはX方向に偏光成分を有する入射光が結像光学系に入射し、X方向に偏光成分を有する射出光として射出する光に相当する。同様に、JxyはX方向に偏光成分を有する入射光が結像光学系に入射し、Y方向に偏光成分を有する射出光として射出する光、JyxはY方向に偏光成分を有する入射光が結像光学系に入射し、X方向に偏光成分を有する射出光として射出する光、JyyはY方向に偏光成分を有する入射光が結像光学系に入射し、Y方向に偏光成分を有する射出光として射出する光に相当する。
次に、制御部4は、変換部10を用いて、ステップS11において算出されたジョーンズ行列をジョーンズN行列(第2行列)に変換する(ステップS12、第1変換工程)。
ジョーンズN行列は、ジョーンズ行列を基底行列に分解し、その線型和で表現したものである。ジョーンズN行列によりジョーンズ行列を分解したものを(2)式に示す。
J(p)=tσ+tσ+tσ+tσ+tσ+tσ+tσ+tσ (2)
係数(パラメータ)t,t,t,t,t,t,t,tは、スカラー量(実数)であり、ジョーンズ行列の各成分Jxx,Jxy,Jyx,Jyyを用いて、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)式の関係で表わせる。ここで、iは虚数単位、Imは虚数部、Reは実数部である。
=Im[(Jxx+Jyy)/2] (3)
=Re[(Jxx+Jyy)/2] (4)
=Im[(−Jxy+Jyx)/2i] (5)
=Re[(−Jxy+Jyx)/2i] (6)
=Im[(Jxx−Jyy)/2] (7)
=Re[(Jxx−Jyy)/2] (8)
=Im[(Jxy+Jyx)/2] (9)
=Re[(Jxy+Jyx)/2] (10)
また、σ,σ,σ,σ,σ,σ,σ,σは、2×2の行列であり、(11)、(12)、(13)、(14)、(15) 、(16) 、(17) 、(18)式により示される。ここで、iは虚数単位である。
Figure 2009042125
係数tは、偏光していない光(非偏光)の収差成分、即ち非偏光の位相を示し、係数tは、非偏光の収差成分、即ち非偏光の透過率を示している。係数tは、光の進行方向に対して右回りと左回りの円偏光の収差成分の相対値、即ち光の進行方向に対して右回りと左回りの円偏光の位相差を示している。係数tは、光の進行方向に対して右回りと左回りの円偏光の収差成分の相対値、即ち光の進行方向に対して右回りと左回りの円偏光の強度差(透過率差)を示している。係数tは、光の進行方向に直交する方向を横方向、光の進行方向に平行な方向を縦方向としたとき、横方向と縦方向の直線偏光の収差成分の相対値、即ち横方向と縦方向の直線偏光の位相差を示している。係数tは、光の進行方向に直交する方向を横方向、光の進行方向に平行な方向を縦方向としたとき、横方向と縦方向の直線偏光の収差成分の相対値、即ち横方向と縦方向の直線偏光の強度差(透過率差)を示している。係数tは、光の進行方向に対して+45度方向と−45度方向の直線偏光の収差成分の相対値、即ち光の進行方向に対して+45度方向と−45度方向の直線偏光の位相差を示している。係数tは、光の進行方向に対して+45度方向と−45度方向の直線偏光の収差成分の相対値、即ち光の進行方向に対して+45度方向と−45度方向の直線偏光の強度差(透過率差)を示している。
次に、結像光学系の光学特性を計測するために、例えば波面収差測定機のような光学特性計測装置等により、ジョーンズN行列を構成する複数(本実施の形態では、8つ)のパラメータである係数t〜tのうち、例えば4つのパラメータである係数t,t,t,tに対応する結像光学系の実計測値t´,t´,t´,t´を計測する(ステップS13、計測工程)。この場合、被計測値は、被計測結像光学系への入射偏光状態と射出偏光状態とが同じなので、計測の光量が不足するという問題はほぼない。計測された結像光学系の実計測値は、入力部6から入力され、記憶部8に記憶される。なお、結像光学系の実計測値は、予め記憶部8に記憶させておくことにより、予め準備しておいてもよい(準備工程)。
次に、制御部4は、入換部16を用いて、ジョーンズN行列を構成する4つのパラメータである係数t,t,t,tを、対応する結像光学系の実計測値t´,t´,t´,t´に入れ換える(ステップS14、入換工程)。即ち、係数tは実計測値t´に、係数tは実計測値t´に、係数tは実計測値t´に、係数tは実計測値t´に、それぞれ値を入れ換える。
次に、制御部4は、変換部10を用いて、ステップS14において係数t,t,t,tが実計測値t´,t´,t´,t´に入れ換えられたジョーンズN行列をジョーンズ行列(第3行列)に変換する(ステップS15、第2変換工程)。ステップS15において変換されたジョーンズ行列は、ステップS11において算出されたジョーンズ行列と異なり、実際の光学特性計測装置等により計測された結像光学系の偏光収差成分の一部が反映されたものである。即ち、算出された予測値に、計測された実測値を合成したものである。次に、ステップS15において変換されたジョーンズ行列を出力部14から出力する(ステップS16)。
この実施の形態にかかる光学特性算出装置及び光学特性計測方法によれば、結像光学系を構成する各光学部材の情報から結像光学系の光学特性を表現するジョーンズ行列を算出し、算出されたジョーンズ行列をジョーンズN行列に変換し、ジョーンズN行列を構成するパラメータを結像光学系の実計測値に入れ換え、実計測値に入れ換えられたジョーンズN行列をジョーンズ行列に変換する。ジョーンズN行列に変換され、実計測値が反映されたジョーンズ行列は、結像光学系を構成する各光学部材の情報から算出されたジョーンズ行列と異なり、実際に光学特性計測装置等により計測された実計測値が反映されている。即ち、算出された予測値に、計測された実測値が合成されている。したがって、予測される結像光学系の偏光収差より実際の結像光学系の偏光収差により近い偏光収差を求めることができ、結像光学系の偏光収差を高精度に計測することができる。
なお、この実施の形態にかかる光学特性の計測方法においては、ジョーンズN行列を構成する8つのパラメータのうち、4つのパラメータに対応する結像光学系の実計測値を計測し、入れ換えているが、ジョーンズN行列を構成する複数のパラメータのうち、少なくとも1つのパラメータに対応する結像光学系の実計測値を計測し、入れ換えればよい。
また、本実施形態においては、第2行列としてジョーンズN行列を使用しているが、ジョーンズN行列以外にも、パウリスピン行列などを使用してもよい。
また、この実施の形態においては、結像光学系の偏光収差を計測する方法について説明したが、この発明の光学特性計測方法を用いてその他の光学系又は光学部材の偏光収差を計測することができる。
なお、この実施の形態において用いられるジョーンズ行列は、ジョーンズ行列そのものでもよいし、ジョーンズ行列にもとづくデータ、又はジョーンズ行列にもとづく電気信号などであってもよい。
さらに、この実施の形態において用いられるジョーンズN行列は、ジョーンズN行列そのものでもよいし、ジョーンズN行列にもとづくデータ、又はジョーンズN行列にもとづく電気信号などであってもよい。
なお、本実施の形態において、演算部(算出部)(10)、変換部(12)及び入換部(16)は、各々の機能(手段)を含むような処理部として1つの構成としてもよい。
実施の形態にかかる光学特性算出装置のブロック構成図である。 実施の形態にかかる光学特性計測方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2…光学特性算出装置、4…制御部、6…入力部、8…記憶部、10…演算部、12…変換部、14…出力部、16…入換部。

Claims (15)

  1. 被検光学系の光学特性を計測する光学特性計測方法において、
    前記被検光学系を構成する各光学部材の情報から前記被検光学系の光学特性を表現する第1行列を算出する算出工程と、
    前記算出工程により算出された前記第1行列を、第2行列に変換する第1変換工程と、
    前記第2行列を構成する複数のパラメータのうち、少なくとも1つの該パラメータを前記被検光学系の実計測値に入れ換える入換工程と、
    前記入換工程により前記実計測値に入れ換えられた前記第2行列を第3行列に変換する第2変換工程と、
    を含むことを特徴とする光学特性計測方法。
  2. 前記光学部材の情報は、前記光学部材の設計値、前記光学部材の複屈折値及び前記光学部材に形成されている薄膜の偏光特性のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1記載の光学特性計測方法。
  3. 前記被検光学系は、第1面に配置される物体の像を第2面上に形成する結像光学系を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光学特性計測方法。
  4. 前記光学特性は、偏光収差を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の光学特性計測方法。
  5. 前記第1行列及び前記第3行列は、それぞれジョーンズ行列であり、前記第2行列は、ジョーンズN行列であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光学特性計測方法。
  6. 前記第2行列を構成する複数のパラメータのうち、少なくとも1つの該パラメータに対応する前記被検光学系の実計測値を計測する計測工程を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の光学特性計測方法。
  7. 前記第2行列を構成する複数のパラメータのうち、少なくとも1つの該パラメータに対応する前記被検光学系の実計測値を予め準備する準備工程を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の光学特性計測方法。
  8. 被検光学系の光学特性を算出する光学特性算出装置において、
    前記被検光学系を構成する各光学部材の情報から前記被検光学系の光学特性を表現する第1行列を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された前記第1行列を、第2行列に変換する第1変換手段を有する変換部と、
    前記第2行列を構成する複数のパラメータのうち、少なくとも1つの該パラメータを前記被検光学系の実計測値に入れ換える入換部とを備え、
    前記変換部は、前記入換部により前記実計測値に入れ換えられた前記第2行列を第3行列に変換する第2変換手段をさらに有することを特徴とする光学特性算出装置。
  9. 前記被検光学系を構成する各光学部材の情報と、前記第2行列を構成する複数のパラメータのうち少なくとも1つの該パラメータに対応する前記被検光学系の実計測値とを有する記憶部を備えることを特徴とする請求項8記載の光学特性算出装置。
  10. 前記被検光学系を構成する各光学部材の情報を入力する手段と、前記第2行列を構成する複数のパラメータのうち少なくとも1つの該パラメータに対応する前記被検光学系の実計測値を入力する手段とを有する入力部を備えることを特徴とする請求項8に記載の光学特性算出装置。
  11. 前記第2変換手段により変換された前記第3行列を出力する出力部を備えることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の光学特性算出装置。
  12. 前記光学部材の情報は、前記光学部材の設計値、前記光学部材の複屈折値及び前記光学部材に形成されている薄膜の偏光特性のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の光学特性算出装置。
  13. 前記被検光学系は、第1面に配置される物体の像を第2面上に形成する結像光学系を含むことを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の光学特性算出装置。
  14. 前記光学特性は、偏光収差を含むことを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれか1項に記載の光学特性算出装置。
  15. 前記第1行列及び前記第3行列はそれぞれジョーンズ行列であり、前記第2行列はジョーンズN行列であることを特徴とする請求項8乃至請求項14のいずれか1項に記載の光学特性算出装置。
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