JP2009034610A - フィルタ装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタの取外し作業、フィルタの洗浄作業を容易に行うことができるフィルタ装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】フィルタユニット26は、水平方向に所定間隔をおいて相対させられている一対のフィルタ31と、両フィルタ31の外周縁部を連結固定している枠状ケーシング32とによって構成されている。両フィルタ31間の間隙に連通させられるようにケーシング32の頂部にパイプ孔44があけられている。パイプ孔44に濾過液吸上用パイプ24が抜き差し自在に通されている。
【選択図】図2
【解決手段】フィルタユニット26は、水平方向に所定間隔をおいて相対させられている一対のフィルタ31と、両フィルタ31の外周縁部を連結固定している枠状ケーシング32とによって構成されている。両フィルタ31間の間隙に連通させられるようにケーシング32の頂部にパイプ孔44があけられている。パイプ孔44に濾過液吸上用パイプ24が抜き差し自在に通されている。
【選択図】図2
Description
この発明は、例えば、工作機械の切削液からスラッジを除去するために用いられるフィルタ装置およびその製造方法に関する。
従来から、一般的に、フィルタは、目詰まりすることを避けられない。その場合、使い捨てか、逆洗をするか、使用場所から取出して、別の場所で高圧水で洗浄等するようにしていた。
使い捨ての場合、消耗コストが大で、廃棄物が大量に発生する。逆洗の場合、目詰まりしたフィルタは目がふさがっているため、逆洗のための液はフィルタから滲み出る程度の液量となって、充分な洗浄力が得られ難い。洗浄力を強化するために液圧を上げると、フィルタが破壊する危険性があった。とくに、別の場所で洗浄する場合、フィルタの取り外し作業が面倒で効率が悪い。
この発明の目的は、フィルタの取外し作業を簡単に行うことができ、フィルタの洗浄作業を容易に行うことのできるフィルタ装置およびその製造方法を提供することにある。
この発明によるフィルタ装置は、フィルタユニットが、水平方向に所定間隔をおいて相対させられている一対のフィルタと、両フィルタの外周縁部を連結固定している枠状ケーシングとによって構成されており、両フィルタ間の間隙に連通させられるようにケーシングの頂部にパイプ孔があけられており、パイプ孔に濾過液吸上用パイプが抜き差し自在に通されているものである。
この発明によるフィルタ装置では、ケーシングのパイプ孔に対しパイプを抜き差しするだけで、フィルタユニットを取り外し作業をすることができる。したがって、フィルタの取り外し作業を簡単に行うことができ、フィルタの洗浄作業を容易行うことができる。
さらに、ケーシングの少なくともパイプ孔の周囲が、パイプ孔周面およびパイプ外面間を液密に保持しうるように弾性材料によって形成されていると、ケーシングおよびパイプ間のシールを特別な部材を用いること無く、確保することができる。
また、パイプ孔周面およびパイプ外面間の摩擦力によってフィルタユニットがパイプに吊下保持されうるようになされていると、フィルタを洗浄する際に、パイプを引っ張り上げることによって、フィルタユニットを取り出すことができる。
この発明によるフィルタ装置製造方法は、ケーシングが方形状をなしており、ケーシングのなす方形状の4辺をそれぞれ取り囲みうるように形成された容器を用意し、ケーシングのなす方形状の4辺を、順次1辺ずつ、形成すべき辺の枠部材を形成するために必要な量の液体ゴムを対応する容器に入れ、容器に入れた液体ゴムに、両フィルタの形成すべき枠部材にあたる部分を浸漬し、液体ゴムを硬化させるものである。
この発明によるフィルタ装置製造方法では、簡単な製造設備でもって、簡単な作業で、安価に、フィルタおよびケーシングの連結固定を行うことができる。したがって、フィルタ装置を安価に製造することができる。
この発明によれば、フィルタの取り外し作業を簡単に行うことができ、フィルタの洗浄作業を容易行うことのできるフィルタ装置およびその製造方法が提供される。
この発明の実施の形態を図面を参照しながらつぎに説明する。
図1を参照すると、研削機11を循環させる切削液を溜めるための切削液タンク12内には、背高仕切板13および背低仕切板14によって、清浄液室15、処理液室16および汚濁液室17が順に並んで形成されている。
研削機11および清浄液室15は、送りパイプ21によって接続されている。送りパイプには送りポンプ22が備えられている。研削機11および汚濁液室17は、戻りパイプ23によって接続されている。清浄液室15および処理液室16は、背高仕切板13をまたぐ逆U字状吸上パイプ24によって連絡されている。吸上パイプ24には吸上ポンプ25が備えられている。吸上パイプ24の入口は、処理液室16内の処理液に浸漬されており、そこには、フィルタユニット26が接続されている。
フィルタユニット26は、図2および図3に詳細に示すように、水平方向に所定間隔をおいて相対させられている一対のフィルタ31と、両フィルタ31の外周縁部を連結固定している弾性材製枠状ケーシング32とによって構成されている。
各フィルタ31は、正対視横長方形状ポリエステル製プリーツフィルタである。フィルタ31のプリーツの折り目は、水平方向に一定間隔をおいて垂直にのびている。
ケーシング32は、両フィルタ31の縦横の縁部を取り囲む横長方形状のもので、頂部枠部材41、底部枠部材42および両側部枠部材43よりなる。
頂部枠部材41の縦横の中央部にはパイプ孔44があけられている。パイプ孔44の内径は、吸上パイプ24に外形より僅かだけ小である。
図2に詳細に示すように、吸上パイプ24の入口端には、シールパイプ27が接続されている。吸上パイプ24のシールパイプ27以外の部分は、ゴムのような材料でつくられていて、可撓性を有しているが、シールパイプ27は、ステンレス製で、剛性を有している。
シールパイプ27は、パイプ孔44に抜き差し自在に挿入されている。また、クランプ28によって吸上パイプ24の入口端が固定されている。パイプ孔44に対する吸上パイプ24の挿入長さは、自由であるが、吸上パイプ24の入口が底部枠部材42の上面近くまで達している方が吸上効率が良い(図1参照)。
パイプ孔44にシールパイプ27が挿入された状態で、パイプ孔44の内径が拡げられるようにパイプ孔44の周縁部が弾性変形させられる。これにより、パイプ孔44周面およびシールパイプ27外面間の液密が確保されかつ同両面間の摩擦力によってフィルタ31ユニット26が吸上パイプ24に吊下保持されうるようになっている。
フィルタ31が目詰まりすると、吸上パイプ24を引っ張り上げて、フィルタユニット26を処理液室16から取り出す。パイプ孔44からシールパイプ27を抜き出させ、吸上パイプ24からフィルタユニット26を取り外せば良い。
フィルタ31を洗浄した後、または別のフィルタユニット26をケーシング32のパイプ孔44にシールパイプ27を差し込めばよい。そして、フィルタユニット26を処理液室16内の処理液に浸漬させる。
図4(a)〜(c)に、フィルタユニット26の製造過程が示されている。頂部枠部材41、底部枠部材42および両側部枠部材43は、時間を追って、別々に成形される。
図4(a)では、頂部枠部材41を成形するケースが示されている。頂部枠部材41を成形するための容器51が容易されている。容器51は、浅い皿状のもので、所定の間隔に保持された一対のフィルタ31の頂部枠部材41に当たる部分を取り囲みうる大きさのものである。容器51の底部中央にはパイプ孔44を形成するための筒体52が立てられている。容器51内には、頂部枠部材41を形成するために必要な量の硬化剤混合液体ゴムが入れられている。容器51内に、一対のフィルタ31(図示は一方のフィルタのみ)を自立させるか、ジグを用いて立てた状態で、容器51内の液体ゴムに、両フィルタ31の対応する縁部を浸漬させる。後は、時間を掛けて、同液体ゴムを硬化させればよい。
図4(b)では、底部枠部材42を成形するケースが示されている。この場合、図4(a)で示す容器51とは別の容器61が容易されている。図4(c)は、一方の側部枠部材43を成形するケースを示すものである。この場合も、別の容器71が用いられる。図4(a)〜(c)に示すケースは、順不動であってもよい。
また、パイプ孔44の形成は、機械加工によってもよい。その場合、頂部枠部材41および底部枠部材42の形成のために、共通の容器を用いることが可能となる。
24 パイプ
26 フィルタユニット
31 フィルタ
32 ケーシング
44 パイプ孔
26 フィルタユニット
31 フィルタ
32 ケーシング
44 パイプ孔
Claims (4)
- フィルタユニットが、水平方向に所定間隔をおいて相対させられている一対のフィルタと、両フィルタの外周縁部を連結固定している枠状ケーシングとによって構成されており、両フィルタ間の間隙に連通させられるようにケーシングの頂部にパイプ孔があけられており、パイプ孔に濾過液吸上用パイプが抜き差し自在に通されているフィルタ装置。
- ケーシングの少なくともパイプ孔の周囲が、パイプ孔周面およびパイプ外面間を液密に保持しうるように弾性材料によって形成されている請求項1に記載のフィルタ装置。
- パイプ孔周面およびパイプ外面間の摩擦力によってフィルタユニットがパイプに吊下保持されうるようになされている請求項1または2に記載のフィルタ装置。
- 請求項1〜3のいずれか1つに記載のフィルタ装置を製造する方法であって、ケーシングが方形状をなしており、ケーシングのなす方形状の4辺をそれぞれ取り囲みうるように形成された容器を用意し、ケーシングのなす方形状の4辺を、順次1辺ずつ、形成すべき辺の枠部材を形成するために必要な量の液体ゴムを対応する容器に入れ、容器に入れた液体ゴムに、両フィルタの形成すべき枠部材にあたる部分を浸漬し、液体ゴムを硬化させるフィルタ装置製造方法。
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JP2007201512A JP2009034610A (ja) | 2007-08-02 | 2007-08-02 | フィルタ装置およびその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013103325A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | クーラント浄化装置及び工作機械冷却システム |
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2007
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