JP2009012020A - プレス用案内装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブッシュの焼き付きが生じにくいプレス用案内装置を提供する。
【解決手段】ガイド杆が立設された固定台とガイド孔が形成された可動台とを備え、可動台のガイド孔に固定台のガイド杆が摺動可能の状態で内嵌めされた案内装置おいて、可動台に透孔を形成し、この透孔に焼結含油合金製のブッシュを嵌着することによって前記ガイド孔を構成するとともにこのガイド孔の内壁面に油溝を周方向に向かって形成する。
【効果】ガイド杆がガイド孔を摺動する際にブッシュ内に含まれている潤滑油が摺動面に滲み出てくるとともにに前記油溝に溜まるため、注油をしなくてもブッシュの焼付けは生じにくい。
【選択図】図3
【解決手段】ガイド杆が立設された固定台とガイド孔が形成された可動台とを備え、可動台のガイド孔に固定台のガイド杆が摺動可能の状態で内嵌めされた案内装置おいて、可動台に透孔を形成し、この透孔に焼結含油合金製のブッシュを嵌着することによって前記ガイド孔を構成するとともにこのガイド孔の内壁面に油溝を周方向に向かって形成する。
【効果】ガイド杆がガイド孔を摺動する際にブッシュ内に含まれている潤滑油が摺動面に滲み出てくるとともにに前記油溝に溜まるため、注油をしなくてもブッシュの焼付けは生じにくい。
【選択図】図3
Description
本発明はプレス用案内装置に関するものであり、ガイド杆が立設された固定台とガイド孔が形成された可動台とからなり、プレスにおける雄型又は雌型の進退をガイドするために使用されるものである。
この種の案内装置は、例えば、図5に示すように、固定台10に雄型Mに設置するとともに可動台20を雌型Fに設置し、この雌型Fが進退する際に可動台20のガイド孔21に固定台10のガイド杆11を嵌挿させた状態で摺動させるものである。
ところで、従来におけるこの種の案内装置にあっては、
(1).可動台20にガイド孔21が直接形成されているもの(プレーンタイプ)
(2).可動台20におけるガイド孔21の内壁面に固形潤滑材(黒鉛,モリブデン)が埋め込まれているもの(無給油タイプ)
が存在した。
ところで、従来におけるこの種の案内装置にあっては、
(1).可動台20にガイド孔21が直接形成されているもの(プレーンタイプ)
(2).可動台20におけるガイド孔21の内壁面に固形潤滑材(黒鉛,モリブデン)が埋め込まれているもの(無給油タイプ)
が存在した。
しかしながら、前者にあっては、寿命が短いとともにガイド孔の内壁面又はガイド杆の焼付けを防止するために潤滑油を頻繁に注油しなければならないという不都合を有し、
また、後者にあっては、固形潤滑材として使用するモリブデン又は黒鉛が高価であるため、装置自体のコストが高額化せざるをえないという不都合を有した。
また、後者にあっては、固形潤滑材として使用するモリブデン又は黒鉛が高価であるため、装置自体のコストが高額化せざるをえないという不都合を有した。
この発明の課題は、これらの不都合を解消することである。
上記課題を達成するために、発明者は鋭意研究した結果この発明を完成したものである。
この発明に係るプレス用案内装置においては、ガイド杆が立設された固定台とガイド孔が形成された可動台とを備え、前記可動台のガイド孔に前記固定台のガイド杆が摺動可能の状態で内嵌めされたプレス用案内装置において、前記可動台に透孔を形成し、この透孔に焼結含油合金製のブッシュを嵌着することによって前記ガイド孔を構成するとともにこのガイド孔の内壁面に油溝を周方向に向かって形成したものである。
なお、前記可動台における前記透孔の上端側に前記透孔よりも大径の大径部を形成し、この大径部に前記ブッシュを突出させ、この突出した部分にクリップを外嵌めするとともにこのクリップを前記ブッシュの外壁面から突出させることもできる。
また、前記可動台に前記ブッシュをビス止めすることもできる。
この発明に係るプレス用案内装置上記のように構成されているため、即ち、ガイド杆が立設された固定台とガイド孔が形成された可動台とを備え、前記可動台のガイド孔に前記固定台のガイド杆が摺動可能の状態で内嵌めされたプレス用案内装置において、前記可動台に透孔を形成し、この透孔に焼結含油合金製のブッシュを嵌着することによって前記ガイド孔を構成するとともにこのガイド孔の内壁面に油溝を周方向に向かって形成したため、
ガイド杆がガイド孔を摺動する際にブッシュ内に含まれている潤滑油が摺動面に滲み出てくるとともにに前記油溝に溜まるため、注油をしなくてもブッシュの焼付けは生じにくいものである。
ガイド杆がガイド孔を摺動する際にブッシュ内に含まれている潤滑油が摺動面に滲み出てくるとともにに前記油溝に溜まるため、注油をしなくてもブッシュの焼付けは生じにくいものである。
なお、前記可動台における前記透孔の上端側に前記透孔よりも大径の大径部を形成し、この大径部に前記ブッシュを突出させ、この突出した部分にクリップを外嵌めするとともにこのクリップを前記ブッシュの外壁面から突出させれば、ガイド杆がガイド孔から抜け出ようとする際にクリップが透孔の上端面に掛け止めされるため、可動台からのブッシュの抜け止めを防止することができる。
なお、前記可動台に前記ブッシュをビス止めすれば、ガイド杆がガイド孔を摺動する際にブッシュが動くことはないため、可動台からのブッシュの抜け止めを防止することができる。
ガイド杆が立設された固定台とガイド孔が形成された可動台とを備えている。前記可動台のガイド孔に前記固定台のガイド杆が摺動可能の状態で内嵌めされている。前記可動台のガイド孔の内壁を焼結含油合金製のブッシュを嵌着することによって構成する。このガイド孔の内壁面に油溝を周方向に向かって形成する。前記可動台における前記ガイド孔の上端側に前記ガイド孔よりも大径の大径部を形成する。この大径部に前記ブッシュを突出させ、この突出した部分にクリップを外嵌めするとともにこのクリップを前記大径部の底面に係止可能とする。
以下、この発明に係るプレス用案内装置を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明に係るプレス用案内装置における可動台の平面図、図2は図1におけるII-II 線断面図、図3は前記可動台に固定台が嵌挿した状態の断面図、図4は可動台における他の実施例の図2に相当する図である。
プレス用案内装置Aは従来例で説明したように固定台10と可動台20とから構成されている。
図3において、12は前記固定台10の基盤であり、鋳造によって矩形状に形成されている。この基盤12を介して固定台10は前記雄型Mに固定される。13は固定孔であり、前記基盤12の中心部に形成されている。また、11はガイド杆であり、前記固定孔13に圧入されている。このガイド杆11は円柱状であり上方に突出している。
図1及び図2において、22は前記可動台20の基盤であり、鋳造によって略矩形状に形成されている。この基盤22を介して可動台20は前記雌型Fに固定される。23は透孔であり、前記基盤12の中心部に形成されている。24は大径部であり、前記可動台20における前記透孔23の上端側に形成されている。この大径部24は前記透孔23と同心円状であり、この透孔23よりも大径である。
26は焼結含油合金製のブッシュであり、前記透孔23に圧入することによって嵌着されている。このブッシュ26の内壁面がこのガイド孔21を構成する。27,27 は環状の油溝であり、前記ブッシュ26の内壁面に周方向に形成されている。この油溝27,27 には、前記ブッシュ26から滲み出た潤滑油が溜まり、前記ガイド孔21を進退する前記ガイド杆11の滑りを良くする。
次に、28はサークリップ(この発明の「クリップ」に相当する)であり、前記ブッシュ26の大径部24に突出した部分に掛け止めされている。このサークリップ28は前記ブッシュ26の外壁面から突出している。
なお、図4に示すように、前記可動台20に前記透孔23に連通するネジ孔30,30 を設け、このネジ孔30,30 に固定ビス31,31 をネジ嵌めし、その先端面で前記ブッシュ26を押圧することによって、前記可動台20に前記ブッシュ26を固定することもできる。
この発明に係るプレス用案内装置はガイド杆がガイド孔を摺動する際にブッシュ内に含まれている潤滑油が摺動面に滲み出てくるとともにに前記油溝に溜まるため、注油をしなくてもブッシュの焼付けは生じにくいものである。維持管理がしやすいとともに剛性が優れているためその利用価値は高いものである。
A … プレス用案内装置
10 … 固定台
20 … 可動台
11 … ガイド杆
12 … 基盤(固定台の)
13 … 固定孔
22 … 基盤(可動台の)
21 … ガイド孔
23 … 透孔
24 … 大径部
26 … 焼結含油合金製のブッシュ
27 … 油溝
28 … サークリップ(クリップ)
30 … ネジ孔
31 … 固定ビス
10 … 固定台
20 … 可動台
11 … ガイド杆
12 … 基盤(固定台の)
13 … 固定孔
22 … 基盤(可動台の)
21 … ガイド孔
23 … 透孔
24 … 大径部
26 … 焼結含油合金製のブッシュ
27 … 油溝
28 … サークリップ(クリップ)
30 … ネジ孔
31 … 固定ビス
Claims (3)
- ガイド杆が立設された固定台とガイド孔が形成された可動台とを備え、前記可動台のガイド孔に前記固定台のガイド杆が摺動可能の状態で内嵌めされたプレス用案内装置において、前記可動台に透孔を形成し、この透孔に焼結含油合金製のブッシュを嵌着することによって前記ガイド孔を構成するとともにこのガイド孔の内壁面に油溝を周方向に向かって形成したことを特徴とするプレス用案内装置。
- 請求項1のプレス用案内装置において、前記可動台における前記透孔の上端側に前記透孔よりも大径の大径部を形成し、この大径部に前記ブッシュを突出させ、この突出した部分にクリップを外嵌めするとともにこのクリップを前記ブッシュの外壁面から突出させたことを特徴とするプレス用案内装置。
- 請求項1のプレス用案内装置において、前記可動台に前記ブッシュをビス止めしたことを特徴とするプレス用案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007174669A JP2009012020A (ja) | 2007-07-02 | 2007-07-02 | プレス用案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007174669A JP2009012020A (ja) | 2007-07-02 | 2007-07-02 | プレス用案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009012020A true JP2009012020A (ja) | 2009-01-22 |
Family
ID=40353580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007174669A Pending JP2009012020A (ja) | 2007-07-02 | 2007-07-02 | プレス用案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009012020A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101553193B1 (ko) * | 2015-01-20 | 2015-09-14 | 임종현 | 프레스용 가이드핀 부싱조립형 |
CN105945153A (zh) * | 2016-07-08 | 2016-09-21 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种模具 |
KR101805893B1 (ko) * | 2010-02-05 | 2017-12-07 | 다드코 인코퍼레이티드 | 다이 세트용 가이드 및 유지 조립체 |
-
2007
- 2007-07-02 JP JP2007174669A patent/JP2009012020A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101805893B1 (ko) * | 2010-02-05 | 2017-12-07 | 다드코 인코퍼레이티드 | 다이 세트용 가이드 및 유지 조립체 |
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CN105945153A (zh) * | 2016-07-08 | 2016-09-21 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种模具 |
CN105945153B (zh) * | 2016-07-08 | 2018-02-13 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种模具 |
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