JP2009015402A - 自動販売機の内扉の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッカを引き出す際、ストッカが内扉に干渉するのを防止することができ、自動販売機本体内の奥行き方向におけるデッドスペースを減少することが可能な自動販売機の内扉の取付構造を提供する。
【解決手段】内扉11が内扉用ヒンジ装置16で自動販売機本体4に回転自在に結合され、内扉用ヒンジ装置16はヒンジ軸22を中心に回転自在な扉側取付部材21を有し、扉側取付部材21の回転半径方向Cと内扉11の厚み方向Dとが同方向になるようにして、内扉11が扉側取付部材21に取付けられ、扉側取付部材21は、回転半径方向Cにおいて伸縮自在に構成され、ばね29によって短縮する方向に付勢されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動販売機本体に、商品を収納する商品収納体と外扉と内扉とが設けられ、外扉と内扉とを開いた状態で商品収納体を自動販売機本体から出し入れすることができる自動販売機の内扉の取付構造に関する。
従来、この種の自動販売機としては、例えば図12に示すように、四角形や円形等の飲料等の商品114を販売するものがある。この自動販売機100は、前面が開口した箱型の自動販売機本体101と、自動販売機本体101の前面を開閉する扉体102とを有している。自動販売機本体101の内部には、冷却又は加温されて外部から遮断されている庫内空間が形成され、この庫内には、複数の商品114を収納するストッカ103が複数台横並びに配置されている。各ストッカ103はそれぞれ、自動販売機本体101の内部(庫内)に挿入される収納位置Aと、自動販売機本体101の手前側へ引き出される引き出し位置Bとにわたって、前後方向に出し入れ自在に構成されている。
扉体102は同方向に開閉自在な外扉105と内扉106とからなる。内扉106は、断熱性能を有しており、冷却又は加温されている庫内の前面を密閉している。
外扉105は左右いずれかの一端部を外扉用ヒンジ装置108で自動販売機本体101の前端部に回転自在に結合されている。これにより、外扉105は外扉用ヒンジ装置108のヒンジ軸111を中心(支点)にして回転して開閉される。
内扉106は左右いずれかの一端部を内扉用ヒンジ装置109で自動販売機本体101の前端部に回転自在に結合されている。内扉用ヒンジ装置109は、上下方向のヒンジ軸109aと、内扉106の一端部に取り付けられた扉側取付板材109bと、自動販売機本体101の前端部に取り付けられたケース側取付板材109cとを有している。ヒンジ軸109aは両取付板材109b,109cに挿通されており、扉側取付板材109bがヒンジ軸109aを中心にしてケース側取付板材109cに対して回転する。尚、扉側取付板材109bの回転半径方向Cと内扉106の厚み方向Dとが同方向になるようにして、扉側取付板材109bは内扉106に取り付けられている。
これによると、ヒンジ軸111を中心にして外扉105を回転させて開き、ヒンジ軸109aを中心にして内扉106を回転させて開いた状態で、ストッカ103を収納位置Aから引き出し位置Bに引き出す。これにより、ストッカ103に商品114を側方から充填することができる。
尚、自動販売機100の据付場所によっては、扉体102の開方向側の一側方に壁115(又は別の自動販売機)等の障害物が存在することがあり、このような場合でも、両扉105,106を約90°まで開いて、ストッカ103を引き出し位置Bまで確実に引き出すことができるような構造が要求される。このような要求を満たすために、外扉105を90°まで開いた際の外扉105の位置が左右外側方へ逃げるように設計されている。
また、自動販売機100を設置するために必要な設置スペースの全幅寸法Tは、外扉105の厚さtaと、内扉106の厚さtbと、90°まで開いた内扉106寄りのストッカ103の側部から自動販売機本体101の外側面までの幅tcとを足し合わせたものになる。
尚、自動販売機本体の前面を開閉する外扉と内扉とを有し、内扉が内扉用ヒンジ装置で自動販売機本体に回転自在に結合されている構成は下記特許文献1に記載されている。
特開平8−147546号公報
しかしながら、図12に示した従来のものでは、外扉105を90°開いた場合、外扉105の表面105a(前面)が自動販売機本体101の一側面101aよりも外側方へはみ出し量Eだけはみ出すため、自動販売機100を設置する際、自動販売機本体101を壁115からはみ出し量Eに相当するスペース分だけ離しておく必要があるといった問題がある。
上記のような問題の解決策として、図13に示すように、90°開いた場合の外扉105の表面105aと自動販売機本体101の一側面101aとを同一面上にすることが考えられるが、この場合、内扉106が途中で外扉105に当接して、内扉106を90°まで開くことができず、ストッカ103を引き出す際にストッカ103が内扉106に干渉して、ストッカ103を引き出し位置Bまで引き出すことができず、ストッカ103の奥寄り箇所に商品114を補充できないといった問題が生じる。(尚、図13に示した外扉105とヒンジ軸111との位置関係は、主に、缶飲料用の自動販売機に適用されている。)
上記のような問題の対策としては、図14に示すように、内扉用ヒンジ装置109の扉側取付板材109bの回転半径方向Cの長さLを長くすることが考えられる。これによると、内扉106を90°まで開くことができる。また、図15に示すように、外扉105の厚さtaと内扉106の厚さtbと90°まで開いた内扉106から自動販売機本体101の外側面までの幅tcとを足し合わせた全幅寸法Tを、上記図12に示した全幅寸法Tと同一に保つことができる。さらに、図15に示すように、自動販売機100を設置する際、自動販売機本体101を壁115に添ってぴったりと設置することができ、上記図12に示すようにはみ出し量Eに相当するスペース分だけ離して設置する必要はない。
しかしながら、図14の仮想線で示すように、内扉106を閉じた場合、上記扉側取付板材109bの長さLを長くした分(すなわち上記はみ出し量Eに相当する分)だけ、自動販売機本体101内の奥行き方向(前後方向)におけるデッドスペースSが増大した。このため、図12,図13に示したものと同じ収納能力を有するストッカ103を用いようとすると、図15に示すように、自動販売機本体101の奥行寸法を、図12,図13に示したものに比べて増加させなければならないという問題がある。
また、上記特許文献1に記載の内扉は、左右一方の分割扉板と他方の分割扉板とに二分割されて相互間を連結用のヒンジ装置で結合された中折れ式であり、これによると、ヒンジ装置の個数が増大しコストアップするといった問題がある。また、内扉を開閉する際、内扉が不用意に中折れして、内扉の開閉がスムーズでないといった問題もある。
本発明は、扉体の開方向側の一側方に壁や別の自動販売機等の障害物が存在するような場合でも、扉体を開けて商品収納体を引き出す際、商品収納体が内扉に干渉するのを防止することができ、自動販売機本体内の奥行き方向におけるデッドスペースを減少することが可能であり、また、ヒンジ装置の個数の増加を防止することができ、内扉の開閉がスムーズな自動販売機の内扉の取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、自動販売機本体の内部に、商品を収納可能な商品収納体が設けられ、
自動販売機本体の前面に扉体が設けられ、
扉体は同方向に開閉自在な外扉と内扉とを有する自動販売機の内扉の取付構造であって、
内扉は一端部をヒンジ装置で自動販売機本体に回転自在に結合され、
ヒンジ装置はヒンジ軸を中心に回転自在な扉側取付部材を有し、
扉側取付部材の回転半径方向と内扉の厚み方向とが同方向になるようにして、内扉が扉側取付部材に取り付けられ、
扉側取付部材は回転半径方向において伸縮自在に構成されているものである。
これによると、外扉を所定角度まで開いた後、内扉を開く際、ヒンジ装置の扉側取付部材を伸長させることにより、ヒンジ軸から内扉までの寸法が増大するため、内扉を外扉の裏側に添うような位置まで開くことができる。これにより、内扉を所定角度まで開くことができ、商品収納体を自動販売機本体内から引き出す際、商品収納体が内扉に干渉するのを防止することができる。
また、商品収納体を自動販売機本体内に挿入し、ヒンジ装置の扉側取付部材を短縮して内扉を閉じることにより、従来のように伸縮しないヒンジ装置を用いたものに比べて、自動販売機本体内の奥行き方向におけるデッドスペースが減少する。
また、内扉を二分割して中折れ式にする必要は無いため、ヒンジ装置の個数の増加を防止することができ、コストアップを抑制するとともに内扉の開閉がスムーズに行える。
本第2発明は、外扉と内扉とを開いた状態で商品収納体が手前側に出し入れ可能に構成されているものである。
これによると、内扉を所定角度まで開くことができ、商品収納体を自動販売機本体内から引き出す際、商品収納体が内扉に干渉するのを防止することができる。
本第3発明は、ヒンジ装置は、自動販売機本体に取り付けられるケース側取付部材と、扉側取付部材を短縮させる方向に付勢する付勢手段とを有しているものである。
これによると、商品収納体を自動販売機本体内に挿入し、内扉を閉じる際、ヒンジ装置の扉側取付部材が付勢手段の付勢力によって自動的に短縮し、この状態で内扉が閉じられる。したがって、内扉を閉じる際、扉側取付部材を容易に短縮することができる。
本第4発明は、内扉を閉じた状態で、扉側取付部材が付勢手段の付勢力により回転半径方向において短縮され、内扉を所定角度まで開く途中で、内扉が所定角度まで開かれた外扉に当接し、内扉と外扉との当接部を支点として、扉側取付部材が付勢手段の付勢力に抗し回転半径方向において伸長するものである。
これによると、外扉を所定角度まで開き、その後、内扉を所定角度まで開く時、内扉が所定角度まで開く途中で外扉に当接し、当接部を支点として、扉側取付部材が付勢手段の付勢力に抗して自動的に伸長する。したがって、内扉を開く際、扉側取付部材を容易に伸長することができる。
以上のように本発明によると、扉体の開方向側の一側方に壁等の障害物が存在するような場合でも、内扉を所定角度まで開くことができ、商品収納体を自動販売機本体内から引き出す際、商品収納体が内扉に干渉するのを防止することができるため、商品収納体を確実に引き出すことができる。
また、ヒンジ装置の扉側取付部材を短縮して内扉を閉じることにより、自動販売機本体内の奥行き方向におけるデッドスペースが減少する。これにより、商品を収納するためのスペースが減少するのを防止することができ、自動販売機本体内の奥行きを従来のものと同じにすることができる。
また、内扉を二分割して中折れ式にする必要は無いため、ヒンジ装置の個数の増加を防止することができ、コストアップを抑制するとともに内扉の開閉がスムーズに行える。
以下、本発明における実施の形態を図1〜図11に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、1は四角形や円形状の商品2(例えば飲料品等)を販売する自動販売機であり、左右一側方に壁50等の障害物が存在する場所にも据え付け可能に構成されている。自動販売機1は、前面に開口部3を形成した箱形状の自動販売機本体4と、自動販売機本体4の前面に設けられて開口部3を開閉する扉体5とを有している。
自動販売機本体4の内部(庫内)には、複数の商品2を上下に直積みして収納するストッカ7(商品収納体の一例)が複数台横並びに配置されている。各ストッカ7はそれぞれ、スライド機構(図示省略)により支持案内されて、自動販売機本体4の内部に挿入される収納位置A(図3参照)と、自動販売機本体4の前方へ引き出される引き出し位置B(図5参照)とにわたって、前後方向に出し入れ自在に構成されている。
尚、スライド機構はストッカ7を前後方向において支持案内するガイドレール等で構成されている。各ストッカ7の側方には、商品2をストッカ7内に充填するための充填用開口部8が形成されている。また、各ストッカ7の下部には、最下位の商品2を払い出す商品払出装置(図示省略)が設けられている。
扉体5は同方向に開閉自在な外扉10と内扉11とからなる。内扉11は、断熱性能を有しており、冷却又は加温されている庫内の前面開口部を密閉している。
外扉10は左右一端部を外扉用ヒンジ装置14で自動販売機本体4の前端部に回転自在に結合されている。これにより、外扉10は外扉用ヒンジ装置14のヒンジ軸14aを中心(支点)にして回転し開閉される。尚、図3に示すように、外扉10を90°(所定角度の一例)開いた場合、外扉10の表面10aと自動販売機本体4の一側面4aとが同一面上(面一)になるように構成されている。
図2は、内扉11の取付構造がわかるように、外扉10を取り外した状態で側方から見た自動販売機1の縦断面図であって、これによると、内扉11は左右一端部を上部および下部の内扉用ヒンジ装置15,16で自動販売機本体4の前端部に回転自在に結合されている。
このうち下部の内扉用ヒンジ装置16は、図6〜図9に示すように、ケース側取付部材20と、扉側取付部材21と、支点となるヒンジ軸22とを有している。ケース側取付部材20は、扉側取付部材21の下方に位置しており、自動販売機本体4の前端部内側面の下部に取り付けられている。ケース側取付部材20は上下両端部にそれぞれ水平板部20a,20bを有しており、ヒンジ軸22の下部は両水平板部20a,20bに挿通されてケース側取付部材20に保持されている。ヒンジ軸22の上部は扉側取付部材21に挿通され、扉側取付部材21はヒンジ軸22を中心に回転自在である。尚、ヒンジ軸22は割りピンやスナップピン等の抜け止め手段(図示省略)によって抜け止めされている。また、丸棒状のストレート形のヒンジ軸22を用いているが、頭部付きのヒンジ軸22を用いてもよい。
扉側取付部材21の回転半径方向Cと内扉11の厚み方向Dとが同方向になるようにして、内扉11の左右一側端が扉側取付部材21に取り付けられている。また、扉側取付部材21は、外フレーム24と内フレーム25とを有し、回転半径方向Cにおいて伸縮自在に構成されている。
図10(a)に示すように、外フレーム24は、縦板部24aと、縦板部24aの上下両端に設けられた横板部24b,24cと、上部横板部24bの先端から下向きに形成された上部突起板部24dと、下部横板部24cの先端から上向きに形成された下部突起板部24eとを有している。縦板部24aと上部突起板部24dとの間には上部保持空間26が形成され、縦板部24aと下部突起板部24eとの間には下部保持空間27が形成されている。また、ヒンジ軸22は上部および下部横板部24b,24cに挿通されており、外フレーム24がヒンジ軸22を中心に回転自在である。
図10(b)に示すように、内フレーム25は、縦板部25aと、縦板部25aの上部を屈曲して一側方へ突出させた上部嵌め込み部25bと、縦板部25aの下部を屈曲して一側方へ突出させた下部嵌め込み部25cと、縦板部25aの一部を切り起こして形成した連結板部25dとを有している。縦板部25aと連結板部25dとが、ねじ31,32により、内扉11の左右一側端に連結されている。
図9,図10に示すように、上部嵌め込み部25bが上部保持空間26に嵌め込まれ、下部嵌め込み部25cが下部保持空間27に嵌め込まれている。これにより、内フレーム25は、外フレーム24に対して回転半径方向Cに摺動自在な状態で、外フレーム24に保持される。図6(b),図7(b)に示すように、内フレーム25が外フレーム24から突出することにより、扉側取付部材21が回転半径方向Cにおいて伸長し、また、図6(a),図7(a)に示すように、内フレーム25が外フレーム24の内側に退入することにより、扉側取付部材21が回転半径方向Cにおいて短縮する。
扉側取付部材21は、扉側取付部材21を短縮させる方向に付勢する複数の引張コイルばね29(付勢手段の一例)を有している。各引張コイルばね29の一端は外フレーム24の縦板部24aに形成された一方の掛止片24fに掛止され、各引張コイルばね29の他端は内フレーム25の縦板部25aに形成された他方の掛止片25eに掛止されている。
内フレーム25の縦板部25aには、回転半径方向Cにおいて外フレーム24の一方の掛止片24fに当接離間自在なストッパ片25fが設けられ、図6(a),図7(a)に示すように、内フレーム25が退入位置Gまで移動して外フレーム24の内側に退入し、扉側取付部材21が回転半径方向Cにおいて短縮した際、ストッパ片25fが一方の掛止片24fに当接することによって、内フレーム25が退入位置Gに位置決めされる。
また、図2,図11に示すように、上部の内扉用ヒンジ装置15は、上下一対のケース側取付部材35,36と、両ケース側取付部材35,36の上下間に位置する扉側取付部材21と、支点となるヒンジ軸22とを有している。両ケース側取付部材35,36は自動販売機本体4の前端部内側面の上部に取り付けられている。各ケース側取付部材35,36は水平板部35a,36aを有し、ヒンジ軸22の上下両端部が水平板部35a,36aに挿通されて、ヒンジ軸22が両ケース側取付部材35,36間に設けられている。ヒンジ軸22は扉側取付部材21に挿通され、扉側取付部材21はヒンジ軸22を中心に回転自在である。
尚、上部の内扉用ヒンジ装置15の扉側取付部材21およびヒンジ軸22は、先に説明した下部の内扉用ヒンジ装置16の扉側取付部材21およびヒンジ軸22と同じ構成を有するものである。
以下、上記構成における作用を説明する。
商品2をストッカ7に充填する場合、先ず、図3に示すように、外扉10を90°(所定角度の一例)まで開く。この際、内扉11は閉じられており、内扉用ヒンジ装置15,16の引張コイルばね29の引張力(付勢力)によってストッパ片25fが一方の掛止片24fに当接し、内フレーム25が退入位置Gに位置決めされているため、図6(a),図7(a)に示すように、扉側取付部材21が回転半径方向Cにおいて短縮している。
その後、内扉11を90°(所定角度の一例)まで開くのであるが、この途中で、図4に示すように、内扉11が外扉10の裏側の一側端部に当接する。内扉11が閉じた状態から外扉10に当接するまでは、上記引張コイルばね29の引張力によって扉側取付部材21が短縮している。
上記のように内扉11が外扉10の裏側に当接し、さらに内扉11を開くことにより、内扉11と外扉10との当接部38を支点として、内フレーム25が、引張コイルばね29の引張力に抗して退入位置Gから移動し、外フレーム24から突出する。これにより、図6(b),図7(b)に示すように、扉側取付部材21が回転半径方向Cにおいて自動的に伸長し、回転半径方向Cにおけるヒンジ軸22から内扉11までの寸法が増大するため、図5に示すように、内扉11を外扉10の裏側に添うような位置まで開くことができる。
したがって、扉体5の開方向側の一側方に壁50等の障害物が存在するような場合でも、内扉11を90°まで開くことができ、ストッカ7を収納位置Aから前方へ引き出す際、ストッカ7が内扉11に干渉するのを防止することができ、ストッカ7を確実に引き出し位置Bまで引き出すことができる。
その後、上記引き出したストッカ7に商品2を充填する。その後、ストッカ7を収納位置Aまで挿入し、内扉11を閉じる。この途中で、内フレーム25が、引張コイルばね29の引張力によって退入位置Gまで移動し、図6(a),図7(a)に示すように、外フレーム24の内側へ退入する。これにより、扉側取付部材21が回転半径方向Cにおいて自動的に短縮され、回転半径方向Cにおけるヒンジ軸22から内扉11までの寸法が減少する。この状態で図3に示すように内扉11が閉じられるため、従来のヒンジ装置が伸縮しない図14の構造に比べて、自動販売機本体4内の奥行き方向におけるデッドスペースSが減少する。これにより、商品2を収納するためのスペースが減少するのを防止することができ、商品収納能力の低下を防止することができるとともに、従来と同じ収納能力を有するストッカ7を用いても自動販売機本体4の奥行寸法を増加させる必要はなく、従来と同じ奥行寸法に保つことができる。
また、内扉11を二分割して中折れ式にする必要は無いため、内扉用ヒンジ装置15,16の個数の増加を防止することができ、コストアップを抑制するとともに内扉11の開閉がスムーズに行える。
上記実施の形態では、商品2として紙容器(紙パック)飲料を収納するストッカ7を備えた自動販売機1を挙げたが、これに限定されるものではなく、例えば、商品2として缶飲料等を収納するサーペンタイン式の商品収納体を備え且つメンテナンス時に商品収納体を手前側に出し入れ可能な構造の自動販売機1にも適用できる。尚、従来における外扉105とヒンジ軸111との位置関係は、紙容器飲料用の自動販売機100については図12に示すものが適用されており、缶飲料用の自動販売機100については図13に示すものが適用されていた。これに対して、上記実施の形態における外扉10とヒンジ軸14aとの位置関係は、図3に示すようになるため、紙容器飲料用の自動販売機1の外扉用ヒンジ装置14と缶飲料用の自動販売機1の外扉用ヒンジ装置14とを共通化することも可能である。
上記実施の形態では、所定角度の一例として、外扉10と内扉11とを90°まで開いているが、90°に限定されるものではなく、ストッカ7を引き出し位置Bまで引き出すことが可能な角度であれば、90°以外の角度を所定角度にしてもよい。
上記実施の形態では、図2に示すように、上部の内扉用ヒンジ装置15は、上下二枚のケース側取付部材35,36を有するが、下部の内扉用ヒンジ装置16と同様に、一枚のケース側取付部材を有するものでもよい。
また、下部の内扉用ヒンジ装置16は、一枚のケース側取付部材20を有するが、上部の内扉用ヒンジ装置15と同様に、二枚のケース側取付部材を有するものでもよい。
上記実施の形態では、自動販売機1の一側方に、障害物の一例である壁50が存在しているが、壁50に限定されるものではなく、例えば別の自動販売機が存在していてもよい。
本発明の実施の形態における自動販売機の斜視図である。 同、自動販売機の側方から見た縦断面図である。 同、自動販売機の横断面図であり、外扉を90°開いた状態を示す。 同、自動販売機の横断面図であり、内扉が外扉に当接した状態を示す。 同、自動販売機の横断面図であり、内扉を90°開いた状態を示す。 同、自動販売機の下部の内扉用ヒンジ装置の平面図であり、(a)は扉側取付部材が短縮した状態、(b)は扉側取付部材が伸長した状態を示す。 (a)は図6(a)におけるX1−X1矢視図、(b)は図6(b)におけるX2−X2矢視図である。 図6(a)におけるY1−Y1矢視図である。 図6(a)におけるZ1−Z1矢視図である。 同、自動販売機の内扉用ヒンジ装置の扉側取付部材の外フレームと内フレームの拡大図である。 同、自動販売機の上部の内扉用ヒンジ装置の図である。 従来の自動販売機の横断面図であり、ストッカを引き出した状態を示す。 同、自動販売機の横断面図であり、内扉が外扉に当接してストッカの引き出しに支障が生じている状態を示す。 同、自動販売機の内扉用ヒンジ装置の拡大平面図である。 同、自動販売機の横断面図であり、内扉用ヒンジ装置の大型化によって奥行き方向におけるデッドスペースが増大した様子を示す。
符号の説明
1 自動販売機
2 商品
4 自動販売機本体
5 扉体
7 ストッカ(商品収納体)
10 外扉
11 内扉
15,16 内扉用ヒンジ装置
20,35,36 ケース側取付部材
21 扉側取付部材
22 ヒンジ軸
29 引張コイルばね(付勢手段)
38 当接部
C 回転半径方向
D 厚み方向

Claims (4)

  1. 自動販売機本体の内部に、商品を収納可能な商品収納体が設けられ、
    自動販売機本体の前面に扉体が設けられ、
    扉体は同方向に開閉自在な外扉と内扉とを有する自動販売機の内扉の取付構造であって、
    内扉は一端部をヒンジ装置で自動販売機本体に回転自在に結合され、
    ヒンジ装置はヒンジ軸を中心に回転自在な扉側取付部材を有し、
    扉側取付部材の回転半径方向と内扉の厚み方向とが同方向になるようにして、内扉が扉側取付部材に取り付けられ、
    扉側取付部材は回転半径方向において伸縮自在に構成されていることを特徴とする自動販売機の内扉の取付構造。
  2. 外扉と内扉とを開いた状態で商品収納体が手前側に出し入れ可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の自動販売機の内扉の取付構造。
  3. ヒンジ装置は、自動販売機本体に取り付けられるケース側取付部材と、扉側取付部材を短縮させる方向に付勢する付勢手段とを有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動販売機の内扉の取付構造。
  4. 内扉を閉じた状態で、扉側取付部材が付勢手段の付勢力により回転半径方向において短縮され、
    内扉を所定角度まで開く途中で、内扉が所定角度まで開かれた外扉に当接し、内扉と外扉との当接部を支点として、扉側取付部材が付勢手段の付勢力に抗し回転半径方向において伸長することを特徴とする請求項3記載の自動販売機の内扉の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011022827A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
JP2012155640A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Kubota Corp 自動販売機の内扉の取付構造

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