JP2009026724A - 燈篭 - Google Patents
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Abstract
【課題】 太陽電池を用いることで電力コストや配電設備を極力軽減し、常夜灯として夜間に発光し続けることで、神社仏閣や墓地の周辺の安全性と荘厳な優雅さを醸し出すことができる燈篭を提供すること。
【解決手段】 神社仏閣や墓地に設置してある燈篭において、該燈篭内に、太陽電池装置と、該太陽電池装置により発光する発光体とで構成される光学光源発光体を具備したことを特徴とする。また前記光学光源発光体に、発光体から照射される光を反射させる反射材を具備した。また前記太陽電池装置の表面に、湾曲状のカバーを装着した。また太陽電池装置に、入力電圧を無段階に調整する可変交流電圧器を具備した。
【選択図】図1
【解決手段】 神社仏閣や墓地に設置してある燈篭において、該燈篭内に、太陽電池装置と、該太陽電池装置により発光する発光体とで構成される光学光源発光体を具備したことを特徴とする。また前記光学光源発光体に、発光体から照射される光を反射させる反射材を具備した。また前記太陽電池装置の表面に、湾曲状のカバーを装着した。また太陽電池装置に、入力電圧を無段階に調整する可変交流電圧器を具備した。
【選択図】図1
Description
本発明は、配電設備や電力コストを極力削減し、夜間における神社仏閣や墓地の周辺を高輝度に照らし出すことができる燈篭に関する。
従来、神社仏閣や墓地等には、灯明もしくは常夜灯としての燈篭が設置されている。一般的な燈篭は、宝珠、笠、火袋、中台、足にて形成されており、火袋には精霊を導くための灯火材が具備されている。通常、燈篭の火袋の内部には、ロウソクや電球を内蔵した電気式の灯火材が使用されている。
また特に、灯篭開口部のばらつきが大きい場合でも容易に着脱することができ、風雨の侵入を確実に阻止して、しかも高齢者などでも蝋燭を確実かつ容易に灯篭内に設置することができる灯篭用防風カバーがある(例えば、特許文献1参照)。
上掲特許文献1には、カバー部と、前記カバー部の中央に形成されたカバー開口部と、前記カバー開口部と略同一もしくは少し大きく形成され一側部が前記カバー開口部の縁部で回動部を介して開閉自在に形成された開閉扉と、前記カバー部内側の上部又は下部の周辺に固定された弾性係止部と、前記弾性係止部に対向した前記カバー部の他辺部側に固定されたカバー固定部と、前記カバー固定部に中央が固定して配設され前記カバー固定部から屈曲して延設された案内部と、を備えたことを特徴とする灯篭用防風カバーが開示されている。
特開2003−197001号公報
上掲特許文献1には、カバー部と、前記カバー部の中央に形成されたカバー開口部と、前記カバー開口部と略同一もしくは少し大きく形成され一側部が前記カバー開口部の縁部で回動部を介して開閉自在に形成された開閉扉と、前記カバー部内側の上部又は下部の周辺に固定された弾性係止部と、前記弾性係止部に対向した前記カバー部の他辺部側に固定されたカバー固定部と、前記カバー固定部に中央が固定して配設され前記カバー固定部から屈曲して延設された案内部と、を備えたことを特徴とする灯篭用防風カバーが開示されている。
しかしながら、上掲特許文献1の灯篭用防風カバーは灯火物が蝋燭であるために、灯火時間に制限があると共に、引火による火災発生の虞があった。また蝋燭のために高い発光輝度は得られず、さらに消費コストにも問題が生じた。
そこで本発明は上記の点に鑑み、太陽電池を用いることで電力コストや配電設備を極力軽減し、常夜灯として夜間に発光し続けることで、神社仏閣や墓地の周辺の安全性確保と荘厳な優雅さを醸し出すことができる燈篭を提供することにある。
上記問題を解決するために本発明の燈篭は、神社仏閣や墓地に設置してある燈篭において、該燈篭内に、太陽電池装置と、該太陽電池装置により発光する発光体とで構成される光学光源発光体を具備したことを特徴とする。また前記光学光源発光体に、発光体から照射される光を反射させる反射材を具備した。また前記太陽電池装置の表面に、湾曲状のカバーを装着した。また太陽電池装置に、入力電圧を無段階に調整する可変交流電圧器を具備した。さらに前記発光体は、発光面となる前面、前記前面に対向した後面、前記前面と前記後面とを接続する光伝送部、前記後面の一部から前記前面方向に沿って前記光伝送部の内部に先端部が位置するように形成された凹部とを有する光学媒体と、前記凹部に収納され、表方向に出る光が主に前記凹部の先端部に入射し、同時に裏方向にも発光するように構成された両面発光構造の半導体発光素子と、前記凹部の側壁部を介して入射した前記半導体発光素子の前記裏方向の発光を反射するように前記発光媒体の後面に配設された背面鏡とからなる。
太陽電池装置を用いることで電力コストや配電設備を極力削減できる。また前記光学光源発光体に、発光体から照射される光を反射させる反射材を具備したことで、発光体からの光を広範囲に照射させることができる。また太陽電池装置に、入力電圧を無段階に調整する可変交流電圧器を具備したことにより、発光体から照射する光を無段階に調整でき、神社仏閣や墓地を優雅に照らし出すことが可能になる。
以下、本発明における燈篭の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1に示す燈篭1は神社仏閣や墓地に設置され、灯明もしくは常夜灯としての働きを有するもので、主に石材や木材等の素材で形成されている。また前記燈篭1は宝珠3、笠4、火袋5、中台6、足7にて構成されている。
図1に示す燈篭1は神社仏閣や墓地に設置され、灯明もしくは常夜灯としての働きを有するもので、主に石材や木材等の素材で形成されている。また前記燈篭1は宝珠3、笠4、火袋5、中台6、足7にて構成されている。
また特に前記燈篭1は、太陽電池装置20と、該太陽電池装置20により発光する発光体10とで構成される光学光源発光体2を具備したことを特徴とする。
太陽電池装置20は、ソーラーパネル21と、充電器と光センサーを具備した電池装置22にて形成される。前記ソーラーパネル21および電池装置22は宝珠3の内部に設置されている。なお、図中、前記宝珠3は蓮の花の形状に形成されているが、これに限らず、神社仏閣や墓地等の設置する場所に応じて変更することができる。
また前記太陽電池装置20には、コード23を介して発光体10が接続されている。かかる発光体10は火袋5の上部に下向きに配設されており、コード23は笠4内に貫通されている。
前記発光体10は、光源から前面に放射される光を集束してスポット状に照射することができる光学媒体11とからなる。また両面発光構造の半導体発光素子を用いた場合において、裏面側への発光成分を含めて、すべての迷光成分が、有効に照明に寄与出来るようにすることを可能とし、特に、その数を多数必要とすることなく、所望の照度をえることが可能な発光体である。
また発光体10は、小型化・低価格化が期待できると共に、スポット照射のみならず拡散にも適用できる。また、長寿命、低消費電力、ノイズレス、紫外線を出さない、光のちらつき(フリッカー)がない、光強度調節が容易、低温光源、安定性が高い、変調が容易、スイッチング特性が優位、フルカラー対応、指向性が高い、光変換効率が格段に高い等数多くのメリットを有している。
また前記発光体10は、図3の(a)に示すように、発光面となる前面と、前面に対向した後面と、前面と後面とを接続する光伝送部と、後面の一部から前面方向に沿って光伝送部の内部に形成された凹部とを少なくとも有する光学媒体(バルクレンズ)11と、凹部に収納された半導体発光素子12と、光学媒体11の後面に配置された背面鏡13とからなる。また背面鏡13は、光学媒体11の側面の一部にまで延長されて形成されている。なお、この発光体は、特許第3300778号公報に開示された公知の技術である。
また図3の(b)は、前記発光体10の対応する断面図であり、14はLEDホルダー、15はチップ、16は樹脂モールド、17は第1のピン、18は第2のピン、19は屈折率をそれぞれ示す。
また他の好適例として、前記光学光源発光体2に、発光体10から照射される光を反射させる反射材24を具備した。かかる反射材24は、湾曲状の鏡、もしくは湾曲状部材の表面にアルミを接着または蒸着することにより形成されており、火袋5の底面に設置されている。前記反射材24を具備することで、発光体10からの光は、火袋5の開口部9から広範囲に照射される。
また他の好適例として、前記太陽電池装置20のソーラーパネル21の表面に、湾曲状のカバー25を装着した。かかるカバー25は、透光性を有するガラスまたは硬質樹脂にて湾曲状に形成されている。前記カバー25を設置することにより、太陽電池装置20を風雨や塵埃から保護することができる。なお、太陽電池装置20が配設されている宝珠3の底面には、水抜孔8が穿孔されている。そのことにより、雨水が宝珠3の底面に溜まることを防ぐことができる。
また他の好適例として、前記太陽電池装置20に、入力電圧を無段階に調整する可変交流電圧器26を具備した。可変交流電圧器26は、入力電圧を無段階にしかも連続的に調整するもので、一般的に変圧器、摺動変圧器と呼ばれている。前記太陽電池装置20に可変交流電圧器26を備えることで、発光体10から照射する光を無段階に調整することができる。そのため、燈篭1を高輝度に、且つ幻想的に発光させることができ、外観的優雅さと荘厳な雰囲気を醸し出すことが可能になる。
次に、本発明の燈篭の使用状態を説明する。
図4は神社仏閣30に本発明の燈篭1を設置した状態を示す。神社仏閣30に燈篭1を設置したことで、夜間に燈篭1の火袋が発光して灯明もしくは常夜灯としての働きを有する。また燈篭1の周囲が明るく照らし出されるため、夜間における参拝を安全に行えると共に、夜間に発生する事故や犯罪を軽減することができる。さらに、神社仏閣の建物を荘厳な雰囲気に照らし出すことも可能になる。
図4は神社仏閣30に本発明の燈篭1を設置した状態を示す。神社仏閣30に燈篭1を設置したことで、夜間に燈篭1の火袋が発光して灯明もしくは常夜灯としての働きを有する。また燈篭1の周囲が明るく照らし出されるため、夜間における参拝を安全に行えると共に、夜間に発生する事故や犯罪を軽減することができる。さらに、神社仏閣の建物を荘厳な雰囲気に照らし出すことも可能になる。
図5は、墓地31に燈篭1を設置した状態を示す。燈篭1を墓地31に設置したことにより、夜間でも安心してお参りすることができる。さらに、墓地周辺を明るく照ら出すことで、夜間に発生する事故や犯罪を軽減することも可能になる。
1 燈篭
2 光学光源発光体
3 宝珠
4 笠
5 火袋
6 中台
7 足
8 水抜孔
9 開口部
10 発光体
11 光学媒体
12 半導体発光素子
13 背面鏡
14 LEDホルダー
15 チップ
16 樹脂モールド
17 第1のピン
18 第2のピン
19 屈折率
20 太陽電池装置
21 ソーラーパネル
22 電池装置
23 コード
24 反射材
25 カバー
26 可変交流電圧器
30 神社仏閣
31 墓地
2 光学光源発光体
3 宝珠
4 笠
5 火袋
6 中台
7 足
8 水抜孔
9 開口部
10 発光体
11 光学媒体
12 半導体発光素子
13 背面鏡
14 LEDホルダー
15 チップ
16 樹脂モールド
17 第1のピン
18 第2のピン
19 屈折率
20 太陽電池装置
21 ソーラーパネル
22 電池装置
23 コード
24 反射材
25 カバー
26 可変交流電圧器
30 神社仏閣
31 墓地
Claims (5)
- 神社仏閣や墓地に設置してある燈篭において、該燈篭内に、太陽電池装置と、該太陽電池装置により発光する発光体とで構成される光学光源発光体を具備したことを特徴とする燈篭。
- 前記光学光源発光体に、発光体から照射される光を反射させる反射材を具備した請求項1記載の燈篭。
- 前記太陽電池装置の表面に、湾曲状のカバーを装着した請求項1または2記載の燈篭。
- 前記太陽電池装置に、入力電圧を無段階に調整する可変交流電圧器を具備した請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の燈篭。
- 前記発光体は、発光面となる前面、前記前面に対向した後面、前記前面と前記後面とを接続する光伝送部、前記後面の一部から前記前面方向に沿って前記光伝送部の内部に先端部が位置するように形成された凹部とを有する光学媒体と、前記凹部に収納され、表方向に出る光が主に前記凹部の先端部に入射し、同時に裏方向にも発光するように構成された両面発光構造の半導体発光素子と、前記凹部の側壁部を介して入射した前記半導体発光素子の前記裏方向の発光を反射するように前記発光媒体の後面に配設された背面鏡とからなる請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の燈篭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007212462A JP2009026724A (ja) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | 燈篭 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007212462A JP2009026724A (ja) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | 燈篭 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2007212462A Pending JP2009026724A (ja) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | 燈篭 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009026724A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104566082A (zh) * | 2015-01-15 | 2015-04-29 | 仙居县添彩灯饰厂 | 一种花灯及其制造方法 |
TWI500404B (ja) * | 2013-03-22 | 2015-09-21 |
-
2007
- 2007-07-20 JP JP2007212462A patent/JP2009026724A/ja active Pending
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