JP2009024342A - 束柱と束石の連結具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の束柱と束石の連結具は、束柱の支持面に侵入する雨水などの防止ができ、束柱の長命化に寄与し、施工も簡単に出来、コスト面にも留意した束柱と束石の接合具を提供することを目的とするものである。
【解決手段】束柱1の下面に水切りミゾ5を有する硬質ゴム板3を木ねじ4で固着せしめ、該硬質ゴム板3の反面に棒状に突出した棒状突起部6を、束石2の上面中央に掘削された孔7に接着剤にて固着せしめる、束柱と束石を支持固定する連結具である。
【選択図】図1
【解決手段】束柱1の下面に水切りミゾ5を有する硬質ゴム板3を木ねじ4で固着せしめ、該硬質ゴム板3の反面に棒状に突出した棒状突起部6を、束石2の上面中央に掘削された孔7に接着剤にて固着せしめる、束柱と束石を支持固定する連結具である。
【選択図】図1
Description
本発明は、一般建築、特に木造建築における束柱と束石の連結構造に関するものであり、雨水などによる束柱の腐食を防止できる束柱と束石の連結具に関する。
国内の木造建築は、土台と床との間に隙間を設けて風通しをよくして、湿気やカビ等に対する対策を施して来た。
建造物を支える床束、いわゆる支柱を基礎上台に固定する技術としては、束石を使用することが一般的である。
建造物を支える床束、いわゆる支柱を基礎上台に固定する技術としては、束石を使用することが一般的である。
従来の束柱と束石との連結は、束柱の下端に凸状の平ほぞを形成し、束柱と束石を結合するものなどが提案されている。
これらは風雨に曝され、束柱の下端から侵入する雨水により束柱が腐食され短命であった。
これらは風雨に曝され、束柱の下端から侵入する雨水により束柱が腐食され短命であった。
尚、上記とは逆に束柱の下端に凹部を掘削し、束石の上部に凸状の突起部を設け、これらを嵌合せしめて束柱下端部の腐食を防ごうとしたものであるが、水切りをせしめるための補助部品を要し、手間がかかりコスト高であった。
特開2006−194062号公報
特許第3044237号公報
実用新案登録第3017795号公報
本発明は、束柱の下端部が雨水などによる腐食を防止するのみならず、施工も簡単であり、コストの軽減に寄与する束柱と束石の連結具を得ることを目的とする。
上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、本発明に至った。
本発明の束柱と束石の連結具は、所定厚さの硬質ゴム板の表面側に適宜深さの水切りミゾを設け、前記硬質ゴム板の裏面側の中心部に束石の掘削孔に嵌合する下方へ突出する棒状突起部を一体に設け、さらに前記硬質ゴム板の複数個所には、束柱に硬質ゴム板を固定するための貫通した木ねじ用孔を設けたものである。
本発明の束柱と束石の連結具は、所定厚さの硬質ゴム板の表面側に適宜深さの水切りミゾを設け、前記硬質ゴム板の裏面側の中心部に束石の掘削孔に嵌合する下方へ突出する棒状突起部を一体に設け、さらに前記硬質ゴム板の複数個所には、束柱に硬質ゴム板を固定するための貫通した木ねじ用孔を設けたものである。
本発明は束柱の下端部分を水の侵入から防ぎ、腐食防止及び施工も簡単で、コストの軽減化に繋がる。
本発明は、木造建築に於いて束柱と束石との結合に関し、束柱の下端部が雨水などの侵入によって腐食されることを防止でき、束石への結合がごく簡単に施工できることで、従来の方法にない効果が期待できる。
本発明は、木造建築に於いて束柱と束石との結合に関し、束柱の下端部が雨水などの侵入によって腐食されることを防止でき、束石への結合がごく簡単に施工できることで、従来の方法にない効果が期待できる。
本発明の束柱と束石の連結具の一実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図1の縦断面図に本発明の束柱と束石の連結具を使用した束柱と束石の構造を示し、図2の平面図及びA−A矢視断面図に本発明の束柱と束石の連結具を示した。
本発明の束柱と束石の連結具は、図2の平面図に示すように、所定厚さの硬質ゴム板3の表面側に適宜深さの水切りミゾ5を設け、裏面側の中心部に下方へ突出する棒状突起部6を一体に設けたものである。
また、前記硬質ゴム板3の複数個所には、束柱1に硬質ゴム板3を固定するために貫通した木ねじ用孔8を設ける。
前記硬質ゴム板3は、束柱1の断面形状に略一致した形状とし、束柱1の方形断面状や円形断面状などの適宜の形状に形成することができる.
前記水切りミゾ5は、束柱から流下した雨水等を束柱1と硬質ゴム板3の間から排水できる構造であれば良く、本実施例では円形みぞと該円形みぞの外側に直線みぞを組み合わせた形状としている。
前記棒状突起部6は、束石2に掘削された掘削孔7に嵌合する形状であれば良く、円棒状や角棒状などで前記硬質ゴム板3と一体に形成される。
図1の縦断面図に本発明の束柱と束石の連結具を使用した束柱と束石の構造を示し、図2の平面図及びA−A矢視断面図に本発明の束柱と束石の連結具を示した。
本発明の束柱と束石の連結具は、図2の平面図に示すように、所定厚さの硬質ゴム板3の表面側に適宜深さの水切りミゾ5を設け、裏面側の中心部に下方へ突出する棒状突起部6を一体に設けたものである。
また、前記硬質ゴム板3の複数個所には、束柱1に硬質ゴム板3を固定するために貫通した木ねじ用孔8を設ける。
前記硬質ゴム板3は、束柱1の断面形状に略一致した形状とし、束柱1の方形断面状や円形断面状などの適宜の形状に形成することができる.
前記水切りミゾ5は、束柱から流下した雨水等を束柱1と硬質ゴム板3の間から排水できる構造であれば良く、本実施例では円形みぞと該円形みぞの外側に直線みぞを組み合わせた形状としている。
前記棒状突起部6は、束石2に掘削された掘削孔7に嵌合する形状であれば良く、円棒状や角棒状などで前記硬質ゴム板3と一体に形成される。
次に、本発明の束柱と束石の連結具の使用操作を添付図面に基づいて、以下に説明する。
まず、最初に硬質ゴム板3の表面側、即ち水切りミゾ5を設けた側を束柱1の下端面に当接させて各木ねじ用孔8を介して木ねじ4により前記硬質ゴム板3を束柱1に固定する。
束石2は、地面にアンカーボルト9を固着して固定し、束石2の上面に掘削された掘削孔7に前記硬質ゴム板3の棒状突起部6を嵌合させて固定する。
こうすることによって、束柱1から流下した雨水等を束柱1と硬質ゴム板3の間から前記硬質ゴム板3の水切りミゾ5によって排水できるとともに、前記水切りミゾ5が通気通路となるので乾燥を促進し、束柱1下端部の腐食を防止することができる。
また、束柱1と束石2との結合に関し、棒状突起部6を掘削孔7へ接着剤を介して嵌合することにより束柱1の束石2への結合が強固に極簡単に施工できる。
まず、最初に硬質ゴム板3の表面側、即ち水切りミゾ5を設けた側を束柱1の下端面に当接させて各木ねじ用孔8を介して木ねじ4により前記硬質ゴム板3を束柱1に固定する。
束石2は、地面にアンカーボルト9を固着して固定し、束石2の上面に掘削された掘削孔7に前記硬質ゴム板3の棒状突起部6を嵌合させて固定する。
こうすることによって、束柱1から流下した雨水等を束柱1と硬質ゴム板3の間から前記硬質ゴム板3の水切りミゾ5によって排水できるとともに、前記水切りミゾ5が通気通路となるので乾燥を促進し、束柱1下端部の腐食を防止することができる。
また、束柱1と束石2との結合に関し、棒状突起部6を掘削孔7へ接着剤を介して嵌合することにより束柱1の束石2への結合が強固に極簡単に施工できる。
1 束柱
2 束石
3 硬質ゴム板
4 木ねじ
5 水切りミゾ
6 棒状突起部
7 掘削孔
8 木ねじ用孔
9 アンカーボルト
2 束石
3 硬質ゴム板
4 木ねじ
5 水切りミゾ
6 棒状突起部
7 掘削孔
8 木ねじ用孔
9 アンカーボルト
Claims (1)
- 所定厚さの硬質ゴム板の表面側に適宜深さの水切りミゾを設け、前記硬質ゴム板の裏面側の中心部に束石の掘削孔に嵌合する下方へ突出する棒状突起部を一体に設け、さらに前記硬質ゴム板の複数個所には、束柱に硬質ゴム板を固定するための貫通した木ねじ用孔を設けたことを特徴とする束柱と束石の連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007186101A JP2009024342A (ja) | 2007-07-17 | 2007-07-17 | 束柱と束石の連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007186101A JP2009024342A (ja) | 2007-07-17 | 2007-07-17 | 束柱と束石の連結具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009024342A true JP2009024342A (ja) | 2009-02-05 |
Family
ID=40396414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007186101A Withdrawn JP2009024342A (ja) | 2007-07-17 | 2007-07-17 | 束柱と束石の連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009024342A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101582539B1 (ko) * | 2014-10-22 | 2016-01-05 | 신재모 | 기둥 고정장치 |
-
2007
- 2007-07-17 JP JP2007186101A patent/JP2009024342A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101582539B1 (ko) * | 2014-10-22 | 2016-01-05 | 신재모 | 기둥 고정장치 |
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