JP2009012181A - 画像形成装置 - Google Patents

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泰祐 赤堀
Kenichi Sawada
健一 沢田
Yasuhiro Yamauchi
康広 山内
Tomoko Maruyama
倫子 丸山
英一 ▲よし▼田
Hidekazu Yoshiden
Kazuhiro Tomiyasu
和弘 冨安
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Abstract

【課題】複数の画像形成装置が接続された画像処理システムにおいて、ジョブの集中や後発的な事由等によりジョブを迅速に実行できなくなった場合においても、効率的かつ迅速にジョブを完了させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】外部記憶装置と複数の画像形成装置とが通信可能に接続され、外部記憶装置にジョブデータが記憶されて対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨が登録される画像処理システムおける画像形成装置100であって、ジョブデータを外部より順次入手する入手手段101と、入手された各ジョブデータに対応するジョブをそれぞれ適宜実行する実行手段102と、実行待ち状態のジョブ又は中断状態のジョブが存在する場合にジョブデータを外部記憶装置に送信して記憶させて対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録する登録手段103とを備える。
【選択図】図20

Description

本発明は、複数の画像形成装置が通信可能に接続された画像処理システムにおける画像形成装置に関し、特に、ジョブを受け付けた画像形成装置がすぐに当該ジョブを実行できない場合であっても、効率的かつ迅速に当該ジョブを完了させることを可能にする技術に関する。
近年、複数の画像形成装置等が、個々の装置の機能や状態に応じて使い分けが可能なようにLANなどのネットワークを介して接続され、画像処理システムが構築されている。
このような画像処理システムとして、例えば、管理装置が各画像処理装置の負荷を総合的に判断してジョブ転送を行うことによりシステム全体の負荷のバランスを取ることができる複合画像処理システムが特許文献1に開示されており、画像処理装置の稼働率を向上させ、画像処理の待ち時間を短縮し、システムを構成する各画像処理装置の負荷を総合的に判断して全体の負荷バランスを取ることができるという効果を奏すると記載されている。
特開2002−34428号公報
しかしながら、特許文献1の複合画像処理システムは、管理装置が各画像処理装置の状態を順次ネットワークを介して常に監視しなければならないのでネットワーク負荷が増大し、また、処理能力が高く高価な管理装置を、各画像処理装置とは別途に導入しなければならず、その分システム全体の価格が大幅にアップし、さらに管理装置の維持管理も余分に必要になる。
また、特許文献1の複合画像処理システムにおいて管理装置にトラブルが発生すると、正常な画像形成装置が何台あろうとも大部分のジョブを実行できなくなるという問題がある。またこの問題を解消するために例えば管理装置を二重化するとなると、さらにシステム全体の価格がアップしてしまう。
また、各画像処理装置の状態は刻一刻と変化するため、特許文献1の複合画像処理システムでは、各画像処理装置の状態を取得した後に各画像処理装置の状態が変化すると、負荷が軽い状態の画像処理装置にジョブ転送が行なわれず、負荷が重い状態、あるいは機能停止中の画像処理装置にジョブ転送が行われてしまうというような、間違った選定を行なうことが起こり得る。
さらに、特許文献1の複合画像処理システムでは、別経路で特定の画像形成装置にジョブが集中したり、負荷が軽い状態の画像処理装置を正しく選定してジョブ転送を行なったとしても、後発的に発生したトラブル等(例えば、トナー切れ、用紙切れ、用紙詰まり、フィニッシャーフル、画像安定化処理、)や優先ジョブ(ユーザにより直接、各画像処理装置へ指示されるコピー処理、FAX処理など)によって、転送されたジョブが長時間実行できなくなったり、別経路で受付けたジョブが長時間実行できなくなってしまうことが起こり得る。
本発明は、複数の画像形成装置が通信可能に接続された画像処理システムにおいて、ジョブの集中や後発的な事由等によりジョブを迅速に実行できなくなった場合においても、効率的かつ迅速にジョブを完了させることができる画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムを提供することを第1の目的とし、またさらに、上記ネットワーク負荷を軽減し、コスト低減を図りつつ円滑なジョブ処理を実現することを第2の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、外部記憶装置と複数の画像形成装置とがネットワークを介して通信可能に接続され前記外部記憶装置に画像形成処理を含むジョブを実行するために必要なデータであるジョブデータが記憶されて対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨が登録される画像処理システムおける画像形成装置であって、1つ又は複数のジョブデータを外部より順次入手する入手手段と、入手手段により入手された各ジョブデータに対応するジョブをそれぞれ適宜実行する実行手段と、実行手段により現時点においてまだ実行されない実行待ち状態のジョブ又は実行が中断している中断状態のジョブが存在する場合に当該ジョブのジョブデータを前記外部記憶装置に送信して記憶させて対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録する登録手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成方法は、外部記憶装置と複数の画像形成装置とがネットワークを介して通信可能に接続され前記外部記憶装置に画像形成処理を含むジョブを実行するために必要なデータであるジョブデータが記憶されて対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨が登録される画像処理システムおける画像形成方法であって、1つ又は複数のジョブデータを外部より順次入手する入手ステップと、入手ステップにより入手された各ジョブデータに対応するジョブをそれぞれ適宜実行する実行ステップと、実行ステップにより現時点においてまだ実行されない実行待ち状態のジョブ又は実行が中断している中断状態のジョブが存在する場合に当該ジョブのジョブデータを前記外部記憶装置に送信して記憶させて対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録する登録ステップとを含むことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成プログラムは、外部記憶装置と複数の画像形成装置とがネットワークを介して通信可能に接続され前記外部記憶装置に画像形成処理を含むジョブを実行するために必要なデータであるジョブデータが記憶されて対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨が登録される画像処理システムおける画像形成プログラムであって、前記画像形成装置に、1つ又は複数のジョブデータを外部より順次入手する入手ステップと、入手ステップにより入手された各ジョブデータに対応するジョブをそれぞれ適宜実行する実行ステップと、実行ステップにより現時点においてまだ実行されない実行待ち状態のジョブ又は実行が中断している中断状態のジョブが存在する場合に当該ジョブのジョブデータを前記外部記憶装置に送信して記憶させて対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録する登録ステップとを実行させることを特徴とする。
課題を解決するための手段に記載した構成により、入手したジョブデータに基づくジョブの実行までに時間がかかりそうな場合には、該当するジョブデータを外部記憶装置に登録し、画像処理システム内のいずれかの画像形成装置によって実行させることができるので、効率的かつ迅速に当該ジョブを完了させることができる。
ここで、画像形成装置において、前記登録手段は、一のジョブについて実行不可能な異常事態が発生して、復旧の予測ができない状態であることにより、当該一のジョブがいつ実行されるかが不明な場合に、実行待ち状態のジョブ、又は中断状態のジョブが存在すると判断して、当該一のジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録することを特徴とすることもできる。
ここで、画像形成装置において、前記登録手段は、復旧に時間がかからないものとして予め規定された軽症トラブルが発生したことにより、一のジョブが実行されない場合には、当該一のジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録せず、前記軽症トラブル以外の重症トラブル又は不明なトラブルが発生したことにより、一のジョブが実行されない場合には、当該一のジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録することを特徴とすることもできる。
ここで、画像形成装置において、前記登録手段は、一のジョブの実行途中に異常事態が発生して、当該一のジョブの実行が中断している場合には、当該一のジョブの未処理部分のみを実行させる継続ジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録することを特徴とすることもできる。
ここで、画像形成装置において、前記登録手段は、第1のジョブを実行中であることにより、第2のジョブが現時点において実行できない場合には、実行待ち状態のジョブ、又は中断状態のジョブが存在すると判断して、当該第2のジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録することを特徴とすることもできる。
ここで、画像形成装置において、前記登録手段は、所定数未満、又は所定量未満のジョブが、実行待ち状態、又は中断状態である場合には、いずれのジョブに関しても前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録せず、前記所定数以上、又は前記所定量以上のジョブが、実行待ち状態、又は中断状態である場合には、少なくとも当該所定数以上、又は当該所定量以上とされたジョブに関して前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録することを特徴とすることもできる。
ここで、画像形成装置において、前記入手手段は、前記外部記憶装置からは、自装置にて実行が許可された種類のジョブのジョブデータのみを入手し、当該外部記憶装置以外からは、自装置にて実行が許可された種類のジョブのジョブデータと、自装置にて実行が許可されていないが前記画像処理システム中の画像形成装置のうちの少なくとも1台においては実行が許可された種類のジョブのジョブデータとを入手し、前記登録手段は、前記入手手段により前記外部記憶装置以外から、自装置にて実行が許可されていない種類のジョブのジョブデータを入手した場合には、無条件で前記外部記憶装置に、対応するジョブを前記複数の画像形成装置のうちのいずれかが実行すべきである旨を登録することを特徴とすることもできる。
ここで、画像形成装置は、さらに、未処理のジョブのジョブデータが前記外部記憶部に格納されている場合に自装置で処理可能なジョブを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段により判断されたジョブを処理するとした場合にとり得る条件を示す情報を前記外部記憶部に送信し格納させる送信手段と、他の画像形成装置により前記外部記憶部に格納されている前記ジョブを処理するとした場合にとり得る条件を示す情報を取得する取得手段と、自装置の前記とり得る条件を示す情報と前記取得手段により取得された他の画像形成装置の前記とり得る条件を示す情報とを参照し予め決められた共通の基準に基づいて前記ジョブを自装置で処理するか否かを判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段により前記ジョブを自装置で処理することが判断されると前記ジョブを処理するジョブ処理手段とを備えることを特徴とすることもできる。
これによって、従来の画像処理システムのようにサーバを配置することなく円滑なジョブ処理の実現が可能であり、サーバが不要になる分コストの軽減を図ることができる。
[実施の形態1]
<画像形成装置及び画像処理システムの構成>
第1の実施形態に係る画像形成装置、及び、当該画像形成装置を備える画像処理システムの構成について詳細に説明する。
1.画像処理システム
図1は、第1の実施形態に係る画像処理システムの全体構成を模式的に示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る画像処理システムは、第1の実施形態に係る画像形成装置としてのMFP(Multiple Function Peripheral)1,2,3,4,・・・、記憶装置5、及びPC(personal computer)6がLAN等のネットワーク7を介して相互に接続された構成を有する。なお、画像処理システムには、MFP1,2,3,4,・・・、記憶装置5及びPC6以外に、例えばFAX装置やプリンタ等が接続されていても良い。
各MFP1,2,3,4,・・・は、コピー、プリント或いはスキャン等のジョブ処理をユーザから受け付け、処理する役割を果たす。なお、各MFP1,2,3,4,・・・についての詳細は後述する。
記憶装置5は、例えばNAS(Network Attached Storage)或いはHDD(Hard Disk Drive)であって、後述するジョブデータやエントリファイル等を記憶する。
PC6は、制御部、キーボード、マウス及びモニタ等(いずれも不図示)を備え、ユーザが、文書を作成したり、コピー、プリント、スキャン等のジョブ処理を要求したり、ジョブ処理の結果を確認したりするために使用される。
2.画像形成装置
以下に、各MFP1,2,3,4,・・・の構成及び機能を、MFP1を例に挙げて説明する。
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、MFP1は、MFP制御コントローラ10、ネットワークユニット20、シリアル通信ユニット30、ローカル接続ユニット40、FAXユニット50、スキャナユニット60、プリンタユニット70及び操作パネル80等の各ユニットを備える。
MFP制御コントローラ10は、上記各ユニットを制御することによって、MFP1全体の機能・動作を制御する。これにより、MFP1はコピー、プリント、スキャン等のジョブ処理が可能となる。MFP制御コントローラ10は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、暗号化基板13、フラッシュメモリ14、NVRAM(Nonvolatile Random Access Memory)15、HDD16等から構成される。
CPU11は、フラッシュメモリ14に記憶されたMFP全体制御ソフトウエア90のオブジェクトコードを実行する。また、ネットワークユニット20、シリアル通信ユニット30、ローカル接続ユニット40、FAXユニット50、スキャナユニット60及びHDD16等から受け取ったデータを、演算或いは加工等し、ネットワークユニット20、シリアル通信ユニット30、ローカル接続ユニット40、FAXユニット50、プリンタユニット70及びHDD16等に出力する。
RAM12は、CPU11がデータの演算或いは加工等を行う際に使用するワークメモリとしての役割を果たすメインメモリであって、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSDRAM(Synchronous DRAM)等で構成される。
暗号化基板13は、MFP1のセキュリティ機能の一つとして搭載されており、HDD16で読み書きされるデータを暗号化するための集積回路である。
フラッシュメモリ14は、CPU11が実行するMFP全体制御ソフトウエア90を記憶している。また、フラッシュメモリ14は、操作パネル80に表示する各国言語メッセージデータを記憶したり、VxWORKS等の組み込み機器用OSを記憶したりしている。
NVRAM15は、不揮発性のメモリであって、MFP1の動作に必要な様々な設定値等を記憶する。当該設定値としては、例えばIPアドレス等のネットワーク設定値や、画質調整用の設定値等が挙げられる。
HDD16は、データをファイル形式で記憶する。また、RAM12の処理容量を超えるデータがある場合は、スワップ領域として使用される。なお、HDD16には、MFP1のセキュリティ機能の一つとして、パスワードが一致しなければ読み書きをすることができないパスワード保護機能(HDDロック機能)が備えられていても良い。
ネットワークユニット20は、Ethernet(登録商標)ポート及びUSBポートを備える。Ethernet(登録商標)ポートは、MFP1をネットワーク7にEthernet(登録商標)接続するためのポートであって、10BASE−T、100BASE−T等の規格をサポートしている。USBポートは、MFP1をPC6にローカル接続するためのポートであって、接続するとPC6等からプリント機能等を利用可能になる。
シリアル通信ユニット30は、MFP1をPC6にシリアル通信方式(RS−232C規格)で接続するためのシリアルポートを備える。
ローカル接続ユニット40は、MFP1をPC6にパラレルポート接続するためのセントロニクスインタフェース(パラレルポート)を備える。接続するとPC6等からプリント機能等を利用可能になる。
FAXユニット50は、公衆回線を介してFAXデータをファクシミリ送受信するためのモデムとして機能する。
スキャナユニット60は、MFP制御コントローラ10がスキャン処理を受け付けると、紙原稿から文字、図形或いは写真等の画像を読み取って、電子データからなる画像データを生成する。なお、スキャナユニット60には、複数の紙原稿を自動で読み取るADFや、両面スキャンを行うためのDuplex機能を有する装置が備えられていても良い。
プリンタユニット70は、MFP制御コントローラ10からのプリント処理を受け付けると、印刷用に変換されたデータを用紙に印刷し紙文書として出力する。なお、プリンタユニット70には、ソート、パンチ穴空け或いはステープル付け等のフィニッシング機能を有するフィニッシャが備えられていても良い。
操作パネル80は、タッチパネル液晶ディスプレイ、並びに、テンキー、スタートキー、ストップキー及び画面切替キー等の各種キーを備えており、ユーザがMFP1を操作するための専用のコントロールデバイスとしての役割を果たす。
3.MFP全体制御ソフトウエアの構成
図3は、第1の実施形態に係るMFP全体制御ソフトウエア90を示すブロック図である。
MFP全体制御ソフトウエア90は、メイン制御部91、FAX処理部92、ネットワーク処理部93、PCScanアプリ94、PCPrintアプリ95、ジョブ判断処理部96、アクセスタイマ管理部97、スキャナ制御部98、プリンタ制御部99及びパネル制御部100等の各種モジュールを備える。
メイン制御部91は、全体制御の中核をなすモジュールであって、他のモジュール92〜100からの制御信号を統括的に制御する。例えば、コピーの起動、停止、再開、破棄、割り込み等に応じて、スキャン動作シーケンスやプリント動作シーケンス等のシーケンスを全体的に制御する。
また、メイン制御部91は、システムの生成や起動を行ったり、プリント、コピー、スキャン、FAX送信などのジョブ処理の要求を受け付けたり、各ジョブに対して一意にジョブIDを割り当てて順次種別毎の割り振りを行う。さらに、ユーザからのジョブ処理削除の要求があった場合には、ジョブデータをクリアする。さらには、HDD16及びRAM12へのアクセスを制御したり、HDD16をOS機能を用いたファイルシステムとして扱う場合に、ファイルシステムへのアクセスを制御したりする。
FAX処理部92は、FAXデータの送受信を制御する。FAX処理部92は、FAXデータを受信したFAXユニット50から着信の通知を受けると、メイン制御部91へFAXデータ受信のジョブ処理を要求すると共に、ジョブ処理の開始を指示する。なお、FAXデータの送受信は、FAXユニット50を経由した公衆回線を利用して行ったり、ネットワーク処理部93を経由したインターネットFAXとして行ったりする。
ネットワーク処理部93は、ネットワークユニット20を介して受け付けた要求を実行する。受け付けた要求は、OSが提供するメッセージキューを介してネットワーク処理部93に取り込まれる。そして、取り込まれたメッセージの内容に従って処理が行われ、処理結果がネットワークユニット20へと受け渡される。
また、ネットワーク処理部93は、ネットワーク7を介してPC6から送信されるジョブ処理の要求を、インターネット経由(TCP/IP,IPX/SPX,SNMPなどに対応)で受信し、PCPrintアプリ95ヘ送信するインターフェース処理を行う。これにより、プリントジョブが処理される。
なお、ネットワーク処理部93は、このようなネットワークユニット20とのインターフェース処理を、ネットワークユニット20とメイン制御部91間、ネットワークユニット20とFAX処理部92間、ネットワークユニット20とPCScanアプリ94間、ネットワークユニット20とジョブ判断処理部96間においても同様に行う。
PCScanアプリ94は、スキャンジョブを受け付けて処理する。ユーザが操作パネル80からスキャンを要求すると、パネル制御部100から、メイン制御部91を介してスキャンジョブの開始が通知される。PCScanアプリ94は、通知に応じてスキャンジョブを処理して画像ファイルを作成し、ネットワーク処理部93及びネットワークユニット20を経由して、画像ファイルをPC6へ送信する。また、PC6からスキャンの要求を行うこともできる。この場合、ネットワーク処理部93を介してスキャンジョブの開始が通知される。
PCPrintアプリ95は、ネットワーク7を介してPC6から送信されるプリントジョブを受け付けて処理する。ユーザがPC6からプリントジョブを要求すると、ネットワーク処理部93を経由して、PDL等のページ記述言語からなるプリントジョブデータをPCPrintアプリ95が受信し、PCPrintアプリ95においてビットマップデータへ変換されて、印刷条件と共にメイン制御部91へ送信される。ビットマップデータは、メイン制御部91からプリンタ制御部99を介してプリンタユニット70ヘと送信され、その画像が用紙に印刷される。
ジョブ判断処理部96は、ネットワーク処理部93及びネットワークユニット20を経由してネットワーク7に接続された記憶装置5へアクセスし、登録ジョブの有無を確認する。そして、記憶装置5にジョブが登録されていると、当該ジョブが自装置で処理できるか否かを判断し、さらに、自装置が当該ジョブを処理すべきか否かを判断する。そして、ジョブ判断処理部96が処理すべきであると判断すれば、ジョブデータを記憶装置5からダウンロードし、ジョブの処理をメイン制御部91に通知すると共に、ジョブデータをメイン制御部91に引き渡す。メイン制御部91は、受け取ったジョブをHDD16若しくはRAM12に一時保管し、ジョブ処理を行う。
アクセスタイマ管理部97は、ジョブ判断処理部96が記憶装置5へアクセスするタイミング(周期)を決定し、アクセス許可信号をジョブ判断処理部96へ送信する。ジョブ判断処理部96は、アクセスタイマ管理部97からのアクセスタイミング信号を受け取ると、記憶装置5にアクセスし、登録ジョブの有無の確認を行う。
また、アクセスタイマ管理部97は、MFP1の時計管理機能も備える。さらには、受信したジョブの終了時刻を計測する等の時間計算機能も備える。なお、アクセスタイマ管理部97の動作についての詳細は後述する。
スキャナ制御部98は、スキャナユニット60を制御する。具体的には、文字モード或いは写真モード等の種類がある原稿続み込みモードや、ADF使用或いは手置き等の種類がある原稿読み取り形態に対応したシーケンスの制御を行う。また、スキャナ制御部98は、FAX送信時の原稿の読み取りの際にスキャナユニット60を制御する。
プリンタ制御部99は、プリンタユニット70を制御するモジュールであって、ユーザが要求する印刷条件に対応したプリントシーケンスを実行する。印刷条件としては、片面印刷か両面印刷か、スタンプ印字をするか否か等が挙げられる。また、FAX受信時のプリントやPC6からのプリントの際に、プリンタユニット70を制御する。
パネル制御部100は、操作パネル80から入力された要求を実現するためのモジュールであって、操作パネル80から発信された信号をイベント処理として実行する。また、操作パネル80に表示される全ての画面処理プログラムを実行する。イベント処理は、画面が選択されたときの前処理、操作パネル80への画面表示処理、ソフトキーから入力される処理等である。イベント処理により、ユーザがパネル操作で指定した処理を実行するための通知がメイン制御部91へ行われ、次画面へ遷移することでユーザにMFPの応答を知らせる。
<画像形成装置及び画像処理システムの動作>
1.動作の概要
まず、第1の実施形態に係る画像処理システムの動作の概要を説明する。
図4は、第1の実施形態に係る画像処理システムの動作の概要を示すシーケンス図である。
図4に示すように、本実施の形態に係る画像処理システムでは、(1)ユーザがPC6(若しくはMFP)からジョブ処理を要求すると、(2)PC6から記憶装置5へジョブデータが送信され格納される。(3)各MFP1,2,3,…は、記憶装置5内に未処理ジョブが格納されているか否かを所定周期でチェックしており、未処理ジョブが格納されていると判断すると、(4)当該ジョブが自装置で処理可能か否かを判断する。
(5)自装置で処理可能と判断したMFP(図4の例ではMFP−1、MFP−2、MFP−3)は、当該ジョブを自装置で処理することを希望する旨を示す動作として、当該ジョブを処理するとした場合にとり得る条件を示す情報(自機情報)を記憶装置5内の所定のフォルダに格納させる(自機情報のエントリ)。そして、当該ジョブに対する他のMFPの前記ジョブを処理するとした場合にとり得る条件を示す情報(他機情報)のエントリが行われているか否かをチェックする。他のMFPによるエントリが行われている場合には、自機情報と他機情報とを比較して、自装置が当該ジョブを処理するのに最適なMFPであるか否かを判断する。
一方、自装置で処理可能でないと判断したMFP(図4の例ではMFP−n)は、自機情報のエントリを行わず、また、他機情報のエントリのチェックも行わない。
(6)自装置が最適と判断したMFP(図4の例ではMFP−3)は、当該ジョブデータを取得し、(7)当該ジョブを処理して、(8)〜(9)当該ジョブが終了するとその旨をPC6を介してユーザへ通知する。
このように、本実施の形態に係る画像処理システムでは、各MFPが自装置で未処理のジョブを処理するか否かを判断する構成であるため、従来のようなMFPを選定する機能を有するサーバが不要になる。そして、自装置で当該ジョブを処理可能であると判断したMFPだけが記憶装置5に自機情報(機能/ステータス情報に相当)を送信する構成であるため、MFPの台数が多いシステムであっても、ネットワークに負荷がかかり難く、ジョブの処理が遅れ難い。
2.動作の詳細
図5は、第1の実施形態に係る画像処理システムの動作を説明するための概念図である。図6は、第1の実施形態に係る画像処理システムの動作の詳細を示すシーケンス図である。なお、図6では、ジョブ判断処理部96を「判断部」と、アクセスタイマ管理部97を「管理部」と省略して記載している。図7は、ジョブ受付画面の表示例を示す図である。図8は、ジョブデータの一例を示す図である。
以下に、3台のMFPを有する画像処理システムにおいて、ジョブ処理が終了する迄の一連の動作(1)〜(16)を、PCで作成した文書をMFPでプリントする場合を例に挙げて説明する。
(1)ジョブ処理の要求
図5及び図6に示すように、例えば、ユーザがPC6からジョブ処理の要求を行う際には、図7に示すようなジョブ受付画面から印刷条件等の処理条件(プロパティ)の入力が行われる。
ジョブ受付画面は、ユーザからの印刷等のジョブにおける機能の選択、入力等を受け付けるための画面であり、印刷、FAX送信、スキャン等の各種機能を選択するためのタブと、当該機能における印刷条件、FAX送信条件、スキャン条件等の処理条件(プロパティ)を入力するためのボックス等が表示されている。
ユーザは、ジョブ受付画面から実行したい機能と条件をタッチ入力等することができる。例えば、原稿画像を印刷する場合には、まず印刷のタブをタッチして、印刷条件用の入力画面(図7)を表示させる。部数や色などのボックスにタッチすると、部数等を入力、選択等するための別の画面が表示されるようになっており、当該画面から部数等を入力等することができる。印刷条件の入力終了後、OKボタンが押されると、入力された情報がジョブの処理条件として設定される。
以上のようなジョブ処理の要求によりジョブデータが生成される。図8に示すように、ジョブデータは、ジョブID、文書データ及び処理条件(図8の例では印刷条件)等で構成される。ジョブIDは、例えば「Job−0001」というように、記憶装置5に登録された順で一意的に割り付けられる。処理条件は、印刷条件の場合、例えば、色、原稿サイズ、出力サイズ、部数、ページ割付、印刷面及びステープル等の条件で構成される。FAX送信条件の場合、例えば原稿サイズ、送信規格、解像度、Fコード等の条件で構成される。
(2)ジョブデータの送信及び登録
図5及び図6に示すように、ジョブ処理の要求を受け付けたPC6は、ジョブデータを記憶装置5へ送信する。送信されたジョブデータは記憶装置5に格納され、これによりジョブが登録される。
(3)ジョブのチェック
図5及び図6に示すように、各MFP1,2,3は、所定周期で記憶装置5にアクセスし、記憶装置5内に未処理のジョブが登録されているか否かの確認であるジョブチェックを行う。各MFP1,2,3のアクセスタイマ管理部97は、全て略同じ周期でアクセスタイミング信号を生成しており、当該アクセスタイミング信号がイネーブル状態になった時をトリガとして、ジョブ判断処理部96が記憶装置5へアクセスを行う。
図6に示すように、アクセスタイマ管理部97は、MFP1,2,3の本体電源をONにした時にアクセスタイミング信号の生成を開始する。したがって、各MFP1,2,3のアクセスタイミング信号は、必ずしも位相が一致するとは限らず、図6に示す例のように、通常異なる位相となる。本実施の形態では位相がずれた場合について説明している。但し、位相がずれたといってもそのずれは通常数ミリ秒であるため、位相はほぼ一致していると考えて良い。なお、例えばアクセスタイマ管理部97の時計機能を利用すれば、全てのMFPの位相を一致させることが可能である。
各MFP1,2,3が1回目のジョブチェックを行った時、記憶装置5には未処理のジョブが登録されていない。したがって、各MFP1,2,3は待機状態のままである。2回目のジョブチェックが行われた時、記憶装置5には未処理のジョブが登録されており、各MFP1,2,3はその登録を検知認識する。
ジョブ判断処理部96は、未処理のジョブの登録を検知すると、アクセスタイマ管理部97にその旨を通知する。
(4)第1判断
各MFP1,2,3のジョブ判断処理部96は、第1判断として、検知認識したジョブが自装置で処理可能であるか否か判断する。
図9は、第1の判断について説明するための概念図である。図10は、図9に示す各MFPの機能情報の内容を示す図である。
図9に示すように、各MFP1,2,3のジョブ判断処理部96は、記憶装置5からジョブデータの処理条件を取得し、自装置で当該ジョブを処理可能か否か判断する。この判断は、自装置で処理可能な機能を示す機能情報と、取得した処理条件を比較することにより行われる。
具体的には、取得した処理条件(ジョブID0001のカラープリント機能ジョブの処理条件)が図8に示すような内容であり、各MFP1,2,3の機能情報が図10に示す内容である場合には、カラー機であるMFP1とMFP3が印刷条件を満たす。一方、MFP2はモノクロ機であるため印刷条件を満たさない。したがって、MFP1及びMFP3のみが自装置でジョブ処理可能と判断する。なお、機能情報は、MFP毎に自装置のフラッシュメモリ14等に予め格納されている。
各MFP1,2,3において、ジョブ判断処理部96からの通知を受けたアクセスタイマ管理部97は、図6に示すようにアクセスタイミング信号の周期を変更する。具体的には、現在の周期の2倍+α程度の周期に変更する。上述したように、各MFP1,2,3のアクセスタイミング信号の周期は全て略同じ値に設定されているため、少なくとも2倍以上の周期に変更すれば、理論的には、次のアクセス迄の間にシステム内の全てのMFP1,2,3が変更前の周期で最低でも1回記憶装置にアクセスして自機情報をエントリ可能であるからである。
なお、アクセスタイミングの周期は必ずしも変更する必要はない。アクセスタイミングの間隔が長くなると、それだけ未処理ジョブの待機時間も長くなるからである。例えば、あるMFPがプリントジョブ処理中に、FAX送信ジョブを受け取った場合には、アクセスタイミングが長くされる場合よりも早くジョブチェックを行えるようになる。
一方、第1の判断において、処理可能でないと判断をしたMFP2のジョブ判断処理部96は、アクセスタイマ管理部97へジョブIDが「Job−0001」のジョブにはエントリを行わないことを通知する。通知を受けたアクセスタイマ管理部97は、MFP2が次のジョブチェックを早く行えるように、アクセスタイミング信号の周期を元の周期に戻す。
(5)自機情報のエントリ
自装置で処理可能であると判断したMFP1及びMFP3は、それぞれ自機情報をエントリする。具体的には、エントリファイルを作成して記憶装置5に格納させる(登録する)。
図12は、エントリファイルの一例を示す図である。エントリファイルのファイル名は、ジョブデータとMFPとが一対一で対応するように、例えば、「ジョブID.MFP名称」というような一定の規則に基づいて定められる。
エントリファイルには、ジョブを処理するとした場合にとり得る条件を示す情報として、能力情報及びステータス情報が書き込まれる。
能力情報は、例えば、印刷であれば、システム速度、ファーストコピータイム、最大コピー数、給紙容量、緋紙トレイ容量等の生産性に関する情報、及び、解像度(600dpi、1800dpi等)、階調数(256等)、文字/写真モ−ド等の画質モードに関する情報、及び、サ−ビスメンテナンス費用,用紙(再生紙、純正紙等)、消費電力、機器寿命(使用頻度、トナー残量等)等のコストに関する情報等で構成される。
ステータス情報は、ジョブ処理中、ウォームアップ中、待機中等の情報で構成される。
能力情報及びステータス情報は、システム速度などの固定的な情報を除き、現在のステータスやトレイ用紙など、状態や値が変動する情報については、エントリファイル作成時にその都度書き換えられる。
なお、能力情報及びステータス情報は、優先度の高い順に上位から下位に向かって項目毎にエントリファイルに記載される。優先度は、例えば、ユーザ或いは管理者等が任意に設定できる。ここでは、画像処理システム内の全てのMFPに対し同じ優先度が設定される。これは、システム内において各MFPが同じ判断基準でジョブ処理を自装置で行うか否かを判断(後述する第2判断)できるようにするためである。
図11(a)は、生産性優先のエントリファイルの例であり、生産性に関する情報としてシステム速度が最上位に記載され、コストに関する情報の消費電力が最下位に記載される。一方、図11(b)は、コスト優先のエントリファイルの例である。消費電力が最上位に記載されており、生産性を優先した場合と順位が逆転していることが判る。
(6)他機情報のチェック
MFP1及びMFP3は、次のジョブチェック時に記憶装置5に他のMFPの自機情報がエントリされているか否かをチェックし、エントリされている場合はそのエントリファイルを取得する。一方、MFP2は、エントリの有無のチェックを行わないかわりに、別のジョブのチェックを開始する。
(7)第2判断
第2判断では、エントリしたMFP1,3それぞれが、ジョブ処理に最適なMFPを判断する。この判断は、記憶装置5に格納された各エントリファイルの内容を比較することによって行う。
図12は、第2の判断について説明するための概念図である。図12に示すように、エントリしたMFP1,3のジョブ判断処理部96は、アクセスタイミング信号がイネーブルになった時をトリガとして、記憶装置5内にある他のMFP1,3のエントリファイルを取得する。なお、エントリファイルの取得方法としては、MFP1,3にダウンロードする方法でも良いし、ダウンロードせず記憶装置5でエントリファイルをファイルオープンする方法を用いるとしても良い。
MFP1及びMFP3のジョブ判断処理部96は、エントリファイルのファイル名を参照してJob−0001に対してのエントリファイルを取得する。具体的には、ファイル名の前半部分(ピリオドよりも前の部分)が「Job‐0001」であるエントリファイルを検索し、自装置のエントリファイルを除く他のMFPのエントリファイルのみを取得する。自装置のエントリファイルしかない場合はエントリファイルを取得しない。なお、自装置のエントリファイルも取得する構成であっても良い。
図12に示す例では、MFP1は、Job−0001に対してのMFP3のエントリファイル「Job−0001.mfp3」を取得し、MFP3は、Job−0001に対してのMFP1のエントリファイル「Job−0001.mfp1」を取得する。
エントリファイルの内容の比較は、まず、各MFPのジョブ判断処理部96が取得した印刷条件を参照し、優先順位の高いものから順番にエントリファイルの能力情報及びステータス情報をチェックすることにより行う。
図11(a)に示すエントリファイルを例に挙げると、まずシステム速度を比較する。MFP1及びMFP3は、いずれもシステム速度が45ppmであるために優劣の差はなしと判断する。次に、現在のステータスを比較する。MFP1はウォームアップ中であり直ぐにはジョブを処理できないが、MFP3は待機中であり直ぐにジョブを処理できるため、この時点でMFP1よりもMFP3の方がジョブ処理に適していると判断する。
この判断は、MFP1及びMFP3のジョブ判断処理部96がそれぞれ行うが、各ジョブ判断処理部96は、予め決められたジョブ処理判断のための共通の基準に基づいて判断を行うため判断結果は一致する。すなわち、MFP1及びMFP3のジョブ判断処理部96のいずれもがMFP3がジョブ処理に最適なMFPであると判断する。
最適なMFPでないと判断されたMFP1では、ジョブ判断処理部96がアクセスタイマ管理部97へJob−0001を処理しないと通知する。通知を受けたアクセスタイマ管理部97は、MFP1が次のジョブチェックを早く行えるように、アクセスタイミング信号の周期を元の周期に戻す。
(8)他機エントリファイルの削除
図12に示すように、ジョブ処理を処理することに決まったMFP3は、他のMFPのエントリファイルを削除する。具体的には、job−0001に対するMFP1のエントリファイル「job−0001.mfp1」を削除する。これにより、記憶装置5内のJob−0001に対する関するエントリファイルはMFP3のエントリファイル「job−0001.mfp3」だけとなるため、MFP3がJob−0001を処理することが明示される。
尚、他のMFPのエントリファイルを削除するだけでは、他のMFPがあるタイミングにおいて、「job−0001」を参照してエントリファイルを作成してしまう可能性も考えられる。このため、MFP3は、他のMFPのエントリファイルを削除すると同時に、ジョブファイル名「job−0001」を、例えば「Dmfp3−job−0001」などのように変更するようにしてもよい。これにより、処理決定後の、他のMFPからのエントリファイルの作成を防止し、当該ジョブ(「job−0001」)をMFP3が処理することが明示される。
(9)PCへの機器名の通知
MFP3のジョブ判断処理部96は、ジョブ処理を要求したPC6に、MFP3がジョブ処理を処理することを通知する。
(10)ユーザへの機器名の通知
PC6は、ジョブ処理を要求したユーザに、どのMFPから印刷結果が出力されるのかを通知する。
(11)ジョブデータの取得
MFP3は、記憶装置5からジョブデータ「Job‐0001」をダウンロードする。
(12)ジョブ処理
MFP3は、ユーザにより指定された印刷条件に従ってジョブを処理する。
(13)記憶装置へのジョブ終了の通知
MFP3は、ジョブが終了すると、記憶装置5へジョブ終了の通知をする。
(14)PCへのジョブ終了の通知
また、MFP3は、ジョブが終了すると、ジョブ要求元のPC6にジョブの終了を通知する。
(15)ユーザへのジョブ終了通知
ジョブ終了通知を受けたPC6は、ユーザにジョブ処理終了を通知する。これにより、ユーザは文書データを印刷した用紙がMFP3から出力されたことを知る。
(16)ジョブデータの削除
MFP3は、処理が終了したジョブデータ「Job−0001」を記憶装置5から削除する。
以上のようにして、PCで作成された文書がMFP3でプリントされる。なお、画像処理システム内にジョブ処理が複数存在する場合は、ジョブ毎に上記と同様の処理が行われる。
<各画像形成装置の動作>
次に、MFP1,2・・それぞれにおけるジョブ処理動作について説明する。
図13は、各MFPで実行される処理の内容を示すフローチャートである。かかる処理は、MFPのCPU11が、フラッシュメモリ14やHDD16に格納されたプログラムを実行することにより、実行される。以下の各フローチャートも同様である。
図13に示すように、MFPは記憶装置5に対して所定周期でジョブチェックを行い、未処理のジョブの登録の有無を確認する(ステップS1)。
未処理のジョブが登録されていることを判断すると(ステップS2で「YES」)、登録されているジョブが自装置(自機)で処理可能か否かの第1の判断を行う(ステップS3)。一方、ジョブが登録されていない場合(ステップS2で「NO」)、引き続きジョブチェックを行う(ステップS1)。
自装置で処理可能であることを判断すると(ステップS4で「YES」)、自機情報をエントリし(ステップS5)、他のMFP(他機)のエントリがあるか否かを確認する(ステップS6)。
他のMFPのエントリがあることを判断すると(ステップS7で「YES」)、記憶装置5から他のMFPのエントリファイルを取得して、他機情報と自機情報とを比較し(ステップS8)、自装置が最適のMFPか否かの第2の判断を行う(ステップS9)。そして、自装置が最適のMFPであることを判断すると(ステップS10で「YES」)、文書データを取得、ここではダウンロードする(ステップS11)。一方、ステップS7において、他のMFPのエントリがないことを判断すると(ステップS7で「NO」)、文書データをダウンロードする(ステップS11)。
そして、当該ジョブを処理し(ステップS12)、ジョブが終了すると、記憶装置5及びPC6にジョブ終了を通知する(ステップS13)。その後、記憶装置5からジョブデータを削除して(ステップS14)、ジョブチェックに戻る(ステップS1)。
なお、ステップS4において自装置で処理可能でないことを判断した場合、ステップS10において自装置が最適のMFPでないことを判断した場合には、そのままステップS1に戻る。
図14は、図13におけるA−B間の処理の詳細を示すフローチャートである。図14に示すように、アクセスタイマ信号をチェックし(ステップS21)、イネーブルであれば(ステップS22で「YES」)、次に記憶装置5への未処理のジョブの登録の有無をチェックする(ステップS23)。
未処理のジョブの登録を判断すると(ステップS24で「YES」)、アクセスタイマ管理部97に未処理のジョブが登録されていることを通知する(ステップS25)。
なお、ステップS22においてイネーブルでないことを判断した場合、ステップS24においてジョブが登録されていないことを判断した場合には、ステップS21に戻る。
図15は、図13におけるB−C間の処理の詳細を示すフローチャートである。図15に示すように、記憶装置5からジョブの処理条件、例えばプリントジョブの場合には印刷条件を取得し(ステップS31)、当該印刷条件と自装置の機能情報とを比較する(ステップS32)。
印刷条件の項目として、色、原稿サイズ、出力サイズ、部数、ページ割付、印刷面、ステープルの有無の1つずつについて、要求されている条件を自装置において満たしているか否かを判断する。例えば、印刷条件が、色はカラー、原稿サイズはA4、出力サイズは原稿と同じ、部数は1、ページ割付は2in1、印刷面は両面、ステープルするである場合の具体例を説明する。まず自装置がカラープリント機能を有している場合には、条件を満たす、すなわちOKであるとして(ステップS33で「YES」)、ステップS34に移る。一方、カラープリント機能を有していない場合には、条件を満たさないと判断して(ステップS33で「NO」)、ステップS41に移る。
ステップS34では、原稿サイズとしてA4サイズを扱えるか否かを判断する。扱えることを判断すると(ステップS34で「YES」)、ステップS35に移る。一方、扱えないことを判断すると(ステップS34で「NO」)、ステップS41に移る。
以下同様に、出力サイズ(ステップS35)、部数(ステップS36)、ページ割付(ステップS37)、印刷面(ステップS38)、ステープル(ステップS39)のそれぞれについて順次、その条件を満たすか否かを判断する。
全ての条件を満たすことを判断すると(ステップS33〜39が全て「YES」)、自装置で処理可能と判断する(ステップS40)。
一方、いずれか1でも条件を満たさないことを判断すると、自装置では処理できないことを判断し(ステップS41)、アクセスタイマ管理部97にエントリを行わないことを通知する(ステップS42)。
図16は、図13におけるC−D間の処理の詳細を示すフローチャートである。図16に示すように、記憶装置5内に新規のエントリファイルを作成し(ステップS51)、当該エントリファイルに生産性に関する情報、現在のステータスに関する情報、画質モードに関する情報、コストに関する情報をそれぞれ書き込み(ステップS52〜55)、ファイル名を付加して(ステップS56)、エントリファイルを保存・登録する(ステップS57)。なお、MFP内でエントリファイルを完成し、これを記憶装置5に格納させる構成をとるとしても良い。
図17は、図13におけるD−E間の処理の詳細を示すフローチャートである。図17に示すように、アクセスタイマ信号をチェックし(ステップS61)、イネーブルの場合(ステップS62で「YES」)、当該ジョブに対する他のMFPのエントリファイルを検索する(ステップS63)。なお、イネーブルでない場合は(ステップS62で「NO」)、アクセスタイマ信号のチェックに戻る(ステップS61)。
他のMFPのエントリファイルがあることを判断すると(ステップS64で「YES」)、検索したエントリファイルを全て開き(ステップS65)、エントリファイルの内容を読み取る(ステップS66)。
次に、各エントリファイルの内容を優先度の高い情報順に比較する。例えば、MFP1及びMFP3の2つのエントリファイルが存在し、それぞれが図11(a)に示すような内容の場合、まず優先度の最も高い情報であるシステム速度について比較する(ステップS67)。
比較では、自装置が他装置よりも有利であるか、不利であるか、それとも同等であるかを判断する。そして、自装置が有利であることを判断すると(ステップS68で「有利」)、自装置でジョブを処理すると判断する(ステップS83)。自装置が不利であることを判断すると(ステップS68で「不利」)、自装置でジョブを処理しないと判断する(ステップS84)。同等と判断すると(ステップS68で「同等」)、次に優先度の高い情報である現在のステータスについて比較する(ステップS69)。
なお、上記比較は、2台のMFPがエントリした場合であったが、3台以上のMFPがエントリした場合は、最も有利なMFPのみが自装置が有利であると判断し(ステップS68で「有利」)、その他のMFPは不利であると判断する(ステップS68で「不利」)。最も有利なMFPが複数存在する場合は、それらMFPは同等であると判断し(ステップS68で「同等」)、残りのMFPは不利であると判断する(ステップS68で「不利」)。
現在ステータスの比較において、自装置が有利と判断すると(ステップS70で「有利」)、自装置でジョブを処理すると判断し(ステップS83)、自装置が不利と判断すると(ステップS70で「不利」)、自装置でジョブを処理しないと判断する(ステップS84)。同等と判断すると(ステップS70で「同等」)、トレイ用紙の種類について比較する(ステップS71)。
トレイ用紙の種類の比較において、自装置が有利と判断すると(ステップS72で「有利」)、ジョブを処理すると判断し(ステップS83)、自装置が不利と判断すると(ステップS72で「不利」)、ジョブを処理しないと判断する(ステップS84)。同等と判断すると(ステップS72で「同等」)、トレイ用紙の残量について比較する(ステップS73)。
トレイ用紙の残量の比較において、自装置が有利と判断すると(ステップS74で「有利」)、ジョブを処理すると判断し(ステップS83)、自装置が不利と判断すると(ステップS74で「不利」)、ジョブを処理しないと判断する(ステップS84)。同等と判断すると(ステップS74で「同等」)、トナー残量について比較する(ステップS75)。
トナー残量の比較において、自装置が有利と判断すると(ステップS76で「有利」)、ジョブを処理すると判断し(ステップS83)、自装置が不利と判断すると(ステップS76で「不利」)、ジョブを処理しないと判断する(ステップS84)。同等と判断すると(ステップS76で「同等」)、使用頻度について比較する(ステップS77)。
使用頻度の比較において、自装置が有利と判断すると(ステップS78で「有利」)、ジョブを処理すると判断し(ステップS83)、自装置が不利と判断すると(ステップS78で「不利」)、ジョブを処理しないと判断する(ステップS84)。同等と判断すると(ステップS78で「同等」)、消費電力について比較する(ステップS79)。
消費電力の比較において、自装置が有利と判断すると(ステップS80で「有利」)、ジョブを処理すると判断し(ステップS83)、自装置が不利と判断すると(ステップS80で「不利」)、ジョブを処理しないと判断する(ステップS84)。同等と判断すると(ステップS80で「同等」)、エントリファイルの作成時刻を比較する(ステップS81)。
自装置の作成時刻が先と判断すると(ステップS82で「YES」)、ジョブを処理すると判断し(ステップS83)、自装置の作成時刻が後と判断すると(ステップS82で「NO」)、ジョブを処理しないと判断する(ステップS84)。なお、ステップS84においてジョブを処理しないと判断した場合には、その旨をアクセスタイマ管理部97へ通知する(ステップS85)。
なお、上記は、生産性優先の場合であり、例えばコスト優先の場合には、図11(b)に示すエントリファイルにおける項目の上位から下位の順に有利、不利等が判断される。
図18は、図13におけるE−A間の処理の詳細を示すフローチャートである。図18に示すように、他のMFPのエントリファイルを削除し(ステップS91)、ユーザに対して自装置の機器名を通知し(ステップS92)、記憶装置5から文書データを取得して(ステップS93)、当該ジョブを処理する(ステップS94)。
ジョブが終了すると(ステップS95で「YES」)、ジョブ処理の終了をユーザへ通知し(ステップS96)、記憶装置5内のジョブデータを削除する(ステップS97)。
<まとめ>
以上説明したように、本実施の形態では、従来のようなサーバが不要になるのでコスト低減を図ることができる。また、サーバに障害が発生して一切のジョブ処理ができなくなるといった事態も起こらない。
また、ジョブの処理条件によって自機情報をエントリするMFPの台数が変わり、例えば特定のMFPだけに設けられた機能が処理条件として指定されたような場合に、自機情報をエントリするMFPの台数が減ってネットワーク負荷が低減される。さらに、自装置でジョブを処理可能であると判断したMFPのみから情報(エントリファイル)を取得するため、比較的短時間で情報を取得でき、その間に各MFPのステータスが変化してしまって最適なMFPを選択する判断を的確に行えなくなる事態が起こり難い。
また、さらに、図6に示すように自装置でジョブの処理を不可と判断(第1の判断)したMFP2は、他のMFP1、3が自機情報をエントリしてジョブ処理をするか否かを判断(第2の判断)を行っている間に、記憶装置5へアクセスして別のジョブ処理の可否を判断(第1の判断)する構成をとっている。この場合、例えばMFP2とMFP4(不図示)が当該別のジョブに対し自機情報のエントリを行うと、MFP2とMFP4の間で、上記MFP1とMFP3間で実行されていた第2の判断等が行われ、いずれかのMFPが当該ジョブを処理することになる。
従って、複数のジョブが存在する場合に、ジョブ毎にそのジョブに対する、上記(3)ジョブチェックから(16)ジョブデータ削除までの一連の処理を同時並行的に進行させることができ、あるジョブに対する一連の処理が終わるのを待ってから別のジョブに対する処理を開始するよりもシステムとしてジョブ処理全体に要する時間の短縮化を図ることができる。
なお、上記では、PC6から記憶装置5にジョブが送信される場合の例を説明したが、いずれかのMFPがユーザから直接ジョブの受け付けを行う場合にも適用できる。すなわち、1台のMFPが自装置の操作パネルからジョブを受け付けると、受け付けたジョブのデータが記憶装置5に送信され、当該ジョブが登録される。その後、上記のように各MFPによるジョブ処理可否の判断、自機情報のエントリ等の処理が実行される。
<登録機能の構成>
以上、外部記憶装置に記録されたジョブデータを各画像形成装置が個々に入手することにより、各画像形成装置が外部記憶装置を介してジョブを受ける経路(以下、「経路A」という)について詳細に説明したが、本実施の形態1の画像形成装置は、経路A以外の他の経路でもジョブデータを入手することができる。
本実施の形態1において、各画像形成装置がジョブデータを入手する入手経路は4つある。
図19は、ジョブデータの入手経路の概略を示す図である。
図19に示すように、ジョブデータの入手経路は、(1)経路A:画像形成装置が外部記憶装置に記録されたジョブデータを入手する経路、(2)経路B:ユーザがPCから、ネットワーク経由でジョブを指示する経路、(3)経路C:システム外部の装置より、ユーザが電話回線経由でジョブを指示する経路、(4)経路D:ユーザが操作パネルのスタートボタンを押すことにより、原稿を読み取らせる等、ユーザが画像形成装置に直接ジョブを指示する経路の4つがある。
このような異なる経路で受付けられる各ジョブデータに基づいて、原則的に受付け順にジョブが処理される。
ここで、従来の画像形成装置では、多数のジョブデータが集中して入手されたような場合に、順番がなかなか回ってこなくなったり、トナー切れ、用紙切れ、用紙詰まり、フィニッシャーフル、及び画像安定化処理等の事由により、ジョブの処理が長時間待たされることもある。
そこで、本発明の実施の形態1の画像形成装置では、一旦入手されたジョブデータに基づくジョブの処理が当初の予定通りに実行できなくなった場合や、ジョブデータを入手した際に、ジョブを実行するまでに許容を超える程に時間を要しそうな場合においても、ジョブを効率的かつ迅速に完了させることができるように、以下に説明するような登録機能を備えている。
図20は、登録機能の概略を示すブロック図である。
図20に示すように、画像形成装置100は、入手手段101、実行手段102、登録手段103を含む。
入手手段101は、図19に示すような4つの経路でジョブデータを外部より順次入手する。
実行手段102は、入手手段101により入手されたジョブデータに対応するジョブを、それぞれ適宜実行する。
登録手段103は、実行手段102により現時点においてまだ実行されない実行待ち状態のジョブや実行が中断している中断状態のジョブが存在する場合に、これらのジョブのジョブデータを外部記憶装置に送信して記憶させて、対応するジョブを、画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録する。
<登録機能の動作例1>
図21は、登録機能の動作例1の手順を示す図である。
登録機能の動作例1は、ジョブが中断された場合に、中断されたジョブ、及び実行待ちのジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させ
て、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録するものであり、図21に添って以下に詳細に説明する。
(1)入手手段101が次に実行すべきジョブデータを外部より入手することにより、ジョブを受付けるまで待つ(ステップS101)。なおここで複数のジョブデータが入手されている場合には、入手順、あるいは優先順位に従って順次処理する。
(2)ジョブを受付けると(ステップS101:Yes)、登録手段103が、トナー切れ、用紙切れ、用紙詰まり、フィニッシャーフル、及び画像安定化処理等が起こりジョブを中断しなければならないようなジョブ中断状態であるか否かを判断する(ステップS102)。
(3)ジョブ中断状態でない場合(ステップS102:No)には、実行手段102が外部より入手したジョブデータに基づくジョブを実行する(ステップS103)。
(4)ジョブの実行中において、登録手段103が、ジョブ中断状態になっているか否かを判断する(ステップS104)。
(5)ジョブ中断状態でない場合(ステップS104:No)には、ジョブの実行が終了するまで、ジョブ中断状態になっているか否かの判断を続け、ジョブの実行が終了したら、次のジョブを受付けに戻る(ステップS105)。
(6)新たなジョブを受付けた際にジョブ中断状態があった場合(ステップS102:Yes)、及び実行中にジョブ中断状態になった場合(ステップS104:Yes)には、登録手段103が、処理対象のジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録し、次のジョブを受付けに戻る(ステップS106)。
<登録機能の動作例2>
図22は、登録機能の動作例2の手順を示す図である。
登録機能の動作例2は、登録機能の動作1と同様にジョブが中断された場合に、中断されたジョブ、及び実行待ちのジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録するとともに、さらに、他のジョブの実行中にも実行待ちのジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録するものであり、図22に添って以下に詳細に説明する。
なお、登録機能の動作例1と同様のステップには同一番号を付し、その説明を省略する。
(1)〜(3)登録機能の動作例1の(1)〜(3)と同様(ステップS101〜S103)。
(4)入手手段101がジョブを受付け、実行待ちのジョブがあるか否かを判断する(ステップS111)。
(5)実行待ちのジョブがある場合(ステップS111:Yes)には、登録手段103が、処理対象のジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録する(ステップS112)。
(6)〜(8)登録機能の動作例1の(4)〜(6)と同様(ステップS104〜S106)。
<登録機能の動作例3>
図23は、登録機能の動作例3の手順を示す図である。
登録機能の動作例3は、登録機能の動作1と同様にジョブが中断された場合に、中断されたジョブ、及び実行待ちのジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録するとともに、さらに、他のジョブの実行中に実行待ちのジョブが所定数以上溜まった場合にも、溜まったジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録するものであり、図23に添って以下に詳細に説明する。
なお、登録機能の動作例1及び2と同様のステップには同一番号を付し、その説明を省略する。
(1)〜(3)登録機能の動作例1の(1)〜(3)と同様(ステップS101〜S103)。
(4)登録機能の動作例2の(4)と同様(ステップS111)。
(5)実行待ちのジョブがある場合(ステップS111:Yes)には、登録手段103が、所定数(例えば5個)以上のジョブが実行待ちであるか否かを判断する(ステップS121)。
(6)所定数以上のジョブが実行待ちである場合(ステップS121:Yes)には、登録機能の動作例2の(5)と同様に、処理対象のジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録する(ステップS112)。
(7)〜(9)登録機能の動作例1の(4)〜(6)と同様(ステップS104〜S106)。
なお、ステップS121において、実行待ちジョブの数が所定数以上であるか否かを判定しているが、ここでは、外部記憶装置に登録したほうがよいと思われる程度の許容を超えたジョブが溜まったことを判別することができるような指標であれば、何を判定しても構わないわけであり、例えば所定数未満であるか否かを判定してもよいし、実行待ちジョブの総データ量が所定量以上、あるいは所定量未満であるか否かを判定してもよい。
また、ステップS112において、外部記憶装置に記憶させるジョブデータは、少なくともステップS121において許容を超えたと判断された分のジョブのジョブデータであればよいので、ステップS121において許容を超えたと判断された分のジョブのジョブデータのみを記憶させてもよいし、あるいは全ての実行待ちのジョブのジョブデータを記憶させてもよい。
<登録機能の動作例4>
図24は、登録機能の動作例4の手順を示す図である。
登録機能の動作例4は、登録機能の動作1と同様にジョブが中断された場合に、中断されたジョブ、及び実行待ちのジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録するものであるが、ここで中断の原因が、用紙詰まりやフィニッシャーフル、あるいは画像安定化処理のように比較的容易に解消することができ復旧に時間がかからないと思われるような軽度なトラブル等によるものであれば、ジョブデータを外部記憶装置に記憶せずにトラブル等が解消するまで待つものであり、図24に添って以下に詳細に説明する。
なお、登録機能の動作例1と同様のステップには同一番号を付し、その説明を省略する。
(1)〜(5)登録機能の動作例1の(1)〜(5)と同様(ステップS101〜S105)。
(6)新たなジョブを受付けた際にジョブ中断状態があった場合(ステップS102:Yes)には、登録手段103が、中断の原因が、復旧に時間がかからないものとして予め規定された軽症トラブルであるか否かを判断する(ステップS131)。
(7)軽症トラブルである場合(ステップS131:Yes)には、トラブルが解消するまで、軽症トラブルか否かの判断を続けながら待つ(ステップS132)。
(8)実行中にジョブ中断状態になった場合(ステップS104:Yes)には、登録手段103が、中断の原因が、復旧に時間がかからないものとして予め規定された軽症トラブルであるか否かを判断する(ステップS133)。
(9)軽症トラブルである場合(ステップS133:Yes)には、トラブルが解消するまで、軽症トラブルか否かの判断を続けながら待つ(ステップS134)。
(10)新たなジョブを受付けた際にジョブ中断状態があり、かつ軽症トラブルでなかった場合(ステップS131:No)、及び実行中にジョブ中断状態になり、かつ軽症トラブルでなかった場合(ステップS133:No)には、比較的容易に解消することができず復旧に時間がかかると思われる重症トラブル又は不明なトラブルが発生したものと判断して、登録機能の動作例1の(6)と同様に、登録手段103が、処理対象のジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録し、次のジョブを受付けに戻る(ステップS106)。
なお、ステップS132、及びステップS134において、トラブルが解消するまで待っている間も軽症トラブルか否かの判断を続けているのは、軽症トラブルが解消するのを待っている間に軽症トラブル以外の重症トラブル又は不明なトラブルが発生するような場合に対処するためである。
<登録機能の動作例5>
図25は、登録機能の動作例5の手順を示す図である。
登録機能の動作例5は、登録機能の動作1と同様にジョブが中断された場合に、中断されたジョブ、及び実行待ちのジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録するものであるが、中断されたジョブについては、全てのジョブデータを記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録する場合と、未処理部分のみを実行させるジョブデータを記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録する場合とを、予め設定した条件に従って切り替えるものであり、図25に添って以下に詳細に説明する。
なお、登録機能の動作例1と同様のステップには同一番号を付し、その説明を省略する。
(1)〜(5)登録機能の動作例1の(1)〜(5)と同様(ステップS101〜S105)。
(6)実行中にジョブ中断状態になった場合(ステップS104:Yes)には、登録手段103が、予め設定した条件(以下「切り替え条件」という)に従って、未処理部分のみを実行させるジョブデータを引き渡すか(「継続ジョブデータ」という)、全てのジョブデータ(以下「元ジョブデータ」という)を引き渡すかを判断する(ステップS141)。ここで、切り替え条件は、例えば、プリントジョブにおいて、写真モードの設定時には画像形成装置が途中で変わると途中から色見が変わってしまう可能性があるので元ジョブデータを引き渡すことにし、文字モードの設定時には色見を考慮する必要がないと考えられるので継続ジョブデータを引き渡すことにし、例えば、現像調整項目が設定されている場合には、色見等の見た目を重視していると考えられるので、必ず元ジョブデータを引き渡すことにし、また例えば、ブックレットやステーブルなどの特定の仕上げが設定されている場合には、複数の画像形成装置で実行すると仕上げができなくなるので必ず元ジョブデータを引き渡すことにする。
(7)継続ジョブデータを引き渡すと判断された場合(ステップS141:Yes)には、登録手段103が、継続ジョブデータ生成して外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録し、次のジョブを受付けに戻る(ステップS142)。
(8)新たなジョブを受付けた際にジョブ中断状態があった場合(ステップS102:Yes)、及び実行中にジョブ中断状態になり、かつ継続ジョブデータを引き渡すと判断されなかった場合(ステップS142:No)には、登録機能の動作例1の(6)と同様に、登録手段103が、処理対象のジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録し、次のジョブを受付けに戻る(ステップS106)。
<登録機能の動作例6>
図26は、登録機能の動作例6の手順を示す図である。
登録機能の動作例6は、登録機能の動作1と同様にジョブが中断された場合に、中断されたジョブ、及び実行待ちのジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録するさせるとともに、さらに、経路A以外の他の経路で自装置にて実行が許可されていない種類のジョブのジョブデータを入手した場合に、当該ジョブデータを無条件で外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録するものであり、図26に添って以下に詳細に説明する。
なお、登録機能の動作例1と同様のステップには同一番号を付し、その説明を省略する。
(1)登録機能の動作例1の(1)と同様(ステップS101)。
(2)ジョブを受付けると(ステップS101:Yes)、登録手段103が、自装置にて実行が許可されている種類のジョブのジョブデータであるか否かを判断する(ステップS151)。ここで、自装置にて実行が許可されていない種類のジョブであっても、画像処理システム中の画像形成装置のうちの少なくとも1台において実行が許可されているものであれば、本装置において受付けることができる。なお画像処理システム中の画像形成装置のうちの1台も実行が許可されていないジョブは受付けても処理できないので基本的に受付けない。
(3)〜(6)登録機能の動作例1の(2)〜(5)と同様(ステップS102〜S105)。
(7)新たなジョブを受付けた際に自装置にて実行が許可されている種類のジョブでない場合(ステップS151:No)、新たなジョブを受付けた際にジョブ中断状態があった場合(ステップS102:Yes)、及び実行中にジョブ中断状態になった場合(ステップS104:Yes)には、登録機能の動作例1の(6)と同様に、登録手段103が、処理対象のジョブのジョブデータを外部記憶装置に記憶させて、対応するジョブを画像処理システム内のいずれかの画像形成装置が実行すべきである旨を登録し、次のジョブを受付けに戻る(ステップS106)。
なお、ステップS151において、自装置にて実行が許可されていない種類のジョブと判断した場合には、ステップS106においてジョブデータの全てを外部記憶装置に記憶させているが、受付けたジョブデータにおいて、自装置にて実行が許可されている部分と、自装置にて実行が許可されていない部分とがあるような場合には、許可されている部分のみを自装置で実行し、許可されていない部分だけを外部記憶装置に記憶させてもよい。
なお、上記登録機能の動作1〜6をそれぞれ任意に組み合わせてもよい。
また、コンピュータに本実施の形態1及び2のような動作を実行させることができるプログラムがコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、この記録媒体が流通し取り引きの対象となり得る。また、当該プログラムは、例えばネットワーク等を介して流通して取り引きの対象となり得、また、表示装置に表示されたり印刷されて、ユーザに提示されることもあり得る。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、CD、MO、DVD、メモリカード等の着脱可能な記録媒体、及び、ハードディスク、半導体メモリ等の固定記録媒体等であり、特に限定されるものではない。
本発明は、MFPなどの画像形成装置の技術分野に広く適用することができる。
本発明によって、ジョブの実行までに時間がかかりそうな状況になっても、ジョブデータを外部記憶装置に登録することにより画像処理システム内のいずれかの画像形成装置によってジョブを実行させることができるので、効率的かつ迅速にジョブが完了する信頼性の高いシステムの構築に寄与することができその産業的利用価値は極めて高い。
第1の実施形態に係る画像処理装置システムの全体構成を模式的に示す図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るMFP全体制御ソフトウエアを示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像処理システムの動作の概要を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る画像処理システムの動作を説明するための概念図である。 第1の実施形態に係る画像処理システムの動作の詳細を示すシーケンス図である。 ジョブ受付画面の表示例を示す図である。 ジョブデータの一例を示す図である。 第1の判断について説明するための概念図である。 図10に示す各MFPの機能情報の内容を示す図である。 エントリファイルの一例を示す図である。 第2の判断について説明するための概念図である。 各画像処理装置で実行される処理の内容を示すフローチャートである。 図13におけるA−B間の処理の詳細を示すフローチャートである。 図13におけるB−C間の処理の詳細を示すフローチャートである。 図13におけるC−D間の処理の詳細を示すフローチャートである。 図13におけるD−E間の処理の詳細を示すフローチャートである。 図13におけるE−A間の処理の詳細を示すフローチャートである。 ジョブデータの入手経路の概略を示す図である。 登録機能の概略を示すブロック図である。 登録機能の動作例1の手順を示す図である。 登録機能の動作例2の手順を示す図である。 登録機能の動作例3の手順を示す図である。 登録機能の動作例4の手順を示す図である。 登録機能の動作例5の手順を示す図である。 登録機能の動作例6の手順を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4・・・ MFP
5 記憶装置
6 PC
7 ネットワーク
10 MFP制御コントローラ
11 CPU
12 RAM
13 暗号化基板
14 フラッシュメモリ
15 NVRAM
16 HDD
20 ネットワークユニット
30 シリアル通信ユニット
40 ローカル接続ユニット
50 FAXユニット
60 スキャナユニット
70 プリンタユニット
80 操作パネル
90 MFP全体制御ソフトウエア
91 メイン制御部
92 FAX処理部
93 ネットワーク処理部
94 PCScanアプリ
95 PCPrintアプリ
96 ジョブ判断処理部
97 アクセスタイマ管理部
98 スキャナ制御部
99 プリンタ制御部
100 パネル制御部
100 画像形成装置
101 入手手段
102 実行手段
103 登録手段

Claims (10)

  1. 外部記憶装置と複数の画像形成装置とが、ネットワークを介して通信可能に接続され、前記外部記憶装置に、画像形成処理を含むジョブを実行するために必要なデータであるジョブデータが記憶されて、対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨が登録される画像処理システムおける画像形成装置であって、
    1つ又は複数のジョブデータを、外部より順次入手する入手手段と、
    入手手段により入手された各ジョブデータに対応するジョブを、それぞれ適宜実行する実行手段と、
    実行手段により現時点においてまだ実行されない実行待ち状態のジョブ、又は実行が中断している中断状態のジョブが存在する場合に、当該ジョブのジョブデータを前記外部記憶装置に送信して記憶させて、対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録する登録手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記登録手段は、
    一のジョブについて実行不可能な異常事態が発生して、復旧の予測ができない状態であることにより、当該一のジョブがいつ実行されるかが不明な場合に、実行待ち状態のジョブ、又は中断状態のジョブが存在すると判断して、当該一のジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記登録手段は、
    復旧に時間がかからないものとして予め規定された軽症トラブルが発生したことにより、一のジョブが実行されない場合には、当該一のジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録せず、
    前記軽症トラブル以外の重症トラブル又は不明なトラブルが発生したことにより、一のジョブが実行されない場合には、当該一のジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記登録手段は、
    一のジョブの実行途中に異常事態が発生して、当該一のジョブの実行が中断している場合には、当該一のジョブの未処理部分のみを実行させる継続ジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記登録手段は、
    第1のジョブを実行中であることにより、第2のジョブが現時点において実行できない場合には、実行待ち状態のジョブ、又は中断状態のジョブが存在すると判断して、当該第2のジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記登録手段は、
    所定数未満、又は所定量未満のジョブが、実行待ち状態、又は中断状態である場合には、いずれのジョブに関しても前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録せず、
    前記所定数以上、又は前記所定量以上のジョブが、実行待ち状態、又は中断状態である場合には、少なくとも当該所定数以上、又は当該所定量以上とされたジョブに関して前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記入手手段は、
    前記外部記憶装置からは、自装置にて実行が許可された種類のジョブのジョブデータのみを入手し、
    当該外部記憶装置以外からは、自装置にて実行が許可された種類のジョブのジョブデータと、自装置にて実行が許可されていないが前記画像処理システム中の画像形成装置のうちの少なくとも1台においては実行が許可された種類のジョブのジョブデータとを入手し、
    前記登録手段は、
    前記入手手段により前記外部記憶装置以外から、自装置にて実行が許可されていない種類のジョブのジョブデータを入手した場合には、無条件で前記外部記憶装置に、対応するジョブを前記複数の画像形成装置のうちのいずれかが実行すべきである旨を登録すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 当該画像形成装置は、さらに、
    未処理のジョブのジョブデータが前記外部記憶部に格納されている場合に、自装置で処理可能なジョブを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段により判断されたジョブを処理するとした場合にとり得る条件を示す情報を前記外部記憶部に送信し格納させる送信手段と、
    他の画像形成装置により前記外部記憶部に格納されている、前記ジョブを処理するとした場合にとり得る条件を示す情報を取得する取得手段と、
    自装置の前記とり得る条件を示す情報と前記取得手段により取得された他の画像形成装置の前記とり得る条件を示す情報とを参照し、予め決められた共通の基準に基づいて前記ジョブを自装置で処理するか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段により前記ジョブを自装置で処理することが判断されると、前記ジョブを処理するジョブ処理手段とを備えること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 外部記憶装置と複数の画像形成装置とが、ネットワークを介して通信可能に接続され、前記外部記憶装置に、画像形成処理を含むジョブを実行するために必要なデータであるジョブデータが記憶されて、対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨が登録される画像処理システムおける画像形成方法であって、
    1つ又は複数のジョブデータを、外部より順次入手する入手ステップと、
    入手ステップにより入手された各ジョブデータに対応するジョブを、それぞれ適宜実行する実行ステップと、
    実行ステップにより現時点においてまだ実行されない実行待ち状態のジョブ、又は実行が中断している中断状態のジョブが存在する場合に、当該ジョブのジョブデータを前記外部記憶装置に送信して記憶させて、対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録する登録ステップと
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  10. 外部記憶装置と複数の画像形成装置とが、ネットワークを介して通信可能に接続され、前記外部記憶装置に、画像形成処理を含むジョブを実行するために必要なデータであるジョブデータが記憶されて、対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨が登録される画像処理システムおける画像形成プログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    1つ又は複数のジョブデータを、外部より順次入手する入手ステップと、
    入手ステップにより入手された各ジョブデータに対応するジョブを、それぞれ適宜実行する実行ステップと、
    実行ステップにより現時点においてまだ実行されない実行待ち状態のジョブ、又は実行が中断している中断状態のジョブが存在する場合に、当該ジョブのジョブデータを前記外部記憶装置に送信して記憶させて、対応するジョブを前記複数の画像形成装置のいずれかが実行すべきである旨を登録する登録ステップと
    を実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016076059A1 (ja) * 2014-11-12 2016-05-19 コニカミノルタ株式会社 器官画像撮影装置およびプログラム

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