JP2009032309A - ホログラム記録媒体、ホログラム装置、ホログラム記録方法、ならびにホログラム再生方法 - Google Patents

ホログラム記録媒体、ホログラム装置、ホログラム記録方法、ならびにホログラム再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 特に、ホログラム記録媒体の構造を改良することで、簡単なホログラフィックシステムにて記録層の略同一領域に多重記録を可能としたホログラム記録媒体等を提供することを目的としている。
【解決手段】 光軸が同一で且つ開口数が異なる複数の記録光R1、R2が照射されることで、略同一領域に多重記録が可能な記録層8と、記録層8の記録光の入射側と反対側に膜厚方向に間隔を空けて設けられ、各開口数における記録光の膜厚方向に異なる焦点A,Bに対応した複数の反射面4a,6aと、を有している。反射面4aは、反射面4aから見て焦点Bが前記記録層8から離れた側に位置する記録光R2を透過させる半透過の反射面で形成される。これにより、コリニア式のホログラフィック技術において、適切且つ容易に記録層の略同一領域に多重記録が可能になり、従来に比べて記録容量を向上させることが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、コリニア方式のホログラフィック技術に関する。
例えば下記特許文献1にはコリニア方式と呼ばれるホログラフィック技術が開示されている。
前記コリニア方式では、記録参照光とデータ光の互いの光軸を同一線上に制御し、前記記録参照光とデータ光とをホログラム記録媒体の記録層にて干渉させて、前記記録層にデータを記録する。
このようなコリニア方式では、ホログラム記録媒体に多数のデータを記録するには、記録位置を面方向にずらしながら行うシフト多重方式が主流であった。
しかしシフト多重記録では、例えば記録位置間隔を小さくすることで、ある程度記録容量を大きくできるものの、略同一の記録領域に多重記録ができないため飛躍的に記録容量を向上させることはできなかった。
特開2003−178460号公報
特許文献1には、コリニア方式において同じ記録領域に多重記録を行うホログラフィック技術が開示されている。
特許文献1の図1に示す光源装置25から照射された光を、プリズムブロック19で2手に分け、一方の光を空間変調器18に通して情報光(データ光)を生成し、他方の光を位相空間変調器17に通して記録用参照光を生成する。続いて、プリズムブロック15で前記情報光及び記録参照光の光軸が同一線上となるように調整し、前記情報光及び記録参照光を対物レンズ12を介して記録媒体1に照射する。
特許文献1には、前記記録媒体1のホログラム層3(記録層)の同じ領域に、記録用参照光の変調パターンを変えて複数回の記録動作を行うことで、多重記録が可能であると記載されている(例えば特許文献1の[0054]欄)。
しかしながら特許文献1に記載されたホログラム記録装置では、情報光(データ光)と記録参照光とを途中で二手に分けなければならず、空間変調器も一つで足りず、また多数のプリズムブロックが必要になるなどして、ホログラフィックシステムを簡素化できるというコリニア方式のメリットが生かしきれていない。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、ホログラム記録媒体の構造を改良することで、簡単なホログラフィックシステムにて記録層の略同一領域に多重記録を可能としたホログラム記録媒体、ホログラム装置、ホログラム記録方法、ならびにホログラム再生方法を提供することを目的としている。
本発明は、光軸が同一の記録参照光及びデータ光よりなる記録光が照射されてデータが記録されるホログラム記録媒体において、
光軸が同一で且つ開口数が異なる複数の前記記録光が照射されることで、略同一領域に多重記録が可能な記録層と、
前記記録層の前記記録光の入射側と反対側に膜厚方向に間隔を空けて設けられ、各開口数における前記記録光の膜厚方向に異なる焦点に対応した複数の反射面と、を有し、
各反射面のうち、前記記録層から最も離れた反射面を除く記録層側反射面は、各記録層側反射面から見て、前記焦点が前記記録層から離れた側に位置する前記記録光を透過させる半透過の反射面で形成されることを特徴とするものである。
これにより、コリニア式のホログラフィック技術において、適切且つ容易に記録層の略同一領域に多重記録が可能になり、従来に比べて記録容量を向上させることが可能である。
また本発明では、前記記録層へ最も離れた位置にある前記反射面は全反射面であることが好ましい。
また本発明は、上記に記載されたホログラム記録媒体に、前記記録参照光及びデータ光を入射して前記記録層の略同一領域に複数のデータを記録するためのホログラム装置において、
光源と、前記光源から発せられた光から、光軸が同一の前記記録参照光及びデータ光よりなる記録光を生成するための記録光生成手段と、
前記記録光生成手段と、前記ホログラム記録媒体を支持する支持板との間に位置して、前記記録光を前記ホログラム記録媒体へ集光させるための対物レンズと、前記対物レンズと前記記録光生成手段との間に位置し、前記対物レンズから見て前記ホログラム記録媒体側での前記記録光の開口数及び焦点を変化させるための光学機構と、を有することを特徴とするものである。
これにより、簡単な光学系の構成により、記録層の略同一領域に多重記録が可能なコリニア式のホログラフィックシステムを実現できる。
また本発明は、上記に記載されたホログラム記録媒体に、再生参照光を入射して前記記録層の略同一の領域に記録された複数のデータを再生するためのホログラム装置において、
光源と、前記ホログラム記録媒体を支持する支持板と前記光源との間に位置して、前記光源からの再生参照光を前記ホログラム記録媒体へ集光させるための対物レンズと、前記対物レンズと前記光源との間に位置し、前記対物レンズから見て前記ホログラム記録媒体側での前記再生参照光の開口数及び焦点を変化させるための光学機構と、前記再生参照光がホログラム記録媒体の前記反射面で反射された戻り光に含まれる前記データを再生するための撮像素子と、を有することを特徴とするものである。
これにより、簡単な光学系の構成により、コリニア式にて略同一領域に記録された複数のデータを適切に再生することが可能なホログラフィックシステムを実現できる。
また本発明では、前記光学機構は、前記対物レンズに対して遠近移動可能な可動レンズを有することが好ましい。これにより、簡単な構成にて、前記対物レンズから見て前記ホログラム記録媒体側での前記記録光及び再生参照光の開口数及び焦点を変化させることが可能である。
また本発明は、上記に記載されたホログラム記録媒体に、前記記録参照光及びデータ光を入射して前記記録層の略同一領域に複数のデータを記録するためのホログラム記録方法において、
光軸が同一の前記記録参照光及びデータ光を前記ホログラム記録媒体へ向けて照射し、前記記録参照光及びデータ光よりなる記録光を対物レンズを通して前記ホログラム記録媒体へ集光させるとき、
光軸が同一である複数の前記記録光の前記対物レンズから見た前記ホログラム記録媒体側での開口数を変化させるとともに、各記録光の焦点を、夫々、前記ホログラム記録媒体の膜厚方向の異なる位置に設けられた各反射面に合わせることを特徴とするものである。
これにより、コリニア式のホログラフィック技術において、簡単かつ適切に、記録層の略同一領域に多重記録が可能となり、記録容量を向上させることができる。
また本発明は、上記に記載されたホログラム記録媒体に、前記再生参照光を入射して前記記録層の略同一の領域に記録された複数のデータを再生するためのホログラム再生方法において、
光軸が同一の複数の前記再生参照光の前記対物レンズから見た前記ホログラム記録媒体側での開口数を変化させるとともに、各再生参照光の焦点を、夫々、前記ホログラム記録媒体の膜厚方向の異なる位置に設けられた各反射面に合わせることを特徴とするものである。
これにより、コリニア式により記録層の略同一領域に記録された複数のデータを簡単且つ適切に再生することが可能になる。
本発明のホログラム記録媒体、及び前記ホログラム記録媒体を用いたホログラム記録方法によれば、コリニア式のホログラフィック技術において、適切且つ容易に記録層の略同一領域に多重記録が可能になり、従来に比べて記録容量を向上させることが可能である。また本発明のホログラム記録媒体を用いたホログラム再生方法によれば、コリニア式により記録層の略同一領域に記録された複数のデータを簡単且つ適切に再生することが可能になる。
また本発明のホログラム記録装置によれば、簡単な光学系の構成により、記録層の略同一領域に多重記録が可能なコリニア式のホログラフィックシステムを実現できる。また本発明のホログラム再生装置によれば、簡単な光学系の構成により、コリニア式にて略同一領域に記録された複数のデータを適切に再生することが可能なホログラフィックシステムを実現できる。
図1は、本発明の第1実施形態のホログラム記録媒体を膜厚方向から切断した切断面の断面図、及び、記録時あるいは再生時の光(記録光あるいは再生参照光)のホログラム記録媒体に対する照射状態を示す概念図である。
本実施形態における前記ホログラム記録媒体1は、コリニア式のホログラフィック技術に用いられる。前記ホログラム記録媒体1の平面形状は例えば円形状であるが、それに限定されるものではない。
図1に示すように、ホログラム記録媒体1は、下から第1の基板2、第1のギャップ層3、第1の反射層4、第2のギャップ層5、第2の反射層6、第3のギャップ層7、記録層8、及び第2の基板9の順に積層されている。
前記第1の基板2及び第2の基板9の材質はセラミックス、ガラス、樹脂等、特に限定されない。ただし前記第2の基板9は、入射光の全波長帯域で透過可能な材質であることが必要である。例えば前記第1の基板2及び第2の基板9はポリカーボネートの透明基板で形成される。
前記第1の反射層4は、アルミニウム等の金属の蒸着膜や有機色素のコーティング膜である。前記第1の反射層4の表面4aは全反射面(以下、全反射面4aと表記する)である。光の波長や開口数(NA)等にかかわらず、前記全反射面4aに到達した光は反射される。
前記第2の反射層6の表面6aは半透過の反射面(以下、半透過の反射面6a、あるいは単に反射面6aと表記する)である。前記反射面6aは、全反射面4aより記録層8側に位置する記録層側反射面である。前記半透過の反射面6aでは、前記半透過の反射面6aで焦点を結ぶ記録光や再生参照光は反射させるが、前記焦点が前記反射面6aから見て記録層8から離れた位置にある前記記録光や再生参照光は透過させる。
具体的に図1を用いて説明すると、図1では、対物レンズ29から見てホログラム記録媒体1側での開口数(NA)がn・Sinθ1(nは屈折率、2×θ1が開口角)の第1の記録光R1の焦点Aは前記反射面6aで結ばれており、前記第1の記録光R1は前記反射面6aで反射される。一方、開口数(NA)が、前記第1の記録光R1の開口数と異なるn・sinθ2(2×θ2が開口角)である第2の記録光R2の焦点Bは、前記焦点Aよりも記録層8から離れた側に位置し、前記全反射面4aで結ばれている。よって、前記第2の反射層6は、前記第2の記録光R2が、前記半透過の反射面6aにて反射することなく透過するように、光学的に設計されている。光学的な設計は、開口数(NA)に基づいて行ってもよいし、あるいは色の波長λに基づいて行ってもよい。色の波長λに基づく調整の場合、例えば、青色レーザは反射させるが、緑色レーザは透過する反射層とすれば、第1の記録光R1に青色レーザを、第2の記録光R2に緑色レーザを用いることで、前記第1の記録光R1を、前記半透過の反射面6aで反射させるとともに、第2の記録光R2を透過させることが可能である。前記第2の反射層6の材質や構造は上記した機能を満たせば特に限定されないが、例えば、アモルファスシリコン等の無機材料や、コレステリック液晶等の有機材料からなる単層膜や多層膜で形成される。なお図1では、前記半透過の反射面6aが前記第2の反射層6の表面に位置したが、前記第2の反射層6の内部に位置するように光学的に設計することも可能である。
前記記録層8は、感光材料で形成され、例えば、フォトポリマーで形成される。これにより光照射により重合反応が生じ高分子化する。
各ギャップ層3、5、7は、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリカーボネートの透明フィルムで形成される。前記ギャップ層3、5、7は、各反射層4、6間を膜厚方向に所定距離だけ離したり、あるいは各反射層4、6や記録層8の表面の平坦性を向上させるために設けられたものである。
本実施形態のホログラム記録媒体1は、コリニア方式において、開口数(NA)が異なる複数の記録光R1,R2を照射することで、略同一領域に多重記録が可能な記録層8と、前記記録層8の前記記録光R1,R2の入射側と反対側に、各開口数(NA)における前記記録光R1,R2の膜厚方向に異なる焦点A,Bに対応した複数の反射面4a,6aと、を有する点に特徴的部分がある。
図1に示す符号29は図3で説明する対物レンズ29である。まず第1の記録光R1をホログラム記録媒体1に入射する。前記第1の記録光R1は光軸が同一の第1のデータ光と記録参照光よりなる。図1に示すように、開口数(NA)がn・sinθ1である第1の記録光R1がホログラム記録媒体1に入射されると、前記第1の記録光R1は、第2の基板9、記録層8、第3のギャップ層7を透過し、前記半透過の反射面6aに到達する。前記第1の記録光R1は、予めホログラム記録装置の光学機構により、焦点Aが前記半透過の反射面6aに結ぶように調整されている。
前記第1の記録光R1は前記反射面6aで反射し、再び、第3のギャップ層7、記録層8及び第2の基板9を透過した戻り光となる。
前記第1の記録光R1に含まれている記録参照光と第1のデータ光は前記記録層8にて干渉することで第1のデータが記録される。記録された前記第1のデータは記録媒体1内に干渉縞(第1のホログラム)として現われる。
続いて第2の記録光R2をホログラム記録媒体1に入射する。前記第2の記録光R2は光軸が同一の第2のデータ光と記録参照光よりなる。また前記第2の記録光R2の光軸は、前記第1の記録光R1の光軸とも一致している。図1に示すように、開口数(NA)が前記第1の記録光R1と異なるn・sinθ2である第2の記録光R2がホログラム記録媒体1に入射されると、前記第2の記録光R2は、第2の基板9、記録層8、第3のギャップ層7、第2の反射層6、第2のギャップ層5を透過し、前記全反射面4aに到達する。前記第2の記録光R2は、予めホログラム記録装置の光学機構により、焦点Bが前記全反射面4aに結ぶように調整されている。焦点Bは焦点Aより記録層8から離れた位置にある。
前記第2の記録光R2は前記全反射面4aで反射し、再び、第2のギャップ層5、第2の反射層6、第3のギャップ層7、記録層8及び第2の基板9を透過した戻り光となる。
前記第2の記録光R2に含まれている記録参照光と第2のデータ光は前記記録層8にて干渉することで第2のデータが記録される。記録された前記第2のデータは記録媒体1内に干渉縞(第2のホログラム)として現われる。
上記したように、前記第2の反射層6は、前記第2の記録光R2の入射光及び戻り光を透過させるように光学的に設計されている。
上記により第1のデータ及び第2のデータは記録層8の略同一領域に記録される。このとき、第1の記録光R1及び第2の記録光R2の開口数(NA)及び焦点A,Bが異なることにより、適切に記録層8での第1の記録光R1と第2の記録光R2の入射角(最大入射角は、第1の記録光R1がθ1で、第2の記録光R2がθ2である)が異なり、第1のデータ及び第2のデータは記録層8の略同一領域で異なる干渉縞として記録され多重記録が可能となる。図面では、特にホログラム記録媒体1内部での屈折率を無視して(ホログラム記録媒体1全体を空気と同じ屈折率1として図示している)光の収束状態を模式図的に図示しているが、例えば前記第1の記録光R1及び第2の記録光R2の開口数(NA)を変えても、焦点A、Bを同じ位置にすると、ホログラム記録媒体1内部での屈折率の影響により記録層8での第1の記録光R1及び第2の記録光R2の入射角はあまり変わらなくなってしまうため、略同一領域に多重記録を行うには前記開口数(NA)のみならず焦点A,Bも変えることが重要である。
以上により図1に示す膜厚方向に複数の反射面4a,6aを備えたホログラム記録媒体1によれば、コリニア式のホログラフィック技術において、適切且つ容易に記録層8の略同一領域に多重記録が可能であり、従来に比べて記録容量を向上させることが可能である。
図3は、本実施形態におけるホログラム記録再生装置の構成図である。以下では、図3に示すホログラム記録再生装置の構成、及び、図1に示す半透過の反射面6aに記録参照光及びデータ光の焦点を結んで、前記記録層8に第1のデータを記録するホログラム記録方法についても説明する。
前記ホログラム記録を行う際、前記ホログラム記録媒体1に対する対物レンズ29の位置等はすでに調整されており、基本的に後述する可動レンズ27以外の光学部材は固定であるとして説明する。
図3に示すホログラム記録再生装置では、第1の光源20から発せられた光(コヒーレント光)は、コリメータレンズ21により平行光とされ、液晶素子等で形成された空間変調器(記録光生成手段)22に通される。この空間変調器22には、中央部分にデータパターンが、その周囲領域に記録参照光パターンが配置されている。前記データパターンは、物体等の画像データを2値(0,1)のデジタル信号(記録信号)とし、前記デジタル信号を「明,暗」の二次元のデジタル映像データに変換したものである。例えば″0″信号は、「明」のデジタル映像データに変換され、″1″信号は、「暗」のデジタル映像データに変換されており、前記「明」のデジタル映像データは、光を透過するが、「暗」のデジタル映像データは光を遮断する。
前記空間変調器22のデータパターンは第1のデータパターンに調整されている。前記空間変調器22に光を通すことで、光軸が同一の記録参照光R3及び第1のデータ光R4が生成され、前記記録参照光R3及び第1のデータ光R4は第1のビームスプリッタ23、及び第2のビームスプリッタ24を透過する。前記記録参照光R3及び第1のデータ光R4は、直線偏光を円偏光に、あるいは円偏光を直線偏光に変換する波長板25を介して両凸レンズ26に入射される。前記波長板25を通過した平行光である記録参照光R3及び第1のデータ光R4は前記両凸レンズ26を通ることで収束する光となり、続いて平凹レンズである可動レンズ27にて再び平行光にされる。平凹レンズは平面側が両凸レンズ26側に向けられている。図3の実施形態では、前記両凸レンズ26及び可動レンズ27によって、開口数及び焦点制御の光学機構31が構成されている。
前記記録参照光R3及び第1のデータ光R4はミラー28により反射され、対物レンズ29を介して、支持板(図示しない)に支持された前記ホログラム記録媒体1に照射される。
前記対物レンズ29を前記ホログラム記録媒体1の膜厚方向及び半径方向に移動とするアクチュエータ30が設けられている。なお前記ミラー28は前記対物レンズ29と連動するように支持されているか、あるいは、前記アクチュエータ30と別個のアクチュエータが備えられて、前記対物レンズ29とは個別に移動可能に支持されている。
図1で説明したように、前記記録参照光R3及び第1のデータ光R4よりなる第1の記録光R3は、前記ホログラム記録媒体1の内部の反射面6aに反射されて対物レンズ29側に戻ってくる。その後、戻り光は、第2のビームスプリッタ24の半反射面24aで反射されて、対物レンズ33を介して4分割フォトディテクタ34に入射される。この光経路は、図4で説明する前記記録参照光R3及び第2のデータ光R5についても同じである。
図3に示すホログラム記録再生装置では、前記対物レンズ29と光源20との間に開口数及び焦点制御の光学機構31が設けられている点に特徴的部分がある。
図3の実施形態では、前記光学機構31は、両凸レンズ26及び可動レンズ27とを有して構成されている。前記可動レンズ27は、前記対物レンズ29に対して遠近移動可能に支持されている。
図3のホログラム記録時では、前記可動レンズ27の位置が調整されて、前記対物レンズ29から前記ホログラム記録媒体1へ集光した記録参照光R3及び第1のデータ光R4は、図1に示す開口数(NA)がn・sinθ1で焦点Aが反射面6aで結ばれるように調整され、記録参照光R3及び第1のデータ光R4の記録層8内での干渉により第1のデータが記録層8へ記録される。
図4は、図3と同様の本実施形態におけるホログラム記録再生装置の構成図であり、図4を用いて第1のデータと略同一領域に第2のデータを記録するホログラム記録方法について説明する。
図4では、空間変調器22の中央部分にデータパターンが第2のデータ用に変えられて、第1の光源20から発せられた光が、前記空間変調器22を通ることで、光軸が同一の記録参照光R3と第2のデータ光R5が生成される。前記記録参照光R3及び第2のデータ光R5の光軸は、図3における前記記録参照光R3及び第1のデータ光R4の光軸とも一致している。前記記録参照光R3及び第2のデータ光R5は、第1のビームスプリッタ23、第2のビームスプリッタ24、波長板25及び両凸レンズ26を通過する。
図4に示す実施形態では、前記可動レンズ27が、図3のときよりも対物レンズ29側に移動している。これにより、両凸レンズ26と前記可動レンズ27間の距離が図3のときよりも長くなる。このため、前記両凸レンズ26から前記可動レンズ27側にて収束し、前記可動レンズ27を通過して平行光となった記録参照光R3及び第2のデータ光R5の光径は、図3のときよりも小さくなる。
これにより前記対物レンズ29から前記ホログラム記録媒体1へ集光した記録参照光R3及び第2のデータ光R5よりなる第2の記録光R2の開口数(NA)がn・sinθ2、焦点Bが反射面4aで結ばれるように調整され、前記第1の記録光R1の開口数(NA)と異なるとともに、第1の記録光R1の焦点Aよりも記録層8から離れた位置となる。そして、記録参照光R3及び第2のデータ光R5の記録層8内での干渉により第2のデータが第1のデータと略同一領域の記録層8へ記録される。
以上により図3、図4に示す開口数及び焦点制御の光学機構31を有するホログラム記録再生装置を用いることで、簡単な構成により、記録層8の略同一領域に多重記録が可能なコリニア式のホログラフィックシステムを実現できる。
特に本実施形態では、第1の光源20からホログラム記録媒体1に照射されるまでの間、記録参照光R3及びデータ光R4,R5の光軸は常に同一であり、光源20から対物レンズ29に至るまで記録参照光R3及びデータ光R4,R5に対して共通の光学部材を用いることができ、コリニア方式のメリットである光学機構の簡略化をより適切に促進できる。
なお焦点合わせは、前記可動レンズ27の移動のみならずアクチュエータ30により対物レンズ29を前記ホログラム記録媒体1の膜厚方向に対して微動移動させることで調整することも可能である。
焦点が反射面4a,6a上に結ばれているか否かは4分割フォトディテクタ34より検知できる。
続いて図5、図6を用いてホログラム再生方法について説明する。図5は図3にて記録された第1のデータを再生する方法を示し、図6は図4にて記録された第2のデータを再生する方法を示す。
前記ホログラム再生を行う際、前記ホログラム記録媒体1に対する対物レンズ29の位置等はすでに調整され、図3と同じ状態にされている。
図3、図4で説明したホログラム装置は記録のみならず再生も可能であるので、第1のデータを再生するのに図3、図4で説明したホログラム装置をそのまま用いることができる。
図5のように、ホログラム記録媒体1に記録された第1のデータを再生するには、再生参照光パターンのみを空間変調器22にて表示する。前記再生参照光パターンは記録参照光パターンと同じである。前記第1の光源20からコリメータレンズ21及び空間変調器22を通過した再生参照光R6の光軸は、図3で説明した記録参照光R3及び第1のデータ光R4と同一である。
前記再生参照光R6は、第1のビームスプリッタ23、第2のビームスプリッタ24、波長板25、両凸レンズ26及び可動レンズ27を透過する。図5の前記可動レンズ27は、図3の可動レンズ27と同位置に調整されている。よってミラー28にて反射して前記対物レンズ29により前記ホログラム記録媒体1側で集光する再生参照光R6の開口数(NA)は、図3での記録参照光R3及び第1のデータ光R4よりなる第1の記録光R1の開口数(NA)と同じn・sinθ1であり、焦点位置も第1の記録光R1と同じAである(図1も参照)。よって前記再生参照光R6は反射面6aにて反射する。前記再生参照光R6の戻り光が、記録層8を通過すると、前記再生参照光6の中央の空白部分に前記記録層8に記録されていた第1のデータが現れ、前記第1のデータを含む再生光として対物レンズ29側に戻ってくる。
前記再生光は、ミラー28にて反射されて、可動レンズ27、両凸レンズ26、波長板25、第2のビームスプリッタ24を透過し、前記第1のビームスプリッタ23の半反射面23aにて反射され、CCDやCMOSなどからなる撮像素子40にて第1のデータが再生される。
次にホログラム記録媒体1に記録された第2のデータを再生する図6では、前記可動レンズ27が、図4の可動レンズ27と同位置に調整されている。このため、前記可動レンズ27を透過した再生参照光R7の前記対物レンズ29から見て前記ホログラム記録媒体1側での開口数(NA)は、図4での記録参照光R1及び第2データ光R5よりなる第2の記録光R2と同じn・sinθ2で、焦点位置も第2の記録光R2と同じBの位置である(図1も参照)。よって前記再生参照光R7が全反射面4aにて反射する。前記再生参照光R7の戻り光が、記録層8を通過すると、前記再生参照光R7の中央の空白部分に前記記録層8に記録されていた第2のデータが現れ、前記第2のデータを含む再生光として対物レンズ29側に戻ってくる。
前記再生光は、ミラー28にて反射されて、可動レンズ27、両凸レンズ26、波長板25、第2のビームスプリッタ24を透過し、前記第1のビームスプリッタ23の半反射面23aにて反射され、CCDやCMOSなどからなる撮像素子40にて第2のデータが再生される。
以上により図5、図6に示す開口数及び焦点制御の光学機構31を有するホログラム記録再生装置を用いることで、コリニア式により記録層8の略同一領域に記録された複数のデータを簡単且つ適切に再生することが可能になる。
図3ないし図6の実施形態では記録と再生を兼用したホログラム記録再生装置として説明したが、ホログラム記録装置とホログラム再生装置とを別々に製造することが可能である。かかる場合、ホログラム記録装置では、撮像素子40は必要なく、またホログラム再生装置では、空間変調器22は必要ない。
また図3ないし図6の実施形態に示す光学機構31は一例であって、図3ないし図6の構成に限定されるものではない。ただし対物レンズ29に対して遠近移動可能な可動レンズ27(レンズの種類は別のものでもよい)を設け、前記可動レンズ27の移動によって、開口数や焦点の調整が行いやすく簡単な光学機構を実現できるので、少なくとも可動レンズ27を設けることが好適である。
図2は、本実施形態の第2実施形態のホログラム記録媒体50を膜厚方向から切断した切断面の断面図、及び、記録時あるいは再生時の光のホログラム記録媒体に対する照射状態を示す概念図である。
図2に示すように、ホログラム記録媒体50は、下から第1の基板51、第3の反射層52、第4のギャップ層53、第4の反射層54、第5のギャップ層55、第5の反射層56、第6のギャップ層57、記録層58、第2の基板59の順に積層されている。
この実施形態では、前記第1の基板51の記録層58側の表面に凹凸形状のサーボパターン60が形成されている。前記サーボパターン60にはアドレス情報やフォーカスサーボ及びトラッキングサーボを行うための情報が記録されている。
前記第1の基板51の表面のサーボパターン60上に直接形成された第3の反射層52の表面は、図1で説明した第1の反射層4の表面と同じ全反射面(以下、全反射面52aと称する)である。
前記全反射面52aから見て、前記記録層58に近い側にある第4の反射層54の表面(記録層側反射面)は、半透過の反射面54aである。図2では、焦点Dが前記反射面54aにて結ばれる第4の記録光R9は反射させるが、前記反射面54aから見て焦点Eが記録層58から離れた全反射面52aで結ばれる第5の記録光R10は透過させるように光学的に設計されている。
前記半透過の反射面54aから見て、前記記録層58に近い側にある第5の反射層56の表面(記録層側反射面)は、半透過の反射面56aである。図2では、焦点Cが前記反射面56aにて結ばれる第3の記録光R8は反射させるが、前記反射面54aから見て焦点D,Eが記録層58から離れた反射面54a及び全反射面52aで結ばれる第4の記録光R9及び第5の記録光R10は透過させるように光学的に設計されている。
またこの実施形態では、第4の反射層54及び第5の反射層56は、記録光や再生参照光に使用される青色レーザや緑色レーザよりも長波長の赤色レーザを透過するように波長選択性が付与されている。
上記した第4の反射層54及び第5の反射層56の材質については、図1に示す第2の反射層6と同様の材質を用いることが可能である。
第1の基板51、記録層58、ギャップ層53、55、57及び第2の基板59の材質は図1で説明したものと同様のものを用いることが可能である。
図2に示すホログラム記録媒体50の前記第1の基板51の記録層側表面にはサーボパターン60が形成されているので、サーボ光(赤色レーザ)を、サーボパターン60上の全反射面52aに照射し、その戻り光を4分割フォトディテクタにて検知することで、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、及びアドレスの判別を行うことができる。これにより前記対物レンズ29のホログラム記録媒体50に対する位置を適切に制御できる。また、半透過の反射面54a、56aにも前記サーボパターン60と同様のアドレス情報やフォーカスサーボ及びトラッキングサーボを行うための情報が記録されていることが好ましい。
図3示すように、本実施形態のホログラム記録再生装置には、サーボ制御用光学機構63が設けられており、第2の光源61からサーボ光(赤色レーザ)が出射され、ハーフミラー62にて反射される。前記サーボ光は、第2の対物レンズ33を透過して平行光となり、第2のビームスプリッタ24の半反射面24aにて反射される。前記第2のビームスプリッタ24にて反射されたサーボ光は、光軸が記録光や再生参照光と同一である。さらに前記サーボ光は、波長板25、両凸レンズ26、可動レンズ27を透過し、ミラー28で反射されて、前記第1の対物レンズ29を介して図2に示すホログラム記録媒体50に照射される。このとき、前記サーボ光は、前記サーボピットパターン60上の全反射面52aにて反射して再び対物レンズ29側に戻ってくる。前記サーボ光の戻り光は、第1の対物レンズ29を透過し、さらにミラー28にて反射され、可動レンズ27、両凸レンズ26、波長板25を透過し、第2のビームスプリッタ24の半反射面24aにて反射されて第2の対物レンズ33を透過して集光する。サーボ光の集光した戻り光は、前記ハーフミラー62を透過し、4分割フォトディテクタ34にて検出される。この4分割フォトディテクタ34の出力に基づいて、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、及びアドレスの判別が行われる。
上記にて、前記対物レンズ29の前記ホログラム記録媒体50に対する位置が調整され、続いて図2に示すホログラム記録媒体50に対してホログラム記録を行う。
例えばまず、図2に示すように、光軸が同一の記録参照光と第3のデータ光よりなる第3の記録光R8がホログラム記録媒体50に照射される。
図3ないし図5に示すホログラム記録再生装置を用い、可動レンズ27を移動させて、前記第3の記録光R8の開口数(NA)がn・sinθ3、焦点Cが最も記録層58に近い半透過の反射面56aに結ぶように調整する。前記記録層58にて前記記録参照光と第3のデータ光とが干渉することで、第3のデータが前記記録層58に記録される。
続いて、図2に示すように、光軸が同一の記録参照光と第4のデータ光よりなる第4の記録光R9が前記ホログラム記録媒体50に照射される。
図3ないし図5に示すホログラム記録再生装置を用い、可動レンズ27を移動させて、前記第4の記録光R9の開口数(NA)がn・sinθ4、焦点Dが半透過の反射面54aに結ぶように調整する。このとき、前記第4の記録光R9は、焦点Dよりも記録層58側にある反射層56を透過する。前記記録層58にて前記記録参照光と第4のデータ光とが干渉することで、第4のデータが前記記録層58に記録される。
続いて、図2に示すように、光軸が同一の記録参照光と第5のデータ光よりなる第5の記録光R10が前記ホログラム記録媒体50に照射される。
図3ないし図5に示すホログラム記録再生装置を用い、可動レンズ27を移動させて、前記第5の記録光R10の開口数(NA)がn・sinθ5、焦点Eが最も記録層58から離れた全反射面52aに結ぶように調整する。このとき、前記第5の記録光R10は、焦点Eよりも記録層58側にある反射層54,56を透過する。前記記録層58にて前記記録参照光と第5のデータ光とが干渉することで、第5のデータが前記記録層58に記録される。
これにより、記録層58の略同一領域に第3データ、第4データ、及び第5データが夫々記録される。
前記ホログラム記録媒体50の回転や前記対物レンズ29のアクチュエータ30による半径方向への移動により、新たな記録領域に前記対物レンズ29がシフトし、そこで上記したアドレス情報の取得やサーボ制御が行われるとともに、略同一領域に多重記録が行われる。
またホログラム記録媒体50の略同一領域に記録された複数のデータを再生する前に、上記したサーボ制御を行い対物レンズ29のホログラム記録媒体50に対する位置を調整する。ホログラム再生は、図5、図6を用いて説明したとおりである。すなわち、再生参照光の開口数(NA)及び焦点を、各データを記録した際の記録光と同じとなるように、前記可動レンズ27を移動させることで調整して、図2に示すように、各再生参照光R11,R12,R13の焦点C,D,Eを各反射面52a,54a,56aに合わせる。再生参照光R11,R12,R13は、各反射面52a,54a,56aにて反射し、記録層58に記録された各データを含む再生光として戻り、各データが撮像素子40にて再生される。
このように図2に示すホログラム記録媒体50を用いることで、アドレス情報の取得やサーボ制御を行うとともに、簡単且つ適切に記録層58の略同一領域に多重記録が可能であり、また略同一領域に記録された複数のデータを再生することが可能である。
また図2に示すように記録層58から最も離れた反射面を全反射面52aとし、残りの反射面を、各反射面から見て焦点が記録層から離れた側にある記録光、再生参照光、及び赤色レーザを透過させるように光学的に調整することで、前記全反射面52aをサーボ制御用反射面とホログラム記録用反射面として兼用でき、対物レンズ29の位置制御と更なる記録容量の向上を図ることが可能である。
本発明の第1実施形態のホログラム記録媒体を膜厚方向から切断した切断面の断面図、及び、記録時あるいは再生時の光(記録光あるいは再生参照光)のホログラム記録媒体に対する照射状態を示す概念図、 本発明の第2実施形態のホログラム記録媒体を膜厚方向から切断した切断面の断面図、及び、記録時あるいは再生時の光(記録光あるいは再生参照光)のホログラム記録媒体に対する照射状態を示す概念図、 本発明の実施形態のホログラム記録再生装置の概念図(第1のデータを記録している図)、 本発明の実施形態のホログラム記録再生装置の概念図(第2のデータを記録している図)、 本発明の実施形態のホログラム記録再生装置の概念図(第1のデータを再生している図)、 本発明の実施形態のホログラム記録再生装置の概念図(第2のデータを再生している図)、
符号の説明
1、50 ホログラム記録媒体
2、9、51、59 基板
3、5、7、53、55、57 ギャップ層
4、6、52、54、56 反射層
4a、52a 全反射面
6a、54a、56a 半透過の反射面
8、58 記録層
20、61 光源
22 空間変調器
23、24 ビームスプリッタ
26 両凸レンズ
27 可動レンズ
28 ミラー
29、33 対物レンズ
30 アクチュエータ
31 開口数及び焦点制御の光学機構
34 4分割フォトディテクタ
40 撮像素子
60 サーボパターン
62 ハーフミラー
63 サーボ制御用光学機構
R1、R2、R8、R9、R10 記録光
R3 記録参照光
R4、R5 データ光
R6、R7、R11、R12、R13 再生参照光

Claims (7)

  1. 光軸が同一の記録参照光及びデータ光よりなる記録光が照射されてデータが記録されるホログラム記録媒体において、
    光軸が同一で且つ開口数が異なる複数の前記記録光が照射されることで、略同一領域に多重記録が可能な記録層と、
    前記記録層の前記記録光の入射側と反対側に膜厚方向に間隔を空けて設けられ、各開口数における前記記録光の膜厚方向に異なる焦点に対応した複数の反射面と、を有し、
    各反射面のうち、前記記録層から最も離れた反射面を除く記録層側反射面は、各記録層側反射面から見て、前記焦点が前記記録層から離れた側に位置する前記記録光を透過させる半透過の反射面で形成されることを特徴とするホログラム記録媒体。
  2. 前記記録層から最も離れた位置にある前記反射面は全反射面である請求項1記載のホログラム記録媒体。
  3. 請求項1又は2に記載されたホログラム記録媒体に、前記記録参照光及びデータ光を入射して前記記録層の略同一領域に複数のデータを記録するためのホログラム装置において、
    光源と、前記光源から発せられた光から、光軸が同一の前記記録参照光及びデータ光よりなる記録光を生成するための記録光生成手段と、
    前記記録光生成手段と、前記ホログラム記録媒体を支持する支持板との間に位置して、前記記録光を前記ホログラム記録媒体へ集光させるための対物レンズと、前記対物レンズと前記記録光生成手段との間に位置し、前記対物レンズから見て前記ホログラム記録媒体側での前記記録光の開口数及び焦点を変化させるための光学機構と、を有することを特徴とするホログラム装置。
  4. 請求項1又は2に記載されたホログラム記録媒体に、再生参照光を入射して前記記録層の略同一の領域に記録された複数のデータを再生するためのホログラム装置において、
    光源と、前記ホログラム記録媒体を支持する支持板と前記光源との間に位置して、前記光源からの再生参照光を前記ホログラム記録媒体へ集光させるための対物レンズと、前記対物レンズと前記光源との間に位置し、前記対物レンズから見て前記ホログラム記録媒体側での前記再生参照光の開口数及び焦点を変化させるための光学機構と、前記再生参照光がホログラム記録媒体の前記反射面で反射された戻り光に含まれる前記データを再生するための撮像素子と、を有することを特徴とするホログラム装置。
  5. 前記光学機構は、前記対物レンズに対して遠近移動可能な可動レンズを有する請求項3又は4に記載のホログラム装置。
  6. 請求項1又は2に記載されたホログラム記録媒体に、前記記録参照光及びデータ光を入射して前記記録層の略同一領域に複数のデータを記録するためのホログラム記録方法において、
    光軸が同一の前記記録参照光及びデータ光を前記ホログラム記録媒体へ向けて照射し、前記記録参照光及びデータ光よりなる記録光を対物レンズを通して前記ホログラム記録媒体へ集光させるとき、
    光軸が同一である複数の前記記録光の前記対物レンズから見た前記ホログラム記録媒体側での開口数を変化させるとともに、各記録光の焦点を、夫々、前記ホログラム記録媒体の膜厚方向の異なる位置に設けられた各反射面に合わせることを特徴とするホログラム記録方法。
  7. 請求項1又は2に記載されたホログラム記録媒体に、前記再生参照光を入射して前記記録層の略同一の領域に記録された複数のデータを再生するためのホログラム再生方法において、
    光軸が同一の複数の前記再生参照光の前記対物レンズから見た前記ホログラム記録媒体側での開口数を変化させるとともに、各再生参照光の焦点を、夫々、前記ホログラム記録媒体の膜厚方向の異なる位置に設けられた各反射面に合わせることを特徴とするホログラム再生方法。
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