JP2009008548A - プリント回路基板および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】抵抗素子の両端の電圧を精度良く測定することが可能なプリント回路基板を実現する。
【解決手段】電圧検出用パッド5’は、パッド4’と電気的に分離された状態でパッド4’に隣接するようにプリント配線基板1’上に配設されており、電圧検出用信号線パターン6’に接続されている。電圧検出用パッド8’も、パッド9’と電気的に分離された状態でパッド9’に隣接するようにプリント配線基板1’上に配設されており、電圧検出用信号線パターン7’に接続されている。抵抗チップ10’の一方の電極端子は、パッド4’と電圧検出用パッド5’の双方に対向するように配置され、他方の電極端子は、パッド9’と電圧検出用パッド8’の双方に対向するように配置される。
【選択図】 図2
【解決手段】電圧検出用パッド5’は、パッド4’と電気的に分離された状態でパッド4’に隣接するようにプリント配線基板1’上に配設されており、電圧検出用信号線パターン6’に接続されている。電圧検出用パッド8’も、パッド9’と電気的に分離された状態でパッド9’に隣接するようにプリント配線基板1’上に配設されており、電圧検出用信号線パターン7’に接続されている。抵抗チップ10’の一方の電極端子は、パッド4’と電圧検出用パッド5’の双方に対向するように配置され、他方の電極端子は、パッド9’と電圧検出用パッド8’の双方に対向するように配置される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、抵抗素子が実装されたプリント回路基板およびこのプリント回路基板を用いた電子機器に関する。
近年、プリント回路基板上の抵抗素子の抵抗値を検測するための様々な技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、抵抗器の検測技術の例が示されている。この検測技術は、基板面にパターン形成で設けられた複数(マトリクス状)の抵抗器それぞれの抵抗値を効率よく検測するためもの(マトリクスキーボードなどの用途)である。
ところで、近年では、パーソナルコンピュータのような電子機器においては、その動作の高速化等に伴って、電源の低電圧化および大電流化が進められている。通常、このような電子機器においては、電源回路から負荷に供給される電源電流の値を検出するために、電源回路から導出される電源信号線に電流検出用抵抗素子を挿入し、その電流検出用抵抗素子の両端の電圧を検出器で検出するという構成が採用されている。
特開2006−228853号公報
しかし、最近では、上述した電源の低電圧化および大電流化に伴い、電流検出用抵抗素子による電力ロスの低減と電圧ドロップの低減とを図るために、電流検出用抵抗素子の抵抗値を小さくする必要が出てきた。この場合、電流検出用抵抗素子の両端の電圧の測定結果は、例えば、配線抵抗、半田抵抗といった周囲の誤差要因に影響を受けやすくなり、電流検出用抵抗素子の両端の電圧を精度良く測定することが困難となる。
よって、抵抗素子の抵抗値が小さい場合でも、周囲の誤差要因の影響を低減して、抵抗素子の両端の電圧を精度良く測定するための新たな技術の実現が必要である。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、抵抗素子の両端の電圧を精度良く測定することが可能なプリント回路基板および電子機器を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明のプリント回路基板は、プリント配線基板上に配設され、前記プリント配線基板上の第1の信号線パターンに接続された第1のパッドと、前記第1のパッドと電気的に分離された状態で前記第1のパッドに隣接して前記プリント配線基板上に配設され、前記プリント配線基板上の第1の電圧検出用信号線パターンに接続された第1の電圧検出用パッドと、前記プリント配線基板上に配設され、前記プリント配線基板上の第2の信号線パターンに接続された第2のパッドと、前記第2のパッドと電気的に分離された状態で前記第2のパッドに隣接して前記プリント配線基板上に配設され、前記プリント配線基板上の第2の電圧検出用信号線パターンに接続された第2の電圧検出用パッドと、第1の電極端子と第2の電極端子とを有し、前記第1の電極端子が前記第1のパッドおよび前記第1の電圧検出用パッドの双方に対向するように前記第1のパッドおよび前記第1の電圧検出用パッド上に半田を介して搭載され、前記第2の電極端子が前記第2のパッドおよび前記第2の電圧検出用パッドの双方に対向するように前記第2のパッドおよび前記第2の電圧検出用パッド上に半田を介して搭載された抵抗素子と、前記プリント配線基板上に設けられ、前記第1の電圧検出用信号線パターンおよび前記第2の電圧検出用信号線パターンそれぞれの電位を比較することによって、前記抵抗素子の両端の電圧を検出する検出回路とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、抵抗素子の両端の電圧を精度良く測定することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1(a)には、本発明の一実施形態の係るプリント回路基板に適用される電流測定回路の等価回路の例が示されている。この電流測定回路は、電源回路から出力される電源電流の値を抵抗素子の両端の電圧値を検出することによって測定するものである。
図1(b)は一般的な電流測定回路の等価回路の例を示している。図1(b)に示されているように、電流測定回路では、電源回路側に接続される電源信号線(電源信号High)2と負荷側に接続される電源信号線(電源信号Low)3との間に抵抗素子10が挿入されており、その抵抗素子10を流れる電流量により抵抗素子10の両端に電圧差が生じる。抵抗素子10の両端の電圧は電圧検出用信号線(信号High)6と電圧検出用信号線(信号Low)7で引き出され、電圧検出用信号線(信号High)6と電圧検出用信号線(信号Low)7それぞれの電位がオペアンプ15を用いて比較及び増幅され、抵抗素子10の両端の電圧が検出される。そして、オペアンプ15による検出結果はマイコン等に送られる。
しかし、抵抗素子10の抵抗値は例えば数mΩと小さな値であるので、抵抗素子10の両端そのものの電位ができるだけ電圧検出用信号線(信号High)6および電圧検出用信号線(信号Low)7上に現れるようにすることが必要である。このような対策を施さなければ、例えば、電源信号線(電源信号High)2,電源信号線(電源信号Low)3の配線抵抗、プリント回路基板上に抵抗素子10を実装するためのパッドの抵抗、抵抗素子10とパッドとを接続する半田抵抗、等により誤差が生じ、誤った検出値が得られてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、図1(a)に示されているように、抵抗素子10を4端子化する。これら4つの端子は、電源信号線(電源信号High)2に接続される端子(抵抗端子High)4、電圧検出用信号線(信号High)6に接続される端子(電圧検出端子High)5、電源信号線(電源信号Low)3に接続される端子(抵抗端子Low)9、および電圧検出用信号線(信号Low)7に接続される端子(電圧検出端子Low)8から構成される。
図1(a)においては、端子(抵抗端子High)4と端子(電圧検出端子High)5は抵抗素子10をプリント回路基板上に実装した場合には実質的に同信号として扱われることを意味する様に、その間を点線で接続している。同様に、端子(抵抗端子Low)9と端子(電圧検出端子Low)8も抵抗素子10をプリント回路基板上に実装した場合には実質的に同信号として扱われることを意味する様に、その間を点線で接続している。
次に、図2、図3を参照して、本実施形態のプリント回路基板の構成を説明する。
図2は、プリント回路基板を上から見た平面図であり、図1の回路図表記部分を切り出して示している。また、図3は、プリント回路基板の断面図であり、図2の点線部に沿った断面構造を示している。
図1の回路図の電源信号線(電源信号High)2を図2ではプリント配線基板1’上に配設された信号線パターン(パターンHigh)2’、図1の回路図の電源信号線(電源信号Low)3を図2ではプリント配線基板1’上に配設された信号線パターン(パターンLow)3’、図1の回路図の抵抗端子4を図2ではプリント配線基板1’上に配設されたパッド(パッドHigh)4’、図1の回路図の電圧検出端子High5を図2ではプリント配線基板1’上に配設された電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’、図1の回路図の電圧検出用信号線(信号High)6を図2ではプリント配線基板1’上に配設された電圧検出用信号線パターン(電圧パターンHigh)6’、図1の回路図の電圧検出用信号線(信号Low)7を図2ではプリント配線基板1’上に配設された電圧検出用信号線パターン(電圧パターンLow)7’、図1の回路図の電圧検出端子Low8を図2ではプリント配線基板1’上に配設された電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’、図1の回路図の抵抗端子Low9を図2ではプリント配線基板1’上に配設されたパッド(パッドLow)9’としている。
パッド(パッドHigh)4’は信号線パターン(パターンHigh)2’に接続され、またパッド(パッドLow)9’は信号線パターン(パターンLow)3’に接続されている。
電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’は、パッド(パッドHigh)4’と電気的に分離された状態でパッド(パッドHigh)4’に隣接するようにプリント配線基板1’上に配設されており、電圧検出用信号線パターン(電圧パターンHigh)6’に接続されている。また、電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’は、パッド(パッドLow)9’と電気的に分離された状態でパッド(パッドLow)9’に隣接するようにプリント配線基板1’上に配設されており、電圧検出用信号線パターン(電圧パターンLow)7’に接続されている。
すなわち、パッド(パッドHigh)4’およびパッド(パッドLow)9’はそれぞれ矩形形状を有しており、且つパッド(パッドHigh)4’およびパッド(パッドLow)9’は所定距離だけ離間して互いに対向して配置されている。パッド(パッドHigh)4’においては、パッド(パッドLow)9’に対向する側の一辺(パッド4’の右辺)に切り欠きが設けられており、この切り欠き内に上述の電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’が配置されている。同様に、パッド(パッドLow)9’においては、パッド(パッドHigh)4’に対向する側の一辺(パッド9’の左辺)に切り欠きが設けられており、この切り欠き内に上述の電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’が配置されている。
信号線パターン(パターンHigh)2’、信号線パターン(パターンLow)3’、電圧検出用信号線パターン(電圧パターンHigh)6’、電圧検出用信号線パターン(電圧パターンLow)7’はそれぞれ導体であるが、プリント配線基板1’上においては、それら導体の表面にレジストなどの絶縁膜が施されている。
パッド(パッドHigh)4’、電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’、電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’、パッド(パッドLow)9’はそれぞれ導体であり、半田が塗布し易いように平板状の表面を有している。
パッド(パッドHigh)4’を構成する導体の右辺にはプリント配線板製造に可能なクリアランス値で溝が設けられており、この溝により、当該導体が、パッド(パッドHigh)4’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’とに区分されると共に、パッド(パッドHigh)4’の右辺に切り欠きが形成され、且つこの切り欠き内に電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’が配置されるという構造が得られる。
同様に、パッド(パッドLow)9’を構成する導体の左辺にもプリント配線板製造に可能なクリアランス値で溝が設けられており、この溝により、当該導体が、パッド(パッドLow)9’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’とに区分されると共に、パッド(パッドLow)9’の左辺に切り欠きが形成され、且つこの切り欠き内に電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’が配置されるという構造が得られる。
抵抗素子10としては、例えば、平板形状の表面実装型抵抗素子である抵抗チップ10’が用いられる。抵抗チップ10’の一方の電極端子は、パッド(パッドHigh)4’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’の双方に対向するように配置されており、パッド(パッドHigh)4’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’上に半田を介して搭載される。抵抗チップ10’の他方の電極端子は、パッド(パッドLow)9’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’の双方に対向するように配置されており、パッド(パッドLow)9’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’上に半田を介して搭載される。
電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’それぞれの位置は、たとえ抵抗チップ10の実装時に当該抵抗チップ10の位置ズレが生じた場合であっても電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’が抵抗チップ10の電極端子から外れることがないように、規定することが好ましい。上述のように、電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’を、パッド(パッドHigh)4’の切り欠き内およびパッド(パッドLow)9’の切り欠き内にそれぞれ配置することにより、電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’をパッド(パッドHigh)4’およびパッド(パッドLow)9’にそれぞれ隣接して形成することが可能となり、これにより、抵抗チップ10の位置ズレが多少発生しても、電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’をそれぞれ抵抗チップ10の電極端子下に位置させることができる。
パッド(パッドHigh)4’およびパッド(パッドLow)9’のそれぞれの幅は大電流を効率よく流せるようにするために比較的大きく設定されているが、電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’はそのような必要はないため、電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’それぞれの大きさは、パッド(パッドHigh)4’およびパッド(パッドLow)9’よりも小さくて良く、例えば、クリーム半田粒子より大きく、且つプリント配線基板1’の製造でパターンエッジング可能なパターン幅程度のものでよい。
図3は、図2の点線部の断面構造を示している。
図3に示されているように、抵抗チップ10の一方の電極端子11’はパッド(パッドHigh)4’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’上に半田13’を介して設けられている。また、抵抗チップ10の他方の電極端子12’はパッド(パッドLow)9’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’上に半田14’を介して設けられている。
本プリント回路基板の製造工程においては、パッド(パッドHigh)4’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’との間にはプリント配線板製造に可能なクリアランス値で溝が設けられているため、パッド(パッドHigh)4’、電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’の双方に跨ってクリーム半田を印刷するためのメタルマスク開口を用いてクリーム半田を印刷する。同様に、パッド(パッドLow)9’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’との間にもプリント配線板製造に可能なクリアランス値で溝が設けられているため、パッド(パッドLow)9’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’の双方に跨ってクリーム半田を印刷するためのメタルマスク開口を用いてクリーム半田を印刷する。
クリーム半田を印刷した後は、抵抗チップ10’の電極端子11’をパッド(パッドHigh)4’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’上に、抵抗チップ10’の電極端子12’をパッド(パッドLow)9’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’上に乗せ、半田溶解する熱を加える。大電流を流すパッド(パッドHigh)4’およびパッド(パッドLow)9’はそれぞれ抵抗チップ10’の電極端子11’および電極端子12’に半田接続され、また微細な電圧差を検出するための電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’も、それぞれ抵抗チップ10’の電極端子11’および電極端子12’に半田接続される。なお、図2においては、パッド(パッドHigh)4’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’との間の溝上には半田が図示されていないが、この溝上にも半田が存在してもよいことはもちろんである。パッド(パッドLow)9’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’との間の溝についても同様である。
以上の構造により、図1(a)で示した点線部の4と5および9と8がそれぞれ半田を介して接続される。パッド(パッドHigh)4’、パッド(パッドLow)9’の抵抗等に影響を受けることなく、抵抗素子10(抵抗チップ10’)の両端そのもの電位に出来るだけ近い電位を電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’を介して取り出すことが可能となる。よって、抵抗素子10(抵抗チップ10’)の抵抗値が小さくても、周囲の誤差要因(半田や、プリント配線板導体抵抗)を最小に抑えることができ、抵抗素子10(抵抗チップ10’)両端の電位差を精度良く検出することが可能となる。
なお、抵抗チップ10’の各電極端子の表面上に絶縁材を塗布して、当該表面を、大電流が流れるパッドとの接続用の接続面と、微細電圧検出用の電圧検出用パッドとの接続用の接続面とに分ける構成を採用してもよく、このような構成の抵抗チップを図2のプリント配線基板に実装することでより精度の良い測定が可能となる。この場合の抵抗チップ10’の構成例を図4に示す。
図4は、抵抗チップ10’の実装面(底面)側から見た電極端子11’,12’の構成を示す平面図である。
電極端子11’の表面(実装面)上には、当該表面を、パッド(パッドHigh)4’との接続用の第1の接続面部11a’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’との接続用の第2の接続面部11b’とに電気的に分離する絶縁層21’が設けられている。
同様に、電極端子12’の表面(実装面)上には、当該表面を、パッド(パッドLow)9’との接続用の第3の接続面部12a’と電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’との接続用の第4の接続面部12b’とに電気的に分離する絶縁層22’が設けられている。
図4の構造を有する抵抗チップ10’を用いることにより、パッド(パッドHigh)4’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’がそれぞれ独立した状態で電極端子11’に接続され、またパッド(パッドLow)9’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’もそれぞれ独立した状態で電極端子12’に接続されるので、周囲の誤差要因による影響をより低減でき、抵抗チップ10’の両端そのものの電圧をより精度良く検出することが可能となる。
図5には、本実施形態のプリント回路基板を含む電子機器の構成例が示されている。
プリント配線基板1’は図2、図3で説明した構造を有しており、このプリント配線基板1’上には、電源回路31、各種のLSI41,42…などが設けられている。電源回路31の出力端子は、その電源回路31から出力される電力を伝達するための電源信号線2(パターンHigh2’)を介して抵抗端子4(パッドHigh4’)に接続されている。また、抵抗端子9(パッドLow9’)は、電源信号線3(パターンLow3’)を介して、プリント配線基板1’上に設けられた負荷に接続されている。例えば、LSI41,42、またはプリント配線基板1’上に設けられた他の電子部品等が、上述の負荷となる。オペアンプ15は、信号High6(電圧パターンHigh6’)および信号Low7(電圧パターンLow7’)それぞれの電位を比較することによって、抵抗素子10(抵抗チップ10’)の両端の電圧を検出する。オペアンプ15の出力は、負荷に流れる電流量の計測等に用いられ、例えば、プリント配線基板1’上に設けられたマイクロコンピュータ等に送られる。
以上のように、本実施形態によれば、抵抗素子10(抵抗チップ10’)の両端そのもの電位に出来るだけ近い電位を電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’を介して取り出すことができるため、抵抗素子10(抵抗チップ10’)の抵抗値が小さくても、周囲の誤差要因(半田や、プリント配線板導体抵抗)を最小に抑えた状態で、抵抗素子10(抵抗チップ10’)両端の電位差を精度良く検出することが可能となる。
なお、本実施形態では、電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’および電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’をパッド(パッドHigh)4’の右辺に設けられた切り欠き内およびパッド(パッドLow)9’の左辺に設けられた切り欠き内にそれぞれ配置する構成を説明したが、例えば、電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)5’をパッド(パッドHigh)4’の下辺に設けられた切り欠き内に配置し、同様に、電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)8’をパッド(パッドLow)9’の下辺に設けられた切り欠き内に配置してもよい。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1’…プリント配線基板、2…電源信号線(電源信号High)、2’…信号線パターン(パターンHigh)、3…電源信号線(電源信号Low)、3’…信号線パターン(パターンLow)、4…抵抗端子、4’…パッド(パッドHigh)、5…電圧検出端子High、5’…電圧検出用パッド(電圧検出パッドHigh)、6…電圧検出用信号線(信号High)、6’…電圧検出用信号線パターン(電圧パターンHigh)、7…電圧検出用信号線(信号Low)、7’…電圧検出用信号線パターン(電圧パターンLow)、8…電圧検出端子Low、8’…電圧検出用パッド(電圧検出パッドLow)、9…抵抗端子Low、9’…パッド(パッドLow)、10…抵抗素子、10’…抵抗チップ。
Claims (9)
- プリント配線基板上に配設され、前記プリント配線基板上の第1の信号線パターンに接続された第1のパッドと、
前記第1のパッドと電気的に分離された状態で前記第1のパッドに隣接して前記プリント配線基板上に配設され、前記プリント配線基板上の第1の電圧検出用信号線パターンに接続された第1の電圧検出用パッドと、
前記プリント配線基板上に配設され、前記プリント配線基板上の第2の信号線パターンに接続された第2のパッドと、
前記第2のパッドと電気的に分離された状態で前記第2のパッドに隣接して前記プリント配線基板上に配設され、前記プリント配線基板上の第2の電圧検出用信号線パターンに接続された第2の電圧検出用パッドと、
第1の電極端子と第2の電極端子とを有し、前記第1の電極端子が前記第1のパッドおよび前記第1の電圧検出用パッドの双方に対向するように前記第1のパッドおよび前記第1の電圧検出用パッド上に半田を介して搭載され、前記第2の電極端子が前記第2のパッドおよび前記第2の電圧検出用パッドの双方に対向するように前記第2のパッドおよび前記第2の電圧検出用パッド上に半田を介して搭載された抵抗素子と、
前記プリント配線基板上に設けられ、前記第1の電圧検出用信号線パターンおよび前記第2の電圧検出用信号線パターンそれぞれの電位を比較することによって、前記抵抗素子の両端の電圧を検出する検出回路とを具備することを特徴とするプリント回路基板。 - 前記第1のパッドは矩形形状を有しており、その一辺には第1の切り欠きが設けられており、前記第1の電圧検出用パッドは前記第1の切り欠き内に配置され、
前記第2のパッドは矩形形状を有しており、その一辺には第2の切り欠きが設けられており、前記第2の電圧検出用パッドは前記第2の切り欠き内に配置されていることを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板。 - 前記第1のパッドおよび前記第2のパッドは所定距離だけ離間して配置されており、前記第1の切り欠きが設けられた前記第1のパッドの前記一辺は前記第2のパッドに対向する辺であり、前記第2の切り欠きが設けられた前記第2のパッドの前記一辺は前記第1のパッドに対向する辺であることを特徴とする請求項2記載のプリント回路基板。
- 前記第1の電極端子の表面上には当該表面を前記第1のパッドとの接続用の第1の接続面部と前記第1の電圧検出用パッドとの接続用の第2の接続面部とに電気的に分離する絶縁層が設けられており、
前記第2の電極端子の表面上には当該表面を前記第1のパッドとの接続用の第3の接続面部と前記第2の電圧検出用パッドとの接続用の第4の接続面部とに電気的に分離する絶縁層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のプリント回路基板。 - 前記第1の信号線パターンは電源回路に結合されており、前記第2の信号線パターンは負荷に結合されていることを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板。
- プリント配線基板と、
前記プリント配線基板上に設けられた電源回路と、
前記プリント配線基板上に配設され、前記電源回路から出力される電源を伝達するための第1の電源信号線パターンに接続された第1のパッドと、
前記第1のパッドと電気的に分離された状態で前記第1のパッドに隣接して前記プリント配線基板上に配設され、前記プリント配線基板上の第1の電圧検出用信号線パターンに接続された第1の電圧検出用パッドと、
前記プリント配線基板上に配設され、前記電源回路から出力される電源を前記プリント配線基板上に設けられた負荷に供給する第2の電源信号線パターンに接続された第2のパッドと、
前記第2のパッドと電気的に分離された状態で前記第2のパッドに隣接して前記プリント配線基板上に配設され、前記プリント配線基板上の第2の電圧検出用信号線パターンに接続された第2の電圧検出用パッドと、
第1の電極端子と第2の電極端子とを有し、前記第1の電極端子が前記第1のパッドおよび前記第1の電圧検出用パッドの双方に対向するように前記第1のパッドおよび前記第1の電圧検出用パッド上に半田を介して搭載され、前記第2の電極端子が前記第2のパッドおよび前記第2の電圧検出用パッドの双方に対向するように前記第2のパッドおよび前記第2の電圧検出用パッド上に半田を介して搭載された抵抗素子と、
前記プリント配線基板上に設けられ、前記第1の電圧検出用信号線パターンおよび前記第2の電圧検出用信号線パターンそれぞれの電位を比較することによって、前記抵抗素子の両端の電圧を検出する検出回路とを具備することを特徴とする電子機器。 - 前記第1のパッドは矩形形状を有しており、その一辺には第1の切り欠きが設けられており、前記第1の電圧検出用パッドは前記第1の切り欠き内に配置され、
前記第2のパッドは矩形形状を有しており、その一辺には第2の切り欠きが設けられており、前記第2の電圧検出用パッドは前記第2の切り欠き内に配置されていることを特徴とする請求項6記載の電子機器。 - 前記第1のパッドおよび前記第2のパッドは所定距離だけ離間して配置されており、前記第1の切り欠きが設けられた前記第1のパッドの前記一辺は前記第2のパッドに対向する辺であり、前記第2の切り欠きが設けられた前記第2のパッドの前記一辺は前記第1のパッドに対向する辺であることを特徴とする請求項7記載の電子機器。
- 前記第1の電極端子の表面上には当該表面を前記第1のパッドとの接続用の第1の接続面部と前記第1の電圧検出用パッドとの接続用の第2の接続面部とに電気的に分離する絶縁層が設けられており、
前記第2の電極端子の表面上には当該表面を前記第1のパッドとの接続用の第3の接続面部と前記第2の電圧検出用パッドとの接続用の第4の接続面部とに電気的に分離する絶縁層が設けられていることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007170634A JP2009008548A (ja) | 2007-06-28 | 2007-06-28 | プリント回路基板および電子機器 |
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JP2007170634A JP2009008548A (ja) | 2007-06-28 | 2007-06-28 | プリント回路基板および電子機器 |
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JP (1) | JP2009008548A (ja) |
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CN108226624A (zh) * | 2018-01-11 | 2018-06-29 | 江西联智集成电路有限公司 | 电流传感器以及电流感应方法 |
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2007
- 2007-06-28 JP JP2007170634A patent/JP2009008548A/ja active Pending
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