JP2009027227A - 複数無線リンクを含む無線アクセス伝送路へのハンドオーバ方法、無線端末及び無線システム - Google Patents
複数無線リンクを含む無線アクセス伝送路へのハンドオーバ方法、無線端末及び無線システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】複数の無線リンクを含む無線アクセス伝送路へのハンドオーバ方法を提供する。
【解決手段】無線端末が、自端末が終端する第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしているか否かを判定する第1のステップと、第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしている場合、無線端末が、無線リンクを終端する中継装置から、ネットワーク側のリンク種別と、無線リンクである場合にはその品質を取得することを、第1の無線リンクの対向側終端装置である中継装置から順に、ネットワーク側リンクが有線リンクとなるまで、または、無線リンクの品質が、その基準を満たさなくなるまで行う第2のステップと、第2のステップで、中継装置のネットワーク側が有線リンクとなった場合に、ハンドオーバ制御を行う第3のステップとを備えている。
【選択図】図2
【解決手段】無線端末が、自端末が終端する第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしているか否かを判定する第1のステップと、第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしている場合、無線端末が、無線リンクを終端する中継装置から、ネットワーク側のリンク種別と、無線リンクである場合にはその品質を取得することを、第1の無線リンクの対向側終端装置である中継装置から順に、ネットワーク側リンクが有線リンクとなるまで、または、無線リンクの品質が、その基準を満たさなくなるまで行う第2のステップと、第2のステップで、中継装置のネットワーク側が有線リンクとなった場合に、ハンドオーバ制御を行う第3のステップとを備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、無線アクセス伝送路のハンドオーバ技術に関し、より詳しくは、中継装置により終端される複数の無線リンクにより構成されている無線アクセス伝送路へのハンドオーバ技術に関する。
従来から様々な無線システムが開発され、サービスの提供が行われている。例えば、携帯電話システムとも呼ばれる移動通信システムや、PHS(Personal Handyphone System)システムは、通信エリアがほぼ全国に広がり、端末の小型化も進んだことにより、近年、著しく普及している。また、移動通信システムのエリア外となる場所、例えば、船舶・航空機内では、衛星経由の通信が可能となっている。
更に、通信エリアが限定的であるものの、無線LAN(Local Area Network)機能が、多くのノート型パーソナルコンピュータに標準装備されており、家庭内のみならず、例えば、空港や喫茶店等におけるインターネット接続用として利用が伸びている。
これら、各無線システムを単独利用するのではなく、異なる無線システムを互いに連携させたシステム(以後、無線ハイブリッドシステムと呼ぶ。)の検討が進んでいる。例えば、移動通信システムと無線LANによる無線ハイブリッドシステムの場合、その利用者は、現在いる場所や、要求する通信速度に応じて接続する無線アクセス伝送路の選択を行う。現在のところ、通信速度に関しては無線LANの方が高速であるため、無線LANと接続可能であるならば無線LANに接続し、それ以外の場所においては移動通信システムに接続することが一般的である。
これら無線ハイブリッドシステムにおいて、シームレスに通信を継続するためには、異なる無線システムによる無線アクセス伝送路間でのハンドオーバが必要となる。このため、特許文献1には、移動通信システムの1つであるW−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)システムと、無線LANによる無線ハイブリッドシステムにおけるハンドオーバ方法が記載されている。特許文献1によると、無線端末は、受信無線信号品質に基づいて、接続先無線アクセス伝送路を決定し、ネットワークにあるハンドオーバ制御装置と連携してハンドオーバを実行する。
特許文献1におけるハンドオーバは、図8(a)に示す様に、ネットワークへの無線アクセス伝送路が、単一の無線リンクで構成されている無線ハイブリッドシステムを対象としている。例えば、図8(b)に示す様に、ネットワークへの無線アクセス伝送路を、アクセスポイント(AP)を介して、無線LANリンクと、移動通信リンクとにより、すなわち、複数の異なる無線システムによる無線リンクで構成することを考えた場合、無線端末は、自端末が終端する無線リンク以外の無線リンクの品質を測定できないため特許文献1の構成を適用することはできない。
したがって、本発明は、複数の無線リンクを含む無線アクセス伝送路へのハンドオーバ方法、システム及び該方法に用いられる無線端末を提供することを目的とする。
本発明における無線端末によれば、
ネットワークとの接続に使用する無線アクセス伝送路であって、中継装置及び無線端末で終端される、無線端末側から順に第1から第Nの無線リンクにより構成されている無線アクセス伝送路、ここで、Nは2以上の整数、にハンドオーバを行う無線端末であって、第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしているか否かを判定する第1の手段と、第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしている場合、第2から第Nの無線リンクの品質が、それぞれの基準を満たしているか否かを判定する第2の手段と、第2の手段による判定が基準を満たしている場合に、前記無線アクセス伝送路にハンドオーバする第3の手段とを備えており、第2の手段は、第Kの無線リンク、ここで、Kは2以上でN以下の整数、の品質を、第Kの無線リンクと第K−1の無線リンクを終端している中継装置から取得し、第Kの無線リンクの品質が、その基準を満たしているときに、第K+1の無線リンクの品質を取得することを、K=2からNまで繰り返すことにより判定することを特徴とする。
ネットワークとの接続に使用する無線アクセス伝送路であって、中継装置及び無線端末で終端される、無線端末側から順に第1から第Nの無線リンクにより構成されている無線アクセス伝送路、ここで、Nは2以上の整数、にハンドオーバを行う無線端末であって、第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしているか否かを判定する第1の手段と、第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしている場合、第2から第Nの無線リンクの品質が、それぞれの基準を満たしているか否かを判定する第2の手段と、第2の手段による判定が基準を満たしている場合に、前記無線アクセス伝送路にハンドオーバする第3の手段とを備えており、第2の手段は、第Kの無線リンク、ここで、Kは2以上でN以下の整数、の品質を、第Kの無線リンクと第K−1の無線リンクを終端している中継装置から取得し、第Kの無線リンクの品質が、その基準を満たしているときに、第K+1の無線リンクの品質を取得することを、K=2からNまで繰り返すことにより判定することを特徴とする。
本発明の無線端末における他の実施形態によれば、
第1の手段は、第1の無線リンクを終端する中継装置と、他の無線端末との無線信号の送受信を監視することで、第1の無線リンクの品質を推定することも好ましい。
第1の手段は、第1の無線リンクを終端する中継装置と、他の無線端末との無線信号の送受信を監視することで、第1の無線リンクの品質を推定することも好ましい。
また、本発明の無線端末における他の実施形態によれば、
第1の手段は、無線信号の受信状況と得られた品質との関係の履歴を保持し、第1の無線リンクを終端する中継装置からの無線信号の受信状況と該履歴に基づき、第1の無線リンクの品質を推定することも好ましい。
第1の手段は、無線信号の受信状況と得られた品質との関係の履歴を保持し、第1の無線リンクを終端する中継装置からの無線信号の受信状況と該履歴に基づき、第1の無線リンクの品質を推定することも好ましい。
本発明における無線システムによれば、
前記無線端末と、ネットワークと、該無線端末とネットワークとを接続する無線アクセス伝送路とを含む無線システムであって、無線アクセス伝送路の少なくとも1つが、中継装置及び無線端末により終端される複数の無線リンクにより構成されており、無線アクセス伝送路に含まれる中継装置の1つは、ネットワーク側無線リンクを確立したときの、該ネットワーク側無線リンクの対向側終端装置である中継装置が送信する無線信号の受信状況と、得られた品質との関係の履歴を保存する手段と、無線端末からネットワーク側無線リンクの品質の問い合わせを受信した場合、問い合わせ受信時の、該対向側終端装置である中継装置が送信する無線信号の受信状況と、該履歴に基づき、無線リンクを確立することなく品質の推定を行い、推定した品質を無線端末に送信する手段とを備えていることを特徴とする。
前記無線端末と、ネットワークと、該無線端末とネットワークとを接続する無線アクセス伝送路とを含む無線システムであって、無線アクセス伝送路の少なくとも1つが、中継装置及び無線端末により終端される複数の無線リンクにより構成されており、無線アクセス伝送路に含まれる中継装置の1つは、ネットワーク側無線リンクを確立したときの、該ネットワーク側無線リンクの対向側終端装置である中継装置が送信する無線信号の受信状況と、得られた品質との関係の履歴を保存する手段と、無線端末からネットワーク側無線リンクの品質の問い合わせを受信した場合、問い合わせ受信時の、該対向側終端装置である中継装置が送信する無線信号の受信状況と、該履歴に基づき、無線リンクを確立することなく品質の推定を行い、推定した品質を無線端末に送信する手段とを備えていることを特徴とする。
本発明における無線システムにおける他の実施形態によれば、
無線端末と、ネットワークと、ネットワークに接続する管理装置と、ネットワークと無線端末とを接続する無線アクセス伝送路とを含む無線システムであって、無線アクセス伝送路の少なくとも1つが、中継装置及び無線端末により終端される複数の無線リンクにより構成されており、各中継装置は、ネットワーク側無線リンクの品質情報を管理装置に送信し、管理装置は、各中継装置のネットワーク側無線リンクの品質情報を蓄積し、無線端末からハンドオーバ可否の問い合わせを受信した場合、蓄積している品質情報に基づきハンドオーバ可否を判定することを特徴とする。
無線端末と、ネットワークと、ネットワークに接続する管理装置と、ネットワークと無線端末とを接続する無線アクセス伝送路とを含む無線システムであって、無線アクセス伝送路の少なくとも1つが、中継装置及び無線端末により終端される複数の無線リンクにより構成されており、各中継装置は、ネットワーク側無線リンクの品質情報を管理装置に送信し、管理装置は、各中継装置のネットワーク側無線リンクの品質情報を蓄積し、無線端末からハンドオーバ可否の問い合わせを受信した場合、蓄積している品質情報に基づきハンドオーバ可否を判定することを特徴とする。
また、本発明における無線システムにおける他の実施形態によれば、
各無線端末又は無線端末と対向する各中継装置は、無線端末が終端する第1の無線リンクの品質情報を管理装置に送信し、管理装置は、各第1の無線リンクの品質情報を、終端する中継装置に関連付けて蓄積し、無線端末からハンドオーバ可否の問い合わせを受信した場合、該無線端末が終端する第1の無線リンクの品質を、該無線端末と対向する中継装置に関連付けられている品質情報から判定することも好ましい。
各無線端末又は無線端末と対向する各中継装置は、無線端末が終端する第1の無線リンクの品質情報を管理装置に送信し、管理装置は、各第1の無線リンクの品質情報を、終端する中継装置に関連付けて蓄積し、無線端末からハンドオーバ可否の問い合わせを受信した場合、該無線端末が終端する第1の無線リンクの品質を、該無線端末と対向する中継装置に関連付けられている品質情報から判定することも好ましい。
本発明におけるハンドオーバ方法によれば、
1つ以上の無線リンクで構成される無線アクセス伝送路への無線端末によるハンドオーバ方法であって、無線端末が、自端末が終端する第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしているか否かを判定する第1のステップと、第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしている場合、無線端末が、無線リンクを終端する中継装置から、無線端末とは逆側であるネットワーク側のリンク種別と、無線リンクである場合にはその品質を取得することを、第1の無線リンクの対向側終端装置である中継装置から順に、ネットワーク側リンクが有線リンクとなるまで、または、無線リンクの品質が、その基準を満たさなくなるまで行う第2のステップと、第2のステップで、中継装置のネットワーク側が有線リンクとなった場合に、ハンドオーバ制御を行う第3のステップとを備えていることを特徴とする。
1つ以上の無線リンクで構成される無線アクセス伝送路への無線端末によるハンドオーバ方法であって、無線端末が、自端末が終端する第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしているか否かを判定する第1のステップと、第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしている場合、無線端末が、無線リンクを終端する中継装置から、無線端末とは逆側であるネットワーク側のリンク種別と、無線リンクである場合にはその品質を取得することを、第1の無線リンクの対向側終端装置である中継装置から順に、ネットワーク側リンクが有線リンクとなるまで、または、無線リンクの品質が、その基準を満たさなくなるまで行う第2のステップと、第2のステップで、中継装置のネットワーク側が有線リンクとなった場合に、ハンドオーバ制御を行う第3のステップとを備えていることを特徴とする。
ハンドオーバ対象の無線アクセス伝送路が複数の無線リンクで構成されていたとしても、無線アクセス伝送路の品質を考慮したハンドオーバ適否の判断が可能になる。また、無線リンクの確立前に、無線リンクの対向側終端装置が送受信する信号を監視することにより品質推定を行うことで、不必要な無線リソースの消費を防ぐことができる。
更に、無線端末にてハンドオーバ可否を判定する場合、ハンドオーバに伴うネットワークとの情報の送受を抑えることができ、ハンドオーバ可否の判定までに要する時間を短縮することが可能になる。
本発明を実施するための最良の実施形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明による無線ハイブリッドシステムのシステム構成図である。図1によると、システムは、無線端末1と、中継装置2、3及び4と、ネットワーク5とを備えている。ここで、無線端末1は、少なくとも2種類の無線システムに対応する無線インタフェースを有しており、必要に応じてネットワーク5への無線アクセス伝送路のハンドオーバ、すなわち、切替えを行う。
また、本発明による中継装置は、無線端末側に無線インタフェースと、ネットワーク側に有線又は無線インタフェースを有している。図1において、中継装置2は、両側に無線インタフェースを、中継装置3及び4は、無線端末側に無線インタフェースを、ネットワーク側に有線インタフェースを有している。無線アクセス伝送路は、ネットワーク側に有線インタフェースを有する1つの中継装置と無線端末1とにより、あるいは、ネットワーク側に有線インタフェースを有する1つの中継装置と無線端末1と、その間に配置されて、異なる無線リンクの中継を行う両側に無線インタフェースを有する1つ以上の中継装置で構成される。
以下、無線端末1が無線LANと移動通信システムに対応する無線インタフェースを有しており、中継装置3及び4が移動通信システムの基地局装置であり、中継装置2が無線端末1との接続用として無線LANに対応するインタフェースを、中継装置3との接続用として移動通信システムに対応するインタフェースを有しており、移動通信リンク6による無線アクセス伝送路により中継装置4を介してネットワーク5に接続している無線端末1が、無線LANリンク7及び移動通信リンク8による無線アクセス伝送路にハンドオーバする形態にて説明を行う。
なお、移動通信リンク6及び8は、移動通信システムの規定に従う無線リンクであり、無線LANリンク7は無線LANシステムの規定に従う無線リンクであり、図1の符号10は、中継装置3及び4とネットワーク5とを接続する有線リンクである。また、無線リンクの品質情報として無線リンクで得られる速度を使用する形態にて説明する。
図2は、本発明による無線端末1のブロック図である。図2によると無線端末1は、無線通信部11と、制御部12と、無線通信部13と、品質推定部14とを備えている。本実施形態において、無線通信部11は、移動通信システムの規定に従う無線通信処理を行い、無線通信部13は、無線LANの規定に従う無線通信処理を行う。制御部12は、後述するハンドオーバの制御処理を行い、品質推定部14は、ハンドオーバ先候補である中継装置2と接続した場合における無線LANリンク7のスループットを推定する。
以下、品質推定部14における無線LANリンク7の速度推定について説明する。図6は、無線LANリンクの速度推定を説明する図である。無線LANにおいて、送信データを有する無線端末は、アクセスポイント装置にRTSを送信し、アクセスポイント装置からCTSを受信することにより送信権を獲得してデータ送信を行う。無線LANは、1つのアクセスポイント装置と複数の無線端末が1つの無線リンクを共用するものであるため、他の無線端末は、RTSやCTSを受信すると、RTSやCTSで指定されるNAV時間だけデータ送信を保留する。
したがって、一定時間内におけるNAV時間を測定することにより、つまり、アクセスポイント装置と他の無線端末が送受信する無線信号を監視することにより、自端末が送受信に使用できる時間の比率を求めることができ、これにより、無線LANリンク7で得られる速度、すなわち、スループットを推定することができる。なお、スループットは、時間帯等による変動するため、繰り返し測定を実施して平均値等を用いることが好ましい。
図3は、本発明による中継装置2のブロック図である。図3によると中継装置2は、無線通信部21と、制御部22と、無線通信部23と、品質推定部24と、履歴蓄積部25とを備えている。本実施形態において、無線通信部21は、無線LANの規定に従い無線端末1と無線LANリンク7を確立して無線通信を行い、無線通信部23は、移動通信システムの規定に従い、中継装置3と移動通信リンク8を確立して無線通信を行い、制御部22は、中継装置2の各部制御と、無線通信部21及び23が復調するデータ信号の中継処理を行う。
履歴蓄積部25は、過去に移動通信リンク8を確立したときの、CIR(Carrier to Interference Ratio)値と、そのときに得られた速度との履歴を保存しており、品質推定部24は、移動通信システムの基地局装置である中継装置3が送信するキャリア信号からCIR値を求め、履歴蓄積部25に蓄積されたCIR値と速度との関係の履歴に基づき、移動通信リンク8の確立前に、移動通信リンク8で得られる通信速度を推定する。なお、中継装置3及び4の様に、ネットワーク5側が有線リンクを終端する中継装置の場合、無線通信部23が有線通信部となり、品質推定部24及び履歴蓄積部25は必要ない。
本実施形態における中継装置2は、無線LANのアクセスポイント機能と、移動通信システムの端末機能とを併せ持ったものであり、現在市販されている無線LANのアクセスポイント装置とほぼ同じ大きさにて実現可能である。つまり、本発明による中継装置2は、移動通信システムの基地局装置の様に据付を行う必要はなく、簡易にその置き場所を移動させることは可能である。しかしながら、実際のシステムにおいては、それ程頻繁に移動させるものではないため、半固定的に、つまり、ほぼ同じ設置場所にて使用されるものと考えることができる。したがって、移動通信リンク8で得られる品質を精度高く推定することが可能である。
図7は、本発明によるハンドオーバ方法のフローチャートである。無線端末1は、移動通信リンク6の品質劣化、例えば、受信信号レベルの低下や、スループットの低下(S71)により、ハンドオーバ先となる無線リンクを探索する。ここでは、中継装置2を探索したものとする。無線端末1の制御部12は、品質推定部14が推定する無線LANリンク7で得られる速度が、所定の閾値より大きい場合(S72)、無線LANとアソシエーションを行う(S73)。
続いて、無線端末1は、中継装置2に対して中継装置2のネットワーク5側のリンク種別を、すなわち、無線リンクと有線リンクのどちらであるかと、無線リンクである場合には達成可能な速度を問い合わせる(S74)。中継装置2のネットワーク5側が無線ではない場合、無線端末1の制御部12は、ネットワーク5内にある図示しないハンドオーバ制御装置と協調してハンドオーバを実行する(S75、S77)。また、中継装置2のネットワーク5側が無線である場合、中継装置2が通知する、その品質推定部24が推定した移動通信リンク8の速度を所定の閾値と比較し、閾値より大きい(S76)場合、更に、1つネットワーク5側にある中継装置3に、中継装置3のネットワーク5側が無線リンクであるか否か、更に、無線リンクである場合には達成可能な速度を問い合わせる(S74)。
この中継装置に対する問い合わせの繰り返しは、無線端末1側に一番近い中継装置から開始して、中継装置のネットワーク側5が有線リンクとなるか、無線リンクであって、所定の閾値以下となるまで繰り返し、有線リンクとなった場合には、ハンドオーバを実行(S77)し、無線リンクで得られる速度が所定値以下の場合には、ハンドオーバ制御を行わない。
なお、ハンドオーバ開始のトリガは、現在接続している無線リンクの受信レベルの低下ではなく、他の無線リンクの存在を認識したことであっても良い。また、品質情報として、速度情報以外に例えば遅延情報や、エラーレート情報等も利用可能であり、各無線リンクに異なる閾値を適用してもよい。更に、エラーレートや遅延情報を品質情報として使用する場合等においては、無線端末側から各無線リンクの品質情報の累積値を計算していき、その累積値が所定の基準を満たさなくなった場合にはハンドオーバを行わず、所定の基準を満たす範囲で有線リンクに達した場合にハンドオーバを行う構成であっても良い。
また、ハンドオーバ先の無線アクセス伝送路の、無線端末1が直接終端する無線リンクが移動通信リンクである場合、無線端末1は、中継装置2と同様の方法にて移動通信リンクの品質推定を行う。すなわち、無線端末1にも図示しない履歴蓄積部を設けて、例えば、CIR値と速度の関係の履歴を保存する。この履歴の蓄積については、移動通信リンクを終端する対向側中継装置の異同に係らず、単に、CIR値と速度の関係として蓄積していく方法で良い。しかしながら、対向側中継装置が送信する同報信号に基づき、対向側中継装置を、例えば、その識別子や所在エリアにより区別して蓄積し、移動通信リンクで得られる品質推定には、対象としている中継装置の識別子又は所在エリアを考慮して行うことにより速度推定の精度を高めることが可能となる。
更に、無線リンクは、移動通信リンク及び無線LANリンクに限定されず、その他の無線リンク、例えば、衛星通信システムによる無線リンクを使用することもできる。例えば、中継装置2が衛星通信システムによる無線リンクで、対向側地球局装置を介してネットワーク5に接続する場合、衛星通信システムによる無線リンクで得られる速度は固定的と看做すことが可能であるため、中継装置2の速度推定機能を省略可能である。もちろん、移動通信リンクと同様の方法にて速度推定を行っても良い。
以上、ハンドオーバ対象の無線アクセス伝送路が、複数の異なる無線システムによる無線リンクで構成されていたとしても、無線アクセス伝送路の品質を考慮したハンドオーバ適否の判断が可能になる。本発明において、無線端末1及び中継装置2は、無線リンクの確立前に、無線システムの他の無線装置が送信する信号を監視して速度推定を行うため、不必要な無線リソースの消費を防ぐことができる。
また、ハンドオーバ可否を無線端末1側で判定する構成であるため、ハンドオーバに伴うネットワーク5との情報のやり取りが少なく、特に、衛星通信システムといった遅延の大きな無線システムを使用している場合には、ハンドオーバ可否の判定までに要する時間を短縮することが可能になる。
なお、無線端末1及び中継装置2に、他の装置が送信する無線信号の監視による品質推定機能がなく、実際に無線リンクを確立することにより、あるいは、信号を送信することにより品質情報を得る構成であっても良い。
例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)におけるスループットは、ウインドウサイズを往復遅延時間で除することにより求めることができるため、無線端末1は、中継装置2に対してICMP(Internet Conrol Message Protocol)エコーパケットを送信して、中継装置2までの往復遅延時間を測定して速度推定を行っても良い。
この場合においても、無線アクセス伝送路で得られる品質を考慮したハンドオーバ可否の判定が可能であり、ハンドオーバ可否を無線端末1側で判定する構成であるため、ハンドオーバに伴うネットワーク5との情報のやり取りが少ないという利点がある。
なお、単一無線リンクで構成される無線アクセス伝送路からハンドオーバする形態にて説明をしたが、本発明は、当然、複数無線リンクで構成される無線アクセス伝送路からのハンドオーバにも適用可能である。
図4は、本発明による他の実施形態におけるシステム構成図である。図4によると、システムは、図1の構成に加えて更にネットワーク5に接続する管理装置9を備えている。図5は、本発明による管理装置9のブロック図である。図5によると、管理装置9は、通信部91と、制御部92と、ハンドオーバ制御部93と、品質情報管理部94と、品質情報データベース95とを備えている。
本実施形態において、中継装置2は、定期的に推定した品質情報を管理装置9に送信する。なお、品質推定機能のない中継装置2は、実際の接続時の品質情報を管理装置9に送信する。管理装置9の品質情報管理部94は、受信した品質情報を各無線リンクに対応づけて品質情報データベース95に保存し、通信部91は、ネットワーク5経由による各通信装置との通信処理を行い、制御部92は、管理装置9の各部の制御を行う。
本実施形態において、無線端末1は、ハンドオーバ対象の無線アクセス伝送路の自端末が終端する無線リンクの品質が所定の基準を満たすとき、ハンドオーバ可否、つまり、対向側中継装置よりネットワーク側にある各無線リンクの品質が所定の基準を満たすか否かを、管理装置9に問い合わせる。管理装置9のハンドオーバ制御部93は、無線端末1からの問い合わせを受けた場合、品質情報データベース95に蓄積されている、無線アクセス伝送路を構成する各無線リンクの品質情報に基づき、当該無線アクセス伝送路が所定の基準又は無線端末1から通知された品質基準を満足しているか否かを判定し、満足している場合には、無線端末1と図示しないハンドオーバ制御装置にハンドオーバ可を通知し、満足していない場合には無線端末1にハンドオーバ不可を通知する。なお、無線アクセス伝送路が単一無線リンクである場合、管理装置9は、常に、ハンドオーバ可を通知する。
なお、上記実施形態において、無線端末1は、自端末が終端する無線リンクの品質が所定の基準を満たすか否かについては、自端末にて判定をしていた。総ての判定を管理装置9に行わせるために、無線端末1又は無線端末1と対向する中継装置が、無線端末1により終端される無線リンクについての品質を、無線リンクを確立する度に管理装置9に送信することも可能である。この場合、管理装置9は、無線リンクの品質を中継装置と対応づけて品質情報管理部94に保存する。管理装置9は、無線端末1から問い合わせを受けた場合、無線端末1と中継装置との無線リンクについては、その中継装置が過去に確立した、同一及び異なる無線端末との無線リンクの品質履歴に基づき品質を推定し、その他の無線リンクについては上述したのと同じ方法にてハンドオーバ対象の無線アクセス伝送路が所定の基準を満たすか否かを判定する。
以上、本実施形態においては、中継装置2、更には無線端末1が品質情報を管理装置9に送信し、無線端末1ではなく、管理装置9がハンドオーバ可否を判定する。これにより、従来設備の簡易な変更にて本発明によるハンドオーバ方法を実現することができる。
1 無線端末
2、3、4 中継装置
5 ネットワーク
6、8 移動通信リンク
7 無線LANリンク
9 管理装置
10 有線リンク
11、13、21、23 無線通信部
12、22、92 制御部
14、24 品質推定部
25 履歴蓄積部
91 通信部
93 ハンドオーバ制御部
94 速度情報管理部
95 速度情報データベース
2、3、4 中継装置
5 ネットワーク
6、8 移動通信リンク
7 無線LANリンク
9 管理装置
10 有線リンク
11、13、21、23 無線通信部
12、22、92 制御部
14、24 品質推定部
25 履歴蓄積部
91 通信部
93 ハンドオーバ制御部
94 速度情報管理部
95 速度情報データベース
Claims (7)
- ネットワークとの接続に使用する無線アクセス伝送路であって、中継装置及び無線端末で終端される、無線端末側から順に第1から第Nの無線リンクにより構成されている無線アクセス伝送路、ここで、Nは2以上の整数、にハンドオーバを行う無線端末であって、
第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしているか否かを判定する第1の手段と、
第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしている場合、第2から第Nの無線リンクの品質が、それぞれの基準を満たしているか否かを判定する第2の手段と、
第2の手段による判定が基準を満たしている場合に、前記無線アクセス伝送路にハンドオーバする第3の手段と、
を備えており、
第2の手段は、第Kの無線リンク、ここで、Kは2以上でN以下の整数、の品質を、第Kの無線リンクと第K−1の無線リンクを終端している中継装置から取得し、第Kの無線リンクの品質が、その基準を満たしているときに、第K+1の無線リンクの品質を取得することを、K=2からNまで繰り返すことにより判定する、
無線端末。 - 第1の手段は、第1の無線リンクを終端する中継装置と、他の無線端末との無線信号の送受信を監視することで、第1の無線リンクの品質を推定する、
請求項1に記載の無線端末。 - 第1の手段は、無線信号の受信状況と得られた品質との関係の履歴を保持し、第1の無線リンクを終端する中継装置からの無線信号の受信状況と該履歴に基づき、第1の無線リンクの品質を推定する、
請求項1に記載の無線端末。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の無線端末と、ネットワークと、該無線端末とネットワークとを接続する無線アクセス伝送路とを含む無線システムであって、
無線アクセス伝送路の少なくとも1つが、中継装置及び無線端末により終端される複数の無線リンクにより構成されており、
無線アクセス伝送路に含まれる中継装置の1つは、ネットワーク側無線リンクを確立したときの、該ネットワーク側無線リンクの対向側終端装置である中継装置が送信する無線信号の受信状況と、得られた品質との関係の履歴を保存する手段と、無線端末からネットワーク側無線リンクの品質の問い合わせを受信した場合、問い合わせ受信時の、該対向側終端装置である中継装置が送信する無線信号の受信状況と、該履歴に基づき、無線リンクを確立することなく品質の推定を行い、推定した品質を無線端末に送信する手段とを備えている、
無線システム。 - 無線端末と、ネットワークと、ネットワークに接続する管理装置と、ネットワークと無線端末とを接続する無線アクセス伝送路とを含む無線システムであって、
無線アクセス伝送路の少なくとも1つが、中継装置及び無線端末により終端される複数の無線リンクにより構成されており、
各中継装置は、ネットワーク側無線リンクの品質情報を管理装置に送信し、
管理装置は、各中継装置のネットワーク側無線リンクの品質情報を蓄積し、無線端末からハンドオーバ可否の問い合わせを受信した場合、蓄積している品質情報に基づきハンドオーバ可否を判定する、
無線システム。 - 各無線端末又は無線端末と対向する各中継装置は、無線端末が終端する第1の無線リンクの品質情報を管理装置に送信し、
管理装置は、各第1の無線リンクの品質情報を、終端する中継装置に関連付けて蓄積し、無線端末からハンドオーバ可否の問い合わせを受信した場合、該無線端末が終端する第1の無線リンクの品質を、該無線端末と対向する中継装置に関連付けられている品質情報から判定する、
請求項6に記載に無線システム。 - 1つ以上の無線リンクで構成される無線アクセス伝送路への無線端末によるハンドオーバ方法であって、
無線端末が、自端末が終端する第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしているか否かを判定する第1のステップと、
第1の無線リンクの品質が、その基準を満たしている場合、無線端末が、無線リンクを終端する中継装置から、無線端末とは逆側であるネットワーク側のリンク種別と、無線リンクである場合にはその品質を取得することを、第1の無線リンクの対向側終端装置である中継装置から順に、ネットワーク側リンクが有線リンクとなるまで、または、無線リンクの品質が、その基準を満たさなくなるまで行う第2のステップと、
第2のステップで、中継装置のネットワーク側が有線リンクとなった場合に、ハンドオーバ制御を行う第3のステップと、
を備えているハンドオーバ方法。
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