JP2009039414A - リウマチ治療用光照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生物学的製剤による副作用のリスクを負うことなく、取り扱いが容易なリウマチ治療用光照射装置を提供する。
【解決手段】発光素子からマクロファージ3を中心とした関節関連細胞に治療光12を照射し、少なくとも関節関連細胞から産生されるIL−1β(8)およびIL−6(10)の産生を抑制する。これによれば、関節部への光照射によりリウマチ患者の関節内で起こっているTNF−α(9)やIL−1β(8)の過剰産生を抑制することで炎症を抑制する。つまり、全身のTNF−α(9)産生を抑制するものではないことからインフリキシマブ治療で見られるようなTNF−α(9)不足による各種副作用は起こらない。一方、治療費面では高価な薬剤の使用はなく使い減りしない光源を繰り返し使用することで安価な治療方法を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、リウマチ治療用光照射装置に関し、特に、リウマチの原因物質がトリガーとなり様々な経過を経て関節内に炎症が起き組織破壊へと進展するリウマチ関節炎において、マクロファージを含む関節関連細胞をターゲットとした生体への光照射により、マクロファージを中心とした関節関連細胞から産生されるIL−1βやIL−6などの産生抑制を図ることで炎症を沈静化することを可能にした光照射装置に関するものである。
リウマチの主な治療方法を説明する。(1)基本療法、(2)薬物療法、(3)手術療法、(4)リハビリテーション療法がある。基本療法は、リウマチとは何であるかを理解し、適切な保温・冷却を行い、適度な運動を行うことである。
薬物療法は、関節の炎症を抑える、いわば慢性関節リウマチと正面から闘う治療である。最近では免疫異常について少しずつ研究が進み、起きた症状に対処する治療だけでなく炎症や免疫異常を直接抑え込もうとする積極的な薬物療法が行われるようになってきている。
手術療法は、失われた関節の機能を外科的手法で再建してQOL(生活の質)の改善を図ることを主な目的として行われるものである。具体的には、関節の動きをよくしたりグラグラしていたのを安定させたりすることである。しかし手術を受ければ一生症状が出なくなるわけではなく、手術後の経過にも個人差がある。また術後、反対側の関節にも手術が必要になったり、人工関節のすりへりやゆるみ、感染症に注意が必要だったりと、問題点や注意すべきこともある。
リハビリテーション療法は、広くは医師、看護婦、理学療法士、作業療法士、ケースワーカー、国の福祉制度など、患者が自立して生活し社会参加することを支えるすべてのことを指す。慢性関節リウマチの場合は関節の変形や拘縮、筋力低下、筋肉萎縮などの症状が出て、放置すると機能障害が進んで手足が動かなくなってしまうので、関節や筋肉の機能低下を防ぎ生活動作を高めるために、運動療法などの狭い意味でのリハビリテーションが必要となる。
薬物療法についてさらに詳細に説明すると、炎症を抑えて痛みを和らげる薬、すなわち抗炎症剤を用いることが広く行われている。しかしながら、抗炎症剤、特にステロイドホルモンを用いるとムーンフェイス、不眠、食欲不振・過剰、だるさ、血圧上昇などの他に、ステロイド白内障・緑内障、ステロイド潰瘍、ステロイド筋症、骨粗しょう症、動脈硬化/血管炎、糖尿病の誘発・悪化、感染症にかかりやすくなるなど重大な副作用を起こすことが報告されている。
近年、難病中の難病といわれてきたリウマチ治療の世界にも、新しい治療薬が開発され過去に類を見ない効果が得られていることから新たな治療展開が始まりつつある。そこで、先ずリウマチの発症メカニズムと新治療薬の効能について図2を用いて説明する。なお、当段以降の丸括弧で示す数字は、参照する図面中の符号を示す。
図2は、リウマチ発症に関する免疫系の作用と炎症系の情報伝達の流れを示したものである。リウマチの発症は、まだ特定されていない抗原X(1)が樹状細胞(2)やマクロファージ(貪食細胞)3などの先天性免疫細胞に認識され、その情報がヘルパーT4細胞(4)に伝えられることから始まる。
抗原提示を受けたヘルパーT4細胞(4)は、増殖すると同時に活性化して関節内に移動し、移動先の滑膜組織内でIFN−γ(インターフェロンγ)(6)やインターロイキン8(IL−8)(7)を産生する。IL−8(7)は、好中球・単球(マクロファージの前駆体)の血管内皮細胞への接着促進作用があり、好中球・単球の組織内侵入を容易にする。
一方、IFN−γ(6)には、マクロファージの活性化作用があることから、両者の作用により、組織内に侵入してきたマクロファージの活性化が始まる。活性化したマクロファージは、IL−1β(8)やTNF−α(9)、IL−6(10)、IL−8(7)を盛んに産生することで好中球・単球の誘導とマクロファージ3自身やヘルパーT4細胞(4)の活性化が加速される。
また、これらサイトカインの刺激を受けた関節関連細胞(11)も活性化し、マクロファージ3同様にIL−6(10)やIL−8(7)を産生する。このように炎症が拡大することでパンヌス13の成長があり、パンヌス13や軟骨がIL−1β(8)やTNF−α(9)の刺激を受けることで細胞外マトリックス蛋白分解酵素(MMP−3)(14)が産生され軟骨の破壊が始まる。骨破壊は、IL-1βやTNF−α、IL−6などが複雑に作用して破骨細胞の分化、増殖、活性化を図ることから始まる。
このように、リウマチは先天性免疫系による抗原Xの認識をきっかけにヘルパーT細胞やマクロファージの活性化が誘導され、その結果としてIL−1βとTNF−αの大量産生が起こることで炎症が拡大され組織破壊へと進んでいく疾病である。
一方、治療においては生物学的製剤と呼ばれる効果的な新しい治療薬が次々と開発されている。その作用について図3を用いて説明する。図3は、最初に開発されたキメラ型抗TNF-αモノクロナール抗体(インフリキシマブ)(15)の治療メカニズムについて示したものである。抗原提示により活性化ヘルパーT細胞は、マクロファージ誘導因子であるIL−8と活性化因子であるIFN−γを産生する。
関節組織内に誘導されIFN−γの刺激を受け活性化したマクロファージは、IL−1βとTNF−α16を大量に産生する。この産生物質により再びヘルパーT細胞やマクロファージが刺激を受けることから、炎症のスパイラルに入り込む。一方、治療薬であるインフリキシマブを静脈注射すると、インフリキシマブは血液に混じって全身を循環するようになる。
血中のインフリキシマブならびにTNF−αレセプターアンタゴニストは、関節腔内を含む循環過程で遭遇したTNF−αとの結合性が良くこれを捕捉(合体)する。捕捉されたTNF−αは形状が変わり、TNF−αレセプターを有する細胞との結合が困難となる。この効果は、TNF−αが多量に産生されている関節腔内で顕著に発揮され、TNF−α刺激が大幅にブロックされることで炎症が沈静化する。
ところで、レーザー照射が創傷や難治性潰傷に対して治癒効果があることが知られている。低出力レーザー照射による歯周病の炎症抑制や骨形成促進作用について歯周組織細胞、骨芽細胞の培養系を応用した研究が報告されている(例えば、非特許文献1参照)。
レーザー照射の生物学的効果の解明と機能ゲノム科学(安孫子宣光:日本レーザー医学会誌 Vol.25,No.4:313−322,2005)
前述の生物学的製剤(インフリキシマブ)による治療においては、全身のTNF−αの捕捉によりTNF−αが関連する炎症や組織破壊を抑制するものの、本来TNF−αに求められていた機能が大幅に失われる。その影響を受け、細菌性肺炎や間質性肺炎など重篤な副作用のリスクを少なからず負わなければならない。
また、治療薬が非常に高価であることから、リウマチ患者全員が生物学的製剤による治療の恩恵を受けられるとはかぎらない状況にある。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、生物学的製剤による副作用のリスクを負うことなく、取り扱いが容易なリウマチ治療用光照射装置を提供することを目的としている。
本発明に係るリウマチ治療用光照射装置は、複数個配列された発光素子と、前記発光素子を内蔵し生体に照射するための保持固定構造を持つ照射部と、前記発光素子への電源供給並びに制御機能を持つ本体部と、前記本体部と前記照射部とを電気的に接続する接続部と、を有する。
上記構成によれば、関節部(マクロファージを中心とした関節関連細胞)への光照射によりリウマチ患者の関節内で起こっているTNF−αやIL−1βの過剰産生を抑制することで炎症を抑制する。つまり、全身のTNF−α産生を抑制するものではないことからインフリキシマブ治療で見られるようなTNF−α不足による各種副作用は起こらない。一方、治療費面では高価な薬剤の使用はなく使い減りしない光源を繰り返し使用することで安価な治療方法を提供することができる。
また、本発明に係るリウマチ治療用光照射装置は、前記発光素子から照射される光の波長範囲が、780nmから1200nmの範囲にあるものである。
上記構成によれば、TNF−αやIL−1βの過剰産生を効果的に抑制することができる。
また、本発明に係るリウマチ治療用光照射装置は、前記発光素子がLED素子であるものである。
上記構成によれば、取り扱いが容易で安価なLED素子により、関節関連細胞から産生されるIL−1βおよびIL−6の産生を抑制することができる。
また、本発明に係るリウマチ治療用光照射装置は、前記照射部が肘や膝、足首などそれぞれの関節にフィットし、かつ関節部分に集中的に前記LED素子を配列した構造を有する。
上記構成によれば、関節部への光照射を容易に行うことができ、患者の負担を軽減することができる。
また、本発明に係るリウマチ治療用光照射装置は、前記本体部が前記LED素子の同時照射および個別照射を制御するものである。
上記構成によれば、患者の炎症に合わせて最適な照射を行うことができる。
また、本発明に係るリウマチ治療用光照射装置は、前記照射部が冷却機能を有する。
上記構成によれば、光照射による患部の温度上昇を抑え、患者の負担を軽減することができる。
また、本発明に係るリウマチ治療用光照射装置は、前記照射部は、通風孔に設けられる送風ファンと、人体に装着した場合に人体との間に隙間を確保するスペーサーとを備える。
上記構成によれば、照射部を肘や膝、足首などそれぞれの関節にフィットさせた場合でも、光照射による患部の温度上昇を抑え、患者の負担を軽減することができる。
また、本発明に係るリウマチ治療用光照射装置は、前記照射部は温度検知部を備え、前記本体部は、前記温度検知部が検知した温度に基づき、前記照射部の温度を制御するものである。
上記構成によれば、光照射による患部の温度上昇を抑え、患者の負担を軽減することができる。
本発明にかかるリウマチ治療用光照射装置よれば、リウマチ患者が副作用の恐怖や苦しみを全く感じることなく、安くて効果的な治療を受けることが可能となる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1を用いて説明する。図1において、抗原X(1)の認識をした樹状細胞(2)やマクロファージ(3)がリンパ節へ移動して、ヘルパーT4細胞(4)に抗原提示を行う。抗原提示を受けたヘルパーT4細胞(4)は、活性化することにより分化、増殖をすると同時に、IL−2(5)を産生する。
IL−2(5)は、ヘルパーT4細胞(4)自身を再び活性化させ、IFN−γ6やIL−8(7)を産生する。IL−8(7)は、好中球・単球(マクロファージの前駆体)の血管内皮細胞への接着促進作用があり、好中球・単球の組織内侵入を容易にする。
一方、IFN−γ(6)には、マクロファージ(3)の活性化作用があることから、両者の作用により、組織内に侵入してきたマクロファージ3の活性化が始まる。活性化したマクロファージ(3)は、IL−1β(8)やTNF−α(9)、IL−6(10)、IL−8(7)を盛んに産生することで、好中球・単球の誘導とマクロファージ(3)自身やヘルパーT4細胞(4)の活性化が加速される。
また、これらサイトカインの刺激を受けた関節関連細胞(11)も活性化し、マクロファージ3同様にIL−6(10)やIL−8(7)を産生する。このように炎症が拡大することで、パンヌス(13)の成長があり、成長したパンヌス(13)や軟骨がIL−1β(8)やTNF−α(9)の刺激を受けることで、パンヌス(13)が活性化し、軟骨の破壊物質であるMMP−3(14)を産生する。IL−1βやTNF−α、IL−6が複雑に作用し破骨細胞への分化・増殖や活性化により、骨破壊が進行する。
このようなメカニズムで進行するリウマチ炎症の流れにおいて、炎症性サイトカインの最上流にあり中心的な働きをするのがIL−1βとTNF−αであり、これらを大量に産生する細胞がマクロファージである。従って、リウマチ治療を実現するにはこれらの産生量の抑制が必要であり、客観的な評価としては、腫脹の抑制や疼痛の緩和(行動観察)等がある。
さて、このようなリウマチによる関節の炎症に対する治療効果を評価する実験系として、アジュバントラットによる実験系が確立されている。この実験系は、ラットにウシII型コラーゲンを複数回注入することで免疫応答を誘導し、ヘルパーT細胞の活性化やマクロファージの活性化を経てリウマチによる関節炎に酷似した関節の炎症(腫脹、疼痛、発熱、発赤)を発現させるものである。本発明に係る光照射治療の効果検証もこの実験系を用いて行われた。
光照射治療は、生後5週齢のルイス系雌性ラットにウシII型コラーゲンを7日間隔で3回注入し、炎症が惹起され腫脹が進んでいる途中段階を選択して(3回目のウシII型コラーゲン感作14日後)開始された。照射は、ラットの膝関節外側周辺を剃毛して皮膚を露出させた状態で膝関節を中心に本発明に係る治療光12を照射した。
図1に示す治療光12を照射するための照射光源は、7個のLED(Light Emission Diode)から構成されており、径18mmの範囲にトータル10mWの光を照射するものである。また、1回の照射時間は500秒であり、膝関節への照射エネルギー量は5ジュールとなる。照射は両足に行い、照射の頻度は2日に1回とした。
LED(Light Emission Diode:AlGaAs)は、EPITEX INK製であり、波長850nmの光源にはL850−03UP(径5mm、高さ8.25mm)を使用した。出力は約20mW/個である。なお、波長870nmの光源にはL870−03UP、波長890nmの光源にはL890−03UPを使用した。
図4は、動物用の光源を示す。図4に示す動物用の光源は、7個のLEDからの光を集光させ1光源としたものである。すなわち、この光源は、基板21上に7個のLED22を設置しターゲット23に照射するものである。
また、LED光源の直前に白色紙を置いて、デジタルカメラで撮影した像を図5(a)に示す。約18mm径に集光されている。この光源における全体のパワーは、830から940nmの間は10mWとした。1050、1200nmについては5mWとした(LEDの出力の関係でパワーを上げられず、照射時間を500秒から1000秒にして照射エネルギーを確保した)。白色紙を少し離すと集光性が高まるとともにLEDの輪郭が消えている(図5(b)参照)。
図6は、培養細胞用光源25を示す。培養細胞用光源25は、LED素子22を径80mmの中に約90個配列したもの光源である。照射に関しては、図7のように高さ約140mmの筒26を用いて培養皿からの距離を確保した。なお、培養皿上の明るさは2mW/cm2に設定した。
次に、光照射により得られる抗炎症効果の化学的評価と物理的評価について説明する。図8(a)は、コラーゲンで感作させ光治療(光照射)をしないラットの足蹠を示し、図8(b)は、コラーゲンで感作させ光治療を行ったラットの足蹠を示す。この光照射により得られる抗炎症効果を、化学的評価と物理的評価により評価した。化学的評価としては、血液中に含まれるIL−1βとIL−6及びCRP(C-リアクティブ・プロテイン、C-反応性蛋白)の量で検証した。また、物理的評価として、足蹠の腫脹状態(厚さ)で評価した。
先ず、図9は化学的評価として光照射開始後49日目に採血した血液検査において検出されたIL−1βの量を示す。コントロール(対照:コラーゲン感作なし)と光照射群においてはほぼ同等の値を示している。これは、主にマクロファージから産生されると思われるIL−1β量が、以下の作用により抑制されたためと考えられる。すなわち、T細胞によるマクロファージなどへの関与が失われたため、IL−1β量が抑制された。或いは、抗原の刺激を受けたマクロファージなどの、細胞内で引き起こされるサイトカイン産生経路が遮断されたため、IL−1β量が抑制された。あるいは両者の作用によりIL−1β量が抑制された、とも考えられる。
また、同時に測定されたIL−6量について図10に示す。IL−6もIL−1β同様に対照群と同程度まで産生抑制されている。IL−6の産生抑制が図られた原因については、前述のIL−1βの産生抑制効果と推測される。
図11は同様に血液中のCRP(C-リアクティブ・プロテイン)を分析したものを示す。CRPは、IL−6の作用により肝臓で産生され炎症マーカーとして活用されている。従って、CRPが対照群と同レベルであるということは、IL−6の産生抑制が容易に類推される。このように、光照射によりアジュバントラットの炎症が抑制されていることが化学的に証明された。
一方、物理的評価については図12、13、14を用いて紹介する。図12は、コラーゲン感作したラットと940nmのLED光源で10mWの強さで500秒間、光照射を行ったラットの後肢の表面温度を比較したものである。図13は、コラーゲン感作したラットと1050nmのLED光源で5mWの強さで1000秒間、光照射を行ったラットの後肢の表面温度を比較したものである。図14は、コラーゲン感作したラットと1200nmのLED光源で5mWの強さで1000秒間、光照射を行ったラットの後肢の表面温度を比較したものである。
図12〜図14に示すモデルにおいて、コラーゲン群はラットをウシII型コラーゲンで感作することにより強制的に関節炎を起こさせたものであり、光照射をしなかったものである。足蹠、指とも著しい腫脹が観察され、指にいたっては変形が始まり、炎症のため、体表温度が高くなっている。940nm群では、コラーゲン群と比較し、体表温度の高温部がすくなくなっている。図13(1050nm群)、図14(1200nm群)に示すように、波長が長くなると、コラーゲン群と比較し、体表温度がさらに低くなり、関節炎が改善していることが明確に示される。
本実施形態によれば、関節部への光照射によりリウマチ患者の関節内で起こっているTNF−αやIL−1βの過剰産生を抑制することで炎症を抑制することができる。つまり、全身のTNF−α産生を抑制するものではないことから、インフリキシマブ治療で見られるようなTNF−α不足による各種副作用は起こらない。一方、治療費面では高価な薬剤の使用はなく使い減りしない光源を繰り返し使用することで安価な治療方法を提供することができる。
また、LED光源を用いることの利点を以下に述べる。一般に半導体レーザー素子(LD)と比較し、LEDは発光範囲(角度)が広い。LDではファイバの先端からの出射角度は20度以下(NA=0.11〜0.14)である。一方、LEDは実験に用いた素子でも約24度、カタログ上最も広げられるパッケージでは約90度となる。
本発明に係るリウマチ治療器において、膝などの大きな関節に対しても十分に広く光を照射するためには出射角を大きくする必要がある。従ってLDを光源としたとき、LEDと同等に照射範囲を広げるためには、光学系を追加する必要があり構造が複雑になったり、コストアップの要因となる。
従って、LEDの方がLDよりも、本発明に係るリウマチ治療器には適した光源と考えられる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について図15を用いて説明する。図15は、ラット後肢の足跡の肥厚を計測した結果を示す。
光照射の条件として、波長の940、1050、1200nmのLED光源を使用し、出力は2mW、照射時間は500秒、照射エネルギー量1Jである。その結果、採用したすべての波長において効果が認められ。特に、図15に示すとおり足跡の肥厚の計測において1050nmの波長が最も効果的であった。
更に、図16はLED光源の生体に対する光透過性を評価したもので、800nm近辺に透過性のピークが観察される。以上の情報から、光治療に最も適した波長は800nm〜850nmにピークを有しているものと推察される。
本実施形態によれば、取り扱いが容易で安価なLED光源によりTNF−αやIL−1βの過剰産生を効果的に抑制することができる。
なお、当該実験はLED光源を連続点灯したものであるが、パルス波で照射する方法もある。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について図17並びに図18を用いて説明する。図17は、光源33を内蔵した腕帯32(照射部)を膝関節31付近に装着した例を示し、図18は、光源36を内蔵した照射部35に足37を挿入した例を示す。
これらの光源に求められる要件として、(1)必要とする波長と出力を満足すること。(2)照射部に要求される構造に適応性があること。(3)堅牢であり、対静電気性能や点灯寿命が長いことなどがある。
一方、光源の候補としてはレーザー光源か、LED光源か、キセノン光源およびバンドパスフィルターが考えられる。最も効果的な波長範囲として835nm±55nmと考えられる。この波長を満足させるために、これらの光源から構成される照射部を考えた場合、レーザー素子は出力が高く波長の均一性があるものの静電気に敏感であり、光源破壊のトラブルが容易に予測される。また、キセノンランプにフィルターを用いて波長を絞り込んだ場合、波長ロスが大きくなる。
一方、LED光源は、素子が堅牢であり静電気で破壊するリスクが少なく、組み立て構造に自由度がある。なお、光源の駆動については連続波を考えているが、パルス波でも同等の治療効果が得られるものと推測する。
図19は、LED光源による照射光源の概略構成を示す。同図に示すように、照射光源42は、人体41の照射部位に装着できるように、柔軟性かつ、巻きつけサイズを変更できる面ファスナー43を具備している。
また、図20に示すように、人体41とLED光源44の間には、透明スペーサー45があり人体41へのなじみとLED光源44との接触を避ける役割をしている。
図21は、冷却構造の概略図を示す。冷却構造として、照射光源42にはファン式の送風機46が付いており、照射光源42の温度上昇ならびに治療光により生体の温度が上昇するのを送風により抑制することができる。
なお、送風用の流路として、LED基板や透明スペーサー45には適度な孔47が設けられている。また、温度検知により送風ファン46が作動する。送風ファン46は、照射光源42内に設けられた温度検知部により入り切が行われる。
このように、本実施形態のリウマチ治療用光照射装置は、照射光源42が肘や膝、足首などそれぞれの関節にフィットし、かつ関節部分に集中的にLED光源44を配列した構造を有するので、関節部への光照射を容易に行うことができ、患者の負担を軽減することができる。
本実施の形態では透明スペーサーを用いて説明したが、光を関節部に照射できるのであれば、透明スペーサーにこだわらない。照射光源と照射部位とが中空になるように工夫されているものでもよい。
なお、以上説明した各実施形態のリウマチ治療用光照射装置による光照射とリウマチ治療薬とを併用すれば、投薬量を低減すること、さらに投与間隔を広くすることができる。リウマチ治療薬には、抗リウマチ薬、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド剤のみならず、免疫抑制剤、TNFレセプター製剤、抗サイトカイン効果のある生物学的製剤がある。さらに上記治療薬に加え漢方薬を単独で用いること、組み併せることもある。
本発明のリウマチ治療用光照射装置は、炎症部位に存在するマクロファージに光照射することでマクロファージが中心になり引き起こされている炎症を沈静化することが可能であり、リウマチ治療に有用である。
本発明の実施の形態1においてリウマチ発症に関する免疫系の作用と炎症系の情報伝達の流れを示す図 従来例におけるリウマチ発症に関する免疫系の作用と炎症系の情報伝達の流れを示す図 従来例におけるインフリキシマブの治療メカニズムについて示す図 7個のLEDからの光を集光させた光源の説明図 LED光源の直前に白色紙を置いてカメラで撮影した像を示す図 培養細胞用光源25を示す説明図 培養皿から距離を確保する筒26を説明するための図 コラーゲンで感作させたラットの足蹠を示す図 光照射開始後49日目に採血した血液検査において検出されたIL−1βの量を示す図 同時に測定されたIL−6量を示す図 血液中のCRP(C-リアクティブ・プロテイン)を分析した図 感作も光照射も行わなかったラットの足蹠を示す図(対照例) 感作を行い、光照射を行わなかったラットの足蹠を示す図 感作と光照射を行ったラットの足蹠を示す図 本発明の実施の形態2において光照射の有無による滑膜細胞から産生されるIL−8への影響を説明するための図 LED光源の生体に対する光透過性を評価した図 本発明の実施の形態3において光源33を内蔵した腕帯32(照射部)を膝関節31付近に装着した例を示す図 光源36を内蔵した照射部35に足37を挿入した例を示す図 LED光源による照射光源の概略構成を示す図 人体41とLED光源44の間の透明スペーサー45を示す図 冷却構造の概略を示す図
符号の説明
1 抗原X
2 樹状細胞
3 マクロファージ
4 ヘルパーT細胞
5 IL−2
6 IFN−γ
7 IL−8
8 IL−1β
9 TNF−α
10 IL−6
11 関節関連細胞
12 治療光
13 パンヌス
14 MMP−3
15 インフリキシマブ
16 TNF−α
21 基板
22,33,36,44 LED
23 ターゲット
25 培養細胞用光源
26 筒
31 膝関節
32 腕帯(照射部)
35 照射部
37 足
41 人体
42 照射光源
43 面ファスナー
45 透明スペーサー
46 ファン式送風機
47 通風孔

Claims (8)

  1. 複数個配列された発光素子と、
    前記発光素子を内蔵し生体に照射するための保持固定構造を持つ照射部と、
    前記発光素子への電源供給並びに制御機能を持つ本体部と、
    前記本体部と前記照射部とを電気的に接続する接続部と、を有するリウマチ治療用光照射装置。
  2. 前記発光素子から照射される光の波長範囲が、780nmから1200nmの範囲にあるものである請求項1記載のリウマチ治療用光照射装置。
  3. 前記発光素子が、LED素子であるものである請求項1または2に記載のリウマチ治療用光照射装置。
  4. 前記照射部が、肘や膝、足首などそれぞれの関節にフィットし、かつ関節部分に集中的に前記LED素子を配列した構造を有する請求項3に記載のリウマチ治療用光照射装置。
  5. 前記本体部が、前記LED素子の同時照射および個別照射を制御するものである請求項3に記載のリウマチ治療用光照射装置。
  6. 前記照射部が、冷却機能を有する請求項1に記載のリウマチ治療用光照射装置。
  7. 前記照射部は、通風孔に設けられる送風ファンと、
    人体に装着した場合に人体との間に隙間を確保するスペーサーと、を備える請求項6に記載のリウマチ治療用光照射装置。
  8. 前記照射部は、温度検知部を備え、
    前記本体部は、前記温度検知部が検知した温度に基づき、前記照射部の温度を制御するものである請求項6に記載のリウマチ治療用光照射装置。
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