JP2009014327A - エアガン - Google Patents

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徹雄 前田
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Abstract

【課題】従来は正確な弾丸速度の規制ができず気温が高い状態では規制値上限を超えてしまうおそれがあった。
【解決手段】銃本体1に着脱可能な弾倉5と、弾倉5内に設けられるガス蓄圧室18と、ガス蓄圧室18からガス放出流路17を経てインナーバレル16へ放出される圧縮ガスを開閉自在に閉鎖している開閉バルブ4とを有し、圧縮ガスの圧力によって弾丸を発射するエアガンであり、ガス放出流路17内に設けられガス蓄圧室18からインナーバレル16へ放出される圧縮ガスの圧力および流量が一定以上の値になると自動的にガス放出流路17内からインナーバレル16への流路を自動バルブ4が狭めつつ閉鎖することによりガス蓄圧室18からインナーバレル16へ放出される圧縮ガスの圧力および流量を調整するエアガンによって解決する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、供給される圧縮ガスの圧力を利用して弾丸を発射するエアガンに関する。
圧縮ガスによって弾丸を発射するエアガンは、外気温度などの温度の上昇により、ガス蓄圧室から供給される圧縮ガスの温度も上昇し、そのため圧縮ガスの圧力が上昇し、それに伴って弾丸の発射速度が速くなる。エアガンにおける弾丸の発射速度の上限は、銃砲刀剣類所持等取締法等の法令上の規制値によって定められており、その規制値を超える発射速度は、違法なものとなる。そのためエアガンは、真夏等の高温の季節は、圧縮ガスの温度は30℃から40℃近くと高くなり、発射速度の上限規制値を超えてしまうおそれがあった。
そのため、従来は弾丸の発射速度が一定の規制値上限を超えた場合、弾倉内にあるガス蓄圧室の底部にある弁から、圧縮ガスを逃がす方法が取られていた。(従来技術1)
従来技術1では、ガス蓄圧室の圧縮ガスの圧力を検知して自動的に弁から逃がしていたため、弾丸の発射速度を検知して行なう方法ではなかった。そのため、弾丸の発射速度に基づく方法ではないため、正確な規制ができず規制値上限を超えてしまうおそれがあった。
上記課題を解決するため、銃本体に着脱可能な弾倉と、弾倉内に設けられるガス蓄圧室と、ガス蓄圧室からガス放出流路を経てインナーバレルへ放出される圧縮ガスを開閉自在に閉鎖している開閉バルブと、インナーバレルへのガス放出路を閉鎖可能な自動バルブを有し、圧縮ガスの圧力によって弾丸を発射するエアガンであり、
ガス放出流路内に設けられガス蓄圧室からインナーバレルへ放出される圧縮ガスの圧力および流量が一定以上の値になると自動的にガス放出流路内からインナーバレルへの流路を自動バルブが、狭めつつ閉鎖することによりガス蓄圧室からインナーバレルへ放出される圧縮ガスの圧力および流量を調整することを特徴とするエアガンを提案する。
更に、銃本体に着脱可能な弾倉と、弾倉内に設けられるガス蓄圧室と、ガス蓄圧室からガス放出流路を経てインナーバレルへ放出される圧縮ガスを開閉自在に閉鎖している開閉バルブと、インナーバレルへのガス放出路を閉鎖可能な自動バルブと、自動バルブの移動を制御する弾性体を有し、圧縮ガスの圧力によって弾丸を発射するエアガンであり、
ガス放出流路内に設けられガス蓄圧室からインナーバレルへ放出される圧縮ガスの圧力および流量が一定以上の値になると自動的にガス放出流路内からインナーバレルへの流路を自動バルブが、弾性体の付勢力に抗して狭めつつ閉鎖することによりガス蓄圧室からインナーバレルへ放出される圧縮ガスの圧力および流量を調整することを特徴とするエアガンを提案する。
この発明によれば、圧縮ガスの温度が上昇し圧縮ガスの圧力が高まった場合でも、弾丸の発射速度を自動的に一定の範囲内に抑えることができ、どのような状況においても弾丸の発射速度を法令上の規制値内とすることができる。そのため、適法なエアガンの所持を可能とすることができる。
この発明について1つの実施形態を示し、図1は、エアガンの全体構成を示す中央断面説明図、図2は、図1の要部拡大説明図、図3は、エアガンの作動を示し使用者が手で銃後端側へトリガーを指で引き始めた直後の状態を示す中央断面説明図、図4は、図3の要部拡大説明図、図5は、図3及び図4の状態の後で、トリガーを引ききった後、ハンマーが前進し放出バルブを押圧しガス蓄圧室内のガスが放出流路に流入した状態を示す中央断面説明図、図6は、図5の要部拡大説明図、図7は、図5及び図6の状態の後で、ガス放出流路内のガス圧が、チャンバーパッキン内に流入し、チャンバーパッキン後端の弾丸が前方に進み始めた状態を示す中央断面説明図、図8は、図7の要部拡大説明図、図9は、図7及び図8の状態の後で、弾が発射された直後及び弾速調整弁が閉じた状態を示す中央断面説明図、図10は、図9の要部拡大説明図、図11は、図9及び図10の状態の後で、ハンマーが銃後端側に移動し始めた状態を示す中央断面説明図、図12は、図11の要部拡大説明図、図13は、図11及び図12の状態の後で、トリガーが元の位置に戻った状態を示す中央断面説明図であり、これらの図面に基づいて説明する。
この発明の実施形態であるエアガンは、銃本体1と、バレルリンク2と、チャンバーパッキン3と、銃本体1に着脱可能な弾倉(マガジン)5と、弾倉5内に設けられるガス蓄圧室18と、ガス蓄圧室18からガス放出流路17を経てインナーバレル16へ放出される圧縮ガスを開閉自在に閉鎖している開閉バルブ7と、ガス放出流路17内に設けられガス蓄圧室18からインナーバレル6へ放出される圧縮ガスの圧力および流量が一定以上の値になると自動的にガス放出流路16内からインナーバレル6への流路を狭め又は閉鎖することによりガス蓄圧室18からインナーバレル6へ放出される圧縮ガスの圧力および流量を調整する自動バルブ4と、トリガー14と、トリガー14の作動によりトリガーバー11を介して作動し開閉バルブ7を押圧するハンマー9とを有する。
バレルリンク2は、インナーバレル16に外周に沿う様に嵌合されている。バレルリンク下方端部2aは、トリガーバー11のトリガーバー上方先端部11bに係合している。チャンバーパッキン3は、インナーバレル16の銃後端側に嵌合して設けられる。
弾倉5は、ケース状であり、銃本体1内に着脱可能に設けられている。弾倉5には、前側(銃口側)に設けられる装弾室6と、後側に設けられるガス蓄圧室18と、ガス蓄圧室18の上部の開閉バルブガス放出路7aを開閉可能な開閉バルブ7と、開閉バルブ7を銃後方へ付勢する開閉バルブスプリング8と、開閉バルブガス放出路7aから連通するガス放出流路17と、ガス放出流路17内に設けられる自動バルブ4と、自動バルブ4を銃後方へ付勢している弾性体である自動バルブスプリング4aとが設けられている。
弾倉5の前側(銃口側)に設けられる装弾室6は、弾丸Wを複数弾装弾でき、装弾室6に上下に装弾されたそれぞれの弾丸Wは下方からマガジンスプリング6aによって上方へ付勢されている。
弾倉5の後側に設けられるガス蓄圧室18は、上部の開閉バルブガス放出路7aを介してガス放出流路17へ連通可能であり、開閉バルブ7の移動によって開閉バルブガス放出路7aを開閉可能に設けられている
開閉バルブ7は、弾倉5内のガス蓄圧室18の上部に位置し、開閉バルブスプリング8によって銃後方へ付勢されており、静止状態(トリガー14を作動しない状態)において、開閉バルブ7は、その銃前部の膨大部により開閉バルブガス放出路7aを閉鎖してガス蓄圧室18内のガスが、ガス放出流路17内に漏出することを防いでいる。開閉バルブ7は、後端面7bでハンマー9のハンマー前方突起9aに当接している。
ガス放出流路17は、弾倉5内のガス蓄圧室18上方に形成される中空路であり、開閉バルブガス放出口7aからチャンバー側ガス放出口5aの間のガスの通路である。ガス放出流路17内には自動バルブ4及び自動バルブスプリング4a、開閉バルブスプリング8が設けられている。自動バルブ4は、付勢力ある弾性体である自動バルブスプリング4aによって銃後方へ付勢されている。
ハンマー9は、銃本体1の銃後端側に内装されており、ハンマースプリング10によって銃前方に付勢されており、その下部のハンマー前方下端部9bでトリガーバー11の銃後端側上部11cに当接し係合している。ハンマー9は、開閉バルブ7を押圧するため銃前部側に突起するハンマー前方突起9aを備えており、ハンマー前方突起9aの前端面は開閉バルブ7の後端面7bと当接している。
トリガー14は、トリガー軸14aを回動中心として銃本体1に回動可能に設けられる。トリガー14には、トリガーバー下方先端軸11aの嵌合によってトリガーバー11が連結されている。トリガー14は、トリガースプリング15により銃前方へ付勢されている。トリガーバー11は、トリガー14を引くことで、後方へ移動可能とされるとともに、トリガーバー11の銃後端部はトリガーバースプリング12により上方に付勢されている。また、トリガーバー11の銃後方端部にあるトリガーバー上下方向ガイド11dが、銃本体1内のハンマー9下面付近に設けられている下方に向かう傾斜面1aに沿って移動することでトリガーバー11の銃後端部が上下する。
次弾カットプレート13は、銃本体1内に、次弾カットプレート軸13aを回動中心として回動可能に設けられる。次弾カットプレート13の下部は、トリガー14の銃後端側上方先端に当接している。
インナーバレル16は、円筒形状であり、銃本体1内に摺動可能に設けられる。インナーバレル16は、トリガー14を指で引くことによって、トリガーバー11を介して銃後端側に移動する。
次にこの発明の実施形態であるエアガンの作動について図3乃至図13に基づいて説明する。最初に図3及び図4について説明する。トリガー14を指で銃後端側に引くと、トリガー14に嵌合するトリガーバー11は、後端側がトリガーバースプリング12によって上方へ付勢されつつ銃後端側へ移動する。このとき、トリガーバー11のトリガーバー銃後端側上部11cが、ハンマー9のハンマー前方下端部9bを押してハンマー9全体を銃後端側へ押圧する。トリガーバー11のトリガーバー上下方向ガイド11dが、銃本体1内のハンマー9下面付近に設けられた下方に向かう傾斜面1aに沿って銃後方へ移動するにつれて、トリガーバー11のトリガーバー銃後端側上部11cとハンマー前方下端部9bの接する面が減少する。
トリガーバー上方先端部11bは、トリガーバー11が銃後端側へ移動するとともに、銃後端側へ移動する。トリガーバー上方先端部11bは、バレルリンク下方端部2aと係合しており、この銃後方への移動によりバレルリンク2及びインナーバレル16及びチャンバーパッキン3も銃後方へ移動する。
チャンバーパッキン3は、銃後方へ移動しつつ、弾丸Wを内部に取り込む。
次弾カットプレート13は、次弾カットプレート13の下部に当接しているトリガー14のトリガー後方上部側先端14bに押圧され、次弾カットプレート軸13aを中心として回動し、次弾カットプレート13の銃後方側端部がマガジンスプリング6の付勢に抗し弾丸Wの後続の弾丸を下方へ押圧する。
次に図5及び図6に基づいて説明する。更にトリガー14を後方に引くと、トリガーバー11のトリガーバー銃後端側上部11cが下方に移動し、トリガーバー銃後端側上部11cとハンマー9のハンマー前方下端部9bの係止が外れて、ハンマースプリング10の付勢により、ハンマー9が銃前方へ向かって移動する。
ハンマー9の銃前方への移動によって、ハンマー9の前方突起部9aが開閉バルブ7の後端面7bを押圧する。これによって、開閉バルブ7は、開閉バルブスプリング8の付勢力に抗して銃前方へ移動し、開閉バルブ7がバルブ当接部5bから離れ、開閉バルブガス放出口7aが開放される。開閉バルブガス放出口7aを通りガス蓄圧室18内のガスが、ガス放出流路17内へ流入する。更にガスはガス放出流路17内を通り、チャンバー側ガス放出口5aから放出され、同時にチャンバーパッキン3内の弾丸Wを押圧し始める。
次に図7及び図8に基づいて説明する。ガスの圧力で、弾丸Wがチャンバーパッキン3内からインナーバレル16内へ移動を始める。ガス蓄圧室18のガスは、ガス放出流路17内を通りチャンバーパッキン3及びインナーバレル16内へ一気に流出するため、ガス放出流路17内においてガスの流れが発生する。このガス放出流路17内のガスの流れが、自動バルブ4付近を通過することによって、自動バルブ4は、自動バルブスプリング4aの付勢力に抗して銃前方側に引き込まれ銃前方へ移動を始める。
これは、ガス放出流路17内のガスの圧力及び流量によって、ガスの流速が発生し、ガス放出流路17中で静止していた状態の自動バルブ4を引き込む。ガス蓄圧室18内のガス圧は、外気の温度が高ければ、それに連れて温度が上昇してガス圧も高くなり、ガス放出流路17内のガスの流速も速くなる。そのため、外気の温度が高い状態の場合、自動バルブ4が引き込まれる速度が速くなり、その結果、自動バルブ4の銃前方への移動速度も速くなる。そのため、自動バルブ4がチャンバー側ガス放出口5aを閉鎖してインナーバレル16へのガスの流出を止めるまでの時間が早くなる。自動バルブ4の銃前方への移動によりチャンバー側ガス放出口5aの流路は、開閉バルブが狭めつつ閉鎖することにより、チャンバーパッキン3及びインナーバレル16内に流出するガスの流量が徐々に絞られ停止されるため、必要以上に弾丸Wの速度が上がることがなくなる。自動バルブ4が、銃前方へ移動しチャンバー側ガス放出口5aを閉塞した状態は、図9及び図10に示される。
反対に、外気の温度が低ければ、ガス蓄圧室18内のガス圧も低くなり、ガス放出流路17内のガスの流速は遅くなる。それゆえ、外気の温度が低いときには、自動バルブ4が引き込まれる速度が遅くなるため、自動バルブ4の銃前方への移動速度も遅くなり、自動バルブ4がチャンバー側ガス放出口5aを閉鎖してインナーバレル16へのガスの流出を止めるまでの時間が遅くなる。したがって、外気の温度が低い状態では、チャンバーパッキン3及びインナーバレル16内に流出するガスの圧力及び流量は、必要な分供給されるため、弾丸Wの速度が確保できる。
次に図9及び図10に基づいて説明する。弾丸Wは、インナーバレル16内のガス圧によって発射される。自動バルブ4は、ガスの流れに引き込まれて、自動バルブスプリング4aの付勢力に抗して、弾倉5内のチャンバー側ガス放出口5aに当接して停止する。これによりガスの流れが遮断され、以後ガス放出流路17内のガスは、チャンバーパッキン3内およびインナーバレル16内へ流出しなくなる。
次に図11及び図12に基づいて説明する。開閉バルブ7は、バルブスプリング8の付勢力により銃後方へ移動し、開閉バルブ7の前側部がバルブ当接部5bに当接することによって開閉バルブガス放出口7が閉鎖される。そのためガス蓄圧室18内からガス放出流路17へのガスの流出が止まる。
自動バルブ4は、ガスの圧力と流れが無くなるため、自動バルブスプリング4aの付勢力により銃後方へ移動し、元の位置まで後退して停止する。
次に図13に基づいて説明する。トリガー14は、指を放すと、トリガースプリング15の付勢でトリガー軸14aを中心に回動し、元の位置に戻り停止する。そのためトリガーバー11は、トリガー14の回動に伴い、銃前方へ移動する。ハンマー9はハンマー前方下端部9bが、トリガーバー11のトリガーバー銃後端側上部11cと当接して係止する。トリガーバー11の上方先端部11bは、トリガーバー11が銃前方へ移動するとともに、銃前方へ移動するため、バレルリンク2及びインナーバレル16、及びチャンバーパッキン3もまた、銃前方へ移動する。
トリガー14の銃後部側の上方先端14bが次弾カットプレート13の銃後方側側面に沿って移動すると、次弾カットプレート13は、上方へ回動する。そのため、次弾カットプレート13の抑えられていた装弾室6内の最上段の弾丸Wが上昇して、装弾室6の最上部に当接し係止する。図13は、図1の状態と同一の状態である。したがって、次弾を発射する場合は、図2乃至図13と同様の経過をたどって一連の操作が、繰り返しなされる。
この発明のエアガンと、従来技術のエアガンとを対比するため、外気の温度の相違による弾丸速度の変化に差異が生じるかどうかを確かめるため、弾速測定実験を実施した。弾速測定実験は、BB弾を使用し弾丸重量0.29g、外気温20℃と35℃の異なる温度において10回ずつの発射を行なって測定した。表1乃至表3は、その結果である。
なお銃砲刀剣類所持等取締法における準空気銃で示された法規制値であるエネルギー値は0.98(J)であり、これに対応する法規制値となる弾速度は、弾丸重量0.29gのBB弾を使用した場合、82.21m/sとなる。この規制値の弾速度を求める計算式は、以下の通りである。
J=M×V×V/2(J=ジュール、エネルギー単位、M=重量(kg)、V=弾速度)。今回の実験では、J=0.98、M=0.00029によって規制値の弾速度Vを求める。0.98=0.00029V/2、∴V=0.98×2/0.00029、∴V=6,758.6206、∴V=82.210。
表1は、この発明のエアガンを使用した弾速測定実験の結果である。この発明のエアガンは、自動バルブ4を設けているため、自動バルブ4によってチャンバー側ガス放出口5aを閉鎖しインナーバレル16へのガスの流量を絞ることによって、摂氏20℃及び35℃の両方の温度で、10回とも弾速度は法令上の規制値の82.210以下に収まった。
Figure 2009014327
表2は、従来技術のエアガンを使用した弾速測定実験の結果である。従来技術のエアガンは、この発明のエアガンと異なり自動バルブ4が設けられていないため、外気の温度が高く、高圧となってガスが放出されると、ガス放出流路17内には、ガスの流量を絞る機構がないことから、表2に示すように外気の温度が摂氏35℃以上になると10回全ての実験で法令上の規制値(0.98ジュールすなわち秒速82.21メートル)に対しギリギリの数値を示した。
Figure 2009014327
表3は参考実験であり、自動バルブ4にスプリングが付されていないエアガンを使用した弾速測定実験の結果である。この場合、自動バルブ4は、ガス圧によって極めて短時間で前方に引き込まれる。そのため、自動バルブ4が非常に早くチャンバー側ガス放出口5aを閉鎖し、チャンバーパッキン3及びインナーバレル16を閉塞状態とするタイミングが早くなり過ぎる。したがってガス放出流路17内のガスの流量が早期に絞られ過ぎてしまい、チャンバーパッキン3及びインナーバレル16へのガスの供給が不充分となる。その結果、弾丸Wは、外気の温度が摂氏20℃のときは42.6m/s、摂氏35℃のときは、57.8m/sと、大変低い弾速となってしまう。
Figure 2009014327
この発明は、競技等に使用するエアガンに利用する。
この発明について1つの実施形態を示し、エアガンの全体構成を示す中央断面説明図 図1の要部拡大説明図 同じくエアガンの作動を示し使用者が手で銃後端側へトリガーを指で引き始めた直後の状態を示す中央断面説明図 図3の要部拡大説明図 図3及び図4の状態の後で、トリガーを引ききった後、ハンマーが前進し放出バルブを押圧しガス蓄圧室内のガスが放出流路に流入した状態を示す中央断面説明図 図5の要部拡大説明図 図5及び図6の状態の後で、ガス放出流路内のガス圧が、チャンバーパッキン内に流入し、チャンバーパッキン後端の弾丸が前方に進み始めた状態を示す中央断面説明図 図7の要部拡大説明図 図7及び図8の状態の後で、弾が発射された直後及び弾速調整弁が閉じた状態を示す中央断面説明図 図9の要部拡大説明図 図9及び図10の状態の後で、ハンマーが銃後端側に移動し始めた状態を示す中央断面説明図 図11の要部拡大説明図 図11及び図12の状態の後で、トリガーが元の位置に戻った状態を示す中央断面説明図 従来のエアガンの全体構成を示す中央断面説明図
符号の説明
1 銃本体
1a 下方傾斜面
2 バレルリンク
2a バレルリンク下方端部
3 チャンバーパッキン
4 自動バルブ
5 弾倉(マガジン)
5a チャンバー側ガス放出路
5b バルブ当接部
6 装弾室
6a マガジンスプリング
7 開閉バルブ
7a 開閉バルブガス放出路
7b 開閉バルブ後端面
8 開閉バルブスプリング
9 ハンマー
9a ハンマー前方突起
9b ハンマー前方下端部
10 ハンマースプリング
11 トリガーバー
11a トリガーバー下方先端軸
11b トリガーバー上方先端部
11c トリガーバー後端側上部
11d トリガーバー上下方向ガイド
12 トリガーバースプリング
13 次弾カットプレート
13a 次弾カットプレート軸
14 トリガー
14a トリガー軸
14b トリガー後方上部側先端
15 トリガースプリング
16 インナーバレル
17 ガス放出流路
18 ガス蓄圧室
W 弾丸

Claims (2)

  1. 銃本体に着脱可能な弾倉と、弾倉内に設けられるガス蓄圧室と、ガス蓄圧室からガス放出流路を経てインナーバレルへ放出される圧縮ガスを開閉自在に閉鎖している開閉バルブと、インナーバレルへのガス放出路を閉鎖可能な自動バルブを有し、圧縮ガスの圧力によって弾丸を発射するエアガンであり、
    ガス放出流路内に設けられガス蓄圧室からインナーバレルへ放出される圧縮ガスの圧力および流量が一定以上の値になると自動的にガス放出流路内からインナーバレルへの流路を自動バルブが、狭めつつ閉鎖することによりガス蓄圧室からインナーバレルへ放出される圧縮ガスの圧力および流量を調整することを特徴とするエアガン。
  2. 銃本体に着脱可能な弾倉と、弾倉内に設けられるガス蓄圧室と、ガス蓄圧室からガス放出流路を経てインナーバレルへ放出される圧縮ガスを開閉自在に閉鎖している開閉バルブと、インナーバレルへのガス放出路を閉鎖可能な自動バルブと、自動バルブの移動を制御する弾性体を有し、圧縮ガスの圧力によって弾丸を発射するエアガンであり、
    ガス放出流路内に設けられガス蓄圧室からインナーバレルへ放出される圧縮ガスの圧力および流量が一定以上の値になると自動的にガス放出流路内からインナーバレルへの流路を自動バルブが、弾性体の付勢力に抗して狭めつつ閉鎖することによりガス蓄圧室からインナーバレルへ放出される圧縮ガスの圧力および流量を調整することを特徴とするエアガン。
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