JP2009039472A - 超音波診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性が異なる生体組織の境界を定量的に確度高く検出して、腫瘍の広がり等を識別可能にする。
【解決手段】弾性画像45上に生体組織の参照領域RORを設定し、参照領域RORにおける歪みと複数の計測点の歪み比(弾性比)求め、求められた各計測点における歪み比を予め設定された1又は複数の閾値Skと比較して弾性画像を歪み比が異なる複数の領域に分け、各領域の境界線Bkを検出して弾性画像に重ねて描画することにより、弾性が異なる生体組織の境界を定量的に確度高く検出して、腫瘍の広がり等を識別可能にする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、超音波を利用して被検体内の対象部位の断層像及び生体組織の硬さ又は軟らかさを示す弾性画像を生成して表示するための超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、超音波探触子により被検体内部に超音波を送信し、被検体内部から生体組織の構造に応じた超音波の反射エコー信号である超音波受信信号を受信し、例えば超音波断層像等の断層像を再構成して診断用に表示する。
近年、手動又は機械的な方法により超音波探触子で被検体を圧迫して超音波受信信号を計測し、計測時間が異なる2つの超音波受信信号のフレームデータ(以下、RF信号フレームデータという。)に基づいて圧迫により生じた生体各部の変位を求め、その変位データに基づいてフレーム中の各部位の生体組織の変位、歪み、弾性率などの弾性情報を求めて、弾性画像を生成することが提案されている。
さらに、フレーム中の各部位について求めた歪みと、設定された1又は複数の閾値とを比較して弾性が異なる複数の領域を検出し、それらの領域の境界線を弾性画像に重ねて描画することが提案されている(例えば、特許文献1)。この方法は、腫瘍等の病変部の硬さ及びその分布を観察して、腫瘍の悪性度合を診断する弾性スコアリングに適用することができる。
また、弾性画像上で正常又は良性と思われる組織に参照領域を設定し、診断したい関心部位に関心領域(ROI)を設定し、各領域内の各部位について求められた歪みの平均値を求め、それらの2つの領域の歪み比を計算し、算出された歪み比の数値を弾性画像に重ねて表示することが提案されている(例えば、特許文献2)。これによれば、参照領域に対する関心領域の組織の硬さの違いを定量的に評価することができ、精度の高い診断に結びつけることができる。
特開2004−135929号公報 WO2006/013916
ところで、歪みは、生体組織の変位を空間微分して得られる値であるから、圧迫力の大きさによって変わるため、同一部位の生体組織であっても、強く圧迫すると歪みが大きくなる相対的な弾性情報である。そのため、閾値と比較して歪みが異なる領域の境界を検出する特許文献1に記載の技術によれば、圧迫の強弱に応じて閥値を設定変更しなければ、弾性が異なる領域の境界を定量的に確度高く検出することはできない。
そこで、圧迫の大きさを圧力センサなどにより検出し、圧迫の強弱に合わせて歪みの閥値を自動的に変更して、弾性が異なる領域の境界を定量的に確度高く自動検出することが考えられるが、圧力センサにより圧迫力を検出するには、検出方法等に解決しなければならない課題が残されている。
また、周辺が不均一な歪み方をする腫瘍の場合、弾性情報の閥値による境界抽出では、弾性情報が等しい領域の検出しか行えないため、腫瘍がどのように広がっているかの識別が難しくなる。その結果、例えば、手術による摘出範囲を的確に決めることができないおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、弾性が異なる生体組織の境界を定量的に確度高く検出することにある。
本発明は、被検体との間で超音波を送受するとともに被検体を圧迫する超音波探触子と、前記超音波探触子により受信された前記被検体の断層部位の反射エコー信号に基づいて断層画像と弾性画像を生成する画像再構成手段と、該画像再構成手段により生成された画像を表示する表示手段とを備えた超音波診断装置を基本構成とする。
特に、上記の課題を解決するため、前記断層画像と前記弾性画像の一方の画像上に設定された参照領域における前記弾性情報と前記弾性画像の複数の計測点の弾性情報と比を弾性比として求める弾性比演算手段と、求めた各計測点における前記弾性比を予め設定された閾値と比較して前記弾性画像を前記弾性比が異なる複数の領域に分けて前記各領域の境界線を検出する境界線検出手段と、検出された前記境界線を前記弾性画像に重ねて描画する境界線描画手段を備えたことを特徴とする。
すなわち、超音波探触子により被検体に付与される圧迫力は、被検体の深度方向に概ね同じであるから、同一のRF信号フレームデータに基づいて生成された弾性画像の各部位に付与された圧迫力も概ね同じと考えることができる。したがって、同一の弾性画像に設定された参照領域の組織に加えられた圧迫力と、参照領域以外の他の組織に加えられた圧迫力は略同じと考えることができるから、各計測点の弾性情報の比(弾性比)をとれば、圧迫力の要素を排除できる。そこで、参照領域の弾性情報と、参照領域以外の他の組織の弾性情報の比である弾性比を求め、閾値を弾性比により設定することにより、弾性が異なる生体組織の境界を圧迫状況に影響を受けないで、確度高く検出できる。その結果、腫瘍がどのように広がっているか等を視覚的に把握して、精度の高い診断に結びつけることができ、例えば、手術による摘出範囲を的確に決めることができる。
本発明において、参照領域(ROR)を設定する組織領域は、例えば、被検体の個体差が少ない脂肪組織に設定することができる。また、参照領域の弾性情報は、参照領域内の各計測点の歪み又は弾性率の平均値を用いることができる。
また、弾性比を求める参照領域以外の領域を弾性画像の全領域にしてもよいが、1又は複数の関心領域(ROI)に絞って弾性比を求めることにより、処理時間を軽減できる。
さらに、本発明において、弾性比の閾値を複数設定することにより、例えば、腫瘍全体の硬化領域の分布を把握することができ、腫瘍の広がりを的確に診断して、腫瘍の治療範囲を容易に判断することができる。
また、本発明において、さらに、複数の閾値に対応する複数の境界線の相互間における弾性比の変化率を求める変化率演算手段と、求めた変化率のグラフを弾性画像に対応付けて描画する変化率グラフ描画手段を設けることができる。これによれば、腫瘍の硬化の変化をも把握することができから、腫瘍の内部構造に特徴を有する腫瘍の種類を特定することができるようになる。この場合において、弾性比の変化率を観察したい方向を基準線として弾性画像上に設定することができる。
また、本発明の境界線描画手段は、さらに、複数の境界線の間の領域に変化率に応じた色相を付して弾性画像を表示するようにすることができる。これによれば、腫瘍の硬化の変化を容易に把握することができ、腫瘍の内部構造に特徴を有する腫瘍の種類を特定することが容易になる。
さらに、参照領域を複数設定し、境界線検出手段は、複数の参照領域に対する弾性比を求めて、一又は複数の閾値と比較して境界線を描画することができる。これにより、異なる組織の参照領域との弾性比を評価できるようになる。例えば、病変組織が複雑な場合、複数の参照領域に基づいて求めた閾値を用いて境界線を描画することにより、境界線同士の相関を見ることが可能である。複数の参照領域は、例えば、脂肪組織と臓器に設定することができる。つまり、複数の参照領域となる組織と、任意の数の関心領域の弾性比が、閥値弾性比を超える領域の境界線を自動的に描出することにより、肝臓や甲状腺のように脂肪層を参照領域に用いることが困難な臓器でも、腫瘍の評価を実施できるようになる。
本発明によれば、弾性が異なる領域の境界を定量的に確度高く検出することができる。
本発明の超音波診断装置について実施形態に基づいて説明する。図1に、本実施形態の超音波診断装置の構成をブロック図で示す。図に示すように、本実施形態の超音波診断装置は、被検体10に当接させて用いる超音波探触子12と、超音波探触子12を介して被検体10に時間間隔をおいて超音波を繰り返し送信する送信部14と、被検体10から発生する時系列の反射工コー信号(RF信号)を受信する受信部16とを備えて構成されている。送受信制御部17は、送信部14の送波タイミングと、受信部16の受波タイミングを制御する。受信部16で受信されたRF信号は整相加算部18に入力され、整相加算部18は入力されるRF信号を整相加算してRF信号フレームデータを生成する。
整相加算部18で生成されたRF信号フレームデータは断層画像構成部20に入力される。断層画像構成部20は入力されるRF信号フレームデータに基づいて、超音波探触子12により走査された被検体10の断層部位の濃淡断層画像、例えば白黒断層画像を再構成する。断層画像構成部20で再構成された白黒断層画像の断層像データは、白黒スキャンコンバータ22に入力される。白黒スキャンコンバータ22は、入力される断層像データを画像表示器26の表示に合うように変換する。
一方、RF信号フレームデータ選択部28は、整相加算部18から出力されるRF信号フレームデータを記憶し、取得時刻が異なる少なくとも2枚のフレームデータを選択して変位計測部30に出力される。変位計測部30は入力される2枚のフレームデータに基いて被検体10の生体組織の変位を計測し、変位情報を弾性情報演算部32に出力する。弾性情報演算部32は、入力される変位情報に基づいて歪み又は弾性率等の弾性情報を求め、求めた弾性情報を弾性画像構成部34に出力する。弾性画像構成部34は、入力される弾性情報に基づいてカラー弾性画像を構成し、カラー弾性画像データをカラースキャンコンバータ36に出力する。カラースキャンコンバータ36は、入力されるカラー弾性画像データを画像表示器26の表示に合うように変換する。切替加算部24は、白黒スキャンコンバータ22とカラースキャンコンバータ36から出力される白黒断層画像とカラー弾性画像を重ね合わせたり、並列に表示させたりする切替を行って、合成された合成画像を画像表示器26に出力して表示するようになっている。
ここで、図1の超音波診断装置の各部の詳細について説明する。超音波探触子12は、複数の振動子を配設して形成されており、被検体10に振動子を介して超音波を送受信する超音波送受信面を有している。また、超音波探触子12の超音波送受信面を被検体10の体表に当接して、被検体10に対して圧迫力を付与するようになっている。この圧迫力は、用手法又は機械的手段により付与することができる。
送信部14は、超音波探触子12を駆動して超音波を発生させるための送波パルスを生成するとともに、送信される超音波の収束点をある深さに設定する機能を有している。また、受信部16は、超音波探触子12で受信した反射エコー信号について所定のゲインで増幅してRF信号すなわち受波信号を生成する。整相加算部18は、受信部16で増幅されたRF信号を入力して位相制御し、一点又は複数の収束点に対し超音波ビームを形成してRF信号フレームデータを生成する。
断層画像構成部20は、整相加算部18からのRF信号フレームデータを入力してゲイン補正、ログ圧縮、検波、輪郭強調、フィルタ処理等の信号処理を行い、断層画像データを生成する。また、白黒スキャンコンバータ22は、断層画像構成部20からの断層画像データをデジタル信号に変換するA/D変換器と、変換された複数の断層画像データを時系列に記憶するフレームメモリと、制御コントローラを含んで構成されている。この白黒スキャンコンバータ22は、フレームメモリに格納された被検体内の断層フレームデータを1画像として取得し、取得された断像フレームデータをテレビ同期で読み出すものである。
RF信号フレームデータ選択部28は、整相加算部18からの複数のRF信号フレームデータを格納し、格納されたRF信号フレームデータ群から1組すなわち2つのRF信号フレームデータを選択する。例えば、整相加算部18から画像のフレームレートに基づいて時系列で生成されるRF信号フレームデータをRF信号フレームデータ選択部28に順次記憶し、記憶されたRF信号フレームデータ(N)を第1のデータとして選択すると同時に、時間的に過去に記憶されたRF信号フレームデータ群(N−1、N−2、N−3、…、N−M)の中から1つのRF信号フレームデータ(X)を選択する。なお、ここでN、M、XはRF信号フレームデータに付されたインデックス番号であり、自然数とする。
変位計測部30は、選択された1組のデータすなわちRF信号フレームデータ(N)及びRF信号フレームデータ(X)から1次元或いは2次元相関処理を行って、断層画像の各計測点に対応する生体組織の変位ベクトルすなわち変位の方向と大きさに関する1次元又は2次元変位分布を求める。ここで、変位ベクトルの検出にはブロックマッチング法を用いる。ブロックマッチング法とは、画像を例えばn×n画素からなるブロックに分け、関心領域内のブロックに着目し、着目しているブロックに最も近似しているブロックを前のフレームから探し、ブロックの移動量を演算して変位ベクトルを求める。
弾性情報演算部32は、変位計測部30から出力される変位ベクトルから断層画像上の各計測点における生体組織の歪みを演算し、その歪みに基づいて弾性フレームデータを生成する。変位計測部30により計測された計測点ijの変位をΔLijとすると、歪みΔεijは、ΔLijを空間微分することによって算出される。
また、弾性情報演算部32は、演算した歪みと圧力計測部37から出力される圧力値から断層画像上の各計測点ijにおける応力σijの変化Δσijを演算し、演算した応力変化と先に求めた歪みに基づいて各計測点における生体組織の弾性率を演算し、その弾性率に基づいて弾性フレームデータを生成することができるようになっている。すなわち、各計測点ijの弾性率、例えばヤング率Yijは、Yij=Δσij/Δεijで求められる。このヤング率Yijから断層画像の各計測点の生体組織の弾性率が求められる。なお、ヤング率とは、物体に加えられた単純引張り応力と、引張りに平行に生じるひずみに対する比である。
弾性画像構成部34は、フレームメモリと画像処理部とを含んで構成されており、弾性情報演算部32から時系列に出力される弾性フレームデータをフレームメモリに確保し、確保されたフレームデータに対し画像処理を行うものである。
カラースキャンコンバータ36は、弾性画像構成部34からの弾性フレームデータに色相情報を付与する機能を有する。つまり、弾性フレームデータに基づいて光の3原色(赤(R)、緑(G)、青(B))に変換するものである。例えば、歪みが大きい弾性情報を赤色コードに変換すると同時に、歪みが小さい弾性情報を青色コードに変換する。
切替加算部24は、フレームメモリと、画像処理部と、画像選択部とを備えて構成されている。フレームメモリは、白黒スキャンコンバータ22からの断層画像データ、カラースキャンコンバータ36からの弾性画像データを格納するようになっている。画像処理部は、フレームメモリに確保された断層画像データと弾性画像データの合成割合を変更して合成するものである。例えば、合成画像の各画素の輝度情報及び色相情報は、白黒断層画像とカラー弾性画像の各情報を合成割合で加算したものとなる。さらに、画像選択部は、フレームメモリ内の断層画像データと弾性画像データ及び画像処理部の合成画像データのうちから画像表示器26に表示する画像を選択するようになっている。
次に、本発明に係る特徴部の構成について説明する。本発明は、弾性が異なる生体組織の境界を定量的に確度高く検出することを特徴とする。このような特徴を実現する実施形態は、図1に示すように、境界処理部38と、境界線描画部39と、変化率処理部40と、制御部42と、弾性情報出力部44を備えて構成されている。
弾性情報出力部44は、カラースキャンコンバータ36から出力される弾性画像のフレームデータを切替加算部24に送出するとともに、制御部42の指令に基づいて弾性画像のフレームデータを境界処理部38に送出するようになっている。
制御部42は、弾性情報出力部44を介して、画像表示器26に表示された弾性画像上に生体組織の参照領域RORを設定する入力手段を備えて構成されている。なお、制御部42の参照領域RORを設定する入力手段は、画像表示器26に表示された断層画像の画像上に参照領域RORを設定するようにすることもできる。また、参照領域RORは、複数設定することができる。さらに、制御部42は、後述する弾性比の閥値を1又は複数、用手法あるいは自動で設定するようになっている。
境界処理部38は、弾性比演算部38aと境界線検出部38bを備えて構成されている。弾性比演算部38aは、弾性情報出力部44から送出される弾性画像のフレームデータと制御部42により設定された参照領域RORのデータを取り込み、参照領域RORの各計測点の歪み又は弾性率などの弾性情報の平均値を求め、その弾性情報の平均値と参照領域ROR以外の観察領域における弾性画像の複数の計測点ijの弾性情報と比を弾性比として求めるようになっている。
境界線検出部38bは、弾性比演算部38aで求められた各計測点ijの弾性比と、制御部42から入力される弾性比の1又は複数の閥値を比較して、弾性画像を弾性比が異なる複数の領域に分けて各領域の境界線を検出するようになっている。弾性比の閥値が複数設定されている場合、境界線検出部38bは複数の境界線を検出することになる。
境界線描画部39は、境界線検出部38bで求められた各領域の境界線の画像データを生成する。生成された境界線の画像データは、切替加算部24のフレームデータに一旦格納される。これにより、切替加算部24の画像処理部は、画像表示器26に表示されるカラー弾性像に弾性比が異なる複数の領域の境界線を描画する。
変化率処理部40は、境界線検出部38bで求められた境界線が複数の場合、それら複数の境界線の相互間における弾性比の変化率を求める変化率演算手段と、その変化率グラフの画像データを生成する変化率グラフ描画手段を備えて構成されている。変化率グラフの画像データは切替加算部24のフレームデータに一旦格納される。切替加算部24の画像処理部は、変化率グラフを画像表示器26に表示されるカラー弾性像に対応付けて描画するようになっている。
以下、本実施形態の弾性が異なる生体組織の境界を定量的に確度高く検出する具体的な処理手順、及びそれにより生成される境界線の画像等について、具体的な実施例に分けて説明する。
弾性が異なる生体組織の境界を定量的に確度高く検出する実施例1について、図2、3を参照して説明する。本実施例は、弾性情報として歪みを、弾性比として歪み比を、弾性比の閥値として歪み比の閾値を用いて、腫瘍の境界検出処理を行い、画像表示する例である。図2は、境界処理部38と制御部42に係る処理手順を示すフローチャートであり、図3は本実施例に係る弾性画像と境界線の表示画像例である。
図2のステップS1において、図3(A)に示すように、画像表示器26に表示された例えば弾性画像45上に、組織弾性の参照体46となる組織(例えば、脂肪層)に、制御部42を介して参照領域(ROR:Region of Reference)47を設定する。そして、弾性情報出力部44から入力される弾性画像45のROR47の各計測点の歪みを抽出し、ROR47の歪みの平均値εmeanを算出する。
次いで、ステップS2において、弾性画像45のROR47を除く観察領域の全体、又は腫瘍48などの関心部位を含むように設定される関心領域(ROI:Region of Interest)について、式(1)に示すように、ROR47内の歪みの平均値εmeanを、弾性情報出力部44から入力される各計測点ijの歪みΔεijで割り算して歪み比Rijを算出する。
Rij=εmean/Δεij (1)
次に、ステップS3において、各計測点ijの歪み比Rijを、検者により設定された歪み比の閾値Sk(k=1)と比較し、Rij≦S1となる計測点を抽出する。そして、ステップS4において、抽出した計測点を含むRij≦S1の領域と、Rij>S1の領域とに分け、その境界点を決定し、それらの境界点を結ぶ境界線B1を求める。
境界線B1の座標データは境界線描画部39に出力されて、境界線の画像データに変換され、切替加算部24に出力される。切替加算部24は、弾性画像のフレームデータに境界線の画像データを加算して合成し、図3(B)に示すように、境界線B1が重ねて表示された弾性画像49を画面表示器26に表示する。このとき、弾性画像49には境界線B1に対応する色の表示線と閾値S1が対応付けて表示される。
上述した本実施例によれば、超音波探触子12により被検体10に付与される圧迫力は、被検体10の深度方向に概ね同じであるから、図3(A)の弾性画像45のROR47に付与された圧迫力と観察領域又は関心領域に付与された圧迫力は概ね同じと考えることができる。したがって、各計測点ijの歪み比Rijは圧迫力の影響が排除された指標値となる。そして、各計測点ijの歪み比Rijを歪み比の閾値と比較することにより、歪みが異なる生体組織の境界を圧迫状況(圧迫の強さ)の影響を受けないで確度高く検出できる。
その結果、腫瘍などの病変部位がどのように広がっているか等を視覚的に把握して、精度の高い診断に結びつけることができ、例えば、手術による摘出範囲を的確に決めることができる。
また、本実施例においては、ROR47を被検体の個体差が少ない脂肪組織に設定する例を示したが、これに限らず、任意の生体組織を参照体として選択して、ROR47を設定することができる。
また、歪み比を求めるROR47以外の領域を弾性画像の全領域にしてもよいが、1又は複数の関心領域(ROI)に絞って歪み比を求めることにより、処理時間を短縮できる。
弾性が異なる生体組織の境界を定量的に確度高く自動検出する実施例2について、図4を参照して説明する。本実施例が実施例1と相違する点は、歪み比の閾値を複数設定したことになる。その他の点は、実施例1と同一であることから、用いて、境界処理部38と制御部42に係る処理手順のフローチャートを省略し、図4に示した本実施例に係る弾性画像と境界線の表示画像例を参照して説明する。
図4(A)に示すように、画像表示器26に表示された例えば弾性画像45上に、組織弾性の参照体46となる組織(例えば、脂肪層)に、制御部42を介してROR47を設定する点は、実施例1と同じである。本実施例では、制御部42を介して、手動又は自動で複数の歪み比の閥値Sk(例えば、k=1、2、3、4)が検者により設定される。
図2のステップS1,S2の処理は、本実施例でも同じである。ステップS3において、複数の歪み比の閥値Skと各計測点ijの歪み比Rijを比較し、複数の組織領域に分ける。ここで、例えば、式(1)のように各計測点ijの歪み比Rijを定義すると、Rijの値が大きい方が、歪みΔεijが小さく歪まない硬い組織ということができる。なお、式(1)の右辺の分子と分母を入れ替えて歪み比を定義することもでき、その場合はRijの値が大きい方が歪みΔεijが大きく軟らかい組織ということになる。いま、式(1)のように歪み比Rijが定義され、これに合わせて歪み比の4つの閥値S1〜S4が、S1>S2>S3>S4の関係に設定されているとする。この場合は、各計測点ijの歪み比Rijは、次の領域に分類して抽出される。
Rij>S1の領域、
S1≧Rij>S2の領域、
S2≧Rij>S3の領域、
S3≧Rij>S4の領域、
Rij≦S4の領域、
そして、図2のステップS4において、各領域の境界点を決定し、それらの境界点を結ぶ境界線B1〜B4を求める。求められた境界線B1〜B4の座標データは、境界線描画部39に出力されて、境界線の画像データに変換され、切替加算部24に出力される。切替加算部24は、弾性画像のフレームデータに境界線の画像データを加算して合成し、図4(B)に示すように、境界線B1〜B4が重ねて表示された弾性画像50を画面表示器26に表示する。このとき、弾性画像50には境界線B1〜B4に対応する色の表示線と閾値S1〜S4が対応付けて表示される。
このように構成されることから、本実施例2によれば、実施例1の効果に加えて、歪み比の大きさに応じて生体組織が複数の領域に区分され、かつ複数の領域の境界線がそれぞれ表示されることから、例えば、腫瘍全体の硬化領域の分布を把握することができ、腫瘍の広がりを的確に診断して、腫瘍の治療範囲を容易に判断することができる。つまり、腫瘍は悪性になるほど硬化するとされるため、硬さの異なる領域の境界を表示することにより、腫瘍全体の硬化領域の分布を把握することにより、腫瘍の広がりを的確に診断することができるので、腫瘍の治療範囲を容易に判断することができるようになる。
図5、図6を参照して、弾性が異なる生体組織の境界を定量的に確度高く自動検出する実施例3について説明する。本実施例が、実施例2と異なる点は、複数の歪み比の閥値Skから検出した境界線Bkの相互間の間隔(幅)を微分して、歪み比の変化率を算出し、色分けしてグラフ化することである。
図5のステップS11で、制御部42を介して手動又は自動で、図6に示すように、境界線Bk(k=1〜4)が描画された弾性画像50上に基準線60を設定する。この基準線60は、各境界線Bk間の歪み比の変化を視覚的に観察したい任意の位置に設定できる。
ステップS12において、変化率処理部40は、基準線60と各境界線Bkとの交差点の座標A〜Lを求め、隣接する座標A〜L間の基準線60上の間隔Δxを求め、これに対応する2つの境界線Bkに係る閾値Skの差ΔSkをΔxで割り算して歪み比の変化率ΔRkを求める。
そして、ステップS13において、歪み比の変化率ΔRkを弾性画像に対応付けてグラフ化し、その画像データを切替加算部24に出力する。歪み比の変化のグラフ61は、図6の下図に示すように、縦軸を歪み比、横軸を基準線60の位置に対応付けて生成される。切替加算部24は、歪み比の変化率のグラフを弾性画像50に対応付けて加算合成し、画面表示器26に表示する。
ここで、変化率処理部40は、変化率の大きい領域のグラフの線62を色分けして表示することができる。また、変化率の大きいグラフの線62に対応する弾性画像の色や輝度を、例えば変化率大の場合は「青」又は「明るい」、変化率小の場合は「赤」又は「暗い」に設定することができる。
この本実施例のように、歪み比の変化率をグラフ化することにより、基準線方向の腫瘍の硬化の変化を視覚的に把握することが可能となる。これにより、内部構造に特徴を持つ腫瘍の種類の特定をすることができるようになる。
弾性が異なる生体組織の境界を定量的に確度高く自動検出する実施例4について、図7を参照して説明する。本実施例が他の実施例1〜3と相違する点は、異なる複数の生体組織を参照体とし、それらの参照体にそれぞれ参照領域RORを設定し、複数の参照体となる組織との歪み比が、単一、もしくは複数設定した閥値を超える領域の境界を抽出することができることである。これにより、肝臓や甲状腺のように脂肪層を参照体に用いることが困難な臓器でも、同一部位内の歪みの分布などによる組織の診断を行うことが可能となる。
図7(A)は、実施例1の図3(A)に対応する図であり、画像表示器26に表示された例えば弾性画像70上に、組織弾性の参照体となる複数(m)の組織にROR(m)を設定する。図7(A)の例では、mをA〜Cとして、脂肪層46にROR(A)を設定し、腫瘍48を取り巻く組織71にROR(B)、組織73にROR(C)をそれぞれ設定する。そして、弾性情報出力部44から入力される弾性画像70のROR(m)の各計測点の歪みを抽出し、それらのRORの歪みの平均値εmean(m)を算出する。
次いで、弾性画像70のROR(A)を除く観察領域の全体について、式(1)と同様に、各RORの歪みの平均値εmean(m)を、弾性情報出力部44から入力される各計測点ijの歪みΔεijでそれぞれ割り算して歪み比Rij(m)を、次式(2)で算出する。
Rij(m)=εmean(m)/Δεij (2)
次に、各計測点ijの歪み比Rij(m)を、検者により設定された歪み比の閾値Skと比較し、Rij(m)≦Skとなる計測点を抽出する。そして、抽出した計測点を含むRij(m)≦Skの領域と、Rij(m)>Skの領域とに分け、その境界点を決定し、それらの境界点を結ぶ境界線B(m)を求める。例えば、ROR(A)〜(C)に対応する歪み比Rij(m)を歪み比A〜Cとすると、これに対応して境界線B(A)〜(C)が求められる。
境界線B(m)の座標データは境界線描画部39に出力されて、境界線の画像データに変換され、切替加算部24に出力される。切替加算部24は、弾性画像のフレームデータに境界線の画像データを加算して合成し、図7(B)に示すように、境界線B(A)〜(C)が重ねて表示された弾性画像75を画面表示器26に表示する。このとき、弾性画像49には境界線B(A)〜(C)に対応する色の表示線と歪み比A〜Cが対応付けて表示される。
また、図8に、本実施例の他の弾性画像の例を示す。図8(A)に示す弾性画像80は、複雑な病変部81が表示されている。このような場合、参照体として脂肪層46の他に、同一フレームに写っている臓器82を選択し、それぞれの参照体組織にROR(A)、(B)を設定する。そして、上述と同様に、歪み比A、Bを求めて境界線B(A)、(B)を求めると、図8(B)に示すように、境界線B(A)、(B)が重ねて表示された弾性画像85が得られる。
本実施例によれば、実施例1〜4の効果に加えて、脂肪層を参照体に用いることが困難な臓器でも、同一部位の歪みの分布などによる組織の診断を行うことが可能となる。特に、複雑な病変部の場合、複数の参照体組織に基づいて求めた境界線同士の相関を観察して、適正な診断を行うことが可能となる。例えば、病変部の細胞検査を行う際に、複数の境界線の重なる領域に対して行うことにより、検査の精度が向上する。つまり、複数の参照体組織を用いて描出した境界線が共有する領域が、真の病変である確率が高いと考えることができる。硬さに個人差がある部位を参照体組織として用いる場合、複数の参照体組織を用いることで、検出精度を上げることができると考える。
以上説明した実施例1〜4では、参照領域ROR、観察領域又は関心領域の弾性情報として歪み比を用いた。しかし、本発明はこれに限らず弾性率などの他の弾性情報を適用することができる。例えば、弾性率と弾性率比を用いて、弾性率が異なる生体組織の境界を検出することができる。
本発明の超音波診断装置の一実施形態のブロック構成図である。 本発明の特徴部の実施例1の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1の弾性画像の表示例を示す図である。 本発明の特徴部の実施例2の弾性画像の表示例を示す図である。 本発明の特徴部の実施例3の処理手順を示すフローチャートである。 実施例3の弾性画像の表示例を示す図である。 本発明の特徴部の実施例4の弾性画像の表示例を示す図である。 実施例4の変形例の弾性画像の表示例を示す図である。
符号の説明
10 被検体
12 超音波探触子
20 断層画像構成部
22 白黒スキャンコンバータ
24 切替加算部
26 画像表示器
28 RF信号フレームデータ選択部
30 変位計測部
32 弾性情報演算部
34 弾性画像構成部
36 カラースキャンコンバータ
38 境界処理部
38a 弾性比演算部
38b 境界線検出部
39 境界線描画部
40 変化率処理部
42 制御部
44 弾性情報出力部

Claims (7)

  1. 被検体との間で超音波を送受するとともに被検体を圧迫する超音波探触子と、前記超音波探触子により受信された前記被検体の断層部位の反射エコー信号に基づいて断層画像と弾性画像を生成する画像再構成手段と、該画像再構成手段により生成された画像を表示する表示手段とを備えた超音波診断装置において、
    前記断層画像と前記弾性画像の一方の画像上に設定された参照領域における前記弾性情報と前記弾性画像の複数の計測点の弾性情報と比を弾性比として求める弾性比演算手段と、求めた各計測点における前記弾性比を予め設定された閾値と比較して前記弾性画像を前記弾性比が異なる複数の領域に分けて前記各領域の境界線を検出する境界線検出手段と、検出された前記境界線を前記弾性画像に重ねて描画する境界線描画手段を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 請求項1に記載の超音波診断装置において、
    前記閾値が複数設定されてなることを特徴とする超音波診断装置。
  3. 請求項2に記載の超音波診断装置において、
    さらに、複数の前記閾値に対応する複数の前記境界線の相互間における前記弾性比の変化率を求める変化率演算手段と、求めた前記変化率のグラフを前記弾性画像に対応付けて描画する変化率グラフ描画手段を設けたことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 請求項3に記載の超音波診断装置において、
    前記境界線描画手段は、さらに、複数の前記境界線の間の領域に前記変化率に応じた色相を付して前記弾性画像を表示することを特徴とする超音波診断装置。
  5. 請求項1に記載の超音波診断装置において、
    前記参照領域が複数設定され、
    前記境界線検出手段は、複数の前記参照領域に対する前記弾性比を求めて、一又は複数の閾値と比較して前記境界線を検出することを特徴とする超音波診断装置。
  6. 請求項1に記載の超音波診断装置において、
    前記参照領域が複数設定され、
    前記境界線検出手段は、複数の前記参照領域に対する前記弾性比を求めて、一の閾値と比較して前記境界線を検出し、
    前記境界線描画手段は、前記境界線を前記各参照領域に対する弾性比に対応付けて前記画像データを作成することを特徴とする超音波診断装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の超音波診断装置において、
    前記弾性情報が歪みであることを特徴とする超音波診断装置。
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