JP2009032017A - データ送信制御プログラム及びデータ送信制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 FAXドライバ10が導入されたPC1を、入力に応じ認証データを送信する認証データ送信手段、受信した照合情報をFAXドライバ10の照合情報として返信する照合情報設定返信手段、受信した識別データとFAXドライバ10の識別データとが対応する場合、実行データを複合機2に送信するデータ送信制御手段、として機能させ、複合機2を、受信した認証データを検証し正当性が認められた場合、ユニークIDを自己の照合情報として送信する照合情報設定送信手段、受信したFAXドライバ10の照合情報が複合機2の照合情報と同一である場合、複合機2を特定する識別データをPC1に送信する識別データ送信手段、受信した実行データに基づきジョブを実行するジョブ実行手段、として機能させるためのプログラムとしてある。
【選択図】 図1
Description
これは、多種類のFAXドライバが存在している中、PCにインストールされたFAXドライバが必ずしも複合機に対応しているとは限らず、実際、FAXドライバがその複合機に対応していなければ、PC−FAXを実行してもファクシミリ送信エラーや未送信等の不具合が生じるからである。
ところが、マネージャー側のコミュニティ名の変更に応じて、正当なエージェントにおいてもコミュニティ名を変更しなければ相互の通信ができなくなるため、新たなコミュニティ名の通知や設定等の手間が増え、運用・管理面での煩わしさが問題となっていた。
この権限情報生成方法等によれば、SNMPv3をベースに通信手順を構成しているため、コミュニティ名といった概念は存在しない。
そして、SNMPv3では、ユーザの認証、ユーザ毎のアクセス制御、暗号処理等の安全措置が標準的に採られているため、従来のようにパスワード(コミュニティ名)を変更する必要性はなくなっている。
これを、PC−FAXに置き換えて考えると、少なくともマネージャーとしての複合機等がSNMPv3に対応していなければならないこととなる。
このため、既存の複合機等では対応できないケースも多く、実現化のためには新たな装置の導入が必要となるばかりか、既存装置が無駄になるといった環境的問題が発生するものとなっていた。
また、マネージャー側の装置において、必要な改造等を行ったとしても費用や手間が発生するため、これも経済的な問題となる。
次に、このユニークIDを画像形成装置及びドライバの照合情報(例えばSNMPのコミュニティ名)として割り当てるようにしている。
ここで、SNMPv1又はSNMPv2では、マネージャーとエージェント間で通信を行う際、双方のコミュニティ名を比較し、係るコミュニティ名が同一の場合のみデータ送受信ができるようになっており、本発明においてもこの仕組みを採用するようにしている。
具体的には、照合情報が同一の場合、マネージャー側(又はエージェント側)の識別データ(装置名等)が、エージェント側(又はマネージャー側)に通知されることとなる。
そして、情報処理端末側では画像形成装置の識別データ(装置名等)と、当該情報処理端末にインストールされているドライバの識別データ(ドライバの名称等)とを比較し、対応する場合にのみ所定の実行データを画像形成装置に送信し、所定ジョブを実行させるようにしている。
一方、認証による正当性判断を予め行うようにしているため、一定のセキュリティを確保することもできるようになっている。
しかも、通信手順を構成する主なアルゴリズムは、従来から普及しているSNMPv1やSNMPv2を利用して実現することが可能となっている。
したがって、本発明のデータ送信制御プログラムを簡単に生成することができるとともに、本プログラムを各装置にインストールすることによって、利便性及び信頼性に優れたシステムを容易に実現することができる。
このため、実用性に優れたシステムを構築し、提供できるようになる。
このため、ユーザは、ジョブのエラー発生を事前に察知し、係る不具合を未然に防ぐことができるようになる。
したがって、本プログラムを各装置にインストールすることによって、より利便性、信頼性に優れたデータ送信制御システムを実現することが可能である。
このため、そのアクセス時にのみ有効なIDを割り当てることができ、不正アクセスを確実に防止すること可能となっている。
これにより、システムの構築や具現化の利便が図られるため、ユーザは簡易にシステムを導入し、早期に運用を開始することが可能となる。
このため、本発明のデータ送信制御プログラムを各装置にインストールすることによって、利便性、安全性、信頼性、汎用性、及び拡張性に優れたデータ送信制御システムを実現化することができる。
ここで、以下に示す本実施形態のデータ送信制御システムは、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示すような所定の処理・機能を行わせる。すなわち、本実施形態のデータ送信制御システムにおける各処理・手段は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
図1に示すとおり、本実施形態のデータ送信制御システムは、一以上のPC(1a〜1c)、一以上の複合機(2A〜2B)及びこれらを接続するネットワーク3から構成される。
なお、各PC1には、FAXドライバ10が予めインストールされており、又、各複合機2は少なくともFAX機能を備えていれば各装置の性能が異なっていても良い。
そして、ユーザは、PC1において所定の入力操作を行うことで、FAXドライバ10から複合機2に様々な命令や要求が行われ、いわゆるPC−FAXが実行されるようになっている。
図2に示すとおり、FAXドライバ10は、主に、FAXデータ生成手段101、装置名取得手段102、ドライバ名比較手段103及びエラー表示手段104から構成される。
これにより、PC−FAXで実行されるFAXデータが生成されることとなる。
装置名取得手段102は、SNMP(Simple Network Management Protocol)、SOAP(Simple Object Access Protocol)、PJL(Printer Job Language)等の通信プロトコル、プリンタ制御言語などを利用して複合機2の装置名を取得するものである。
具体的には、複合機2で行われるコミュニティ名比較の結果、複合機2のコミュニティ名とFAXドライバ10のコミュニティ名が同一の場合に複合機2の装置名データがPC1側に送信され(本発明の識別データ送信手段)、これをFAXドライバ10の機能によって受信・取得するものである。
なお、ドライバ名と装置名が対応関係にある場合、FAXデータ生成手段で生成されたFAXデータ(宛先番号含む)が複合機2に送信され(本発明のデータ送信制御手段)、また、送信されたFAXデータは、複合機2のジョブ実行手段によって所定の宛先番号にFAX送信され、これによってユーザの目的は達成される。
例えば、PC1や複合機2のディスプレイ等にその旨を表示させるようにすればよい。
具体的には、ユーザの入力操作に応じて、FAXドライバ10がユーザIDやパスワード等の認証データを複合機2に送信し(本発明の認証データ送信手段)、複合機2ではこの認証データを基に正当性が判断される(本発明の認証手段)。
認証手段において、アクセスの正当性が認められた場合には、ユニークIDを複合機2のコミュニティ名(照合情報)として別個に設定し、PC1側に送信するようにしている(本発明の照合情報設定送信手段)。
このため、認証手段及びドライバ名比較手段により正当性が認められた場合には、デフォルトコミュニティ名の異同に係わらず、PC−FAXを確実に実行させることが可能となっている。
図3は、本実施形態のデータ送信制御システムにおける動作手順を示したシーケンス図である。
ここでは、FAXドライバ10のコミュニティ名は「public」、複合機2のデフォルトコミュニティ名は「testcommunity」であり、FAXドライバ名は「KKKKK AAAA FAX Driver」、複合機2の装置名は、「KKKKK AAAA」に設定されているものとする。
これを受け、FAXドライバ10は、認証データとしてユーザIDやパスワードを複合機2に送信する(S2)。
具体的には、SOAP等を利用してユーザID「kkkkk12345」、パスワード「****」を複合機2に送信すると良い。
複合機2では、FAXドライバ10から受信した認証データに基づいて認証を行い(S3)、複合機2に予め登録されている被照合データと一致したならば、ユニークIDを自己のコミュニティ名として一時的に登録したうえで、FAXドライバ10に送り返す(S4)。
複合機2では、装置名取得要求とともに受信したFAXドライバ10のコミュニティ名と自己の装置に一時的に登録されたコミュニティ名とを比較し、双方のコミュニティ名が一致した場合のみ、自己の装置名データをFAXドライバ10に送信することとなる。
本実施形態に関しては、双方のコミュニティ名は必ず一致するため、この場合において、複合機2の装置名データは常にFAXドライバ10に送信されることとなる(S6)。具体的には、双方のコミュニティ名は、デフォルトコミュニティ名を認識せず、新たに設定されたID「000BDB44550020070612111111」をコミュニティ名として認識するため、複合機2の装置名「KKKKK AAAA」は必ずFAXドライバ10に送信されることとなる。
具体的には、FAXドライバ10の名称「KKKKK AAAA FAX Driver」と、複合機2の名称「KKKKK AAAA」とを文字列比較する。し、「KKKKK AAAA」の文字列が一致するため、このFAXドライバ10は複合機2に対応したドライバと認識される。
ステップS7の結果、FAXドライバ10の名称と、複合機2の名称とが一致すると認められた場合、予めFAXデータ生成手段によって生成されたFAXデータが複合機2に送信され(S8)、その複合機2でFAX送信が実行される(S9)。
具体的には、FAXドライバ10の名称「KKKKK AAAA FAX Driver」と、複合機2の名称「KKKKK AAAA」とは、「KKKKK AAAA」の文字列部分が一致し、FAXドライバ10は複合機2に対応したドライバと認められることから、FAXデータが複合機2に送信され実行されることとなる。
図4は、SNMPを利用した従来のFAX送信処理手順を説明するためのシーケンス図であり、正常なFAX送信処理が行われる例を示したものである。
ここでは、FAXドライバ10、複合機2のコミュニティ名はともに「public」であり、FAXドライバ名は「KKKKK AAAA FAX Driver」、複合機2の装置名は、「KKKKK AAAA」に設定されているものとする。
ここで、複合機2は、SNMP手順に基づき自己のコミュニティ名「public」とFAXドライバ10のコミュニティ名「public」を比較することとなる。
比較の結果、相互のコミュニティ名が一致することを確認すると、複合機2は、FAXドライバ10に対して装置名「KKKKK AAAA」を受け渡す(S13)。
比較の結果、相互の名称(KKKKK AAAA)が一致することを確認すると、FAXドライバ10は、FAXデータを、ユーザID、パスワード、宛先番号とともに複合機2に送信する(S15)。
FAXデータ等を受信した複合機2は、ともに受信したユーザIDとパスワードがその複合機2に登録されたID、パスワードと一致しているか否か確認する(S16)。
その結果、ID、パスワードが一致していることが確認されると、複合機2は、係る宛先番号にFAX送信を実行するようにしている(S17)。
ここでは、FAXドライバ10、複合機2のコミュニティ名はともに「public」であり、FAXドライバ名は「KKKKK AAAA FAX Driver」、複合機2の装置名は、「KKKKK BBBB」に設定されているものとする。
そして、FAXドライバ10は、受け取った複合機2の装置名「KKKKK BBBB」と自己のドライバ名「KKKKK AAAA FAX Driver」を比較し、その結果、相互の名称が一致しないことを確認する(S24)と、FAX送信できない旨のエラー表示を行うこととしている(S25)。
これは、図5と同様に正常にFAX送信できない例だが、コミュニティ名の相違に起因してFAX送信が制限されるケースを示したものである。
ここでは、FAXドライバ10のコミュニティ名は「public」、複合機2のコミュニティ名は「testcommunity」であり、FAXドライバ名は「KKKKK AAAA FAX Driver」、複合機2の装置名は、「KKKKK AAAA」に設定されているものとする。
比較の結果、相互のコミュニティ名が一致しないことを確認すると、複合機2は、FAXドライバ10に対して装置名「」(空白)を受け渡す(S33)。
次に、FAXドライバ10は、受け取った複合機2の装置名「」と自己のドライバ名「KKKKK AAAA FAX Driver」を比較し、その結果、相互の名称が一致しないことを確認する(S34)と、FAX送信できない旨のエラー表示を行うこととしている(S35)。
具体的には、別の認証手段によってアクセスの正当性が認められた場合には、別個に共通のコミュニティ名を一時的に設定し、そのアクセス時においては、双方のコミュニティ名が不一致にならないようにし、例え、双方のデフォルトコミュニティ名が異なる場合であってもエラーが発生せず、円滑な実行が遂行できるようになっている。
そして、ユーザ認証によって一定の正当性が認められた場合には、コミュニティ名(ユニークID)を個別に設定し、マネージャー側のコミュニティ名とエージェント側のコミュニティ名とが常に一致するようにしてある。
したがって、これまでの通信プロトコルを利用しつつ、一定のセキュリティを保持しながら円滑にジョブが実行され、利便性、安全性、信頼性、拡張性及び汎用性に優れたデータ送信制御システム等を実現することが可能となる。
例えば、上述した実施形態では、本発明の情報処理端末としてパーソナルコンピュータ、画像形成装置として複合機を例に取って説明したが、本発明に係る情報処理端末、画像形成装置としては、PC、複合機に限定されるものではなく、FAX機能等の所望のデータ送信機能を実行可能な情報処理端末及び画像形成装置であれば、PDA等の情報処理端末、プリンタやFAX専用機等の画像形成装置など、他の端末、装置等であっても良い。このように、本発明によれば、拡張性がさらに優れたデータ送信制御システムを実現することが可能となる。
また、装置名とドライバ名の対応関係を照合するための通信プロトコルとして、上記実施形態ではSNMPのv1及びv2を示したが、本発明は他の通信プロトコルについて適用することも可能である。
10 FAXドライバ
2 複合機
3 ネットワーク
Claims (6)
- 画像形成装置と当該画像形成装置を制御する所定のドライバがインストールされた情報処理端末とから構成されるシステムにおいて、所定の通信プロトコルにより前記画像形成装置及び情報処理端末間で行うデータ送受信を制御するデータ送信制御プログラムであって、
前記情報処理端末を構成するコンピュータを、
入力操作に応じて前記画像形成装置に対し当該情報処理端末の正当性を示す所定の認証データを送信する認証データ送信手段、
前記画像形成装置から受信した前記通信プロトコル上の所定の照合情報を前記ドライバの照合情報として設定するとともに、当該照合情報を前記画像形成装置に返信する照合情報設定返信手段、
前記画像形成装置から受信した当該画像形成装置を特定する所定の識別データと前記ドライバが保持する当該ドライバを特定する識別データとを比較する比較手段、
前記比較手段で比較された前記画像形成装置からの識別データと前記ドライバが保持する識別データとが対応する場合、所定の実行データを前記画像形成装置に送信するデータ送信制御手段、として機能させるとともに、
前記画像形成装置を構成するコンピュータを、
前記情報処理端末から受信した認証データの正当性を検証する認証手段、
前記認証手段において正当性が認められた場合、所定のユニークIDを前記画像形成装置の照合情報として設定するとともに、当該照合情報を前記情報処理端末に送信する照合情報設定送信手段、
前記情報処理端末から受信した前記ドライバの照合情報が前記画像形成装置の照合情報と同一である場合に、当該画像形成装置を特定する所定の識別データを前記情報処理端末に送信する識別データ送信手段、
前記情報処理端末から受信した実行データに基づき、所定のジョブを実行するジョブ実行手段、として機能させるためのデータ送信制御プログラム。 - 前記通信プロトコルが、SNMPv1又はSNMPv2からなることを特徴とする請求項1のデータ送信制御プログラム。
- 前記画像形成装置がFAX機能を備えるとともに、前記情報処理端末に前記画像形成装置にFAX機能を行わせるためのFAXドライバがインストールされ、
前記情報処理端末のデータ送信制御手段は、
前記比較手段で比較された前記画像形成装置からの識別データと前記ドライバが保持する識別データとが対応する場合、所定のFAXデータ及び宛先データを前記画像形成装置に送信する手段として機能させるとともに、
前記画像形成装置のジョブ実行手段は、
前記情報処理端末から受信したFAXデータ及び宛先データに基づき、FAX送信を実行する手段として機能させることを特徴とする請求項1又は2のデータ送信制御プログラム。 - 前記比較手段で比較された前記画像形成装置からの識別データと前記ドライバが保持する識別データとが対応していない場合、所定のエラー通知を行うエラー通知手段、として機能させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかのデータ送信制御プログラム。
- 前記ユニークIDは、前記認証データに含まれるユーザIDあるいはパスワード又は前記画像形成装置のIPアドレス、MACアドレスのうちのいずれか一以上のデータと日時データとを組み合わせることによって生成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかのデータ送信制御プログラム。
- 画像形成装置と当該画像形成装置を制御する所定のドライバがインストールされた情報処理端末とから構成されるシステムであって、
前記情報処理端末は、
入力操作に応じて前記画像形成装置に対し当該情報処理端末の正当性を示す所定の認証データを送信する認証データ送信手段と、
前記画像形成装置から受信した前記通信プロトコル上の所定の照合情報を前記ドライバの照合情報として設定するとともに、当該照合情報を前記画像形成装置に返信する照合情報設定返信手段と、
前記画像形成装置から受信した当該画像形成装置を特定する所定の識別データと前記ドライバが保持する当該ドライバを特定する識別データとを比較する比較手段と、
前記比較手段で比較された前記画像形成装置からの識別データと前記ドライバが保持する識別データとが対応する場合、所定の実行データを前記画像形成装置に送信するデータ送信制御手段と、を備え、
前記画像形成装置は、
前記情報処理端末から受信した認証データの正当性を検証する認証手段と、
前記認証手段において正当性が認められた場合、所定のユニークIDを前記画像形成装置の照合情報として設定するとともに、当該照合情報を前記情報処理端末に送信する照合情報設定送信手段と、
前記情報処理端末から受信した前記ドライバの照合情報が前記画像形成装置の照合情報と同一である場合に、当該画像形成装置を特定する所定の識別データを前記情報処理端末に送信する識別データ送信手段と、
前記情報処理端末から受信した実行データに基づき、所定のジョブを実行するジョブ実行手段と、を備えることを特徴とするデータ送信制御システム。
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