JP2009038801A - 周波数オフセットモニタリング装置及びコヒーレント光受信機 - Google Patents

周波数オフセットモニタリング装置及びコヒーレント光受信機 Download PDF

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Abstract

【課題】ハードウエアの処理速度に対する要求を緩和し、低速アナログ方法及び簡略化されたデジタル方法により自動周波数制御を行うアナログ又はデジタル自動周波数制御装置を提供する
【解決手段】入力信号の速度を減少し出力する信号減速部と、前記信号減速部から出力された信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタとを備える。前記信号減速部は、前記入力信号をフィルタリングし、出力する第1のローパスフィルターと第2のローパスフィルターを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光通信システムにおけるコヒーレント光受信機に関し、特に、コヒーレント光受信機に用いる周波数オフセットモニタリング装置に関する。
光通信システムの容量やシステムの柔軟性に対する要求が益々高まっている中、光コヒーレント技術は注目されている。ノンコヒーレント技術(例えば、On-Off Keying (OOK)による直接検波、及び遅延検波(即ち、差動位相偏移変調 (Differential Phase Shift Keying(DPSK)セルフ・コヒーレント技術))と較べれば、コヒーレント技術は以下の利点がある。差動検波に比して、コヒーレント技術はより低い(例えば、約3dB)光信号ノイズ比(Optical Signal-to-Noise Ratio(OSNR))にも耐えられ、等化技術を用いて光領域中における線形ひずみを抑えることができ、さらに、直交振幅変調(QAM)など高性能の変調スキームに対応することができる。
コヒーレント光受信機において、一つの重要な問題は搬送波位相回復(carrier phase recovery)を如何に実現するかということである。これは、フィードバック制御(位相同期ループ(phase lock loop: PLL))、又は、フィード・フォーワード位相推定により実現できる。この2つの方法はいずれも搬送波と局部発振器との間の周波数シフトが十分に小さいことを要求する。通常、これは構成部材の精度を規定することや、自動周波数制御(AFC)により達成できる。非特許文献1に、幾つかの自動周波数制御方法が開示されている。代表的なアナログ自動周波数制御方法として、アナログ微分回路周波数弁別器(analog differentiator)を用いたアナログ自動周波数制御がある。しかし、この方法は電気通信においてよく知られているものの、光通信において電気信号の帯域幅は通常10GHzオーダであるので、光通信システムにおいてこのような微分回路を実現することは困難である。代表的なデジタル自動周波数制御方法として、クロスプロダクト自動周波数制御がある。しかし、この方法では、デジタル信号処理(DSP)の処理速度はアナログ-デジタルコンバータのサンプリングスピードと同じであることが要求される。しかし、光通信システムにおいてこのサンプリングスピードも10GHzオーダ、例えば、40Gサンプル/秒であるので、このような速度のデジタル信号処理を実現することは困難である。
図1は、従来技術におけるクロスプロダクト自動周波数制御を行うコヒーレント光受信機を示すブロック図である。
図1に示すコヒーレント光受信機は、局部発振光信号を生成する局部発振器103,入力光信号101と局部発振光信号とを混合する光ミキサー102、光ミキサー102から出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器104と第2の光電検出器105と、当該変換された信号に基づいて、入力光信号101の周波数オフセットをモニタリングし、当該周波数オフセットに基づいて局部発振器103による局部発振光信号の出力を制御する自動周波数制御部、及び当該変換された信号を処理し、出力する信号処理部106で構成される。
図1に示すコヒーレント光受信機は、入力光信号101を受信し、当該入力光信号101をベースバンド信号である同相成分(in-phase)Iと直交成分(quadrature)Qに変換し、信号処理部106に出力し、信号処理部106は入力信号を処理し、出力する。
自動周波数制御部は、制御ロジック111と周波数オフセットモニタ109を含む。制御ロジック111は、周波数オフセットに基づき局部発振光信号の周波数を制御する。
光ミキサー102の第1の入力端子に入力光信号101は入力され、光ミキサー102の第2の入力端子は、局部発振器103の出力端子に接続される。光ミキサー102の第1の出力端子と第2の出力端子は、それぞれ、第1の光電検出器104の第1の入力端子と第2の入力端子に接続され、光ミキサー102の第3の出力端子と第4の出力端子は、それぞれ、第2の光電検出器105の第1の入力端子と第2の入力端子に接続される。
第1の光電検出器104と第2の光電検出器105の出力端子は、信号処理部106の第1の入力端子と第2の入力端子にそれぞれ接続され、また、第1の光電検出器104の出力端子は、周波数オフセットモニタ109の第1の入力端子と第2の入力端子に接続され、第2の光電検出器105の出力端子は、周波数オフセットモニタ109の第3の入力端子と第4の入力端子に接続される。制御ロジック111の入力端子に、周波数オフセットモニタ109の出力118が入力され、制御ロジック111の出力端子は局部発振器103の入力端子に接続される。
周波数オフセットモニタ109は、周波数オフセットモニタ109の第4の入力端子から入力される第4の入力信号を所定の時間遅延させ、出力する第1の遅延素子114と、周波数オフセットモニタ109の第2の入力端子から入力される第2の入力信号を所定の時間遅延させ、出力する第2の遅延素子115と、周波数オフセットモニタ109の第1の入力端子から入力された第1の入力信号と遅延された第4の入力信号との乗算を行い、出力する第1の乗算器112と、周波数オフセットモニタ109の第3の入力端子から入力された第3の入力信号と遅延された第2の入力信号との乗算を行い、出力する第2の乗算器113と、第2の乗算器113の計算結果から第1の乗算器112の計算結果を差し引いた差を計算し、出力する減算器116と、第2の乗算器113の計算結果と第1の乗算器112の計算結果との差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算器110とを有する。
第1の遅延器114の入力端子は、周波数オフセットモニタ109の第4の入力端子に接続され、第1の遅延器114の出力端子は、第1の乗算器112の第2の入力端子に接続され、第2の遅延器115の入力端子は、周波数オフセットモニタ109の第2の入力端子に接続され、第2の遅延器115の出力端子は、第2の乗算器113の第2の入力端子に接続され、第1の乗算器112の第1の入力端子は、周波数オフセットモニタ109の第1の入力端子に接続され、第1の乗算器112の出力端子は、減算器116の負入力端子に接続され、第2の乗算器113の第1の入力端子は、周波数オフセットモニタ109の第3の入力端子に接続され、第2の乗算器113の出力端子は、減算器116の正入力端子に接続され、減算器116の出力端子は、平均演算器110の入力端子に接続され、平均演算器110の出力端子は、周波数オフセットモニタ109の出力端子に接続される。
以上の装置は、受信した入力光信号101(例えば、s(t)exp(jωt)、ここで、s(t)は変調ベースバンドデータ信号を示し、ωは搬送波の周波数を示す)と、局部発振器103からの局部発振光信号(例えば、exp(jωLt)、ここで、ωLは局部発振器103の周波数である)とを光ミキサー102に入力する。光ミキサー102は、第1の光信号S+L、第2の光信号S-L、第3の光信号S+jL、第4の光信号S-jLを生成する。ここで、Sは受信した入力光信号101を示し、Lは局部発振光信号を示す。第1の光電検出器104と第2の光電検出器105は、この4つの光信号を2つのベースバンド電気信号に変換する。この2つのベースバンド電気信号は同相成分I107と直交成分Q108であり、また、次の関係を具備する。I+jQ=s(t)exp(jΔωt)、ここで、Δω=ω-ωLは、局部発振器103と搬送波との間の周波数シフトである。信号処理部106は、アナログ又はデジタル搬送波位相回復、整合フィルタリング(matched filtering)、データ回復などを実行し、同相成分Iと直交成分Qからデータを回復する。これは、アナログ・ドメイン又はデジタル・ドメインにおいて実現できる。周波数オフセットモニタ109は自己相関演算部であり、その出力118は以下のように表す。
Figure 2009038801
ここで、符号τは第1の遅延器114、第2の遅延器115の遅延時間を示し、符号“<>”は、平均を取る操作を表し、上付き*は、複素数共役(complex conjugate)を表す。
信号s(t)の自己相関は実数である場合は、出力118は周波数オフセットに比例する。遅延時間tは、変調信号s(t)の相関時間より短い限り、この比例係数はゼロではない。
制御ロジック111と局部発振器103は、通常のコヒーレント光受信機に用いられているものと同じである。

Francis D. Natali, "AFC tracking algorithms", IEEE transactions on communications, Vol.Com-32, No. 8 August 1984, pp935. Zhang, Bin, Pan, Zhenwu, Mi, Bin, Tang, Quan’an, "Integrated acousto-optic frequency shifter with surface acoustic wave", Proc. SPIE Vol. 3551, pp107-111.
正確に数1に表された出力118を実現するために、第1の乗算器112、第2の乗算器113、第1の遅延器114、第2の遅延器115、減算器116の速度はアナログ領域又はデジタル領域においてs(t)の帯域幅に合致することが要求される。しかし、光通信においてs(t)の帯域幅は通常10GHzオーダであり、現在の電気技術では、10GHzオーダの高速デバイスを実現することは困難である。
また、光信号の周波数は通常200THzと高く、数GHzの周波数シフトが発生することがよくある。これほど大きいな周波数シフトは、コヒーレントシステムにおいて大きな問題になり、また、位相同期ループ技術を採用しても改善されない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされ、ハードウエアの処理速度に対する要求を緩和することを目的として、低速アナログ方法及び簡略化されたデジタル方法により自動周波数制御を行うアナログ又はデジタル自動周波数制御装置を提供する。
本発明の第1の側面によれば、本発明の周波数オフセットモニタリング装置は、入力信号の速度を減少し出力する信号減速部と、前記信号減速部から出力された信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタとを備える。
好適に、前記信号減速部は、前記入力信号をフィルタリングし、出力する第1のローパスフィルターと第2のローパスフィルターを有し、前記第1のローパスフィルターの入力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の第1の入力端子に接続され、前記第1のローパスフィルターの出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子及び第2の入力端子に接続され、前記第2のローパスフィルターの入力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の第2の入力端子に接続され、前記第2のローパスフィルターの出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子及び第4の入力端子に接続され、前記周波数オフセットモニタの出力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の出力端子に接続され、前記周波数オフセットモニタは、前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子から入力された第4の入力信号を所定の時間遅延させ、当該遅延された第4の入力信号を出力する第1の遅延手段と、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子から入力された第2の入力信号を所定の時間遅延させ、当該遅延された第2の入力信号を出力する第2の遅延手段と、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子から入力された第1の入力信号と前記遅延された第4の入力信号との乗算を行い、出力する第1の乗算手段と、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子から入力された第3の入力信号と前記遅延された第2の入力信号との乗算を行い、出力する第2の乗算手段と、
前記第2の乗算手段の計算結果から、前記第1の乗算手段の計算結果を差し引いた差を計算し出力する減算手段と、前記第2の乗算手段の計算結果と前記第1の乗算手段の計算結果との差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算手段とを有し、前記第1の遅延手段の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子に接続され、前記第1の遅延手段の出力端子は、前記第1の乗算手段の第2の入力端子に接続され、前記第2の遅延手段の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子に接続され、前記第2の遅延手段の出力端子は、前記第2の乗算手段の第2の入力端子に接続され、前記第1の乗算手段の第1の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子に接続され、前記第1の乗算手段の出力端子は、前記減算手段の負入力端子に接続され、前記第2の乗算手段の第1の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子に接続され、前記第2の乗算手段の出力端子は、前記減算手段の正入力端子に接続され、前記減算手段の出力端子は、前記平均演算手段の入力端子に接続され、前記平均演算手段の出力端子は、前記周波数オフセットモニタの出力端子に接続される。
好適に、前記信号減速部は、シリアル信号をパラレル信号に変換する第1のシリアルパラレル変換手段と第2のシリアルパラレル変換手段とを有し、前記第1のシリアルパラレル変換手段の入力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の第1の入力端子に接続され、前記第2のシリアルパラレル変換手段の入力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の第2の入力端子に接続され、前記第1のシリアルパラレル変換手段と前記第2のシリアルパラレル変換手段の複数のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタに接続される。
好適に、前記第1のシリアルパラレル変換手段と前記第2のシリアルパラレル変換手段との各々における連続する2つのパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタに接続され、前記第1のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第1のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子に接続され、前記第1のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第2のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子に接続され、前記第2のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第1のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子に接続され、前記第2のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第2のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子に接続され、前記周波数オフセットモニタの出力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の出力端子に接続され、 前記周波数オフセットモニタは、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子と第2の入力端子から入力された信号の乗算を行い、出力する第1の乗算手段と、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子と第4の入力端子から入力された信号の乗算を行い、出力する第2の乗算手段と、前記第2の乗算手段の計算結果から、前記第1の乗算手段の計算結果を差し引いた差を計算し出力する減算手段と、前記減算手段から出力される差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算手段とを有し、前記第1の乗算手段の第1の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子に接続され、前記第1の乗算手段の第2の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子に接続され、前記第1の乗算手段の出力端子は、前記減算手段の正入力端子に接続され、前記第2の乗算手段の第1の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子に接続され、前記第2の乗算手段の第2の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子に接続され、前記第2の乗算手段の出力端子は、前記減算手段の負入力端子に接続され、前記減算手段の出力端子は、前記平均演算手段の入力端子に接続され、前記平均演算手段の出力端子は、前記周波数オフセットモニタの出力端子に接続される。
本発明の第2の側面によれば、本発明のコヒーレント光受信機は、本発明の第1の側面の入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタリング装置と、前記周波数オフセットに基づいて、制御信号を生成し、前記周波数オフセットを制御する制御ロジックと、前記制御ロジックからの制御信号に基づいて、局部発振信号を生成する局部発振器と、前記入力光信号と前記局部発振信号とを混合する光ミキサーと、前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置とを有し、前記周波数オフセットモニタリング装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする。
本発明の第3の側面によれば、本発明のコヒーレント光受信機は、本発明の第1の側面の入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタリング装置と、前記周波数オフセットに基づいて、第1の制御信号と第2の制御信号を生成し、前記周波数オフセットを制御する制御ロジックと、局部発振信号を生成する局部発振器と、 前記制御ロジックから出力される第1の制御信号に基づいて、前記局部発振信号の周波数をシフトする第1の光周波数シフタと、前記制御ロジックから出力される第2の制御信号に基づいて、前記入力光信号の周波数をシフトする第2の光周波数シフタと、前記周波数シフトされた入力光信号と前記周波数シフトされた局部発振信号とを混合する光ミキサーと、前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置とを有し、前記周波数オフセットモニタリング装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする。
本発明の第4の側面によれば、本発明のコヒーレント光受信機は、本発明の第1の側面の入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタリング装置と、前記周波数オフセットに基づいて、制御信号を生成し、前記周波数オフセットを制御する制御ロジックと、局部発振信号を生成する局部発振器と、前記制御ロジックから出力される制御信号に基づいて、前記局部発振信号の周波数をシフトする光周波数シフタと、前記入力光信号と前記周波数シフトされた局部発振信号とを混合する光ミキサーと、前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置とを有し、前記周波数オフセットモニタリング装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする。
本発明の第5の側面によれば、本発明のコヒーレント光受信機は、本発明の第1の側面の入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタリング装置と、前記周波数オフセットに基づいて、制御信号を生成し、前記周波数オフセットを制御する制御ロジックと、局部発振信号を生成する局部発振器と、前記制御ロジックから出力される制御信号に基づいて、前記入力光信号の周波数をシフトする光周波数シフタと、前記周波数シフトされた入力光信号と前記局部発振信号とを混合する光ミキサーと、前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置とを有し、前記周波数オフセットモニタリング装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする。
本発明によれば、処理速度の低い回路により、アナログ又はデジタル自動周波数モニタリング制御装置、及びビットレートより遙かに低いスピードで動作し、簡略化されたデジタル周波数モニタリング制御装置を提供することができる。
また、第1のローパスフィルターと第2のローパスフィルターにより、第1の乗算手段、第2の乗算手段、第1の遅延手段、第2の遅延手段、及び減算手段のデバイス速度を全帯域からローパスフィルターの帯域幅に減少され、モニタリングの範囲も第1のローパスフィルターと第2のローパスフィルターの帯域幅に減少される。
次に、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
本発明は、従来技術においてデバイスの処理速度に対する要求が高い問題を解決する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る低速回路を用いたアナログ・クロスプロダクト自動周波数制御を行うコヒーレント光受信機を示すブロック図である。
図2に示すコヒーレント光受信機は図1に示すコヒーレント光受信機とほぼ同じ構造を有する。図2において、図1に示された同じ構成要素について同じ参照符号を用いる。
図2に示すコヒーレント光受信機において、図1に示すコヒーレント光受信機の構成要素以外に、さらに、2つのローパスフィルター(LPF)、第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202を付加した。また、周波数オフセットモニタ109は、同相成分I107と直交成分Q108の全帯域幅での自己相関を計算するのと異なり、周波数オフセットモニタ209は、第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202を通過した信号207,208の自己相関を計算する。
図2に示すコヒーレント光受信機は、局部発振光信号を生成する局部発振器103と,入力光信号101と局部発振光信号とを混合する光ミキサー102と、光ミキサー102から出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器104と第2の光電検出器105と、当該変換された信号に基づいて、入力光信号101の周波数オフセットをモニタリングし、当該周波数オフセットに基づいて局部発振器103による局部発振光信号の出力を制御する自動周波数制御部と、及び当該変換された信号を処理し、出力する信号処理部106とを有する。
図2に示すコヒーレント光受信機は、入力光信号101を受信し、当該入力光信号101を2つのベースバンド信号に変換し、信号処理部106に出力し、信号処理部106は、アナログ又はデジタル搬送波位相回復、整合フィルタリング(matched filtering)、データ回復などを実行し、入力信号を処理し、出力する。
自動周波数制御部は、制御ロジック111と低速アナログ周波数オフセットモニタリング部を含む。制御ロジック111は、周波数オフセットに基づき局部発振器103により発生する局部発振光信号の周波数を制御する。
光ミキサー102の第1の入力端子に入力光信号101は入力され、光ミキサー102の第2の入力端子は、局部発振器103の出力端子に接続される。光ミキサー102の第1の出力端子と第2の出力端子は、それぞれ、第1の光電検出器104の第1の入力端子と第2の入力端子に接続され、光ミキサー102の第3の出力端子と第4の出力端子は、それぞれ、第2の光電検出器105の第1の入力端子と第2の入力端子に接続される。
第1の光電検出器104と第2の光電検出器105の出力端子107,108は、信号処理部106の第1の入力端子と第2の入力端子にそれぞれ接続され、また、第1の光電検出器104の出力端子は、低速アナログ周波数オフセットモニタリング部の第1の入力端子に接続され、第2の光電検出器105の出力端子は、低速アナログ周波数オフセットモニタリング部の第2の入力端子に接続される。制御ロジック111の入力端子に、周波数オフセットモニタ109の出力118が入力され、制御ロジック111の出力端子は局部発振器103の入力端子に接続される。
低速アナログ周波数オフセットモニタリング部は、第1の光電検出器104と第2の光電検出器105から出力された信号に対してローパスフィルタリングを行う第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202と、第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202を通過し、ローパスフィルタリングされた信号に対して周波数オフセットモニタリングを行う周波数オフセットモニタ209を有する。
第1のローパスフィルター201の入力端子は、低速アナログ周波数オフセットモニタリング部の第1の入力端子に接続され、第1のローパスフィルター201の出力端子は、周波数オフセットモニタ209の第1の入力端子及び第2の入力端子に接続される。
第2のローパスフィルター202の入力端子は、低速アナログ周波数オフセットモニタリング部の第2の入力端子に接続され、第2のローパスフィルター202の出力端子は、周波数オフセットモニタ209の第3の入力端子及び第4の入力端子に接続される。
周波数オフセットモニタ209の出力118は、低速アナログ周波数オフセットモニタリング部の出力端子から出力される。
周波数オフセットモニタ209は、図1に示す周波数オフセットモニタ109と同じ構造を有する。図2に示すように、周波数オフセットモニタ209は、周波数オフセットモニタ209の第4の入力端子から入力された第4の入力信号を所定の時間遅延させ、当該遅延された第4の入力信号を出力する第1の遅延素子114と、周波数オフセットモニタ209の第2の入力端子から入力された第2の入力信号を所定の時間遅延させ、当該遅延された第2の入力信号を出力する第2の遅延素子115と、周波数オフセットモニタ209の第1の入力端子から入力された第1の入力信号と遅延された第4の入力信号との乗算を行い、出力する第1の乗算器112と、周波数オフセットモニタ209の第3の入力端子から入力された第3の入力信号と遅延された第2の入力信号との乗算を行い、出力する第2の乗算器113と、第2の乗算器113の計算結果から第1の乗算器112の計算結果を差し引いた差を計算し出力する減算器116と、第2の乗算器113の計算結果と第1の乗算器112の計算結果との差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算器110とを有する。
第1の遅延素子114の入力端子は、周波数オフセットモニタ209の第4の入力端子に接続され、第1の遅延素子114の出力端子は、第1の乗算器112の第2の入力端子に接続される。第2の遅延素子115の入力端子は、周波数オフセットモニタ209の第2の入力端子に接続され、第2の遅延素子115の出力端子は、第2の乗算器113の第2の入力端子に接続される。第1の乗算器112の第1の入力端子は、周波数オフセットモニタ209の第1の入力端子に接続され、第1の乗算器112の出力端子は、減算器116の負入力端子に接続される。第2の乗算器113の第1の入力端子は、周波数オフセットモニタ209の第3の入力端子に接続され、第2の乗算器113の出力端子は、減算器116の正入力端子に接続される。減算器116の出力端子は、平均演算器110の入力端子に接続され、平均演算器110の出力端子は、周波数オフセットモニタ209の出力端子に接続される。
第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202のパルス応答関数はh(t)であるとすれば、第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202を通過した複素数信号は、それぞれ入力信号107,108とパルス応答関数h(t)との畳み込みである。以下のように表す。
Figure 2009038801

ここで、uは積分変数である。
また、条件Δωu<<1が満たされる場合は、式2は以下のように表すことができる。
Figure 2009038801
既に説明された式1に基づいて、周波数オフセットモニタ209の出力は以下のようになる。
Figure 2009038801
遅延時間τは、信号s’(t)の相関時間(主に第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202の帯域幅で決められる)より短い限り、周波数オフセットモニタ209の出力は周波数オフセットに比例する。
第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202により、第1の乗算器112、第2の乗算器113、第1の遅延素子114、第2の遅延素子115、及び減算器116のデバイス速度を全帯域から第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202の帯域幅に減少される。さらに、モニタリング範囲も第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202の帯域幅に減少される。なぜなら、条件Δωu<<1は、周波数オフセットが第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202の帯域幅より小さいことを前提とする。
図2に、周波数オフセットモニタ209の第1の乗算器112、第2の乗算器113、第1の遅延素子114、第2の遅延素子115、及び減算器116はアナログ素子であると示されているが、これらの素子はデジタルデバイスであってもよい。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るアナログ回路とデジタル回路との組み合わせを用いたアナログ・デジタル混合型クロスプロダクト自動周波数制御を行うコヒーレント光受信機の要部を示すブロック図である。
図3において、図1、図2に示された同じ構成要素について同じ参照符号を用いる。
図3に示すアナログ回路とデジタル回路とを組み合わせた低速アナログ・デジタル混合型周波数オフセットモニタリング部は、光周波数制御部から出力された信号に対してローパスフィルタリングを行う第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202と、第1のローパスフィルター201と第2のローパスフィルター202とから出力されるアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換する第1のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)203と第2のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)204と、周波数オフセットモニタリングを行う周波数オフセットモニタ209aを有する。
第1のローパスフィルター201の入力端子は、この低速アナログ・デジタル混合型周波数オフセットモニタリング部の第1の入力端子に接続され、第1のローパスフィルター201の出力端子207は、第1のアナログ・デジタル・コンバータ203の入力端子に接続される。第2のローパスフィルター202の入力端子は、低速アナログ・デジタル混合型周波数オフセットモニタリング部の第2の入力端子に接続され、第2のローパスフィルター202の出力端子208は、第2のアナログ・デジタル・コンバータ204の入力端子に接続される。第1のアナログ・デジタル・コンバータ203の出力端子207aは、周波数オフセットモニタ209aの第1の入力端子及び第2の入力端子に接続される。第2のアナログ・デジタル・コンバータ204の出力端子208aは、周波数オフセットモニタ209aの第3の入力端子及び第4の入力端子に接続される。
周波数オフセットモニタ209aの出力118は、この低速アナログ・デジタル混合型周波数オフセットモニタリング部の出力端子から出力される。
周波数オフセットモニタ209aは、周波数オフセットモニタ209aの第4の入力端子から入力された第4の入力信号を1サンプル遅延させ、当該遅延された第4の入力信号を出力する第1の遅延レジスタ214と、周波数オフセットモニタ209aの第2の入力端子から入力された第2の入力信号を1サンプル遅延させ、当該遅延された第2の入力信号を出力する第2の遅延レジスタ215と、周波数オフセットモニタ209aの第1の入力端子から入力された第1の入力信号と遅延された第4の入力信号との乗算を行い、出力する第1のデジタル乗算器212と、周波数オフセットモニタ209aの第3の入力端子から入力された第3の入力信号と遅延された第2の入力信号との乗算を行い、出力する第2のデジタル乗算器213と、第2のデジタル乗算器213の計算結果から第1のデジタル乗算器212の計算結果を差し引いた差を計算し出力するデジタル減算器216と、デジタル減算器216から出力される差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とするデジタル平均演算器210とを有する。
第1の遅延レジスタ214の入力端子は、周波数オフセットモニタ209aの第4の入力端子に接続され、第1の遅延レジスタ214の出力端子は、第1のデジタル乗算器212の第2の入力端子に接続される。第2の遅延レジスタ215の入力端子は、周波数オフセットモニタ209aの第2の入力端子に接続され、第2の遅延レジスタ215の出力端子は、第2のデジタル乗算器213の第2の入力端子に接続される。第1のデジタル乗算器212の第1の入力端子は、周波数オフセットモニタ209aの第1の入力端子に接続され、第1のデジタル乗算器212の出力端子は、デジタル減算器216の負入力端子に接続される。第2のデジタル乗算器213の第1の入力端子は、周波数オフセットモニタ209aの第3の入力端子に接続され、第2のデジタル乗算器213の出力端子は、デジタル減算器216の正入力端子に接続される。デジタル減算器216の出力端子は、デジタル平均演算器210の入力端子に接続され、デジタル平均演算器210の出力端子は、周波数オフセットモニタ209aの出力218として出力される。
上記図2、図3に示すコヒーレント光受信機は、主にアナログ・クロスプロダクト自動周波数制御に基づくものである。しかし、デジタル信号処理(DSP)により、デジタル・クロスプロダクト自動周波数制御を行うコヒーレント光受信機を実現することができる。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る低速デジタル信号処理(DSP)によるデジタル・クロスプロダクト自動周波数制御を行うコヒーレント光受信機を示すブロック図である。
図4において、図1、図2、図3に示された同じ構成要素について同じ参照符号を用いる。
図4に示すコヒーレント光受信機は、図2示すコヒーレント光受信機とほぼ同じ構成を有し、ただし、アナログ信号をデジタル信号に変換する2つのアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)301、302、及びシリアル信号をパラレル信号に変換し、信号伝送速度を1/Nに減少する2つの1:Nシリアルパラレル変換器305,306を付加した。
図2に示すコヒーレント光受信機と同じように、図2に示すコヒーレント光受信機は、局部発振光信号を生成する局部発振器103と,入力光信号101と局部発振光信号とを混合する光ミキサー102と、光ミキサー102から出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器104と第2の光電検出器105と、第1の光電検出器104と第2の光電検出器105から出力されるベースバンド電気信号をそれぞれデジタル信号に変換する第1のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)301と第2のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)302と、上記デジタル信号に基づき、入力光信号101の周波数オフセットをモニタリングし、当該周波数オフセットに基づいて局部発振器103による局部発振光信号の出力を制御する自動周波数制御部と、信号を処理し、出力するデジタル信号処理部106とを有する。
図4に示すコヒーレント光受信機は、入力光信号101を受信し、当該入力光信号101をデジタル信号に変換し、デジタル信号処理部106に出力し、デジタル信号処理部106は、デジタル搬送波位相回復、整合フィルタリング(matched filtering)、データ回復などを実行し、入力信号を処理し、出力する。
自動周波数制御部は、制御ロジック111と低速デジタル周波数オフセットモニタリング部を含む。制御ロジック111は、周波数オフセットに基づき局部発振器103により発生する局部発振光信号の周波数を制御する。
光ミキサー102の第1の入力端子に入力光信号101は入力され、光ミキサー102の第2の入力端子は、局部発振器103の出力端子に接続される。光ミキサー102の第1の出力端子と第2の出力端子は、それぞれ、第1の光電検出器104の第1の入力端子と第2の入力端子に接続され、光ミキサー102の第3の出力端子と第4の出力端子は、それぞれ、第2の光電検出器105の第1の入力端子と第2の入力端子に接続される。
第1の光電検出器104の出力端子Iは、第1のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)301の入力端子に接続され、第2の光電検出器105の出力端子Qは、第2のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)302の入力端子に接続される。
第1のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)301の出力端子303は、低速デジタル周波数オフセットモニタリング部の第1の入力端子に接続され、第2のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)302の出力端子304は、低速デジタル周波数オフセットモニタリング部の第2の入力端子に接続される。
制御ロジック111の入力端子に、周波数オフセットモニタ309の出力118が入力され、制御ロジック111の出力端子は局部発振器103の入力端子に接続される。
低速デジタル周波数オフセットモニタリング部は、シリアル信号をパラレル信号に変換し、信号伝送速度を1/Nに減少する第1の1:Nシリアルパラレル変換器305,第2の1:Nシリアルパラレル変換器306と、周波数オフセットモニタ309とを有する。第1の1:Nシリアルパラレル変換器305と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306とは、モニタリング信号サンプリング部を構成する。
第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の入力端子は、低速デジタル周波数オフセットモニタリング部の第1の入力端子に接続され、第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の入力端子は、低速デジタル周波数オフセットモニタリング部の第2の入力端子に接続され、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306のパラレル出力端子は、さらにデジタル信号処理部106の入力端子に接続される。第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第2のパラレル出力端子308は、周波数オフセットモニタ309の第1の入力端子に接続され、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第1のパラレル出力端子307は、周波数オフセットモニタ309の第4の入力端子に接続される。第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第1のパラレル出力端子310は、周波数オフセットモニタ309の第2の入力端子に接続され、第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第2のパラレル出力端子311は、周波数オフセットモニタ309の第3の入力端子に接続される。
周波数オフセットモニタ309の出力118は、低速デジタル周波数オフセットモニタリング部の出力端子から出力される。
周波数オフセットモニタ309は、周波数オフセットモニタ309の第1の入力端子と第2の入力端子から入力された信号の乗算を行い、出力する第1の乗算器312と、周波数オフセットモニタ309の第3の入力端子と第4の入力端子から入力された信号の乗算を行い、出力する第2の乗算器313と、第2の乗算器313の計算結果から、第1の乗算器312の計算結果を差し引いた差を計算し出力する減算器314と、減算器314から出力される差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算器110とを有する。
第1の乗算器312の第1の入力端子は、周波数オフセットモニタ309の第1の入力端子に接続され、第1の乗算器312の第2の入力端子は、周波数オフセットモニタ309の第2の入力端子に接続され、第1の乗算器312の出力端子は、減算器314の正入力端子に接続される。
第2の乗算器313の第1の入力端子は、周波数オフセットモニタ309の第3の入力端子に接続され、第2の乗算器313の第2の入力端子は、周波数オフセットモニタ309の第4の入力端子に接続され、第2の乗算器313の出力端子は、減算器314の負入力端子に接続される。
減算器314の出力117は、平均演算器110の入力端子に入力され、平均演算器110の出力端子は、周波数オフセットモニタ309の出力118として出力される。
第1の1:Nシリアルパラレル変換器305と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306は、主にデジタル信号処理部106の最適化、又は/及び、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305、第2の1:Nシリアルパラレル変換器306とデジタル信号処理部106との間の物理的、電気的な接続の最適化により決められ、周波数オフセットモニタ309の最適化により決められるものではない。
図4において、第1の光電検出器104と第2の光電検出器105との出力端子は、第1のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)301と第2のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)302に直接に接続され、また、第1のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)301と第2のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)302は、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305、第2の1:Nシリアルパラレル変換器306に直接に接続されると示されているが、これらの素子の間に、マッチング・フィルターを配置してもよい。
図4に示すコヒーレント光受信機において、デジタル・サンプリング信号I303とデジタル・サンプリング信号I304は以下のように表す。
Figure 2009038801

ここで、nはサンプリング・インデックスであり、τはサンプリング周期である。
第1の1:Nシリアルパラレル変換器305と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306による変換後、ダウン・サンプリング信号(307)+j(310)は、以下のように表す。
Figure 2009038801
ダウン・サンプリング信号(308)+j(311)は、以下のように表す。
Figure 2009038801
よって、周波数オフセットモニタ309の出力118は、以下のように表す。
Figure 2009038801
この出力118は周波数オフセットに比例する。信号307,308,310,311の速度は、全帯域信号s(t)より1/Nと低いので、周波数オフセットモニタ309の電子デバイスに対する処理速度への要求が大幅に緩和され、従来技術においてデバイスの処理速度に対する要求が高い問題を解決する。
なお、図4において、パラレル出力端子307,308とパラレル出力端子310,311は、それぞれ、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第1のパラレル出力端子と第2のパラレル出力端子であると示されているが、任意の2つの連続するパラレル出力端子であってもよい。
また、図4に示す自動周波数制御において、周波数オフセットモニタ309における電子デバイスへの要求も大幅に緩和される。
図5は、図4に示す装置の処理速度を更に下げる構成を示すブロック図である。
図5に示すように、第1の乗算器312と第2の乗算器313との入力側に、ダウン・サンプリング手段315〜318を配置してもよく、これにより、周波数オフセットモニタ309の処理速度への要求が更に緩和される。
図4に示す実施例では、2つの連続する複素数サンプリング信号を用い、信号の自己相関を計算し、周波数オフセットをモニタリングする。しかし、この方法は、位相変調において様々な不都合な要素により生じるモニタリング信号のゼロ点シフトを有効に対処できない。
図6は、本発明の第4の実施形態に係るコヒーレント光受信機を示すブロック図である。
図6に示すコヒーレント光受信機は、図4に示すコヒーレント光受信機の変形例である。
図6に示す装置は、サンプリング信号を選択する機能を有し、位相変調において不都合な要素、例えば、過渡効果(transient effect)により生じるチャープなどを対処できる。
図4に示す構成と較べ、図6に示す構成において、周波数オフセットモニタ309bはより複雑であり、周波数オフセットモニタ309bの入力は、図4に示す連続する2つの複素数サンプリング信号(307)+j(310)と(308)+j(311)より増え、連続する4つの複素数サンプリング信号(307)+j(310)、(308)+j(311)、(319)+j(321)、(320)+j(322)からなる。
以下、図6に示すコヒーレント光受信機と図4に示すコヒーレント光受信機と共通する構成について説明を省略し、図6に示す低速デジタル周波数オフセットモニタリング部において、図4に示す低速デジタル周波数オフセットモニタリング部と異なる部分のみを説明する。
図6に示すコヒーレント光受信機の低速デジタル周波数オフセットモニタリング部は、シリアル信号をパラレル信号に変換し、信号伝送速度を1/Nに減少する第1の1:Nシリアルパラレル変換器305,第2の1:Nシリアルパラレル変換器306と、周波数オフセットモニタ309bとを有する。第1の1:Nシリアルパラレル変換器305と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306は、モニタリング信号サンプリング部323を構成する。第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の入力端子は、低速デジタル周波数オフセットモニタリング部の第1の入力端子に接続され、第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の入力端子は、低速デジタル周波数オフセットモニタリング部の第2の入力端子に接続され、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306のパラレル出力端子は、デジタル信号処理部106の入力端子に接続される。第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第4のパラレル出力端子320は、周波数オフセットモニタ309bの第1の入力端子に接続され、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第3のパラレル出力端子319は、周波数オフセットモニタ309bの第3の入力端子に接続され、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第2のパラレル出力端子308は、周波数オフセットモニタ309bの第5の入力端子に接続され、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第1のパラレル出力端子307は、周波数オフセットモニタ309bの第7の入力端子に接続される。第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第4のパラレル出力端子322は、周波数オフセットモニタ309bの第2の入力端子に接続され、第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第3のパラレル出力端子321は、周波数オフセットモニタ309bの第4の入力端子に接続され、第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第2のパラレル出力端子311は、周波数オフセットモニタ309bの第6の入力端子に接続され、第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第1のパラレル出力端子310は、周波数オフセットモニタ309bの第8の入力端子に接続される。
周波数オフセットモニタ309bの出力118は、低速デジタル周波数オフセットモニタリング部の出力端子から出力される。
周波数オフセットモニタ309bは、周波数オフセットモニタ309bの第1の入力端子と第2の入力端子、及び第3の入力端子と第4の入力端子から入力された複素数信号の偏角の差を計算し、出力する第1の偏角差計算部326と、周波数オフセットモニタ309bの第3の入力端子と第4の入力端子、及び第5の入力端子と第6の入力端子から入力された複素数信号の偏角の差を計算し、出力する第2の偏角差計算部325と、周波数オフセットモニタ309bの第5の入力端子と第6の入力端子、及び第7の入力端子と第8の入力端子から入力された複素数信号の偏角の差を計算し、出力する第3の偏角差計算部324と、第1の偏角差計算部326、第2の偏角差計算部325、第3の偏角差計算部324により得られた偏角差を、それぞれ所定の閾値と比較する閾値比較部330と、第2の偏角差計算部325からの出力の自己相関の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算部110とを有する。
第1の偏角差計算部326の第1の入力端子と第2の入力端子は、それぞれ、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第4のパラレル出力端子320と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第4のパラレル出力端子322に接続され、第1の偏角差計算部326の第3の入力端子と第4の入力端子は、それぞれ、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第3のパラレル出力端子319と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第3のパラレル出力端子321に接続され、第1の偏角差計算部326の出力端子329は、閾値比較部330の第1の入力端子に接続される。
第2の偏角差計算部325の第1の入力端子と第2の入力端子は、それぞれ、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第3のパラレル出力端子319と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第3のパラレル出力端子321に接続され、第2の偏角差計算部325の第3の入力端子と第4の入力端子は、それぞれ、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第2のパラレル出力端子308と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第2のパラレル出力端子311に接続され、第2の偏角差計算部325の第1の出力端子328は、閾値比較部330の第2の入力端子に接続され、第2の偏角差計算部325の第2の出力端子117は、平均演算部110の第1の入力端子に接続される。
第3の偏角差計算部324の第1の入力端子と第2の入力端子は、それぞれ、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第2のパラレル出力端子308と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第2のパラレル出力端子311に接続され、
第3の偏角差計算部324の第3の入力端子と第4の入力端子は、それぞれ、第1の1:Nシリアルパラレル変換器305の第1のパラレル出力端子307と第2の1:Nシリアルパラレル変換器306の第1のパラレル出力端子310に接続され、第3の偏角差計算部324の出力端子327は、閾値比較部330の第3の入力端子に接続される。
閾値比較部330の出力端子331は、平均演算部110の第2の入力端子に接続される。
平均演算部110の出力は、周波数オフセットモニタ309bの出力118として出力される。
第1の偏角差計算部326、第2の偏角差計算部325、第3の偏角差計算部324は、それぞれ、隣接する複素数サンプリング信号の偏角差を計算し、計算結果329,328,327を閾値比較部330に出力する。
閾値比較部330は、第1の偏角差計算部326、第2の偏角差計算部325、第3の偏角差計算部324から出力された3つの偏角差の絶対値を、それぞれ所定の閾値jthと比較し、3つの偏角差の絶対値は、全部閾値jthより小さいかを判断する。3つの偏角差の絶対値の何れもが閾値jthより小さい場合、4つの連続するサンプルは同じ変調情報を持っているので、閾値比較部330は平均演算部110へイネーブル信号を出力し、平均演算部110に第2の偏角差計算部325の第2の出力117を読み取らせる。一方、3つの偏角差の絶対値の何れかは閾値jthより大きい場合、閾値比較部330は平均演算部110へイネーブル信号を出力せず、平均演算部110は第2の偏角差計算部325の第2の出力117を受け付けない。
このような構成により、有効な出力117を生成する2つの連続するサンプルは同じ変調情報を持っており、変調装置の状態はこの2つの符号の間に変化しないので、例えば、位相変調における過渡効果(transient effect)などの不都合な要素により生じたモニタリング信号のゼロ点シフトを回避することができる。
なお、図6における構成において、4つの連続するサンプルは最初の4つのパラレル出力端子から得られる。しかし、本発明はこれに限定するものではなく、この4つの連続するサンプルは、任意の4つのパラレル出力端子から抽出することができる。
また、第2の偏角差計算部325は第2の出力117を有することを除き、第1の偏角差計算部326、第2の偏角差計算部325、及び第3の偏角差計算部324は同じ構成を有する。
次に、図7を参照し、第2の偏角差計算部325を例として、これら偏角差計算部の構成を説明する。
図7は、第2の偏角差計算部325の構成を示す図である。
図7に示すように、第2の偏角差計算部325は、第2の偏角差計算部325の第1の入力端子から入力された第1の入力信号と第4の入力端子から入力された第4の入力信号との乗算を行い、出力する第1の乗算部312と、第2の偏角差計算部325の第2の入力端子から入力された第2の入力信号と第3の入力端子から入力された第3の入力信号との乗算を行い、出力する第2の乗算部313と、第1の入力信号と第3の入力信号との乗算を行う第3の乗算部332と、第2の入力信号と第4の入力信号との乗算を行う第4の乗算部333と、第1の入力信号と第3の入力信号との積と第2の入力信号と第4の入力信号との積との和を計算する加算部334と、第1の入力信号と第4の入力信号との積から、第2の入力信号と第3の入力信号との積を差し引く減算部314と、加算部334と減算部314の計算結果に基づき、偏角差を計算する偏角取得部337とを有する。
第1の乗算部312の第1の入力端子は、第2の偏角差計算部325の第1の入力端子に接続され、第1の乗算部312の第2の入力端子は、第2の偏角差計算部325の第4の入力端子に接続される。
第2の乗算部313の第1の入力端子は、第2の偏角差計算部325の第2の入力端子に接続され、第2の乗算部313の第2の入力端子は、第2の偏角差計算部325の第3の入力端子に接続される。
第3の乗算部332の第1の入力端子は、第2の偏角差計算部325の第1の入力端子に接続され、第3の乗算部332の第2の入力端子は、第2の偏角差計算部325の第3の入力端子に接続される。
第4の乗算部333の第1の入力端子は、第2の偏角差計算部325の第2の入力端子に接続され、第4の乗算部333の第2の入力端子は、第2の偏角差計算部325の第4の入力端子に接続される。
第1の乗算部312の出力端子は、減算部314の正入力端子に接続され、第2の乗算部313の出力端子は、減算部314の負入力端子に接続され、減算部314の出力端子は、偏角取得部337の第2の入力端子に接続され、第3の乗算部332の出力端子は、加算部334の第1の入力端子に接続され、第4の乗算部333の出力端子は、加算部334の第2の入力端子に接続され、加算部334の出力端子は、偏角取得部337の第1の入力端子に接続される。
図7に示すように、サンプリング信号(308)+j(311)は、以下のように表す。
Figure 2009038801
サンプリング信号(319)+j(321)は、以下のように表す。
Figure 2009038801
偏角取得部337の入力(335)+j(336)は、以下のように表す。
Figure 2009038801
偏角取得部337の出力328は、以下のように表す。
Figure 2009038801
第2の偏角差計算部325において、減算部314の他の出力117は、以下のように表す。
Figure 2009038801
既に説明されたように、閾値比較部330は、平均演算部110を制御して選択された出力117は、以下の関係を満たす。
Figure 2009038801
即ち、以下の量は実数である。
Figure 2009038801
従って、出力117は、以下のように表す。
Figure 2009038801
よって、周波数オフセットモニタ309bの出力118は、依然として以下のように表すことができる。
Figure 2009038801
図7において、偏角取得部337の入力は複素数信号であり、第1の入力端子に当該複素数信号の実数部が入力され、第2の入力端子に当該複素数信号の虚数部が入力され、偏角取得部337の出力は、当該複素数の偏角である。偏角取得部337として周知なものを用いる。
図6に示すコヒーレント光受信機において、周波数オフセットモニタ309bの8つの入力は、図6に示すようなモニタリング信号サンプリング部323におけるシリアルパラレル変換により得られる。しかし、本発明はこれに限定するものではなく、図8に示す遅延方式により周波数オフセットモニタ309bの8つの入力を得ても良い。この際、コヒーレント光受信機はシリアルモードで動作する。
図8は、本発明の第5の実施形態に係るコヒーレント光受信機において、連続する4つのサンプリング信号を得るための遅延レジスタ構造を示すブロック図である。
図8に示すように、モニタリング信号サンプリング部323aは、第1の遅延レジスタ338,第2の遅延レジスタ339,第3の遅延レジスタ340,第4の遅延レジスタ341,第5の遅延レジスタ342,第6の遅延レジスタ343を有する。
第1の遅延レジスタ338の入力端子は、第1のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)301の出力端子に接続され、また、第1の遅延レジスタ338の入力端子は、周波数オフセットモニタ309bの第7の入力端子に接続され、第1の遅延レジスタ338の出力端子は、第2の遅延レジスタ339の入力端子に接続され、また、第1の遅延レジスタ338の出力端子は、周波数オフセットモニタ309bの第5の入力端子に接続される。
第2の遅延レジスタ339の出力端子は、第3の遅延レジスタ340の入力端子に接続され、また、第2の遅延レジスタ339の出力端子は、周波数オフセットモニタ309bの第3の入力端子に接続される。
第3の遅延レジスタ340の出力端子は、周波数オフセットモニタ309bの第1の入力端子に接続される。
第4の遅延レジスタ341の出力端子は、第2のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)302の出力端子に接続され、また、第4の遅延レジスタ341の入力端子は、周波数オフセットモニタ309bの第8の入力端子に接続され、第4の遅延レジスタ341の出力端子は、第5の遅延レジスタ342の入力端子に接続され、また、第4の遅延レジスタ341の出力端子は、周波数オフセットモニタ309bの第6の入力端子に接続される。
第5の遅延レジスタ342の出力端子は、第6の遅延レジスタ343の入力端子に接続され、また、第5の遅延レジスタ342の出力端子は、周波数オフセットモニタ309bの第4の入力端子に接続される。
第6の遅延レジスタ343の出力端子は、周波数オフセットモニタ309bの第2の入力端子に接続される。
以上の図1,図2,図4及び図6において、制御ロジック111と局部発振器103に、周知のものを用いる。通常、局部発振器として、その周波数は電圧を制御することにより制御可能な電圧制御発振器(Voltage-Controlled Oscillator(VCO))を用いる。なお、本発明において、自動周波数制御による光周波数制御はVCOに限定されず、その他の方法で行ってもよい。
図9は、本発明の第6の実施形態に係るコヒーレント光受信機の構成を示すブロック図である。
図9は、自動周波数制御による光周波数制御を行う他の例を示し、具体的に、VCOの代わりに、光周波数シフタを用いて光周波数制御を行う。
図9に示すように、光周波数シフタを用いて光周波数制御を行うために、局部発振器103と光ミキサー102との間に、第1の光周波数シフタ401が設けられ、入力光信号101の入力端子と光ミキサー102との間に、第2の光周波数シフタ402が設けられる。
図9に示す光周波数制御を行う構成は、局部発振光信号を生成する局部発振器103と,局部発振器103が生成した局部発振光信号の周波数をシフトする第1の光周波数シフタ401と、入力光信号101の周波数をシフトする第2の光周波数シフタ402と、入力光信号101と局部発振光信号とを混合する光ミキサー102と、光ミキサー102から出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器104と第2の光電検出器105と、周波数オフセットに基づいて、第1の光周波数シフタ401と第2の光周波数シフタ402との動作を制御する制御ロジック111とを有する。
局部発振器103の出力端子は、第1の光周波数シフタ401の第1の入力端子に接続され、第1の光周波数シフタ401の第2の入力端子は、制御ロジック111の第1の出力端子に接続され、第1の光周波数シフタ401の出力端子は、光ミキサー102の第2の入力端子に接続され、制御ロジック111の入力端子に、周波数オフセットモニタの出力118が入力され、制御ロジック111の第2の出力端子は、第2の光周波数シフタ402の第2の入力端子に接続される。第2の光周波数シフタ402の第1の入力端子に、入力光信号101が入力され、第2の光周波数シフタ402の出力端子は、光ミキサー102の第1の入力端子に接続される。光ミキサー102の第1の出力端子と第2の出力端子は、それぞれ、第1の光電検出器104の第1の入力端子と第2の入力端子に接続され、光ミキサー102の第3の出力端子と第4の出力端子は、それぞれ、第2の光電検出器105の第1の入力端子と第2の入力端子に接続される。
図9に示す構成において、第1の光周波数シフタ401と第2の光周波数シフタ402は、他の影響を生じずに光信号の周波数をシフトし、同等に光周波数を制御する。例えば、
非特許文献2に開示されたように、第1の光周波数シフタ401と第2の光周波数シフタ402は、音響光学周波数シフタ(Acousto-Optic Frequency Shifter:AOFS)により実現される。
図9に示す構成において、2つの光周波数シフタ、即ち、第1の光周波数シフタ401と第2の光周波数シフタ402が設けられている。しかし、第1の光周波数シフタ401と第2の光周波数シフタ402の何れかを単独に用いても良い。この場合も、上記の効果を実現できる。
第1の光周波数シフタ401を単独に用いた場合、光ミキサー102の第1の入力端子に入力光信号101が入力され、制御ロジック111の出力端子は、第1の光周波数シフタ401の第2の入力端子のみに接続される。
第2の光周波数シフタ402を単独に用いた場合、光ミキサー102の第2の入力端子は、局部発振器103の出力端子に接続され、制御ロジック111の出力端子は、第2の光周波数シフタ402の第2の入力端子のみに接続される。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の範囲に属する。
本発明は、更に以下の付記を含む。

(付記1)
入力信号の速度を減少し出力する信号減速部と、
前記信号減速部から出力された信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタと
を備えることを特徴とする周波数オフセットモニタリング装置。

(付記2)
前記信号減速部は、前記入力信号をフィルタリングし、出力する第1のローパスフィルターと第2のローパスフィルターを有し、
前記周波数オフセットモニタは、
前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子から入力された第4の入力信号を所定の時間遅延させ、当該遅延された第4の入力信号を出力する第1の遅延手段と、
前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子から入力された第2の入力信号を所定の時間遅延させ、当該遅延された第2の入力信号を出力する第2の遅延手段と、
前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子から入力された第1の入力信号と前記遅延された第4の入力信号との乗算を行い、出力する第1の乗算手段と、
前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子から入力された第3の入力信号と前記遅延された第2の入力信号との乗算を行い、出力する第2の乗算手段と、
前記第2の乗算手段の計算結果から、前記第1の乗算手段の計算結果を差し引いた差を計算し出力する減算手段と、
前記第2の乗算手段の計算結果と前記第1の乗算手段の計算結果との差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算手段と、
を有する
ことを特徴とする付記1に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記3)
前記信号減速部は、前記フィルタリングされた信号をデジタル信号に変換する第1のアナログ・デジタル・コンバータと第2のアナログ・デジタル・コンバータと
をさらに有し、
前記第1のアナログ・デジタル・コンバータは、前記第1のローパスフィルターの出力端子と、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子と第2の入力端子との間に接続され、
前記第2のアナログ・デジタル・コンバータは、前記第2のローパスフィルターの出力端子と、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子と第4の入力端子との間に接続される
ことを特徴とする付記2に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記4)
前記周波数オフセットモニタは、
当該周波数オフセットモニタの第4の入力端子から入力された第4の入力信号を所定の時間遅延させ、当該遅延された第4の入力信号を出力する第1の遅延レジスタと、
当該周波数オフセットモニタの第2の入力端子から入力された第2の入力信号を所定の時間遅延させ、当該遅延された第2の入力信号を出力する第2の遅延レジスタと、
当該周波数オフセットモニタの第1の入力端子から入力された第1の入力信号と前記遅延された第4の入力信号との乗算を行い、出力する第1のデジタル乗算手段と、
当該周波数オフセットモニタの第3の入力端子から入力された第3の入力信号と前記遅延された第2の入力信号との乗算を行い、出力する第2のデジタル乗算手段と、
前記第2のデジタル乗算手段の計算結果から前記第1のデジタル乗算手段の計算結果を差し引いた差を計算し出力するデジタル減算手段と、
前記デジタル減算手段から出力される差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とするデジタル平均演算手段とを有し、
前記第1の遅延レジスタの入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子に接続され、前記第1の遅延レジスタの出力端子は、前記第1のデジタル乗算手段の第2の入力端子に接続され、前記第2の遅延レジスタの入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子に接続され、前記第2の遅延レジスタの出力端子は、前記第2のデジタル乗算手段の第2の入力端子に接続され、前記第1のデジタル乗算手段の第1の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子に接続され、前記第1のデジタル乗算手段の出力端子は、前記デジタル減算手段の負入力端子に接続され、前記第2のデジタル乗算手段の第1の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子に接続され、前記第2のデジタル乗算手段の出力端子は、前記デジタル減算手段の正入力端子に接続され、前記デジタル減算手段の出力端子は、前記デジタル平均演算手段の入力端子に接続され、前記デジタル平均演算手段の出力端子は、前記周波数オフセットモニタの出力として出力される。
ことを特徴とする付記3に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記5)
前記信号減速部は、シリアル信号をパラレル信号に変換し、信号速度を減少する第1のシリアルパラレル変換手段と第2のシリアルパラレル変換手段とを有する
ことを特徴とする付記1に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記6)
前記第1のシリアルパラレル変換手段と前記第2のシリアルパラレル変換手段との各々における連続する2つのパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタに接続される
ことを特徴とする付記5に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記7)
前記信号減速部は、信号速度を更に減少する
第1のダウン・サンプリング手段と、第2のダウン・サンプリング手段と、第3のダウン・サンプリング手段と、及び第4のダウン・サンプリング手段とを有し、
前記第1のダウン・サンプリング手段は、前記第1のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第2のパラレル出力端子と前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子の間に接続され、
前記第2のダウン・サンプリング手段は、前記第2のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第1のパラレル出力端子と前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子の間に接続され、
前記第3のダウン・サンプリング手段は、前記第2のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第2のパラレル出力端子と前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子の間に接続され、
前記第4のダウン・サンプリング手段は、前記第1のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第1のパラレル出力端子と前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子の間に接続される
ことを特徴とする付記6に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記8)
前記周波数オフセットモニタは、
前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子と第2の入力端子から入力された信号の乗算を行い、出力する第1の乗算手段と、
前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子と第4の入力端子から入力された信号の乗算を行い、出力する第2の乗算手段と、
前記第2の乗算手段の計算結果から、前記第1の乗算手段の計算結果を差し引いた差を計算し出力する減算手段と、
前記減算手段から出力される差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算手段と、
を有する
ことを特徴とする付記6又は7に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記9)
前記第1のシリアルパラレル変換手段と前記第2のシリアルパラレル変換手段との各々における連続する4つのパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタに接続される
ことを特徴とする付記5に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記10)
前記信号減速部は、入力信号について遅延レジスタリングを行う第1の遅延レジスタと、第2の遅延レジスタと、第3の遅延レジスタと、第4の遅延レジスタと、第5の遅延レジスタと、第6の遅延レジスタと有し、
前記第1の遅延レジスタの入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子と第7の入力端子に接続され、
前記第1の遅延レジスタの出力端子は、前記第2の遅延レジスタの入力端子と前記周波数オフセットモニタの第5の入力端子に接続され、
前記第2の遅延レジスタの出力端子は、前記第3の遅延レジスタの入力端子と前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子に接続され、
前記第3の遅延レジスタの出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子に接続され、
前記第4の遅延レジスタの入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子と第8の入力端子に接続され、前記第4の遅延レジスタの出力端子は、前記第5の遅延レジスタの入力端子と前記周波数オフセットモニタの第6の入力端子に接続され、
前記第5の遅延レジスタの出力端子は、前記第6の遅延レジスタの入力端子と前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子に接続され、
前記第6の遅延レジスタの出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子に接続される
ことを特徴とする付記1に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記11)
前記周波数オフセットモニタは、
前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子と第2の入力端子、及び第3の入力端子と第4の入力端子から入力された複素数信号の偏角の差を計算し、出力する第1の偏角差計算手段と、
前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子と第4の入力端子、及び第5の入力端子と第6の入力端子から入力された複素数信号の偏角の差を計算し、出力する第2の偏角差計算手段と、
前記周波数オフセットモニタの第5の入力端子と第6の入力端子、及び第7の入力端子と第8の入力端子から入力された複素数信号の偏角の差を計算し、出力する第3の偏角差計算手段と、
前記第1の偏角差計算手段、前記第2の偏角差計算手段、前記第3の偏角差計算手段により得られた偏角差を、それぞれ所定の閾値と比較する閾値比較手段と、
前記第2の偏角差計算手段から出力される自己相関の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算手段と、
を有する
ことを特徴とする付記9又は10に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記12)
前記第1の偏角差計算手段、前記第2の偏角差計算手段、前記第3の偏角差計算手段から出力された偏角差の絶対値のいずれもが前記所定の閾値より小さいとき、前記閾値比較手段は前記平均演算手段へイネーブル信号を出力し、前記平均演算手段に前記第2の偏角差計算手段の第2の出力端子から前記自己相関の結果を読み込ませる
ことを特徴とする付記11に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記13)
前記第1の偏角差計算手段、前記第2の偏角差計算手段、前記第3の偏角差計算手段のいずれは、
当該偏角差計算手段の第1の入力端子から入力された第1の入力信号と第4の入力端子から入力された第4の入力信号との乗算を行い、出力する第1の乗算手段と、
当該偏角差計算手段の第2の入力端子から入力された第2の入力信号と第3の入力端子から入力された第3の入力信号との乗算を行い、出力する第2の乗算手段と、
前記第1の入力信号と前記第3の入力信号との乗算を行う第3の乗算手段と、
前記第2の入力信号と前記第4の入力信号との乗算を行う第4の乗算手段と、
前記第1の入力信号と前記第3の入力信号との積と前記第2の入力信号と前記第4の入力信号との積との和を計算する加算手段と、
前記第1の入力信号と前記第4の入力信号との積から、前記第2の入力信号と前記第3の入力信号との積を差し引く減算手段と、
前記加算手段と前記減算手段の計算結果に基づき、偏角差を計算する偏角取得手段と、
前記第2の偏角差計算手段において、前記減算手段は第2の出力端子を有し、当該減算手段の第2の出力端子は、前記第2の偏角差計算手段の第2の入力端子に接続される
ことを特徴とする付記11に記載の周波数オフセットモニタリング装置。

(付記14)
付記1に記載の入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタリング装置と、
前記周波数オフセットに基づいて、制御信号を生成し、前記周波数オフセットを制御する制御ロジックと
を有する
ことを特徴とする自動周波数制御装置。

(付記15)
付記14に記載の自動周波数制御装置と、
前記自動周波数制御装置からの制御信号に基づいて、局部発振信号を生成する局部発振器と、
入力光信号と前記局部発振信号とを混合する光ミキサーと、
前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、
前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置と
を有し、
前記自動周波数制御装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする
ことを特徴とするコヒーレント光受信機。

(付記16)
付記14に記載の自動周波数制御装置と、
局部発振信号を生成する局部発振器と、
前記自動周波数制御装置からの第1の制御信号に基づき、前記局部発振光信号の周波数をシフトする第1の光周波数シフタと、
入力光信号の周波数をシフトする第2の光周波数シフタと、
周波数シフトされた前記入力光信号と前記局部発振光信号とを混合する光ミキサーと、
前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出手段と第2の光電検出手段と、
前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置と
を有し、
前記周波数オフセットモニタリング装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする
ことを特徴とするコヒーレント光受信機。

(付記17)
付記14に記載の自動周波数制御装置と、
局部発振信号を生成する局部発振器と、
前記自動周波数制御装置から出力される制御信号に基づいて、前記局部発振信号の周波数をシフトする光周波数シフタと、
前記入力光信号と前記周波数シフトされた局部発振信号とを混合する光ミキサーと、
前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、
前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置と
を有し、
前記自動周波数制御装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする
ことを特徴とするコヒーレント光受信機。

(付記18)
付記14に記載の自動周波数制御装置と、
局部発振信号を生成する局部発振器と、
前記制御ロジックから出力される制御信号に基づいて、前記入力光信号の周波数をシフトする光周波数シフタと、
前記周波数シフトされた入力光信号と前記局部発振信号とを混合する光ミキサーと、
前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、
前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置と
を有し、
前記自動周波数制御装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする
ことを特徴とするコヒーレント光受信機。

(付記19)
前記第1の光電検出器と前記第2の光電検出器から出力されるベースバンド電気信号をそれぞれデジタル信号に変換する第1のアナログ・デジタル・コンバータと第2のアナログ・デジタル・コンバータと
をさらに有し、
前記第1のアナログ・デジタル・コンバータと第2のアナログ・デジタル・コンバータは、それぞれ、前記第1の光電検出器と前記第2の光電検出器と、前記自動周波数制御装置との間に接続される
ことを特徴とする付記15から18のいずれかに記載のコヒーレント光受信機。

(付記20)
入力信号の速度を減少し、当該減速された信号を出力し、
前記減速された信号の周波数オフセットをモニタリングする
ことを特徴とする周波数オフセットモニタリング方法。
従来技術におけるクロスプロダクト自動周波数制御を行うコヒーレント光受信機を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る低速回路を用いたアナログ・クロスプロダクト自動周波数制御を行うコヒーレント光受信機を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るアナログ回路とデジタル回路との組み合わせを用いたアナログ・デジタル混合型クロスプロダクト自動周波数制御を行うコヒーレント光受信機の要部を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る低速デジタル信号処理(DSP)によるデジタル・クロスプロダクト自動周波数制御を行うコヒーレント光受信機を示すブロック図である。 図4に示す装置の処理速度を更に下げる方法を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るコヒーレント光受信機を示すブロック図である。 第2の偏角差計算部325の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係るコヒーレント光受信機において、連続する4つのサンプリング信号を得るための遅延レジスタ構造を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係るコヒーレント光受信機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 入力光信号
102 光ミキサー
103 局部発振器
104、105 光電検出器
106 信号処理部
107 信号は同相成分I
108 直交成分Q
109、209、309,309a、309b 周波数オフセットモニタ
110、210 平均演算器
111 制御ロジック
112、113,212、213 312,313、332、333 乗算器
114、115 遅延素子
116、216、314 減算器
117、217 減算器の出力
118 周波数オフセットモニタの出力
201、202 ローパスフィルター
203、204,301、302 ADC
214、215 遅延レジスタ
305,306 シリアルパラレル変換器
315〜318 ダウン・サンプリング手段
323,323a モニタリング信号サンプリング部
324,325,326 偏角差計算部
330 閾値比較部
334 加算部
337 偏角取得部
338〜343 遅延レジスタ
401、402 光周波数シフタ

Claims (10)

  1. 入力信号の速度を減少し出力する信号減速部と、
    前記信号減速部から出力された信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタと
    を備えることを特徴とする周波数オフセットモニタリング装置。
  2. 前記信号減速部は、前記入力信号をフィルタリングし、出力する第1のローパスフィルターと第2のローパスフィルターを有し、
    前記第1のローパスフィルターの入力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の第1の入力端子に接続され、前記第1のローパスフィルターの出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子及び第2の入力端子に接続され、
    前記第2のローパスフィルターの入力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の第2の入力端子に接続され、前記第2のローパスフィルターの出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子及び第4の入力端子に接続され、
    前記周波数オフセットモニタの出力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の出力端子に接続され、
    前記周波数オフセットモニタは、
    前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子から入力された第4の入力信号を所定の時間遅延させ、当該遅延された第4の入力信号を出力する第1の遅延手段と、
    前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子から入力された第2の入力信号を所定の時間遅延させ、当該遅延された第2の入力信号を出力する第2の遅延手段と、
    前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子から入力された第1の入力信号と前記遅延された第4の入力信号との乗算を行い、出力する第1の乗算手段と、
    前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子から入力された第3の入力信号と前記遅延された第2の入力信号との乗算を行い、出力する第2の乗算手段と、
    前記第2の乗算手段の計算結果から、前記第1の乗算手段の計算結果を差し引いた差を計算し出力する減算手段と、
    前記第2の乗算手段の計算結果と前記第1の乗算手段の計算結果との差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算手段と、
    を有し、
    前記第1の遅延手段の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子に接続され、前記第1の遅延手段の出力端子は、前記第1の乗算手段の第2の入力端子に接続され、
    前記第2の遅延手段の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子に接続され、前記第2の遅延手段の出力端子は、前記第2の乗算手段の第2の入力端子に接続され、
    前記第1の乗算手段の第1の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子に接続され、前記第1の乗算手段の出力端子は、前記減算手段の負入力端子に接続され、
    前記第2の乗算手段の第1の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子に接続され、前記第2の乗算手段の出力端子は、前記減算手段の正入力端子に接続され、
    前記減算手段の出力端子は、前記平均演算手段の入力端子に接続され、前記平均演算手段の出力端子は、前記周波数オフセットモニタの出力端子に接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載の周波数オフセットモニタリング装置。
  3. 前記信号減速部は、シリアル信号をパラレル信号に変換する第1のシリアルパラレル変換手段と第2のシリアルパラレル変換手段とを有し、
    前記第1のシリアルパラレル変換手段の入力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の第1の入力端子に接続され、前記第2のシリアルパラレル変換手段の入力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の第2の入力端子に接続され、
    前記第1のシリアルパラレル変換手段と前記第2のシリアルパラレル変換手段の複数のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタに接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載の周波数オフセットモニタリング装置。
  4. 前記第1のシリアルパラレル変換手段と前記第2のシリアルパラレル変換手段との各々における連続する2つのパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタに接続され、
    前記第1のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第1のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子に接続され、
    前記第1のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第2のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子に接続され、
    前記第2のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第1のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子に接続され、
    前記第2のシリアルパラレル変換手段の連続する2つのパラレル出力端子のうちの第2のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子に接続され、
    前記周波数オフセットモニタの出力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の出力端子に接続され、
    前記周波数オフセットモニタは、
    前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子と第2の入力端子から入力された信号の乗算を行い、出力する第1の乗算手段と、
    前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子と第4の入力端子から入力された信号の乗算を行い、出力する第2の乗算手段と、
    前記第2の乗算手段の計算結果から、前記第1の乗算手段の計算結果を差し引いた差を計算し出力する減算手段と、
    前記減算手段から出力される差の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算手段と、
    を有し、
    前記第1の乗算手段の第1の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子に接続され、前記第1の乗算手段の第2の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子に接続され、前記第1の乗算手段の出力端子は、前記減算手段の正入力端子に接続され、
    前記第2の乗算手段の第1の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子に接続され、前記第2の乗算手段の第2の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子に接続され、前記第2の乗算手段の出力端子は、前記減算手段の負入力端子に接続され、
    前記減算手段の出力端子は、前記平均演算手段の入力端子に接続され、前記平均演算手段の出力端子は、前記周波数オフセットモニタの出力端子に接続される
    ことを特徴とする請求項3に記載の周波数オフセットモニタリング装置。
  5. 前記第1のシリアルパラレル変換手段と前記第2のシリアルパラレル変換手段との各々における連続する4つのパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタに接続され、
    前記第1のシリアルパラレル変換手段の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子に接続され、
    前記第2のシリアルパラレル変換手段の入力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子に接続され、
    前記第1のシリアルパラレル変換手段の連続する4つのパラレル出力端子のうちの第4のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子に接続され、
    前記第1のシリアルパラレル変換手段の連続する4つのパラレル出力端子のうちの第3のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子に接続され、
    前記第1のシリアルパラレル変換手段の連続する4つのパラレル出力端子のうちの第2のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第5の入力端子に接続され、
    前記第1のシリアルパラレル変換手段の連続する4つのパラレル出力端子のうちの第1のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第7の入力端子に接続され、
    前記第2のシリアルパラレル変換手段の連続する4つのパラレル出力端子のうちの第4のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第2の入力端子に接続され、
    前記第2のシリアルパラレル変換手段の連続する4つのパラレル出力端子のうちの第3のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第4の入力端子に接続され、
    前記第2のシリアルパラレル変換手段の連続する4つのパラレル出力端子のうちの第2のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第6の入力端子に接続され、
    前記第2のシリアルパラレル変換手段の連続する4つのパラレル出力端子のうちの第1のパラレル出力端子は、前記周波数オフセットモニタの第8の入力端子に接続され、
    前記周波数オフセットモニタの出力端子は、前記周波数オフセットモニタリング装置の出力端子に接続され、
    前記周波数オフセットモニタは、
    前記周波数オフセットモニタの第1の入力端子と第2の入力端子、及び第3の入力端子と第4の入力端子から入力された複素数信号の偏角の差を計算し、出力する第1の偏角差計算手段と、
    前記周波数オフセットモニタの第3の入力端子と第4の入力端子、及び第5の入力端子と第6の入力端子から入力された複素数信号の偏角の差を計算し、出力する第2の偏角差計算手段と、
    前記周波数オフセットモニタの第5の入力端子と第6の入力端子、及び第7の入力端子と第8の入力端子から入力された複素数信号の偏角の差を計算し、出力する第3の偏角差計算手段と、
    前記第1の偏角差計算手段、前記第2の偏角差計算手段、前記第3の偏角差計算手段により得られた偏角差を、それぞれ所定の閾値と比較する閾値比較手段と、
    前記第2の偏角差計算手段から出力される自己相関の平均値を計算し、周波数オフセットモニタリングの結果とする平均演算手段と、
    を有し、
    前記第1の偏角差計算手段の第1から第4の入力端子は、それぞれ前記周波数オフセットモニタの第1から第4の入力端子に接続され、前記第1の偏角差計算手段の出力端子は、前記閾値比較手段の第1の入力端子に接続され、
    前記第2の偏角差計算手段の第1から第4の入力端子は、それぞれ前記周波数オフセットモニタの第3から第6の入力端子に接続され、前記第2の偏角差計算手段の第1の出力端子は、前記閾値比較手段の第2の入力端子に接続され、前記第2の偏角差計算手段の第2の出力端子は、前記平均演算手段の第1の入力端子に接続され、
    前記第3の偏角差計算手段の第1から第4の入力端子は、それぞれ前記周波数オフセットモニタの第5から第8の入力端子に接続され、前記第3の偏角差計算手段の出力端子は、前記閾値比較手段の第3の入力端子に接続され、
    前記閾値比較手段の出力端子は、前記平均演算手段の第2の入力端子に接続され、
    前記平均演算手段の出力端子は、前記周波数オフセットモニタの出力端子に接続され、
    前記第1の偏角差計算手段、前記第2の偏角差計算手段、前記第3の偏角差計算手段から出力された偏角差の絶対値のいずれもが前記所定の閾値より小さいとき、前記閾値比較手段は前記平均演算手段へイネーブル信号を出力し、前記平均演算手段に前記第2の偏角差計算手段の第2の出力端子から前記自己相関の結果を読み込ませ、
    前記第1の偏角差計算手段、前記第2の偏角差計算手段、前記第3の偏角差計算手段のいずれは、
    当該偏角差計算手段の第1の入力端子から入力された第1の入力信号と第4の入力端子から入力された第4の入力信号との乗算を行い、出力する第1の乗算手段と、
    当該偏角差計算手段の第2の入力端子から入力された第2の入力信号と第3の入力端子から入力された第3の入力信号との乗算を行い、出力する第2の乗算手段と、
    前記第1の入力信号と前記第3の入力信号との乗算を行う第3の乗算手段と、
    前記第2の入力信号と前記第4の入力信号との乗算を行う第4の乗算手段と、
    前記第1の入力信号と前記第3の入力信号との積と前記第2の入力信号と前記第4の入力信号との積との和を計算する加算手段と、
    前記第1の入力信号と前記第4の入力信号との積から、前記第2の入力信号と前記第3の入力信号との積を差し引く減算手段と、
    前記加算手段と前記減算手段の計算結果に基づき、偏角差を計算する偏角取得手段と、
    を有し、
    前記第1の乗算手段の第1の入力端子は、当該偏角差計算手段の第1の入力端子に接続され、前記第1の乗算手段の第2の入力端子は、当該偏角差計算手段の第4の入力端子に接続され、
    前記第2の乗算手段の第1の入力端子は、当該偏角差計算手段の第2の入力端子に接続され、前記第2の乗算手段の第2の入力端子は、当該偏角差計算手段の第3の入力端子に接続され、
    前記第3の乗算手段の第1の入力端子は、当該偏角差計算手段の第1の入力端子に接続され、前記第3の乗算手段の第2の入力端子は、当該偏角差計算手段の第3の入力端子に接続され、
    前記第4の乗算手段の第1の入力端子は、当該偏角差計算手段の第2の入力端子に接続され、前記第4の乗算手段の第2の入力端子は、当該偏角差計算手段の第4の入力端子に接続され、
    前記第1の乗算手段の出力端子は、前記減算手段の正入力端子に接続され、
    前記第2の乗算手段の出力端子は、前記減算手段の負入力端子に接続され、
    前記減算手段の出力端子は、前記偏角取得手段の第2の入力端子に接続され、
    前記第3の乗算手段の出力端子は、前記加算手段の第1の入力端子に接続され、
    前記第4の乗算手段の出力端子は、前記加算手段の第2の入力端子に接続され、
    前記加算手段の出力端子は、前記偏角取得手段の第1の入力端子に接続され、
    前記第2の偏角差計算手段において、前記減算手段は第2の出力端子を有し、当該減算手段の第2の出力端子は、前記第2の偏角差計算手段の第2の出力端子に接続される
    ことを特徴とする請求項3に記載の周波数オフセットモニタリング装置。
  6. 請求項1に記載の入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタリング装置と、
    前記周波数オフセットに基づいて、制御信号を生成し、前記周波数オフセットを制御する制御ロジックと、
    前記制御ロジックからの制御信号に基づいて、局部発振信号を生成する局部発振器と、
    前記入力光信号と前記局部発振信号とを混合する光ミキサーと、
    前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、
    前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置と
    を有し、
    前記周波数オフセットモニタリング装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする
    ことを特徴とするコヒーレント光受信機。
  7. 請求項1に記載の入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタリング装置と、
    前記周波数オフセットに基づいて、第1の制御信号と第2の制御信号を生成し、前記周波数オフセットを制御する制御ロジックと、
    局部発振信号を生成する局部発振器と、
    前記制御ロジックから出力される第1の制御信号に基づいて、前記局部発振信号の周波数をシフトする第1の光周波数シフタと、
    前記制御ロジックから出力される第2の制御信号に基づいて、前記入力光信号の周波数をシフトする第2の光周波数シフタと、
    前記周波数シフトされた入力光信号と前記周波数シフトされた局部発振信号とを混合する光ミキサーと、
    前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、
    前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置と
    を有し、
    前記周波数オフセットモニタリング装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする
    ことを特徴とするコヒーレント光受信機。
  8. 請求項1に記載の入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタリング装置と、
    前記周波数オフセットに基づいて、制御信号を生成し、前記周波数オフセットを制御する制御ロジックと、
    局部発振信号を生成する局部発振器と、
    前記制御ロジックから出力される制御信号に基づいて、前記局部発振信号の周波数をシフトする光周波数シフタと、
    前記入力光信号と前記周波数シフトされた局部発振信号とを混合する光ミキサーと、
    前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、
    前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置と
    を有し、
    前記周波数オフセットモニタリング装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする
    ことを特徴とするコヒーレント光受信機。
  9. 請求項1に記載の入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする周波数オフセットモニタリング装置と、
    前記周波数オフセットに基づいて、制御信号を生成し、前記周波数オフセットを制御する制御ロジックと、
    局部発振信号を生成する局部発振器と、
    前記制御ロジックから出力される制御信号に基づいて、前記入力光信号の周波数をシフトする光周波数シフタと、
    前記周波数シフトされた入力光信号と前記局部発振信号とを混合する光ミキサーと、
    前記光ミキサーから出力された光信号をベースバンド電気信号に変換する第1の光電検出器と第2の光電検出器と、
    前記変換された信号を処理し、出力する信号処理装置と
    を有し、
    前記周波数オフセットモニタリング装置は、前記変換された信号に基づいて、前記入力光信号の周波数オフセットをモニタリングする
    ことを特徴とするコヒーレント光受信機。
  10. 前記第1の光電検出器と前記第2の光電検出器から出力されるベースバンド電気信号をそれぞれデジタル信号に変換する第1のアナログ・デジタル・コンバータと第2のアナログ・デジタル・コンバータと
    をさらに有し、
    前記第1のアナログ・デジタル・コンバータと第2のアナログ・デジタル・コンバータは、それぞれ、前記第1の光電検出器と前記第2の光電検出器と、前記周波数オフセットモニタリング装置との間に接続される
    ことを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載のコヒーレント光受信機。
JP2008197076A 2007-07-31 2008-07-30 周波数オフセットモニタリング装置及びコヒーレント光受信機 Active JP5304083B2 (ja)

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