JP2009009179A - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像処理装置の解析手段は、画像データを対象として、空間周波数又は周期性の解析を行い、方向性評価手段は、空間周波数スペクトル又は相関関数のある方向への依存性を評価し、等方性評価手段は、空間周波数スペクトル又は相関関数の等方性を評価し、揺らぎ量特徴算出手段は、方向性評価結果及び等方性評価結果を前記画像データのテクスチャ特徴ベクトルとし、該テクスチャ特徴ベクトルに応じて、前記画像データ内の線分の揺らぎ量特徴を算出し、手書き文字領域特定手段は、線分の揺らぎ量特徴に基づいて、手書き文字が存在する領域を特定する。
【選択図】図1
Description
しかしながら、これらの方式は、バラツキが少ない整った手書き文字については検出できない。すなわち、個人差を吸収できないという課題がある。また、判別対象とする言語の個々の文字形状や、文章として各文字が配置された文字列の幾何特徴に強く依存した手法となる傾向にあり、実用化の際には対象とする言語それぞれにおいて、数多くの手書き文字のサンプル画像を集めて、判定のための各種しきい値を経験的に決定する必要がある。
本発明は、前記課題を鑑み、筆記者の個人差又は言語依存性を少なくするように、画像データから手書き文字領域を特定する画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
[1] 画像データを対象として、空間周波数又は周期性の解析を行う解析手段と、
前記解析手段によって解析された結果である空間周波数スペクトル又は相関関数のある方向への依存性を評価する方向性評価手段と、
前記解析手段によって解析された結果である空間周波数スペクトル又は相関関数の等方性を評価する等方性評価手段と、
前記方向性評価手段による評価結果である方向性評価結果及び前記等方性評価手段による評価結果である等方性評価結果を前記画像データのテクスチャ特徴ベクトルとし、該テクスチャ特徴ベクトルに応じて、前記画像データ内の線分の揺らぎ量特徴を算出する揺らぎ量特徴算出手段と、
前記揺らぎ量特徴算出手段によって算出された線分の揺らぎ量特徴に基づいて、手書き文字が存在する領域を特定する手書き文字領域特定手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
前記テクスチャ特徴ベクトルから前記揺らぎ量特徴算出手段によって算出された揺らぎ量に基づいて、前記画像データを分割する画像データ領域分割手段
を備えることを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
画像データを対象として、空間周波数又は周期性の解析を行う解析手段と、
前記解析手段によって解析された結果である空間周波数スペクトル又は相関関数のある方向への依存性を評価する方向性評価手段と、
前記解析手段によって解析された結果である空間周波数スペクトル又は相関関数の等方性を評価する等方性評価手段と、
前記方向性評価手段による評価結果である方向性評価結果及び前記等方性評価手段による評価結果である等方性評価結果を前記画像データのテクスチャ特徴ベクトルとし、該テクスチャ特徴ベクトルに応じて、前記画像データ内の線分の揺らぎ量特徴を算出する揺らぎ量特徴算出手段と、
前記揺らぎ量特徴算出手段によって算出された線分の揺らぎ量特徴に基づいて、手書き文字が存在する領域を特定する手書き文字領域特定手段
として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
ことを特徴とする[6]に記載の画像処理プログラム。
ことを特徴とする[6]に記載の画像処理プログラム。
ことを特徴とする[6]に記載の画像処理プログラム。
前記テクスチャ特徴ベクトルから前記揺らぎ量特徴算出手段によって算出された揺らぎ量に基づいて、前記画像データを分割する画像データ領域分割手段
を備えることを特徴とする[6]に記載の画像処理プログラム。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、コンピュータ・プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。
等方性評価モジュール13は、空間周波数解析モジュール11、揺らぎ量特徴算出モジュール14と接続されており、空間周波数解析モジュール11によって解析された結果である空間周波数スペクトルの等方性を評価する。
テクスチャ空間分割モジュール16は、揺らぎ量特徴算出モジュール14によって算出された揺らぎ量に基づいて、その揺らぎ量をテクスチャ特徴ベクトルとして位置付ける。又は、方向性評価結果及び等方性評価結果そのものをテクスチャ特徴ベクトルとして位置付ける。
本実施の形態は、手書き文字に特有の“線分の揺らぎ”に着目し、この揺らぎが大きい箇所を手書き文字領域と判断する。ここでいう“揺らぎ”とは、文字を構成する線分の方向や、線分自体の直線性、曲線部の曲率変化を指す。
なお、テクスチャ(texture)とは、きめ(肌理)であり、画素値の統計的な指標によって定量化され、例えば完全に周期的ではないがある統計的な性質のもとで繰返し配置されてできる模様のことをいう。
図2は、本実施の形態による処理の基本フロー例を示すフローチャートである。
ステップS21では、対象としている画像データから文字候補である外接矩形のサイズを算出し、文字候補サイズマップを作成する。
ステップS22では、ステップS21で作成した文字候補サイズマップを用いて、FFT窓のサイズを求め、FFT窓サイズマップを作成する。
ステップS23では、ステップS22で作成したFFT窓サイズマップを用いて、2次元FFT処理を施して、その2次元FFT結果から、等方性特徴及び非等方性特徴を抽出し、それらに基づいて文字の“揺らぎ”特徴を算出する。
ステップS25では、ステップS24でのテクスチャ解析の結果、手書き文字領域又は活字文字領域の境界を抽出する。
ステップS26では、ステップS25で抽出した境界と、実空間での画像処理結果から手書き文字領域を特定する。
ステップS31では、入力された画像データにおいて、ラベリングを実施して連結画素成分を抽出する。
ステップS32では、ステップS31で抽出した連結画素成分の外接矩形を作成する。
ステップS33では、ステップS32で作成した連結画素成分の外接矩形の縦辺横辺の長さと比率から、文字候補と想定されるものを抽出する。
ステップS35では、ステップS34で特定した個々の文字列領域において、文字候補の平均矩形サイズを算出する。
ステップS36では、ステップS35で算出した文字候補の平均矩形サイズを、その文字列領域に包含される画素の値とするマップを作成する。そして、図2に示したフローチャートのステップS22へ進む。
図4(A)は、「これは文字列」という画像に対して、連結画素成分を抽出し、その連結画素成分の外接矩形(外接矩形401〜外接矩形411)を抽出した例を示したものである(ステップS31、ステップS32)。この例では、図4(A)に示すように、11個の外接矩形が抽出される。
図4(B)は、抽出した外接矩形を用いて、文字列領域を抽出した例を示したものである。文字候補の矩形を抽出し、近接する文字候補の矩形を統合して、文字列領域を抽出している(ステップS33、ステップS34)。この例では、図4(B)に示すように、文字列領域412と文字列領域413の2つの文字列領域が抽出される。
図4(D)は、文字候補サイズマップの作成結果の例を示したものである。対象とする画像データと同等のサイズを有したマップであり、図4(C)に示した文字列領域412、文字列領域413にそれぞれ対応する領域である文字列領域414、文字列領域415に、文字候補サイズを埋め込む(ステップS36)。つまり、文字列領域414、文字列領域415に包含される全ての画素が、その文字列領域の文字候補サイズを値として持つマップが作成される。
ステップS51では、ステップS21で作成した文字候補サイズマップを用いて、注目領域の文字候補サイズを取得する。
ステップS52では、8以上かつ文字候補サイズ以上で最小の2n(nは3以上の整数)に相当する値を算出する。
ステップS53では、ステップS52で算出した値をFFT窓サイズとし、そのFFT窓サイズを、その文字列領域に包含される画素の値とするマップを作成する。このとき、マップとして値を持たせる画素は文字候補サイズマップと同様、文字列領域内に限ってもよいし、文字列領域を一回り拡大させた領域を別途設定してもよい。
ステップS54では、全領域に対して処理を行ったか否かを判断し、完了していなければステップS51へ戻り、完了していればステップS55(図2に示したフローチャートのステップS23)へ進む。
図6(A)は、ステップS21で作成した文字候補サイズマップの例を示したものである。この例では、図6(A)に示すように、文字列領域61の文字候補サイズは25ピクセルであり、文字列領域62の文字候補サイズは50ピクセルである。
図6(B)は、ステップS22で算出した値をFFT窓サイズマップに埋め込む。つまり、図6(A)の文字列領域61と同じ位置にある文字列領域63内を32ピクセルの値で埋め込む。同様に、図6(A)の文字列領域62と同じ位置にある文字列領域64内を64ピクセルの値で埋め込む。また、文字候補サイズマップの文字列領域と同じ大きさの領域(図6(B)では、文字列領域63、文字列領域64)ではなく、それよりも大きい領域をFFT窓サイズ領域としてもよい。例えば、図6(B)の文字列領域65のようにしてもよい。
ステップS71では、注目画素は処理対象(FFT窓サイズマップで値を持つ)の画素か否かを判断する。処理対象の画素であればステップS72へ進み、処理対象の画素でなければステップS77へ進み、次の注目画素に進む。
ステップS72では、注目画素を中心にFFT窓サイズの矩形を設定する。
ステップS73では、ステップS72で設定したFFT窓サイズ内の画像に対して2次元FFT処理を実行する。
ステップS74では、ステップS73の2次元FFT処理で得られた空間周波数スペクトルで、特定方向(水平方向、垂直方向、又は斜め45度方向のいずれか1つ以上)への空間周波数スペクトルの依存性を評価する。
ステップS75では、ステップS73の2次元FFT処理で得られた空間周波数スペクトルで、等方性を評価する。
なお、ステップS74、ステップS75の処理はいずれを先に行ってもよく、並列処理であってもよい。
ステップS76では、ステップS74で得られた方向性評価値とステップS75で得られた等方性評価値から、揺らぎ量特徴を総合的に算出する。
ステップS77では、全ての画素に対して処理を行ったか否かを判断し、完了していなければステップS71へ戻り、完了していればステップS78(図2に示したフローチャートのステップS24)へ進む。
注目画素がFFT窓サイズマップ上で値を持つ場合のみ、その画素を中心としたFFT窓を設定し、2次元FFT処理を行う。つまり、図8に示すように、画像89内でFFT窓サイズマップ上で32ピクセルという値を持つ領域である文字列領域81に対してFFT窓サイズを32ピクセルとし、そのFFT窓の中心が文字列領域81内(FFT窓83〜FFT窓85)であれば、2次元FFT処理を行う。同様に、画像89内でFFT窓サイズマップ上で64ピクセルという値を持つ領域である文字列領域82に対してFFT窓サイズを64ピクセルとし、そのFFT窓の中心が文字列領域82内(FFT窓86〜FFT窓88)であれば、2次元FFT処理を行う。
図9は、方向依存性の高い手書き文字における空間周波数スペクトルの出現例を示す説明図である。つまり、図9(A)に示す「士」という手書き文字に対して、2次元FFT処理の結果は、図9(B)に示すような例になる。
図10は、方向依存性の高い活字文字における空間周波数スペクトルの出現例を示す説明図である。つまり、図10(A)に示す「士」という活字文字に対して、2次元FFT処理の結果は、図10(B)に示すような例になる。
図9(B)、図10(B)を比べると分かるように、手書き文字の空間周波数スペクトルは、活字文字の空間周波数スペクトルと比べると、水平方向以外又は垂直方向以外に現れているものが多い。
図12は、等方性の高い活字文字における空間周波数スペクトルの出現例を示す説明図である。つまり、図12(A)に示す「O」という活字文字に対して、2次元FFT処理の結果は、図12(B)に示すような例になる。
図11(B)、図12(B)を比べると分かるように、手書き文字の空間周波数スペクトルは、活字文字の空間周波数スペクトルと比べると、中心からみた場合に所定方向に現れているものが多い。
主に直線分からなる文字に対しては、手書きによる文字の“揺らぎ”は空間周波数スペクトルにおいて特定方向への依存性が失われる方向に働くことから、評価したい基軸方向からの乖離度合いが方向性評価値として有意である。
図13は、方向性評価値(水平/垂直)の算出例を示す説明図である。
方向性評価値(水平/垂直)Eの一例を数1に示す。つまり、基軸方向が水平/垂直方向の場合である。
方向性評価値(斜め45度)EDの一例を数4に示す。つまり、基軸方向が斜め45度の場合である。
数4の分母はTotal power141であり、これを図示すると、図14の右側に示した空間周波数スペクトルにおいて、Total power141内(空間周波数スペクトルの全て)である。また、数4の分子はFluctuation power142であり、これを図示すると、図14の右側に示した空間周波数スペクトルにおいて、4つのFluctuation power142内(斜め45度を除いた領域である三角形の領域)である。
「○」など主に曲線分からなる等方性の強い文字を手書きした場合、手書きによる文字の“揺らぎ”は周波数スペクトルにおいて特定方向への依存性が生じる方向に働くことから、等方性からの乖離度合いが等方性評価値として有意である。
M×Mのパワースペクトル画像の領域をSとする。直流成分のスペクトルを表す画像中心を原点(0,0)と定義する。さらにその原点(0,0)を通る有限個Nの方向軸を定義する。ここでn番目の方向軸の角度を数5で表す。
図16を用いて、この探索方法について説明する。領域Sにおいて原点(0,0)を中心にして、右水平位置から反時計回りに方向軸を取り、一周を36等分し、各方向軸におけるRnを計算し最小値を求める。
Stroke density法とは、文字画像をx軸又はy軸方向に沿ってそれぞれ走査して、ピクセルの値が変化した回数を表す。x軸方向に走査したときピクセルの値が変化した回数をCx、y軸方向に走査したときのピクセルの値が変化した回数をCyとするとき、Cを例えば数13で表す。
図18は、揺らぎ量特徴の算出例を示す説明図である。ここでは、自己組織能力を持つニューロコンピュータ(neuro computer)を用いる。ここでは、パーセプトロン、コネクショニスト・モデル等のモデル、層構造等は限定していない。このニューロコンピュータへの入力として、方向性をパラメタとする揺らぎ評価値である方向性評価値(図18ではE+(水平/垂直方向)、Ex(斜め45度方向))、及び等方性評価値(図18ではEC)を与え、出力として揺らぎ量特徴を得る構成とし、このニューロコンピュータを学習させておく。そして、抽出した方向性評価値及び等方性評価値の両方を前記ニューロコンピュータに入力して、その出力としての揺らぎ量特徴を算出するものである。
前記実施の形態においては、フーリエ変換を用いたが、フーリエ変換に代えてウェーブレット変換を用いてもよく、その両方を用いてもよい。また、空間周波数スペクトルに代えて相関関数を用いてもよく、その両方を用いてもよい。
前記実施の形態においては、揺らぎ量特徴の算出を行うのにニューロコンピュータを示したが、方向性評価値及び等方性評価値の両方を用いたものであれば他のアルゴリズムで揺らぎ量特徴を算出するようにしてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
12…方向性評価モジュール
13…等方性評価モジュール
14…揺らぎ量特徴算出モジュール
15…手書き文字領域特定モジュール
16…テクスチャ空間分割モジュール
Claims (10)
- 画像データを対象として、空間周波数又は周期性の解析を行う解析手段と、
前記解析手段によって解析された結果である空間周波数スペクトル又は相関関数のある方向への依存性を評価する方向性評価手段と、
前記解析手段によって解析された結果である空間周波数スペクトル又は相関関数の等方性を評価する等方性評価手段と、
前記方向性評価手段による評価結果である方向性評価結果及び前記等方性評価手段による評価結果である等方性評価結果を前記画像データのテクスチャ特徴ベクトルとし、該テクスチャ特徴ベクトルに応じて、前記画像データ内の線分の揺らぎ量特徴を算出する揺らぎ量特徴算出手段と、
前記揺らぎ量特徴算出手段によって算出された線分の揺らぎ量特徴に基づいて、手書き文字が存在する領域を特定する手書き文字領域特定手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - 前記解析手段は、フーリエ変換又はウェーブレット変換によって解析を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記解析手段における解析対象範囲は、注目する領域に存在する連結画素成分の大きさに基づいて決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記方向性評価手段が評価する方向は、水平方向、垂直方向、又は斜め45度方向のいずれか1つ以上を含むものである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記手書き文字領域特定手段は、
前記テクスチャ特徴ベクトルから前記揺らぎ量特徴算出手段によって算出された揺らぎ量に基づいて、前記画像データを分割する画像データ領域分割手段
を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
画像データを対象として、空間周波数又は周期性の解析を行う解析手段と、
前記解析手段によって解析された結果である空間周波数スペクトル又は相関関数のある方向への依存性を評価する方向性評価手段と、
前記解析手段によって解析された結果である空間周波数スペクトル又は相関関数の等方性を評価する等方性評価手段と、
前記方向性評価手段による評価結果である方向性評価結果及び前記等方性評価手段による評価結果である等方性評価結果を前記画像データのテクスチャ特徴ベクトルとし、該テクスチャ特徴ベクトルに応じて、前記画像データ内の線分の揺らぎ量特徴を算出する揺らぎ量特徴算出手段と、
前記揺らぎ量特徴算出手段によって算出された線分の揺らぎ量特徴に基づいて、手書き文字が存在する領域を特定する手書き文字領域特定手段
として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。 - 前記解析手段は、フーリエ変換又はウェーブレット変換によって解析を行う
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理プログラム。 - 前記解析手段における解析対象範囲は、注目する領域に存在する連結画素成分の大きさに基づいて決定する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理プログラム。 - 前記方向性評価手段が評価する方向は、水平方向、垂直方向、又は斜め45度方向のいずれか1つ以上を含むものである
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理プログラム。 - 前記手書き文字領域特定手段は、
前記テクスチャ特徴ベクトルから前記揺らぎ量特徴算出手段によって算出された揺らぎ量に基づいて、前記画像データを分割する画像データ領域分割手段
を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理プログラム。
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