JP2009019013A - 新規ヘテロアリールピペリジン誘導体 - Google Patents

新規ヘテロアリールピペリジン誘導体 Download PDF

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芳一 宇都
Yohei Kiyozuka
洋平 清塚
Hitoshi Kurata
等司 蔵田
Tsuneaki Ogata
恒暉 緒方
Akira Okuyama
亮 奥山
Masahiro Konishi
正博 小西
Shinya Kurikawa
伸也 栗川
Jun Osumi
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Abstract

【課題】優れたステアロイルCoAデサチュラーゼ阻害作用を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩の提供。
【解決手段】 一般式(I)

[式中、Aは、式−CONHRで表わされる基又は式−ERで表わされる基;Rは、水素原子等;Rは、水素原子等;Rは、独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基等;Rは、水素又はハロゲン原子;Vは、窒素原子等;Wは、窒素原子等;Yは、カルボニル基等;mは、0、1又は2;nは、0、1又は2]を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
【選択図】なし

Description

本発明は、ステアロイルCoAデサチュラーゼの働きを抑制することにより、糖尿病、動脈硬化、肥満、非アルコール性脂肪性肝炎、高脂血症、高血圧等のステアロイルCoAデサチュラーゼと関連する各種ヒト疾病の治療・予防に有効である特定の化学構造を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩に関する。
アシル−CoAデサチュラーゼ酵素は、細胞に取り込まれる、または細胞内合成によって生成される脂肪酸での二重結合の形成を触媒する。動物では、それぞれ脂肪鎖のデルタ−9、デルタ-6、デルタ-5、デルタ-4の位置で二重結合を導入する4つのタイプのアシル−CoAデサチュラーゼ酵素が存在する。
ステアロイルCoAデサチュラーゼ(以下、SCDともいう)は飽和脂肪酸のデルタ-9の位置に二重結合を導入する酵素であり、生体内で主にパルミトイルCoA、ステアロイルCoAをそれぞれパルミトレオイルCoA、オレオイルCoAに変換し、これらの生成物はリン脂質、トリグリセリド、コレステロールエステルの主成分として利用される。ステアリン酸対オレイン酸の比は細胞膜の流動性に影響を及ぼし、糖尿病、肥満、動脈硬化、高血圧、神経性疾患、心疾患、ガン、老化に関与するとされている(非特許文献1)。
マウス肝SCDは食欲抑制ホルモンであるレプチン欠損ob/obマウスで高発現し、レプチン投与によってその発現が正常レベルまで抑制された。SCD欠損マウスは正常マウスに比べ低い肝トリグリセリド、低い肝コレステロールエステル、低い脂肪組織重量を呈し、高脂肪食下では、正常動物に比べ、体重増加が抑制され、耐糖能、インスリン感受性が亢進した。ob/obマウスとの交配により、体重減少、代謝亢進、脂肪肝正常化を来した(非特許文献2及び3)。
また、SCDに対するアンチセンス・ヌクレオチドをマウスへ投与し、SCD発現及び活性を阻害することにより、体重増加率、体脂肪率、血漿インスリン値、血糖値が低下し、肝臓においては脂肪酸合成、脂肪滴蓄積が減少した(非特許文献4)。
これらの実験結果から、SCD阻害剤は脂質代謝系への広範な影響によって、インスリン抵抗性改善、高血糖改善、抗肥満、肝機能改善、動脈硬化改善に寄与し、治療薬の標的になることが推察される。
ヘテロアリールピペリジン誘導体として、例えば、特許文献1には、ヘテロアリール基に3−メチルブチルアミノカルボニル基、2−シクロプロピルエチルアミノカルボニル基等が結合している化合物及びそれらのSCD阻害剤としての使用が記載されている。しかし、同公報には、アルキルアミノカルボニル基が無置換であるか又はシクロアルキル基が置換している化合物の例しかなく、しかもそのSCD阻害効果は不十分なものである。一方、特許文献2には、ヘテロアリール基に、3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル基が結合している化合物の例が記載されている。しかし、これらの化合物は、チアジアゾール基に結合しているアルキル基が無置換であり、しかも、同公報には、脈管形成阻害剤としての使用が記載されているが、SCD阻害剤としての使用は全く記載されていない。
なお、SCD阻害作用を有するいくつかの化合物が知られているが、いずれも本発明の化合物とは構造が異なる。例えば、ピペラジン環を含有する化合物が、特許文献3乃至5で知られている。
国際公開第2006/034338号パンフレット 国際公開第97/26258号パンフレット 国際公開第2005/011653号パンフレット 国際公開第2005/5011654号パンフレット 米国2005/0119251号公報 Prog Lipid Res. 1995;34(2):139-150. Science. 2002;297(5579):240-3 Proc Natl Acad Sci U S A. 2002;99(17):11482-6. J Clin Invest. 2005;115(4):1030-8.
発明者らは、SCD阻害作用を有する化合物について鋭意研究を行った結果、特定の化学構造を有するヘテロアリールピペリジン化合物が、優れたSCD阻害作用を有することを見出した。また、本発明者らは、このヘテロアリールピペリジン化合物が、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、脂肪肝、及び非アルコール性脂肪性肝炎からなる群から選ばれる疾患の予防及び/又は治療のための医薬の有効成分として、又は肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風、及び胆石症からなる群から選ばれる疾患の治療及び/又は予防のための医薬の有効成分として有用であることを見出した。本発明は上記の知見を基にして完成された。
本発明は、(1)一般式(I)
[式中、
Aは、式−CONHRで表わされる基又は式−ERで表わされる基
(式中、Rは、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されているC−Cアルキル基、置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基又は置換基群a及びC−Cシクロアルキル基から選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−Cアルコキシ基を示し、Eは、複素環基を示し、Rは、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されているC−Cアルキル基を示す。)を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子又はC−Cアルキル基を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子又はC−Cアルキル基を示し、
は、置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基又は置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基を示し、
は、水素原子又はハロゲン原子を示し、
Vは、式=CH−で表わされる基又は窒素原子を示し、
Wは、式=CH−で表わされる基又は窒素原子を示し、
ただし、Vが式=CH−で表わされる基を示し、かつWが式=CH−で表わされる基を示す場合は除き、
Yは、カルボニル基、式−C(=CH)−で表わされる基、式−C(=N−OR)−で表わされる基、式−CR(OH)−で表わされる基、式−N((C=O)R)−で表わされる基、式−N(SO10)−で表わされる基、硫黄原子、式(II)で表される基又は式(III)で表される基
(式中、Rは、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、Rは、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、Rは、水素原子、C−Cアルキル基又はC−Cハロゲン化アルキル基を示し、R10は、C−Cアルキル基又はC−Cハロゲン化アルキル基を示し、R11は、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、R12は、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、Zは、カルボニル基又は式−CR13(R14)−で表わされる基を示す(R13は、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、R14は、水素原子又はC−Cアルキル基を示す。)。)を示し、
mは、0、1又は2を示し、
nは、0、1又は2を示し、
置換基群aは、ハロゲン原子、置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、シアノ基及びカルボキシル基からなる群を示し、
置換基群bは、ハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、C−Cハロゲン化アルコキシ基、カルボキシル基、C−Cアルキルカルボニルオキシ基、C−Cアルコキシカルボニルオキシ基、カルバモイル基、ニトロ基及びアミノ基からなる群を示す。]
を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩に関する。
本発明において、好適には、
(2) (1)において、
Aが、式−CONHRで表わされる基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(3) (1)又は(2)において、
1が、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−Cアルキル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(4) (1)又は(2)において、
1が、(置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいピリジル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいチエニル基及びヒドロキシ基)から選択される基で独立に1又は2個置換されているC−Cアルキル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(5) (1)又は(2)において、
1が、2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル基、2−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−(2−チエニル)エチル基又は2−ヒドロキシ−2−(3−チエニル)エチル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(6) (1)又は(2)において、
1が、2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチル基又は2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(7) (1)において、
Aが、式−ERで表わされる基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(8) (1)又は(7)において、
Eが、酸素原子及び窒素原子を1個ずつ含み、更に1又は2個の窒素原子を含有してよい5員複素環基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(9) (1)又は(7)において、
Eが、2−オキサゾリル基、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基又は1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(10) (1)及び(7)乃至(9)から選択されるいずれか一項において、
が、(置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいピリジル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいチエニル基及びヒドロキシ基)から選択される基で独立に1又は2個置換されているC−Cアルキル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(11) (1)及び(7)乃至(9)から選択されるいずれか一項において、
が、ベンジル基、α−ヒドロキシベンジル基又はピリジン−3−イルメチル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(12) (1)乃至(11)から選択されるいずれか一項において、
及びRが、水素原子であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(13) (1)乃至(12)から選択されるいずれか一項において、
が、置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(14) (1)乃至(12)から選択されるいずれか一項において、
が、ハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(15) (1)乃至(12)から選択されるいずれか一項において、
が、2−メチルフェニル基又は2−トリフルオロメチルフェニル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(16) (1)乃至(15)から選択されるいずれか一項において、
が、水素原子であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(17) (1)乃至(16)から選択されるいずれか一項において、
V及びWが、窒素原子であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(18) (1)乃至(17)から選択されるいずれか一項において、
Yが、カルボニル基又はメトキシイミノ基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(19) (1)乃至(17)から選択されるいずれか一項において、
Yが、カルボニル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(20) (1)乃至(19)から選択されるいずれか一項において、
m及びnが、1であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(21) (1)において、
Aが式−CONHRで表わされる基であり、R1が置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−Cアルキル基であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子であり、Rが置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基であり、Rが水素原子であり、V及びWが窒素原子であり、Yがカルボニル基又はメトキシイミノ基であり、m及びnが1であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(22) (1)において、
Aが式−CONHRで表わされる基であり、R1が(置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいピリジル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいチエニル基及びヒドロキシ基)から選択される基で独立に1又は2個置換されているC−Cアルキル基であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子であり、Rがハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基であり、Rが水素原子であり、V及びWが窒素原子であり、Yがカルボニル基であり、m及びnが1であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(23) (1)において、
Aが式−CONHRで表わされる基であり、R1が2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル基、2−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−(2−チエニル)エチル基又は2−ヒドロキシ−2−(3−チエニル)エチル基であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子であり、Rが2−メチルフェニル基又は2−トリフルオロメチルフェニル基であり、Rが水素原子であり、V及びWが窒素原子であり、Yがカルボニル基であり、m及びnが1であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(24) (1)において、
Aが式−CONHRで表わされる基であり、R1が2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチル基又は2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチル基であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子であり、Rが2−メチルフェニル基又は2−トリフルオロメチルフェニル基であり、Rが水素原子であり、V及びWが窒素原子であり、Yがカルボニル基であり、m及びnが1であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(25) (1)において、
Aが式−ERで表わされる基であり、Eが酸素原子及び窒素原子を1個ずつ含み、更に1又は2個の窒素原子を含有してよい5員複素環基であり、Rが(置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいピリジル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいチエニル基及びヒドロキシ基)から選択される基で独立に1又は2個置換されているC−Cアルキル基であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子であり、Rが置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基であり、Rが水素原子であり、V及びWが窒素原子であり、Yがカルボニル基又はメトキシイミノ基であり、m及びnが1であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(26) (1)において、
Aが式−ERで表わされる基であり、Eが酸素原子及び窒素原子を1個ずつ含み、更に1又は2個の窒素原子を含有してよい5員複素環基であり、Rがベンジル基、α−ヒドロキシベンジル基又はピリジン−3−イルメチル基であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子であり、Rがハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基であり、Rが水素原子であり、V及びWが窒素原子であり、Yがカルボニル基であり、m及びnが1であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(27) (1)において、
Aが式−ERで表わされる基であり、Eが2−オキサゾリル基、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基又は1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基であり、Rがベンジル基、α−ヒドロキシベンジル基又はピリジン−3−イルメチル基であり、Rが水素原子であり、Rが水素原子であり、Rが2−メチルフェニル基又は2−トリフルオロメチルフェニル基であり、Rが水素原子であり、V及びWが窒素原子であり、Yがカルボニル基であり、m及びnが1であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(28) 一般式(I)を有する化合物が、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(2−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(3−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−2−イル−エチル)−アミド、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−3−イル−エチル)−アミド、
{1−[6−(4−ベンジル−オキサゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン、
{1−[6−(3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン、
(1−{6−[3−(ヒドロキシ−フェニル−メチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−ピリダジン−3−イル}−ピペリジン−4−イル)−o−トリル−メタノン、
{1−[6−(5−ベンジル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−4−イル−エチル)−アミド、
{1−[6−(3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン、
(1−{6−[3−(ヒドロキシ−フェニル−メチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−ピリダジン−3−イル}−ピペリジン−4−イル)−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン、
{1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン、
{1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン、
6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド、又は、
6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド
である(1)に記載のヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(29) 一般式(I)を有する化合物が、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−4−イル−エチル)−アミド、
{1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン、
{1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン、
6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド、又は、
6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド
である(1)に記載のヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
(30) (1)乃至(29)から選択されるいずれか一項に記載のヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有するステアロイルCoAデサチュラーゼ阻害剤。
(31) (1)乃至(29)から選択されるいずれか一項に記載のヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
(32) ステアロイルCoAデサチュラーゼを阻害するための(31)に記載の医薬組成物。
(33) 肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎の治療及び/又は予防のための(32)に記載の医薬組成物。
(34) 肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風又は胆石症の治療及び/又は予防のための(32)に記載の医薬組成物。
(35) 肥満、肥満症又は肥満に起因する高脂血症、高TG血症、糖尿病、高血圧症若しくは動脈硬化症の治療及び/又は予防のための(32)に記載の医薬組成物。
(36) 肥満又は肥満症の治療及び/又は予防のための(32)に記載の医薬組成物。
(37) 糖尿病の治療及び/又は予防のための(32)に記載の医薬組成物。
(38) 脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎の治療及び/又は予防のための(32)に記載の医薬組成物。
(39) 高脂血症又は高TG血症の治療及び/又は予防のための(32)に記載の医薬組成物。
(40)医薬組成物を製造するための、(1)乃至(29)から選択されるいずれか一項に記載のヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩の使用。
(41)医薬組成物がステアロイルCoAデサチュラーゼを阻害するための組成物である(40)に記載の使用。
(42)医薬組成物が肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎の治療及び/又は予防のための組成物である(40)に記載の使用。
(43)医薬組成物が肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風又は胆石症の治療及び/又は予防のための組成物である(40)に記載の使用。
(44)医薬組成物が肥満、肥満症又は肥満に起因する高脂血症、高TG血症、糖尿病、高血圧症若しくは動脈硬化症の治療及び/又は予防のための組成物である(40)に記載の使用。
(45)医薬組成物が肥満又は肥満症の治療及び/又は予防のための組成物である(40)に記載の使用。
(46)医薬組成物が糖尿病の治療及び/又は予防のための組成物である(40)に記載の使用。
(47)医薬組成物が脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎の治療及び/又は予防のための組成物である(40)に記載の使用。
(48)医薬組成物が高脂血症又は高TG血症の治療及び/又は予防のための組成物である(40)に記載の使用。
(49)(1)乃至(29)から選択されるいずれか一項に記載のアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩の薬理的な有効量を温血動物に投与するステアロイルCoAデサチュラーゼ阻害方法。
(50)(1)乃至(29)から選択されるいずれか一項に記載のアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩の薬理的な有効量を温血動物に投与する疾病の治療及び/又は予防方法。
(51)疾病が肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎である(50)に記載の方法。
(52)疾病が肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風又は胆石症である(50)に記載の方法。
(53)疾病が肥満、肥満症又は肥満に起因する高脂血症、高TG血症、糖尿病、高血圧症若しくは動脈硬化症である(50)に記載の方法。
(54)疾病が肥満又は肥満症である(50)に記載の方法。
(55)疾病が糖尿病である(50)に記載の方法。
(56)疾病が脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎である(50)に記載の方法。
(57)疾病が高脂血症又は高TG血症である(50)に記載の方法、及び、
(58)温血動物がヒトである(49)乃至(57)から選択されるいずれか一項に記載の方法
を挙げることができる。
本発明において、「ハロゲン原子」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子である。好適には、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子であり、より好適には、フッ素原子又は塩素原子であり、更により好適には、フッ素原子である。
本発明において、「C−Cアルキル基」は、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基である。例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル又は2−エチルブチル基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C1−C4アルキル基)であり、より好適には、メチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基(C1−Cアルキル基)であり、更により好適には、メチル基又はエチル基(C1−Cアルキル基)であり、特に好適には、メチル基である。
本発明において、「C−Cハロゲン化アルキル基」は、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C−Cアルキル基」に結合した基である。例えばトリフルオロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、2-ブロモエチル、2-クロロエチル、2-フルオロエチル、2-ヨードエチル、ペンタフルオロエチル又は2,2-ジブロモエチル基であり、好適には、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C1−C4アルキル基」に結合した基(C−Cハロゲン化アルキル基)であり、より好適には、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C1−Cアルキル基」に結合した基(C−Cハロゲン化アルキル基)であり、更により好適には、トリフルオロメチル基である。
本発明において、「C−Cアルコキシ基」は、前記「C−Cアルキル基」が酸素原子に結合した基であり、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基である。例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、2−メチルブトキシ、1−エチルプロポキシ、2−エチルプロポキシ、ネオペントキシ、ヘキシルオキシ又は2,3−ジメチルブトキシ基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基(C−Cアルコキシ基)であり、より好適には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基又はイソプロポキシ基(C1−Cアルコキシ基)であり、更により好適には、メトキシ基又はエトキシ基(C1−Cアルコキシ基)であり、特に好適には、メトキシ基である。
本発明において、「C−Cハロゲン化アルコキシ基」は、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C−Cアルコキシ基」に結合した基である。例えば、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジクロロメトキシ、ジブロモメトキシ、フルオロメトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、2,2,2-トリクロロエトキシ、2-ブロモエトキシ、2-クロロエトキシ、2-フルオロエトキシ、2-ヨードエトキシ、ペンタフルオロエトキシ又は2,2-ジブロモエトキシ基であり、好適には、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C1−C4アルコキシ基」に結合した基(C−Cハロゲン化アルコキシ基)であり、より好適には、同一又は異なる1乃至5個の前記「ハロゲン原子」が前記「C1−Cアルコキシ基」に結合した基(C−Cハロゲン化アルコキシ基)であり、更により好適には、トリフルオロメトキシ基である。
本発明において、「C−Cアルキルカルボニルオキシ基」は、1個の前記「C−Cアルキル基」が結合したカルボニル基が酸素原子に結合した基である。例えば、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、ペンタノイルオキシ、ピバロイルオキシ、バレリルオキシ又はイソバレリルオキシ基であり、好適には、1個の前記「C−C4アルキル基」が結合したカルボニル基が酸素原子に結合した基(C−Cアルキルカルボニルオキシ基)であり、より好適には、アセトキシ又はプロピオニルオキシ基(C−Cアルキルカルボニルオキシ基)であり、更により好適には、アセトキシ基である。
本発明において、「C−Cアルコキシカルボニルオキシ基」は、1個の前記「C−Cアルコキシ基」が結合したカルボニル基が酸素原子に結合した基である。例えば、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ、イソブトキシカルボニルオキシ、s−ブトキシカルボニルオキシ又はt−ブトキシカルボニルオキシ基であり、好適には、1個の前記「C1−C4アルコキシ基」が結合したカルボニル基が酸素原子に結合した基(C−Cアルコキシカルボニルオキシ基)であり、より好適には、メトキシカルボニルオキシ又はエトキシカルボニルオキシ基(C−Cアルコキシカルボニルオキシ基)であり、更により好適には、メトキシカルボニルオキシ基である。
本発明において、「C6−C10アリール基」は、炭素数6乃至10個の芳香族炭化水素基である。例えば、フェニル又はナフチル基であり、好適には、フェニル基である。
本発明において、「複素環基」は、硫黄原子、酸素原子又は/及び窒素原子を1乃至3個含み、更に1又は2個の窒素原子を含有してよく、当該硫黄原子は2個の酸素原子が結合してよい4乃至7員複素環基である。例えば、フリル、チエニル、ピロリル、アゼピニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピラニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル若しくはピラジニル基のような「芳香族複素環基」、又は、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチエニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、オキサゾリジニル、イソキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピラゾリジニル、ジオキソラニル若しくはジオキサニル基のような「部分若しくは完全還元型の飽和複素環基」であり、上記複素環基は、ベンゼン環のような他の環式基と縮環していてもよく(「縮合二環式へテロアリール基」)、例えば、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソベンゾフラニル、1,3−ジヒドロイソベンゾフラニル、キノリル、1,3−ベンゾジオキソラニル、1,4−ベンゾジオキサニル、インドリル、イソインドリル若しくはインドリニル基であり、好適には、芳香族複素環基であり、Eにおいては、より好適には、酸素原子及び窒素原子を1個ずつ含み、更に1又は2個の窒素原子を含有してよい5員複素環基であり、更により好適には、2−オキサゾリル基、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基又は1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基であり、R及び置換基群aにおいては、より好適には、ピリジル基又はチエニル基であり、更により好適には、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−チエニル基又は3−チエニル基である。
本発明において、「C−Cシクロアルキル基」は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基又はシクロヘキシル基である。好適には、シクロプロピル基である。
本発明において、「置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されているC−Cアルキル基」は、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されている前記「C−Cアルキル基」である。好適には、(置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいピリジル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいチエニル基及びヒドロキシ基)から選択される基で独立に1又は2個置換されている前記「C−Cアルキル基」であり、Rにおいては、より好適には、2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル基、2−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−(2−チエニル)エチル基又は2−ヒドロキシ−2−(3−チエニル)エチル基であり、更により好適には、2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチル基又は2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチル基であり、Rにおいては、より好適には、ベンジル基、α−ヒドロキシベンジル基又はピリジン−3−イルメチル基である。
本発明において、「置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基」は、置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい前記「C−Cシクロアルキル基」である。好適には、トランス−2−フェニル−シクロプロピル基である。
本発明において、「置換基群a及びC−Cシクロアルキル基から選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−Cアルコキシ基」は、置換基群a及び前記「C−Cシクロアルキル基」から選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよい前記「C−Cアルコキシ基」である。好適には、シクロプロピルメチルオキシ基である。
本発明において、「式−CONHRで表わされる基」は、1個のRが結合したアミノ基がカルボニル基に結合した基である。好適には、1個の前記「置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されているC−Cアルキル基」が結合したアミノ基がカルボニル基に結合した基であり、より好適には、2−(3−ピリジル)エチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルアミノカルボニル基、2−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル基、2−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル基、2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−(2−チエニル)エチルアミノカルボニル基又は2−ヒドロキシ−2−(3−チエニル)エチルアミノカルボニル基であり、更により好適には、2−(3−ピリジル)エチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチルアミノカルボニル基又は2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチルアミノカルボニル基である。
本発明において、「式−ERで表わされる基」は、1個のRがEに結合した基である。好適には、1個の前記「置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されているC−Cアルキル基」が複素環基に結合した基であり、より好適には、4−ベンジル−2−オキサゾリル基、3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基、3−(α−ヒドロキシベンジル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基、5−ベンジル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基又は5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基である。
本発明において、「置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基」は、置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよい前記「C−C10アリール基」である。好適には、置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいフェニル基であり、Rにおいては、より好適には、ハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基であり、更により好適には、2−メチルフェニル基又は2−トリフルオロメチルフェニル基であり、置換基群aにおいては、より好適には、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基又はフェニル基であり、更により好適には、フェニル基である。
本発明において、「置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基」は、置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい前記「複素環基」である。好適には、置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい芳香族複素環基であり、より好適には、ピリジル基又はチエニル基であり、更により好適には、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−チエニル基又は3−チエニル基である。
本発明において、「式−C(=N−OR)−で表わされる基」は、1個のヒドロキシ基又は前記「C−Cアルコキシ基」がイミノ基の窒素原子に結合した基である。例えば、ヒドロキシイミノ基、メトキシイミノ基、エトキシイミノ基又はヘキシルオキシイミノ基であり、好適には、ヒドロキシイミノ基又はメトキシイミノ基であり、より好適には、メトキシイミノ基である。
本発明において、「式−CR(OH)−で表わされる基」は、例えば、α−ヒドロキシメチレン基、α−ヒドロキシメチルメチレン基、α−ヒドロキシエチルメチレン基又はα−ヒドロキシヘキシルメチレン基であり、好適には、α−ヒドロキシメチレン基又はα−ヒドロキシメチルメチレン基である。
本発明において、「式−N((C=O)R)−で表わされる基」は、例えば、ホルミルアミノ基、アセチルアミノ基、プロピオニルアミノ基又はトリフルオロメチルカルボニルアミノ基であり、好適には、アセチルアミノ基又はトリフルオロメチルカルボニルアミノ基である。
本発明において、「式−N(SO10)−で表わされる基」は、例えば、メチルスルホニルアミノ基、エチルスルホニルアミノ基、ヘキシルスルホニルアミノ基又はトリフルオロメチルスルホニルアミノ基であり、好適には、トリフルオロメチルスルホニルアミノ基である。
本発明において、「式(II)で表される基」は、例えば、2,2−(1,3−ジオキソラン)ジイル基、2,2−(4−メチル−1,3−ジオキソラン)ジイル基、2,2−(4−エチル−1,3−ジオキソラン)ジイル基又は2,2−(4,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン)ジイル基であり、好適には、2,2−(1,3−ジオキソラン)ジイル基である。
本発明において、「式−CR13(R14)−で表わされる基」は、例えば、メチレン基、メチルメチレン基、エチルメチレン基又はジメチルメチレン基であり、好適には、ジメチルメチレン基である。
本発明において、「式(III)で表される基」は、例えば、4,4−(2−カルボニル−1,3−ジオキソラン)ジイル基、4,4−(1,3−ジオキソラン)ジイル基、4,4−(2−メチル−1,3−ジオキソラン)ジイル基、4,4−(2−エチル−1,3−ジオキソラン)ジイル基又は4,4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン)ジイル基であり、好適には、4,4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン)ジイル基である。
本発明において、好適なRは置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−Cアルキル基であり、より好適なRは(置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいピリジル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいチエニル基及びヒドロキシ基)から選択される基で独立に1又は2個置換されているC−Cアルキル基であり、更により好適なRは2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル基、2−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−(2−チエニル)エチル基又は2−ヒドロキシ−2−(3−チエニル)エチル基であり、特に好適なRは2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチル基又は2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチル基である。
本発明において、好適なEは酸素原子及び窒素原子を1個ずつ含み、更に1又は2個の窒素原子を含有してよい5員複素環基であり、より好適なEは2−オキサゾリル基、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基又は1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基である。
本発明において、好適なRは(置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいピリジル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいチエニル基及びヒドロキシ基)から選択される基で独立に1又は2個置換されているC−Cアルキル基であり、より好適なRはベンジル基、α−ヒドロキシベンジル基又はピリジン−3−イルメチル基である。
本発明において、好適なAは2−(3−ピリジル)エチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルアミノカルボニル基、2−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル基、2−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル基、2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−(2−チエニル)エチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−(3−チエニル)エチルアミノカルボニル基、4−ベンジル−2−オキサゾリル基、3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基、3−(α−ヒドロキシベンジル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基又は5−ベンジル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基であり、より好適なAは2−(3−ピリジル)エチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルアミノカルボニル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチルアミノカルボニル基又は2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチルアミノカルボニル基である。
本発明において、好適なRは水素原子である。
本発明において、好適なRは水素原子である。
本発明において、好適なRは置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基であり、より好適なRはハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基であり、更により好適なRは2−メチルフェニル基又は2−トリフルオロメチルフェニル基である。
本発明において、好適なRは水素原子である。
本発明において、好適なVは窒素原子である。
本発明において、好適なWは窒素原子である。
本発明において、好適なRはメチル基である。
本発明において、好適なRは水素原子又はメチル基である。
本発明において、好適なRはメチル基又はトリフルオロメチル基である。
本発明において、好適なR10はトリフルオロメチル基である。
本発明において、好適なR11は水素原子である。
本発明において、好適なR12は水素原子である。
本発明において、好適なR13はメチル基である。
本発明において、好適なR14はメチル基である。
本発明において、好適なZはカルボニル基である。
本発明において、好適なYはカルボニル基又はメトキシイミノ基であり、より好適なYはカルボニル基である。
本発明において、好適なmは1である。
本発明において、好適なnは1である。
本発明の一般式(I)を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩は、全ての異性体(ケト−エノール異性体、ジアステレオ異性体、光学異性体、回転異性体等)を有する。
本発明の一般式(I)を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩は、その分子内に不斉炭素原子が存在するので、種々の異性体を有する。本発明の化合物においては、これらの異性体およびこれらの異性体の混合物がすべて単一の式、即ち一般式(I)で示されている。従って、本発明はこれらの異性体およびこれらの異性体の任意の割合の混合物をもすべて含むものである。
上記のような立体異性体は、立体特異的な原料化合物を用いるか、又は不斉合成若しくは不斉誘導の手法を用いて本発明に係る化合物を合成するか、或いは合成した本発明に係る化合物を所望により通常の光学分割法又は分離法を用いて単離することにより得ることができる。
「その薬理上許容される塩」とは、本発明の一般式(I)を有するヘテロアリールピペリジン誘導体は、アミノ基のような塩基性の基を有する場合には酸と反応させることにより、又、カルボキシル基のような酸性基を有する場合には塩基と反応させることにより、塩にすることができるので、その塩を示す。
塩基性基に基づく塩としては、例えば、弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のようなC−Cアルキルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸塩、酢酸塩、りんご酸塩、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
一方、酸性基に基づく塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩等の金属塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
本発明の一般式(I)を有するアミ誘導体又はその薬理上許容される塩は、大気中に放置したり、又は、再結晶をすることにより、水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物となる場合があり、そのような水和物も本発明の塩に包含される。
本発明の一般式(I)を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩は、他のある種の溶媒を吸収し、溶媒和物となる場合があり、そのような溶媒和物も本発明の塩に包含される。
本発明の一般式(I)を有するヘテロアリールピペリジン誘導体の具体例としては、例えば、下記表1乃至表4に示す化合物を挙げることができるが、本発明はこれらの基に限定されるものではない。
下記表1乃至表4における、略号の意味は以下のとおりである。即ち、
Meは、メチル基を表し、
Phは、フェニル基を表し、
CONHCHCH(2−F−Ph)は、2−(2−フルオロフェニル)エチルアミノカルボニル基を表し、
CONHCHCH(2−Thi)は、2−(2−チエニル)エチルアミノカルボニル基を表し、
CONHCHCH(2−Thiaz)は、2−(2−チアゾリル)エチルアミノカルボニル基を表し、
CONHCHCH(6−OMe−3−Py)は、2−(6−メトキシ−3−ピリジル)エチルアミノカルボニル基を表し、
CONHCHCH(OH)(2−F−Ph)は、2−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル基を表し、
CONHCHCF(2−Py)は、2,2−ジフルオロ−2−(2−ピリジル)エチルアミノカルボニル基を表し、
CONHCH(COH)CHPhは、1−カルボキシ−2−フェニルエチルアミノカルボニル基を表し、
CONHCyc(A)は、トランス−2−フェニル−シクロプロピルアミノカルボニル基を表し、
CONHOCH(CycPr)は、シクロプロピルメチルオキシアミノカルボニル基を表し、
2−Me−Phは、2−メチルフェニル基を表し、
2−OMe−Phは、2−メトキシフェニル基を表し、
2−CF−Phは、2−トリフルオロメチルフェニル基を表し、
2−OCF−Phは、2−トリフルオロメトキシフェニル基を表し、
2,4−F−Phは、2,4−ジフルオロフェニル基を表し、
Het(A)は、4−ベンジル−2−オキサゾリル基を表し、
Het(B)は、3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基を表し、
Het(C)は、3−(α−ヒドロキシベンジル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基を表し、
Het(D)は、5−ベンジル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基を表し、
Het(E)は、5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基を表し、
Dioxolane(A)は、2,2−(1,3−ジオキソラン)ジイル基を表し、
Dioxolane(B)は、4,4−(2−カルボニル−1,3−ジオキソラン)ジイル基を表し、
Dioxolane(C)は、4,4−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン)ジイル基を表す。
(表1)
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化合物番号 R5 A
――――――――――――――――――――――――――――
1-1 Ph CONHCH2CH2Ph
1-2 Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-3 Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-4 Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-5 Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-6 Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-7 Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-8 Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-9 Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-10 Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-11 Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-12 Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-13 Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-14 Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-15 Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-16 Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-17 Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-18 Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-19 Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-20 Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-21 Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-22 Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-23 Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-24 Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-25 Ph CONHCyc(A)
1-26 Ph CONHOCH2(CycPr)
1-27 Ph Het(A)
1-28 Ph Het(B)
1-29 Ph Het(C)
1-30 Ph Het(D)
1-31 2-F-Ph CONHCH2CH2Ph
1-32 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-33 2-F-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-34 2-F-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-35 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-36 2-F-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-37 2-F-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-38 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-39 2-F-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-40 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-41 2-F-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-42 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-43 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-44 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-45 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-46 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-47 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-48 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-49 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-50 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-51 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-52 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-53 2-F-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-54 2-F-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-55 2-F-Ph CONHCyc(A)
1-56 2-F-Ph CONHOCH2(CycPr)
1-57 2-F-Ph Het(A)
1-58 2-F-Ph Het(B)
1-59 2-F-Ph Het(C)
1-60 2-F-Ph Het(D)
1-61 4-F-Ph CONHCH2CH2Ph
1-62 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-63 4-F-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-64 4-F-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-65 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-66 4-F-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-67 4-F-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-68 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-69 4-F-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-70 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-71 4-F-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-72 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-73 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-74 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-75 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-76 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-77 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-78 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-79 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-80 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-81 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-82 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-83 4-F-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-84 4-F-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-85 4-F-Ph CONHCyc(A)
1-86 4-F-Ph CONHOCH2(CycPr)
1-87 4-F-Ph Het(A)
1-88 4-F-Ph Het(B)
1-89 4-F-Ph Het(C)
1-90 4-F-Ph Het(D)
1-91 2-Cl-Ph CONHCH2CH2Ph
1-92 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-93 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-94 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-95 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-96 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-97 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-98 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-99 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-100 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-101 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-102 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-103 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-104 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-105 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-106 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-107 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-108 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-109 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-110 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-111 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-112 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-113 2-Cl-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-114 2-Cl-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-115 2-Cl-Ph CONHCyc(A)
1-116 2-Cl-Ph CONHOCH2(CycPr)
1-117 2-Cl-Ph Het(A)
1-118 2-Cl-Ph Het(B)
1-119 2-Cl-Ph Het(C)
1-120 2-Cl-Ph Het(D)
1-121 4-Cl-Ph CONHCH2CH2Ph
1-122 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-123 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-124 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-125 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-126 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-127 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-128 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-129 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-130 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-131 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-132 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-133 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-134 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-135 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-136 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-137 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-138 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-139 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-140 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-141 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-142 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-143 4-Cl-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-144 4-Cl-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-145 4-Cl-Ph CONHCyc(A)
1-146 4-Cl-Ph CONHOCH2(CycPr)
1-147 4-Cl-Ph Het(A)
1-148 4-Cl-Ph Het(B)
1-149 4-Cl-Ph Het(C)
1-150 4-Cl-Ph Het(D)
1-151 2-Me-Ph CONHCH2CH2Ph
1-152 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-153 2-Me-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-154 2-Me-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-155 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-156 2-Me-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-157 2-Me-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-158 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-159 2-Me-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-160 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-161 2-Me-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-162 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-163 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-164 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-165 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-166 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-167 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-168 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-169 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-170 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-171 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-172 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-173 2-Me-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-174 2-Me-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-175 2-Me-Ph CONHCyc(A)
1-176 2-Me-Ph CONHOCH2(CycPr)
1-177 2-Me-Ph Het(A)
1-178 2-Me-Ph Het(B)
1-179 2-Me-Ph Het(C)
1-180 2-Me-Ph Het(D)
1-181 2-OMe-Ph CONHCH2CH2Ph
1-182 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-183 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-184 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-185 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-186 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-187 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-188 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-189 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-190 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-191 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-192 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-193 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-194 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-195 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-196 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-197 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-198 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-199 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-200 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-201 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-202 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-203 2-OMe-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-204 2-OMe-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-205 2-OMe-Ph CONHCyc(A)
1-206 2-OMe-Ph CONHOCH2(CycPr)
1-207 2-OMe-Ph Het(A)
1-208 2-OMe-Ph Het(B)
1-209 2-OMe-Ph Het(C)
1-210 2-OMe-Ph Het(D)
1-211 2-CF3-Ph CONHCH2CH2Ph
1-212 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-213 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-214 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-215 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-216 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-217 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-218 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-219 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-220 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-221 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-222 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-223 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-224 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-225 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-226 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-227 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-228 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-229 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-230 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-231 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-232 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-233 2-CF3-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-234 2-CF3-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-235 2-CF3-Ph CONHCyc(A)
1-236 2-CF3-Ph CONHOCH2(CycPr)
1-237 2-CF3-Ph Het(A)
1-238 2-CF3-Ph Het(B)
1-239 2-CF3-Ph Het(C)
1-240 2-CF3-Ph Het(D)
1-241 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2Ph
1-242 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-243 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-244 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-245 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-246 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-247 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-248 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-249 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-250 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-251 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-252 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-253 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-254 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-255 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-256 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-257 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-258 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-259 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-260 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-261 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-262 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-263 2-OCF3-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-264 2-OCF3-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-265 2-OCF3-Ph CONHCyc(A)
1-266 2-OCF3-Ph CONHOCH2(CycPr)
1-267 2-OCF3-Ph Het(A)
1-268 2-OCF3-Ph Het(B)
1-269 2-OCF3-Ph Het(C)
1-270 2-OCF3-Ph Het(D)
1-271 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2Ph
1-272 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-273 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-274 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-275 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-276 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-277 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-278 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-279 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-280 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-281 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-282 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-283 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-284 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-285 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-286 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-287 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-288 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-289 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-290 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-291 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-292 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-293 2,4-F2-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-294 2,4-F2-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-295 2,4-F2-Ph CONHCyc(A)
1-296 2,4-F2-Ph CONHOCH2(CycPr)
1-297 2,4-F2-Ph Het(A)
1-298 2,4-F2-Ph Het(B)
1-299 2,4-F2-Ph Het(C)
1-300 2,4-F2-Ph Het(D)
1-301 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2Ph
1-302 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
1-303 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
1-304 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
1-305 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
1-306 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
1-307 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
1-308 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
1-309 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
1-310 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
1-311 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
1-312 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
1-313 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
1-314 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
1-315 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
1-316 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
1-317 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
1-318 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
1-319 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
1-320 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
1-321 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
1-322 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
1-323 2,5-F2-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
1-324 2,5-F2-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
1-325 2,5-F2-Ph CONHCyc(A)
1-326 2,5-F2-Ph CONHOCH2(CycPr)
1-327 2,5-F2-Ph Het(A)
1-328 2,5-F2-Ph Het(B)
1-329 2,5-F2-Ph Het(C)
1-330 2,5-F2-Ph Het(D)
1-331 Ph Het(E)
1-332 2-F-Ph Het(E)
1-333 4-F-Ph Het(E)
1-334 2-Cl-Ph Het(E)
1-335 4-Cl-Ph Het(E)
1-336 2-Me-Ph Het(E)
1-337 2-OMe-Ph Het(E)
1-338 2-CF3-Ph Het(E)
1-339 2-OCF3-Ph Het(E)
1-340 2,4-F2-Ph Het(E)
1-341 2,5-F2-Ph Het(E)
――――――――――――――――――――――――――――。
(表2)
――――――――――――――――――――――――――――
化合物番号 R5 A
――――――――――――――――――――――――――――
2-1 Ph CONHCH2CH2Ph
2-2 Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-3 Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-4 Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-5 Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-6 Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-7 Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-8 Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-9 Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-10 Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-11 Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-12 Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-13 Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-14 Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-15 Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-16 Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-17 Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-18 Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-19 Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-20 Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-21 Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-22 Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-23 Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-24 Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-25 Ph CONHCyc(A)
2-26 Ph CONHOCH2(CycPr)
2-27 Ph Het(A)
2-28 Ph Het(B)
2-29 Ph Het(C)
2-30 Ph Het(D)
2-31 2-F-Ph CONHCH2CH2Ph
2-32 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-33 2-F-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-34 2-F-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-35 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-36 2-F-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-37 2-F-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-38 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-39 2-F-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-40 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-41 2-F-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-42 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-43 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-44 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-45 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-46 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-47 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-48 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-49 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-50 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-51 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-52 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-53 2-F-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-54 2-F-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-55 2-F-Ph CONHCyc(A)
2-56 2-F-Ph CONHOCH2(CycPr)
2-57 2-F-Ph Het(A)
2-58 2-F-Ph Het(B)
2-59 2-F-Ph Het(C)
2-60 2-F-Ph Het(D)
2-61 4-F-Ph CONHCH2CH2Ph
2-62 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-63 4-F-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-64 4-F-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-65 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-66 4-F-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-67 4-F-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-68 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-69 4-F-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-70 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-71 4-F-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-72 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-73 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-74 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-75 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-76 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-77 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-78 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-79 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-80 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-81 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-82 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-83 4-F-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-84 4-F-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-85 4-F-Ph CONHCyc(A)
2-86 4-F-Ph CONHOCH2(CycPr)
2-87 4-F-Ph Het(A)
2-88 4-F-Ph Het(B)
2-89 4-F-Ph Het(C)
2-90 4-F-Ph Het(D)
2-91 2-Cl-Ph CONHCH2CH2Ph
2-92 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-93 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-94 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-95 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-96 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-97 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-98 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-99 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-100 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-101 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-102 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-103 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-104 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-105 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-106 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-107 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-108 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-109 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-110 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-111 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-112 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-113 2-Cl-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-114 2-Cl-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-115 2-Cl-Ph CONHCyc(A)
2-116 2-Cl-Ph CONHOCH2(CycPr)
2-117 2-Cl-Ph Het(A)
2-118 2-Cl-Ph Het(B)
2-119 2-Cl-Ph Het(C)
2-120 2-Cl-Ph Het(D)
2-121 4-Cl-Ph CONHCH2CH2Ph
2-122 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-123 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-124 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-125 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-126 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-127 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-128 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-129 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-130 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-131 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-132 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-133 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-134 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-135 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-136 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-137 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-138 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-139 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-140 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-141 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-142 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-143 4-Cl-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-144 4-Cl-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-145 4-Cl-Ph CONHCyc(A)
2-146 4-Cl-Ph CONHOCH2(CycPr)
2-147 4-Cl-Ph Het(A)
2-148 4-Cl-Ph Het(B)
2-149 4-Cl-Ph Het(C)
2-150 4-Cl-Ph Het(D)
2-151 2-Me-Ph CONHCH2CH2Ph
2-152 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-153 2-Me-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-154 2-Me-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-155 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-156 2-Me-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-157 2-Me-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-158 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-159 2-Me-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-160 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-161 2-Me-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-162 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-163 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-164 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-165 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-166 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-167 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-168 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-169 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-170 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-171 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-172 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-173 2-Me-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-174 2-Me-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-175 2-Me-Ph CONHCyc(A)
2-176 2-Me-Ph CONHOCH2(CycPr)
2-177 2-Me-Ph Het(A)
2-178 2-Me-Ph Het(B)
2-179 2-Me-Ph Het(C)
2-180 2-Me-Ph Het(D)
2-181 2-OMe-Ph CONHCH2CH2Ph
2-182 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-183 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-184 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-185 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-186 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-187 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-188 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-189 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-190 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-191 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-192 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-193 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-194 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-195 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-196 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-197 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-198 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-199 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-200 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-201 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-202 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-203 2-OMe-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-204 2-OMe-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-205 2-OMe-Ph CONHCyc(A)
2-206 2-OMe-Ph CONHOCH2(CycPr)
2-207 2-OMe-Ph Het(A)
2-208 2-OMe-Ph Het(B)
2-209 2-OMe-Ph Het(C)
2-210 2-OMe-Ph Het(D)
2-211 2-CF3-Ph CONHCH2CH2Ph
2-212 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-213 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-214 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-215 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-216 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-217 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-218 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-219 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-220 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-221 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-222 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-223 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-224 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-225 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-226 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-227 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-228 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-229 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-230 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-231 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-232 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-233 2-CF3-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-234 2-CF3-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-235 2-CF3-Ph CONHCyc(A)
2-236 2-CF3-Ph CONHOCH2(CycPr)
2-237 2-CF3-Ph Het(A)
2-238 2-CF3-Ph Het(B)
2-239 2-CF3-Ph Het(C)
2-240 2-CF3-Ph Het(D)
2-241 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2Ph
2-242 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-243 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-244 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-245 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-246 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-247 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-248 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-249 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-250 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-251 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-252 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-253 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-254 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-255 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-256 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-257 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-258 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-259 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-260 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-261 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-262 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-263 2-OCF3-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-264 2-OCF3-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-265 2-OCF3-Ph CONHCyc(A)
2-266 2-OCF3-Ph CONHOCH2(CycPr)
2-267 2-OCF3-Ph Het(A)
2-268 2-OCF3-Ph Het(B)
2-269 2-OCF3-Ph Het(C)
2-270 2-OCF3-Ph Het(D)
2-271 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2Ph
2-272 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-273 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-274 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-275 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-276 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-277 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-278 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-279 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-280 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-281 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-282 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-283 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-284 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-285 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-286 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-287 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-288 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-289 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-290 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-291 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-292 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-293 2,4-F2-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-294 2,4-F2-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-295 2,4-F2-Ph CONHCyc(A)
2-296 2,4-F2-Ph CONHOCH2(CycPr)
2-297 2,4-F2-Ph Het(A)
2-298 2,4-F2-Ph Het(B)
2-299 2,4-F2-Ph Het(C)
2-300 2,4-F2-Ph Het(D)
2-301 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2Ph
2-302 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
2-303 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
2-304 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
2-305 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
2-306 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
2-307 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
2-308 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
2-309 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
2-310 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
2-311 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
2-312 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
2-313 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
2-314 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
2-315 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
2-316 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
2-317 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
2-318 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
2-319 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
2-320 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
2-321 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
2-322 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
2-323 2,5-F2-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
2-324 2,5-F2-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
2-325 2,5-F2-Ph CONHCyc(A)
2-326 2,5-F2-Ph CONHOCH2(CycPr)
2-327 2,5-F2-Ph Het(A)
2-328 2,5-F2-Ph Het(B)
2-329 2,5-F2-Ph Het(C)
2-330 2,5-F2-Ph Het(D)
2-331 Ph Het(E)
2-332 2-F-Ph Het(E)
2-333 4-F-Ph Het(E)
2-334 2-Cl-Ph Het(E)
2-335 4-Cl-Ph Het(E)
2-336 2-Me-Ph Het(E)
2-337 2-OMe-Ph Het(E)
2-338 2-CF3-Ph Het(E)
2-339 2-OCF3-Ph Het(E)
2-340 2,4-F2-Ph Het(E)
2-341 2,5-F2-Ph Het(E)
――――――――――――――――――――――――――――。
(表3)
――――――――――――――――――――――――――――
化合物番号 R5 A
――――――――――――――――――――――――――――
3-1 Ph CONHCH2CH2Ph
3-2 Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-3 Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-4 Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-5 Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-6 Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-7 Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-8 Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-9 Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-10 Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-11 Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-12 Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-13 Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-14 Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-15 Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-16 Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-17 Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-18 Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-19 Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-20 Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-21 Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-22 Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-23 Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-24 Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-25 Ph CONHCyc(A)
3-26 Ph CONHOCH2(CycPr)
3-27 Ph Het(A)
3-28 Ph Het(B)
3-29 Ph Het(C)
3-30 Ph Het(D)
3-31 2-F-Ph CONHCH2CH2Ph
3-32 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-33 2-F-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-34 2-F-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-35 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-36 2-F-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-37 2-F-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-38 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-39 2-F-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-40 2-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-41 2-F-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-42 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-43 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-44 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-45 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-46 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-47 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-48 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-49 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-50 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-51 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-52 2-F-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-53 2-F-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-54 2-F-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-55 2-F-Ph CONHCyc(A)
3-56 2-F-Ph CONHOCH2(CycPr)
3-57 2-F-Ph Het(A)
3-58 2-F-Ph Het(B)
3-59 2-F-Ph Het(C)
3-60 2-F-Ph Het(D)
3-61 4-F-Ph CONHCH2CH2Ph
3-62 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-63 4-F-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-64 4-F-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-65 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-66 4-F-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-67 4-F-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-68 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-69 4-F-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-70 4-F-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-71 4-F-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-72 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-73 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-74 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-75 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-76 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-77 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-78 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-79 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-80 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-81 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-82 4-F-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-83 4-F-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-84 4-F-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-85 4-F-Ph CONHCyc(A)
3-86 4-F-Ph CONHOCH2(CycPr)
3-87 4-F-Ph Het(A)
3-88 4-F-Ph Het(B)
3-89 4-F-Ph Het(C)
3-90 4-F-Ph Het(D)
3-91 2-Cl-Ph CONHCH2CH2Ph
3-92 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-93 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-94 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-95 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-96 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-97 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-98 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-99 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-100 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-101 2-Cl-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-102 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-103 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-104 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-105 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-106 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-107 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-108 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-109 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-110 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-111 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-112 2-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-113 2-Cl-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-114 2-Cl-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-115 2-Cl-Ph CONHCyc(A)
3-116 2-Cl-Ph CONHOCH2(CycPr)
3-117 2-Cl-Ph Het(A)
3-118 2-Cl-Ph Het(B)
3-119 2-Cl-Ph Het(C)
3-120 2-Cl-Ph Het(D)
3-121 4-Cl-Ph CONHCH2CH2Ph
3-122 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-123 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-124 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-125 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-126 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-127 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-128 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-129 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-130 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-131 4-Cl-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-132 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-133 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-134 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-135 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-136 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-137 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-138 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-139 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-140 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-141 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-142 4-Cl-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-143 4-Cl-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-144 4-Cl-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-145 4-Cl-Ph CONHCyc(A)
3-146 4-Cl-Ph CONHOCH2(CycPr)
3-147 4-Cl-Ph Het(A)
3-148 4-Cl-Ph Het(B)
3-149 4-Cl-Ph Het(C)
3-150 4-Cl-Ph Het(D)
3-151 2-Me-Ph CONHCH2CH2Ph
3-152 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-153 2-Me-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-154 2-Me-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-155 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-156 2-Me-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-157 2-Me-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-158 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-159 2-Me-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-160 2-Me-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-161 2-Me-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-162 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-163 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-164 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-165 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-166 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-167 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-168 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-169 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-170 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-171 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-172 2-Me-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-173 2-Me-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-174 2-Me-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-175 2-Me-Ph CONHCyc(A)
3-176 2-Me-Ph CONHOCH2(CycPr)
3-177 2-Me-Ph Het(A)
3-178 2-Me-Ph Het(B)
3-179 2-Me-Ph Het(C)
3-180 2-Me-Ph Het(D)
3-181 2-OMe-Ph CONHCH2CH2Ph
3-182 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-183 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-184 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-185 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-186 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-187 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-188 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-189 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-190 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-191 2-OMe-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-192 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-193 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-194 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-195 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-196 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-197 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-198 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-199 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-200 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-201 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-202 2-OMe-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-203 2-OMe-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-204 2-OMe-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-205 2-OMe-Ph CONHCyc(A)
3-206 2-OMe-Ph CONHOCH2(CycPr)
3-207 2-OMe-Ph Het(A)
3-208 2-OMe-Ph Het(B)
3-209 2-OMe-Ph Het(C)
3-210 2-OMe-Ph Het(D)
3-211 2-CF3-Ph CONHCH2CH2Ph
3-212 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-213 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-214 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-215 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-216 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-217 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-218 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-219 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-220 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-221 2-CF3-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-222 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-223 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-224 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-225 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-226 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-227 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-228 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-229 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-230 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-231 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-232 2-CF3-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-233 2-CF3-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-234 2-CF3-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-235 2-CF3-Ph CONHCyc(A)
3-236 2-CF3-Ph CONHOCH2(CycPr)
3-237 2-CF3-Ph Het(A)
3-238 2-CF3-Ph Het(B)
3-239 2-CF3-Ph Het(C)
3-240 2-CF3-Ph Het(D)
3-241 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2Ph
3-242 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-243 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-244 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-245 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-246 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-247 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-248 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-249 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-250 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-251 2-OCF3-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-252 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-253 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-254 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-255 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-256 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-257 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-258 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-259 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-260 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-261 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-262 2-OCF3-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-263 2-OCF3-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-264 2-OCF3-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-265 2-OCF3-Ph CONHCyc(A)
3-266 2-OCF3-Ph CONHOCH2(CycPr)
3-267 2-OCF3-Ph Het(A)
3-268 2-OCF3-Ph Het(B)
3-269 2-OCF3-Ph Het(C)
3-270 2-OCF3-Ph Het(D)
3-271 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2Ph
3-272 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-273 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-274 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-275 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-276 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-277 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-278 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-279 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-280 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-281 2,4-F2-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-282 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-283 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-284 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-285 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-286 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-287 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-288 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-289 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-290 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-291 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-292 2,4-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-293 2,4-F2-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-294 2,4-F2-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-295 2,4-F2-Ph CONHCyc(A)
3-296 2,4-F2-Ph CONHOCH2(CycPr)
3-297 2,4-F2-Ph Het(A)
3-298 2,4-F2-Ph Het(B)
3-299 2,4-F2-Ph Het(C)
3-300 2,4-F2-Ph Het(D)
3-301 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2Ph
3-302 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-F-Ph)
3-303 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(3-F-Ph)
3-304 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(4-F-Ph)
3-305 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Py)
3-306 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Py)
3-307 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(4-Py)
3-308 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thi)
3-309 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(3-Thi)
3-310 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(2-Thiaz)
3-311 2,5-F2-Ph CONHCH2CH2(6-OMe-3-Py)
3-312 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)Ph
3-313 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-F-Ph)
3-314 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-F-Ph)
3-315 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-F-Ph)
3-316 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Py)
3-317 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Py)
3-318 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(4-Py)
3-319 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thi)
3-320 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(3-Thi)
3-321 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(2-Thiaz)
3-322 2,5-F2-Ph CONHCH2CH(OH)(6-OMe-3-Py)
3-323 2,5-F2-Ph CONHCH2CF2(2-Py)
3-324 2,5-F2-Ph CONHCH(CO2H)CH2Ph
3-325 2,5-F2-Ph CONHCyc(A)
3-326 2,5-F2-Ph CONHOCH2(CycPr)
3-327 2,5-F2-Ph Het(A)
3-328 2,5-F2-Ph Het(B)
3-329 2,5-F2-Ph Het(C)
3-330 2,5-F2-Ph Het(D)
3-331 Ph Het(E)
3-332 2-F-Ph Het(E)
3-333 4-F-Ph Het(E)
3-334 2-Cl-Ph Het(E)
3-335 4-Cl-Ph Het(E)
3-336 2-Me-Ph Het(E)
3-337 2-OMe-Ph Het(E)
3-338 2-CF3-Ph Het(E)
3-339 2-OCF3-Ph Het(E)
3-340 2,4-F2-Ph Het(E)
3-341 2,5-F2-Ph Het(E)
――――――――――――――――――――――――――――。
(表4)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
化合物番号 R5 -Y- R6 m n R4 R3 R1
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4-1 Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH2Ph
4-2 Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-3 Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-4 Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-5 Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-6 Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH2Ph
4-7 Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH2(3-Py)
4-8 Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)Ph
4-9 Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-10 Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-11 Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH2Ph
4-12 Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH2(3-Py)
4-13 Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)Ph
4-14 Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)(3-Py)
4-15 Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-16 Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH2Ph
4-17 Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH2(3-Py)
4-18 Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)Ph
4-19 Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)(3-Py)
4-20 Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)(3-Thi)
4-21 Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-22 Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-23 Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-24 Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-25 Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-26 Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-27 Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-28 Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-29 Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-30 Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-31 Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-32 Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-33 Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-34 Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-35 Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-36 Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-37 Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-38 Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-39 Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-40 Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-41 Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-42 Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-43 Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-44 Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-45 Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-46 Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-47 Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-48 Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-49 Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-50 Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-51 Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-52 Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-53 Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-54 Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-55 Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-56 Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-57 Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-58 Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-59 Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-60 Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-61 Ph S H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-62 Ph S H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-63 Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-64 Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-65 Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-66 Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-67 Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-68 Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-69 Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-70 Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-71 Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-72 Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-73 Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-74 Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-75 Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-76 Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-77 Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-78 Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-79 Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-80 Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-81 4-F-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH2Ph
4-82 4-F-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-83 4-F-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-84 4-F-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-85 4-F-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-86 4-F-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH2Ph
4-87 4-F-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH2(3-Py)
4-88 4-F-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)Ph
4-89 4-F-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-90 4-F-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-91 4-F-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH2Ph
4-92 4-F-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH2(3-Py)
4-93 4-F-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)Ph
4-94 4-F-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)(3-Py)
4-95 4-F-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-96 4-F-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH2Ph
4-97 4-F-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH2(3-Py)
4-98 4-F-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)Ph
4-99 4-F-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)(3-Py)
4-100 4-F-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)(3-Thi)
4-101 4-F-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-102 4-F-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-103 4-F-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-104 4-F-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-105 4-F-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-106 4-F-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-107 4-F-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-108 4-F-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-109 4-F-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-110 4-F-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-111 4-F-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-112 4-F-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-113 4-F-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-114 4-F-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-115 4-F-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-116 4-F-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-117 4-F-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-118 4-F-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-119 4-F-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-120 4-F-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-121 4-F-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-122 4-F-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-123 4-F-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-124 4-F-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-125 4-F-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-126 4-F-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-127 4-F-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-128 4-F-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-129 4-F-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-130 4-F-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-131 4-F-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-132 4-F-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-133 4-F-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-134 4-F-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-135 4-F-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-136 4-F-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-137 4-F-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-138 4-F-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-139 4-F-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-140 4-F-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-141 4-F-Ph S H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-142 4-F-Ph S H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-143 4-F-Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-144 4-F-Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-145 4-F-Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-146 4-F-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-147 4-F-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-148 4-F-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-149 4-F-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-150 4-F-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-151 4-F-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-152 4-F-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-153 4-F-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-154 4-F-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-155 4-F-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-156 4-F-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-157 4-F-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-158 4-F-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-159 4-F-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-160 4-F-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-161 2-Me-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH2Ph
4-162 2-Me-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-163 2-Me-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-164 2-Me-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-165 2-Me-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-166 2-Me-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH2Ph
4-167 2-Me-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH2(3-Py)
4-168 2-Me-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)Ph
4-169 2-Me-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-170 2-Me-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-171 2-Me-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH2Ph
4-172 2-Me-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH2(3-Py)
4-173 2-Me-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)Ph
4-174 2-Me-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)(3-Py)
4-175 2-Me-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-176 2-Me-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH2Ph
4-177 2-Me-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH2(3-Py)
4-178 2-Me-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)Ph
4-179 2-Me-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)(3-Py)
4-180 2-Me-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)(3-Thi)
4-181 2-Me-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-182 2-Me-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-183 2-Me-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-184 2-Me-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-185 2-Me-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-186 2-Me-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-187 2-Me-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-188 2-Me-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-189 2-Me-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-190 2-Me-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-191 2-Me-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-192 2-Me-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-193 2-Me-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-194 2-Me-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-195 2-Me-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-196 2-Me-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-197 2-Me-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-198 2-Me-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-199 2-Me-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-200 2-Me-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-201 2-Me-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-202 2-Me-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-203 2-Me-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-204 2-Me-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-205 2-Me-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-206 2-Me-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-207 2-Me-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-208 2-Me-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-209 2-Me-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-210 2-Me-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-211 2-Me-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-212 2-Me-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-213 2-Me-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-214 2-Me-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-215 2-Me-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-216 2-Me-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-217 2-Me-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-218 2-Me-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-219 2-Me-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-220 2-Me-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-221 2-Me-Ph S H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-222 2-Me-Ph S H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-223 2-Me-Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-224 2-Me-Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-225 2-Me-Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-226 2-Me-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-227 2-Me-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-228 2-Me-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-229 2-Me-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-230 2-Me-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-231 2-Me-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-232 2-Me-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-233 2-Me-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-234 2-Me-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-235 2-Me-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-236 2-Me-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-237 2-Me-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-238 2-Me-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-239 2-Me-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-240 2-Me-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-241 2-CF3-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH2Ph
4-242 2-CF3-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-243 2-CF3-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-244 2-CF3-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-245 2-CF3-Ph -C(=O)- F 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-246 2-CF3-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH2Ph
4-247 2-CF3-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH2(3-Py)
4-248 2-CF3-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)Ph
4-249 2-CF3-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-250 2-CF3-Ph -C(=O)- H 0 0 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-251 2-CF3-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH2Ph
4-252 2-CF3-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH2(3-Py)
4-253 2-CF3-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)Ph
4-254 2-CF3-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)(3-Py)
4-255 2-CF3-Ph -C(=O)- H 1 1 Cl H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-256 2-CF3-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH2Ph
4-257 2-CF3-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH2(3-Py)
4-258 2-CF3-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)Ph
4-259 2-CF3-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)(3-Py)
4-260 2-CF3-Ph -C(=O)- H 1 1 H Cl CH2CH(OH)(3-Thi)
4-261 2-CF3-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-262 2-CF3-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-263 2-CF3-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-264 2-CF3-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-265 2-CF3-Ph -C(=CH2)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-266 2-CF3-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-267 2-CF3-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-268 2-CF3-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-269 2-CF3-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-270 2-CF3-Ph -C(=NOH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-271 2-CF3-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-272 2-CF3-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-273 2-CF3-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-274 2-CF3-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-275 2-CF3-Ph -C(=NOCH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-276 2-CF3-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-277 2-CF3-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-278 2-CF3-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-279 2-CF3-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-280 2-CF3-Ph -CH(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-281 2-CF3-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-282 2-CF3-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-283 2-CF3-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-284 2-CF3-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-285 2-CF3-Ph -CMe(OH)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-286 2-CF3-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-287 2-CF3-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-288 2-CF3-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-289 2-CF3-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-290 2-CF3-Ph -N((C=O)CH3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-291 2-CF3-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-292 2-CF3-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-293 2-CF3-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-294 2-CF3-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-295 2-CF3-Ph -N((C=O)CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-296 2-CF3-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-297 2-CF3-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-298 2-CF3-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-299 2-CF3-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-300 2-CF3-Ph -N(SO2CF3)- H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-301 2-CF3-Ph S H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-302 2-CF3-Ph S H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-303 2-CF3-Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-304 2-CF3-Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-305 2-CF3-Ph S H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-306 2-CF3-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-307 2-CF3-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-308 2-CF3-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-309 2-CF3-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-310 2-CF3-Ph Dioxolane(A) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-311 2-CF3-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-312 2-CF3-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-313 2-CF3-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-314 2-CF3-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-315 2-CF3-Ph Dioxolane(B) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
4-316 2-CF3-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH2Ph
4-317 2-CF3-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH2(3-Py)
4-318 2-CF3-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)Ph
4-319 2-CF3-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Py)
4-320 2-CF3-Ph Dioxolane(C) H 1 1 H H CH2CH(OH)(3-Thi)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――。
表1乃至表4において、好適な化合物は、化合物番号1−1、1−25、1−61、1−72、1−151、1−155、1−156、1−162、1−163、1−164、1−165、1−166、1−167、1−168、1−169、1−170、1−171、1−174、1−175、1−177、1−178、1−179、1−180、1−216、1−222、1−225、1−226、1−227、1−228、1−229、1−230、1−231、1−236、1−238、1−239、1−252、1−336、1−338、4−31、4−33、4−48、4−68、4−113、4−168、4−169、4−173、4−193、4−278又は4−283であり、
より好適な化合物は、化合物番号1−25、1−151、1−155、1−156、1−162、1−163、1−164、1−165、1−167、1−169、1−170、1−171、1−175、1−177、1−178、1−179、1−180、1−216、1−222、1−225、1−226、1−227、1−228、1−229、1−230、1−231、1−238、1−239、1−252、1−336、1−338、4−48、4−68、4−113、4−168、4−169、4−173又は4−193であり、
更により好適な化合物は、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−156)、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号1−162)、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(2−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(化合物番号1−163)、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(3−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(化合物番号1−164)、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(化合物番号1−165)、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−167)、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−2−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−169)、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−170)、
{1−[6−(4−ベンジル−オキサゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン(化合物番号1−177)、
{1−[6−(3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン(化合物番号1−178)、
(1−{6−[3−(ヒドロキシ−フェニル−メチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−ピリダジン−3−イル}−ピペリジン−4−イル)−o−トリル−メタノン(化合物番号1−179)、
{1−[6−(5−ベンジル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン(化合物番号1−180)、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号1−222)、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(化合物番号1−225)、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−227)、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−4−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−228)、
{1−[6−(3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン(化合物番号1−238)、
(1−{6−[3−(ヒドロキシ−フェニル−メチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−ピリダジン−3−イル}−ピペリジン−4−イル)−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン(化合物番号1−239)、
{1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン(化合物番号1−336)、
{1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン(化合物番号1−338)、
6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−168)、又は、
6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号4−169)であり、
特に好適な化合物は、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−156)、
6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−167)、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−227)、
6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−4−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−228)、
{1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン(化合物番号1−336)、
{1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン(化合物番号1−338)、
6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−168)、又は、
6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号4−169)である。
本発明の一般式(I)を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩は、優れたSCD阻害作用を有しており、温血動物(好ましくは哺乳類動物であり、ヒトを含む)における下記の疾患:肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、脂肪肝、及び非アルコール性脂肪性肝炎からなる群から選ばれる疾患、又は肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風、及び胆石症からなる群から選ばれる疾患の予防及び/又は治療のための医薬として有用である。また、本発明により提供される一般式(I)を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩は、優れたSCD阻害作用を有しており、温血動物(好ましくは哺乳類動物であり、ヒトを含む)における上記の疾患の予防及び/又は治療のための医薬の有効成分として有用である。好ましい疾患としては、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、脂肪肝、及び非アルコール性脂肪性肝炎からなる群から選ばれる疾患、又は肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、及び冠動脈疾患からなる群から選ばれる疾患であり、より好適には、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、糖尿病、脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎である。好適には、上記の疾患の治療のための医薬として用いることができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物は、以下に記載するA法乃至U法に従って製造することができる。
下記A法乃至U法の各工程の反応において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず、出発原料をある程度溶解するものであれば特に限定はなく、例えば、下記溶媒群より選択される。溶媒群は、ペンタン、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、リグロイン、シクロヘキサンのような炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N−メチル−2−ピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパノール、i-プロパノール、n-ブタノール、2-ブタノール、2-メチル-1-プロパノール、t-ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコール類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;スルホランのようなスルホン類;アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、4-メチル-2-ペンタノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;酢酸、蟻酸、プロピオン酸、ブチリル酸、トリフルオロ酢酸のようなカルボン酸類;N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、2,6−ルチジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、ピペリジンのようなアミン類;水;及び、これらの混合溶媒からなる。
下記A法乃至U法の各工程の反応において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、炭酸セシウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムトリメチルシロキシド、カリウムトリメチルシロキシド、リチウムトリメチルシロキシドのようなアルカリ金属トリアルキルシロキシド類;メチルメルカプタンナトリウム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、2,6−ルチジン、4−ピロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機塩基類;ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウム ビス(トリメチルシリル)アミドのような有機金属塩基類;又は、プロリンのようなアミノ酸である。
下記A法乃至U法の各工程の反応において使用される酸は、例えば、塩化水素ガス、臭化水素ガスのようなハロゲン化水素類;硫酸、硫酸メチル、臭化水素酸、塩酸のような鉱酸類;メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(PPTS)、カンファースルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような有機スルホン酸類;酢酸、蟻酸、トリフルオロ酢酸のようなカルボン酸類;塩化アルミ、塩化亜鉛、ヨウ化亜鉛、四塩化スズ、三塩化チタン、ボロントリフルオリド、ボロントリブロミドのようなルイス酸;又は、酸性イオン交換樹脂である。
下記A法乃至U法の各工程の反応において使用されるパラジウム触媒は、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、パラジウム−活性炭素、酢酸パラジウム(II)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)、パラジウム黒、臭化パラジウム(II)、塩化パラジウム(II)、沃化パラジウム(II)、シアン化パラジウム(II)、硝酸パラジウム(II)、酸化パラジウム(II)、硫酸パラジウム(II)、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)、ジクロロ(1,5−シクロオクタジエン)パラジウム(II)、アセチルアセトンパラジウム(II)、硫化パラジウム(II)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、テトラキス(アセトニトリル)パラジウム(II)テトラフルオロボレート又は塩化アリールパラジウムダイマーのような2価のパラジウム触媒又は0価のパラジウム触媒である。
下記A法乃至U法の各工程の反応において使用される縮合剤は、例えば、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホスフェート(HATU)、1−プロパンホスホン酸 環状無水物(T3P)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCCD)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(EDCI)、クロロぎ酸イソブチル(IBCF)、1,1’−カルボニルビス−1H−イミダゾール(CDI)、シアノホスホン酸ジエチル(DEPC)、ジフェニルリン酸アジド(DPPA)、N−ヒドロキシサクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロホスフェート(BOP)、トリフェニルホスフィン又はジピリジルジスルフィドである。
下記A法乃至U法の各工程の反応において使用される還元剤は、例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化シアノホウ素ナトリウム、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウムのような水素化ホウ素アルカリ金属類;ボランテトラヒドロフラン錯体、ボランジメチルスルフィド錯体のようなボラン錯体類;水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化アルミニウムリチウム、水素化リチウムエトキシドアルミニウムのような水素化アルミニウム化合物;水素化テルルナトリウム、ジイソブチルアルミニウムヒドリド、ビスメトキシエトキシアルミニウムナトリウムヒドリドのような水素化有機アルミニウム系還元剤のヒドリド試薬;又は、ナトリウム、リチウムのようなアルカリ金属類である。
下記A法乃至U法の各工程の反応において、反応温度は、溶媒、出発原料、試薬等により異なり、反応時間は、溶媒、出発原料、試薬、反応温度等により異なる。
下記A法乃至U法の各工程の反応において、反応終了後、各目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等で乾燥、ろ過後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製することができる。溶媒に不溶の目的化合物では、得られた固体の粗生成物を溶媒で洗浄して、精製することができる。また、各工程の目的化合物は精製することなくそのまま次の反応に使用することもできる。
A法は、一般式(I)を有する化合物のYがカルボニル基である、一般式(I―A)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、A、R、R、V、W、m及びnは、前述したものと同意義を示し、A及びR5aは、A及びRの基に置換基として含まれるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基が、保護されてもよいアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基である他、A及びRの基の定義における基と同様の基を示し、Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子(好適には、臭素原子)を示す。
第A1工程
本工程は、一般式(IX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(VIII)を有する化合物を、酸化剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。
本工程において使用される酸化剤は、例えば、Jones試薬、Collins試薬、PDC、PCC、Dess−Martin試薬又はTPAP試薬であり、好適には、PCCである。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至96時間であり、好適には0.5時間乃至4時間である。
第A2工程
本工程は、一般式(XI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、マグネシウム又は有機金属リチウム類の存在下、一般式(IX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(X)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される有機金属リチウム類は、例えば、ブチルリチウム又はリチウムであり、好適には、ブチルリチウムである。
本工程における反応温度は、通常、−100℃乃至40℃であり、好適には−78℃乃至0℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至96時間であり、好適には0.5時間乃至4時間である。
第A3工程
本工程は、一般式(XII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XI)を有する化合物を、酸化剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。
本工程において使用される酸化剤は、例えば、Jones試薬、Collins試薬、PDC、PCC、二酸化マンガン、Dess−Martin試薬又はTPAP試薬であり、好適には、Dess−Martin試薬である。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至96時間であり、好適には0.5時間乃至4時間である。
第A4工程
本工程は、一般式(XIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XII)を有する化合物を、酸と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、エーテル類であり、より好適には、ジオキサンである。
本工程において使用される酸は、好適には、鉱酸類であり、より好適には、塩酸である。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至140℃であり、好適には20℃乃至100℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至96時間であり、好適には0.5時間乃至6時間である。
第A5工程
本工程は、一般式(I−A)を有する化合物を製造する工程であり、(i)又は(ii)で行われる。
(i)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アルコール類であり、より好適には、n-ブタノールである。
本工程において使用される塩基は、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程における反応温度は、通常、0℃乃至200℃であり、好適には80℃乃至140℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には12時間乃至48時間である。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒、リン化合物及び塩基の存在下、一般式(XIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、芳香族炭化水素類であり、より好適にはトルエンである。
本工程において使用されるパラジウム触媒は、好適には、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムである。
本工程において使用されるリン化合物は、例えば、アルキルホスフィン類、アリールホスフィン類、ジアルキルアリールホスフィン類であり、好適には、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)、トリフェニルホスフィン又は1,1’−ビフェニル−2−イル(ジシクロヘキシル)ホスフィンであり、より好適には、BINAP又はトリフェニルホスフィンである。
本工程において使用される塩基は、好適には、アルカリ金属炭酸塩類であり、より好適には、炭酸セシウムである。
本工程における反応温度は、通常、20℃乃至180℃であり、好適には60℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至96時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
B法は、一般式(I)を有する化合物のYが式−C(=N−OR)−で表わされる基である、一般式(I―B)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、A、R、R、R、V、W、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第B1工程
本工程は、一般式(I−B)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、酸又は塩基の存在下、前記A法で得られる一般式(I−A)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XV)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノールである。
本工程において使用される酸は、好適には、カルボン酸類であり、より好適には、トリフルオロ酢酸である。
本工程において使用される塩基は、好適には、アルカリ金属酢酸塩類であり、より好適には、酢酸ナトリウムである。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至160℃であり、好適には20℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至120時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
C法は、一般式(I)を有する化合物のYが式−CR(OH)−で表わされる基である、一般式(I―C)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、A、R、R、R、V、W、m、n及びXは、前述したものと同意義を示す。
第C1工程
本工程は、一般式(I−C)を有する化合物を製造する工程である。
(i)Rが水素原子である場合
本工程は、不活性溶媒中、前記A法で得られる一般式(I−A)を有する化合物を、還元剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノールである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:10〜10:1である。)を使用することができる。
本工程において使用される還元剤は、好適には、水素化ホウ素アルカリ金属類であり、より好適には、水素化ホウ素ナトリウムである。
本工程における反応温度は、通常、0℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至4時間である。
(ii)RがC−Cアルキル基である場合
本工程は、不活性溶媒中、マグネシウム又は有機金属リチウム類の存在下、前記A法で得られる一般式(I−A)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XVI)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A2工程と同様に行われる。
D法は、一般式(I)を有する化合物のYが上記式(II)で表される基である、一般式(I―D)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、A、R、R、R11、R12、V、W、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第D1工程
本工程は、一般式(I−D)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、酸の存在下、前記A法で得られる一般式(I−A)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XVII)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、芳香族炭化水素類であり、より好適には、トルエンである。
本工程において使用される酸は、好適には、有機スルホン酸類であり、より好適には、p−トルエンスルホン酸である。
本工程における反応温度は、通常、0℃乃至160℃であり、好適には20℃乃至120℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至120時間であり、好適には6時間乃至24時間である。
E法は、一般式(I)を有する化合物のYが式−C(=CH)−で表わされる基である、一般式(I―E)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、A、R、R、A、R5a、V、W、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第E1工程
本工程は、一般式(XVIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、前記A法の第A3工程で得られる一般式(XII)を有する化合物を、Tebbe Reagentと反応させる工程であり、例えば、Synthesis, 1991, 165等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至72時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
第E2工程
本工程は、一般式(XIX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XVIII)を有する化合物を、酸と反応させることにより、前記A法の第A4工程と同様に行われる。
第E3工程
本工程は、一般式(I−E)を有する化合物を製造する工程であり、(i)又は(ii)で行われる。
(i)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XIX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(i)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒、リン化合物及び塩基の存在下、一般式(XIX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(ii)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
F法は、一般式(I)を有する化合物のYが式(III)で表される基(Zはカルボニル基を示す。)である、一般式(I―F)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、A、R、R、A、R5a、V、W、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第F1工程
本工程は、一般式(XX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、前記E法の第E1工程で得られる一般式(XVIII)を有する化合物を、AD−mixと反応させる工程であり、例えば、J. Org. Chem., 1992, 57, 2768等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アルコール類であり、より好適には、t-ブタノールであり、更により好適には、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:10〜10:1である。)である。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至20℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至120時間であり、好適には2時間乃至48時間である。
第F2工程
本工程は、一般式(XXI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XX)を有する化合物を、ホスゲン類と反応させる工程であり、例えば、Synthesis, 1996, 553等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。
本工程において使用される塩基は、好適には、有機塩基類であり、より好適には、ピリジンである。
本工程において使用されるホスゲン類は、例えば、モノホスゲン、ジホスゲン、トリホスゲンであり、好適には、トリホスゲンである。
本工程における反応温度は、通常、−78℃乃至60℃であり、好適には0℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至72時間であり、好適には0.5時間乃至2時間である。
第F3工程
本工程は、一般式(XXII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XXI)を有する化合物を、酸と反応させることにより、前記A法の第A4工程と同様に行われる。
第F4工程
本工程は、一般式(I−F)を有する化合物を製造する工程であり、(i)又は(ii)で行われる。
(i)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XXII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(i)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒、リン化合物及び塩基の存在下、一般式(XXII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(ii)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
G法は、一般式(I)を有する化合物のYが式(III)で表される基(Zは式−CR13(R14)−で表わされる基を示す。)である、一般式(I―G)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、A、R、R、R13、R14、A、R5a、V、W、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第G1工程
本工程は、一般式(XXIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、前記F法の第F1工程で得られる一般式(XX)を有する化合物を、酸と反応させることにより、前記A法の第A4工程と同様に行われる。
第G2工程
本工程は、一般式(XXIV)を有する化合物を製造する工程であり、(i)又は(ii)で行われる。
(i)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XXIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(i)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒、リン化合物及び塩基の存在下、一般式(XXIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(ii)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
第G3工程
本工程は、一般式(I−G)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、酸の存在下、一般式(XXIV)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXV)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される酸は、好適には、有機スルホン酸類であり、より好適には、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(PPTS)である。
本工程における反応温度は、通常、0℃乃至180℃であり、好適には20℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至120時間であり、好適には2時間乃至48時間である。
H法は、一般式(I)を有する化合物のRが水素原子であり、Yが式−N((C=O)R)−で表わされる基である、一般式(I―H)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、A、R、R、A、R5a、V、W、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第H1工程
本工程は、一般式(XXVII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、還元剤の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXVI)を有する化合物を、4−オキソ−1−ピペリジンカルボン酸t-ブチルと反応させる工程であり、例えば、J. Med. Chem., 2004, 47, 1939等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アルコール類又はハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、メタノール又は1,2−ジクロロエタンであり、更により好適には、メタノールと1,2−ジクロロエタンの混合溶媒である。
本工程において使用される還元剤は、好適には、水素化ホウ素アルカリ金属類であり、より好適には、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウムである。
本工程における反応温度は、通常、0℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至8時間である。
第H2工程
本工程は、一般式(XXIX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中あるいは無溶媒下(好適には無溶媒下)、塩基の存在下、一般式(XXVII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXVIII)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:10〜10:1である。)を使用することができる。
本工程において使用される塩基は、好適には、有機塩基類であり、より好適には、ピリジンである。
本工程における反応温度は、通常、−78℃乃至120℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至120時間であり、好適には0.5時間乃至24時間である。
第H3工程
本工程は、一般式(XXX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XXIX)を有する化合物を、酸と反応させることにより、前記A法の第A4工程と同様に行われる。
第H4工程
本工程は、一般式(I−H)を有する化合物を製造する工程であり、(i)又は(ii)で行われる。
(i)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XXX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(i)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒、リン化合物及び塩基の存在下、一般式(XXX)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(ii)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
I法は、一般式(I)を有する化合物のRが水素原子であり、Yが式−N(SO10)−で表わされる基である、一般式(I―I)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、A、R、R10、A、R5a、V、W、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第I1工程
本工程は、一般式(XXXII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、前記H法の第H1工程で得られる一般式(XXVII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXI)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ハロゲン化炭素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:10〜10:1である。)を使用することができる。
本工程において使用される塩基は、好適には、有機塩基類であり、より好適には、ピリジンである。
本工程における反応温度は、通常、−78℃乃至120℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至120時間であり、好適には0.5時間乃至24時間である。
第I2工程
本工程は、一般式(XXXIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XXXII)を有する化合物を、酸と反応させることにより、前記A法の第A4工程と同様に行われる。
第I3工程
本工程は、一般式(I−I)を有する化合物を製造する工程であり、(i)又は(ii)で行われる。
(i)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XXXIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(i)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒、リン化合物及び塩基の存在下、一般式(XXXIII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(ii)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
J法は、一般式(I)を有する化合物のRが水素原子であり、Yが硫黄原子である、一般式(I―J)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、A、R、A、R5a、V、W、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第J1工程
本工程は、一般式(XXXVI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXIV)を有する化合物(例えば、Tetrahedron, 2002, 58, 4807記載の化合物)を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXV)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される塩基は、好適には、アルカリ金属水素化物類又はアルカリ金属アルコキシド類であり、より好適には、水素化ナトリウム又はナトリウムエトキシドである。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至180℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
第J2工程
本工程は、一般式(XXXVII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(XXXVI)を有する化合物を、酸と反応させることにより、前記A法の第A4工程と同様に行われる。
第J3工程
本工程は、一般式(I−J)を有する化合物を製造する工程であり、(i)又は(ii)で行われる。
(i)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(XXXVII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(i)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒、リン化合物及び塩基の存在下、一般式(XXXVII)を有する化合物を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XIV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(ii)と同様に行われた後、所望によりA及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
K法は、前記A法第A5工程、前記E法第E3工程、前記F法第F4工程、前記G法第G2工程、前記H法第H4工程、前記I法第I3工程及び前記J法第J3工程で用いる一般式(XIV)を有する化合物の中で、Vが窒素原子であり、Wが窒素原子であり、Aが式−CONHR1aで表わされる基である一般式(XXXIX)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R1aは、Rの基に置換基として含まれるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基が、保護されてもよいアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基である他、Rの基の定義における基と同様の基を示す。
第K1工程
本工程は、一般式(XXXIX)を有する化合物を製造する工程であり、(i)〜(ii)から成る。
(i)本工程は、不活性溶媒中、N,N−ジメチルホルムアミドの存在下、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸を、塩素化剤と反応させる工程であり、例えば、Tetrahedron 2002, 58, 2743-2753等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、クロロホルムである。
本工程において使用される塩素化剤は、例えば、三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リンのようなリン試薬類;塩化オキサリルのようなカルボン酸塩化物;塩化チオニルのようなスルフィン酸試薬類;又は、塩化スルホニル、トルエンスルホン酸クロリドのようなスルホン酸試薬類であり、好適には、スルフィン酸試薬類であり、より好適には、塩化チオニルである。
本工程における反応温度は、通常、20℃乃至80℃であり、好適には50℃乃至60℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至24時間であり、好適には2時間乃至8時間である。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXVIII)を有する化合物を、前記(i)で得られた化合物と反応させる工程であり、例えば、Tetrahedron, 2002, 58, 2743-2753等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ハロゲン化炭化水素類又はアミド類であり、より好適には、ジクロロメタン又はN,N−ジメチルホルムアミドである。
本工程において使用される塩基は、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程における反応温度は、通常、−78℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至30℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至24時間であり、好適には0.5時間乃至4時間である。
L法は、前記A法第A5工程、前記E法第E3工程、前記F法第F4工程、前記G法第G2工程、前記H法第H4工程、前記I法第I3工程及び前記J法第J3工程で用いる一般式(XIV)を有する化合物の中で、Vが式=CH−で表わされる基であり、Wが窒素原子であり、Aが式−CONHR1aで表わされる基である一般式(IL)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R1aは、前述したものと同意義を示す。
第L1工程
本工程は、一般式(IL)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、縮合剤及び塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXVIII)を有する化合物を、6−クロロニコチン酸と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルアセトアミドである。
本工程において使用される縮合剤は、好適には、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホスフェート(HATU)である。
本工程において使用される塩基は、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至120℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至48時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
M法は、前記A法第A5工程、前記E法第E3工程、前記F法第F4工程、前記G法第G2工程、前記H法第H4工程、前記I法第I3工程及び前記J法第J3工程で用いる一般式(XIV)を有する化合物の中で、Vが窒素原子であり、Wが式=CH−で表わされる基であり、Aが式−CONHR1aで表わされる基である一般式(ILI)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R1aは、前述したものと同意義を示す。
第M1工程
本工程は、一般式(ILI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、縮合剤及び塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXVIII)を有する化合物を、5−クロロピコリン酸と反応させることにより、前記L法の第L1工程と同様に行われる。
N法は、一般式(I)を有する化合物のAが式−CONHRで表わされる基であり、Vが窒素原子であり、Wが式=CH−で表わされる基である、一般式(I―N)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R、R、R、R1a、R5a、Y、m及びnは、前述したものと同意義を示す。
第N1工程
本工程は、一般式(ILIII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、縮合剤及び塩基の存在下、5−オキソ−5,6−ジヒドロ−ピリジン−2−カルボン酸を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(XXXVIII)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルホルムアミドである。
本工程において使用される縮合剤は、好適には、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロホスフェート(BOP)である。
本工程において使用される塩基は、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至160℃であり、好適には0℃乃至80℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
第N2工程
本工程は、一般式(ILIV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(ILIII)を有する化合物を、トリフルオロメタンスルホニル化剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。
本工程において使用される塩基は、好適には、有機金属塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程において使用されるトリフルオロメタンスルホニル化剤は、例えば、トリフルオロメタンスルホン酸無水物又は塩化トリフルオロメタンスルホニルであり、好適には、トリフルオロメタンスルホン酸無水物である。
本工程における反応温度は、通常、−78℃乃至60℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至48時間であり、好適には0.5時間乃至24時間である。
第N3工程
本工程は、一般式(I−N)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、パラジウム触媒、リン化合物及び塩基の存在下、一般式(ILIV)を有する化合物を、一般式(ILV)を有する化合物と反応させることにより、前記A法の第A5工程(ii)と同様に行われた後、所望によりR1a及びR5aにおけるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基の保護基を除去することにより行われる。
本工程において使用される一般式(ILV)を有する化合物は、例えば、前記A法第A4工程、前記E法第E2工程、前記F法第F3工程、前記G法第G1工程、前記H法第H3工程、前記I法第I2工程及び前記J法第J2工程で得られる化合物である。
O法は、前記A法第A5工程、前記E法第E3工程、前記F法第F4工程、前記G法第G2工程、前記H法第H4工程、前記I法第I3工程及び前記J法第J3工程で用いる一般式(XIV)を有する化合物の中で、Aが、4位がR2aで置換されている2−オキサゾリル基である一般式(L)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、V及びWは、前述したものと同意義を示し、R2aは、Rの基に置換基として含まれるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基が、保護されてもよいアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基である他、Rの基の定義における基と同様の基を示し、Wは、式−NH−で表わされる基又は式−CH−で表わされる基を示す。ただし、Vが式=CH−で表わされる基を示し、かつWが式−CH−で表わされる基を示す場合は除く。
第O1工程
本工程は、一般式(ILVIII)を有する化合物を製造する工程であり、(i)〜(ii)から成る。
(i)本工程は、不活性溶媒中、N,N−ジメチルホルムアミドの存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(ILVI)を有する化合物を、塩素化剤と反応させることにより、前記K法の第K1工程(i)と同様に行われる。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(ILVII)を有する化合物を、前記(i)で得られた化合物と反応させることにより、前記K法の第K1工程(ii)と同様に行われる。
第O2工程
本工程は、一般式(ILIX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(ILVIII)を有する化合物を、酸化剤と反応させることにより、前記A法の第A3工程と同様に行われる。
第O3工程
本工程は、一般式(L)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、縮合剤及び塩基の存在下、一般式(ILIX)を有する化合物を、塩素化剤と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ニトリル類であり、より好適には、アセトニトリルである。
本工程において使用される縮合剤は、好適には、トリフェニルホスフィンである。
本工程において使用される塩基は、好適には、有機塩基類であり、より好適には、トリエチルアミンである。
本工程において使用される塩素化剤は、例えば、塩素のようなハロゲン分子類;三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リンのようなリン試薬類;塩化オキサリルのようなカルボン酸塩化物;塩化チオニルのようなスルフィン酸試薬類;塩化スルホニル、トルエンスルホン酸クロリドのようなスルホン酸試薬類;又は、ヘキサクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ヘキサクロロエタンである。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至120℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には1時間乃至24時間である。
P法は、前記A法第A5工程、前記E法第E3工程、前記F法第F4工程、前記G法第G2工程、前記H法第H4工程、前記I法第I3工程及び前記J法第J3工程で用いる一般式(XIV)を有する化合物の中で、Aが、3位がR2aで置換されている1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基である一般式(LIV)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R2a、V、W及びWは、前述したものと同意義を示す。
第P1工程
本工程は、一般式(LII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(LI)を有する化合物を、塩酸ヒドロキシルアミンと反応させる工程であり、例えば、Chem. Ber., 1885, 18, 1077等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノールである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:10〜10:1である。)を使用することができる。
本工程において使用される塩基は、好適には、アルカリ金属アルコキシド類であり、より好適には、ナトリウムメトキシドである。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至120℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
第P2工程
本工程は、一般式(LIII)を有する化合物を製造する工程であり、(i)〜(ii)から成る。
(i)本工程は、不活性溶媒中、N,N−ジメチルホルムアミドの存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(ILVI)を有する化合物を、塩素化剤と反応させることにより、前記K法の第K1工程(i)と同様に行われる。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(LII)を有する化合物を、前記(i)で得られた化合物と反応させることにより、前記K法の第K1工程(ii)と同様に行われる。
第P3工程
本工程は、一般式(LIV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(LIII)を有する化合物を、加熱させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、芳香族炭化水素類であり、より好適には、トルエンである。
本工程における反応温度は、通常、0℃乃至180℃であり、好適には80℃乃至140℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
Q法は、前記A法第A5工程、前記E法第E3工程、前記F法第F4工程、前記G法第G2工程、前記H法第H4工程、前記I法第I3工程及び前記J法第J3工程で用いる一般式(XIV)を有する化合物の中で、Aが、5位がR2aで置換されている1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基である一般式(LVII)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R2a、V、W及びWは、前述したものと同意義を示す。
第Q1工程
本工程は、一般式(LVI)を有する化合物を製造する工程であり、(i)〜(ii)から成る。
(i)本工程は、不活性溶媒中、N,N−ジメチルホルムアミドの存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(ILVI)を有する化合物を、塩素化剤と反応させることにより、前記K法の第K1工程(i)と同様に行われる。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(LV)を有する化合物を、前記(i)で得られた化合物と反応させることにより、前記K法の第K1工程(ii)と同様に行われる。
第Q2工程
本工程は、一般式(LVII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、縮合剤及び塩基の存在下、一般式(LVI)を有する化合物を、塩素化剤と反応させることにより、前記O法の第O3工程と同様に行われる。
R法は、前記K法第K1工程、前記L法第L1工程、前記M法第M1工程及び前記N法第N1工程で用いる一般式(XXXVIII)を有する化合物の中で、R1aが式R15aCH(OH)CH−で表わされる基である一般式(LIX)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R15aは、置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基又は置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基を示し、置換基として含まれるアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基は、保護されてもよいアミノ基、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシル基を示す。
第R1工程
本工程は、一般式(LIX)を有する化合物を製造する工程であり、(i)〜(ii)から成る。
(i)本工程は、不活性溶媒中、酸又は塩基の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(LVIII)を有する化合物を、シアン化トリメチルシリルと反応させる工程であり、例えば、Synth. Commun. 1983, 13, 273-280等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。
本工程において使用される酸は、好適には、ルイス酸であり、より好適には、ヨウ化亜鉛である。
本工程において使用される塩基は、好適には、トリエチルアミンである。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至120時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、前記(i)で得られた化合物を、還元剤と反応させる工程であり、例えば、Synth. Commun. 1983, 13, 273-280等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:10〜10:1である。)を使用することができる。
本工程において使用される還元剤は、好適には、ボラン錯体類であり、より好適には、ボランテトラヒドロフラン錯体である。
本工程における反応温度は、通常、0℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至96時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
S法は、前記K法第K1工程、前記L法第L1工程、前記M法第M1工程及び前記N法第N1工程で用いる一般式(XXXVIII)を有する化合物の中で、R1aが式R15aCH(OH)CH−で表わされる基である一般式(LIX)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R15aは、前述したものと同意義を示す。
第S1工程
本工程は、一般式(LXI)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、酸の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(LX)を有する化合物を、塩素化剤と反応させる工程であり、例えば、Bioorg. Med. Chem. 2006, 14, 1207-1214あるいはOrganic Process Research & Development 2003, 7, 285-288等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、エステル類であり、より好適には、酢酸エチルである。
本工程において使用される酸は、好適には、鉱酸類であり、より好適には、塩酸であリ、更により好適には、4N塩酸である。
本工程において使用される塩素化剤は、例えば、塩酸のような無機酸;塩素のようなハロゲン分子類;N−クロロスクシンイミドのようなスクシンイミド類;三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リンのようなリン試薬類;塩化オキサリルのようなカルボン酸塩化物;塩化チオニルのようなスルフィン酸試薬類;又は、塩化スルホニル、トルエンスルホン酸クロリドのようなスルホン酸試薬類であり、好適には、スクシンイミド類であり、より好適には、N−クロロスクシンイミドである。
本工程における反応温度は、通常、−78℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至120時間であり、好適には0.5時間乃至24時間である。
第S2工程
本工程は、一般式(LXII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(LXI)を有する化合物を、還元剤と反応させる工程であり、例えば、Bioorg. Med. Chem. 2006, 14, 1207-1214あるいはOrganic Process Research & Development 2003, 7, 285-288等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランであり、更により好適には、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:10〜10:1である。)である。
本工程において使用される還元剤は、好適には水素化ホウ素アルカリ金属類であり、より好適には、水素化ホウ素ナトリウムである。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至120時間であり、好適には0.5時間乃至24時間である。
第S3工程
本工程は、一般式(LIX)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(LXII)を有する化合物を、アミノ化剤と反応させた後、所望により濃塩酸を用いて塩酸塩とする工程であり、例えば、Bioorg. Med. Chem. 2006, 14, 1207-1214あるいはOrganic Process Research & Development 2003, 7, 285-288等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノールである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:10〜10:1である。)を使用することができる。
本工程において使用されるアミノ化剤は、例えば、アンモニア水、アンモニアガスであり、好適には、アンモニア水である。
本工程における反応温度は、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至40℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至120時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
T法は、前記K法第K1工程、前記L法第L1工程、前記M法第M1工程及び前記N法第N1工程で用いる一般式(XXXVIII)を有する化合物の中で、R1aが式R15aCFCH−で表わされる基である一般式(LXVII)を有する化合物を製造する方法である。
本発明において、R15aは、前述したものと同意義を示す。
第T1工程
本工程は、一般式(LXIV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、0価の銅の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(LXIII)を有する化合物を、ブロモジフルオロ酢酸エチルと反応させる工程であり、例えば、J. Org. Chem. 2003, 68, 8838-8846等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、スルホキシド類又はアミド類であり、より好適には、ジメチルスルホキシド又はN,N−ジメチルホルムアミドである。
本工程における反応温度は、通常、0℃乃至180℃であり、好適には40℃乃至60℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至120時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
第T2工程
本工程は、一般式(LXV)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(LXIV)を有する化合物を、還元剤と反応させる工程であり、例えば、J. Org. Chem. 2003, 68, 8838-8846等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アルコール類であり、より好適には、メタノールである。必要に応じて、水との混合溶媒(混合比は1:100〜100:1であり、好適には、1:10〜10:1である。)を使用することができる。
本工程において使用される還元剤は、好適には、水素化ホウ素アルカリ金属類であり、より好適には、水素化ホウ素ナトリウムである。
本工程における反応温度は、通常、0℃乃至100℃であり、好適には20℃乃至60℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至120時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
第T3工程
本工程は、一般式(LXVI)を有する化合物を製造する工程であり、(i)〜(ii)から成る。
(i)本工程は、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式(LXV)を有する化合物を、トリフルオロメタンスルホン酸無水物と反応させる工程であり、例えば、J. Org. Chem. 2003, 68, 8838-8846等に記載の方法に準じて行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、より好適には、ジクロロメタンである。
本工程において使用される塩基は、好適には、有機塩基類であり、より好適には、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチルピリジンである。
本工程における反応温度は、通常、−78℃乃至40℃であり、好適には−50℃乃至0℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至48時間であり、好適には0.5時間乃至36時間である。
(ii)本工程は、不活性溶媒中、前記(i)で得られた化合物を、フタルイミド一カリウムと反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アミド類であり、より好適には、N,N−ジメチルホルムアミドである。
本工程における反応温度は、通常、20℃乃至180℃であり、好適には100℃乃至160℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.5時間乃至120時間であり、好適には2時間乃至24時間である。
第T4工程
本工程は、一般式(LXVII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、一般式(LXVI)を有する化合物を、ヒドラジン一水和物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、アルコール類であり、より好適には、エタノールである。
本工程における反応温度は、通常、0℃乃至160℃であり、好適には60℃乃至100℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至120時間であり、好適には1時間乃至8時間である。
U法は、前記A法第A3工程で製造される一般式(XII)を有する化合物を製造する別の方法である。
本発明において、R5a、R、m、n及びXは、前述したものと同意義を示す。
第U1工程
本工程は、一般式(XII)を有する化合物を製造する工程である。
本工程は、不活性溶媒中、有機金属リチウム類の存在下、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(LXVIII)を有する化合物(例えば、OPPI, 2000, 32, 96記載の化合物あるいは国際公開第2005/116002号パンフレット記載の化合物)を、公知化合物又は公知化合物を出発原料に公知の方法と同様にして容易に得られる一般式(X)を有する化合物と反応させることにより行われる。
本工程において使用される不活性溶媒は、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程において使用される有機金属リチウム類は、例えば、ブチルリチウム又はリチウムであり、好適には、ブチルリチウムである。
本工程における反応温度は、通常、−100℃乃至40℃であり、好適には−78℃乃至0℃である。
本工程における反応時間は、通常、0.1時間乃至96時間であり、好適には0.5時間乃至4時間である。
一般式(VIII)、(X)、(XIV)、(XV)、(XVI)、(XVII)、(XXV)、(XXVI)、(XXVIII)、(XXXI)、(XXXIV)、(XXXV)、(XXXVIII)、(ILVI)、(ILVII)、(LI)、(LV)、(LVIII)、(LX)、(LXIII)及び(LXVIII)を有する原料化合物は、公知化合物であるか、或いは公知化合物を出発原料に公知の方法又はそれに類似した方法に従って容易に製造される。例えば、一般式(XXXIV)を有する化合物は、Tetrahedron, 2002, 58, 4807の方法等に準じて製造される。
上記において、R1a、R2a、R5a、R15a及びAの定義における「保護されてもよいアミノ基」、「保護されてもよいヒドロキシ基」及び「保護されてもよいカルボキシル基」の保護基とは、加水素分解、加水分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂し得る保護基をいい、有機合成化学で一般的に用いられる保護基を示す(例えば、T. W. Greeneら,Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Edition, John Wiley & Sons, Inc. (1999年)参照)。
上記において、R1a、R2a、R5a、R15a及びAの定義における「保護されてもよいヒドロキシ基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用されるヒドロキシ基の保護基であれば特に限定はされないが、例えば、「ヒドロキシ基のエステルに斯かる一般的保護基」であり、好適には、ホルミル基、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、3−メチルノナノイル、8−メチルノナノイル、3−エチルオクタノイル、3,7−ジメチルオクタノイル、ウンデカノイル、ドデカノイルのようなアルキルカルボニル基、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチルのようなハロゲン化アルキルカルボニル基、メトキシアセチルのようなアルコキシアルキルカルボニル基、アクリロイル、プロピオロイル、メタクリロイル、クロトノイル、イソクロトノイル、(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカルボニル基等の「置換可アルキルカルボニル基」;ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲン化アリールカルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのようなC−Cアルキル化アリ−ルカルボニル基、4−アニソイルのようなC−Cアルコキシ化アリールカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリールカルボニル基、2−(メトキシカルボニル)ベンゾイルのようなC−Cアルコキシカルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニルベンゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基等の「置換可アリールアシル基」;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、s−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルのようなC−Cアルコキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又はトリ−(C−Cアルキル)シリル基で置換されたC−Cアルコキシカルボニル基等の「アルコキシカルボニル基」;テトラヒドロピラン−2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラン−4−イルのような「テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロチオフラン−2−イルのような「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフラニル基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのようなトリ−(C−Cアルキル)シリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリルのような(C−Cアルキル)ジアリールシリル又はジ−(C−Cアルキル)アリールシリル基等の「シリル基」;メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t−ブトキシメチルのようなC−Cアルコキシメチル基、2−メトキシエトキシメチルのようなC−CアルコキシC−Cアルコキシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなC−Cハロゲン化アルコキシメチル等の「アルコキシメチル基」;1−エトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルのようなC−Cアルコキシエチル基、2,2,2−トリクロロエチルのようなハロゲン化エチル基等の「置換エチル基」;ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃至3個のアリ−ル基で置換されたC−Cアルキル基、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジルのようなC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ニトロ、ハロゲン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1乃至3個のアリ−ル基で置換されたC−Cアルキル基等の「アラルキル基」;ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのような、1又は2個のC−Cアルコキシ又はニトロ基でアリ−ル環が置換されていてもよい「アラルキルオキシカルボニル基」であり、好適には、置換可アルキルカルボニル基、シリル基又はアラルキル基である。
上記において、R1a、R2a、R5a、R15a及びAの定義における「保護されてもよいカルボキシル基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用されるカルボキシル基の保護基であれば特に限定はされないが、例えば、「カルボキシル基のエステルに斯かる一般的保護基」であり、好適には、前記「C−Cアルキル基」;エテニル、1−プロペニル、2−プロペニルのような「C−Cアルケニル基」;エチニル、1−プロピニル、2−プロピニルのような「C−Cアルキニル基」;前記「C−Cハロゲン化アルキル基」;2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチルのようなヒドロキシ「C−Cアルキル基」;アセチルメチルのような「C−Cアルキルカルボニル」−「C−Cアルキル基」;前記「アラルキル基」;又は前記「シリル基」であり、好適には、C−Cアルキル基又はアラルキル基である。
上記において、R1a、R2a、R5a、R15a及びAの定義における「保護されてもよいアミノ基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用されるアミノ基の保護基であれば特に限定はされないが、例えば、前記「ヒドロキシ基のエステルに斯かる一般的保護基」における、「アルキルカルボニル基」;「アリールカルボニル基」;「アルコキシカルボニル基」;「アルケニルオキシカルボニル基」;「アラルキルオキシカルボニル基」;「シリル基」;又は「アラルキル基」と同様な基を示すか或いはN,N−ジメチルアミノメチレン、ベンジリデン、4−メトキシベンジリデン、4−ニトロベンジリデン、サリシリデン、5−クロロサリシリデン、ジフェニルメチレン、(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)フェニルメチレンのような「シッフ塩基を形成する置換されたメチレン基」であり、好適には、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基又はアルコキシカルボニル基であり、最も好適には、アルコキシカルボニル基である。
保護・脱保護が必要な工程は、既知の方法(例えば、”Protective Groups in Organic Synthesis” (Theodora W. Greene、Peter G. M.Wuts著、 1999年、A Wiley-Interscience Publication発行)等に記載の方法)に準じて行われる。
本発明の前記一般式(I)を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩を、医薬として使用する場合には、それ自体或は適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による経口的又は注射剤若しくは坐剤等による非経口的に投与することができる。
これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニトール、ソルビトールのような糖誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α澱粉、デキストリンのような澱粉誘導体;結晶セルロースのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラン;プルランのような有機系賦形剤;軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐酸水素カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのような炭酸塩;及び、硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系賦形剤を挙げることができる。)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーガム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DLロイシン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及び、上記澱粉誘導体を挙げることができる。)、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及び、前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができる。)、崩壊剤(例えば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシルメチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシルメチルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;及び、カルボキシルメチルスターチ、カルボキシルメチルスターチナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セルロース類を挙げることができる。)、安定剤(メチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げることができる。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料及び香料等を挙げることができる。)、希釈剤等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。
その使用量は患者(温血動物、特に人間)の症状、年齢等により異なるが、経口投与の場合には、1回当り1日下限0.0015mg/kg体重(好適には、0.008mg/kg体重)、上限70mg/kg体重(好適には、7mg/kg体重)を、静脈内投与の場合には、1回当り1日下限0.00015mg/kg体重(好適には、0.0008mg/kg体重)、上限8.5mg/kg体重(好適には、5mg/kg体重)を成人に対して、1日当り1乃至6回症状に応じて投与することが望ましい。
以下、実施例、試験例および参考例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
実施例のカラムクロマトグラフィーにおける溶出はTLC(Thin Layer Chromatography,薄層クロマトグラフィー)による観察下に行われた。TLC観察においては、TLCプレートとしてメルク(Merck)社製のシリカゲル60F254を、展開溶媒としてはカラムクロマトグラフィーで溶出溶媒として用いられた溶媒を、検出法としてUV検出器を採用した。カラム用シリカゲルは同じくメルク社製のシリカゲルSK−85(230〜400メッシュ)、もしくは富士シリシア化学 Chromatorex NH (200−350メッシュ)を用いた。通常のカラムクロマトグラフィーの他に、Biotage社の自動クロマトグラフィー装置(SP-1)を適宜使用した。尚、実施例で用いる略号は、次のような意義を有する。
mg:ミリグラム,g:グラム,mL:ミリリットル,MHz:メガヘルツ。
以下の実施例において、核磁気共鳴(以下、1H NMR)スペクトルは、テトラメチルシランを標準物質として、ケミカルシフト値をδ値(ppm)にて記載した。分裂パターンは一重線をs、二重線をd、三重線をt、四重線をq、七重線をsepで示した。
質量分析(以下、MS)は、FAB(Fast Atom Bombardment) 法、EI(Electron Ionization)法、もしくはES(Electron Spray)法で行った。
(実施例1)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号1−162)
(1a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(10.1 g)、ジメチルホルムアミド(3.0 mL)、塩化チオニル(25 mL)のクロロホルム(100 mL)の懸濁液を50℃で6時間加熱した。生成した黒色溶液を濃縮し、減圧乾燥し、そしてジクロロメタン(100 mL)に溶解した。この溶液をゆっくりと2−アミノ−1−フェニルエタノール(9.09 g)とトリエチルアミン(25 mL)のジメチルホルムアミド(50 mL)溶液に0℃で1.5時間以上かけて滴下した。反応混合物を室温に温め、30分間撹拌し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、そして濃縮した。残渣物をテトラヒドロフラン中で激しく撹拌し、ろ取し、テトラヒドロフランで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物9.09 g(42%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.07(1H, t, J=5.9Hz), 8.23(1H, d, J=9.0Hz), 8.11(1H, d, J=8.6Hz), 7.39(2H, d, J=7.0Hz), 7.35(1H, d, J=7.1Hz), 7.33(1H, d, J=7.8Hz), 7.25(1H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 5.61(1H, d, J=4.7Hz), 4.86-4.82(1H, m), 3.61-3.55(1H, m), 3.50-3.43(1H, m).
MS(ES) m/z:276 (M - H).
(1b)4−ホルミル−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
N−(tert−ブトキシカルボニル)−4−ピペリジンメタノール(9.80 g)のジクロロメタン(100 mL)溶液にPCC(14.7 g)とセライト(14.7 g)を室温で加えた。3.5時間後、反応混合物をエーテルで希釈し、セライトでろ過し、そして濃縮した。反応残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル 10:1〜5:1)で精製し、標記化合物6.39 g(66%)を無色透明オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=9.67(1H, s), 4.00-3.95(2H, m), 2.96-2.90(2H, m), 2.45-2.37(1H, m), 1.91-1.87(2H, m), 1.62-1.53(2H, m), 1.46(9H, s).
(1c)4−(ヒドロキシ−o−トリル−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(1b)で得た4−ホルミル−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(6.39 g)の無水テトラヒドロフラン(70 mL)溶液にo−トリルマグネシウム ブロミド(1mol/L,無水テトラヒドロフラン溶液、36 mL)を0℃で加えた。30分後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル 10:1〜3:1)で精製し、標記化合物7.20 g(79%)を無色透明オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.42(1H, dd, J=7.6 and 1.4Hz), 7.24(1H, ddd, J=10.3, 10.3 and 4.1Hz), 7.18(1H, ddd, J=10.2, 10.2 and 3.6Hz), 7.14(1H, d, J=7.4Hz), 4.69(1H, dd, J=7.2 and 2.1Hz), 4.21-4.03(2H, m), 2.69-2.55(2H, m), 2.34(3H, s), 1.98(1H, d, J=12.5Hz), 1.83-1.74(1H, m), 1.39-1.32(2H, m), 1.45(9H, s).
(1d)4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(1c)で得た4−(ヒドロキシ−o−トリル−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(7.20 g)のジクロロメタン(80 mL)溶液にDess-Martin試薬(9.99 g)を室温で加えた。2時間後、反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル 10:1〜7:1)で精製し、標記化合物4.96 g(69%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.50(1H, d, J=8.6Hz), 7.36(1H, ddd, J=10.4, 10.4 and 3.7Hz), 7.27-7.24(2H, m), 4.15-4.10(2H, m), 3.22-3.15(1H, m), 2.84(2H, t, J=11.2Hz), 2.41(3H, s), 1.82(2H, dd, J=13.7 and 1.9Hz), 1.68-1.58(2H, m), 1.46(9H, s).
(1e)ピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩
実施例(1d)で得た4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(4.96 g)と4N−塩酸 ジオキサン溶液(15 mL)の混合物を室温で30分間撹拌し、そして濃縮した。残渣物をろ取し、減圧乾燥し、標記化合物3.55 g(91%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.41(1H, brs), 9.16(1H, brs), 7.71(1H, d, J=7.8Hz), 7.41(1H, dd, J=6.8 and 6.8Hz), 7.30(1H, dd, J=7.8 and 7.8Hz), 7.21-7.16(1H, m), 3.59-3.51(1H, m), 3.22(2H, d, J=11.7Hz), 2.98-2.89(2H, m), 2.32(3H, s), 1.87(2H, d, J=14.5Hz), 1.78-1.75(2H, m).
(1f)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(239 mg)、実施例(1a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(227 mg)、そしてトリエチルアミン(0.28 mL)のn−ブタノール(10 mL)の懸濁液を100℃で22時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール 50:1〜25:1)で精製し、固体を得た。この固体をヘキサン/イソプロピルエーテル(1:1)中で激しく撹拌し、ろ取し、そして減圧乾燥し、標記化合物216mg(49%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.60(1H, dd, J=5.7 and 5.7Hz), 7.82(1H, d, J=9.4Hz), 7.75(1H, d, J=7.4Hz), 7.46-7.31(8H, m), 7.26(1H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 5.63(1H, d, J=4.3Hz), 4.82-4.78(1H, m), 4.49(2H, d, J=13.3Hz), 3.63-3.56(2H, m), 3.45-3.37(1H, m), 3.18(2H, t, J=11.5 Hz), 2.33(3H, s), 1.87(2H, d, J=11.7Hz), 1.60-1.50(2H, m).
MS(ES+) m/z:445 (M + H)+.
融点: 116-118℃。
(実施例2)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−フェニル−シクロプロピル)−アミド(化合物番号1−175)
(2a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−フェニル−シクロプロピル)−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(316 mg)とトランス−2−フェニルシクロプロピルアミン 塩酸塩(339 mg)から標記化合物446 mg(82%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.30(1H, d, J=8.6Hz), 8.22(1H, brs), 7.71(1H, d, J=8.6Hz), 7.34-7.21(5H, m), 3.19-3.14(1H, m), 2.28-2.24(1H, m), 1.44-1.34(2H, m).
MS(ES) m/z:274 (M + H)+.
(2b)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−フェニル−シクロプロピル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(71 mg)と実施例(2a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−フェニル−シクロプロピル)−アミド(66 mg)から、標記化合物6.1 mg(5%)を薄褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=9.08(1H, d, J=5.1Hz), 7.80(1H, d, J=9.4Hz), 7.73(1H, d, J=7.8Hz), 7.41(1H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 7.36-7.24(6H, m), 7.14(2H, dd, J=8.2 and 8.2Hz), 4.46(2H, d, J=13.7Hz), 3.59-3.53(1H, m), 3.16(2H, t, J=11.8Hz), 3.08-3.02(1H, m), 2.30(3H, s), 2.15-2.10(1H, m), 1.84(2H, d, J=11.3Hz), 1.57-1.43(4H, m).
MS(ES) m/z:441 (M + H)+.
融点:66−68℃。
(実施例3)6−(4−ベンゾイル−ピペリジン−1−イル)−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−フェニル−シクロプロピル)−アミド(化合物番号1−25)
実施例(1f)と同様の方法で、フェニル(4−ピペリジル)メタノン 塩酸塩(85 mg)と実施例(2a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−フェニル−シクロプロピル)−アミド(103 mg)から、標記化合物71 mg(45%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3):δ(ppm)=8.10(1H, d, J=3.5Hz), 8.02(1H, d, J=9.4Hz), 7.99(2H, d, J=7.0Hz), 7.61(1H, dd, J=7.4 and 7.4Hz), 7.52(2H, dd, J=7.4 and 7.4Hz), 7.32-7.28(2H, m), 7.21(3H, m), 7.02(1H, d, J=9.4Hz), 4.53(2H, d, J=13.3Hz), 3.67-3.60(1H, m), 3.34-3.27(2H, m), 3.16-3.11(1H, m), 2.21-2.16(1H, m), 2.07-2.03(2H, m), 1.95-1.85(2H, m), 1.39-1.27(2H, m).
MS(ES) m/z:427 (M + H)+.
融点:186−188℃。
(実施例4)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 フェネチル−アミド(化合物番号1−151)
(4a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 フェネチル−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(3.16 g)とフェネチルアミン(3.8 mL)から標記化合物3.22 g(61%)を灰色固体として得た。
MS(ES) m/z:260 (M - H)+.
(4b)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 フェネチル−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(96 mg)と実施例(4a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 フェネチル−アミド(105 mg)から、標記化合物56 mg(33%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.83(1H, dd, J=6.0 and 6.0Hz), 7.82(1H, d, J=9.4Hz), 7.75(1H, d, J=6.7Hz), 7.46(1H, ddd, J=7.4, 7.4 and 1.2Hz), 7.29-7.18(8H, m), 4.48(2H, d, J=13.7Hz), 3.61-3.52(3H, m), 3.21-3.14(2H, m), 2.87(2H, t, J=7.2Hz), 2.33(3H, s), 1.87(2H, d, J=13.3Hz), 1.59-1.49(2H, m).
MS(ES) m/z:428 (M )+.
融点:113−114 ℃。
(実施例5)6−(4−ベンゾイル−ピペリジン−1−イル)−ピリダジン−3−カルボン酸 フェネチル−アミド(化合物番号1−1)
実施例(1f)と同様の方法で、フェニル(4−ピペリジル)メタノン 塩酸塩(183 mg)と実施例(4a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 フェネチル−アミド(208 mg)から、標記化合物13 mgを黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.81(1H, t, J=5.7Hz), 8.01(2H, d, J=8.6Hz), 7.80(1H, d, J=9.3Hz), 7.65(1H, dd, J=8.4 and 8.5Hz), 7.55(1H, d, J=7.8Hz), 7.53(1H, d, J=7.0Hz), 7.35(1H, d, J=9.4Hz), 7.29-7.16(5H, m), 4.52-4.49(2H, m), 3.86-3.76(2H, m), 3.57-3.48(1H, m), 3.26-3.19(2H, m), 2.86(2H, t, J=6.5Hz), 1.92-1.89(2H, m), 1.92-1.89(2H, m).
MS(ES) m/z:415 (M + H)+.
融点:134−136 ℃。
(実施例6)6−[4−(4−フルオロ−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 フェネチル−アミド(化合物番号1−61)
実施例(1f)と同様の方法で、4−(4−フルオロベンゾイル)ピペリジン p―トルエンスルホン酸塩(149 mg)と実施例(4a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 フェネチル−アミド(102 mg)から、標記化合物54 mg(32%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.81(1H, t, J=5.6Hz), 8.12-8.09(2H, m), 7.80(1H, d, J=11.4Hz), 7.38(1H, d, J=9.0Hz), 7.36(2H, d, J=8.6Hz), 7.30-7.17(5H, m), 4.56-4.47(2H, m), 3.87-3.77(1H, m), 3.56-3.50(2H, m), 3.25-3.18(2H, m), 2.86(2H, t, J=7.2Hz), 1.92-1.89(2H, m), 1.64-1.52(2H, m).
MS(ES) m/z:433 (M + H)+.
融点:166−168 ℃。
(実施例7)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号1−222)
(7a)4−[ヒドロキシ−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
2−ブロモベンゾトリフルオリド(3.0 mL)の無水テトラヒドロフラン(40 mL)溶液にn−ブチルリチウム(2.7 mol/L,ヘキサン溶液、7.4 mL)を−78℃で滴下した。30分後、実施例(1b)で得た4−ホルミル−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(3.88 g)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液を−78℃で滴下した。1時間後、反応混合物に氷冷塩化アンモニウム水溶液と酢酸エチルを−78℃で加えた。混合物を−78℃で撹拌し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。黄色オイル(6.92 g)を次の反応に使用した。
MS(FAB) m/z:382 (M + Na)+.
(7b)4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(1d)と同様の方法で、実施例(7a)で得た4−[ヒドロキシ−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(6.92 g)から、標記化合物5.04 g(2工程、77%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.74(1H, d, J=7.8Hz), 7.62(1H, dd, J=7.8, 7.8Hz), 7.58(1H, t, J=7.2Hz), 7.39(1H, d, J=7.4Hz), 4.15(2H, brs), 3.05-2.98(1H, m), 2.82-2.75(2H, m), 1.86(2H, d, J=13.3Hz), 1.68-1.57(2H, m), 1.46(9H, s).
(7c)ピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩
実施例(1e)と同様の方法で、実施例(7b)で得た4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(5.04 g)から、標記化合物3.71 g(90%)を白色固体として得た。
MS(ES) m/z:258 (M + H)+.
(7d)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(7c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩(1.42 g)と実施例(1a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(1.34 g)から、標記化合物1.26 g(52%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.58(1H, t, J=5.9Hz), 7.89-7.80(4H, m), 7.75(1H, t, J=8.0Hz), 7.39-7.31(5H, m), 7.25(1H, dd, J=7.2, 7.2Hz), 5.61(1H, d, J=4.7Hz), 4.80-4.77(1H, m), 4.52(2H, d, J=13.7Hz), 3.62-3.46(2H, m), 3.44-3.37(1H, m), 3.12(2H, t, J=11.6Hz), 1.92(2H, d, J=12.5Hz), 1.57-1.47(2H, m).
MS(ES) m/z:499 (M + H)+.
融点:78-80℃。
(実施例8)6−[4−(2−トリフルオロメトキシ−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号1−252)
(8a)4−[ヒドロキシ−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(7a)と同様の方法で、1−ブロモ−2−トリフルオロメトキシ−ベンゼン(1.6 mL)と実施例(1b)で得た4−ホルミル−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.89 g)から標記化合物3.53 gを黄色オイルとして得た。
MS(FAB) m/z:376 (M + H)+.
(8b)4−(2−トリフルオロメトキシ−ベンゾイル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(1d)と同様の方法で、実施例(8a)で得た4−[ヒドロキシ−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(3.53 g)から、標記化合物1.76 g(2工程、53%)を黄色オイルとして得た。
MS(ES) m/z:372 (M - H)+.
(8c)ピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−メタノン 塩酸塩
実施例(1e)と同様の方法で、実施例(8b)で得た4−(2−トリフルオロメトキシ−ベンゾイル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(1.65 g)から、標記化合物1.21 g(88%)をオフホワイト色固体として得た。
MS(ES) m/z:274 (M + H)+.
(8d)6−[4−(2−トリフルオロメトキシ−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(8c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−メタノン 塩酸塩(100 mg)と実施例(1a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(94 mg)から、標記化合物70.5 mg(42%)をオフホワイト色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.60(1H, t, J=5.9Hz), 7.85-7.81(2H, m), 7.72(1H, t, J=7.8Hz), 7.57(1H, t, J=8.2Hz), 7.53(1H, d, J=8.6Hz), 7.40-7.32(5H, m), 7.26(1H, t, J=7.0Hz), 5.61(1H, d, J=4.3Hz), 4.80-4.77(1H, m), 4.49(2H, d, J=14.1Hz), 3.62-3.48(2H, m), 3.44-3.37(1H, m), 3.17(2H, t, J=11.4Hz), 1.89(2H, d, J=11.7Hz), 1.58-1.48(2H, m).
MS(ES) m/z:515 (M + H)+.
融点: 127-129 ℃。
(実施例9)6−[4−(4−フルオロ−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号1−72)
実施例(1f)と同様の方法で、4−(4−フルオロベンゾイル)ピペリジン p―トルエンスルホン酸塩(1.41 g)と実施例(1a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(1.01 g)から、標記化合物488 mg(35%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.58(1H, t, J=5.7Hz), 8.13-8.10(2H, m), 7.80(1H, d, J=9.8Hz), 7.41-7.28(7H, m), 7.26-7.21(1H, m), 5.62(1H, d, J=3.1Hz), 4.80-4.74(1H, m), 4.51(2H, d, J=12.5Hz), 3.85-3.76(1H, m), 3.62-3.54(1H, m), 3.43-3.37(1H, m), 3.22(2H, t, J=12.7Hz), 1.89(2H, d, J=12.5Hz), 1.61-1.50(2H, m).
MS(ES) m/z:449 (M + H)+.
融点: 206-208 ℃。
(実施例10)6−{4−[(4−フルオロ−フェニル)−(メトキシイミノ−フェニル−メチル)]−ピペリジン−1−イル}−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−113)
実施例9で得た6−[4−(4−フルオロ−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(203 mg)、O−メチルヒドロキシルアミン 塩酸塩(40%水溶液、0.15 mL)、そして酢酸ナトリウム・3水和物(97 mg)のメタノール(5 mL)溶液を室温で7日間撹拌した。反応混合物を濃縮し、そして水中で激しく撹拌した。沈殿物をろ取し、水とジイソプロピルエーテルで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物75 mg(35%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.59-8.54(1H, m), 7.79(1H, d, J=8.6Hz), 7.47-7.42(1H, m), 7.47-7.42(9H, m), 5.60(1H, d, J=3.9Hz), 4.83-4.72(1H, m), 4.61-4.54(1H, m), 4.52-4.42(1H, m), 3.86,3.70(3H, s), 3.62-3.54(1H, m), 3.44-3.39(1H, m), 3.11-3.00(2H, m), 2.98-2.87(1H, m), 1.89-1.66(3H, m), 1.60-1.40(1H, m).
MS(ES) m/z:478 (M + H)+.
融点: 136-138 ℃。
(実施例11)6−[4−(メトキシイミノ−フェニル−メチル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−33)
(11a)6−(4−ベンゾイル−ピペリジン−1−イル)−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、フェニル(4−ピペリジル)メタノン 塩酸塩(818 mg)と実施例(1a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(1.00 g)から、標記化合物616 mg(39%)をベージュ色固体として得た。
MS(ES) m/z:431 (M + H)+.
(11b)6−[4−(メトキシイミノ−フェニル−メチル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例10と同様の方法で、実施例(11a)で得た6−(4−ベンゾイル−ピペリジン−1−イル)−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(146 mg)から、標記化合物125 mg(80%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.57(1H, t, J=5.8Hz), 7.79(1H, dd, J=9.4 and 2.3Hz), 7.44-7.23(11H, m), 5.60(1H, brs), 4.80-4.76(1H, m), 4.57(1H, d, J=15.3Hz), 4.57(1H, d, J=15.3Hz), 3.69(3H, s), 3.62-3.54(1H, m), 3.51-3.45(1H, m), 3.10-3.00(2H, m), 2.94-2.87(1H, m), 1.86-1.67(3H, m), 1.53-1.42(1H, m).
MS(ES) m/z:460 (M + H)+.
融点: 135-137 ℃。
(実施例12)6−{4−[(2−メチル−フェニル)−(メトキシイミノ−フェニル−メチル)]−ピペリジン−1−イル}−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−193)
実施例10と同様の方法で、実施例(1f)で得た6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(242 mg)から、標記化合物104 mg(42%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.59-8.54(1H, m), 7.78(1H, dd, J=14.6 and 9.6Hz), 7.39-7.30(5H, m), 7.27-7.23(3H, m), 7.21-7.15(1H, m), 7.08(1H, dd, J=16.0 and 7.5Hz), 5.60(1H, t, J=4.9Hz), 4.80-4.75(1H, m), 4.54-4.51(2H, m), 3.61-3.53(2H, m), 3.86、3.69(3H, s), 3.43-3.37(1H, m), 3.01(2H, t, J=12.9Hz), 2.23, 2.14(3H, s)1.98-1.95(2H, m), 1.57-1.46(1H, m), 1.41-1.31(1H, m).
MS(ES) m/z:474 (M + H)+.
融点: 147-148 ℃。
(実施例13)6−{4−[ヒドロキシ−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メチル]−ピペリジン−1−イル}−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−278)
実施例7で得た6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(108 mg)のエタノール(2 mL)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(16 mg)を室温で加えた。19時間後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をクロマトグラフィーで精製(ジクロロメタン/メタノール)し、標記化合物23.3 mg(21%)を黄色アモルファスとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.27(1H, t, J=6.4Hz), 7.97(1H, d, J=9.8Hz), 7.77(1H, d, J=7.5Hz), 7.68-7.62(2H, m), 7.45-7.26(6H, m), 6.95(1H, d, J=9.7Hz), 4.98-4.95(1H, m), 4.87(1H, brs), 4.60(1H, d, J=14.0Hz), 4.50(1H, d, J=17.6Hz), 4.03-3.84(1H, m), 3.68-3.61(1H, m), 3.39-3.34(1H, m), 2.99(1H, t, J=12.9Hz), 2.91(1H, t, J=12.7Hz), 2.20(1H, d, J=15.6Hz), 2.07-2.01(2H, m), 1.60-1.28(3H, m).
MS(ES) m/z:501 (M + H)+
(実施例14)6−{4−[1−ヒドロキシ−1−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−エチル]−ピペリジン−1−イル}−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−283)
実施例7で得た6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(90.5 mg)の無水テトラヒドロフラン(1 mL)溶液に、メチルマグネシウムブロミド(3.0 mol/L, エーテル溶液、0.24 mL)を0℃で加えた。30分後、反応混合物を室温に温め、酢酸エチルで希釈し、塩化アンモニウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をプレパラティブTLCで精製(ジクロロメタン/メタノール、20:1)し、固体を得た。この固体をイソプロピルエーテル中で激しく撹拌し、ろ取し、そして減圧乾燥し、標記化合物7.9 mg(8%)を黄色固体として得た。
1H NMR(500MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.26(1H, brs), 7.96(1H, d, J=9.3Hz), 7.80(1H, d, J=7.8Hz), 7.53(2H, d, J=3.9Hz), 7.42(2H, d, J=7.4Hz), 7.43-7.28(4H, m), 6.94(1H, d, J=9.8Hz), 4.96(1H, dd, J=7.8 and 3.5Hz), 4.66(1H, d, J=10.8Hz), 4.45(1H, d, J=12.2Hz), 3.88-3.84(1H, m), 3.65-3.60(1H, m), 2.97(1H, t, J=12.7Hz), 2.92-2.86(1H, m), 2.25-2.19(1H, m), 1.91(1H, brs), 1.82(1H, d, J=11.3Hz), 1.61-1.49(7H, m).
MS(ES) m/z:515 (M + H)+.
融点: 94 - 96 ℃。
(実施例15)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 シクロプロピルメトキシ−アミド(化合物番号1−236)
(15a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 シクロプロピルメトキシ−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、o−シクロプロピルメチル−ヒドロキシルアミン 塩酸塩(Synth. Commun. 2005, 35, 2265.)(519 mg)と6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸 1水和物(632 mg)から、標記化合物257 mg(28%)を黄色固体として得た。
MS(ES) m/z:228 (M + H)+.
(15b)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 シクロプロピルメトキシ−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(7c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩(100 mg)と実施例(15a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 シクロプロピルメトキシ−アミド(78 mg)から、標記化合物98.1 mg(64%)を黄色アモルファスとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=10.2(1H, s), 7.96(1H, d, J=9.8Hz), 7.76(1H, d, J=7.5Hz), 7.67-7.59(2H, m), 7.43(1H, d, J=7.0Hz), 7.00(1H, d, J=9.4Hz), 4.52(2H, d, J=13.7Hz), 3.87(2H, d, J=7.5Hz), 3.28-3.20(1H, m), 3.17(2H, t, J=12.9Hz), 2.04(2H, d, J=11.4Hz), 1.82(2H, q, J=11.4Hz), 1.28-1.19(1H, m), 0.63(2H, q, J=5.2Hz), 0.34(2H, q, J=5.1Hz).
MS(ES) m/z:449 (M + H)+
(実施例16)2−({6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボニル}−アミノ)−3−フェニル−プロピオン酸(化合物番号1−174)
(16a)2−[(6−クロロ−ピリダジン−3−カルボニル)−アミノ]−3−フェニル−プロピオン酸 メチルエステル
実施例(1a)と同様の方法で、DL−フェニルアラニンメチルエステル 塩酸塩(4.31 g)と6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸 1水和物(3.16 g)から、標記化合物1.65 g(26%)を黄白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.40(1H, d, J=8.2Hz), 8.22(1H, d, J=8.6Hz), 7.68(1H, d, J=8.6Hz), 7.31-7.22(3H, m), 7.18(2H, d, J=6.7Hz), 5.08(1H, dd, J=14.7 and 6.4Hz), 3.76(3H, s), 3.30(1H, dd, J=13.9 and 5.7Hz), 3.21(1H, dd, J=13.9 and 6.9Hz).
MS(ES) m/z:320 (M + H)+.
(16b)2−({6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボニル}−アミノ)−3−フェニル−プロピオン酸 メチルエステル
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(311 mg)と実施例(16a)で得た2−[(6−クロロ−ピリダジン−3−カルボニル)−アミノ]−3−フェニル−プロピオン酸 メチルエステル(415 mg)から、標記化合物227 mg(36%)を橙色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.91(1H, d, J=8.2Hz), 7.76(1H, d, J=9.4Hz), 7.74(1H, d, J=7.4Hz), 7.43(1H, dd, J=7.4 and 7.5Hz), 7.34(1H, d, J=8.6Hz), 7.32-7.17(7H, m), 4.78(1H, dd, J=14.1 and 7.8Hz), 4.48(2H, d, J=10.9Hz), 3.66(3H, s), 3.62-3.55(1H, m), 3.22-3.16(4H, m), 2.32(3H, s), 1.86(2H, d, J=11.0Hz), 1.59-1.49(2H, m).
MS(ES) m/z:487 (M + H)+.
(16c)2−({6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボニル}−アミノ)−3−フェニル−プロピオン酸
実施例(16b)で得た2−({6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボニル}−アミノ)−3−フェニル−プロピオン酸 メチルエステル(227 mg)を1N 水酸化ナトリウム水溶液で加水分解し、標記化合物183 mg(83%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=13.0(1H, brs), 8.70(1H, d, J=8.2Hz), 7.78(1H, d, J=9.8Hz), 7.76(1H, d, J=9.0Hz), 7.44(1H, dd, J=7.2 and 7.2Hz), 7.37-7.31(3H, m), 7.29-7.24(4H, m), 7.21-7.18(1H, m), 4.72(1H, dd, J=13.5 and 7.6Hz), 4.51-4.46(2H, m), 3.63-3.55(1H, m), 3.21-3.16(4H, m), 2.33(3H, s), 1.87(2H, d, J=12.5Hz), 1.59-1.49(2H, m).
MS(ES) m/z:473 (M + H)+.
融点:63−65℃。
(実施例17)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(化合物番号1−165)
(17a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(694 mg)と2−アミノ−1−(4−フルオロフェニル)エタノール 塩酸塩(841 mg)から標記化合物801 mg(62%)をオフホワイト色固体として得た。
MS(ES) m/z:296 (M + H)+.
(17b)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(239 mg)と実施例(17a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(100 mg)から、標記化合物81 mg(53%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.60(1H, t, J=5.7Hz), 7.81(1H, dd, J=9.2 and 1.3Hz), 7.75(1H, d, J=7.5Hz), 7.46-7.31(6H, m), 7.16(1H, d, J=7.4Hz), 7.14(1H, d, J=8.6Hz), 5.66(1H, dd, J=4.3 and 1.2Hz), 4.82-4.76(1H, m), 4.48(2H, d, J=14.1Hz), 3.63-3.52(2H, m), 3.46-3.37(1H, m), 3.18(2H, t, J=12.1Hz), 2.33(3H, s), 1.87(2H, d, J=14.5Hz), 1.89-1.85(2H, m).
MS(ES) m/z:463 (M + H)+.
融点:148 - 158 ℃。
(実施例18)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(3−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(化合物番号1−164)
(18a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(3−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(125 mg)と2−アミノ−1−(3−フルオロ−フェニル)−エタノール(US5,576,340)(123 mg)から標記化合物(219 mg)を薄茶色固体として得た。
MS(ES) m/z:296 (M + H)+.
(18b)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(3−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(101 mg)と実施例(18a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(3−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(113 mg)から、標記化合物79.9 mg(45%)を白色固体として得た。
1H NMR(500MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.25(1H, t, J=6.1Hz), 7.99(1H, d, J=9.8Hz), 7.55(1H, d, J=6.9Hz), 7.39(1H, t, J=7.5Hz), 7.34-7.26(3H, m), 7.18-7.15(2H, m), 6.99(1H, d, J=9.8Hz), 6.97(1H, t, J=6.8Hz), 4.99-4.96(1H, m), 4.51-4.47(2H, m), 3.90-3.85(1H, m), 3.66(1H, d, J=3.9Hz), 3.64-3.58(1H, m), 3.44-3.38(1H, m), 3.24(2H, t, J=11.5Hz), 2.43(3H, s), 2.01(2H, dd, J=13.5, 3.0Hz), 1.86-1.78(2H, m).
MS(ES) m/z:463 (M + H)+.
融点:135-136 ℃。
(実施例19)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(2−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(化合物番号1−163)
(19a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(2−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(405 mg)と2−アミノ−1−(2−フルオロ−フェニル)−エタノール(US 5,028,617)(385 mg)から標記化合物350 mg(25%)を茶色固体として得た。
MS(ES) m/z:296 (M + H)+.
(19b)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(2−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(105 mg)と実施例(19a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(2−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(118 mg)から、標記化合物95.7 mg(45%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.25(1H, brs), 7.99(1H, d, J=9.3Hz), 7.60-7.55(2H, m), 7.39(1H, t, J=7.5Hz), 7.30-7.23(3H, m), 7.14(1H, t, J=7.5Hz), 7.02(1H, t, J=9.8Hz), 6.99(1H, d, J=9.3Hz), 5.29-5.26(1H, m), 4.51-4.46(2H, m), 3.99(1H, d, J=4.3Hz), 3.95-3.89(1H, m), 3.76-3.70(1H, m), 3.45-3.37(1H, m), 3.27-3.20(2H, m), 2.43(3H, s), 2.00(2H, dd, J=13.1, 2.9Hz), 1.87-1.76(2H, m).
MS(ES) m/z:463 (M + H)+.
融点:143-144 ℃。
(実施例20)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(化合物番号1−225)
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(7c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩(100 mg)と実施例(17a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(4−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(95.9 mg)から、標記化合物101 mg(58%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.60(1H, t, J=5.6Hz), 7.89-7.79(4H, m), 7.75(1H, t, J=7.7Hz), 7.42-7.35(3H, m), 7.14(2H, t, J=8.8Hz), 5.65(1H, d, J=4.7Hz), 4.80(1H, q, J=4.8Hz), 4.52(2H, d, J=12.9Hz), 3.59-3.38(3H, m), 3.12(2H, t, J=12.9Hz), 1.91(2H, d, J=10.5Hz), 1.52(2H, q, J=12.6Hz).
MS(ES) m/z:517 (M + H)+.
融点: 128-130℃。
(実施例21)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(3−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(化合物番号1−224)
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(7c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩(124 mg)と実施例(18a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 [2−(3−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−アミド(104 mg)から、標記化合物109 mg(60%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.26(1H, t, J=6.2Hz), 8.00(1H, d, J=9.8Hz), 7.77(1H, d, J=7.0Hz), 7.67-7.59(2H, m), 7.43(1H, d, J=7.0Hz), 7.35-7.30(1H, m), 7.19-7.16(2H, m), 7.00(1H, d, J=9.8Hz), 7.01-6.96(1H, m), 5.00-4.97(1H, m), 4.55-4.51(2H, m), 3.91-3.85(1H, m), 3.66(1H, d, J=3.9Hz), 3.66-3.58(1H, m), 3.27-3.13(3H, m), 2.04(2H, dd, J=13.7, 2.7Hz), 1.87-1.76(2H, m).
MS(ES) m/z:517 (M + H)+.
融点:131-133 ℃。
(実施例22)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−167)
(22a)2−クロロ−1−ピリジン−3−イル−エタノン 塩酸塩
3−アセチルピリジン(2.32 mL)の4N 塩酸(酢酸エチル溶液、50 mL)溶液にNCS(3.66 g)を室温で加えた。この懸濁液を16時間撹拌し、そして氷浴で冷却した。析出した沈殿をろ取し、酢酸エチルで洗浄し、そして減圧乾燥し、標記化合物3.79 g(93%)を無色粉末として得た。
MS(EI) m/z:155 M+.
(22b)2−クロロ−1−ピリジン−3−イル−エタノール
実施例(22a)で得た2−クロロ−1−ピリジン−3−イル−エタノン 塩酸塩(3.79 g)のメタノール/水(2:1,36 mL)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(1.02 g)をゆっくりと0℃で加えた。反応混合物を室温に温め、4時間撹拌し、そして濃縮した。残渣物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮し、標記化合物3.29 g(定量的収量)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.64-8.58(2H, m), 7.78(1H, d, J=7.8Hz), 7.35-7.32(1H, m), 4.99-4.96(1H, m), 3.78(1H, dd, J=11.3, 3.9Hz), 3.68(1H, dd, J=11.3, 3.9Hz), 3.08(1H, brs).
(22c)2−アミノ−1−ピリジン−3−イル−エタノール 塩酸塩
実施例(22b)で得た2−クロロ−1−ピリジン−3−イル−エタノール(3.29 g)の30%アンモニア水(60 mL)とメタノール(33 mL)溶液を4.5時間還流加熱し、濃縮し、トルエンと共沸した。残渣物に濃塩酸(3.6 mL)を加えた。この混合物を濃縮し、そして再結晶(エタノール)し、標記化合物2.60 g(63%)を淡赤色粉末として得た。
MS(FAB) m/z:139 (M + H)+.
(22d)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(511 mg)と実施例(22c)で得た2−アミノ−1−ピリジン−3−イル−エタノール 塩酸塩(662 mg)から標記化合物72.4 mg(8.3%)を白色固体として得た。
MS(ES) m/z:279 (M + H)+.
(22e)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(62.3 mg)と実施例(22d)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(72.4 mg)から、標記化合物59.3 mg(51%)をクリーム色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.66(1H, d, J=2.0Hz), 8.54(1H, d, J=4.7Hz), 8.29(1H, t, J=6.0Hz), 7.98(1H, d, J=9.8Hz), 7.78(1H, d, J=7.8Hz), 7.56(1H, d, J=7.0Hz), 7.39(1H, dd, J=7.4, 7.4Hz), 7.31-7.27(3H, m), 6.99(1H, d, J=9.8Hz), 5.05-5.03(1H, m), 4.50-4.46(2H, m), 4.06(1H, s), 3.92-3.86(1H, m), 3.69-3.62(1H, m), 3.44-3.38(1H, m), 3.24(2H, t, J=11.2Hz), 2.43(3H, s), 2.01(2H, dd, J=13.3, 2.7Hz), 1.87-1.77(2H, m).
MS(ES) m/z:446 (M + H)+.
融点:147-148 ℃。
(実施例23)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−227)
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(7c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩(83.5 mg)と実施例(22d)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(106 mg)から、標記化合物89.6 mg(60%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(500MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.65(1H, d, J=2.0Hz), 8.53(1H, dd, J=4.9, 2.0Hz), 8.29(1H, t, J=5.9Hz), 7.98(1H, d, J=9.7Hz), 7.78(1H, d, J=7.9Hz), 7.75(1H, d, J=7.4Hz), 7.76-7.75(2H, m), 7.42(1H, d, J=7.3Hz), 7.29(1H, dd, J=7.8, 4.9Hz), 6.99(1H, d, J=9.7Hz), 5.04-5.03(1H, m), 4.53-4.50(2H, m), 4.03(1H, d, J=3.4Hz), 3.91-3.87(1H, m), 3.68-3.63(1H, m), 3.27-3.21(1H, m), 3.17(2H, t, J=11.5Hz), 2.03(2H, dd, J=13.2, 2.9Hz), 1.85-1.77(2H, m).
MS(ES) m/z:500 (M + H)+.
融点:136-137 ℃。
(実施例24)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−2−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−226)
(24a)2−クロロ−1−ピリジン−2−イル−エタノン 塩酸塩
実施例(22a)と同様の方法で、2−アセチルピリジン(1.37 mL)から、標記化合物1.74 g(73%)を白色固体として得た。
MS(EI) m/z:155 M+.
(24b)2−クロロ−1−ピリジン−2−イル−エタノール
実施例(22b)と同様の方法で、実施例(24a)で得た2−クロロ−1−ピリジン−2−イル−エタノン 塩酸塩(1.74 g)から、標記化合物1.40 g(98%)を白色固体として得た。
MS(FAB) m/z:158 (M + H)+.
(24c)2−アミノ−1−ピリジン−2−イル−エタノール
実施例(22c)と同様の方法で、実施例(24b)で得た2−クロロ−1−ピリジン−2−イル−エタノールから、標記化合物835 mg(68%)を淡黄色固体として得た。
MS(FAB) m/z:139 (M + H)+.
(24d)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−2−イル−エチル)−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(405 mg)と実施例(24c)で得た2−アミノ−1−ピリジン−2−イル−エタノール(343 mg)から標記化合物150 mg(22%)を淡黄色固体として得た。
MS(ES) m/z:279 (M + H)+.
(24e)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−2−イル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(7c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩(71.3 mg)と実施例(24d)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−2−イル−エチル)−アミド(75.5 mg)から、標記化合物73.3 mg(56%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.56(1H, d, J=4.7Hz), 8.27(1H, brs), 7.97(1H, d, J=9.4Hz), 7.76(1H, d, J=6.7Hz), 7.71(1H, dt, J=10.8, 3.9Hz), 7.65-7.59(2H, m), 7.46(1H, d, J=8.2Hz), 7.42(1H, d, J=7.1Hz), 7.23-7.20(1H, m), 6.97(1H, d, J=9.4Hz), 5.00-4.98(1H, m), 4.85(1H, d, J=5.1Hz), 4.54-4.50(2H, m), 4.04-3.98(1H, m), 3.81-3.75(1H, m), 3.26-3.18(1H, m), 3.15(2H, t, J=11.3Hz), 2.03(2H, d, J=10.9Hz), 1.86-1.76(2H, m).
MS(ES) m/z:500 (M + H)+.
融点:98-100 ℃。
(実施例25)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−4−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−228)
(25a)2−クロロ−1−ピリジン−4−イル−エタノン 塩酸塩
実施例(22a)と同様の方法で、4−アセチルピリジン(1.39 mL)から、標記化合物1.77 g(74%)を白色固体として得た。
MS(EI) m/z:155 M+.
(25b)2−クロロ−1−ピリジン−4−イル−エタノール
実施例(22b)と同様の方法で、実施例(25a)で得た2−クロロ−1−ピリジン−4−イル−エタノン 塩酸塩(1.77 g)から、標記化合物1.40 g(96%)を淡黄色オイルとして得た。
MS(EI) m/z:157 M+.
(25c)2−アミノ−1−ピリジン−4−イル−エタノール 塩酸塩
実施例(22c)と同様の方法で、実施例(25b)で得た2−クロロ−1−ピリジン−4−イル−エタノールから、標記化合物1.62 g(87%)を茶色オイルとして得た。
MS(FAB) m/z:139 (M + H)+.
(25d)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−4−イル−エチル)−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(401 mg)と実施例(25c)で得た2−アミノ−1−ピリジン−4−イル−エタノール 塩酸塩(401 mg)から標記化合物69.4 mg(13%)を淡黄色固体として得た。
MS(ES) m/z:279 (M + H)+.
(25e)6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−4−イル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(7c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩(82.4 mg)と実施例(25d)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−4−イル−エチル)−アミド(85.1 mg)から、標記化合物60.8 mg(41%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.59(2H, d, J=5.9Hz), 8.26(1H, t, J=6.5Hz), 7.98(1H, d, J=9.4Hz), 7.76(1H, d, J=7.5Hz), 7.66-7.59(2H, m), 7.42(1H, d, J=7.1Hz), 7.36(2H, d, J=5.9Hz), 6.99(1H, d, J=9.4Hz), 5.00-4.98(1H, m), 4.54-4.50(2H, m), 4.10(1H, d, J=3.9Hz), 3.95-3.89(1H, m), 3.65-3.58(1H, m), 3.27-3.20(1H, m), 3.17(2H, t, J=12.7Hz), 2.04(2H, dd, J=13.5, 2.5Hz), 1.86-1.76(2H, m).
MS(ES) m/z:500 (M + H)+.
融点:106-108 ℃。
(実施例26)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−チオフェン−2−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−158)
(26a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−チオフェン−2−イル−エチル)−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(486 mg)と2−チオフェン−2−イル−エチルアミン(345 mg)から標記化合物524 mg(72%)を淡黄色固体として得た。
MS(ES) m/z:268 (M + H)+.
(26b)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−チオフェン−2−イル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(101 mg)と実施例(26a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−チオフェン−2−イル−エチル)−アミド(93.5 mg)から、標記化合物63.6 mg(43%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.04(1H, t, J=6.0Hz), 8.00(1H, d, J=9.4Hz), 7.56(1H, d, J=7.0Hz), 7.39(1H, t, J=7.7Hz), 7.30-7.26(2H, m), 7.15(1H, d, J=5.1Hz), 6.99(1H, d, J=9.4Hz), 6.93(1H, dd, J=5.0, 3.5Hz), 6.88(1H, d, J=3.5Hz), 4.49(2H, dt, J=13.5, 3.4Hz), 3.77(2H, q, J=6.9Hz), 3.43-3.37(1H, m), 3.22(2H, t, J=11.2Hz), 3.15(2H, t, J=6.9Hz), 2.43(3H, s), 2.00(2H, dd, J=13.6, 3.1Hz), 1.87-1.76(2H, m).
MS(ES) m/z:435 (M + H)+.
融点:147-149 ℃。
(実施例27)6−{4−[フェニル−(2,2,2−トリフルオロ−アセチル)−アミノ]−ピペリジン−1−イル}−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−53)
(27a)2,2,2−トリフルオロ−N−フェニル−N−ピペリジン−4−イル−アセタミド 塩酸塩
4−アニリノテトラヒドロ−1(2H)−ピリジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(735 mg)のピリジン(10 mL)溶液にトリフルオロ酢酸無水物(0.57 mL)を0℃で加えた。反応混合物を室温で18時間撹拌し、40℃で6時間加熱した。この間、反応が終了するまでトリフルオロ酢酸無水物を加えた。混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、1N 塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、そして飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物に4N HCl(1,4−ジオキサン溶液、12 mL)を加えた。反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、そして濃縮した。残渣物をジイソプロピルエーテル中で激しく撹拌し、ろ取し、そして減圧乾燥し、標記化合物763 mg(定量的収量)を茶色固体として得た。
MS(ES) m/z:273 (M + H)+.
(27b)6−{4−[フェニル−(2,2,2−トリフルオロ−アセチル)−アミノ]−ピペリジン−1−イル}−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(70.8 mg)と実施例(27a)で得た2,2,2−トリフルオロ−N−フェニル−N−ピペリジン−4−イル−アセタミド 塩酸塩(79 mg)から、標記化合物30.1 mg(23%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.55(1H, t, J=5.7Hz), 7.76(1H, d, J=9.4Hz), 7.47(3H, m), 7.38-7.30(7H, m), 7.25(1H, t, J=7.0Hz), 5.59(1H, d, J=4.7Hz), 4.79-4.71(2H, m), 4.57(2H, d, J=15.3Hz), 3.59-3.53(1H, m), 3.41-3.36(1H, m), 3.10(2H, t, J=12.4Hz), 2.00(2H, d, J=11.7Hz), 1.24(2H, q, J=12.7Hz).
MS(ES) m/z:514 (M + H)+.
融点: 161-163℃。
(実施例28)6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−168)
(28a)3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
2−ブロモトルエン(3.6 mL)の無水テトラヒドロフラン(40 mL)溶液にn−ブチルリチウム(2.7 mol/L,ヘキサン溶液, 10.3 mL)を−78℃で10分間かけて滴下した。40分後、3−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−アゼチジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(WO2005/116002(intermediate 24))(4.50 g)の無水テトラヒドロフラン(5 mL)溶液を−78℃で滴下した。2時間後、反応混合物を酢酸エチル/飽和塩化アンモニウム水溶液の混合物に0℃で加えた。精製した混合物を撹拌し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、標記化合物3.78 g(75%)を薄黄色オイルとして得た。
MS(FAB) m/z:276 (M + H)+.
(28b)アゼチジン−3−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩
実施例(1e)と同様の方法で、実施例(28a)で得た3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(3.78 g)から、標記化合物2.69 g(93%)を紫色固体として得た。
MS(ES) m/z:176 (M + H)+.
(28c)6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(28b)で得たアゼチジン−3−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(2.49 g)と実施例(1a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(3.94 g)から、標記化合物2.04 g(41%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.57(1H, t, J=5.7Hz), 7.84(1H, d, J=9.0Hz), 7.75(1H, d, J=7.8Hz), 7.50(1H, dd, J=7.6,7.6Hz), 7.39-7.31(6H, m), 7.25(1H, dd, J=7.1, 7.1Hz), 6.93(1H, d, J=9.0Hz), 5.61(1H, d, J=4.6Hz), 4.81-4.76(1H, m), 4.67-4.60(1H, m), 4.41(2H, t, J=8.8Hz), 4.25(2H, t, J=7.1Hz), 3.61-3.55(1H, m), 3.42-3.38(1H, m), 2.50(3H, s).
MS(ES) m/z:417 (M + H)+.
融点: 153-155℃。
(実施例29)6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号4−169)
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(28b)で得たアゼチジン−3−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(45 mg)と実施例(22d)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(53.3 mg)から、標記化合物40.2 mg(50%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.68(1H, t, J=5.9Hz), 8.55(1H, s), 8.45(1H, d, J=4.7Hz), 7.82(1H, d, J=9.4Hz), 7.76(2H, dd, J=6.9, 6.9Hz), 7.51(1H, dd, J=7.5, 7.5Hz), 7.40-7.33(3H, m), 6.93(1H, d, J=9.4Hz), 5.76(1H, d, J=4.7Hz), 4.87(1H, q, J=6.6Hz), 4.68-4.59(1H, m), 4.41(2H, t, J=8.6Hz), 4.25(2H, t, J=7.2Hz), 3.63-3.48(2H, m), 2.50(3H, s).
MS(ES) m/z:418 (M + H)+.
融点: 149-151℃。
(実施例30)6−[4−(1−o−トリル−ビニル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−183)
(30a)4−(1−o−トリル−ビニル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
実施例(1d)で得た4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(944 mg)の無水テトラヒドロフラン(10 mL)溶液にTebbe試薬 (0.5 mol/L 溶液、0.25 mL)を0℃で加えた。反応混合物を室温に温め、そして1.5時間撹拌した。1N 水酸化ナトリウム水溶液(3 mL)を反応混合物に加えた。得られた混合物を泡が消えるまで撹拌し、エーテルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル1:0〜10:1)で精製し、標記化合物872 mg(93%)をオレンジ色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.20-7.12(3H, m), 7.03(1H, d, J=7.0Hz), 5.02(2H, d, J=108.3Hz), 4.15(2H, brs), 2.66(2H, t, J=12.7Hz), 2.29-2.23(1H, m), 2.26(3H, s), 1.76(2H, d, J=12.9Hz), 1.46(9H, s), 1.43-1.32(2H, m).
(30b)4−(1−o−トリル−ビニル)−ピペリジン 塩酸塩
実施例(1e)と同様の方法で、実施例(30a)で得た4−(1−o−トリル−ビニル)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(872 mg)から、標記化合物565 mg(82%)を灰色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=7.22-7.12(3H, m), 7.01(1H, d, J=6.7Hz), 5.02(2H, d, J=122.0Hz), 3.55(1H, s), 3.41-3.32(1H, m), 3.28-3.22(2H, m), 2.89-2.80(2H, m), 2.21(3H, s), 1.82-1.78(2H, m), 1.62-1.51(2H, m).
(30c)6−[4−(1−o−トリル−ビニル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(30b)で得た4−(1−o−トリル−ビニル)−ピペリジン 塩酸塩(118 mg)と実施例(1a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(138 mg)から、標記化合物132 mg(60%)をオフホワイト色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.57(1H, dd, J=5.9 and 5.9Hz), 7.79(1H, d, J=9.4Hz), 7.40-7.38(2H, m), 7.35-7.31(3H, m), 7.27-7.20(2H, m), 7.19-7.16(2H, m), 7.05(1H, d, J=6.7Hz), 5.61(1H, d, J=4.7Hz), 5.01(2H, d, J=137.6Hz), 4.81-4.76(1H, m), 4.56(2H, d, J=13.3Hz), 3.62-3.56(1H, m), 3.43-3.37(1H, m), 2.97(2H, t, J=11.7Hz), 2.52-2.48(1H, m), 2.24(3H, s), 1.83-1.80(2H, m), 1.44-1.34(2H, m).
MS(ES) m/z:443 (M + H)+.
融点:129−130℃。
(実施例31)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−156)
(31a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(581 mg)と2−ピリジン−3−イルエチルアミン(435 mg)から、標記化合物561 mg(60%)を淡黄色固体として得た。
MS(ES) m/z:263 (M + H)+.
(31b)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(95.2 mg)と実施例(31a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド(104 mg)から、標記化合物77.8 mg(46%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.50(1H, d, J=2.0Hz), 8.48(1H, dd, J=4.8, 2.0Hz), 7.98(1H, d, J=9.8Hz), 7.98(1H, brs), 7.59-7.55(2H, m), 7.39(1H, dd, J=6.8, 6.8Hz), 7.30-7.22(3H, m), 6.99(1H, d, J=98.0Hz), 4.48(2H, dt, J=13.6, 3.4Hz), 3.75(2H, q, J=7.1Hz), 3.43-3.38(1H, m), 3.26-3.19(2H, m), 2.95(2H, t, J=7.1Hz), 2.43(3H, s), 2.00(2H, dd, J=13.6, 2.9Hz), 1.87-1.77(2H, m).
MS(ES) m/z:430 (M + H)+.
融点:160-161 ℃。
(実施例32)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−3−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−170)
(32a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−3−イル−エチル)−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(835 mg)と2−アミノ−1−チオフェン−3−イル−エタノール(WO2005/56562 A1)(733 mg)から、標記化合物269 mg(19%)を薄茶色固体として得た。
MS(ES) m/z:282 (M - H).
(32b)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−3−イル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(94.6 mg)と実施例(32a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−3−イル−エチル)−アミド(102 mg)から、標記化合物59.3 mg(34%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.58(1H, t, J=5.9Hz), 7.83(1H, d, J=9.8Hz), 7.75(1H, d, J=6.7Hz), 7.49(1H, dd, J=4.8, 3.0Hz), 7.44(1H, t, J=7.6Hz), 7.38-7.31(4H, m), 7.13(1H, d, J=5.1Hz), 5.59(1H, d, J=4.7Hz), 4.87-4.83(1H, m), 4.48(2H, d, J=13.3Hz), 3.67-3.55(2H, m), 3.49-3.43(1H, m), 3.19(2H, t, J=12.5Hz), 2.33(3H, s), 1.88(2H, d, J=2.4Hz), 1.59-1.49(2H, m).
MS(ES) m/z:451 (M + H)+.
融点:128-129 ℃。
(実施例33)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−2−イル−エチル)−アミド(化合物番号1−169)
(33a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−2−イル−エチル)−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(429 mg)と2−アミノ−1−チオフェン−2−イル−エタノール(J. Org. Chem. 1953, 18, 21)(389 mg)から、標記化合物212 mg(27%)を薄茶色固体として得た。
MS(FAB) m/z:284 (M + H)+.
(33b)6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−2−イル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(88.1 mg)と実施例(33a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−チオフェン−2−イル−エチル)−アミド(94.8 mg)から、標記化合物49.5 mg(33%)をオフホワイト色固体として得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3):δ(ppm)=8.30(1H, brs), 8.00(1H, d, J=9.8Hz), 7.56(1H, d, J=7.4Hz), 7.40(1H, t, J=7.6Hz), 7.31-7.26(3H, m), 7.05(1H, d, J=3.1Hz), 7.01-6.98(2H, m), 5.22(1H, brs), 4.51-4.48(2H, m), 3.99-3.92(1H, m), 3.78-3.72(1H, m), 3.52(1H, brs), 3.45-3.39(1H, m), 3.24(2H, t, J=13.9Hz), 2.43(3H, s), 2.03-1.99(2H, m), 1.87-1.77(2H, m).
MS(ES) m/z:451 (M + H)+.
融点:129-132 ℃。
(実施例34){1−[6−(3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン(化合物番号1−238)
(34a)3−(3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−6−クロロピリダジン
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(889 mg)とN−ヒドロキシ−2−フェニル−アセタミジン(844 mg)からクロロピリダジンを含む残渣物(4.55 g)を得た。このクロロピリダジンをトルエン中で還流加熱し、標記化合物133 mg(9%)を黄色固体として得た。
MS(ES) m/z:273 (M + H)+.
(34b){1−[6−(3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(7c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩(78 mg)と実施例(34a)で得た3−(3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−6−クロロピリダジン(72.6 mg)から、標記化合物50.9 mg(39%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=7.97(1H, d, J=9.4Hz), 7.89-7.86(2H, m), 7.83(1H, t, J=7.2Hz), 7.75(1H, t, J=7.2Hz), 7.40(1H, d, J=9.8Hz), 7.36-7.26(5H, m), 4.59(2H, d, J=14.0Hz), 4.19(2H, s), 3.56-3.49(1H, m), 3.17(2H, t, J=12.3Hz), 1.94(2H, d, J=12.9Hz), 1.53(2H, q, J=12.6Hz).
MS(ES) m/z:494 (M + H)+.
融点: 146-148℃。
(実施例35){1−[6−(3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン(化合物番号1−178)
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(47 mg)と実施例(34a)で得た3−(3−ベンジル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−6−クロロピリダジン(53.4 mg)から、標記化合物65.7 mg(76%)を茶色固体として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.55(2H, q, J=11.8Hz), 1.89(2H, d, J=13.2Hz), 2.32(3H, s), 3.23(2H, t, J=11.7Hz), 3.61(1H, t, J=11.2Hz), 4.19(2H, s), 4.54(2H, d, J=13.2Hz), 7.40-7.26(8H, m), 7.43(1H, t, J=7.3Hz), 7.75(1H, d, J=7.3Hz), 7.96(1H, d, J=9.8Hz).
MS(ES) m/z:440 (M + H)+.
融点: 136-138℃。
(実施例36)(1−{6−[3−(ヒドロキシ−フェニル−メチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−ピリダジン−3−イル}−ピペリジン−4−イル)−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン(化合物番号1−239)
(36a)[5−(6−クロロ−ピリダジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−フェニル−メタノール
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(889 mg)と2,N−ジヒドロキシ−2−フェニル−アセタミジン(Chem. Ber. 1885, 18, 1077)(934 mg)から、クロロピリダジンを得た。このクロロピリダジンをピリジン中で還流加熱し、標記化合物228 mg(14%)を黒色オイルとして得た。
MS(ES) m/z:289 (M + H)+
(36b)(1−{6−[3−(ヒドロキシ−フェニル−メチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−ピリダジン−3−イル}−ピペリジン−4−イル)−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(7c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩(79 mg)と実施例(36a)で得た[5−(6−クロロ−ピリダジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−フェニル−メタノール(77.3 mg)から、標記化合物31.1 mg(23%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=1.53(2H, q, J=15.3Hz), 1.94(2H, d, J=11.8Hz), 3.17(2H, t, J=13.1Hz), 3.56-3.49(1H, m), 4.58(2H, d, J=13.3Hz), 5.95(1H, d, J=5.1Hz), 6.51(1H, d, J=5.0Hz), 7.41-7.29(4H, m), 7.51(2H, d, J=6.7Hz), 7.75(1H, t, J=7.0Hz), 7.89-7.81(3H, m), 7.96(1H, d, J=9.8Hz).
MS(ES) m/z:510 (M + H)+.
融点: 159-161℃。
(実施例37)(1−{6−[3−(ヒドロキシ−フェニル−メチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−ピリダジン−3−イル}−ピペリジン−4−イル)−o−トリル−メタノン(化合物番号1−179)
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(47 mg)と実施例(36a)で得た[5−(6−クロロ−ピリダジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−フェニル−メタノール(56.3 mg)から、標記化合物9.6 mg(11%)をオフホワイト色固体として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=7.95(1H, d, J=9.8Hz), 7.75(1H, d, J=7.8Hz), 7.50(2H, d, J=7.3Hz), 7.43(1H, t, J=7.3Hz), 7.39-7.31(6H, m), 6.51(1H, d, J=4.9Hz), 5.95(1H, d, J=5.4Hz), 4.54(2H, d, J=12.7Hz), 3.63-3.58(1H, m), 3.23(2H, t, J=11.7Hz), 2.32(3H, s), 1.89(2H, d, J=10.2Hz), 1.55(2H, q, J=12.4Hz).
MS(ES) m/z:456 (M + H)+.
融点: 149-151℃。
(実施例38){1−[6−(4−ベンジル−オキサゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン(化合物番号1−177)
(38a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 ((S)1−ヒドロキシメチル−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(1.02 g)とL−フェニルアラニノール(975 mg)から、標記化合物1.35 g(64%)を黄色固体として得た。
MS(ES) m/z:292 (M + H)+.
(38b)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 ((S)1−ホルミル−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1d)と同様の方法で、実施例(38a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 ((S)1−ヒドロキシメチル−2−フェニル−エチル)−アミド(1.07 g)から標記化合物643 mg(60%)を黄色固体として得た。
MS(ES) m/z:290 (M + H)+.
(38c)3−(4−ベンジル−オキサゾール−2−イル)−6−クロロピリダジン
ヘキサクロロエタン(985 mg)のアセトニトリル(10 mL)溶液に実施例(38b)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 ((S)1−ホルミル−2−フェニル−エチル)−アミド(402 mg)のアセトニトリル溶液(10 mL)、トリエチルアミン(1.2 mL)、そしてトリフェニルホスフィン(1.09 g)を0℃で加えた。反応混合物をゆっくりと室温まで温め、室温で2時間撹拌し、そして30分間加熱還流した。混合物を酢酸エチルで希釈し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をカラムクロマトグラフィーで精製し、標記化合物 236 mg(62%)を茶色固体として得た。
MS(ES) m/z:272 (M + H)+.
(38d){3−(4−ベンジル−オキサゾール−2−イル)−6−クロロピリダジン
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(72 mg)と実施例(38c)で得た3−(4−ベンジル−オキサゾール−2−イル)−6−クロロピリダジン(81.6 mg)から、標記化合物90.5 mg(69%)を茶色固体として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=7.98(1H, s), 7.88(1H, d, J=9.8Hz), 7.74(1H, d, J=7.3Hz), 7.43(1H, t, J=7.6Hz), 7.37-7.31(7H, m), 7.24-7.21(1H, m), 4.47(2H, d, J=13.7Hz), 3.91(2H, s), 3.60-3.55(1H, m), 3.17(2H, t, J=12.7Hz), 2.32(3H, s), 1.87(2H, d, J=13.6Hz), 1.55(2H, q, J=13.5Hz).
MS(ES) m/z:439 (M + H)+.
融点: 140-142℃。
(実施例39){1−[6−(5−ベンジル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン(化合物番号1−180)
(39a)6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 N’−フェニルアセチル−ヒドラジド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(1.10 g)とフェニル酢酸 ヒドラジド(1.18 g)から、標記化合物523 mg(23%)を緑色固体として得た。
MS(ES) m/z:291 (M + H)+.
(39b)3−(5−ベンジル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−6−クロロピリダジン
実施例(38c)と同様の方法で、実施例(39a)で得た6−クロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 N’−フェニルアセチル−ヒドラジド(203 mg)から、標記化合物86.8 mg(46%)を黄色固体として得た。
MS(ES) m/z:273 (M + H)+.
(39c){1−[6−(5−ベンジル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(43 mg)と実施例(39b)で得た3−(5−ベンジル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−6−クロロピリダジン(48.9 mg)から、標記化合物27.7 mg(35%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=7.96(1H, d, J=9.4Hz), 7.75(1H, d, J=7.4Hz), 7.46-7.31(9H, m), 4.51(2H, d, J=9.0Hz), 4.40(2H, s), 3.63-3.57(1H, m), 3.20(2H, t, J=13.7Hz), 2.33(3H, s), 1.88(2H, d, J=11.3Hz), 1.54(2H, q, J=13.8Hz).
MS(ES) m/z:440 (M + H)+.
融点: 169-171℃。
(実施例40)6−[4−(メトキシイミノ−フェニル−メチル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 フェネチル−アミド(化合物番号4−31)
実施例10と同様の方法で、実施例5で得た6−(4−ベンゾイル−ピペリジン−1−イル)−ピリダジン−3−カルボン酸 フェネチル−アミド(60 mg)から、標記化合物25 mg(40%)を薄黄色アモルファスとして得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.82(1H, t, J=6.1Hz), 7.80(1H, d, J=9.8Hz), 7.44-7.19(11H, m), 4.59-4.47(2H, m), 3.87,3.69(3H, s), 3.57-3.49(2H, m), 3.36-3.24(1H, m), 3.13-2.99(2H, m), 2.92-2.84(2H, m), 1.92-1.64(3H, m), 1.52-1.41(1H, m).
MS(ES) m/z:443 (M + H)+
(実施例41)6−[4−(2−フェニル−1,3−ジオキソラン−2−イル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−68)
実施例(11a)で得た6−(4−ベンゾイル−ピペリジン−1−イル)−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(86 mg)、エチレングリコール(67 μL)、p−トルエンスルホン酸(0.23 mg)のトルエン(5 mL)溶液を3日間加熱還流した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残渣物をクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル、そしてジクロロメタン/メタノール)、そしてプレパラティブTLCで精製した。得られた個体をヘキサン/ジイソプロピルエーテル中で激しく撹拌し、ろ取し、そして減圧乾燥し、標記化合物11 mg(11%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.56(1H, dd, J=5.9 and 5.9Hz), 7.77(1H, d, J=9.3Hz), 7.39-7.23(11H, m), 5.60(1H, d, J=4.3Hz), 4.80-4.76(1H, m), 4.50(2H, d, J=13.3Hz), 3.96-3.93(2H, m), 3.67-3.55(3H, m), 3.42-3.36(1H, m), 2.88(2H, t, J=12.9Hz), 2.19-2.11(1H, m), 1.64(2H, d, J=11.7Hz), 1.32-1.23(2H, m).
融点:192-193 ℃。
(実施例42)5−クロロ−6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(化合物番号4−173)
(42a)5,6−ジクロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(10.1 g)と2−アミノ−1−フェニルエタノール(9.19 g)から、標記化合物2.53 g(13%)を薄オレンジ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.43-8.34(1H, m), 8.40(1H, s), 7.47-7.30(5H, m), 5.03-4.96(1H, m), 3.99-3.90(1H, m), 3.69-3.61(1H, m), 2.70-2.65(1H, m).
(42b)5−クロロ−6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(563 mg)と実施例(42a)で得た5,6−ジクロロ−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド(739 mg)から、標記化合物30 mgを茶色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)=8.29(1H, t, J=5.9Hz), 8.14(1H, s), 7.59-7.54(1H, m), 7.46-7.42(2H, m), 7.39-7.34(3H, m), 7.33-7.27(3H, m), 5.01-4.95(1H, m), 4.18(2H, d, J=13.3Hz), 3.96-3.86(1H, m), 3.66-3.57(1H, m), 3.66-3.57(1H, m), 3.23-3.11(3H, m), 2.45(3H, s), 2.06-1.92(4H, m).
MS(ES) m/z:479 (M + H)+
(実施例43){1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン(化合物番号1−336)
(43a)6−クロロ−N'−(ピリジン−3−イルアセチル)ピリダジン−3−カルボヒドラジド
実施例(1a)と同様の方法で、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(3.82 g)と2−ピリジン−3−イルアセトヒドラジド(J. Org. Chem. 1956, 21, 530.)(3.65 g)から、標記化合物2.94 g(42%)を茶色固体として得た。
MS(ESI) m/z:290 (M - H).
(43b)3−クロロ−6−[5−(ピリジン−3−イルメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−ピリダジン
実施例(43a)で得た6−クロロ−N'−(ピリジン−3−イルアセチル)ピリダジン−3−カルボヒドラジド(219 mg)のアセトニトリル(10 mL)の懸濁液にジメチルアミノピリジン(229 mg)とp−トルエンスルホン酸クロリド(172 mg)を室温で加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、60℃で2時間加熱し、室温に冷却し、炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、そしてジクロロメタンで抽出した。有機層を活性炭と撹拌し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。残渣物をクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール)で精製し、標記化合物69 mg(34%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI) m/z:274 (M + H)+.
(43c) {1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(1e)で得たピペリジン−4−イル−o−トリル−メタノン 塩酸塩(76 mg)と実施例(43b)で得た3−クロロ−6−[5−(ピリジン−3−イルメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−ピリダジン(82 mg)から、標記化合物101 mg(76%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.65(1H, d, J=2.4Hz), 8.54(1H, d, J=5.1Hz), 7.97(1H, d, J=9.4Hz), 7.83(1H, d, J=7.8Hz), 7.76(1H, d, J=7.9Hz), 7.46-7.41(3H, m), 7.37-7.31(2H, m), 4.51(2H, d, J=13.7Hz), 4.47(2H, s), 3.63-3.58(1H, m), 3.20(2H, t, J=11.6Hz), 2.33(3H, s), 1.88(2H, d, J=14.0Hz), 1.54(2H, q, J=11.9Hz).
MS(ES) m/z:441 (M + H)+
(実施例44){1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン(化合物番号1−338)
実施例(1f)と同様の方法で、実施例(7c)で得たピペリジン−4−イル−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン 塩酸塩(93 mg)と実施例(43b)で得た3−クロロ−6−[5−(ピリジン−3−イルメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−ピリダジン(82 mg)から、標記化合物121 mg(82%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ(ppm)=8.65(1H, d, J=2.0Hz), 8.54(1H, dd, J=4.7 and 1.6Hz), 7.97(1H, d, J=9.8Hz), 7.90-7.87(2H, m), 7.85-7.82(2H, m), 7.76(1H, dd, J=7.7 and 7.7Hz), 7.44(1H, d, J=9.8Hz), 7.43(1H, dd, J=6.5 and 6.5Hz), 4.55(2H, d, J=13.3Hz), 4.47(2H, s), 3.57-3.49(1H, m), 3.14(2H, t, J=11.6Hz), 1.93(2H, d, J=11.0Hz), 1.58-1.47(2H, m).
MS(ES) m/z:495 (M + H)+
(試験例1)
(1)ヒト型ステアロイルCoAデサチュラーゼ発現ベクター
ヒト型ステアロイルCoAデサチュラーゼのcDNAクローン(OriGene社、AB-1323 D07)を鋳型に、上流プライマー(ttggatccggcccacttgctgcaggacg)及び下流プライマー(ttaagcttcagccactcttgtagtttcc)を用いてPCR法で増幅し、反応産物を制限酵素BamHI、HindIIIで処理した後、哺乳動物細胞発現ベクターpCMV-Tag2A(Stratagene社)のBamHI、HindIIIサイトに挿入した。大腸菌細胞内に形質転換し、プラスミドとして精製した。挿入したDNA断片及び挿入サイト近辺のDNA配列を決定し、ヒト型ステアロイルCoAデサチュラーゼの配列を持ち、正しい翻訳フレームで挿入されたことを確認し、ヒト型ステアロイルCoAデサチュラーゼ発現ベクターとした。
(2)ヒト型ステアロイルCoAデサチュラーゼ酵素分画の調製
HEK293細胞は10%胎仔ウシ血清入り高グルコースDMEM、37℃、5%炭酸ガスの培養器で維持された。細胞はLipofectamine2000(Invitrogen社)を用いて、製品添付プロトコールに従ってヒト型ステアロイルCoAデサチュラーゼ発現ベクターで形質移入した。48時間後に細胞をPBSで洗浄し、培養皿より回収して、ホモジェナイズによって破砕した。細胞破砕液を4℃にて700g、10分遠心した後、上清を更に4℃にて165,000g、60分遠心した。得られた沈殿物を0.25M sucrose、1mM EDTA、10mM Tris pH7.4で懸濁し、ヒト型ステアロイルCoAデサチュラーゼ酵素分画懸濁液とした。
(3)ステアロイルCoAデサチュラーゼ活性の検定
文献(Bioc. Phar. 1998; 55, 1045-58)記載の方法に準じ、ステアロイルCoAデサチュラーゼ酵素分画懸濁液(蛋白濃度250μg/ml)10μlへDMSOに溶解した試験化合物を1μl添加し、37℃にて10分プレインキュベーションした後、250mM sucrose、150mM KCl、40mM NaF、100mM Na3PO4, pH7.4、1mM ATP、1.5mM reduced glutathione、0.06mM reduced CoA、0.33mM nicotineamide、5mM MgCl2、1mM NADH、0.01μCi [1-14C] ステアリン酸を混合した反応液を添加し、37℃にて1時間反応を行った。反応混合物に10% KOHを含むメタノールを50ul加え、反応を停止させ、更に80℃で30分熱処理した。反応液を室温まで戻した後、5N HClを15μl、酢酸エチルを100μl添加し、攪拌混合し、遠心により水層、有機層を分離し、上層の有機層より30μl回収し、10%硝酸銀を含むシリカゲルの薄層クロマトグラフィーにかけ、展開溶媒(CHCl3:MeOH:acetate:H2O=90:8:1:0.8)で展開した。展開後、風乾させ、BAS2500イメージングアナライザーにてステアリン酸、オレイン酸の放射活性を定量し、ステアリン酸からオレイン酸への変換率をステアロイルCoAデサチュラーゼ活性の指標とした。
化合物無添加時のステアロイルCoAデサチュラーゼ活性を100%とし、試験化合物を0.2μM添加した場合のステアロイルCoAデサチュラーゼ活性より阻害率を算出した。
実施例化合物は、全て試験化合物濃度0.2μMにおいて50%以上の阻害率を示した。
(試験例2)
ステアロイルCoAデサチュラーゼ活性
試験例1と同様にしてステアロイルCoAデサチュラーゼ活性試験を行った。なお、比較化合物として、国際公開第2006/034338号パンフレットにEXAMPLE2.3として記載されている下記化合物を用いた。
50%の阻害に必要な各化合物の添加濃度の結果を表5に示す。
(表5)
────────────────────────────────
試験 試験化合物 添加濃度(μM)
番号 ───────────
────────────────────────────────
1 実施例6(化合物番号1−61)の化合物 0.1
2 実施例9(化合物番号1−72)の化合物 0.1
3 比較化合物 0.9
────────────────────────────────。
上記の結果から、本発明の化合物は、優れたSCD阻害作用を有し、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎または、肥満に起因する高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、もしくは、高血圧症等の治療剤及び/又は予防剤として有用である。
製剤例1:カプセル剤
実施例6または9の化合物 50mg
乳糖 128mg
トウモロコシデンプン 70mg
ステアリン酸マグネシウム 2mg
250mg
上記処方の粉末を混合し、60メッシュのふるいを通した後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤とする。
製剤例2:錠剤
実施例6または9の化合物 50mg
乳糖 126mg
トウモロコシデンプン 23mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
200mg
上記処方の粉末を混合し、トウモロコシデンプン糊を用いて湿式造粒、乾燥した後、打錠機により打錠して、1錠200mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施すことができる。
本発明の一般式(I)を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩は、優れたSCD阻害作用を有し、温血動物(特に、ヒト)用の、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症等を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎、または、肥満に起因する高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症等を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風、もしくは、胆石症、好適には、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎、または、肥満に起因する高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、糖尿病、動脈硬化症、もしくは、高血圧症、より好適には、肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、糖尿病、脂肪肝または、非アルコール性脂肪性肝炎の治療剤及び/又は予防剤(特に、治療剤)として有用である。

Claims (50)

  1. 一般式(I)

    [式中、
    Aは、式−CONHRで表わされる基又は式−ERで表わされる基
    (式中、Rは、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されているC−Cアルキル基、置換基群aから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基又は置換基群a及びC−Cシクロアルキル基から選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−Cアルコキシ基を示し、Eは、複素環基を示し、Rは、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されているC−Cアルキル基を示す。)を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子又はC−Cアルキル基を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子又はC−Cアルキル基を示し、
    は、置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基又は置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基を示し、
    は、水素原子又はハロゲン原子を示し、
    Vは、式=CH−で表わされる基又は窒素原子を示し、
    Wは、式=CH−で表わされる基又は窒素原子を示し、
    ただし、Vが式=CH−で表わされる基を示し、かつWが式=CH−で表わされる基を示す場合は除き、
    Yは、カルボニル基、式−C(=CH)−で表わされる基、式−C(=N−OR)−で表わされる基、式−CR(OH)−で表わされる基、式−N((C=O)R)−で表わされる基、式−N(SO10)−で表わされる基、硫黄原子、式(II)で表される基又は式(III)で表される基

    (式中、Rは、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、Rは、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、Rは、水素原子、C−Cアルキル基又はC−Cハロゲン化アルキル基を示し、R10は、C−Cアルキル基又はC−Cハロゲン化アルキル基を示し、R11は、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、R12は、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、Zは、カルボニル基又は式−CR13(R14)−で表わされる基を示す(R13は、水素原子又はC−Cアルキル基を示し、R14は、水素原子又はC−Cアルキル基を示す。)。)を示し、
    mは、0、1又は2を示し、
    nは、0、1又は2を示し、
    置換基群aは、ハロゲン原子、置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基、置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよい複素環基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、シアノ基及びカルボキシル基からなる群を示し、
    置換基群bは、ハロゲン原子、C−Cアルキル基、C−Cハロゲン化アルキル基、ヒドロキシ基、C−Cアルコキシ基、C−Cハロゲン化アルコキシ基、カルボキシル基、C−Cアルキルカルボニルオキシ基、C−Cアルコキシカルボニルオキシ基、カルバモイル基、ニトロ基及びアミノ基からなる群を示す。]を有するヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  2. 請求項1において、Aが、式−CONHRで表わされる基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  3. 請求項1又は2において、R1が、置換基群aから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−Cアルキル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  4. 請求項1又は2において、R1が、(置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいピリジル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいチエニル基及びヒドロキシ基)から選択される基で独立に1又は2個置換されているC−Cアルキル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  5. 請求項1又は2において、R1が、2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル基、2−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−(4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−(2−チエニル)エチル基又は2−ヒドロキシ−2−(3−チエニル)エチル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  6. 請求項1又は2において、R1が、2−(3−ピリジル)エチル基、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)エチル基又は2−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)エチル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  7. 請求項1において、Aが、式−ERで表わされる基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  8. 請求項1又は7において、Eが、酸素原子及び窒素原子を1個ずつ含み、更に1又は2個の窒素原子を含有してよい5員複素環基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  9. 請求項1又は7において、Eが、2−オキサゾリル基、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基又は1,3,4−オキサジアゾール−2−イル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  10. 請求項1及び7乃至9から選択されるいずれか一項において、Rが、(置換基群bから選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいピリジル基、置換基群bから選択される基で独立に1又は2個置換されていてもよいチエニル基及びヒドロキシ基)から選択される基で独立に1又は2個置換されているC−Cアルキル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  11. 請求項1及び7乃至9から選択されるいずれか一項において、Rが、ベンジル基、α−ヒドロキシベンジル基又はピリジン−3−イルメチル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  12. 請求項1乃至11から選択されるいずれか一項において、R及びRが、水素原子であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  13. 請求項1乃至12から選択されるいずれか一項において、Rが、置換基群bから選択される基で独立に1乃至5個置換されていてもよいC−C10アリール基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  14. 請求項1乃至12から選択されるいずれか一項において、Rが、ハロゲン原子、C−Cアルキル基及びC−Cハロゲン化アルキル基から選択される基で独立に1乃至3個置換されていてもよいフェニル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  15. 請求項1乃至12から選択されるいずれか一項において、Rが、2−メチルフェニル基又は2−トリフルオロメチルフェニル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  16. 請求項1乃至15から選択されるいずれか一項において、Rが、水素原子であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  17. 請求項1乃至16から選択されるいずれか一項において、V及びWが、窒素原子であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  18. 請求項1乃至17から選択されるいずれか一項において、Yが、カルボニル基又はメトキシイミノ基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  19. 請求項1乃至17から選択されるいずれか一項において、Yが、カルボニル基であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  20. 請求項1乃至19から選択されるいずれか一項において、m及びnが、1であるヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  21. 一般式(I)を有する化合物が、
    6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド、
    6−[4−(2−メチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド、
    6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド、
    6−[4−(2−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−4−イル−エチル)−アミド、
    {1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−o−トリル−メタノン、
    {1−[6−(5−ピリジン−3−イルメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−ピリダジン−3−イル]−ピペリジン−4−イル}−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノン、
    6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−アミド、又は、
    6−[3−(2−メチル−ベンゾイル)−アゼチジン−1−イル]−ピリダジン−3−カルボン酸 (2−ヒドロキシ−2−ピリジン−3−イル−エチル)−アミド
    である請求項1に記載のヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩。
  22. 請求項1乃至21から選択されるいずれか一項に記載のアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有するステアロイルCoAデサチュラーゼ阻害剤。
  23. 請求項1乃至21から選択されるいずれか一項に記載のヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
  24. ステアロイルCoAデサチュラーゼを阻害するための請求項23に記載の医薬組成物。
  25. 肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎の治療及び/又は予防のための請求項24に記載の医薬組成物。
  26. 肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風又は胆石症の治療及び/又は予防のための請求項24に記載の医薬組成物。
  27. 肥満、肥満症又は肥満に起因する高脂血症、高TG血症、糖尿病、高血圧症若しくは動脈硬化症の治療及び/又は予防のための請求項24に記載の医薬組成物。
  28. 肥満又は肥満症の治療及び/又は予防のための請求項24に記載の医薬組成物。
  29. 糖尿病の治療及び/又は予防のための請求項24に記載の医薬組成物。
  30. 脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎の治療及び/又は予防のための請求項24に記載の医薬組成物。
  31. 高脂血症又は高TG血症の治療及び/又は予防のための請求項24に記載の医薬組成物。
  32. 医薬組成物を製造するための、請求項1乃至21から選択されるいずれか一項に記載のヘテロアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩の使用。
  33. 医薬組成物がステアロイルCoAデサチュラーゼを阻害するための組成物である請求項32に記載の使用。
  34. 医薬組成物が肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎の治療及び/又は予防のための組成物である請求項32に記載の使用。
  35. 医薬組成物が肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風又は胆石症の治療及び/又は予防のための組成物である請求項32に記載の使用。
  36. 医薬組成物が肥満、肥満症又は肥満に起因する高脂血症、高TG血症、糖尿病、高血圧症若しくは動脈硬化症の治療及び/又は予防のための組成物である請求項32に記載の使用。
  37. 医薬組成物が肥満又は肥満症の治療及び/又は予防のための組成物である請求項32に記載の使用。
  38. 医薬組成物が糖尿病の治療及び/又は予防のための組成物である請求項32に記載の使用。
  39. 医薬組成物が脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎の治療及び/又は予防のための組成物である請求項32に記載の使用。
  40. 医薬組成物が高脂血症又は高TG血症の治療及び/又は予防のための組成物である請求項32に記載の使用。
  41. 請求項1乃至21から選択されるいずれか一項に記載のアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩の薬理的な有効量を温血動物に投与するステアロイルCoAデサチュラーゼ阻害方法。
  42. 請求項1乃至21から選択されるいずれか一項に記載のアリールピペリジン誘導体又はその薬理上許容される塩の薬理的な有効量を温血動物に投与する疾病の治療及び/又は予防方法。
  43. 疾病が肥満、肥満症、高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎である請求項42に記載の方法。
  44. 疾病が肥満に起因する下記の疾患:高脂血症、高TG血症、脂質代謝異常疾患、インスリン抵抗性症候群、耐糖能異常、糖尿病、糖尿病合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症を含む)、白内障、妊娠糖尿病、多嚢胞卵巣症候群、動脈硬化症(上記および下記に示す疾患に起因する動脈硬化症を含む)、アテローム性動脈硬化症、糖尿病性動脈硬化症、高血圧症、脳血管障害、冠動脈疾患、脂肪肝、呼吸異常、腰痛、変形性膝関節症、痛風又は胆石症である請求項42に記載の方法。
  45. 疾病が肥満、肥満症又は肥満に起因する高脂血症、高TG血症、糖尿病、高血圧症若しくは動脈硬化症である請求項42に記載の方法。
  46. 疾病が肥満又は肥満症である請求項42に記載の方法。
  47. 疾病が糖尿病である請求項42に記載の方法。
  48. 疾病が脂肪肝又は非アルコール性脂肪性肝炎である請求項42に記載の方法。
  49. 疾病が高脂血症又は高TG血症である請求項42に記載の方法。
  50. 温血動物がヒトである請求項41乃至49から選択されるいずれか一項に記載の方法。
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