JP2009012483A - インクジェット記録用インク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクを収容するインク収容部と、インク収容部の液面を振動により検出する液面センサとを備えたインクカートリッジであって、インク収容部は、着色剤および抑泡剤を含むインクを収容した。インクの着色剤は染料または顔料であって、抑泡剤は、ポリエーテル系抑泡剤またはシリコーン系抑泡剤であることが好ましい。
【選択図】図9
Description
また、インク供給制御手段150の下流側は、インク供給制御手段150と連通する通孔910、通孔910と連通する連通部302および流路321、流路321の一端に形成され、表面側に向けて形成された通孔323、および、通孔323と一端が連通した連通部304を介して、インク供給部160と連通するよう構成されている。
詳細には、図8に示すように、カートリッジ本体120の表側に形成された迷路状に蛇行した1本の通路214の一端は開口212として大気に開放され、他端は撥インク性と通気性の機能を備えたフィルタ215(図4、図5)が収容されたフィルタ収容部216に接続されている。フィルタ収容部216は、カートリッジ本体120の表側から裏側に貫通する連通孔218と連通する。連通孔218は、カートリッジ本体120の裏側において連通部222、連通部222を区画する部屋の底部に形成された連通孔253を介して連通部224と接続している。通路214の途中には、凹部からなるチャンバ930が設けられている。
カートリッジ本体120の裏側から表側に貫通する連通孔238は、連通孔238と連通する連通溝240、連通溝240と連通すると共にカートリッジ本体120の表側から裏側に貫通する連通孔242を介して大気側収容部270と連通する。
これら、大気側収容部270、供給側収容部290、大気弁部250、及び大気側通路、インク側通路は、それぞれを区画する壁にフィルム130、110を熱溶着などの方法で貼着することにより大気と隔離された領域となる。
インクカートリッジ100がインクジェット式記録装置のホルダに装着されると、ホルダに設けられた凸部がフィルム132を介して大気弁254の軸部264を上方に押し上げるとともに、ホルダのインク供給針がインク供給部160の供給弁13を上方に押し上げる。これにより、連通孔239は、中空部232から連通孔242までの大気流路を大気と連通する。また、インク供給部160における供給弁13より上流は、インク供給針と連通する。なお、インクカートリッジ100が工場出荷後に初めてホルダに装着される場合には、ホルダのインク供給針がインクカートリッジ100の挿入口26に貼り付けられたフィルム604を破いて、挿入口26に進入する。
縦壁275は、第2インク収容部本体294a側において、斜壁273の下部近傍で鉛直に延伸している。
液面センサ700が液面を検知するとき、圧電振動体704は信号が入力されて振動を発生する。信号の入力が終わった後、圧電振動体704には振動が残留する。この残留振動の特性は、振動板703が液面に接しているときと空気に接しているときで異なる。このため、液面センサ700は、液面が液面センサ700より下がったことを検出することができる。
なお、上部510の内径は、例えば、センサ配置部294bに空気が流入するときに形成される気泡の外径の平均値に略等しい。またこの内径は、カートリッジ本体120の円状開口部121の内径より小さい。例えば円状開口部121の内径は6mm以上であり、上部510の内径はこれ以下である。インクが顔料インクの場合、上部510の内径は例えば3mmである。
第2インク収容部294からインクが供給されていくと、連通部276から空気が流入する。流入した空気は気泡となって、斜壁273に沿ってインクの中を上昇していき、第2インク収容部本体294aにおいてインクの液面に泡を形成する。センサ周辺壁500及び液面センサ700は下部隙間部603より第1インク収容部292側(図9中右側)に位置しているため、気泡はセンサ周辺壁500の中には入らない。
本実施形態の実施例1のインクは、染料であるC.I.DirectBlue199と、保湿剤であるグリセリンと、浸透剤であるトリエチレングリコールモノブチルエーテル(TEGmBE)と、染料の溶解助剤である2−ピロリドンと、浸透剤および表面張力の調剤である界面活性剤のオルフィンE1010(日信化学工業(株)製品)と、pH調整剤であるトリエタノールアミンと、主溶媒である純水とを、おのおの、表1に示すwt%分含む。実施例1のインクはさらに、抑泡剤Aとして、ポリプロピレングリコール−エチレンオキサイド3mol付加物を0.1wt%含む。
◎;(1)と(2)の振動特性が等しく安定で、(3)の振動特性とは明確に異なり、検知が極めて良好。
○;(2)の振動特性がやや乱れるが、(3)の振動特性とは明確に異なり、検知が良好。
△;(2)の振動特性がやや乱れるが、(3)の振動特性とは異なり、検知ができる。
×;(2)の振動と(3)との区別がつかず、検知できない。
本実施形態の実施例2として、抑泡剤Aの量を0.05wt%とした他は、実施例1と同じインクを準備した。実施例2のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表1に示した。
本実施形態の実施例3のインクは、抑泡剤Bとしてシリコーン系抑泡材であるKM−72A(信越シリコーン(株)製品)を0.1wt%含む。その他の組成は、実施例1と同じとした。実施例3のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表1に示した。
本実施形態の実施例4のインクは、抑泡剤Bを0.08wt%含み、その他の組成は実施例3と同じとした。実施例4のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表1に示した。
本実施形態の実施例4のインクは、抑泡剤Bを0.05wt%含み、その他の組成は実施例3と同じとした。実施例4のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表1に示した。
本実施形態に対する比較例1として、抑泡剤を含まないインクを準備した。その他の組成は、実施例1と同じとした。比較例1のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表1に示した。
本実施形態の実施例6は、顔料のインクを準備した。実施例6は、表2に示すように、顔料であるCAB-O-Jet300(自己分散型カーボンブラック(Cabot社製品))と、保湿剤であるグリセリンと、浸透剤であるトリエチレングリコールモノブチルエーテル、1,2−ヘキサンジオール、2−ピロリドンと、界面活性剤であるオルフィンE1010、オルフィンSTGと、pH調整剤であるトリエタノールアミンと、純水とを、おのおの、表2に示すwt%含む。実施例6のインクはさらに、抑泡剤Cとして、ポリエーテル系抑泡剤であるレオコン1020H(ライオン(株)製品)を0.1wt%含む。実施例6のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表2に示した。
本実施形態の実施例7は、表2に示すように、樹脂エマルジョンとして、アルマテックスZ116(三井化学(株)製品)を2.0wt%、さらに抑泡剤Cを0.15wt%含む他は、実施例6と同じ組成とした。実施例7のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表2に示した。
本実施形態に対する比較例2として、抑泡剤を含まないインクを準備した。その他の組成は、実施例6と同じとした。比較例2のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表2に示した。
本実施形態の実施例8は、表2に示すように、顔料としてC.I.PigmentRed122(マゼンタ顔料;スチレンアクリル系分散剤による分散体)を含み、抑泡剤Dを0.2wt%含む。実施例8のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表2に示した。
本実施形態の実施例9は、抑泡剤Dを0.05wt%含む他は、実施例8と同じ組成とした。実施例9のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表2に示した。
本実施形態の実施例10は、表2に示すように、顔料としてC.I.PigmentYellow74(イエロー顔料;スチレンアクリル系分散剤による分散体)を含み、抑泡剤Dとしてポリエーテル系抑泡剤であるSNデフォーマー170(サンノプコ(株)製品)を0.2wt%含む。実施例10のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表2に示した。
本実施形態の実施例11は、抑泡剤Dを0.05wt%含む他は、実施例10と同じ組成とした。実施例11のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表2に示した。
本実施形態に対する比較例3として、抑泡剤を含まないインクを準備した。その他の組成は、実施例10と同じとした。比較例3のインクを実施例1と同じ方法で実験し、その結果を表2に示した。
Claims (6)
- 液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部の液面を振動により検出する液面センサと
を備えた液体収容体であって、
前記液体収容部は、着色剤および抑泡剤を含む液体を収容した液体収容体。 - 液体は、前記着色剤として染料または顔料を含み、さらに、界面活性剤を含む請求項1に記載の液体収容体。
- 液体は、前記着色剤として顔料を含み、さらに、前記顔料を液体中に分散する分散樹脂を含む請求項1または2に記載の液体収容体。
- 前記抑泡剤は、ポリエーテル系抑泡剤である請求項1から3のいずれかに記載の液体収容体。
- 前記抑泡剤は、シリコーン系抑泡剤である請求項1から3のいずれかに記載の液体収容体。
- 前記液面センサに付着した気泡を安定して保持するために設けられ、前記液面センサを上方及び両脇から囲み、前記液面センサの下方を開放しているセンサ周辺壁を更に備える請求項1から5のいずれかに記載の液体収容体。
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