JP2009041269A - 原位置地盤のモニタリング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確な位置及び方向で地盤の性状を高精度に計測することが可能な原位置地盤のモニタリング方法を提供する。
【解決手段】地盤100を削孔してボーリング孔11を設ける工程と、ボーリング孔11から採取されたボーリングコア1に計器を取り付けた埋戻し体10を形成する工程と、埋戻し体10をボーリング孔11のボーリングコア1を採取した位置に戻す工程と、計器3によって計測をおこなう工程とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、硬岩、軟岩、粘性土、砂質土などの自然地盤又は廃棄物や改良土などの人工地盤の性状を原位置で観測する原位置地盤のモニタリング方法に関するものである。
従来、地盤にトンネルや大規模な地下空洞を構築したり、表面が傾斜している地盤の安定性を確認したりする際に、地盤の変位などを計測する原位置地盤のモニタリング方法が知られている(特許文献1,2など参照)。
例えば、特許文献1及び2に開示された原位置地盤のモニタリング方法では、トンネルの内部から地盤を削孔してボーリング孔を設け、そのボーリング孔に圧力計やひずみゲージなどの計器を挿入し、トンネル周辺の地盤の変位などを計測している。
特許第3893343号公報 特開2006−266866号公報
しかしながら、従来のボーリング孔に計器を設置する方法では、空洞であるボーリング孔に計器を配置したままの状態であったり、孔壁に計器を貼り付けて周辺地盤とは特性の異なるグラウトなどで埋め戻したりしていた。
また、プラスチック製の網目状の筒管や塩化ビニル管に計器を貼り付け、ボーリング孔にその管を挿入することで計器を設置する方法も知られている。
このような従来の計器の設置方法では、ボーリング孔の周辺地盤と孔内の物理特性が異なるため、少なからず誤差が生じて地盤の性状が正確に測定されないおそれがある。
また、ボーリング孔に直接、計器を貼り付ける方法では、所望する位置及び方向に計器が配置されたか、または計器からの出力を伝達する通信ケーブルが損傷することなく配線されたかの確認が難しい。特に、ボーリング孔の孔壁に計器を貼り付けた後にグラウトを充填すると、その流れや圧力で計器が孔壁から剥がれて移動してしまうこともあるが、グラウトを充填した後ではその位置及び方向を確認することも、修正することもできない。
そこで、本発明は、正確な位置及び方向で地盤の性状を高精度に計測することが可能な原位置地盤のモニタリング方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の原位置地盤のモニタリング方法は、地盤を削孔してボーリング孔を設ける工程と、前記ボーリング孔から採取された試料に計器を取り付けた埋戻し体を形成する工程と、前記埋戻し体を前記ボーリング孔の前記試料を採取した位置に戻す工程と、前記計器によって計測をおこなう工程とを備えている。
ここで、前記埋戻し体を形成する工程において、前記計器と共に通信ケーブルを取り付けることができる。
また、前記埋戻し体を形成する工程において、前記計器を取り付けた後に、前記計器の測定値に影響を与える前記試料の特性のうち少なくとも一種類と略同じ特性の被覆材で前記試料の外面を被覆することもできる。
ここで、「計器の測定値に影響を与える試料の特性」には、物理特性、力学特性、熱特性、水理特性、含有成分特性などがある。
さらに、前記埋戻し体を戻す工程において、前記埋戻し体と前記削孔との隙間に充填材を充填することもできる。
また、前記試料には、採取時の形状が保持されたボーリングコアを使用することができる。
他方、前記埋戻し体を形成する工程において、採取後に形状が保持されない未固結状態の試料を、前記計器の測定値に影響を与える原位置での試料の特性のうち少なくとも一種類と略同じ特性の固化体にすることもできる。
さらに、前記計器には、ひずみゲージ、熱電対、温度計、土圧計、速度計、加速度計、傾斜計、間隙水圧計、電気伝導度計、光ファイバ、水位計、比抵抗端子、pH計及び溶存酸素計のうち少なくとも1種類を使用することができる。
また、前記埋戻し体を複数形成し、それらの埋戻し体間を連結材で連結して前記ボーリング孔に戻すこともできる。
このように構成された本発明の原位置地盤のモニタリング方法では、ボーリング孔から採取された試料に計器を取り付け、その試料を採取した位置に計器とともに試料を戻す。
このため、計器を設置する前後でボーリング孔内及びその周辺地盤の特性がほとんど変化しないので、原位置地盤の性状を正確に計測することができる。
また、ボーリング孔の外で試料に計器を取り付けるので、正確な位置及び方向に計器を配置することができる。さらに、計器と共に通信ケーブルを取り付けることで、計器からの出力を送信する通信ケーブルを確実に配線することができる。
さらに、試料の外面は、計器の測定値に影響を与える特性のうち少なくとも一種類と略同じ特性の被覆材で被覆することができる。
このため、計器の取り付けに際して試料にひび割れなどが生じたとしても、形状を崩すことなくボーリング孔に埋戻し体を戻すことができる。また、試料が複数に分割されている場合でも、被覆材によって一体化してボーリング孔に戻すことができる。
そして、計器の測定値に影響を与える特性を、試料と被覆材とで略同じにしておくことで、正確に原位置地盤の性状を計測することができる。
また、試料が固結状態の保持されたボーリングコアであれば、採取する前とほぼ同じ特性の埋戻し体をボーリング孔に戻すことができる。他方、試料が未固結状態であっても、計器の測定値に影響を与える特性が原位置にあったときと略同じになるような固化体にすることで、採取する前とほぼ同じ特性の埋戻し体をボーリング孔に戻すことができる。
さらに、計器には、ひずみゲージ、熱電対、温度計、土圧計、速度計、加速度計、傾斜計、間隙水圧計、電気伝導度計、光ファイバ、水位計、比抵抗端子、pH計及び溶存酸素計の少なくとも1種類を使用することで、任意に計測データの種類を選択することができる。
また、複数の埋戻し体間を連結材で連結すれば、計器を所定の間隔で容易に配置できるうえに、計器を配置しない箇所の製作作業を省力化することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2は、本実施の形態の原位置地盤のモニタリング方法を適用する地盤100の構成を示した断面図である。この地盤100には、トンネルTが掘削されており、そのトンネルTの両側の地盤100を削孔して設けたボーリング孔11,11を使って原位置地盤のモニタリングをおこなう。
このボーリング孔11は、図1(a)の断面図に示すように、円筒形のコアバレル2を使って削孔される。すなわち、地盤100に円筒管状のコアバレル2を押し込んでいくと、その内部に乱されない状態の試料がボーリングコア1として収容される。
そして、所定の位置までコアバレル2を押し込んだ後に地盤100から引き抜くと、図1(b)の断面図に示すように空洞のボーリング孔11が形成される。
一方、計測を計画している原地盤の所定の位置から採取したボーリングコア1には、図3に示すように各種計器3,・・・を取り付けて埋戻し体10を形成する。
この計器3には、計測の目的に応じて、ひずみゲージ、熱電対、温度計、土圧計、速度計、加速度計、傾斜計、間隙水圧計、電気伝導度計(EC計)、光ファイバ、水位計、比抵抗端子、pH計、溶存酸素計(DO計)などが使用できる。ここでは、ひずみゲージ3A−3Cを使用して、地盤100のひずみや応力を計測する場合について説明する。
まず、図3に示すようにボーリングコア1を3分割して3体のボーリングコア1A−1Cを形成する。このボーリングコア1A−1Cは、一体のボーリングコア1を切断して形成してもよいし、最初から割れている部分を利用してもよい。
また、このように円柱状の形状が保持された固結状態のボーリングコア1A−1Cは、一軸圧縮強度0.5MPa以上の地盤100、N値が10〜20以上の地盤100、軟岩や硬岩で構成される地盤100などから採取することができる。
ここでは、中央のボーリングコア1Aの側面に、ひずみゲージ3A,3Aを貼り付ける。そして、このひずみゲージ3A,3Aには、それぞれ通信ケーブル31,31を接続しておく。
また、このボーリングコア1Aの上面及び下面には、平面視上で略直交する方向に向けてひずみゲージ3C,3Bをそれぞれ貼り付ける。この下面側に貼り付けたひずみゲージ3Bに接続される通信ケーブル31は、ボーリングコア1Aの側面に沿って上方に延伸させる。
また、下段のボーリングコア1Cの上面には、中央のボーリングコア1Aの下面に貼り付けられたひずみゲージ3Bとは平面視で略直交する方向に向けてひずみゲージ3Cを貼り付ける。このひずみゲージ3Cに接続される通信ケーブル31も、ボーリングコア1Aの側面に沿って上方に延伸させる。
さらに、上段のボーリングコア1Bの下面には、中央のボーリングコア1Aの上面に貼り付けられたひずみゲージ3Cとは平面視で略直交する方向に向けてひずみゲージ3Bを貼り付ける。
このようにボーリング孔11から取り出されたボーリングコア1A−1Cに対してひずみゲージ3A−3Cを配置するのであれば、所望する方向に向けて正確に取り付けることができる。
また、この上段のボーリングコア1Bの下面のひずみゲージ3Bに接続される通信ケーブル31は、ボーリングコア1Bの側面に沿って上方に延伸させる。さらに、このボーリングコア1Bには、その下方に配置されるボーリングコア1A,1Cに貼り付けられたひずみゲージ3A,3B,3C,・・・に接続された通信ケーブル31,・・・を側面に沿わせて上方に延伸させる。
そして、ひずみゲージ3A−3C及び通信ケーブル31,・・・が取り付けられた3体のボーリングコア1A−1Cは、上面と下面とをそれぞれ密着させた状態で成型器具6に収容される。
この成型器具6は、ボーリングコア1A−1Cの外径より一回り大きな内径の円筒状の部材で、この内径はボーリング孔11の内径より小さくなるように設定されている。
また、この成型器具6は、軸方向に分割可能に2つの半割り部61,61から構成されており、ボーリングコア1A−1Cの側方から容易に着脱することができる。
そして、この成型器具6とボーリングコア1A−1Cとの隙間には、被覆材としてのコーティング材4を充填する。このコーティング材4は、ボーリングコア1A−1Cと略同じ特性の材料で、埋設された計器3の種類によってその特性を調整する。
ここで、「計器3の測定値に影響を与える試料(ボーリングコア1A−1C)の特性」には、物理特性、力学特性、熱特性、水理特性、含有成分特性などがある。
例えば、物理特性には、単位体積重量、相対密度、均等係数、含水量(含水比)、間隙率(間隙比)、飽和度、粒度分布、吸水率などがある。また、力学特性には、締固め度、CBR、圧縮指数、体積圧縮係数、圧密降伏応力、圧縮係数、圧密係数、二次圧密係数、クリープ係数、圧密度、一軸圧縮強さ、ヤング率、ポアソン比、せん断抵抗角、粘着力、破壊ひずみ、残留強度、偏差応力、偏差ひずみ、ねじりせん断応力、地盤反力係数、弾性波速度などがある。また、熱特性には、線膨張係数、熱伝導率、比熱、熱拡散率、潜熱、凍結指数、凍上率などがある。また、水理特性には、透水係数、貯留係数、透水量係数などがある。そして、含有成分特性には、pH、電気伝導度などがある。
例えば、ひずみゲージ3A−3Cを埋設した場合は、ヤング率が最も測定値に影響を与えるので、ボーリングコア1A−1Cと略同じヤング率のコーティング材4を使用する。また、計器3として熱電対を埋設した場合は、ボーリングコア1A−1Cと略同じ熱伝導率のコーティング材4を使用する。さらに、計器3として間隙水圧計を埋設した場合は、ボーリングコア1A−1Cと略同じ透水係数のコーティング材4を使用する。
なお、複数種類の計器3を埋設する場合は、それらの計器3の測定値に影響を与える複数種類の特性を、ボーリングコア1A−1Cとコーティング材4とで一致させる。
また、このようなコーティング材4は、例えば採取された試料などの土とセメントと水との混合割合を調整しながら作製することができる。
図4は、成型器具6を外した状態の埋戻し体10の斜視図である。この埋戻し体10は、ボーリングコア1A−1Cとコーティング材4との境界にひずみゲージ3A−3Bと通信ケーブル31,・・・が配設されるとともに、外周面がコーティング材4で被覆されて一体化されている。
このような埋戻し体10は、ボーリング孔11の複数の箇所に設置するために複数体製作される。そして、例えば図5に示すように、複数の埋戻し体10A,10Bは、連結材としての連結棒71によって所定の間隔を保持された状態で連結される。
このように連結棒71によって所定の間隔が保持されていれば、埋戻し体10A,10B同士の相対的な位置関係は変化することがなく、同時に複数の埋戻し体10A,10Bを正確な位置に配置することができる。
また、ボーリング孔11に埋戻し体10を戻す際に、図1(c)に示すように、ボーリング孔11の内周面と埋戻し体10の外周面との隙間に充填材5を充填して埋戻し体10が移動しないように固定する。
この充填材5は、コーティング材4と同様にボーリングコア1A−1Cと略同じ特性の材料で、埋戻し体10に埋設された計器3の種類によってその特性を調整する。
また、充填材5は、埋戻し体10をボーリング孔11の所定の位置に配置した後に孔内に注入することもできるが、予めボーリング孔11内に所定量だけ充填しておき、後から埋戻し体10をボーリング孔11に挿入してもよい。
図2は、トンネルTの左右に設けられたボーリング孔11,11に、それぞれ4体の埋戻し体10,・・・を所定の間隔で配置した構成を示した図である。これらの埋戻し体10,・・・から延設された通信ケーブル31は、ボーリング孔11からトンネルT内部に突出して、データロガー32に接続される。
このデータロガー32では、埋戻し体10,・・・に取り付けられた計器3,・・・からの出力が計測値として蓄積されることになる。
次に、本実施の形態の原位置地盤のモニタリング方法について説明する。
まず、円筒形のコアバレル2をボーリングマシンに装着し、トンネルTの内部から地盤100の露出面にコアバレル2を押し当て、回転させながらコアバレル2を地盤100に圧入していく。図1(a)は、このようにして地盤100にコアバレル2を圧入した状態を示した部分断面図である。
このコアバレル2の圧入は、ボーリング孔11が計器3を設置したい長さになるまでロッドを継ぎ足しながら続けられる。
そして、所定の深度まで圧入した後にコアバレル2を地盤100から引き抜くと、試料としてのボーリングコア1が採取されるとともに、図1(b)に示すように、地盤100にボーリング孔11が形成される。
続いて、計器3を設置する計画をしている位置から採取されたボーリングコア1に、計器3を取り付ける。この際に、計器3からの出力をボーリング孔11の外部まで送信するための通信ケーブル31も同時に取り付ける。
また、計器3及び通信ケーブル31を取り付けたボーリングコア1の外周は、コーティング材4で被覆して、ボーリング孔11に挿入し易い形態にしておく。さらに、複数の埋戻し体10,・・・を一度に設置する場合は、例えば図5に示すように埋戻し体10A,10B間を連結棒71で連結しておく。
このようにしてボーリング孔11の外部で計器3及び通信ケーブル31が取り付けられた埋戻し体10は、ボーリング孔11に挿入されて埋戻し体10を構成するボーリングコア1が採取された位置に戻される。
すなわち、ボーリングコア1は、採取された位置と略同じ位置に埋戻し体10となって戻されるので、ボーリング孔11の削孔前後で孔内及びその周辺地盤の性状が変化することがほとんどない。
また、埋戻し体10が所定の位置に配置された後に、ボーリング孔11内に充填材5が注入され、図1(c)に示すようにその充填材5が埋戻し体10と孔壁との隙間を埋めることによって、埋戻し体10の位置が固定される。
そして、計測工程において、図2に示すようにボーリング孔11の所定の位置に配置された埋戻し体10,・・・の計器3,・・・からの出力(計測値)が、通信ケーブル31を介してデータロガー32に送信されて記録される。
また、このようにして計測された計測値は、リアルタイムでモニタに表示させたり、事後的に分析に使用したりすることで、原位置地盤のひずみや温度などの観測をおこなうことができる。
次に、本実施の形態の原位置地盤のモニタリング方法の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の原位置地盤のモニタリング方法では、ボーリング孔11から採取されたボーリングコア1に計器3を取り付け、その試料を採取した位置に計器3とともにボーリングコア1を戻す。
このため、計器3を設置する前後でボーリング孔11内及びその周辺の地盤の物理特性などの特性がほぼ同じ状態で変化しないので、原位置地盤の性状を正確に計測することができる。
また、ボーリング孔11から取り出されたボーリングコア1A−1Cに対して計器3を取り付けるのであれば、正確な向きに確実に計器3を配置することができる。このため、所望する方向の計測値を得ることができ、計測データの信頼性及び評価精度が向上する。すなわち、同じ位置であっても計器3を取り付ける方向によって得られる計測値が異なるので、計画した方向と同じ方向に計器3が取り付けられていれば、正当にその計測値を評価することができる。
さらに、採取したボーリングコア1A−1Cを再利用するので、掘削発生土の処分コストを削減できるとともに、充填材5の使用量を大幅に削減することができる。
また、ボーリング孔11の外で計器3と共に通信ケーブル31を取り付けることで、計器3からの出力を送信する通信ケーブル31を確実に配線することができる。すなわち、ボーリング孔11外であれば、通信ケーブル31を傷つけることなく容易かつ確実に配線することができる。
さらに、ボーリングコア1A−1Cの外面は、計器3の測定値に影響を与える特性のうち少なくとも一種類と略同じ特性のコーティング材4で被覆することができる。
例えば、計器3の取り付けに際してボーリングコア1にひび割れなどが生じた場合に、そのままの状態でボーリング孔11に戻そうとすると、途中でボーリングコア1が割れて所定の位置まで挿入できないおそれがある。
また、計器3を取り付けるためにボーリングコア1を複数に分割した場合は、そのままの状態ではボーリング孔11に挿入し難いことがある。
他方、コーティング材4で外面を被覆することによって、外面を保護したり、分割されたボーリングコア1A−1C同士を一体化したりすることで、円柱状の形状が保持されて、容易かつ確実に埋戻し体10をボーリング孔11の所定の位置に戻すことができる。
そして、計器3の測定値に影響を与える特性を、ボーリングコア1A−1Cとコーティング材4とで略同じにしておくことで、正確に原位置地盤の性状を計測することができる。
また、ほとんど乱さない状態のボーリングコア1を利用して埋戻し体10を形成すれば、採取する前とほぼ同じ特性の埋戻し体10をボーリング孔11に戻すことができる。
さらに、計器3には、ひずみゲージ、熱電対、温度計、土圧計、速度計、加速度計、傾斜計、間隙水圧計、電気伝導度計、光ファイバ、水位計、比抵抗端子、pH計及び溶存酸素計の少なくとも1種類を使用することで、任意に計測データの種類を選択することができる。
例えば、ひずみゲージと一緒に熱電対を配置しておくことで、地盤100の温度が測定できるようになるので、ひずみゲージからの出力の温度補正をおこなうことで、より正確に地盤100の性状を観測することができる。
また、加速度計や間隙水圧計を設置することで、周辺地盤100の所定の位置における加速度や間隙水圧を、ボーリング孔11の掘削の影響が極力少ない状態で計測することができる。
さらに、複数の埋戻し体10A,10B間を連結棒71で連結すれば、計器3,・・・を相対的に所定の間隔で容易に配置できるうえに、計器3を配置しない箇所は連結棒71を配置するだけでよいので、埋戻し体10の製作作業を省力化することができる。
以下、前記した実施の形態とは別の形態の実施例1について図6を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例1では、連結材として連結コア72を使用する場合について説明する。
例えば、地盤100が比較的硬い場合には、ボーリングコア1は、図6に示すように連続した棒状に採取することができる。この実施例1では、採取したボーリングコア1の大部分をボーリング孔11に戻す場合について説明する。
まず、ボーリングコア1を分割して所定の位置に計器3を取り付けた埋戻し体10C,10Dを製作する。
続いて、埋戻し体10C,10D間には連結コア72を配置し、埋戻し体10Cの上方には端部コア721を配置し、埋戻し体10Dの下方には端部コア721を配置する。
そして、連結コア72と埋戻し体10C,10Dと端部コア721,721とは、外面をコーティング材4で被覆して一体化する。
このように計器3及び通信ケーブル31が取り付けられるとともに連結コア72で連結された埋戻し体10C,10Dは、所定の位置に容易かつ確実に戻すことができる。
すなわち、ボーリング孔11の長さと埋戻し体10C,10Dを備えた戻す部材の長さが略同じになるので、容易に正確な位置に埋戻し体10C,10Dを配置することができる。
また、埋戻し体10C,10D以外のボーリングコア1もボーリング孔11に戻されるので、ボーリング孔11の軸方向においても、ボーリング孔内及びその周辺地盤100の特性をほとんど同じ状態に戻すことができる。
さらに、大部分のボーリングコア1をボーリング孔11に戻すので、掘削土の処理費用を大幅に削減することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態で説明した原位置地盤のモニタリング方法の効果を確認するためにおこなった実験について、図7及び図8を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例2では、実験用に配合した擬似軟岩材料を使って図7に示すような立方体状の試験体8を製作する。ここでは、一辺20cmの試験体8を二体作製し、その中央に直径66mmの円柱状のコアを抜き取った孔部81を形成する。
そして、一方の試験体8においては、前記実施の形態と同様にコアから製作した埋戻し体10に埋込みひずみゲージ83,83を埋め込んで戻す。また、他方の試験体8は効果を比較するために作製するもので、従来と同様に、孔部81の孔壁に埋込みひずみゲージ83,83を貼り付けて(ここでは、円筒状のナイロンメッシュに埋込みひずみゲージ83,83を貼り付けて孔部81に挿入した。)、擬似軟岩と同じ材料を孔部81に充填する。また、これらの試験体8の側面には、側面ひずみゲージ82を貼り付けた。
そして、このようにして製作された2種類の試験体8に対して、上方から載荷板84を介して荷重Pを載荷及び除荷し、その際に計測される埋込みひずみゲージ83と側面ひずみゲージ82の出力を図8に示した。
ここで、図8(a)は、前記実施の形態のように埋込みひずみゲージ83,83を試験体8から抜き取ったコアに貼り付けた埋戻し体を使用するケースの応力とひずみとの関係を示した図である。
この図8(a)を見ると、破線で示した埋込みひずみゲージ83の計測値と、実線で示した側面ひずみゲージ82の計測値とがほぼ重なっており、周辺地盤と同じ計測値が孔部81から測定されていることがわかる。
他方、図8(b)は、埋込みひずみゲージ83,83を孔部81の孔壁に貼り付けて擬似軟岩と同じ材料を充填した比較ケースの応力とひずみとの関係を示した図である。
この比較ケースでは、孔部81の内部とその周辺の擬似軟岩とは同じ材料で構成されているが、図8(b)を見ると、破線で示した孔壁位置の埋込みひずみゲージ83の計測値と、実線で示した側面ひずみゲージ82の計測値とが大きく乖離していることがわかる。すなわち、比較ケースでは、周辺地盤と同じ計測値が孔部81からは測定できていないことがわかる。
このように同じ材料であっても、コアとして抜き出されたものに計器3を取り付けた場合と、孔部81に計器3を配置した後に擬似軟岩と同じ材料を充填した場合とでは、計測される値が異なっていることがわかる。
そして、前記実施の形態の原位置地盤のモニタリング方法であれば、周辺地盤100と同等の計測値をボーリング孔11に戻した計器3の出力から得ることができる。
以下、前記した実施の形態とは別の形態の実施例3について説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
前記実施の形態では、試料として固結状態のボーリングコア1を使用して埋戻し体3を作製した。ここで、このようなボーリングコア1は、N値が10〜20以上の地盤100や軟岩以上の硬さの地盤100からは採取することができるが、粘性の小さい砂地盤や一軸圧縮強度が0.5MPa未満の地盤100からは採取することが難しい場合がある。
この実施例3では、このような形状を保持した状態で試料を採取することが難しい地盤100から採取された未固結試料を、原位置にあった状態と同程度の特性を有する固化体にした埋戻し体10を製作する場合について説明する。
すなわち、採取された乱された試料に、セメントと水とを混合し、原位置地盤と同等のヤング率や熱伝導率を備えた埋戻し体10を作製する。この埋戻し体10の特性を原位置地盤のどの特性に合わせるかは、前記実施の形態で説明したコーティング材4と同様に、取り付けられた計器3の種類によって調整する。例えば、ひずみゲージを設置する場合はヤング率を調整し、熱電対を設置する場合は熱伝導率を調整し、間隙水圧計を設置する場合は透水係数を調整して埋戻し体10を製作する。
このように採取時の形状を保持できないような未固結試料であっても、ボーリング孔11の外側で、原位置地盤の特性に合わせた埋戻し体10を作製し、その埋戻し体10を計器3とともにボーリング孔11に戻すことで、正確に地盤100の性状をモニタリングすることができる。すなわち、このような方法であれば計器3の取り付け位置や方向を正確に設定できるので、得られる計測値の信頼性が高くなり、計測値の評価精度を向上させることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、トンネルT内からボーリング孔11を設けて、その周辺の地盤100をモニタリングする方法について説明したが、これに限定されるものではなく、岩盤内部に設けられる地下貯蔵施設周辺の地盤や、山留壁の背面の地盤や、斜面を構成する地盤などのモニタリングにおいても本発明を適用することができる。
また、前記実施の形態では、ボーリングコア1A−1Cの側面に沿って計器3の取り付けをおこなったが、これに限定されるものではなく、例えばボーリングコア1の軸方向に沿って穴を開けて計器3を埋め込んだり、ボーリングコア1を平面視半円形になるように軸方向に沿って半割りし、その切断面に沿わせて計器3や通信ケーブル31を取り付けたりすることもできる。
本発明の最良の実施の形態の原位置地盤のモニタリング方法を説明する図であって、(a)は地盤を削孔する工程を説明する断面図、(b)は試料が採取された後のボーリング孔の断面図、(c)はボーリング孔に埋戻し体を戻す工程を説明する断面図である。 本発明の最良の実施の形態の原位置地盤のモニタリング方法を適用するトンネル周辺の断面図である。 埋戻し体を作製する手順を説明する説明図である。 埋戻し体の構成を説明する斜視図である。 ボーリング孔に埋戻し体を挿入する工程を説明する斜視図である。 実施例1の埋戻し体間が連結コアで連結された形態を説明する斜視図である。 実施例2の試験体の構成を説明する斜視図である。 実施例2の試験結果を示した図であって、(a)は本発明の最良の実施の形態に相当する試験体の応力とひずみとの関係を示した図、(b)は比較のために作製した試験体の応力とひずみとの関係を示した図である。
符号の説明
100 地盤
1,1A−1C ボーリングコア(試料)
10,10A−10D 埋戻し体
11 ボーリング孔
3 計器
3A−3C ひずみゲージ(計器)
31 通信ケーブル
71 連結棒(連結材)
72 連結コア(連結材)

Claims (8)

  1. 地盤を削孔してボーリング孔を設ける工程と、
    前記ボーリング孔から採取された試料に計器を取り付けた埋戻し体を形成する工程と、
    前記埋戻し体を前記ボーリング孔の前記試料を採取した位置に戻す工程と、
    前記計器によって計測をおこなう工程とを備えた原位置地盤のモニタリング方法。
  2. 前記埋戻し体を形成する工程において、前記計器と共に通信ケーブルを取り付けることを特徴とする請求項1に記載の原位置地盤のモニタリング方法。
  3. 前記埋戻し体を形成する工程において、前記計器を取り付けた後に、前記計器の測定値に影響を与える前記試料の特性のうち少なくとも一種類と略同じ特性の被覆材で前記試料の外面を被覆することを特徴とする請求項1又は2に記載の原位置地盤のモニタリング方法。
  4. 前記埋戻し体を戻す工程において、前記埋戻し体と前記削孔との隙間に充填材を充填することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の原位置地盤のモニタリング方法。
  5. 前記試料は、採取時の形状が保持されたボーリングコアであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の原位置地盤のモニタリング方法。
  6. 前記埋戻し体を形成する工程において、採取後に形状が保持されない未固結状態の試料を、前記計器の測定値に影響を与える原位置での試料の特性のうち少なくとも一種類と略同じ特性の固化体にすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の原位置地盤のモニタリング方法。
  7. 前記計器には、ひずみゲージ、熱電対、温度計、土圧計、速度計、加速度計、傾斜計、間隙水圧計、電気伝導度計、光ファイバ、水位計、比抵抗端子、pH計及び溶存酸素計のうち少なくとも1種類が使用されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の原位置地盤のモニタリング方法。
  8. 前記埋戻し体を複数形成し、それらの埋戻し体間を連結材で連結して前記ボーリング孔に戻すことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の原位置地盤のモニタリング方法。
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