JP2009014385A - 誤差基準値検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子校正装置とプローブとを接続することができ、同軸ケーブル及びプローブの校正に電子校正装置を利用することができる誤差基準値検出装置を提供する。
【解決手段】誤差基準値検出装置100は、電子校正装置40と、プローブ30の信号用探針31aに当接する信号パターン62及びグランド用探針31bに当接するグランドパターン63が誘電体基板61上にそれぞれ配設される伝送路基板60と、電子校正装置40に接続する同軸ケーブル22を固定する同軸コネクタ部51が配設されると共に、同軸コネクタ部51の内導体に対応するピン51cを伝送路基板60の信号パターン62に当接させ、同軸コネクタ部51の外導体に対応する外導体部51eを伝送路基板60のグランドパターン63に当接させ、信号パターン62及びグランドパターン63を露出した状態で伝送路基板60を係止する変換部52を配設されてなるアダプタ50と、を備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、ネットワーク・アナライザに接続する同軸ケーブル及びプローブにおける振幅損失並びに位相損失を検出する誤差基準値検出装置に関し、特に、プローブと電子校正装置とを接続する誤差基準値検出装置に関する。
ネットワーク・アナライザは、高周波若しくはマイクロ波回路又はデバイスの高周波特性を測定する測定器であり、回路や素子が配設された基板(以下、被測定物と称す)にプローブを当接して、被測定物に高周波やマイクロ波を入力し、被測定物における反射状態及び通過状態を測定して被測定物の電気的特性を測定する。なお、ネットワーク・アナライザには、振幅及び位相を測定するベクトル・ネットワーク・アナライザ(Vector Network Analyzer:VNA)と、位相を測定せず振幅のみを測定するスカラー・ネットワーク・アナライザ(Scalar Network Analyzer)との2つの種類がある。
被測定物の電気的特性を測定するにあたり、ネットワーク・アナライザと被測定物との間を媒介する同軸ケーブル及びプローブにおいて、振幅損失及び位相損失が生じ、被測定物の実測値と真の値とで誤差が生じるために、誤差を補正する校正(キャリブレーション)を行なう必要がある。
この校正は、同軸ケーブル及びプローブにおいて生じる振幅損失及び位相損失を、校正基板を使用して予め測定し、被測定物における電気的特性の真の値を算出するための誤差基準値としたうえで、被測定物の実測値から誤差基準値を減算することで、被測定物の真の値を算出する。
なお、校正基板は、セラミック基板上に形成されたショート(Short、短絡)、オープン(Open、開放)、ロード(Load、50Ω抵抗)、スルー(Thru、通過)及びライン(Line、線)の各素子に、プローブを接触させて、ネットワーク・アナライザの校正をプローブの先端で行なうための校正キットである。
例えば、従来の反射測定治具においては、本体と、本体内に設けられ、ネットワーク・アナライザとを結ぶケーブルの端からワークの端子までの延長線路のインピーダンスを保障する、プリント化された伝送線路を有する基板と、基板の伝送線路からワークの端子にかけて延在し、入射波及び反射波を授受する一対のプローブとを備える(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の電子校正方法においては、少なくとも第1ポートと第2ポートとを有するネットワーク・アナライザを提供するステップと、少なくとも1つのポートを有するマルチステート電子転送標準を提供するステップと、前記アナライザの第1及び第2ポートのうちの1つにマルチステート電子転送標準の少なくとも1つのポートをインターフェイスするステップと、マルチステート電子転送標準の少なくとも1つのポートでマルチステート電子転送標準をもって複数の状態を生成するステップと、生成された複数の状態を基に校正係数を導出するステップと、を備える(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−47152号公報 特開平7−198767号公報
従来の反射測定治具は、ショート、オープン及び50Ωの標準抵抗が配設されたワークの端子にプローブを当接させることで、ショート、オープン及び50の標準抵抗を順に挿入して校正するのであるが、ワークの端子とプローブとの接触には、ミクロンオーダーの微細な位置合わせ精度が必要であるために、ワークの端子とプローブとの接触操作に時間が掛かるという問題点があった。
また、ワークの端子とプローブとの位置合わせには、ある程度の熟練が必要であり、校正の精度は、操作者による位置合わせ精度に依存するという問題点があった。
また、ワークの端子とプローブとの接触は、ネットワーク・アナライザの1ポートにつき、ショート、オープン及び50Ωの標準抵抗に対して各1回、合計3回の接触が必要である。特に、ネットワーク・アナライザのポートが2ポートであり、スルーによる校正も行なう場合には、ネットワーク・アナライザの1ポートにつき3回(ショート、オープン、50Ωの標準抵抗)と、ネットワーク・アナライザの2つのポートを接続するスルーに2回(1ポートにつき1回)と、合計8回のワークの端子とプローブとの接触が必要であり、校正に時間が掛かるという問題点があった。
さらに、従来の電子校正装置は、マルチステート電子転送標準のポートがコネクタであるために、ネットワーク・アナライザにケーブルを介して接続されたプローブとは接続形態が異なり、マルチステート電子転送標準にプローブを接続することができない。このため、プローブの校正には、簡易に校正することができる電子校正装置を利用することができないという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、電子校正装置とプローブとを接続することができ、同軸ケーブル及びプローブの校正に、電子校正装置を利用することができる誤差基準値検出装置を提供するものである。
この発明に係る誤差基準値検出装置においては、ネットワーク・アナライザに対して複数の状態を生成して提供する電子校正装置と、プローブの信号用探針に当接する信号パターン及びプローブのグランド用探針に当接するグランドパターンが、誘電体基板上にそれぞれ配設される伝送路基板と、前記電子校正装置のポートに接続する同軸ケーブルを固定する同軸コネクタ部が配設されると共に、当該同軸コネクタ部の内導体に対応する部分を前記伝送路基板の信号パターンに当接させ、当該同軸コネクタ部の外導体に対応する部分を前記伝送路基板のグランドパターンに当接させ、前記信号パターン及びグランドパターンを露出した状態で前記伝送路基板を係止する変換部を配設されてなるアダプタと、を備えるものである。
また、この発明に係る誤差基準値検出装置においては、必要に応じて、前記アダプタの変換部が、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンを露出させる凹部を有し、当該凹部に前記プローブのプローブ本体部の外側面を当接して係合させるものである。
また、この発明に係る誤差基準値検出装置においては、必要に応じて、前記アダプタの変換部における凹部が、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンに対して、前記プローブの信号用探針及びグランド用探針を位置決めするように、前記変換部の凹部と前記プローブのプローブ本体部とが、互いに嵌合する形状である。
また、この発明に係る誤差基準値検出装置においては、必要に応じて、前記アダプタの変換部が、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンを露出させる凹部を有し、前記変換部の凹部及び前記プローブのプローブ本体部との間に、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンに対して、前記プローブの信号用探針及びグランド用探針を位置決めするように、前記変換部の凹部の内側面及び前記プローブのプローブ本体部の外側面にそれぞれ当接して介装するアタッチメントを備えるものである。
この発明に係る誤差基準値検出装置においては、ネットワーク・アナライザに対して複数の状態を生成して提供する電子校正装置と、プローブの信号用探針に当接する信号パターン及びプローブのグランド用探針に当接するグランドパターンが、誘電体基板上にそれぞれ配設される伝送路基板と、前記電子校正装置のポートに接続する同軸ケーブルを固定する同軸コネクタ部が配設されると共に、当該同軸コネクタ部の内導体に対応する部分を前記伝送路基板の信号パターンに当接させ、当該同軸コネクタ部の外導体に対応する部分を前記伝送路基板のグランドパターンに当接させ、前記信号パターン及びグランドパターンを露出した状態で前記伝送路基板を係止する変換部を配設されてなるアダプタと、を備えることにより、電子校正装置のポートである同軸コネクタに接続することができる同軸ケーブルや、ネットワーク・アナライザに接続するプローブのように、接続形態が異なる伝送路媒体同士であっても、アダプタ及び伝送路基板を用いることで電子校正装置に接続することができ、電子校正装置を用いたネットワーク・アナライザにより同軸ケーブル及びプローブにおける振幅損失及び位相損失を簡易に検出することができる。
また、この発明に係る誤差基準値検出装置においては、必要に応じて、前記アダプタの変換部が、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンを露出させる凹部を有し、当該凹部に前記プローブのプローブ本体部の外側面を当接して係合させることにより、伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンと、プローブの信号用探針及びグランド用探針との位置合わせを、簡易に行なうことができる。
また、この発明に係る誤差基準値検出装置においては、必要に応じて、前記アダプタの変換部における凹部が、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンに対して、前記プローブの信号用探針及びグランド用探針を位置決めするように、前記変換部の凹部と前記プローブのプローブ本体部とが、互いに嵌合する形状であることにより、伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンと、プローブの信号用探針及びグランド用探針との位置合わせを、精度よく簡易に行なうことができ、接触操作に掛かる時間を短縮することができる。
また、この発明に係る誤差基準値検出装置においては、必要に応じて、前記アダプタの変換部が、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンを露出させる凹部を有し、前記変換部の凹部及び前記プローブのプローブ本体部との間に、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンに対して、前記プローブの信号用探針及びグランド用探針を位置決めするように、前記変換部の凹部の内側面及び前記プローブのプローブ本体部の外側面にそれぞれ当接して介装するアタッチメントを備えることにより、プローブ及びアダプタの形状を変形することなく、既存のプローブ及びアダプタにおける、伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンと、プローブの信号用探針及びグランド用探針との位置合わせを、精度よく容易に行なうことができ、接触操作に掛かる時間を短縮することができる。
(本発明の第1の実施形態)
図1はこの発明を実施するための第1の実施形態における誤差基準値検出装置の概略構成を示す説明図、図2はこの発明を実施するための第1の実施形態における他の誤差基準値検出装置の概略構成を示す説明図、図3(a)は図1に示すアダプタの変換部に係止される伝送路基板の概略構成を示す平面図、図3(b)は図3(a)に示す伝送路基板の矢視A−A線の断面図、図4は図1に示すアダプタの概略構成を示す分解斜視図、図5(a)は図4に示すアダプタの矢視B−B線の断面図、図5(b)は図4に示すアダプタの矢視C−C線の断面図、図6は図1に示すプローブと伝送路基板との接続状態を説明するための部分拡大図である。
図1又は図2に示すように、誤差基準値検出装置100は、既存のネットワーク・アナライザ10と、ネットワーク・アナライザ10に同軸ケーブル21を介して接続する既存のプローブ30と、ネットワーク・アナライザ10に対して複数の状態(ショート、オープン、ロード、スルー)を生成して提供する既存の電子校正装置40と、電子校正装置40に同軸ケーブル22を介してプローブ30を接続するための伝送路基板60及びアダプタ50とを備えている。
ネットワーク・アナライザ10は、内部にある信号源11が所定の周波数に掃引され、信号源11とポート12との間に配設される方向性結合器13を内蔵している。
信号源11により生成された信号は、ネットワーク・アナライザ10のポート12から出力され、同軸ケーブル21、プローブ30、伝送路基板60、アダプタ50及び同軸ケーブル22を介して、電子校正装置40のポート41に入力される。
なお、ネットワーク・アナライザ10により制御されて電子校正装置40で生成されるショート、オープン又はロードの状態による、電子校正装置40に入力された信号の反射状態(100%反射、位相反転、吸収)をネットワーク・アナライザ10によって測定する場合には、入射信号が入力された第1のポート41aと同一のポート41である第1のポート41aから反射信号を出力し、同一の伝送路を逆送して、ネットワーク・アナライザ10から入射信号が出力された第1のポート12aと同一のポート12である第1のポート12aに反射信号が入力される。
また、ネットワーク・アナライザ10により制御されて電子校正装置40で生成されるスルーの状態による、電子校正装置40に入力された信号の通過状態をネットワーク・アナライザ10によって測定する場合には、入射信号が入力された第1のポート41aと異なるポート12である第2のポート41bから通過信号を出力し、異なる伝送路を通って、ネットワーク・アナライザ10から入射信号が出力された第1のポート12aと異なるポート12である第2のポート12bに通過信号が入力される。
ネットワーク・アナライザ10は、電子校正装置40に入力された入射信号と電子校正装置40で生成された状態による反射信号又は通過信号とを、電子校正装置40の第1のポート41a及び第2のポート41bのそれぞれについて方向性結合器13を用いて測定する。
方向性結合器13は、一方から入ってくる信号の方向を分別して出力する。すなわち、図1において、第1の方向性結合器13aであれば、信号源11側から入力される信号(電子校正装置40に入力される信号)はa1に出力され、電子校正装置40側の第1のポート12aから入力される信号はb1に出力される。第2の方向性結合器13bについても同様に、信号源11側から入力される信号(電子校正装置40に入力される信号)はa2に出力され、電子校正装置40側の第2のポート12bから入力される信号はb2に出力される。
ネットワーク・アナライザ10は、方向性結合器13により出力される入射信号に対する反射信号又は通過信号の電圧比を算出することで、ネットワーク・アナライザ10に接続する同軸ケーブル21,22及びプローブ30における振幅損失並びに位相損失を検出することができる。
なお、この第1の実施形態においては、2つのポート12を備えたネットワーク・アナライザ10を示して説明したが、4つのポート12を備えたネットワーク・アナライザ10を用いることで、各ポート12の反射係数とポート12間の通過特性とを同時に測定することができる。
プローブは、高周波プローブ、差動プローブ、ウェーハ・プローブなどのように、様々なプローブが存在するが、以下の説明においては、高周波プローブを用いて説明する。
図6に示すように、プローブ30は、信号用探針31a及びグランド用探針31bがグランド−信号−グランドからなるコプレーナ導波路を構成する先端部31と、図示しないプローブステーションにおけるポジショナーにプローブ30を螺着するためのネジ孔32aを有し、同軸ケーブル21を接続する同軸コネクタ32bからコプレーナ導波路に移行するプローブ本体部32と、を備えている。
なお、この第1の実施形態におけるプローブ30は、プローブ本体部32に同軸コネクタ32bを1つ配設した例を示しているが、差動信号用のプローブであれば、プローブ本体部32に同軸コネクタ32bを2つ配設したプローブ30を用いることになる。
また、プローブ30の先端部31における探針は、グランド−信号−グランド(GSGプローブ)に限られるものではなく、グランド−信号(GSプローブ)、信号−グランド−信号(SGSプローブ)、グランド−信号−信号−グランド(GSSGプローブ)、グランド−信号−グランド−信号−グランド(GSGSGプローブ)などの探針となる先端部31を有するプローブ30を用いてもよい。
図4及び図5に示すように、アダプタ50は、同軸ケーブル22に嵌合して固定する同軸コネクタ部51が配設されると共に、同軸コネクタ部51の内導体に対応する部分を後述する伝送路基板60の信号パターン62に当接させ、同軸コネクタ部51の外導体に対応する部分を伝送路基板60のグランドパターン63に当接させ、伝送路基板60の信号パターン62及びグランドパターン63を露出した状態で伝送路基板60を係止する変換部52を配設されてなる。
同軸コネクタ部51は、パネル取付用フランジの付いた4点止めのSMA(Sub Miniature Type A)コネクタを使用し、取付ネジ51bによって変換部52の本体部52aに螺着している。
変換部52は、締付ネジ52bを挿通する貫通孔52cを有する本体部52aと締付ネジ52bに螺合するネジ孔52dを有する対向部52eとの間に、伝送路基板60を挟持して、締付ネジ52bによって伝送路基板60を固定する。
本体部52aは、同軸コネクタ部51のパネル取付用フランジに当接する略直方体部分とこの略直方体部分に対して反同軸コネクタ部51側(同軸ケーブル22の挿入方向に対して反対側)に突出する略直方体部分とかららなる断面が略L字状となる角柱に、伝送路基板60の信号パターン62及びグランドパターン63を露出するように、凹部52fを配設した形状である。
また、本体部52aは、同軸コネクタ部51における内導体である心線51a、並びに心線51aを中心として同心円状に配設している絶縁体及び外導体に対応する部分を、内部にそれぞれ延在させ、反同軸コネクタ部51側の凹部52fでピン51c、絶縁体部51d及びが外導体部51eとして露出させている。特に、同軸コネクタ部51の心線51aは、反同軸コネクタ部51側の先端に近づくに従って径を徐々に小さくするテーパーを付けた先細り形状であり、反同軸コネクタ部51側の凹部52fに心線51aであるピン51cを突出させている。
なお、この第1の実施形態においては、前述したアダプタ50の構成要素を備えたものとして、Southwest Microwave, Incの「End Launch Connectors」があり、アダプタ50として使用することが好ましい。
また、この第1の実施形態におけるアダプタ50においては、本体部52aと対向部52eとの間に、伝送路基板60を挟持して、締付ネジ52bによって伝送路基板60を固定する変換部52を示したが、伝送路基板60を係止することができるのであれば、この構成に限られるものではない。
図3に示すように、伝送路基板60は、セラミックスなどの誘電体を材料とした誘電体基板61上に線状の導体箔を形成した電磁波を伝播するコプレーナ導波路であり、線状の導体箔が、プローブ30の信号用探針31aに当接する信号パターン62及びプローブ30のグランド用探針31bに当接するグランドパターン63としてそれぞれ配設される。また、伝送路基板60は、アダプタ50の締付ネジ52bを基板表面に対して垂直に挿通するための貫通孔64を、導体箔が形成されていない両縁部に配設している。
このように、アダプタ50のピン51cと伝送路基板60の信号パターン62とを当接させ、アダプタ50の外導体部51eと伝送路基板60のグランドパターン63とを当接させたうえで、変換部52で伝送路基板60を係止することにより、同軸コネクタ部51の同軸伝送路から伝送路基板60のコプレーナ導波路に移行させることができる。
なお、この第1の実施形態における伝送路基板60は、アダプタ50のピン51c及び外導体部51eの配置並びにプローブ30の先端部31における探針の配置を考慮して、誘電体基板61における信号パターン62及びグランドパターン63のライン数、幅並びに配置を適宜設定するものである。特に、特性インピーダンスが50Ω±5%以内を満たすように、ピン51cに対する、信号パターン62の幅Ws、グランドパターン63の幅Wg、及び信号パターン62とグランドパターン63との間のスペースSの最適な値、並びに信号パターン62の幅WsとスペースSとの最適な比を導出し、最適なラインアンドスペースを設定する必要がある。
なお、プローブ30は、各メーカーにより、信号用探針31aとグランド用探針31bとの間隔が異なる製品が存在する。例えば、グランド−信号−グランドの三端子の先端部31を有するプローブ30であれば、信号用探針31aとグランド用探針31bとの間隔が、標準的な範囲として、150μmから1000μmまであり、50μm毎に製品が存在する。このため、測定対象であるプローブ30の仕様に応じて、アダプタ50に装着する伝送路基板60を入れ替える必要がある。
そこで、伝送路基板60の入れ替えを最小限に抑えるために、グランドパターン63の幅Wgにある程度の幅を持たせることで、異なる間隔のプローブ30に対応することができる。例えば、縦13mm、横5mm、厚さ0.635mmの矩形状の誘電体基板61上に、信号パターン62の幅Wsが300μm、グランドパターン63の幅Wgが1200μmであり、信号パターン62及びグランドパターン63間のスペースSが140μmである導体箔を形成する。
このラインアンドスペースにより、特性インピーダンスが50Ω±5%以内を満たすことができると共に、例えば、信号用探針31aとグランド用探針31bとの間隔が200μm又は500μmの異なる間隔である複数のプローブ30に対応することができる。
プローブ30は、顕微鏡又はマニピュレーターを用いて、アダプタ50に装着された伝送路基板60の信号パターン62及びグランドパターン63と信号用探針31a及びグランド用探針31bとをそれぞれ位置合わせした後に、プローブ30の先端部31と伝送路基板60とを半田付けにより固着する。なお、伝送路基板60の信号パターン62及びグランドパターン63とプローブ30の信号用探針31a及びグランド用探針31bとの位置合わせのために必要な精度は、数十ミクロンオーダーでよい。
以上のように、この第1の実施形態における誤差基準値検出装置100は、電子校正装置40のポート41である同軸コネクタに接続することができる同軸ケーブル22や、ネットワーク・アナライザ10に接続するプローブ30などのように、接続形態が異なる伝送路媒体同士であっても、アダプタ50及び伝送路基板60を用いることで電子校正装置40に接続することができ、電子校正装置40を用いたネットワーク・アナライザ10によってプローブ30における振幅損失及び位相損失を簡易に検出することができる。
特に、電子校正装置40の複数のポート41における校正を行なう場合であって、プローブや同軸ケーブルなどの伝送路媒体が異なる媒体同士を、電子校正装置40にそれぞれ接続する場合であっても、本発明に係るアダプタ50及び伝送路基板60を用いない電子校正装置40のように同軸ケーブル同士しか校正できないという制約がなく、従来の校正基板のようにプローブ同士しか校正できないという制約もない。
また、電子校正装置40の複数のポート41における校正を行なう場合であって、従来の校正基板では不可能であった、信号用探針31a及びグランド用探針31bの配置が異なる種類のプローブ(例えば、GSプローブとGSGプローブ)をそれぞれ接続して行なう校正も可能である。
また、電子校正装置40の複数のポート41における校正を行なう場合であって、隣り合う探針間のピッチが異なる複数のプローブ30の校正が可能である。例えば、第1のポート41aに接続するプローブ30の隣り合う探針間のピッチが500μmであり、第2のポート41bに接続するプローブ30の隣り合う探針間のピッチが1000μmである複数のプローブ30の校正に適用でき、高周波プローブカードや半導体パッケージの測定に最適である。
また、同軸ケーブル及びウェーハ・プローブにおける振幅損失並びに位相損失を検出することができ、同軸コネクタを使用する高周波プローブカードにおける振幅損失及び位相損失を簡易に検出することができる。
さらに、ネットワーク・アナライザの2つのポート12における校正を行なう場合であり、SOLT(Short,Open,Load,Thru)校正法を行なう場合であっても、伝送路基板60とプローブ30との接触は1つのポート12につき1回(合計2回)の接触でよいために、従来の校正基板による校正(接触回数が合計8回)と比較して、大幅に校正に掛かる時間を短縮することができる。特に、差動プローブにおける校正の煩雑さを解消することができる。
(本発明の第2の実施形態)
図7(a)はこの発明を実施するための第2の実施形態における誤差基準値検出装置のアダプタの概略構成を示す平面図、図7(b)は図7(a)に示すアダプタの反同軸コネクタ部側からみた側面図、図8は図7に示すアダプタの概略構成を示す斜視図である。図7及び図8において、図1乃至図6と同じ符号は、同一または相当部分を示し、その説明を省略する。
この第2の実施形態においては、アダプタ50の変換部52に嵌合部53を有するところのみが第1の実施形態と異なるところであり、後述する嵌合部53による作用効果以外は、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
図7及び図8に示すように、嵌合部53は、本体部52aのうち反同軸コネクタ部51側の側面に対して凹設しており、前述した第1の実施形態における凹部52fの変形例である。
嵌合部53は、伝送路基板60の信号パターン62及びグランドパターン63に対して、プローブ30の信号用探針31a及びグランド用探針31bを位置決めするように、プローブ本体部32と嵌合する形状である。例えば、嵌合部53は、変換部52の本体部52aの側端に凹部として形成され、この凹部の奥端部53aから開口入口部53bに向かって拡開状に形成される構成である。
プローブ30のプローブ本体部32は、後端部32cから先端部32dに向かって先細状に形成され、この先細り形状が、嵌合部53の凹部に嵌合することになる。
また、嵌合部53は、プローブ本体部32の先端部32dから傾斜している第1の外側面32e、第2の外側面32f及び第3の外側面32gの傾斜角とそれぞれ一致するような傾斜角を有する第1の内側面53c、第2の内側面53d及び第3の内側面53eを備え、プローブ30の先端部31がアダプタ50の本体部52aに接触しないような間隙53fを配設している。
すなわち、プローブ本体部32が先細り形状である場合(先端部32d側の第2の外側面32fの辺の長さL1とその辺に対向する辺の長さL2との大小関係がL1<L2である場合、及び/又は、先端部32d側の第1の外側面32e若しくは第3の外側面32gの辺の長さh1とその辺に対向する辺の長さh2との大小関係がh1<h2である場合)には、嵌合部53は、プローブ30の挿入口である開口入口部53bの面積が広く、奥端部53a側に向かうほど断面積が狭くなる形状である。
この第2の実施形態においては、嵌合部53の各内側面に、プローブ本体部32の外側面を摺接して、アダプタ50に対してプローブ30をスライド移動させることで、プローブ30の先端部31を伝送路基板60の所定の位置に導き、伝送路基板60の信号パターン62及びグランドパターン63と、プローブ30の信号用探針31a及びグランド用探針31bとの位置合わせを、精度よく容易に行なうことができると共に、接触操作に掛かる時間を短縮することができる。
なお、この第2の実施形態においては、既存のプローブ30の形状に嵌合するように、アダプタ50の本体部52aの形状を変形した例を示したが、既存のアダプタ50の形状に嵌合するように、プローブ30のプローブ本体部32の形状を変形することによって、伝送路基板60の信号パターン62及びグランドパターン63と、プローブ30の信号用探針31a及びグランド用探針31bとの位置合わせを行なってもよい。
(本発明の第3の実施形態)
図9(a)この発明を実施するための第3の実施形態における誤差基準値検出装置のアタッチメントを説明するための説明図、図9(b)は図9(a)に示すアタッチメントの反同軸コネクタ部側からみた側面図である。図9において、図1乃至図8と同じ符号は、同一または相当部分を示し、その説明を省略する。
この第3の実施形態においては、アタッチメント70によって伝送路基板60の信号パターン62及びグランドパターン63にプローブ30の先端部31を位置決めするところのみが第1の実施形態及び第2の実施形態と異なるところであり、後述するアタッチメント70による作用効果以外は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の作用効果を奏する。
図9に示すように、アタッチメント70は、伝送路基板60の信号パターン62及びグランドパターン63に対して、プローブ30の信号用探針31a及びグランド用探針31bを位置決めするように、アダプタ50の変換部52における凹部52fの内側面及びプローブ30のプローブ本体部32の外側面にそれぞれ当接し、アダプタ50の変換部52における凹部52f及びプローブ30のプローブ本体部32との間に介装する。
例えば、アタッチメント70は、プローブ30のプローブ本体部32における、プローブ30の先端部31から傾斜している外側面の傾斜角と一致するような傾斜角を有する内側面70aを備え、プローブ30の先端部31がアダプタ50の本体部52aに接触しないような間隙70bを配設している。また、アタッチメント70の外側面は、アダプタ50の変換部52における凹部52fの内側面に当接するように、アタッチメント70の外形を設定する。
この第3の実施形態においては、アタッチメント70を使用することで、プローブ30及びアダプタ50の形状を変形することなく、既存のプローブ30及びアダプタ50における、伝送路基板60の信号パターン62及びグランドパターン63と、プローブ30の信号用探針31a及びグランド用探針31bとの位置合わせを、精度よく容易に行なうことができ、接触操作に掛かる時間を短縮することができる。
この発明を実施するための第1の実施形態における誤差基準値検出装置の概略構成を示す説明図である。 この発明を実施するための第1の実施形態における他の誤差基準値検出装置の概略構成を示す説明図である。 (a)は図1に示すアダプタの変換部に係止される伝送路基板の概略構成を示す平面図、(b)は図3(a)に示す伝送路基板の矢視A−A線の断面図である。 図1に示すアダプタの概略構成を示す分解斜視図である。 (a)は図4に示すアダプタの矢視B−B線の断面図、(b)は図4に示すアダプタの矢視C−C線の断面図である。 図1に示すプローブと伝送路基板との接続状態を説明するための部分拡大図である。 (a)はこの発明を実施するための第2の実施形態における誤差基準値検出装置のアダプタの概略構成を示す平面図、(b)は図7(a)に示すアダプタの反同軸コネクタ部側からみた側面図である。 図7に示すアダプタの概略構成を示す斜視図である。 (a)この発明を実施するための第3の実施形態における誤差基準値検出装置のアタッチメントを説明するための説明図、(b)は図8(a)に示すアタッチメントの反同軸コネクタ部側からみた側面図である。
符号の説明
10 ネットワーク・アナライザ
11 信号源
12 ポート
12a 第1のポート
12b 第2のポート
13 方向性結合器
13a 第1の方向性結合器
13b 第2の方向性結合器
21,22 同軸ケーブル
30 プローブ
31 先端部
31a 信号用探針
31b グランド用探針
32 プローブ本体部
32a ネジ孔
32b 同軸コネクタ
32c 後端部
32d 先端部
32e 第1の外側面
32f 第2の外側面
32g 第3の外側面
40 電子校正装置
41 ポート
41a 第1のポート
42b 第2のポート
50 アダプタ
51 同軸コネクタ部
51a 心線
51b 取付ネジ
51c ピン
51d 絶縁体部
51e 外導体部
52 変換部
52a 本体部
52b 締付ネジ
52c 貫通孔
52d ネジ孔
52e 対向部
52f 凹部
53 嵌合部
53a 奥端部
53b 開口入口部
53c 第1の内側面
53d 第2の内側面
53e 第3の内側面
53f 間隙
60 伝送路基板
61 誘電体基板
62 信号パターン
63 グランドパターン
64 貫通孔
70 アタッチメント
70a 内側面
70b 間隙
100 誤差基準値検出装置

Claims (4)

  1. ネットワーク・アナライザに接続する同軸ケーブル及びプローブにおける振幅損失並びに位相損失を検出する誤差基準値検出装置において、
    前記ネットワーク・アナライザに対して複数の状態を生成して提供する電子校正装置と、
    前記プローブの信号用探針に当接する信号パターン及び前記プローブのグランド用探針に当接するグランドパターンが、誘電体基板上にそれぞれ配設される伝送路基板と、
    前記電子校正装置のポートに接続する同軸ケーブルを固定する同軸コネクタ部が配設されると共に、当該同軸コネクタ部の内導体に対応する部分を前記伝送路基板の信号パターンに当接させ、当該同軸コネクタ部の外導体に対応する部分を前記伝送路基板のグランドパターンに当接させ、前記信号パターン及びグランドパターンを露出した状態で前記伝送路基板を係止する変換部を配設されてなるアダプタと、
    を備えることを特徴とする誤差基準値検出装置。
  2. 前記請求項1に記載の誤差基準値検出装置において、
    前記アダプタの変換部が、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンを露出させる凹部を有し、当該凹部に前記プローブのプローブ本体部の外側面を当接して係合させることを特徴とする誤差基準値検出装置。
  3. 前記請求項2に記載の誤差基準値検出装置において、
    前記アダプタの変換部における凹部が、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンに対して、前記プローブの信号用探針及びグランド用探針を位置決めするように、前記変換部の凹部と前記プローブのプローブ本体部とが、互いに嵌合する形状であることを特徴とする誤差基準値検出装置。
  4. 前記請求項1に記載の誤差基準値検出装置において、
    前記アダプタの変換部が、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンを露出させる凹部を有し、
    前記変換部の凹部及び前記プローブのプローブ本体部との間に、前記伝送路基板の信号パターン及びグランドパターンに対して、前記プローブの信号用探針及びグランド用探針を位置決めするように、前記変換部の凹部の内側面及び前記プローブのプローブ本体部の外側面にそれぞれ当接して介装するアタッチメントを備えることを特徴とする誤差基準値検出装置。
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