JP2009033683A - 音声評価装置及び音声評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送特性が頻繁に変動する場合において、算出される評価値と主観評価による評価値との誤差を低減可能な音声評価方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る音声評価方法は、4秒間における音声品質の評価値M1を一定の周期で算出するステップS301と、1秒間における音声品質の評価値M2を一定の周期で算出するステップS302と、評価値M1又は評価値M2のいずれか高い方を選択するとともに、選択した評価値を出力するステップS303〜S305とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、音声通話の品質を評価する音声評価装置及び音声評価方法に関する。
従来、インターネットなどのIP(Internet Protocol)網を介して、符号化された音声データを含むパケット(以下、「音声パケット」)を伝送する技術であるVoIP(Voice over Internet Protocol)が知られている。
また、VoIPを利用した音声通話において、音声通話の品質(以下、「音声品質」)を評価する音声評価装置(例えば、RTP (Real Time Protocol)テスタ)が用いられている(特許文献1参照)。なお、音声品質の評価値としては、E−modelという計算式によって求められるR値が用いられることが一般的である。
このような音声評価装置は、送信側通信端末によって送信される音声パケットを、IP網上のパケット伝送経路を介して受信する。また、音声評価装置は、受信した音声パケットに基づいて、音声パケットの伝送遅延やパケットロスなどの伝送特性を測定する。音声評価装置は、測定した伝送特性から、音声品質の評価値を算出する。
特開2004−222257号公報(第1図)
既存の音声評価装置は、パケット伝送経路に無線区間が含まれない、すなわち、伝送特性が安定していることを前提に設計されていることが多い。このため、既存の音声評価装置は、60秒間程度の規定期間において測定された伝送特性情報に基づいて音声品質の評価値を算出することが一般的である。
したがって、従来の音声評価装置は、短期間(例えば、1秒間程度)における音声品質の評価に適用することができない。特に、パケット伝送経路に無線区間が含まれる場合には、伝送特性が頻繁に変動するので、短期間における音声品質の評価を実現することが望まれる。
ところで、1秒間程度の短い期間(以下、「第1評価期間」)において音声品質が劣化した場合、人は当該第1評価期間の前後の音声に基づいて当該第1評価期間における正しい音声を推測することができる。このため、第1評価期間において音声品質が劣化した場合、音声評価装置によって算出された評価値が、主観評価(人が行う音声評価)による評価値よりも低くなることがある。
上記の不具合を回避するために、例えば4秒間程度の比較的長い期間(以下、「第2評価期間」)における音声品質の評価値を算出することが考えられる。しかし、第2評価期間中の一部の期間において音声品質が劣化した場合、当該第2評価期間中の他の期間において音声品質が良好であっても、当該第2評価期間全体としての音声品質の評価値は低くなる。
上記のように、第1評価期間における音声品質の評価値を算出する場合、及び第2評価期間における音声品質の評価値を算出する場合のいずれにおいても、主観評価による評価値よりも低くなることがある。つまり、音声評価装置によって算出される評価値と主観評価による評価値との誤差が大きくなる問題があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、伝送特性が頻繁に変動する場合において、算出される評価値と主観評価による評価値との誤差を低減可能な音声評価装置及び音声評価方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、音声パケットを受信するパケット受信部(RTP試験パケット受信部156a)と、前記パケット受信部が受信した前記音声パケットに基づいて、音声品質の評価値(R値)を算出する評価値算出部(統計量算出部158A,158B、評価値算出部159A,159B、評価値選択部159C)とを備える音声評価装置であって、前記評価値算出部は、第1評価期間における前記音声品質の評価値(評価値M2)を一定の周期で算出する第1算出部(統計量算出部158B、評価値算出部159B)と、前記第1評価期間よりも長い第2評価期間における前記音声品質の評価値(評価値M1)を一定の周期で算出する第2算出部(統計量算出部158A、評価値算出部159A)と、前記第1算出部によって算出された評価値(評価値M2)、又は前記第2算出部によって算出された評価値(評価値M1)のいずれか高い方を選択するとともに、選択した評価値(評価結果Mc)を出力する評価値選択部(評価値選択部159C)とを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、評価値選択部は、第1評価期間における音声品質の評価値、又は第1評価期間よりも長い第2評価期間における音声品質の評価値のいずれか高い方を選択するとともに、選択した評価値を出力する。したがって、伝送特性が頻繁に変動する場合において、算出される評価値と主観評価による評価値との誤差を低減可能な音声評価装置が提供される。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、パケット送信装置(IP電話端末4)との間のパケット伝送経路(パケット伝送経路R1,R2,R3)における伝送遅延及びパケットロスの情報を含む伝送特性情報を第1測定期間(60秒間の規定期間)において測定する伝送特性測定部(伝送特性測定部15a)と、前記音声パケットを送信するパケット送信部(RTP試験パケット送信部155c)と、前記伝送特性情報出力部によって測定された前記伝送特性情報に基づき、前記パケット送信部が送信した前記音声パケットを遅延又は破棄する音声パケット処理部(エミュレータ部157)とをさらに備え、前記パケット受信部は、前記音声パケット処理部から出力される前記音声パケットを受信し、前記伝送特性測定部は、前記第1測定期間よりも短い第2測定期間(1秒間又は4秒間の評価対象期間)において前記伝送特性情報を測定する短期間測定部(伝送特性情報生成部152d)と、前記短期間測定部によって測定された前記伝送特性情報を前記第1測定期間が満了するまで繰り返して出力する伝送特性情報出力部(伝送特性情報生成部152d)とを備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、音声パケットを受信するステップと、前記受信するステップにおいて受信した前記音声パケットに基づいて、音声品質の評価値を算出するステップとを備える音声評価方法であって、前記算出するステップは、第1評価期間における前記音声品質の評価値を一定の周期で算出するステップ(ステップS302)と、前記第1評価期間よりも長い第2評価期間における前記音声品質の評価値を一定の周期で算出するステップ(ステップS301)と、前記第1評価期間における前記音声品質の評価値、又は前記第2評価期間における前記音声品質の評価値のいずれか高い方を選択するとともに、選択した評価値を出力するステップ(ステップS303〜S305)とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、伝送特性が頻繁に変動する場合において、最適な評価を行う音声評価装置及び音声評価方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下においては、(1)通信システムの全体概略構成、(2)無線端末の構成、(3)無線端末の動作、(4)作用・効果、(5)その他の実施形態、の順で説明する。
なお、以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)通信システムの全体概略構成
本実施形態では、パケット伝送経路に無線区間が含まれており、伝送特性の変動に追従するために短期間における音声評価を行う構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る通信システム10の全体概略構成図である。本実施形態では、VoIPに適用される通信システム10について説明する。また、本実施形態では、上述した音声評価装置及び通信端末が一体として構成される場合について説明する。
通信システム10は、複数の無線通信システムを含む。具体的には、通信システム10は、第3世代携帯電話システムの一種であるcdma 2000 n x evolution - data only(EV−DO)に準拠した無線通信システム、IEEE 802.16eによって規定される無線通信システム(以下、「WIMAX」(登録商標))、及びIEEE802.11などによって規定される無線LANシステム(以下、「W−LAN」)を含む。
通信システム10は、無線端末1、無線基地局31、無線基地局32、アクセスポイント33、通信ネットワーク3、及びIP電話端末4を有する。通信ネットワーク3は、インターネットなどのIP網である。
IP電話端末4及び無線端末1は、通信ネットワーク3を介して、VoIPを利用した音声通話を実行する。
具体的には、IP電話端末4及び無線端末1は、音声データを符号化し、符号化した音声データを含む音声パケットを一定間隔で送信する。また、IP電話端末4及び無線端末1は、受信した音声パケットから音声データを復号し、音声を出力する。
本実施形態では、音声データのパケット化及び転送のプロトコルとして、RTPが使用される。以下においては、RTPに従って生成されたパケットをRTPパケットと呼ぶ。なお、呼制御プロトコルとしては、例えばSIP(Session Initiation Protocol)が使用される。
無線基地局31は、EV-DOに準拠した無線通信システムに含まれる。無線基地局32は、WiMAXに準拠した無線通信システムに含まれる。アクセスポイント33は、W−LANに準拠した無線通信システムに含まれる。
無線端末1は、無線基地局31、無線基地局32及びアクセスポイント33と無線通信を実行することができる。つまり、無線端末1は、EV-DOに準拠した無線通信システム、WiMAXに準拠した無線通信システム、及びIEEE802.11などによって規定されるW−LANに接続することができる。
無線端末1は、無線端末1の移動に伴ってハンドオーバを実行する。図1の例では、無線端末1がハンドオーバを実行することによって、パケット伝送経路がR1,R2及びR3の順で切り替っている。
また、無線端末1は、IP電話端末4によって送信されたRTPパケットを受信し、受信したRTPパケットに基づいて音声品質の評価値(R値)を算出する。すなわち、無線端末1は、評価値を算出するRTPテスタ部15b(図3参照)を具備し、RTPテスタ部15bを用いて評価値を得る。
RTPテスタ部15bにおける音声評価は、最低60秒間の測定時間(規定期間)を要する。しかしながら、ハンドオーバ時点における音声評価を行う場合、1秒間程度の評価対象期間において音声評価を行う必要がある。
本実施形態では、無線端末1は、1秒間及び4秒間程度の評価対象期間において測定されたRTPパケットの情報を用いて、60秒間の測定時間(規定期間)を要するRTPテスタ部15bにて、評価対象期間の音声品質の評価を行う。
さらに、無線端末1は、算出した評価値(R値)に基づいて音声品質が悪化したと判断した場合、音声符号化方式を低レート用の符号化方式に切り替え、音声通話を維持する。一方、無線端末1は、音声品質が良好と判断した場合には、音声符号化方式を高レート用の符号化方式に切り替え、音声品質を向上させる。
(2)無線端末の構成
次に、無線端末1の構成について説明する。
(2.1)無線端末の概略構成
図2は、無線端末1の概略構成図である。図2に示すように、無線端末1は、アンテナ11a〜11c、EV-DO通信部12a、WiMAX通信部12b、W−LAN通信部12c、操作部13、音声コーデック部14、制御部15、マイク16a、スピーカ16b、表示部17、及び記憶部18を有する。
EV-DO通信部12aは、無線基地局31との間において、EV-DOに従った無線信号を、アンテナ11aを介して送受信する。WiMAX通信部12bは、無線基地局32との間において、WiMAXに従った無線信号を、アンテナ11bを介して送受信する。W−LAN通信部12cは、アクセスポイント33との間において、W−LANに従った無線信号を、アンテナ11cを介して送受信する。
また、EV-DO通信部12a、WiMAX通信部12b及びW−LAN通信部12cは、無線信号とベースバンド信号との変換を実行し、ベースバンド信号を制御部15と送受信する。
操作部13は、テンキーやファンクションキーなどによって構成され、ユーザの操作内容を入力するために用いられるインタフェースである。
音声コーデック部14は、マイク16aから取得した音声データを符号化し、制御部15から取得した音声データを復号する。マイク16aは、音声を集音し、集音された音声に基づいて音声データを、音声コーデック部14を介して制御部15に入力する。スピーカ16bは、制御部15から取得した音声データに基づいて、音声コーデック部14を介して音声を出力する。
表示部17は、制御部15を介して、受信した画像を表示したり、操作内容(入力電話番号やアドレスなど)を表示したりする。
制御部15は、無線端末1が具備する各種機能を制御する。また、制御部15は、RTP、IP、及びSIPなどの各種のプロトコルを実行する。記憶部18は、無線端末1における制御などに用いられる各種情報を記憶する。
(2.3)無線端末の詳細構成
図3は、無線端末1の詳細構成、具体的には、制御部15及び記憶部18によって実行される各機能の機能ブロック図である。なお、以下においては、本発明に関連する点について主に説明する。
図3に示すように、無線端末1は、伝送特性測定部15a、RTPテスタ部15b及び符号化制御部15cを有する。
伝送特性測定部15aは、各無線通信部(EV-DO通信部12a、WiMAX通信部12b及びW−LAN通信部12c)と、音声コーデック部14との間で送受信されるRTPパケットを取得する。また、伝送特性測定部15aは、EV-DO通信部12a、WiMAX通信部12b及びW−LAN通信部12cから、無線通信に関する情報(以下、「無線情報」)を取得する。
伝送特性測定部15aは、取得したRTPパケットと、取得した無線情報とに基づいて、パケット伝送経路R1,R2又はR3の特性を示す伝送特性情報を測定する。具体的には、伝送特性測定部15aは、伝送特性情報として伝送遅延及びパケットロスを測定する。
具体的には、伝送特性測定部15aは、1秒間における音声評価の際には、1秒間において測定された伝送特性情報を出力する。また、伝送特性測定部15aは、4秒間における音声評価の際には、4秒間において測定された伝送特性情報を出力する。なお、本実施形態では、1秒間における音声評価と4秒間における音声評価が並列に実行される。
RTPテスタ部15bは、伝送特性測定部15aによって測定された伝送測定情報に基づいて、評価値(R値)を算出する。具体的には、RTPテスタ部15bは、伝送測定情報を用いてパケット伝送経路R1,R2又はR3をエミュレートし、規定期間分の伝送特性情報の測定を可能とする。
符号化制御部15cは、RTPテスタ部15bによって算出された評価値(R値)に応じて、音声符号化方式を制御する。
以下、伝送特性測定部15aの詳細構成、及びRTPテスタ部15bの詳細構成について説明する。
(2.3.1)伝送特性測定部の詳細構成
図3に示すように、伝送特性測定部15aは、無線情報取得部151a、パケット受信部151b、無線情報記憶部18a、受信パケット情報記憶部18b、安定期間特定部152a、送信間隔算出部152b、相対遅延算出部152c、伝送特性情報生成部152d、評価対象期間選択部153a、無線通信システム特定部153b、基準伝送遅延記憶部18c、計時部154a、及び時間拡張制御部154b、を有する。
無線情報取得部151aは、EV-DO通信部12a、WiMAX通信部12b及びW−LAN通信部12cから、無線情報を取得する。無線情報は、例えば、無線信号の受信品質(RSSIやSNR)や、基地局識別子である。取得された無線情報は、無線情報記憶部18aに格納される。また、無線情報は、無線端末1が接続中の無線通信システムを示す情報を含む。
パケット受信部151bは、RTPパケットを受信する。また、パケット受信部151bは、受信したRTPパケットの受信時刻及びシーケンス番号などを、受信パケット情報として受信パケット情報記憶部18bに格納する。
安定期間特定部152aは、無線情報記憶部18aに格納された受信品質情報から、無線通信が安定している(例えば、受信品質が閾値以上である)期間を特定する。
送信間隔算出部152bは、安定期間特定部152aによって特定された期間におけるRTPパケットの受信時刻を、受信パケット情報記憶部18bから取得する。送信間隔算出部152bは、取得した受信時刻から、IP電話端末4がRTPパケットを送信する送信間隔を算出する。
評価対象期間選択部153aは、1秒間又は4秒間程度の評価対象期間を選択する。
相対遅延算出部152cは、受信パケット情報に基づいて、評価対象期間選択部153aによって選択された評価対象期間における相対遅延(伝送遅延)を算出する。具体的には、1秒間の評価対象期間、及び4秒間の評価対象期間のそれぞれについて相対遅延が並列に算出される。相対遅延の詳細については後述する。
また、相対遅延算出部152cは、受信パケット情報から、評価対象期間におけるRTPパケットをシーケンス番号に従ってソートすることによって、パケット伝送経路R1,R2又はR3において損失したパケット(パケットロス)を特定する。
無線通信システム特定部153bは、評価対象期間において無線端末1が接続していた無線通信システムを特定する。
伝送特性情報生成部152dは、無線通信システム特定部153bによって特定された無線通信システムに対応する基準伝送遅延(システム遅延)を基準伝送遅延記憶部18cから取得する。
伝送特性情報生成部152dは、相対遅延算出部152cによって算出された相対遅延と、基準伝送遅延記憶部18cから取得された基準伝送遅延とを用いて伝送遅延を算出する。具体的には、1秒間の評価対象期間、及び4秒間の評価対象期間のそれぞれについて伝送遅延が並列に算出される。
パケットロスの情報(以下、パケットロス情報)、及び算出された伝送遅延の情報(以下、「伝送遅延情報」)は、伝送特性情報生成部152dに記憶される。
時間拡張制御部154bは、RTPテスタ部15bから送信される測定開始指示及び測定終了指示に従い、伝送特性情報生成部152dに対して、伝送特性情報の出力開始及び停止を指示する。また、時間拡張制御部154bは、計時部154aの時間情報と、測定開始からの経過時間とに基づいて、伝送遅延情報及びパケットロス情報の出力を伝送特性情報生成部152dに指示する。なお、時間拡張制御部154bは、1秒間の評価対象期間、及び4秒間の評価対象期間のそれぞれについて並列に制御を行う。
(2.3.2)RTPテスタ部の詳細構成
図3に示すように、RTPテスタ部15bは、エミュレータ部157、制御メッセージ送受信部155a、送信制御部155b、RTP試験パケット送信部155c、制御パケット送受信部155d、RTP試験パケット受信部156a、制御パケット送受信部156c、RTT測定部156d、測定制御部156e、制御メッセージ送受信部156f、統計量算出部158A、統計量算出部158B、評価値算出部159A、評価値算出部159B、及び評価値選択部159Cを有する。なお、RTPテスタ部15bでは、1秒間の評価対象期間、及び4秒間の評価対象期間のそれぞれについて並列に処理が実行される。
エミュレータ部157は、伝送特性情報(伝送遅延情報及びパケットロス情報)に基づいて、RTP試験パケット及び制御パケット(ICMPパケット)の滞留処理及び破棄処理を行う。RTP試験パケット送信部155cから送信されたRTP試験パケットは、エミュレータ部157において、伝送遅延情報に応じた滞留後、RTP試験パケット受信部156aによって受信される。さらに、エミュレータ部157は、パケットロス情報に応じて、RTP試験パケットを破棄する。
なお、エミュレータ部157は、1秒間の評価対象期間において測定された伝送特性情報を用いて、RTP試験パケットの破棄・遅延処理を行う。また、エミュレータ部157は、4秒間の評価対象期間において測定された伝送特性情報を用いて、RTP試験パケットの破棄・遅延処理を行う。
測定制御部156eは、制御メッセージ送受信部156f及び制御メッセージ送受信部155aを介して、送信制御部155bに対して測定の開始及び停止を指示する。また、測定制御部156eは、RTT測定部156dに対して、往復時間(RTT)の測定を指示する。
RTT測定部156dは、制御パケット送受信部156cを介して制御パケットを送信する。RTT測定部156dは、制御パケット送受信部155dからの返信を受信し、往復時間を測定する。
送信制御部155bは、測定制御部156eからの測定開始の指示に従い、RTP試験パケット送信部155cに対して送信開始を指示する。
エミュレータ部157が1秒間における伝送特性情報を用いて破棄・遅延処理したRTP試験パケットは、統計量算出部156Bに入力される。また、エミュレータ部157が4秒間における伝送特性情報を用いて破棄・遅延処理したRTP試験パケットは、統計量算出部156Aに入力される。 統計量算出部158A及び統計量算出部158Bは、RTP試験パケットの統計処理を行い、統計量を算出する。統計量とは、平均伝送遅延(伝送遅延の平均値)、ジッタ(伝送遅延の揺らぎ)、パケットロス率などである。
統計量算出部158Aが統計量を算出する期間の長さと、統計量算出部158Bが統計量を算出する期間の長さとは異なる。本実施形態では、統計量算出部158Aは、4秒間において統計量を算出する。また、統計量算出部158Bは、1秒間において統計量を算出する。
評価値算出部159Aは、統計量算出部156Aによって算出された統計量、及びRTT測定部156dによって測定された往復時間に基づいて、4秒間における評価値M1を算出する。
評価値算出部159Bは、統計量算出部156Bによって算出された統計量、及びRTT測定部156dによって測定された往復時間に基づいて、1秒間における評価値M2を算出する。 評価値選択部159Cは、評価値算出部159Aによって算出された評価値M1と、評価値算出部159Bによって算出された評価値M2とを比較し、式(1)に従って評価結果Mcを出力する。
Figure 2009033683
すなわち、評価値M1が評価値M2よりも大きい場合、評価値選択部159Cは、評価値M1を評価結果Mcとして選択する。一方、評価値M1が評価値M2以下である場合、評価値選択部159Cは、評価値M2を評価結果Mcとして選択する。安定した通信環境下では、Mc=M1=M2となる。なお、評価値Mcは、符号化制御部15cに出力される。
(2.4)伝送遅延測定処理
次に、伝送特性測定部15aによって実行される伝送遅延測定処理について説明する。図4は、伝送遅延測定処理を説明するための説明図である。
(2.4.1)送信間隔算出処理
まず、送信間隔算出部152bによって実行される送信間隔算出処理について説明する。
RTPパケットの送信側(IP電話端末4)と、RTPパケットの受信側(無線端末1)とでは、計時が一致しているとは限らない。例えば、RTPパケットの送信側と、RTPパケットの受信側とでは、数[msec]程度の誤差が存在する。
このため、誤差の補正を行わずに、受信したRTPパケットに基づいて、通信状態の再現(エミュレート)を行った場合、長時間の再現により累積的な誤差として、全く異なる通信状態が再現されることになる。
このような問題を回避するために、送信間隔算出部152bは、予定されていた送信間隔(例えば20[ms])の代わりに、算出した送信間隔(Tjtr)を用いる。
送信間隔算出部152bは、評価対象期間と同じ無線通信システム(type)を用いた期間の内、伝搬環境が最良と言える(例えば、受信品質値が最も高い)期間における平均受信間隔を、式(2)により送信間隔として算出する。
Tjtr = Mean ( Trec(sn) - Trec(sn-1) ) ・・・(2)
(2.4.2)伝送遅延算出処理
次に、相対遅延算出部152c及び伝送特性情報生成部152dによって実行される伝送遅延算出処理について説明する。
相対遅延算出部152cは、同一の無線通信システム(type)にて通信時に受信したRTPパケットに対して、あるRTPパケットを基準として、受信経過時間と、送信経過時間との差分値を算出する。ここで、送信経過時間は、送信間隔(Tjtr)に基づいて算出される。
伝送特性情報生成部152dは、算出された差分値が最低となるRTPパケットを基準パケット(sn0)として特定する。基準パケット(sn0)の遅延(システム遅延)が、その無線通信システム(type)における最短の遅延となる。
したがって、特定されたRTPパケット(基準パケット;sn0)の遅延は、対象とする無線通信システム(type)に固有の遅延(基準伝送遅延(Tdlybas(type))のみであるとみなされる。
例えば、伝送特性情報生成部152dは、図5において評価対象期間が期間[T1,T2]である場合、WiMAXにて無線通信していると判断し、WiMAXに対応する基準伝送遅延(Tdlybas(type):type=WiMAX)を得る。
そして、伝送特性情報生成部152dは、評価値算出の対象区間のパケット(sn)に対して、伝送遅延Tdly(sn)を算出する。
Tdly(sn) = ( Trec(sn) - Trec(sn0) ) - Tjtr × ( sn - sn0 ) + Tdlybas(type) ・・・(3)
式(3)により、個々のRTPパケットの伝送遅延が算出される。
(2.5)パケットロス測定処理
次に、相対遅延算出部152c及び伝送特性情報生成部152dによって実行されるパケットロス測定処理について説明する。
相対遅延算出部152cは、受信したRTPパケットのSN(シーケンス番号)の欠けを検知する。欠けたSN(シーケンス番号)は、パケット伝送経路において損失したことを意味する。
つまり、相対遅延算出部152cは、評価値算出の対象区間におけるパケットをシーケンス番号順にソートし、損失したシーケンス番号を特定する。相対遅延算出部152cは、エミュレータ部157においてパケットの損失(パケットロス)を再現するため、以下のように損失フラグ(Lost(sn))を設定する。
Lost(sn) = TRUE : パケットロス
FALSE : パケットあり
(2.6)エミュレート処理
次に、RTPテスタ部15bによって実行されるエミュレート処理について、図6を用いて説明する。
上記のように、評価対象期間(例えば1秒間又は4秒間)は、規定期間(例えば60秒間)に対して短い。このため、RTPテスタ部15bは、評価対象期間のRTPパケットの伝送遅延(Tdly(sn))、損失フラグ(Lost(sn))に基づいて、パケット伝送経路をエミュレート(再現)する。パケット伝送経路をエミュレート(再現)することによって、規定期間(例えば60秒間)における測定が可能となる。
図6は、横軸をSN(シーケンス番号)、縦軸を伝送遅延としたグラフである。図6(a)は、評価対象期間における実測定結果を示している。図6(b)は、規定期間に対応するシーケンス番号の期間[N0,N1]の評価処理時を示している。なお、図6(a)では、例として評価対象期間が1秒間である場合を図示している。評価対象期間が1秒間である場合には、N0〜N1は4秒間になる。
時間拡張制御部154bは、評価開始からの経過時間に応じたシーケンス番号を特定し、シーケンス番号に基づく伝送遅延情報及びパケットロス情報を伝送特性情報生成部152dからエミュレータ部157に出力する。
すなわち、伝送特性情報生成部152dは、規定期間(に相当するシーケンス番号)[S0,Sm]に対して、評価対象期間(に相当するシーケンス番号)[N0,N1)(N1含まず)の伝送遅延情報及びパケットロス情報を繰り返し出力する。
つまり、期間[S1,S2)(S2含まず)におけるシーケンス番号Saの伝送遅延情報及びパケットロス情報には、期間[N0,N1)(N1含まず)の対応するシーケンス番号Na(=Sa−S1+N0)の伝送遅延情報及びパケットロス情報が用いられる。
これにより、短期間の評価対象期間に基づいて、測定上必要とする規定期間長に拡張し、評価対象期間における評価値を得ることが可能となる。
(2.7)評価値算出処理
次に、統計量算出部158A、統計量算出部158B、評価値算出部159A、評価値算出部159B、及び評価値選択部159Cによって実行される評価値算出処理について説明する。図7は、評価値算出処理を説明するための説明図である。
図7(a)は、評価値算出部159Aによって算出された評価値M1、及び評価値算出部159Bによって算出された評価値M2の一例を示すグラフである。ここでは、R値を主観評価値の1つであるMOS値に換算した値が示されている。
なお、MOS値では、以下の1〜5の5段階で、実際に人間が音声品質を評価する。
5 : 話の内容を容易に理解できる。全く努力を要せず、リラックスした状態で聞き取り可能である
4 : わずかな努力で理解できる。注意していれば、努力は必要としない
3 : 中程度の努力を要する
2 : かなりの努力を要する
1 : 不接続、呼切断、無音。努力しても全く聞き取れない
また、図7(b)は、評価値選択部159Cが出力する評価結果Mcを示している。図7(c)は、主観評価値によるMOS値(主観評価値)を示している。
図7(a)に示すように、評価時間が1秒である評価値M2は、図7(c)に示す主観評価によるMOS値と同様に、単発的な変動に対して敏感に反応している。
しかし、瞬間的に音声品質が劣化する(例えば、無音が入る)ような場合、前後の音声が明瞭であれば、さほど主観評価値は悪化しない。このため、例えば期間T1においては、評価値M2は主観評価よりも大幅に低くなっている。
また、評価時間が4秒である評価値M1は、単発的な変動に対して反応は緩慢であるが、単発的な変動があった時の低下量は、主観評価に近い。評価値M1は、前後の音声の状態をも反映するためである。
しかし、評価値M1は、単発的な変動があった後においても単発的な変動の影響を受ける。このため、評価値M1は、例えば期間T2において、主観評価値よりも大幅に低くなっている。
評価値選択部159Cは、図7(b)に示すように、評価値M1又は評価値M2のいずれか高い方を選択する。図7(b)と図7(c)とを比較すると、評価結果Mcは、主観評価値に近づいていることが分かる。
(3)無線端末の動作
次に、無線端末1の動作について説明する。
(3.1)評価値算出手順の概略
図8は、無線端末1によって実行される評価値算出手順の概要を示すフローチャートである。
ステップS101において、安定期間特定部152aは、無線情報記憶部18aに記憶されている無線情報から、無線状態の良好な(安定した)期間を特定する。
ステップS102において、送信間隔算出部152bは、安定期間特定部152aによって特定された期間において受信されたRTPパケットの受信パケット情報を取得する。
ステップS103において、送信間隔算出部152bは、式(2)により、送信間隔Tjtrを算出する。
ステップS104において、評価対象期間選択部153aは、評価対象期間を選択する。
ステップS105において、無線通信システム特定部153bは、無線情報から無線通信システムを特定する。
ステップS106において、伝送特性情報生成部152dは、無線通信システム(type)に応じた基準伝送遅延(Tdlybas(type))を取得する。
ステップS107において、伝送特性情報生成部152dは、無線通信システム(type)を使用した期間において、任意のパケットを基準として伝送遅延を算出し、伝送遅延の最低値を有するパケットを特定する(sn0)。
ステップS108において、伝送特性情報生成部152dは、式(3)により、伝送遅延を算出する。
ステップS109において、伝送特性情報生成部152dは、評価値算出の対象区間におけるRTPパケットをシーケンス番号順にソートし、欠落したRTPパケットのシーケンス番号を特定する。
ステップS110〜ステップS112において、RTPテスタ部15bは、規定期間においてエミュレート処理(仮想測定動作)を実行する。エミュレート処理の詳細については後述する。
ステップS113において、評価値算出部159A,159Bは、エミュレート処理の測定結果を用いて評価値を算出する。
(3.2)エミュレート手順
図9は、無線端末1によって実行されるエミュレート手順、具体的には、図8のステップS111の詳細を示すフローチャートである。
ステップS201において、エミュレータ部157は、RTP試験パケット送信部155cから送信されたRTP試験パケットを受信する。
ステップS202において、測定制御部156eは、受信パケット数Saを更新(Sa++)する。
ステップS203において、測定制御部156eは、エミュレータ部157が受信したRTP試験パケットが評価対象期間のいずれのRTPパケット(Na)に該当するかを算出する。具体的には、測定制御部156eは、(Sa−S0+1)から(N1−N0+1)で余りを算出し、余りにN0を足す。
ステップS204において、測定制御部156eは、Naのパケットの伝送遅延情報及びパケットロス情報を読出し、エミュレータ部157が受信したRTP試験パケットに適用する。
(3.3)評価値算出手順の詳細
次に、無線端末1によって実行される評価値算出手順の詳細について説明する。図10は、無線端末1によって実行される評価値算出手順、具体的には、図8のステップS113の詳細を示すフローチャートである。 ステップS301において、評価値算出部159Aは、4秒間における音声品質の評価値M1を算出する。
ステップS302において、評価値算出部159Bは、1秒間における音声品質の評価値M2を算出する。
ステップS303において、評価値選択部159Cは、ステップS301で算出された評価値M1がステップS302で算出された評価値M2よりも大きいか否かを判定する。
評価値M1が評価値M2よりも大きいと判定された場合、ステップS304に処理が進む。ステップS304においては、評価値選択部159Cは、4秒間における音声品質の評価値M1を評価結果Mcとして選択する。
一方、評価値M1が評価値M2以下であると判定された場合、ステップS305に処理が進む。ステップS305においては、評価値選択部159Cは、1秒間における音声品質の評価値M2を評価結果Mcとして選択する。
(4)作用・効果
本実施形態によれば、無線端末1は、評価値算出部159A、評価値算出部159B、及び評価値選択部159Cを備える。評価値算出部159Aは、4秒間における音声品質の評価値M1を一定の周期で算出する。評価値算出部159Bは、1秒間における音声品質の評価値M2を一定の周期で算出する。評価値選択部159Cは、評価値M1又は評価値M2のいずれか高い方を選択するとともに、選択した評価値Mcを出力する。
したがって、伝送特性が頻繁に変動する場合において、評価値Mcと主観評価との誤差を低減することができる。
本実施形態によれば、伝送特性測定部15aは、規定期間(60秒間)よりも短い評価対象期間(1秒間又は4秒間)において受信した音声パケットの伝送特性情報を、規定期間(60秒間)が満了するまで繰り返して出力する。RTPテスタ部15bは、伝送特性測定部15aによって出力された伝送特性情報に基づいて評価値(R値)を算出する。
したがって、規定期間において測定された伝送特性情報に基づいて音声品質の評価値を算出する場合であっても、短期間における音声品質の評価を実現する音声評価装置を提供することができる。
これにより、無線通信環境下における評価対象期間の評価を行うことが可能となる。よって、無線端末1において、音声評価値の低下に即応して、音声符号化方式を低レート用/高レート用に切り換えることができる。さらに、EVDO、WiMAX、W−LANなど、異なる無線通信システム間でのハンドオーバ時の音声評価が可能となる。
なお、本実施形態によれば、伝送特性測定部15aは、式(3)に従って伝送遅延を測定する。つまり、タイムスタンプやRTTを用いることなく、伝送遅延が測定される。このため、無線端末1とIP電話端末4とが非同期である場合や、上りのパケット伝送経路と下りのパケット伝送経路とで伝送遅延が異なる場合であっても、受信したRTPパケットの伝送遅延を測定することが可能となる。
(5)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態においては、無線通信システム特定部153bが、評価対象期間における無線通信システムを特定していた。しかしながら、無線通信システム特定部153bは、基地局識別子に応じて、評価対象期間において接続していた無線基地局又はアクセスポイントを特定してもよい。この場合、無線基地局又はアクセスポイント毎に基準伝送遅延を設定してもよい。
上述した実施形態では、通信システム10は、複数の無線通信システムを含んでいたが、1つのみであってもよい。また、上述した実施形態では、音声データのパケット化及び転送のプロトコルとして、RTPが使用されていたが、他のプロトコルであってもよい。
上述した実施形態では、評価対象期間が1秒間又は4秒間程度であり、規定期間が最低60秒間程度である場合について説明したが、これに限らず、評価対象期間は規定期間よりも短い期間であればよい。
上述した実施形態では、無線端末1において音声評価を行う構成を説明したが、IP電話端末4などの固定型の通信端末において音声評価を行う構成に適用してもよい。さらに、音声評価のみを行う場合には、上述した伝送特性測定部15a及びRTPテスタ部15bを通信端末(無線端末1)の外部に設ける構成であってもよい。
また、RTPテスタ部15bにおいて、エミュレータ部157に代えて、実際のネットワークを用いてもよい。この場合、制御メッセージ送受信部155a、送信制御部155b、RTP試験パケット送信部155c、及び制御パケット送受信部155dがパケット送信側に配置される。また、RTP試験パケット受信部156aは、ネットワークを介してRTP試験パケットを受信する。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施形態に係る通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線端末の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線端末の制御部及び記憶部によって実行される各機能の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る無線情報によって実行される伝送遅延測定処理を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る無線情報の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る無線情報によって実行されるエミュレート処理を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る無線情報によって実行される評価値算出処理を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る無線端末によって実行される評価値算出手順の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る無線端末によって実行されるエミュレート手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る無線端末によって実行される評価値算出手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…無線端末、3…通信ネットワーク、4…IP電話端末、10…通信システム、11a〜11c…アンテナ、12a…EV−DO通信部、12b…WiMAX通信部、12c…LAN通信部、13…操作部、14…音声コーデック部、15…制御部、15a…伝送特性測定部、15b…RTPテスタ部、15c…符号化制御部、16a…マイク、16b…スピーカ、17…表示部、18…記憶部、18a…無線情報記憶部、18b…受信パケット情報記憶部、18c…基準伝送遅延記憶部、31…無線基地局、32…無線基地局、33…アクセスポイント、151a…無線情報取得部、151b…パケット受信部、152a…安定期間特定部、152b…送信間隔算出部、152c…相対遅延算出部、152d…伝送特性情報生成部、153a…評価対象期間選択部、153b…無線通信システム特定部、154a…計時部、154b…時間拡張制御部、155a…制御メッセージ送受信部、155b…送信制御部、155c…RTP試験パケット送信部、155d…制御パケット送受信部、156A…統計量算出部、156B…統計量算出部、156a…RTP試験パケット受信部、156c…制御パケット送受信部、156d…RTT測定部、156e…測定制御部、156f…制御メッセージ送受信部、157…エミュレータ部、158A,158B…統計量算出部、159A,159B…評価値算出部、159C…評価値選択部

Claims (3)

  1. 音声パケットを受信するパケット受信部と、
    前記パケット受信部が受信した前記音声パケットに基づいて、音声品質の評価値を算出する評価値算出部と
    を備える音声評価装置であって、
    前記評価値算出部は、
    第1評価期間における前記音声品質の評価値を一定の周期で算出する第1算出部と、
    前記第1評価期間よりも長い第2評価期間における前記音声品質の評価値を一定の周期で算出する第2算出部と、
    前記第1算出部によって算出された評価値、又は前記第2算出部によって算出された評価値のいずれか高い方を選択するとともに、選択した評価値を出力する評価値選択部と
    を備える音声評価装置。
  2. パケット送信装置との間のパケット伝送経路における伝送遅延及びパケットロスの情報を含む伝送特性情報を第1測定期間において測定する伝送特性測定部と、
    前記音声パケットを送信するパケット送信部と、
    前記伝送特性情報出力部によって測定された前記伝送特性情報に基づき、前記パケット送信部が送信した前記音声パケットを遅延又は破棄する音声パケット処理部と
    をさらに備え、
    前記パケット受信部は、前記音声パケット処理部から出力される前記音声パケットを受信し、
    前記伝送特性測定部は、
    前記第1測定期間よりも短い第2測定期間において前記伝送特性情報を測定する短期間測定部と、
    前記短期間測定部によって測定された前記伝送特性情報を前記第1測定期間が満了するまで前記評価値算出部に繰り返して出力する伝送特性情報出力部と
    を備える請求項1に記載の音声評価装置。
  3. 音声パケットを受信するステップと、
    前記受信するステップにおいて受信した前記音声パケットに基づいて、音声品質の評価値を算出するステップと
    を備える音声評価方法であって、
    前記算出するステップは、
    第1評価期間における前記音声品質の評価値を一定の周期で算出するステップと、
    前記第1評価期間よりも長い第2評価期間における前記音声品質の評価値を一定の周期で算出するステップと、
    前記第1評価期間における前記音声品質の評価値、又は前記第2評価期間における前記音声品質の評価値のいずれか高い方を選択するとともに、選択した評価値を出力するステップと
    を備える音声評価方法。
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