JP2009017646A - 電流形インバータによる直流電源の重畳構成 - Google Patents

電流形インバータによる直流電源の重畳構成 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の直流電源を共通のインバータで重畳するに当たって簡易な構成とすることができる複数の直流電源の重畳構成を提供する。
【解決手段】複数の直流電源G1,G2,…,Gnを共通のインバータAを介して系統連系する直流電源の重畳構成において、インバータAを電流形で構成し、該インバータAの入力側の接続経路Pa,Pbに対して、インダクタLDを直列接続すると共に該インダクタLDの入力側に前記各直流電源を並列接続し、前記各直流電源の出力側の接続経路Qa,Qbにそれぞれスイッチング素子S1,S2,…,Snを直列接続し、インバータAの下アームA4,A3との接続経路Pbと、インバータAの上アームA1,A2との接続経路Paとが、ダイオードDを介して、該ダイオードDが前記各直流電源の出力側で且つインダクタLDの入力側に位置するように接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の直流電源を共通のインバータを介して系統連系する直流電源の重畳構成に関する。
従来、インバータを使用して系統連系を行う複数の直流電源を重畳する構成として、下記特許文献1に記載のものが提案されている。
この直流電源の重畳構成は、特許文献1の図2に示すように、複数の直流電源を共通のインバータ5で重畳する構成である。即ち、インバータの入力側に複数の分散型電力発生源(直流電源)2A,2A,…を並列に接続し、該複数の直流電源2A,2A,…からの直流を該インバータ5で交流に変換するように構成されている。
しかし、かかる構成のインバータは、特許文献1の図1に示す如く、ダイオード及びスイッチング素子を並列に接続したアームを含む電圧形のものであるため、インバータの入力側に並列に接続された複数の直流電源2A,2A,…の出力電圧がいずれも同じになるように該出力電圧を揃える必要がある。例えば、互い異なる定格電圧を出力する複数の直流電源2A,2A,…の場合には、該直流電源2A,2A,…にそれぞれ直流側変換装置(DC/DCコンバータ)3A,3A,…を設けて出力電圧を揃える必要がある。また、同じ定格電圧を出力する複数の直流電源2A,2A,…の場合であっても起動時等のように電圧が変動する場合があるため、通常、直流電源2A,2A,…にそれぞれコンバータ3A,3A,…が設けられる。このように出力電圧を揃えるために、複数の直流電源にそれぞれコンバータを設けると、それだけ複数の直流電源の重畳構成が複雑化する。
特開2003−250222号公報
そこで、本発明は、複数の直流電源を共通のインバータで重畳するに当たって簡易な構成とすることができる複数の直流電源の重畳構成を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するために、複数の直流電源を共通のインバータを介して系統連系する直流電源の重畳構成において、前記インバータをそのアームが逆阻止型のスイッチング素子より成る電流形で構成し、前記インバータの入力側の接続経路に対して、インダクタを直列接続すると共に該インダクタの入力側に前記複数の直流電源を並列接続し、前記インバータの入力側の接続経路との前記各直流電源の出力側の接続経路にそれぞれスイッチング素子を直列接続し、前記インバータの入力側の接続経路において前記インバータの下アームとの接続経路と、前記インバータの上アームとの接続経路との間を、前記インバータの下アームから上アームを順方向とするダイオードを介して、該ダイオードが前記各直流電源の出力側で且つ前記インダクタの入力側に位置するように接続したことを特徴とする複数の直流電源の重畳構成を提供する。
前記直流電源としては、それには限定されないが、例えば、太陽電池、燃料電池、入力側に動力源を設けると共に出力側に整流器を設けた発電機(例えば、エンジン駆動発電機や風力発電機)等を挙げることができる。
本発明に係る複数の直流電源の重畳構成によれば、前記インバータを電流形としたので、前記複数の直流電源の出力電圧を揃えるために該複数の直流電源に個別にコンバータを設けることが不要となり、これにより、該複数の直流電源を共通のインバータで重畳するに当たって簡易な構成とすることができる。
さらに、前記インバータが電流形のものであるため、該電流形インバータの入力側で電流還流のための閉回路が常時必要となるところ、該インバータの下アームとの接続経路と、該インバータの上アームとの接続経路との間を、該インバータの下アームから上アームを順方向とするダイオードを介して、該ダイオードが前記各直流電源の出力側で且つ前記インダクタの入力側に位置するように接続している。即ち、前記インバータの上アーム及び下アームを前記インダクタ及び前記ダイオードを介して循環する閉回路を形成することができる。このため、前記複数の直流電源の全てをそれぞれのスイッチング素子によって前記インバータから電気的に遮断することが可能となり、これにより、前記各直流電源による最適な系統連系運転を行うことができる。
本発明に係る複数の直流電源の重畳構成において、前記各直流電源の出力効率が最大となるように該各直流電源の出力側に設けられた前記スイッチング素子をオンオフ制御することが好ましい。こうすることで、前記直流電源として、例えば、エンジン駆動発電機、風力発電機、燃料電池や太陽電池等を使用する場合に、これら直流電源にとって最適な効率が得られるような制御を実現することができる。
この場合、前記インダクタに流れるインダクタ電流が所定値以下となるように前記インバータ又は前記各直流電源のスイッチング素子をオンオフ制御することが好ましい。こうすることで、前記インバータ又は前記各直流電源の電力供給効率を向上させることができる。
また、前記各直流電源の出力効率が最大となるように前記スイッチング素子をオンオフ制御する場合、前記各直流電源に接続される前記スイッチング素子のスイッチング周期当たりのオン時間比率が、前記インダクタに流れるインダクタ電流値に対する前記各直流電源の最適電流値の比率に対応していることが好ましい。この場合、前記各直流電源の運転効率を向上させることができる。また、前記オン時間比率を前記インダクタ電流値に対する前記各直流電源の最適電流値の比率とすることで、例えば、前記各直流電源から一定の平滑電流を出力する場合に必要となるフィルタの容量を小さくすることができる。
以上説明したように、本発明に係る複数の直流電源の重畳構成によると、複数の直流電源を1つのインバータで重畳するに当たって簡易な構成とすることができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る複数の直流電源の重畳構成を備えた分散電源装置の概略構成図である。図1に示す分散電源装置10は、系統連系用電流形インバータAと、インダクタLDと、ダイオードDと、所定のn個(nは2以上の整数)のスイッチング素子S1,S2,…,Snと、該分散電源装置10の制御を司る制御装置13(図1では図示省略、後述する図2参照)とを備えている。
この分散電源装置10において、インバータAの入力側には、直流電源G1,G2,…,Gnが接続されている。直流電源G1,G2,…,Gnとしては、エンジンや風車等の動力源21を入力系に連結すると共に整流器23を出力系に接続した発電機22、或いは、燃料電池や太陽電池を使用することができる。
インバータAは、そのアームが逆阻止形のスイッチング素子より成る電流形で構成されている。この電流形インバータAは、単相構成のものであってもよいし、三相構成のものであってもよい。以下、単相構成の電流形インバータを例にとって説明する。
図2は、図1に示す分散電源装置10における電流形インバータAを単相構成のものとした一例を示す図である。この電流形インバータAは、図2に示すように、アーム対B1,B2が二対並列に接続されている。アーム対B1,B2は、それぞれ、上アームA1,A2及び下アームA4,A3が直列に接続されている。上アームA1,A2及び下アームA4,A3は、いずれも、逆阻止形のスイッチング素子より成っている。逆阻止形のスイッチング素子は、電流を一方向にしか流さないようにしたスイッチング素子であり、例えば、ダイオードとIGBTなどのスイッチング素子を直列接続したものである。なお、三相構成の電流形インバータとしては、逆阻止形のスイッチング素子より成る上アーム及び下アームを直列に接続してなるアーム対をそれぞれ三対並列に接続したものを例示できる。
電流形インバータAの出力側には、各アーム対B1,B2の上アームA1,A2と下アームA4,A3との間において、それぞれ、二つの接続経路U,Vを介して単相の商用電源30が接続されている。この二つの接続経路U,Vには、それぞれ、該二つの接続経路U,Vに対して並列接続されたキャパシタCSが設けられている。
一方、電流形インバータAの入力側で上アームA1,A2及び下アームA4,A3とそれぞれ接続する経路Pa,Pbの少なくとも一方(ここでは上アームA1,A2と接続する経路Pa)には、インダクタLDが直列に接続されている。インバータAの入力側の接続経路Pa,PbのインダクタLDの入力側には、n台の直流電源G1,G2,…,Gnが並列に接続されている。さらに、このインバータAの入力側の接続経路Pa,Pbとn台の直流電源G1,G2,…,Gnの出力側の接続経路Qa,Qbの内、いずれか一方(ここでは一方の接続経路Qa)にスイッチング素子S1,S2,…,Snがそれぞれ直列に接続されている。
そして、インバータAの下アームA4,A3との接続経路Pbと、インバータAの上アームA1,A2との接続経路PaとがダイオードDを介して接続されている。このダイオードDは、インバータAの下アームA4,A3から上アームA1,A2を順方向としている。また、ダイオードDは、n台の直流電源G1,G2,…,Gnの出力側で且つインダクタLDの入力側に位置している。かかる構成により、インバータAの上アームA1,A2及び下アームA4,A3に対して、インダクタLD及びダイオードDを介して循環する閉回路Rを形成することができる。
また、本実施の形態では、n台の直流電源G1,G2,…,Gnの出力側の接続経路Qa,Qbには、フィルタF1,F2,…,Fnがそれぞれ接続されている。詳しくは、フィルタF1,F2,…,Fnは、それぞれ、インダクタL1,L2,…,Ln及びキャパシタC1,C2,…,Cnからなっている。インダクタL1,L2,…,Lnは、それぞれ、直流電源G1,G2,…,Gnの出力側の接続経路(ここでは一方の接続経路Qa)に直列に接続されており、キャパシタC1,C2,…,Cnは、それぞれ、直流電源G1,G2,…,Gnの出力側の接続経路Qa,Qb間に接続されている。
制御装置13は、CPU(Central Processing Unit)14と、記憶部15とを備えている。記憶部15は、ROM(Read Only Memory)151及びRAM(Random Access Memory)152を含み、各種制御プログラムや必要な関数及びテーブルを記憶するようになっている。
制御装置13は、CPU14によって、スイッチング制御プログラムを記憶部15から読み出し、該読み出したスイッチング制御プログラムを実行することで、n台の直流電源G1,G2,…,Gnに接続されたスイッチング素子S1,S2,…,Sn及び電流形インバータAにおける各アームA1〜A4のスイッチング素子のスイッチング制御を行うように構成されている。
本発明の実施に係る複数の直流電源の重畳構成を備えた分散電源装置10によれば、インバータAを電流形としたので、n台の直流電源G1,G2,…,Gnの出力電圧を揃える必要がなく、従って、これらの直流電源G1,G2,…,Gnに個別にコンバータを設けなくてもよく、これにより、各直流電源G1,G2,…,Gnを共通のインバータAで重畳するに当たって簡単な構成にすることができる。
さらに、本発明の実施に係る複数の直流電源の重畳構成においては、電流形インバータAの上アームA1,A2及び下アームA4,A3をインダクタLD及びダイオードDを介して循環する閉回路Rを形成できるので、例えば、分散電源装置10において最適な系統連系運転に支障がある場合には、n台の直流電源G1,G2,…,Gnをそれぞれのスイッチング素子S1,S2,…,Snによって該インバータAに対して電気的に遮断することができ、これにより、最適な系統連系運転を行うことが可能となる。
本実施の形態においては、制御装置13は、n台の直流電源G1,G2,…,Gnの出力効率が最大となるようにスイッチング素子S1,S2,…,Snをオンオフ制御する。換言すれば、制御装置13は、それぞれの直流電源G1,G2,…,Gnにとって最も効率のよい出力電流が得られるようにそれぞれのスイッチング素子S1,S2,…,Snをオンオフ制御する。こうすることで、前記直流電源として、例えば、入力側に動力源21を設けると共に出力側に整流器23を設けた発電機22、或いは、燃料電池や太陽電池を使用する場合であっても、これら直流電源の最適な効率を得ることが可能となる。
また、本実施の形態においては、制御装置13は、さらに、インダクタLDに流れるインダクタ電流を検出するインダクタ電流検出手段(図示せず)を備え、前記インダクタ電流検出手段の検出結果に基づき、インダクタLDに流れるインダクタ電流の電流値が所定値以下となるようにインバータAのアームA1〜A3のスイッチング素子又は各直流電源G1,G2,…,Gnのスイッチング素子S1,S2,…,Snをオンオフ制御するように構成されている。
ここで、インダクタLDに流れるインダクタ電流値をiL、n台の直流電源G1,G2,…,Gnの最適電流値をそれぞれi1,i2,…,in、各直流電源G1,G2,…,Gnに接続されるスイッチング素子S1,S2,…,Snの全てがオフしている場合にダイオードDに流れる電流(閉回路Rに流れる電流)をiRとすると、インダクタ電流値iLは、次の式(1)の関係となる。
Figure 2009017646
即ち、インバータAのアームA1〜A4のスイッチング素子又は各直流電源G1,G2,…,Gnのスイッチング素子S1,S2,…,Snのオンオフ制御により、好ましくは、閉回路Rに流れる電流iRが可及的に小さくなるように、さらに好ましくは、電流iRがゼロになるように、インダクタ電流値iLを設定することで、インダクタ電流値iLを各直流電源G1,G2,…,Gnの最適電流値i1,i2,…,inの総和に可及的に近づける、或いは等しくすることができる。これにより、インバータA又は各直流電源G1,G2,…,Gnのスイッチング素子のスイッチング制御を行いつつ、無駄な電力損失を可及的になくすことができ、それだけインバータA及び各直流電源G1,G2,…,Gnの電力供給効率を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、制御装置13は、さらに、各直流電源G1,G2,…,Gnに接続されるスイッチング素子S1,S2,…,Snのスイッチング周期当たりのオン時間比率(デューティー比)が、インダクタ電流値iLに対する各直流電源G1,G2,…,Gnの最適電流値i1,i2,…,inの比率に対応するように構成されている。
図3は、各直流電源G1,G2,…,Gnにおけるスイッチング素子S1,S2,…,Snの1スイッチング周期当たりのオン時間比率を説明するための図であって、図3(a)は、時間的に変化するインダクタ電流の一例の電流値iLにおける各直流電源G1,G2,…,Gnの最適電流値i1,i2,…,in及び閉回路Rに流れる電流iRを示す図であり、図3(b)は、各直流電源G1,G2,…,Gnに接続されるスイッチング素子S1,S2,…,Snの図3(a)に示すα時間に対応するスイッチング制御パターンの一例を示すタイミングチャートであり、図3(c)は、各直流電源G1,G2,…,Gnに接続されるスイッチング素子S1,S2,…,Snの図3(a)に示すβ時間に対応するスイッチング制御パターンの一例を示すタイミングチャートである。
ここで、スイッチング周期をT、各直流電源G1,G2,…,Gnに接続されるスイッチング素子S1,S2,…,Snのオン時間をそれぞれt1,t2,…,tnとした場合、各直流電源G1,G2,…,Gnに接続されるスイッチング素子S1,S2,…,Snのスイッチング周期当たりのオン時間比率r1,r2,…,rnは、次の(式2)の関係となる。但し、(式2)において、jは1〜nである。
Figure 2009017646
また、スイッチング周期Tの内で、各直流電源G1,G2,…,Gnに接続されるスイッチング素子S1,S2,…,Snの全てがオフしている時間がないタイミングの場合(即ち、閉回路Rに電流iRが流れないタイミングの場合:図3のα時間参照)、オン時間比率r1,r2,…,rnの総和は、次の(式3)の関係となる。
Figure 2009017646
また、スイッチング周期Tの内で、各直流電源G1,G2,…,Gnにおけるスイッチング素子S1,S2,…,Snの全てがオフしている時間があるタイミングの場合(即ち、閉回路Rに電流iRが流れるタイミングの場合:図3のβ時間参照)、オン時間比率r1,r2,…,rnの総和は、次の(式4)の関係となる。
Figure 2009017646
そして、このオフ時間をtRとし、スイッチング周期Tに対するオフ時間tRの時間比率をrRとすると、オフ時間比率rR並びにオン時間比率r1,r2,…,rnとオフ時間比率rRとの総和は、次の(式5)及び(式6)の関係となる。
Figure 2009017646
このように、各直流電源G1,G2,…,Gnに接続されるスイッチング素子S1,S2,…,Snのスイッチング周期T当たりのオン時間比率r1,r2,…,rnを、インダクタ電流値iLに対する各直流電源G1,G2,…,Gnの最適電流値i1,i2,…,inの比率とすることで、各直流電源G1,G2,…,Gnの運転効率を向上させることができる。また、オン時間比率r1,r2,…,rnをインダクタ電流値iLに対する各直流電源G1,G2,…,Gnの最適電流値i1,i2,…,inの比率とすることで、例えば、図3(a)に示すように、インダクタ電流値iLの脈動に拘わらず、各直流電源G1,G2,…,Gnの最適電流値i1,i2,…,inを得ることができる。これにより、各直流電源G1,G2,…,Gnから一定の平滑電流を出力する場合に必要となるフィルタF1,F2,…,Fnの容量を小さくすることができる。
なお、以上の説明では、前記インバータAと前記直流電源G1,G2,…,Gnとを1組の制御装置13で制御する構成としたが、複数の制御装置を用いて個別に制御する構成としても良い。
本発明の一実施形態に係る複数の直流電源の重畳構成を備えた分散電源装置の概略構成図である。 図1に示す分散電源装置における電流形インバータを単相構成のものとした場合の一例を示す図である。 各直流電源におけるスイッチング素子の1スイッチング周期当たりのオン時間比率を説明するための図であって、図(a)は、時間的に変化するインダクタ電流の一例の電流値における各直流電源の最適電流値及び閉回路に流れる電流を示す図であり、図(b)は、各直流電源に接続されるスイッチング素子の図(a)に示すα時間に対応するスイッチング制御パターンの一例を示すタイミングチャートであり、図(c)は、各直流電源に接続されるスイッチング素子S1,S2,…,Snの図(a)に示すβ時間に対応するスイッチング制御パターンの一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
A インバータ
A1,A2 上アーム
A3,A4 下アーム
D ダイオード
1,G2,…,Gn 直流電源
D インダクタ
Pa,Pb インバータの入力側の接続経路
1,S2,…,Sn 直流電源に接続されるスイッチング素子
Qa,Qb 直流電源の出力側の接続経路
L インダクタ電流値
1,i2,…,in 直流電源の最適電流値
1,r2,…,rn オン時間比率

Claims (4)

  1. 複数の直流電源を共通のインバータを介して系統連系する直流電源の重畳構成において、
    前記インバータをそのアームが逆阻止型のスイッチング素子より成る電流形で構成し、
    前記インバータの入力側の接続経路に対して、インダクタを直列接続すると共に該インダクタの入力側に前記複数の直流電源を並列接続し、
    前記インバータの入力側の接続経路との前記各直流電源の出力側の接続経路にそれぞれスイッチング素子を直列接続し、
    前記インバータの入力側の接続経路において前記インバータの下アームとの接続経路と、前記インバータの上アームとの接続経路との間を、前記インバータの下アームから上アームを順方向とするダイオードを介して、該ダイオードが前記各直流電源の出力側で且つ前記インダクタの入力側に位置するように接続したことを特徴とする複数の直流電源の重畳構成。
  2. 請求項1記載の複数の直流電源の重畳構成において、
    前記各直流電源の出力効率が最大となるように該各直流電源の出力側に設けられた前記スイッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする複数の直流電源の重畳構成。
  3. 請求項2記載の複数の直流電源の重畳構成において、
    前記インダクタに流れるインダクタ電流が所定値以下となるように前記インバータ又は前記各直流電源のスイッチング素子をオンオフ制御することを特徴とする複数の直流電源の重畳構成。
  4. 請求項2又は3に記載の複数の直流電源の重畳構成において、
    前記各直流電源に接続される前記スイッチング素子のスイッチング周期当たりのオン時間比率が、前記インダクタに流れるインダクタ電流値に対する前記各直流電源の最適電流値の比率に対応していることを特徴とする複数の直流電源の重畳構成。
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