JP2009041324A - 建具の試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建具の取り付けによる変形も加味した試験を行うことが可能な建具の試験方法を提供する。
【解決手段】建具を試験する試験方法であって、試験用建具保持部材に前記建具を、変形させた状態で支持させるステップと、前記試験用建具保持部材に支持された前記建具を用いて試験するステップと、を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、建具を試験するための建具の試験方法に関する。
従来から建具の試験として、例えばJISに規定された性能試験、すなわち、耐風圧性、水密性、気密性等を確認する試験が行われている。このような試験を実施する際には、試験の対象となる建具を試験用の支持枠に固定して各種試験を行っている。
施工現場において建具が取り付けられるべき枠部の状態により、取り付けられた建具の状態は相違する。例えば、建具が取り付けられるべき枠部が歪んでいる場合には枠部の歪みに建具が慣されて変形した状態で取り付けられる場合も起こりうる。このため、試験用の支持枠に支持された建具と建物等に取り付けられた建具とにおいて、建具の性能や機能が相違する畏れがあるという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建具の取り付けによる変形も加味した試験を行うことが可能な建具の試験方法を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具の試験方法は、建具を試験する試験方法であって、試験用建具保持部材に前記建具を、変形させた状態で支持させるステップと、前記試験用建具保持部材に支持された前記建具を用いて試験するステップと、を有することを特徴とする建具の試験方法である。
かかる建具の試験方法によれば、例えば性能試験や機能試験などの試験を、変形させた状態の建具に対して行うことが可能である。このため、取り付け等により建具が変形してしまった状態における性能や機能等を把握することが可能である。
かかる建具の試験方法であって、前記試験用建具保持部材は、前記建具の変形量を調整するための調整機構を有し、前記建具の変形量を調整して試験することが望ましい。
このような建具の試験方法によれば、試験に用いられ建具が支持される試験用建具保持部材に、建具の変形量を調整するための調整機構が設けられているので、建具の変形量を調整して所望の変形状態における建具に対し試験を実施することが可能である。
かかる建具の試験方法であって、前記変形量は、前記建具が建物に取り付けられる際の変形量に基づいて調整されることが望ましい。
このような建具の試験方法によれば、建具の変形量は、建具が建物等に取り付けられる際の変形量に基づいて調整されるので、建具の取り付けにより生じる変形の性能や機能等に対する影響を把握することが可能である。
かかる建具の試験方法であって、前記試験は、前記建具の気密性を確認するための試験であることが望ましい。
このような建具の試験方法によれば、建具が変形した状態において気密性試験を行うことが可能であり、建具の変形による気密性への影響を把握することが可能である。
かかる建具の試験方法であって、前記試験は、前記建具の水密性を確認するための試験であることとしてもよい。
このような建具の試験方法によれば、建具が変形した状態において水密性試験を行うことが可能であり、建具の変形による水密性への影響を把握することが可能である。
かかる建具の試験方法であって、前記試験は、前記建具の耐風圧性を確認するための試験であることとしてもよい。
このような建具の試験方法によれば、建具が変形した状態において耐風圧性試験を行うことが可能であり、建具の変形による耐風圧性への影響を把握することが可能である。
かかる建具の試験方法であって、前記試験は、前記建具の機能を確認するための機能試験であることとしてもよい。
このような建具の試験方法によれば、建具が変形した状態において、建具が有する障子が開閉可能か否か、また開閉の際に多大な負荷が作用しないか否か、錠などが開閉の際に障子等と干渉しないか否か等の機能を検証することが可能である。
本発明によれば、建具の取り付けによる変形も加味した試験を行うことが可能な建具の試験方法を提供することができるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態に係る建具の試験方法について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具の試験方法にて実施される試験は、例えば、JIS規格にて規定されている耐風圧性試験、気密性試験、水密性試験などの性能試験と、建付等の検査を行う機能試験であり、建具は試験用建具保持部材に取り付けられて試験される。建具の性能試験及び機能試験に用いられる試験用建具保持部材は相違するため、まず、性能試験及び機能試験に用いられる試験用建具保持部材についてそれぞれ説明する。
<性能試験に用いられる試験用建具保持部材>
耐風圧性試験、気密性試験、水密性試験などの性能試験では、図1〜図3に示すように試験装置80が有する圧力箱81の開放されている一面を塞ぐように、試験対象となる建具1が取り付けられている試験用建具保持部材10が取り付けられる。図2においては、試験装置80のうち圧力箱81のみを示し、その他の部位を省略して示している。
性能試験に適した試験用建具保持部材10は、中央に矩形状の開口12を有する鉄製の基体20と、開口12の位置に合わせて試験対象となる建具1を支持するための矩形状をなす木製の支持枠28と、基体20と支持枠28とに接合され基体20に対する支持枠28の位置及び姿勢を調整可能な調整機構30と、を有している。
基体20は、開口12が設けられ圧力箱81の開放されている側の周縁部81aと建具1との間を閉塞するための板状の閉塞板部21と、閉塞板部21の外周部に沿って設けられ中空角材が枠組みされた外枠部22と、閉塞板部21において圧力箱81の外方に向けられる面(以下、外面という)に適宜設けられ閉塞板部21を補強するための補強部材23とを有している。圧力箱81の内側に向けられる閉塞板部21の面(以下、内面という)は平坦に形成されている。そして、基体20は、閉塞板部21の外周部が圧力箱81側に設けられた固定部材83により圧力箱81の周縁部81aに固定される。
支持枠28は、内側の寸法が開口12より僅かに大きく形成されており、建具1が有する枠体2が建物に施工される際と同様に枠体2を取り付け可能に形成されている。矩形状をなす支持枠28は、開口12の上下に配置される2本の横枠、ここでは上支持枠28a及び下支持枠28bと、開口12の左右に配置される2本の縦枠、ここでは左支持枠28c及び右支持枠28dとを有している。上支持枠28a、下支持枠28b、左支持枠28c、右支持枠28dの内周面側、すなわち上支持枠28aと下支持枠28bとが対面する側及び左支持枠28cと右支持枠28dとが対面する側に、建具1の上枠材2a、下枠材2b、左枠材2c、右枠材2dがそれぞれ取り付けられている。
支持枠28に取り付けられた枠体2と閉塞板部21の外面とは、それらの間に弾性を有するシール材29が全周に亘って介在されて固定されている。このため、基体20と支持枠28とは直接固定されておらず、シール材29が介在されることにより、シール材29の弾性変形の許容範囲において相対移動可能に取り付けられている。また、上支持枠28a、下支持枠28b、左支持枠28c、右支持枠28dの外周面には、各々長手方向におけるほぼ中央と、支持枠28が有する4つの角部の内の1つである角部、ここでは右支持枠28dの上端側とに、調整機構30の後述するヘッド部36が取り付けられている。支持枠28に設けられた5つの調整機構30は、いずれもヘッド部36がボルトにて支持枠28に固定されているが、上支持枠28aに設けられた調整機構30を除く4つの調整機構30は、支持枠28と相対変位不能に固定されており、上支持枠28aに設けられた調整機構30は、上支持枠28aに対し相対変位可能に固定されている。具体的には、上支持枠28aには上支持枠28aの長手方向に長い長孔が設けられており、この長孔にボルトが貫通されている。ここで、上支持枠28a、下支持枠28b、左支持枠28c、右支持枠28dの外周面であって各々長手方向におけるほぼ中央に固定されている調整機構30が中央側調整機構30aに相当し、右支持枠28dの上端側に固定されている調整機構30が端部側調整機構30bに相当する。また、上支持枠28aに設けられている中央側調整機構30aが上支持枠28aと相対移動可能な特定の中央側調整機構30aに相当する。
中央側調整機構30a及び端部側調整機構30bは、配置されている場所を特定するために区別して示したが、構造は同一なので、以下の構成の説明では、中央側調整機構30a及び端部側調整機構30bのいずれにも共通する内容については、調整機構30として説明する。
調整機構30は、基体20に取り付けられるベースユニット31と、基体20の閉塞板部21の板面に沿って配置されベースユニット31に設けられたガイドに沿ってスライドするスライダユニット50とを有している。調整機構30は、基体20に取り付けられる向きにより、支持枠28の位置及び姿勢を調整する方向が異なり、また各部位における上下左右の方向が異なるが、ここでは図4に基づいて説明するため、便宜上図4に示すように回動シャフト56が配置されている側を上方として説明する。
ベースユニット31は、基体20に固定されほぼ直方体状をなすベース本体32と、ベース本体32の長手方向に沿って配置され回動することによりスライダユニット50を移動させる移動用シャフト33と、移動用シャフト33をベース本体32に回動自在に支持する一対の軸受け部34と、スライダユニット50が移動する際にスライダユニット50を長手方向に沿って案内する一対のガイド35とを有している。
ベース本体32は、調整機構30が基体20に取り付けられた際に基体20とは反対側の面から外方に向かって突出され、軸受け部34が各々固定される一対のシャフト支持壁部32aを有している。一対のシャフト支持壁部32aは、ベース本体32の長手方向において互いに間隔を隔てて対面するように設けられており、一方のシャフト支持壁部32aは長手方向における一方の端部に設けられ、他方のシャフト支持壁部32aは、ベース本体32の長手方向における中央より他方の端部側に配置されている。また、一対のシャフト支持壁部32aには、移動用シャフト33が貫通される貫通孔32bが形成されている。以下の説明においては、ベース本体32の長手方向において、端部にシャフト支持壁部32aが設けられている側を調整機構30の後端側と称し、反対側を先端側と称する。
軸受け部34は、円筒状をなす軸受け筒部34aと、軸受け筒部34aの一方の端側が拡径されたシャフト支持壁部32aに固定するためのフランジ部34bとを有している。軸受け部34は、一対のシャフト支持壁部32aの互いに対向する面側に、それぞれフランジ部34bが当接されて固定されている。ベース本体32の中央側のシャフト支持壁部32aに固定された軸受け部34(以下、中央側軸受け部34という)は、軸受け筒部34aの内周部に雌ねじが形成されており、一対のシャフト支持壁部32a及び一対の軸受け部34に貫通された移動用シャフト33に形成されている雄ねじと螺合している。そして、一対の軸受け部34に支持された移動用シャフト33の先端は、スライダユニット50のフローティングジョイント53に連結され、後端には移動用シャフト33を回動するための移動用ハンドル37が設けられている。このため、図5(a)に示すように、移動用ハンドル37を操作することにより移動用シャフト33が回動され、移動用シャフト33と連結されたフローティングジョイント53を介してスライダユニット50を移動用シャフト33の軸方向に沿って移動させることが可能である。このとき、スライダユニット50は、移動用ハンドル37の操作にて移動用シャフト33が回動されることにより、移動用シャフト33に設けられた雄ねじのピッチに基づいて送られるので、移動用ハンドル37の回動量に基づいてスライダユニット50の移動量、支持枠28の変形量を調整可能である。尚、フローティングジョイント53については、後述する。
ベース本体32の中央側のシャフト支持壁部32aより先端側の領域には、一対のガイド35が、ベース本体32の長手方向と交差する方向、ここでは上下方向に間隔を隔てて固定されている。一対のガイド35に案内されてスライダユニット50は長手方向に移動する。
スライダユニット50は、中空角材状をなすスライダベース51と、スライダベース51に固定されるとともに、ベース本体32に固定されたガイド35と係合して案内されるスライダ52と、スライダベース51に固定されたスライダ52に設けられた一対のフローティングジョイント53と、一方のフローティングジョイント53に固定されるリンク54と、リンク54にピン結合され回動自在に形成されたヘッド部55と、ヘッド部55を回動させるための回動シャフト56と、回動シャフト56をスライダベース51に回動自在に支持するための一対の軸受け部34と、を有している。
スライダベース51は、断面が正方形状の中空角材であり、スライダベース51の貫通方向が、移動用シャフト33の軸方向と交差する方向、ここでは上下方向に向けられている。スライダベース51の長さは、ベース本体32の高さより十分に長く形成されており、スライダベース51の半分より下方側には、水平方向にスリット51bが形成され、上方側には一対の軸受け部34が設けられている。一対の軸受け部34は、一方がスライダベース51の内部に収容されて基体20側の面に固定され、他方はスライダベース51の外側から反基体側の面に固定されている。スライダベース51の軸受け部34が固定されている面には回動シャフト56が貫通される貫通孔51aが設けられている。
スライダベース51の外側に固定されている軸受け部34には、軸受け筒部34aの内周部に雌ねじが形成されており、スライダベース51及び一対の軸受け部34を貫通した回動シャフト56に形成されている雄ねじと螺合している。そして、回動シャフト56の基体20側の端には後述するアーム部55bと係合するアームジョイント部56aが設けられ、基体20とは反対側の端には、回動シャフト56を回動するための回動用ハンドル57が設けられている。このため、回動用ハンドル57を操作することにより回動シャフト56が軸方向に移動するように形成されている。
スライダ52は、スライダベース51の外周面間の幅より僅かに広く間隔を隔てて対面される一対の側壁部52aと、一対の側壁部52a間に上下方向のほぼ中央に設けられた水平板部52bと、側壁部52aの基体20側の端部間を連結するように設けられたスライド板52cとを有している。スライダ52は、側壁部52aに設けられるフローティングジョイント53を固定するためのボルトが側壁部52aを貫通してスライダベース51に固定されることによりスライダベース51に固定されている。スライダ52はスライダベース51に固定された状態でスライダベース51とスライド板52cの間に間隙が形成されており、この間隙にベースユニット31のガイド35が上下からそれぞれ挿入されている。このため、スライダユニット50はガイド35に案内されて移動用シャフト33の軸方向に移動する。一対のフローティングジョイント53のうち先端側のフローティングジョイント53には、ヘッド部55をピン結合するためのピン58が挿通されるリンク54が固定されている。
フローティングジョイント53は、移動用シャフト33の運動をスライダユニット50に伝達するためのジョイントであり、移動用シャフト33が連結される軸部53aと、軸部53aをスライダ52側に保持させるための軸保持部53bとを有している。軸部53aは、移動用シャフト33が連結される側の端部に、移動用シャフト33と連結するためのねじ穴が設けられており、反対側の端部は、拡径された拡径部53cを有するとともに端部に曲面が形成されている。軸保持部53bは、円盤状をなし、中央に軸部53aの径の細い部位が貫通されて突出する孔部53dと、内部に軸部53aの拡径部53cが収容される収容部53eとが形成されている。孔部53dの直径は軸部53aの径の細い部位の直径より僅かに大きく、拡径部53cの直径より小さく形成されている。また、収容部53eは、拡径部53cより大きく形成されており、孔部53dの中心軸と軸部53aの中心軸とが僅かに交差する程度に、収容部53e内にて拡径部53cの姿勢が傾斜可能に形成されている。このため、調整機構30を操作することにより、ベースユニット31とスライダユニット50との相対位置が傾いても、移動用シャフト33の運動がスライダユニット50に滑らかに伝達される。なお、本実施形態では軸保持部53bを半分に分割した形態で示している。
ヘッド部55は、支持枠28が固定される支持枠固定部55aと、支持枠固定部55aの基体20側の端に設けられ支持枠固定部55aとほぼ直交するアーム部55bと、支持枠固定部55aのスライダベース51側に突設されリンク54を上下から挟むように配置されるピン支持部55cとを有している。支持枠固定部55aは、スライダベース51とほぼ同じ高さを有し、アーム部55bは支持枠固定部55aの上部側に設けられている。アーム部55bの先端には、アームジョイント部56aを上下から挟んで係合するために形成され、アームジョイント部56aが挿入される凹部55dが形成されている。このため、図5(b)、図5(c)に示すように、回動用ハンドル57を操作することにより回動シャフト56が基体20と交差する方向、すなわち回動シャフト56の軸方向に移動し、アームジョイント部56aと係合しているアーム部55bが回動シャフト56の軸方向に移動される。このとき、ヘッド部55はピン58を中心軸として回動し、支持枠固定部55aの面の角度が変化することにより、支持枠固定部55aに固定されている支持枠28がねじられるように変形される。このとき、ヘッド部55は、回動用ハンドル57の操作により回動用シャフト56が回動されることにより、回動用シャフト56に設けられた雄ねじのピッチに基づいて揺動されるので、回動用ハンドル57の回動量に基づいてヘッド部55の揺動量、支持枠28の変形量を調整可能である。
<機能試験に用いられる試験用建具保持部材>
機能試験とは、建具が有する障子が開閉可能か否か、また開閉の際に多大な負荷が作用しないか否か、錠などが開閉の際に障子等と干渉しないか否か等を検証する試験を示している。このような機能試験に用いる試験用建具保持部材60は、図6に示すように4本の支柱62を有し、各支柱62間にて建具1が保持されるように建具保持枠61が形成されている。
4本の支柱62のうち隣接する2本の支柱62間は、上端部側が上横枠部63、下端部側が下横枠部64にてそれぞれ連結され、4本の支柱62、4本の上横枠部63、4本の下横枠部64とでほぼ直方体状のフレームに形成されている。そして、フレームにおいて隣接する2本の支柱62と1本の上横枠部63、1本の下横枠部64とが連結されて形成される矩形状の各部位に、建具1を固定可能な支持枠28が設けられて建具保持枠61をなしている。このため、各支柱62は、当該支柱62と隣接する建具保持枠61の縦枠部として共有されている。各建具保持枠61の構造はほぼ同じなので、1つの建具保持枠61について説明する。
試験用建具保持部材60に形成されている4つの試験枠ユニットとしての建具保持枠61は、2本の支柱62と1本の上横枠部と1本の下横枠部とで形成された外周枠部65と、外周枠部65の面内方向内側に当該外周枠部65と間隔を隔てて配置された木製の支持枠28と、外周枠部65と支持枠28との間に介在され、外周枠部65に対する支持枠28の位置及び姿勢を調整可能な調整機構30と、を有している。この調整機構30は、性能試験に用いる試験用建具保持部材10の調整機構30として説明した調整機構30と同一であり、ベース本体32が外周枠部65に固定されヘッド部55は支持枠28に固定され、5つの調整機構30の支持枠28に対する配置も上述した調整機構30と同様である。
外周枠部65は、鋼製の中空角材が枠組みされて形成されている。また、各建具保持枠61は、サイズ及び形式の異なる建具1を各々固定できるように、着脱自在なサイズ調整枠66が外周枠部65間に架け渡されている。サイズ調整枠66は、試験対象となる建具1のサイズ及び形式に合わせて移動可能に構成されている。
支持枠28は、建具1が有する枠体2が建物に施工される際と同様に取り付け可能に形成された上述した支持枠28と同一である。この支持枠28は、上支持枠28a、下支持枠28b、左支持枠28c、右支持枠28dの外周面に、各々長手方向におけるほぼ中央と、支持枠28が有する4つの角部のうちの1つである角部となる右支持枠28dの上端側とに、各調整機構30のヘッド部55がボルトにて固定されている。すなわち、支持枠28は、調整機構30を介して外周枠部65に固定されている。
<建具の試験方法>
本発明に係る建具の試験方法は、図7に示すように、試験用建具保持部材10、60に前記建具1を、変形させた状態で支持させる建具取付ステップ(S1)と、前記試験用建具保持部材10、60に支持された前記建具1を用いて試験する試験実施ステップ(S2)と、を有している。
建具取付ステップ(S1)では、建具1が有する枠体2を試験用建具保持部材10、60が有する支持枠28に取り付ける。このとき、試験用建具保持部材10、60に設けられている5つの調整機構30を適宜操作することにより、支持枠28及び支持枠28に固定された建具1の枠体2の位置及び姿勢を任意の状態に調整する。
例えば、左支持枠28cに固定された中央側調整機構30aの移動用ハンドル37のみを操作して、左支持枠28cが基体20に対し左側に移動させると、図8(a)のように、左支持枠28c及び左枠材2cを中央部が外側に湾曲するように変形させることが可能である。また、上下の支持枠28a、28b及び左右の支持枠28c、28dの4つの中央側調整機構30aの移動用ハンドル37を操作して、各支持枠28a、28b、28c、28dが基体20の開口12に対し外側に移動させると、図8(b)のように各支持枠28a、28b、28c、28dの中央部及び建具1を外側に湾曲するように変形させることが可能である。また、左右の支持枠28c、28dに設けられている2つの中央側調整機構30aの移動用ハンドル37を操作して、左右の支持枠28c、28dを基体20に対し右側に移動させるとともに、右支持枠28dに設けられた端部側調整機構30bの移動用ハンドル37を操作して、右支持枠28dの上端を中央より大きく右方向に移動させることにより、上支持枠28aと上側の中央側調整機構30aとを相対移動させて、図8(c)のように、支持枠28及び建具1がほぼ平行四辺形状をなすように変形させることが可能である。
さらに、各調整機構30の回動用ハンドル57を操作して、図8(d)に示すように、各支持枠28a、28b、28c、28dを各々長手方向に沿った軸を中心に捻るように変形させることが可能である。また、各調整機構30に取り付ける各支持枠28a、28b、28c、28dの位置を、調整機構30に対し閉塞板部21の面外方向に移動させることにより、図8(e)に示すように支持枠28及び支持枠28に固定されている建具1全体に捻れを生じさせることが可能である。このように、各調整機構30の移動用ハンドル37及び回動用ハンドル57を操作すること、また、調整機構30に対する各支持枠28a、28b、28c、28dの取り付け位置を調整することにより、基体20に対する支持枠28及び支持枠28に固定された建具1の位置及び姿勢を様々な状態とすることが可能である。
そして、性能試験を実施する際には、所望の姿勢に建具1が取り付けられた基体20を、試験装置80が有する圧力箱81の開放されている一面を塞ぐように固定する。
尚、建具取付ステップ(S1)では、予め変形させておいた支持枠28に建具1を取り付けても良いし、建具1を取り付けた支持枠28を調整機構30によって変形させても良い。建具1の取付状態を変更して性能試験を実施する場合には、建具1を試験用建具保持部材10、60から取り外すことなく調整機構30によって支持枠28の位置及び姿勢を変更することが可能である。また、試験装置80への試験用建具保持部材10、60の取り付けと、試験用建具保持部材10、60への建具1の取り付けとの順序はいずれが先であっても構わない。
このようにして試験装置80に取り付けた建具1を用いて、試験実施ステップ(S2)では、耐風圧性試験、気密性試験、水密性試験などの性能試験を実施する。このとき、建具1の基体に対する位置及び姿勢などの状態を、各支持枠に28a、28b、28c、28dに設けられた調整機構30にて調整することにより、様々な所望の状態に変更して耐風圧性試験、気密性試験、水密性試験等を行うことが可能である。耐風圧性試験、気密性試験、水密性試験などの性能試験の方法についてはJIS等の規格にて規定されているため、ここでは詳細な説明を省略し、概要のみ説明する。
耐風圧性試験は、圧力箱81にサッシ・ドア等の建具1を取り付け、等級最大加圧圧力を1/4ステップごとに加え、変位量、たわみ量を測定し、残留変形を観察する。
気密性試験では、圧力箱81と気密箱(不図示)との間にサッシ・ドア等の建具1を取り付け、数段階の圧力差を加え、気密箱側に漏れた空気の量を測定してグラフを作成し、予め決められた気密等級線を超えていないかを確認する。
水密性試験では、圧力箱81にサッシ・ドア等の建具1を取り付け、所定時間当たりに所定量の水を噴霧し脈動圧を所定時間加え、その間のサッシ、ドア等からの漏水状況を観察する。
また、試験実施ステップ(S2)にて機能試験を実施する際には、所望の姿勢に建具1が取り付けられた試験用建具保持部材60を用いて、建具1が有する障子が開閉可能か否か、また開閉の際に多大な負荷が作用しないか否か、錠などが開閉の際に干渉しないか否か等の機能を検証する。このとき、建具1の基体に対する位置及び姿勢などの状態を、各支持枠に28a、28b、28c、28dに設けられた調整機構30により調整することにより、様々な所望の状態に変更して機能試験を行うことが可能である。
本実施形態の建具の試験方法によれば、試験の対象となる建具1が支持される支持枠28の、基体20に対する位置及び姿勢を調整機構30により調整することが可能な試験用建具保持部材10、60に建具1が取り付けられているので、調整機構30により変形量を調整した支持枠28に建具1を取り付けた状態で、性能試験を行うことが可能である。このため、建具1の取り付けによる変形量を変更し、様々な変形を加味した性能試験及び機能試験を行うことが可能である。特に、調整機構30により変形量を建具1が建物等に取り付けられる際の変形量、すなわち調整製造誤差及び施工誤差などに基づいて生じうる歪みを予め生じさせて性能試験及び機能試験を行うことにより、歪みの許容範囲を把握することも可能であり、施工現場にフィードバックすることにより品質を向上させることが可能である。
また、上下の支持枠28a、28bと左右の支持枠28c、28dの中央に中央側調整機構30aが設けられているので、各支持枠28a、28b、28c、28dをそれぞれ大きく変形させて性能試験及び機能試験を行うことが可能である。さらに、矩形状をなす支持枠28の4つの角部のうちの1つの角部となる右側の支持枠28dの上端側には端部側調整機構30bを設けたので、建具1をさらに多様な形状に変形させて性能試験及び機能試験を行うことが可能である。
特に、右支持枠28dの上端側に設けられた中央側調整機構30aは、支持枠28の面内方向において上支持枠28aに対し相対移動可能なので、上支持枠28aと対をなす下支持枠28bとを長手方向において互いに相反する方向に相対移動させることが可能である。このため、矩形状の支持枠28及びこの支持枠28に支持される建具1をほぼ平行四辺形状に変形させて性能試験及び機能試験を行うことが可能である。
また、機能試験用の試験用建具保持部材60は、同時に4つの建具1を取り付けることが可能なので、同時に4種類の建具1に対し機能試験を実施したり、4種類の姿勢に対して機能試験を実施することが可能である。このため、効率よく機能試験を実施することが可能である。
上記実施形態においては、調整機構30を各支持枠のほぼ中央に設けた4つの中央側調整機構30aと、右支持枠28dの上端部側に設けた端部側調整機構30bとしたが、支持枠28の基体20に対する位置及び姿勢を調整するための調整機構30の配置及び数はこれに限るものではない。また、端部側調整機構30bが4つの角部のうちの1つの角部をなす右支持枠28dの上端側に固定されている例について示したが、支持枠28が有する複数の角部をなす縦枠及び横枠すなわち上支持枠28a、下支持枠28b、左支持枠28c、右支持枠28dに複数設けられていても良い。
また、上記実施形態においては、上支持枠28aと上側の中央側調整機構30aとを上支持枠28aの長手方向に相対移動可能としたが、これに限らず、下支持枠28b又は左右の支持枠28c、28dとそれらに設けられた中央側調整機構30aとを相対移動可能としても良い。このとき、端部側調整機構30bは、相対移動可能に構成された中央側調整機構30aが設けられているいずれかの支持枠28a、28b、28c、28dとともに角部を形成するいずれかの支持枠28a、28b、28c、28dであって、相対移動可能に構成された中央側調整機構30aが設けられている側の端部側に設けられていることが望ましい。
また、上記実施形態においては、支持枠28を矩形状としたが、支持枠の形状はこれに限らず、建具の形状に合わせて例えば、円形状や多角形状など矩形状以外の形状であっても構わない。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
建具の性能試験を実施する際の構成を説明するための概念図である。 性能試験に用いる試験用建具保持部材の取り付け状態を説明するための図である。 基台と支持枠とを調整機構を介して固定する状態を示す側面図である。 調整機構の構成を説明するための分解斜視図である。 図5aは、調整機構による支持枠の移動を説明するための図である。図5b、図5cは、調整機構による支持枠の姿勢の変化を説明するための図である。 機能試験に用いる試験用建具保持部材を説明するための図である。 建具の試験方法を説明するための図である。 図8aは、調整機構により変形された支持枠の第1例を示す図である。図8bは、調整機構により変形された支持枠の第2例を示す図である。図8cは、調整機構により変形された支持枠の第3例を示す図である。図8dは、調整機構により変形された支持枠の第4例を示す図である。図8eは、調整機構により変形された支持枠の第5例を示す図である。
符号の説明
1 建具、2 枠体、2a 上枠材、2b 下枠材、2c 左枠材、2d 右枠材、
10 試験用建具保持部材、12 開口、20 基体、28 支持枠、
28a 各支持枠、28a 上支持枠、28b 下支持枠、28c 左支持枠、
28d 右支持枠、30 調整機構、30a 中央側調整機構、
30b 端部側調整機構、31 ベースユニット、50 スライダユニット、
60 試験用建具保持部材、61 建具保持枠、66 サイズ調整枠、
80 試験装置

Claims (7)

  1. 建具を試験する試験方法であって、
    試験用建具保持部材に前記建具を、変形させた状態で支持させるステップと、
    前記試験用建具保持部材に支持された前記建具を用いて試験するステップと、
    を有することを特徴とする建具の試験方法。
  2. 請求項1に記載の建具の試験方法であって、
    前記試験用建具保持部材は、前記建具の変形量を調整するための調整機構を有し、
    前記建具の変形量を調整して試験することを特徴とする建具の試験方法。
  3. 請求項2に記載の建具の試験方法であって、
    前記変形量は、前記建具が建物に取り付けられる際の変形量に基づいて調整されることを特徴とする建具の試験方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具の試験方法であって、
    前記試験は、前記建具の気密性を確認するための試験であることを特徴とする建具の試験方法。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具の試験方法であって、
    前記試験は、前記建具の水密性を確認するための試験であることを特徴とする建具の試験方法。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具の試験方法であって、
    前記試験は、前記建具の耐風圧性を確認するための試験であることを特徴とする建具の試験方法。
  7. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具の試験方法であって、
    前記試験は、前記建具の機能を確認するための機能試験であることを特徴とする建具の試験方法。
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